[0014] 上記簡潔に記載されたように、固定形式文書はリフロー済み形式で提示されてよい。文書閲覧アプリケーションはテキストを有する表示コンテンツの部分を特定し、特定された部分をリフロービューに表示する選択コントロールを提示してよい。リフロービューを表示する選択コントロール上のアクションを検出することに応答して、閲覧アプリケーションは部分を用いてリフロービューを生成かつ表示してよい。
[0015] 以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成し、かつ例示として特定の実施形態または例が図示される添付の図面が参照される。これらの態様は組み合わせられてよく、他の態様が活用されてよく、また本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく構造変更がなされてよい。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味にとられるべきではなく、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定められる。
[0016] 実施形態は、コンピューティング装置上のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションプログラムと連動して実行するプログラムモジュールの一般的な状況で記載されるであろうが、当業者は、態様は他のプログラムモジュールと組み合わされて実装されてもよいことを認識するであろう。
[0017] 一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを行うかまたは特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、および他の種類の構造を含む。その上、当業者は、実施形態は、ハンドヘルド装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのまたはプログラマブル消費者電子機器、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、および類似のコンピューティング装置を含む、他のコンピュータシステム構成で実施されてよいことを理解するであろう。実施形態は、タスクが通信ネットワークを通してリンクされる遠隔処理装置によって行われる分散コンピューティング環境で実施されてもよい。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは両ローカルおよび遠隔メモリ記憶装置に位置されてよい。
[0018] 実施形態は、コンピュータ実装工程(方法)、コンピューティングシステムとして、またはコンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体などの製造品として実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、コンピュータシステムによって可読であり、かつコンピュータまたはコンピューティングシステムに工程例を行わせるための命令を備えるコンピュータプログラムを符号化するコンピュータ記憶媒体であってよい。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ可読メモリ装置である。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、揮発性コンピュータメモリ、不揮発性メモリ、ハードドライブ、フラッシュドライブ、フロッピーディスクまたはコンパクトディスク、および類似の媒体の1つまたは複数を介して実装され得る。
[0019] 本明細書の全体を通して、用語「プラットフォーム」は固定形式文書をリフロー済み形式で提示するためのソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントの組合せであってよい。プラットフォームの例は、複数のサーバにわたって実行されるホスト型サービス、単一のコンピューティング装置上で実行されるアプリケーション、および類似のシステムを含むが、これらに限定されない。用語「サーバ」は通常、典型的にネットワーク化環境で1つまたは複数のソフトウェアプログラムを実行するコンピューティング装置を指す。しかしながら、サーバは、ネットワーク上のサーバとして見られる1つまたは複数のコンピューティング装置上で実行される仮想サーバ(ソフトウェアプログラム)として実装されてもよい。これらの技術および例動作に関するさらなる詳細が以下に提供される。
