本開示による技法は、たとえば、ILAアーキテクチャに基づいて、屋内ロケーション用のセキュリティおよび/またはプライバシーをサポートするために使用される場合がある。たとえば、モバイルデバイスに関する情報(たとえば、モバイルデバイス用のアドレスまたは識別番号)は、モバイルデバイスまたは別のエンティティにより、複数のインターフェースを介してロケーションサーバに提供することができ、インターフェースのうちの少なくとも1つを介して受信された情報は信頼できる。ロケーションサーバは、複数のインターフェースを介して受信された情報を比較し、情報が同じモバイルデバイスについての情報か、または場合によっては異なるモバイルデバイスについての情報かを判定することができる。情報が同じモバイルデバイスについての情報である場合、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバが、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス上のアプリケーションもしくはモバイルデバイスのユーザ)、外部クライアント、または、モバイルデバイスが位置する会場もしくは建物のオーナもしくは事業者にロケーションサービスを提供するように、情報は、ロケーションサーバにより、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバに提供される場合がある。たとえば、会場割当てID(VID)は、OTAインターフェース上のモバイルデバイスに、サーバによって提供される場合がある。VIDは、セキュアな接続を介してモバイルデバイスに提供される場合があり、したがって、VIDは他のモバイルデバイスに知られず、容易に偽装されない場合がある。次いで、VIDは、モバイルデバイスにより、1つまたは複数の他のOTAインターフェースを介して、ロケーションサーバに提供される場合がある。VIDは、同じモバイルデバイスがロケーションサーバにVIDを提供していたことを検証するはずである。MACアドレスはVIDとして使用される場合があり、VIDは、会場と関連付けられたサーバがモバイルデバイスのMACアドレスを割り当てているはずであり、他のモバイルデバイスによるMACアドレスの検出が、モバイルデバイスによって送信されたとき、必ずしもモバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイスのユーザ)を識別するとは限らないはずなので、(セキュリティに加えて)何らかのレベルのモバイルデバイスのプライバシーを提供することができる。ILAアーキテクチャは、セキュリティ、プライバシー、およびサービス制御をサポートするために、サービスおよびセキュリティマネージャを追加することによって拡張される場合もある。
モバイルデバイス(MD)は、携帯電話、スマートフォン、PDA、ラップトップ、タブレット、または、モバイルであり、ワイヤレス関連の通信を送受信することができる他の何らかのデバイスであり得るし、移動局、デバイス、端末、ワイヤレス端末、モバイル端末、ユーザ機器(UE)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)、または他の何らかの名前で呼ばれる場合がある。モバイルデバイスのユーザ、モバイルデバイス上のアプリケーション、またはネットワークもしくは会場内のアプリケーションにロケーションを提供するために、モバイルデバイスまたはネットワーク(たとえば、ネットワーク内のロケーションサーバ)により、モバイルデバイスのロケーションを取得することは有用であり得る。このロケーションの提供により、モバイルデバイスのユーザ、外部クライアント、またはネットワークもしくは会場へのロケーション関連サービスの提供が可能になる場合がある。そのようなロケーション関連サービスの例には、モバイルデバイスのユーザへの方向の提供、モバイルデバイスのユーザへのモバイルデバイスの現在のロケーションに適用可能な地図(たとえば、間取り図、会場レイアウト)の提供、モバイルデバイスのユーザへのネットワークまたは会場のオーナによる支援の提供(たとえば、ショッピングモール内の近くの店におけるセールスの詳細または空港におけるゲート閉鎖時間)、および会場オーナによるユーザ関連情報の収集(たとえば、会場の様々な地区への訪問者の数)が含まれ得る。
図1を参照すると、通信システム10は、モバイルデバイス(MD)12と、アクセス/ロケーションネットワーク(ALN)14と、ロケーションサーバ(LS)16と、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバ(LBS AS)18と、地図データベース20と、アクセス/ロケーションネットワーク(ALN)データベース22と、場合によってはサービスおよびセキュリティマネージャ(SSM)24とを含む。MD12およびALN14は、建物、会場、キャンパス、または、かなりの量の屋内エリアを有する他の何らかの構造もしくはエリアであり得る屋内エリア26の中に配置される。サーバ16、18およびデータベース20、22は、屋内エリア26の一部または全部を占める会場(たとえば、ショッピングモール、カレッジキャンパス、病院、空港、または博物館)に属する場合があるか、または会場のために動作することができ、屋内エリア26の外部に配置されて示されるが、サーバ16、18および/またはデータベース20、22のいずれか、すべて、または任意の組合せは、屋内エリア26の中に配置される可能性がある。システム10は、MD12、ALN14、サーバ16、18、およびデータベース20、22の各々がシステム10の他の構成要素のうちの少なくとも1つと通信するように構成された、通信システムである。さらに、ALN14とMD12との間の通信は、通常、ワイヤレス手段を使用する場合がある-たとえば、IEEE 802.11xのWiFiシグナリング、Bluetooth(登録商標)シグナリング、または、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)および第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)などの標準化団体によってセルラーネットワーク用に定義されたワイヤレスシグナリングを利用する場合がある。たとえば、ALN14とMD12との間のセルラー通信は、3GPPによって定義されたモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、3GPPによって定義された広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、3GPPによって定義されたロングタームエボリューション(LTE)、または3GPP2によって定義された符号分割多元接続2000(cdma2000)に従う場合がある。MD12は、屋内エリア26内の様々なロケーションに移動するかまたは移動させられることができ、2つ以上のフロアが存在するときの屋内エリア26の異なるフロアへの移動を含む。ユーザ機器(UE)、アクセス端末(AT)、移動局(MS)、加入者ユニットなどと呼ばれる場合もあるMD12は、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯情報端末などの様々なデバイスのいずれかであり得る。ただ1つのMD12が図1に示され、下記の説明を簡略化するために、このMD12のみが説明されるが、2つ以上のMD12がシステム10において使用される場合がある。ALN14は、WiFiもしくはBluetooth(登録商標)のワイヤレス通信をサポートすることができるアクセスポイント(AP)、および/または、WCDMA(登録商標)、LTE、もしくはcdma2000に従ってワイヤレス通信をサポートすることができるフェムトセルを含むローカルネットワークであり得る。SSM24は、図1〜図16の説明の後、下記でより十分に説明される。
通信システム10は、ILAによって定義された屋内ロケーションシステムに全体的または部分的に対応する場合がある。アクセス/ロケーションネットワーク(ALN)14は、MD12にワイヤレス通信アクセスを提供することができ、MD12と、ロケーションサーバ(LS)16およびロケーションベースサービスアプリケーションサーバ(LBS AS)18などの、通信システム10内の他のエンティティとの間の通信を可能にすることができる。ALN14はまた、MD12と、インターネットおよび屋内エリア26から遠く離れた1つまたは複数のロケーションサーバなどの、図1に示されていないエンティティとの間の通信を可能にすることができる。LS16は、MD12の現在のロケーションを特定する能力をサポートするか、またはMD12がその現在のロケーションを特定することを可能にすることができ、MD12にロケーション支援データ(AD)を送り、MD12および/またはALN14によって提供されたロケーション関連測定値を使用してMD12のロケーションを取得し、MD12についての取得されたロケーションをMD12またはLBS AS18などの別のクライアントエンティティに送る能力を含む場合もある。
特定の実装形態では、MD12は、MD12の位置フィックスまたは推定ロケーションを計算することが可能な回路および処理リソースを有する場合がある。たとえば、MD12は、GPS、Glonass、またはGalileoなどの全地球航法衛星システム(GNSS)コンスタレーション用の4つ以上のGNSS衛星に対する擬似距離測定値に少なくとも部分的に基づいて、位置フィックスを計算することができる。特定の実装形態では、MD12は、GNSS衛星によって送信された信号の取得および測定に役立ち、かつ/またはMD12がそのような測定値からロケーション推定値を計算することを支援する、測位支援データ(たとえば、アルマナック、エフェメリスデータ、ドップラー探索ウィンドウ)をLS16から受信することができる。
他の実装形態では、MD12は、たとえば、アドバンストフォワードリンク三辺測量(AFLT)または観測到達時間差(OTDOA)などのいくつかの技法のうちの任意の1つを使用して、既知のロケーションに固定された地上波送信機(たとえば、ALN14に属するAPおよび/または基地局)から受信された信号を処理することによって、ロケーションフィックスを取得することができる。これらの特定の技法では、送信機によって送信され、MD12によって受信されたパイロットまたは他の測位関連信号に少なくとも部分的に基づいて、既知のロケーションに固定されたそのような地上波送信機のうちの3つ以上に対して、擬似距離またはタイミング差がMD12によって測定される場合がある。本明細書で、LS16は、たとえば、測定されるべき信号に関する情報(たとえば、信号タイミング、信号内容、および/または信号スケジューリング)、ならびに地上波送信機のロケーションおよび識別番号を含む測位支援データをMD12に提供して、AFLTおよびOTDOAなどの測位技法を容易にすることが可能であり得る。たとえば、LS16は、ALN14内のセルラー基地局および/またはAPのロケーションおよび識別番号を示す基地局アルマナック(BSA)を、MD12に送られるADに含めることができ、送信電力、アンテナ利得、および信号タイミングなどの、基地局およびAPが送信した信号に関係する情報を提供することができる。
屋内環境またはビルの谷間などの特定の環境では、MD12は、十分な数のGNSS衛星から信号を取得して測位を実行することが可能ではない場合があり、AFLTまたはOTDOAを実行して位置フィックスを計算するために十分な数の基地局トランシーバから信号を受信しない場合がある。これらの状況では、MD12は、ローカル送信機(たとえば、既知のロケーションに位置するWiFi APおよび/またはフェムトセル)から取得された信号に少なくとも部分的に基づいて、位置フィックスを計算することが可能であり得る。たとえば、MD12は、既知の場所に位置する3つ以上の屋内地上波ワイヤレスアクセスポイントまでの距離を測定することによって、位置フィックスを取得することができる。そのような距離は、たとえば、WiFi APから受信された信号から媒体アクセス制御(MAC)IDアドレスを取得すること、および、たとえば、受信信号強度指示(RSSI)またはラウンドトリップ信号伝搬時間(RTT)などの、そのようなアクセスポイントから受信された信号の1つまたは複数の特性値を測定することによってアクセスポイントまでの距離測定値を取得することによって、測定することができる。代替の実装形態では、MD12は、屋内エリア内の特定のロケーションでの予測されるRSSI値および/またはRTT値を示す電波地図に、取得された信号の特性値を適用することによって、屋内位置フィックスを取得することができる。特定の実装形態では、電波地図は、ローカル送信機の識別番号(たとえば、ローカル送信機から取得された信号から識別可能なMACアドレス)、識別されたローカル送信機によって送信された信号からの予測RSSI、識別された送信機からの予測RTT、および、場合によってはこれらの予測RSSI値または予測RTT値からの標準偏差を関連付けることができる。代替の実装形態では、到来角または離脱角は、モバイルデバイスのロケーションを推定するために、距離の測定値または電波地図内の署名認識の代わりに、またはそれらと組み合わせて使用される場合がある。しかしながら、これらは、屋内エリア26およびシステム10に適用可能な測位方法の例にすぎず、その特許請求される主題はこの点について限定されない。
特定の実装形態では、MD12は、LS16から屋内測位動作用の測位支援データを受信することができる。たとえば、そのような測位支援データは、たとえば、測定されたRSSIおよび/または測定されたRTTに少なくとも部分的に基づいて、これらの送信機への距離を測定することを可能にするために、既知のロケーションに位置するALN14内の送信機のロケーションおよび識別番号(たとえば、MACアドレス)を含む場合がある。屋内測位動作を支援する他の測位支援データには、ほんの数例を挙げると、許可されたロケーション、公共のロケーション、および(壁および建物の基盤に関連する)ありそうにないロケーションを示す、電波地図、磁気地図、経路可能グラフ、建物のレイアウト、および間取り図が含まれ得る。MD12によって受信される他の測位支援データには、たとえば、表示用、またはナビゲーションに役立つ屋内エリアのローカル地図が含まれ得る。そのような地図は、MD12が特定の屋内エリアに入るとき、MD12に提供される場合がある。そのような地図は、ドア、廊下、入り口、壁などの屋内機構、浴室、非常口、公衆電話、部屋の名称、店舗などの関心箇所を示すことができる。そのような地図を取得し表示することによって、MD12は、MD12の現在のロケーションを表示された地図に重ねて、さらなるコンテキストをMD12のユーザに提供することができる。
一実施形態によれば、MD12は、たとえば、特定のタイプの屋内支援データを要求することによって、LS16からの屋内ナビゲーション支援データにアクセスすることができる。特定の実装形態では、LS16は、ほんの数例を挙げると、たとえば、建物のフロア、病院の翼部、空港にあるターミナル、大学キャンパスの部分、大きいショッピングモールのエリアを含む、多くの異なる屋内エリアをカバーするために、屋内ナビゲーション支援データを提供することが可能であり得る。また、MD12にあるメモリリソースおよびデータ送信リソースは、非現実的または実現不可能な、LS16によってサービスされるすべてのエリアについての屋内ナビゲーション支援データの受信を行うことができる。次いで、MD12からの屋内ナビゲーション支援データに対する要求は、MD12のロケーションの概略または通例の推定値を示すことができる。次いで、MD12は、MD12のロケーションの概略または通例の推定値を含む、かつ/またはそれに近接するエリアをカバーする屋内ナビゲーション支援データを提供される場合があり、それらは、価値のあるナビゲーション支援データおよび他の測位支援データをMD12に依然提供しながら、MD12のメモリ要件およびデータ送信リソースの使用を低減することができる。
特定の実装形態では、ALN14は、たとえば、ローカル送信機または基地局送信機などの、信号を送信または受信して測位動作に役立つように位置し構成されたデバイスを備える場合がある。MD12および他のモバイルデバイスのための測位動作に役立つためにALN14によって送信および受信される信号は、主に、通常の通信動作の一部として、オーディオ、ビデオ、データ、および制御情報の通信をサポートするように設計され得るが、信号強度、信号到来角、信号タイミング、または他の信号特性値などの測定可能な属性を有することによって、測位をサポートするさらなる利益を提供することができる。
いくつかの実装形態では、MD12およびLS16は、オープンモバイルアライアンス(OMA)によって定義されたセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションソリューションをサポートすることができる。この場合、LS16は、ホームSUPLロケーションプラットフォーム(H-SLP)または発見SUPLロケーションプラットフォーム(D-SLP)を備える場合がある。LS16は、MD12のユーザのためのホームワイヤレスネットワーク事業者、またはMD12のユーザのための他の何らかの好適なロケーションプロバイダによってMD12に提供された場合、H-SLPであり得るし、ホームエリア(たとえば、ホームネットワークカバレージエリア)にいる間、またはホームエリアにいない場合他の何らかのロケーションサーバからロケーションサービスを取得することができない間、MD12がロケーションサービスを受けるように準備されたロケーションサーバを備える場合がある。LS16は、ホーム事業者またはMD12のユーザのための好適なロケーションプロバイダによって提供されない場合、D-SLPであり得るし、特定の建物、会場、都市、州、またはユーザにとってある外国などの、MD12用のホームエリアではないあるエリア内のロケーションサービスをサポートすることができ、このエリア内のロケーションサービスをサポートするために固有のデータ(たとえば、MD12に送信され得る固有の測位支援データ)を有する場合がある。D-SLPは、D-SLPによってサービスされるエリア内部で、H-SLPよりも良好なロケーションサービスをサポートすることができる(たとえば、より正確かつ高信頼のロケーションを可能にすることができる)。改善されたロケーションサービスを取得するために、会場内部などの、ある特定の環境内にいる間、MD12がD-SLPを発見することは利点であり得る。
SUPLは、搬送機構としてTCP/IPを使用する(たとえば、TCP/IPパケットがALN14を介してLS16とMD12との間で送信される)、SUPL対応端末(SET)とSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)との間の対話に基づくロケーションソリューションである。SUPLがサポートされると、OMAによって定義されたSUPLのユーザプレーンロケーションプロトコル(ULP)に従って定義されたSUPLメッセージは、SUPLロケーションセッションをセットアップし管理するために、かつ測位支援データ、ロケーションパラメータ(たとえば、ロケーション推定値および/またはロケーション推定値を計算する際に使用する測定値)、ならびにSUPL関連測位機能を転送するために、SETとSLPとの間で交換される場合がある。SUPLセッションは、SLPからSETに転送される測位支援データのうちの少なくとも一部、ならびにSETからSLPに転送されるロケーション測定値および/またはロケーション推定値情報のうちのいくつかまたはすべてを搬送することができる、1つまたは複数の測位プロトコルを利用することができる。ある特定のSUPLメッセージ(たとえば、SUPL POSメッセージ)は、SUPLセッション内の測位を起動しサポートする手段として、測位プロトコルに従って定義された1つまたは複数の組込みメッセージを搬送することができる。SUPLによってサポートされる測位プロトコルの例には、無線リソースロケーションサービス(LCS)プロトコル(RRLP)、無線リソース制御プロトコル(RRC)、LTE測位プロトコル(LPP)、IS-801プロトコル、およびLPP拡張(LPPe)プロトコルが含まれる。通常、LPPeは、LPPメッセージが組込みLPPeメッセージを含むことができるように、LPPを拡張することができる。RRLP、RRC、およびLPPは3GPPによって定義され、IS-801は3GPP2によって定義され、LPPeはOMAによって定義され、すべて公的に入手可能な文書内にある。
次に通信システム10内の他の要素を参照すると、アクセス/ロケーションネットワークデータベース(ALN DB)22は、地図データ、ロケーション関連情報(たとえば、ALN14用の基地局アルマナックデータおよび/もしくはA-GNSS用の支援データを含む測位支援データ)、関心箇所に関する情報、ならびに/または、ロケーションサービスによって使用され得る他のデータなどのデータを記憶する、コンピュータシステムまたはサーバであり得る。この情報は、MD12などのモバイルデバイスによって生成され、クラウドソーシングを使用してLS16に送られ、その後ALN DB22に中継された測定データを介して、サードパーティサービスから、および/または地図データベース(地図DB)20から導出される場合がある。地図DB20は、屋内エリア26のオーナによって提供され得る、地図、建物レイアウト、間取り図、および、屋内エリア26用の他の地理的情報を記憶するコンピュータシステムまたはサーバであり得る。LBS AS18は、アプリケーション、プログラム、サーバコンピュータ、またはロケーション情報を使用してロケーション関連サービスをMD12、MD12のユーザ、屋内エリア26のオーナ、および/またはALN14もしくはLS16の事業者に提供するサービスを備える場合がある。そのようなロケーション関連サービスの例には、MD12上のアプリケーション(App)への地図データもしくは方向の提供、屋内エリア26のオーナへの屋内エリア26内のすべてのMDのロケーションおよび移動に関する統計情報の提供、ならびに/または、近くの非常口、駐車場内の近くの駐車スペース、ショッピングモール内のユーザに近い品目に関するディスカウント、博物館内のユーザに近い展示物に関する情報などの、屋内エリア26内のMD12のロケーションに適用可能なデータのMD12のユーザへの提供が含まれ得る。LBS AS18は、地図DB20から取得された情報(たとえば、屋内エリア26についての間取り情報)、ならびに、LS16またはMD12から取得されたロケーション情報(たとえば、MD12の現在のロケーション)を使用して、そのようなロケーション関連サービスを提供することができる。
次に図2を参照すると、(本明細書ではシステム10とも呼ばれる)通信システム10の構成要素は、それぞれのインターフェース(I/F)を介して互いに通信するように構成される。詳細には、システム10の構成要素は、それぞれ、インターフェース(I/F)1、2、3、4、5、6、7、および8を介して通信するように構成される。さらに、MD12のモデム36と測位エンジン(PE)38はインターフェースAを介して通信するように構成され、MD12のPE38とアプリケーション(App)40はインターフェースBを介して通信するように構成され、両方のインターフェースAおよびBは、MD12の内部にあり得る(たとえば、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)であり得る)。システム10は、ILAのプライバシーおよびセキュリティ用のアーキテクチャの一例である。これらのネットワークインターフェースの各々を介する相互認証が各インターフェースの各端部にあるエンティティのペア間(たとえば、I/F5の場合LS16とLBS AS18との間)で実行されると、MD12の内部にあるI/FAおよびI/FB、ならびにネットワーク側のI/F1、5、6、7、8には信頼関係が存在することができる(すなわち、通信は信頼することができる)。信頼関係は、I/F2、3、4には存在しない可能性があるので、これらのインターフェースを介して受信されるデータおよび識別情報は、別個に検証されるべきである。
インターフェース1、5、6、7、および8は、論理インターフェースまたは物理インターフェースを備える場合がある。物理インターフェースn(ここで、nは1、5、6、7、および8の範囲内の数字である)の場合、I/Fnによって結合された2つのエンティティは、物理的に別々のエンティティを備える場合があり、ワイヤレスに、有線接続(たとえば、ケーブルもしくはLAN)により、または、ネットワークもしくはローカルエリアネットワーク(たとえば、ALN14)などの1つもしくは複数の中間エンティティを介して、結合される場合がある。論理インターフェースnの場合、I/Fnによって結合された2つのエンティティは、同じ物理エンティティ内の様々な部分(たとえば、様々なプログラムまたはプロセス)であり得る。例として、LS16およびLBS AS18は、I/F5が物理である場合物理的に別々のエンティティであり得るし、I/F5が論理である場合同じエンティティの部分であり得る。MD12へのインターフェース2、3、および4は、物理OTAインターフェースを備える場合がある。
