JP2017004068A - 海外事業展開支援システム、プログラム、および方法 - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
Description
102:グローバル特許情報データベース
103:グローバル生産情報データベース
104:グローバル市場情報データベース
106:外事業展開支援プログラム
107:表示・入力装置
海外事業展開支援システム(101)は、まず、表示・入力装置(107)に表示された入力画面(601)を介して、利用者が海外事業を展開しうる分野、出願人、および方針に関する設定情報を受け付ける。
海外事業展開支援システム(101)は、利用者からの入力を受け付けると、海外事業展開支援プログラム(106)を起動し、入力された分野をキーにして、グローバル特許情報データベース(102)から、当該分野の各国での特許情報を抽出する。例えば、「H04N」、すなわち、画像通信分野が入力されている場合には、画像通信分野に関する各国での特許情報が抽出され、図示しない一時記憶領域に記憶される。
続いて、海外事業展開支援プログラム(106)は、抽出した特許情報の出願人情報を集計することで、出願人リストを作成する。例えば、画像通信分野に関する特許情報から出願人を抽出することで、出願人リストを作成する。
続いて、海外事業展開支援プログラム(106)は、入力された当該出願人、および作成された出願人リストに掲載された各社をキーにして、グローバル特許情報データベース(102)へアクセスし、各国での特許情報(:例えば、出願数、登録数、平均権利期間、あるいは被引用数等)を抽出する。そして、海外事業展開支援プログラム(106)は、抽出した各社の各国での特許情報を、米国(US)や欧州(EP)などの各国ごとに合算することで、当該分野における国別の特許スコアを算出する。
ここで、各社の各国での特許情報の合算の仕方としては、単純に出願数や登録数を加算してもよいが、これに限られない。例えば、各社の各国での出願数や登録数の合計値に、平均権利期間(:すなわち、各社が保有する特許権の残存期間の平均値)、或いは、被引用数等を乗じてもよい。また、優先考慮すべき項目の入力フォーム(604)において選択された項目に重み付けをした上で、合算してもよい。
上記処理に続いて、または並行して、海外事業展開支援プログラム(106)は、グローバル生産情報データベース(103)から、各国の生産情報(:例えば、各国のインフラ整備指数、賃金水準、教育水準など)を一乃至複数種類抽出する。この際、グローバル生産情報データベース(103)は、図3を用いて説明したように、各国の分野別の生産規模相当指数が時系列で格納された、各国分野別の生産指数テーブル(1031)を更に備えてもよい。また、グローバル生産情報データベース(103)は、各分野の生産に関するキーワードを含むページをインターネット上で公開する第一のウェブサーバーと、当該キーワードの検索トラフィックを閲覧者の拠点国毎に解析する第一のアクセス解析プログラムとを更に備えてもよい。
そして、海外事業展開支援プログラム(106)は、各国の各種生産情報に対して、所定の重み付けを行った上で合算することで、当該分野における国別の生産スコアを算出する。利用者は、この生産スコアを参照することで、各国のインフラ整備、賃金水準、及び教育水準を加味した上で、各国の生産拠点適性を客観的に評価することが可能となる。ここで、グローバル生産情報データベース(103)が各国分野別の生産指数テーブル(1031)を具備する場合には、各国のインフラ整備といった分野に依らない全般的な生産情報のみならず、当該分野に固有の生産規模やその傾向を加味した上で、当該分野における国別の生産スコアを算出することが可能となる。また、グローバル生産情報データベース(103)が第一のウェブサーバーおよび第一のアクセス解析プログラムを具備する場合には、当該分野に固有のキーワードの検索トラフィックに基づいて、生産規模やその傾向を推測できるので、当該分野における国別の生産スコアをリアルタイムに算出することが可能となる。
上記処理に続いて、または並行して、海外事業展開支援プログラム(106)は、グローバル市場情報データベース(104)から、各国の市場情報(:例えば、各国の人口、GNI(購買力)、ビジネス環境など)を一乃至複数種類抽出する。この際、グローバル市場情報データベース(104)は、図4を用いて説明したように、各国の分野別の市場規模相当指数が時系列で格納された、各国分野別の市場指数テーブル(1041)を更に備えてもよい。また、グローバル市場情報データベース(104)は、各分野の市場に関するキーワードを含むページをインターネット上で公開する第二のウェブサーバーと、当該キーワードの検索トラフィックを閲覧者の拠点国毎に解析する第二のアクセス解析プログラムとを更に備えてもよい。