[0020] 図1は、いくつかの実施形態に係る、固定形式文書をリフロー済み形式で提示する一例の概念図を示す。図100に図示されるコンポーネントおよび環境は例示目的のためである。実施形態は、各種のハードウェアおよびソフトウェアのコンピューティング装置およびシステムを利用する様々なローカル、ネットワーク化、クラウドベースのおよび同様のコンピューティング環境で実装されてよい。
[0021] 装置104は表示コンテンツ112のリフロービュー108を提示してよい。表示コンテンツ112は固定形式文書であってよく、それは紙の本、雑誌および同様のもののページなどの紙製品に似せるように形式化される文書を含んでよい。リフロービュー108は表示コンテンツ112のテキストベースの部分を含んでよい。リフロービューは、閲覧アプリケーションにリフロービューを表示することを促すユーザ110によるアクションに応答して表示されてよい。装置104はそのハードウェア機能を通してアクションを認識してよく、それはカメラ、マイクロホン、タッチ対応スクリーン、キーボード、マウスおよび類似のものを含んでよい。
[0022] 装置104は表示コンテンツ112を提示するためにクラウドホスト型プラットフォーム102などの外部資源と通信してよい。例として、外部資源から固定形式文書を検索することを含んでよい。クラウドホスト型プラットフォーム102はデータストアやコンテンツサーバなどの遠隔資源を含んでよい。リフロービュー108は固定形式文書の表示コンテンツ112から生成されてよい。
[0023] 実施形態はタブレットなどの装置104での実装に限定されない。閲覧アプリケーションは、実施形態に従って、アプリケーションを表示することができる任意の装置で実行されるローカルアプリケーションであってよい。あるいは、閲覧アプリケーションはウェブサービスなどのホスト型アプリケーションであってよく、それはサーバで実行しつつもウェブブラウザなどのクライアントユーザインタフェースを通してアプリケーションコンテンツを表示してよい。タッチ対応装置104に加えて、表示コンテンツ112およびリフロービュー108との対話は、光学式ジェスチャ捕捉、ジャイロ式入力装置、マウス、キーボード、視標追跡入力、ならびに類似のソフトウェアおよび/またはハードウェアベースの技術などの他の入力機構を通して達成されてよい。
[0024] 図2は、実施形態に係る、リフロービューを生成するために固定形式文書の部分を特定する閲覧アプリケーションの一例を示す。図200はタブレットなどの装置202内の閲覧アプリケーションを表示する。閲覧アプリケーションは選択コントロール220を提示して、表示コンテンツ222をリフロービューに提示するユーザの選択を判断してよい。
[0025] 閲覧アプリケーションは表示コンテンツ222内のテキストの部分を特定してよい。閲覧アプリケーションは光学式文字認織(OCR)アルゴリズムを活用して表示コンテンツ222からテキストを含む部分を抽出してよい。あるいは、表示コンテンツ222の部分はテキストの部分を包含しているタグから特定されてよい。例として、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)または拡張可能マークアップ言語(XML)のタグ付きコンテンツを含んでよい。閲覧アプリケーションはタイトル210と関連したタグを特定し、タイトル210のテキストを抽出してよい。加えて、閲覧アプリケーションはボディ部分212およびボディ部分214と関連したタグを特定し、ボディ部分212および214と関連したテキストも抽出してよい。
[0026] いくつかの実施形態によれば、閲覧アプリケーションは、一次部分204および二次部分206の分類に基づいて、表示コンテンツと関連したテキストを特定してよい。リフロー済みコンテンツをリフロービューで表示する正しい配列は一次部分204および二次部分206に基づいて判断されてよい。一次部分204はタイトル210およびボディ部分212を含む複数のテキストの部分を含んでよい。ボディ部分212は表示コンテンツ222内のテキストの一覧を含んでよい。一次部分204は、タイトル210であると特定される部分からのテキストおよび表示コンテンツ222を提示するウィンドウペインの左端に隣接するボディ部分212からのテキストを検索することによって判断されてよい。タイトル210およびボディ部分212は統合されて一次部分204を生成してよい。
[0027] 二次部分206は、一次部分204に隣接するボディ部分214などのボディ部分を特定することによって生成されてよい。閲覧アプリケーションは一次部分204に隣接する複数のボディ部分を表示してよい。そのため、複数の二次部分が特定される隣接するボディ部分から生成されてよい。一例のシナリオでは、閲覧アプリケーションは、互いに水平に隣接する2つ以上のボディ部分を有する表示コンテンツを提示してよい。表示コンテンツの左端の隣の第一ボディ部分に隣接する各ボディ部分が二次部分であると特定されてよい。各非一次ボディ部分からのテキストは二次部分として検索かつ記憶されてよい。一次および二次部分の特定の後、正しい配列が、リフロー済みコンテンツに対して、一次および二次部分をリフロービューに統合かつ配列することに基づいて判断されてよい。
