JP2016535793A - 口腔アレルギー症候群の予防および治療のための製剤および方法 - Google Patents

口腔アレルギー症候群の予防および治療のための製剤および方法 Download PDF

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Abstract

花粉関連の食物アレルギー症候群(PFAS)とも呼ばれる、口腔アレルギー症候群(OAS)、の予防および治療のための方法および製剤が開示されている。この製剤は、口腔アレルギー症候群に関連する症状を著しく減らし、または予防し、同時に優れた安全性記録を有する。この製剤は、OASに苦しむ何百万人もの患者の生活の質を著しく向上させることができる。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照することによりその全体が本明細書に援用される、2010年12月30日出願の「PREPARATIONS FOR TOPICAL PREVENTION AND/OR TREATMENT OF ORAL ALLERGIC SYMPTOMS DUE TO ORAL CONTACT WITH FRUITS AND/OR VEGETABLES」と題する米国出願第12/981,726号(REIZ−002−放棄)の分割出願である、2012年1月17日出願の「TREATMENT AND/OR PREVENTION OF ORAL ALLERGIC SYMPTOMS CAUSED BY ORAL CONTACT WITH FRUITS AND/OR VEGETABLES」と題する米国出願第13/352,277号(REIZ−002DIV)の一部継続出願(CIP)である。
本発明は概して、口腔アレルギー症候群に関し、特にその予防と治療に関する。
花粉関連の食物アレルギー症候群(PFAS)とも呼ばれる、口腔アレルギー症候群(OAS)は、口腔のかゆみ、口唇、舌、および喉の刺痛および腫脹、ならびに嗄声および咽頭部の絞扼感を含む症状の組み合わせである。患者の約1〜2%はより重篤な反応を示す。OASは、花粉にアレルギーがある人が生の果物および野菜を摂取したときに現れる。それは、花粉感作の人の口腔粘膜および/または咽頭粘膜と、交差反応する生の果物および野菜の接触によって引き起こされる局所的なIgE媒介のアレルギー反応である。このアレルギー反応は、花粉に特異的なIgE抗体によって被覆された口腔/咽頭粘膜における感作されたマスト細胞が特定の花粉タンパク質のそれらと交差反応するタンパク質を含む生の果物または野菜と接触するときに起こる。この接触によって、感作されたマスト細胞はヒスタミンなどのメディエータ−を放出する。これらのメディエータ−は、血管を有する標的組織に作用し、血管を拡張し透過性にし、組織腫脹をもたらす。また、これらのメディエータ−は神経受容体も刺激し、かゆみを引き起こす。
樺の木の花粉に敏感な人はしばしばバラ科(Rosacae family)の果物、例えば新鮮なまたは生のリンゴ、セイヨウナシ、マルメロ、モモ、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、アンズ、およびモモ、ならびにニンジンおよびアーモンドに反応する。ブタクサにアレルギーがある人はメロンに反応し、イネ科草本および雑草花粉にアレルギーがある人は、キュウリ、セロリ、緑ピーマン、アボカド、およびバナナでOASの症状を発現することが多い。多くの人は、複数の花粉群にアレルギーがあるので、上記の果物および野菜の全ての摂取で症状を発現する。
疫学調査および臨床研究の増加に伴い、過去20年間で何度も診断基準が改訂されてきた。OASも患う花粉アレルギーを有する患者の割合の概算は、47%〜70%まで幅があり、これは、青年および成人において最も一般的な食物アレルギーと考えられている。同様に、他の著者は、花粉関連の食物アレルギー症候群は、成人における最も一般的な食物アレルギーを表し、花粉に対してアレルギー性鼻炎を有する患者の23〜76%が1つ以上の食物に感受性を示すことに気づいた。
国立アレルギー感染病研究所、すなわちNIAIDは、花粉アレルギーの罹患率を約12.87%と推定する。これはおおよそ、7人に1人(3500万人)が米国でこの過敏症に罹患したことに相当し、一方、メイヨクリニックの再調査では、米国の2720万人がアレルギー性鼻炎/花粉症(添付I)を患っていることが分かった。西欧では、臨床的に確認できるアレルギー性鼻炎の罹患率は23%と推定され、一方、日本では、アレルギー性鼻炎の罹患率は39.4%と推定され、花粉症の罹患率は29.8%であった。
