JP2016530675A - 非画像形成応答を増強するための照明装置及び方法 - Google Patents

非画像形成応答を増強するための照明装置及び方法 Download PDF

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Abstract

照明装置1は、照明出力を提供するよう構成された照明ユニット4と、該照明出力を第1の強度で提供し、第1の期間だけ待機し、該照明出力の強度を該第1の強度の少なくとも或るファクタ倍にまで増大させ、第2の期間だけ待機し、該照明出力の強度を低下させるよう、該照明ユニットを制御するよう構成されたコントローラ2と、を有し、該ファクタは少なくとも1.25である。

Description

本発明は、視覚刺激に対する非画像形成応答に関し、特に非画像形成応答を増強するための照明装置及び方法に関する。
目を通して人間の被験者に送られる光放射は、視覚に加え、様々な生体リズムを制御することにおいて主として重要であることが明らかとなったという意味において、最近の十年間で人間の光生物学の知識は著しく増大した。従って、光放射は、多くの身体機能に影響を及ぼすのみならず、精神的な能力及び心的状態にも影響を及ぼす。
見出されたことは、目を通して人間に送られる光放射に対するメラトニン抑制の感度を示している。メラトニンは、日々のサイクルを示すホルモンであり、生体リズムのフェーズのマーカと考えられる。日中は、メラトニンレベルは比較的低い。メラトニンレベルは、夕方に増大し、夜に最大に達し、その後、日中即ち人間が通常目覚めている期間の間に最小レベルへと再び徐々に減少する。メラトニンは一般に、人間の被験者の覚醒に影響を与える睡眠ホルモンとして知られる。それ故、メラトニンサイクルが制御されると、覚醒の不足による誤りを犯すリスクが低下させられる。自然な日々のサイクルにおけるメラトニンを抑制することは、生体リズムの通常「暗い」時間帯において可能である。通常この期間には、人工照明のみが利用可能である。
24時間社会においては、多くの人々は、夜に仕事や運転をする必要があり、うまく安全に作業をこなすよう注意深い状態であることが必要であり、正常でない時間帯によく眠る必要がある。これらの状況では、多くの人々が、例えば自動車事故を引き起こすような誤りを犯すリスクを増大させ、及び/又は、歪められた睡眠行動に苦しむ可能性が高くなる。
睡眠慣性及び覚醒低下は、作業性又は安全の観点から望ましくない。一般に、睡眠慣性は、目覚めたときから30分間持続する。操縦士や軍隊にとっては、睡眠慣性の斯かる持続は、作業を遅らせ危険をもたらす場合さえあり得る。
国際特許出願公開WO02/20079は、人間の対象の覚醒を制御する方法、及び該方法に用いられる光源を開示している。該方法は、露光期間の間、人間の被験者を適切な光放射にさらすことを有する。実験は、420乃至460nmの範囲の光、即ち光スペクトルの青色部分に、特に高い感度があることを示している。
しかしながら依然として、光に対する非画像形成応答を制御及び増強する改善された装置及び方法に対するニーズがある。
一実施例においては、照明装置は、照明出力を提供するよう構成された照明ユニットと、前記照明出力を第1の強度で提供し、第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも或るファクタ倍にまで増大させ、第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させるよう、前記照明ユニットを制御するよう構成されたコントローラと、を含み、前記ファクタは少なくとも1.25である。
他の実施例においては、照明方式を提供する方法は、照明出力を第1の強度で提供し、第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも或るファクタ倍にまで増大させ、第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させるよう、照明ユニットを制御するステップを含み、前記ファクタは少なくとも1.25である。
別の実施例においては、1つ以上のプログラムを保存する持続性コンピュータ読み取り可能媒体が提供され、前記プログラムは、コンピュータにより実行されたときに、照明方式を提供するよう照明ユニットを制御する方法を前記コンピュータに実行させる命令を含む。前記方法は、照明出力を第1の強度で提供し、第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも或るファクタ倍にまで増大させ、第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させるよう、前記照明ユニットを制御するステップを含む。
本発明のこれらの及びその他の目的、特徴及び特性、並びに構造の関連する要素及び部分の組み合わせの動作及び機能の方法、及び製造の経済性は、添付図面を参照しながら、以下の説明及び添付される請求項を考察することによってより明らかとなるものであり、これらは全て本明細書の一部を形成するものであり、種々の図において、同様の参照番号は対応する部分を示す。しかしながら、これら図面は単に説明の目的のためのものであり、本発明の限定の定義として意図されたものではないことは、明確に理解されるべきである。
