JP2016540423A - 通信感度を改善するためのシステムおよび方法 - Google Patents

通信感度を改善するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信デバイスによる通信感度を改善するための方法を説明する。方法は、ビットのストリングを取得することを含む。方法はまた、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングすることを含む。方法は、シリーズに基づいて変調された信号を生成することをさらに含む。方法は加えて、変調された信号を送信することを含む。【選択図】図2

Description

関連出願
[0001]本出願は、「SCHEME FOR IMPROVING RECEIVER SENSITIVITY」と題する2013年11月7日に出願された米国仮特許出願第61/901,352号に関し、その優先権を主張する。
[0002]本開示は、一般に通信に関する。より詳細には、本開示は、通信感度を改善するためのシステムおよび方法に関する。
[0003]ここ数10年間で、電子デバイスの使用は一般的になった。特に、電子技術における進歩により、ますます複雑で有用になる電子デバイスの費用が削減した。費用低減と消費者需要によって、電子デバイスが近代社会において事実上遍在するように電子デバイスの使用が急増した。電子デバイスの使用が拡大したので、電子デバイスの新しく改良された特徴の需要も拡大した。より具体的には、新機能を実行し、および/または機能をより速く、より効率的に、あるいはより高信頼に実行する電子デバイスが、しばしば求められる。
[0004]いくつかの電子デバイスは、他の電子デバイスと通信する。これらの電子デバイスは、電磁信号を送信および/または受信し得る。たとえば、スマートフォンは、別のデバイス(たとえば、ラップトップコンピュータ、車両内の電子コンソール、ワイヤレスヘッドセット、など)に信号を送信し、および/またはそのデバイスから信号を受信することができる。別の例では、ワイヤレスヘッドセットは、別のデバイス(たとえば、ラップトップコンピュータ、ゲームコンソール、スマートフォン、など)に信号を送信し、および/またはそのデバイスから信号を受信することができる。
[0005]しかしながら、ワイヤレス通信においては、特定の挑戦的課題が生じる。たとえば、いくつかのワイヤレスデバイスは、制限された範囲を有する場合がある。この制限された範囲は、いくつかの状況において接続性の問題と不満足な性能とをもたらす場合がある。この説明からわかるように、ワイヤレス通信を改善するシステムおよび方法が有益であり得る。
[0006]ワイヤレス通信デバイスによる通信感度を改善するための方法を説明する。方法は、ビットのストリングを取得することを含む。方法はまた、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングすることを含む。方法は、シリーズに基づいて変調された信号を生成することをさらに含む。方法は加えて、変調された信号を送信することを含む。第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離が、最大化され得る。変調された信号を生成することは、定包絡線変調に基づき得る。
[0007]事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を含み得る。マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成し得る。マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を含み得る。マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を含み得る。
[0008]また、通信感度を改善するための装置について説明する。装置は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングするように構成されたパターンマッパを含む。装置はまた、シリーズに基づいて変調された信号を生成するように構成された変調器を含む。装置は、変調された信号を送信するように構成された送信機をさらに含む。
[0009]通信感度を改善するための別の装置についても説明する。装置は、連結された事前に割り振られたビットパターンのストリングを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングするための手段を含む。装置はまた、シリーズに基づいて変調された信号を生成するための手段を含む。装置は、変調された信号を送信するための手段をさらに含む。
[0010]通信感度を改善するためのコンピュータプログラム製品についても説明する。コンピュータプログラム製品は、命令を伴う非一時的有形コンピュータ可読媒体を含む。命令は、ビットのストリングをワイヤレス通信デバイスに取得させるためのコードを含む。命令はまた、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングすることをワイヤレス通信デバイスに行わせるためのコードを含む。命令は、シリーズに基づいて変調された信号をワイヤレス通信デバイスに生成させるためのコードをさらに含む。命令は、変調された信号を送信することをワイヤレス通信デバイスに行わせるためのコードをさらに含む。
通信感度を改善するためのシステムおよび方法が実装され得る、送信通信デバイスおよび受信通信デバイスの一構成を示すブロック図。 通信感度を改善するための方法の一構成を示すフローチャート。 通信感度を改善するための別の方法を示すフローチャート。 通信感度を改善するために実装され得る構成要素の一例を示すブロック図。 Bluetooth(登録商標) Low Energy(LE)パケットフォーマットの一例を示す図。 ガウス型周波数偏移変調(GFSK)変調を示すグラフ。 受信通信デバイス内に含まれ得る構成要素の一例を示すブロック図。 通信感度を改善するための方法のより具体的な構成を示すフローチャート。 通信感度を改善するための別のより具体的な方法を示すフローチャート。 通信感度を改善するためのシステムおよび方法が実装され得る、ワイヤレス通信デバイスの別のより具体的な構成を示すブロック図。 ワイヤレス通信デバイス内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す図。
[0022]本明細書で開示するシステムおよび方法は、ワイヤレス通信感度を改善するための送信(Tx)および/または受信(Rx)方式を提供し得る。ワイヤレス通信感度を改善することは、様々なセンサおよび/または接続性解決策に対していくつかのワイヤレス通信システムの範囲を増大させ得る。たとえば、本明細書で開示するシステムおよび方法は、感度を改善するために特定のTx/Rxフォーマットを提供する。
[0023]本明細書で説明するシステムおよび方法は、種々の異なる電子デバイス上に実装され得る。電子デバイスの例は、汎用または専用のコンピューティングシステム環境または構成、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバコンピュータ、ハンドヘルドまたはラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースシステム、プログラマブル家電製品、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記のシステムまたはデバイスのいずれかを含む分散コンピューティング環境、などを含む。システムおよび方法はまた、電話、スマートフォン、ワイヤレスヘッドセット、携帯情報端末(PDA)、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(UMPC)、モバイルインターネットデバイス(MID)などのモバイルデバイス内に実装され得る。さらに、システムおよび方法は、バッテリー式デバイス、センサ、などによって実装され得る。以下の説明は、明快のため、および説明を容易にするために、ワイヤレス通信デバイスについて言及する。ワイヤレス通信デバイスは、上記で説明されたデバイスのうちのいずれかだけでなく、多数の他のデバイスをも備え得ることは、当業者には理解されよう。
[0024]Bluetoothワイヤレス通信規格は、一般的に、短距離にわたって固定またはモバイルのBluetooth対応デバイス間で通信を交換するために採用される。いくつかの構成では、本明細書で開示するシステムおよび方法は、Bluetooth Low Energy(LE)デバイスの感度を改善するために適用され得る。LEは、Bluetooth規格の「Low Energy」拡張を指す。LE拡張は、バッテリー式デバイス、センサアプリケーションなど、エネルギーを制約されたアプリケーションに的を絞られている。以下の説明は、BluetoothおよびLEの規格に関連する技術を使用する。とはいえ、本概念は、デジタルデータの変調および送信を伴う他の技術および規格に適用可能である。したがって、説明のうちのいくつかはBluetooth規格の観点から提供されるが、本明細書で開示するシステムおよび方法は、より一般的に、Bluetooth規格に適合しないワイヤレス通信デバイス内に実装され得る。
[0025]LEデバイスは、送信機、受信機、または送信機と受信機の両方を備え得る。LEデバイスはまた、干渉とフェーディングとに抗するために、周波数ホッピングトランシーバを使用する場合がある。
[0026]本明細書で開示するシステムおよび方法のいくつかの構成は、LE感度を改善するためのTxおよび/またはRx方式を提供し得る。たとえば、システムおよび方法は、様々なセンサおよび/または接続性解決策に対するBluetoothまたはLEのRxシステムの範囲を増大させるために適用され得る。たとえば、LEシステムの現在の感度は、1ミリワットを基準とする約−99デシベル(dBm)であり得る。しかしながら、目標の感度は、約−115dBmであり得る。したがって、感度における所望の改善は、約15デシベル(dB)であり得る。LE規格は、0.1%ビットエラー率(BER)を達成する受信機入力レベルとして受信機感度レベルを定義する。以下でさらに詳細に説明するように、本明細書で説明するシステム、方法および装置は、受信機感度レベルを15dBだけ改善し得る。
[0027]本明細書で説明するシステムおよび方法の1つの利点は、それらが任意の既存のLE方式に、最小限の変更を必要とするだけで適用され得る(たとえば、上に重ねられ得る)ことである。いくつかの構成では、本明細書で開示するシステムおよび方法は、送信機におけるビットレベルコーディング方式および/または受信機におけるジョイント復調/復号を実装することによってLE受信機の感度を改善する。