このようなデータ、およびOASが花粉症およびアレルギー性鼻炎を患う人の約50%を苦しめていると言われていることに基づくと、標的人口は、OASを患っている約1360万人〜1750万人のアメリカ人である。控えめの外挿は、欧州(15カ国)でOASを患う人は約1500万人、日本では1200万人、韓国では720万人であることを示唆している。
現在、OASの承認された治療はない。この疾患に苦しんでいる人はしばしば、落胆して全ての生の果物および野菜を避ける。より軽度の症状を有する人で、果物および野菜を取り続ける人がいるが、その摂取には大きな不快感が伴う。抗ヒスタミン剤は、この疾患に有効であることは分かっていない。実際は、花粉症の症状に対して抗ヒスタミン剤を毎日服用しても、OAS症状の発現を防ぐことはできない。
OAS(PFAS)は、花粉アレルギーの人の47〜70%、人口のほぼ10%に起こると推定された最も一般的な食物アレルギーであり、現在、症状を引き起こす果物または野菜を避けることを推奨する以外に、承認されたOASの治療はない。食物アレルゲンと接触する前に、口唇および/または口腔に適用される本発明によるクロモグリク酸ナトリウム水溶液は、スカウト試験で感受性のある人においてOASの症状をうまく予防し、治療したことを示した。
クロモリンは、非常に優れた安全性プロファイルを有する最も効果的な、非鎮静型の抗アレルギー薬の1つであり、何十年もアレルギー疾患に使用されてきた。連続する一連のパイロット研究および概念証明研究は、証明となる臨床結果をもたらした。これまでの最近の2年間で得られたクロモリンの安全歴および驚くほどに有効な臨床経験は、確信的な安全の予測および有効な将来の成果を可能にする。
本発明によれば、クロモグリク酸ナトリウムは、OASに関連した症状を予防し、治療する能力を示した。クロモグリク酸ナトリウムの安全性追跡記録の長所は、今まで収集された臨床安全データベースによって強化される。
本発明によれば、新しい製剤、使用、方法、およびプロトコルは、花粉関連の食物アレルギー症候群(PFAS)とも呼ばれる口腔アレルギー症候群(OAS)の予防および/または治療の適応のためのクロモグリク酸ナトリウムに関して特定された。
本発明によれば、クロモリンは、口腔粘膜に実質的に付着し、我々の研究において、水溶液に実質的に即効した。したがって、粘膜付着剤またはグリセリンは必要ない。
パイロットおよび第IIa相概念証明研究は、すでに利用できる完結した結果とともに行った。よって、製剤は、口腔アレルギー症候群の予防および/または治療の適応において、臨床開発の第IIb相段階に入る準備ができている。
本明細書に記載の製剤を使用した刺激的な臨床結果は、口腔アレルギー症候群(OAS)または花粉関連の食物アレルギー症候群(PFAS)の最も効率的で安全な治療および予防、著しく効果的なだけでなく患者の生活の質を劇的に向上させる治療として、本発明のさまざまな態様を確証する。
本発明の一般的な一態様は、口腔アレルギー症候群の予防および/または治療における使用のための医薬製剤である。製剤は、含嗽液として用いられる、5mlの水あたり100mg超のクロモグリク酸ナトリウムの濃度のクロモグリク酸ナトリウム水溶液を含む。
いくつかの実施形態では、濃度は、5mlの水あたり200mgのクロモグリク酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、濃度は、5mlの水あたり150mgのクロモグリク酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、濃度は、5mlの水あたり250mgのクロモグリク酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、医薬製剤は香料をさらに含む。
いくつかの実施形態では、医薬製剤は矯味剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、医薬製剤は少なくとも5mlの用量として提供される。
いくつかの実施形態では、医薬製剤はスプレーボトルで提供される。
いくつかの実施形態では、医薬製剤は、1mlの用量を計り分けるための計量スポイトが付いたボトルを用いて提供される。
いくつかの実施形態では、医薬製剤は、2.5ml、5.0ml、および7.5mlの用量を計り分けるためのキャップが付いたボトルで提供される。