MD12のロケーションおよびMD12に関係するロケーションサービスをサポートする際に、インターフェース1は、LS16がMD12を位置特定することを可能にするために、ALN14がMD12から送信された信号から作成されたアクセスネットワークの測定値(および/またはALN14によって送信された信号からMD12によって作成され、MD12によってALN14に提供された測定値)をLS16に提供することを可能にすることができる。さらに、I/F1を用いて、LS16は、MD12の(またはMD12に関係する)特定の測定値(たとえば、MD12の検出に関係する測定値もしくは情報、ならびに/または、MD12から受信された信号のタイミング、強度、および/もしくは到来方向)を作成(または取得)し、それらをLS16に提供するように、ALN14を構成することができる。インターフェース2を用いて、ALN14は、MD12によるロケーションサービスのサポートのために、ALN14がそれを用いて構成された可能性があり、または、LS16から取得した可能性がある測位支援データをMD12に転送することができる。ALN14からMD12へのI/F2を介する支援データの転送は、次から次へと発生する場合があり、かつ/または、ALN14内のAPもしくはフェムトセルから(限定はしないがMD12を含む)複数のデバイスに送信されるブロードキャストメッセージを使用することができる。転送された測位支援データは、MD12のロケーションを推定するために、その信号がMD12によって測定され得るALN14の内外の1つまたは複数の送信機(たとえば、アクセスポイント)の種類または特性値を提供することができる。I/F2を用いて、ALN14はまた、MD12から受信された信号の、ALN14によって作成された測定値をMD12に転送することができる。加えて、I/F2を用いて、MD12は、ALN14からMD12によって受信された信号のロケーション関連測定値をALN14に転送することができ、ALN14は、MD12から受信された信号の測定値を作成することができる。インターフェース2は、ALN14がWiFi APを含んでいるときIEEE 802.11のWiFiプロトコルにより、ALN14がLTEのeノードBまたはホームeノードBを含んでいるときLTEにより、またはWCDMA(登録商標)、cdma2000、およびBluetooth(登録商標)などの他の無線アクセス技術によって、サポートされる場合がある。インターフェース3を用いて、測位サービスを提供するためのシステムの主要機能の一部として、LS16は、ロケーション関連測位支援データをMD12に転送することができ、MD12は、測位測定値、ロケーション推定値、および/またはクラウドソーシングされた測定値をLS16に転送することができる。いくつかの実施形態では、SUPL ULPプロトコルに従って、I/F3上で様々な対話および転送が発生する場合がある。さらなる実施形態では、I/F3上で使用されるSUPL ULPは、SUPLバージョン2.0、2.1、および3.0においてOMAによって定義されたSUPLロケーションソリューションによって定義され可能にされたように、測位プロトコルとしてLPPおよび/またはLPP/LPPeを利用することができる。いくつかの実装形態では、I/F3上で使用されるシグナリングは、I/F1およびI/F2を使用してALN14を介して転送される場合がある。インターフェース4を用いて、LBS AS18は、ロケーション要求、地図データ、ならびに/または、ナビゲーションデータおよび方向探知データなどのロケーション関連コンテンツをMD12に送ることができる。加えて、I/F4上で、MD12は、(たとえば、LBS AS18からのロケーション要求に応答して)ロケーション応答および/またはロケーション報告をLBS AS18に送ることができ、同様または代わりに、地図データおよび/または他のロケーション関連コンテンツに対する要求をLBS AS18に送ることができる。いくつかの実装形態では、I/F4上で使用されるシグナリングは、I/F1およびI/F2を使用してALN14を介して(かつ図2に示されていないLBS AS18とALN14との間のインターフェースを使用して)転送される場合がある。
図2のシステム10内のインターフェース5を用いて、LBS AS18は、(たとえば、MD12に関する)ロケーション要求、ならびに/または、MD12の存在および/もしくはロケーションを報告することに関係する構成要求をLS16に送ることができる。さらに、I/F5上で、LS16は、(たとえば、LBS AS18からから前に受信されたロケーション要求および/または構成要求に応答して)ロケーション応答および/またはロケーション報告をLBS AS18に送ることができる。いくつかの実施形態では、I/F5上の対話をサポートするために、公的に入手可能な文書内でOMAによって定義されたモバイルロケーションプロトコル(MLP)が使用される場合がある。いくつかの実施形態では、MLPは、インターフェース4上の対話をサポートするために使用される場合もある。インターフェース6を用いて、ALN DB22は、地図データならびに/またはアクセスネットワーク関連データ(たとえば、ALN14内のAPおよび/もしくは基地局および/もしくはフェムトセルのロケーションおよび/もしくは伝送特性を含んでいる場合がある、アクセスネットワークのアルマナックデータおよびALN14用のBSAデータ)をLS16に転送することができる。さらに、I/F6上で、LS16は、ALN14内のアクセスポイントおよび/または基地局に関係する場合があり、かつ、ALN14からLS16によって、および/またはMD12などの1つもしくは複数のモバイルデバイスからクラウドソーシングを介して、少なくとも部分的に取得された可能性がある、ロケーション関連測定データ(たとえば、測定値が作成されたロケーションまたはロケーションの推定値とともに信号強度および/またはラウンドトリップ時間の測定値)をALN DB22に転送することができる。ALN DB22は、受信されたロケーション関連測定データを使用して、ALN14用のBSAデータなどの、ALN DB22が有することができるロケーション支援データを導出、更新、および/または検証することができる。同様に、インターフェース7を用いて、LBS AS18は、地図DB20から地図データ(たとえば、建物の間取り図、屋内エリア26内の関心箇所のロケーション)を要求し取得することができる。インターフェース8を用いて、ALN DB22は、地図DB20から地図データ(たとえば、建物の間取り図)を要求し取得することができる。インターフェース1〜8の各々はまた、たとえば、インターフェースn(ここで、nは1〜8の任意の数字)を介して通信して互いを識別し認証する2つのエンティティの能力を含む、セキュリティのためのサポートを提供することができる。
システム10では、LS16は、主にMD12の測位をサポートすることができ、一方LBS AS18は、主にMD12についての入力ロケーション情報(たとえば、現在のロケーション、現在の速度、現在の方位、ロケーション履歴)として使用するサービスをサポートすることができ、次いで、これに依存する追加サービス(たとえば、ナビゲーション支援、方向探知、特定のロケーションに関する関心情報など)を、MD12および/または屋内エリア26用の会場オーナもしくは他の何らかの外部クライアントなどの他のエンティティに提供することができる。LS16とLBS AS18の機能区分は、(たとえば、様々なベンダ、ネットワーク事業者、ロケーションプロバイダ、および/または会場オーナを含む場合がある)様々なプロバイダが、データ、リソース、機器、および、各々のそのようなプロバイダに固有に利用可能であり、他のプロバイダに利用可能ではない専門知識に少なくとも部分的に依存する場合があるロケーションサービスのための自分自身の専門サポートを提供することを可能にすることは好都合であり得る。そのような機能分割により、LBS AS18は、MD12についてのロケーション関連情報(たとえば、MD12のロケーションの推定値または近似値、そのような推定値または近似値における信頼性または不確実性の指示、MD12が屋内エリア26に入ったり出たりすることなどのMD12についてのある特定のロケーション関連イベントの指示)を供給するために、MD12および/またはLS16に依存する必要があり得る。MD12は、ナビゲーションおよび方向探知の支援などのロケーションに依存するサービスについて、LBS AS18に依存する(LS16に依存しない)場合がある。LS16(および場合によってはMD12)は、MD12についてのロケーション情報がいつどの状況下で取得され、LBS AS18に提供されるべきかを示す指示または構成詳細について、LBS AS18に依存する場合がある。MD12は、そのロケーションを取得する際の支援について(たとえば、ロケーション支援データの転送および/またはロケーション推定値の計算について)、LS16にさらに依存する場合がある。LS16は、MD12についてのロケーション関連測定値および/またはロケーション推定値について、ALN14に依存する場合があり、ALN14は、MD12についてのロケーション測定値および/またはロケーション推定値をいつどのように報告するかを示す指示または構成詳細について、LS16に依存する場合がある。
特定の実装形態では、屋内エリア26内のMD12の存在およびロケーションは、モバイルベース測位(MBP)手法および/またはネットワークベース測位(NBP)手法を使用して、検出、測定、または追跡される場合がある。MBP手法では、たとえば、MD12は、MD12の存在を検出するか、またはロケーションを推定する際に使用するロケーション関連測定値(たとえば、GNSS衛星および/またはALN14内のAPもしくはフェムトセルの測定値)を取得することができる。次いで、MD12は、これらの測定値からMD12についてのロケーション自体を特定することができるか、MD12についてのロケーションを特定するためにネットワークサーバ(たとえば、LS16)に測定値を転送することができる。NBP手法では、固定のネットワーク要素(たとえば、ALN14内のAPおよび/またはフェムトセル)にある受信機は、屋内エリア26内のMD12の存在を検出し、屋内エリア26内のMD12のロケーションを推定または追跡するために、MD12によって送信された信号を取得することができる。LS16は、MD12、ALN14、およびLS16の機能に応じて、NBPおよび/またはMBPを利用することができる。LS16および/もしくはALN14がNBPをサポートしない場合、またはMD12がそのロケーションの推定値をより正確に提供することができる場合、LBS AS18は、MD12のロケーションについてMD12に照会することもできる。また、MBP手法およびNBP手法を使用して取得された測定値は、測定誤差を低減し、MD12についての位置推定値の確度を改善するために、(たとえば、LS16において)併用することができる。
次に図2のシステム10内のMD12を参照すると、MD12は、個別のモデム36、測位エンジン(PE)38、およびアプリケーション(App)40を備える場合がある。モデム36は、MD12と、ALN14などのMD12に通信および/またはロケーションサービスを提供するネットワーク内の1つまたは複数の固定トランシーバとの間のワイヤレス(または有線)通信をサポートするために、使用される場合がある。モデム36は、GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)、LTE、cdma2000、WiFi、Bluetooth(登録商標)、および/または他のワイヤレス規格に従ってワイヤレス通信をサポートすることができ、MD12内のハードウェア内の別個の部片(たとえば、シリコンチップまたはチップセット)上でサポートされる場合がある。PE38は、MD12の測位をサポートすることができ、SUPLなどのロケーションソリューションならびにLPPおよびLPPeなどの測位プロトコルをサポートすることができる。PE38は、モデム36とは別のハードウェア上(たとえば、異なるシリコンチップ上)でサポートされる場合があるか、またはモデム36をサポートするために使用されるハードウェアを使用して(たとえば、同じシリコンチップもしくはチップセット上で)サポートされる場合がある。後者の場合、PE38は、モデム36の他の機能をサポートするために使用されるものとは別のファームウェアまたはソフトウェアを使用してサポートされる場合がある。App40は、MD12のユーザにロケーションベースサービスを提供することができ、LBS AS18からロケーションコンテンツ(たとえば、地図、方向)を受信することができる。本明細書において以前記載されたI/F1〜I/F8を参照すると、モデム36は、I/F2をサポートすることができ、ALN14から受信されるか、またはALN14に送られるメッセージおよび信号用の終点であり得る。PE38はI/F3をサポートすることができ、LS16に送られ、LS16から受信されるメッセージ(たとえば、SUPL ULPメッセージおよび測位プロトコルメッセージ)用の終点であり得る。App40はI/F4をサポートすることができ、LBS18に送られ、LBS18から受信されるメッセージ用の終点であり得る。モデム36とPE38は、MD12内の内部インターフェースAを使用して通信することができる。I/F Aは、(i)測位に関係する、モデム36によりALN14から受信されたメッセージおよび情報をPE38に転送し、(ii)ALN14から受信され、モデム36によって作成された信号の測定値をPE38に転送し、かつ/または、(iii)モデム36によりALN14に送られるべき、PE38によって生成されたメッセージおよび情報などの、測位サポートに関係する情報をPE38からモデム36において受信するために使用される場合がある。I/F Bは、MD12のユーザにロケーション関連サービスを提供する(たとえば、LBS18からApp40によって受信された地図上にMD12の現在のロケーションを示す)ためにApp40によって使用される場合があり、かつ/または(たとえば、LBS AS18によって要求された場合)LBS AS18に送られる場合がある、PE38からのロケーション情報(たとえば、MD12の現在のロケーション)を要求し取得するために、App40によって使用される場合がある。I/F Bは、App40からの情報-たとえば、LBS AS18からApp40によって受信されている場合があるLS16用のアドレスを取得するために、PE38によって使用される場合もある。
図1および図2に関連して上述されたシステム10を使用するとき、同じデバイス(たとえば、MD12)がI/F2、I/F3、およびI/F4の各々について使用されていること、ならびに、そのデバイスがこれらのインターフェースの各々を横断するように要求するデバイスであることは重要であり得る。詳細には、I/F2、I/F3、およびI/F4の各々は、各インターフェースの各端部においてエンティティのペアの相互認証をサポートすることができる。したがって、たとえば、I/F2は、MD12(またはモデム36)がそれを用いて通信しているALN14内のAPまたはフェムトセルのアドレスまたは識別番号(ID)をMD12(またはモデム36もしくはPE38)が特定することを可能にすることができ、同様に、MD12(またはモデム36)と通信しているALN14内のAPまたはフェムトセルがMD12用のアドレスまたは識別番号を特定することを可能にすることができる。アドレスまたは識別番号は、ALN14から、かつMD12(またはモデム36)から送信されたメッセージまたは信号内で搬送される場合があり、WiFiの場合MACアドレス、ALN14内のフェムトセルの場合セルグローバル識別番号、またはMD12の場合デバイスもしくはユーザの識別番号を含む場合がある。同様に、I/F3は、LS16がそのアドレスまたは識別番号をMD12に(またはPE38に)提供することを可能にすることができ、MD12(またはPE38)がMD12用のアドレスまたは識別番号をLS16に提供することを可能にすることができる。I/F3は、両端によって提供されたアドレスまたは識別番号が認証されることを可能にすることができ、提供されたアドレスまたは識別番号が有効であり、他の何らかのエンティティ、デバイス、またはユーザから偽装されていないことを各端部が確認できることを意味する。また同様に、I/F4は、MD12(またはApp40)とLBS AS18がそれらそれぞれのアドレスまたは識別番号を交換することを可能にすることができ、各端部が受信されたアドレスまたは識別番号を認証することを可能にすることができる。しかしながら、あるインターフェースを横断して交換されたMDに関する識別番号またはアドレスが、別のインターフェースを横断して交換された識別番号またはアドレスと同じではない(または同じMDに対応しない)とき、不一致が生じる場合がある。不一致は、無認可のロケーションサービスを取得するか、または無効かつ虚偽的なロケーション情報を他のエンティティに提供するために、異なるMD用の識別番号を偽装することによって、この異なるMDのユーザとしてなりすます、あるMDのユーザによる試みに関係する場合がある。不一致は、2つの異なるMDが同じ識別番号を使用する可能性がある、MDの識別における偶然の誤りに関係する場合もある。
図2に示された3つの別々のインターフェース2、3、および4とのWiFiアクセスを用いて、偽装がどのように発生し得るかの第1の例として、MD12内のApp40は、別のMD、ここでは図2に示されたMD50のユーザのロケーションを追跡するように、MD12のユーザによって設計またはプログラムされた可能性がある。次いで、MD12内のApp40は、MD12に割り当てられたMACアドレスの代わりに、MD50に割り当てられたWiFiのMACアドレスをLBS AS18に提供した可能性があり、LBS AS18がMD12のロケーションを追跡し、それをApp40に提供するように要求することができる。LBS18は、提供されたMACアドレスがMD12ではなくMD50に属することを知らない場合がある。たとえば、LBS AS18は、MACアドレスと同じではない場合があるApp40の識別番号を認証することができる場合がある。App40を認証すると、LBS AS18は、App40によって提供されたMACアドレスが信頼できると見なすことができ、MD12のロケーションに対する要求をLS16に送ることができ、App40から受信された(MD50用の)MACアドレスを提供することができる。LS16は、(たとえば、LBS AS18は信頼できると考えられるので)LBS18から受信された情報を信頼することができ、(MD50の)MACアドレスとともにALN14にロケーション要求を回すことができる。ALN14は、同様に、(たとえば、LS16は信頼できると考えられるので)LS16から受信された情報を信頼することができ、(たとえば、MD50が屋内エリア26内にいる場合)MD50から受信されたシグナリングから(MD50の)MACアドレスを検出することができる場合がある。ALN14はさらに、この検出されたMACアドレスがMACアドレスを送っているMD(この場合MD50)に属することを検証することができる場合があるか、またはMACアドレスがMACアドレスを送っているMDに属すると見なすだけの場合がある。ALN14は、MD50用の任意の他のアドレスまたは識別番号を受信し認証することができない場合があり、その結果、MACアドレスが実際にはMD12ではなくMD50に属することを知らない場合がある。その後、ALN14は、(たとえば、MD50から受信された信号を使用してRSSIまたはRTTを測定することによって)MD50についての1つまたは一連のロケーションを取得することができ、1つもしくは複数のロケーションまたは信号測定値のみをLS16に返信することができ、LS16は、信号測定値のみが提供された場合、1つまたは複数のロケーションを計算することができる。次いで、LS16は、1つまたは複数のロケーションをLBS AS18に転送することができ、LBS AS18は、今度は1つまたは複数のロケーションをMD12上のApp40に返信することができる。次いで、MD12のユーザは、MD50のユーザのロケーションを追跡することができることになる場合がある。この例では、I/F2およびI/F4の各々を横断して1つのアドレスまたは識別番号が認証されている場合があるが、MD12内のApp40は依然、ALN14、LS16、およびLBS18などのネットワークエンティティを認識せずに、MD50についての無認可のロケーションを取得することができる。
図2の3つの別々のインターフェース2、3、および4とのWiFiアクセスを用いて、偽装がどのように発生し得るかの第2の例として、MD12のユーザがロケーションクライアントに誤った虚偽的なロケーション情報を提供したいと望む場合がある-たとえば、図2のMD50などの別のMDのロケーションを取得したいと望むロケーションクライアントにMD12のロケーションを提供したいと望む場合がある。この場合、MD12のユーザは、MD50に割り当てられたMACアドレスに対応するように、MD12のMACアドレスを再構成することができる。MD50の以前の訪問からMD50が知られている可能性がある屋内エリア26にMD12が今入り、MD50のMACアドレスをALN14に送った場合、ALN14およびLS16はだまされて、MD12ではなくMD50が屋内エリア26に入ったと信じる可能性がある。たとえば、MD12上のモデム36、PE38、およびApp40は各々、それぞれ、インターフェース2、3、および4を介して、それぞれ、ALN14、LS16、およびLBS AS18に、MD50のMACアドレスを送ることができる。3つのインターフェースすべてで同じMACアドレスを受信すると、たとえば、屋内エリア26へのMD50の以前の訪問に続いて、MD50のMACアドレスが(たとえば、LS16および/またはLBS18によって)受信され記憶された場合、MD50が検出されたとALN14、LS16、およびLBS AS18が見なすことにつながる可能性がある。MD50のロケーションに対する要求をLS16に送り、MD12のユーザによって偽装されているMD50のMACアドレスを使用してMD50を識別する外部クライアントは、次に、MD50のロケーションの代わりにMD12のロケーションを受信する可能性があり、これにより、外部クライアントおよび/またはMD50のユーザに問題が引き起こされる可能性がある。この例では、MD50も屋内エリア26内にいる場合があり、MD50上のAppが、たとえば、LBS AS18によるMD50上のAppの認証を介して、屋内エリア26内のMD50の存在を確認することができるLBS AS18と、インターフェース4を介して対話できることが考えられる。この場合、ALN14およびLS16がMD50のMACアドレスを使用してMD50を識別することを続ける場合、この例における偽装は、まだ成功する可能性がある。たとえば、LBS AS18は、(MD50上のAppによってLBS AS18に提供される場合もある)MD50のMACアドレスを提供することによって、MD50が屋内エリア26内に存在することをLS16に確認することができる。同じMACアドレスがMD12によって偽装されているので、LS16およびALN14は依然、MD50ではなくMD12のロケーションを外部クライアントに提供する可能性がある。
上記の例は、システム10の構成要素を参照して提供されているが、システム10が下記で説明されるように構成されるとき、システム10に適用可能ではない。上記の例は、(たとえば、MD12のユーザがMD50のユーザの無認可のロケーションを取得することができる、第1の例において)ユーザのプライバシーがどのように危険にさらされる可能性があるか、および(たとえば、MD50のロケーションを要求した外部クライアントにMD12のロケーションが送られるようにMD12のユーザがすることができる、第2の例において)セキュリティがどのように危険にさらされる可能性があるかを示す。システム10においてセキュリティおよびプライバシーを保護する助けをするために、MACアドレスに加えて1つまたは複数のMDの識別番号がインターフェースの各々でサポートされる場合がある。たとえば、I/F4は、I/F4を介してLBS AS18にApp40によって送られ得る個々のAppIDまたはユーザIDを使用して、図2のApp40を識別することができ、I/F3は、国際移動電話加入者識別番号(IMSI)、PEID(たとえば、PE38のベンダもしくはプロバイダによってPE38に割り当てられたID)、またはPE38によりI/F3を介してLS16に送られ得るIPアドレスを使用して、LS16に対してMD12またはPE38を識別することができ、I/F2は、I/F2を介してALN14にMD12またはモデム36により(たとえば、モデム36によって送られるいくつかもしくはすべてのシグナリングメッセージ内で)送られ得るIPアドレスを使用して、ALN14に対してMD12を識別することができる。
システム10においてセキュリティおよびプライバシーをさらに保護するために、モバイルデバイスの検証は、共通MD識別番号(ID)を使用して、システム10によって実施される場合がある。共通MDIDは、I/F2、I/F4、および使用される場合I/F3上でMD12によって提供される場合がある。好適な実装形態では、前の例に示されたように、通常MDと関連付けられた共通MACアドレスの使用は偽装を可能にする場合があるので、共通MDIDは、WiFiアクセスの場合通常MDと関連付けられたMACアドレスではない。いくつかの実施形態では、共通MDIDは、通常MDと関連付けられていないMACアドレス、(たとえば、ALN14などの会場によって割り当てられ得る)IPアドレス、または他の何らかの会場割当てIDであり得る。共通MDIDは、(MACアドレス、共通MDIDではない場合のIPアドレス、PEID、AppID、またはユーザIDなどの)これらのインターフェース上で提供される場合もある他のMD識別番号を関連付けることができ、同じMDが、I/F2、I/F4、および使用される場合I/F3上で使用されていることを検証するために使用される場合がある。共通MDIDも秘密である(たとえば、開示されていないか、または公的に利用可能ではなく、他の団体によって検出され得る無線インターフェース上で頻繁に送られない)場合、共通MDIDは、(上記の第1および第2の例におけるように)偽装を受けにくい可能性がある。たとえば、共通MDIDは、会場(たとえば、屋内エリア26内の会場のオーナまたは事業者)によって所有される場合があり、会場によって特定のMD(たとえば、MD12)に一時的かつ固有に割り当てられる場合がある。会場はさらに、異なる共通MDIDを他のMDに割り当てることができる。この場合、特定のMD(たとえば、MD12)への特定の共通MDIDの関連付けは、他のエンティティによって知られる可能性はなく、別のエンティティ(たとえば、別のMD)が共通MDIDを偽装することを困難または不可能にする。
