JP2017001669A - オートパイロット制御のためのアップグレードされた飛行管理システム及びこれを提供する方法 - Google Patents

オートパイロット制御のためのアップグレードされた飛行管理システム及びこれを提供する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存のFMSシステムを、その機能を向上させるようにアップグレードする。
【解決手段】アップグレードされたFMSシステム内の既存のIRU、CADC、DMEレシーバ、及びDFGCは、レガシーAFMCとの通信状態にあるが、レガシーEFISを利用する代わりに、EFISは、データコンセントレータユニット、並びに、表示制御パネル及び統合型フラットパネルディスプレイ、並びに、GPSレシーバにより、交換される。該システムは、レガシーAFMCが、飛行の全体を通じてその航空機運行能力を活用することを依然として可能にしつつ、飛行のすべてのフェーズにおいてオートパイロット及びオートスロットルを反復的に制御する能力を有し、且つ、増大した航法データベースストレージ容量、GPSに基づいた航法ソリューションを利用したRNP、VNAV、LPV、及びRNAV能力、並びに、RTA能力のような向上した機能の能力を有する。
【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年6月12日付けで出願された米国仮特許出願第62/175,138号の利益を主張するものであり、且つ、2011年5月17日付けで出願された米国特許出願第13/109,747号(現在の米国特許第9,087,450号)の継続出願である2015年6月10日付で出願された米国特許出願第14/736,084号の一部継続である。これらの出願は、いずれも、引用により、そのすべてが本明細書に包含される。
本発明は、一般に、例えば、航空機搭乗員とやり取りすると共に飛行の全体を通じて航空機の制御を支援するべく、航空機に搭載された状態で使用される飛行管理システム(「FMS:Flight Management System」)に関し、且つ、更に詳しくは、既存のFMSをアップグレードすることにより、既存の搭載型飛行管理システムの様々な高価なコンポーネントの別途利用及びその利用の最適化を試みつつ、向上した機能、オートパイロット制御、及びオートスロットル制御を提供するための、航空機上において予め提供されている既存の飛行管理システムのアップグレード作業に関する。
航空機の、特に商用航空において使用されている航空機の、寿命は、通常、航空機の制御において航空機搭乗員を支援するべく使用されている搭載型機器のレベル及び能力の変化をはるかに上回っている。従って、搭載型の飛行管理システム(「FMS」)に関するものなどの最新の技術による自身の機器のアップグレードを所望している航空機製造者、或いは、民間航空会社などの顧客は、最新の技術による既存の航空機のアップグレードを試みる際に、相当な支出及びダウンタイムに直面している。特に商用航空に関する多くの例においては、これは、単なる競争上の選択肢の問題ではない場合があり、アメリカ連邦航空局などの規制当局によって命令される場合がある。多数の航空機を伴う商用航空機群の場合には、付随する航空機の費用と、これらを構築するための時間と、に起因し、既存の航空機群を改良する以外に、ほとんど選択肢が残されていないことから、これは、非常に大きな費用及び時間を所要し得るが、必須となる可能性がある。
このような航空機の能力及び効率を改善する相当な変化が存在し続けているエリアの一つが、飛行管理システムのエリアであり、競争上の圧力のみならず、FAAが所望する最新の能力及び機能に追随するために、いまや、更新を必要としている。この典型的な例が、多くの民間航空会社の主力航空機であると共に多年にわたって民間航空会社によって利用されている通常の従来のMD−80/90航空機に搭載されている既存の飛行管理システムとの関係におけるものである。このような航空機は、その長期間にわたる使用にも拘らず、依然として、残された多くの飛行時間を有しているが、最近のニーズ及び要件に追随するべく、既存の搭載型飛行管理システムの交換又はアップグレードを必要としている。元々航空機に搭載設置された時点においては、満足できるものであり、且つ、その後も、数年間にわたって満足できる状態であり続けた通常のMD−80/90航空機に搭載されている既存の飛行管理システムなどのこれらの既存のシステムは、一般に、レガシーEFISシステムを有しており、レガシーEFISシステムは、今日の環境においては、限られたFMS航法データベースストレージ容量の提供、望ましい到達要求時刻又はRTA(Required Time of Arrival)能力の欠如、並びに、GPS(Global Positioning System)又は全地球測位システムに基づいた航法ソリューションを利用したRNP、VNAV、LPV、及びRNAV能力を提供する能力、或いは、計器着陸システムアプローチなどの様々な飛行のフェーズにおいてオートパイロット及びオートスロットル機能を制御し、且つ、更には、航空機の飛行パラメータの常時監視を通じてこれらの機能を最適化する能力を提供する能力、の欠如などの様々な既存のシステムの欠点を結果的にもたらす。
依然として相当な寿命を有する既存の航空機におけるこれらの及びその他の現時点におけるニーズを充足するための、このエリアにおける従来技術の努力は、しばしば、完全に新しいシステムによる、費用を所要すると共に非効率的である既存の飛行管理システムの完全な交換を伴ってきた。これは、これまで利用されている一般的なアプローチであり、これは、例えば、MD−80/90などの既存の航空機上において利用されている航法ソリューションにおいて、横方向ガイダンス、垂直方向ガイダンス、及び運行計算などのパラメータを算出するべく単一のAFMCに依存しているレガシー高度飛行管理コンピュータ又はAFMC(Advanced Flight Management Computer)などの従来の搭載型飛行管理システムからの既存のレガシーコンポーネントの使用を最適化しつつ、レガシーEFISシステムをその他のコンポーネントによって交換することによってこれらの既存システムの欠点を克服することにより、改良されたシステムにおける様々な主要なレガシーコンポーネントの活用を試みるというものではなかった。従って、既存の航空機用の任意の航法アップグレードソリューションにおいて、特に、搭載型AFMCの予め証明済みの運行能力を活用できるように、既存のFMSシステムを完全に交換するのではなく、その航空機用の任意のアップグレードされた航法ソリューションにおいて、レガシーAFMCを保持できることが望ましいであろう。更には、これらの既存の飛行管理システムは、元々、今日選好されているタイプのGPSに基づいた航法ソリューションを利用するべく意図されてはいなかったことから、これらは、例えば、RNP、VNAV、LPV、及びRNAV能力を提供するべく、GPSに基づいた航法ソリューションを利用する能力を有していなかった。
従って、既存のFMSシステムを完全に交換する必要なしに、改善されたGPSに基づいた航法及びオートパイロット/オートスロットル機能を少なくとも含むように、既存のFMSシステムの能力を効率的に且つ費用効果の優れた方式でアップグレードするべく、搭載型AFMCを含む既存の搭載型FMSシステムコンポーネントを利用できると共にこれを改良又は別途利用し得る実行可能なアップグレードされた飛行管理システムに対するニーズ又はその利益に対する潜在性が存在している。
本発明によれば、レガシーMD−80/90FMSシステムなどの既存の飛行管理システム又はFMSは、レガシーEFISシステムなどのその他の既存のコンポーネントを、FMSシステム用の改善された機能を提供する異なるコンポーネントと交換する一方で、高度飛行管理コンピュータ又はAFMC、慣性基準ユニット又はIRU(Inertial Reference Unit)、中央空気データコンピュータ又はCADC(Central Air Data Computer)、距離測定装置(DME:Distance Measuring Equipment)レシーバ、及びデジタル飛行ガイダンスコンピュータ又はDFGC(Digital Flight Guidance Computer)などのレガシーシステムの特定の既存のコンポーネントを依然として利用しつつ、その機能を向上させるべく、アップグレードされる。このような既存のFMSの機能を拡張する少なくとも増大した航法データベースストレージ能力及び全地球測位システム(GPS)航法ソリューションを提供するシステムについては、Geoffrey S.M. Hedrick 他による「Upgraded Flight Management System and Method of Providing The Same」という名称の米国特許第9,087,450号明細書及び Geoffrey S.M. Hedrick 他による「Upgraded Flight Management System and Method of Providing The Same」という名称の現在係属中である2015年6月10日付けで出願された米国特許出願第14/736,084号明細書において記述されており、これらの特許文献は、いずれも、引用により、そのすべてが、アップグレードされた既存のFMSが記述されている本明細書に包含される。