本発明の別の一般的な態様は、口腔アレルギー症候群の予防および/または治療のための方法であって、その方法は、5mlの水あたり100mgのクロモグリク酸ナトリウムから5mlの水あたり250mgのクロモグリク酸ナトリウムの濃度のある量の水溶液を口の中に入れることと、約2〜10秒間、水溶液で口の中をすすぐことと、水溶液を吐き出すことと、を含む。
いくつかの実施形態では、クロモグリク酸ナトリウム水溶液の濃度は、5mlの水あたり200mgである。
いくつかの実施形態では、口の中に入れる量は5mlである。
いくつかの実施形態では、口の中に入れる量は7.5mlである
いくつかの実施形態では、口の中に入れる量はスプレーを用いて口の中に導入される。
いくつかの実施形態では、口の中に入れる量はアンプルを用いて口の中に導入される。
いくつかの実施形態では、口の中に入れる量はスポイトを用いて導入される。
いくつかの実施形態では、水溶液で口の中をすすぐことは約5秒間行われる。
いくつかの実施形態では、水溶液は、口腔すすぎをより快適にするために香料をさらに含む。
いくつかの実施形態では、水溶液は、クロモグリク酸ナトリウムに対する感覚をより不快でなくするために味覚マスキング剤をさらに含む。
予備的研究:第1の非盲検研究が、Englewood病院に関係するアレルギー専門医免疫学者Ziv Harish博士によって行われた。この研究(スカウト研究)は、病院のIRB(施設内治験審査委員会)によって承認された。
患者はOASに罹患した人の登録から選択された。4人の患者は、OAS関連の症状を確認するためにリンゴの小さいスライスで負荷をかけた。症状の消散後、2回目のリンゴでの負荷の前に、患者は、5mlの水(水溶液)あたり100mgのクロモリンでうがいをした。4人の患者のうち2人は、クロモリン含嗽液(5mlの水に100mgのクロモリン)の単回投与の後、症状はなかった。1人の患者は、2回目の負荷の後、微小の症状のみ発現したが、リンゴ全体には耐性があった。4人目の患者は、第1の負荷で発現した症状に類似した症状を発現したが、5mlの水に100mgのクロモリンの濃度の、クロモリン含嗽液の第2の適用にすぐに反応した。4人の全ての患者は、リンゴを丸ごと1つ食べることを楽しんだ(患者たちは何年もリンゴを食べていなかった)。
OASにおける第IIa相の概念証明研究は前の研究の延長である。この研究において、無作為化された二重盲検のプラセボ対照二方向交差研究を同じ施設で行った。主目的は、口腔アレルギー症候群に関連した症状を減らすことへのクロモグリク酸ナトリウム溶液の有効性を評価することであった。
それぞれの参加者に対して、クロモリン溶液の2つのバイアルのセットが準備された。1つはクロモグリク酸ナトリウム水溶液を含み、もう1つはプラセボを含んだ(両方とも類似した味がした)。1回目の来診は、その人がOASを本当に患っているかを確かめるために負荷(リンゴ)を含んだ。(リンゴの摂取によって引き起こされる)症状が鎮まると、参加者は、プラセボまたはクロモリン水溶液のいずれかを含んだ指定の研究溶液を投与された。2回目の来診時に、参加者は、1回目の来診時に服用しなかったプラセボまたはクロモリン溶液の研究溶液の第2の部分でうがいをした。主要評価項目は、プラセボに比較したクロモリンでの治療の後、OASの症状(口腔のかゆみ、口唇腫脹、舌腫脹、耳のかゆみ、喉のかゆみ、紅潮、息切れ、口唇のかゆみ、咳)を有する患者の割合を測定することであった。6人の患者は二重盲検プラセボ対照試験を完了した。2人の患者は、5mlの水につき100mgのクロモリンの投与での完全なレスポンダーであり、クロモリン溶液の投与後に患者はリンゴを食べても症状がでなかった。3人は、5mlの水に100mgのクロモリンの濃度の溶液の第1の適用によって予防を試みたにもかかわらず、リンゴでの負荷の後、発現した進行中の症状を軽減するために、溶液(5mlの水に100mgのクロモグリク酸ナトリウムの濃度)の第2の適用を必要とした。これらの人はクロモリン溶液の付加的な適用にすぐに反応した。2人の患者(1人は5mlの水に100mgのクロモリンのクロモリン溶液の単回投与のみ受け、もう1人はその濃度でクロモリンの第2の適用を必要とした)は、口唇のかゆみが残ったが、綿棒で口唇にクロモリン溶液を直接適用することによって、ただちに軽減した(表1を参照)。
表1:結果DBPC:クロモリン対プラセボ。患者は生のリンゴで負荷をかけた。
患者番号 ベースラインでの症状 プラセボクロモリン(5mlの水に100mg、その後、必要な場合、5mlの水に100mgを2回目投与する)