各国の各種市場情報に対して、所定の重み付けを行った上で合算することで、当該分野における国別の市場スコアを算出する。そして、海外事業展開支援プログラム(106)は、各国の各種市場情報に対して、所定の重み付けを行った上で合算することで、当該分野における国別の市場スコアを算出する。利用者は、この市場スコアを参照することで、各国の人口、GNI(購買力)、ビジネス環境などを加味した上で、各国の販売拠点適性を客観的に評価することが可能となる。ここで、グローバル市場情報データベース(104)が各国分野別の市場指数テーブル(1041)を具備する場合には、各国の全般的な市場情報のみならず、当該分野に固有の市場規模やその傾向を加味した上で、当該分野における国別の市場スコアを算出することが可能となる。また、グローバル市場情報データベース(104)が第二のウェブサーバーおよび第二のアクセス解析プログラムを具備する場合には、当該分野に固有のキーワードの検索トラフィックに基づいて、市場規模やその傾向を推測できるので、当該分野における国別の市場スコアをリアルタイムに算出することが可能となる。
海外事業展開支援プログラム(106)は、以上の処理によって算出された、当該分野における国別の特許スコア、国別の生産スコア、及び国別の市場スコアに対して、所定の重み付けを行った上で合算することで、当該分野における各国の優先度を算出する。ここで、各スコアの合算の仕方としては、単純に各スコアの合計値、平均値、あるいは偏差値を算出してもよいが、これに限られない。例えば、優先考慮すべき項目の入力フォーム(604)において選択された項目に重み付けをした上で、合算してもよい。
以上の処理結果を踏まえて、海外事業展開支援プログラム(106)は、入力・表示装置(107)に、図7あるいは図8に示すようなレポートを出力する。ここで、図7は、本願発明に係るシステムの出力画面の第一例である。図7の例では、利用者が、海外事業を展開しうる分野、出願人、および方針を入力した場合、海外事業展開支援プログラム(106)が、上記の処理によって、当該分野における各国の優先度を算出し、主要20カ国のリスト(701)を出力する。この主要20カ国のリスト(701)には、算出した優先度が付記されており、また、その根拠となりうる、国別の特許スコア(:自社、および競合各社の各国での出願件数も含む)、国別の生産スコア、及び国別の市場スコアも付記されている。利用者は、この主要20カ国のリスト(701)を参照することによって、当該出願人が当該分野において海外事業を展開する上で優先すべき国の定量的評価を、客観的かつ自動的に実行可能になる。なお、グローバル特許情報データベース(102)には、各国での出願費用を予め格納していてもよい。そうすると、利用者が、本出願に係る予算の入力フォーム(605)に予め予算を入力しておくことで、海外事業展開支援プログラム(106)は、優先度の高い国のなかから、各国費用の合計が予算内に収まるような、組合せパターンを抽出することが可能となる。
Claims (14)
- 海外事業を展開しうる分野、出願人、および方針を利用者が入力するための入力手段と、
各国での分野別の特許情報を格納する特許情報保存手段と、
各国での分野別の生産情報を格納する生産情報保存手段と、
各国での分野別の市場情報を格納する市場情報保存手段と、
当該出願人が当該分野において海外事業を展開する上で優先すべき国を定量的に評価する評価手段と、
該評価結果を利用者に表示する表示手段と
から成る海外事業展開を支援するシステムであって、
前記評価手段は、
前記各国での分野別の特許情報に基づいて当該分野における国別の特許スコアを算出し、
前記各国での分野別の生産情報に基づいて当該分野における国別の生産スコアを算出し、
前記各国での分野別の市場情報に基づいて当該分野における国別の市場スコアを算出し、
各国ごとに算出された前記特許スコア、生産スコア、及び市場スコアに対して、前記入力された方針に基づく所定の重み付けを行った上で合算することで、各国の優先度を算出することを特徴とする海外事業展開支援システム。 - 前記評価手段は、
前記格納された特許情報から、当該分野の各国での特許情報を抽出し、
前記抽出した特許情報に含まれる出願人情報を集計することで、出願人リストを作成し、
当該出願人および前記出願人リストに掲載された各社について、各国での特許情報を抽出し、各国ごとに各社の抽出結果を合算することで、当該分野における国別の特許スコアを算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の海外事業展開支援システム。 - 前記評価手段は、
前記出願人リスト中の各出願人について、
当該分野の保有特許数が所定値以上の場合には、大手競合ラベルを付与し、
当該分野の保有特許数の対前期比率が所定値以上の場合、或いは、他分野の保有特許数が当該分野に引用されている回数が所定値以上の場合には、新規参入ラベルを付与する
ことを特徴とする請求項2に記載の海外事業展開支援システム。 - 前記特許情報保存手段が格納する特許情報には、各国での特許関連訴訟の情報も含まれ、
前記評価手段は、前記出願人リスト中の各出願人について、当該分野における特許関連訴訟の原告となった回数が所定値以上の場合には、NPEラベルを付与する
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の海外事業展開支援システム。 - 前記生産情報保存手段が格納する各国での分野別の生産情報には、各国のインフラ整備、賃金水準、及び教育水準を示す指数のうち少なくとも一つが含まれる