[0028]LEシステムは、2.400〜2.4835ギガヘルツ(GHz)(2400〜2483.5メガヘルツ(MHz))における無認可2.4GHz産業科学医療用(ISM)帯域内で動作する。LEシステムの動作周波数帯域は、式(1)において示される。特に、LEシステムは、式(1)に示す中心周波数(f)を有する40の無線周波数(RF)チャネルを使用する。
f=2042+k×2MHz; k=0,...,39 (1)
[0029]様々な構成が、同一の参照番号が機能的に類似の要素を示し得る図面を参照して記載される。一般的に記載され図面で例示されているようなシステムおよび方法は、広範な様々な別の構成でアレンジおよび設計され得る。したがって、これら図面において示されるような、いくつかの構成についての以下のより詳細な記載は、範囲を限定するものではなく、単なる代表であることが意図されている。
[0030]図1は、通信感度を改善するためのシステムおよび方法が実装され得る、送信通信デバイス102および受信通信デバイス118の一構成を示すブロック図である。送信通信デバイス102および受信通信デバイス118は、ワイヤレス通信システム100内に含まれ得る。ワイヤレス通信システム100は、音声、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。送信通信デバイス102および受信通信デバイス118は、ワイヤレス通信デバイスの例である。
[0031]図1は送信通信デバイス102および受信通信デバイス118を示すが、ワイヤレス通信デバイスは、送信と受信の両方が可能であり得る。したがって、単一のワイヤレス通信デバイスは、送信通信デバイス102および受信通信デバイス118内に示される構成要素のすべてを備え得る。加えて、ワイヤレス通信デバイスは、図1に示されていない他の構成要素を備え得る。図1のワイヤレス通信デバイスが説明を容易にするために簡略化されていることは、当業者には理解されよう。
[0032]ワイヤレスシステムにおける通信は、ワイヤレスリンクを介した送信によって達成され得る。そのようなワイヤレスリンクは、単入力単出力(SISO)、多入力単出力(MISO)、または多入力多出力(MIMO)のシステムを介して確立され得る。MIMOシステムは、それぞれ、データ送信のための複数(NT)個の送信アンテナと複数(NR)個の受信アンテナとを装備した、(1つまたは複数の)送信機と(1つまたは複数の)受信機とを含む。いくつかの構成では、ワイヤレス通信システム100はMIMOを利用し得る。MIMOシステムは時分割複信(TDD)システムおよび/または周波数分割複信(FDD)システムをサポートすることができる。
[0033]いくつかの構成では、ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の規格に従って動作し得る。これらの規格の例は、Bluetooth(たとえば、電気電子技術者協会(IEEE)802.15.1)、IEEE802.11(WiFi(登録商標))、IEEE802.16(ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX(登録商標))、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、CDMA2000、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))、などを含む。したがって、送信通信デバイス102は、いくつかの構成では、LEなどの通信プロトコルを使用して受信通信デバイス118と通信し得る。
[0034]いくつかの構成では、ワイヤレス通信システム100は、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のワイヤレス通信デバイスとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムである可能性がある。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA(登録商標))システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:evolution-data optimized)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)接続ネットワークシステム、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP(登録商標))ロングタームエボリューション(LTE)システム、および空間分割多元接続(SDMA)システムを含む。
[0035]LTEおよびUMTSでは、ワイヤレス通信デバイスは、「ユーザ機器」(UE)と呼ばれることがある。3GPPモバイル通信用グローバルシステム(GSM)では、ワイヤレス通信デバイスは、「移動局」(MS)と呼ばれることがある。送信通信デバイス102および/または受信通信デバイス118は、UE、MS、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることもあり、および/またはそれらの機能の一部または全部を含み得る。送信通信デバイス102および/または受信通信デバイス118の例は、セルラーフォン、スマートフォン、ワイヤレスヘッドセット、ワイヤレススピーカー、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスデバイス、電子自動車コンソール、ゲーミングシステム、ワイヤレスコントローラ、センサ、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、などを含む。
[0036]送信通信デバイス102および/または受信通信デバイス118は、図1に示す1つまたは複数の構成要素を含み得る。たとえば、送信通信デバイス102は、パターンマッパ106、変調器110、送信機114、および/または1つまたは複数のアンテナ116a〜nを備え得る。追加または代替として、受信通信デバイス118は、1つまたは複数のアンテナ120a〜n、受信機122、および/またはジョイント復調器/デマッパ126を備え得る。より少ないかまたはより多い構成要素が、送信通信デバイス102および/または受信通信デバイス118内に含まれて良いことに留意されたい。1つまたは複数の構成要素の各々は、ハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組合せで実装され得る。たとえば、パターンマッパ106は、ハードウェア(たとえば、回路)、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せ(たとえば、命令を有するプロセッサ)で実装され得る。
[0037]図の中の線および/または矢印は、構成要素間の結合を示し得る。たとえば、パターンマッパ106は変調器110に結合され、変調器110は送信機114に結合され、送信機114は1つまたは複数のアンテナ116a〜nに結合され得る。本明細書で使用する「結合」という用語およびそれの変形態は、直接接続または間接接続を示し得る。たとえば、パターンマッパ106は、変調器110に(介在構成要素なしに)直接接続されてよく、または変調器110に(1つまたは複数の介在構成要素を介して)間接的に接続されてもよい。
[0038]送信通信デバイス102は、ビット104のストリングを取得し得る。ビット104のストリングの各々は、2進数値(たとえば、1または0、オンまたはオフ、など)を有し得る。ビット104のストリングは、送信のためのデータを表し得る。たとえば、ビット104のストリングは、ペイロードおよび/または制御の情報を表し得る。ビット104のストリングによって表され得る情報の例は、音声呼出、インターネットトラフィック、テキストメッセージ、エラー検出コード、エラー訂正コード、再送信、電力制御ビット、アクセス要求、などを含み得る。ビット104のストリングは、送信通信デバイス102において、および/またはリモートデバイスから発生し得る。ビット104のストリングを取得することは、ビット104のストリングを生成すること、および/またはビット104のストリングを受信することを含み得る。たとえば、送信通信デバイス102は、ビット104のストリングを取得するために、音声信号を捕捉、デジタル化、および/または符号化し得る。別の例では、送信通信デバイス102は、ユーザからテキスト入力を受信し得、送信通信デバイス102は、そのテキスト入力をビット104のストリングにフォーマットし得る。さらに別の例では、送信通信デバイス102は、リモートデバイスから(たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス送信を介して)ビット104のストリングを受信し得る。
[0039]送信通信デバイス102は、ビット104のストリングをパターンマッパ106に供給し得る。パターンマッパ106は、送信のためのデータを表すビット104のストリングを受信し得る。パターンマッパ106は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108を作成するために、ビット104のストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングし得る。たとえば、パターンマッパ106は、ビット104のストリング内の各ビット(たとえば、2進数値)によって示される各ビットに対して事前に割り振られたビットパターンを作成(たとえば、生成)し得る。事前に割り振られたビットパターンの各々は、2進数値の所定のパターンを有するビットのセットであり得る。事前に割り振られたビットパターン(たとえば、ビットのセット)の各々は、所定のサイズ(たとえば、長さ)を有してよく、または所定のビット数を含んでよい。ビット104のストリング内の各ビットをマッピングすることは、ビットが第1の2進数値(たとえば、0)を有する場合に第1の事前に割り振られたビットパターンを選択することと、ビットが第2の2進数値(たとえば、1)を有する場合に第2の事前に割り振られたビットパターンを選択することとを含み得る。
[0040]パターンマッパ106は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108を作成するために、ビット104のストリング内の各ビットに対して選択された事前に割り振られたビットパターンを連結し得る。いくつかの構成では、事前に割り振られたビットパターンは、ビット104のストリング内の対応するビットの順序と同じ順序で連結され得る。追加または代替として、シリーズ108内の事前に割り振られたビットパターン(たとえば、ビットのセット)の数は、ビット104のストリング内のビット数と同じであり得る。
