JP2016535249A - 回転速度の均一影響下での干渉型光ファイバジャイロスコープ(ifog)の瞬間ゼロ回転速度電圧の動的な監視及び導出 - Google Patents

回転速度の均一影響下での干渉型光ファイバジャイロスコープ(ifog)の瞬間ゼロ回転速度電圧の動的な監視及び導出 Download PDF

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Abstract

干渉型光ファイバジャイロスコープ(IFOG)のドリフト(°/h)は、IFOGが角速度効果の影響を受けていないときに、生成された電圧のゼロ角(回転)速度に対する変動を意味する。IFOGのドリフトが事前定義された場合、減算プロセスによってドリフトの補償を自明に行うことができる。しかしながら、本発明により、本明細書で「ジャイロコイル」と呼ばれる一次コイルに属するIFOGのゼロ回転速度電圧の事前定義の必要がなくなり、その理由は、「モニタコイル」と呼ばれマイクロコントローラ制御(MEM光ファイバオン/オフスイッチ)によって切り替えることができる二次コイルの支援により、IFOGのゼロ回転速度電圧の瞬間変動を、周期的または必要に応じて監視できるからである。動的ドリフト監視干渉型光ファイバジャイロスコープ(DDM−IFOG)と呼ばれるIFOGの新しい構成と本発明で提示され実施される新しい方法は、サニャック位相シフト(SPS)によって生成される復調回路の電圧を直接使用する代わりに、検出コイルに全位相(フィードバック位相φとサニャク位相シフトを加えたもの)をゼロにする電圧を使用することによって開ループ方式と閉ループ方式を有するIFOGに有効である。

Description

本発明は、z軸(ヨー)のまわりの連続回転の影響下にある「ジャイロコイル」を含むIFOGの復調回路のゼロ回転速度電圧(ドリフトに対応し、ドリフト(°/h)として直接定義された)を、IFOG構成に適応されたMEMS FOオン/オフスイッチと共に「ジャイロコイル」の回転軸に垂直に向けられた「モニタコイル」を使用することによって、瞬間的に監視し導出することに関する。
移動物体は、向きと大きさを有するベクトルとして表わされる。任意の時間における三次元空間内の移動物体の位置に関する正確な情報を得るには、基準点に対する物体の三次元ベクトル表現が分からなければならない。任意の軸における関連ベクトル成分の大きさが、その軸における移動物体の加速度に対応するとき、その向き情報は、時間間隔ΔtとΔt内のゼロ回転電圧からの電圧差とを決定する正確なクロックと共に、サニャック効果に基づく、ジャイロスコープによって収集された角速度情報((°/s)/mVで表されたスケールファクタを有する)から得られる。それにより、ジャイロスコープが取り付けられた回転フレームの向きは、Δtにおける三次元(x,y,z)における回転速度信号から生成された電圧差を積分することにより追跡される。回転フレームの角度方向誤差は、主に、リング干渉計であるIFOGのセンシングコイルとして使用される光ファイバの非線形性から生じる本質的に予測不能な光ドリフトと、磁界などの環境的影響と、熱過渡現象によって引き起こされ、積分プロセスによる時間に比例した角度方向誤差の増大を引き起こすセンシングコイル上の温度及び音響勾配によって、決定される。
最初のリング干渉計と回転媒体内の光伝播に関連する最初の実験は、F.ハーネスによって行なわれた(非特許文献1)。彼の実験装置は、光源、読み取り光学素子、及び円形光路を構成する一連の回転プリズムで構成されていた。しかしながら、ハーネスは、彼の装置の中間に配置された光源と検出システムが、ハーネスによって加えられた回転を受けないことにより、彼が予想した移動光に対する回転の影響を観察できなかった。回転フレーム内の反対方向に伝播するビームに光路差が生じることを述べた1913年にG.サニャックによって提案された回転効果を観察するために構成されたリング干渉計の最初の成功実験が、1925年に巨大マイケルソン干渉計構成によりA.A.マイケルソンとH.G.ガレによって行われた。この光路差の測定は、絶対回転速度に比例し、すべてのタイプの光ジャイロスコープの基本である。2つの連続した光波が、ジャイロスコープの媒体の反対方向に伝播する場合、SPSは、絶対回転速度(°/h)の関数である。光ファイバ製造技術の進歩によって、複数の光路を有するファイバリング干渉計が、SPSを示すために1976年にV.バリとR.W.ショートヒルによって最初に構成され、このファイバリング干渉計構成は、光ファイバジャイロスコープの用途における先駆的ステップとして知られている。
SPSφは、慣性フレームに対するファイバリング干渉計の回転速度(角速度)の関数であり、直線加速度ではなく回転のみによって生じる。N巻の光路を有するファイバリング干渉計用のφは、以下のように示される。
Figure 2016535249
ここで、AとΩは、ベクトル量である。Aは、閉光路の面積であり、Ωは、2つのビーム干渉計の回転数であり、λとcは、真空中の波長と光速である。物質中のサニャック効果は、慎重な説明を要するが、屈折率やガイダンス条件と全く無関係であり、真空中と同じ値を維持する。ジャイロスコープ構成内の光路(すなわち、光ファイバ)がN巻からなる場合、SPS(φ)は、式(1)で与えられる(非特許文献1)。ファイバリング干渉計は、本明細書では干渉型光ファイバジャイロスコープ(IFOG)と呼ばれ、式(2)の余弦応答を有する。
Figure 2016535249
ここで、Iは、Aで表した干渉計応答を定義する総フォトダイオード電流であり、ηは、A/Wで表したフォトダイオードの分光感度であり、Pは、Wで表したフォトダイオード上に当たる光強度である。DC信号法で式(2)からSPSを観察し抽出することは極めて困難である。SPSを抽出し、信号対雑音比を高めるために、相互位相変調が、正弦波と矩形波を周期的に変調することによって対向伝播光波が時計回り(CW)と反時計回り(CCW)で伝播する光路に適用され、その振幅と角周波数は、リング干渉計の感度を±π/2radに維持する。
Figure 2016535249
センシングコイルの光ファイバ内でCWとCCW光波を伝播させる正弦相互位相変調Δφ(t)は、真空中の光速の光の移動時間がτである場合、
Figure 2016535249
Figure 2016535249
位相変調が適用されたセンシングコイルのアームと適用されないアームの間には、τの遅延がある。三角識別法(trigonometric identities)を使用することにより、式(6)が得られる。
Figure 2016535249
ここで、f=1/2τにおいて
Figure 2016535249
Figure 2016535249

は、変調電圧の振幅であり、∝は、(°/mV)で表した位相変調器の電圧位相変換係数であり、φb0は、センシングコイル内に生じた位相の振幅であり、ΔLは、位相変調が適用されたセンシングコイルの長さ差であり、Δnは、印加変調電圧
Figure 2016535249

に対する電気光学モジュレータの関連結晶軸上に生じる屈折率差であり、fは、Hzで表した位相変調を位相変調器に適用する関数発生器の周波数である。IFOGのセンシングコイル内の低コヒーレント源は、コイルの中間で互いに干渉し、適用された位相変調と対照となる定在波は、光ファイバのこの制限された長さの範囲で生じ、この長さは、一時的コヒーレンス長Lである(非特許文献2)。式(6)の項τ/2はこの点を示す。式(6)は、式(7)のように並べ直すことができる。
Figure 2016535249
ここで、
Figure 2016535249

であり、式(6)でt→(t−τ/2)と書き換える。式(3)に示した光電流の第1カインドベッセル関数にヤコビアンガー級数展開を使用することによって、位相変調器に適用された正弦変調の偶数及び奇数周波数高調波に関して式(8)が得られる。
Figure 2016535249
第1高調波の場合、IFOGの復調回路の帯域フィルタを通った後、f=1/2τのフォトダイオード電流は、Iωmである。
Figure 2016535249
矩形波変調の場合、式(9)の形は式(10)で示される(非特許文献3)。
Figure 2016535249
=1/2τの変調周波数の場合、
Figure 2016535249

は、φが位相変調器の電圧位相変換係数(∝,°/mV)を考慮してフォトダイオード電流を最大にするように決定される(非特許文献4)。フォトダイオード電流を最大にするφ値は、正弦変調では1.8radであり、矩形波変調ではπ/2radである。矩形波応答を正弦波応答と比較すると、矩形波応答は、「1/0.53」のように正弦波応答より高い。正弦波変調ではフォトダイオード電流によって復調電圧
Figure 2016535249

が生成される。「ジャイロコイル」は、τ=8.57μsに対応する1700mの長さである。
Figure 2016535249
ここで、TFは、(V/A)で表した電流電圧変換器の伝達関数であり、Gは、復調回路の利得と抵抗損を示す。光出力Pは、結合スリーブ及びMEMS FOオン/オフスイッチを結合する溶融スプライスによるIFOG回路内の全ての光損失を含む。式(11)は、矩形波応答か正弦波応答かに関係なく、式(12)として最も一般的な形で表される。項2ηPTFGJ(φ)は、次の節ではA1,jと呼ばれる。
Figure 2016535249
ここで、
=2ηPTFGJ(φ)、電気的スケールファクタ、(mV)
Figure 2016535249
IFOGセンシングコイルの光学的スケールファクタ、(秒)、
Figure 2016535249
Figure 2016535249
任意時間におけるIFOGセンシングコイルの光ドリフトパラメータ、(°)
Figure 2016535249
任意時間tにおけるIFOGの電気的ドリフト,(mV)、(非特許文献5及び6)。
復調出力を有するIFOGを使用することにより、Δtの時間間隔内の全角変位D(トラッキングオリエンテーションとも呼ばれる)が式(13)で計算される。添字jは、DDM−IFOGが通常動作してヨー回転を検出するときの記述で「ソフトウェア_2」と呼ばれる本発明の開発ソフトウェアにより実行される時間領域を示す。
Figure 2016535249
Figure 2016535249
ここで、SFは、IFOGのスケールファクタである。開ループIFOGの場合、SFopen=|Ω|/VGyro_Coilであり(非特許文献7)、閉ループIFOGの場合、
Figure 2016535249

である(非特許文献4)。スケールファクタの単位は、(°/h)/mVである。開ループIFOGのスケールファクタは、VGyro_Coilの正弦関数により線形ではなく、それに対して閉ループIFOGのスケールファクタは、ほぼ平坦である(非特許文献4)。全瞬間角変位Dは、瞬間SPSに関して以下のように表すことができる。
Figure 2016535249
Figure 2016535249
ここで、
Figure 2016535249