[0028] 一次および二次部分の特定は、表示コンテンツ222の左端を用いてボディ部分212を一次部分204と関連させることに限定されない。あるいは、表示コンテンツ222を提示するウィンドウペインの右端が使用されてボディ部分214を一次部分と関連させてよい。さらに他の選択肢では、表示コンテンツ222を提示するウィンドウペインの上端または下端が使用されていずれかの端に隣接する部分を一次部分と関連させ、隣接する部分を二次部分であると特定してよい。
[0029] 他の実施形態によれば、表示コンテンツ222のテキストベースの部分を特定することの後に、選択コントロール220が表示されてよい。選択コントロール220は、特定された部分のリフロービューを提示するリフロービューコントロールを有してよい。選択コントロール220は、選択または表示されたリフロービューを非表示にして表示コンテンツ222を再表示するコントロールも有してよい。加えて、選択コントロール220上のオプションコントロールがリフロービューと関連した属性を変更するオプションを提示してよい。オプションコントロールの選択に応じて、オプションコントロールと関連した追加のコントロールがリフロービューの位置選択を含んで提示されてよい。加えて、リフロービューのテキストと関連したフォントタイプ、フォントサイズ、フォント色および背景色を含む書式選択が追加のオプションコントロールに提示されてよい。追加のオプションコントロールの起動はコントロールと関連した動作を実行してリフロービューの関連する属性を変更してよい。
[0030] 加えて、ユーザはリフロービューと関連した一次および二次部分判断を変更可能にされてよい。一例のシナリオでは、ユーザは、上、下、左および右端など、そこからその端に隣接する一次部分を特定するような端を選択可能にされてよい。一次部分に隣接する次のボディ部分は二次部分であると判断されてよい。
[0031] 図3は、実施形態に係る、リフロービューを生成するために固定形式文書の部分を特定する閲覧アプリケーションの別の例を示す。図300は、表示コンテンツ310内のテキストの部分を特定することの例を表示する。閲覧アプリケーションはタブレットなどの装置302内で固定形式文書のコンテンツを表示してよい。表示コンテンツは、リフロービューで提示するテキストの部分を特定するために、閲覧アプリケーションによって処理されてよい。
[0032] いくつかの実施形態によれば、閲覧アプリケーションはタイトル部分304およびボディ部分306および308を含む部分を特定してよい。一例のシナリオでは、テキストを含む部分が、表示コンテンツ310を書式化するために使用されるタグに基づいて特定されてよい。タイトル部分304のテキストは、以下のタイトルタグ、たとえばタイトルの開始を示す<title>およびタイトルの終了を示す</title>を用いて包含されてよい。ボディ部分は、それぞれボディ部分306および308の開始および終了を示す<body> </body>などのボディタグを用いて包含されてよい。あるいは、<table> </table>、<column> </column>、<row> </row>、<cell> </cell>などの他のタグおよび同様のものが、表示コンテンツ310内のテキストの部分を特定するために使用されてよい。タグの例は限定的な意味では提供されず、表示コンテンツ310内のテキストを含む部分を特定するために、任意のタグが使用されてよい。
[0033] 他の実施形態によれば、閲覧アプリケーションは、特定されたテキスト内で文字セパレータを検索することによってテキストを含む部分を判断してよい。一例のシナリオでは、閲覧アプリケーションはOCRアルゴリズムまたはパターン認識アルゴリズムを使用して表示コンテンツ310内でテキストを特定してよい。その後、閲覧アプリケーションは、特定されたテキスト内で改行文字を検索してよい。閲覧アプリケーションは改行文字を使用して部分の終了を示してもよく、それは改行文字までテキストを含む。実施形態は部分の終了を判断する上で改行文字の使用に限定されず、部分の終了を判断するために、任意の所定の文字または文字の組合せが使用されてよい。例として、段落ヘッダ文字、タブ文字および同様のものを含んでよい。
[0034] 特定された部分は、タイトルおよびボディを含むそれらの分類に基づいて特徴づけられてよい。表示コンテンツ310内での部分の位置は部分の特定と関連されてもよい。一例のシナリオでは、表示コンテンツ310の最上位置のテキストの部分はタイトル部分304であると特定されてよい。