本発明の再構成された又はアップグレードされた飛行管理システムにおいては、既存のIRU、CADC、DMEレシーバ、及びDFGCは、レガシーAFMCとの通信状態において留まっているが、既存のFMSシステムからのレガシー電気飛行情報システム又はEFISシステムを利用する代わりに、EFISシステムは、データコンセントレータユニット(DCU:Data Concentrator Unit)並びに表示制御パネル及び統合型フラットパネルディスプレイによって置換されており、且つ、GPSに基づいた航法ソリューションの提供を可能にするべく、全地球測位システム又はGPSレシーバが追加されている。データコンセントレータユニットとレガシーAFMCとは、その間において情報を交換するべく、互いに動作可能に接続されており、DFGCは、データコンセントレータユニットの出力に接続されている。GPS又は全地球測位システムレシーバは、それに対して入力情報を提供するべく、データコンセントレータに対して動作可能に接続されている。又、本発明のアップグレードされたFMSシステムは、FMSシステムが少なくとも増大した航法データベースストレージ容量及び/又は航法精度要件(RNP:Required Navigation Performance)、垂直航法(VNAV:Vertical NAVigation)、広域航法(RNAV:aRea NAVigation)、垂直ガイダンスを伴う局所的運行(LPV:Local Performance with Vertical guidance)、及びGPSに基づいた航法ソリューションを利用する能力を有することを許容する交換用の多目的制御表示ユニット(MCDU:Multipurpose Control Display Unit)をも含み、且つ、レガシーAFMCが、アップグレードされたFMSシステムを搭載状態において有する航空機の飛行の全体を通じてその航空機の運行能力を活用することを依然として可能にしつつ、到達要求時刻又はRTA能力、並びに、オートパイロット及びオートスロットル機能を制御する能力を有してもよい。具体的には、アップグレードされたFMSは、例えば、模擬ILS信号の提供による計器着陸システム(ILS:Instrument Landing System)アプローチの際などのすべての飛行のフェーズ(例えば、離陸、巡航、アプローチ)においてオートパイロットを制御する能力を有する。これらのタイプのILS信号は、航法データベース内において保存され得る予め定義されたアプローチ軌道からのそれぞれ航空機の水平方向及び垂直方向の逸脱を判定するローカライザ及びグライドスロープ逸脱信号を意味している。このようなケースにおいては、アップグレードされたFMS及びMCDUは、航空機の垂直方向及び水平方向経路の逸脱の連続的な監視及び計測を提供し、この垂直方向及び水平方向経路の逸脱は、MCDUマイクロプロセッサを使用することにより、一つ又は複数のILS入力チャネルを通じてオートパイロットに対して入力として提供されるILS逸脱信号に後から変換することができる。
更には、いくつかの実施形態においては、アップグレードされたFMS及びMCDUは、航空機の実際の運行を飛行のすべてのフェーズにおいて連続的に監視し、且つ、例えば、姿勢、高度、対気速度、垂直方向速度、スリップ、機首方位、クロストラック、垂直方向逸脱動作、及び三軸加速度などの実際の飛行パラメータの計測値を取得することにより、オートパイロット及びオートスロットルの使用を最適化する能力を有する。アプグレードされたFMSは、例えば、航空機の軌道を調節するためにフィードバックシステムに提供されるピッチコマンド、ロールコマンド、N1/EPRターゲット、対気速度ターゲット、及び垂直速度コマンド信号などの利得及び遅延変数などの様々なパラメータを変化させることにより、オートパイロット及びオートスロットル機能を制御及び調節するべく、後から、これらの計測値を制御信号に変換することができる。更には、オートパイロット及びオートスロットル機能の最適化は、反復的方式によって実現することが可能であり、これによれば、航空機の軌道の調節が検出期間において定期的に実行され、これにより、航空機内において設置されているオートパイロットの性能の最適化及び改善が見込まれる。既存の飛行管理システムと同様に、本発明のアップグレードされた飛行管理システムは、例えば、パイロット及び副操縦士が、それぞれ、重複した制御装置の組を有するように、レガシーAFMCに対して接続された冗長システムを利用してもよい。このような例においては、本発明のアップグレードされたシステムは、共通のレガシーAFMCを依然として利用しつつ、第二IRU、第二CADC、第二DMEレシーバ、第二DFGC、第二データコンセントレータユニット、及び第二全地球測位レシーバを含むことになろう。従って、図面を参照して更に詳細に後述するように、本発明のアップグレードされた飛行管理システムは、例えば、FMS航法データベースストレージ容量の増大、GPSに基づいた航法ソリューションを利用したRNP、VNAV、LPV、及びRNAV能力の提供、到達要求時刻又はRTA能力の提供、及びオートパイロット/オートスロットル機能の最適化などのように、既存のシステムの機能を向上させ、且つ、欠点を克服しつつ、既存の飛行管理システムをアップグレードするための実行可能であると共に費用効率の優れたソリューションを提供する。
本発明の更なる説明及び理解を促進するべく、以下の図面が提供されている。
従来のMD−80/90商用航空機上において提供されているレガシーMD−80/90航法システムなどの一般的な慣習的従来技術による既存のレガシー飛行管理システムを示す代表的なブロックダイアグラムである。 図1のシステムが本発明に従ってアップグレードされた本発明によるアップグレードされた既存の飛行管理システムを示す代表的なブロックダイアグラムである。 搭載された状態において図2のアップグレードされた既存の飛行管理システムを有するMD−80/90航空機の代表的な概略図である。 図2のアップグレードされたシステムにおけるMDCUのナビゲータ部分の関係する機能を実行するべく利用されるソフトウェアの代表的なシステムフローチャートである。 図2に示されている現在において好適な実施形態を実現するべく、図1の飛行管理システムなどの既存の飛行管理システムをアップグレードするための本発明による通常の好適な方法を示す代表的なフローチャート(1/2)である。 図2に示されている現在において好適な実施形態を実現するべく、図1の飛行管理システムなどの既存の飛行管理システムをアップグレードするための本発明による通常の好適な方法を示す代表的なフローチャート(2/2)である。 アップグレードされたFMSを通じてオートパイロットを制御する方法を示すフローダイアグラムである。 アップグレードされたFMSを通じてオートパイロット及びオートスロットルを最適化する方法を示すフローダイアグラムである。 アップグレードされたFMSを通じてオートパイロット及びオートスロットルを反復的に制御する方法を示すフローダイアグラムである。 図2のアップグレードされた飛行管理システムによって生成された例示用の標準飛行計画を読み込まれた代替飛行計画と比較した概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムにおけるMCDUを通じてアクセス可能な例示用の AFMC initialization page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムにおけるMCDUを通じてアクセス可能な例示用の AFMC position initialization page 及び position reference page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムにおけるMCDUを通じてアクセス可能な例示用の AFMC position initialization page 及び position reference page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムにおけるMCDUを通じてアクセス可能な例示用の AFMC performance Initialization pageの概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムにおけるMCDUを通じてアクセス可能な例示用の AFMC takeoff reference page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムにおけるMCDUを通じてアクセス可能な例示用の AFMC approach reference page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムによるMCDUインタフェースを使用してAFMCに転送される例示用のレガシー AFMC LEGS page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムによるMCDUを通じてアクセス可能な例示用の AFMC climb page の概略図である。 図2のアップグレードされた飛行管理システムにおける本発明による図15の climb page からアクセス可能な例示用の AFMC engine out climb page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムによるMCDUからアクセス可能な例示用の AFMC economy cruise page の概略図である。 図2のアップグレードされた飛行管理システムにおける本発明による図14の cruise page からアクセス可能な例示用の AFMC engine out cruise page の概略図である。 図2に示されている本発明のアップグレードされた飛行管理システムによるMCDUからアクセス可能な例示用の AFMC economy descent page の概略図である。 図2のアップグレードされた飛行管理システムにおける本発明による図19の descent page からアクセス可能な例示用の AFMC descent forecast page の概略図である。
図示の簡潔性及び明瞭性を目的として、添付図面の図は、概略的な構築の方式を示しており、且つ、周知の特徴及び技法の説明及び詳細は、本発明を不必要に曖昧にすることを回避するべく、省略されている場合がある。更には、添付図面の図における要素は、その縮尺が必ずしも正確に描画されてはいない。例えば、図中の要素のうちのいくつかの要素の寸法は、本発明の実施形態の理解の改善を支援するべく、その他の要素との関係において誇張されている場合がある。異なる図における同一の参照符号は、同一の要素を表記している。
明細書及び請求項における「第一」、「第二」、「第三」、「第四」という用語、並びに、これらに類似したものは、存在する場合に、類似の要素を弁別するべく使用されており、且つ、必ずしも、特定の連続的な又は年代順の順序を記述するためのものではない。このように使用されている用語は、本明細書において記述されている実施形態が、例えば、本明細書において図示されている又はその他の方法で記述されているもの以外の順番において動作する能力を有するように、適切な状況下において、相互交換可能であることを理解されたい。更には、「含む」及び「有する」という用語、並びに、これらの任意の変形は、要素のリストを有するプロセス、方法、システム、物品、装置、又は機器が、必ずしも、それらの要素に限定されるものではなく、明示的に列挙されてはいない又はそのようなプロセス、方法、システム、物品、装置、又は機器に固有のその他の要素を含み得るように、非排他的な包含をカバーするものと解釈されたい。
