JP2016532642A5 - - Google Patents

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例示的な溶解度向上剤としては、リノール酸、オレイン酸、リノレン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、レブリン酸、パルミチン酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸(すなわち、ステアリン酸)、N−ラウロイルサルコシン、L−ピログルタミン酸、ラウリン酸、コハク酸、ピルビン酸、グルタル酸、セバシン酸、シクロペンタンカルボン酸を含む酸;アシル化アミノ酸が挙げられるが、これらに限定されない。他の目的とする溶解度向上剤としては、限定されないが、脂肪族アルコール、例えば12〜22個の炭素原子をもつ飽和または不飽和高級アルコール(例えば、オレイルアルコールまたはラウリルアルコール);脂肪酸エステル、例えばミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、乳酸ラウリル、ラウリン酸プロピル、オレイン酸エチル及びパルミチン酸イソプロピル;アルコールアミン、例えばトリエタノールアミン、トリエタノールアミン塩酸塩、及びジイソプロパノールアミン;多価アルコールアルキルエーテル、例えばグリセロール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジグリセロール、ポリグリセロール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコールモノラウレート、ソルビタン、ソルビトール、イソソルビド、メチルグルコシド、オリゴ糖、及び還元オリゴ糖などの多価アルコールのアルキルエーテル(その際、多価アルコールアルキルエーテル中のアルキル基部分の炭素原子数は好ましくは6〜20である);ポリオキシエチレンアルキルエーテル、例えばアルキル基部分の炭素原子数が好ましくは6〜20であり、ポリオキシエチレン鎖中の反復単位(例えば、−O−CHCH−)の数が1〜9である、ポリオキシエチレンアルキルエーテル:例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、及びポリオキシエチレンオレイルエーテルであるが、これらに限定されない;グリセリド(すなわち、グリセロールの脂肪酸エステル)、例えば6〜18個の炭素原子をもつ脂肪酸のグリセロールエステル(その際、グリセリドはモノグリセリド(すなわち、1つの脂肪酸鎖にエステル結合により共有結合したグリセロール分子)、ジグリセリド(すなわち、2つの脂肪酸鎖にエステル結合により共有結合したグリセロール分子)、トリグリセリド(すなわち、3つの脂肪酸鎖にエステル結合により共有結合したグリセロール分子)、またはその組み合わせであってもよく、グリセリドを形成する脂肪酸成分には下記のものが含まれる:オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸(すなわち、ステアリン酸)及びオレイン酸);多価アルコールの中鎖脂肪酸エステル;乳酸アルキルエステル;二塩基酸アルキルエステル;アシル化アミノ酸;ピロリドン;ピロリドン誘導体、並びにその組み合わせ。更に他のタイプの溶解度向上剤には、乳酸、酒石酸、1,2,6−ヘキサントリオール、ベンジルアルコール、ラノリン、水酸化カリウム(KOH)、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、モノオレイン酸グリセロール(GMO)、モノラウリン酸ソルビタン(SML)、モノオレイン酸ソルビタン(SMO)、ラウレス−4(laureth−4)(LTH)、並びにその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。ある特定の実施形態では、溶解度吸収性向上剤は、レブリン酸、乳酸ラウリルまたはプロピレングリコールモノラウレートである。
実施例10
レブリン酸、オレイン酸またはDuro−Tak 387/87−2353を含むDuro−Tak 87−9301ポリマー中でのデクスメデトミジン経皮組成物製剤から得られるインビトロにおけるフラックス