とA1,jはそれぞれ、t=0と任意の瞬間時間tとして定義された初期時間における「ジャイロコイル」を含むIFOGの復調回路の電気的スケールファクタである。
Figure 2016535249


Figure 2016535249

はそれぞれ、IFOGのセンシングコイルの瞬間光ドリフトと、初期時間におけるIFOGの復調回路の電気的ドリフトを表わす。
Figure 2016535249
上の変数は、
Figure 2016535249

ΔVが、復調回路のゼロ回転速度電圧と復調回路によって生成されたSPS誘導電圧と間の瞬間正味電圧差であるときに、IFOGのドリフトと呼ばれる。低コヒーレント源の光強度安定化と共に高品質の能動及び受動電子部品によって製造された復調回路の電気的ドリフトは(低コヒーレンスは、ランダムウォークかつダイナミックレンジをもたらす過剰ノイズと後方散乱ノイズ効果を減少させる)、光ドリフト成分と比べて無視できるほど小さい。復調回路の適切な接地と保護の実施により、初期時の
Figure 2016535249

は任意の時間tの
Figure 2016535249

と想定できる。式(16)の最終的な形は、次の通りである。
Figure 2016535249
Δtの時間間隔内のヨー軸(z軸)回転の角変位に関して、式(17)を使用して式(15)を並び変えると、
Figure 2016535249
ノイズによる影響を受けたシステムにアランバリアンスの時間領域解析を実施する。システムから得られた有用データの不確実性は、ノイズの影響によって引き起こされるランダム誤差によって生成される。従って、任意のノイズ源の差異の寄与は、ジャイロスコープの角速度などの刺激効果のない状態で得られた電圧データによって計算又は評価される。
Figure 2016535249

とA1,jは静的でなく、時間的にランダム変化する挙動(動的挙動)を有する。
Figure 2016535249

は、
Figure 2016535249

と共に静的な値である。その結果、
Figure 2016535249


Figure 2016535249

の差異は、アランバリアンスによって決定されて、主にIFOGが動作しなくなる前に定義され特徴付けられる。
Figure 2016535249


Figure 2016535249

と等しいことは、光ドリフトがないことを意味するが、実世界では、センシングコイルに影響を及ぼすランダムノイズ変動と光放射源により
Figure 2016535249

かつ
Figure 2016535249

である。要するに、IFOGの瞬間ドリフトは、ランダム挙動で起こる。IFOGのドリフトは、IFOGが角速度の影響を受けていないときに、°/hで表した復調回路から得られた平均出力である(閉ループIFOGの場合、位相変調器のタイプに関係なく、位相変調器に印加される全位相ゼロ化電圧)。その結果、光ドリフトパラメータ
Figure 2016535249


Figure 2016535249

のうちのランダム変動とA1,jの変動から生じたドリフトは、式(18)の積分により時間に比例して角変位の誤差を大きくする。
本明細書で瞬間ドリフトと呼ばれるIFOGのドリフトは、完全に光ドリフト
Figure 2016535249
とA1,j上のドリフト(変動)からなる。
取り組まれることが多いきわめて重要な主題である、開ループ及び閉ループ型IFOGのスケールファクタの決定、関連緯度上の角速度投射に対する復調回路特性、及びIFOGの光ドリフト上にセンシングコイルを含む光ファイバの製造及び巻線プロセスと共にセンシングコイル内で伝播する偏光効果の影響に関する本発明を達成するのに必要な追加の知識は、非特許文献6、7、8及び9で深く研究され紹介されている。
本発明に至る関連国際特許
ファイバリング干渉計の構造における先駆的ステップは、1976年3月22日と23日にバリ(Vali)らによってヴァージニア州レストンでの「East-Coast Conference of the SPIE」で提案された研究であったが、この研究は特許されていない。この文献に示された発明は、「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGの復調回路のゼロ回転速度電圧に直接対応する瞬間ドリフトを監視し導出するソフトウェア支援による構造的修正を含み、その感知面ベクトルは、「Reduced minimum configuration interferometric fiber optic gyroscope with simplified signal processing electronics」として特許された小型IFOG構成(特許文献1)上の連続ヨー回転速度の影響下で、図1と同じようにz軸(ヨー軸)に平行にされている。
特許文献2は、ドリフト補償MEMS(微小電気機械構造)ジャイロスコープについて述べている。特許文献2に提示された方法では、MEMSジャイロスコープは、180°の回転を生成するモータによって、互いに180°逆の第1と第2の向きに逐次向けられる。次に、MEMS式ジャイロスコープの未知のドリフトが、2つの信号を比較することによって決定される。本発明は、特許文献2の発明開示と、新規の干渉型光ファイバジャイロスコープ(IFOG)及び方法として提示された発明が、発明されたIFOG構成のセンシングコイルの現在の向きを妨げることなく、連続ヨー回転下のIFOGの瞬間ドリフトを監視し決定することに関連する点が異なる。センシングコイル、すなわち提示された発明ではz軸(ヨー軸)上で「ジャイロコイル」の向きを連続的かつ/又は周期的に変更する代わりに、x軸(ピッチ軸)上の第2のファイバコイル「モニタコイル」が、MEMS FOオン/オフスイッチによって両方のコイルを切り換えることによって使用される。
さらに、特許文献3で紹介された方法は、ジャイロスコープの固有ドリフトを補償するために使用され、フィードバックループ制御によってドリフト誤差をゆっくりと変更することによって、左右揺れ、曲がり、回転などの発見的仮定のアキュムレータ回路への移行を対象としている。本発明は、IFOGの未知のドリフトを実時間で監視し導出し補償するために発見的仮定を含まない。本発明は、特許文献3と全く異なる。
米国特許第6351310号明細書 米国特許出願公開第2011126647号明細書 国際公開2010114915号パンフレット
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本発明の目的は、IFOGの瞬間ドリフトを監視し導出して、
Figure 2016535249

を導出することによって式(18)の
Figure 2016535249

から
Figure 2016535249

を除去し、最終的に、その導出した
Figure 2016535249

を式(17)の
Figure 2016535249

の代わりに使用することである。本発明により、式(18)が式(19)に変換され、持続時間Δt内で角速度が測定される瞬間ドリフトにより、復調回路の瞬間ゼロ回転速度電圧とSPS誘導復調電圧との導出瞬間復調電圧差
Figure 2016535249
が正確に決定される。式(19)は、
Figure 2016535249

がないので式(18)よりも信頼性の高い電圧差を提供する。その代わりに、式(19)は、本発明による
Figure 2016535249

を含む。この場合、
Figure 2016535249

の代わりに、式(19)に示されたように、補正瞬間ヨー角変位
Figure 2016535249

が提供される。
Figure 2016535249
ここで、
Figure 2016535249

1,jは、
Figure 2016535249

が、新しく構成され本発明で述べる方法と関連したIFOGの「モニタコイル」によって瞬間的に導出されうるパラメータなので、本発明により共通の電気スケールファクタに変換される。
Figure 2016535249

は、そのまま
Figure 2016535249

と等しい。式(19)によれば、式(18)と比較した式(19)の利点を理解し易くするには、小角度手法条件で評価することで十分である。式(19)の正弦関数の
Figure 2016535249


Figure 2016535249

は、分離できないパラメータであり、これらのパラメータによって、測定される角速度
Figure 2016535249

と瞬間的な光ドリフトパラメータ
Figure 2016535249

の両方により積分復調電圧出力が生成される。本発明は、
Figure 2016535249

を導出する新しい方法を紹介し、「ジャイロコイル」を含むIFOGの瞬間ドリフトが、さらにヨー(z軸)に向けられた角速度を検出し、本発明におけるIFOGは、本文書では「動的ドリフト監視 干渉型光ファイバジャイロスコープ(DDM−IFOG)」と呼ばれる。
前述のように、
Figure 2016535249


Figure 2016535249

の関係は、分散と呼ばれ、光ファイバ内で起こる光ドリフト現象のランダム挙動と、IFOGが動作しない前のA1,jのPベース変動により、長期平均として推定される。この方法は、
Figure 2016535249


Figure 2016535249

の間の関係を確立するための最初かつ単一の方法である。しかしながら、第2の方法は本発明であり、本発明は、IFOGの新しい構成と新しい方式を進歩させて、本文書では「モニタコイル」と呼ばれる第2のセンシングコイルによって、IFOGの瞬間ドリフト
Figure 2016535249

を監視し導出し、このコイルの長さは、「ジャイロコイル」の長さと異なる。「モニタコイル」は、「ジャイロコイル」の軸に垂直に配置される。「モニタコイル」は、x軸(ピッチ)に沿って固定される。「ジャイロコイル」と「モニタコイル」が互いに垂直で、DDM−IFOGがz軸(ヨー)の回りを回転するので、「モニタコイル」によって
Figure 2016535249

