JP2016535249A - 回転速度の均一影響下での干渉型光ファイバジャイロスコープ(ifog)の瞬間ゼロ回転速度電圧の動的な監視及び導出 - Google Patents
回転速度の均一影響下での干渉型光ファイバジャイロスコープ(ifog)の瞬間ゼロ回転速度電圧の動的な監視及び導出 Download PDFInfo
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Abstract
Description
は、変調電圧の振幅であり、∝は、(°/mV)で表した位相変調器の電圧位相変換係数であり、φb0は、センシングコイル内に生じた位相の振幅であり、ΔLは、位相変調が適用されたセンシングコイルの長さ差であり、Δnは、印加変調電圧
に対する電気光学モジュレータの関連結晶軸上に生じる屈折率差であり、fmは、Hzで表した位相変調を位相変調器に適用する関数発生器の周波数である。IFOGのセンシングコイル内の低コヒーレント源は、コイルの中間で互いに干渉し、適用された位相変調と対照となる定在波は、光ファイバのこの制限された長さの範囲で生じ、この長さは、一時的コヒーレンス長Lcである(非特許文献2)。式(6)の項τg/2はこの点を示す。式(6)は、式(7)のように並べ直すことができる。
であり、式(6)でt→(t−τg/2)と書き換える。式(3)に示した光電流の第1カインドベッセル関数にヤコビアンガー級数展開を使用することによって、位相変調器に適用された正弦変調の偶数及び奇数周波数高調波に関して式(8)が得られる。
は、φbが位相変調器の電圧位相変換係数(∝,°/mV)を考慮してフォトダイオード電流を最大にするように決定される(非特許文献4)。フォトダイオード電流を最大にするφb値は、正弦変調では1.8radであり、矩形波変調ではπ/2radである。矩形波応答を正弦波応答と比較すると、矩形波応答は、「1/0.53」のように正弦波応答より高い。正弦波変調ではフォトダイオード電流によって復調電圧
が生成される。「ジャイロコイル」は、τg=8.57μsに対応する1700mの長さである。
である(非特許文献4)。スケールファクタの単位は、(°/h)/mVである。開ループIFOGのスケールファクタは、VGyro_Coilの正弦関数により線形ではなく、それに対して閉ループIFOGのスケールファクタは、ほぼ平坦である(非特許文献4)。全瞬間角変位Djは、瞬間SPSに関して以下のように表すことができる。
とA1,jはそれぞれ、t=0と任意の瞬間時間tとして定義された初期時間における「ジャイロコイル」を含むIFOGの復調回路の電気的スケールファクタである。
と
はそれぞれ、IFOGのセンシングコイルの瞬間光ドリフトと、初期時間におけるIFOGの復調回路の電気的ドリフトを表わす。
ΔVjが、復調回路のゼロ回転速度電圧と復調回路によって生成されたSPS誘導電圧と間の瞬間正味電圧差であるときに、IFOGのドリフトと呼ばれる。低コヒーレント源の光強度安定化と共に高品質の能動及び受動電子部品によって製造された復調回路の電気的ドリフトは(低コヒーレンスは、ランダムウォークかつダイナミックレンジをもたらす過剰ノイズと後方散乱ノイズ効果を減少させる)、光ドリフト成分と比べて無視できるほど小さい。復調回路の適切な接地と保護の実施により、初期時の
は任意の時間tの
と想定できる。式(16)の最終的な形は、次の通りである。
とA1,jは静的でなく、時間的にランダム変化する挙動(動的挙動)を有する。
は、
と共に静的な値である。その結果、
と
の差異は、アランバリアンスによって決定されて、主にIFOGが動作しなくなる前に定義され特徴付けられる。
が
と等しいことは、光ドリフトがないことを意味するが、実世界では、センシングコイルに影響を及ぼすランダムノイズ変動と光放射源により
かつ
である。要するに、IFOGの瞬間ドリフトは、ランダム挙動で起こる。IFOGのドリフトは、IFOGが角速度の影響を受けていないときに、°/hで表した復調回路から得られた平均出力である(閉ループIFOGの場合、位相変調器のタイプに関係なく、位相変調器に印加される全位相ゼロ化電圧)。その結果、光ドリフトパラメータ
と
のうちのランダム変動とA1,jの変動から生じたドリフトは、式(18)の積分により時間に比例して角変位の誤差を大きくする。
を導出することによって式(18)の
から
を除去し、最終的に、その導出した
を式(17)の
の代わりに使用することである。本発明により、式(18)が式(19)に変換され、持続時間Δt内で角速度が測定される瞬間ドリフトにより、復調回路の瞬間ゼロ回転速度電圧とSPS誘導復調電圧との導出瞬間復調電圧差
がないので式(18)よりも信頼性の高い電圧差を提供する。その代わりに、式(19)は、本発明による
を含む。この場合、
の代わりに、式(19)に示されたように、補正瞬間ヨー角変位
が提供される。
は、そのまま
と等しい。式(19)によれば、式(18)と比較した式(19)の利点を理解し易くするには、小角度手法条件で評価することで十分である。式(19)の正弦関数の
と
は、分離できないパラメータであり、これらのパラメータによって、測定される角速度
と瞬間的な光ドリフトパラメータ
の両方により積分復調電圧出力が生成される。本発明は、
を導出する新しい方法を紹介し、「ジャイロコイル」を含むIFOGの瞬間ドリフトが、さらにヨー(z軸)に向けられた角速度を検出し、本発明におけるIFOGは、本文書では「動的ドリフト監視 干渉型光ファイバジャイロスコープ(DDM−IFOG)」と呼ばれる。
と
の関係は、分散と呼ばれ、光ファイバ内で起こる光ドリフト現象のランダム挙動と、IFOGが動作しない前のA1,jのP0ベース変動により、長期平均として推定される。この方法は、
と
の間の関係を確立するための最初かつ単一の方法である。しかしながら、第2の方法は本発明であり、本発明は、IFOGの新しい構成と新しい方式を進歩させて、本文書では「モニタコイル」と呼ばれる第2のセンシングコイルによって、IFOGの瞬間ドリフト