デクスメデトミジン経皮製剤の別の一連の例は、3.3%レブリン酸、5%オレイン酸または15% Duro−Tak 387/87−2353と一緒に、3% w/wのデクスメデトミジン及び官能基化されていないアクリレートポリマーDuro−Tak 87−9301を有する経皮組成物を含む。製剤の組成を表16に示す。添加剤を含まない、官能基化されていないアクリレートポリマーDuro−Tak 87−9301中の3%デクスメデトミジン(製剤7)と比較した、これらの製剤(製剤38、39及び40)についてのインビトロにおけるフラックスプロファイルを図15に示す。3%デクスメデトミジン及び官能基化されていないアクリレートポリマーDuro−Tak 87−9301だけを含む組成物は過飽和されていた。可溶化剤及び透過促進剤としてレブリン酸及びオレイン酸を使用し、インビトロフラックスの開始時にフラックスが上昇したが、時間とともに低下した。1%デクスメデトミジン組成物と同様に、Duro−Tak 87−2353はフラックスを低下させた。
Figure 2016532642
本発明の態様
態様1
デクスメデトミジン組成物含む単層マトリクスとバッキング層とを有し、
前記デクスメデトミジン組成物が、
デクスメデトミジン;及び
感圧接着剤を含む、経皮送達デバイス。
態様2
前記単層マトリクスが、長期間にわたって対象に非鎮静量のデクスメデトミジンを送達 するように形成されている、態様1に記載の経皮送達デバイス。
態様3
前記単層マトリクスが、長期間にわたって対象に鎮静量のデクスメデトミジンを送達す るように形成されている、態様1に記載の経皮送達デバイス。
態様4
前記単層マトリクスが、デクスメデトミジンを対象に6時間以上送達するように形成さ れている、態様1に記載の経皮送達デバイス。
態様5
前記単層マトリクスが、デクスメデトミジンを対象に1日以上送達するように形成され ている、態様1に記載の経皮送達デバイス。
態様6
前記単層マトリクスが、デクスメデトミジンを対象に7日以上送達するように形成され ている、態様1に記載の経皮送達デバイス。
態様7
前記組成物中のデクスメデトミジンの量が20% w/w以下である、態様1に記載の 経皮送達デバイス。
態様8
前記組成物中のデクスメデトミジンの量が10% w/w以下である、態様1に記載の 経皮送達デバイス。
態様9
前記デクスメデトミジン組成物が、飽和量のデクスメデトミジンを含む、態様1に記載 の経皮送達デバイス。
態様10
前記デクスメデトミジン組成物が、過飽和量のデクスメデトミジンを含む、態様1に記 載の経皮送達デバイス。
態様11
前記単層マトリクスデクスメデトミジン組成物が、ポリビニルピロリドン、PVP K 90、レブリン酸、オレイン酸、PGML、乳酸ラウリル、またはそれらの混合物を含む 、態様1に記載の経皮送達デバイス。
態様12
前記単層マトリクスが、デクスメデトミジン及び前記感圧接着剤からなる、態様1に記 載の経皮送達デバイス。
態様13
鎮静していない対象の皮膚表面に、態様1〜12のいずれかに記載の経皮送達デバイス を適用することを含む方法。
態様14
態様1から12のいずれかに記載の、2以上の経皮送達デバイスを含む、キット。
したがって、上記は本発明の原理を説明するにすぎない。本明細書に明確に記載または提示されていないが本発明の原理を具体化した多様なアレンジメントを当業者が考案でき、それらが本発明の精神及び範囲に含まれることは、認識されるであろう。更に、本明細書に列記した全ての例及び条件付き言語は、主として本発明の原理及び本発明者らが技術の発展に貢献した概念を読者が理解するのを補助するためのものであり、そのような具体的に列記した例及び条件に限定されないと解釈すべきである。更に、本発明の原理、態様及び実施形態並びにその具体例を列記した本明細書中の記述は全て、本発明の構造均等物及び機能均等物を共に包含することが意図される。更に、そのような均等物は、現在既知の均等物、及び将来開発される均等物、すなわち開発されるいずれかの要素であって構造に関係なく同じ機能を果たすものを共に含むことが意図される。したがって、本発明の範囲は本明細書に提示され、記載された代表的実施形態に限定されないものとする。むしろ、本発明の範囲及び精神は特許請求の範囲によって具体化される。

Claims (22)

  1. デクスメデトミジン組成物含む単層マトリクスとバッキング層とからなり
    前記デクスメデトミジン組成物が、
    デクスメデトミジン;
    溶解度向上剤;及び
    ペンダントヒドロキシル官能基を有するアクリレート感圧接着剤を含む、経皮送達デバイス。