[0041]いくつかの構成では、パターンマッパ106は、ビット104のストリング内の(0または1の2進数値を有する)各ビットを式(2)に示す事前に割り振られたビットパターンにマッピングし得る。
Figure 2016540423
式(2)では、
Figure 2016540423
は第1の事前に割り振られたビットパターンであり、
Figure 2016540423
は第2の事前に割り振られたビットパターンであり、ここで、Nは事前に割り振られたビットパターンのサイズ(たとえば、長さ)であり、
Figure 2016540423
および0≦i≦N−1である。一例では、
Figure 2016540423
[0042]いくつかの構成では、パターンマッパ106は、異なるサイズの、および/または複数のレートによる、事前に割り振られたビットパターンを用いてマッピングを実行し得る。異なるサイズの、および/または複数のレートによる、事前に割り振られたビットパターンを利用することができるパターンマッパ106は、可変レートパターンマッパと呼ばれることがある。
[0043]いくつかの実装形態では、パターンマッパ106は、1レート当たり2つだけの事前に割り振られたビットパターンのセットを利用し得る。たとえば、第1のレートに対して、パターンマッパ106は、ビット104のストリング内の各ビットに対して2つの事前に割り振られたビットパターン(たとえば、「0」のビットに対応する第1の事前に割り振られたビットパターンと「1」のビットに対応する第2の事前に割り振られたビットパターンと)の間でのみ選択可能である。事前に割り振られたビットパターンの各セット内で、事前に割り振られたビットパターンの各々は、同じサイズ(たとえば、N)を有し得る。しかしながら、事前に割り振られたビットパターンの異なるセットは、異なるサイズを有し得る。たとえば、事前に割り振られたビットパターンの第1のセットは、各々がN=8のサイズを有する2つの事前に割り振られたビットパターンを含み得る。事前に割り振られたビットパターンの第2のセットは、各々がN=16のサイズを有する2つの事前に割り振られたビットパターンを含み得る。
[0044]いくつかの構成では、送信通信デバイス102(たとえば、パターンマッパ106)は、事前に割り振られたビットパターンのサイズによって感度とデータレートとを制御し得る。たとえば、事前に割り振られたビットパターンのサイズ(たとえば、N)は、受信機感度とより高いデータレートとのトレードオフを図るために調整され得る。特に、事前に割り振られたビットパターンのサイズ(たとえば、N)を選択することは、式(3)に示すように、通信感度と有効ビットレートReffとのトレードオフを図ることができる。
Figure 2016540423
式(3)では、Reffは有効ビットレートであり、R0はベースデータレートであり、Nは事前に割り振られたビットパターンのサイズである。一例では、LEのベースデータレートは、RLE=R0=1メガビット毎秒(Mbps)である。したがって、N=8の事前に割り振られたビットパターンのサイズが選択された場合、Reff=1/8Mbpsである。この説明からわかるように、事前に割り振られたビットパターンのサイズNが増加するにつれて、感度が高くなる一方で、有効ビットレートReffが低下する。いくつかの構成では、送信通信デバイス102は、レート情報(たとえば、事前に割り振られたビットパターンのサイズN)を受信通信デバイス118に送ることができる。
[0045]いくつかの構成では、事前に割り振られたビットパターンは、マスターパターン(MP)を反復することによって形成され得る。マスターパターンは、より長い事前に割り振られたビットパターンを生成するために1回または複数回反復され得るベースの事前に割り振られたビットパターンであり得る。たとえば、N=8(1反復)、N=16(2反復)、N=24(3反復)、N=32(4反復)、などを有する事前に割り振られたビットパターンを形成するために、N=8を有するマスターパターンが1回または複数回反復され得る。複数の反復されたマスターパターンは、事前に割り振られたビットパターンを形成するために連結され得る。マスターパターンは、いくつかの性質を有し得る。マスターパターンは、(たとえば、複数回反復されるときでも)変調された信号112の位相において効率的変化を生じ得ない。特に、位相における効率的変化はPeffchange=Pbefore−Pafterであり、ここで、Pbeforeはパターンが始まる前の信号(たとえば、変調された信号112)の位相であり、Pafterはパターンが終了した後の信号(たとえば、変調された信号112)の位相である。言い換えれば、変調された信号112(たとえば、LE信号)の初期位相およびマスターパターンの後の変調された信号112の位相は、同じになる。他のサイズ(たとえば、長さ)の事前に割り振られたビットパターンはマスターパターンを反復することによって形成され得るので、すべての事前に割り振られたビットパターンは、同じ性質を共有することになる。
[0046]いくつかの例では、第1のマスターパターンは、第1のビット値(たとえば、0)に対してMP0={−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備え得、第2のマスターパターンは、第2のビット値(たとえば、1)に対してMP1={1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備え得る。これらのマスターパターンに基づいて、送信通信デバイス102は、式(4)〜(5)に示すN=8、式(6)〜(7)に示すN=16、式(8)〜(9)に示すN=24、および式(10)〜(11)に示すN=32に対して以下の事前に割り振られたビットパターンを使用し得る。
Figure 2016540423
[0047]したがって、パターンマッパ106は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108を作成するために、ビット104のストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングし得る。このマッピングは、変調前に発生し得る。この説明からわかるように、マッピングは、ビットレート(たとえば、スループット)を変化させる場合がある。パターンマッパ106は、2進数ビットのストリングと同じ順序で、事前に割り振られたビットパターンを連結し得る。連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108は、変調器110に供給され得る。
[0048]変調器110は、シリーズ108に基づいて変調された信号112を生成し得る。変調器は、連結された位相パターン(たとえば、事前に割り振られた位相パターン)のシリーズを生成するために、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108を使用し得る。いくつかの構成では、変調器110によって実行される変調は、定包絡線変調であり得る。言い換えれば、変調された信号112を生成することは、定包絡線変調に基づき得る。定包絡線変調(たとえば、周波数偏移変調(FSK)、ガウス型周波数偏移変調(GFSK)、位相偏移変調(PSK)、など)は、信号の振幅を変調しない変調であり得る。定包絡線変調の1つの特定の例は、GFSK変調である。たとえば、変調器110は、連結された位相パターンのシリーズ108から変調された信号112を生成するためにGFSK変調を使用し得る。GFSK変調に関するさらなる詳細は、図6に関して与えられる。いくつかの構成では、変調器110は、0.5の変調指数(たとえば、h=0.5)を利用し得る。
[0049]マスターパターンは、変調されると、円形に閉じた位相パターンを作成し得る。円形に閉じた位相パターンは、初期位相(事前に割り振られたビットパターンを変調する前)と最終位相(事前に割り振られたビットパターンを変調した後)とが同じである位相パターンであり得る。変調されたマスターパターンが円形に閉じた位相パターンを作成する場合、マスターパターンの1回または複数回の反復に基づいて生成された位相パターンは、同じく、円形に閉じた位相パターンとなる。たとえば、円形に閉じた位相は、送信パターンを作成するために、h=0.5の変調指数を有するマスターパターンを利用するという1つの利点であり得る。
[0050]いくつかの構成では、(2進数値0および2進数値1に対する)マスターパターンは、さらに、得られた位相パターンの間のユークリッド距離を最大化するように選択され得る。マスターパターンに基づいて生成された2つの位相パターンの間のユークリッド距離は、式(12)に示すように計算され得る。
Figure 2016540423
式(12)では、Φ(n)は、事前に割り振られたビットパターンの(指数nを有する)各ビットを変調された信号112の得られた位相にマッピングする関数である。
[0051]一例では、送信通信デバイス102は、式(13)に示すN=8を有する以下のマスターパターンを使用し得る。
Figure 2016540423
変調器110は、φの初期位相とh=0.5→π/2の変調指数とを用いてこれらのマスターパターンを変調し得る。したがって、得られた位相パターンは、式(14)に示す円形に閉じた位相パターンであり得る。
Figure 2016540423
[0052]これらのマスターパターンはまた、得られた位相パターンの間のユークリッド距離を最大化し得る。たとえば、得られた位相パターンの間のユークリッド距離は、式(15)に示すように計算され得る。
Figure 2016540423
したがって、N=8、N=16、N=24、およびN=32に対して、得られた位相パターンの間のユークリッド距離は、それぞれ、7、14、21および28であり得る。
[0053]変調器110によって生成された変調された信号112は、送信機114に供給され得る。いくつかの構成では、変調された信号112は、同相(I)成分と直交(Q)成分(たとえば、成分信号)を含み得る。したがって、変調された信号112は、いくつかの例では、同相/直交(IQ)波形であり得る。
[0054]送信機114は、変調された信号112を受信通信デバイス118に送信し得る。たとえば、送信機114は、1つまたは複数のアンテナ116a〜nに供給され得る変調された信号112をフィルタリングおよび/または増幅し得る。1つまたは複数のアンテナ116a〜nは、変調された信号112を放射し得る。
[0055]受信通信デバイス118上の受信機122は、1つまたは複数のアンテナ120a〜nを介して送信通信デバイス102によって送信された信号を受信し得る。受信機122は、受信された変調された信号124を取得し得る。たとえば、受信機122は、受信された変調された信号124を作成するために、送信通信デバイス102から受信された信号を(1つまたは複数のアンテナ120a〜nを介して)受信し、増幅および/またはフィルタリングすることができる。受信された変調された信号124は、I成分およびQ成分(たとえば、成分信号)を含み得る。したがって、受信された変調された信号124は、いくつかの例では、IQ波形であり得る。受信機122は、受信された変調された信号124をジョイント復調器/デマッパ126に供給し得る。