の決定精度が定義され、その角速度は、「ジャイロコイル」によって実時間かつ連続的に検出される。すなわち、ヨー軸(z軸)のまわりの連続回転による「モニタコイル」上の角速度投射を防ぐために、本発明におけるIFOGのy軸(ロール)のまわりの回転は許可されない。
IFOG上の「ジャイロコイル」と「モニタコイル」の正確な向きを示す。DDM−IFOGは、基本的に、互いに直角に配置された同期的かつ連続的に切り替え可能な2つのシングルモード光ファイバコイルからなる図である。 図1に示された両方のコイルのヨー及びピッチ向きを有する、本発明が請求される新規のDDM−IFOGの完全に記述的な実例を示す図である。 ゼロ角速度導入下で「ジャイロコイル」と「モニタコイル」によって生成された復調回路電圧出力の比例関係を示す図である。ソフトウェア_1が実行される。図3は、本発明の対象であるDDM−IFOGを有する第1の測定を示す。各コイルは、200ms間で順次切り換えられる。「Gyro_CompensationGamma.c」と名付けられたソフトウェア_1が実行される。1つのコイルがDDM−FOGに接続され、別のコイルがIFOGから切断される。「ジャイロコイル」と「モニタコイル」は、200ms(デューティサイクルは各コイルで1/2である)間で切り換えられる。両方のコイルの復調電圧データは2時間以内に収集された。 5400ms間「ジャイロコイル」がDDM−IFOGに接続されたとき、ソフトウェア_2が埋め込まれたマイクロコントローラカードによって制御されたFOスイッチと関連した図2に示されたDDM−IFOGの状態を示す図である。DDM−IFOGは、その通常動作で、z軸(ヨー)のまわりの角速度を検出するように動作する。この状態の「モニタコイル」はIFOGから切断されている。「Gyro_CompensationGamma.c」と名付けられたソフトウェア_2が実行される。 120ms間「モニタコイル」がIFOGに接続されたときに、ソフトウェア_2が埋め込まれたマイクロコントローラカードによって制御されたFOスイッチと関連した図2に示されたDDM−IFOGの状態を示す図である。「モニタコイル」を含むDDM−IFOGは、z軸(ヨー)のまわりの角速度の影響下で「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトを監視し導出するように動作する。この状態で、「ジャイロコイル」は、IFOGから切断されている。ソフトウェア_2が実行される。 「ジャイロコイル」と「モニタコイル」に属する復調出力をサンプリングする内蔵アナログデジタルコンバータを同期的に制御するC型埋込みソフトウェア_2を含むマイクロコントローラカードによって「ジャイロコイル」と「モニタコイル」を逐次切り換えるタイミングを示す図である。 平均相関係数を計算するソフトウェア_1(「Gyro_CompensationGamma.c」)の流れ図である。ソフトウェア_1が実行されているとき、「ジャイロコイル」は、AGCが地球回転軸に垂直になり、したがってAMCもΩEarthに垂直になるように配置される。点線によって描かれた領域は、ソフトウェア_1のフローチャートに含まれない。 第2の測定手順、ソフトウェア_2(「Gyro_CompensationMain.c」)の第1の部分のフローチャートである。ソフトウェア_2のフローは、2つの部分からなる。第1の部分は、オフセット電圧Voff、jと、最終的に、「ジャイロコイル」と「モニタコイル」がやはり地球回転(ΩEarth)軸に垂直なときに、実ゼロ回転電圧に対応する「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGのドリフトと、「モニタコイル」を含むIFOGの導出ドリフト電圧との間の平均オフセット電圧を決定することを対象とする。点線で描かれた領域は、ソフトウェア_2のフローチャートに含まれない。 第2の測定手順の第2の部分のフローチャートであり、ソフトウェア_2は、「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGが、連続的に外部から適用された回転速度(Ω)で地球回転軸に対して平行な向きで回転し続けるときに、瞬間ドリフトを実時間で監視し導出することを対象とする。本発明におけるDDM−IFOGにより厳密で正確なスケールファクタ(SF)が決定される。点線で描かれた領域は、ソフトウェア_2のフローチャートに含まれない。 第2の測定シリーズの第2の部分のフローチャートであり、ソフトウェア_2は、「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGが実験室緯度上で回転し続けるときに瞬間ドリフトを実時間で監視し導出することを対象とする。本発明におけるDDM−IFOGによる真の(地理的)北を発見する。点線で描かれた領域は、ソフトウェア_2のフローチャートに含まれない。
本発明で述べるDDM−IFOGは、好ましい実施形態である。「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフトは、本質的に、磁気光学ファラデ効果(MOFE)、シュウプ効力及びカー効果からなる。しかしながら、IFOGのドリフトは、光ドリフト全体の積分形とDDM−IFOG A1,jの電気的スケールファクタの変動を意味する。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトを「モニタコイル」103によって監視し導出するために、本明細書で述べる図2のDDM−IFOG構成及び方法が発明された。図2で、SLED228放射のスペクトルバンド幅は、1562.00を中心とするFWHM(半値全幅)で62.0nmであり、〜600μWの積分光学出力を有する。各コイルに注入される光学出力は、約60μWである。時間コヒーレンス長Lは、39.4μmである。カー効果は、L以内で起こる。推定カー効果による非可逆位相誤差は、約10−7°/hであり、これは1.66x10−12radに対応する。IFOGの光学幾何学構成(1°/hの角速度)は、1.66x10−5rad(〜9.5x10−4°)のSPSに対応し、〜1.70x10−12radの相変化は小さすぎて検出できない。残りのドリフトパラメータは、磁気光学ファラデ効果(MOFE)とシュウプ効果である。ファイバ製造工程によるファイバの不均一長、電磁波干渉の偏光度(DOP)、外部磁界と巻線及び製造工程でのファイバの特殊な捻れの両方により生じる円偏光複屈折効果、線形複屈折効果などのMOFE光ドリフトの詳しい実験紹介は非特許文献6に示されている。したがって、同じ製造業者から得た「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103と呼ばれるシングルモード光ファイバコイルを使用することによって、不均一長の統計的分布と、線形及びツイスト円偏光複屈折特性を最終的に同じに維持することができる。両方のコイルの最終的な製造及び巻線識別に加えて、「モニタコイル」103は、図2の「ジャイロコイル」101のできるだけ近くに取り付けられ、これらのコイルは、DDM−IFOGが回転速度を検出する同じ温度及び音響範囲に維持される。「モニタコイル」と「ジャイロコイル」両方の間の距離は1cmである。Draka Communicationによって製造された「モニタコイル」103と「ジャイロコイル」101として使用される光ファイバは、ベンドブライト型シングルモードである。非特許文献6に示された理論的研究と実験的研究の両方によれば、MOFEは、シングルモード光ファイバセンシングコイルに注入された光の偏光度に依存しない。MOFEドリフトの依存性は、磁界影響下でねじれ円偏光複屈折と共に光ファイバ内の交差結合偏光モード(s3、正規化ストークスパラメータ)の空間出力スペクトル密度を作成する関連シングルモード光ファイバの不均一長の関数である。その結果、図2のFOオン/オフスイッチ206,208内の光ファイバ接続の基本偏光軸の回転が変化することがあり、基本回転軸の回転によって、センシングコイルアームに注入されて伝播する電磁波のDOPを変化するが、シングルモードコイル内のMOFEドリフトは干渉波のDOPに依存して変化しない。センシングコイルアームに注入された電磁波のDOPからMOFE光ドリフトの独立性は、78.00%〜0.15%のDOP範囲内で実験的に実証された。InGaAsフォトダイオード227に当たる両方のコイルの光学出力だけが変化する。本発明の方法により、光学出力(P)の変化は、「ジャイロコイル」101がDDM−IFOGに接続されたときに監視され補償されうる。この補償は、式(29)で振幅の比率で示される。
したがって、本発明は、光学出力の変更と共に、MOFEとシュウプ効果によって生じる「ジャイロコイル」101(ヨー)のz軸のまわりの連続角速度による影響を受けた「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフト
Figure 2016535249
の監視と導出を提供する。コイル巻線方法は、干渉電磁波のCW及びCCW方向の温度及び音響過渡効果を補償するために使用される四極(又は二極)ではない。両方のコイルは、標準電気通信光ファイバの方式で巻き付けられる。「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の両方を有するDDM−IFOGは、トルコ国のOptics Laboratory of National Metrology Instituteの音響的及び温度的に管理された環境に置かれる。さらに、MOFE(又は、シュウプ効果)によって生じる瞬間光ドリフトの数に関する正確な情報を得るのはきわめて不確かであり、その理由は、そのような量がノイズ指数であり、センサシステム内のノイズ指数のカオス挙動が、全てのノイズ成分に固有の状態だからである。したがって、監視され導出される瞬間光ドリフトの僅かな部分がシュウプ効果によって生じ、監視され導出される瞬間光ドリフトの大部分がMOFEベースによるものであることは間違いではない。
DDM−IFOG内の構成要素の接続の詳しい説明
1. 最小構成を有する開ループIFOGの最小構成が構成される。
2. 図2の開ループIFOG構成の2x2溶融型ファイバシングルモード光ファイバカプラ221の出力ポートは、図2のDDM−IFOGを構成するために図2に示された溶融スプライス209,211によって2つの1x2溶融型ファイバスプリッタ/カプラ205,207に接続される。
3. 1x2溶融型ファイバカプラ_1 205の1つのアームが、「ジャイロコイル」101に溶融スプライスされ210、1x2溶融型ファイバカプラ_1 205の別のアームが、「モニタコイル」103に溶融スプライスされる212。
4. PZT 220の延伸と、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」101の両方のSLED 228のスペクトルバンド幅とに応じて、時間コヒーレンスに基づく干渉を作成するために、位相変調器(PZT 220)から来るファイバ部分は、溶融スプライス211によって1x2溶融型ファイバカプラ_2 207のアームに接続される。1x2溶融型ファイバカプラ_2 207の光学経路は、両方のコイル101,103に式(7)の正弦逆位相変調電磁波が作成される共通経路である。
5. MEMS FOオン/オフスイッチ206,208は、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の両方内に対方向伝播する干渉光波を通すことを可能にし光学的双方向構造でありSPSを伝搬する。
6. 1x2溶融型ファイバカプラ_2 207の1つのアームは、溶融スプライス216によってMEMS FOオン/オフスイッチ_1 206に接続される。1x2溶融型ファイバカプラ_2 207の別のアームは、溶融スプライス215によってMEMS FOオン/オフスイッチ_2 208に接続される。
7. MEMS FOオン/オフスイッチ_1 206は、溶融スプライス213によって「ジャイロコイル」101に接続され、MEMS FOオン/オフスイッチ_2 208は、溶融スプライス214によって「モニタコイル」103に接続される。
8. ソフトウェア_2が埋め込まれたマイクロコントローラカード219のP2.0ピン218は、「ジャイロコイル」101を切り替えるMEMS FOオン/オフスイッチ_1 206の電気制御ピンに接続される。
9. ソフトウェア_2が埋め込まれたマイクロコントローラカード219のP2.1ピン217は、「モニタコイル」103を切り替えるMEMS FOオン/オフスイッチ_2 208の電気制御ピンに接続される。
10. シグナリゼーションの形成が図3に示される。DiCon Fiberopticsによって製造されたMEMS FOオン/オフスイッチ206,208は両方とも透過である。透過型は、5Vが透過電圧で0Vが不透過電圧であることを意味する。
11. 両方のコイル101,103は、溶融スプライス211,216,215,213,214によって同じ電気信号で位相変調される。
第1の測定手順
第1の測定手順は、電気的スケールファクタA1,j上の瞬間変動(ドリフト)と共に「ジャイロコイル」の瞬間光ドリフト
Figure 2016535249