[0035] 加えて、部分特定は確信度値でラベル付けされてよい。閲覧アプリケーションは、任意の特定された部分の確信度値が所定の閾値未満であれば、リフロービューを提示する選択コントロールを表示しなくてよい。あるいは、閲覧アプリケーションは、所定の閾値を超えるすべての部分の確信度値の合計に応じて、選択コントロールを表示してよい。確信度値ベースの解析が閲覧アプリケーションを、表示コンテンツのメニューやナビゲーションコントロールなどの低値コンテンツとではなく、タイトルやボディなどの高値コンテンツと関連したテキストの部分を提示するように限定してよい。
[0036] 図4は、実施形態に係る、閲覧アプリケーションによって提示される一例のリフロービューを示す。図400は、閲覧アプリケーションによって表示コンテンツ406のリフロービュー404を提供する装置402を表示する。
[0037] 閲覧アプリケーションは、リフロービュー404で部分のテキストを表示する前に、特定された部分を統合してよい。特定された部分を統合し、かつ特定された部分をリフロービューのための正しい配列に配列するために、所定のルールが部分に適用されてよい。一例のシナリオでは、所定のルールが、複数の改行文字を一改行文字と置き換えるために実行されてよく、複数のタブ文字は一タブ文字と置き換えられてよく、そして複数の間隔文字は一間隔文字と置き換えられてよい。タイトル部分であると特定された部分は他の部分より上に配置されてよい。一次部分は二次部分より上に配置されてよい。ボディ部分の順序は閲覧アプリケーションのローカライゼーションプリファレンスに基づいて判断されてよい。読み方向設定が、次の部分の前にどの部分を配置するべきかを決定してよい。一例のシナリオでは、ローカライゼーションプリファレンスと関連した左から右の読み方向設定を決定することに応答して、閲覧アプリケーションは、部分を統合するときに、左部分を右部分より上に配置してよい。
[0038] フロービューの位置およびサイズは装置402の画面サイズ属性に基づいて自動的に決定されてよい。閲覧アプリケーションは、リフロービュー内で提示するときに、対照的なフォントを用いて部分を書式化してよい。対照的なフォントは表示コンテンツ406のフォントと比較して拡大サイズを含んでよい。対照的なフォントは表示コンテンツ406と比較して別のフォントタイプおよびフォント色を含んでもよい。閲覧アプリケーションは配色を利用してリフロービュー404を表示コンテンツ406から対照的に引き立たせてよい。たとえば、リフロービュー404のテキストのフォントは表示コンテンツ406のフォント色とは異なる色であってよい。
[0039] リフロービューの位置は表示コンテンツ406内の特定された部分の位置に基づいて判断されてよい。リフロービュー404は表示コンテンツ406内の特定された部分上に転置されてよい。リフロービュー404の位置はユーザ可調であってよい。リフロービュー404は閲覧アプリケーションの端に隣接して表示されてもよい。リフロービュー404の位置は閲覧アプリケーションのセッションにわたって持続してもよい。別の固定形式文書の表示コンテンツのためのリフロービュー404を生成するときに、リフロービュー404は閲覧アプリケーション内で同じ位置に提示されてよい。加えて、リフロービュー404は閲覧アプリケーションの画面サイズに適合するように調整されてよい。一例のシナリオでは、リフロービューの高さは閲覧アプリケーションの高さに適合するように延長されてもよい一方で、閲覧アプリケーションの幅および高さを超えることなく、高さ調整に比例してリフロービューの幅を調整する。
[0040] 図2〜図4の例のシナリオおよびスキーマは特定のコンポーネント、データ型および構成で図示される。実施形態はこれらの構成例に係るシステムに限定されない。固定形式文書をリフロー済みビューで提示することは、アプリケーションおよびユーザインタフェースでより少しのまたは追加のコンポーネントを利用する構成で実装されてよい。さらにまた、図2〜図4に図示される例のスキーマおよびコンポーネントならびにそれらのサブコンポーネントは、本明細書に記載される原理を用いて、他の値でも同様の様式で実装されてよい。
[0041] 図5は、実施形態に係るシステムが実装されてよいネットワーク化環境である。ローカルおよび遠隔資源は、ホスト型サービスなどの1つまたは複数のサーバ514または単一のサーバ(たとえばウェブサーバ)516によって提供されてよい。アプリケーションはスマートフォン513、タブレット装置512またはラップトップコンピュータ511(「クライアント装置」)などの個々のコンピューティング装置上で実行し、またネットワーク510を通してリフロービューで表示するコンテンツを検索してよい。
