JP2016531501A - キャリア設定方法、基地局、及びユーザ装置 - Google Patents

キャリア設定方法、基地局、及びユーザ装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、通信分野に関係するとともに、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、オペレータがNCTキャリアを配置することができないとともに、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を獲得することができず、それがセルにおける比較的低いキャリアリソースの利用をもたらす、従来技術における問題を解決するために使用される、キャリア設定方法を開示する。本発明において提供される方法は、第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定に従って、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するステップと、動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信し、ここで、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が第1のキャリアのサブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために第1のUEにより使用され、そして、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行するステップとを含む。本発明は、通信分野に適用でき、そしてキャリアを設定するために使用される。

Description

本発明は、通信分野に関し、特に、キャリア設定方法、基地局、及びユーザ装置に関する。
LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システムのリリース8〜11では、PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)が少なくとも1つのキャリアにおいて送信される必要があり、ここで、PDCCHは、主としてアップリンク及びダウンリンクデータ伝送をスケジュールするために使用される。CRS(Cell−specific Reference Signal、セル固有参照信号)は前述のキャリアで送信されることができ、CRSは、少なくとも伝送制御情報の時間−周波数リソースエリアの中のサブフレームにおいて伝送されることができ、そして、CRSは、全体の帯域幅における伝送制御情報の時間−周波数リソースエリアにおいて伝送されることができる。さらに、CRSは、伝送データ情報の時間−周波数リソースエリアにおける非MBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク)サブフレームにおいて伝送されることができ、そして、CRSは、同様に、全体の帯域幅における伝送データ情報の時間−周波数リソースエリアにおいて伝送されることができる。CRSは、RRM(Radio Resource management、無線リソース管理)及びCSI(Channel State Information、チャネル状態情報)の測定を実行するとともに、基地局との時間及び周波数同期化を実行するように、制御チャネル及びデータチャネル復調するためにUEにより使用され得る。
CA(Carrier Aggregation、キャリアアグリゲーション)技術は、LTE−Aリリース10において導入される。キャリアアグリゲーション能力をサポートするUE(User Equipment、ユーザ装置)のために、基地局は、UEに対して複数のキャリアを設定することができるとともに、複数のキャリアは、1つのアンカーキャリア及び複数の補助キャリアを含むことができ、その結果、UEは、複数のキャリアを同時に使用して、アップリンク通信、及びダウンリンク通信を実行し、それにより、高速データ伝送をサポートする。
LTEリリース12及びそのあとのリリースでは、新しいキャリアタイプ、すなわちNCT(New Carrier Type、ニューキャリアタイプ)が提案される。NCTキャリアは、非後方互換キャリアであるかもしれず、NCTキャリア上のサブフレームにおけるCRSのようなセル固有参照信号の伝送は、キャリア性能を向上させるために、削除又は削減されることができ、例えば、スペクトル効率が改善されることができ、異種ネットワークサポートが改善されることができ、そして省エネルギーが達成される。CRSのようなセル固有参照信号の伝送が削減される場合に、CRSのようないくつかの予約済みのセル固有参照信号の伝送は、主として、時間及び周波数の追跡処理及び参照を実行するために、UEにより使用される。このニューキャリアタイプは、例えばLTEリリース12のUE、及びLTEリリース12よりあとのリリースのUEにより使用され得る。
NCTキャリアが後方互換性を有していないので、LTEリリース12よりまえのリリースのUEは、NCTキャリアを使用することができない。LTEリリース12よりまえのリリースのUEは、古いリリースのUEと呼ばれる。古いリリースのUEは、NCTキャリアを認識することができず、そしてNCTキャリアを使用することにより通信を実行することをサポートしないUEである。古いリリースのUEが存在するセルにおいて古いリリースのUEが普通に通信することを保証するために、オペレータは、NCTキャリアを配置することができないとともに、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を獲得することができず、それは、セルにおける比較的低いキャリアリソースの利用をもたらす。
本発明の実施例は、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、オペレータがNCTキャリアを配置することができないとともに、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を獲得することができず、それがセルにおける比較的低いキャリアリソースの利用をもたらす、従来技術における問題を解決することができる、キャリア設定方法、基地局、及びユーザ装置を提供する。
前述の目的を達成するために、下記の技術的解決法が本発明の実施例において使用される。
第1の態様によれば、本発明の実施例は、キャリア設定方法を提供し、当該方法は、第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、前記第1のキャリア上の前記NCTサブフレームの前記設定及び/又は前記後方互換サブフレームの前記設定に従って、前記第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するステップと、動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信し、ここで、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するステップとを含む。
第1の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信する前記ステップは、設定された送信期間に従って前記動的なシグナリングを前記第1のUEに定期的に送信するステップであって、前記動的なシグナリングが前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を搬送する、ステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、当該方法は、前記第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び前記少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定するステップを更に含み、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定する前記ステップは、前記第2のUEの前記サービスボリューム及び前記第2のUEによりサポートされる前記サブフレームタイプに従って、前記第1のキャリア上に前記NCTサブフレーム及び/又は前記後方互換サブフレームを設定するステップを含む。
第1の態様の第2の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、前記第2のUEの前記サービスボリューム及び前記第2のUEによりサポートされる前記サブフレームタイプに従って、前記第1のキャリア上に前記NCTサブフレーム及び前記後方互換サブフレームを設定する前記ステップは、前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定するステップであって、前記第1のタイプのUEが後方互換サブフレームをサポートするUEである、ステップ、又は、前記第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定するステップであって、前記第2のタイプのUEがNCTサブフレームをサポートするUEである、ステップ、又は、前記第1のキャリアによりサービスされる前記第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる前記第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、前記第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定するステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実施方法から第3の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第4の可能な実施方法において、動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信する前記ステップのまえに、当該方法は、準静的なシグナリングを前記第1のUEに送信するステップであって、前記準静的なシグナリングが、前記動的なシグナリングを受信するように前記第1のUEに指示するために使用される、ステップを更に含む。
第1の態様の第4の可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、準静的なシグナリングを前記第1のUEに送信する前記ステップは、マスタ情報ブロックMIB又はシステム情報ブロックSIBに前記準静的なシグナリングを追加し、前記準静的なシグナリングを前記MIB又は前記SIBを使用することにより送信するステップ、又は、前記準静的なシグナリングをユニキャスト形式で送信するステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実施方法から第5の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第6の可能な実施方法において、動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信する前記ステップは、物理レイヤシグナリングを使用することにより前記動的なシグナリングを送信するステップであって、前記物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ステップを含む。
第1の態様の第6の可能な実施方法に関連して、第7の可能な実施方法において、物理レイヤシグナリングを使用することにより前記動的なシグナリングを送信する前記ステップのまえに、当該方法は、前記第1の物理レイヤチャネルを判定するステップであって、前記第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ステップを更に含む。
第1の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第8の可能な実施方法において、当該方法は、セル共通参照信号を前記送信期間内に第1のサブフレームにおいて伝送するステップであって、前記第1のサブフレームにおいて搬送される前記セル共通参照信号が第1の物理レイヤチャネルを復調するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のサブフレームが前記動的なシグナリングを搬送する、ステップを更に含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実施方法から第8の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第9の可能な実施方法において、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は1ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実施方法から第8の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第10の可能な実施方法において、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は2ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第2の態様によれば、本発明の実施例は、キャリア設定方法を提供し、当該方法は、基地局により送信される動的なシグナリングを受信するステップであって、前記動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの前記設定を示すために使用される、ステップと、前記動的なシグナリングにおける前記サブフレーム設定情報に従って、前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、ここで、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するステップとを含む。
第2の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップは、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、設定された送信期間に従って定期的に受信するステップを含む。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップのまえに、当該方法は、前記基地局により送信される準静的なシグナリングを受信し、前記準静的なシグナリングに従って前記動的なシグナリングを受信することを判定するステップを更に含む。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施方法、又は第2の態様の第2の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップは、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、第1の物理レイヤチャネルを通して受信するステップであって、前記動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することによって前記基地局により送信される、ステップを含む。
第2の態様の第3の可能な実施方法に関連して、第4の可能な実施方法において、前記第1の物理レイヤチャネルは、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する。
第2の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップのまえに、当該方法は、前記送信期間における第1のサブフレームを判定し、前記第1のサブフレームからセル共通参照信号を獲得し、前記セル共通参照信号に従って第1の物理レイヤチャネルを復調するステップであって、前記第1のサブフレームが前記第1のキャリアの各送信期間内の予め定義された位置におけるサブフレームであり、前記セル共通参照信号が前記第1のサブフレームにおいて伝送される、ステップを含む。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実施方法から第5の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第6の可能な実施方法において、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は1ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実施方法から第5の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第7の可能な実施方法において、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は2ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第3の態様によれば、本発明の実施例は、基地局を提供し、当該基地局は、第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、前記第1のキャリア上の前記NCTサブフレームの前記設定及び/又は前記後方互換サブフレームの前記設定に従って、前記第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するように構成される設定モジュールと、動的なシグナリングを使用することにより、第1のユーザ装置UEに、前記設定モジュールにより判定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信し、ここで、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される送信モジュールとを含む。
第3の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、前記送信モジュールは、設定された送信期間に従って前記動的なシグナリングを前記第1のUEに定期的に送信し、前記動的なシグナリングが前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を搬送する、ように具体的に構成される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、当該基地局は、前記第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び前記少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定するように構成される判定モジュールを更に含み、前記設定モジュールは、前記判定モジュールにより判定される、前記第2のUEの前記サービスボリューム及び前記第2のUEによりサポートされる前記サブフレームタイプに従って、前記第1のキャリア上に前記NCTサブフレーム及び/又は前記後方互換サブフレームを設定するように構成される。
第3の態様の第2の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、前記設定モジュールは、前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定し、前記第1のタイプのUEが後方互換サブフレームをサポートするUEである、又は、前記第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定し、前記第2のタイプのUEがNCTサブフレームをサポートするUEである、又は、前記第1のキャリアによりサービスされる前記第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる前記第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、前記第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定する、ように具体的に構成される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実施方法から第3の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第4の可能な実施方法において、前記送信モジュールは、前記動的なシグナリングを前記第1のUEに送信するまえに、準静的なシグナリングを前記第1のUEに送信し、前記準静的なシグナリングが前記動的なシグナリングを受信するように前記第1のUEに指示するために使用される、ように更に構成される。
第3の態様の第4の可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、前記送信モジュールは、マスタ情報ブロックMIB又はシステム情報ブロックSIBに前記準静的なシグナリングを追加し、前記準静的なシグナリングを前記MIB又は前記SIBを使用することにより送信する、又は、前記準静的なシグナリングをユニキャスト形式で送信する、ように具体的に構成される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実施方法から第5の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第6の可能な実施方法において、前記送信モジュールは、物理レイヤシグナリングを使用することにより前記動的なシグナリングを送信し、前記物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ように具体的に構成される。
第3の態様の第6の可能な実施方法に関連して、第7の可能な実施方法において、前記判定モジュールは、前記第1の物理レイヤチャネルを判定し、前記第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように更に構成される。