明細書及び請求項における「左側」、「右側」、「前」、「後」、「上部」、「下部」、「上方」、「下方」という用語、並びに、これに類似したものは、存在する場合に、説明を目的として使用されており、必ずしも、永久的な相対的位置を記述するためのものではない。このようにして使用されている用語は、本明細書において記述されている本発明の実施形態が、例えば、本明細書において図示されている又はその他の方法で記述されているもの以外のその他の向きにおいて動作する能力を有するように、適切な状況下において、相互交換可能であることを理解されたい。
「接続する(connect)」、「接続される(connected)」、「接続する(connects)」、「接続する(connecting)」、「結合する(couple)」、「結合される(coupled)」、「結合する(couples)」、「結合する(coupling)」という用語、並びに、これらに類似したものは、広範に理解することを要し、且つ、二つ以上の要素又は信号を電気的に、機械的に、且つ/又はその他の方法で、リンクすることを意味している。二つ以上の電気的要素は、電気的に接続/結合されてもよいが、機械的に又はその他の方法で接続されない場合があり、二つ以上の機械的な要素は、機械的に接続/結合されてもよいが、電気的に又はその他の方法で接続/結合されない場合があり、二つ以上の電気的要素は、機械的に接続/結合されてもよいが、電気的に又はその他の方法で接続/結合されない場合がある。接続/結合は、例えば、永久的に、又は半永久的に、又は瞬間的にのみ、などのように、任意の長さの時間にわたるものであってもよい。
「電気的接続」、「電気的結合」、及びこれらに類似したものは、広範に理解することを要し、且つ、電力信号であるのか、データ信号であるのか、且つ/又は、その他のタイプ又は組合せの電気的信号であるのかを問わず、任意の電気的信号を伴う接続/結合を含む。「機械的接続」、「機械的結合」、及びこれに類似したものは、広範に理解することを要し、且つ、すべてのタイプの機械的接続/結合を含む。
「接続される」及び/又は「結合される」、並びにこれらに類似したものの近傍における「着脱自在に」、「着脱自在の」という言葉、並びに、これらに類似したものの欠如は、対象の「接続」及び/又は「結合」などが、着脱自在であることを、或いは、そうではないことを意味するものではない。
明細書及び請求項における「第一の(primary)」という用語は、存在する場合に、説明を目的として使用されており、且つ、必ずしも、相対的な重要性を表すためのものではない。例えば、「第一の」という用語は、第一コンポーネントと、等価な冗長コンポーネントと、の間を弁別するべく使用することが可能であるが、「第一の」という用語は、必ずしも、所謂第一コンポーネントと冗長コンポーネントとの間の重要性における何らかの区別を意味するべく意図したものではない。そうではない旨が明示的に記述されていない限り、任意の一つ又は複数の冗長コンポーネントは、システムの任意の一つ又は複数の第一コンポーネントと相互交換可能な方式で、任意の一つ又は複数の第一コンポーネントと協働した方式で、且つ/又は、(例えば、コンポーネント/システムの障害の場合に)任意の一つ又は複数の第一コンポーネントとは逆の方式で、動作できるものとして取り扱うことを要する。
次に添付図面を、且つ、まずは、図1を、詳細に参照すれば、通常は、従来のMD−80/90航空機において搭載状態で見出されるタイプの一般的な従来技術によるレガシーMD−80/90Navシステム100を示す図1の簡潔な説明は、本発明によるこのようなレガシーシステム100のアップグレード作業に関する後続の説明を理解する際に有用であると思われる。例示を目的として、図2には、このようなアップグレードされた飛行管理システム200の現在において好適な実施形態が示されており、図2においては、本発明に従って図1のシステムのアップグレード作業が実施された後に留まっている図1の既存の飛行管理システムの既存の又はレガシーコンポーネントについては、同一の参照符号が利用されている。図1に示されているように、本発明に従ってアップグレードされる従来技術の又は既存の飛行管理システム100については、例として、Boeing Company により、且つ、以前には、現在では Boeing Company の一部となっている McDonnell Douglas Corporation を通じて、提供された既存のMD−80/90航空機において搭載状態において通常は提供されているタイプの従来のレガシーMD−80/90Navシステムを参照して説明することとする。
図1に示されているように、通常のMD−80/90航空機において搭載状態において提供されている慣習的な従来技術による既存の飛行管理システム又はFMS100は、通常、パイロット及び副操縦士用の冗長システムを含んでいる。既存のMD−80/90航空機が通常は装備している冗長FMSシステム100は、二つの従来の慣性基準ユニット又はIRU100、120、二つの従来の超短波航法(VHF NAV)レシーバ116、118、二つの従来のDMEレシーバ112、122、一つの従来のマーカービーコンレシーバ119、二つの従来の多目的制御表示ユニット又はMCDU130、132、一つの共通の従来の高度飛行管理コンピュータ又はAFMC105、二つの従来の中央空気データコンピュータ又はCADC111、121、及び二つの従来の飛行ガイダンスコンピュータ又はDFGC113、123を含む。更には、こちらも図1に示されているように、既存の従来のFMSシステム100は、通常、従来のシンボル生成器134、136、GMTをAFMC105に提供する従来のシステムクロック138、二つの従来のVHF全方向式無線標識又はVOR140、142、二つの従来のDMEチューニングコンバータ144、146、及び航空機搭乗員を含むパイロット及び副操縦士に飛行情報を従来の方式で表示する従来の飛行ディスプレイのペア148、150をも含む。図1に更に示されているように、IRU110、120は、ARINC429データバスを通じて、それぞれ、AFMC105に、且つ、シンボル生成器134、136に、接続されており、CADC111、121は、ARINC575データバスを通じて、それぞれ、AFMC105に、且つ、シンボル生成器134、136に、接続されており、且つ、DME112、122、VOR140、142、及びDFGC113、123も、同様に、ARINC429を通じてAFMC105に接続されている。図1のFMSシステム100によって示されている慣習的な従来技術によるレガシーMD−80/90航法ソリューションにおいては、航空機用の横方向ガイダンス、垂直方向ガイダンス、及び運行計算を算出するべく、共通のAFMC105が利用されている。これを実行する際に、AFMC105は、位置データについてデュアルINU入力に依存しており、且つ、既知の基準からのDME距離に基づいて補正を適用することにより、混合された位置ソリューションを従来の方式で生成している。
以下において更に詳細に説明するように、図2を参照すれば、本発明のアップグレードされたFMSシステム200は、図1に示されている既存の飛行管理システム又はFMS100などの既存の飛行管理システムをアップグレードするための実行可能であり且つ費用効率の優れたソリューションを提供し、これにより、好ましくは、機能を向上させると共に、今日の要件が付与された場合に、図1に示されている従来技術のFMSシステム100などの従来技術の飛行管理システムにおいて存在することが判明している既存のシステムの欠点を克服するものと思われる。例えば、後述するように、本発明のアップグレードされたFMSシステム200は、FMS航法データベースストレージ容量を増大させ、GPSに基づいた航法ソリューションを利用したRNP、VNAV、RNAV、及びLPV能力を提供し、且つ/又は、到達要求時刻又はRTA能力、並びに、オートパイロット及びオートスロットル機能を制御する能力を提供することになるものと予想され、これらは、いずれも、本発明に従ってアップグレードされる従来技術の既存のFMSシステム100の機能を向上させ、且つ、システムの欠点を克服する。
次に図2を参照すれば、図2は、本発明によるアップグレードされた既存の飛行管理システム(FMS)200を示しており、アップグレードされたFMSシステム200において留まっているアップグレード対象の既存のFMSシステム100の任意の既存のコンポーネントは、図1において利用されているものと同一の参照符号を有する。図2を参照して説明されるアップグレードされた既存のFMSシステム200は、本発明によるこのようなアップグレードされたシステムの例に過ぎず、且つ、本発明は、本明細書において提示されている実施形態に限定されるものと解釈してはならない。
図2において図示されているように、且つ、好ましくは、アップグレードされたFMSシステム200は、好ましくは、既存の飛行管理システム100において予め存在していたレガシーAFMC105、並びに、レガシーIRU110、120、CADC111、121、VHF NAVレシーバ116、118、DMEレシーバ112、122、及びDFGC113、123を保持している。レガシーAFMC105は、好ましくは、その予め証明済みの運行能力を活用するべく、アップグレードされたFMSシステム200内において保持されている。既存のMCDU130、132は、好ましくは、新しいMCDU225、255と交換され、MCDU225、255は、好ましくは、航法コンピュータ280、282を収容しており、航法コンピュータ280、282は、飛行計画を管理し、且つ、横方向及び垂直方向ガイダンス、オートスロットル制御を生成し、且つ、レガシーAFMC105が飛行の全体を通じて航空機運行パラメータの算出を継続できるように、レガシーAFMC105を構成及び同期化している。好ましくは、MCDU225、255上において出現するAFMCの動作に基づいたページには、ARINC739プロトコルを介してMCDU225、255を通じてアクセス可能であり、このような動作に基づいたページは、例として、図8〜図20に示されている。