1 M.L OI;ITH;F OI;LS;TS;EI
微小のLI
さらにクロモリンをスワブして消散
2 M.C SOB SOB 軽度のEI(目を触っているため疑わしい)
3 M.Ch OI;LS;SOB ITH OI;LS 症状なし
4 R.O OI;EI;TS;ITH;LI;TS OI;CGH;TS 口唇スワブおよび2回目投与でOI消散
5 N.B OI;ITH;EI;HRS OI;ITH;HRS;EI OI;ITH;HRS;EI 2回目投与で消散
6 S.B OI;LS;TS;EI SOB OI;TS
2回目投与で消散
OI:口腔のかゆみ−LS:口唇腫脹−TS:舌腫脹−EI:耳のかゆみ−ITH:喉のかゆみ−F:紅潮−SOB:息切れ−LI:口唇のかゆみ−CGH:咳
次の第IIb相研究に関する解釈および投与量の理論的根拠
臨床プログラムに含まれた10人の患者全ては、5mlの水あたり100mgのクロモグリク酸ナトリウムの濃度でクロモグリク酸ナトリウム溶液の口腔/咽頭投与にすぐに劇的に反応した。4人の患者は、完全に症状をなくすために、5mlの水あたり100mgのクロモグリク酸ナトリウムの2回目投与を必要とした。4人の患者は口唇掻痒が残ったが、唇にクロモリンを直接適用することによって十分に軽減した。それゆえ我々は、より高い濃度のクロモリン、例えば5mlの水あたり200mgのクロモグリク酸ナトリウムが必要であると考える。クロモグリク酸ナトリウムが安全で飲み込まれないならば、より高い濃度の200mg/5mlの溶液はさらなる安全上のリスクを引き起こさないはずである。
口唇症状に関して、含嗽液が唇の粘膜表面に接触していないとすると、口唇症状の発現は驚くべきことではない。十分に、速やかに症状を軽減するために、掻痒の発現後でさえ、クロモリンはスワブまたは綿棒で唇に適用することができる。以前に作成および出願された特定の特許出願、2011年2月17日に出願された出願番号第12/026,972号(放棄)、およびその継続出願、2012年2月2日に出願された出願番号第13/365,040号は、クロモリンリップスティックまたはスワブを用いて唇にクロモリンを適用することを教示し、請求している。
本発明によれば、生の果物の摂取前に約10分の薬剤の投与は、症状の発現に予防的効果を発揮するのに十分と見込まれている。
クロモリンの局所的適用に関連したリスクは、クロモリンは周知の安全な薬剤であるため起こる可能性は低く、さらに、OASのためのクロモリンの局所的使用において、飲み込む必要はない。
FDAまたはEMEAによる承認への規制上の経路は、薬剤は周知で何十年も臨床使用されているので比較的簡単であると考えられている。その薬剤は完璧な安全性記録を有し、この場合、全身曝露を必要としない(すなわち飲み込まれない)。唯一の規制上のハードルは、現在、OASの特定の適応に承認された薬剤がないことである。これは規制当局に、OASの深刻さ、患っている人が生の果物および野菜の栄養面での恩恵を奪われていること、ならびに薬剤の有効性および安全性に対してバランスが保たれた食物アレルギーに関連した心理的スティグマを納得させることを伴う。このハードルは乗り越えることが比較的簡単であるように思われる。
クロモグリク酸ナトリウムは、二ナトリウム5,5’−[(2−ヒドロキシトリメチレン)ジオキシ]ビス[4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボキシレート]である。
クロモグリク酸ナトリウムの分子構造は:
国際名称:クロモグリク酸ナトリウム
化学名:二ナトリウム5,5’−[(2−ヒドロキシトリメチレン)ジオキシ]ビス[4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボキシレート]
分子式:C23H14Na2O11
クロモグリク酸ナトリウムは水溶性無臭白色水和結晶性粉末である。クロモグリク酸ナトリウムは、最初は味がないが、わずかに苦い後味が残る。クロモグリク酸ナトリウムは生理的pHで完全にイオン化されているため、ごくわずかな脂溶性を有する。