を監視し導出し、このコイルの長さは、「ジャイロコイル」の長さと異なる。「モニタコイル」は、「ジャイロコイル」の軸に垂直に配置される。「モニタコイル」は、x軸(ピッチ)に沿って固定される。「ジャイロコイル」と「モニタコイル」が互いに垂直で、DDM−IFOGがz軸(ヨー)の回りを回転するので、「モニタコイル」によって
の決定精度が定義され、その角速度は、「ジャイロコイル」によって実時間かつ連続的に検出される。すなわち、ヨー軸(z軸)のまわりの連続回転による「モニタコイル」上の角速度投射を防ぐために、本発明におけるIFOGのy軸(ロール)のまわりの回転は許可されない。
1. 最小構成を有する開ループIFOGの最小構成が構成される。
第1の測定手順は、電気的スケールファクタA1,j上の瞬間変動(ドリフト)と共に「ジャイロコイル」の瞬間光ドリフト
と、本発明で定義される
との間の相関因子を提供する「γ相関係数」の決定を対象とする。添字「i」は、ソフトウェア_1によって適用される第1の測定段階の時間領域を示す。「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103は両方とも、同じ製造及び巻線工程を有し、それにより、両方のコイルのきわめて近く類似した線形及びツイスト円偏光複屈折分布が保証される。さらに、これらのコイルは、実験室内の同一で均一の地磁界による影響を受ける。本発明の同じ開ループIFOG最小光学構成フレームに組み込まれた両方のコイル101,103は、同じ信号発生器225によって同じ位相変調条件に晒され、同じ光強度安定性回路224と、基準周波数を生成する同じSLED228放射を有し、また図2でSPSを抽出する同じ復調回路226を有する。両方の「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103とを有するDDM−IFOGの瞬間ドリフトは、本発明のために開発された埋め込みソフトウェア_1に含んでいるマイクロコントローラカードによって順次かつ連続的に持続時間200msで2時間にわたって収集された。P2.1 217が5Vのとき、P2.0 218は、ソフトウェア_1によって即座に0Vにされる。MEMS FOオン/オフスイッチ206,208の状態は、「モニタコイル」103がDDM−IFOGに接続され、「ジャイロコイル」101がDDM−IFOGから切断された状態を提供する。AMC105上に角速度投射はなく、したがって、「モニタコイル」103上のSPS
は、「モニタコイル」103を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトパラメータだけからなる。「モニタコイル」103上のゼロSPS
は、図1で分かるように、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の相対的に直角な配置により、本発明に示されたDDM−IFOGの固有の結果である。
復調回路226の出力が、式(11)の出力と類似している場合でも、式(20)に適正な復調電圧が示される。復調回路226の帯域フィルタは、中心がωm(rad/s)にあり、したがって、偶数周波数成分は、この帯域フィルタによって廃棄される。位相バイアス項は、τg=6.170μsの遷移時間に対応する1230mの「モニタコイル」103の長さによりφbではなくφb’であり、復調回路226に取り付けられたInGaAsフォトダイオード227に当たる光学出力は、「モニタコイル」103の総スペクトル減衰、MEMS FOオン/オフスイッチ206,208の切り換え再現性及び1x2スプリッタ/カプラ205,207の分割比によりP0ではなくP0’である。ωmにおける位相バイアス項φb’は、「モニタコイル」103のファイバ長が1230m、変調周波数(fm)が65.72100KHz、信号発生器225によって供給された振幅変調が6.30 Vppの場合に、1.721radである。
と
を含む「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の両方を含むDDM−IFOGの個々のドリフトは、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の同じ製造及び同じ巻線工程と、同じ変調アプリケーションの使用と、図2に示されたような「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の両方に同じ最小開ループIFOG構成接続とにより、ほぼ平行である。
と
は、両方のコイル101、103に角速度の影響がないことを意味し、マイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによって同期的にサンプリングされる。
と
の間にほぼ平行に延在することにより、「ジャイロコイル」101がz軸のまわりを回転中に
が分かった場合は、任意の時間におけるDDM−IFOG「ジャイロコイル」101の、瞬間光ドリフト
と関連付けられた瞬間ドリフトに関する情報が提供される。この点は、本発明の主要概念である。z軸のまわりだけのDDM−IFOGの回転方向の制限と、x軸(ピッチ)に沿った「モニタコイル」103の感知面AMC105の向きから、図1のAMC・Ωz=0、
が得られる。発明を請求するDDM−IFOGは、ヨー軸の回転だけに限定され、したがって、SPS(φR,i)は、図1で分かるようにz軸(ヨー)方向に向けられた「ジャイロコイル」101の内側だけに生成される。「モニタコイル」103がz軸(ヨー)に対して垂直なので、図1のAMC105とΩz110のドット積はほぼ0であり、したがって、「モニタコイル」
内にSPSは生成されない。図3に2時間にわたる測定を適用することによって、
は、γtiから計算された平均化されたγ相関係数であり、Nは、第1の測定段階で行なわれた測定の数である。図3に示された観察結果により、式(20)が記述される。一連の「γ相関係数」は、tiで示された各点でソフトウェア−1が埋め込まれたマイクロコントローラカード219によって取得され、プロトコル「9600,8,1,none」と適合するハイパーターミナルによってPCに送られる。データシリーズからγtiの平均値が計算される。図3を参照し、この節で示したプロセスと測定を評価するとき、DDM−IFOGの復調回路226のゼロ回転速度電圧の変化率は、この実施態様に決定されたti=400msより遅くなければならず、その理由は、図3に示したような比例関係によって生じる