同じMD(たとえば、MD12)が各MDインターフェース(すなわち、I/F2、I/F4、および使用される場合I/F3)上で使用されていることの会場側(たとえば、ALN14、LS16、およびLBS AS18)による検証に使用するために、会場割当てID(VID)は、会場(たとえば、屋内エリア26を占める会場のオーナまたは事業者)によってMD(たとえば、MD12)に共通MDIDとして提供される場合がある。VIDは会場と関連付けられる場合があり、(たとえば、屋内エリア26内の)会場に位置するエンティティによって割り当てられる場合があるか、または物理的に会場に位置しないエンティティによって割り当てられる場合がある。VIDは、I/F2、I/F3、またはI/F4上でMD12に割り当てられ、転送される場合があり、その後、MD12の識別番号を認証するために、同じインターフェースを使用してMD12により会場(たとえば、ALN14、LS16、および/またはLBS AS18)に提供される場合がある。MD12に提供されたVIDは、VIDの提供がセキュアである(たとえば、暗号化される)ならば、別のMDまたは別のユーザには知られていないはずである。たとえば、VIDは、会場によって所有され、(たとえば、会場にあるALN14などのネットワークの通信範囲内などの、会場内または会場の近くで)会場と関連付けられている間、MDのみによって使用される一時的なMACアドレスであり得る。(MD12の通常のMACアドレスではなく)一時的に割り当てられたMACアドレスをMD12内のモデム36によってALN14に送られるメッセージおよび信号に含めることは、MD12の通常のMACアドレスのMD12のユーザへの関連付けのみを知ることができる他の団体(たとえば、他のMD)に対してMD12の存在を識別しないので、VIDとして一時的なMACアドレスを使用すると、ユーザのプライバシーをさらに保護することができる。たとえば、VIDは、LBS AS18によりI/F4を介してMD12上のApp40に提供される場合があり、かつ/または、LS16によりSUPLを使用してI/F3を介してPE38に提供される場合がある。別の例として、VIDは、ALN14によりI/F2を使用してモデム36に提供される場合がある。
次に図3を参照すると、MD12は、プロセッサ30と、(本明細書ではソフトウェア34と呼ばれるが)ソフトウェアおよび/またはファームウェア34を含むメモリ32と、モデム36と、測位エンジン(PE)38と、App40と、I/F2トランシーバ42と、I/F3トランシーバ44と、I/F4トランシーバ46とを含むコンピュータシステムを備える場合がある。MD12の様々な構成要素は、(たとえば、共通バスを使用してプロセッサ30、メモリ32、モデム36、PE38、およびApp40を相互接続する)図3に示された方式で、または、たとえばApp40がプロセッサ30内のソフトウェア34として動作している場合、他の方法で、結合される場合がある。プロセッサ30は、好ましくは、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、ARM(登録商標)、Intel(登録商標)社、またはAMD(登録商標)によって製作されるものなどの中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などである。プロセッサ30は、MD12内で分散され得る複数の別々の物理エンティティを備える可能性がある。メモリ32は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含む。メモリ32は、実行されたとき、(特許請求の範囲を含む説明は、機能のうちの1つまたは複数を実行するか、または実行するように構成されたプロセッサ30のみを参照する場合があるが)本明細書に記載された様々な機能をプロセッサ30に実行させるように構成されたプロセッサ可読命令を含んでいる、プロセッサ可読、プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであるソフトウェア34を記憶する、非一時的プロセッサ可読記憶媒体である。代替として、ソフトウェア34は、プロセッサ30によって直接実行可能ではない場合があるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、これらの機能をプロセッサ30に実行させるように構成される。
モデム36は、ALN14との間の信号を変調および復調するように構成され、I/F2トランシーバ42をサポートして、ALN14との間の信号を送受信する。さらに、モデム36は、I/F3トランシーバ44および/またはI/F4トランシーバ46のうちのいくつかまたはすべてをサポートすることができる。
PE38は、MD12の測位(すなわち、位置特定用に構成される)および位置情報をApp40に提供することをサポートする。PE38は、モバイルベース測位(MBP)を実行するように構成される場合があり、MBPにおいて、PE38は、MD12自体についてのロケーション推定値を決定することができ、かつ/または、MD12の位置を特定するために、PE38もしくはモデム36によって決定されたロケーション測定値をシステム10内のリモートデバイス(たとえば、LS16)に提供することができる。PE38は、I/F3を介するLS16との対話をサポートすることができ、SUPLロケーションソリューション、ならびに、LPP、LPPe、RRLP、RRC、および/またはIS-801などの測位プロトコルをサポートすることができる。PE38は、MD12についてのロケーション関連測定値および/またはロケーション推定値をLS16に送るために、LS16から支援データを受信することを可能にされる場合があり、PE38によるLS16の認証およびLS16によるMD12(またはPE38)の認証をサポートすることができる。PE38は、モデム36の一部であり得る(たとえば、モデム36上で動作するプロセスもしくはプログラムであり得る)か、または、プロセッサ30上で動作する、メモリ32に記憶されたソフトウェア34によってサポートされる場合がある。
App40は、ロケーション関連サービス(たとえば、LBS AS18によって提供される地図を使用する案内)を取得するために、MD12のユーザが対話することができる相手である。App40は、メモリ32内でソフトウェア34を実行するプロセッサ30、および/またはハードウェアによって実装することができる。App40は、代わりに、(たとえば、モデム36またはPE38の内部で動作する別個のプログラムまたはプロセスとして)PE38またはモデム36内でサポートされる場合がある。
トランシーバ42、44、46は、それぞれ、ALN14、LS16、およびLBS AS18に通信可能に結合され、それらとの間で信号を送受信するように構成される。I/F3トランシーバ44は、PE38とLS16との間で信号を伝達するように構成され、I/F4トランシーバ46は、App40とLBS AS18との間で信号を伝達するように構成される。トランシーバ44、46のいずれかまたは両方は、ALN14を介して、それぞれ、LS16またはLBS AS18に信号を送るように構成される場合がある。トランシーバ42、44、46は、Bluetooth(登録商標)短距離ワイヤレスプロトコル、IEEE 802.11x WiFi、GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)、LTE、cdma2000、および/または別の適切な無線アクセスプロトコルを使用して、オーバージエアでワイヤレスに通信するように構成される場合がある。トランシーバ42、44、46は、プロセッサ30およびソフトウェア34によって少なくとも部分的に実装される場合があり、1つまたは複数の構成要素は、トランシーバ42、44、46のうちの複数のトランシーバによって共有される場合がある。トランシーバ42、44、および46は、(図3には示されていない)送信および受信用の1つまたは複数の共通アンテナを使用することができる。したがって、トランシーバ42、44、46は、3つの物理的に別個のエンティティでなくてもよい。たとえば、トランシーバ42、44、46は、1つまたは複数の物理エンティティであり得る。加えて、MD12は、MD12の測位を支援するために、ALN14の一部ではない、GNSS信号、ならびに/または基地局、AP、およびフェムトセルからの信号を取得し測定するためのトランシーバ(図示せず)を含んでいる場合がある。
図1および図2をさらに参照して、次に図4を参照すると、LS16は、プロセッサ60と、(本明細書ではソフトウェア64と呼ばれるが)ソフトウェアおよび/またはファームウェア64を含むメモリ62と、I/F1トランシーバ66と、I/F3トランシーバ68と、I/F5トランシーバ70と、I/F6トランシーバ72とを含むコンピュータシステムを備える場合がある。プロセッサ60は、好ましくは、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、ARM(登録商標)、Intel(登録商標)社、またはAMD(登録商標)によって製作されるものなどの中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などである。プロセッサ60は、LS16内で分散され得る複数の別々の物理エンティティを備える可能性がある。メモリ62は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含む。メモリ62は、実行されたとき、(特許請求の範囲を含む説明は、機能のうちの1つまたは複数を実行するか、または実行するように構成されたプロセッサ60のみを参照する場合があるが)本明細書に記載された様々な機能をプロセッサ60に実行させるように構成されたプロセッサ可読命令を含んでいる、プロセッサ可読、プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであるソフトウェア64を記憶する、非一時的プロセッサ可読記憶媒体である。代替として、ソフトウェア64は、プロセッサ60によって直接実行可能ではない場合があるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、これらの機能をプロセッサ60に実行させるように構成される。
トランシーバ66、68、70、72は、それぞれ、ALN14、MD12、LBS AS18、およびALNデータベース22との間で信号を送受信するように構成される。I/F3トランシーバ68は、特に、MD12のPE38とLS16との間で信号を伝達するように構成される。トランシーバ66、68、70、72は、直接、またはルータ、ブリッジ、インターネット、および/もしくは他の中間エンティティを介するかのいずれかで、システム10内の他のエンティティ(たとえば、ALN14、LBS AS18、およびALN DB22)と、IPまたは他の転送プロトコルを使用する有線手段によって通信するように構成される場合がある。PE38とのI/F3トランシーバ68の通信は、ALN14を介するか、または他の何らかのワイヤレスネットワーク(たとえば、ワイヤレスLANもしくはワイヤレスワイドエリアネットワーク)を介する場合がある。トランシーバ66、68、70、72は、プロセッサ60およびソフトウェア64によって少なくとも部分的に実装される場合があり、1つまたは複数の構成要素は、トランシーバ66、68、70、72のうちの複数のトランシーバによって共有される場合がある。いくつかの実装形態では、トランシーバ66、68、70、72のうちの1つまたは複数は、プロセッサ60およびメモリ62とは別のプロセッサおよびメモリを使用して実装される場合があり、LS16とは物理的に別個のエンティティ-たとえば、通信ノードに部分的または全体的に実装される場合もある。
次に図5を参照すると、LS16は、第1の受信機モジュール(第1の受信手段)80と、第2の受信機モジュール(第2の受信手段)82と、第3の受信機モジュール(第3の受信手段)84と、比較モジュール(比較手段)86と、判定モジュール(判定手段)87と、ロケーションサービス情報モジュール(ロケーションサービス情報手段)88と、会場識別子モジュール(会場識別子手段)90とを含む場合がある。モジュール80、82、84、86、87、88、90は、互いに通信可能に結合され、プロセッサ60およびメモリ62に記憶されたソフトウェア64によって実施される機能モジュールであり得る。したがって、機能を実行するか、または実行するように構成されたモジュール80、82、84、86、87、88、90のうちのいずれかに対する言及は、(特許請求の範囲を含む説明は、機能のうちの1つまたは複数を実行するか、または実行するように構成されたプロセッサ60のみを参照するが)ソフトウェア64に従って機能を実行するか、もしくは実行するように構成されたプロセッサ60および/またはプロセッサ60のハードウェアの省略表現であり得る。代替として、ソフトウェア64は、プロセッサ60によって直接実行可能ではない場合があるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、これらの機能をプロセッサ60に実行させるように構成される。同様に、受信、比較、ロケーションサービス情報の提供、または会場識別子の割当てもしくは提供の機能を実行するプロセッサ60に対する言及は、それぞれ、その機能を実行する第1の受信機モジュール80、第2の受信機モジュール82、第3の受信機モジュール84、比較モジュール86、判定モジュール87、ロケーションサービス情報モジュール88、および/または会場識別子モジュール90に等価であり得る。会場識別子モジュール90はオプションモジュールなので、LS16は会場識別子モジュール90を含んでも、含まなくてもよい。
受信機モジュール80、82、84は、それぞれ、I/F5、I/F1、およびI/F3を介して情報を受信するように構成される。第1の受信機モジュール80は、LBS AS18から情報を受信するように構成され、好ましくは、I/F5トランシーバ70によって実装される。第2の受信機モジュール82は、ALN14から情報を受信するように構成され、好ましくは、I/F1トランシーバ66によって実装される。第3の受信機モジュール84は、MD12(詳細にはPE38)から情報を受信するように構成され、好ましくは、I/F3トランシーバ68によって実装される。
比較モジュール86は、第1の受信機モジュール80によって受信された情報と、第2の受信機モジュール82および/または第3の受信機モジュール84によって受信された情報の比較を行うように構成される。比較モジュール86は、第1の受信機モジュール80によって受信された識別情報と、第2の受信機モジュール82および/または第3の受信機モジュール84によって受信された識別情報が一致するかどうかを判定することができる。識別情報は、MD12と関連付けられる場合があり、たとえば、インターネットプロトコル(IP)アドレス、MACアドレス、会場ID(VID)、または顧客識別子などの別の形態の情報であり得る。識別情報は、MD12を直接識別しない場合があるが、MD12の識別番号を特定するために使用される場合がある。比較モジュール86は、モジュール80、82、および/または84のうちの2つ以上によって受信された識別情報が一致することを比較が示すかどうかの指示を、たとえば判定モジュール87に提供するようにさらに構成される場合がある。
判定モジュール87は、モジュール80から受信された第1の識別情報に対応する第1のモバイルデバイス、モジュール82から受信された第2の識別情報に対応する第2のモバイルデバイス、および/またはモジュール84から受信された第3の識別情報に対応する第3のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであるかどうかを、第1の識別情報、第2の識別情報、および/または第3の識別情報が互いに一致するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、判定することができる。たとえば、判定モジュール87は、第1の識別情報が第2の識別情報と一致すると判定することによって、第1のモバイルデバイスが第2のモバイルデバイスであると判定することができる。判定モジュール87はまた、識別情報がいつ送信および/または受信されたかなどの識別情報と関連する他の情報を分析して、第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスがまったく同一のモバイルデバイスであるかどうかを判定する助けをすることができる。判定モジュール87は、第1のモバイルデバイス、第2のモバイルデバイス、および/または第3のデバイスが同じモバイルデバイスである、すなわち、LS16によって受信された識別情報のソースが同じエンティティであることの指示を、ロケーションサービス情報モジュール88に送るように構成される場合がある。
ロケーションサービス情報モジュール88は、LS16によって受信された識別情報のソースが同じエンティティであることの判定モジュール87からの指示に応答するように構成される場合がある。モジュール88は、LBS AS18がエンティティに、たとえばMD12上のApp40にロケーションベースサービスを提供することができるように、識別されたモバイルデバイス(たとえば、MD12)に関するロケーション情報をLBS AS18に向けて送ることによって、応答するように構成される。
会場識別子モジュール90は、MD12に会場割当て識別子(VID)を割り当てるように構成される。VIDは、物理的に会場にはないエンティティによって割り当てられる場合でも、特定の会場、たとえば屋内エリア26(図1)内の会場と関連付けられるので、VIDは会場割当て識別子と呼ばれる。モジュール90は、様々な技法のうちのいくつか、または任意の数のそのような技法の組合せを使用して、VIDを生成することができる。たとえば、モジュール90は、乱数発生器、擬似乱数生成器、増分カウンタなどを使用して、VIDもしくはその一部分を生成することができ、かつ/または、VIDの利用可能なリストもしくはセットから、VIDもしくはその一部分を選択することができる。したがって、たとえば、モジュール90は、記憶されたセットからの一部分、およびカウンタによって決定された一部分を用いて、VIDを生成することができる。モジュール90は、MD12が好ましくは現在関連付けられている会場と関連して、MD12にVIDを割り当てる。モジュール90は、MDの会場との関連付けの持続時間の間、たとえば、MD12が会場、たとえば建物20および/または会場の中および/または会場の近くにいる持続時間の間、MD12にVIDを割り当てることができる。たとえば、モジュール90は、VIDと持続時間および/または地理的領域の両方をMD12に(またはMD12内のPE38に)提供することができる。提供された持続時間が満了したとき、および/またはMD12が提供された地理的領域を離れたとき、MD12(またはPE38)は、提供されたVIDの使用を止めることができる(たとえば、VIDを廃棄することができる)。代替として、MD12(またはPE38)は、ALN14からもはや信号を受信しなくなった後しばらくしてから、提供されたVIDの使用を止める(たとえば、VIDを廃棄する)ことができる。代替として、MD12は、(たとえば、セキュアなメモリに)提供されたVIDを保持し、屋内エリア26内の会場への次の訪問時にVIDを再使用することができ、次いで、モジュール90は、VIDの使用が次の訪問時にまだ可能であるかどうか、またはVIDがモジュール90によって割り当てられる新しいVIDと交換されるかどうかを、MD12に(またはPE38に)示すことができる。モジュール90は、I/F3トランシーバ68を使用してI/F3を介して、またはI/F1トランシーバ66を使用して(I/F1を介してALN14を介して)I/F2を介して、MD12にVIDを提供する。モジュール90は、たとえば、暗号化された信号としてVIDをセキュアにMD12に提供し、その結果、VIDはMD12以外のMDのユーザに知られない。したがって、モジュール90は、VIDを暗号化VIDに暗号化し、暗号化VIDをMD12に送るように構成される場合があり、MD12は、暗号化VIDを解読し、非暗号化されたか、または新しく暗号化されたかのいずれかのVIDをLS16に提供するように構成される場合がある。いくつかの実装形態では、VIDの暗号化は、I/F2、I/F3、またはI/F4上の他の情報の暗号化を介してサポートされる場合がある。たとえば、PE38およびLS16(たとえば、I/F3トランシーバ68)がSUPLロケーションソリューションをサポートする場合、VIDは、SUPLセッション上の他の通信にすでにサポートされている暗号化を使用して、SUPLセッション内でMD12に転送される場合がある。同様に、VIDがALN14を介してI/F2上のMD12(たとえば、モデム36)に転送される場合、I/F2を介する転送は、ALN14とMD12(またはモデム36)との間のI/F2上の他の通信にすでに使用されている暗号化を利用することができる。また同様に、VIDがI/F4を使用してLBS AS18を介してMD12(たとえば、MD12上のApp40)に転送される場合、VIDは、LBS AS18とApp40との間の他の通信用にI/F4上でサポートされている暗号化を使用して暗号化される場合がある。したがって、いくつかの実装形態では、モジュール90はVIDを暗号化する必要がない。
VIDは、様々な形態をとることができ、それらの各々は、MD12を偽装しているエンティティに機密情報を提供しないように保護するために使用される場合がある。たとえば、VIDは、会場(たとえば、屋内エリア26用の会場)と関連付けられた一時的なMACアドレスであり得るし、会場および/または会場の中および/または会場の近くにいる間だけMD12によって使用される場合がある。VIDは、好ましくは、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)プロトコルを使用して提供することが容易である。VIDは、会場内で固有であり、会場外では固有でない場合がある。VIDは、単純なパラメータ、たとえば、ビット例、オクテット列、10進数の列、16進数の列であり得るか、または他の何らかの形態と見なすことができる。
図1および図2をさらに参照して、次に図6を参照すると、LBS AS18は、プロセッサ110と、(本明細書ではソフトウェア114と呼ばれるが)ソフトウェアおよび/またはファームウェア114を含むメモリ112と、会場識別子モジュール(会場識別子手段)116と、I/F4トランシーバ118と、I/F5トランシーバ120と、I/F7トランシーバ122とを含むコンピュータシステムを備える。プロセッサ110は、好ましくは、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、ARM(登録商標)、Intel(登録商標)社、またはAMD(登録商標)によって製作されるものなどの中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などである。プロセッサ110は、LBS AS18内で分散され得る複数の別々の物理エンティティを備える可能性がある。メモリ112は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含む。メモリ112は、実行されたとき、(特許請求の範囲を含む説明は、機能のうちの1つまたは複数を実行するか、または実行するように構成されたプロセッサ110のみを参照する場合があるが)本明細書に記載された様々な機能をプロセッサ110に実行させるように構成されたプロセッサ可読命令を含んでいる、プロセッサ可読、プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであるソフトウェア114を記憶する、非一時的プロセッサ可読記憶媒体である。代替として、ソフトウェア114は、プロセッサ110によって直接実行可能ではない場合があるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、これらの機能をプロセッサ110に実行させるように構成される。
トランシーバ118、120、122は、それぞれ、MD12(たとえば、MD12内のApp40)、LS16、および地図DB20との間で信号を送受信するように構成される。トランシーバ118、120、122は、直接、またはルータ、ブリッジ、インターネット、および/もしくは他の中間エンティティを介するかのいずれかで、システム10内の他のエンティティ(たとえば、LS16、地図DB20)と、IPまたは他の転送プロトコルを使用する有線手段によって通信するように構成される場合がある。MD12との(またはMD12内のApp40との)I/F4トランシーバ118の通信は、ALN14を介するか、または他の何らかのワイヤレスネットワーク(たとえば、ワイヤレスLANもしくはワイヤレスワイドエリアネットワーク)を介する場合がある。トランシーバ118、120、122は、プロセッサ110およびソフトウェア114によって少なくとも部分的に実装される場合があり、1つまたは複数の構成要素は、トランシーバ118、120、122のうちの複数のトランシーバによって共有される場合がある。
会場識別子モジュール116は、図5に関して上記で説明された会場識別子モジュール90と同様であり得る。しかしながら、モジュール116によって提供されるVIDは、I/F4トランシーバ118を使用してI/F4を介してMD12に提供されるはずである。会場識別子モジュール116はオプションモジュールなので、LBS AS18は会場識別子モジュール116を含んでも、含まなくてもよい。モジュール116は、プロセッサ110およびメモリ112に記憶されたソフトウェア114によって実施される機能モジュールであり得る。機能を実行する、または実行するように構成されたモジュール116への言及は、ソフトウェア114(および/またはファームウェア、および/またはプロセッサ110のハードウェア)に従って機能を実行する、または実行するように構成されたプロセッサ110の省略表現であり得る。同様に、VID割当てまたはVID生成の機能を実行するプロセッサ110への言及は、その機能を実行する会場識別子モジュール116に等価であり得る。