と、本発明で定義される
Figure 2016535249

との間の相関因子を提供する「γ相関係数」の決定を対象とする。添字「i」は、ソフトウェア_1によって適用される第1の測定段階の時間領域を示す。「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103は両方とも、同じ製造及び巻線工程を有し、それにより、両方のコイルのきわめて近く類似した線形及びツイスト円偏光複屈折分布が保証される。さらに、これらのコイルは、実験室内の同一で均一の地磁界による影響を受ける。本発明の同じ開ループIFOG最小光学構成フレームに組み込まれた両方のコイル101,103は、同じ信号発生器225によって同じ位相変調条件に晒され、同じ光強度安定性回路224と、基準周波数を生成する同じSLED228放射を有し、また図2でSPSを抽出する同じ復調回路226を有する。両方の「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103とを有するDDM−IFOGの瞬間ドリフトは、本発明のために開発された埋め込みソフトウェア_1に含んでいるマイクロコントローラカードによって順次かつ連続的に持続時間200msで2時間にわたって収集された。P2.1 217が5Vのとき、P2.0 218は、ソフトウェア_1によって即座に0Vにされる。MEMS FOオン/オフスイッチ206,208の状態は、「モニタコイル」103がDDM−IFOGに接続され、「ジャイロコイル」101がDDM−IFOGから切断された状態を提供する。AMC105上に角速度投射はなく、したがって、「モニタコイル」103上のSPS
Figure 2016535249

は、「モニタコイル」103を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトパラメータだけからなる。「モニタコイル」103上のゼロSPS
Figure 2016535249

は、図1で分かるように、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の相対的に直角な配置により、本発明に示されたDDM−IFOGの固有の結果である。
Figure 2016535249
ここでBは、「モニタコイル」103と共に動作するIFOGの電気的スケールファクタである。これは、「モニタコイル」103をx軸(ピッチ軸)の方向に向けることにより達成され、したがって、図1のAMC105は、地球回転速度(ΩEarth712)の方向に対する東西軸に平行である。この場合、
Figure 2016535249

復調回路226の出力が、式(11)の出力と類似している場合でも、式(20)に適正な復調電圧が示される。復調回路226の帯域フィルタは、中心がω(rad/s)にあり、したがって、偶数周波数成分は、この帯域フィルタによって廃棄される。位相バイアス項は、τ=6.170μsの遷移時間に対応する1230mの「モニタコイル」103の長さによりφではなくφ’であり、復調回路226に取り付けられたInGaAsフォトダイオード227に当たる光学出力は、「モニタコイル」103の総スペクトル減衰、MEMS FOオン/オフスイッチ206,208の切り換え再現性及び1x2スプリッタ/カプラ205,207の分割比によりPではなくP’である。ωにおける位相バイアス項φ’は、「モニタコイル」103のファイバ長が1230m、変調周波数(f)が65.72100KHz、信号発生器225によって供給された振幅変調が6.30 Vppの場合に、1.721radである。
図3に示されたこれらの測定結果により、光ドリフトパラメータ
Figure 2016535249


Figure 2016535249

を含む「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の両方を含むDDM−IFOGの個々のドリフトは、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の同じ製造及び同じ巻線工程と、同じ変調アプリケーションの使用と、図2に示されたような「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の両方に同じ最小開ループIFOG構成接続とにより、ほぼ平行である。
図3では、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103は、持続時間200msで断続され、
Figure 2016535249


Figure 2016535249

は、両方のコイル101、103に角速度の影響がないことを意味し、マイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによって同期的にサンプリングされる。
Figure 2016535249


Figure 2016535249

の間にほぼ平行に延在することにより、「ジャイロコイル」101がz軸のまわりを回転中に
Figure 2016535249

が分かった場合は、任意の時間におけるDDM−IFOG「ジャイロコイル」101の、瞬間光ドリフト
Figure 2016535249

と関連付けられた瞬間ドリフトに関する情報が提供される。この点は、本発明の主要概念である。z軸のまわりだけのDDM−IFOGの回転方向の制限と、x軸(ピッチ)に沿った「モニタコイル」103の感知面AMC105の向きから、図1のAMC・Ω=0、
Figure 2016535249

が得られる。発明を請求するDDM−IFOGは、ヨー軸の回転だけに限定され、したがって、SPS(φR,i)は、図1で分かるようにz軸(ヨー)方向に向けられた「ジャイロコイル」101の内側だけに生成される。「モニタコイル」103がz軸(ヨー)に対して垂直なので、図1のAMC105とΩ110のドット積はほぼ0であり、したがって、「モニタコイル」
Figure 2016535249

内にSPSは生成されない。図3に2時間にわたる測定を適用することによって、
Figure 2016535249

Figure 2016535249
の比の平均が次のように計算される。
Figure 2016535249
Figure 2016535249
γt0とγtiは、同じ製造及び巻線工程で得られた光ファイバセンシングコイルの場合にきわめて互いに近く、これらの特徴に加えて、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103は、本発明で使用されるMEMS FOオン/オフスイッチ206,208と関連付けられた1x2FOスプリッタ/カプラ205,207が提供された図2の共通光回路と共通復調回路226に接合される。γt0とγtiの互いの近さは、図3に示されている。
Figure 2016535249
ここで、
Figure 2016535249

は、γtiから計算された平均化されたγ相関係数であり、Nは、第1の測定段階で行なわれた測定の数である。図3に示された観察結果により、式(20)が記述される。一連の「γ相関係数」は、tで示された各点でソフトウェア−1が埋め込まれたマイクロコントローラカード219によって取得され、プロトコル「9600,8,1,none」と適合するハイパーターミナルによってPCに送られる。データシリーズからγtiの平均値が計算される。図3を参照し、この節で示したプロセスと測定を評価するとき、DDM−IFOGの復調回路226のゼロ回転速度電圧の変化率は、この実施態様に決定されたt=400msより遅くなければならず、その理由は、図3に示したような比例関係によって生じる
Figure 2016535249

の平坦さを保証するために、連続的な復調電圧データが隣りの復調電圧に近くなければならないからである。監視され導出されたドリフトの挙動は、図3と類似していなければならず、「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフトの導出は、P上の変動と共に、急激に変化してはならない。すなわち、本発明で示されたこの方法と構成は、ノイズ指数ではなくA1,iとして定義された「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフトの振幅と共に、比較的ゆっくり変化するドリフト条件に有効である。
γtiとして表されたγti値の中の平坦さを最も妨げる影響は、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103上のシュウプ効果による温度及び音響遷移から生じる勾配の変化である。DDM−IFOGに四極(又は二極)型巻線を有する「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103の両方の使用によりγti値の間の平坦さが強化されることは全く明らかである。
第1の測定手順の流れ
1. 図2のDDM−IFOGは、SLED228,〜600μWの定格光学出力で動作する。
2. 図2の復調回路は、±15Vを印加することにより動作する。復調回路226の詳細は、非特許文献4と10に示される。
3. 信号発生器は、65.72100KHzの線形周波数に対応するω=412728rad/sで基準角周波数を生成する。基準周波数の振幅は、6.30Vppであり、式(6)の正弦(又は矩形波)バイアス変調を生成し、図2の信号発生器225によってPZT220に適用される。
4. 光強度安定化回路224は、図1の手動スイッチによって活動化される。次に、図3に示されたMEMS FOオン/オフスイッチ206,208に適用されるシグナリゼーションは、DDM−IFOGの動作が、地球回転速度投射を防ぐために、「ジャイロコイル」101(ヨー軸)を、トルコ国ゲブゼの緯度である40.8°に北南に傾けることにより角速度の影響を受けないときに、本発明のために特別に開発された埋め込みソフトウェア_1を含むマイクロコントローラカード219によって開始される。「モニタコイル」103は、東西方向を示し、「モニタコイル」103の感知面ベクトルAMC105は、更に、ΩEarth712に垂直である(AMC⊥ΩEarth)。印「⊥」は、幾何学的表記法で関連センシングコイルの感知面ベクトルが関連角速度軸に垂直であることを示す。
5. MEMS FOオン/オフスイッチ206,208の一連の切り換えプロセスを作成するシグナリゼーション360により、両方のセンシングコイル101,103がそれぞれ、持続時間200msだけDDM−IFOG回路に逐次接続される。1つのコイルがDDM−IFOGに接続され、別のコイルがDDM−IFOGから切断されている。
6. 200ms間「ジャイロコイル」101がDDM−IFOGに接続され、「モニタコイル」103がDDM−IFOGから切断されているとき、
Figure 2016535249

が、埋め込みソフトウェア_1を含むマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされ、電圧データが、ハイパーターミナルを介してPCに転送される。
7. 200ms間「モニタコイル」103がIFOGに接続されており、「ジャイロコイル」101がIFOGから切断されているとき、
Figure 2016535249

は、埋め込みソフトウェア_1を含むマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされ、電圧データが、ハイパーターミナルを介してPCに転送される。
8. そして最終的に、式(22)のγtiと式(23)の
Figure 2016535249

が、復調回路226のサンプリング電圧から計算される。
9.
Figure 2016535249

は、開発されたソフトウェア_2に入力され、その詳細は、「第2の測定」で示される。
第2の測定手順
第2の測定手順は、2つの部分からなる。第1の部分は、下記に述べるオフセット電圧Voff800の決定に関し、第2の部分は、DDM−IFOGが、「ジャイロコイル」101のいくつかのAGC100の向きに従って回転し続けるときの瞬間ドリフトの実時間の監視及び導出に関する。
第2の測定手順の時間領域を変更するために、添字「j」は、第2の測定ステージの時間領域を示す。換言すると、添字「j」は、ソフトウェア_2によって作成されたタイミング、シグナリゼーション660及びサンプリングプロセスに対応する。
DDM−IFOGがz軸の回りを回転するとき、
Figure 2016535249

なので、「ジャイロコイル」101が、
Figure 2016535249

を生成し、「モニタコイル」が、
Figure 2016535249

を生成する。
第1の測定から計算された平均化された「γ相関係数」の良好な平坦さに依存することにより、「ジャイロコイル」がz軸のまわりを回転し続けるとき、復調回路電圧出力
Figure 2016535249

がまだ瞬間光ドリフトによって生成されており、式(24)と表すことができる。しかしながら、DDM−IFOGが、回転速度方向に対するAGC100の繰り返し傾斜プロセスを適用せずに回転するときは、実際に
Figure 2016535249

を測定することができない。
Figure 2016535249

は、任意の時間tにおける「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の実際の瞬間ゼロ回転速度電圧である。
Figure 2016535249
添字「j」として定義された時間領域内で同時に「ジャイロコイル」がDDM−IFOGに接続されヨー回転が続くときの瞬間ドリフトパラメータを導出する正確な相関関係が、式(26)と(27)に構成される。本発明に示された方法により、第1の測定段階から決定された
Figure 2016535249