の平坦さを保証するために、連続的な復調電圧データが隣りの復調電圧に近くなければならないからである。監視され導出されたドリフトの挙動は、図3と類似していなければならず、「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフトの導出は、P0上の変動と共に、急激に変化してはならない。すなわち、本発明で示されたこの方法と構成は、ノイズ指数ではなくA1,iとして定義された「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフトの振幅と共に、比較的ゆっくり変化するドリフト条件に有効である。
1. 図2のDDM−IFOGは、SLED228,〜600μWの定格光学出力で動作する。
が、埋め込みソフトウェア_1を含むマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされ、電圧データが、ハイパーターミナルを介してPCに転送される。
は、埋め込みソフトウェア_1を含むマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされ、電圧データが、ハイパーターミナルを介してPCに転送される。
第2の測定手順は、2つの部分からなる。第1の部分は、下記に述べるオフセット電圧Voff800の決定に関し、第2の部分は、DDM−IFOGが、「ジャイロコイル」101のいくつかのAGC100の向きに従って回転し続けるときの瞬間ドリフトの実時間の監視及び導出に関する。
がまだ瞬間光ドリフトによって生成されており、式(24)と表すことができる。しかしながら、DDM−IFOGが、回転速度方向に対するAGC100の繰り返し傾斜プロセスを適用せずに回転するときは、実際に
を測定することができない。
は、任意の時間tにおける「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の実際の瞬間ゼロ回転速度電圧である。
を使用し
を測定することにより、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGがz軸(ヨー)の回りをまだ回転しているときにA1、jの変動と関連した瞬間ドリフト
を含む、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトに対応する、DDM−IFOGの復調回路226の瞬間ゼロ回転電圧を導出することができる。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの
の代わりに、式(25)の「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの
が、「モニタコイル」103の支援により監視され導出される。
は、任意の時間tにおける「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転速度電圧と呼ばれる。
は、「モニタコイル」103が、図5の位置であるMEMS FOオン/オフスイッチ_2 228を介してDDM−IFOGに接続されているときの復調回路226の出力であり、
は、図5で、位相変調対向伝播光波が「モニタコイル」に進むことを可能にするFOオン/オフスイッチ_2 208の位置で120ms以内でマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる。両方のコイルの一貫性が最大である理想的状態では、式(24)の
は、図3に示された測定データに基づいて、
と等しくなければならない。「ジャイロコイル」と「モニタコイル」の製造及び巻線一貫性が絶対に完全であるとは限らず、また両方のコイルの間の僅かな違いの存在と長手方向の不均一変動が固有の状況なので、式(25)と同じように、Voff,j800などの
に小さい補正オフセット値の追加が必要である。
は、第1の測定手順で行われた連続測定によって事前に決定された、ソフトウェア_1によって作成されたシグナリゼーション360を示す、添字「i」として定義された時間領域から得られた平均化された「γ相関係数」の相関関係で瞬間光ドリフト
に関して記述されうる。
は、図5と同じように「ジャイロコイル」101の各5400ms持続時間後に、図5の「モニタコイル」103にFOスイッチ_2 208を介在させることによって、120msの持続時間内でサンプリングされる。120msの持続時間は、使用されるADC機能のセトリング及びサンプリング時間により、1msまで短縮することができる。「モニタコイル」103のこの介在は、開発された埋め込みソフトウェア_2によって、定期的又はユーザ定義された様式で調整することができる。この特許文書で指定された「モニタコイル」103と「ジャイロコイル」101の持続時間は、実験室内のDDM−IFOGシステムの全体構成要素の技術要件と制限に合わせて適切に選択される。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間実ゼロ回転速度電圧
は、図3に提示された長期データに従って120ms以内でサンプリングされた
に関して示すことができ、その理由は、「モニタコイル」103のAMC105が、DDM−IFOGの「ジャイロコイル」101のAGC100に向く任意の角速度方向に垂直であり、「モニタコイル」103のAMC105が、Ωz110(AMC⊥Ωz)に垂直だからであり、ここで、Ωz110は、x軸(ピッチ)上の「モニタコイル」103の方向に対して地球又はサーボシステムによって引き起こされる全角度の方向を示す。式(21)で計算された「γ相関係数」の良好な平坦さにもかかわらず、本質的に、巻線ベースの余弦ループ誤差と場所/位置プロセスの結果により、「モニタコイル」103のAMC105の感知面ベクトル上にz軸(ヨー)のまわりの角速度を投射できることに注意されたい。AMC105上のz軸(ヨー)のまわりのこの角速度投射と、「モニタコイル」103と「ジャイロコイル」101として使用される光ファイバコイルのきわめて小さい構造、製造及び取り扱いの差によって生じる他の非線形因子が特徴付けられ、オフセット電圧±Voff、j800と共に含まれる。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転電圧