好ましくは、図2のアップグレードされたFMSシステム200におけるAFMC105の運行データは、飛行のそれぞれの区間ごとの且つ最終目的地までの推定到達時刻、予測区間速度及び高度区間巡航風、往路距離、ETA、及び残存燃料などの進捗、LRC/ECONと関連付けられたパラメータなどの現時点の速度モード、選択された対気速度又はマッハ、VMO、MMO、Flap、Alphaなどの有限速度、速度オーバーライド、及びエンジンアウトモード、降下開始点、上昇終了点、ステップクライム、並びに、燃料の量及び使用された燃料を提供するべく利用される。望ましい飛行計画ルートは、好ましくは、NAVコンピュータ280、282に入力され、且つ、これにより、算出されるが、NAVコンピュータ280、282は、好ましくは、RNP能力を有する。本発明の現在において好ましいシステム200においては、飛行計画ページは、既存のAFMC105のページを複製するようにフォーマットされている。好ましくは、飛行計画のサブセットは、自動的に、その間における従来のARINC739インタフェースを介して、それぞれ、MCDU225、255内に配置されたNAVコンピュータ280、282から、レガシーAFMC105に転送される。好ましくは、本発明のアップグレードされたFMSシステム200においては、この飛行計画のサブセットは、始点、目的地、及び暫定ウェイポイントから構成されている。SIDS及びSTAR上におけるウェイポイントは、好ましくは、緯度/経度データを介して、レガシーAFMC105に転送されるが、その理由は、本発明によるAFMC105データベースが、すべての必要なターミナル手順を含まないようにすることにより、レガシーAFMC105が相対的に小さなデータベースを保持できるようにし、これにより、既存のFMSシステム100に存在しているメモリ制限の課題をアップグレードされたFMSシステム200が克服するのを支援するためである。
好ましくは、本発明のアップグレードされたFMSシステム200においては、いまや、レガシーAFMC105は、好ましくは、航空機の最良の性能に基づいて、降下開始点及び上昇終了点を算出し、且つ、これらのウェイポイントをARINC702データバス上において個々のデータコンセントレータユニット201、251に送信する。DCU201、251は、それぞれ、NAVコンピュータ280、282に接続されており、且つ、好ましくは、この情報をNAVコンピュータ280、282に中継し、次いで、NAVコンピュータ280、282が、好ましくは、この情報を航空機用の飛行プロファイル内において包含する。
AFMC105は、好ましくは、緯度及び経度を基準としたウェイポイントの挿入を許容するインタフェースページを提供している。利用されるレガシーAFMC105に応じて、このインタフェースは、緯度値及び経度値の両方について、1分の10分の1又は小数第1位の精度などに、フォーマットによって制限される場合がある。このような例においては、等価なAFMCウェイポイントの分解能が、約608フィートなどに、制限されることになるが、このような不正確性は、AFMC105によって算出される運行ソリューションにとって重要ではなく、且つ、NAVコンピュータ280、282によって提供される横方向及び垂直方向ガイダンスにとっては、関係がないものと思われる。
次に本発明のアップグレードされたFMSシステム200において利用される慣性基準ユニット又はIRU110、120を参照すれば、これらのIRU110、120は、アップグレードされたFMSシステム200の航法ソリューションを生成するべくレガシーAFMC105によって利用される位置データの、即ち、緯度及び経度の、主要供給源である。通常、IRUの位置は、初期化又はアライメントの直後に最も正確であり、且つ、通常は、IRUがリアライメントされる時点まで飛行の全体を通じて劣化する、ということが既知の事実である。本発明の現在において好適なアップグレードされたFMSシステム200においては、NAVコンピュータ280、282は、好ましくは、主航法のために、それぞれ、従来のデュアルベータ3GPSレシーバ202、252によって増強された状態において、それぞれ、IRU110、120からの位置データに依存している。好ましくは、GPSデータをIRU位置データと混合するべく、カルマンフィルタアルゴリズムが利用され、混合されたGPS/IRUデータが、好ましくは、通常のIRUによって生成されたデータの代わりに、AFMC105に送信される。本発明によれば、GPSデータが任意の長時間にわたって利用不能となり得る例においては、好ましくは、IRUの位置情報を増強するべく、DMEレシーバ112、122からのデータが利用される。更には、好ましくは、NAVコンピュータ280、282は、航空機がゲートに位置している間に、IRU110、120のアライメントを許容し得るMCDUページを含んでもよい。更には、好ましくは、IRU110、120の位置は、必要に応じて、GPSの位置及び時間データを使用することにより、再初期化することができる。
本発明の現在において好適なアップグレードされたFMSシステム200においては、NAVコンピュータ280、282は、好ましくは、提供されたオートパイロット及びオートスロットル機能の制御権限を常に維持するべく、それぞれ、デジタル飛行ガイダンスコンピュータ又はDFGC113、123と直接的にインタフェースしている。具体的には、アップグレードされたFMSシステム200は、航空機が計器着陸システム(ILS)アプローチを実行しているとオートパイロットに通知することができる。模擬ILSアプローチが、少なくとも、DCU201、251、GPS202、252、及び表示制御パネル230、260と共に、NAVコンピュータ280、282によって演算される。その後に、模擬ILSアプローチは、ILS入力チャネルを通じて提供される。
更には、アップグレードされたFMSシステム200によって提供される現在において好適な航法ソリューションは、上述のクラスベータ3GPSレシーバ202、252に加えて、二つの従来のTSO−C190アンテナを利用しており、GPSレシーバ202、252は、例として、TSO−C145cクラスベータ3GPSレシーバである。結果的に得られるGPS信号は、好ましくは、それぞれ、IRU110、120からの位置情報の増強のために使用されるべく、個々のDCU201、251に供給される。
アップグレードされたFMSシステム200における現在において好適な航法ソリューションは、好ましくは、例として、DO−229D、DO−238A、及びDO−236Bに準拠していると共にRNPの能力を有する二つのNAVコンピュータ280、282を中心として構築されている。これらのNAVコンピュータ280、282は、例として、更なるRNAV及びVNAVのRNP能力を伴ってTSO−C146c−ガンマ3に準拠しており、且つ、好ましくは、空間及びパワー要件を低減するべく、それぞれ、MCDU225、255のエンクロージャ内に収容されているが、必要に応じて、これらのこの場所における収容は、必須ではない。例として、MD−80/90FMSシステムとの関係において記述されている本発明の図示のFMSシステム200においては、NAVコンピュータ280、282のそれぞれは、好ましくは、既存のAFMC105のデータベースの制限を伴うことなしに、RNP0.3の能力を有する。好ましくは、アップグレードされたFMSシステム200におけるFMSメニュー構造は、既存のAFMC105のものを複写しているが、従来のスタイルのメニューをエミュレートするように設計された更なる特徴を提供している。
MCDU225、255のそれぞれは、好ましくは、制御ロジックを実行する能力を自身に付与するマイクロプロセッサを収容しており、これは、アップグレード対象であるレガシー機器には、提供されていないものである。それぞれのMCDU225、255は、好ましくは、従来のARINC739Aに準拠したインタフェースを通じて、ACARSなどの周辺機器をサポートしており、個々のMCDU225、255は、同様に、ARINC739Aインタフェースを介して、AFMC105に対するインタフェースとしても機能している。
本発明におけるNAVコンピュータ280、282は、好ましくは、任意の飛行計画ウェイポイント用の到達要求時刻又はRTA、並びに、RTAの制約を充足するための必要とされる区間対気速度を算出することができる。現在において好適なNAVコンピュータ280、282は、好ましくは、LEGSメニューページを通じてRTA能力を任意の特定のウェイポイントに提供している。この観点においては、RTAが飛行計画ウェイポイントのうちの一つにおいて確立された際に、個々のNAVコンピュータ280、282は、到達要求時刻を実現するべく、そのウェイポイントに到達する区間用の区間速度を命令する。好ましくは、航空機が安全対気速度エンベロープ内において動作していることを保証するべく、命令された対気速度の境界チェックが実行され、且つ、RTAが、安全対気速度制限に起因して入手可能でない場合には、好ましくは、警告がパイロットに対して提供される。
AFMC105は、好ましくは、現在の航空機の運行に基づいて、飛行計画における区間のそれぞれごとに、推定到達時刻又はETAを連続的に算出し、且つ、NAVコンピュータ280、282は、このETAを使用し、RTAにおいて指定されたウェイポイントに到達するために必要とされる速度を判定する。好ましくは、飛行が進捗するのに伴って、NAVコンピュータ280、282は、算出されたETAを監視し、且つ、区間速度を相応して変更する。それぞれの飛行計画の区間は、好ましくは、追随することを要する適切な速度制約を判定するべく、分析され、RTAが規定されていない場合には、好ましくは、最良の性能に基づいたAFMC105の区間速度がNAVコンピュータ280、282によって使用される。
好ましくは、飛行経路の不連続性は、NAVコンピュータ280、282によって解決され、且つ、飛行計画の変更として、AFMC105に送信される。AFMC105は、通常、緯度/経度座標を接続することによってその飛行計画が生成される際に、直接的なポイントツーポイントの区間を仮定しているが、飛行経路の不連続性に起因したものなどの任意のわずかな逸脱は、好ましくは、AFMC105によって演算される運行データにおいて大きな誤差を生成しない。緯度/経度座標を使用した飛行計画の転送は、定義された経路からの逸脱を結果的にもたらし得るすべての湾曲したRFタイプの区間を排除する。但し、この逸脱は、本発明によれば、更なるウェイポイントを挿入して湾曲した経路を近似し、且つ、これにより、AFMC105の運行計算に対する何らかの大きな影響を極小化することにより、極小化することができる。これが、AFMC105への湾曲した区間の転送を示す図8に示されている。速度制約は、RTA要件を充足するべく、手動で、区間当たりに入力されてもよく、或いは、AFMC105から判定されてもよいが、対気速度の超過しないエンベロープを提供するべく、好ましくは、公開された手順及び航空機の制限と関連付けられた制約が使用されることに留意されたい。好ましくは、RTAは、主には、降下開始点に先立って速度を調節することによって実現することができる。
