JP2016531369A - 電子機器を遠隔制御する装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、電子機器を遠隔制御する装置に関する。この装置は、複数のボタンであって、全てのボタンが１つの閉ループを作るように構成された、複数のボタンと、少なくとも２つの隣接するボタンの外側に沿って延在する複数の外側色付部分であって、各外側色付部分の色が互いに異なる、複数の外側色付部分と、少なくとも２つの隣接するボタンの内側に沿って延在する複数の内側色付部分であって、各内側色付部分の色が互いに異なる、複数の内側色付部分と、を含み、所定の機能が、対応する内側色付部分または外側色付部分によって示される一連のボタンに割り当てられる。この装置は、さらに、コマンドを認識し、コマンドを電子機器に送信するコントローラを含み、コントローラは、割り当てられた機能に対する色付部分に対応するボタンが所定の方向に連続してストロークされたときに、割り当てられた機能をコマンドとして認識する。【選択図】図２

Description

本発明は、電子機器を制御する装置に関する。より具体的には、本発明は、ＳＴＢ（セットトップ・ボックス）、または他のメディア・プレイヤー機器において使用されることがある、リモート・コントローラに関する。

近年、ＳＴＢ、または、他のメディア・プレイヤー機器の様々な機能が向上してきており、それに伴い、リモート・コントローラの操作ボタンの数が増加している。

ＳＴＢ、または、他のメディア・プレイヤー機器に対する全ての操作を制御する全ての機能を識別するために、通常のリモート・コントローラ上では、複数のボタンが使用される。他の制御機能を追加する場合には、より多くのボタンを設けることが必要になるであろう。これにより、リモート・コントローラは、大きくなりすぎ、特定の機能を見つけようとするときに操作が困難である。さらに、ボタンが多数になるとコストが大きくなり、損傷が発生しやすくなり、習熟が難しくなり、フレンドリーでないヒューマン・インタフェースとなる。

上述した欠点を解消するために、本発明は、ユーザに対し、必要なボタンが少なくなっている、リモート・コントローラ上で、より簡素且つ簡便な制御の形態を提供する。本発明は、フレンドリーなヒューマン・インタフェースを提供する。

関連技術として、欧州特許出願公開第２３３９８２１号および韓国特許出願公開２００９１１９１８４号は、電子機器を制御するリモート・コントローラを開示している。

本発明の一態様によれば、電子機器を遠隔制御する装置が提供され、この装置は、複数のボタンであって、全てのボタンが１つの閉ループを作るように構成された、上記複数のボタンと、少なくとも２つの隣接するボタンの外側に沿って延在する複数の外側色付部分であって、各外側色付部分の色が互いに異なる、上記複数の外側色付部分と、少なくとも２つの隣接するボタンの内側に沿って延在する複数の内側色付部分であって、各内側色付部分の色が互いに異なる、上記複数の内側色付部分と、を含み、所定の機能が、対応する内側色付部分または外側色付部分によって示される一連のボタンに割り当てられ、上記装置は、さらに、コマンドを認識し、上記コマンドを上記電子機器に送信するコントローラを含み、上記コントローラは、割り当てられた機能に対する色付部分に対応するボタンが所定の方向に連続してストロークされたときに、上記割り当てられた機能をコマンドとして認識する。

本発明の別の態様によれば、電子機器を遠隔制御する装置が提供され、この装置は、反対の機能を行う複数のペアのボタンであって、上記ペアのボタンのうちの一方は、他方とは逆のものであり、全てのボタンは、１つのリングを作るように構成された、上記複数のペアのボタンと、上記ボタンの上記リングの外側に位置する１つのリングを作る複数の外側色付部分であって、上記外側色付部分の数は、上記全てのボタンの数の半分以下であり、各外側色付部分の色が互いに異なる、上記複数の外側色付部分と、上記ボタンの上記リングの内側に位置する１つのリングを作る複数の内側色付部分であって、上記内側色付部分の数は、上記全てのボタンの数の半分以下であり、各外内側色付部分の色が互いに異なる、上記複数の内側色付部分と、を含み、上記内側色付部分および外側色付部分の各々は、最大数のボタンをカバーするように延在し、所定の機能が、内側色付部分および外側色付部分の各々に割り当てられ、上記装置は、さらに、コマンドを認識し、上記コマンドを上記電子機器に送信するコントローラを含み、上記コントローラは、割り当てられた機能に対する色付部分に対応するボタンが所定の方向にストロークされたときに、上記割り当てられた機能をコマンドとして認識する。

本発明のこれらの態様、特徴、および利点、さらに、その他の態様、特徴、および利点は、添付図面を参照して以下の説明から明らかになるであろう。

本発明の実施形態に係る装置を示す例示的な斜視図である。 本発明の実施形態に係る操作部を示す例示的な図である。 本発明の他の実施形態に係る操作部を示す例示的な図である。 本発明の実施形態に係るシステムを示す例示的なブロック図である。