[0056]ジョイント復調器/デマッパ126は、受信された変調された信号124(たとえば、IQ波形)を受信し得る。ジョイント復調器/デマッパ126は、受信された変調された信号124に基づいて受信されたビット128のストリングを決定し得る。たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、事前に割り振られたビットパターンに基づいておよび/または(たとえば、事前に割り振られたビットパターンに対応する)事前に割り振られた位相パターンに基づいて、ならびに受信された変調された信号124に基づいて、受信されたビット128のストリングを決定し得る。たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、受信されたビット128のストリングを生成するために、相関された位相入力のシリーズをビットのシリーズにマッピングし得る。
[0057]いくつかの構成では、ジョイント復調器/デマッパ126は、受信されたビット128のストリングを決定するために、以下の手順のうちの1つまたは複数を実行し得る。ジョイント復調器/デマッパ126は、受信された変調された信号124(たとえば、IQ波形)を位相入力に変換し得る。次いで、ジョイント復調器/デマッパ126は、位相入力を(たとえば、2進数の1および2進数の0に対する事前に割り振られたビットパターンに対応する)事前に割り振られた位相パターンと相関させ得る。これは、仮説検定と呼ばれることがある。たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、位相入力を、(たとえば、第1の事前に割り振られたビットパターンに対応する)2進数の0に対する第1の事前に割り振られた位相パターンと、および(たとえば、第2の事前に割り振られたビットパターンに対応する)2進数の1に対する第2の事前に割り振られた位相パターンと比較し得る。いくつかの構成では、この相関を実行することは、レート情報(たとえば、事前に割り振られたビットパターンのサイズN)に基づき得る。たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、パターンサイズNを有する事前に割り振られたビットパターンに対応する事前に割り振られた位相パターンを利用し得る。
[0058]ジョイント復調器/デマッパ126は、受信されたビット128のストリングを決定するために相関を比較し得る。たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、(たとえば、第1の事前に割り振られたビットパターンに対応する)2進数の0に対する第1の事前に割り振られた位相パターンが、(たとえば、第2の事前に割り振られたビットパターンに対応する)2進数の1に対する第2の事前に割り振られた位相パターンより高い相関を有する場合、0の値を有するビットを生成し得る。反対に、ジョイント復調器/デマッパ126は、(たとえば、第2の事前に割り振られたビットパターンに対応する)2進数の1に対する第2の事前に割り振られた位相パターンが、(たとえば、第1の事前に割り振られたビットパターンに対応する)2進数の0に対する第1の事前に割り振られた位相パターンより高い相関を有する場合、1の値を有するビットを生成し得る。したがって、全位相入力を、2進数の1および2進数の0に対する事前に割り振られた位相パターンと相関させることによって、ジョイント復調器/デマッパは、受信されたビット128(たとえば、2進数ビット)のストリングを生成し得る。この受信されたビット128のストリングは、送信通信デバイス102上のビット104のストリングとほぼ一致し得る。
[0059]いくつかの構成では、事前に割り振られた位相パターンはマスターパターンの反復(たとえば、整数倍)に基づいて生成され得るので、ジョイント復調器/デマッパ126は、モジュール式(modular)であり得る。言い換えれば、1つのマスターパターンから生成された位相パターンに対するジョイント復調器/デマッパ126は、(たとえば、サイズNの事前に割り振られたビットパターンに対応する)サイズ(たとえば、長さ)Nの任意の事前に割り振られた位相パターンに対するジョイント復調器/デマッパ126の基底(basis)を形成し得る。
[0060]図2は、通信感度を改善するための方法200の一構成を示すフローチャートである。方法200は、送信通信デバイス102によって実行され得る。送信通信デバイス102は、ビット104のストリングを取得し得る202。これは、図1に関して上記で説明したように実行され得る。たとえば、送信通信デバイス102は、ビット104のストリングを生成し得、および/またはビット104のストリングを受信し得る。
[0061]送信通信デバイス102は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108を作成するために、ビット104のストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングし得る204。これは、図1に関して上記で説明したように実行され得る。たとえば、送信通信デバイス102は、(ビット104のストリング内の)ビットが第1の2進数値(たとえば、0)を有する場合に第1の事前に割り振られたビットパターンを選択し得、ビットが第2の2進数値(たとえば、1)を有する場合に第2の事前に割り振られたビットパターンを選択し得る。マッピング204は、式(2)に示すように実行され得る。事前に割り振られたビットパターンの例は、式(4)〜(11)において上記で与えられている。いくつかの構成では、事前に割り振られたビットパターンは、上記で説明したように、マスターパターンの1回または複数回の反復に基づき得る。追加または代替として、事前に割り振られたビットパターンは、円形に閉じた位相パターンを可能にし得る。図1に関して上記で説明したように、送信通信デバイス102は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108を作成するために、ビット104のストリング内の各ビットに対して選択された事前に割り振られたビットパターンを連結し得る。いくつかの構成では、送信通信デバイス102は、レート情報(たとえば、事前に割り振られたビットパターンのサイズN)を受信通信デバイス118に送ることができる。
[0062]送信通信デバイス102は、シリーズ108に基づいて変調された信号112を生成し得る206。これは、図1に関して上記で説明したように実行され得る。たとえば、送信通信デバイス102は、定包絡線変調(たとえば、GFSK変調)を使用してシリーズ108を変調し得る。いくつかの構成では、h=0.5の変調指数が利用され得る。
[0063]送信通信デバイス102は、変調された信号112を送信し得る208。これは、図1に関して上記で説明したように実行され得る。たとえば、送信通信デバイス102は、1つまたは複数のアンテナ116a〜nを使用して、変調された信号112をフィルタリング、増幅、および/または放射し得る。
[0064]図3は、通信感度を改善するための別の方法300を示すフローチャートである。方法300は、受信通信デバイス118によって実行され得る。受信通信デバイス118は、受信された変調された信号124を取得し得る302。これは、図1に関して上記で説明したように達成され得る。たとえば、受信通信デバイス118は、受信された変調された信号124を作成するために、信号を受信(1つまたは複数のアンテナ120a〜nを介して)、増幅、および/またはフィルタリングすることができる。いくつかの構成では、受信通信デバイス118は、図1に関して上記で説明したようにレート情報を取得し得る。
[0065]受信通信デバイス118は、受信された変調された信号124の位相入力と事前に割り振られた位相パターンとを相関させ得る304。これは、図1に関して上記で説明したように達成され得る。たとえば、受信通信デバイス118は、位相入力を、2進数の0に対する第1の事前に割り振られた位相パターンと、および2進数の1に対する第2の事前に割り振られた位相パターンと比較し得る。位相入力を第1の事前に割り振られた位相パターンと相関させることは、第1の相関を作成し得る。加えて、位相入力を第2の事前に割り振られた位相パターンと相関させることは、第2の相関を作成し得る。いくつかの構成では、この相関を実行すること304は、レート情報(たとえば、事前に割り振られたビットパターンのサイズN)に基づき得る。たとえば、受信通信デバイス118は、パターンサイズNを有する事前に割り振られたビットパターンに対応する事前に割り振られた位相パターンを利用し得る。
[0066]受信通信デバイス118は、受信されたビット128のストリングを決定するために相関を比較し得る306。これは、図1に関して上記で説明したように実行され得る。たとえば、受信通信デバイス118は、2進数の0に対する第1の事前に割り振られた位相パターンが、2進数の1に対する第2の事前に割り振られた位相パターンより高い、位相入力との相関を有する場合、0の値を有するビットを生成し得る。反対に、受信通信デバイス118は、2進数の1に対する第2の事前に割り振られた位相パターンが、2進数の0に対する第1の事前に割り振られた位相パターンより高い、位相入力との相関を有する場合、1の値を有するビットを生成し得る。
[0067]図4は、通信感度を改善するために実装され得る構成要素の一例を示すブロック図である。特に、図4は、可変レートパターンマッパ406と、変調器410と、ジョイント復調器/デマッパ426とを示す。可変レートパターンマッパ406は、図1に関して説明したパターンマッパ106の一例であり得る。変調器410は、図1に関して説明した変調器110の一例であり得る。ジョイント復調器/デマッパ426は、図1に関して説明したジョイント復調器/デマッパ126の一例であり得る。いくつかの構成では、可変レートパターンマッパ406、変調器410、および/またはジョイント復調器/デマッパ426は、LEシステム内で(たとえば、1つまたは複数のLEデバイス内で)実装され得る。