上述のように、好ましくは、様々な運行計算が、AFMC105から取得され、且つ、航法コンピュータ280、282によって使用されている。例えば、それぞれの区間ごとの且つ最終目的地までのETAは、好ましくは、A739進捗ページを介して、AFMC105に対して問い合わせることにより、航法コンピュータ280、282に提供される。この情報は、好ましくは、テキストデータを介して受け取られ、且つ、航法コンピュータ280、282により、数値フォーマットに変換される。次いで、航法コンピュータ280、282は、好ましくは、このデータを使用してRTAの動作をクロスチェックする。
別の運行計算は、好ましくは、予測区間速度及び高度区間巡航風である。一般的に、この情報は、航法コンピュータ280、282によって必要とされるものではなく、且つ、従来のA739インタフェースの一部として、パイロットの情報及び変更のために表示されるのみである。同様に、往路距離、ETA、及び残存燃料も、一般には、航法コンピュータ280、282によって必要とされるものではなく、且つ、パイロット情報として表示されるのみである。又、これは、好ましくは、現時点の速度モード及び燃料の量及び使用された燃料にも同様に当て嵌まり、これらも、航法コンピュータ280、282によって必要とされるものではなく、且つ、従来のA739インタフェースの一部として、パイロットの情報及び変更のために、表示されるのみである。
更に別の運行計算は、好ましくは、降下の終了点のパイロット入力に基づいて算出される降下開始点である。この情報は、好ましくは、AFMC105からDCU201、251にARINC702プロトコルを介して送信され、且つ、境界チェックがデータに対して実行された後に、航法コンピュータ280、282により、飛行プロファイルに挿入される。好ましくは、降下開始点において、航法コンピュータ280、282は、AFMC/DFGC105、113、123の送信バスから得られたターゲット対気速度に追随するべく、アイドルスラスト及びピッチダウンを命令する。コマンドの対気速度は、好ましくは、個々のDFGC113、123への送信の前に、航法コンピュータ280、282によって境界チェックされる。好ましくは、ターゲットEPR及び/又はターゲット対気速度に対するすべての変更は、監視され、且つ、境界チェックが航法コンピュータ280、282によって実行された後に、個々のDFGC113、123に伝達される。
好ましくは実行される更に別の運行計算は、好ましくはそれぞれの高度制約に対する上昇限度スラストに基づいて算出される上昇終了点である。上昇終了点は、好ましくは、AFMC105から、DCU201、251へARINC702プロトコルを介して送信され、且つ、個々の航法コンピュータ280、282によって飛行プロファイルに挿入される。好ましくは、上昇の際に、AFMC105は、必要とされるスラスト及びピッチを算出する。航法コンピュータ280、282は、AFMC105/DFGC113、123の送信バスから得られたプロファイルに追随するべく、上昇限度スラスト及びピッチを命令する。コマンドは、好ましくは、個々のDFGC113、123への送信の前に、航法コンピュータ280、282によって境界チェックされる。好ましくは、オートスロットルコマンド及び/又はピッチに対するすべての変更は、監視され、且つ、境界チェックが航法コンピュータ280、282によって実行された後に、個々のDFGC113、123に伝達される。
好ましくは実行される更に別の運行計算は、好ましくは最適な高度及び選択されたエコノミーモードに基づいてAFMC105によって算出されるステップクライム点である。好ましくは、航空機の上昇の際に、AFMC105は、必要とされるスラスト及びピッチを算出する。航法コンピュータ280、282は、好ましくは、AFMC105/DFGC113、123の送信バスから取得されたプロファイルに追随するべく、上昇限度スラスト及びピッチを命令する。これらのコマンドは、好ましくは、個々のDFGC113、123への送信の前に、航法コンピュータ280、282によって境界チェックされる。上昇終了点と同様に、ステップクライムについても、オートスロットルコマンド及び/又はピッチに対するすべての変更は、好ましくは、監視され、且つ、境界チェックが個々の航法コンピュータ280、282によって実行された後に、DFGC113、123に伝達される。
上述のように、航法コンピュータ280、282は、好ましくは、航空機の飛行のすべてのフェーズにおいて個々のDFGC113、123に対するオートスロットル、ピッチ、及びロールコマンドを制御している。航空機のアプローチフェーズにおいては、好ましくは、相対的に低い優先順位が、AFMC105によって提供される運行に関係したピッチ及びオートスロットルコマンドに対して付与される。制御コマンドは、好ましくは、最終アプローチを通じて必要とされる航空機のアプローチ経路のために、垂直方向、水平方向、及び最適な対気速度を維持するように、航法コンピュータ280、282によって演算及び適用される。又、好ましくは、RNP要件を充足するべく、航空機の誤ったアプローチの際のガイダンスも、航法コンピュータ280、282によって演算され、且つ、維持される。
更には、アップグレードされた既存のFMSは、オートパイロットの動作を最適化するべく、飛行のすべての状態において、少なくとも、姿勢、高度、対気速度、垂直方向速度、スリップ、機首方位、クロストラック、垂直方向逸脱動作、及び三軸加速度を計測することにより、航空機の運行の監視を提供する。具体的には、フィードバックシステムは、制御信号を使用することによるオートパイロットの調節を許容するNAVコンピュータ280、282を少なくとも使用することにより、利用される。例えば、制御信号は、航空機の操作の際に計測値を取得することにより、調節することが可能であり、これらの計測値は、制御システムの利得及び遅延変数を変化させることによって制御信号を調節するべく、後から使用される。その後に、前記制御信号は、その動作を調節するべく、DFGC113、123内のオートパイロットに提供される。
好ましくは提供されるメニューインタフェースとの関係において、MCDU225、255は、好ましくは、すべての運行ページについて、ARINC739プロトコルを介して既存のAFMC105のメニュー構造を利用している。航法コンピュータ280、282は、好ましくは、本発明のアップグレードされたFMSシステム200の動作を、FMSシステムがアップグレードされた航空機上において航空機搭乗員が慣れ親しんでいる従来の既存の飛行管理システムからの可能な限りシームレスな遷移とすることを支援するように、アップグレードされたシステム200上におけるパイロットのトレーニングの極小化を支援するべく、好ましくは、飛行計画用の既存のAFMC105のメニュー構造を複製している。この観点において、好ましくは、航法コンピュータ280、282は、AFMC105のメニュー構造の絶対的な理解を常に維持しており、且つ、既存のレガシーAFMC105におけるものと同一の方式により、パイロットの入力に反応する。例えば、航法コンピュータ280、282は、AFMC105がMCDU225、255に対して予想しているものと同一の方法により、飛行計画情報をARINC739のプロトコルを介してAFMC105に対して転送する。更には、AFMC105との間における通信は、好ましくは、MCDU225、255のページインタフェースの自動化された使用に基づいており、本発明のFMSシステム200は、好ましくは、図8〜図20との関係において更に詳細に記述するように、AFMC105の運行ページに対する直接的なアクセスを許容し、且つ、その他のAFMC105の運行ページ上に配置された様々なパラメータの通信を自動化している。
図2において、図示され、且つ、現在において好適であるように、それぞれ、図1のディスプレイ148及び150は、それぞれ、関連付けられた従来の表示制御パネル230、260を有する従来の統合型フラットパネルディスプレイ235、265から構成されてもよく、個々の表示制御パネル230、260は、図2に示されているように、関連付けられたフラットパネルディスプレイ235、265と、対応したMCDU225、255と、の間において接続されており、且つ、個々のDCU201、251にも接続されている。
図3Aにおいて概略的に示されているように、現在において好適な飛行管理システム200は、航空機搭乗員による航空機300の制御を可能にするべく、航空機300に搭載状態において配置される。上述のように、航空機300において搭載状態におけるアップグレードされたFMSシステム200内に収容されたレガシーAFMC105は、好ましくは、依然として、航空機300の飛行の全体を通じて、その航空機運行能力を活用することができる。この観点においては、図8〜図20を参照して後述するように、好ましくは、レガシーAFMC105は、本発明のアップグレードされたFMSシステム200における運行計算のために利用されるものであることから、運行に関係したメニューページには、好ましくは、MCDU225、255を通じて直接的にアクセス可能である。この観点において、これらの初期化ページは、PERFORMANCE INIT、TAKEOFF REF、及び APPROACH REF などのページを含む。
運行ページについて更に詳細に説明する前に、図3Bは、例として、実行対象の個々のMCDU225、255内に配置された航法コンピュータ280、282の上述の関係する機能を可能にするべく利用されるソフトウェアの通常の代表的なシステムフローチャートを示していると言うだけで十分であろう。例えば、ナビゲータコンピュータ280、282は、図3Bのシステムフローチャートにおいて示されている機能を実行するべく、従来の方式により、Cによってプログラムされてもよい。図3Bのシステムフローチャートに従って、MCDU/NAVユニットは、飛行計画の目的、オートパイロット制御機能、及びオートスロットル制御機能のためのパイロットに対する主インタフェースとして機能していると言えば十分であろう。MCDU/NAVの内部航法データベースは、様々な航法点に関する情報を取得すると共に計画された飛行経路の演算を支援するべく、利用される。例えば、いくつかの実施形態においては、内部航法データベースは、ILSアプローチ及び/又は任意のその他の適した飛行経路用のウェイポイント及び必要とされる軌道を含むことができる。次いで、計画された飛行経路は、レガシーAFMC105が最適な燃料燃焼及び所要時間について従来方式によって運行パラメータを演算できるように、レガシーAFMC105に転送される。次いで、レガシーAFMCのスラスト及び対気速度ターゲットが航法コンピュータ280、282によって従来方式で分析され、且つ、次いで、横方向、垂直方向、スラスト、及び対気速度ターゲットの最終的な組がDFGC113、123に提供される。システムフローチャートは、一目瞭然であり、従って、本発明のアップグレードされたFMSシステム200にける航法コンピュータ280、282の現在において好適な動作を理解するべく、更に詳細に説明する必要はない。