以下、本発明の実施形態の様々な態様を説明する。説明の目的で、完全な理解を提供するために、特定の構成および詳細について記載する。しかしながら、当業者であれば、本発明が本明細書中に記載された特定の詳細な事項に限定されることなく実施可能であることも明らかであろう。

図１は、本発明の実施形態に係る装置を示す図である。リモート・コントローラ１００は、ＳＴＢなどの電子機器および他のメディア・プレイヤー機器を制御するために使用することができる。

図２は、図１に示されたリモート・コントローラ１００の制御部分２００を示している。ＳＴＢのリモート・コントローラ１００上では、音量／チャンネルの調節／選択、オン／スタンバイ機能が最も頻繁に使用される操作である。「ＶＯＬ＋」と記載されている音量調節ボタン２０５は、この音量調節ボタン２０５自体を押す、または、音量調節ボタン２０５自体にタッチすることによって音量を上げるために使用される。「ＶＯＬ−」と記載されている音量調節ボタン２０７は、この音量調節ボタン２０７自体を押す、または、音量調節ボタン２０７自体にタッチすることによって音量を下げるために使用される。「ＣＨ＋」と記載されているチャンネル選択ボタン２０９は、このチャンネル選択ボタン２０９自体を押す、または、チャンネル選択ボタン２０９自体にタッチすることによってチャンネル番号を増加する方向に変更するために使用される。「ＣＨ−」と記載されているチャンネル選択ボタン２１１は、このチャンネル選択ボタン２１１自体を押す、または、チャンネル選択ボタン２１１自体にタッチすることによってチャンネル番号を減少する方向に変更するために使用される。オン／スタンバイ・ボタン２０３は、このオン／スタンバイ・ボタン２０３自体を押す、または、オン／スタンバイ・ボタン２０３自体にタッチすることによって電子機器を動作状態に復帰させるために使用される。この例において、オン／スタンバイ・ボタン２０３が２秒間長押しされると、電子機器がスタンバイ状態になる。長押しすることで、間違って押すことや誤操作を回避することができるであろう。

上述したように、リモート・コントローラ１００は、各ボタンを対応する機能のために使用し、これにより、ユーザにとって操作が簡単、単純、そして、直接的になる。

さらに、オン／スタンバイ・ボタンは、ＳＴＢが通常状態にある間、ＯＳＤ（オンスクリーン・ディスプレイ）上でメニュー呼び出しとして動作する。ＯＳＤメニューは、ＳＴＢの全ての他の制御動作を呼び出すために使用され、このＯＳＤメニューは、読みやすく、選択しやすい。この間、４方向ボタン２０５、２０７、２０９、２１１は、ＯＳＤ上で、上／下、左／右制御の動作を行う。

「ＶＯＬ＋」２０５、「ＶＯＬ−」２０７、「ＣＨ＋」２０９、および「ＣＨ−」２１１の４つのボタンは、リモート・コントローラ１００の制御機能に対する素早い使用（ｑｕｉｃｋ−ｔｏ−ｕｓｅ）のルートのために使用される。この素早い使用のルートのために、一連のボタン・ストローク（ｂｕｔｔｏｎ−ｓｔｒｏｋｅ−ｓｅｒｉｅｓ）が使用される。図３に記載されているように、視覚的な目的で、４つの半分の色付リング３１３、３１５、３１７、３１９が４つのボタン３０５、３１１、３０７、３０９からなる４方向ボタン・リングの内側および外側にプリントされ、ボタンのストローク順序を示す。通常の使用における誤動作を回避するために、３つのボタンのストローク順序が使用される。さらに、ユーザがより識別しやすいように、割り当てられた機能プロンプトが対応する半分の色付リング上にプリントされるであろう。図３において、「前のチャンネルに戻る」が外側の半分の白色リング３１５上にプリントされている。

全ての操作は、混乱を回避するために、時計回りにボタンを押す／ボタンにタッチするシーケンスとなっている。しかしながら、他の方向を予め定めることもできるであろう。

ユーザがＳＴＢを前のチャンネルに戻すことを必要とする場合には、ユーザは、外側の半分の白色リング３１５上にプリントされたこのようなプロンプトの文言を見つけるであろう。これは、「ＣＨ− → ＶＯＬ− → ＣＨ＋」を意味する。

この制御形態を通じて４つのクイック機能を作動させることができる。
外側の黒色リング３１３：機能１「ＣＨ＋ → ＶＯＬ＋ → ＣＨ−」
外側の白色リング３１５：機能２「ＣＨ− → ＶＯＬ− → ＣＨ＋」
内側の黒色リング３１７：機能３「ＶＯＬ− → ＣＨ＋ → ＶＯＬ＋」
内側の白色リング３１９：機能４「ＶＯＬ＋ → ＣＨ− → ＶＯＬ−」

