JP2016539860A - 航空機乗員拘束プリテンショニング装置、システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

本明細書では、航空機乗員拘束システム及びその他の拘束システムと共に使用する乗員拘束システム、並びに関連する装置及び方法を開示する。1つの実施形態では、乗員拘束システムが、航空機の座席内に位置する乗員の足の付け根の少なくとも一部を横切って延びるように構成された可撓性ウェブと、ウェブの端部に動作可能に結合された電子作動式プリテンショナーとを含むことができる。システムは、プリテンショナーに動作可能に結合されたセンサアセンブリを含むこともでき、このセンサアセンブリは、予め設定された大きさを上回る航空機の加速又は減速に応答して、プリテンショナーに電気信号を送信するように構成され、プリテンショナーは、センサアセンブリから電気信号を受け取ったことに応答して、ウェブに加わる張力を自動的に増加させるように構成される。【選択図】図1A

Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2013年12月9日に出願された米国仮特許出願第61/913,872号の利益を主張するものであり、この仮特許出願はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
以下の開示は、一般に航空機乗員拘束システムに関し、具体的には、プリテンショニング装置を有する航空機乗員拘束システム、並びに関連するシステム及び方法に関する。
民間航空機の座席は、通常、乗員を固定する2点式拘束システムを含む。従来の2点式拘束では、3点式拘束及び4点式拘束とは異なり、乗員の頭部が前方構造に向かって前進するのを制限することができない。従来の2点式拘束には、伸長特性の低いウェビングなどを用いてこの問題に対処しようとしているものもいくつかある。しかしながら、低伸長性のウェビングは、頭部の偏位をわずかしか制限できず、短時間のうちに高接触負荷を生じる(例えば、乗員がウェビングに抗して即座に減速する)恐れがある。頭部の偏位を制限しようとする別の従来の拘束システムに「Yベルト拘束」がある。Yベルト拘束は、乗員の胴体上でシートベルトの高さを持ち上げ、結果としてシートベルトを中心とした乗員の回転点を高める追加の取り付け要素を利用する。しかしながら、Yベルト拘束にも不利点があり得る。第1に、追加の取り付け要素は、座席構造上の追加の取り付け点と、追加の取り付け点を支持するための追加の補強部品とを必要とする。この追加構造により、座席の重量及び複雑性が増す。第2に、Yベルト拘束は、一般に乗員にとって不快である。第3に、Yベルト拘束では、乗員の骨盤領域から上方の離れた位置にベルトが位置付けられることがある。力学的事象(例えば、急激な減速及び/又は加速、衝突、衝撃など)中、乗員の体は、骨盤領域の保護骨格構造から位置ずれしたベルト接触領域に負荷が掛かり、点拘束される。
米国特許第8,303,043号明細書
本技術の実施形態に従って構成された乗員拘束システムの部分的概略正面斜視図である。 図1Aの乗員拘束システムの部分的概略側面図である。 本技術に従って構成された乗員拘束システムを用いた力学的事象中の頭部経路偏位の減少を示す側面図である。 本技術に従って構成された乗員拘束システムを用いた力学的事象中の頭部経路偏位の減少を示す平面図である。 本技術の実施形態に従って構成された乗員拘束システムとの使用に適したプリテンショナーの部分的概略側面図である。 図3Aのプリテンショナーの部分的概略側面断面図である。 本技術の実施形態に従って構成された乗員拘束システムとの使用に適した別のプリテンショナーの分離側面図である。 本技術の別の実施形態に従って構成された乗員拘束システムの正面図である。
本開示では、プリテンショニングシステムを有する航空機乗員拘束システムの様々な実施形態を説明する。本明細書では、本技術の実施形態を航空機乗員拘束システム(例えば、民間航空機の乗員拘束システム)の文脈で説明するが、当業者であれば、本明細書で説明する様々な装置、システム及び方法は、他のタイプの航空機(例えば、ヘリコプタなど)などの他のタイプの車両で使用することもできると理解するであろう。従って、本開示の態様及び実施形態は、航空機における使用に限定されるものではない。以下の説明では、本技術の実施形態の完全かつ実施可能な説明を提供できるように、数多くの具体的な詳細について説明する。しかしながら、当業者であれば、これらの具体的な詳細のうちの1つ又は2つ以上を伴わずに本開示を実施することもできると認識するであろう。その他の場合、しばしば乗員拘束システムに関連付けられる周知の構造又は動作については、本技術の態様を曖昧にしないように図示又は詳述しない。一般に、本明細書で説明する代替案及び代替実施形態は、先行して説明する実施形態と実質的に同様のものであり、従って共通要素は同じ参照番号によって識別する。