第3の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第8の可能な実施方法において、前記設定モジュールは、セル共通参照信号を前記送信期間内に第1のサブフレームにおいて伝送し、前記第1のサブフレームにおいて搬送される前記セル共通参照信号が第1の物理レイヤチャネルを復調するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のサブフレームが前記動的なシグナリングを搬送する、ように更に構成される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実施方法から第8の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第9の可能な実施方法において、前記設定モジュールにより設定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は1ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実施方法から第8の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第10の可能な実施方法において、前記設定モジュールにより設定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は2ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第4の態様によれば、本発明の実施例は、ユーザ装置UEを提供し、当該ユーザ装置は、
基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、前記動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの前記設定を示すために使用される、ように構成される受信モジュールと、前記受信モジュールにより受信される前記動的なシグナリングにおける前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含む、ように構成される判定モジュールと、前記第1のキャリア上の前記サブフレームのサブフレームタイプであり前記判定モジュールにより判定される前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される通信モジュールとを含む。
第4の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、前記受信モジュールは、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、設定された送信期間に従って定期的に受信するように具体的に構成される。
第4の態様、又は第4の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第2の可能な実施方法において、前記受信モジュールは、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを受信するまえに、前記基地局により送信される準静的なシグナリングを受信し、前記準静的なシグナリングに従って前記動的なシグナリングを受信することを判定するように更に構成される。
第4の態様、第4の態様の第1の可能な実施方法、又は第4の態様の第2の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、前記受信モジュールは、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、第1の物理レイヤチャネルを通して受信し、前記動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することによって前記基地局により送信され、前記第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように具体的に構成される。
第4の態様に関連して、第4の可能な実施方法において、前記判定モジュールは、前記送信期間における第1のサブフレームを判定し、前記第1のサブフレームからセル共通参照信号を獲得し、前記セル共通参照信号に従って第1の物理レイヤチャネルを復調し、前記第1のサブフレームが前記第1のキャリアの各送信期間内の予め定義された位置におけるサブフレームであり、前記セル共通参照信号が前記第1のサブフレームにおいて伝送される、ように更に構成される。
第4の態様、又は第4の態様の第1の可能な実施方法から第4の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、前記受信モジュールにより受信される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は1ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第4の態様、又は第4の態様の第1の可能な実施方法から第4の可能な実施方法のうちのいずれかの可能な実施方法に関連して、第6の可能な実施方法において、前記受信モジュールにより受信される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報は2ビットであり、前記サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
第5の態様によれば、本発明の実施例は、基地局を提供し、当該基地局は、第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、前記第1のキャリア上の前記NCTサブフレームの前記設定及び/又は前記後方互換サブフレームの前記設定に従って、前記第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するように構成されるプロセッサと、動的なシグナリングを使用することにより、第1のユーザ装置UEに、前記プロセッサにより判定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を伝送し、ここで、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される送信機とを含む。
第5の態様によれば、可能な実施方法において、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプは、NCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含む。
第6の態様によれば、本発明の実施例は、ユーザ装置UEを提供し、当該ユーザ装置は、基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、前記動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの前記設定を示すために使用される、ように構成される受信機と、前記受信機により受信される前記動的なシグナリングにおける前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、ここで、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成されるプロセッサとを含む。
本発明の実施例において提供されるキャリア設定方法、基地局、及びユーザ装置によれば、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームが第1のキャリア上に設定されるとともに、第1のキャリアのサブフレーム設定メッセージがUEに送信され、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される方法を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
本発明の実施例におけるか又は従来技術における技術的解決法をより明確に説明するために、下記は、実施例を説明するために必要とされる添付図面を簡単に紹介する。明らかに、下記の説明における添付図面は本発明の単にいくつかの実施例を表すとともに、当業者は、創造的な努力なしでこれらの添付図面からさらに他の図面を導き出し得る。
本発明の実施例1によるキャリア設定方法の概要のフローチャートである。 本発明の実施例2によるキャリア設定方法の概要のフローチャートである。 本発明の実施例3によるキャリア設定方法の概要のフローチャートである。 本発明の実施例4による基地局の構造上の構成図である。 本発明の実施例4による基地局の構造上の構成図である。 本発明の実施例5によるユーザ装置の構造上の構成図である。 本発明の実施例6による基地局の構造上の構成図である。 本発明の実施例7によるユーザ装置の構造上の構成図である。
下記は、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てではなく単なる一部である。創作的な努力なしで本発明の実施例に基づいて当業者により獲得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
本発明において、LTEリリース12及びLTEリリース12よりあとのリリースのUEは、新しいリリースのUEと呼ばれ、新しいリリースのUEは、NCTキャリアを認識することができ、そしてNCTキャリアを使用することにより通信を実行することをサポートするUEである。
本発明において、LTEリリース12よりまえのリリースのUEは、古いリリースのUEと呼ばれ、古いリリースのUEは、NCTキャリアを認識することができず、そしてNCTキャリアを使用することにより通信を実行することをサポートしないUEである。
本発明において、ニューキャリアタイプNCTサブフレームは、NCTキャリアをサポートするUEによりサポートされるか若しくは使用されることができるサブフレームであり得るか、又は、ニューキャリアタイプNCTサブフレームは、LTEリリース12及びLTEリリース12よりあとのリリースのUEによりサポートされるか若しくは使用されることができるサブフレームであり得る。
本発明において、後方互換サブフレームは、NCTキャリアをサポートするUE及びNCTキャリアをサポートしないUEの両方によりサポートされるか若しくは使用されることができるサブフレームであり得るか、又は、後方互換サブフレームは、全てのLTEリリースのUEによりサポートされるか若しくは使用されることができるサブフレームであり得るか、又は、後方互換サブフレームは、LTEリリース12よりまえのリリースの全てのUE、LTEリリース12の全てのUE、及びLTEリリース12よりあとのリリースの全てのUEによりサポートされるか若しくは使用されるサブフレームであり得る。
「実施例1」
本発明のこの実施例は、基地局又は基地局内に構成される機能モジュールにより実施されることができるキャリア設定方法を提供する。この実施例は、方法が基地局により実施される一例を使用することにより説明される。図1において示されたように、当該方法は、下記のステップを含む。
101.基地局が、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定に従って、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定する。
この実施例において提供される方法は、NCT特性をサポートする、LTEリリース12、又はLTEリリース12よりあとのリリースのLTEシステムのような、(新しいリリースのLTEシステムとして表示されるかもしれない)LTEシステムに適用でき得る、ということに注意する必要がある。第1のキャリアは、特別なNCTキャリアであり、特別なNCTキャリアは、LTEリリース12において提案されたNCTキャリアが最適化された後で獲得された新しいキャリアタイプであり、すなわち、特別なNCTキャリアは、NCTキャリアから発展する新しいキャリアタイプであり得る。
理解を容易にするために、NCTキャリア、及び特別なNCTキャリアは、下記のように説明される。
NCTキャリア上の各サブフレームは、NCTサブフレームであり、全てのNCTサブフレームにおけるいくつかのNCTサブフレームのみが、CRSのようなセル共通参照信号を搬送し(例えば、もしセル共通参照信号の送信期間が5msであるならば、NCTキャリアについては、5ms毎における1つのNCTサブフレームのみがCRSを搬送する)、ここで、セル共通参照信号は、ネットワークとの時間及び周波数トラッキングを実行するために、主としてUEにより使用される。NCTキャリアは、古いリリースのUE(この実施例における古いリリースのUEはNCT特性をサポートしないUEのことを指す)をサポートせず、すなわち、古いリリースのUEは、ネットワークと通信するためにNCTキャリアを使用することができない、ということに注意する必要がある。
NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方は、この実施例において提供される特別なNCTキャリア上に設定され、セル共通参照信号をNCTサブフレームにおいて伝送するための方法は、セル共通参照信号をNCTキャリアで伝送するための方法と同じであり、セル共通参照信号は、ネットワークとの時間及び周波数トラッキングを実行するために、主としてUEにより使用される。しかしながら、後方互換サブフレームに関して、各後方互換サブフレームはCRSを搬送するとともに、後方互換サブフレームは古いリリースのUEをサポートする。古いリリースのUEは、後方互換サブフレームを認識するとともに、ネットワークと通信するために後方互換サブフレームを使用することができる。このように、この特別なNCTキャリアは、古いリリースのUEをある程度サポートし得る。例えば、サブフレームの送信期間が5msになるように構成される実例は、説明のために使用され、そして特別なNCTキャリアは、NCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを1つの送信期間に含む。5msの送信期間内の特別なNCTキャリアの全てのサブフレームがNCTサブフレームである場合に、システムにより予め定義された位置におけるNCTサブフレームのみが(CRSのような)セル共通参照信号を搬送し、このように、新しいリリースのUEは、セル共通参照信号に従ってネットワークとの時間及び周波数トラッキングを実行するとともに、NCTサブフレームを使用することによりネットワークと通信することができる。5msの送信期間内の特別なNCTキャリアの全てのサブフレームが後方互換サブフレームである場合に、全ての後方互換サブフレームがセル共通参照信号を搬送し、この場合、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、セル共通参照信号に従ってネットワークとの時間及び周波数トラッキングを実行するとともに、後方互換サブフレームを使用することによりネットワークと通信することができる。特別なNCTキャリアが5msの送信期間内にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を有している場合に、セル共通参照信号の伝送が別の後方互換サブフレームにおけるセル共通参照信号の伝送と異なる少なくとも1つのNCTサブフレームが存在し(例えば、セル共通参照信号が伝送されないNCTサブフレームが存在し得る)、この場合、新しいリリースのUEは、NCTサブフレームを使用することによりネットワークと通信し得るとともに、古いリリースのUEは、後方互換サブフレームを使用することによりネットワークと通信し得る。
このアプリケーションでは、セル共通参照信号は、CRSであり得るか、又は、別の信号、例えば、CSI−RS(Channel State Information−Reference Signal、チャネル状態情報参照信号)のような、セル固有の形式で送信される別の参照信号であり得る、ということに注意する必要がある。
102.基地局が、動的なシグナリングを使用することにより第1のUEに第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信し、ここで、第1のキャリアのサブフレーム設定情報は第1のキャリアのサブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために第1のUEにより使用され、前述のサブフレームタイプはニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行する。
古いリリースのUEはNCTサブフレームを認識して使用することができないので、ステップ102における第1のUEは、好ましくは新しいリリースのUEである、ということに注意する必要がある。基地局は、サブフレーム設定情報を新しいリリースのUEに送信することができ、すなわち、LTEリリース12のUE、及びLTEリリース12よりあとのリリースのUEは、LTEリリース12のUE、及びLTEリリース12よりあとのリリースのUEが、後方互換サブフレームをサポートする及び使用することができるばかりでなく、NCTサブフレームをサポートすることもできるので、NCTサブフレームを認識して使用する能力を有する。具体的には、基地局は、サブフレーム設定情報を使用することにより、第1のキャリア上の各サブフレームのサブフレームタイプを新しいリリースのUEに通知し、それにより、新しいリリースのUEは、サブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上の各サブフレームのタイプを判定するとともに、各サブフレームにおける信号伝送の内容及び方法を判定し、そしてさらに、新しいリリースのUEは、各サブフレームにおいて、基地局との通信及びデータ伝送を実行する。
さらに、少なくともキャリアアグリゲーションをサポートすることができるLTEリリース10及びLTEリリース11のUEである古いリリースのUEのために、基地局は、古いリリースのUEのための特別なNCTキャリアを少なくとも補助キャリアの形式で設定し得るとともに、特別なNCTキャリアを使用するように古いリリースのUEを活性化し得る。さらに、基地局は、キャリアアグリゲーションをサポートするこれらの古いリリースのUEのために、特別なNCTキャリアをアンカーキャリアの形式でも設定することができ、この場合、古いリリースのUEにとって必要である信号及び共通制御チャネルは、これらの古いリリースのUEが特別なNCTキャリアをアンカーキャリアとして使用する期間内にこの特別なNCTキャリアにおいて伝送される必要があり、基地局により実行されるスケジューリングを用いて、古いリリースのUEは後方互換サブフレームにおいて機能し、それにより、古いリリースのUEは、基地局と標準的に通信するために、第1のキャリアの後方互換サブフレームを使用することができる。LTEリリース8及びLTEリリース9の単一キャリアのUE、並びにキャリアアグリゲーションをサポートしないLTEリリース10及びLTEリリース11のUEのような古いリリースの他のUEに関して、基地局は、特別なNCTキャリアをターゲットキャリアとして使用することによる切り替え方法で、これらの古いリリースのUEのために特別なNCTキャリアを設定することができ、この場合、古いリリースのUEにとって必要である信号及び共通制御チャネルは、これらの古いリリースのUEが機能する期間内にこの特別なNCTキャリアにおいて伝送される必要があり、基地局により実行されるスケジューリングを用いて、古いリリースのUEはこの特別なNCTキャリアの後方互換サブフレームにおいて機能し、それにより、古いリリースのUEは、基地局と標準的に通信するために、第1のキャリアの後方互換サブフレームを使用し得る。結論として、特別なNCTキャリアは、古いリリースのUEにサービスをある程度提供し得る。古いリリースのUEが存在するセルに対して、オペレータはこのタイプの特別なNCTキャリアをさらに配置することができ、それは、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を改善し、共通参照信号に起因する干渉及び負荷を削減し、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用を改善する。
さらに、キャリアアグリゲーションを少なくともサポートすることができるLTEリリース10及びLTEリリース11のUEに関して(説明を容易にするために、UEは古いリリースのUEと言われ得る)、基地局は、古いリリースのUEのための特別なNCTキャリアを補助キャリアの形式で設定するとともに、特別なNCTキャリアを使用するように古いリリースのUEを活性化することができ、基地局により実行されるスケジューリングを用いて、古いリリースのUEは後方互換サブフレームにおいて機能し、それにより、古いリリースのUEは、基地局と標準的に通信するために、第1のキャリアの後方互換サブフレームを使用することができる。このように、特別なNCTキャリアは、古いリリースのUEにサービスをある程度提供し得る。古いリリースのUEが存在するセルに対して、オペレータはこのタイプの特別なNCTキャリアをさらに配置することができ、それは、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を改善し、共通参照信号に起因する干渉及び負荷を削減し、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用を改善する。
この明細書において提供される、新しいリリースのUE、古いリリースのUE、新しいリリースのLTEシステム、及び古いリリースのLTEシステムは、全て相対的概念であり、新しいリリースのLTEシステムは、NCT特性をサポートすることができるシステムであり、対応する古いリリースのLTEシステムは、NCT特性をサポートすることができないシステムのことを指し、新しいリリースのUEは、NCT特性をサポートすることができるUEであり、対応する古いリリースのUEは、NCT特性をサポートすることができないUEのことを指す、ということに注意する必要がある。これまでのところ論じられたLTEリリース12では、NCT特性は潜在的に導入される。したがって、この明細書では、LTEリリース12が境界線として使用されることが実例として説明される。新しいリリースのLTEシステムは、NCT特性をサポートすることができるLTEリリース12のシステムであり、対応する古いリリースのLTEシステムは、NCT特性をサポートすることができない、LTEリリース12よりまえのLTEリリース8/9/10/11のシステムのことを指し、新しいリリースのUEは、NCT特性をサポートすることができるLTEリリース12のUEであり、そして、対応する古いリリースのUEは、NCT特性をサポートすることができない、LTEリリース12よりまえのLTEリリース8/9/10/11のUEのことを指し、それは、この明細書では限定されない、ということが主として定義される。新しいリリースのシステム及び新しいリリースのUEは、同様に、潜在的にLTEリリース12よりあとのリリース、例えばリリース13のシステム及びUEであり得る。
本発明のこの実施例において提供されるキャリア設定方法によれば、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームが第1のキャリア上に設定されるとともに、第1のキャリアのサブフレーム設定メッセージがUEに送信され、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される方法を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