を使用し
Figure 2016535249

を測定することにより、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGがz軸(ヨー)の回りをまだ回転しているときにA1、jの変動と関連した瞬間ドリフト
Figure 2016535249

を含む、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトに対応する、DDM−IFOGの復調回路226の瞬間ゼロ回転電圧を導出することができる。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの
Figure 2016535249

の代わりに、式(25)の「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの
Figure 2016535249

が、「モニタコイル」103の支援により監視され導出される。
Figure 2016535249

は、任意の時間tにおける「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転速度電圧と呼ばれる。
Figure 2016535249
ここで、
Figure 2016535249

は、「モニタコイル」103が、図5の位置であるMEMS FOオン/オフスイッチ_2 228を介してDDM−IFOGに接続されているときの復調回路226の出力であり、
Figure 2016535249

は、図5で、位相変調対向伝播光波が「モニタコイル」に進むことを可能にするFOオン/オフスイッチ_2 208の位置で120ms以内でマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる。両方のコイルの一貫性が最大である理想的状態では、式(24)の
Figure 2016535249

は、図3に示された測定データに基づいて、
Figure 2016535249

と等しくなければならない。「ジャイロコイル」と「モニタコイル」の製造及び巻線一貫性が絶対に完全であるとは限らず、また両方のコイルの間の僅かな違いの存在と長手方向の不均一変動が固有の状況なので、式(25)と同じように、Voff,j800などの
Figure 2016535249

に小さい補正オフセット値の追加が必要である。
この連続的かつ周期的プロセスにおいて、120ms間に「モニタコイル」103を含むことは、「ジャイロコイル」101の除外を意味し、使用されるADCのセトリング及びサンプリング時間に応じて1ms以下に低下させることができる。式(25)の
Figure 2016535249

は、第1の測定手順で行われた連続測定によって事前に決定された、ソフトウェア_1によって作成されたシグナリゼーション360を示す、添字「i」として定義された時間領域から得られた平均化された「γ相関係数」の相関関係で瞬間光ドリフト
Figure 2016535249

に関して記述されうる。
Figure 2016535249
式(26)と式(27)は、式(22)と式(23)により
Figure 2016535249


Figure 2016535249

と置き換えることによって容易に記述することができる。
Figure 2016535249
Figure 2016535249

は、図5と同じように「ジャイロコイル」101の各5400ms持続時間後に、図5の「モニタコイル」103にFOスイッチ_2 208を介在させることによって、120msの持続時間内でサンプリングされる。120msの持続時間は、使用されるADC機能のセトリング及びサンプリング時間により、1msまで短縮することができる。「モニタコイル」103のこの介在は、開発された埋め込みソフトウェア_2によって、定期的又はユーザ定義された様式で調整することができる。この特許文書で指定された「モニタコイル」103と「ジャイロコイル」101の持続時間は、実験室内のDDM−IFOGシステムの全体構成要素の技術要件と制限に合わせて適切に選択される。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間実ゼロ回転速度電圧
Figure 2016535249

は、図3に提示された長期データに従って120ms以内でサンプリングされた
Figure 2016535249

に関して示すことができ、その理由は、「モニタコイル」103のAMC105が、DDM−IFOGの「ジャイロコイル」101のAGC100に向く任意の角速度方向に垂直であり、「モニタコイル」103のAMC105が、Ω110(AMC⊥Ω)に垂直だからであり、ここで、Ω110は、x軸(ピッチ)上の「モニタコイル」103の方向に対して地球又はサーボシステムによって引き起こされる全角度の方向を示す。式(21)で計算された「γ相関係数」の良好な平坦さにもかかわらず、本質的に、巻線ベースの余弦ループ誤差と場所/位置プロセスの結果により、「モニタコイル」103のAMC105の感知面ベクトル上にz軸(ヨー)のまわりの角速度を投射できることに注意されたい。AMC105上のz軸(ヨー)のまわりのこの角速度投射と、「モニタコイル」103と「ジャイロコイル」101として使用される光ファイバコイルのきわめて小さい構造、製造及び取り扱いの差によって生じる他の非線形因子が特徴付けられ、オフセット電圧±Voff、j800と共に含まれる。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転電圧
Figure 2016535249


Figure 2016535249

との相関関係により計算した任意の時間t後に、本明細書で導出瞬間復調電圧差
Figure 2016535249

と呼ばれる式(28)と同じように式(26)を使用して、式(19)を書き変えることができる。瞬間光ドリフト項
Figure 2016535249

が除去された導出瞬間復調電圧差は、式(28)と同じように得られる。式(26)に示された相関関係の最良適合には、より高度の多項式関数が使用されることが好ましい。
Figure 2016535249
Figure 2016535249
Figure 2016535249

は、式(24)の実瞬間ゼロ回転速度電圧である
Figure 2016535249

から
Figure 2016535249

を減算したデータセットから計算されるオフセット電圧の平均値である。
Figure 2016535249
である。Mは、行われる測定数であり、添字「j」は、第2の測定手順の時間領域を示す。ここで、
Figure 2016535249

は、瞬間ドリフトに対応する「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の実際の瞬間ゼロ回転速度電圧であり、
Figure 2016535249

は、「モニタコイル」103によって導出された「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの導出瞬間ゼロ回転速度電圧である。式(29)の減算は、両方のコイル101,103にゼロ回転速度が起こるときに必ずゼロとならなければならない。
Figure 2016535249

の計算は、「第2の測定手順の第1の部分の流れ」で示される。式(15)を検討することによって
Figure 2016535249

Figure 2016535249

で記述される場合、「モニタコイル」の瞬間ドリフト電圧に関して式(30)が得られる。
Figure 2016535249
式(22)から分かるように、任意の時間における「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフト
Figure 2016535249

に加えて、「ジャイロコイル」101内に対応するPの光学出力の変動は、本発明に示された方法と関連したDM−IFOGによって、γ相関係数の所定の平均値によって補償される。すなわち、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGのドリフトが(瞬間光ドリフト
Figure 2016535249

だけでなく電気的スケールファクタA1、j上の瞬間変動も)監視され、式(30)の項
Figure 2016535249

によって導出される。光学出力(P)の変動の補償を確認するため、式(30)は、式(22)と
Figure 2016535249

を使用して以下のようにオープン形式で記述される。
Figure 2016535249
式(31)により、「ジャイロコイル」101がDDM−IFOGに接続されているときに持続時間5400ms完了後の持続時間120ms以内にサンプリングされる「モニタコイル」の復調電圧
Figure 2016535249

は、B1、j電気的スケールファクタと
Figure 2016535249

からなる。したがって、電気的スケールファクタ(式(19)ではA1,j)として定義された「ジャイロコイル」101の瞬間光ドリフトの振幅は、本発明に示された式(31)の項
Figure 2016535249

で補償される。
本発明のDDM−IFOGのSF(詳しい説明は図2に示される)は、「ジャイロコイル」101と新しい電圧値
Figure 2016535249

では〜18.02(°/h)/mVである。
Figure 2016535249

のとき、式(11)から収集されたアランバリアンスによる「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの典型的かつ特長的な長期ドリフトは、3600電圧データから得られる1時間平均で約3.72°/hである。
第2の測定手順
この節は、2つの部分からなる。第1の部分は、AGC100がΩEarth712に垂直であり(AGC⊥ΩEarth)、同時にAMC105が、本発明に示されたDDM−IFOGのコイル配置により本質的にΩEarth712に垂直のとき(AMC⊥ΩEarth)、オフセット電圧
Figure 2016535249

を決定する項1〜9を対象として含む。第2の部分は、DDM−IFOGが「ジャイロコイル」101のいくつかのAGC100向きに従って回転し続けるときに実時間で瞬間ドリフトを監視し導出することを対象とする。
第2の測定手順の第1の部分の流れ
第1の測定手順の流れの第10項に続き
1. 本発明のために特別に開発された埋め込まれたソフトウェア_2に
Figure 2016535249

を入力することによって、
Figure 2016535249

の初期値が、ソフトウェア_2にゼロとして入力される。マイクロコントローラカード219に埋め込まれたソフトウェア_2は、DDM−IFOGが、安定化回路の支援により安定された定格光学出力値をまだ処理しているときに実行される。「ジャイロコイル」(ヨー軸)は、地球回転速度投射を防ぐために、トルコ国ゲブゼの緯度である40.8°北南に傾斜される。
2.
Figure 2016535249

となるΩEarth712に垂直な「ジャイロコイル」101の感知面ベクトルAGC100の向きでは、図2の「モニタコイル」103の感知面ベクトルAMC105も東西方向を示し、また、AMC105がΩEarth712に垂直なので、図2の「モニタコイル」103上に地球回転による角速度投射はない。ソフトウェア_2は、図6に示されたシグナリゼーション660を提供する。このシグナリゼーション660は、図3に示された前のシグナリゼーション360とは異なる。第2の測定のシグナリゼーション660によれば、図4で分かるように、「ジャイロコイル」101が、DDM−IFOGに接続されているとき、「モニタコイル」103は、5400msのDDM−IFOGから切断される。MEMS FOオン/オフスイッチ_1 206の電流条件は、図4に示され、式(24)の
Figure 2016535249

は、5400ms以内でマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる。
3. 5400msの終了後、ソフトウェア_2によって図5で分かるように、120ms間、図2の「ジャイロコイル」101がDDM−IFOGに切断され、図2の「モニタコイル」103がDDM−IFOGから接続されており、図5で120ms以内にマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の瞬間ゼロ回転速度電圧
Figure 2016535249

を監視し導出される。
4. 「モニタコイル」103は、
Figure 2016535249

により
Figure 2016535249

を生成し、AMC105は、東西方向(ピッチ)上にある。
5.
Figure 2016535249

のサンプリング完了後、
Figure 2016535249

は、ソフトウェア_2によって
Figure 2016535249

が掛けられ、
Figure 2016535249

は、ソフトウェア_2によって自動的に計算される。
6. また、次に、
Figure 2016535249

によって導出された「ジャイロコイル」585の瞬間ドリフトは、この部分の第2項として得られた「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGの実ドリフト
Figure 2016535249

から減算される。
7. この減算は、
Figure 2016535249

に対応し、最終的に式(27)と(28)が完成される。これは、オフセット電圧Voffであり、最も適切な
Figure 2016535249

はゼロに近くなければならない。平均
Figure 2016535249

は、以下の
Figure 2016535249
の収集データ数から計算される。測定の数Mは、実行者に依存する。大きいデータほど
Figure 2016535249