I.乗員拘束システムの選択的実施形態
図1Aは、本技術の実施形態に従って構成されたプリテンショナー100を有する乗員拘束システム10(「拘束システム10」)の部分的概略正面斜視図である。図示の実施形態では、拘束システム10が、航空機16の座席12に乗員14(図1Bを参照)を固定する。拘束システム10は、拘束部130及び(概略的に示す)センサアセンブリ170を含むことができ、これらはいずれもプリテンショナー100に動作可能に結合される。以下でさらに詳細に説明するように、センサアセンブリ170は、所定の力学的事象及び/又は力(例えば、急激な減速及び/又は加速、衝突、衝撃、事故事象など)に応答して拘束部130の張力を自動的に調整するようにプリテンショナー100の作動を制御するよう構成される。
図示の実施形態では、拘束部130が、乗員の足の付け根を横切って延びるように構成されたウェブ又はベルト132を含む。本明細書で使用する「ウェブ」という用語は、当業では個人拘束システムと共に使用することが知られている織布(例えば、ナイロン布)で作製されたシートベルトなどのあらゆるタイプの可撓性ストラップ又はベルトを含むことができる。ウェブ132は、固定長の、及び/又は異なる体格の乗員に適応するように調整可能な長さの可撓性部分を含む。例えば、図示の実施形態では、ウェブ132が、第1のウェブ部分133及び第2のウェブ部分135を含む。第1及び第2のウェブ部分133、135の遠位端は、カプラ134(例えば、「リフトラッチ」バックル、「プレスリリース」バックルなど)によって互いに解放自在に結合することができる。第1のウェブ部分133の近位端は、プリテンショナー100に結合することができ、第2のウェブ部分135の近位端は、座席12のプリテンショナー100が位置する側とは逆側の位置において航空機16の固定金具(又はその構造)に結合することができる。図示の実施形態では、例えば、第2のウェブ部分135の近位端が、航空機16の座席12及び/又は固定金具に固定されたウェブリトラクタ160(例えば、慣性リール)に結合される。ウェブリトラクタ160は、ウェブ132の密着度合いを乗員14及び/又は航空機16の動きに応じて従来の形で自動的に調整するように構成される。他の実施形態では、第2のウェブ部分135の近位端を座席12又は関連する構造(例えば、シートフレーム)に直接固定することができ、及び/又はウェブ132を手動調整式又は固定式とすることができる。図1Aには1つのプリテンショナー100しか示していないが、他の実施形態では、拘束システム10が、2つのプリテンショナー100を含むこともできる。例えば、実施形態によっては、拘束システム10が、第1のウェブ部分133に結合された第1のプリテンショナーと、第2のウェブ部分135に結合された第2のプリテンショナーとを含むこともできる。
図1Bは、乗員拘束システム10の一部の拡大側面図である。図1A及び図1Bを共に参照すると、プリテンショナー100は、ハウジング104と、ハウジング104の少なくとも一部を通って延びるケーブル106などの接続部材とを含むことができる。図示の実施形態では、ケーブル106が、(以下で図3A及び図3Bを参照しながらさらに詳細に説明する)ハウジング104内に延びる第1のケーブル部分111と、ハウジング104から延び、コネクタ107などを介してウェブ132に結合された第2のケーブル部分109とを有する。プリテンショナー100は、ハウジング104に結合又は一体化されたアクチベータ102をさらに含む。アクチベータ102は、電気的リンク172(例えば、ワイヤ、電線路、電気コネクタ、無線接続など)を介してセンサアセンブリ170に電気的に接続又は結合することができる。
センサアセンブリ170は、予め設定された大きさを上回る(例えば、重力又は「G力」を「g」とした場合に9gを上回る)1又は2以上の方向の加速及び/又は減速事象を感知し、リンク172を介して関連する制御信号をプリテンショナー100に送信するように構成された1又は2以上のセンサ174(例えば、加速度センサ、加速度計など)を含む。例えば、センサアセンブリ170は、Z軸に沿った垂直方向の車両加速を感知するように構成された少なくとも1つの加速度センサと、X軸に沿った前後方向の、及び/又はY軸に沿った横方向の加速を感知するように構成された1又は2以上の追加センサとを含むことができる。他の実施形態では、センサアセンブリ170が、異なるセンサ配列の特徴を含み、及び/又は異なる数の加速度及び/又は減速度センサを有することができる。例えば米国特許第8,303,043号には、乗員拘束システム10と共に使用するのに適した他のセンサアセンブリが記載されており、この特許はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