クロモグリク酸ナトリウムは、1970年代以来、最も効果的な非鎮静型抗アレルギー薬の1つとして使用されてきた。インビトロおよびインビボ動物実験は、クロモグリク酸ナトリウムが、感作されたマスト細胞脱顆粒を抑制し、それは特定の抗原への曝露の後に起こることを示した。クロモグリク酸ナトリウムは、マスト細胞からメディエータ−の放出を抑制することによって作用する。実験は、クロモグリク酸ナトリウムが、カルシウムイオンがマスト細胞の中に入るのを間接的に阻止し、それによってメディエータ−の放出を防ぐのを示している。クロモグリク酸ナトリウムは、吸入抗原に対する即時型および非即時型の両方の気管支収縮性反応を抑制する。またクロモグリク酸ナトリウムは、運動、トルエン、ジイソシアネート、アスピリン、冷気、二酸化硫黄、および環境汚染物質によって引き起こされる気管支けいれんを弱める。クロモグリク酸ナトリウムは内因性の気管支拡張活性または抗ヒスタミン活性を有さない。
クロモグリク酸ナトリウムは、ぜんそくを含むさまざまなアレルギー疾患で安全に使用され、そのために最近までクロモグリク酸ナトリウム吸入器がしばしば処方された(Intal(登録商標))。2009年に、CFCからHFAへの噴霧剤の分子における必要な変更のため、および製品をCFCを含まないまたはHFA噴霧剤製剤(9)へ再製剤化できないためにクロモグリク酸ナトリウムは回収された。クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性鼻炎用に店頭で入手可能である(Nasalcrom(登録商標))。クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性結膜炎用(Opticrom(登録商標)およびCrolom(登録商標))および消化管に発症するマスト細胞症用(Gastrocrom(登録商標))および湿疹用(Altoderm(登録商標))に、処方によって入手可能である。胃腸障害の治療においてクロモグリク酸ナトリウムを飲み込んで発現する副作用の極めて低い発生率を考慮して、NDLは、例えば少なくとも安全なように含嗽液の形態でクロモグリク酸ナトリウムの局所的投与を見込む。
クロモグリク酸ナトリウムは、Intal(登録商標)およびIntal Inhaler(登録商標)の商品名で、動力駆動の噴霧器を用いて投与されるとき、クロモグリク酸ナトリウム液は、エアロゾル化され、口から吸って、または口および鼻から吸って肺の中に入れる。しかしながら、通常、「この薬剤を口から溶液として服用しないこと」と勧告されている。また、「口の中で苦い、または不快な味がしたら、この薬剤の使用後、口をうがい、またはすすぐこと」と勧告されている。さらに、「クロモリンの吸入によって引き起こされる口渇または咽喉刺激を軽減するために、それぞれの治療後、水で口をすすぐか、ガムをかむか、シュガーレスハードキャンディをなめること」と勧告されている。
Gastrocrom(登録商標)経口濃縮製剤は、「経口」使用を目的としている。すなわち、飲み込み、消化管に沿って表面上に位置したマスト細胞に到達する。または消化管を通って全身に吸収される。丸薬、カプセル、および錠剤のように飲み込まれ、全身に吸収される。Gastrocrom(登録商標)の5mLの各アンプルは、純水中に100mgのクロモグリク酸ナトリウム、USPを含む。
クロモリンの物理化学的性質は、上皮層を横切っての、例えば口腔粘膜を通っての吸収を妨げ、消化管からの不十分な吸収に寄与する。経口投与された用量の1%以下がヒトに吸収され、残りは糞便で排泄される。12人の志願者による第1相研究において、500mgのクロモグリク酸ナトリウムの経口投与後に、この製品の吸収はほとんど見られなかった。投与された用量の0.28〜0.50%が、3人の被験者の最初の24時間の尿中排泄で回収された。残りの9人の被験者における24時間にわたって経口投与された用量の平均尿中排泄は0.45%であった。
クロモグリク酸ナトリウムは粘膜関門を通って局所的に不十分に吸収され、その結果、口腔粘膜に十分に吸収されないことが一般的に認められている。さらに、クロモグリク酸ナトリウム分子の極性を含む物理化学的性質もその吸収や局所的活性を妨げ得ると一般に考えられている。
クロモグリク酸ナトリウムは消化管から不十分に吸収されるので、クロモグリク酸ナトリウムは全身性食物アレルギー治療の候補として考えられていない。
本発明のクロモリンの経口溶液は、4〜6時間有効であり続けることが見込まれる。我々の研究において、試験された患者の約40%に、5mlの水に100mgのクロモリンでは、OASの症状を部分的にしか緩和しなかったので、5mlの水に100mgのクロモリンの経口溶液のさらなる投与を必要とした。さらなる試験に基づいて、最適な用量は5mlの水に200mgのクロモリンであることが分かり、それは試験された患者の100%に有効であった。クロモリンは公知の最も安全な薬剤の1つであるが、我々は、クロモリン溶液で口の中を約5秒間すすいだ後、クロモリン溶液を吐き出すことを推奨し、クロモリン溶液を飲み込むことは推奨しない。