具体的には、図1において示されたキャリア設定方法に関して、この実施例では、ステップ102の動的なシグナリングを使用することによりUEに第1のキャリアのサブフレーム設定情報を通知するステップは、下記の方法、すなわち、設定された送信期間に従って動的なシグナリングを第1のUEに定期的に送信するステップであって、動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送する、ステップにおいて実施され得る。動的なシグナリングを使用することにより、リアルタイムでセル内の古いリリースのUE及び新しいリリースのUEのサービスボリュームを整合することが実行されることができ、さらに、サブフレームタイプの設定が実行され、そしてシステムリソースの使用が最適化される。特にユーザの量が比較的少ない異種ネットワークにおける小さなセルのシナリオにおいて、動的な設定は、UEタイプ及びサービスボリュームに従って実行されることができ、それは、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用を改善し、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を改善し、そして共通参照信号に起因する干渉及び負荷を削減することができる。
具体的には、サブフレーム設定情報を搬送するために使用される動的なシグナリングの送信期間は、下記の要因に従って考察され得る。各サブフレームにおいて、最も柔軟な方法は、現在のサブフレームの設定状態を示す、すなわち現在のサブフレームがNCTサブフレームであるか又は後方互換サブフレームであるかを示す動的なシグナリングを送信することであり、それにより、UEは、リアルタイムで現在のサブフレームのサブフレームタイプを正確に判定することができる。
任意に、動的なシグナリングは、送信期間としてN個のサブフレームを使用するかもしれず、ここで、Nは1より大きい。このように、動的なシグナリングの伝送により引き起こされる過度のシグナリングオーバヘッドが削減されることができ、そして動的なシグナリングを復調するために使用される参照信号は、比較的柔軟に選択されることができる。具体的には、下記の説明に対する参照が行われ得る。さらに、この方法を使用することにより、UEは各々のサブフレームを復調する必要がないので、UEは、削減された複雑さにより処理を実行することができる。
さらに、古いリリースのUEに対するサポートを考慮すると、少なくとも非定期的なCSI測定に対するサポートを考慮して、設定は、同様に、好ましくは定期的な方法で実行される。基地局が非定期的なCSI測定を実行するように古いリリースのUEを誘発する場合に、古いリリースのUEがいくらかの将来のサブフレーム、すなわち誘発するシグナリングが受信されたあとでCSIフィードバックが報告されるまえのいくらかのサブフレームにおいて測定を実行するので、全てのこれらの対応するサブフレームは、古いリリースのUEによりCSIを報告することの正確度を保証するために、後方互換サブフレームであるべきである。その上、概して、基地局で実行されるスケジューリングは、ある程度進歩することができ、例えば、基地局は、前もっていくらかのサブフレームをスケジュールし得るとともに、前もってこの期間にサブフレームのタイプを更に判定し得るが、しかし、同様に、基地局により実行されるスケジューリングの過度の制限を回避し、そして、時間内に現在のサービス要求をフィードバックすることができ、この期間は過度に長くなるはずがない。
任意に、ステップ101のまえに、この実施例において提供されるキャリア設定方法は、下記のステップを更に含む。
100.第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定する。
ステップ100に基づいて、ステップ101は、具体的に、下記の実施方法、すなわち、第2のUEのサービスボリューム及び第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプに従って、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定するステップを含む。
具体的には、ステップ100に基づいて、ステップ101は、具体的に、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定するステップであって、第1のタイプのUEが後方互換サブフレームをサポートするUEである、ステップ、又は、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定するステップであって、第2のタイプのUEがNCTサブフレームをサポートするUEである、ステップ、又は、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定するステップを含む。
ステップ102のまえに、当該方法は、準静的なシグナリングを第1のUEに送信するステップであって、準静的なシグナリングが、動的なシグナリングを受信するように第1のUEに指示するために使用される、ステップを更に含む。
準静的なシグナリングを第1のUEに送信するステップは、MIB(Master Information Block、マスタ情報ブロック)又はSIB(System Information Block、システム情報ブロック)に準静的なシグナリングを追加し、準静的なシグナリングをMIB又はSIBを使用することにより送信するステップ、又は、準静的なシグナリングをユニキャスト形式で送信するステップを含む。
ステップ102において、動的なシグナリングを使用することにより第1のUEに第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信するステップは、物理レイヤシグナリングを使用することにより動的なシグナリングを送信するステップであって、物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ステップを含む。
物理レイヤシグナリングを使用することにより動的なシグナリングを送信するステップのまえに、当該方法は、第1の物理レイヤチャネルを判定するステップであって、第1の物理レイヤチャネルがPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel、物理制御フォーマットインジケータチャネル)の時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ステップを更に含む。
前述の第1のUEは新しいリリースのUEであるか、又は、前述の第1のUEはNCTサブフレームをサポートする及び/若しくは使用することができるUEである、ということに注意する必要がある。
第2のUEは、第1のタイプのUEに属するUE及び/又は第2のタイプのUEに属するUEを含むことができ、第1のタイプのUEは後方互換サブフレームをサポートするUEであり、第2のタイプのUEはNCTサブフレームをサポートするUEである、ということに注意する必要がある。
具体的には、この実施例において提供される方法は、セル共通参照信号を送信期間内に第1のサブフレームにおいて伝送するステップであって、第1のサブフレームにおいて搬送されるセル共通参照信号が第1の物理レイヤチャネルを復調するために第1のUEにより使用され、第1のサブフレームが動的なシグナリングを搬送し、第1のサブフレームが第1のキャリアの各送信期間内の予め定義された位置におけるサブフレームである、ステップを更に含む。
この実施例において、第1のサブフレームにおいて伝送されるセル共通参照信号は、CRS(Cell−specific Reference Signal、セル固有参照信号)であることができるか、CSI−RS(Channel State Information−Reference Signal、チャネル状態情報参照信号)であることができるか、又は、別の予め定義されたフォーマットにおけるセル共通参照信号であることができ、それはこの実施例では限定されない、ということに注意する必要がある。
この実施例の具体的な実施方法として、第1のキャリアのサブフレーム設定情報は1ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
この実施例の別の具体的な実施方法として、第1のキャリアのサブフレーム設定情報は2ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
「実施例2」
この実施例は、ユーザ装置UEに適用されるキャリア設定方法を提供するとともに、図2において示されたように、当該方法は、下記のステップを含む。
201.UEが、基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、ここで、動的なシグナリングは第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、第1のキャリアのサブフレーム設定情報は第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定を示すために使用される。
この実施例において提供される方法は、NCT特性をサポートするUEに適用でき得る、ということに注意する必要がある。理解を容易にするために、NCT特性をサポートするUEは、新しいリリースのUEとして表示され得るとともに、新しいリリースのUEは、LTEリリース12、又はLTEリリース12よりあとのリリースをサポートするUEであり得る。
区別することを容易にするために、NCT特性をサポートしないUEは、古いリリースのUEとして表示され得るとともに、古いリリースのUEは、LTEリリース11、及びLTEリリース11よりまえのリリースをサポートするUEであり得る。古いリリースのUE及び新しいリリースのUEは相対的概念である、ということに注意する必要がある。具体的には、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEの詳細については、実施例1における関連する説明に対する参照が行われることができ、それは、再びここでは説明されない。
第1のキャリアは、NCTキャリアから発展する新しいキャリアタイプであり、特別なNCTキャリアとして表示され得る。NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方は、NCTキャリアとは異なる第1のキャリア上に設定される。具体的には、特別なNCTキャリアとNCTキャリアとの間の差異については、実施例1における関連する説明に対する参照が行われることができ、それは、再びここでは説明されない。
具体的には、ステップ201は、下記の具体的な方法、すなわち、基地局により送信される動的なシグナリングを、設定された送信期間に従ってUEにより定期的に受信するステップにおいて実施され得る。
202.UEが、動的なシグナリングにおけるサブフレーム設定情報に従って、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、ここで、サブフレームタイプはNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行する。
具体的には、この実施例において、UEは、動的なシグナリングにおけるサブフレーム設定情報に従って、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプ(NCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含む)を判定し、各サブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行し得る。
NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて伝送されるCRS信号が異なるので(例えば、送信期間において、各後方互換サブフレームはCRSを搬送し、概して、後方互換サブフレームにおいて搬送されるCRSは複数のCRSポートを包含するが、しかしながら、一般に、複数のNCTサブフレームの中の1つのNCTサブフレームだけがCRSを搬送し、そしてCRSを搬送するNCTサブフレームは1つだけのCRSポートを包含し得る)、ということに注意する必要がある。したがって、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定したあとで、UEは、各サブフレームのサブフレームタイプに従って、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態を判定し、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態に従って、信号を送信及び受信する処理を実施し得る。
ダウンリンク制御チャネルPDCCHは、同様に、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて異なる方法で伝送され得る、ということに更に注意する必要がある。NCTサブフレームでは、概して、ダウンリンク制御チャネルPDCCHは伝送されない。しかしながら、MBSFNサブフレーム又はPMCHサブフレームが同様にNCTサブフレームに設定される1つの可能な特別な場合において、ダウンリンク制御チャネルPDCCHが伝送される。後方互換サブフレームでは、ダウンリンク制御チャネルPDCCHは各サブフレームにおいて伝送される。上記で列挙される信号及び/又はチャネルに加えて、別の信号及び/又はチャネルが更に含まれ得るとともに、これらの信号及び/又はチャネルは、全て予め定義され得る2つのタイプのサブフレーム、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて、異なる方法で伝送される。例えば、DMRSに関して、NCTサブフレームにおけるDMRSのパターンは、後方互換サブフレームにおけるDMRSのパターンと異なり、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームは、シグナリングを使用することにより変更され、DMRSのパターンは、異なるサブフレームに従って予め定義され、それにより、DMRSのパターンは、同時に通知されることができ、それは、別の信号及びチャネルに更に適用でき、そして、詳細は1つずつここでは説明されない。
本発明のこの実施例において提供されるキャリア設定方法によれば、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプは、基地局により送信される、第1のキャリアの受信されたサブフレーム設定情報を使用することにより判定され、通信を実行するために、各サブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアが使用される。本発明において提供される方法を使用することにより、セルにおけるキャリアリソースの使用が改善されることができ、そしてLTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
図2において示されたキャリア設定方法を参照すると、ステップ201において、UEによって、基地局により送信される動的なシグナリングを受信するステップは、基地局により送信される動的なシグナリングを、設定された送信期間に従ってUEにより定期的に受信するステップを含む。
任意に、ステップ201のまえに、当該方法は、UEによって、基地局により送信される準静的なシグナリングを受信し、準静的なシグナリングに従って動的なシグナリングを受信することを判定するステップと、マスタ情報ブロックMIB又はシステム情報ブロックSIBに準静的なシグナリングを追加し、準静的なシグナリングをMIB又はSIBを使用することにより送信するステップ、又は、準静的なシグナリングをユニキャスト形式で送信するステップとを更に含む。
具体的には、ステップ201において、UEによって、基地局により送信される動的なシグナリングを受信するステップは、UEによって、基地局により送信される動的なシグナリングを、第1の物理レイヤチャネルを通して受信するステップであって、動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することによって基地局により送信される、ステップを含む。
任意に、第1の物理レイヤチャネルは、PCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、
任意に、ステップ201のまえに、当該方法は、UEにより、送信期間における第1のサブフレームを判定し、第1のサブフレームからセル共通参照信号を獲得し、セル共通参照信号に従って第1の物理レイヤチャネルを復調するステップであって、第1のサブフレームが第1のキャリアの各送信期間内の予め定義された位置におけるサブフレームであり、セル共通参照信号が第1のサブフレームにおいて伝送される、ステップを更に含む。
この実施例の具体的な実施方法として、第1のキャリアのサブフレーム設定情報は1ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
この実施例の別の具体的な実施方法として、第1のキャリアのサブフレーム設定情報は2ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
「実施例3」
図1及び図2において示された実施例に基づいて、この実施例は、キャリア設定方法を提供するとともに、図3において示されたように、当該方法は、下記のステップを含む。
301.基地局が、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定に従って、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定する。
この実施例における第1のキャリアは、基地局により設定されることができる複数のキャリアのうちのいずれか1つである、ということに注意する必要がある。さらに、第1のキャリアは、NCTキャリアから発展する新しいキャリアタイプであり得るとともに、キャリアタイプは、特別なNCTキャリアとして表示され得る。具体的には、特別なNCTキャリアの定義、及び特別なNCTキャリアとNCTキャリアとの間の差異については、実施例1における関連する説明に対する参照が行われることができ、それは、再びここでは説明されない。
任意に、ステップ301のまえに、当該方法は、下記のステップS1からS2を更に含み得る。
S1.基地局が、第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定する。
前述の第1のUEは新しいリリースのUEであるか、又は、前述の第1のUEはNCTサブフレームをサポートする及び/若しくは使用することができるUEである、ということに注意する必要がある。
第2のUEは、第1のタイプのUEに属するUE及び/又は第2のタイプのUEに属するUEを含むことができ、第1のタイプのUEは後方互換サブフレームをサポートするUEであり、第2のタイプのUEはNCTサブフレームをサポートするUEである、ということに注意する必要がある。
理解を容易にするために、この実施例において、UEは、UEがNCT特性をサポートするかどうかに従って、新しいリリースのUE(第2のタイプのUE)及び古いリリースのUE(第1のタイプのUE)に分類される。古いリリースのUE及び新しいリリースのUEの定義については、具体的に実施例1における関連する説明に対する参照が行われることができる。具体的には、新しいリリースのUEはNCT特性をサポートし、すなわち、新しいリリースのUEはNCTサブフレームを認識して使用する能力を有している。古いリリースのUEはNCT特性をサポートせず、すなわち、古いリリースのUEはNCTサブフレームを認識又は使用する能力を有していない。
S2.基地局が、第2のUEのサービスボリューム及び第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプに従って、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームを設定する。
具体的には、前述のステップS2は、下記の3つの方法のうちの少なくとも1つを使用することにより実施され得る。
(1)基地局が、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定し、ここで、第1のタイプのUEは後方互換サブフレームをサポートするUEである、又は、
(2)基地局が、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定し、ここで、第2のタイプのUEはNCTサブフレームをサポートするUEである、又は、
(3)基地局が、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定する。
この実施例において提供される方法は、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEがセル内に共存する場合に適用できる。さらに、もしセル内の全てのUEが古いリリースのUEであるならば、基地局は、セル内の全てのキャリアを後方互換キャリアとして設定することができ、もしセル内の全てのUEが新しいリリースのUEであるならば、基地局は、キャリアリソースの利用を改善するために、セル内の全てのキャリアをNCTキャリアとして設定することができる。たとえセル内に古いリリースのUE及び新しいリリースのUEが共存するとしても、セル内の古いリリースのUEのサービスボリューム及び新しいリリースのUEのサービスボリュームに従って、基地局は実装された方法を使用することにより各キャリアのタイプを設定し得る、ということが更に考察されることができる。いくつかのキャリアは後方互換キャリアであり得るとともに、いくつかのキャリアはNCTキャリアであり得る。しかしながら、この方法は、主として、基地局が複数のキャリアを配置する場合に適用でき、そして1つのキャリアだけが配置される場合に実施されることができない。さらに、この実施例では、古いリリースのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいとともに、新しいリリースのUEのサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しい場合に、少なくとも1つのキャリアは、特別なNCTキャリアとして設定され得るとともに、後方互換サブフレーム及びNCTサブフレームの両方はこの特別なNCTキャリアに含まれる。