次に図9を参照すれば、少なくとも一つのメニューページは、運行計算をレガシーAFMC105(図2)に提供するための AFMC Initiation Page を有することができる。好ましくは、AFMC Initiation Page は、後述するように、Performance Initiation Page、Takeoff Reference Page、又は Approach Reference Page のうちの少なくとも一つに対するアクセスを許容することができる。
次に図10A及び図10Bを参照すれば、少なくとも一つのメニューページは、Position Initialization Page(図10A)を有することが可能であり、且つ、別のメニューページは、Position Reference Page(10B)を有することができる。Position Initialization Page(図10A)は、IRU110、120(図2)の初期化及び/又は検証、並びに/或いは、レガシーAFMC105(図2)の選択を許容することが可能であり、Position Reference Page(図10B)は、位置の検証を許容している。
次に図11を参照すれば、少なくとも一つのメニューページは、Performance Initiation Page を有することができる。Performance Initiation Page は、レガシーAFMC105(図2)に対する燃料、重量、及び/又は運行構成の入力の提供を許容することができる。
次に図12を参照すれば、少なくとも一つのメニューページは、Takeoff Reference Page を有することができる。Takeoff Reference Page は、レガシーAFMC105(図2)に対する離陸動作及び基準速度構成の入力の提供を許容することができる。
次に図13を参照すれば、少なくとも一つのメニューページは、Approach Reference Page を有することができる。Approach Reference Page は、レガシーAFMC105(図2)にするアプローチ動作及び基準速度構成の入力の提供を許容することができる。
次の図14を参照すれば、少なくとも一つのメニューページは、例示用の例においては「ACT RTE 1 LEGS」としてラベル付与されたレガシーAFMCの LEGS Page を有することができる。このメニューページは、本発明によるMCDUインタフェースを使用することにより、レガシーAFMC105(図2)に転送される実際のルート1 LEGS Page を示している。
次に図15を参照すれば、少なくとも一つのメニューページは、図示の例においては「ACT 250KT CLB」というラベルが付与されている、先程参照された、AFMC CLIMBS Page を有することができる。このページは、航空機300(図3A)の飛行のそれぞれの区間ごとの巡航高度及び/又は速度の詳細などのパラメータを表示することができる。
様々な実施形態においては、少なくとも一つのメニューページは、Route Menu Page(図示されてはいない)を有することができる。このような例においては、Route Menu Page は、VHF NAVレシーバ116(図2)及び/又はレガシーAFMC105(図2)に提供される飛行計画を入力するためのインタフェースを提供することができる。更なる実施形態においては、少なくとも一つのメニューページは、飛行計画の選択されたウェイポイントにおいて保持パターンを定義するための Holding Menu Page(図示されてはいない)を有することができる。
その他の実施形態においては、少なくとも一つのメニューページは、VHF NAVレシーバ116(図2)に提供される出発及び/又は到着手順を選択するための Departure and/or Arrival Page(図示されてはいない)を有することができる。出発及び/又は到着手順は、VHF NAVレシーバ116(図2)の航法データベース内において保存することが可能であり、且つ、レガシーAFMC105に転送することができる。
様々な実施形態においては、少なくとも一つのメニューページは、一つ又は複数の Progress Page(図示されてはいない)を有することが可能であり、このそれぞれは、航空機300(図3A)の飛行計画におけるそれぞれの区間ごとの高度、残存距離、ETA、又は燃料燃焼のうちの少なくとも一つを表示する。このような例においては、このデータのいずれかは、レガシーAFMC105(図2)から自動的に取得することができる。更には、少なくとも一つメニューページは、フィックス情報についてVHF NAVレシーバ116の航法データベースに問い合わせるための Fix Page(図示されてはいない)を有することができる。更には、少なくとも一つのメニューページは、航空機300(図3A)の上昇運行モードを選択するための且つ/又は上昇制約(例えば、巡航高度、上昇モード、速度制約など)を規定するための Climb Page を有することができる。
次に図16を参照すれば、いくつかの実施形態においては、メニューページは、Engine Out Climb Page を有することができる。このような例においては、Engine Out Climb Page は、単一エンジン運行データに基づいて上昇運行を再算出するためのインタフェースを提供することができる。様々な実施形態においては、Engine Out Climb Page には、上述のように、Climb Page を通じてアクセスすることができる。
次に図17を参照すれば、いくつかの実施形態においては、メニューページは、図17に示されているエコノミー値などの航空機300(図3A)の巡航運行モードを選択し、且つ/又は、巡航制約(例えば、巡航高度、ドリフトダウン高度、巡航対気速度、最小安全運行速度など)を規定するための Cruise Page を有することができる。次に図18を参照すれば、メニューページは、単一エンジン運行データに基づいて巡航運行を再算出するためのインタフェースを提供するべく、Engine Out Cruise Page を有することができる。多くの実施形態においては、Engine Out Cruise Page 及び Cruise Drift Down Page(図示されてはいない)には、Cruise Page からアクセス可能であってもよい。
次に図19を参照すれば、メニューページは、図19に示されているエコノミー値などの飛行の降下フェーズを定義するためのインタフェースを提供する Descent Page を有することができる。このような例においては、レガシーAFMC105(図2)は、降下開始点において降下を判定及び開始するように、Descent Page を介して提供される入力に対して構成することができる。
次に図20を参照すれば、メニューページは、更なる降下パラメータ(例えば、風の予測や防氷など)を定義するためのインタフェースを提供する Descent Forecast Page を有することができる。
次に図4(図4A及び図4B)を再度参照すれば、図4は、アップグレードされた既存のFMS200が、アップグレードされた既存のFMS200を搭載状態において有する航空機300の飛行の全体を通じて、その航空機運行能力を活用することを依然として可能にしつつ、レガシーAFMCが、少なくとも増大した航法データベースストレージ能力、及び/又は、GPSに基づいた航法ソリューションを利用したRNP、VNAV、及びRNAV能力、並びに/或いは、RTA能力を有する能力を有することができるようにするための既存のFMS100よりも向上した機能を提供するべく、レガシーAFMC105を有する上述のFMSシステム100などの既存のFMSをアップグレードする方法400の例示用のフローチャートを示している。図4に示されている方法400は、例示を目的としたものに過ぎず、且つ、本明細書において提示されているFMSシステム200の実施形態に限定されるものではない。方法400は、本明細書において具体的に図示又は記述されてはいない多くの異なる実施形態又は例において利用することができる。いくつかの実施形態においては、方法400の活動、手順、及び/又はプロセスは、提示された順序において実行することができる。その他の実施形態においては、方法400の活動、プロセス、及び/又は手順は、任意のその他の適切な順序において実行することができる。更にその他の実施形態においては、方法400の活動、プロセス、及び/又は手順のうちの一つ又は複数は、組み合わせることが可能であり、或いは、スキップすることもできる。従って、図4は、航空機300に搭載状態において元々提供されている既存のFMSシステム100から本発明の現在において好適なアップグレードされたFMSシステム200を実現するべく実行され得る様々なステップの図に過ぎず、ステップが最終的に図2のアップグレードされたFMSシステム200を結果的にもたらす限り、ステップは、任意の特定の順序において実行する必要がないことに留意されたい。
図5を再度参照すれば、且つ、本発明のいくつかの実施形態によれば、アップグレードされたFMS200は、図5に示されている方法500を使用してオートパイロットを制御する能力を有する。例えば、航空機が計器着陸システムアプローチを実行している際には、アップグレードされたFMS200は、アプローチについて、NAVコンピュータ280、282を通じてオートパイロットに通知する(ステップ502)。ステップ504において、NAVコンピュータ280、282は、NAVデータベースから、アップグレードされたFMS200のセンサ及び様々なコンポーネントによって取得された姿勢、高度、対気速度、垂直方向速度、スリップ、機首方位、クロストラック、垂直方向逸脱動作、水平方向逸脱動作、及び三軸加速度などの飛行計測を取得している。更には、NAVデータベースは、アプローチ用のグライドスロープ及びローカライザ信号を含む予め定義された軌道をも提供する。ステップ506において、プロセス500は、それぞれ、ローカライザ及びグライドスロープ逸脱信号を取得するべく、MCDU280、282を使用して水平方向及び垂直方向経路逸脱計測値を変換しており、これにより、パイロットがディスプレイ235、265上においてセンタリングされた状態でグライドスロープ及びローカライザインジケータを維持する必要性を除去している。最後に、ステップ508において、DCU201、251及びDFGCコンピュータ113、123を使用することにより、ローカライザ及びグライドスロープ逸脱信号がNAVコンピュータ280、282内のオートパイロットのILS入力チャネルに入力として提供されている。