図示の実施形態では、プリテンショナー100が、座席12(例えば、シートフレーム18)及び/又は航空機16に取り付けられるように構成される。いくつかの実施形態では、プリテンショナー100を、従来のシートベルトマウントの代わりとして従来のシートベルト取り付け位置又はその付近に取り付けることができる。例えば、いくつかの実施形態では、航空機及び/又は航空機の座席(例えば、民間航空機及び/又は民間航空機の座席)に加わり得る静的及び動的負荷要件に耐えるように構成された1又は2以上のボルト又はその他の締結装置を用いて、プリテンショナー100を座席12のフレーム18(図1B)に取り付けることができる。座席12は、航空機16の床面17(例えば、客室の床面)に取り付けることができる。図示の実施形態では、座席12が、床面17と平行に(又は、ほぼ平行に)延びる水平な(又は、ほぼ水平な)座席軸Hを定める。また、第2のケーブル部分109は、ウェブ132が乗員14の周囲に正しく取り付けられた(例えば、バックルで留められた)時に、引張軸Tと一直線になり、引張軸Tに沿って延びるように構成される。図示の実施形態では、プリテンショナーハウジング104が、第2のケーブル部分109の引張軸Tと座席12の水平軸Hとの間に引張角θが定められるようにシートフレーム18(図1B)の側部に結合される。いくつかの実施形態では、引張角θを約10度〜約50度とすることができる。例えば、引張角θは、約20度〜約45度、又は約30度〜約40度とすることができる。特定の実施形態では、ウェブ132が乗員14の周囲に正しく取り付けられた場合、引張角θを35度又は約35度とすることができる。例えば、引張角θは、35度未満になることなくできる限り35度に近付くように構成することができる。これらの実施形態では、乗員14を、例えば50パーセンタイルの擬人化試験装置(ATD)によって表すことができる。センサアセンブリ170は、予め設定された大きさを上回る力学的事象(例えば、急激な減速及び/又は加速、衝突、衝撃など)中にプリテンショナー100を作動させ、ケーブル106を引っ込めてウェブ132を引張角θでA方向に引っ張るようにする。例えば、約35度の引張角θでは、ウェブ132が座席内の乗員を後方に引っ張るようにすることによって頭部経路偏位を減少させることができる。図示の実施形態では、プリテンショナーハウジング104が、水平軸Hの下方において、シートフレーム18の側部に、例えば約60度の角度で結合することができる。他の実施形態では、プリテンショナーハウジング104が、シートフレーム18の側部に他の角度で結合することができる。
図2A及び図2Bは、プリテンショナー100が作動してウェブ132に張力が加わった力学的事象中又はその直後における乗員拘束システム10のそれぞれ側面図及び平面図である。力学的事象中、乗員の頭部の最前方部分11は、最初の位置P0から最終的な最前方位置P1まで移動する。P0とP1の間で測定される距離は、乗員14の頭部経路偏位HEとして知られている。民間航空機では、座席の列間の距離、又は座席から前方区分までの距離が短い場合があるので、頭部経路偏位HEを減少させることが特に重要となり得る。本技術の乗員拘束システム10は、力学的事象(例えば、急激な減速及び/又は加速、衝突、衝撃など)中に、例えば35度又は約35度などの45度未満の引張角θでウェブ132に(プリテンショナー100を介して)張力を加えることによって頭部経路偏位HEを減少させることができる。
図示の実施形態のプリテンショナー100は、座席12の側部に固定して示しているが、実施形態によっては、引張角θが上述したように維持される限り、プリテンショナー100は、座席12の後部などの航空機16内の異なる場所に位置することもできると理解されるであろう。
II.プリテンショナーの選択的実施形態
図3A及び図3Bは、航空機の座席12に取り付ける前のプリテンショナー100のそれぞれ部分的概略側面図及び側面断面図である。図3A〜図3Bを共に参照すると、プリテンショナー100のハウジング104は、ブラケット又はマウント108と、マウント108から延びるほぼ線形のチューブ105とを含む。マウント108は、対向する第1及び第2の側面108a、108b(図3Bには、第1の側面108bの内部のみを示す)と、第1及び第2の側面108a、108b間にピン又はシャフト115によって回転自在に支持されたプーリ114(図3B)とを含む。図示の実施形態では、チューブ105が、円筒形の内部103を含み、内部103内にはピストン110(図3B)が摺動自在に配置される。