例えば、セル内の古いリリースのUEのサービス品質を保証するとともに、できる限りキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用を改善するために、この実施例では、少なくとも1つのキャリアが特別なNCTキャリアとして設定され得るとともに、後方互換サブフレーム及びNCTサブフレームの両方はこの特別なNCTキャリアに含まれる。この特別なNCTキャリアに関して、古いリリースのUEのサービスボリュームはしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいかもしれず(T1は、0より大きいか若しくは0に等しい定量化されたサービスボリューム値である)、新しいリリースのUEのサービスボリュームはしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいかもしれない(T2は、0より大きいか若しくは0に等しい定量化されたサービスボリューム値である)。具体的には、基地局は、T1及びT2の値(T1とT2との間の割合関係、T1対T2の比率などを含む)に従って、特別なNCTキャリア上の後方互換サブフレーム及びNCTサブフレームの設定を判定し得る。任意に、特定の実施プロセスでは、T1及びT2の値は、UEのサービス品質のためのオペレータの要求、及びキャリアリソース利用のためのオペレータの要求に従って設定されることができ、それは、この明細書では具体的に限定されない。さらに、1つより多いキャリアが特別なNCTキャリアとして設定される場合に、各キャリアに関するT1及びT2の値は、別々に設定され得るとともに、具体的には、基地局アルゴリズム、各キャリアを使用するためのオペレータの要求などを使用することにより判定される。
さらに、UEに関するサービス負荷が比較的低い場合に、基地局は、いくつかのキャリアをNCTキャリアとして設定し得るか、又は、少なくとも1つのキャリアを特別なNCTキャリアとして設定し、大部分のサブフレームをNCTサブフレームとして設定し得る。この方法を使用することにより、NCTサブフレームが比較的少ない量の共通参照信号だけを伝送する必要がある(加えて、制御チャネルの伝送が削減されることができる)ので、全体の通信ネットワークにおける干渉が削減されることができ、省エネルギーが同様に促進される。
ステップS1及びS2は、方法を実施する基地局には任意であり得る、ということに注意する必要がある。
302.基地局が、動的なシグナリングを使用することにより第1のUEに第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信する。
第1のUEは、この実施例では、好ましくは新しいリリースのUEである、ということに注意する必要がある。
具体的には、動的なシグナリングを使用することにより、基地局は、リアルタイムでセル内の古いリリースのUE及び新しいリリースのUEのサービスボリュームを整合することができ、さらに、サブフレームタイプの設定を実行し、ここで、サブフレームタイプはNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、それにより、システムリソースの設定及び使用を最適化する。特にユーザの量が比較的少ない異種ネットワークにおける小さなセルのシナリオにおいて、動的な設定は、UEタイプ及びサービスボリュームに従って実行されることができ、それは、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用を改善し、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を改善し、そして共通参照信号に起因する干渉及び負荷を削減することができる。
この実施例において、基地局は、新しいリリースのUEに、第1のキャリアに関するサブフレーム設定情報の各ピースを送信することができ、新しいリリースのUEは、後方互換サブフレームをサポートして使用するばかりでなく、NCTサブフレームもサポートすることができるので、NCTサブフレームを認識して使用する能力を有する。さらに、基地局は、第1のキャリア上に後方互換サブフレームを設定するとともに、第1のキャリア上の後方互換サブフレームを古いリリースのUEにスケジュールし、そして、第1のキャリアを使用することによりネットワークと通信するように古いリリースのUEをサポートするために、古いリリースのUEにサービスをある程度提供し得る。具体的には、基地局は、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を新しいリリースのUEに通知し、それにより、新しいリリースのUEは、サブフレーム設定情報に従って各サブフレームのタイプを判定するとともに、各サブフレームにおける信号伝送の内容及び方法を更に判定し、それは、第1のキャリア上のサブフレームにおいて基地局との通信及びデータ伝送を実行するために、新しいリリースのUEにとって都合が良い。
それとは対照的に、このキャリアは、準静的な方法を使用することにより、NCTキャリア又は後方互換サブフレームとして設定されることができ、それは、具体的には、ネットワーク内の、古いリリースのUEに対する新しいリリースのUEの割合、並びに/又は、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEのサービスボリューム、並びに/又は、同様のものに従って判定され得る。この準静的な設定方法は、実装された方法において実行されることができ、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEは、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEによる信号/チャネルの検出及び復調に応じてこのキャリアの特性を学習し得るとともに、キャリアにアクセスして使用するかどうかを更に判定する。しかしながら、この準静的な設定方法にとって、端末の量における動的な変化、及び端末サービスにおける動的な変化に起因する影響に適合及び適応することは比較的難しい。特に端末の量が比較的少ない場合において、端末サービスにおける変動は比較的明白である。この場合、負荷バランスがうまく実行されることができず、ネットワークが、最適なアルゴリズムを使用することにより、存分に新しいキャリアタイプ及び後方互換のキャリアタイプを設定することができないので、ネットワークの性能が悪化する。
サービスが整合されず、又はより良い負荷バランスが達成されることができない準静的なキャリアタイプの方法における問題を克服するために、この実施例では、動的なシグナリングを使用することにより第1のキャリア上のサブフレームの設定をUEに通知する方法が主として使用される。動的なシグナリングは、サブフレームタイプの設定を実行するために、より迅速に、セル内の古いリリースのUE及び新しいリリースのUEのサービスボリュームを整合することができる。特にユーザの量が比較的少ない異種ネットワークにおける小さなセルのシナリオにおいて、動的な設定は、UEタイプ及びサービスボリュームに従って実行されることができ、それは、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用を改善し、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を改善し、そして共通参照信号に起因する干渉及び負荷を削減することができる。さらに、この方法は、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEのリソースの使用状況と負荷との間のバランスを柔軟に達成することができるばかりでなく、新しいネットワークにおける古いリリースのUEの作業及び使用を効果的にサポートするとともに、ネットワークの柔軟な発展とアップグレードをサポートすることもできる。
具体的には、基地局は、設定された送信期間に従って動的なシグナリングを定期的に送信し得る。特定の時間−周波数リソース上で、基地局は動的なシグナリングを定期的に送信し、UEは設定された期間に従って動的なシグナリングを受信する。このように、送信端及び受信端における実装アルゴリズムは単純化され得る。
具体的には、サブフレーム設定情報を搬送するために使用される動的なシグナリングの送信期間は、下記の要因に従って考察され得る。各サブフレームにおいて、最も柔軟な方法は、現在のサブフレームの設定状態を示す、すなわち現在のサブフレームがNCTサブフレームであるか又は後方互換サブフレームであるかを示す動的なシグナリングを送信することであり、それにより、UEは、リアルタイムで現在のサブフレームのサブフレームタイプを正確に判定することができる。
任意に、動的なシグナリングは、送信期間としてN個のサブフレームを使用するかもしれず、ここで、Nは1より大きい。このように、動的なシグナリングの伝送により引き起こされる過度のシグナリングオーバヘッドが削減されることができ、そして動的なシグナリングを復調するために使用される参照信号は、比較的柔軟に選択されることができる。具体的には、下記の説明に対する参照が行われ得る。この方法を使用することにより、UEは各々のサブフレームを復調する必要がないので、UEは、削減された複雑さにより処理をさらに実行することができる。
さらに、古いリリースのUEに対するサポートを考慮すると、少なくとも非定期的なCSI測定に対するサポートを考慮して、設定は、同様に、好ましくは定期的な方法で実行される。基地局が非定期的なCSI測定を実行するように古いリリースのUEを誘発する場合に、古いリリースのUEがいくらかの将来のサブフレーム、すなわち誘発するシグナリングが受信されたあとでCSIフィードバックが報告されるまえのいくらかのサブフレームにおいて測定を実行するので、全てのこれらの対応するサブフレームは、古いリリースのUEによりCSIを報告することの正確度を保証するために、後方互換サブフレームであるべきである。その上、概して、基地局で実行されるスケジューリングは、ある程度進歩することができ、例えば、基地局は、前もっていくらかのサブフレームをスケジュールし得るとともに、前もってこの期間にサブフレームのタイプを更に判定し得るが、しかし、同様に、基地局により実行されるスケジューリングの過度の制限を回避し、そして、時間内に現在のサービス要求をフィードバックすることができ、この期間は過度に長くなるはずがない。
具体的には、この実施例において、動的なシグナリングは、物理レイヤシグナリングを使用することにより送信されることができ、物理レイヤシグナリングは、第1の物理レイヤチャネルを通して送信されるとともに、指定の時間−周波数リソース及び指定のコーデック伝送方法が、第1の物理レイヤチャネルに関して事前設定される。動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することにより送信される場合に、ステップ302は、具体的に、基地局により、物理レイヤシグナリングを使用して、新しいリリースのUEに、第1の物理レイヤチャネルを通して第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信することになる。
動的なシグナリングは、物理レイヤシグナリングを使用することにより送信され、それにより、各サブフレームのサブフレームタイプが、キャリアにおいて、古いリリースのUEと新しいリリースのUEとの比率、及びネットワークにおける古いリリースのUEと新しいリリースのUEに対応するサービスにおける変化に迅速に適応するように、比較的動的でかつ柔軟な方法で設定されるとともに変更されることができ、それにより、ネットワークリソースは効果的に使用される、ということに注意する必要がある。さらに、ネットワークに関するサービス負荷が比較的低い場合に、大部分のサブフレームは、NCTサブフレームとして設定され得る。このように、NCTサブフレームに起因して削減される共通参照信号及び制御チャネルの伝送は、全体のネットワークにおける干渉を効果的に削減するとともに、ネットワークのためのエネルギーを節約するために有意に機能し、そして通信システムは、NCTキャリアに起因するシステム性能の向上を獲得することができる。
さらに、動的なシグナリングは、主として、サブフレーム設定情報を搬送するとともに、各サブフレームの使用状態は、セル固有の性質である。従って、サブフレーム設定情報を搬送するシグナリングを、セル固有のチャネルを使用することによりブロードキャスト形式で送信することは、好ましい解決法である。このように、セルにおいて、シグナリングを構文解析する能力を有する全てのUEは、シグナリングにおいて搬送される情報を使用することにより、サブフレーム設定情報を獲得することができる。
好ましくは、第1の物理レイヤチャネルは、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel、物理制御フォーマットインジケータチャネル)の時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用し得る。このように、PCFICH上でセル固有チャネル伝送メカニズムを多重化することが実行され得るとともに、この実施方法では、現行のシステムの制御チャネル構造を多重化することにより、標準作業が単純化されることができるとともに、性能が保証されることができる。新しいリリースのUEは、PCFICH上で実行される復調及び復号をサポートしたので、UEの実施は単純化される。さらに、UEのデータチャネルPDSCHは、同様に、オリジナルの方法を再使用することによりマッピングされることができ、すなわち、UEがPDSCHを復調する場合に、PCFICHにより占有される時間−周波数リソースのレートマッチングが考察される必要がある。したがって、この実施例において提供される方法は、UE側での実施を容易にすることができる方法である。
この実施例では、下記が更に含まれ得る。基地局が物理レイヤシグナリングを使用することにより動的なシグナリングを送信する場合に、基地局は、第1のキャリアにおける各送信期間内の予め定義された位置を判定し、上記位置におけるサブフレームを第1のサブフレームとして判定し、第1のサブフレームにおいてセル共通参照信号を伝送することができ、基地局は、第1のサブフレームにおいて、第1の物理レイヤチャネルを通して、UEに動的なシグナリングを送信することができ、ここで、第1のサブフレームにおいて搬送されるセル共通参照信号は、第1の物理レイヤチャネルを復調するためにUEにより使用される。
この実施例における物理レイヤシグナリングは、セル固有のシグナリングであり、それにより、シグナリングを構文解析する能力を有するセル内の全てのUEは、シグナリングを使用することにより第1のキャリアのサブフレーム設定情報を獲得することができ、さらに基地局と通信することができる。セル固有のシグナリングは、同様にセル固有参照信号を使用することにより復調される必要があるセル固有のチャネルを通して送信される。具体的には、セル固有参照信号を使用するための異なる方法が存在するとともに、第1のサブフレームを判定するための異なる方法が存在し、すなわち、物理レイヤシグナリングは、第1のサブフレームにおいて伝送されるとともに、第1のキャリアに関するサブフレーム設定情報を示すために使用され、それらは、別々に、実例を使用することにより下記で詳細に説明される。
1つの方法において、第1の物理レイヤチャネルは、後方互換サブフレームにおいて搬送されることにより送信されるとともに、(CRSのような)現在のセル共通参照信号を使用することにより復調され、ここで、第1のサブフレームは後方互換サブフレームである。この場合、UEは、チャネル推定及び復調を実行するために、1つより多いCRSポートに関する情報を使用し得るとともに、CRSポートの量は、具体的には、後方互換サブフレームにおけるセルのCRS設定情報によって変わる。
任意に、古いリリースのUEのために、送信されたPCFICHは、PDCCHシンボルの量だけを示すために使用され得る。この方法を使用することにより、PCFICHのチャネル構造を多重化することを目的としているが、しかし新しいUEのサブフレームタイプを示すためにそのあとで再使用される、本発明におけるシグナリングと、オリジナルのシグナリングとの間の混同を回避するために、古いリリースのUEは、ダウンリンク制御チャネルPDCCHシンボルの量を判定し得る。
任意に、別の方法が使用され得る。古いリリースの全てのUEのためにクロスキャリアスケジューリングが使用されるとともに、1つのキャリア上のデータ伝送をスケジュールするPDCCHは、別のキャリア上で搬送され得る。このように、古いリリースのUEは、現在のキャリアのPDCCHを復調する必要がなく、そしてさらに、PDCCHシンボルの量を判定するために古いリリースのLTEシステムにより設計されたPCFICHを復調する必要がない。この方法は、古いリリースのUEに関する負担を削減することができる。新しいリリースのUEのために、現在のPCFICHは、PDCCHシンボルの量を示す情報を搬送するばかりでなく、サブフレーム設定を示す情報も搬送する。
任意に、別の方法において、レイヤ1の物理レイヤチャネルは、NCTサブフレームにおいて搬送されることにより送信される。相当するように、第1のサブフレームはNCTサブフレームであり、そしてこの場合、復調参照信号は、下記の2つの選択可能な方法において実施され得る。
方法1:NCTサブフレームは、セル固有のEPDCCHチャネルをさらに搬送する必要があり、その場合に、これらのチャネルは、同様に、セル固有参照信号を使用することにより復調される必要がある。このように、第1の物理レイヤチャネルは、同様に、参照信号を多重化することにより復調され得る。この場合、レイヤ1における物理レイヤチャネルの伝送問題が考察される必要があり、オリジナルのシステムにより設計されたPCFICHの時間−周波数リソースが伝送には不適切であるという潜在的な可能性がある、ということに注意する必要がある。セル固有のEPDCCHは、主として、いくつかの周波数帯域リソースで伝送されるので、伝送は、制御チャネルの共通検索空間において実行される、ということが考えられ得る。しかしながら、具体的には、オリジナルのシステムの制御チャネル及びPCFICHの共通検索空間は、異なる周波数ドメインリソースを占有し得る。任意に、一方では、制御チャネルの共通検索空間がサブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルにより占有される周波数リソースを含む必要があるという制限があるかもしれず、他方では、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルにより占有される周波数リソースが制御チャネルの共通検索空間内に位置付けられる必要があるという制限があるかもしれない。これらの2つの制限は、EPDCCH、及び実際に占有されるリソースユニットの伝送に影響を及ぼす。さらに、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルをマッピングするための新しい方法が潜在的に設計される必要があるか、又は、制御チャネルの共通検索空間のリソース割り当てに対して制限が潜在的に設定される。
方法2:伝送を実行するためにレイヤ1の物理レイヤチャネルが選択される復調参照信号に関して、別の実施例では、時間及び周波数トラッキングのために使用されるセル固有参照信号は、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルの参照信号として使用される。NCTサブフレームにおいて、時間及び周波数トラッキングのために使用される参照信号は、同様に、セル固有参照信号であり得るとともに、時間及び周波数トラッキングの性能を保証するために、比較的広い周波数帯域の占有によって送信され得る。CRS又はCSI−RSが具体的に時間及び周波数トラッキングのために使用される参照信号として使用されるかどうかにかかわらず、差異は、これらの参照信号のパターンにのみ存在し、これらの参照信号は、本質的にセル固有の信号であり、特定の時間−周波数粒度で送信され、それは、セル共通参照信号CRSを一例として使用することにより簡単に説明され得る。特定のNCTにおいて、このCRSは、主として、時間及び周波数トラッキングを実行するために使用され得るとともに、伝送の密度を潜在的に削減し得る。例えば、1つだけのRSポートが使用されるとともに、送信は5つのサブフレーム毎に1回実行される。この場合、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルは、この参照信号を使用し得る。準PCFICHチャネルの性能を更に改善するために、送信されるビットの量と、古いリリースのシステムにおいてPCFICH上のPDCCHシンボルの量を示すために使用されるビットの量との間に差異が存在し得る。しかしながら、ビットの量を削減することは、シグナリングの示される量に影響を及ぼす。したがって、示されるサブフレーム設定情報の柔軟性と性能は、バランスがとれている必要がある。さらに、この方法の利点は、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルを伝送するために使用されるサブフレームが、同様に、後方互換サブフレームとして実際に設定され得る、ということである。新しいリリースのUEは、そのサブフレームがNCTサブフレームであったかのように、まだ復調を実行し、それは、このチャネルの性能に影響を及ぼさないとともに、このサブフレームの設定にも制限を課さない。NCTサブフレームにおいて送信されるCRSが確かに後方互換サブフレームにおいて送信されるCRSのサブセットであるので、このサブフレームは、NCTサブフレームとして設定され得るか、又は、後方互換サブフレームとして設定され得る。もしこのサブフレームタイプの設定の柔軟性が実際に許容されるならば、新しいリリースのUEのために、現在のPCFICHは、PDCCHシンボルの量を示す情報を搬送するばかりでなく、サブフレーム設定を示す情報も搬送する。したがって、ジョイントコーディングが実行される必要がある。しかしながら、PDCCHシンボルの量を示す情報は同じままであり、各状態は、特定のサブフレーム設定情報を更に示す必要があり得る。さらに、古いリリースのUEのために、送信されたPCFICHは、PDCCHシンボルの量だけを示すために使用される。任意に、別の方法が使用され得る。古いリリースの全てのUEのためにクロスキャリアスケジューリングが使用されるとともに、1つのキャリア上のデータ伝送をスケジュールするPDCCHは、別のキャリア上で搬送され得る。このように、古いリリースのUEは、現在のキャリアのPDCCHを復調する必要がなく、そしてさらに、PDCCHシンボルの量を判定するために古いリリースのシステムにより設計されたPCFICHを復調する必要がない。クロスキャリアスケジューリング能力を有する古いリリースのUEがこの方法において必要とされる。クロスキャリアスケジューリングが古いリリースのUEの問題を解決するために使用される場合に、新しいリリースのUEのために、このサブフレームにおいて送信されるPCFICHチャネルは、サブフレーム設定情報だけを示し得るとともに、古いリリースのLTEシステムにおける、元来PDCCHシンボルの量を示すために使用される情報と、必ずしも多重化される必要があるとは限らない。この場合、このサブフレームは、まだNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームとして支援的に設定され得る、ということに注意が必要かもしれない。システム設定は柔軟であり、この方法は、代表的な方法である。