の正確さが保証される。
8.
Figure 2016535249


Figure 2016535249

は、好ましい実施形態として述べたDDM−IFOGでは標準値である。このオフセット値により、「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103から別々に得られた復調電圧が完全に一致し、その結果、ソフトウェア_2によって作成された新しいシグナリゼーションプロセスでは両方のコイル上に角速度投射がないときにゼロになる。
9. ゼロ(0)初期値の代わりに
Figure 2016535249

をソフトウェア_2に入力した後、両方のコイル101、103は、実験室緯度にされる。
第2の測定手順の第2の部分の流れ
実験室緯度にある以下の「ジャイロコイル」101の向きを検討することによって、以下の部分では、本発明におけるDDM−IFOGの能動使用領域について述べる。
i−)本発明のDDM−IFOGのAGCが、ΩEarth112と平行であるように決定された場合、AMC105はΩTotalに垂直である。ここで、全ヨー回転とΩ110のベクトル和ΩTotal=ΩEarth+Ωは、「ジャイロコイル」101に外部から適用されるヨー回転速度であり、これは、サーボモータシステムによってDDM−IFOGのSF較正に使用される(厳密で正確なスケールファクタ(SF)決定におけるDDM−IFOGの使用)。
ii−)本発明に示されたDDM―IFOGのAGC100が、実験室緯度上で決定された場合、AMC105は、ΩEarth712に垂直であり、その投射は、9.83°/hである(本発明のDDM−IFOGによる真北の発見)。
地球回転と外部適用回転(Ω110)の合計がDDM−IFOGに影響を及ぼすとき(前述のコイル向き、項i)。
この節では、スケールファクタ(SF)の厳密で正確な決定において本発明に示された「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転電圧の監視と決定について述べる。
10. 第9項に続いて、図6でシグナリゼーション660を生成するソフトウェア_2が実行され続ける。ソフトウェア_2によってP2.0 218を5Vに設定し、同時にてP2.1 217をクリアすることにより、MEMS FOオン/オフスイッチ_1 206が、「ジャイロコイル」101をDDM−IFOGに関連づけ、MEMS FOオン/オフスイッチ_2 208が、「モニタコイル」103を図4のDDM−IFOGから分離する。すなわち、5400ms間、「ジャイロコイル」101はDDM−IFOGに接続され、「モニタコイル」103は、DDM−IFOGから切断される。この構成では、式(29)の第1の側に対応する式(11)の
Figure 2016535249

は、マイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによって実時間でサンプリングされる。
11. 決定されたDDM−IFOGの緯度は、40.8°N(ゲブゼ/トルコ)上にある。「ジャイロコイル」101の感知面ベクトルAGC100の西から東へ15.041(°/h)の地球回転の投射角速度は、西から東へcos(90°―40.8°)15.041(°/h)=9.83(°/h)である。ここで、「ジャイロコイル」101は、西から東へ9.83(°/h)の均一な影響を受ける。
12. AGC100上のこの速度投射をゼロにするために、「ジャイロコイル」101は、x軸(ピッチ)のまわりに49.2°の回転角に対応する南から北へ90°−40.8°=49.2°傾けられる。この傾斜は一度に適用される。地球回転の軸は、図1のDDM−IFOGの「ジャイロコイル」101及び「モニタコイル」103の軸と一致する。一致プロセスの完了後に、「モニタコイル」103が東西方向(ピッチ)を示すとき、「ジャイロコイル」は北南方向(ヨー)を示す。この場合、連続ヨー回転(z軸のまわり)をDDM−IFOGに適用することができ、その理由は、「ジャイロコイル」101に適用される地球回転軸(ヨー)と追加回転方向(ヨー)の両方に対する「モニタコイル」103のAMCの垂直さが、南から北へ49.2°の傾斜で保証され、またz軸のまわりのDDM−IFOGの回転によって、AMC103に角速度投射が生成されないからである。サーボモータによるz軸(ヨー回転)のまわりの東から西へのΩ≒35.041(°/h)の追加及び外部回転速度が、サーボモータシステムによってDDM−IFOGに適用されたとき、SPSは、35.041°/h(東から西)−15.041の°/h(西から東)ΩTotal≒20.00°/h(東から西)の全角速度でx軸(ピッチ)上で「モニタコイル」103内でなく「ジャイロコイル」101内にある。したがって、AGC100上の東から西への20.00°/hの全ヨー回転速度の復調電圧は、式(29)の第1の項に対応する式(11)の
Figure 2016535249

からなり、持続時間5400msにアナログデジタルコンバータによって実時間でサンプリングされる。MEMS FOスイッチ206,208の位置は、図4に示される。ここで、
Figure 2016535249

は、ΩTotal≒20.00°/h(東から西)全ヨー回転の関数である。
13. この場合、
Figure 2016535249

が、東から西へのΩTotal≒20.00°/hによって引き起こされる1001.110mVと等しく、この値は、5400ms以内にアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる復調電圧データから得られた平均値であることが分かる。
14. 5400msの終わりに、20.00(°/h)(東から西)の連続均一回転速度下で「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転電圧を監視し決定するために、ソフトウェア_2によって、P2.1 217が5Vに設定され、同時にP2.0 218がクリアされ、図5で120ms間、MEMS FOオン/オフスイッチ_2 208が、「モニタコイル」103をDDM−IFOG回路にリンクし、MEMS FOオン/オフスイッチ_1が、「ジャイロコイル」101をDDM−IFOG回路から分離する。スイッチ217,218がそのような位置の場合、120ms間、マイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによって
Figure 2016535249

がサンプリングされる。
15. ソフトウェア_2によって、120msの終わりに得られた電圧
Figure 2016535249

が、
Figure 2016535249

と掛けられ、
Figure 2016535249

と合算される。任意の時間tにおける「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の導出瞬間ゼロ回転電圧は、式(27)で
Figure 2016535249

である。その結果、正味ヨー角変位
Figure 2016535249

に対応する式(28)及び(29)の導出瞬間電圧差
Figure 2016535249

は、
Figure 2016535249

である。
ここで、アランバリアンスが異形として
Figure 2016535249

に関連する項
Figure 2016535249

が、この方法によって
Figure 2016535249

から削除され、その理由は、「ジャイロコイル」101のAGC100の向きを妨げることなく、短時間(120ms)内に「ジャイロコイル」101をDDM−IFOG回路から分離することを犠牲にして、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ゼロ回転速度電圧を二次側(「モニタコイル」)で導出できるからである。前述の
Figure 2016535249

の第1の項は、
Figure 2016535249
であり、この部分の第12項から得られた。
16. 120msの持続時間は、「ジャイロコイル」101がDDM−IFOGから切断され「モニタコイル」103がDDM−IFOGに接続されていることを示し、出力層に低域フィルタを有する復調回路の時定数と、ADCのセトリング及びサンプリング時間と、ADCのビットサイズと、マイクロコントローラカードのマシンサイクルとにより、μs程度に短縮することができる。この特許出願では、いくつかの持続時間が使用された。図3と図6に示されたシグナリゼーション360,660を適用する周期性は不要である。「モニタコイル」103をDDM−IFOG回路にリンクするタイミングは、システム要件及び制限と適合する実行者/開発者/ソフトウェア人員によって決定されうる。本発明の概要は、他のタイミングを対象として含み、他のタイミング及びシグナリングタイプの「モニタコイル」103及び「ジャイロコイル」101値に有効であることは明らかである。
17. 「ジャイロコイル」101の感知面ベクトルAGC100上の正味ヨー回転が、20.00(°/h)であるとき、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの導出瞬間ゼロ回転速度電圧の電圧変動
Figure 2016535249

は、「ジャイロコイル」101の代わりに「モニタコイル」103を120ms間使用することにより約0.400mVであり、その理由は、IFOGに適用された20.00°/hのヨー角速度が、ピッチ軸上の「モニタコイル」103の感知面ベクトルAMC105上の角速度投射を、巻線と似たセンシングコイルの幾何学的及び構造的特徴、調整構成要素の外乱、センシングコイル101,103の取付けシャフトの偏心により不可避的に生成するからである。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの0.350mVの導出瞬間ゼロ回転速度電圧のランダム電圧変動
Figure 2016535249

は、〜6.30(°/h)のピーク値に対応する。
「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGのピーク変化は、〜6.30(°/h)であり、長期ドリフトは、アランバリアンス法だけによって
Figure 2016535249

を検討することによって計算された3.72°/hである。しかしながら、このとき、SPS
Figure 2016535249

に対応する電圧が、式(11)又は(12)の
Figure 2016535249

ではなくなり、式(29)の
Figure 2016535249

なので、DDM−IFOGは、〜1.20°/hの長期ドリフトを有する。これは、本発明のひとつの重要な結果である。
18. 項17の終わりに導入された実験結果により、バイアス安定性(又は、ドリフト)は、以前の値(3.72°/h)の3分の1より強化される。SLED 228の〜600μWの積分光学出力のDDM−IFOGのダイナミックレンジは、
Figure 2016535249

である。
19. 前述の電圧変動のもう1つの重要で追加の寄与は、図2、図4及び図5のMEMS FOオン/オフスイッチの0.025dBから0.05dBまで変化する光学出力繰り返し精度値から生じる。「モニタコイル」103の支援によって計算される、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの導出瞬間ゼロ回転速度電圧
Figure 2016535249

に現われる電圧変動に対するMEMS FOオン/オフスイッチ206,208のいずれかの0.025dB〜0.050dBの繰り返し精度の寄与は、0.11(°/h)から0.20(°/h)のドリフト範囲に対応するほぼ0.006mV〜0.011mVの程度である。これらの計算値は、本発明におけるDDM−IFOGの検出限界を超える。
DDM−IFOGの軸を項目12に示された地球回転軸に平行に向けるプロセスは、DDM−IFOGにとって必要であり、その感度は、数°/hの角速度を検出するのに十分である。他の状況では、「モニタコイル」103のピッチ向きが、y軸(ロール軸)に進み始めるので、地球回転に加えてサーボモータシステムによって外部から適用される角速度で実験室緯度にあるDDM−IFOGの回転は、AMC103上に角速度投射を作成し始める。この誤差を回避するために、DDM−IFOGが数°/hの角速度を検出して、本発明に示された方法とDDM−IFOG構成の有効性を維持できるように、「ジャイロコイル」を南から北へ49.2°に傾斜させなければならない。この節と方法に示されたコイルのこの向きは、DDM−IFOGのSF較正で使用される。Ω110は、「ジャイロコイル」101に外部から平行(ヨー軸)に適用される較正回転速度である。
地球回転が実験室緯度上のDDM−IFOGだけに影響を及ぼすとき(前述のコイル向き、項ii)
DDM−IFOGによって真(地理的)北を見つける以下のプロセスは、
Figure 2016535249