を
との相関関係により計算した任意の時間t後に、本明細書で導出瞬間復調電圧差
と呼ばれる式(28)と同じように式(26)を使用して、式(19)を書き変えることができる。瞬間光ドリフト項
が除去された導出瞬間復調電圧差は、式(28)と同じように得られる。式(26)に示された相関関係の最良適合には、より高度の多項式関数が使用されることが好ましい。
は、式(24)の実瞬間ゼロ回転速度電圧である
から
を減算したデータセットから計算されるオフセット電圧の平均値である。
は、瞬間ドリフトに対応する「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の実際の瞬間ゼロ回転速度電圧であり、
は、「モニタコイル」103によって導出された「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの導出瞬間ゼロ回転速度電圧である。式(29)の減算は、両方のコイル101,103にゼロ回転速度が起こるときに必ずゼロとならなければならない。
の計算は、「第2の測定手順の第1の部分の流れ」で示される。式(15)を検討することによって
で記述される場合、「モニタコイル」の瞬間ドリフト電圧に関して式(30)が得られる。
に加えて、「ジャイロコイル」101内に対応するP0の光学出力の変動は、本発明に示された方法と関連したDM−IFOGによって、γ相関係数の所定の平均値によって補償される。すなわち、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGのドリフトが(瞬間光ドリフト
だけでなく電気的スケールファクタA1、j上の瞬間変動も)監視され、式(30)の項
によって導出される。光学出力(P0)の変動の補償を確認するため、式(30)は、式(22)と
を使用して以下のようにオープン形式で記述される。
は、B1、j電気的スケールファクタと
からなる。したがって、電気的スケールファクタ(式(19)ではA1,j)として定義された「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフトの振幅は、本発明に示された式(31)の項
で補償される。
では〜18.02(°/h)/mVである。
のとき、式(11)から収集されたアランバリアンスによる「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの典型的かつ特長的な長期ドリフトは、3600電圧データから得られる1時間平均で約3.72°/hである。
この節は、2つの部分からなる。第1の部分は、AGC100がΩEarth712に垂直であり(AGC⊥ΩEarth)、同時にAMC105が、本発明に示されたDDM−IFOGのコイル配置により本質的にΩEarth712に垂直のとき(AMC⊥ΩEarth)、オフセット電圧
を決定する項1〜9を対象として含む。第2の部分は、DDM−IFOGが「ジャイロコイル」101のいくつかのAGC100向きに従って回転し続けるときに実時間で瞬間ドリフトを監視し導出することを対象とする。
第1の測定手順の流れの第10項に続き
1. 本発明のために特別に開発された埋め込まれたソフトウェア_2に
を入力することによって、
の初期値が、ソフトウェア_2にゼロとして入力される。マイクロコントローラカード219に埋め込まれたソフトウェア_2は、DDM−IFOGが、安定化回路の支援により安定された定格光学出力値をまだ処理しているときに実行される。「ジャイロコイル」(ヨー軸)は、地球回転速度投射を防ぐために、トルコ国ゲブゼの緯度である40.8°北南に傾斜される。
となるΩEarth712に垂直な「ジャイロコイル」101の感知面ベクトルAGC100の向きでは、図2の「モニタコイル」103の感知面ベクトルAMC105も東西方向を示し、また、AMC105がΩEarth712に垂直なので、図2の「モニタコイル」103上に地球回転による角速度投射はない。ソフトウェア_2は、図6に示されたシグナリゼーション660を提供する。このシグナリゼーション660は、図3に示された前のシグナリゼーション360とは異なる。第2の測定のシグナリゼーション660によれば、図4で分かるように、「ジャイロコイル」101が、DDM−IFOGに接続されているとき、「モニタコイル」103は、5400msのDDM−IFOGから切断される。MEMS FOオン/オフスイッチ_1 206の電流条件は、図4に示され、式(24)の
は、5400ms以内でマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる。
を監視し導出される。
に対応し、最終的に式(27)と(28)が完成される。これは、オフセット電圧Voffであり、最も適切な
はゼロに近くなければならない。平均
は、以下の
の正確さが保証される。
と
は、好ましい実施形態として述べたDDM−IFOGでは標準値である。このオフセット値により、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103から別々に得られた復調電圧が完全に一致し、その結果、ソフトウェア_2によって作成された新しいシグナリゼーションプロセスでは両方のコイル上に角速度投射がないときにゼロになる。
実験室緯度にある以下の「ジャイロコイル」101の向きを検討することによって、以下の部分では、本発明におけるDDM−IFOGの能動使用領域について述べる。
この節では、スケールファクタ(SF)の厳密で正確な決定において本発明に示された「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転電圧の監視と決定について述べる。
