JP2016530552A - 内側に面する光源を備えたコンタクトレンズのためのデバイスおよび方法 - Google Patents

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Abstract

眼球装着可能デバイスは、透明材料と、透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれた基板とを含むことができる。透明材料は凹状面および凸状面を有することができ、凹状面は、瞳孔の上を覆う角膜表面上に眼球装着可能デバイスを取外し可能に装着するように構成される。光源を基板上に配設し、放射光が瞳孔を通して見えるように、凹状面を通して角膜表面に向かって光を放射するように構成することができる。光源は、基板上に配設される回路によって制御することができる。回路は、光源によって放射された光を変調して変調後の光を提供するように構成することができる。【選択図】 図2A

Description

[0001] 本明細書において特段示されない限り、この節に記載する題材は本出願の特許請求の範囲に対する先行技術ではなく、この節に包含することによって先行技術であると容認されるものではない。
[0002] コンタクトレンズデバイスは、涙液膜中のグルコースなどの検体を測定するセンサを含むことができる。センサは、作用電極と対向および/または照合電極とを含む電気化学的センサとすることができる。検体が関与する電気化学反応により、作用電極との間で電子を移送し、検体の濃度に関連する電流を発生させることができる。いくつかの例では、検体との選択的な電気化学反応を容易にするために、試薬を作用電極に近接して配置することができる。
[0003] コンタクトレンズデバイスはまた、センサ読取り値を外部リーダに通信することができる。例えば、コンタクトレンズは、外部リーダから無線周波数放射を受信し、センサ読取り値に基づいて後方散乱信号を生成するように構成された、アンテナを含むことができる。
[0004] 一例では、凹状面および凸状面を有する透明材料を備える、眼球装着可能デバイスが提供される。凹状面は、瞳孔の上を覆う角膜表面の上に取外し可能に装着されるように構成することができ、凸状面は、凹状面をそのように装着したときに眼瞼運動と適合性をもつように構成することができる。デバイスはまた、透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれる基板を備える。デバイスはまた、基板上に配設される光源を備える。光源は、凹状面を角膜表面上に装着したときに瞳孔を通して見える、光を放射するように構成することができる。デバイスはまた、基板上に配設される回路を備える。回路は、光源によって放射された光を変調して変調後の光を提供するように構成することができる。
[0005] 別の例では、眼球装着可能デバイスによって行われる方法が提供される。方法は、眼球装着可能デバイスが瞳孔の上を覆うように、眼球装着可能デバイスを角膜表面上に装着することを含む。眼球装着可能デバイスは、凹状面および凸状面を有する透明材料を備えることができる。凹状面は、角膜表面上に取外し可能に装着されるように構成することができる。凸状面は、凹状面をそのように装着したときに眼瞼運動と適合性をもつように構成することができる。方法はさらに、眼球装着可能デバイスに含まれる光源によって放射された光を変調することを含む。光源は、透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれている基板上に配設することができる。方法はさらに、変調後の光が瞳孔を通して見えるように、角膜表面上に装着された眼球装着可能デバイスの凹状面を通して変調後の光を放射することを含む。
[0006] 別の例では、計算デバイスによって行われる方法が提供される。方法は、計算デバイスによってデータを眼球装着可能デバイスに送信することを含む。眼球装着可能デバイスは、凹状面、凸状面を有する透明材料と、透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれた基板とを含むことができる。凹状面は、瞳孔の上を覆う角膜表面上に取外し可能に装着されるように構成することができる。凸状面は、凹状面をそのように装着したときに眼瞼運動と適合性をもつように構成することができる。眼球装着可能デバイスは、基板上に配設される光源を含むことができる。光源は、凹状面をそのように装着したときに瞳を通して見える光を放射するように構成することができる。眼球装着可能デバイスは、基板上に配設される回路を含むことができる。回路は光源を制御するように構成することができる。方法はさらに、計算デバイスによって命令を眼球装着可能デバイスに送信することを含む。命令は、データに基づいて回路に光源によって放射された光を変調させて、変調後の光を提供するように構成することができる。
[0007] これらならびに他の態様、利点、および代替例は、必要に応じて添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより、当業者には明白となるであろう。