ユーザは、各色付リングを、順序に従って、対応するボタンを押す／対応するボタンにタッチすることによって、時計回りにストロークさせることができる。

この制御形態は、ＳＴＢのまたは他のメディア・プレイヤーのリモート・コントローラ１００を簡潔且つ直感的なものにする。このユーザ・インタフェースは、ユーザにとってより簡便なものである。

上述した実施形態においては、頻繁に使用されるボタンは、４つの操作から、すなわち、「ＶＯＬ＋」、「ＶＯＬ−」、「ＣＨ＋」、および「ＣＨ−」からなるため、４つの半分の色付リングによって、４つのクイック機能を利用可能である。しかしながら、クイック機能の数は、頻繁に使用されるボタンの数の半分以下とすることができるであろう。頻繁に使用されるボタンの数は、装置に依存する。

装置は、反対の機能を行う複数のペアのボタンを含むことができるであろう。ペアのボタンのうちの一方は、他方とは逆のものである。全てのボタンは、１つのリングを作るように構成される。

１つのリングを作る複数の外側色付部分がボタンのリングの外側に位置する。外側色付部分の数は、全てのボタンの数の半分以下である。各外側色付部分の色は、互いに異なる。

１つのリングを作る複数の内側色付部分がボタンのリングの内側に位置する。内側色付部分の数は、全てのボタンの数の半分以下である。各内側色付部分の色は、互いに異なる。

内側色付部分および外側色付部分の各々は、最大数のボタンをカバーするように延在する。所定の機能が、内側色付部分および外側色付部分の各々に割り当てられる。

別の実施形態においては、装置は、複数のボタンであって、全てのボタンが１つの閉ループを作るように構成された、複数のボタンと、少なくとも２つの隣接するボタンの外側に沿って延在する複数の外側色付部分であって、各外側色付部分の色が互いに異なる、複数の外側色付部分と、少なくとも２つの隣接するボタンの内側に沿って延在する複数の内側色付部分であって、各内側色付部分の色が互いに異なる、上記複数の内側色付部分と、を含み、所定の機能が、対応する内側色付部分または外側色付部分によって示される一連のボタンに割り当てられ、この装置は、さらに、コマンドを認識し、コマンドを電子機器に送信するコントローラを含み、コントローラは、割り当てられた機能に対する色付部分に対応するボタンが所定の方向に連続してストロークされたときに、割り当てられた機能をコマンドとして認識する。

本実施形態においては、ボタンは１つの閉ループを作るように構成される。換言すれば、ボタンは、必ずしも、リング／円を作らない。閉ループの形状は、特定の図面のものに限定されるものではない。複数の内側色付部分および外側色付部分は、少なくとも２つの隣接するボタンの内側および外側に沿って延在する。複数の内側色付部分および外側色付部分の各々は、１つの閉ループを作ることがある。しかしながら、１つの閉ループを作ることは必要ではない。

図４は、本発明の実施形態に係る装置４００の例示的なブロック図を示している。装置４００は、リモート・コントローラであってもよいし、または、全てのＥＳＤ保護ＲＦモジュール装置であってもよい。装置４００は、ＣＰＵ（中央処理装置）４０３、操作部４０９、記憶装置４０５、電源４１１、および通信機器４１３を含む。ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）などのメモリ４０７を図４に示されたＣＰＵ４０３に接続することができる。

記憶装置４０５は、ＣＰＵ４０３のためのソフトウェア・プログラムおよびデータを記憶し、処理を駆動、動作させてユーザによるコマンド入力をＳＴＢまたは他のメディア・プレイヤー機器に送信するように構成される。

通信機器４１３は、ユーザによるコマンド入力をＳＴＢまたは他のメディア・プレイヤー機器に送信するように構成される。通信機器４１３は、赤外線通信機器とすることができる。代替的には、通信機器４１３は、家電機器の全てを制御する中央システムにコマンドを送信することができる。

装置４００は、ＳＴＢ、ＴＶセットなど、どのような機器に指示を与えることもできる。

本発明の原理のこれらの特徴および利点、さらに、その他の特徴および利点は、本明細書の開示内容に基づいて、関連する技術における当業者であれば容易に解明できるであろう。本発明の原理の開示内容は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特定目的用途のプロセッサ、または、これらを組み合わせた様々な形態で実施される場合があること理解できよう。