任意に、基地局は、準静的なシグナリング方法における各送信期間内の第1のサブフレームの位置を判定し得る。この場合、レイヤ1における物理レイヤチャネルは、後方互換サブフレーム又はNCTサブフレームにおいて搬送されることにより送信され得る。具体的には、第1のサブフレームがレイヤ1における物理レイヤチャネルを伝送するために使用されるということが、各送信期間における基地局により判定される第1のサブフレームの位置、及びレイヤ1における物理レイヤシグナリングにおいて搬送される、第1のサブフレームの位置に対応するサブフレームタイプに従って、共同して判定される。具体的には、第1のサブフレームは、準静的なシグナリングを使用することにより設定され得る。レイヤ1における物理レイヤチャネルを復調するために使用される参照信号は、同様に、準静的なシグナリングを使用することにより設定され得るか、又は、第1のサブフレームのサブフレームタイプに従って、レイヤ1における物理レイヤチャネルに対応するとともに復調するために使用される参照信号が使用される、ということが予め定義され得る。
さらに、この実施例において、第1のキャリアのサブフレーム設定情報は少なくとも1ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、
(a)現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
(b)現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
(c)現在の送信期間において、第1のサブフレームが後方互換サブフレームであり、第1のサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(d)現在の送信期間において、セル共通参照信号が伝送されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、ほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(e)現在の送信期間において、必ずしも全てのサブフレームがNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームであるとは限らない場合に、全てのサブフレームのサブフレームタイプが予め定義され、ここで、サブフレームタイプはNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームを含む、及び、
(f)現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより事前設定されるサブフレームである、
という複数のサブフレーム設定例のうちのいずれか1つを示すために使用される。
さらに、具体的には、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が1ビットである場合に、2つのタイプの状態情報が、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を示すために搬送されることができる。1つの方法において、1ビットにより示された1つの状態は、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、ことを示すために使用され、もう一方の状態は、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、ことを示すために使用される。この事例は、比較的簡単であり、システムは、これらの2つの状態の定義を予め定義することだけが必要があり、そして、指示において支援するための追加のシグナリングを必要としない。システムにおける古いリリースのUE又は新しいリリースのUEの大きな量のサービスが伝送される必要がある場合に、できる限り早くデータ伝送を完了するために、同じサブフレームタイプが集合的に設定される。
上記で言及された方法に加えて、さらに、1ビットにより示された2つの状態情報は、下記の、
(a)現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
(b)現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
(c)現在の送信期間において、第1のサブフレームが後方互換サブフレームであり、第1のサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(d)現在の送信期間において、セル共通参照信号が伝送されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、ほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(e)現在の送信期間において、必ずしも全てのサブフレームがNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームであるとは限らない場合に、全てのサブフレームのサブフレームタイプが予め定義され、ここで、サブフレームタイプはNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームを含む、及び、
(f)現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより事前設定されるサブフレームである、
という6つの事例のあらゆる2つの組み合わせであり得る。
サブフレーム設定情報が1ビットである場合に、古いリリースのLTEシステムにおけるPCFICHチャネルがPDCCHシンボルの量を示すために2ビットを伝送する場合と比較すると、伝送される情報のビットの量が削減されるので、チャネルの復調性能が改善されるとともに、より古いリリースのLTEシステムにおける参照信号が潜在的にほとんど使用されないかもしれず、それは、チャネル推定及び復調性能に影響を及ぼす。これらの要因が総合的に考慮される場合に、1ビットでサブフレーム設定情報を伝送することは好ましい解決法であり、そして性能が保証され得る。
任意に、さらにより多くの情報を搬送するために、具体的には、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が2ビットである場合に、最大4つのタイプの状態情報が、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を示すために搬送され得る。例えば、サブフレーム設定情報が2ビットである場合に、サブフレーム設定情報は、下記の、
(a)現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
(b)現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
(c)現在の送信期間において、第1のサブフレームが後方互換サブフレームであり、第1のサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、
(d)現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより事前設定されるサブフレームである、
という4つの事例を示すために使用される。
上記で言及された方法に加えて、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が2ビットである場合に、そして、2つのビットに対応する4つの状態のサブフレーム設定情報は、下記の、
(a)現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
(b)現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
(c)現在の送信期間において、第1のサブフレームが後方互換サブフレームであり、第1のサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(d)現在の送信期間において、セル共通参照信号が伝送されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、ほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(e)現在の送信期間において、必ずしも全てのサブフレームがNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームであるとは限らない場合に、全てのサブフレームのサブフレームタイプが予め定義され、ここで、サブフレームタイプはNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームを含む、及び、
(f)現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより事前設定されるサブフレームである、
という複数のサブフレーム設定例のうちのいずれか1つを示すために使用される。
理解を容易にするために、この実施例は、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が1ビット又は2ビットである実例を使用することにより更に説明され、送信期間は、時間及び周波数トラッキングを実行するために使用されるセル共通参照信号CRSの期間と同じであるとともに、5msであり、伝送は、古いリリースのシステムにおける準PCFICHチャネルのコーディング方法と同じコーディング方法で実行される。さらに、実例は、下記のように説明のために使用される。
(1)第1のキャリアのサブフレーム設定情報が1ビットである場合に、サブフレーム設定情報は、好ましくは下記の、
(a)現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、
(b)現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
という2つのサブフレーム設定例を示すために使用される。
具体的には、サブフレーム設定情報を伝送することの正確度を保証するために、下記のテーブル1において示されたように、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying、4位相偏移変調)が、32ビットの要素系列に1ビットの情報をマッピングする変調を実行するために使用され得る。
Figure 2016531501
第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプは、“0”及び“1”で表され得る。この実施例において、“0”は後方互換サブフレームを表し、そして“1”はNCTサブフレームを表す。
具体的には、テーブル1において示されたように、設定情報状態1は、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームであることを示し、そして、設定情報状態2は、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームであることを示す。
前述のテーブル1は、送信期間が5msである実例を使用することにより示され、したがって、各送信期間は5つのサブフレームを含む、ということに注意する必要がある。テーブル1において示された2つのタイプのサブフレーム設定例は、実例目的のためだけに使用されるとともに、この実施例は、実際のアプリケーションにおけるサブフレーム設定状態に全く制限を設けない、ということが強調されるべきである。
(2)第1のキャリアのサブフレーム設定情報が2ビットである場合に、サブフレーム設定情報は、下記の、
(a)現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
(b)現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
(c)現在の送信期間において、第1のサブフレームが後方互換サブフレームであり、第1のサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、
(d)現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより事前設定されるサブフレームである、
という4つの事例を示すために使用される。
具体的には、サブフレーム設定情報を伝送することの正確度を保証するために、下記のテーブル2において示されたように、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying、4位相偏移変調)が、32ビットの要素系列に2ビットの情報をマッピングする変調を実行するために使用され得る。
Figure 2016531501
第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプは、“0”及び“1”で表され得る。この実施例において、“0”は後方互換サブフレームを表し、そして“1”はNCTサブフレームを表す。
具体的には、テーブル2において示されたように、設定情報状態1は、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームであることを示し、設定情報状態2は、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームであることを示し、設定情報状態3は、第1のサブフレームが後方互換サブフレームであり、第1のサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームであることを示し、そして、設定情報状態4は、現在の送信期間における全てのサブフレームのサブフレームタイプがRRCブロードキャスト/ユニキャストシグナリングを使用することにより事前設定され得ることを示す。
前述のテーブル2は、送信期間が5msである実例を使用することにより説明され、したがって、各送信期間は5つのサブフレームを含む、ということに注意する必要がある。テーブル2において示された4つのタイプのサブフレーム設定例は、実例目的のためだけに使用されるとともに、この実施例は、実際のアプリケーションにおけるサブフレーム設定状態に全く制限を設けない、ということが強調されるべきである。
さらに任意に、ステップ302のまえに、当該方法は、下記の、基地局により、第1のキャリアがNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームを含むことを判定し、準静的なシグナリングを新しいリリースのUEに送信するステップであって、準静的なシグナリングが、新しいリリースのUEが第1の物理レイヤチャネルを通して基地局により送信される動的なシグナリングを受信するかどうかを示すために使用されるステップ、という任意のステップを更に含む。
具体的には、基地局は、MIB(Master Information Block、マスタ情報ブロック)又はSIB(System Information Block、システム情報ブロック)に準静的なシグナリングを追加し、準静的なシグナリングをブロードキャスト形式で新しいリリースのUEに送信することができるか、又は、基地局は、準静的なシグナリングをユニキャスト形式で新しいリリースのUEに送信することができ、例えば、基地局は、専用のRRCシグナリングを使用することにより、準静的なシグナリングを新しいリリースのUEに送信することができる。
具体的には、この実施例において、基地局は、セル内の新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの量における変化に従う準静的な方法で、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方が第1のキャリア上に設定されたかどうかを判定し得る。例えば、もしセルにおける全てのUEが新しいリリースのUEであるならば、基地局は、セル内の全てのキャリアをNCTキャリアとして設定することができ、もしセルにおける全てのUEが古いリリースのUEであるならば、基地局は、セル内の全てのキャリアを後方互換キャリアとして設定することができ、もしセル内に新しいリリースのUEと古いリリースのUEが共存するならば、基地局は、セル内の全て又はいくつかのキャリアを特別なNCTキャリアとして設定することができる。
具体的には、基地局は、準静的なシグナリングを使用することにより、現在のキャリアがNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方の設定をサポートしているかどうかを設定することができ、それは、NCTキャリア及び特別なNCTキャリアが、相互に交換されるとともに、準静的なシグナリングを使用することにより設定されることができ、サブフレーム設定情報を搬送する動的なシグナリングがNCTキャリア上で伝送及び送信される必要がないことを意味する。もしNCTキャリアが特別なNCTキャリアであることを無効にされるならば、それは、このNCTキャリアが全く古い端末をサポートしないかもしれないことを意味し、すなわち、シグナリング及びチャネルを送信することが無効にされ、それは、本質的に、各サブフレームがNCTサブフレームであり、シグナリングが通知を行うのに必要とされず、新しい端末はキャリアが新しいキャリアタイプのみであることを学習する、ことを暗に示す。もしNCTキャリアが特別なNCTキャリアであることを有効にされるならば、2つのサブフレームタイプ、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームを設定するための特定の情報が、本発明における方法を使用することにより通知され得る。サブフレーム設定情報を搬送する動的なシグナリングが、この特別なNCTキャリア上で伝送及び送信される必要がある。UEは、シグナリングを構文解析することにより、新しい端末が各サブフレームタイプを学習することを更に可能にするとともに、サブフレームの中のCRSのような信号の設定状態及び伝送状態を更に判定し、それにより、新しい端末は、異なるサブフレームタイプにおける信号の伝送に従って、信号を送信及び受信する処理を別々に実行する。
もし新しいリリースのUEが、準静的なシグナリングを受け取り、そしてNCTキャリアが特別なNCTキャリアであることを有効にするならば、新しいリリースのUEは、特別なNCTキャリア上のNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの設定情報を判定するために、動的なシグナリングを、監視するとともに、第1の物理レイヤチャネルを通して受け取る必要があり、もし新しいリリースのUEが、準静的なシグナリングを受け取らなかった、又は、新しいリリースのUEが、準静的なシグナリングを受け取り、そしてNCTキャリアが特別なNCTキャリアであることを無効にするならば、新しいリリースのUEは、デフォルト設定で、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの設定情報を搬送するために使用される動的なシグナリングを基地局が伝送しないとみなす。さらに、基地局は、元来動的なシグナリングを搬送するために使用されることができる第1の物理レイヤチャネルリソースを使用することにより、通常のPDSCHデータ又は他の内容を伝送することができ、UEと基地局は同じ理解を有する。元来動的なシグナリングを搬送するために使用されることができる第1の物理レイヤチャネルリソースを使用することにより通常のPDSCHデータ又は他の内容を伝送するために、新しいリリースのUEは、リソースの使用効率を保証するように、第1の物理レイヤチャネルリソースから、ここでは限定されない基地局により送信されるデータ及び他の情報を受信し得る。
303.新しいリリースのUEが、基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、動的なシグナリングからサブフレーム設定情報を獲得し、サブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、ここで、サブフレームタイプはNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、各サブフレームのサブフレームタイプに従って各サブフレームにおいて伝送される信号及び/又はチャネル情報(例えばCRS情報など)を判定し、さらに、各サブフレームにおいて伝送される信号及び/又はチャネル情報に従って第1のキャリアを使用して通信を実行する。
NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて伝送されるCRS信号が異なるので、例えば、CRSポートの量における差異、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定したあとで、UEは、各サブフレームのサブフレームタイプに従って、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態を判定し、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態に従って、信号を送信及び受信する処理を実施し得る、ということに注意する必要がある。具体的には、各送信期間において、CRSは第1のサブフレームにおいて伝送され、ここで、第1のサブフレームは、各送信期間内の指定された位置におけるサブフレームである。例えば、5msの伝送期間を有するCRSがセル固有参照信号として使用される場合に、第1のキャリアの第1のサブフレームは、第1のキャリアにおける、“M mod 5”が0である番号Mを有するサブフレーム、すなわち、番号0を有するサブフレーム、番号5を有するサブフレーム、番号10を有するサブフレーム・・・が、CRSが伝送される第1のサブフレームに設定される方法で判定され得る。
ダウンリンク制御チャネルPDCCHは、同様に、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて異なる方法で伝送され得る、ということに更に注意する必要がある。NCTサブフレームでは、概して、ダウンリンク制御チャネルPDCCHは伝送されない。しかしながら、MBSFNサブフレーム又はPMCHサブフレームが同様にNCTサブフレームに設定される1つの可能な特別な場合において、ダウンリンク制御チャネルPDCCHが伝送される。後方互換サブフレームでは、ダウンリンク制御チャネルPDCCHは各サブフレームにおいて伝送される。上記で列挙される信号及び/又はチャネルに加えて、別の信号及び/又はチャネルが更に含まれ得るとともに、これらの信号及び/又はチャネルは、全て予め定義され得る2つのタイプのサブフレーム、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて、異なる方法で伝送される。例えば、DMRSに関して、NCTサブフレームにおけるDMRSのパターンは、後方互換サブフレームにおけるDMRSのパターンと異なり、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームは、シグナリングを使用することにより変更され、DMRSのパターンは、異なるサブフレームに従って予め定義され、それにより、DMRSのパターンは、同時に通知されることができ、それは、別の信号及びチャネルに更に適用でき、そして、詳細は1つずつここでは説明されない。