ケーブル106は、第2のケーブル部分109がコネクタ107を介してウェブ132に固定して結合され、第1のケーブル部分111がハウジング104の内部103内のピストン110に固定して結合された状態で、ウェブ132とピストン110との間に動作可能に結合される。この実施形態では、ケーブル106の中央部分がプーリ114に接触し、その周囲で湾曲することができる。
アクチベータ102は、ハウジング104上に形成されたソケット113に嵌め込まれた、チューブの内部103の部分116と流体連通する(概略的に示す)ガス発生器112とすることができる。当業で周知のように、ガス発生器112は発火要素(例えば、開始剤など)とすることができ、例えば予め設定した大きさを上回る力学的事象に応答して、センサアセンブリ170(図3A)によって生成されリンク172によって発生器112と通信される電気信号によって作動できる。
動作時には、センサアセンブリ170の(単複の)センサ174が予め設定された大きさを上回る航空機の加速及び/又は減速を感知すると、センサアセンブリ170が、リンク172を介して対応する電気信号をアクチベータ102に送信する。アクチベータ102は、ガス発生器112を作動させることによって信号に応答する。この時、発生器112は、燃焼ガスを生成してチューブ105の部分116内の圧力を上昇させる。ピストン110の片側においてチューブ105内の圧力が上昇すると、ピストン110が(矢印Aによって示すように)右方向に駆動され、これによってケーブル106がハウジング104内に引き込まれる。第2のケーブル部分109がチューブ105内に引き込まれると、図1A〜図2Bを参照して上述したようにウェブ132が引張角θで下向き後方に引っ張られる。1つの実施形態では、プリテンショナー100を、ケーブル106の最大4インチ(10.16cm)までを引き込むように構成することができる。他の実施形態では、プリテンショナー100を、ケーブル106の他の長さを引き込むように構成することができる。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ170が、加速及び/又は減速事象開始の感知後50ミリ秒(ms)未満でプリテンショナーを作動させる。例えば、プリテンショナーの作動時間は、約37ms〜約47ms、又は約42msとすることができる。いくつかの実施形態では、プリテンショナーの引き込み時間、すなわちプリテンショナー100が作動後にケーブル106を予め設定された長さだけ引き込むのに掛かる時間を15ms未満とすることができる。例えば、プリテンショナーの作動時間は、約8ms〜約12ms、又は約10msとすることができる。上述したプリテンショナーのタイミングであれば、乗員の前方偏位によって乗員の身体がウェブ132に有意に負荷を加える前にウェブ132を引張させることによって乗員の前方偏位を減少させることができる。これらの実施形態では、ウェブ132が例えば既に約4インチ(10.16cm)引き込まれた後に乗員の身体による有意なベルト負荷が開始する。
いくつかの実施形態では、プリテンショナー100を負荷制限型とすることができる。換言すれば、いくつかの実施形態では、プリテンショナー100を、ウェブ132に加わる(乗員が及ぼす)引張負荷が予め設定された力の大きさに達した時にケーブル106の引き込みを停止する(従って、ウェブ132を引っ張るのを停止する)ように構成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、予め設定される力を、約430lbs〜約530lbs(約195kg〜約240kg)、又は約460lbs〜約500lbs(約209kg〜約227kg)とすることができる。特定の実施形態では、予め設定される力の大きさを約480lbs(約218kg)とすることができる。さらに、いくつかの実施形態では、プリテンショナー100を、ケーブル106の引き込み前及び引き込み後に、いずれも少なくとも3,000lbs(約1361kg)の印加負荷を維持するように構成することができる。他の実施形態では、プリテンショナー100を、他の負荷を保持するように構成することができる。
他の実施形態では、本技術に従って構成された乗員拘束システム10が、他のタイプのプリテンショナーを含むことができる。このようなプリテンショナーは、例えば、他の好適な電気式、機械式、空気圧式、油圧式及び/又は電気機械式プリテンショニング装置を含むことができる。例えば、図4は、本技術の乗員拘束システム10と共に使用できる回転式プリテンショナー400の正面図である。プリテンショナー400の外装の一部は、例示目的で除去している。図示の実施形態では、回転式プリテンショナー400が、マウント408と、湾曲チューブ405と、チューブ405内に摺動自在に配置されたピストン410と、チューブ405と流体連通するアクチベータ402とを含む。アクチベータ402は、リンク172を介してセンサアセンブリ170に電気的に接続されたガス発生器412を含み、及び/又はガス発生器412に動作可能に接続することができる。プリテンショナー400は、第2のスプール423に同軸的に結合された回転自在な第1のスプール422をさらに含むことができる。第1のスプール422には、ウェブ132の近位端部を巻き付けることができる。ケーブル406は、ピストン410に結合された第1のケーブル部分411と、第2のスプール423に巻き付けられた第2のケーブル部分409とを有する。