5mlの水に200mgのクロモリンの溶液は、単回用量のアンプルで提供されてもよいし、あるいは5mlの水に200mgのクロモリンの5ml用量に量り分けるために計量スポイトキャップまたは計量カップキャップを有する複数回用量のボトルで提供されてもよい。また、例えば5mlの水に200mgのクロモリンの0.75mlをスプレーによって提供する定量ポンプスプレーボトルで提供されてもよい。
5mlに200mgのものを7.5ml(大さじ約2分の1杯、または0.75mlのスプレーを10回)で、約5秒間、一気に、うがいまたは口の中をすすいだ。それが大人にとって最良の態様である。また5回のスプレーも大人に有効であり得る。例えば、喉の後ろにスプレーし、続いて口の上、下、両側にスプレーする。
5mlに100mgのものを7.5mlで、約10秒間、うがいまたは口の中をすすぐことも大人に有効であり得る。
5ml(小さじ1杯)は子供に適切な量である。200mg/5mlの5回スプレーは効果的である。
経口溶液の味をより快適にするために含嗽液およびスプレー剤を製剤化することは当業者には周知のように、患者の経験を向上させ、その結果、患者の服用遵守を向上させるために、香味料(例えば、サクランボ、イチゴ、ミント、レモン/ライム、ならびに/あるいは、クロモリンの塩辛さ、および/または、苦味を弱めるための味覚マスキング剤)を加えることができる。

Claims (20)

  1. 口腔アレルギー症候群の予防および/または治療における使用のための医薬製剤であって、
    含嗽液として用いられる、5mlの水あたり100mg超のクロモグリク酸ナトリウムの濃度のクロモグリク酸ナトリウム水溶液を含む、医薬製剤。
  2. 前記濃度が5mlの水あたり200mgのクロモグリク酸ナトリウムである、請求項1に記載の医薬製剤。
  3. 前記濃度が5mlの水あたり150mgのクロモグリク酸ナトリウムである、請求項1に記載の医薬製剤。
  4. 前記濃度が5mlの水あたり250mgのクロモグリク酸ナトリウムである、請求項1に記載の医薬製剤。
  5. 香料をさらに含む、請求項1に記載の医薬製剤。
  6. 矯味剤をさらに含む、請求項1に記載の医薬製剤。
  7. 少なくとも5mlの用量として提供される、請求項1に記載の医薬製剤。
  8. スプレーボトルで提供される、請求項1に記載の医薬製剤。
  9. 1mlの用量を計り分けるための計量スポイトが付いたボトルで提供される、請求項1に記載の医薬製剤。
  10. 2.5ml、5.0ml、および7.5mlの用量を計り分けるためのキャップが付いたボトルで提供される、請求項1に記載の医薬製剤。
  11. 口腔アレルギー症候群の予防および/または治療のための方法であって、
    5mlの水あたり100mgのクロモグリク酸ナトリウムから5mlの水あたり250mgのクロモグリク酸ナトリウムまでの範囲の濃度のある量の水溶液を口の中に入れることと、
    約2〜10秒間、前記水溶液で口の中をすすぐことと、
    前記水溶液を吐き出すことと、を含む方法。
  12. 前記クロモグリク酸ナトリウム水溶液の濃度が5mlの水あたり200mgである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記口の中に入れる量が5mlである、請求項11に記載の方法。
  14. 前記口の中に入れる量が7.5mlである、請求項11に記載の方法。
  15. 前記口の中に入れる量がスプレーを用いて口の中に導入される、請求項11に記載の方法。
  16. 前記口の中に入れる量がアンプルを用いて口の中に導入される、請求項11に記載の方法。
  17. 前記口の中に入れる量がスポイトを用いて導入される、請求項11に記載の方法。
  18. 前記水溶液で口の中をすすぐことが約5秒間行われる、請求項11に記載の方法。
  19. 前記水溶液が、口腔すすぎをより快適にするために香料をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  20. 前記水溶液が、前記クロモグリク酸ナトリウムに対する感覚をより不快でなくするために味覚マスキング剤をさらに含む、請求項11に記載の方法。
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