好ましくは、各送信期間内の第1のサブフレームが動的なシグナリングと調和することを保証するために、第1の物理レイヤチャネルの送信期間は、第1のサブフレームの送信期間と同じであり、すなわち、第1のサブフレームの送信タイムスロットにおいて、動的なシグナリングは、第1の物理レイヤチャネルを通してUEに送信され、第1のサブフレームにおけるセル共通参照信号は、動的なシグナリングに関して復調を実行するために使用される。
前述のステップ302から303は、新しいリリースのUEに適用でき、そして、任意に、ステップ301のあとで、古いリリースのUEが第1のキャリアを使用することを可能にするために、当該方法は、下記のステップを更に含む、ということに注意する必要がある。
304.基地局が、第1のキャリアのサブフレーム設定情報に従って第1のキャリアにおける後方互換サブフレームをスケジュールするとともに、古いリリースのUEが通信を実行するために基地局によりスケジュールされた後方互換サブフレームを使用するように、いくつか又は全ての後方互換サブフレームを古いリリースのUEにスケジュールする。
好ましくは、この実施例において、基地局は、古いリリースのUEにより使用されるように、第1のキャリアを補助キャリアとして設定する。具体的には、古いリリースのUEは、準静的なシグナリングに従って、PCFICHの検出に依存せずに、第1のキャリア上のデータ伝送のための開始位置を学習することができ、第1のキャリア上のデータ伝送のための開始位置を判定したあとで、古いリリースのUEは、アンカーキャリアのクロスキャリアスケジューリングに従って、第1のキャリア上でデータを送信することができる。さらに、この実施例において、基地局は、古いリリースのUEにより使用されるように、第1のキャリアをアンカーキャリアとして設定し得る。この場合、古いリリースのUEのアクセス及び使用を保証するために、MIB及びSIBのような共通システムメッセージがこのキャリア上で伝送される必要がある。この場合、LTEにおいて予め定義されるとともに、MIBを伝送するために、又は少なくともSIB1を伝送するために使用されるサブフレームは、後方互換サブフレームであることを確実に維持するべきであるとともに、ほかのサブフレームは、NCTサブフレームであり得る。具体的には、各サブフレームのサブフレームタイプは、この実施例における方法におけるシグナリングに従って更に判定され得る。
任意に、CRSを搬送するNCTサブフレームに関して、NCTサブフレームにおいて搬送されるCRSは、CRS密度を削減することにより獲得されたCRSであり得るので、UEにより(CRSを搬送する後方互換サブフレーム及びNCTサブフレームを含む)サブフレームのCRS情報を判定することを簡略化するために、基地局は、第1のキャリアにおける各サブフレームのCRSポート設定情報をUEに通知することができ、それにより、UEは、CRSが第1のキャリアにおける各サブフレームにおいて伝送されるかどうかを判定するとともに、各サブフレームにおけるCRSポート情報を判定する(一般に、後方互換サブフレームでは1つ/2つ/4つのCRSポートが設定され、NCTサブフレームではCRSポートは全く設定されないか、又は1つだけのCRSポートが設定される)。具体的には、基地局は、MIBシグナリング又はSIBシグナリングを使用することにより、各サブフレームにおいてCRSポート設定情報をUEに送信し得る。各サブフレームにおいてCRSポート設定情報を獲得したあとで、UEは、第1のキャリア上の、CRSが伝送されるサブフレームからCRSを獲得し、CRSに従って(データチャネル及び制御チャネルを少なくとも含む)チャネルに関する復調と測定を実行し、基地局と同期することができる。
本発明のこの実施例において提供されるキャリア設定方法によれば、基地局が、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームを設定するとともに、UEに第1のキャリアのサブフレーム設定メッセージを送信し、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される方法を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
「実施例4」
この実施例は、前述の図1から図3に示された実施例において基地局の方法を実施することができる基地局を提供する。図4において示されたように、この実施例において提供される基地局40は、第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定に従って、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するように構成される設定モジュール41と、動的なシグナリングを使用することにより、第1のUEに、設定モジュール41により判定される第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信し、ここで、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が第1のキャリアのサブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために第1のUEにより使用され、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される送信モジュール42とを含む。
具体的には、送信モジュール42は、設定された送信期間に従って動的なシグナリングを第1のUEに定期的に送信し、動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送する、ように構成される。
さらに、図5において示されたように、基地局40は、第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定するように構成される判定モジュール43を更に含み、設定モジュール41は、判定モジュール43により判定される、第2のUEのサービスボリューム及び第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプに従って、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定するように構成される。
具体的には、設定モジュール41は、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定し、第1のタイプのUEが後方互換サブフレームをサポートするUEである、又は、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定し、第2のタイプのUEがNCTサブフレームをサポートするUEである、又は、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定する、ように構成される。
任意に、送信モジュール42は、動的なシグナリングを第1のUEに送信するまえに、準静的なシグナリングを第1のUEに送信し、準静的なシグナリングが動的なシグナリングを受信するように第1のUEに指示するために使用される、ように更に構成される。
送信モジュール42は、MIB又はSIBに準静的なシグナリングを追加し、準静的なシグナリングをMIB又はSIBを使用することにより送信する、又は、準静的なシグナリングをユニキャスト形式で送信する、ように具体的に構成される。
送信モジュール42は、物理レイヤシグナリングを使用することにより動的なシグナリングを送信し、物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ように具体的に構成される。判定モジュール43は、第1の物理レイヤチャネルを判定し、第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように更に構成される。
設定モジュール41は、セル共通参照信号を送信期間内に第1のサブフレームにおいて伝送し、第1のサブフレームにおいて搬送されるセル共通参照信号が第1の物理レイヤチャネルを復調するために第1のUEにより使用され、第1のサブフレームが動的なシグナリングを搬送する、ように更に構成される。
1つの可能な具体的な実施方法において、設定モジュール41により設定される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は1ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
別の可能な具体的な実施方法において、設定モジュール41により設定される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は2ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
前述の第1のUEは新しいリリースのUEであるか、又は、前述の第1のUEはNCTサブフレームをサポートする及び/若しくは使用することができるUEである、ということに注意する必要がある。
第2のUEは、第1のタイプのUEに属するUE及び/又は第2のタイプのUEに属するUEを含むことができ、第1のタイプのUEは後方互換サブフレームをサポートするUEであり、第2のタイプのUEはNCTサブフレームをサポートするUEである、ということに注意する必要がある。
本発明のこの実施例において提供される基地局によれば、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームが第1のキャリア上に設定されるとともに、第1のキャリアのサブフレーム設定メッセージがUEに送信され、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される基地局を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
「実施例5」
本発明のこの実施例は、図1から図3に示された実施例においてUEの方法を実施することができるユーザ装置UEを提供する。図6において示されたように、この実施例において提供されるユーザ装置60は、基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定を示すために使用される、ように構成される受信モジュール61と、受信モジュール61により受信される動的なシグナリングにおけるサブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含む、ように構成される判定モジュール62と、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプであり判定モジュール62により判定されるサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される通信モジュール63とを含む。
受信モジュール61は、基地局により送信される動的なシグナリングを、設定された送信期間に従って定期的に受信するように具体的に構成される。
任意に、受信モジュール61は、基地局により送信される動的なシグナリングを受信するまえに、基地局により送信される準静的なシグナリングを受信し、準静的なシグナリングに従って動的なシグナリングを受信することを判定するように更に構成される。受信モジュール61は、基地局により送信される動的なシグナリングを、第1の物理レイヤチャネルを通して受信し、動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することによって基地局により送信され、第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように具体的に構成される。
判定モジュール62は、送信期間における第1のサブフレームを判定し、第1のサブフレームからセル共通参照信号を獲得し、セル共通参照信号に従って第1の物理レイヤチャネルを復調し、第1のサブフレームが第1のキャリアの各送信期間内の予め定義された位置におけるサブフレームであり、セル共通参照信号が第1のサブフレームにおいて伝送される、ように更に構成される。
1つの可能な具体的な実施方法において、受信モジュール61により受信される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は1ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
別の可能な具体的な実施方法において、受信モジュール61により受信される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は2ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
本発明のこの実施例において提供されるユーザ装置によれば、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプは、基地局により送信される第1のキャリアのサブフレーム設定メッセージを使用することにより判定され、それにより、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証されることができ、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供されるユーザ装置を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
「実施例6」
この実施例は、前述の図1から図3に示された実施例において基地局の方法を実施することができる基地局を提供する。図7において示されたように、この実施例において提供される基地局70は、第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定に従って、第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するように構成されるプロセッサ71と、動的なシグナリングを使用することにより、第1のユーザ装置UEに、プロセッサ71により判定される第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信し、ここで、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が第1のキャリアのサブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために第1のUEにより使用され、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される送信機72とを含む。
具体的には、送信機72は、設定された送信期間に従って動的なシグナリングを第1のUEに定期的に送信し、動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送する、ように構成される。
さらに、プロセッサ71は、第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定するとともに、第2のUEのサービスボリューム及び第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプに従って、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームを設定するように更に構成される。
具体的には、プロセッサ71は、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定し、第1のタイプのUEが後方互換サブフレームをサポートするUEである、又は、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定し、第2のタイプのUEがNCTサブフレームをサポートするUEである、又は、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定する、ように構成される。
任意に、送信機72は、動的なシグナリングを第1のUEに送信するまえに、準静的なシグナリングを第1のUEに送信し、準静的なシグナリングが動的なシグナリングを受信するように第1のUEに指示するために使用される、ように更に構成される。
送信機72は、MIB又はSIBに準静的なシグナリングを追加し、準静的なシグナリングをMIB又はSIBを使用することにより送信する、又は、準静的なシグナリングをユニキャスト形式で送信する、ように具体的に構成される。
送信機72は、物理レイヤシグナリングを使用することにより動的なシグナリングを送信し、物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ように具体的に構成される。判定モジュール43は、第1の物理レイヤチャネルを判定し、第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように更に構成される。
プロセッサ71は、セル共通参照信号を送信期間内に第1のサブフレームにおいて伝送し、第1のサブフレームにおいて搬送されるセル共通参照信号が第1の物理レイヤチャネルを復調するために第1のUEにより使用され、第1のサブフレームが動的なシグナリングを搬送する、ように更に構成される。
1つの可能な具体的な実施方法において、プロセッサ71により判定される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は1ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
別の可能な具体的な実施方法において、プロセッサ71により判定される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は2ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
前述の第1のUEは新しいリリースのUEであるか、又は、前述の第1のUEはNCTサブフレームをサポートする及び/若しくは使用することができるUEである、ということに注意する必要がある。
第2のUEは、第1のタイプのUEに属するUE及び/又は第2のタイプのUEに属するUEを含むことができ、第1のタイプのUEは後方互換サブフレームをサポートするUEであり、第2のタイプのUEはNCTサブフレームをサポートするUEである、ということに注意する必要がある。
本発明のこの実施例において提供される基地局によれば、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームが第1のキャリア上に設定されるとともに、第1のキャリアのサブフレーム設定メッセージがUEに送信され、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される基地局を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
「実施例7」
本発明のこの実施例は、図1から図3に示された実施例においてUEの方法を実施することができるユーザ装置UEを提供する。図8において示されたように、この実施例において提供されるユーザ装置80は、基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの設定を示すために使用される、ように構成される受信機81と、受信機81により受信される動的なシグナリングにおけるサブフレーム設定情報に従って第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、ここで、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプに従って第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成されるプロセッサ82とを含む。
受信機81は、基地局により送信される動的なシグナリングを、設定された送信期間に従って定期的に受信するように具体的に構成される。
任意に、受信機81は、基地局により送信される動的なシグナリングを受信するまえに、基地局により送信される準静的なシグナリングを受信し、準静的なシグナリングに従って動的なシグナリングを受信することを判定するように更に構成される。
受信機81は、基地局により送信される動的なシグナリングを、第1の物理レイヤチャネルを通して受信し、動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することによって基地局により送信され、第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように具体的に構成される。
プロセッサ82は、送信期間における第1のサブフレームを判定し、第1のサブフレームからセル共通参照信号を獲得し、セル共通参照信号に従って第1の物理レイヤチャネルを復調し、第1のサブフレームが第1のキャリアの各送信期間内の予め定義された位置におけるサブフレームであり、セル共通参照信号が第1のサブフレームにおいて伝送される、ように更に構成される。
1つの可能な具体的な実施方法において、受信機81により受信される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は1ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
別の可能な具体的な実施方法において、受信機81により受信される第1のキャリアのサブフレーム設定情報は2ビットであり、サブフレーム設定情報は、下記の、現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される。
本発明のこの実施例において提供されるユーザ装置によれば、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプは、基地局により送信される第1のキャリアのサブフレーム設定メッセージを使用することにより判定され、それにより、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証されることができ、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供されるユーザ装置を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