動作時には、センサアセンブリ170が、予め設定された大きさを上回る力学的事象に応答して、リンク172を介してアクチベータ402に電気信号を送信する。この結果、アクチベータ402は、ガス発生器を作動させる。発生器が作動すると燃焼ガスが生成され、これによりチューブ405内のピストン410の上流側の圧力が上昇する。ピストン410の片側においてチューブ405内の圧力が上昇すると、ピストン410が(矢印Aによって示すように)チューブ405を通じて駆動され、これによってケーブル406が引き込まれる。ケーブル406が引き込まれると、このケーブル406が第2のスプール423を回転させ、これによって第1のスプール422が回転して、図1A及び図1Bを参照して上述したようにウェブ132が方向Aに引き込まれる。1つの実施形態では、プリテンショナー400を、ウェブ132の最大3.5インチ(8.89cm)までを引き込むように構成することができる。他の実施形態では、プリテンショナー400を、ケーブル106の他の長さを引き込むように構成することができる。
III.乗員拘束システムのさらなる実施形態
他の実施形態では、乗員拘束システム10が異なる特徴を含み、及び/又は異なる構成を有することができる。例えば、図1A〜図2Bに示す乗員拘束システム10は2点式ウェブ132を含むが、当業者であれば、本明細書で説明したプリテンショナーシステムは、3点式及び4点式システムなどの他の乗員拘束システムと共に使用することもできると理解するであろう。例えば、図5は、本技術の乗員拘束システム10と共に使用するように構成された3点式拘束システム530の正面図である。3点式拘束部530は、第1のウェブ部分533、第2のウェブ部分535及び第3のウェブ部分537を含むことができる。第1及び第2のウェブ部分533、535は、乗員の足の付け根又は腰領域を横切って位置するように構成され、第3のウェブ部分537は、第1のウェブ部分533(及び/又は第2のウェブ部分535)から、乗員の胸部を横切り、乗員の肩を覆って上向きに延びるように構成される。図示の実施形態では、バックル534を用いて第1及び第2のウェブ部分533、537を第3のウェブ部分535に解放自在に取り付けることができる。
拘束部530は、第1のウェブ部分533の近位端に位置する第1の取り付け点A1、第2のウェブ部分535の近位端に位置する第2の取り付け点A2、及び第3のウェブ部分537の近位端に位置する第3の取り付け点A3において(概略的に示す)航空機の座席及び/又は航空機の客室構造(図示せず)に結合するように構成することができる。
図示の実施形態では、拘束部530が、第2のウェブ部分535の近位端部に結合されたプリテンショナー500を含む。プリテンショナー500は、本明細書において説明したいずれかのプリテンショナーとすることができる。他の実施形態では、拘束部530に複数のプリテンショナー500を結合することができ、及び/又はプリテンショナー500を第1及び/又は第3の部分533、537に結合することができる。
IV.実施例
以下の実施例は、本技術の複数の実施形態の例示である。
1.航空機において使用される乗員拘束システムであって、
座席に着席した乗員の少なくとも一部を横切って延びるように構成された可撓性の細長いウェブと、
ウェブの端部に動作可能に結合された電子作動式プリテンショナーと、
プリテンショナーに動作可能に接続されたセンサアセンブリと、
を備え、センサアセンブリは、予め設定された大きさを上回る航空機の加速又は減速に応答してプリテンショナーに電気信号を送信するように構成され、プリテンショナーは、センサアセンブリから電気信号を受け取ったことに応答して、ウェブに加わる張力を自動的に増加させるように構成される、乗員拘束システム。
2.プリテンショナーは、ハウジング及びケーブルを含み、
ケーブルは、ハウジング内に位置する第1のケーブル部分と、ハウジングから延びてウェブの端部に動作可能に結合された第2のケーブル部分とを有し、
プリテンショナーは、センサアセンブリから電気信号を受け取ったことに応答して、ケーブルをハウジング内に引き込んでウェブに加わる張力を増加させるように構成される、実施例1の乗員拘束システム。