は、マイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによって実時間でサンプリングされる。
からなり、持続時間5400msにアナログデジタルコンバータによって実時間でサンプリングされる。MEMS FOスイッチ206,208の位置は、図4に示される。ここで、
は、ΩTotal≒20.00°/h(東から西)全ヨー回転の関数である。
が、東から西へのΩTotal≒20.00°/hによって引き起こされる1001.110mVと等しく、この値は、5400ms以内にアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる復調電圧データから得られた平均値であることが分かる。
がサンプリングされる。
が、
と掛けられ、
と合算される。任意の時間tにおける「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転電圧は、式(27)で
である。その結果、正味ヨー角変位
に対応する式(28)及び(29)の導出瞬間電圧差
は、
である。
に関連する項
が、この方法によって
から削除され、その理由は、「ジャイロコイル」101のAGC100の向きを妨げることなく、短時間(120ms)内に「ジャイロコイル」101をDDM−IFOG回路から分離することを犠牲にして、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ゼロ回転速度電圧を二次側(「モニタコイル」)で導出できるからである。前述の
の第1の項は、
は、「ジャイロコイル」101の代わりに「モニタコイル」103を120ms間使用することにより約0.400mVであり、その理由は、IFOGに適用された20.00°/hのヨー角速度が、ピッチ軸上の「モニタコイル」103の感知面ベクトルAMC105上の角速度投射を、巻線と似たセンシングコイルの幾何学的及び構造的特徴、調整構成要素の外乱、センシングコイル101,103の取付けシャフトの偏心により不可避的に生成するからである。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの0.350mVの導出瞬間ゼロ回転速度電圧のランダム電圧変動
は、〜6.30(°/h)のピーク値に対応する。
を検討することによって計算された3.72°/hである。しかしながら、このとき、SPS
に対応する電圧が、式(11)又は(12)の
ではなくなり、式(29)の
なので、DDM−IFOGは、〜1.20°/hの長期ドリフトを有する。これは、本発明のひとつの重要な結果である。
である。
に現われる電圧変動に対するMEMS FOオン/オフスイッチ206,208のいずれかの0.025dB〜0.050dBの繰り返し精度の寄与は、0.11(°/h)から0.20(°/h)のドリフト範囲に対応するほぼ0.006mV〜0.011mVの程度である。これらの計算値は、本発明におけるDDM−IFOGの検出限界を超える。
DDM−IFOGによって真(地理的)北を見つける以下のプロセスは、
によって実験室緯度に投射される連続的に均一な回転速度下の「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの導出瞬間ゼロ回転電圧の決定に属し、DDM−IFOGが40.8°Nの実験室緯度上に固定されたときに実行される。すなわち、DDM−IFOGに適用される追加及び外部角速度は地球回転以外にない。
からなり、持続時間5400msにマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによって実時間でサンプリングされる。
は、9.83(°/h)の西から東の完全ヨー回転の関数である。ここで、ヨー軸として定義された軸は、実験室緯度上のAGC100と平行であり、
は、東から西へΩTotal≒9.83°/hの全ヨー回転の全関数である。MEMS FOスイッチ206,208の位置は、図4に示される。
は、東から西へ9.83(°/h)の全ヨー回転速度によって生じる〜999.40mVであり、5400msの持続時間でマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされた復調電圧データから得られた平均値である。
は、120ms間、マイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる。
を掛けられ、
と合算される。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトに対応する導出ゼロ回転速度電圧は、式(27)で
である。補正正味ヨー角変位
に対応する式(28)と(29)の導出瞬間電圧差
は、
である。
を得るために、特許請求されたDDM−IFOG上に影響を及ぼしかつ/又は投射する角速度成分の方向に垂直に固定され、したがって、
は、電気的スケールファクタA1,jと共に「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の瞬間ゼロ回転速度電圧
と関連付けることができる
だけからなることが分かる。MEMS FOオン/オフスイッチ206,208を含む方法及びDDM−IFOG構成は、連続ヨー回転(z軸)下の「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の瞬間ゼロ回転速度電圧を監視し導出するのに有効かつ有用であり、その条件は、回転マトリックスからx軸のまわりの回転によってy軸←→z軸の変換が行われ、y軸のまわりの回転によってx軸←→z軸の変換が行われ、最後にz軸のまわりの回転によってy軸←→x軸の変換が行われることを検討することによってx軸(ピッチ回転)とy軸(ロール回転)のまわりの回転が抑制されることである。