によって実験室緯度に投射される連続的に均一な回転速度下の「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの導出瞬間ゼロ回転電圧の決定に属し、DDM−IFOGが40.8°Nの実験室緯度上に固定されたときに実行される。すなわち、DDM−IFOGに適用される追加及び外部角速度は地球回転以外にない。
20. DDM−IFOGの「ジャイロコイル」101のAGC100が、40.8°N上にあるとき、「モニタコイル」103のAMC105は、AMC105がまだ東西方向にあるので、地球回転軸に対して垂直に維持される。
21. 「ジャイロコイル」101の感知面ベクトルAGC100の西から東への15.041(°/h)の地球回転の投射は、西から東へcos(90°―40.8°)15.041(°/h)=9.83(°/h)である。ここで、「ジャイロコイル」101は、均一な西から東への9.83(°/h)の影響を受ける。
22. したがって、AGC100上の東から西への9.83°/hの正味ヨー回転速度の復調電圧は、式(29)の第1項に対応する式(11)の
Figure 2016535249

からなり、持続時間5400msにマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによって実時間でサンプリングされる。
Figure 2016535249

は、9.83(°/h)の西から東の完全ヨー回転の関数である。ここで、ヨー軸として定義された軸は、実験室緯度上のAGC100と平行であり、
Figure 2016535249

は、東から西へΩTotal≒9.83°/hの全ヨー回転の全関数である。MEMS FOスイッチ206,208の位置は、図4に示される。
23. この場合、
Figure 2016535249

は、東から西へ9.83(°/h)の全ヨー回転速度によって生じる〜999.40mVであり、5400msの持続時間でマイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされた復調電圧データから得られた平均値である。
24. 5400msの終わりに、西から東へ9.83(°/h)の連続均一回転速度下で「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの導出瞬間ゼロ回転電圧を監視し決定するために、ソフトウェア_2によってP2.1 217が5Vに設定され、同期的にP2.0 218がクリアされ、図5で120ms間、MEMS FOオン/オフスイッチ_2 208が、「モニタコイル」103をDDM−IFOG回路にリンクし、MEMS FOオン/オフスイッチ_1 206が、「ジャイロコイル」101をDDM−IFOG回路から分離する。スイッチ206,208のこれらの位置により、
Figure 2016535249

は、120ms間、マイクロコントローラカード219のアナログデジタルコンバータによってサンプリングされる。
25. 120msの終わりに得られた電圧
Figure 2016535249
は、ソフトウェア_2によって、
Figure 2016535249

を掛けられ、
Figure 2016535249

と合算される。「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトに対応する導出ゼロ回転速度電圧は、式(27)で
Figure 2016535249

である。補正正味ヨー角変位
Figure 2016535249

に対応する式(28)と(29)の導出瞬間電圧差
Figure 2016535249

は、
Figure 2016535249

である。
26. 前述の
Figure 2016535249

の第1項は、
Figure 2016535249
であり、項22から得られた。
27. 項20〜26でヨーとして示された方向は、「ジャイロコイル」101の感知面ベクトルAGC100の方向が、図1と同じように実験室緯度上に投射された地球の西から東へ9.83°/hの角速度の方向に平行であることを意味する。
「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ドリフトを導出するために使用される「モニタコイル」103が、常に、「モニタコイル」103内に生成されたゼロSPS
Figure 2016535249

を得るために、特許請求されたDDM−IFOG上に影響を及ぼしかつ/又は投射する角速度成分の方向に垂直に固定され、したがって、
Figure 2016535249

は、電気的スケールファクタA1,jと共に「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の瞬間ゼロ回転速度電圧
Figure 2016535249

と関連付けることができる
Figure 2016535249

だけからなることが分かる。MEMS FOオン/オフスイッチ206,208を含む方法及びDDM−IFOG構成は、連続ヨー回転(z軸)下の「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの復調回路226の瞬間ゼロ回転速度電圧を監視し導出するのに有効かつ有用であり、その条件は、回転マトリックスからx軸のまわりの回転によってy軸←→z軸の変換が行われ、y軸のまわりの回転によってx軸←→z軸の変換が行われ、最後にz軸のまわりの回転によってy軸←→x軸の変換が行われることを検討することによってx軸(ピッチ回転)とy軸(ロール回転)のまわりの回転が抑制されることである。
本明細書における、DDM−IFOG特性に属する全ての数値、発明された方法及びDDM−IFOGがある実験室緯度に対するセンシングコイル101,103の向き角度、DDM−IFOGの回転で生じる電気出力電圧、ソフトウェア_1とソフトウェア_2によって生成されたタイミング及びシグナリゼーション360,660、実験室緯度、SLED 228の光学出力、センシングコイル101,103への注入光学出力、位相変調器(PZT 220)に適用された振幅と周波数、「ジャイロコイル」101及び「モニタコイル」103と呼ばれるセンシングコイルの長さはすべて、好ましい実施形態である。したがって、この発明開示に属するこの文書に示された詳細な説明の概要では、新しく設計されたDDM−IFOG構成と、そのDDM−IFOG構成で動作する方法について述べる。その結果、本発明に示されたDDM―IFOG構成及び方法に属するに幾つか又は全ての数値に対する少しかつ/又は大きい変更は本発明の変更を意味しない。
発明されたDDM−IFOGの使用領域
1−)本発明で示されたソフトウェア_1及びソフトウェア_2と関連した方法と共にDDM−IFOG構成の最も重要な使用分野の1つは、本明細書で述べる適切なスイッチ機構の使用と共に較正中に、関連するIFOGセンシングコイルのピッチヨー軸を、三次元角速度シミュレータのピッチヨー軸及び地球回転軸(ヨー)と一致させることによって行われる正確なIFOG較正である。特に、DDM−IFOGのスケールファクタ(SFopen又はSFclosed)を決定する際に、その感知面ベクトルAGC100が、ΩEarth712と平行に一致され(第2の測定の流れ図の第2の部分と同じように)、ヨー回転を連続的に検出するDDM−IFOGの瞬間ゼロ回転電圧を示す電気スケールファクタA1,jの変動を含む「ジャイロコイル」101の瞬間ドリフトが、AGC100をΩEarth712に垂直に向けることなく実時間で監視され導出される。本発明では、DDM−IFOGの復調回路226の実瞬間ゼロ回転電圧を測定し決定するために、AGC100をΩEarth712に垂直に向けなおす必要がない。第2の測定手順の第2の部分の10〜19項に示された方法と本発明におけるIFOG構成は、DDM−IFOGのスケールファクタ(SF)の厳密で正確な決定に使用され、その理由は、任意の時間におけるゼロ回転速度電圧に対応する瞬間ドリフトが監視されており、「ジャイロコイル」101の向きを地球回転軸に対して垂直に繰り返し決めることなく監視され導出されるからである。
2−)本発明に述べたソフトウェア_1及びソフトウェア_2と関連付けられた方法と共にDDM−IFOG構成を使用する他の重要な分野は、真北(地理的北)を見つけることである。第2の測定手順の第2の部分の項20〜26に詳述された方法と本発明におけるDM−IFOG構成が、本発明で紹介したIFOGと方法によって真北を厳密かつ正確に見つける際に使用される。DDM−IFOGが北極上にあるとき、西から東への15.041°/hの最大回転を受けた「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103が、ゼロSPSを生成する。
センシングコイル101,103の両方がこの向きのとき、
Figure 2016535249

は、約−0.9000mV 900となる。赤道線上で、センシングコイル101,103の感知面ベクトルAGC100とAMC105は、本発明でヨーとピッチとして実施される「ジャイロコイル」101「モニタコイル」103の配置の特性と
Figure 2016535249

により、地軸に垂直である。最後に、南極上で、本発明におけるDDM−IFOGは、
Figure 2016535249

を生成する。
本発明に示された方法とDDM−IFOG構成により「モニタコイル」103を120ms間介在させることによって、「ジャイロコイル」101を含むDDM−IFOGの瞬間ゼロ回転速度電圧を動的追跡(実時間追跡)することにより、大きな利点が提供される。従来のIFOGを搬送する移動プラットフォームが、北から南又はその逆に移動している限り、従来のIFOGのドリフトが、15.041°/hを超える場合、従来のIFOGは、移動プラットフォームが移動する緯度に依存する地球角速度の投射の電圧変化を検出することができない。しかしながら、IFOGの出力が、長期にわたって15.041°/hとしてドリフトする場合でも、本発明で開発されたDDM−IFOGと方法によって瞬間ゼロ回転電圧を決定できるので、地球の極上の
Figure 2016535249

として示される電圧差を瞬時に得ることができる。この点は、本発明の不可欠で最も重要な成果の1つである。この項の範囲では、本発明が役立つ他の分野は、航空機機首方位決めプロセスである。
さらに、本発明の使用分野の項1及び2は、標準電気通信光ファイバが巻き付けられた「ジャイロコイル」101と「モニタコイル」103によって達成される。これにより、DDM−IFOGのコストがかなり削減される。さらに、アランバリアンス法によって
Figure 2016535249

により計算された3.72°/hのドリフトから
Figure 2016535249

により計算された〜1.20(°/h)のドリフトの減少は、μ金属保護なしに達成され、コストとDDM−IFOGの重量を更に削減する。
3−)本発明で述べた方法とDDM−IFOG構成は、前述の手順で述べた数(°/h)のドリフトを有するIFOGだけでなく、前述の手順が正確に適用された場合には、数(°/h)より小さいか大きいドリフトを有するIFOGにも有効である。
4−)15.041(°/h)の地球回転速度と同等の低い角速度を検出できない検出レベルを有するIFOGの場合、本発明で紹介した方法とDDM−IFOG構成は、DDM−IFOGのロール回転が適切に特徴付けられた場合には、DDM−IFOGの感知面ベクトルAGC100と地球回転軸(ΩEarth712)の両方のヨー軸の一致なしに使用されうる。さらに、DDM−IFOGを有するプラットフォームが移動している緯度に対して、「ジャイロコイル」101の必要な傾斜がされている場合は、比較的低角速度の発生器を有する軍艦、潜水艦及び他のタイプの移動プラットフォームは、これらの回転マトリックスから得られた新しいフレームの投射角速度を検討することによって他の使用分野を構成する。
5−)図2に示されたDDM−IFOGと、本発明に示された適切なスイッチングシグナリゼーションとを使用することによって、直角座標地軸として互いに垂直軸上に固定されたセンシングコイルは、用途のタイプにより、実行者/開発者/ソフトウェア人員によって順次、定期的及び/又は自由に切り替えられうる。センシングコイルのスイッチング手順により、SLEDの光学出力と最終的にSLEDの駆動電流と冷却電流は、本発明に示されたDDM−IFOGを制御する関連ソフトウェアの支援によって非使用センシングコイルを評価することによって低減されうる。
101 ジャイロコイル
103 モニタコイル
205 1x2溶融型ファイバカプラ_1
206 MEMS FOオン/オフスイッチ_1
207 1x2溶融型ファイバカプラ_2
208 MEMS FOオン/オフスイッチ_2
219 マイクロコントローラカード
222 45dB FO偏向器
224 光強度安定化回路
225 信号発生器
226 復調回路
228 SLED