[0068]2進数データ(たとえば、0または1)を備えるビット404のストリング(たとえば、Txデータ)は、Rビット毎秒(bps)のレートにおいて可変レートパターンマッパ406に供給され得る。一般に、可変レートパターンマッパ406は、ビット404のストリング(たとえば、Txデータ)の各ビットを唯一の事前に割り振られたビットパターンにマッピングする。これは、図1〜図2のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように実行され得る。たとえば、可変レートパターンマッパ406は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ408を作成するために、ビット404のストリングの各ビットを長さNの事前に割り振られたビットパターンにマッピングし得る。ビット404のストリングをシリーズ408にマッピングすることは、(たとえば、Txデータの)ビットレートを変化させる場合がある。特に、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ408は、NRbpsのビットレートを有し得る。上記で説明したように、事前に割り振られたビットパターンは、マスターパターンの1回または複数回の反復から生成され得る。変調器410(たとえば、LE変調器)は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ408を受信して、連結された位相パターン(たとえば、事前に割り振られた位相パターン)のシリーズを作成することができる。
[0069]シリーズ408に基づいて、変調器410は、変調された信号412を生成し得る。上記で説明したように、変調された信号412は、IQ波形であり得る。変調器410は、IQ波形をジョイント復調器/デマッパ426に送ることができる。
[0070]いくつかの構成では、可変レートパターンマッパ406は、レート情報430をジョイント復調器/デマッパ426に供給し得る。たとえば、可変レートパターンマッパ406は、事前に割り振られたビットパターンのサイズ(たとえば、N)を指定し得る。いくつかの構成では、レート情報430は、(たとえば、制御情報として)ビット404のストリング内に含まれ得る。代替として、レート情報430は、副次的情報として送られてよく、ビット404のストリング内に含まれなくてもよい。他の構成では、受信通信デバイス(たとえば、ジョイント復調器/デマッパ426)は、レート情報430を暗黙的に決定し得る。たとえば、受信通信デバイスは、レート情報430を決定するために変調された信号412を検査し得る。
[0071]ジョイント復調器/デマッパ426は、変調された信号412(たとえば、IQ波形)を位相入力に変換するために、レート情報(たとえば、N)を利用し得る。ジョイント復調器/デマッパ426はまた、Rビット毎秒のレートにおける2進数データ(情報)を備える受信されたビット428(たとえば、Rxデータ)を生成するために、位相入力と事前に割り振られた位相パターンとを相関させ得る。
[0072]図5は、Bluetooth Low Energy(LE)パケットフォーマット500の一例を示す図である。上記で説明したように、本明細書で開示するシステムおよび方法のいくつかの構成は、LEのコンテキストにおいて実装され得る。たとえば、図1に関して説明したビット104のストリングは、図5に関して説明したパケットフォーマット500に従って配列され得る。
[0073]LEパケットは、図5に示す4つのフィールドを備える。パケットは、プリアンブル532と、アクセスアドレス534と、プロトコルデータユニット(PDU)536と、巡回冗長検査(CRC)538とを含む。プリアンブル532は、最下位ビット(LSB)において始まり、1オクテットの長さを有する。アクセスアドレス534は、プリアンブル532に続き、4オクテットの長さである。PDU536は、アクセスアドレス534に続き、2から39オクテットの長さである。CRC538は、PDU536に続く。CRC538は、3オクテットの長さであり、最上位ビット(MSB)において終端する。
[0074]図6は、ガウス型周波数偏移変調(GFSK)変調を示すグラフである。上記で説明したように、送信通信デバイス102(たとえば、変調器110)は、いくつかの構成においてGFSK変調を利用し得る。たとえば、LEシステムは、帯域幅ビット周期積BT=0.5(ここで、Bは帯域幅であり、Tはビット周期である)を有するガウス型周波数偏移変調(GFSK)変調を使用する。変調指数は、0.45と0.55との間である。いくつかの構成では、正の周波数偏差は2進数の1を表し、負の周波数偏差は2進数のゼロを表す。
[0075]いくつかのGFSKパラメータは、図6に関して提供される。特に、図6に示すグラフは、時間(たとえば、秒)に対する水平軸と周波数(たとえば、ヘルツ(Hz))に対する垂直軸とを含む。図6に示すように、波形は、送信周波数Ft 650に中心を置くことができる。偏差周波数fdは、定義されるとおりである。上記で説明したように、周波数における偏差は、2進数の0または2進数の1を示し得る。たとえば、Ft+fd 640への正の周波数偏差は2進数の1を表し、一方、Ft−fd 642への負の周波数偏差は2進数の0を表すことができる。波形がFt+fd 640と出会うポイントはFmin+ 644で示され、波形がFt−fd 642と出会うポイントはFmin− 646で示される。同じく、理想的なゼロ交差646に対する時間が定義され、時間の範囲がゼロ交差エラー648に対して定義される。
[0076]図7は、受信通信デバイス内に含まれ得る構成要素の一例を示すブロック図である。特に、図7は、ダウンコンバータ754と、逆正接モジュール758と、相関器762a〜bと、比較器766とを示す。いくつかの構成では、これらの図示の構成要素のうちの1つまたは複数は、図1に関して説明した受信通信デバイス118内に含まれ得る。いくつかの構成では、たとえば、図示の構成要素のうちの1つまたは複数は、受信機122、ジョイント復調器/デマッパ126、または両方の中に含まれ得る。図7に関して説明した関数または手順のうちの1つまたは複数は、ジョイント復調およびデマッピングの一部として実行され得る。上記で説明したように、たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、入力としてLE変調IQ値を取り、IQ値を受信されたデータに変換するために、ジョイント復調/復号動作を実行することができる。たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、受信されたビットのストリング(たとえば、1および/または0を含む2進数データのストリング)を決定するために、(たとえば、事前に割り振られた位相パターンおよび/または事前に割り振られたビットパターンに基づいて)仮説検定を実行し得る。
[0077]ダウンコンバータ754および逆正接モジュール758は、第1の段階と呼ばれることがある。第1の段階は、受信された信号768(たとえば、IQ入力)を位相入力760に変換し得る。ダウンコンバータ754および逆正接モジュール758のうちの1つまたは複数は、受信機122および/またはジョイント復調器/デマッパ126内に含まれてよく、またはそれらと分離していてもよい。いくつかの構成では、たとえば、ダウンコンバータ754は、受信機122内に含まれ得る。他の構成では、ダウンコンバータ754および逆正接モジュール758は、ジョイント復調器/デマッパ126内に含まれ得る。
[0078]ダウンコンバータ754は、受信された信号768を取得し得る。受信された信号768は、IQ波形であり得る。たとえば、受信された信号768は、32MHzにおけるIQ波形であり得る。ダウンコンバータ754は、受信された信号768をダウンコンバートして、ダウンコンバートされた、受信された変調された信号756にすることができる。たとえば、ダウンコンバータ754は、受信機122によって実行される捕捉手順によって取得されたタイミング752を利用し得る。ダウンコンバートされ、受信され、変調された信号756は、受信された信号768より低い周波数におけるIQ波形であり得る。たとえば、ダウンコンバートされ、受信され、変調された信号756は、1MHzの周波数を有し得る。ダウンコンバートされ、受信され変調された信号756は、逆正接モジュール758に供給され得る。
[0079]逆正接モジュール758は、ダウンコンバートされ、受信され、変調された信号756を位相入力に変換し得る。たとえば、逆正接モジュール758は、ダウンコンバートされた、受信され、変調された信号756(たとえば、IQ波形)について逆正接演算を実行して、位相入力760を得ることができる。位相入力760は、たとえば、1MHzの周波数を有し得る。
[0080]相関器762a〜bおよび比較器766は、第2の段階と呼ばれることがある。たとえば、ジョイント復調器/デマッパ126は、位相入力760を(たとえば、事前に割り振られたビットパターンに対応する)事前に割り振られた位相パターンと相関させ得る。
[0081]いくつかの構成では、第1の段階からの位相入力760は、相関器A 762aおよび相関器B 762bに入力され得る。相関器A 762aは、相関A 764aを作成するために、位相入力760を、2進数の0に対する事前に割り振られた位相パターンと相関させ得る。相関器B 762bは、相関B 764bを作成するために、位相入力760を、2進数の1に対する事前に割り振られた位相パターンと相関させ得る。いくつかの構成では、この相関を実行することは、レート情報(たとえば、事前に割り振られたビットパターンのサイズN)に基づき得る。たとえば、受信通信デバイス118は、パターンサイズNを有する事前に割り振られたビットパターンに対応する事前に割り振られた位相パターンを利用し得る。相関762a〜bは、比較器766に供給され得る。
[0082]比較器766は、相関A 764aと相関B 764bとを比較することができる。たとえば、比較器766は、相関A 764aが相関B 764bより大きいかどうかを決定し得る。相関A 764aが相関B 764bより大きい場合、比較器766は、受信されたビット728として2進数の0を出力し得る。そうでない場合、比較器766は、受信されたビット728として2進数の1を出力し得る。したがって、図7に関して説明した構成要素は、受信されたビット728のストリングを作成し得る。
[0083]図8は、通信感度を改善するための方法800のより具体的な構成を示すフローチャートである。方法800は、送信通信デバイス102によって実行され得る。送信通信デバイス102は、ビット104のストリングを取得し得る802。これは、図1〜図2および図4〜図5のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように実行され得る。