1−)本発明で示されたソフトウェア_1及びソフトウェア_2と関連した方法と共にDDM−IFOG構成の最も重要な使用分野の1つは、本明細書で述べる適切なスイッチ機構の使用と共に較正中に、関連するIFOGセンシングコイルのピッチヨー軸を、三次元角速度シミュレータのピッチヨー軸及び地球回転軸(ヨー)と一致させることによって行われる正確なIFOG較正である。特に、DDM−IFOGのスケールファクタ(SFopen又はSFclosed)を決定する際に、その感知面ベクトルAGC100が、ΩEarth712と平行に一致され(第2の測定の流れ図の第2の部分と同じように)、ヨー回転を連続的に検出するDDM−IFOGの瞬間ゼロ回転電圧を示す電気スケールファクタA1,jの変動を含む「ジャイロコイル」101の瞬間ドリフトが、AGC100をΩEarth712に垂直に向けることなく実時間で監視され導出される。本発明では、DDM−IFOGの復調回路226の実瞬間ゼロ回転電圧を測定し決定するために、AGC100をΩEarth712に垂直に向けなおす必要がない。第2の測定手順の第2の部分の10〜19項に示された方法と本発明におけるIFOG構成は、DDM−IFOGのスケールファクタ(SF)の厳密で正確な決定に使用され、その理由は、任意の時間におけるゼロ回転速度電圧に対応する瞬間ドリフトが監視されており、「ジャイロコイル」101の向きを地球回転軸に対して垂直に繰り返し決めることなく監視され導出されるからである。
は、約−0.9000mV 900となる。赤道線上で、センシングコイル101,103の感知面ベクトルAGC100とAMC105は、本発明でヨーとピッチとして実施される「ジャイロコイル」101「モニタコイル」103の配置の特性と
により、地軸に垂直である。最後に、南極上で、本発明におけるDDM−IFOGは、
を生成する。
として示される電圧差を瞬時に得ることができる。この点は、本発明の不可欠で最も重要な成果の1つである。この項の範囲では、本発明が役立つ他の分野は、航空機機首方位決めプロセスである。
により計算された3.72°/hのドリフトから
により計算された〜1.20(°/h)のドリフトの減少は、μ金属保護なしに達成され、コストとDDM−IFOGの重量を更に削減する。
103 モニタコイル
205 1x2溶融型ファイバカプラ_1
206 MEMS FOオン/オフスイッチ_1
207 1x2溶融型ファイバカプラ_2
208 MEMS FOオン/オフスイッチ_2
219 マイクロコントローラカード
222 45dB FO偏向器
224 光強度安定化回路
225 信号発生器
226 復調回路
228 SLED
Claims (14)
- 最小構成を有する開ループIFOGを備えたDDM−IFOGシステムの装置であって、
「ジャイロコイル」と呼ばれる第1のシングルモード光ファイバセンシングコイルと、
「モニタコイル」と呼ばれ、前記「ジャイロコイル」に垂直に固定された第2のシングルモードセンシングコイルと、
スーパールミネセント発光ダイオード(SLED)と、
光学出力を光電流に変換するために使用されるフォトダイオードと、
適用された回転速度に比例したアナログ電圧を生成する復調回路と、
45dB FO偏光子と、
共振振動数ωmと変調電圧振幅
とを生成する信号発生器と、
光強度安定化回路と、
圧電変換器(PZT)と、
第1の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_1であって、前記SLEDにより生成された光強度を等しく分割し結合し、前記SLEDと前記フォトダイオードを前記45dB FO偏光子と前記光強度安定化回路に結合し、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」から来て干渉する前記光波を前記フォトダイオードに送るために使用される、第1の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_1と、
第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2であって、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」内に放射されて戻る前記干渉光波のクロスバーパスの数を等しくし、前記45 FO偏光子を過る前記光強度を等しく分割し、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」で作成された閉じた干渉型光路を構成し、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」から前記戻された光波を結合するために使用され、前記光波が反時計回り方向に伝播し、前記光波が前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」の中間位置に干渉縞と最大値の前記干渉縞コントラストを作成する、第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2と、
アナログデジタル変換器(ADC)を有し、かつ埋め込みソフトウェアを有するマイクロコントローラカードと、
第1の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_1であって、その光学端が前記「ジャイロコイル」に溶融スプライスされ、その別の光学端が第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2の出力アームに溶融スプライスされ、その前記の電気入力ピンが前記マイクロコントローラのP2.0ピンに接続され、「ジャイロコイル」を前記DDM−IFOGに接続するために使用され、「ジャイロコイル」を前記DDM−IFOGからしばらくの間切断するために使用される、第1の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_1と、
第2の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_2であって、その光学出力が前記「モニタコイル」に溶融スプライスされ、その別の光学端が第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2に溶融スプライスされ、その電気入力ピンが前記マイクロコントローラのP2.1ピンに接続され、「モニタコイル」を前記DDM−IFOGに接続するために使用されかつDDM−IFOGから「モニタコイル」をしばらくの間切断するために使用される、第2の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_2と、