共通モバイルデバイス識別番号の使用
図1〜図6をさらに参照して、次に図7を参照すると、ネットワークベース測位(NBP)の場合にMD12を検証するためにシステム10の実装形態150を使用する共通MDIDの使用例が示される。本明細書で使用するMDIDは、MD12を直接識別しない場合があるが、MD12と関連付けられる。この例では、MD12によって使用されるIPアドレス、および場合によっては、MD12によって使用されるMACアドレスは、MD12からの主張によると、ロケーションサービスに対する要求がLBS AS18によって受信されたとき、MD12が偽装されていないことを検証するために使用される。この例では、共通MDIDは、場合によってはMD12のMACアドレスによって増強された、MD12によって使用されるIPアドレスである。この例では、MD12(たとえば、プロセッサ30またはモデム36)は、I/F2トランシーバ42を使用してI/F2を介してALN14に、MD12と関連付けられたMACアドレスおよびIPアドレスを送り、ALN14は、I/F1上のLS16にMACアドレスおよびIPアドレスを送る。LS16は、I/F1トランシーバ66を含む第1の受信機モジュール80を通りI/F1を介して、ALN14からMACアドレスおよびIPアドレスを受信する。I/F2を介するALN14へのMD12によるIPアドレスおよびMACアドレスの送信は、MDIDを提供することに的を絞った通信の一部であり得るか、またはMD12によるI/F2を介するALN14との通常通信の一部であり、MD12の共通MDIDを送るために特に実行されるとは限らない場合がある。通常通信は、共通MDIDを転送する特定の望みとは無関係に、オーディオおよび/またはビデオおよび/またはデータおよび/または制御情報などの通信用の通信プロトコルに従う通信である。たとえば、MD12によりI/F2を介して送られる大部分またはすべての信号(たとえば、ALN14がWiFi APを含み、MD12がWiFi通信をサポートする場合のIEEE 802.11フレーム)は、MD12のWiFi MACアドレスを含んでいる場合があり、ALN14以外の宛先エンティティに向けられたMD12によりI/F2を介して送られた大部分またはすべてのメッセージは、各々がMD12のIPアドレスを含むIPヘッダを含んでいるIPパケット内で転送される場合がある。各IPヘッダ内に含まれるMD12のIPアドレスは、MD12がメッセージを送る(ALN14およびLS16などの)エンティティからの応答をMD12が受信できることを保証するために必要とされる場合があり、したがって、(たとえば、ALN14またはALN14からアクセス可能なIPネットワークにより)MD12に割り当てられたIPアドレスに対応し、他の何らかのMDに割り当てられたIPアドレスに対応しない場合がある。同様に、MD12によりALN14に送信されるメッセージ(たとえば、IEEE 802.11フレーム)にMD12によって含められるMACアドレスは、MD12がALN14からの応答を正しく受信できることを保証するためにMD12によって使用されるMACアドレスに対応する場合がある。その結果、IPアドレスとMACアドレスの両方は、MD12によって使用され、MD12と関連付けられるアドレスであるとして、ALN14およびLS16によって信頼され得る。
さらに、MD12(またはMD12内のApp40)は、AppIDまたはユーザIDならびにMD12と関連付けられたIPアドレスおよび場合によってはMACアドレスを、I/F4トランシーバ46を使用してI/F4を介してLBS AS18に送ることができ、LBS AS18は、I/F4トランシーバ118を介してAppIDまたはユーザIDならびにIPアドレスおよび場合によってはMACアドレスを受信する。IPアドレスおよび場合によってはMACアドレスがApp40によりI/F4を介してLBS AS18に送られるとき、App40は、(App40からPE38への1つもしくは両方のアドレスに対する要求に応答して)PE38から1つもしくは両方のアドレスを前に受信している場合があるか、またはApp40は、MD12用のオペレーティングシステム(図示せず)から1つもしくは両方のアドレスを取得している場合がある。いくつかの実装形態では、PE38は、今度はモデム36から1つまたは両方のアドレスを取得することができる。この例では、MD12は、ALN14を使用して、LBS AS18にAppIDまたはユーザIDならびにIPアドレスおよび場合によってはMACアドレスを送ることを含んで、LBS AS18にアクセスすることができる。したがって、図7は、MD12(またはApp40)からI/F4を介してLBS AS18に直接送られるAppIDまたはユーザIDならびにIPアドレスおよび場合によってはMACアドレスを示すが、MD12からLBS AS18へのこの通信の実装形態は、I/F2を介してALN14に情報を送り、次いで、(たとえば、LBS AS18に直接的または間接的に接続されるが、図7または図2に示されていない、ALN14内のIPルータを使用する)通常のALN14の通信サポートの一部として、ALN14がその情報をLBS AS18に転送することを含む場合がある。MD12により(またはApp40により)I/F4を介してLBS AS18にAppIDまたはユーザIDを送ることは、意図的であり、MD12、MD12のユーザ、またはApp40をLBS AS18に対して識別するために実行され、LBS AS18がこの識別番号を認証することを可能にすることができる。I/F4を介してLBS AS18にMD12のIPアドレスを送ることは、
I/F4を介する通常通信の一部であり得る。たとえば、MD12により(またはApp40により)I/F4を介してLBS AS18に送られるすべてのメッセージは、IPを使用して転送される場合があり、IPプロトコル要件に準拠し、MD12(またはApp40)がLBS AS18から応答を正しく受信することを可能にするために、各IPパケット内のIPヘッダにMD12のIPアドレスを含んでいる一連のIPパケットに含まれている場合がある。その結果、LBS AS18は、受信されたIPアドレスがMD12に割り当てられていると考えることができる。MD12のMACアドレスもメッセージコンテンツの一部として、かつ(IEEE 802.11 WiFiシグナリングなどの)I/F2を介して使用される任意のプロトコルの一部としてではなく、I/F4を介してLBS AS18に転送される場合、LBS AS18は、その正しい含有が(IPアドレスの正しい含有とは異なり)正しい通信プロトコル動作に必要ではないはずなので、受信されたMACアドレスを信頼することができない場合がある。次いで、LBS AS18は、I/F5トランシーバ120を使用してI/F5を介してLS16に、MD12から受信されたIPアドレスおよび場合によってはI/F4を介して受信されたMACアドレスを送る。LS16は、I/F5トランシーバ70を含む第2の受信機モジュール82を通りI/F5を介して、IPアドレスおよびMACアドレスを受信する。LBS AS18は、IPアドレスを信頼するがI/F4を介して受信されたMACアドレスを信頼しないので、LS16は、同様に、IPアドレスを信頼するがI/F5を介して受信されたMACアドレスを信頼しない場合がある(たとえば、この信頼関係で構成される場合がある)。
次に、LS16は、LS16がALN14からI/F1を介して受信したIPアドレス、およびLS16がLBS AS18からI/F5を介して受信したIPアドレスが、同じソースに由来するかどうかを判定する(たとえば、そうであることを検証する)ことができる。たとえば、比較モジュール86は、2つのIPアドレスを比較して、それらが一致するかどうかを判定することができる。2つの受信されたIPアドレスが一致する(すなわち、同じである)場合、前に記載されたように、I/F2およびI/F4を介して受信されたIPアドレスが、このMDによる通常通信の一部を形成するから、送り側のMDと関連付けられていると信用できるので、LS16は、同じMDがI/F2上およびI/F4上で両方のアドレスを送ったと見なすことができる。加えて、LS16は、2つの受信されたIPアドレスが一致する場合、I/F1を介してALN14から受信されたMACアドレスを信頼することができ、同じMACアドレスがI/F5を介してLBS AS18からも受信された場合、このMACアドレスにさらなる信頼を置くことができる。次いで、LS16は、受信されたMACアドレスを使用して、送り側のMDを好ましい場合MD12として識別する可能性がある。いずれの場合も、LS16は、同じMD(この場合MD12)がI/F2を介してALN14と通信しており、I/F4を介してLBS AS18と通信していることを検証したので、LS16は、MD12に(もしくはMD12上のApp40に)、またはLBS AS18にロケーションサービスを提供することができる。たとえば、LS16は、I/F1を介してMD12についてのロケーション関連測定値をALN14に要求することができ、ALN14は、次に、MD12からの信号を検出し、これらの信号を使用してRSSIおよび/またはRTT(および/または他の量)の測定値を取得する、ALN14内の任意のAPの識別番号を返信することができる。LS16は、ALN14から前に受信され検証されたMD12用のIPアドレスおよび/またはMACアドレスを使用して、ALN14に対してMD12を識別することができる。次いで、LS16は、これらの測定値およびALN14内のAPについての既知のロケーションを使用して、NBPを利用してMD12についてのロケーションを計算することができるか、または、様々な時間にMD12についての一連のロケーションを計算することができ、I/F5を介してLBS AS18に計算された1つまたは複数のロケーションを送ることができる。次いで、LBS AS18は、(たとえば、MD12もしくはApp40によって許可された場合)外部クライアントに1つもしくは複数のロケーションを送ることができ、(たとえば、屋内エリア26内のユーザに関する統計データを計算する助けをするために)1つもしくは複数のロケーションを内部的に使用することができ、かつ/またはMD12に(たとえば、MD12上のApp40に)1つまたは複数のロケーションを返信することができる。LS16は、IPアドレスの比較に基づいて、他のアクションをとること、たとえば、LBS AS18がMD12にロケーションサービス(たとえば、ロケーション特定、方向など)を提供することを可能にすること、あるいは、受信されたIPアドレス(またはMACアドレス)が同じではなく、したがって同じMDが両方のIPアドレス(または両方のMACアドレス)を提供しなかったことを比較が示す場合、そのような情報を拒否すること、かつ/またはLBS AS18(および/もしくはSSM24が存在するときはSSM24)に警告を与えることができる。この例では、MDが、I/F2上およびI/F4上で送られるIPアドレス、ならびにI/F2上で送られるMACアドレスを偽装することは困難であり得る、何故なら、これらのインターフェース上のこれらのアドレスの転送は、通常通信の一部であり、したがってアドレスはMD12と(少なくとも一時的に)関連付けられねばならないからである。
いくつかの実装形態では、MD12は、2つ以上のIPアドレス-たとえば、ALN14により(またはALN14からアクセス可能なIPネットワークにより)MD12に割り当てられたIPアドレス、および、他のネットワークにより(たとえば、ALN14以外のワイヤレスネットワークにより)MD12に割り当てられた1つまたは複数の他のIPアドレスを有する場合がある。MD12が同じアクセスネットワークを介して(たとえば、ALN14を介して)、会場側のエンティティ(たとえば、ALN14、LS16、LBS AS18)に通信を送る場合、MD12は、すべての通信に同じIPアドレス(たとえば、ALN14によって割り当てられたIPアドレス)を含めることができ、図7および次の図の例が記載されたように起きることができる。MD12が会場エンティティと通信するときに様々なIPアドレスを使用する場合、たとえば、ALN14にあるIPアドレスを送り、LS16および/またはLBS AS18に異なるIPアドレスを送る場合、これらの例におけるLS16による共通IPアドレスの検証は可能ではない場合がある。その場合、図9〜図14に後で記載される例は、VIDである共通MDIDの使用を介して有効のままであり得るが、これらの例のIPアドレス検証部分は省略される場合がある。たとえば、図9〜図14の各々では、LS16は、様々なインターフェースを介してMD12から受信されたVIDを照合することができ、成功した照合に基づいて、様々なインターフェース上で受信されたIPアドレスの照合が成功しないときでも、各インターフェース上で同じMD(すなわち、MD12)が使用されていると結論づけることができる。たとえば、LS16は、屋内エリア26では、(たとえば、2つ以上のワイヤレスアクセスネットワークが屋内エリア26内でカバレージを有する場合)(MD12などの)MDが2つ以上のIPアドレスを取得することが可能であり、したがって2つ以上のIPアドレスがMD12による通信に使用され得ると認識することができる。この状況では、LS16は、様々なインターフェース上で受信されたVIDが一致することができる場合、受信されたIPアドレスの検証を自発的に省略することができる。しかしながら、ただ1つのアクセスネットワーク(たとえば、ALN14)が利用可能な屋内エリアでは、LS16は、同じMDがすべての利用可能なインターフェースに使用されていることを検証するための一条件として、図7〜図14に記載されたすべてのインターフェース(たとえば、I/F2、I/F3、およびI/F4)を介して同じIPアドレスがMDから受信されることを要求することができる。
図1〜図7をさらに参照して、次に図8を参照すると、MBPの場合のMD12を検証するためにシステム10の実装形態152を使用する共通MDIDの使用例が示される。この例は、MD12(ここではPE38)もI/F3トランシーバ44を使用してI/F3を介してLS16にIPアドレスおよびIMSI(国際移動電話加入者識別番号)を送ることを除き、図7に示され上述された例と同様である。I/F3を介してLS16に送られる情報は、たとえば、SUPLロケーションソリューションを使用して、MD12(またはPE38)とLS16との間のロケーションセッションの一部を形成することができる。この例では、MD12用の共通MDIDは、同様にMD12と関連付けられたIPアドレスであり、場合によってはMD12用のMACアドレスである。この例では、MD12は、ALN14を使用して、I/F3を介してLS16に、MD12用のIMSI、MD12と関連付けられたIPアドレス、および場合によってはMD12用のMACアドレスを送ることを含んで、LS16にアクセスすることができる。したがって、図8は、I/F3を介してMD12から直接LS16に送られるIMSIおよびIPアドレスを示すが、MD12からLS16へのこの通信の実装形態は、上記で説明されたMD12がALN14を介してLBS AS18に情報を送ることに類似する、I/F2を介してALN14に情報を送り、次いでALN14が(たとえば、ALN14内のIPルータを使用して)LS16にこの情報を転送することを含む場合がある。LS16が(たとえば、ALN14を介して)MD12によって送られたIPパケットを受信することができる場合、MD12のIPアドレスはそのようなIPパケットの必須部分(たとえば、各IPパケットのIPヘッダの部分)であり得るし、したがって容易に偽装することができないので、LS16によりI/F3を介してMD12から受信されたIPアドレスは信頼することができる。しかしながら、LS16によりI/F3を介してMD12から受信されたオプションのMACアドレスは、そのMACアドレスがメッセージコンテンツの一部であるにすぎず、LS16に認識できる通信プロトコルと関連付けられていない可能性があるので、信頼されない場合がある。MD12によりI/F3を介してLS16に送られたIMS
Iは、LS16がIMSIを認証することができる場合、信頼することができる。たとえば、SUPL ULPプロトコルがMD12およびLS16によりI/F3を介して使用される場合、LS16はSUPL認証手順を利用してIMSIを認証することができる。いくつかの実装形態では、MD12は、IMSIを送らず、IMSIの代わりにLS16によって認証され得る、モバイル加入者統合サービスデジタルネットワーク番号(MSISDN)などの他の何らかのMD識別番号を送ることができる。LS16は、I/F1、I/F5、およびI/F3の各々を介してLS16が受信したIPアドレスを同じMDが提供したかどうかを、3つのIPアドレスを比較してそれらが同じソースから来たこと、たとえばそれらが一致することをそれらが示すかどうかを判定することによって、判定することができる。3つの受信されたIPアドレスが一致する場合、かつLS16によりI/F1、I/F5、およびI/F3を介して受信された任意のMACアドレスも一致する場合、LS16は、同じMDがすべてのアドレスを送ったと見なすことができる。LS16は、(MACアドレスがLS16によって受信された場合)受信されたMACアドレスから、またはLS16によりI/F3を介してMD12から受信された任意の検証されたIMSI(もしくはMSISDN)から、送り側のMDをMD12であるとして識別することが可能である場合もある。次いで、LS16は、図7に関連して記載されたように、NPBを使用してMD12に関係するロケーションサービスをLBS AS18に、かつ/またはLBS AS18を介してMD12に提供することができる。追加または代替として、LS16は、I/F3を介して(たとえば、SUPLソリューションを使用して)MBPを利用して、MD12にロケーション支援データを提供すること、MD12のロケーションを特定すること、およびMD12にロケーションを提供することなどの、ロケーションサービスをMD12に提供することができる。さらに、LS16は、I/F3を介してMBPを使用して、MD12についてのロケーションまたは一連のロケーションを取得し、1つまたは複数のロケーションをLBS AS18に提供し、その後LBS AS18は、図7におけるように、(i)1つまたは複数のロケーションを外部クライアントもしくはMD12に返信することができ、(ii)1つまたは複数のロケーションを保持して屋内エリア26内のユーザに関するデータを収集する助けをすることができ、かつ/または、(iii)地図データおよび方向などのロケーション関連コンテンツをMD12に(もしくはApp40に)I/F4を介して提供することができる。
図1〜図8をさらに参照して、次に図9を参照すると、NBPの場合のMD12を検証するためにシステム10の実装形態154を使用する共通MDIDの別の使用例が示される。この例では、LBS AS18、詳細には会場識別子モジュール116は、MD12にMACアドレスを再割当てし、再割当てされたMACアドレスを会場割当て識別子(VID)としてMD12に送るように構成される。この例では、共通MDIDはVIDであり、VIDは、LBS AS18によりMD12に割り当てられたMACアドレスである。VID(ここではMACアドレス)は、MD12がLBS AS18によってサポートされる会場内にいる間、たとえば、MD12が屋内エリア26内にいる間、LBS AS18によりMD12に一時的に割り当てられる場合があり、割当ての期間の間MD12の正規のMACアドレスに取って代わることができる。割当ての期間または割当て期間は、有限(たとえば、10分、もしくはMD12が屋内エリア26内にいる間の期間に等しい、など)であるか、またはオープンエンド(すなわち、無限)であり、たとえば、VIDが割当てエンティティ、ここではLBS AS18によって再使用されない場合、オープンエンドの割当ては、たとえば、LBS AS18からのMD12へのフォローアップ通信によって終了させられる可能性がある。VIDは、会場内の何らかのエンティティから、たとえば、後述されるサービスおよびセキュリティマネージャ(SSM24)から、LBS AS18によって取得される場合もある。VIDは、MD12への割当ての期間の間MD12に特有であり得るし、したがって、MD12に割り当てられている間、いかなる他のMDにも割り当てられない。VIDが割り当てられた後、MD12は、MD12がI/F2を介してALN14に送る通信(たとえば、IEEE 802.11フレーム)にVID(ここでは新しいMACアドレス)を含めることができる。VID割当てを開始するために、LBS AS18は、I/F4を介してMD12から(またはApp40から)(たとえば、App40用の)AppIDまたはユーザIDを受信することができ、このIDを認証すること、たとえば、IDがMD12またはApp40に属すること、および屋内エリア26内のLBS AS18によってサポートされる会場からロケーション
関連サービスを受ける権利があるAppまたはユーザにIDが属することを検証することができる。MD12およびMD12のユーザがロケーション関連サービスを受け、他の何らかのMDおよびユーザがロケーション関連サービスを受けないことを保証するために、LBS AS18は、I/F4を介してMD12に(またはApp40に)会場割当てMACアドレスを含んでいるVIDを送ることができる。詳細には、会場識別子モジュール116は、I/F4トランシーバ46を介してVIDを受信するMD12のApp40に、I/F4を介してI/F4トランシーバ118を経由してVIDを送ることができる。この場合、I/F4は、LBS AS18がMD12によって(またはApp40によって)送られたAppIDまたはユーザIDを検証した直後または直前に、LBS AS18とMD12との間に確立され得るセキュアな接続であり得るし、暗号化を利用して、他のユーザおよびMDがMD12(またはApp40)にI/F4上で送られるVIDを傍受および発見することができないように防止することができる。App40は、I/F Bを介してPE38にVID(ここではMACアドレス)を提供することができ、PE38は、I/F Aを介してモデム36にVIDを提供することができる。いくつかの実装形態では、App40は、受信されたVID(ここではMACアドレス)を他の方法で、たとえばMD12用のオペレーティングシステムを介して、モデム36に提供することができる。モデム36は、前に記載されたように、I/F2を介するすべての通信にVID内の提供されたMACアドレスを使用することができ、したがって、I/F2トランシーバ42を使用してI/F2を介してALN14に、VID(ここではMACアドレス)およびMD12のIPアドレスを提供することができる。ALN14は、受信されたVID(ここではMACアドレス)および受信されたIPアドレスを、I/F1トランシーバ66を使用してVIDおよびIPアドレスを受信するLS16に、I/F1を介して転送する。さらに、LBS AS18、詳細には会場識別子モジュール116は、I/F5トランシーバ70を使用してVIDを受信するLS16に、I/F5トランシーバ120を使用してI/F5を介してVID(ここでは割り当てられたMACアドレス)を送ることが
できる。LS16は、同じVID(ここでは同じMACアドレス)がI/F5を介してLBS AS18から受信され、かつI/F1を介してALN14から受信されたことを検証することができる-たとえば、比較モジュール86を使用して比較を実行することができる。VID(ここではMACアドレス)が会場によって(たとえば、LBS AS18によって)割り当てられ、I/F4を介してMD12にセキュアに転送されたので、同じVIDがI/F1およびI/F5を介してLS16によって受信された場合、LS16は、I/F2およびI/F4を介して同じMDが使用されていると見なすことができる。次いで、LS16は、図7に関連して記載されたように、NPBを使用してMD12と関連付けられたロケーションサービスをLBS AS18に提供することができる。さらに、LBS AS18は、LS16から受信されたMD12についてのロケーション情報(たとえば、ロケーション推定値)を使用して、MD12(もしくはApp40)、認可された外部クライアント、および/または会場のオーナもしくは事業者に、ロケーションサービスを提供することができる。LS16がLBS AS18から受信されたVIDとALN14から受信されたVID(ここではMACアドレス)との間の一致を判定しなかった場合、LS16は、I/F2およびI/F4を介して同じMDが使用されていないと見なすことができ、ロケーションサービスの提供を保留することができる。
図1〜図6および図9をさらに参照して、次に図10を参照すると、MBPの場合のMD12を検証するためにシステム10の実装形態156を使用する共通MDIDの別の使用例が示される。この例では、共通MDIDは、会場によって(たとえば、LBS AS18によって)MD12に割り当てられた新しいMACアドレスを含むVIDである。この例は、MD12(ここではPE38)もI/F3トランシーバ44を使用してI/F3を介してLS16に、(I/F4を介してLBS AS18によりMD12に割り当てられたMACアドレスを含む)VID、MD12と関連付けられたIPアドレス、およびMD12用のIMSIを送ることを除き、図9に示され上述された例と同様である。I/F3を介して送られる情報は、たとえば、SUPLロケーションソリューションを使用して、MD12(またはPE38)とLS16との間のロケーションセッションの一部を形成することができる。この例では、MD12は、ALN14を使用して、LS16にIMSI、VID、およびIPアドレスを送ることを含んで、LS16にアクセスすることができる。したがって、図10は、I/F3を介してMD12から直接LS16に送られるIMSI、VID、およびIPアドレスを示すが、MD12からLS16へのこの通信の実装形態は、上記で説明されたMD12(またはApp40)がALN14を介してI/F2を介してLBS AS18に情報を送ることと同様に、I/F2を介してALN14にこの情報を送り、次いでALN14が(たとえば、ALN14内のIPルータを使用して)LS16に情報を転送することを含む場合がある。(たとえば、I/F3を介してLS16から)応答を受信できることを含む、通常通信の目的で含まれる(たとえば、各IPパケット内のIPヘッダ内の)MD12のIPアドレスを含んでいる、MD12によって送られたIPパケットをLS16は受信することができ得るので、MD12により(たとえばPE38により)(たとえば、ALN14を介して)LS16に送られる、MD12と関連付けられたIPアドレスは、LS16によって信頼され得る。したがって、IPアドレスが偽である(たとえば、別のMDから偽装された)可能性は極めて低い場合がある。同様に、MD12(たとえば、PE38)によりI/F3を介してLS16に送られる