開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明方式の時間図である。 開示される概念の実施例による照明装置の模式的な図である。 開示される概念の実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。 開示される概念の実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。 開示される概念の実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。 開示される概念の実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。
ここで用いられる、単一形「1つの(a、an、the)」は、別段の明確な記載がない限り、複数の対象を含む。ここで用いられる、2つ以上の部分が「結合される(coupled)」なる表現は、これらの部分が、直接に接合されるか、又は間接的に、即ちリンクが生じる限りにおいて1つ以上の中間部分又は構成要素を通して結合されることを意味する。ここで用いられる、「直接に結合される(directly coupled)」なる表現は、2つの要素が互いに直接に接触していることを意味する。ここで用いられる、「固定的に結合される(fixedly coupled)」又は「固定される(fixed)」なる表現は、2つの構成要素が、互いに対する一定の向きを維持しつつ動くよう結合されることを意味する。
ここで用いられる、「単一の(unitary)」なる語は、構成要素が単一の部品又はユニットとして生成されていることを意味する。即ち、別個に生成され、次いで1つのユニットとして結合された部品を含む構成要素は、「単一の」構成要素又は本体ではない。ここで用いられる、2つ以上の部分又は構成要素が互いに「係合する(engage)」なる表現は、これら部分が、互いに直接に、又は1つ以上の中間部分又は構成要素を通して、力をかけていることを意味する。ここで用いられる、「数(number)」なる語は、1又は1よりも大きな整数(即ち複数)を意味する。
ここで用いられる、例えば(限定するものではない)上、下、左、右、上部、下部、前、後、及びこれらの派生語のような、方向を表す語句は、図面に示された要素の向きに関連するものであり、明確に言及されない限り、請求の範囲を限定するものではない。
人間の視覚系においては、光は目の光受容体により感知される。光受容体は、杆状体及び錐状体、並びに内因性光感受性網膜神経節細胞(ipRGC)を含む。ipRGCは、メラノプシンを含み、光に対して内因性の感受性を持つ。即ち、ipRGCは、杆状体及び錐状体がない場合であっても、光に対して応答する。光受容体の応答は、視神経を通して、処理のため脳へと伝達される。
視覚刺激に対する応答は一般に2つのタイプ、即ち画像形成応答と非画像形成(NIF)応答とに分類される。画像形成応答は一般に、視覚刺激を視覚へと変換することを指す。NIF応答は、生体応答とも呼ばれ、光に対する非視覚的な応答である。NIF応答は例えば、概日リズムの同調、瞳孔対光反射、及び光により誘起される覚醒を含む。
光は、体内生体リズムと体内時計とを同期させるための、最も重要な外部刺激である。体内時計(又は概日時計)の中心となるペースメーカーは、視交叉上核と呼ばれる脳の小さな領域に存する。体内時計は、一日中に亘り、睡眠パターン、覚醒、心的状態、体力、血圧及びその他多くのことを時間調整することを支援する。
ipRGCは、NIF応答を生成するのに重要な役割を果たすが、杆状体及び錐状体もNIF応答に寄与する。ipRGC、杆状体及び錐状体のNIF応答に対する寄与は、光への暴露の動的変化を操作することにより影響され得るものであり、従って最適なNIF応答を引き起こすような光への暴露を生成することも可能である。
例えば、目が最初に光にさらされると、杆状体が主に「光が当たっている」という応答を提供する。杆状体は、全体の光パルスの間、重要な要素であり続ける。また、錐状体は、より高い強度の光に対するNIF応答について、照度を信号伝達する役を担う。ipRGCは、最初の光への暴露に対しては遅い応答しか示さないが、NIF応答には大きく寄与する。
日の出のような自然光の状況下では、光は「スイッチオン」され「オン」のままとなる。これら状況においては、NIF応答について照度を信号伝達する錐状体の役割は、ipRGCによって迅速にとって代わられる。この後ipRGCは、NIF応答について照度を信号伝達する主な役割を担う。しかしながら、人工的に光を変調させることにより、NIF応答について照度を信号伝達する錐状体の役割が増大させられることができ、斯くして増強されたNIF応答をもたらす。
一定の背景照射のなかに短い光の閃光が含まれる場合、SCNが増大した活動を示すことが示されている。基本的な生理学から、ipRGCは照度の緩やかな変化を検出することが可能であり、錐状体は照度の急激な変化により応答すると考えられる。これらタイプの光受容体の両方が別個のスペクトル感受性を持つため、これら両方からの最適な応答が、人工的に変調する光を通して引き起こされることができる。
図1Aは、開示される概念の実施例による照明方式のグラフである。図1Aにおいては、縦軸が照明の強度を表し、横軸が時間を表す。図1Aを参照すると、光は、第1の期間T1の間、第1の強度I1で提供される。第1の期間T1の間に提供される光は背景照明であり、限定するものではないが、白色光であっても良い。