双方向挙動を有する第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1であって、その入力アームが溶融スプライスによって前記第2の2x2スプリッタ/カプラのアーム_3に取り付けられ、その出力アームのうちの1つが溶融スプライスによって前記「ジャイロコイル」に取り付けられ、その出力アームの別のアームが溶融スプライスによって前記「モニタコイル」に取り付けられた、第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1と、
双方向挙動を有する第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2であって、その入力アームが溶融スプライスによって前記第2の2x2スプリッタ/カプラのアーム_4に取り付けられ、その出力アームのうちの1つが溶融スプライスによって前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチに取り付けられ、その出力アームの別のアームが溶融スプライスによって前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチに取り付けられた、第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2と、
単一モード型光ファイバ接続を結合する1つ以上の溶融スプライスと、
を含む装置。 - 前記第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1が請求項1の前記2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2のアーム_3から来る光波を等しく分割する、請求項1に記載の装置。
- 前記第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって等しく分割された前記光波が溶融スプライスによって前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」内に放射される、請求項2に記載の装置。
- 前記「ジャイロコイル」と「モニタコイル」内に放射された前記光波が位相変調されない、請求項3に記載の装置。
- 前記第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2が前記2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2のアーム_4から来る光波を等しく分割する、請求項1に記載の装置。
- 前記第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2によって等しく分割された前記光波が溶融スプライスを介して前記MEMS FOオン/オフスイッチ1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ2に放射される、請求項2に記載の装置。
- 前記「ジャイロコイル」と「モニタコイル」内に放射された前記光波が、一般に、前記「ジャイロコイル」の長さ及び前記変調電圧振幅と適合する前記共振振動数を生成する前記信号発生器と、圧電変換器(PZT)とによって位相変調される、請求項6に記載の装置。
- 前記溶融スプライスによって前記第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2に取り付けられた前記第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2であって、その10巻のうちの1巻が前記PZT上に巻き付けられ、前記PZTが前記信号発生器によって周期的かつ電気的に駆動され、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」の共通光路を前記変調電圧振幅によって前記共振周波数で延伸させて、前記「ジャイロコイル」と「モニタコイル」内に前記共通位相変調光波を同期的に作成する、請求項7に記載の装置。
- 前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1とMEMS FOオン/オフスイッチ_2が、論理1を意味する5Vで透過し、前記マイクロコントローラカードの埋め込みソフトウェアによって制御される、請求項6に記載の装置。
- 前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1とMEMS FOオン/オフスイッチ_2が双方向形式で機能し、前記光波が、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」内で対向伝播式に移動し前記干渉縞を形成し、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2内で双方向伝播させられ、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を介して前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」から来て前記フォトダイオード上に当たる前記干渉光波が、前記光電流を刺激する、請求項9に記載の装置。
- DDM−IFOGの瞬間ゼロ回転電圧を監視し導出する方法であって、
光波を第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2によって2つの部分に分割する段階と、
前記第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2で分割された前記光波のうちの1つを、位相変調なしに第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1内に放射する段階と、