、MD12用のIMSI(または場合によってはMSISDNなどのMD12用の別のID)は、LS16が、たとえばSUPLロケーションソリューションによってサポートされる認証を使用して、IMSIを認証することができる場合、LS16によって信頼され得る。しかしながら、I/F3上でMD12によりLS16に送られるVID(ここではMACアドレス)は、VID(ここではMACアドレス)がLS16によって傍受およびサポートされる任意の通信転送プロトコルの一部ではない場合があり、したがってI/F3上で場合によっては偽装される可能性があるので、LS16によって信頼できるとは考えられない場合がある。LS16は、前述のように同じMDがI/F1、I/F3、およびI/F5を介してLS16によって受信された情報を送ったかどうかを、たとえば、比較モジュール86を使用して、これら3つのインターフェースの各々を介して受信されたIPアドレス(たとえば、3つの別々のIPアドレス)を照合することにより、かつVID(たとえば、各々がMD12に割り当てられたMACアドレスを含む3つの別々のVID)を照合することによって、判定することができる。同じIPアドレスがすべての3つのインターフェース(I/F1、I/F3、およびI/F5)を介して受信された場合、かつ同じVIDがすべての3つのインターフェースを介して受信された場合(またはすべての3つのインターフェースを介して受信されなかった場合任意の2つだけのインターフェースを介して受信された場合)、LS16は、同じMDが受信された情報を送っていると見なすことができ、したがって受信された情報が信頼できると見なすことができる。さらに、LS16は、I/F3を介して受信され認証された任意のIMSIから、または受信されたVIDをアプリケーションもしくはユーザに関連付けることによって、たとえば、LBS AS18がこの情報をLS16にアクセス可能なデータ内で提供した場合、MD12を識別することができる。次いで、LS16は、図8について記載されたように、MD12にロケーションサービスを提供するか、またはMD12と関連付けることができる-たとえば、MD12にロケーション支援データを送ることができる、MD12のロケーションを計算しMD12に送ることができる、かつ/またはMD12についての1つまたは一連のロケーションをLBS AS18に送ることができる。さらに、LS16は、NBP(たとえば、ALN14によりMD12用に取得された測定値)を使用して、MD12を位置特定することができ、かつ/またはMBP(たとえば、I/F3を介してMD12から受信されたロケーション測定値もしくはロケーション推定値)を使用して、MD12を位置特定することができる。LBS AS18は、(たとえば、LS16から受信された)MD12のロケーションをMD12に提供することができ、ロケーション関連コンテンツ(たとえば、ナビゲーションデータ、地図、方向)をMD12に提供することができ、MD12のロケーションを認可された外部クライアントに提供することができ、かつ/またはMD12についてのロケーション情報を使用して、MD12もしくは屋内エリア26内のすべてのユーザについての統計データを集める助けをすることができる。
図1〜図6および図9〜図10をさらに参照して、次に図11を参照すると、MBPの場合のMD12を検証するためにシステム10の実装形態158を使用する共通MDIDの別の使用例が示される。この例では、共通MDIDは、会場によって(たとえば、LS16によって)MD12に割り当てられた新しいMACアドレスを含むVIDである。この例では、LS16、詳細には会場識別子モジュール90は、MD12に新しいMACアドレスを再割当てし、再割当てされたMACアドレスを会場割当て識別子(VID)としてI/F3を介してMD12に送るように構成される。図9および図10におけるように、VIDは、MD12への割当ての期間の間MD12に特有であり得るし、したがって、MD12に割り当てられている間、いかなる他のMDにも割り当てられない。会場識別子モジュール90は、I/F3トランシーバ44を介してVIDを受信するMD12に、詳細にはPE38に、I/F3を介してI/F3トランシーバ68を経由してVIDを送る。この場合、I/F3は、VIDが信頼できる方式でMD12に提供されるように、セキュアな接続であり得る。たとえば、MD12(たとえば、PE38)は、LS16にアクセスして、ロケーションサービスを取得する(たとえば、MD12のロケーションを取得するか、またはALN14についてのBSAデータもしくはGNSS衛星データなどのロケーション支援データをLS16から取得する)ことができる。代替として、LS16は、MD12を位置特定し、MD12のロケーションをLBS AS18などの認可された外部クライアントに提供するために、MD12(たとえば、PE38)にアクセスすることができる。MD12(たとえば、PE38)とLS16との間のアクセスの一部として、LS16は、MD12の識別番号(たとえば、MD12用のIMSIもしくはMSISDN)を認証することができ、かつ/またはMD12(たとえば、PE38)は、LS16の識別番号を認証することができる(たとえば、LS16が屋内エリア26用の会場に属すること、およびMD12が-たとえば、ホームワイヤレスネットワーク事業者によって-認可されたことを検証して、MD12にロケーションサービスを提供することができる)。好ましくは任意の認証に続いて、LS16は、図11に示されたように、新しいMACアドレスを含むVIDをMD12に(たとえば、PE38に)送ることができる。一例として、SUPLロケーションソリューションは、LS16およびMD12によってサポートされる場合があり、相互認証およびLS16からMD12へのVIDの転送に使用される場合がある。LS16とMD12(たとえば、PE38)との間のI/F3上の通信は、(たとえば、I/F2およびI/F1を使用して)ALN14を介して転送される場合があり、さらにMD12内のモデム36を介して転送される場合がある。LS16からのVIDの受信に続いて、PE38は、I/F Aを介してモデム36にVID(ここではMACアドレス)を提供することができる。次いで、モデム36は、ALN14とのすべての通信に(MD12によって通常使用される任意のMACアドレスではなく)受信されたMACアドレスを使用することができる。したがって、モデム36は、ALN14内のAPによって傍受され得る、新しいMACアドレス(ここではVID)およびMD12のIPアドレスを含んでいる、1つまたは複数の信号またはメッセージを、I/F2トランシーバ42を使用してI/F2を介してALN14に送ることができる。ALN14は、受信されたMACアドレス(すなわちVID)および受信されたIPアドレスを、I/F1トランシーバ66を使用してVIDおよびIPアドレスを受信するLS16に、I/F1を介して転送することができる。ALN14およびLS16は、受信されたMACアドレス(すなわちVID)と受信されたIPアドレスの両方が、I/F2上で使用される通常通信プロトコル(たとえば、MACアドレスの場合のIEEE 802.11プロトコルおよびIPアドレスの場合のIPプロトコル)の一部として受信された可能性があり、したがって偽(たとえば、別のMDから偽装されること)でありそうにないはずなので、それらを信用できると考えることができる。さらに、PE38は、I/F Bを介してApp40に新しいMACアドレス(すなわちVID)を送ることができ、App40は、I/F4トランシーバ46を使用してI/F4を介して、AppIDまたはユーザID、MD12用のIPアドレス、およびMACアドレス(すなわちVID)をLBS AS18に送ることができる。LBS AS18は、I/F4トランシーバ118を使用し
て、AppIDまたはユーザID、IPアドレス、およびMACアドレス(VID)を受信し、次いで、I/F5を介してI/F5トランシーバ120を使用して、MACアドレス(すなわちVID)およびIPアドレスをLS16に送ることができる。LBS AS18とMD12(たとえば、App40)との間のI/F4上のすべての通信は、(たとえば、I/F2、および図11または図2に示されていない、ALN14とLBS AS18との間のインターフェースを使用して)ALN14を介して転送される場合があり、さらに、MD12内のモデム36を介して転送される場合がある。LBS AS18は、I/F4を介してApp40から受信されたAppIDまたはユーザIDを検証(たとえば、認証)することができ、その後に(またはその前に)、セキュアな(たとえば、暗号化された)接続が、App40とLBS AS18との間で確立される場合がある。I/F4を介してApp40からLBS AS18に転送されたMACアドレス(すなわちVID)は、次いで、このセキュアな接続を使用して送られる場合があり、したがって、他のMDによって見られる(たとえば、傍受される)可能性はない。しかしながら、MACアドレスはLBS AS18に認識できる通信プロトコルの一部を形成しない場合があるので、LBS AS18は、MACアドレスが信頼できると考えない場合がある。しかしながら、LBS AS18は、前に記載されたようにIPアドレスが含まれている通信プロトコル(たとえば、IP)がLBS AS18に認識できる場合、含まれたIPアドレスが、次いで、MD12との他の通信(たとえば、LBS AS18からの応答)をサポートするために使用される場合があり、したがって、正しく、偽装を受けにくい可能性があるので、MD12から受信されたIPアドレスが信頼できると考えることができる。
上述されたように、かつ図11に示されたように、LS16は、I/F1を介してALN14から、信頼できると考えられるMACアドレスおよびIPアドレスを受信することができ、I/F5を介してLBS AS18から、信頼できると考えられるIPアドレス、および信頼できると考えられないMACアドレスを受信することができる。LS16はまた、I/F3を介してMD12(たとえば、PE38)から信頼できると考えられるIPアドレスを受信することができ、次いで、I/F3を介してMD12(たとえば、PE38)にMACアドレスを含むVIDを送ることができる。LS16は、同じMDがI/F2、I/F3、およびI/F4上で使用されているかどうかについて判定を行うことができる。図10のための前の例にあるように、これは、I/F1、I/F3、およびI/F5上でLS16によって受信されたIPアドレスを比較することにより、かつI/F1およびI/F5上でLS16によって受信され、I/F3上でLS16によって送られたMACアドレス(ここではVID)を比較することによって、行うことができる。比較は比較モジュール86によって実行することができる。IPアドレスがすべて一致し、MACアドレス(ここではVID)がすべて一致する場合、LS16は、同じMDがインターフェース2、3、および4の各々を横断して使用されていると考えることができる。さらに、LS16は、このMDを、IMSI(またはMSISDNなどの他の何らかのMDID)を使用するいくつかの実装形態におけるMD12であるとして識別することができる。次いで、LS16は、図10について記載されたように、NBPおよび/もしくはMBPを使用してMD12にロケーションサービスを提供するか、もしくはMD12と関連付けることができ、かつ/またはMD12についてのロケーション情報(たとえば、1つもしくは複数のロケーション)をLBS AS18に提供することができる。LBS AS18はさらに、図10について記載されたように、MD12および/または認可された外部クライアントにロケーションサービスを提供することができる。IPアドレスおよびMACアドレス(ここではVID)がすべて一致するとは限らない場合、LS16は、同じMDがインターフェース2、3、および4の各々を横断して使用されていないと考えることができ、ロケーションサービスの提供を保留することができる。
図1〜図7および図9をさらに参照して、次に図12を参照すると、NBPの場合のMD12を検証するためにシステム10の実装形態160を使用する共通MDIDの別の使用例が示される。この例では、共通MDIDは通常MACアドレスではないVIDであり、文字列、10進数、16進数、バイナリ列、オクテット列、または他の何らかの値であり得る。VIDは、LBS AS18によって割り当てられる場合があるか、または会場内の何らかのエンティティから、たとえば、後述されるサービスおよびセキュリティマネージャ(SSM24)から、LBS AS18によって取得される場合がある。この例では、LBS AS18、詳細には会場識別子モジュール116は、MD12に非MACアドレスのVIDを割り当て、I/F4を介してMD12にVIDを送るように構成される場合がある。割り当てるVIDを決定するために、会場識別子モジュール116は、(たとえば、乱数発生器などを使用して)VIDを生成するか、VIDの記憶されたセットからVIDを選択するか、または別の方式で(たとえば、SSM24から)VIDを取得することができる。VIDは、MD12への割当ての期間の間MD12に特有であり得るし、したがって、MD12に割り当てられている間、いかなる他のMDにも割り当てられない。VID割当てを開始するために、LBS AS18は、I/F4を介してMD12から(またはApp40から)(たとえば、App40用の)AppIDまたはユーザIDを受信することができ、このIDを認証すること、たとえば、IDがApp40またはMD12に割り当てられ、屋内エリア26内のLBS AS18によってサポートされる会場からロケーション関連サービスを受ける権利があるAppまたはユーザを識別することを検証することができる。MD12およびMD12のユーザがロケーション関連サービスを受け、他の何らかのMDまたはユーザがロケーション関連サービスを受けないことを保証する助けをするために、LBS AS18は、I/F4を介してMD12に(またはApp40に)VIDを送ることができる。詳細には、会場識別子モジュール116は、I/F4トランシーバ46を介してVIDを受信するMD12のApp40に、I/F4を介してI/F4トランシーバ118を経由してVIDを送ることができる。この場合、I/F4は、LBS AS18がMD12によって(またはApp40によって)送られたAppIDまたはユーザIDを検証した後(または前)に、LBS AS18とMD12との間に確立され得るセキュアな接続であり得るし、暗号化を利用して、他のユーザおよびMDがI/F4上で送られるVIDを傍受および発見することができないように防止することができる。前述のように、LBS AS18とMD12(たとえば、App40)との間のI/F4上の通信は、(たとえば、I/F2、および図12または図2に示されていない、ALN14とLBS AS18との間のインターフェースを使用して)ALN14を介して転送される場合があり、さらにMD12内のモデム36を介して転送される場合がある。App40は、I/F Bを介してPE38にVIDを提供することができ、PE38は、I/F Aを介してモデム36にVIDを提供することができる。いくつかの実装形態では、App40は、受信されたVID(ここではMACアドレス)を他の方法で、たとえばMD12用のオペレーティングシステムを介して、モデム36に提供することができる。モデム36は、I/F2トランシーバ42を使用してI/F2を介してALN14に、VID、MD12用のMACアドレス、およびMD12のIPアドレスを提供することができる。ALN14は、受信されたVID、MACアドレス、およびIPアドレスを、I/F1トランシーバ66を使用してVIDおよびIPアドレスを受信するLS16に、I/F1を介して転送することができる。モデム36はまた、I/F Aを介してPE38にMD12用のMACアドレスを提供することができ、PE38は、I/F Bを介してApp40に受信されたMACアドレスを提供することができる。App40は、LBS AS18と通信しているとき(たとえば、前に記載されたように、App40がLBS AS18にユーザIDまたはAppIDを送り、LBS AS18からVIDを受信するのと同時に)、MD12のIPアドレス、および場合によってはPE38から受信されたMACアドレスを、I/F4を介してI/F4トランシーバ46を経由してLBS AS18に送ることができる。さらに、LBS AS18は、I/F5トランシーバ120を使用してI/F5を介して、受信されたIPアドレス、(App40から受信された場合の)MACアドレス、およびMD12に割り当てられたVIDを、I/F5トランシーバ70を使用して、IPアドレス、(送られた場合の)MACアドレス、およびVIDを受信するLS16に送ることができる。ALN14およびLS16は、I/F2を介してMD12から受信されたIPアドレスおよびMACアドレスが、ALN14に認識できる(たとえば、ALN14によって傍受される)アクセスプロトコルまたは転送プロトコル(たとえば、MACアドレスの場合のIEEE 802.11プロトコルおよびIPアドレスの場合のIP)内に含まれている場合、それらが信頼できると考えることができる。同様に、LBS AS18およびLS16は、I/F4を介してMD12から受信されたIPアドレスが、LBS AS18に認識できる(たとえば、LBS AS18によって傍受される)転送プロトコル内に含まれている場合、それが信頼できると考えることができる。さらに、LS16は、LBS AS18によって割り当てられていることに起因して、LBS AS18から受信されたVIDが信頼できると考えることができる。しかしながら、MD12によりLBS AS18に転送され、次いでLS16に転送されたMACアドレス、およびMD12によりALN14に転送され、次いでLS16に転送された任意のVIDは、他のメッセージ内部に含まれていること、および通信目的で含まれていないこと、およびしたがって偽装を受けやすいことに起因して、(最初は)信頼できると考えられない場合がある。
上述されたように、かつ図12に示されたように、LS16は、I/F1を介してALN14から、信頼できると考えられるMACアドレスおよびIPアドレス、ならびに信頼できると考えられないVIDを受信することができ、I/F5を介してLBS AS18から、信頼できると考えられるIPアドレスおよびVID、ならびに信頼できると考えられないMACアドレスを受信することができる。LS16は、同じMDがI/F2およびI/F4上で使用されているかどうかについて判定を行うことができる。前の例におけるように、これは、I/F1およびI/F5上でLS16によって受信された2つのIPアドレス、(受信された場合)2つのMACアドレス、および2つのVIDを比較することによって、行うことができる。比較は比較モジュール86によって実行することができる。MACアドレスはI/F4上で偽装され得るので、MACアドレスの比較は信頼性が高くない可能性がある。しかしながら、MD12がALN14を使用してLBS AS18にアクセスする場合、IPアドレスの比較は信頼性が高い可能性がある。会場(すなわち、会場と関連付けられたLS16またはLBS AS18)がVIDを割り当てたので、VIDの比較も信頼性が高い可能性がある。2つのIPアドレス、(受信された場合)2つのMACアドレス、および2つのVIDがすべて一致する場合、LS16は、同じMDがインターフェース2および4の各々を横断して使用されていると考えることができる。さらに、(たとえば、MD識別番号をMACアドレスまたはVIDに関連付けるLS16に参照テーブルが利用可能である場合)LS16は、このMDを、ALN14またはLBS AS18から受信されたMACアドレスまたはVIDを使用するいくつかの実装形態におけるMD12であるとして識別することができる。次いで、LS16は、図7および図9について記載されたように、NBPを使用してMD12にロケーションサービスを提供するか、もしくはMD12と関連付けることができ、かつ/またはMD12についてのロケーション情報(たとえば、1つもしくは複数のロケーション)をLBS AS18に提供することができる。LBS AS18はさらに、図7および図9について記載されたように、MD12および/または認可された外部クライアントにロケーションサービスを提供することができる。
図1〜図6および図12をさらに参照して、次に図13を参照すると、MBPの場合のMD12を検証するためにシステム10の実装形態162を使用する共通MDIDの別の使用例が示される。この例では、共通MDIDは通常MACアドレスではないVIDであり、文字列、10進数、16進数、バイナリ列、オクテット列、または他の何らかの値であり得る。VIDは、LBS AS18によって割り当てられる場合があるか、または会場内の何らかのエンティティから、たとえば、後述されるサービスおよびセキュリティマネージャ(SSM24)から、LBS AS18によって取得される場合がある。この例は、MD12(ここではPE38)もI/F3トランシーバ44を使用してI/F3を介してLS16に、VID、MD12のIPアドレス、IMSIまたはMSISDNなどのMD12用の他の何らかの識別情報、および場合によってはMD12のMACアドレスを送ることを除き、図12に示され上述された例と同様である。(たとえば、I/F3を介してLS16から)応答を受信できることを含む、通常通信の目的で含まれるMD12のIPアドレスを含んでいる、MD12によって送られたIPパケットをLS16は受信することができるので、MD12により(たとえばPE38により)(たとえば、ALN14を介して)LS16に送られる、MD12と関連付けられたIPアドレスは、LS16によって信頼され得る。したがって、IPアドレスが偽である(たとえば、別のMDから偽装された)可能性は低い場合がある。同様に、MD12(たとえば、PE38)によりI/F3を介してLS16に送られる、MD12用のIMSI(または場合によってはMSISDNなどのMD12用の別のID)は、LS16が、たとえばSUPLロケーションソリューションによってサポートされる認証を使用して、IMSIを認証することができる場合、LS16によって信頼され得る。しかしながら、I/F3上でMD12によりLS16に送られるVID、および含まれている場合のMACアドレスは、VIDおよびMACアドレスがLS16によって傍受およびサポートされる任意の通信転送プロトコルの一部ではない場合があり、したがってI/F3上で場合によっては偽装される可能性があるので、LS16によって信頼できるとは考えられない場合がある。LS16は、LS16がI/F1、I/F5、およびI/F3を介して受信した3つのVID、3つのIPアドレス、および場合によっては2つまたは3つのMACアドレスを同じMDが提供したかどうかについて、3つのVID、3つのIPアドレス、ならびに(I/F3およびI/F5上で提供された場合)2つまたは3つのMACアドレスを比較して、受信された情報が同じソースを示すかどうかを判定することによって、たとえば、3つのVID、3つのIPアドレス、および提供された場合2つまたは3つのMACアドレスが一致する(すなわち、3つのVIDが一致し、3つのIPアドレスが一致し、かつ2つまたは3つのMACアドレスが一致する)と、判定を行うことができる。さらに、LS16は、I/F3を介して受信され認証された任意のIMSIから、または受信されたVIDをアプリケーションもしくはユーザに関連付けることによって、たとえば、LBS AS18がこの関連付けをLS16にアクセス可能なデータ内で提供した場合、MD12を識別することができる。MACアドレスはI/F3上および/またはI/F4上で偽装され得るので、MACアドレスの比較はそれだけで信頼性が高くない可能性がある。MD12がLBS AS18および/またはLS16にアクセスするためにALN14を使用しない限り(たとえば、MD12が何らかの他のアクセスネットワークを使用してLBS AS18および/またはLS16にアクセスし、たとえば、異なるアクセスネットワークによって割り当てられた異なるIPアドレスをそのようなアクセスに使用する場合)、IPアドレスの比較は信頼性が高い可能性がある。会場(たとえば、LBS AS18)が他のMDには認識できない方式でMD12に固有にVIDを割り当てたので、VIDの比較は常に信頼性が高い可能性がある。インターフェース2、3、および4の各々について同じMD(またはMD12)を検証することに基づいて、LS16は、(たとえば、図10に関連して)上述されたように、MD12、LBS AS18、および/または外部クライアントにロケーションサービスを提供するために適切なアクションをとることができ、LBS AS18は、判定に基づいて、MD12、外部クライアント、および/または会場に適切なロケーションサービスを提供することができる。