次いで、光の強度が略瞬間的に第1の強度I1のファクタF倍の強度まで増大させられた、光のパルスが提供される。換言すれば、該光のパルスは、F*I1の強度を持つ。該光のパルスは、第2の期間T2の間提供される。第2の期間T2の最後において、光の強度は、第1の強度I1にまで略瞬間的に低下させられる。第2の期間T2の最後において、光の強度が、限定するものではないが、I1よりも小さな強度のような、第1の強度I1とは異なる強度にまで減少させられ得ることも想定され得る。
開示される概念の一実施例においては、ファクタFは少なくとも1.25である。開示される概念の他の実施例においては、ファクタFは少なくとも2である。開示される概念の他の実施例においては、ファクタFは少なくとも8である。開示される概念の更に他の実施例においては、ファクタFは少なくとも14である。光のパルスは、第2の期間T2の間継続し、その後に強度は第1の強度I1に戻る。第1の期間T1及び第2の期間T2の連続は、該方式の継続時間の間繰り返される。
光のパルスは、背景照明とは異なるスペクトル成分を持っていても良い。一実施例においては、光のパルスのスペクトル成分は、約400nm乃至約600nmの範囲内の波長を持つ少なくとも幾つかのスペクトル成分を含む。当該波長の範囲は、人間の3つの種類の錐状体光受容体、即ち420nmの波長に最大の感受性を持つS錐状体、535nmの波長に最大の感受性を持つM錐状体、及び565nmの波長に最大の感受性を持つL錐状体、の吸収スペクトルを含む。開示される概念の幾つかの実施例においては、背景照明のスペクトル成分と該光のパルスのスペクトル成分とは、重ならない(例えば、限定するものではないが、背景照明が純粋な赤色であり、光のパルスは純粋な青色である)。背景照明と該光のパルスとが、同じスペクトル成分を持つことも考えられる。
開示される概念の一実施例においては、光のパルスは、少なくとも該光のパルスのために用いられるスペクトルの部分について、ファクタFだけ背景照明を増大させる。例えば、光のパルスが青色であり、背景照明が0.1*I1の青色成分を持つ場合、光のパルスは少なくともF*0.1*I1の強度を持つ。
開示される概念の一実施例においては、少なくとも30luxの強度を持つが、開示される概念はこれに限定されるものではない。開示される概念の幾つかの実施例においては、第2の期間T2は、限定するものではないが、約0.1秒乃至約60秒の範囲内である。開示される概念の幾つかの実施例においては、第2の期間T2は、限定するものではないが、約1秒である。開示される概念の幾つかの実施例においては、第1の期間T1は、限定するものではないが、第2の期間T2よりも少なくとも3倍長い。開示される概念の幾つかの実施例においては、第2の期間T2は、限定するものではないが、約5秒である。
一定の強度の光の長い期間に亘って、NIF応答に対する錐状体の寄与は減少し、ipRGCの寄与によりとって代わられる。しかしながら、第1の期間T1と第2の期間T2との間の光の強度の急激な変化は、錐状体からの増強された寄与を引き起こす。
表1は、図1Aの照明方式がマウスに適用されたときに得られた実験結果を示す。本実験においては、マウスのSCNの発火率が測定され、一定の背景照明のNIF応答に対して該照明方式のNIF応答が比較された。第1の期間T1の長さは5秒であり、第2の期間T2の長さは1秒であった。第1及び第2の期間のシーケンスは、10回繰り返された。本実験については、第2の期間T2の間の強度は、第1の強度I1の異なる倍数により変更された。
Figure 2016530675
表1において、発火率の変化は、一定の背景照明についてのNIF応答に比較したNIF応答の増大を示す。例えば、120%の増大は、NIF応答が、一定の背景照明についてのNIF応答の2.2倍であることを意味する。図1に示されるように、図1の照明方式は、NIF応答を著しく増大させる。第2の強度が第1の強度I1の14倍である場合には、NIF応答は、一定の背景照明についてのNIF応答に対して105%増大する。更なる実験は、該照明方式からの増大させられた応答は主に、増大させられた錐状体の寄与によるものであることを示している。
図1Bは、開示される概念の実施例による照明方式のグラフである。図1Bにおいては、縦軸が照明の強度を表し、横軸が時間を表す。図1Bを参照すると、光は、第1の期間T1の間、第1の強度I1で提供される。第1の期間T1の間に提供される光は背景照明であり、限定するものではないが、白色光であっても良い。
第1の期間T1の最後に、光の強度は略瞬間的に低下させられる。光の強度は、ファクタFによって除算された第1の強度I1と等しい強度にまで低下させられる。第2の期間T2の間、光の強度は、該低下させられた光の強度にとどまる。第2の期間T2の最後に、光の強度は、略瞬間的に増大させられ第1の強度I1へと戻される。第2の期間T2の最後に、光の強度が第1の強度I1とは異なる強度に増大させられ得ることも想定される。
図1Aの照明方式は、第2の期間T2の最初において、光の強度を鋭く増大させる光のパルスを提供し、「光が当たっている」というNIF応答をもたらすものである。対照的に、図1Bの照明方式は、第2の期間T2の最初において、光の強度を鋭く低下させる「負の」パルスを提供し、「光が当たっていない」というNIF応答をもたらすものである。
図1Cは、開示される概念の実施例による照明方式のグラフである。図1Cにおいては、縦軸が照明の強度を表し、横軸が時間を表す。図1Cを参照すると、光は、第1の期間T1の間、第1の強度I1で提供される。第1の期間T1の間に提供される光は背景照明であり、限定するものではないが、白色光であっても良い。