図6は、本発明のいくつかの実施形態によるアップグレードされたFMS200を使用することにより、オートパイロット及びオートスロットル機能の使用を最適化する方法600を示している。具体的には、602において、アップグレードされたFMSは、それぞれ、IRU110、120、DME112、122、及びDFGC113及び123を使用して姿勢、高度、対気速度、垂直方向速度、スリップ、機首方位、クロストラック、垂直方向逸脱動作、及び三軸加速度を監視することにより、航空機の実際の運行を計測している。取得された計測値は、その後に、AFMC105による取得及び/又は処理のために、MCDU280、282のNAVデータベース内において保存される。604において、NAVコンピュータ280、282を使用することにより、オートパイロットは、特定の飛行のフェーズの軌道(例えば、巡航飛行の際の一連のウェイポイント)について通知されている。この軌道は、オートパイロット機能用の基準として機能し、且つ、必要な航法コマンドをアップグレードされたFMS200に対して提供する。606において、602において参照されている計測された飛行パラメータと提供されたオートパイロット基準軌道との間において、NAVコンピュータ280、282、AFMC105、DFGC113、123、及びDCU201、252を使用することにより、逸脱信号が演算されている。算出された逸脱信号は、MCDU280、282を使用することにより、608において、オートパイロット制御信号に変換することができる。例えば、いくつかの実施形態においては、オートパイロット機能は、610において示されているように、アップグレードされたFMS200に対するオートパイロットコマンドの調節を許容するフィードバックシステムを使用することにより、最適化することができる。具体的には、このようなオートパイロット機能の調節は、RNPが様々な飛行のフェーズにおいてその航空機について充足されると共にオートパイロットがその最良の性能について最適化されることを保証するべく、ピッチコマンド、ロールコマンド、N1/EPRターゲット、対気速度ターゲット、及び垂直方向速度コマンドを含むオートパイロット及びオートスロットル信号用のコントローラの一つ又は複数の利得及び遅延変数などのパラメータを変化させるステップを伴う可能性がある。
図7は、検出期間においてアップグレードされたFMS200のオートパイロット及びオートスロットル機能を調節するための反復的制御ループを提供する本発明のいくつかの実施形態による方法700を示している。具体的には、且つ、図6を参照して説明されているように、702において、アップグレードされたFMSは、602において上述したように、実際の飛行パラメータを監視することにより、航空機の実際の運行を計測している。取得された計測値は、その後に、AFMC105による取得及び/又は処理のために、MCDU280、282のNAVデータベース内において保存される。704において、オートパイロットは、NAVコンピュータ280、282を使用することにより、特定の飛行のフェーズ用の軌道(例えば、巡航飛行の際の一連のウェイポイント)について通知されている。この軌道は、オートパイロット機能用の基準として機能し、且つ、必要な航法コマンドをアップグレードされたFMS200に対して提供する。706において、NAVコンピュータ280、282は、計測された実際の飛行パラメータに基づいて予想軌道を演算しており、この予想軌道は、708において、NAVデータベースから取得されると共にオートパイロットに提供された既定の軌道と比較されている。710において、二つの軌道の間に逸脱が存在している(例えば、710における「YES」)とNAVコンピュータ280、282が判定した場合には、方法700は、716において、補正済みのオートパイロット軌道を出力するべく、712において、MCDU280、282を使用して逸脱信号をオートパイロット制御信号に変換し、且つ、714において、(例えば、利得及び遅延を変化させることにより)オートパイロット制御信号を調節している。
但し、710において、二つの軌道の間に逸脱が存在していない(例えば、710における「NO」)とNAVコンピュータ280、282が判定した場合には、方法700は、NAVデータベースから取得された既定の軌道をオートパイロット機能のために使用する。いくつかの実施形態においては、方法700は、アップグレードされたFMS200の最適化されたオートパイロット及びオートスロットル機能を提供するべく、飛行状態及び/又は演算リソースに基づいて、定期的に、且つ、反復的な方式により、実行することができる。以上、その特定の実施形態に対して適用された本発明の様々な新規な特徴について図示及び説明したが、本発明の精神を逸脱することなしに、記述及び図示されている装置、システム、及び方法の形態及び詳細における様々な省略及び置換及び変更が当業者によって実施され得ることを理解されたい。当業者は、上述の開示と、本開示からの本発明の教示の理解と、に基づいて、本発明の一部分である特定のハードウェア及び装置と、本明細書によって提供されると共に本明細書に内蔵されている一般的な機能と、は、本発明の異なる実施形態において変化し得ることを認識するであろう。

Claims (20)

  1. 既存の飛行管理システム(FMS)よりも向上した機能を有する、アップグレードされた既存のFMSであって、該既存のFMSが、
    航空機に搭載された状態において該既存のFMSを有する該航空機の飛行の全体を通じて活用可能な航空機運行能力を有するレガシー高度飛行管理コンピュータ(AFMC)と、
    航法データを計測するように構成された慣性基準ユニット(IRU)と、
    該航空機の飛行と関連付けられたデータを演算するように構成された中央空気データコンピュータ(CADC)と、
    無線信号に基づいて距離を計測するように構成された距離測定装置(DME)レシーバと、
    ガイダンス情報を操作するように構成されたデジタル飛行ガイダンスコンピュータ(DFGC)であって、該IRU、CADC、DMEレシーバ、及びDFGCは、該レガシーAFMCに接続されている、DFGCと、
    を具備し、改良部分が、
    該CADCからの該航空機の該飛行と関連付けられたデータと、該IRUからの航法データと、を収集するように構成されたデータコンセントレータユニット(DCU)であって、該データコンセントレータユニットと該レガシーAFMCとは、それらの間において入力及び出力情報を交換するべく、互いに動作可能に接続されており、且つ、出力情報を受け取るべく該DFGCに対して更に動作可能に接続されている、DCUと、
    入力情報を提供するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された全地球測位システム(GPS)レシーバと、
    マイクロプロセッサと航法(NAV)コンピュータと航法データベースとを有する多目的制御表示ユニット(MCDU)であって、該NAVコンピュータ及び該航法データベースは、該データコンセントレータユニット及び該レガシーAFMCに対して動作可能に接続されており、且つ、該多目的制御表示ユニット(MCDU)は、
    飛行のフェーズを示す入力を受け取り、
    該飛行のフェーズと関連付けられた飛行パラメータを連続的に計測することにより、該航空機の運行を監視し、
    該飛行のフェーズと関連付けられた該計測された飛行パラメータを制御信号に変換し、且つ、
    該制御信号に基づいてオートパイロット機能とオートスロットル機能とを制御する、
    ように構成されている、MCDUと、
    を具備し、
    該アップグレードされた既存のFMSは、該レガシーAFMCが、該アップグレードされた既存のFMSを搭載状態において有する航空機の飛行の全体を通じてその航空機運行能力を活用することを依然として可能にしつつ、少なくとも増大した航法データベースストレージ容量、並びに、GPSに基づいた航法ソリューションを利用した航法精度要件(RNP)、垂直航法(VNAV)、広域航法(RNAV)、垂直方向ガイダンスを伴うローカライザ動作(LPV)、及び到達要求時刻(RTA)能力の能力を有する、
    アップグレードされた既存のFMS。
  2. 飛行のフェーズは、計器着陸アプローチ、離陸、及び巡航を有する、請求項1に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  3. 該計測される飛行パラメータは、姿勢、高度、対気速度、垂直方向速度、スリップ、機首方位、クロストラック、垂直方向逸脱動作、水平方向逸脱動作、及び三軸加速度を有する、請求項1に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  4. 該制御信号は、該オートパイロット機能の動作を調節するべく使用される制御フィードバックシステムと関連付けられた遅延及び利得変数を有する、請求項1に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  5. 情報を交換するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された統合型フラットパネルディスプレイ、を更に具備する、請求項1に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  6. 情報を交換するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された表示制御パネル、を更に具備する、請求項1に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  7. 情報を交換するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された統合型フラットパネルディスプレイ、を更に具備する、請求項1に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  8. 該レガシーAFMCに対して動作可能に接続された冗長システムを更に具備し、該冗長システムは、第二IRU、第二CADC、第二DMEレシーバ、第二DFGC、第二データコンセントレータユニット、及び第二全地球測位システムレシーバを具備する、請求項1に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  9. 既存の飛行管理システム(FMS)よりも向上した機能を有する、アップグレードされた既存のFMSであって、該既存のFMSが、