図1〜図6をさらに参照して、次に図14を参照すると、MBPの場合のMD12を検証するためにシステム10の実装形態164を使用する共通MDIDの別の使用例が示される。この例では、共通MDIDは通常MACアドレスではないVIDであり、文字列、10進数、16進数、バイナリ列、オクテット列、または他の何らかの値であり得る。VIDは、LS16によって割り当てられる場合があるか、または会場内の何らかのエンティティから、たとえば、後述されるサービスおよびセキュリティマネージャ(SSM24)から、LS16によって取得される場合がある。この例では、LS16、詳細には会場識別子モジュール90は、MD12に非MACアドレスのVIDを割り当て、I/F3を介してMD12にVIDを送るように構成される。会場識別子モジュール90は、I/F3トランシーバ44を介してVIDを受信するMD12に、詳細にはPE38に、I/F3を介してI/F3トランシーバ68を経由してVIDを送る。この場合、I/F3は、VIDが信頼できる方式でMD12に提供されるように、セキュアな接続であり得る。たとえば、MD12(たとえば、PE38)は、LS16にアクセスして、ロケーションサービスを取得する(たとえば、MD12のロケーションを取得するか、またはALN14についてのBSAデータもしくはGNSS衛星データなどのロケーション支援データをLS16から取得する)ことができる。代替として、LS16は、MD12を位置特定し、MD12のロケーションをLBS AS18などの認可された外部クライアントに提供するために、MD12(たとえば、PE38)にアクセスすることができる。MD12(たとえば、PE38)とLS16との間のアクセスの一部として、LS16は、MD12の識別番号(たとえば、MD12用のIMSIもしくはMSISDN)を認証することができ、かつ/またはMD12(たとえば、PE38)は、LS16の識別番号を認証することができる(たとえば、LS16が屋内エリア26用の会場に属すること、および/もしくは、MD12が、たとえば、ホームワイヤレスネットワーク事業者によりLS16からロケーションサービスを受けるように認可されたことを検証することができる)。任意の認証に続いて、LS16は図14に示されたようにVIDを送ることができる。加えて、MD12は、MD12のIPアドレスおよび場合によっては(たとえば、I/F Aを介してモデム36からPE38によって受信された)MD12用のMACアドレスをLS16に送ることができる。一例として、SUPLロケーションソリューションは、LS16およびMD12によってサポートされる場合があり、相互認証ならびにLS16からMD12へのVIDの転送ならびにMD12からLS16へのMACアドレスおよびIPアドレスの転送に使用される場合がある。LS16とMD12(たとえば、PE38)との間のI/F3上の通信は、(たとえば、I/F2およびI/F1を使用して)ALN14を介して転送される場合があり、さらにMD12内のモデム36を介して転送される場合がある。LS16は、(たとえば、IPアドレスがMD12とLS16との間の通常通信の一部を形成する場合)MD12から受信されたIPアドレスが信頼できると考えることができるが、受信されたMACアドレスが転送プロトコルメッセージ内部に含まれる場合、それが信頼できると考えない場合がある。LS16からのVIDの受信に続いて、PE38は、I/F Aを介してモデム36に、I/F Bを介してApp40に、VIDを提供することができる。モデム36は、ALN14内のAPによって傍受された可能性があり、VID、MD12のMACアドレス、およびMD12のIPアドレスを含んでいる、1つまたは複数の信号またはメッセージを、I/F2トランシーバ42を使用してI/F2を介してALN14に送ることができる。ALN14は、受信されたVID、受信されたMACアドレス、および受信されたIPアドレスを、I/F1トランシーバ66を使用してVID、MACアドレス、およびIPアドレスを受信するLS16に、I/F1を介して転送することができる。ALN14およびLS16は、受信されたMACアドレスと受信されたIPアドレスの両方が、通信プロトコル(たとえば、MACアドレスの場合のIEEE 802.11プロトコルおよびIPアドレスの場合のIPプロトコル)の一部として受信された可能性があり、したがって偽(たとえば、別のMDから偽装されること)でありそうにないはずなので、それらを信用できると考えることができる。しかしながら、ALN14およびLS16は、受信されたVIDがアクセスプロトコルおよび転送プ
ロトコルのメッセージ内部で受信され、したがって偽装を受けやすいことに起因して、受信されたVIDを信頼できないと考えることができる。
モデム36は、PE38にMD12のMACアドレスを送ることができ、PE38は、I/F Bを介してApp40にMACアドレス(およびVID)を転送することができる。App40は、I/F4トランシーバ46を使用してI/F4を介して、App40用のAppIDまたはユーザID、MD12用のIPアドレス、VID、および(場合によっては)MD12用のMACアドレスをLBS AS18に送ることができる。LBS AS18は、I/F4トランシーバ118を使用して、AppIDまたはユーザID、IPアドレス、VID、および(送られた場合)MACアドレスを受信し、次いで、I/F5を介してI/F5トランシーバ120を使用して、VID、IPアドレス、および(場合によっては)MACアドレスをLS16に送ることができる。LBS AS18とMD12(たとえば、App40)との間のI/F4上の通信は、(たとえば、I/F2、および図14または図2に示されていない、ALN14とLBS AS18との間のインターフェースを使用して)ALN14を介して転送される場合があり、さらにMD12内のモデム36を介して転送される場合がある。LBS AS18は、I/F4を介してApp40から受信されたAppIDまたはユーザIDを検証(たとえば、認証)することができ、その後に(またはその前に)、セキュアな(たとえば、暗号化された)接続が、App40とLBS AS18との間で確立される場合がある。I/F4を介してApp40からLBS AS18に転送されたVIDおよび(送られた場合)MACアドレスは、このセキュアな接続を使用して送られる場合があり、したがって、他のMDによって見られない(たとえば、傍受されない)可能性がある。しかしながら、VIDおよび(送られた場合)MACアドレスはLBS AS18に認識できる通信転送プロトコルの一部を形成しない場合があるので、LBS AS18(およびLS16)は、受信されたVIDおよび(送られた場合)MACアドレスが信頼できると考えない場合がある。しかしながら、LBS AS18(およびLS16)は、IPアドレスが含まれている通信プロトコル(たとえば、IP)がLBS AS18に認識できる場合、含まれたIPアドレスが、次いで、MD12との他の通信(たとえば、LBS AS18からの応答)をサポートす
るために使用される場合があり、したがって、正しく、偽装を受けにくい可能性があるので、MD12から受信されたIPアドレスが信頼できると考えることができる。
次に、LS16は、同じMDがI/F2、I/F3、およびI/F4上で使用されているかどうかについて、すなわち、LS16がI/F1、I/F3、およびI/F5を介して受信した(またはVIDの場合I/F3に送られた)VID、IPアドレス、および(場合によっては)MACアドレスを同じMDが提供したこと、ならびに、I/F2およびI/F5を介して受信されたVIDがLS16によって割り当てられ、I/F3を介してMD12に提供されたVIDに対応することを、(適切な比較により)判定を行うことができる。前述のように、LS16は、たとえば、比較モジュール86を使用して、I/F1、I/F3、およびI/F5の各々を介して受信されたIPアドレス(たとえば、3つの別々のIPアドレス)を照合することにより、かつI/F1およびI/F5を介して受信されたVIDを、I/F3を介して送られるVIDと照合することにより、かつI/F1、I/F3、およびI/F5を介して受信された任意のMACアドレスを照合することによって、この判定を行うことができる。同じIPアドレスがすべてのインターフェース(I/F1、I/F3、およびI/F5)を介して受信された場合、かつI/F3を介して送られるVIDと同じVIDがI/F1およびI/F5を介して受信された場合、かつ同じMACアドレスがI/F1、I/F3、および/またはI/F4を介して受信された場合、LS16は、同じMDが受信された情報を送っていると見なすことができ、したがって受信された情報が信頼できると見なすことができる。MACアドレスはI/F3またはI/F4上で偽装される可能性があるので、MACアドレスの比較は完全に信頼できるとは限らない場合がある。MD12がLBS I/F4を介してAS18に、またはI/F3を介してLS16にアクセスするためにALN14を使用しない限り(たとえば、ALN14がI/F2を介してアクセスするために使用されるIPアドレスとは異なるIPアドレスを有する異なるアクセスネットワークを使用する場合)、IPアドレスの比較は信頼性が高い可能性がある。セキュアな方式で会場(たとえば、LS16)がVIDを割り当て、そのVIDをMD12に転送したので、VIDの比較は常に信頼性が高い可能性がある。
同じMDがI/F2、I/F3、およびI/F4を介して情報を送っていることを検証して、LS16は、受信されたIMSIまたはMSISDNからMD12を識別することができる。LS16はまた、(たとえば、図8および図11について)前に記載されたように、MD12にロケーションサービスを提供することができるか、またはMD12と関係付けることができる。したがって、たとえば、LS16は、MD12にロケーション支援データを送ることができ、MD12のロケーションを計算しMD12に送ることができ、かつ/またはMD12についての1つまたは一連のロケーションをLBS AS18に送ることができる。さらに、LS16は、NBP(たとえば、ALN14によりMD12用に取得された測定値)を使用して、MD12を位置特定することができ、かつ/またはMBP(たとえば、I/F3を介してMD12から受信されたロケーション測定値もしくはロケーション推定値)を使用して、MD12を位置特定することができる。LBS AS18は、(たとえば、LS16から受信された)MD12のロケーションをMD12に提供することができ、ロケーション関連コンテンツ(たとえば、ナビゲーションデータ、地図、方向)をMD12に提供することができ、MD12のロケーションを認可された外部クライアントに提供することができ、かつ/またはMD12についてのロケーション情報を使用して、MD12もしくは屋内エリア26内のすべてのユーザについての統計データを集めることができる。
モバイルデバイスの識別
図7〜図14に関連して記載された前の例におけるように、MDにより(たとえば、MD内のアプリケーションにより)I/F4を介して送られた会場割当てユーザIDまたはAppIDは、特定のMD(たとえば、MD12)内の特定のアプリケーション(たとえば、App40)または特定のMDのユーザ(たとえば、MD12のユーザ)のいずれかを識別するために、(たとえば、LBS AS18などのLBS ASによって)使用される場合がある。ユーザIDまたはAppIDは、ユーザまたはアプリケーション(たとえば、App40)が最初にLBS AS18にサービスの登録をしたときに割り当てられる場合があり、サービスおよびプライバシーの基本設定を確立する。これは、既知の方法を使用する認証アルゴリズムを使用して遂行される場合がある。
I/F2上のモバイルデバイスの識別(たとえば、ALN14によるMD12の識別)、またはI/F3上のモバイルデバイスの識別(たとえば、LS16によるMD12の識別)は、MD(たとえば、MD12)によりALN(たとえば、ALN14)またはLS(たとえば、LS16)に送られるMACアドレス、IPアドレス、またはVIDを使用して実行される場合がある。ALN14またはLS16は、受信されたアドレスまたはVIDを、ALN14またはLS16によって前に取得されたMDについての情報(たとえば、LS16もしくはLBS AS18によってMD12に割り当てられたVID、またはMD12に属すると知られているMACアドレスもしくはIPアドレス)と関連付けることによって、送り側のMD(たとえば、MD12)を識別することができる。
ロケーションサービスは、そのようなサービスに対する要求および/またはサービスを提供する許可がない場合、LS16によって保留される場合がある。たとえば、LS16は、(たとえば、MD12からLS16へのI/F3を介するMD始動ロケーション要求が存在する場合)MD12に対する構成要求がLBS AS18から受信されるまで、MD12向けのロケーションサポートを保留することができる。別の例として、(下記で説明されるように)サービスおよびセキュリティマネージャ(SSM24)がサポートされる場合、LS16は、MDロケーション要求をサポートする許可に関してSSM24に照会し、許可がない場合ロケーションサービス情報を保留することができる。
会場支援データの保護
会場支援データ(すなわち、BSAデータなどのモバイルデバイスのロケーション特定を支援するデータ)は、たとえば、会場支援データがLS(たとえば、LS16)から支援データを受信したMD(たとえば、MD12)から、データが属する会場と関連付けられていない別の会場または別のロケーションサービスプロバイダなどの、ある無認可のサードパーティに偶然または故意に渡されることを防止する助けをするために、様々な方法で保護される場合がある。たとえば、機密会場支援データは、会場によって信頼されているアプリケーション(たとえば、App40)が、LBS AS18によって認証されたLBS AS18に対するサービス要求を行い、次いでLBS AS18がMDID(たとえば、MD12用のMACアドレスまたはVID)でLS16を構成するか、またはMDIDをLS16に提供した後、MDのみに(たとえば、I/F2またはI/F3を介してMD12に)提供される場合がある。この場合、LS16は、構成/提供されたMDIDの受信をトリガとして使用して、機密支援データが識別されたMD12に提供されることを可能にする。別の例として、PE38は、たとえば、LS16によって認証され得るSUPLを使用して、(たとえば、PE38用のプロバイダによってPE38内で構成された)PEプロバイダIDをLS16に送ることができる。(LS16のメモリ62に記憶されたデータベース内で示されるように)PEプロバイダIDが信頼されるPEプロバイダと関連付けられている場合、LS16は、機密支援データをPE38に提供することができる。この場合、PE38は、機密支援データをアプリケーションまたはユーザに公開せず、MD12が会場を離れること(たとえば、ALN14またはLS16から切断されること)に応答して、またはしきい値量の時間が経過した後、機密支援データを廃棄するように構成されるはずである。別の例として、ALN14のAPのID(たとえば、WiFi APの場合のMACアドレス)が再割当てされる場合がある。MACアドレスなどのIDは、断続的に(たとえば、周期的に、非周期的に、非周期的および周期的の組合せなどで)再割当てされる場合がある。IDが再割当てされた後、前のIDに参照されるいかなる支援データももはや有効ではないので、IDの再割当ては、無認可のサードパーティによる前に提供された機密支援データの再使用を防止する助けをすることができる。加えて、クラウドソーシングを介して無認可のサードパーティにMDによって提供された可能性がある、ALN14内の会場APに関する他のデータも、APIDが再割当てされると、もはや適用可能ではない可能性がある。
一実装形態では、APID(たとえば、WiFi APのMACアドレスまたはフェムトセル用のセル識別子)を再割当てすることは、図1および図2に関連して記載されたシステム10内の要素を使用してサポートされる場合がある。図2を参照すると、会場内のAPID再割当てのオーバーヘッドを低減するために、ALN DB22内、およびALN DB22とLS16との間のI/F6上で使用されるシグナリングメッセージ内で固定内部APIDを使用することができる。LS16は、I/F6上で送受信される内部APIDと、I/F1および/またはI/F3上で送受信される支援データおよび測定報告に使用される外部APID(たとえば、MACアドレス)との間を変換することができる。次いで、APIDの再割当ては、ALN DB22の観点からデータおよびシグナリングに影響しない場合がある-たとえば、ALN DB22に記憶されたAP BSAデータ、ALN DB22からLS16への支援データ(たとえば、BSAデータ)の転送、またはMD(たとえば、MD12)によって取得され、LS16にクラウドソーシングされ、次にLS16からALN DB22に転送されるAPについての測定データの転送に影響しない場合がある。LS16内のAPID変換は、(たとえば、APごとの固定内部IDを外部IDにマッピングする)APIDマッピングテーブルを使用することができ、LS16は、LS16用の様々なインターフェース上で使用される様々なプロトコル間およびデータフォーマット間をとにかく変換することができ、この既存のプロトコルまたはデータフォーマットの変換にAPIDマッピングを加えることができるので、かなりの負担ではない可能性がある。一例として、LS16は、ALN DB22からI/F6を介して受信される(たとえば、BSAデータ用の)支援データのフォーマットと、I/F1を介してALN14に、またはI/F3を介してMD12に中継される支援データのフォーマットとの間を変換することができる。第2の例として、(たとえば、ALN14内のAPまたはALN14以外のネットワーク内のAPについての)クラウドソーシングされた測定データは、MD12などのMDからI/F3を介してあるフォーマットに従って、LS16によって受信される場合があり、LS16によって異なるフォーマットに変換される場合があり、次いで、I/F6を介してALN DB22に転送される場合がある。MDが外部APIDを含んでいる支援データを送った記録をLS16が保持する場合、LS16は、外部IDがLS16によって再割当てされた場合新しい外部APIDでこれらのMDを更新することができる。いくつかの実装形態では、ALN14がAPIDの再割当てを管理することができ、たとえば、再割当てされたAPIDを示す報告がLS16に送られる。代替として、LS16がAPIDの再割当てを管理することができる。さらなる代替として、ALN DB22がAPIDの再割当てを管理することができ、ALN DB22は、APIDが再割当てされた場合、LS16に送られた(再割当てされたAPIDを含んでいる)新しい支援データで、古いAP支援データを置き換える。この場合、APのアドレスのLS16による変換は回避される場合がある。いずれの場合も、前の外部APIDを参照するMDからの測定報告が認識される場合があり、APIDの任意の新しいセットがAPID再割当ての前のセットと重複しないならば、前のIDは、(たとえば、LS16またはALN DB22により)新しいIDと置き換えられる。
サービス認可およびプライバシーのサポート
LBS AS18は、MDのユーザ(たとえば、MD12のユーザ)の代わりにサービス認可およびプライバシーをサポートすることができる。ユーザがサービスの登録をするとき(たとえば、MD12のユーザが初めてApp40を起動した後、App40がI/F4を介してLBS AS18にサービスの登録をするとき)、および/またはユーザが会場に入った後(たとえば、ユーザがALN14のカバレージエリアに入ったとき)App40を介してサービスを要求するとき、ユーザとLBS AS18との間で許可されるサービスおよびプライバシーを交渉することができる。次いで、LS16は、LBS AS18からのMD12に対する任意のロケーション要求を実現する(それに応答する)ことができ、LBS AS18がユーザのプライバシーを保護すると見なすことができる。LBS AS18はまた、MD12がインターネットアクセスを許可されるかどうか、MD12がどの会場イントラネットエンティティにアクセスすることを許可されるかなどの、MD12に対するアクセス制限をALN14内で直接構成することができる。MD12によるALN14の使用、ならびにLS16およびLBS AS18によってMD12に提供されるロケーションサービスについての記録および課金などの、LBS AS18の他の機能が実現可能である。
ロケーションベースサービスの提供
図1〜図14をさらに参照して図15を参照すると、ロケーションベースサービスを提供するプロセス210は、図示された段階を含む。しかしながら、プロセス210は例にすぎず、限定するものではない。プロセス210は、たとえば、段階を追加すること、削除すること、並べ替えること、組み合わせること、同時に実行すること、および/または単一の段階を複数の段階に分割することによって、変更することができる。たとえば、図16に関して下記で説明される段階312は、プロセス210に追加される可能性がある。さらに、図16に関して下記で説明される段階320、322は、プロセス210に追加される可能性がある。
プロセス210は、MD12によりインターフェースI/F2およびI/F4を介してLS16に提供される共通モバイルデバイス識別子(MDID)を有する。共通MDIDは、同じMDがインターフェースI/F2およびインターフェースI/F4(および使用される場合インターフェースI/F3)上で使用されていることの検証を容易にするようにも提供され得る、他のMD識別子を関連付ける。たとえば、MDIDは秘密であり、他のエンティティによって傍受されることが困難であり、場合によっては傍受不可能であり、かつ/またはMDIDは会場によって所有され、コピーされそうになく、場合によってはコピーされることが可能ではないので、共通MDIDは偽装されることが可能であるべきではない。したがって、MD12と関連付けられた共通情報は、様々なインターフェースを介してLS16に提供され、LS16は、情報が単一のソースを示すかどうか、たとえば、共通情報が一致するかどうかを判定する。LS16は、ロケーションサービス情報、たとえば、MD12のロケーション、もしくはMD12のロケーションを特定するために、たとえばMD12によって使用され得るロケーション支援情報を提供すること、および/またはLBS ASが提供することを承認することによって、情報が単一のソースを示すことの検証に応答する。
段階212で、プロセス210は、ロケーションサーバにおいて、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバから、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバと関連付けられた第1のモバイルデバイスについての第1の識別情報を受信することを含む。たとえば、LS16は、LBS AS18によって提供されるように、図7〜図14に関して上記で説明されたMD12のIPアドレスおよびMACアドレス(MACアドレスは図7〜図8および図12〜図14ではオプションであり、IPアドレスは図9〜図10ではオプションである)、ならびに図12〜図14に関して説明されたVIDを受信する。
段階214で、プロセス210は、ロケーションサーバにおいて、アクセス/ロケーションネットワークから、第2のモバイルデバイスによりアクセス/ロケーションネットワークに提供された第2の識別情報を受信することを含む。たとえば、LS16は、ALN14から、図7〜図14に関して上記で説明されたMD12のIPアドレスおよびMACアドレス、ならびに図12〜図14に関して説明されたVIDを受信する。
段階216で、プロセス210は、第1の識別情報が第2の識別情報と一致するかどうかを判定することを含む。たとえば、LS16、詳細には比較モジュール86は、LBS AS18およびALN14から受信された情報と、場合によってはLS16に存在する情報(たとえば、会場識別子モジュール90によって生成または選択されたVID)との比較を行う。この比較に基づいて、比較モジュール86は、第1の識別情報と第2の識別情報(たとえば、それぞれのIPアドレス、MACアドレス、および/またはVID)が一致するかどうかを判定する。
段階218で、プロセス210は、第1の識別情報が第2の識別情報と一致するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであるかどうかを判定することを含む。たとえば、LS16、詳細には判定モジュール87は、MD12がLBS AS18とALN14の両方から受信された情報のソースであったかどうかについて、判定を行うことができる。この判定は、第1の識別情報と第2の識別情報が一致することの判定を含む場合がある。これは、判定の全体を構成する場合があるか、または判定は、(i)第1の識別情報および第2の識別情報がいつ受信されたか、ならびに/または、(ii)認証の結果がLS16に伝達される、ALN14および/もしくはLBS AS18によるMD12の認証などの、他の情報にも基づく場合がある。
段階220で、プロセス210は、第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであることの判定に応答して、第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを可能にすることを含む。たとえば、LS16、詳細にはロケーションサービス情報モジュール88は、第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスがまったく同一であることに応答して、MD12に提供するため、またはMD12への別のロケーションベースサービスを決定し提供する際に使用するために、LBS AS18にMD12のロケーションを送ることを可能にし、行うことができる。同じくまたは代替として、LS16は、MD12のロケーションを特定するためにMD12が使用することができるロケーション支援情報を提供すること、または提供するようにLBS AS18に指示することを可能にし、行うことができる。
図1〜図15をさらに参照して図16を参照すると、ロケーションベースサービスを提供するプロセス310は、図示された段階を含む。しかしながら、プロセス310は例にすぎず、限定するものではない。プロセス310は、たとえば、段階を追加すること、削除すること、並べ替えること、組み合わせること、同時に実行すること、および/または単一の段階を複数の段階に分割することによって、変更することができる。たとえば、段階312、320、322はオプションである。