[0042] 上記論ぜられるように、閲覧アプリケーションはテキストを有する表示コンテンツの部分を特定してよい。アプリケーションは部分のリフロービューを表示する選択コントロールを提示してよい。リフロービューを表示するユーザアクションに応答して、閲覧アプリケーションは部分を使用してリフロービューを生成し、表示コンテンツ内で部分と関連した位置にリフロービューを表示してよい。リフロービューは表示コンテンツの代わりに表示されてもよい。前述のように、クライアント装置511〜513はリモートサーバ(たとえば、サーバ514の1つ)上で実行されるアプリケーションへのアクセスを可能にしてよい。サーバは直接またはデータベースサーバ518を通して関連データをデータストア519から/へ検索または記憶してよい。
[0043] ネットワーク510はサーバ、クライアント、インターネットサービスプロバイダおよび通信メディアの任意のトポロジを備えてよい。実施形態に係るシステムは静的または動的トポロジを有してよい。ネットワーク510はエンタープライズネットワークのなどの安全なネットワーク、無線オープンネットワークなどの安全でないネットワーク、またはインターネットを含んでよい。ネットワーク510は公衆電話交換網(PSTN)またはセルラ通信網などの他のネットワーク上の通信を協調させてもよい。さらにまた、ネットワーク510はBluetoothまたは同様のものなどの短距離無線ネットワークを含んでよい。ネットワーク510は本明細書に記載されるノード間に通信を提供する。例として、これに限らず、ネットワーク510は音響、RF、赤外線および他の無線メディアなどの無線メディアを含んでよい。
[0044] コンピューティング装置、アプリケーション、データ資源およびデータ配布システムの多くの他の構成は固定形式文書をリフロー済み形式で提示するために利用されてよい。さらにまた、図5に論ぜられるネットワーク化環境は例示目的のみである。実施形態は例のアプリケーション、モジュールまたは工程に限定されない。
[0045] 図6および関連する考察は、実施形態が実装されてよい適切なコンピューティング環境の簡潔な一般的説明を提供するものと意図される。図6を参照すると、実施形態に係るアプリケーションのための一例のコンピューティング動作環境、たとえばコンピューティング装置600、のブロック図が示される。基本構成では、コンピューティング装置600は少なくとも1つの処理ユニット602およびシステムメモリ604を含んでよい。コンピューティング装置600はプログラムを実行するのに協力する複数の処理ユニットも含んでよい。コンピューティング装置の正確な構成およびタイプに応じて、システムメモリ604は揮発性(RAMなど)、不揮発性(ROM、フラッシュメモリなど)または、2つのなんらかの組合せであってよい。システムメモリ604はプラットフォームの動作を制御するのに適しているオペレーティングシステム605、たとえばMICROSOFT CORPORATION of Redmond,WashingtonのWINDOWS(登録商標)およびWINDOWS PHONE(登録商標)オペレーティングシステムを典型的に含む。システムメモリ604はプログラムモジュール606、閲覧アプリケーション622およびリフローモジュール624などの1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを含んでもよい。
[0046] 閲覧アプリケーション622はテキストを有する表示コンテンツの部分を特定してよい。閲覧アプリケーション622は装置600の画面に近接して、部分のリフロービューを表示する選択コントロールを提示してよい。リフローモジュール624は、リフロービューを表示する選択コントロール上のアクションを検出することに応答して、部分のリフロービューを生成してよい。そして、閲覧アプリケーション622はリフロービューを表示コンテンツ内の部分と関連した位置に表示してよい。この基本構成は図6では点線608内のそれらのコンポーネントによって示される。
[0047] コンピューティング装置600は追加の特徴または機能を有してよい。たとえば、コンピューティング装置600は、たとえば、磁気ディスク、光ディスクまたはテープなどの追加のデータ記憶装置(リムーバブルおよび/または非リムーバブル)を含んでもよい。そのような追加の記憶域は図6ではリムーバブル記憶域609および非リムーバブル記憶域610によって示される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータなどの情報の記憶のための任意の方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含んでよい。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ可読メモリ装置である。システムメモリ604、リムーバブル記憶域609および非リムーバブル記憶域610はすべてコンピュータ可読記憶媒体の例である。