3.プリテンショナーは、ハウジング内に摺動自在に配置されて第1のケーブル部分に動作可能に結合されたピストンをさらに含み、センサアセンブリから電気信号を受け取ったことに応答して、ピストンがハウジング内に駆動されてケーブルを引き込み、ウェブに加わる張力を増加させる、実施例2の乗員拘束システム。
4.プリテンショナーは、ハウジング内に摺動自在に配置されたピストンと、回転自在なスプールとをさらに含み、第1のケーブル部分はピストンに動作可能に結合され、第2のケーブル部分はスプールに動作可能に結合され、センサアセンブリから電気信号を受け取ったことに応答して、ピストンがハウジング内に駆動されてケーブルを引き込むことにより、ケーブルがスプールを回転させてウェブの張力を増加させる、実施例2又は3の乗員拘束システム。
5.プリテンショナーは、プリテンショナー本体から延びる可撓性の接続部材を含み、接続部材は、ウェブの端部に結合された遠位端部を有し、接続部材は、ウェブが乗員の周囲に固定されている時に、座席の水平軸に対して10度よりも大きく45度よりも小さな角度で延びる引張軸に沿ってプリテンショナー本体とウェブとの間に延びる、実施例1〜4のいずれか1つの乗員拘束システム。
6.座席は、航空機の床面に取り付けられ、座席の水平軸は、床面と平行に延びる、実施例5の乗員拘束システム。
7.引張軸は、座席の水平軸に対して約15度〜約40度の角度で延びる、実施例6の乗員拘束システム。
8.引張軸は、座席の水平軸に対して約35度の角度で延びる、実施例6又は7の乗員拘束システム。
9.ウェブは、
第1の遠位端、及びプリテンショナーに動作可能に結合された第1の近位端を有する第1のウェブ部分と、
第2の遠位端及び第2の近位端を有する第2のウェブ部分と、
を含み、第1の遠位端は、バックルを介して第2の遠位端に解放自在に結合することができる、実施例1〜8のいずれか1つの乗員拘束システム。
10.プリテンショナーは、座席の第1の側を向いて位置し、乗員拘束システムは、座席の反対の第2の側を向いて位置するウェブリトラクタをさらに備え、ウェブの端部は第1の端部であり、ウェブは、ウェブリトラクタに動作可能に結合された、第1の端部とは逆側の第2の端部をさらに含む、実施例1〜9のいずれか1つの乗員拘束システム。
11.プリテンショナーは、線形プリテンショナーである、実施例1〜10のいずれか1つの乗員拘束システム。
12.プリテンショナーは、回転式プリテンショナーである、実施例1〜10のいずれか1つの乗員拘束システム。
13.乗員拘束システムは、2点式乗員拘束システムである、実施例1〜12のいずれか1つの乗員拘束システム。
14.ウェブは、乗員の足の付け根を横切って延びるように構成される、実施例1〜13のいずれか1つの乗員拘束システム。
15.ウェブは、乗員の足の付け根を横切って延びるように構成され、ウェブは、乗員拘束システムに含まれる唯一の拘束ウェブである、実施例1〜14のいずれか1つの乗員拘束システム。
16.乗員拘束システムは、3点式乗員拘束システムである、実施例1〜12、14又は15のいずれか1つの乗員拘束システム。
17.航空機において使用される座席システムであって、
水平軸を定める床面に取り付けられた航空機座席と、
座席に座った乗員の足の付け根を横切って延びるように構成された可撓性の細長いウェブと、を備え、
ウェブは、
第1の遠位端部及び第1の近位端部を有する第1のウェブ部分と、
第2の遠位端部及び第2の近位端部を有する第2のウェブ部分と、
を含み、第1の遠位端部は、バックルを介して第2の遠位部分に解放自在に結合することができ、
座席システムは、
座席の近くに固定して取り付けられた電子作動式プリテンショナーをさらに備え、
プリテンショナーは、
ハウジングと、
ハウジング内で延びる第1のケーブル部分、及びハウジングと第1のウェブ部分との間に延びる第2のケーブル部分を含むケーブルと、
を含み、第2のケーブル部分は、第1のウェブ部分の第1の近位端部に結合され、第2のケーブル部分は、ウェブが座席に座った乗員の足の付け根を横切って延びている時に座席の水平軸に対して45度未満の角度で延びる引張軸に沿って延びる、座席システム。
18.角度は、約15度〜約40度である、実施例17の座席システム。
19.角度は、約30度〜約40度である、実施例17又は18の座席システム。
20.角度は、約35度である、実施例17又は18の座席システム。
21.プリテンショナーに動作可能に接続されたセンサアセンブリをさらに備え、センサアセンブリは、予め設定された大きさを上回る航空機の加速又は減速に応答してプリテンショナーに電気信号を送信するように構成され、プリテンショナーは、センサアセンブリから電気信号を受け取ったことに応答して、ウェブに加わる張力を自動的に増加させるように構成される、実施例17〜20のいずれか1つの座席システム。
22.プリテンショナーは、線形プリテンショナーである、実施例17〜21のいずれか1つの座席システム。