段階312で、プロセス310は、モバイルデバイスに会場割当て識別子を送ることを含む。たとえば、LBS AS18(すなわち、会場識別子モジュール116)またはLS16(すなわち、会場識別子モジュール90)は、VIDを生成または選択し、MD12に送ることができる。VIDは、MACアドレスまたは非MACアドレスの識別子であり得る。
段階314で、プロセス310は、ロケーションサーバにおいて、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバおよびアクセス/ロケーションネットワークからの第1の情報および第2の情報、ならびにモバイルデバイスからの第3の情報を受信することを含む。たとえば、この段階は、場合によっては、第3の情報がロケーションサーバによりモバイルデバイスから受信される場合があることを除き、上記で説明された段階212、214と同様である。たとえば、MD12は、IMSI、IPアドレス、MACアドレス、もしくは(好ましくはVIDがLBS AS18によりMD12に送られる場合のみの)VID、またはこれらのいくつかの情報の組合せを送ることができる。
段階316で、プロセス310は、第1の情報と第2の情報の比較を行うことを含む。この段階は、LS16の外部の3つのソースからの情報が比較されることを除き、上記で説明された段階216と同様である。
段階318で、プロセス310は、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバおよび/またはモバイルデバイスに、モバイルデバイスに関するロケーション情報を送ることによって、第1、第2、および第3の情報がすべてモバイルデバイスから発信されていることを比較が示すことに応答することを含む。たとえば、この段階は、ロケーション情報がLS16によりLBS AS18および/またはMD12に提供され得ることを除き、プロセス210に関して上記で説明された段階218と同様である。
段階320で、プロセス310は、割り当てられたVIDを終了するべきかどうかを判定することを含む。たとえば、電源を切られること、ALN14、LS16、もしくはLBS AS18の範囲から出ること、またはさもなければ、ALN14、LS16、もしくはLBS AS18から切断されることによって、たとえば、MD12がALN14、LS16、またはLBS AS18との通信をやめた場合、プロセス310は終了する。同じくまたは代替として、割り当てられたVIDは、時間しきい値を超えた(たとえば、タイマが満了した)場合プロセス310が終了するなどの、時間制限を有する場合がある。プロセス310が終了した場合、VIDは、プロセス310が再び始まる場合、たとえば、MD12が会場に再び入るか、またはALN14、LS16、もしくはLBS18との通信を再確立する場合、割り当てられる。割り当てられたVIDが終了されるべきではない場合、プロセス310は段階322に進む。
段階322で、プロセス310は、新しい、第1、第2、または第3の情報が受信されたかどうかを判定することを含む。そうである場合、プロセス310は段階314に戻り、そうでない場合、プロセス310は段階320に戻る。
図1〜図3をさらに参照して、次に図17を参照すると、MD12は、第1の送信モジュール(第1の識別番号を送るための手段)510と、第2の送信モジュール(第2の識別番号を送るための手段)512と、第3の送信モジュール(第3の識別番号を送るための手段)514と、ロケーションサービスモジュール(ロケーションサービスを取得するための手段)516と、会場割当て識別子モジュール(会場割当て識別子を受信するための手段)518とを含む場合がある。モジュール510、512、514、516、518は、互いに通信可能に結合され、必要に応じて、プロセッサ30によって実装された機能モジュール、メモリ32に記憶されたソフトウェア34、モデム36、PE38、App40、および/またはトランシーバ42、44、46のうちの1つもしくは複数であり得る。したがって、機能を実行するか、または実行するように構成されたモジュール510、512、514、516、または518のうちのいずれかに対する言及は、ソフトウェア34に従って機能を実行するか、もしくは実行するように構成されたプロセッサ30、および/またはプロセッサ30のハードウェア、モデム36、PE38、App40、および/または機能を実行するか、もしくは実行するように構成されたトランシーバ42、44、46のうちの1つもしくは複数の省略表現であり得る。同様に、受信、送信、または取得の機能を実行するプロセッサ30に対する言及は、それぞれ、その機能を実行する第1の送信モジュール510、第2の送信モジュール512、第3の送信モジュール514、ロケーションサービスモジュール516、および/または会場割当て識別子モジュール518に等価であり得る。
第1の送信モジュール510、第2の送信モジュール512、および第3の送信モジュール514は、それぞれ、MD12用の第1の識別番号、第2の識別番号、および第3の識別番号を取得(場合によっては生成)し、LBS AS18、ALN 14、およびLS16に向けて送るように構成される。第1、第2、および第3の識別番号は、モバイルデバイス12用の共通識別番号を含む場合がある。共通識別番号は、たとえば、MACアドレス、IPアドレス、および/またはVIDであり得るし、メモリ32から、またはMD12以外のデバイスから、たとえば、会場割当て識別子モジュール518を介してLBS AS18から、取得される場合がある。会場割当て識別子モジュール518は、LS16、ALN14、またはLBS AS18からVIDを受信するように構成される場合があり、第1の送信モジュール510、第2の送信モジュール512、および/または第3の送信モジュール514は、それぞれ、第1の識別番号、第2の識別番号、および/または第3の識別番号にVIDを含めるように構成される場合がある。
ロケーションサービスモジュール516は、ALN14、LS16、および/またはLBS AS18からロケーションサービスを取得するように構成される場合がある。ロケーションサービスを取得することは、ALN14、LS16、および/もしくはLBS AS18からロケーション支援データを受信すること、またはALN14、LS16、および/もしくはLBS AS18からMD12についてのロケーション推定値を受信することであり得る。
図1〜図17をさらに参照して図18を参照すると、モバイルデバイス(たとえば、MD12)においてロケーションベースサービスを取得するプロセス610は、図示された段階を含む。しかしながら、プロセス610は例にすぎず、限定するものではない。プロセス610は、たとえば、段階を追加すること、削除すること、並べ替えること、組み合わせること、同時に実行すること、および/または単一の段階を複数の段階に分割することによって、変更することができる。
段階612で、プロセス610は、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバ(LBS AS)にモバイルデバイス用の第1の識別番号を送ることを含む。たとえば、MD12の第1の送信モジュール510は、LBS AS18に識別番号を送る。第1の識別番号は、MACアドレス、IPアドレス、会場割当て識別子(VID)などであり得る。
段階614で、プロセス610は、アクセス/ロケーションネットワーク(ALN)にモバイルデバイス用の第2の識別番号を送ることを含み、第1の識別番号および第2の識別番号は、モバイルデバイス用の共通識別番号を含む。たとえば、MD12の第2の送信モジュール512は、ALN14に識別番号を送る。第2の識別番号は、MACアドレス、IPアドレス、会場割当て識別子(VID)などであり得る。第1の識別番号および第2の識別番号は、共通の(好ましくは同一の)部分を含む。
段階616で、プロセス610は、LBS ASまたはALNのうちの少なくとも1つからロケーションサービスを取得することを含む。たとえば、ロケーションサービスモジュール516は、LBS AS18および/もしくはALN14からロケーション支援データを受信し、かつ/またはロケーションサービスモジュール516は、LBS AS18および/もしくはALN14からMD12についてのロケーション推定値を受信する。
プロセス610は、ロケーションサーバにモバイルデバイス用の第3の識別番号を送ることをさらに含む場合があり、第3の識別番号は、モバイルデバイス用の共通識別番号を含む。たとえば、第3の送信モジュール514は、第3の識別番号を取得し、LS16に送ることができる。第1の識別番号および第2の識別番号と同様に、第3の識別番号は、MACアドレス、IPアドレス、VID、または識別番号として使用される他の情報であり得る。ロケーションサービスモジュール516がLS16からロケーション支援データおよび/またはMD12についてのロケーション推定値を受信するなどのように、プロセス610は、ロケーションサーバからロケーションサービスを取得することをさらに含む場合がある。LS16はSUPL SLPであり得るし、LS16からロケーション支援データおよび/またはMD12についてのロケーション推定値を受信することは、LS16とMD12との間のSUPLセッションを使用することを含む場合がある。
第1の識別番号、第2の識別番号、および/または第3の識別番号は、メモリ32から取得される、MD12の外部にあるエンティティから取得される、MD12によって生成されるなどの場合がある。たとえば、プロセス610は、LBS ASまたはロケーションサーバからVIDを受信することをさらに含む場合があり、VIDは、モバイルデバイスに一時的に特有であり、第1の識別番号、第2の識別番号、および/または第3の識別番号はVIDを含む。たとえば、会場割当て識別子モジュール518は、LS16からVIDを受信することができる。VIDは、たとえば、MACアドレスであり得る。
サービスおよびセキュリティマネージャの使用
図1〜図2を再び参照して図19を参照すると、SSM24は、プロセッサ410と、ソフトウェア414を含むメモリ412と、I/Fトランシーバ416とを含む、コンピュータシステムを含む。プロセッサ410は、好ましくは、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、ARM(登録商標)、Intel(登録商標)社、またはAMD(登録商標)によって製作されるものなどの中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などである。プロセッサ410は、SSM24内で分散され得る複数の別々の物理エンティティを備える可能性がある。メモリ412は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含む。メモリ412は、実行されたとき、(特許請求の範囲を含む説明は、機能のうちの1つまたは複数を実行するか、または実行するように構成されたプロセッサ410のみを参照する場合があるが)本明細書に記載された様々な機能をプロセッサ410に実行させるように構成されたプロセッサ可読命令を含んでいる、プロセッサ可読、プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであるソフトウェア414を記憶する、非一時的プロセッサ可読記憶媒体である。代替として、ソフトウェア414は、プロセッサ410によって直接実行可能ではない場合があるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、これらの機能をプロセッサ410に実行させるように構成される。SSM24は、LS16、LBS AS18、および/またはALN14と双方向に通信するように構成される。I/Fトランシーバ416は、1つまたは複数の物理エンティティ、たとえば、ALN14、LS16、およびLBS AS18と通信するためのインターフェースごとのトランシーバ、単一のトランシーバ、または、1つもしくは複数の共有構成要素を有する複数のトランシーバであり得る。SSM24は、ALN14、LS16、またはLBS AS18のうちの1つの中の論理エンティティである可能性がある。代替として、SSM24は、ALN14、LS16、およびLBS AS18のうちの2つ以上に分散されている可能性がある。図示されたように、SSM24がALN14、LS16、およびLBS AS18の外部にある場合、3つのインターフェースは、SSM24とALN14、LS16、およびLBS AS18との間の通信を提供する。
SSM24は、複数の潜在的な役割を有する。SSM24は、ALN14、LS16、およびLBS AS18からMD12などのMDへの、ロケーションおよび接続サービスを認可するための中心であり得る。したがって、1つまたは複数の対応するロケーションサービスの提供に対する1つまたは複数の要求がSSM24に送られる場合があり、SSM24は、要求されたロケーションサービスを認可または拒絶することによって(たとえば、要求側のエンティティに認可指示または拒絶指示を送ることによって)、要求の各々に応答することができる。SSM24は、会場オーナまたはサービスプロバイダが、複数のALN、LS、および/またはLBS ASをサポートまたは使用することを可能にすることができる。SSM24は、複数のALN、LS、および/またはLBS ASにわたって、情報を調整および共有することができる。複数のLBS ASは、たとえば、様々なLBS ASを有する複数のアプリケーションプロバイダが存在するとき、使用される場合がある。たとえば、各アプリケーションプロバイダは、MD12などのMDに1つまたは複数のAppを提供することができ、LBS ASを提供して、I/F4を介してこれらのAppからのサービス要求をサポートすることができる。その場合、各App(たとえば、App40)は、Appのプロバイダ用のLBS AS18のみと対話する場合があり、他の何らかのAppプロバイダ用のLBS ASと対話しない場合がある。複数のLSは、たとえば、いくつかのロケーションプロバイダが存在するとき、使用される可能性がある。複数のALNは、たとえば、複数の会場で、または単一の会場が様々なタイプのAP(たとえば、WiFi APおよびBluetooth(登録商標)AP)を使用するとき、使用される可能性がある。
SSM24を含むシステム10における通信は、様々な要求および応答を含む場合がある。たとえば、ALN14は、たとえば、ALN14との通信を開始したモバイルデバイス(たとえば、MD12)に通信サービス(たとえば、インターネットへのアクセスまたはシステム10内の他のエンティティへのアクセス)を提供するように要求するアクセス制御要求を、SSM24に送ることができる。SSM24は、ALN14がそのモバイルデバイスに通信サービスを提供するための許可を付与または拒絶するアクセス制御応答で、ALN14に応答することができる。MD12(またはApp40などのMD12上のApp)は、LBS AS18によるMD12のユーザまたはMD12上のApp(たとえば、App40)の認証を可能にする情報をLBS AS18に送ることができ、認証されるべきAppIDまたはユーザIDをこの情報に含めることができる。同様に、LBS AS18は、MD12(またはApp)がLBS AS18を認証することを可能にする情報を、MD12に(またはMD12上のApp40などのAppに)送ることができる。MD12(またはApp)とLBS AS18との間の認証通信は、MD12および/またはLBS AS18を認証するか、または認証しないかのいずれかであり、後者の場合、MD12へのロケーションサービスがLBS AS18によって拒絶される結果になり、かつ/またはMD12がLBS AS18に要求しない結果になる。MD12は、同様または代替的に、LBS AS18に1つまたは複数のMDID、たとえば、MACアドレス、IPアドレス、および/またはVIDを送ることができる。LBS AS18は、MD12にロケーションサービスを提供するための認証を取得するために、SSM24にサービス認可要求を送ることができ、MACアドレス、ユーザID、またはAppIDなどのMD12用の1つまたは複数のIDをサービス認可要求に含めることができる。サービス認可要求に応答して、SSM24は、LBS AS18がMD12にロケーションサービスを提供するための許可を付与または拒絶し、場合によってはどのロケーションサービスが提供され得るかを示すサービス認可応答を、LBS AS18に送ることができる。SSM24は、たとえば、各LBS AS18内で、および/またはどの会場内
で、どのモバイルデバイスおよび/またはアプリケーションがサービスの登録をされたかを(たとえば、メモリ412に)記録することができる。MD12は、MD認証情報および/または1つもしくは複数のMDID(たとえば、IMSI、IPアドレス、MACアドレス、VID)をLS16に送って、LS16がMD12を識別する(たとえば、本明細書において前に記載されたように、MD12がI/F2、I/F3、およびI/F4の各々で使用されているかどうかを判定する)ことを可能にすること、ならびに/または、LS16がMD12を認証することを可能にすることができる。同様に、LS16は、MD12にLS認証情報を送って、MD12がLS16を認証することを可能にすることができる。LS16はまた、SSMにロケーション認可要求を送って、MD12に、たとえば、直接MD12に、またはLBS AS18にロケーションサービスを提供する認可を取得することができる。LS16は、MACアドレス、IMSI、またはMSISDNなどのMD12用の1つまたは複数のIDをロケーション認可要求に含めることができる。SSM24は、LS16がMD12にロケーションサービスを提供するための許可を付与または拒絶し、場合によってはどのロケーションサービスが提供され得るかを示すロケーション認可応答をLS16に送ることによって、ロケーション認可要求に応答することができる。LS16は、(たとえば、特定のMACアドレスまたはIPアドレスなどのMD12用のIDを含んでいる、MD12によって送信された信号を検出することによって)特定のMD12を探索するようにALN14に指示または要求するMD探索要求をALN14に送ることができ、たとえば、MD探索要求は、MD12のMACアドレスおよび/またはIPアドレスを含む。ALN14は、MD12を探索し、ALN14がMD12を検出した(たとえば、LS16からの要求内で提供されたMACアドレスまたはIPアドレスを含んでいる、MD12によって送信された信号を検出した)かどうかを示すMD検出応答をLS16に送ることによって、この要求に応答することができる。ALN14とMD12は、ALN14がMD12を検出すること、および/またはMD12がALN14から通信サービスを取得することの一部として、1つまたは複数のID(たとえば、MACアドレス)を交換することができる。LBS AS18は、I/F5を介してLS16にロケーション要求を送って、MD12についての4つ以上のロケーションを取得することができ、MD12用の1つまたは複数のID(たとえば、IPアドレス、MACアドレス、および/またはVID)を要求に含めることができる。次いで、LS16は、本明細書において前に記載されたように、同じMD、たとえばMD12がI/F4、I/F2、および場合によってはI/F3を介して使用されていることを検証することができ、次いで、(たとえば、SUPLを使用する)I/F3上のMD12との対話を介して、かつ/または、I/F1を介してMD12についてのロケーションもしくはロケーション測定値をALN14に要求することによって、MD12についての1つまたは複数のロケーションを取得することができる。次いで、LS16は、I/F5を介してLBS AS18にMD12についての1つまたは複数のロケーションを返信することができる。
SSM24はまた、MD12にロケーションサービスを提供することに関連するか、もしくはMD12に関連する、かつ/または、LS16/および/もしくはLBS AS18からセキュアな方式でロケーションサービスを提供することに関連する、他の機能をサポートすることができる。たとえば、SSM24は、(i)MD12もしくはApp40用の識別番号が検証されるセキュリティ、(ii)ALN14からの通信サービスおよび/もしくはLS16からのロケーションサービスおよび/もしくはLBS AS18からのロケーションサービスがSSM24によって認可されるサービス認可、ならびに/または、(iii)MD12のロケーションが無認可のクライアントに開示されないプライバシーをサポートすることができる。SSM24はまた、たとえば、図7〜図14に関連して前に記載されたように、様々なI/F上で使用される様々なMD識別番号を関連付けおよび検証することができ、I/F2、I/F4、および場合によってはI/F3を介して受信された様々なMDIDの比較は、LS16ではなくSSM24によって検証される。SSM24は、ALN14からMD12への相互接続サービス、LS16からMD12へのロケーションサービス、およびLBS AS18からMD12へのロケーションコンテンツサービスを認可することができる。SSM24は、ユーザ(たとえば、加入)記録を維持することができ、MD12(またはApp40)に認可されたサービスおよびMD12(またはApp40)のためのプライバシー要件を維持することができる。SSM24はさらに、(たとえば、MD12のユーザの課金用および/または特定もしくはすべてのユーザに関する統計データを収集するために)MD12またはApp40についてのサービス使用記録を維持することができる。SSM24は、いくつかの外部クライアントへのゲートウェイとして働くことができる-たとえば、公共安全応答ポイント(PSAP)または合法的傍受を実行するクライアントにインターフェースすることができる。SSM24は、LS16からMD12に送られ得る特定のタイプの支援データ、および/または、LBS AS18によりMD12に送られ得る特定のタイプのロケーションコンテンツ(たとえば、建物地図、方向、会場情報)を含む、(たとえば、LS16および/またはLBS AS18からの)MD向けの様々なロケーションサービスを認可することができる。
前の例のうちの多くは、1つまたは複数のWiFi APを備えるALN14に基づくが、これらの例によって例示された方法は、他のタイプのAPを備えるALN14、たとえば、1つもしくは複数のBluetooth(登録商標) AP、1つもしくは複数のフェムトセル、1つもしくは複数のスモールセル、および/または1つもしくは複数の様々なタイプのAPの組合せを備えるALN14に適用可能であり得る。WiFi MACアドレスがVIDとしてMD12に提供され、かつ/またはMD12を識別するためにALN14、LS16、および/もしくはLBS AS18にMD12によって送られ、ALN14がWiFi APとは異なるAPを備える例の場合、これらの例におけるWiFi MACアドレスは、MD12用の異なるアドレスまたは異なる識別番号によって置き換えられる場合がある。異なるアドレスまたは異なる識別番号は、MD12とWiFi APではないALN14内のそれらのAPとの間の通信と関連付けられる場合があり、かつ/または、MD12とWiFi APではないALN14内の1つもしくは複数のAPとの間のI/F2上の通信プロトコルによって使用されるアドレスもしくは識別番号であり得る。異なるアドレスまたは異なる識別番号は、TCP/IPアドレス、UDP/IPアドレス、Bluetooth(登録商標)アドレス、プロバイダアドレス、デバイスアドレス(たとえば、国際モバイル機器識別番号(IMEI))、公共ユーザアドレス、または他の何らかのアドレスもしくは識別番号であり得る。
他の検討事項
特許請求の範囲を含め、本明細書で使用される場合、「少なくとも1つの」という前置きが付けられた項目のリストで使用される「または」は、たとえば「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」というリストが、AもしくはBもしくはCもしくはABもしくはACもしくはBCもしくはABC(すなわち、AとBとC)、または2つ以上の特徴を有する組合せ(たとえば、AA、AAB、ABBC、など)を意味するように、選言的なリストを示す。
特許請求の範囲を含め、本明細書で使用される場合、特に明記されない限り、機能または動作が項目または条件「に基づく」という文言は、機能もしくは動作が述べられた項目もしくは条件に基づくこと、および、述べられた項目もしくは条件に加えて1つもしくは複数の項目ならびに/もしくは条件に基づく場合があることを意味する。
ワイヤレス通信ネットワークは、ワイヤレスに送信されるすべての通信を有するとは限らないが、ワイヤレスに送信される少なくともいくつかの通信を有するように構成される。
他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの種類により、上述された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴は、機能の一部が異なる物理的位置で実装されるように分散されることを含め、様々な部分に物理的に位置する場合もある。
さらに、2つ以上の発明が開示される場合がある。
ワイヤレス通信ネットワークは、ワイヤレスに送信されるすべての通信を有するとは限らないが、ワイヤレスに送信される少なくともいくつかの通信を有するように構成される。
記載された構成に対する大幅な変形が特定の要件に従って行われる場合がある。たとえば、カスタマイズされたハードウェアが使用されてもよく、かつ/または、特定の要素が、ハードウェア、(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、もしくは両方に実装されてよい。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなどの他のコンピューティングデバイスへの接続が利用される場合がある。