第1の期間T1の最後に、光の強度は、略瞬間的に第1の強度I1のファクタF倍の強度まで増大させられる。第2の期間T2に亘って、光の強度は第1の強度I1へと徐々に戻る。第2の期間T2に亘って、光の強度が第1の強度I1とは異なる強度に増大させられても良いことも想定される。
第2の期間T2の最初における光の強度の鋭い増大は、「光が当たっている」というNIF応答をもたらし、一方で、第2の期間T2に亘る光の強度の緩い低下は、「光が当たっていない」というNIF応答を減少させるものである。
図1Dは、開示される概念の実施例による照明方式のグラフである。図1Dの照明方式は、図1Cの照明方式と類似しているが、図1Dの照明方式においては、第2の期間T2に亘って光の強度が徐々に増大し、第2の期間T2の最後において鋭く低下する点が異なる。
第2の期間に亘る光の強度の緩い増大は、「光が当たっている」というNIF応答を減少させ、一方で、第2の期間T2の最後における光の強度の鋭い低下は、「光が当たっていない」というNIF応答をもたらす。斯くして、図1Cの照明方式は、メラトニン生成を抑制するのに特に適切となり得るものであり、図1Dの照明方式は、メラトニン生成を刺激するのに特に適切となり得る。
図2は、開示される概念の他の実施例による照明方式のグラフである。図2においては、縦軸が照明の強度を表し、横軸が時間を表す。図2を参照すると、光は、該照明方式は、第3の期間T3の間、第1の強度I1で光を提供することにより始まる。次いで、第1の遷移期間T5に亘って、光の強度が、第3の強度I3にまで徐々に増大させられる(例えば、限定するものではないが、立ち上がる)。光は、第4の期間T4の間、第3の強度I3に維持される。第2の遷移期間T5'の間、光の強度は第1の強度I1へと徐々に低下させられる。光の強度が、第1の強度I1とは異なる強度に戻っても良いことも想定される。
第3の強度I3は、限定するものではないが、第1の強度I1の24倍に略等しいか又はそれより大きくても良い。第1及び第2の遷移期間T5及びT5'はそれぞれ、限定するものではないが、約0.1秒乃至約150秒の範囲内であっても良い。開示される概念の幾つかの実施例においては、第3の期間T3は、限定するものではないが、約30秒であっても良い。開示される概念の幾つかの実施例においては、第4の期間T4、限定するものではないが、約10秒であっても良い。
実験は、SCNニューロンは、遷移期間T5の間の立ち上がりに良く応答したことを示している。大きな応答が、全ての光受容体に向けた光から得られた。また、大きな応答が、より短い長さの遷移期間T5から得られた。遷移期間T5の間に強度を立ち上げることは、強い過渡的励起をもたらす。更に、増大させられた応答は、一定状態の照明における変化に関連する。遷移期間T5の間の強度の緩やかな変化は、ipRGCからの増強された応答をもたらす。
図3Aは、開示される概念の他の実施例による照明方式のグラフである。図3Aにおいては、縦軸が強度を表し、横軸が時間を表す。図3Aの照明方式は、図1Aの照明方式と図2の照明方式とを組み合わせて、錐状体及びipRGCの両方から、増強された応答を引き出そうとするものである。即ち、図1Aの照明方式が、図2の照明方式に重ねられる。
より詳細には、光は、第3の期間T3の間、第1の強度I1で提供される。光の強度は、第1の遷移期間T5の間に、第3の強度I3にまで徐々に増大し、第4の期間T4の間、第3の強度I3に維持される。光の強度は次いで、2の遷移期間T5'の間に第1の強度I1にまで徐々に低下させられる。第1の期間T1により離隔されるパルスも提供される。これらパルスはそれぞれ、第2の期間T2の間維持される。該パルスの強度は、先行する1つ前のパルスの強度のファクタF倍である。
図3Aの照明方式は、光の強度の緩やかな変化と急激な変化との両方を組み合わせることによって、錐状体及びipRGCの両方から増強されたNIF応答を引き出す。
図3Bは、開示される概念の他の実施例による照明方式のグラフである。図3Bの照明方式は図3Aの照明方式に類似するが、図3Bの照明方式においては、全てのパルスが、変化する強度ではなく、同じ強度を持つ点が異なる。図3Bの照明方式は、図3Aの照明方式と同様に増強されたNIF応答を引き出すが、図3Bの照明方式は、実用的な実装がより容易である点が異なる。
図4は、開示される概念の他の実施例による照明方式のグラフである。図4においては、縦軸が照明の強度を表し、横軸が時間を表す。図4の照明方式は一般的に、第3の期間T3の間、第1の強度I1で光を提供する。次いで、第6の期間T6に亘って、正弦波的な態様で、光は第3の強度I3まで徐々に増大し、次いで第1の強度I1にまで徐々に戻るよう低下する。光の強度が、第1の強度I1とは異なる強度に戻っても良いことも想定される。開示される概念の幾つかの実施例においては、第6の期間T6は、限定するものではないが、約0.2秒乃至約300秒の範囲内であっても良い。図1Aの照明方式が、当該パターンに重ねられる。即ち、第1の期間T1により離隔されるパルスが提供される。これらパルスは、先行する1つ前のパルスの強度のファクタF倍の強度を持つ。
図4の照明方式は、図3Aの照明方式と同様に、錐状体及びipRGCの両方から増強されたNIF応答を引き出す。
図5を参照すると、開示される概念の一実施例による照明装置1が示されている。照明装置は、コントローラ2及び照明ユニット4を含む。照明装置1は、限定するものではないが、目覚まし時計のような個人向け装置、エネルギー照明、又は、限定するものではないが、学校、ヘルスケア施設若しくはオフィスのような場所における施設照明において実施化されても良いことは想到される。