23.第2のウェブ部分の第2の近位端部に結合されたウェブリトラクタをさらに備える、実施例17〜22のいずれか1つの座席システム。
V.結び
以上、本明細書では、例示目的で特定の実施形態を説明したが、本開示の様々な実施形態の思想及び範囲から逸脱することなく様々な修正を行うことができると理解されたい。例えば、図1A〜図5を参照しながら上述した乗員拘束システムは、異なる構成を有することも、及び/又は異なる特徴を含むこともできる。さらに、上述したいずれかの実施形態の特定の要素を組み合わせ、又は他の実施形態の要素と置き代えることもできる。例えば、特定の車両(例えば、自動車又は航空機システム)の文脈で説明した乗員拘束システムを、他の多くのタイプの車両(例えば、非自動車又は非航空機システム)に実装することもできる。従って、本開示のいくつかの態様は、自動車又は航空機のシステムに限定されるものではない。さらに、本開示のいくつかの実施形態の文脈においてこれらの実施形態に関連する利点について説明したが、他の実施形態がこのような利点を示すこともでき、全ての実施形態が必ずしも本発明の範囲に含まれるこのような利点を示す必要もない。従って、本開示は、添付の特許請求の範囲以外によって限定されるものではない。
10 乗員拘束システム
12 座席
16 航空機
100 プリテンショナー
102 アクチベータ
104 ハウジング
106 ケーブル
107 コネクタ
109 第2のケーブル部分
130 拘束部
132 ウェブ
133 第1のウェブ部分
134 カプラ
135 第2のウェブ部分
160 ウェブリトラクタ
170 センサアセンブリ
172 リンク
174 センサ

Claims (23)

  1. 航空機において使用される乗員拘束システムであって、
    座席に着席した乗員の少なくとも一部を横切って延びるように構成された可撓性の細長いウェブと、
    前記ウェブの端部に動作可能に結合された電子作動式プリテンショナーと、
    前記プリテンショナーに動作可能に接続されたセンサアセンブリと、を備え、
    前記センサアセンブリは、予め設定された大きさを上回る航空機の加速又は減速に応答して前記プリテンショナーに電気信号を送信するように構成され、前記プリテンショナーは、前記センサアセンブリから前記電気信号を受け取ったことに応答して、前記ウェブに加わる張力を自動的に増加させるように構成されている、
    ことを特徴とする乗員拘束システム。
  2. 前記プリテンショナーは、ハウジング及びケーブルを含み、
    前記ケーブルは、前記ハウジング内に位置する第1のケーブル部分と、前記ハウジングから延びて前記ウェブの前記端部に動作可能に結合された第2のケーブル部分とを有し、
    前記プリテンショナーは、前記センサアセンブリから前記電気信号を受け取ったことに応答して、前記ケーブルを前記ハウジング内に引き込んで前記ウェブに加わる張力を増加させるように構成されている、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  3. 前記プリテンショナーは、前記ハウジング内に摺動自在に配置されて前記第1のケーブル部分に動作可能に結合されたピストンをさらに含み、前記センサアセンブリから前記電気信号を受け取ったことに応答して、前記ピストンが前記ハウジング内に駆動されて前記ケーブルを引き込み、前記ウェブに加わる張力を増加させる、
    請求項2に記載の乗員拘束システム。
  4. 前記プリテンショナーは、前記ハウジング内に摺動自在に配置されたピストンと、回転自在なスプールとをさらに含み、前記第1のケーブル部分が前記ピストンに動作可能に結合され、前記第2のケーブル部分が前記スプールに動作可能に結合され、前記センサアセンブリから前記電気信号を受け取ったことに応答して、前記ピストンが前記ハウジング内に駆動されて前記ケーブルを引き込むことにより、前記ケーブルが前記スプールを回転させて前記ウェブの張力を増加させる、
    請求項2に記載の乗員拘束システム。
  5. 前記プリテンショナーは、プリテンショナー本体から延びる可撓性の接続部材を含み、該接続部材は、前記ウェブの前記端部に結合された遠位端部を有し、前記接続部材は、前記ウェブが前記乗員の周囲に固定されている時に、前記座席の水平軸に対して10度よりも大きく45度よりも小さな角度で延びる引張軸に沿って前記プリテンショナー本体と前記ウェブとの間に延びる、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  6. 前記座席は、前記航空機の床面に取り付けられ、前記座席の前記水平軸は、前記床面と平行に延びる、
    請求項5に記載の乗員拘束システム。
  7. 前記引張軸は、前記座席の前記水平軸に対して約15度〜約40度の角度で延びる、
    請求項6に記載の乗員拘束システム。