物理的な、および/または有形のコンピュータ可読媒体の一般的な形態には、たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープもしくは任意の他の磁気媒体、CD-ROM、他の任意の光媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを有する任意の他の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH-EPROM、任意の他のメモリチップもしくはメモリカートリッジ、以下に記載されるような搬送波、またはコンピュータが命令および/もしくはコードを読み取ることができる任意の他の媒体が含まれる。
上記で説明された方法、システム、およびデバイスは例である。様々な構成は、様々な手順または構成要素を、必要に応じて、省略、置換、または追加することができる。たとえば、代替的な構成では、方法は、記載された順序とは異なる順序で実行される場合があり、様々なステップが追加、省略、または結合される場合がある。また、いくつかの構成に関して記載された特徴は、様々な他の構成において組み合わされる場合がある。構成の様々な態様および要素は、同様の方式で組み合わされる場合がある。また、技術は進化するので、要素の多くは例であり、本開示の範囲または特許請求の範囲を限定しない。
例示的な(実装形態を含む)構成の完全な理解をもたらすために、説明において具体的な詳細が与えられている。しかしながら、構成はこれらの具体的な詳細なしに実践される場合がある。たとえば、構成を不明瞭にすることを回避するために、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法は、不必要な詳細なしに示されている。この説明は、例示的な構成のみを提供し、特許請求の範囲の範囲、適用性、または構成を限定しない。むしろ、構成の前述の説明は、記載された技法を実装するための説明を与える。本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、要素の機能および構成において様々な変更が行われる場合がある。
また、構成は、フロー図またはブロック図として描写されるプロセスとして記載される場合がある。各々は順次的なプロセスとして動作を記載する場合があるが、動作の多くは、並列または同時に実行される場合がある。加えて、動作の順序は並べ替えられる場合がある。プロセスは、図に含まれない追加の段階または機能を有する場合がある。さらに、方法の例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれらの任意の組合せによって実装される場合がある。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードに実装されるとき、タスクを実行するプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体などの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶される場合がある。プロセスは、記載されたタスクを実行することができる。
互いに結合または通信するものとして図に示され、かつ/または本明細書において説明された、機能的またはそうでない構成要素は、通信可能に結合される。すなわち、それらは、それらの間の通信を可能にするために、直接的または間接的に結合される場合がある。
いくつかの例示的な構成を記載してきたが、本開示の趣旨から逸脱することなく、様々な変更、代替構造、および均等物が使用される場合がある。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムの構成要素であり得るし、他の規則が本発明の適用例よりも優先されるか、またはそうでなければ本発明の適用例を変更する場合がある。また、上記の要素が考慮される前、その間、またはその後、いくつかの動作が行われる場合がある。したがって、上記の説明は特許請求の範囲を拘束しない。
ある値が第1のしきい値を超える(またはそれよりも大きい)という文言は、その値が、第1のしきい値よりもわずかに大きい第2のしきい値、たとえばコンピューティングシステムの分解能において第1のしきい値よりも1つの値だけ高い第2のしきい値を満たすか、または超えるという文言と等価である。ある値が第1のしきい値よりも小さい(またはそれ以内である)という文言は、その値が、第1のしきい値よりもわずかに小さい第2のしきい値、たとえばコンピューティングシステムの分解能において第1のしきい値よりも1つの値だけ低い第2のしきい値以下であるという文言と等価である。
以下は、上記の説明のそれぞれの部分による、方法およびプロセッサ可読記憶媒体の例である。
1.ロケーションベースサービスを提供する方法であって、
ロケーションサーバにおいて、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバから、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバと関連付けられた第1のモバイルデバイス用の第1の識別情報を受信するステップと、
ロケーションサーバにおいて、アクセス/ロケーションネットワークから、アクセス/ロケーションネットワークと関連付けられた第2のモバイルデバイス用の第2の識別情報を受信するステップと、
第1の識別情報が第2の識別情報と一致するかどうかを判定するステップと、
第1の識別情報が第2の識別情報と一致するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであるかどうかを判定するステップと、
第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであることの判定に応答して、第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを可能にするステップと
を含む、方法。
2.ロケーションサービスを可能にするステップが、第1のモバイルデバイスにロケーション支援データを提供するステップ、第1のモバイルデバイスにロケーション推定値を提供するステップ、またはロケーションベースサービスアプリケーションサーバに第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を提供するステップのうちの少なくとも1つを含む、例1の方法。
3.第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値が、アクセス/ロケーションネットワークによって提供された第1のモバイルデバイスについての測定値、第1のモバイルデバイスによって提供された第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値、または第1のモバイルデバイスによって提供されたロケーション測定値のうちの少なくとも1つを使用して取得される、例2の方法。
4.ロケーションサーバが、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)であり、第1のモバイルデバイスによって提供された第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値、または第1のモバイルデバイスによって提供されたロケーション測定値が、ロケーションサーバと第1のモバイルデバイスとの間のSUPLセッションを使用して取得される、例3の方法。
5.第1の識別情報が第1のインターネットプロトコルアドレスを含み、第2の識別情報が第2のインターネットプロトコルアドレスを含み、または第1の識別情報が第1の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含み、第2の識別情報が第2のMACアドレスを含む、例1の方法。
6.ロケーションベースサービスアプリケーションサーバから第1のモバイルデバイスに第1の会場割当て識別子(VID)を送るステップをさらに含み、第1のVIDが第1のモバイルデバイスに一時的に特有であり、第1の識別情報が第1のVIDを含み、第2の識別情報が第2のVIDを含む、例1の方法。
7.第1のVIDが第1の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含み、第2のVIDが第2のMACアドレスを含む、例6の方法。
8.ロケーションサーバにおいて、第3のモバイルデバイスから、第3のモバイルデバイス用の第3の識別情報を受信するステップと、
第3の識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報と一致するかどうかを判定するステップと、
第3の識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報と一致するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、第1のモバイルデバイス、第2のモバイルデバイス、および第3のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであるかどうかを判定するステップと
をさらに含み、
第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを可能にするステップが、第1のモバイルデバイス、第2のモバイルデバイス、および第3のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであると判定することに応答する、
例1の方法。
9.第1の識別情報が第1のインターネットプロトコルアドレスを含み、第2の識別情報が第2のインターネットプロトコルアドレスを含み、第3の識別情報が第3のインターネットプロトコルアドレスを含む、例8の方法。
10.第1の識別情報が第1の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含み、第2の識別情報が第2のMACアドレスを含み、第3の識別情報が第3のMACアドレスを含む、例8の方法。
11.ロケーションベースサービスアプリケーションサーバから第1のモバイルデバイスに、またはロケーションサーバから第3のモバイルデバイスに会場割当て識別子(VID)を送るステップをさらに含み、VIDが送られたモバイルデバイスにVIDが一時的に特有である、例8の方法。
12.第3の識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報と一致するかどうかを判定するステップが、第1の識別情報、第2の識別情報、および第3の識別情報が各々VIDを備えると判定するステップである、例11の方法。
13.VIDが媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例11の方法。
14.アクセス/ロケーションネットワークが、IEEE 802.11のWiFiアクセスポイント(AP)、Bluetooth(登録商標) AP、またはフェムトセルのうちの少なくとも1つを備える、例1の方法。
15.第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを可能にするステップが、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバからの第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを可能にすることを含む、例1の方法。
16.第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであると判定できなかったことに応答して、ロケーションサーバからの第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを保留するステップをさらに含む、例1の方法。
17.ロケーションベースサービスアプリケーションサーバから、ロケーションベースサービスアプリケーションサーバと関連付けられた第1のモバイルデバイス用の第1の識別情報を受信することと、
アクセス/ロケーションネットワークから、アクセス/ロケーションネットワークと関連付けられた第2のモバイルデバイス用の第2の識別情報を受信することと、
第1の識別情報が第2の識別情報と一致するかどうかを判定することと、
第1の識別情報が第2の識別情報と一致するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであるかどうかを判定することと、
第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであることの判定に応答して、第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを可能にすることと
をプロセッサに行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を含む、プロセッサ可読記憶媒体。
18.ロケーションサービスを可能にすることをプロセッサに行わせるように構成された命令が、第1のモバイルデバイスにロケーション支援データを提供すること、第1のモバイルデバイスにロケーション推定値を提供すること、またはロケーションベースサービスアプリケーションサーバに第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を提供することのうちの少なくとも1つをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む、例17のプロセッサ可読記憶媒体。
19.アクセス/ロケーションネットワークによって提供された第1のモバイルデバイスについての測定値、第1のモバイルデバイスによって提供された第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値、または第1のモバイルデバイスによって提供されたロケーション測定値のうちの少なくとも1つを使用して、第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を取得することをプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含む、例18のプロセッサ可読記憶媒体。
20.命令が、第1のモバイルデバイスを有するセキュアユーザプレーンロケーションセッションを使用して、第1のモバイルデバイスによって提供された第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値、または第1のモバイルデバイスによって提供されたロケーション測定値を取得することをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む、例19のプロセッサ可読記憶媒体。
21.第1の識別情報が第1のインターネットプロトコルアドレスを含み、第2の識別情報が第2のインターネットプロトコルアドレスを含み、または第1の識別情報が第1の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含み、第2の識別情報が第2のMACアドレスを含む、例17のプロセッサ可読記憶媒体。
22.第3のモバイルデバイスから、第3のモバイルデバイス用の第3の識別情報を受信することと、
第3の識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報と一致するかどうかを判定することと、
第3の識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報と一致するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、第1のモバイルデバイス、第2のモバイルデバイス、および第3のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであるかどうかを判定することと
をプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含み、
第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを可能にすることをプロセッサに行わせるように構成された命令が、第1のモバイルデバイス、第2のモバイルデバイス、および第3のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであることの判定に応答して、プロセッサにそのように行わせるように構成された、
例17のプロセッサ可読記憶媒体。
23.第1の識別情報が第1のインターネットプロトコルアドレスを含み、第2の識別情報が第2のインターネットプロトコルアドレスを含み、第3の識別情報が第3のインターネットプロトコルアドレスを含む、例22のプロセッサ可読記憶媒体。
24.第1の識別情報が第1の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含み、第2の識別情報が第2のMACアドレスを含み、第3の識別情報が第3のMACアドレスを含む、例22のプロセッサ可読記憶媒体。
25.第3のモバイルデバイスに会場割当て識別子(VID)を送ることをプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含み、VIDが送られたモバイルデバイスにVIDが一時的に特有である、例22のプロセッサ可読記憶媒体。
26.第3の識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報と一致するかどうかを判定することをプロセッサに行わせるように構成された命令が、第1のモバイルデバイス、第2のモバイルデバイス、および第3のモバイルデバイスが各々VIDを備えると判定することをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む、例25のプロセッサ可読記憶媒体。
27.VIDが媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例25のプロセッサ可読記憶媒体。
28.アクセス/ロケーションネットワークが、IEEE 802.11のWiFiアクセスポイント(AP)、Bluetooth(登録商標) AP、またはフェムトセルのうちの少なくとも1つを備える、例17のプロセッサ可読記憶媒体。
29.第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスが同じモバイルデバイスであると判定できなかったことに応答して、ロケーションサーバからの第1のモバイルデバイス向けのロケーションサービスを保留することをプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含む、例17のプロセッサ可読記憶媒体。
30.モバイルデバイスにおいて、ロケーションベースサービスを取得する方法であって、
ロケーションベースサービスアプリケーションサーバ(LBS AS)にモバイルデバイス用の第1の識別番号を送るステップと、
アクセス/ロケーションネットワーク(ALN)にモバイルデバイス用の第2の識別番号を送るステップであって、第1の識別番号および第2の識別番号がモバイルデバイス用の共通識別番号を含む、送るステップと、
LBS ASまたはALNのうちの少なくとも1つからロケーションサービスを取得するステップと
を含む、方法。
31.モバイルデバイス用の共通識別番号が、インターネットプロトコル(IP)アドレスまたは媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例30の方法。
32.LBS ASまたはALNからロケーションサービスを取得するステップが、LBS ASもしくはALNからロケーション支援データを受信するステップ、またはLBS ASもしくはALNからモバイルデバイスについてのロケーション推定値を受信するステップのうちの少なくとも1つを含む、例30の方法。
33.LBS ASから会場割当て識別子(VID)を受信するステップをさらに含み、VIDがモバイルデバイスに一時的に特有であり、第2の識別番号がVIDを含む、例30の方法。
34.VIDが媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例33の方法。
35.ロケーションサーバにモバイルデバイス用の第3の識別番号を送るステップをさらに含み、第3の識別番号がモバイルデバイス用の共通識別番号を含む、例30の方法。
36.ロケーションサーバからロケーションサービスを取得するステップをさらに含む、例35の方法。
37.ロケーションサーバからロケーションサービスを取得するステップが、ロケーションサーバからロケーション支援データを受信するステップ、またはロケーションサーバからモバイルデバイスについてのロケーション推定値を受信するステップのうちの少なくとも1つを含む、例36の方法。
38.ロケーションサーバが、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)であり、ロケーションサーバからロケーション支援データを受信するステップ、またはロケーションサーバからモバイルデバイスについてのロケーション推定値を受信するステップが、ロケーションサーバとモバイルデバイスとの間のSUPLセッションを使用するステップを含む、例37の方法。
39.ロケーションサーバから会場割当て識別子(VID)を受信するステップをさらに含み、VIDがモバイルデバイスに一時的に特有であり、第1の識別番号および第2の識別番号がVIDを含む、例35の方法。
40.VIDが媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例39の方法。
41.ALNが、IEEE 802.11のWiFiアクセスポイント(AP)、Bluetooth(登録商標) AP、またはフェムトセルのうちの少なくとも1つを備える、例30の方法。
42.ロケーションベースサービスアプリケーションサーバ(LBS AS)にモバイルデバイス用の第1の識別番号を送ることと、
アクセス/ロケーションネットワーク(ALN)にモバイルデバイス用の第2の識別番号を送ることであって、第1の識別番号および第2の識別番号がモバイルデバイス用の共通識別番号を含む、送ることと、
LBS ASまたはALNのうちの少なくとも1つからロケーションサービスを取得することと
をプロセッサに行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を含む、プロセッサ可読記憶媒体。
43.モバイルデバイス用の共通識別番号が、インターネットプロトコル(IP)アドレスまたは媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例42のプロセッサ可読記憶媒体。
44.LBS ASまたはALNからロケーションサービスを取得することをプロセッサに行わせるように構成された命令が、LBS ASもしくはALNからロケーション支援データを受信すること、またはLBS ASもしくはALNからモバイルデバイスについてのロケーション推定値を受信することのうちの少なくとも1つをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む、例42のプロセッサ可読記憶媒体。
45.LBS ASから会場割当て識別子(VID)を受信することをプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含み、VIDがモバイルデバイスに一時的に特有であり、第2の識別番号がVIDを含む、例42のプロセッサ可読記憶媒体。
46.VIDが媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例45のプロセッサ可読記憶媒体。
47.ロケーションサーバにモバイルデバイス用の第3の識別番号を送ることをプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含み、第3の識別番号がモバイルデバイス用の共通識別番号を含む、例42のプロセッサ可読記憶媒体。
48.ロケーションサーバからロケーションサービスを取得することをプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含む、例47のプロセッサ可読記憶媒体。
49.ロケーションサーバからロケーションサービスを取得することをプロセッサに行わせるように構成された命令が、ロケーションサーバからロケーション支援データを受信すること、またはロケーションサーバからモバイルデバイスについてのロケーション推定値を受信することのうちの少なくとも1つをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む、例48のプロセッサ可読記憶媒体。
50.ロケーションサーバが、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)であり、ロケーションサーバからロケーション支援データを受信すること、またはロケーションサーバからモバイルデバイスについてのロケーション推定値を受信することをプロセッサに行わせるように構成された命令が、ロケーションサーバを有するSUPLセッションを使用して、ロケーション支援データまたはロケーション推定値を受信することをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む、例49のプロセッサ可読記憶媒体。
51.ロケーションサーバから会場割当て識別子(VID)を受信することをプロセッサに行わせるように構成された命令をさらに含み、VIDがモバイルデバイスに一時的に特有であり、第1の識別番号および第2の識別番号がVIDを含む、例47のプロセッサ可読記憶媒体。
52.VIDが媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、例51のプロセッサ可読記憶媒体。
53.ALNが、IEEE 802.11のWiFiアクセスポイント(AP)、Bluetooth(登録商標) AP、またはフェムトセルのうちの少なくとも1つを備える、例42のプロセッサ可読記憶媒体。