実施方法の前述の説明に基づくと、当業者は、本発明が、必須の汎用のハードウェアに加えたソフトウェアにより、又は、ハードウェアのみにより実施され得る、ということを明らかに理解し得る。大部分の状況において、前者が好ましい実施方法である。そのような理解に基づくと、本発明の技術的解決法は本質的に、又は、従来技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形式で実施され得る。コンピュータソフトウェア製品は、コンピュータのフロッピーディスク、ハードディスク、又は光ディスクのような読み取り可能な記憶媒体に記憶されるとともに、コンピュータ装置(それはパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置、又は同様のものであり得る)に、本発明の実施例において説明された方法を実行するように指示するためのいくらかの命令を含む。
前述の説明は、本発明の単なる具体的な実施方法にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本発明において開示された技術的な範囲内の当業者によって容易に判断されるあらゆる変形又は置換は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に支配されるものとする。
本発明の実施例における技術的解決法をより明確に説明するために、下記は、実施例を説明するために必要とされる添付図面を簡単に紹介する。明らかに、下記の説明における添付図面は本発明の単にいくつかの実施例を表すとともに、当業者は、創造的な努力なしでこれらの添付図面からさらに他の図面を導き出し得る。
本発明のこの実施例において提供されるキャリア設定方法によれば、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームが第1のキャリア上に設定されるとともに、第1のキャリアのサブフレーム設定情報がUEに送信され、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される方法を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
具体的には、図1において示されたキャリア設定方法に関して、この実施例では、ステップ102の動的なシグナリングを使用することによりUEに第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信するステップは、下記の方法、すなわち、設定された送信期間に従って動的なシグナリングを第1のUEに定期的に送信するステップであって、動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送する、ステップにおいて実施され得る。動的なシグナリングを使用することにより、リアルタイムでセル内の古いリリースのUE及び新しいリリースのUEのサービスボリュームを整合することが実行されることができ、さらに、サブフレームタイプの設定が実行され、そしてシステムリソースの使用が最適化される。特にユーザの量が比較的少ない異種ネットワークにおける小さなセルのシナリオにおいて、動的な設定は、UEタイプ及びサービスボリュームに従って実行されることができ、それは、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用を改善し、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上を改善し、そして共通参照信号に起因する干渉及び負荷を削減することができる。
NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて伝送されるCRS信号が異なるので(例えば、送信期間において、各後方互換サブフレームはCRSを搬送し、概して、後方互換サブフレームにおいて搬送されるCRSは複数のCRSポートを包含するが、しかしながら、一般に、複数のNCTサブフレームの中の1つのNCTサブフレームだけがCRSを搬送し、そしてCRSを搬送するNCTサブフレームは1つだけのCRSポートを包含し得る)、したがって、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定したあとで、UEは、各サブフレームのサブフレームタイプに従って、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態を判定し、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態に従って、信号を送信及び受信する処理を実施し得る、ということに注意する必要がある
物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHは、同様に、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて異なる方法で伝送され得る、ということに更に注意する必要がある。NCTサブフレームでは、概して、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHは伝送されない。しかしながら、MBSFNサブフレーム又はPMCHサブフレームが同様にNCTサブフレームに設定される1つの可能な特別な場合において、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHが伝送される。後方互換サブフレームでは、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHは各サブフレームにおいて伝送される。上記で列挙される信号及び/又はチャネルに加えて、別の信号及び/又はチャネルが更に含まれ得るとともに、これらの信号及び/又はチャネルは、全て予め定義され得る2つのタイプのサブフレーム、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて、異なる方法で伝送される。例えば、DMRSに関して、NCTサブフレームにおけるDMRSのパターンは、後方互換サブフレームにおけるDMRSのパターンと異なり、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームは、シグナリングを使用することにより変更され、DMRSのパターンは、異なるサブフレームに従って予め定義され、それにより、DMRSのパターンは、同時に通知されることができ、それは、別の信号及びチャネルに更に適用でき、そして、詳細は1つずつここでは説明されない。
1のUEは新しいリリースのUEであるか、又は、第1のUEはNCTサブフレームをサポートする及び/若しくは使用することができるUEである、ということに注意する必要がある。
S2.基地局が、第2のUEのサービスボリューム及び第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプに従って、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定する。
具体的には、前述のステップS2は、下記の3つの方法のうちの少なくとも1つを使用することにより実施され得る。
(1)基地局が、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定し、ここで、第1のタイプのUEは後方互換サブフレームをサポートするUEである
2)基地局が、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定し、ここで、第2のタイプのUEはNCTサブフレームをサポートするUEである、並びに
(3)基地局が、第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定する。
さらに、もしUEに関するサービス負荷が比較的低いならば、基地局は、いくつかのキャリアをNCTキャリアとして設定し得るか、又は、少なくとも1つのキャリアを特別なNCTキャリアとして設定し、大部分のサブフレームをNCTサブフレームとして設定し得る。この方法を使用することにより、NCTサブフレームが比較的少ない量の共通参照信号だけを伝送する必要がある(加えて、制御チャネルの伝送が削減されることができる)ので、全体の通信ネットワークにおける干渉が削減されることができ、省エネルギーが同様に促進される。
任意に、古いリリースのUEのために、送信されたPCFICHは、PDCCHシンボルの量だけを示すために使用され得る。この方法を使用することにより、PCFICHのチャネル構造を多重化することを目的としているが、しかし新しいUEのサブフレームタイプを示すためにそのあとで再使用される、本発明におけるシグナリングと、オリジナルのシグナリングとの間の混同を回避するために、古いリリースのUEは、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHシンボルの量を判定し得る。
方法2:伝送を実行するためにレイヤ1の物理レイヤチャネルが選択される復調参照信号に関して、別の実施例では、時間及び周波数トラッキングのために使用されるセル固有参照信号は、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルの参照信号として使用される。NCTサブフレームにおいて、時間及び周波数トラッキングのために使用される参照信号は、同様に、セル固有参照信号であり得るとともに、時間及び周波数トラッキングの性能を保証するために、比較的広い周波数帯域の占有によって送信され得る。CRS又はCSI−RSが具体的に時間及び周波数トラッキングのために使用される参照信号として使用されるかどうかにかかわらず、差異は、これらの参照信号のパターンにのみ存在し、これらの参照信号は、本質的にセル固有の信号であり、特定の時間−周波数粒度で送信され、それは、セル共通参照信号CRSを一例として使用することにより簡単に説明され得る。特定のNCTにおいて、このCRSは、主として、時間及び周波数トラッキングを実行するために使用され得るとともに、伝送の密度を潜在的に削減し得る。例えば、1つだけのRSポートが使用されるとともに、送信は5つのサブフレーム毎に1回実行される。この場合、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルは、この参照信号を使用し得る。準PCFICHチャネルの性能を更に改善するために、送信されるビットの量と、古いリリースのシステムにおいてPCFICH上のPDCCHシンボルの量を示すために使用されるビットの量との間に差異が存在し得る。しかしながら、ビットの量を削減することは、シグナリングの示される量に影響を及ぼす。したがって、示されるサブフレーム設定情報の柔軟性と性能は、バランスがとれている必要がある。さらに、この方法の利点は、サブフレーム設定情報を搬送する準PCFICHチャネルを伝送するために使用されるサブフレームが、同様に、後方互換サブフレームとして実際に設定され得る、ということである。新しいリリースのUEは、そのサブフレームがNCTサブフレームであったかのように、まだ復調を実行し、それは、このチャネルの性能に影響を及ぼさないとともに、このサブフレームの設定にも制限を課さない。NCTサブフレームにおいて送信されるCRSが確かに後方互換サブフレームにおいて送信されるCRSのサブセットであるので、このサブフレームは、NCTサブフレームとして設定され得るか、又は、後方互換サブフレームとして設定され得る。もしこのサブフレームタイプの設定の柔軟性が実際に許容されるならば、新しいリリースのUEのために、現在のPCFICHは、PDCCHシンボルの量を示す情報を搬送するばかりでなく、サブフレーム設定を示す情報も搬送する。したがって、ジョイントコーディングが実行される必要がある。しかしながら、PDCCHシンボルの量を示す情報は同じままであり、各状態は、特定のサブフレーム設定情報を更に示す必要があり得る。さらに、古いリリースのUEのために、送信されたPCFICHは、PDCCHシンボルの量だけを示すために使用される。任意に、別の方法が使用され得る。古いリリースの全てのUEのためにクロスキャリアスケジューリングが使用されるとともに、1つのキャリア上のデータ伝送をスケジュールするPDCCHは、別のキャリア上で搬送され得る。このように、古いリリースのUEは、現在のキャリアのPDCCHを復調する必要がなく、そしてさらに、PDCCHシンボルの量を判定するために古いリリースのシステムにより設計されたPCFICHを復調する必要がない。クロスキャリアスケジューリング能力を有する古いリリースのUEがこの方法において必要とされる。クロスキャリアスケジューリングが古いリリースのUEの問題を解決するために使用される場合に、新しいリリースのUEのために、このサブフレームにおいて送信されるPCFICHチャネルは、サブフレーム設定情報だけを示し得るとともに、古いリリースのLTEシステムにおける、元来PDCCHシンボルの量を示すために使用される情報と、必ずしも多重化される必要があるとは限らない。この場合、このサブフレームは、まだNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームとして支援的に設定され得る、ということに注意が必要かもしれない。システム設定は柔軟であり、この方法は、代表的な方法である。
サブフレーム設定情報が1ビットである場合に、古いリリースのLTEシステムにおけるPCFICHチャネルがPDCCHシンボルの量を示すために2ビットの情報を伝送する場合と比較すると、伝送される情報のビットの量が削減されるので、チャネルの復調性能が改善されるとともに、より古いリリースのLTEシステムにおける参照信号が潜在的にほとんど使用されないかもしれず、それは、チャネル推定及び復調性能に影響を及ぼす。これらの要因が総合的に考慮される場合に、1ビットでサブフレーム設定情報を伝送することは好ましい解決法であり、そして性能が保証され得る。
上記で言及された方法に加えて、第1のキャリアのサブフレーム設定情報が2ビットである場合に、2つのビットに対応する4つの状態のサブフレーム設定情報は、下記の、
(a)現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
(b)現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
(c)現在の送信期間において、第1のサブフレームが後方互換サブフレームであり、第1のサブフレームを除くほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(d)現在の送信期間において、セル共通参照信号が伝送されるサブフレームが後方互換サブフレームであり、ほかのサブフレームがNCTサブフレームである、
(e)現在の送信期間において、必ずしも全てのサブフレームがNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームであるとは限らない場合に、全てのサブフレームのサブフレームタイプが予め定義され、ここで、サブフレームタイプはNCTサブフレーム又は後方互換サブフレームを含む、及び、
(f)現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより事前設定されるサブフレームである、
という複数のサブフレーム設定例のうちのいずれか1つを示すために使用される。
具体的には、基地局は、準静的なシグナリングを使用することにより、現在のキャリアがNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方の設定をサポートしているかどうかを設定することができ、それは、NCTキャリア及び特別なNCTキャリアが、相互に交換されるとともに、準静的なシグナリングを使用することにより設定されることができ、サブフレーム設定情報を搬送する動的なシグナリングがNCTキャリア上で伝送及び送信される必要がないことを意味する。もしNCTキャリアが特別なNCTキャリアであることを無効にされるならば、それは、このNCTキャリアが全く古いリリースのUEをサポートしないかもしれないことを意味し、すなわち、シグナリング及びチャネルを送信することが無効にされ、それは、本質的に、各サブフレームがNCTサブフレームであり、シグナリングが通知を行うのに必要とされず、新しいリリースのUEはキャリアが新しいキャリアタイプのみであることを学習する、ことを暗に示す。もしNCTキャリアが特別なNCTキャリアであることを有効にされるならば、2つのサブフレームタイプ、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームを設定するための特定の情報が、本発明における方法を使用することにより通知され得る。サブフレーム設定情報を搬送する動的なシグナリングが、この特別なNCTキャリア上で伝送及び送信される必要がある。UEは、シグナリングを構文解析することにより、新しいリリースのUEが各サブフレームタイプを学習することを更に可能にするとともに、サブフレームの中のCRSのような信号の設定状態及び伝送状態を更に判定し、それにより、新しいリリースのUEは、異なるサブフレーム内の信号の伝送に従って、信号を送信及び受信する処理を別々に実行する。
NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて伝送されるCRS信号が異なるので(例えば、CRSポートの量における差異、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定したあとで、UEは、各サブフレームのサブフレームタイプに従って、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態を判定し、各サブフレームにおけるCRS信号の伝送状態に従って、信号を送信及び受信する処理を実施し得る、ということに注意する必要がある。具体的には、各送信期間において、CRSは第1のサブフレームにおいて伝送され、ここで、第1のサブフレームは、各送信期間内の指定された位置におけるサブフレームである。例えば、5msの伝送期間を有するCRSがセル固有参照信号として使用される場合に、第1のキャリアの第1のサブフレームは、第1のキャリアにおける、“M mod 5”が0である番号Mを有するサブフレーム、すなわち、番号0を有するサブフレーム、番号5を有するサブフレーム、番号10を有するサブフレーム・・・が、CRSが伝送される第1のサブフレームに設定される方法で判定され得る。
物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHは、同様に、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて異なる方法で伝送され得る、ということに更に注意する必要がある。NCTサブフレームでは、概して、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHは伝送されない。しかしながら、MBSFNサブフレーム又はPMCHサブフレームが同様にNCTサブフレームに設定される1つの可能な特別な場合において、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHが伝送される。後方互換サブフレームでは、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHは各サブフレームにおいて伝送される。上記で列挙される信号及び/又はチャネルに加えて、別の信号及び/又はチャネルが更に含まれ得るとともに、これらの信号及び/又はチャネルは、全て予め定義され得る2つのタイプのサブフレーム、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームにおいて、異なる方法で伝送される。例えば、DMRSに関して、NCTサブフレームにおけるDMRSのパターンは、後方互換サブフレームにおけるDMRSのパターンと異なり、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームは、シグナリングを使用することにより変更され、DMRSのパターンは、異なるサブフレームに従って予め定義され、それにより、DMRSのパターンは、同時に通知されることができ、それは、別の信号及びチャネルに更に適用でき、そして、詳細は1つずつここでは説明されない。
本発明のこの実施例において提供されるキャリア設定方法によれば、基地局が、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームを設定するとともに、UEに第1のキャリアのサブフレーム設定情報を送信し、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される方法を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
本発明のこの実施例において提供される基地局によれば、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームが第1のキャリア上に設定されるとともに、第1のキャリアのサブフレーム設定情報がUEに送信され、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される基地局を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
本発明のこの実施例において提供されるユーザ装置によれば、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプは、基地局により送信される第1のキャリアのサブフレーム設定情報を使用することにより判定され、それにより、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証されることができ、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供されるユーザ装置を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
さらに、プロセッサ71は、第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定するとともに、第2のUEのサービスボリューム及び第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプに従って、第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定するように更に構成される。
送信機72は、物理レイヤシグナリングを使用することにより動的なシグナリングを送信し、物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ように具体的に構成される。プロセッサ71は、第1の物理レイヤチャネルを判定し、第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように更に構成される。