  2. 前記単層マトリクスが、長期間にわたって対象に非鎮静量のデクスメデトミジンを送達するように形成されている、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  3. 前記単層マトリクスが、長期間にわたって対象に鎮静量のデクスメデトミジンを送達するように形成されている、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  4. 前記単層マトリクスが、デクスメデトミジンを対象に6時間以上送達するように形成されている、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  5. 前記単層マトリクスが、デクスメデトミジンを対象に1日以上送達するように形成されている、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  6. 前記単層マトリクスが、デクスメデトミジンを対象に7日以上送達するように形成されている、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  7. 前記組成物中のデクスメデトミジンの量が20% w/w以下である、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  8. 前記組成物中のデクスメデトミジンの量が10% w/w以下である、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  9. 前記デクスメデトミジン組成物が、飽和量のデクスメデトミジンを含む、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  10. 前記デクスメデトミジン組成物が、過飽和量のデクスメデトミジンを含む、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  11. 前記単層マトリクスデクスメデトミジン組成物が、ポリビニルピロリドン、ポリビニル ピロリドンK90(PVP K90)、レブリン酸、オレイン酸、プロピレングリコール モノラウレート(PGML)、乳酸ラウリル、またはそれらの混合物を含む、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  12. 前記単層マトリクスが、デクスメデトミジン、溶解度向上剤及び前記感圧接着剤からなる、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  13. 鎮静していない対象のための経皮送達デバイスの製造のためのデクスメデトミジン組成物 の使用であって、該経皮送達デバイスは、請求項1〜12のいずれかに記載の経皮送達デ バイスを含む使用
  14. 前記溶解度向上剤が、乳酸ラウリル、プロピレングリコールモノラウレート、リノール酸 、オレイン酸、リノレン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、レブリン酸、パルミチン 酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、ステアリン 酸、N−ラウロイルサルコシン、L−ピログルタミン酸、ラウリン酸、コハク酸、ピルビ ン酸、グルタル酸、セバシン酸、及びシクロペンタンカルボン酸からなる群から選択され る化合物である、請求項1に記載の経皮送達デバイス。
  15. 該化合物が乳酸ラウリルある、請求項14に記載の経皮送達デバイス。
  16. 該化合物がレブリン酸である、請求項14に記載の経皮送達デバイス。
  17. アクリレートコポリマーが、アクリレート−酢酸ビニルコポリマーである、請求項1に記 載の経皮送達デバイス。
  18. アクリレートコポリマーが、架橋剤を欠いているアクリレート−酢酸ビニルコポリマーで ある、請求項17に記載の経皮送達デバイス。
  19. デクスメデトミジン組成物が、親水性ポリマーを含む、請求項1に記載の経皮送達デバイ
  20. 親水性ポリマーがポリビニルピロリドンである、請求項19に記載の経皮送達デバイス
  21. 親水性ポリマーが架橋ポリビニルピロリドンである、請求項20に記載の経皮送達デバイ
  22. 経皮送達デバイスが、
    デクスメデトミジン組成物と、バッキング層とからなり、
    前記デクスメデトミジン組成物が、
    デクスメデトミジン;
    溶解度向上剤;
    親水性ポリマー及び
    ペンダントヒドロキシル官能基を有するアクリレートコポリマー感圧接着剤からなる、 請求項19〜21のいずれかに記載の経皮送達デバイス
JP2016520590A 2013-10-07 2014-10-03 デクスメデトミジン経皮送達デバイス及びその使用法 Active JP6208859B6 (ja)

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