ことを特徴とする、請求項1に記載の海外事業展開支援システム。 - 前記生産情報保存手段は、生産情報として、各国の分野別の生産規模相当指数が時系列で格納されたテーブルを更に備え、
前記評価手段は、当該分野における各国の生産情報を一乃至複数種類抽出し、各情報に対して、所定の重み付けを行った上で合算することで、当該分野における国別の生産スコアを算出する
ことを特徴とする請求項5に記載の海外事業展開支援システム。 - 各分野の生産に関するキーワードを含むページをインターネット上で公開する公開手段と、
当該キーワードの検索トラフィックを閲覧者の拠点国毎に解析するアクセス解析手段と
を更に備え、
前記評価手段は、前記アクセス解析結果に基づいて、当該キーワードの検索トラフィックが多い国に傾斜配分するように、当該分野における国別の生産スコアを算出する
ことを特徴とする請求項5に記載の海外事業展開支援システム。 - 前記市場情報保存手段が格納する各国での分野別の市場情報には、各国の人口、国民総所得、及びビジネス環境を示す指数のうち少なくとも一つが含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の海外事業展開支援システム。 - 前記市場情報保存手段は、市場情報として、各国の分野別の市場規模相当指数が時系列で格納されたテーブルを更に備え、
前記評価手段は、当該分野における各国の市場情報を一乃至複数種類抽出し、各情報に対して、所定の重み付けを行った上で合算することで、当該分野における国別の市場スコアを算出する
ことを特徴とする請求項8に記載の海外事業展開支援システム。 - 各分野の市場に関するキーワードを含むページをインターネット上で公開する公開手段と、
当該キーワードの検索トラフィックを閲覧者の拠点国毎に解析するアクセス解析手段と
を更に備え、
前記評価手段は、前記アクセス解析結果に基づいて、当該キーワードの検索トラフィックが多い国に傾斜配分するように、当該分野における国別の市場スコアを算出する
ことを特徴とする請求項8に記載の海外事業展開支援システム。 - 各国での事業展開費用を格納する費用情報保存手段を更に備え、
前記入力手段は、海外事業の展開に係る予算を追加で入力するためのフォームを更に備え、
前記評価手段は、各国の優先度を算出した後、各国の事業展開費用の合計が前記入力された予算内に収まるような国の組合せパターンを特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の海外事業展開支援システム。 - 前記表示手段は、
各国における当該分野の成長率を第一軸に設定し、
各国における当該出願人の相対的な競争力を第二軸に設定し、
該二軸で構成される表中に各国のチャートを配置し、該チャートにおいて各国における当該分野の規模及び競争力上位の他の出願人を付記する
ことを特徴とする、請求項1に記載の海外事業展開支援システム。 - 海外事業を展開しうる分野、出願人、および方針を利用者が入力するための入力手段と、
各国での分野別の特許情報を格納する特許情報保存手段と、
各国での分野別の生産情報を格納する生産情報保存手段と、
各国での分野別の市場情報を格納する市場情報保存手段と、
当該出願人が当該分野において海外事業を展開する上で優先すべき国を定量的に評価する評価手段と、
該評価結果を利用者に表示する表示手段と
から成るコンピューターにより実行される、海外事業展開を支援するプログラムであって、
前記評価手段が、
前記各国での分野別の特許情報に基づいて当該分野における国別の特許スコアを算出し、
前記各国での分野別の生産情報に基づいて当該分野における国別の生産スコアを算出し、
前記各国での分野別の市場情報に基づいて当該分野における国別の市場スコアを算出し、
各国ごとに算出された前記特許スコア、生産スコア、及び市場スコアに対して、前記入力された方針に基づく所定の重み付けを行った上で合算することで、各国の優先度を算出する
ようにコンピューターに実行させるプログラム。 - 海外事業を展開しうる分野、出願人、および方針を利用者が入力するための入力手段と、
各国での分野別の特許情報を格納する特許情報保存手段と、
各国での分野別の生産情報を格納する生産情報保存手段と、
各国での分野別の市場情報を格納する市場情報保存手段と、
当該出願人が当該分野において海外事業を展開する上で優先すべき国を定量的に評価する評価手段と、
該評価結果を利用者に表示する表示手段と
から成るコンピューターにより実行される、海外事業展開を支援する方法であって、
前記評価手段が、
前記各国での分野別の特許情報に基づいて当該分野における国別の特許スコアを算出し、
前記各国での分野別の生産情報に基づいて当該分野における国別の生産スコアを算出し、
前記各国での分野別の市場情報に基づいて当該分野における国別の市場スコアを算出し、
各国ごとに算出された前記特許スコア、生産スコア、及び市場スコアに対して、前記入力された方針に基づく所定の重み付けを行った上で合算することで、各国の優先度を算出する
ことを特徴とする方法。
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