前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1内に放射された前記光波を更に分割する段階と、
1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって分割された前記光波のうちの1つを前記ジャイロコイルに注入する段階と、
1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって分割された前記光波のうちの別の1つを前記モニタコイルに注入する段階と、
ジャイロコイルから来る前記光波を第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1内に溶融スプライスを介して放射する段階と、
モニタコイルから来る前記光波を第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2内に溶融スプライスを介して放射する段階と、
前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1から来る前記光波を前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2内に放射する段階と、
前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2から来る前記光波を前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2内に放射する段階と、
前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2と前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1から来る前記光波を、第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2によって結合する段階と、
前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2と前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1のタイミング及びシグナリゼーションプロセスをマイクロコントローラカードによって制御する段階と、
復調回路から来るアナログ電圧をマイクロコントローラカードによってデジタル情報に変換する段階と、
第1のソフトウェア_1と第2のソフトウェア_2を使用してDDM−IFOGの瞬間ゼロ回転速度電圧を監視し導出することによって前記デジタル情報を処理する段階と、を含む方法。 - 前記MEMS FO スイッチ_1と前記オン/オフMEMS FOオン/オフスイッチ_2を制御する第1のソフトウェア_1が、図3のシグナリゼーションを生成し、前記マイクロコントローラカードの前記アナログデジタル変換器が、前記シグナリゼーション中に前記復調回路の出力をサンプリングすることを可能にし、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」が、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を介して前記DDM−IFOGに取り付けられたときに、地球回転軸に垂直に配置された「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGの前記復調回路の両方の回転電圧と、前記地球回転の軸と前記「ジャイロコイル」の軸の両方に垂直に配置された前記「モニタコイル」を含む前記DDM−IFOGのゼロ回転電圧との間の平均γ相関係数を計算するために図7のフローチャートとなる、請求項11に記載の方法。
- 初期値として前記第2のソフトウェア_2、前記平均γ相関係数、及びゼロ(0)の平均オフセット電圧が入力され、この初期値が、前記MEMS FO オン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を制御し、図6の前記シグナリゼーションを生成し、前記マイクロコントローラカードの前記アナログデジタルコンバータが、前記シグナリゼーション中に前記復調回路の出力をサンプリングすることを可能にし、地球回転軸に垂直に向けられた前記「ジャイロコイル」が、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1を介して前記DDM−IFOGに取り付けられたときに前記復調回路から得られた第1の出力電圧と、地球回転軸と前記「ジャイロコイル」の両方に垂直に向けられた前記「モニタコイル」が前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を介して前記DDM−IFOGに取り付けられたときに前記復調回路から得られた第2の出力電圧との減算処理から計算された前記平均オフセット電圧を得るために図8のフローチャートと適合する、請求項11に記載の方法。
- 前記ソフトウェア_2が動作し、前記平均オフセット電圧が新しい値として入力され、実行者及び/又はオペレータによって再始動され、前記「ジャイロコイル」が前記DDM−IFOGに取り付けられたときに前記復調回路の第1の出力電圧をサンプリングし、前記「モニタコイル」が前記DDM−IFOGに取り付けられたときの前記平均γ相関関係と前記平均オフセット電圧を使用することによって、前記マイクロコントローラの前記アナログデジタルコンバータ(ADC)によってサンプリングされた、前記復調回路の第2の出力電圧からの前記瞬間ゼロ回転電圧を計算し、最終的に、図9a及び/又は図9bに示された前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」の向きと回転速度投射及び外部適用に関する式(28)の補正瞬間電圧差を動的に監視し導出する、請求項13に記載の方法。
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