コントローラ2は例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はその他の何らかの適切な処理装置であっても良い。コントローラ2は、データのための記憶媒体及びコントローラ2により実行可能なソフトウェアを提供するメモリ3を含む。メモリ3は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、コントローラ2に含まれるのではなく、コントローラ2に動作可能に接続されても良いことも想定される。メモリ3は、限定するものではないが、コンピュータの内部記憶領域の形をとるもののようなデータ記憶のための記憶レジスタ即ち機械読み取り可能な媒体を提供する、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、FLASH(登録商標)等のような、種々のタイプの内部及び/又は外部記憶媒体のうちのいずれか1つ以上であっても良く、揮発性メモリであっても良いし又は不揮発性メモリであっても良い。メモリ3はまた、コントローラ2から取り外されることが可能な着脱可能装置であっても良い。
照明ユニット4は、照明出力を提供するように構成され、幾つかの光源5を含む。光源5は、例えば蛍光灯、白熱光源、ハロゲン光源、高輝度放電(HID)、発光ダイオード(LED)又はその他の光源を含んでも良い。
コントローラ2は、光源5により生成される光をスイッチオン及びスイッチオフするように、並びに該光の強度又はその他の特性を変化させるように、照明ユニット4を制御するよう構成される。この目的のため、コントローラ2は、図1乃至4に示された照明方式の1つ以上を提供するよう照明ユニット4を制御するための1つ以上のプログラムを含むように構成される。コントローラ2は、図6乃至9を参照しながら以下に説明される方法のいずれかを実装するように構成されても良い。
図6は、開示される概念の一実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。図6に示された照明方式を提供する方法は、図1Aに示された照明方式を生成するために実施化され得る。図6に示された照明方式を提供する方法は、例えば、図1Aに示された照明方式を生成するよう照明装置1を制御するためコントローラ2に実装されても良いことも想定される。
ステップ10において、照明が提供される。照明は、例えば第1の強度I1で提供されても良い。ステップ12において、第1の期間T1が経過させられる。第1の期間T1が経過する間、照明は提供され続ける。ステップ14において、照明の強度が増大させられる。照明の強度は、例えば第1の強度I1のファクタF倍にまで増大させられる。ステップ16において、第2の期間T2が経過させられる。ステップ18において、照明の強度が、例えば第1の強度I1にまで低下させられる。本方法はステップ12に戻り、望ましい回数だけ繰り返されても良い。
開示される概念の範囲から逸脱することなく、図1B、1C又は1Dの照明方式を生成するために、図6の方法に変更が加えられても良いことは想定される。
図7は、開示される概念の一実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。図7に示された照明方式を提供する方法は、図2に示された照明方式を生成するために実施化され得る。図7に示された照明方式を提供する方法は、例えば、図2に示された照明方式を生成するよう照明装置1を制御するためコントローラ2に実装されても良いことも想定される。
ステップ20において、照明が提供される。照明は、例えば第1の強度I1で提供されても良い。ステップ22において、第3の期間T3が経過させられる。第3の期間T3が経過する間、照明は提供され続ける。ステップ24において、第1の遷移期間T5に亘って、例えば第3の強度I3にまで、照明の強度が徐々に増大させられる。ステップ26において、第4の期間T4が経過させられる。ステップ28において、第2の遷移期間T5'に亘って、例えば第1の強度I1にまで、照明の強度が徐々に低下させられる。本方法はステップ22に戻り、望ましい回数だけ繰り返されても良い。
図8は、開示される概念の一実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。図8に示された照明方式を提供する方法は、図3A又は3Bに示された照明方式を生成するために実施化され得る。図8に示された照明方式を提供する方法は、例えば、図3A又は3Bに示された照明方式を生成するよう照明装置1を制御するためコントローラ2に実装されても良いことも想定される。
ステップ30において、照明が提供される。照明は、例えば第1の強度I1で提供されても良い。ステップ32において、第1の期間T1が経過させられる。第1の期間T1が経過する間、照明は提供され続ける。ステップ34において、照明の強度が略瞬間的に増大させられる。照明の強度は、例えば(図3Aの照明方式におけるように)1つ前の増大の強度のファクタF倍に増大させられるか、又は(図3Bの照明方式におけるように)例えば第3の強度I3のファクタF倍にまで増大させられる。ステップ36において、第2の期間T2が経過させられる。ステップ38において、照明の強度が、例えばステップ34により増大させられた量だけ、略瞬間的に低下させられる。本方法はステップ32に戻り、望ましい回数だけ繰り返されても良い。