コンピュータ可読記憶媒体はRAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために使用され得、かつコンピューティング装置600によってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むが、これらに限定されない。任意のそのようなコンピュータ可読記憶媒体はコンピューティング装置600の一部であってよい。コンピューティング装置600はキーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置および類似の入力装置などの入力装置612を有してもよい。ディスプレイ、スピーカ、プリンタおよび他の種類の出力装置などの出力装置614が含まれてもよい。これらの装置は公知技術であり、本明細書に詳細に論ぜられる必要がない。
[0048] コンピューティング装置600は、無線ネットワークを介して、分散コンピューティング環境で、衛星リンク、セルラリンクおよび類似の機構など、装置が他の装置618と通信できるようにする通信接続616を含んでもよい。他の装置618は通信アプリケーション、記憶サーバおよび類似の装置を実行するコンピュータ装置を含んでよい。通信接続616は通信メディアの一例である。通信メディアはそこにコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータを搬送波または他の輸送機構などの変調データ信号で含み得、また任意の情報配信メディアを含む。用語「変調データ信号」はその特性集合の1つまたは複数を有するか、または情報を信号にコード化するような様式で変化した信号を意味する。例として、これに限らず、通信メディアは有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線メディア、および音響、RF、赤外線ならびに他の無線メディアなどの無線メディアを含む。
[0049] 実施形態例も方法を含む。これらの方法は、本文書に記載される構造を含め、任意の数のやり方で実装され得る。本文書に記載される種類の装置のうち、1つのそのようなやり方は機械操作によってである。
[0050] 別の任意選択のやり方は、方法の個々の操作の1つまたは複数が、一部を行う1人または複数人の人間のオペレータに関連して行われることである。これらの人間のオペレータは互いに同じ位置に配置される必要はなく、各人はプログラムの一部を行う機械と共にいることができるのみである。
[0051] 図7は、実施形態に係る、固定形式文書をリフロー済み形式で提示する工程のための論理フロー図を示す。いくつかの例で、工程700は閲覧アプリケーションによって実装されてよい。
[0052] 工程700は操作710で始まってよく、閲覧アプリケーションがテキストを有する表示コンテンツの部分を特定してよい。部分はタイトル部分およびボディ部分を含んでよい。動作720で、選択コントロールが、部分のリフロービューを表示するために提示されてよい。選択コントロールは、表示ドキュメントに移る、リフロービューを表示する、およびリフロービューと関連したオプションを提示するコントロールを有してよい。次に、操作730で、閲覧アプリケーションは、リフロービューを表示する選択コントロール上のアクションを検出してよい。動作740で、リフロービューは部分を用いて生成されてよい。部分のテキストは、閲覧アプリケーションの画面サイズに基づいて統合され、配列され、書式変更される。いくつかの例では、動作750で、リフロービューは、表示コンテンツ内の部分と関連した位置に表示されてよい。リフロービューは表示コンテンツの代わりに表示されてもよい。
[0053] いくつかの実施形態は、通信モジュール、メモリおよびプロセッサを含むコンピューティング装置において実装されてよく、ここでプロセッサはメモリに記憶される命令と連動して上記記載された方法または類似のものを実行する。他の実施形態は、上記記載された方法または同様のものを実行するためにそこに命令が記憶されるコンピュータ可読記憶媒体として実装されてよい。
[0054] 工程700に含まれる操作は例示目的のためである。固定形式文書をリフロー済み形式で提示することは、実施形態によれば、本明細書に記載される原理を用いて、より少しのまたは追加のステップを有する、ならびに操作の順序が異なる同様の工程によって実装されてよい。
[0055] 上記明細書、例およびデータは実施形態の構成の製造および使用の十分な説明を提供する。主題が構造特徴および/または方法論的な行為に特定の言語で記載されたにもかかわらず、添付の特許請求の範囲において定められる主題が上記記載される特定の特徴または行為に必ずしも限定されるわけではないことが理解されるべきである。むしろ、上記記載される特定の特徴および行為は請求項および実施形態を実装する例形として開示される。