[0084]送信通信デバイス102は、レート情報を決定し得る804。たとえば、送信通信デバイス102は、事前に割り振られたビットパターンのサイズNを決定し得る。いくつかの構成では、レート情報を決定すること804は、チャネル品質を検出することを含み得る。たとえば、送信通信デバイス102は、受信通信デバイス118からチャネル品質情報を受信し得る。たとえば、送信通信デバイス102は、信号強度、信号対雑音比(SNR)、ビットエラー率(BER)および/または要求された再送信の数、あるいは受信通信デバイス118からのシグナリングに基づく何らかの他のメトリックを観察し得る。チャネル品質(たとえば、1つまたは複数のメトリック)がしきいの範囲の外にある場合、送信通信デバイス102は、事前に割り振られたビットパターンのサイズNを調整することによってレートを増加または減少させ得る。たとえば、観察されたBERがしきい値を超える場合、送信通信デバイス102は、感度を高めるために事前に割り振られたビットパターンのサイズNを増加させ得る(およびしたがって、たとえば、有効ビットレートを低下させ得る)。追加または代替として、観察されたBERがしきい値を下回る場合、送信通信デバイス102は、感度を下げるために事前に割り振られたビットパターンのサイズNを減少させ得る(およびしたがって、たとえば、有効ビットレートを増加させ得る)。
[0085]いくつかの構成では、送信通信デバイス102は、レート情報(たとえば、事前に割り振られたビットパターンのサイズN)を受信通信デバイス118に、付加的に送ることができる。たとえば、送信通信デバイス102は、事前に割り振られたビットパターンのサイズNを指定するインジケータを送ることができる。たとえば、送信通信デバイスは、2ビットを割り振られてよく、ここで、00はN=8を示し、01はN=16を示し、10はN=24を示し、11はN=32を示す。他の明示的または暗黙的方式が、利用されてもよい。
[0086]送信通信デバイス102は、連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズ108を作成するために、レート情報に基づいてビット104のストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングし得る806。これは、図1〜図2および図4のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように実行され得る。たとえば、送信通信デバイス102は、N=8に対する式(4)〜(5)、N=16に対する式(6)〜(7)、N=24に対する式(8)〜(9)、およびN=32に対する式(10)〜(11)における事前に割り振られたビットパターンを利用し得る。
[0087]送信通信デバイス102は、シリーズ108に基づいて変調された信号112を生成し得る808。これは、図1〜図2、図4および図6のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように実行され得る。
[0088]送信通信デバイス102は、変調された信号112を送信し得る810。これは、図1〜図2のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように実行され得る。
[0089]図9は、通信感度を改善するための別のより具体的な方法900を示すフローチャートである。方法900は、受信通信デバイス118によって実行され得る。受信通信デバイス118は、受信され、変調された信号124を取得し得る902。これは、図1、図3〜図4および図7のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように達成され得る。
[0090]受信通信デバイス118は、レート情報を取得し得る904。これは、図1、図3〜図4および図7のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように達成され得る。たとえば、レート情報は、送信通信デバイス102から(たとえば、制御情報として)送られた情報内で受信され得る。代替として、レート情報は、副次的情報として受信され得る。他の構成では、受信通信デバイス118は、レート情報を暗黙的に決定し得る。たとえば、受信通信デバイスは、レート情報を決定するために、受信され、変調された信号(たとえば、受信され、変調された信号の性質)を検査し得る。
[0091]受信通信デバイス118は、レート情報に基づいて、受信され、変調された信号124の位相入力と事前に割り振られた位相パターンとを相関させ得る906。これは、図1、図3〜図4および図7のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように達成され得る。たとえば、受信通信デバイス118は、相関906のために、パターンサイズNを有する事前に割り振られたビットパターンに対応する事前に割り振られた位相パターンを利用し得る。
[0092]受信通信デバイス118は、受信されたビット128のストリングを決定するために相関を比較し得る908。これは、図1、図3〜図4および図7のうちの1つまたは複数に関して上で説明したように実行され得る。
[0093]図10は、通信感度を改善するためのシステムおよび方法が実装され得る、ワイヤレス通信デバイス1049の別のより具体的な構成を示すブロック図である。図10に示すワイヤレス通信デバイス1049は、図1〜図4および図7〜図9のうちの1つまたは複数に関して説明した送信通信デバイス102および受信通信デバイス118のうちの1つまたは複数の一例であり得る。ワイヤレス通信デバイス1049は、アプリケーションプロセッサ1021を含み得る。アプリケーションプロセッサ1021は、一般に、ワイヤレス通信デバイス1049で機能を実行するために命令を処理する(たとえば、プログラムを実行する)。アプリケーションプロセッサ1021は、オーディオコーダ/デコーダ(コーデック)1019に結合され得る。
[0094]オーディオコーデック1019は、オーディオ信号をコーディングおよび/または復号するために使用され得る。オーディオコーデック1019は、少なくとも1つのスピーカ1011、イヤピース1013、出力ジャック1015、および/または少なくとも1つのマイクロフォン1017に結合され得る。スピーカ1011は、電気信号または電子信号を音響信号に変換する1つまたは複数の電気音響トランスデューサを含み得る。たとえば、スピーカ1011は、音楽を再生するため、またはスピーカフォンの会話を出力するためなどに使用され得る。イヤピース1013は、音響信号(たとえば、音声信号)をユーザに出力するために使用され得る別のスピーカまたは電気音響トランスデューサであり得る。たとえば、イヤピース1013は、ユーザのみが音響信号を確実に聴取できるように使用され得る。出力ジャック1015は、オーディオを出力するために、ワイヤレス通信デバイス1049にヘッドフォンなどの他のデバイスを結合するために使用され得る。スピーカ1011、イヤピース1013および/または出力ジャック1015は、一般に、オーディオコーデック1019からオーディオ信号を出力するために使用され得る。少なくとも1つのマイクロフォン1017は、音響信号(ユーザの音声など)を、オーディオコーデック1019に提供される電気信号または電子信号に変換する音響電気トランスデューサであり得る。
[0095]アプリケーションプロセッサ1021は、また、電力管理回路1094に結合され得る。電力管理回路1094の一例は、ワイヤレス通信デバイス1049の電力消費を管理するために使用され得る電力管理集積回路(PMIC)である。電力管理回路1094は、バッテリー1096に結合され得る。バッテリー1096は、一般に、ワイヤレス通信デバイス1049に電力を供給し得る。たとえば、バッテリー1096および/または電力管理回路1094は、ワイヤレス通信デバイス1049内に含まれる要素のうちの少なくとも1つに結合され得る。
[0096]アプリケーションプロセッサ1021は、入力を受信するための少なくとも1つの入力デバイス1098に結合され得る。入力デバイス1098の例は、赤外線センサ、画像センサ、加速度計、タッチセンサ、キーパッドなどを含む。入力デバイス1098は、ワイヤレス通信デバイス1049とのユーザ対話を可能にし得る。アプリケーションプロセッサ1021はまた、1つまたは複数の出力デバイス1001に結合され得る。出力デバイス1001の例は、プリンタ、プロジェクタ、スクリーン、触覚デバイスなどを含む。出力デバイス1001は、ワイヤレス通信デバイス1049が、ユーザにより受けられ得る出力を生成することを可能にし得る。
[0097]アプリケーションプロセッサ1021は、アプリケーションメモリ1003に結合され得る。アプリケーションメモリ1003は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子デバイスであり得る。アプリケーションメモリ1003の例は、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、フラッシュメモリなどを含む。アプリケーションメモリ1003は、アプリケーションプロセッサ1021のための記憶装置を提供し得る。たとえば、アプリケーションメモリ1003は、アプリケーションプロセッサ1021上で実行されるプログラムの機能のためのデータおよび/または命令を記憶し得る。
[0098]アプリケーションプロセッサ1021はディスプレイコントローラ1005に結合され得、次いでディスプレイコントローラ1005はディスプレイ1007に結合され得る。ディスプレイコントローラ1005は、ディスプレイ1007上に画像を生成するために使用されるハードウェアブロックであり得る。たとえば、ディスプレイコントローラ1005は、アプリケーションプロセッサ1021からの命令および/またはデータを、ディスプレイ1007上に提示され得る画像に変換し得る。ディスプレイ1007の例は、液晶ディスプレイ(LCD)パネル、発光ダイオード(LED)パネル、陰極線管(CRT)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを含む。
[0099]アプリケーションプロセッサ1021は、ベースバンドプロセッサ1023に結合され得る。ベースバンドプロセッサ1023は一般に、通信信号を処理する。たとえば、ベースバンドプロセッサ1023は、受信された信号を復調および/または復号し得る。追加または代替として、ベースバンドプロセッサ1023は、送信に備えて信号を符号化および/または変調し得る。
[00100]ベースバンドプロセッサ1023は、パターンマッパ1006および/またはジョイント復調器/デマッパ1026を含み得る。パターンマッパ1006は、上記で説明したパターンマッパ106、406のうちの1つまたは複数の例であり得る。追加または代替として、ジョイント復調器/デマッパ1026は、上記で説明したジョイント復調器/デマッパ126、426のうちの1つまたは複数の例であり得る。