ステップ40において、第3の期間T3が経過させられる。第3の期間T3が経過する間、照明は提供され続ける。ステップ42において、第1の遷移期間T5に亘って、例えば第3の強度I3にまで、照明の強度が徐々に増大させられる。ステップ44において、第4の期間T4が経過させられる。ステップ46において、第2の遷移期間T5'に亘って、例えば第1の強度I1にまで、照明の強度が徐々に低下させられる。第1の強度I1とは異なる強度にまで照明の強度が低下させられても良いことも想定される。本方法はステップ40に戻り、望ましい回数だけ繰り返されても良い。
動作32、34、36及び38は、動作40、42、44及び46と並行して実行される。その結果、図3A又は3Bに示された照明方式のように、徐々に立ち上がる及び立ち下がる照明の強度と重なる、増大された照明の強度を持つ一連のパルスが得られる。
図9は、開示される概念の一実施例による照明方式を提供する方法のフロー図である。図9に示された照明方式を提供する方法は、図4に示された照明方式を生成するために実施化され得る。図9に示された照明方式を提供する方法は、例えば、図4に示された照明方式を生成するよう照明装置1を制御するためコントローラ2に実装されても良いことも想定される。
ステップ48において、照明が提供される。照明は、例えば第1の強度I1で提供されても良い。ステップ50において、第1の期間T1が経過させられる。第1の期間T1が経過する間、照明は提供され続ける。ステップ52において、照明の強度が略瞬間的に増大させられる。照明の強度は、例えば1つ前の増大の強度のファクタF倍に増大させられる。ステップ54において、第2の期間T2が経過させられる。ステップ56において、照明の強度が、例えばステップ52により増大させられた量だけ、略瞬間的に低下させられる。本方法はステップ50に戻り、望ましい回数だけ繰り返されても良い。
ステップ58において、第3の期間T3が経過させられる。第3の期間T3が経過する間、照明は提供され続ける。ステップ60において、第6の期間T6に亘って正弦波的な態様で、照明の強度が、第3の強度I3にまで徐々に増大させられ、例えば第1の強度I1にまで徐々に減少させられる。本方法はステップ58に戻り、望ましい回数だけ繰り返されても良い。
動作50、52、54、56は、動作58及び60と並行して実行される。その結果、図4に示された照明方式のように、周期的な正弦波的に立ち上がる及び立ち下がる照明の強度と重なる、増大された照明の強度を持つ一連のパルスが得られる。
開示された概念は、有形の持続性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体上のコンピュータ読み取り可能なコードとしても実施化され得る。該コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、後にコンピュータシステムによって読み取られることができるデータを保存することができるいずれかのデータ記憶装置である。該コンピュータ読み取り可能な記録媒体の非限定的な例は、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスク型記憶装置、及び光学データ記憶装置を含む。
開示された概念は、限定するものではないが、目覚まし時計のような個人向け装置、エネルギー照明、又は、限定するものではないが、学校、ヘルスケア施設若しくはオフィスのような場所における施設照明において実施化されても良いことは想到される。
請求項において、括弧に挟まれたいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。「有する(comprising)」又は「含む(including)」なる語は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を除外するものではない。幾つかの手段を列記した装置請求項において、これら手段の幾つかは同一のハードウェアのアイテムによって実施化されても良い。要素に先行する「1つの(a又はan)」なる語は、複数の斯かる要素の存在を除外するものではない。幾つかの手段を列記したいずれの装置請求項においても、これら手段の幾つかは同一のハードウェアのアイテムによって実施化されても良い。特定の要素が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら要素の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。
本発明は、現在最も実用的で好適な実施例と考えられるものに基づいて説明の目的のために詳細に説明されたが、斯かる詳細は単に当該目的のものであり、本発明は開示される実施例に限定されるものではなく、逆に添付される請求項の精神及び範囲内である変形及び等価な構成をカバーすることを意図されている。例えば、本発明は、可能な限り、いずれかの実施例の1つ以上の特徴が他のいずれかの実施例の1つ以上の特徴と組み合わせられ得ることを想定するものであることは、理解されるべきである。

Claims (36)

  1. 照明出力を提供するよう構成された照明ユニットと、
    前記照明出力を第1の強度で提供し、第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも或るファクタ倍にまで増大させ、第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させるよう、前記照明ユニットを制御するよう構成されたコントローラと、
    を有し、前記ファクタは少なくとも1.25である、照明装置。