    航空機に搭載された状態において該既存のFMSを有する航空機の飛行の全体を通じて活用可能な航空機運行能力を有するレガシー高度飛行管理コンピュータ(AFMC)と、
    航法データを計測するように構成された慣性基準ユニット(IRU)と、
    該航空機の飛行と関連付けられたデータを演算するように構成された中央空気データコンピュータ(CADC)と、
    無線信号に基づいて距離を計測するように構成された距離測定装置(DME)レシーバと、
    ガイダンス情報を操作するように構成されたデジタル飛行ガイダンスコンピュータ(DFGC)であって、該IRU、CADC、DMEレシーバ、及びDFGCは、該レガシーAFMCに接続されている、DFGCと、
    を具備し、改良部分が、
    該CADCからの該航空機の該飛行と関連付けられたデータと、該IRUからの航法データと、を収集するように構成されたデータコンセントレータユニットであって、該データコンセントレータユニットと該レガシーAFMCとは、それらの間において入力及び出力情報を交換するべく、互いに動作可能に接続されており、且つ、出力情報を受け取るべく該DFGCに対して動作可能に更に接続されている、データコンセントレータユニットと、
    入力情報を提供するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された全地球測位システム(GPS)レシーバと、
    マイクロプロセッサと、グライドスロープ及びローカライザ逸脱信号に基づいてオートパイロット機能を提供する能力を有する航法(NAV)コンピュータと、航法データベースと、を有する多目的制御表示ユニット(MCDU)であって、該NAVコンピュータ及び該航法データベースは、該データコンセントレータユニット及び該レガシーAFMCに対して動作可能に接続されており、且つ、該多目的制御表示ユニット(MCDU)は、
    飛行のフェーズを示す入力を受け取り、
    該マイクロプロセッサをして、該飛行のフェーズと関連付けられた垂直方向経路逸脱及び水平方向経路逸脱を算出し、
    該垂直方向経路逸脱及び該水平方向経路逸脱を該グライドスロープ及びローカライザ逸脱信号にそれぞれ変換し、且つ、
    該グライドスロープ及びローカライザ逸脱信号を使用して、該オートパイロット機能を制御する、
    ように構成されている、MCDUと、
    を具備し、
    該アップグレードされた既存のFMSは、該レガシーAFMCが、該アップグレードされた既存のFMSを搭載状態において有する該航空機の飛行の全体を通じてその航空機運行能力を活用することを依然として可能にしつつ、少なくとも増大した航法データベースストレージ容量、並びに、GPSに基づいた航法ソリューションを利用した航法精度要件(RNP)、垂直航法(VNAV)、広域航法(RNAV)、垂直方向ガイダンスを伴うローカライザ動作(LPV)、及び到達要求時刻(RTA)能力の能力を有する、
    アップグレードされた既存のFMS。
  10. 飛行のフェーズは、計器着陸アプローチ、離陸、及び巡航を有する、請求項9に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  11. 情報を交換するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された統合型フラットパネルディスプレイ、を更に具備する、請求項9に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  12. 情報を交換するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された表示制御パネル、を更に具備する、請求項9に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  13. 情報を交換するべく該データコンセントレータユニットに対して動作可能に接続された統合型フラットパネルディスプレイ、を更に具備する、請求項9に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  14. 該レガシーAFMCに対して動作可能に接続された冗長システムを更に具備し、該冗長システムは、第二IRU、第二CADC、第二DMEレシーバ、第二DFGC、第二データコンセントレータユニット、及び第二全地球測位システムレシーバを具備する、請求項9に記載のアップグレードされた既存のFMS。
  15. レガシー高度飛行管理コンピュータ(AFMC)を有する既存の飛行管理システム(FMS)をアップグレードする方法であって、該既存のFMSは、少なくとも、レガシーAFMC、慣性基準ユニット(IRU)、中央空気データコンピュータ(CADC)、距離測定装置(DME)レシーバ、デジタル飛行ガイダンスコンピュータ(DFGC)、及びレガシー電気飛行情報システム(EFIS)を有し、該IRU、CADC、DMEレシーバ、及びDFGCは、該レガシーAFMCに対して接続されている、方法であって、
    該レガシーEFISシステムをデータコンセントレータユニット(DCU)と交換するステップと、
    入力情報を提供するべく、該CADC、IRU、及びDMEレシーバを該データコンセントレータユニットに対して接続するステップであって、該入力情報は、該IRUから受け取られた航法データと、該DMEから受け取られた距離データと、該CADCから受け取られた航空機の飛行と関連付けられたデータと、を有する、ステップと、
    入力及び出力情報を交換するべく、該データコンセントレータユニットと該レガシーAFMCとを一緒に接続するステップと、
    出力情報を受け取るべく、該DFGCを該データコンセントレータユニットの出力に接続するステップと、
    場所情報を提供するべく、全地球測位システムレシーバを該既存のFMSに追加し、且つ、該既存のFMSを該データコンセントレータユニット入力に対して動作可能に接続するステップと、
    マイクロプロセッサと、オートパイロット機能を提供する能力を有する航法(NAV)コンピュータと、航法データベースと、を有する多目的制御表示ユニット(MCDU)を追加するステップであって、該NAVコンピュータ及び該航法データベースは、該データコンセントレータユニット及び該レガシーAFMCに対して動作可能に接続され、且つ、該多目的制御表示ユニット(MCDU)は、
    飛行のフェーズを示す入力を受け取るステップと、
    該飛行のフェーズと関連付けられた飛行パラメータを連続的に計測することにより、該航空機の運行を監視するステップと、
    該飛行のフェーズと関連付けられた該計測された飛行パラメータを制御信号に変換するステップと、
    該制御信号に基づいてオートパイロット機能とオートスロットル機能とを制御するステップと、
    を実行するように構成されている、ステップと、
    を具備する方法。
  16. 飛行のフェーズは、計器着陸アプローチ、離陸、及び巡航を有する、請求項15に記載の既存のFMSをアップグレードする方法。
  17. 該計測された飛行パラメータは、姿勢、高度、対気速度、垂直方向速度、スリップ、機首方位、クロストラック、垂直方向逸脱動作、水平方向逸脱動作、及び三軸加速度を有する、請求項15に記載の既存のFMSをアップグレードする方法。
  18. 該制御信号は、該オートパイロット機能の動作を調節するべく使用される制御フィードバックシステムと関連付けられた遅延及び利得変数を有する、請求項15に記載の既存のFMSをアップグレードする方法。
  19. レガシー高度飛行管理コンピュータ(AFMC)を有するオートパイロット制御のための既存の飛行管理システム(FMS)をアップグレードする方法であって、該既存のFMSは、少なくとも、レガシーAFMC、慣性基準ユニット(IRU)、中央空気データコンピュータ(CADC)、距離測定装置(DME)レシーバ、デジタル飛行ガイダンスコンピュータ(DFGC)、及びレガシー電気飛行情報システム(EFIS)を有し、該IRU、CADC、DMEレシーバ、及びDFGCは、該レガシーAFMCに対して接続されている、方法であって、
    該レガシーEFISシステムをデータコンセントレータユニット(DCU)と交換するステップと、
    入力情報を提供するべく、該CADC、IRU、及びDMEレシーバを該データコンセントレータユニットに対して接続するステップであって、該入力情報は、該IRUから受け取られた航法データと、該DMEから受け取られた距離データと、該CADCから受け取られた航空機の飛行と関連付けられたデータと、を有する、ステップと、
    入力及び出力情報を交換するべく、該データコンセントレータユニットと該レガシーAFMCとを一緒に接続するステップと、
    出力情報を受け取るべく、該DFGCを該データコンセントレータユニットに対して接続するステップと、
    場所情報を提供するべく、全地球測位システムレシーバを該既存のFMSに追加し、且つ、該既存のFMSを該データコンセントレータユニット入力に対して動作可能に接続するステップと、
    マイクロプロセッサと、オートパイロット機能を提供する能力を有する航法(NAV)コンピュータと、航法データベースと、を有する多目的制御表示ユニット(MCDU)を追加するステップであって、該NAVコンピュータ及び該航法データベースは、該データコンセントレータユニット及び該レガシーAFMCに対して動作可能に接続される、ステップと、
    該オートパイロット機能を使用して該航空機の軌道を制御するべく反復的制御ループを提供するステップであって、該反復的制御ループは、
    飛行のフェーズを示す入力を受け取るステップと、
    該飛行のフェーズと関連付けられた飛行パラメータを連続的に計測することにより、該航空機の運行を監視するステップと、
    該計測された飛行パラメータに基づいて逸脱値の組を算出するステップと、
    該飛行のフェーズと関連付けられた該逸脱値の組及び該計測された飛行パラメータを制御信号に変換するステップと、
    該航空機用の補償済みの軌道を提供することにより、該制御信号に基づいて該オートパイロット機能とオートスロットル機能とを調節するステップと、
    を実行するように構成されている、ステップと、
    を具備する方法。
  20. 該制御信号は、該オートパイロット機能の動作を調節するべく使用される制御フィードバックシステムと関連付けられた遅延及び利得変数を有する、請求項19に記載の既存のFMSをアップグレードする方法。
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