[00101]ベースバンドプロセッサ1023は、ベースバンドメモリ1009に結合され得る。ベースバンドメモリ1009は、SDRAM、DDRAM、フラッシュメモリなどの、電子情報を記憶することが可能な任意の電子デバイスであり得る。ベースバンドプロセッサ1023は、ベースバンドメモリ1009から情報(たとえば、命令および/またはデータ)を読み取り得、および/または、ベースバンドメモリ1009に情報を書き込み得る。追加または代替として、ベースバンドプロセッサ1023は、通信動作を実行するために、ベースバンドメモリ1009に記憶された命令および/またはデータを使用し得る。
[00102]ベースバンドプロセッサ1023は、無線周波数(RF)トランシーバ1025に結合され得る。RFトランシーバ1025は、電力増幅器1027および1つまたは複数のアンテナ1029に結合され得る。RFトランシーバ1025は、無線周波数信号を送信および/または受信し得る。たとえば、RFトランシーバ1025は、電力増幅器1027と少なくとも1つのアンテナ1029とを使用してRF信号を送信し得る。RFトランシーバ1025は、また、1つまたは複数のアンテナ1029を使用してRF信号を受信し得る。
[00103]図11は、ワイヤレス通信デバイス1149内に含まれ得るいくつかの構成要素を示している。図11に関して説明したワイヤレス通信デバイス1149は、図1〜図4および図7〜図10のうちの1つまたは複数に関して説明した送信通信デバイス102、受信通信デバイス118、およびワイヤレス通信デバイス1049のうちの1つまたは複数の一例であり得、ならびに/あるいはそれらに従って実装され得る。
[00104]ワイヤレス通信デバイス1149はプロセッサ1147を含む。プロセッサ1147は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1147は、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれ得る。図11のワイヤレス通信デバイス1149中に単一のプロセッサ1147のみが示されているが、代替構成では、プロセッサの組合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
[00105]ワイヤレス通信デバイス1149はまた、プロセッサ1147と電子通信しているメモリ1131を含む(すなわち、プロセッサ1147は、メモリ1131から情報を読み取り、および/またはメモリ1131に情報を書き込むことができる)。メモリ1131は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的構成要素であり得る。メモリ1131は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、レジスタなど、およびそれらの組合せであり得る。
[00106]データ1133および命令1135はメモリ1131に記憶され得る。命令1135は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャ、コードなどを含み得る。命令1135は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。命令1135は、上記で説明した方法200、300、800、900のうちの1つまたは複数、および/または図1〜図10に関して説明した機能のうちの1つまたは複数を実装するために、プロセッサ1147によって実行可能であり得る。命令1135を実行することは、メモリ1131に記憶されたデータ1133の使用を伴い得る。図11は、プロセッサ1147にロードされているいくつかの命令1135aとデータ1133aとを示している。
[00107]ワイヤレス通信デバイス1149はまた、ワイヤレス通信デバイス1149とリモートロケーション(たとえば、基地局)との間の信号の送信および受信を可能にするための送信機1143と受信機1145とを含み得る。送信機1143および受信機1145はトランシーバ1141と総称され得る。アンテナ1139は、トランシーバ1141に電気的に結合され得る。ワイヤレス通信デバイス1149はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバおよび/または複数のアンテナを含み得る(図示せず)。
[00108]ワイヤレス通信デバイス1149の様々な構成要素は、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る、1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。簡単のために、図11では様々なバスはバスシステム1137として示されている。
[00109]上記の説明では、様々な用語とともに参照番号が時々使用された。用語が参照番号とともに使用されている場合、これは、図の1つまたは複数に示された特定の要素を指すことが意図され得る。用語が参照番号なしに使用されている場合、これは、概して特定の図に限定されない用語を指すことが意図され得る。
[00110]「決定」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定」は、計算(calculating)、計算(computing)、処理、導出、調査、ルックアップ(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造でのルックアップ)、確認などを含むことができる。また、「決定すること」は、受け取ること(たとえば、情報を受け取ること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含み得る。
[00111]「〜に基づく」という句は、そうではないと特に指定されない限り、「〜だけに基づく」を意味しない。言い換えると、「〜に基づく」という句は、「〜だけに基づく」と「少なくとも〜に基づく」との両方を説明するものである。
[00112]本明細書で説明した構成のうちのいずれか1つに関して説明した特徴、機能、手順、構成要素、要素、構造などのうちの1つまたは複数は、互換性がある、本明細書で説明した他の構成のうちのいずれかに関して説明した機能、手順、構成要素、要素、構造などのうちの1つまたは複数と組み合わせられ得ることに留意されたい。言い換えれば、本明細書で説明された機能と、手順と、構成要素と、要素などの何らかの互換性のある組合せは、本明細書で開示されたシステムおよび方法に従って実装され得る。
[00113]本明細書で説明された機能は、1つまたは複数の命令として、プロセッサ可読媒体またはコンピュータ可読媒体に記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体を指す。限定ではなく、例として、そのような媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電子的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。コンピュータ可読媒体は有形で非一時的であり得ることに留意されたい。「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行、処理または計算され得るコードまたは命令(たとえば、「プログラム」)と組み合わされたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。本明細書で使用されるように、「コード」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能であるソフトウェア、命令、コードまたはデータを指すことがある。
[00114]ソフトウェアまたは命令は、また、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
[00115]本明細書で開示する方法は、説明する方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲を逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、説明した方法の適切な動作のためにステップまたはアクションの特定の順序が必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲を逸脱することなく修正され得る。
[00116]特許請求の範囲が上記に示した正確な構成と構成要素に制限されないことが理解されるべきである。特許請求の範囲を逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の構成、動作、および詳細において、様々な修正、変更、および変形が行われ得る。
[00116]特許請求の範囲が上記に示した正確な構成と構成要素に制限されないことが理解されるべきである。特許請求の範囲を逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の構成、動作、および詳細において、様々な修正、変更、および変形が行われ得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信デバイスによる通信感度を改善するための方法であって、
ビットのストリングを取得することと、
連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、前記ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングすることと、
前記シリーズに基づいて変調された信号を生成することと、
前記変調された信号を送信することと
を備える、方法。
[C2]
事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
C1に記載の方法。
[C3]
前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
C2に記載の方法。
[C4]
前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
C2に記載の方法。
[C5]
前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
C2に記載の方法。
[C6]
第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離は、最大化される、
C1に記載の方法。
[C7]
前記変調された信号を生成することは、定包絡線変調に基づく、
C1に記載の方法。
[C8]
通信感度を改善するための装置であって、
連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングするように構成されたパターンマッパと、