  2. 前記ファクタは少なくとも8である、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ファクタは少なくとも14である、請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記コントローラは、前記照明出力の強度を略瞬間的に増大させるよう前記照明ユニットを制御するよう構成された、請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記コントローラは、前記照明出力の強度を略瞬間的に低下させるよう前記照明ユニットを制御するよう構成された、請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記第2の期間は、約0.1秒乃至約60秒の範囲内である、請求項1に記載の照明装置。
  7. 前記第1の期間は、前記第2の期間よりも少なくとも3倍長い、請求項1に記載の照明装置。
  8. 前記コントローラは、第1の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に増大させ、第2の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に低下させるよう、前記照明ユニットを制御するよう構成された、請求項1に記載の照明装置。
  9. 前記第1の遷移期間及び前記第2の遷移期間はそれぞれ、約0.1秒乃至約150秒の範囲内である、請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記コントローラは、動作(a)と動作(b)とを並行して反復的に実行するよう前記照明ユニットを制御するよう構成され、
    前記動作(a)は、前記第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも前記ファクタ倍にまで増大させ、前記第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させることであり、
    前記動作(b)は、第3の期間だけ待機し、第1の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に増大させ、第4の期間だけ待機し、第2の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に低下させることである、請求項1に記載の照明装置。
  11. 前記コントローラは、動作(a)と動作(c)とを並行して反復的に実行するよう前記照明ユニットを制御するよう構成され、
    前記動作(a)は、前記第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも前記ファクタ倍にまで増大させ、前記第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させることであり、
    前記動作(c)は、第3の期間だけ待機し、第6の期間に亘って正弦波的な態様で、前記照明出力の強度を徐々に増大させ、徐々に低下させることである、請求項1に記載の照明装置。
  12. 前記第1の期間の間の前記照明出力のスペクトル成分は、前記第2の期間の間の前記照明出力のスペクトル成分と異なる、請求項1に記載の照明装置。
  13. 照明出力を第1の強度で提供するよう照明ユニットを制御するステップと、
    第1の期間だけ待機するステップと、
    前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも或るファクタ倍にまで増大させるステップと、
    第2の期間だけ待機するステップと、
    記照明出力の強度を低下させるステップと、
    を有し、前記ファクタは少なくとも1.25である、照明方式を提供する方法。
  14. 前記ファクタは少なくとも8である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ファクタは少なくとも14である、請求項13に記載の方法。
  16. 前記照明出力の強度を増大させるステップは、略瞬間的に実行される、請求項13に記載の方法。
  17. 前記照明出力の強度を低下させるステップは、略瞬間的に実行される、請求項13に記載の方法。
  18. 前記第2の期間は、約0.1秒乃至約60秒の範囲内である、請求項13に記載の方法。
  19. 前記第1の期間は、前記第2の期間よりも少なくとも3倍長い、請求項13に記載の方法。
  20. 前記照明出力の強度を増大させるステップは、第1の遷移期間の間に実行され、前記照明出力の強度を低下させるステップは、第2の遷移期間の間に実行される、請求項13に記載の方法。
  21. 前記第1の遷移期間及び前記第2の遷移期間はそれぞれ、約0.1秒乃至約150秒の範囲内である、請求項20に記載の方法。
  22. 動作(a)と動作(b)とが並行して反復的に実行され、
    前記動作(a)は、前記第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも前記ファクタ倍にまで増大させ、前記第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させることであり、