  8. 前記引張軸は、前記座席の前記水平軸に対して約35度の角度で延びる、
    請求項6に記載の乗員拘束システム。
  9. 前記ウェブは、
    第1の遠位端、及び前記プリテンショナーに動作可能に結合された第1の近位端を有する第1のウェブ部分と、
    第2の遠位端及び第2の近位端を有する第2のウェブ部分と、を含み、
    前記第1の遠位端は、バックルを介して前記第2の遠位端に解放自在に結合可能である、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  10. 前記プリテンショナーは、前記座席の第1の側を向いて位置し、
    前記乗員拘束システムは、前記座席の反対の第2の側を向いて位置するウェブリトラクタをさらに備え、前記ウェブの前記端部は第1の端部であり、前記ウェブは、前記ウェブリトラクタに動作可能に結合された、前記第1の端部とは逆側の第2の端部をさらに含む、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  11. 前記プリテンショナーは、線形プリテンショナーである、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  12. 前記プリテンショナーは、回転式プリテンショナーである、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  13. 前記乗員拘束システムは、2点式乗員拘束システムである、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  14. 前記ウェブは、前記乗員の足の付け根を横切って延びるように構成されている、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  15. 前記ウェブは、前記乗員の足の付け根を横切って延びるように構成され、前記ウェブは、前記乗員拘束システムに含まれる唯一の拘束ウェブである、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  16. 前記乗員拘束システムは、3点式乗員拘束システムである、
    請求項1に記載の乗員拘束システム。
  17. 航空機において使用される座席システムであって、
    水平軸を定める床面に取り付けられた航空機座席と、
    前記座席に座った乗員の足の付け根を横切って延びるように構成された可撓性の細長いウェブと、を備え、
    該ウェブは、
    第1の遠位端部及び第1の近位端部を有する第1のウェブ部分と、
    第2の遠位端部及び第2の近位端部を有する第2のウェブ部分と、
    を含み、前記第1の遠位端部は、バックルを介して前記第2の遠位端部に解放自在に結合可能であり、
    前記座席システムは、前記座席の近くに固定して取り付けられた電子作動式プリテンショナーをさらに備え、
    該プリテンショナーは、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内で延びる第1のケーブル部分、及び前記ハウジングと前記第1のウェブ部分との間に延びる第2のケーブル部分を含むケーブルと、
    を含み、前記第2のケーブル部分は、前記第1のウェブ部分の前記第1の近位端部に結合され、前記第2のケーブル部分は、前記ウェブが前記座席に座った乗員の前記足の付け根を横切って延びている時に前記座席の前記水平軸に対して45度未満の角度で延びる引張軸に沿って延びる、
    ことを特徴とする座席システム。
  18. 前記角度は、約15度〜約40度である、請求項17に記載の座席システム。
  19. 前記角度は、約30度〜約40度である、請求項17に記載の座席システム。
  20. 前記角度は、約35度である、請求項17に記載の座席システム。
  21. 前記プリテンショナーに動作可能に接続されたセンサアセンブリをさらに備え、
    該センサアセンブリは、予め設定された大きさを上回る航空機の加速又は減速に応答して前記プリテンショナーに電気信号を送信するように構成され、
    前記プリテンショナーは、前記センサアセンブリから前記電気信号を受け取ったことに応答して、前記ウェブに加わる張力を自動的に増加させるように構成されている、
    請求項17に記載の座席システム。
  22. 前記プリテンショナーは、線形プリテンショナーである、
    請求項14に記載の座席システム。
  23. 前記第2のウェブ部分の前記第2の近位端部に結合されたウェブリトラクタをさらに備える、
    請求項17に記載の座席システム。
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