本発明のこの実施例において提供される基地局によれば、NCTサブフレーム及び後方互換サブフレームが第1のキャリア上に設定されるとともに、第1のキャリアのサブフレーム設定情報がUEに送信され、それにより、UEは、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定する。したがって、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証され、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供される基地局を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。
本発明のこの実施例において提供されるユーザ装置によれば、第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプは、基地局により送信される第1のキャリアのサブフレーム設定情報を使用することにより判定され、それにより、古いリリースのUE及び新しいリリースのUEに対する第1のキャリアの互換性が保証されることができ、新しいリリースのUE及び古いリリースのUEの両方は、第1のキャリアを使用して通信を実行することができる。本発明において提供されるユーザ装置を使用することにより、オペレータは、古いリリースのUEが存在するセルにおいて、通信を実行するために、セル内のUEに対するNCTサブフレームを配置することができ、それにより、NCTの導入に起因するキャリア性能の向上が獲得されることができ、セルにおけるキャリアリソースの効率及びスペクトルの利用が改善されることができ、そして、LTEの発展過程におけるNCTキャリアの配置が、同様に促進される。

Claims (39)

  1. キャリア設定方法であって、
    第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、前記第1のキャリア上の前記NCTサブフレームの前記設定及び/又は前記後方互換サブフレームの前記設定に従って、前記第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するステップと、
    動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信し、ここで、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するステップとを含む、方法。
  2. 動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信する前記ステップが、
    設定された送信期間に従って前記動的なシグナリングを前記第1のUEに定期的に送信するステップであって、前記動的なシグナリングが前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を搬送する、ステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 当該方法が、
    前記第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び前記少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定するステップを更に含み、
    第1のキャリア上に前記NCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定する前記ステップが、
    前記第2のUEの前記サービスボリューム及び前記第2のUEによりサポートされる前記サブフレームタイプに従って、前記第1のキャリア上に前記NCTサブフレーム及び前記後方互換サブフレームを設定するステップを含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のUEの前記サービスボリューム及び前記第2のUEによりサポートされる前記サブフレームタイプに従って、前記第1のキャリア上に前記NCTサブフレーム及び前記後方互換サブフレームを設定する前記ステップが、
    前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定するステップであって、前記第1のタイプのUEが後方互換サブフレームをサポートするUEである、ステップ、又は、
    前記第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定するステップであって、前記第2のタイプのUEがNCTサブフレームをサポートするUEである、ステップ、又は、
    前記第1のキャリアによりサービスされる前記第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる前記第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、前記第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信する前記ステップのまえに、
    準静的なシグナリングを前記第1のUEに送信するステップであって、前記準静的なシグナリングが、前記動的なシグナリングを受信するように前記第1のUEに指示するために使用される、ステップを更に含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 準静的なシグナリングを前記第1のUEに送信する前記ステップが、
    マスタ情報ブロックMIB又はシステム情報ブロックSIBを使用することにより前記準静的なシグナリングを搬送し、前記準静的なシグナリングを前記MIB又は前記SIBを使用することにより送信するステップ、又は、
    前記準静的なシグナリングをユニキャスト方法で送信するステップを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 動的なシグナリングを使用することにより第1のユーザ装置UEに前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信する前記ステップが、
    物理レイヤシグナリングを使用することにより前記動的なシグナリングを送信するステップであって、前記物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ステップを含む、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 物理レイヤシグナリングを使用することにより前記動的なシグナリングを送信する前記ステップのまえに、
    前記第1の物理レイヤチャネルを判定するステップであって、前記第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ステップを更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 当該方法が、
    セル共通参照信号を前記送信期間内に第1のサブフレームにおいて伝送するステップであって、前記第1のサブフレームにおいて搬送される前記セル共通参照信号が第1の物理レイヤチャネルを復調するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のサブフレームが前記動的なシグナリングを搬送する、ステップを更に含む、請求項2に記載の方法。
  10. 前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が1ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が2ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の方法。
  12. キャリア設定方法であって、
    基地局により送信される動的なシグナリングを受信するステップであって、前記動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの前記設定を示すために使用される、ステップと、
    前記動的なシグナリングにおける前記サブフレーム設定情報に従って、前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、ここで、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するステップとを含む、方法。
  13. 基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップが、
    前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、設定された送信期間に従って定期的に受信するステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップのまえに、
    前記基地局により送信される準静的なシグナリングを受信し、前記準静的なシグナリングに従って前記動的なシグナリングを受信することを判定するステップを更に含む、請求項12又は請求項13に記載の方法。
  15. 基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップが、
    前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、第1の物理レイヤチャネルを通して受信するステップであって、前記動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することによって前記基地局により送信される、ステップを含む、請求項12から請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記第1の物理レイヤチャネルが、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、請求項15に記載の方法。
  17. 基地局により送信される動的なシグナリングを受信する前記ステップのまえに、
    前記送信期間における第1のサブフレームを判定し、前記第1のサブフレームからセル共通参照信号を獲得し、前記セル共通参照信号に従って第1の物理レイヤチャネルを復調するステップであって、前記第1のサブフレームが前記第1のキャリアの各送信期間におけるサブフレームであり、前記セル共通参照信号が前記第1のサブフレームにおいて伝送される、ステップを含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が1ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項12から請求項17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が2ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項12から請求項17のいずれか一項に記載の方法。
  20. 基地局であって、
    第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、前記第1のキャリア上の前記NCTサブフレームの前記設定及び/又は前記後方互換サブフレームの前記設定に従って、前記第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するように構成される設定モジュールと、
    動的なシグナリングを使用することにより、第1のユーザ装置UEに、前記設定モジュールにより判定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信し、ここで、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される送信モジュールとを備える、基地局。
  21. 前記送信モジュールが、
    設定された送信期間に従って前記動的なシグナリングを前記第1のUEに定期的に送信し、前記動的なシグナリングが前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を搬送する、ように具体的に構成される、請求項20に記載の基地局。
  22. 当該基地局が、
    前記第1のキャリア内に存在する、少なくとも1つの第2のUEのサービスボリューム及び前記少なくとも1つの第2のUEによりサポートされるサブフレームタイプを判定するように構成される判定モジュールを更に備え、
    前記設定モジュールが、
    前記判定モジュールにより判定される、前記第2のUEの前記サービスボリューム及び前記第2のUEによりサポートされる前記サブフレームタイプに従って、前記第1のキャリア上に前記NCTサブフレーム及び/又は前記後方互換サブフレームを設定するように構成される、請求項20又は請求項21に記載の基地局。
  23. 前記設定モジュールが、
    前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より少ないことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームをNCTサブフレームとして設定し、前記第1のタイプのUEが後方互換サブフレームをサポートするUEである、又は、
    前記第1のキャリアによりサービスされる第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より少ないことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる第1のタイプのUEのサービスボリュームがしきい値T1より多いことを判定し、そして、前記第1のキャリア上の全てのサブフレームを後方互換サブフレームとして設定し、前記第2のタイプのUEがNCTサブフレームをサポートするUEである、又は、
    前記第1のキャリアによりサービスされる前記第1のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T1より多いか若しくはしきい値T1に等しいことを判定し、前記第1のキャリアによりサービスされる前記第2のタイプのUEの総計のサービスボリュームがしきい値T2より多いか若しくはしきい値T2に等しいことを判定し、そして、前記第1のキャリア上にNCTサブフレーム及び後方互換サブフレームの両方を設定する、ように具体的に構成される、請求項22に記載の基地局。
  24. 前記送信モジュールが、前記動的なシグナリングを前記第1のUEに送信するまえに、準静的なシグナリングを前記第1のUEに送信し、前記準静的なシグナリングが前記動的なシグナリングを受信するように前記第1のUEに指示するために使用される、ように更に構成される、請求項20から請求項23のいずれか一項に記載の基地局。
  25. 前記送信モジュールが、
    マスタ情報ブロックMIB又はシステム情報ブロックSIBに前記準静的なシグナリングを追加し、前記準静的なシグナリングを前記MIB又は前記SIBを使用することにより送信する、又は、
    前記準静的なシグナリングをユニキャスト形式で送信する、ように具体的に構成される、請求項24に記載の基地局。
  26. 前記送信モジュールが、物理レイヤシグナリングを使用することにより前記動的なシグナリングを送信し、前記物理レイヤシグナリングが第1の物理レイヤチャネルを通して送信される、ように具体的に構成される、請求項20から請求項25のいずれか一項に記載の基地局。
  27. 前記判定モジュールが、前記第1の物理レイヤチャネルを判定し、前記第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように更に構成される、請求項26に記載の基地局。
  28. 前記設定モジュールが、セル共通参照信号を前記送信期間内に第1のサブフレームにおいて伝送し、前記第1のサブフレームにおいて搬送される前記セル共通参照信号が第1の物理レイヤチャネルを復調するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のサブフレームが前記動的なシグナリングを搬送する、ように更に構成される、請求項21に記載の基地局。
  29. 前記設定モジュールにより設定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が1ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項20から請求項28のいずれか一項に記載の基地局。
  30. 前記設定モジュールにより設定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が2ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項20から請求項28のいずれか一項に記載の基地局。
  31. ユーザ装置UEであって、
    基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、前記動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの前記設定を示すために使用される、ように構成される受信モジュールと、
    前記受信モジュールにより受信される前記動的なシグナリングにおける前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含む、ように構成される判定モジュールと、
    前記第1のキャリア上の前記サブフレームのサブフレームタイプであり前記判定モジュールにより判定される前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される通信モジュールとを備える、ユーザ装置。
  32. 前記受信モジュールが、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、設定された送信期間に従って定期的に受信するように具体的に構成される、請求項31に記載のユーザ装置。
  33. 前記受信モジュールが、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを受信するまえに、前記基地局により送信される準静的なシグナリングを受信し、前記準静的なシグナリングに従って前記動的なシグナリングを受信することを判定するように更に構成される、請求項31又は請求項32に記載のユーザ装置。
  34. 前記受信モジュールが、前記基地局により送信される前記動的なシグナリングを、第1の物理レイヤチャネルを通して受信し、前記動的なシグナリングが物理レイヤシグナリングを使用することによって前記基地局により送信され、前記第1の物理レイヤチャネルが物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHの時間−周波数リソースと同じ時間−周波数リソースを使用する、ように具体的に構成される、請求項31から請求項33のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  35. 前記判定モジュールが、前記送信期間における第1のサブフレームを判定し、前記第1のサブフレームからセル共通参照信号を獲得し、前記セル共通参照信号に従って第1の物理レイヤチャネルを復調し、前記第1のサブフレームが前記第1のキャリアの各送信期間内の予め定義された位置におけるサブフレームであり、前記セル共通参照信号が前記第1のサブフレームにおいて伝送される、ように更に構成される、請求項31に記載のユーザ装置。
  36. 前記受信モジュールにより受信される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が1ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項31から請求項35のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  37. 前記受信モジュールにより受信される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が2ビットであり、
    前記サブフレーム設定情報が、下記の、
    現在の送信期間における全てのサブフレームがNCTサブフレームである、
    前記現在の送信期間における全てのサブフレームが後方互換サブフレームである、
    前記現在の送信期間において、セル共通参照信号を伝送するために使用されるサブフレームが前記後方互換サブフレームであり、前記セル共通参照信号を伝送するために使用される前記サブフレームを除くほかのサブフレームが前記NCTサブフレームである、及び、
    前記現在の送信期間におけるサブフレームがRRCシグナリングを使用することにより設定されるサブフレームである、
    というサブフレーム設定例のうちの1つを示すために使用される、請求項31から請求項35のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  38. 基地局であって、
    第1のキャリア上にニューキャリアタイプNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを設定し、前記第1のキャリア上の前記NCTサブフレームの前記設定及び/又は前記後方互換サブフレームの前記設定に従って、前記第1のキャリアのサブフレーム設定情報を判定するように構成されるプロセッサと、
    動的なシグナリングを使用することにより、第1のユーザ装置UEに、前記プロセッサにより判定される前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報を送信し、ここで、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定するために前記第1のUEにより使用され、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成される送信機とを備える、基地局。
  39. ユーザ装置UEであって、
    基地局により送信される動的なシグナリングを受信し、前記動的なシグナリングが第1のキャリアのサブフレーム設定情報を搬送し、前記第1のキャリアの前記サブフレーム設定情報が前記第1のキャリア上のNCTサブフレームの設定及び/又は後方互換サブフレームの前記設定を示すために使用される、ように構成される受信機と、
    前記受信機により受信される前記動的なシグナリングにおける前記サブフレーム設定情報に従って前記第1のキャリア上のサブフレームのサブフレームタイプを判定し、ここで、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプがNCTサブフレーム及び/又は後方互換サブフレームを含み、そして、前記第1のキャリア上の前記サブフレームの前記サブフレームタイプに従って前記第1のキャリアを使用して通信を実行するように構成されるプロセッサとを備える、ユーザ装置。
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