    前記動作(b)は、第3の期間だけ待機し、第1の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に増大させ、第4の期間だけ待機し、第2の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に低下させることである、請求項13に記載の方法。
  23. 動作(a)と動作(c)とが並行して反復的に実行され、
    前記動作(a)は、前記第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも前記ファクタ倍にまで増大させ、前記第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させることであり、
    前記動作(c)は、第3の期間だけ待機し、第6の期間に亘って正弦波的な態様で、前記照明出力の強度を徐々に増大させ、徐々に低下させることである、請求項13に記載の方法。
  24. 前記第1の期間の間の前記照明出力のスペクトル成分は、前記第2の期間の間の前記照明出力のスペクトル成分と異なる、請求項13に記載の方法。
  25. 1つ以上のプログラムを保存する持続性コンピュータ読み取り可能媒体であって、前記プログラムは、コンピュータにより実行されたときに、照明方式を提供するよう照明ユニットを制御する方法を前記コンピュータに実行させる命令を含み、前記方法は、
    照明出力を第1の強度で提供するよう照明ユニットを制御するステップと、
    第1の期間だけ待機するステップと、
    前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも或るファクタ倍にまで増大させるステップと、
    第2の期間だけ待機するステップと、
    記照明出力の強度を低下させるステップと、
    を有し、前記ファクタは少なくとも1.25である、持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  26. 前記ファクタは少なくとも8である、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  27. 前記ファクタは少なくとも14である、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  28. 前記照明出力の強度を増大させるステップは、略瞬間的に実行される、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  29. 前記照明出力の強度を低下させるステップは、略瞬間的に実行される、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  30. 前記第2の期間は、約0.1秒乃至約60秒の範囲内である、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  31. 前記第1の期間は、前記第2の期間よりも少なくとも3倍長い、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  32. 前記照明出力の強度を増大させるステップは、第1の遷移期間の間に実行され、前記照明出力の強度を低下させるステップは、第2の遷移期間の間に実行される、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  33. 前記第1の遷移期間及び前記第2の遷移期間はそれぞれ、約0.1秒乃至約150秒の範囲内である、請求項32に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  34. 動作(a)と動作(b)とが並行して反復的に実行され、
    前記動作(a)は、前記第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも前記ファクタ倍にまで増大させ、前記第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させることであり、
    前記動作(b)は、第3の期間だけ待機し、第1の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に増大させ、第4の期間だけ待機し、第2の遷移期間の間、前記照明出力の強度を徐々に低下させることである、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  35. 動作(a)と動作(c)とが並行して反復的に実行され、
    前記動作(a)は、前記第1の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を前記第1の強度の少なくとも前記ファクタ倍にまで増大させ、前記第2の期間だけ待機し、前記照明出力の強度を低下させることであり、
    前記動作(c)は、第3の期間だけ待機し、第6の期間に亘って正弦波的な態様で、前記照明出力の強度を徐々に増大させ、徐々に低下させることである、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
  36. 前記第1の期間の間の前記照明出力のスペクトル成分は、前記第2の期間の間の前記照明出力のスペクトル成分と異なる、請求項25に記載の持続性コンピュータ読み取り可能媒体。
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