前記シリーズに基づいて変調された信号を生成するように構成された変調器と、
前記変調された信号を送信するように構成された送信機と
を備える、装置。
[C9]
事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
C8に記載の装置。
[C10]
前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
C9に記載の装置。
[C11]
前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
C9に記載の装置。
[C12]
前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
C9に記載の装置。
[C13]
第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離が最大化される、
C8に記載の装置。
[C14]
前記変調された信号を生成することが定包絡線変調に基づく、
C8に記載の装置。
[C15]
通信感度を改善するための装置であって、
連結された事前に割り振られたビットパターンのストリングを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングするための手段と、
前記シリーズに基づいて変調された信号を生成するための手段と、
前記変調された信号を送信するための手段と
を備える、装置。
[C16]
事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
C15に記載の装置。
[C17]
前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
C16に記載の装置。
[C18]
前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
C16に記載の装置。
[C19]
前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
C16に記載の装置。
[C20]
第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離は、最大化される、
C15に記載の装置。
[C21]
前記変調された信号を生成することは、定包絡線変調に基づく、
C15に記載の装置。
[C22]
命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を備える、通信感度を改善するためのコンピュータプログラム製品であって、前記命令は、
ビットのストリングをワイヤレス通信デバイスに取得させるためのコードと、
連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、前記ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングすることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせるためのコードと、
前記シリーズに基づいて変調された前記ワイヤレス通信デバイスに生成させるためのコードと、
前記変調された信号を送信することをワイヤレス通信デバイスに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C23]
事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C24]
前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C25]
前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C26]
前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C27]
第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離は、最大化される、
C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C28]
前記変調された信号を生成することは、定包絡線変調に基づく、
C22に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (28)

  1. ワイヤレス通信デバイスによる通信感度を改善するための方法であって、
    ビットのストリングを取得することと、
    連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、前記ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングすることと、
    前記シリーズに基づいて変調された信号を生成することと、
    前記変調された信号を送信することと
    を備える、方法。
  2. 事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
    請求項2に記載の方法。
  6. 第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離は、最大化される、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記変調された信号を生成することは、定包絡線変調に基づく、
    請求項1に記載の方法。
  8. 通信感度を改善するための装置であって、
    連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングするように構成されたパターンマッパと、
    前記シリーズに基づいて変調された信号を生成するように構成された変調器と、
    前記変調された信号を送信するように構成された送信機と
    を備える、装置。
  9. 事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
    請求項9に記載の装置。
  11. 前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
    請求項9に記載の装置。
  12. 前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
    請求項9に記載の装置。
  13. 第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離が最大化される、
    請求項8に記載の装置。
  14. 前記変調された信号を生成することが定包絡線変調に基づく、
    請求項8に記載の装置。
  15. 通信感度を改善するための装置であって、
    連結された事前に割り振られたビットパターンのストリングを作成するために、ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングするための手段と、
    前記シリーズに基づいて変調された信号を生成するための手段と、
    前記変調された信号を送信するための手段と
    を備える、装置。
  16. 事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
    請求項15に記載の装置。
  17. 前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
    請求項16に記載の装置。
  18. 前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
    請求項16に記載の装置。
  19. 前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
    請求項16に記載の装置。
  20. 第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離は、最大化される、
    請求項15に記載の装置。
  21. 前記変調された信号を生成することは、定包絡線変調に基づく、
    請求項15に記載の装置。
  22. 命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を備える、通信感度を改善するためのコンピュータプログラム製品であって、前記命令は、
    ビットのストリングをワイヤレス通信デバイスに取得させるためのコードと、
    連結された事前に割り振られたビットパターンのシリーズを作成するために、前記ビットのストリング内の各ビットを事前に割り振られたビットパターンにマッピングすることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせるためのコードと、
    前記シリーズに基づいて変調された前記ワイヤレス通信デバイスに生成させるためのコードと、
    前記変調された信号を送信することをワイヤレス通信デバイスに行わせるためのコードと
    を備える、コンピュータプログラム製品。
  23. 事前に割り振られたビットパターンの各々は、マスターパターンの1回または複数回の反復を備える、
    請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
  24. 前記マスターパターンは、円形に閉じた位相パターンを作成する、
    請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
  25. 前記マスターパターンは、第1のビット値に対して{−1,1,1,1,−1,−1,−1,1}を備える、
    請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
  26. 前記マスターパターンは、第2のビット値に対して{1,1,1,1,−1,−1,−1,−1}を備える、
    請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
  27. 第1の得られた位相パターンと第2の得られた位相パターンとの間のユークリッド距離は、最大化される、
    請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
  28. 前記変調された信号を生成することは、定包絡線変調に基づく、
    請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
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