より好ましくは、本発明の原理の開示内容は、ハードウェアおよびソフトウェアを組み合わせて実施される。さらに、ソフトウェアは、プログラム・ストレージ・ユニットに上に現実的に実装されるアプリケーション・プログラムとして実施される。アプリケーション・プログラムは、適切なアーキテクチャからなるマシンにアップロードされ、このマシンによって実行されるようにしてもよい。好ましくは、このマシンは、１つ以上の中央処理装置（ＣＰＵ）、ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）、入出力（Ｉ／Ｏ）インタフェースなどのハードウェアを有するコンピュータ・プラットフォーム上で実施される。また、コンピュータ・プラットフォームは、オペレーティング・システムおよびマイクロインストラクション・コードを含むようにしてもよい。本明細書中で開示される様々な処理および機能は、マイクロインストラクション・コードの一部を構成するものでもよいし、アプリケーション・プログラムの一部を構成するものであってもよいし、これらをどのように組み合わせたものであってもよいし、ＣＰＵによって実行されるものであってもよい。さらに、追加的なデータ記憶装置等、コンピュータ・プラットフォームに様々な他の周辺機器を結合するようにしてもよい。

さらに、添付図面に描かれたシステムの構成要素および方法の幾つかは、好ましくは、ソフトウェアの形態によって実施されるため、システムの構成要素または処理機能ブロック間の実際の結合は、本発明の原理をプログラムする方法によって異なる場合があることが理解できよう。本明細書の開示する内容に基づいて、関連する技術における当業者であれば、本発明の原理の実施形態または構成、さらに、類似した実施形態または構成を企図できるであろう。

添付図面を参照して本明細書中で例示的な実施形態について説明したが、本発明の原理はこれらの実施形態に厳格に限定されるものではなく、関連する技術における当業者であれば、本発明の原理の範囲または精神を逸脱することなく、様々な変更、改変を施すことが可能であることが理解できるであろう。このような変更、改変は、全て、添付の請求の範囲に記載されたような本発明の原理の範囲に含まれるように意図されている。

Claims (7)

1. 電子機器を遠隔制御する装置であって、
   複数のボタンであって、全てのボタンが１つの閉ループを作るように構成された、前記複数のボタンと、
   少なくとも２つの隣接するボタンの外側に沿って延在する複数の外側色付部分であって、各外側色付部分の色が互いに異なる、前記複数の外側色付部分と、
   少なくとも２つの隣接するボタンの内側に沿って延在する複数の内側色付部分であって、各内側色付部分の色が互いに異なる、前記複数の内側色付部分と、を含み、
   所定の機能が、対応する内側色付部分または外側色付部分によって示される一連のボタンに割り当てられ、
   当該装置は、さらに、
   コマンドを認識し、前記コマンドを前記電子機器に送信するコントローラを含み、前記コントローラは、割り当てられた機能に対する色付部分に対応するボタンが所定の方向に連続してストロークされたときに、前記割り当てられた機能をコマンドとして認識する、前記装置。
2. 前記割り当てられた機能が対応する色付部分上にプリントされている、請求項１に記載の装置。
3. 電子機器を遠隔制御する装置であって、
   反対の機能を行う複数のペアのボタンであって、前記ペアのボタンのうちの一方は、他方とは逆のものであり、全てのボタンは、１つのリングを作るように構成された、前記複数のペアのボタンと、
   前記ボタンの前記リングの外側に位置する１つのリングを作る複数の外側色付部分であって、前記外側色付部分の数は、前記全てのボタンの数の半分以下であり、各外側色付部分の色が互いに異なる、前記複数の外側色付部分と、
   前記ボタンの前記リングの内側に位置する１つのリングを作る複数の内側色付部分であって、前記内側色付部分の数は、前記全てのボタンの数の半分以下であり、各内側色付部分の色が互いに異なる、前記複数の内側色付部分と、を含み、
   前記内側色付部分および外側色付部分の各々は、最大数のボタンをカバーするように延在し、所定の機能が、対応する内側色付部分または外側色付部分によって示される一連のボタンに割り当てられ、
   当該装置は、さらに、
   コマンドを認識し、前記コマンドを前記電子機器に送信するコントローラを含み、前記コントローラは、割り当てられた機能に対する色付部分に対応するボタンが所定の方向に連続してストロークされたときに、前記割り当てられた機能をコマンドとして認識する、前記装置。
4. 前記割り当てされた機能が対応する色付部分上にプリントされている、請求項３に記載の装置。
5. 前記ペアの数が２つであり、４つのボタンの各機能は、音量を上下に調節すること、チャンネル番号を増減する方向に変更することである、請求項４に記載のシステム。
6. 前記装置は、さらに、前記内側色付部分によって作られた前記リングの内側にあるオン／スタンバイ・ボタンを含み、前記オン／スタンバイ・ボタンは、ＯＳＤ（オンスクリーン・ディスプレイ）に対するメニュー呼び出しとして動作する、請求項４に記載のシステム。
7. 前記所定方向が時計周りである、請求項３に記載のシステム。

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