Claims (14)

  1. 最小構成を有する開ループIFOGを備えたDDM−IFOGシステムの装置であって、
    「ジャイロコイル」と呼ばれる第1のシングルモード光ファイバセンシングコイルと、
    「モニタコイル」と呼ばれ、前記「ジャイロコイル」に垂直に固定された第2のシングルモードセンシングコイルと、
    スーパールミネセント発光ダイオード(SLED)と、
    光学出力を光電流に変換するために使用されるフォトダイオードと、
    適用された回転速度に比例したアナログ電圧を生成する復調回路と、
    45dB FO偏光子と、
    共振振動数ωと変調電圧振幅
    Figure 2016535249

    とを生成する信号発生器と、
    光強度安定化回路と、
    圧電変換器(PZT)と、
    第1の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_1であって、前記SLEDにより生成された光強度を等しく分割し結合し、前記SLEDと前記フォトダイオードを前記45dB FO偏光子と前記光強度安定化回路に結合し、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」から来て干渉する前記光波を前記フォトダイオードに送るために使用される、第1の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_1と、
    第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2であって、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」内に放射されて戻る前記干渉光波のクロスバーパスの数を等しくし、前記45 FO偏光子を過る前記光強度を等しく分割し、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」で作成された閉じた干渉型光路を構成し、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」から前記戻された光波を結合するために使用され、前記光波が反時計回り方向に伝播し、前記光波が前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」の中間位置に干渉縞と最大値の前記干渉縞コントラストを作成する、第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2と、
    アナログデジタル変換器(ADC)を有し、かつ埋め込みソフトウェアを有するマイクロコントローラカードと、
    第1の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_1であって、その光学端が前記「ジャイロコイル」に溶融スプライスされ、その別の光学端が第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2の出力アームに溶融スプライスされ、その前記の電気入力ピンが前記マイクロコントローラのP2.0ピンに接続され、「ジャイロコイル」を前記DDM−IFOGに接続するために使用され、「ジャイロコイル」を前記DDM−IFOGからしばらくの間切断するために使用される、第1の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_1と、
    第2の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_2であって、その光学出力が前記「モニタコイル」に溶融スプライスされ、その別の光学端が第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2に溶融スプライスされ、その電気入力ピンが前記マイクロコントローラのP2.1ピンに接続され、「モニタコイル」を前記DDM−IFOGに接続するために使用されかつDDM−IFOGから「モニタコイル」をしばらくの間切断するために使用される、第2の微小電気機械構造(MEMS)光ファイバ(FO)オン/オフスイッチ_2と、
    双方向挙動を有する第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1であって、その入力アームが溶融スプライスによって前記第2の2x2スプリッタ/カプラのアーム_3に取り付けられ、その出力アームのうちの1つが溶融スプライスによって前記「ジャイロコイル」に取り付けられ、その出力アームの別のアームが溶融スプライスによって前記「モニタコイル」に取り付けられた、第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1と、
    双方向挙動を有する第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2であって、その入力アームが溶融スプライスによって前記第2の2x2スプリッタ/カプラのアーム_4に取り付けられ、その出力アームのうちの1つが溶融スプライスによって前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチに取り付けられ、その出力アームの別のアームが溶融スプライスによって前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチに取り付けられた、第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2と、
    単一モード型光ファイバ接続を結合する1つ以上の溶融スプライスと、
    を含む装置。
  2. 前記第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1が請求項1の前記2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2のアーム_3から来る光波を等しく分割する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって等しく分割された前記光波が溶融スプライスによって前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」内に放射される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記「ジャイロコイル」と「モニタコイル」内に放射された前記光波が位相変調されない、請求項3に記載の装置。
  5. 前記第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2が前記2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2のアーム_4から来る光波を等しく分割する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2によって等しく分割された前記光波が溶融スプライスを介して前記MEMS FOオン/オフスイッチ1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ2に放射される、請求項2に記載の装置。
  7. 前記「ジャイロコイル」と「モニタコイル」内に放射された前記光波が、一般に、前記「ジャイロコイル」の長さ及び前記変調電圧振幅と適合する前記共振振動数を生成する前記信号発生器と、圧電変換器(PZT)とによって位相変調される、請求項6に記載の装置。
  8. 前記溶融スプライスによって前記第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2に取り付けられた前記第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2であって、その10巻のうちの1巻が前記PZT上に巻き付けられ、前記PZTが前記信号発生器によって周期的かつ電気的に駆動され、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」の共通光路を前記変調電圧振幅によって前記共振周波数で延伸させて、前記「ジャイロコイル」と「モニタコイル」内に前記共通位相変調光波を同期的に作成する、請求項7に記載の装置。
  9. 前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1とMEMS FOオン/オフスイッチ_2が、論理1を意味する5Vで透過し、前記マイクロコントローラカードの埋め込みソフトウェアによって制御される、請求項6に記載の装置。
  10. 前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1とMEMS FOオン/オフスイッチ_2が双方向形式で機能し、前記光波が、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」内で対向伝播式に移動し前記干渉縞を形成し、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2内で双方向伝播させられ、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を介して前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」から来て前記フォトダイオード上に当たる前記干渉光波が、前記光電流を刺激する、請求項9に記載の装置。
  11. DDM−IFOGの瞬間ゼロ回転電圧を監視し導出する方法であって、
    光波を第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2によって2つの部分に分割する段階と、
    前記第2の2x2シングルモードスプリッタ/カプラ_2で分割された前記光波のうちの1つを、位相変調なしに第1の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1内に放射する段階と、
    前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1内に放射された前記光波を更に分割する段階と、
    1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって分割された前記光波のうちの1つを前記ジャイロコイルに注入する段階と、
    1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_1によって分割された前記光波のうちの別の1つを前記モニタコイルに注入する段階と、
    ジャイロコイルから来る前記光波を第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1内に溶融スプライスを介して放射する段階と、
    モニタコイルから来る前記光波を第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2内に溶融スプライスを介して放射する段階と、
    前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1から来る前記光波を前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2内に放射する段階と、
    前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2から来る前記光波を前記1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2内に放射する段階と、
    前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2と前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1から来る前記光波を、第2の1x2シングルモード光ファイバスプリッタ/カプラ_2によって結合する段階と、
    前記第2のMEMS FOオン/オフスイッチ_2と前記第1のMEMS FOオン/オフスイッチ_1のタイミング及びシグナリゼーションプロセスをマイクロコントローラカードによって制御する段階と、
    復調回路から来るアナログ電圧をマイクロコントローラカードによってデジタル情報に変換する段階と、
    第1のソフトウェア_1と第2のソフトウェア_2を使用してDDM−IFOGの瞬間ゼロ回転速度電圧を監視し導出することによって前記デジタル情報を処理する段階と、を含む方法。
  12. 前記MEMS FO スイッチ_1と前記オン/オフMEMS FOオン/オフスイッチ_2を制御する第1のソフトウェア_1が、図3のシグナリゼーションを生成し、前記マイクロコントローラカードの前記アナログデジタル変換器が、前記シグナリゼーション中に前記復調回路の出力をサンプリングすることを可能にし、前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」が、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を介して前記DDM−IFOGに取り付けられたときに、地球回転軸に垂直に配置された「ジャイロコイル」を含むDDM−IFOGの前記復調回路の両方の回転電圧と、前記地球回転の軸と前記「ジャイロコイル」の軸の両方に垂直に配置された前記「モニタコイル」を含む前記DDM−IFOGのゼロ回転電圧との間の平均γ相関係数を計算するために図7のフローチャートとなる、請求項11に記載の方法。
  13. 初期値として前記第2のソフトウェア_2、前記平均γ相関係数、及びゼロ(0)の平均オフセット電圧が入力され、この初期値が、前記MEMS FO オン/オフスイッチ_1と前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を制御し、図6の前記シグナリゼーションを生成し、前記マイクロコントローラカードの前記アナログデジタルコンバータが、前記シグナリゼーション中に前記復調回路の出力をサンプリングすることを可能にし、地球回転軸に垂直に向けられた前記「ジャイロコイル」が、前記MEMS FOオン/オフスイッチ_1を介して前記DDM−IFOGに取り付けられたときに前記復調回路から得られた第1の出力電圧と、地球回転軸と前記「ジャイロコイル」の両方に垂直に向けられた前記「モニタコイル」が前記MEMS FOオン/オフスイッチ_2を介して前記DDM−IFOGに取り付けられたときに前記復調回路から得られた第2の出力電圧との減算処理から計算された前記平均オフセット電圧を得るために図8のフローチャートと適合する、請求項11に記載の方法。
  14. 前記ソフトウェア_2が動作し、前記平均オフセット電圧が新しい値として入力され、実行者及び/又はオペレータによって再始動され、前記「ジャイロコイル」が前記DDM−IFOGに取り付けられたときに前記復調回路の第1の出力電圧をサンプリングし、前記「モニタコイル」が前記DDM−IFOGに取り付けられたときの前記平均γ相関関係と前記平均オフセット電圧を使用することによって、前記マイクロコントローラの前記アナログデジタルコンバータ(ADC)によってサンプリングされた、前記復調回路の第2の出力電圧からの前記瞬間ゼロ回転電圧を計算し、最終的に、図9a及び/又は図9bに示された前記「ジャイロコイル」と前記「モニタコイル」の向きと回転速度投射及び外部適用に関する式(28)の補正瞬間電圧差を動的に監視し導出する、請求項13に記載の方法。
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