[0008]例示の眼球装着可能デバイス100を示すブロック図である。 [0009]例示の眼球装着可能デバイス200を示す下面図である。 [0010]図2Aに示される例示の眼球装着可能デバイスを示す側面図である。 [0011]眼の角膜表面に装着された状態の図2Aおよび2Bに示される例示の眼球装着可能デバイスを示す横断面図である。 [0012]図2Cに示されるように装着されたときの例示の眼球装着可能デバイスにおける、透明材料に埋め込まれた基板、光源、および放射光を示すように拡張した至近距離の横断面図である。 [0013]本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、眼球装着可能デバイスを操作する例示の方法300を示すブロック図である。 [0014]本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、アンテナを介して眼球装着可能デバイスを操作する例示の方法400を示すブロック図である。 [0015]センサ読取り値を通信する、眼球装着可能デバイスを操作する例示の方法500を示すブロック図である。 [0016]内側に面する光源を含むとともに外部デバイスによって操作される眼球装着可能デバイスを含む、例示のシステム600を示すブロック図である。 [0017]図6Aに関連して記載した眼球装着可能デバイス630を示すブロック図である。 [0018]本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、眼球装着可能デバイスを操作するように外部デバイスを操作する例示の方法700を示すブロック図である。 [0019]本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、眼球装着可能デバイスと通信するように外部デバイスを操作する例示の方法800を示すブロック図である。 [0020]アンテナを介して眼球装着可能デバイスと通信して、センサの読取り値を眼球装着可能デバイスに取得させるように、外部デバイスを操作する例示の方法900を示すブロック図である。 [0021]本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態に従って構成された例示のコンピュータ可読媒体を示す図である。
[0022] 以下の詳細な説明は、添付図面を参照して、開示するシステムおよび方法の様々な特徴ならびに機能について記載する。図面中、文脈において特段の記述がない限り、類似の記号は類似の構成要素を特定する。本明細書に記載する例示のシステム、デバイス、および方法の構成要素は、限定を目的とするものではない。開示するシステム、デバイス、および方法の特定の態様を、多種多様な異なる構成で配置し組み合わせることができ、それらはすべて本明細書において企図されるものであることは、当業者であれば容易に理解できる。
[0023] 電子デバイスを使用し、情報をその電子デバイスのユーザに通信することができる。本明細書に記載する例の範囲内では、眼球装着可能デバイスまたは埋込み可能な医療用デバイスなど、眼科用デバイスが提供される。眼球装着可能デバイスは、光源と、光源を操作する回路とを含んでもよい。回路および光源は、生体適合性材料に埋め込まれた基板上に載置されてもよい。生体適合性材料は、コンタクトレンズの場合のような透明材料とすることができる。例えば、光源は、ユーザに見えるように透明材料を通して光を放射するように配置されてもよい。あるいは、生体適合性材料は不透明な材料とすることができ、または透明部分および不透明部分を含むことができる。例えば、光源は、ユーザに見えるように生体適合性材料の透明部分を通して光を放射し、一方で不透明部分が、それがなければ光源からの光の可視度に干渉するであろう周囲光を遮るように配置されてもよい。
[0024] いくつかの例では、生体適合性材料は、眼の瞳孔の上を覆う角膜表面上に取外し可能に装着することができる凹状面と、凹状面を角膜表面上に装着したときに眼から離れる方向で外側に面する凸状面とを有する、円形レンズの形態の透明材料である。眼の中央領域により近いところで受け取られる入射光との干渉を回避するために、透明材料の周囲付近に基板が埋め込まれてもよい。光源は、凹状面を通して眼の瞳孔内へと光を放射するように、角膜表面に向かって内側に面するように基板上に配置することができる。いくつかの例では、光源は透明材料内に完全に埋め込まれる。回路は、眼球装着可能デバイスのユーザに対するメッセージを示す変調後の光を、光源によって放射させるように構成されてもよい。例えば、眼球装着可能デバイスは、検体の濃度(例えば、グルコース濃度)、温度、または他のパラメータに関する読取り値を得ることができるセンサを含んでもよく、変調後の光は、センサによって取得された読取り値を示すものであってもよい。
[0025] 変調後の光が瞳孔を通して見えるように、変調後の光を方向付けおよび/または集束する光学素子を、眼球装着可能デバイスに含むことができる。例えば、光源が透明材料の周囲に配設される場合、変調後の光を斜角から受け取り、変調後の光を瞳孔に向かって方向付けるレンズ(例えば、フレネルレンズ)を含むことができる。いくつかの例では、光学素子は、瞳孔を通して見える背景色を提供するために、放射光を非集束状態にする(unfocus)(例えば、分散させるなど)ように構成することができる。例えば、背景色は、センサの読取り値(例えば、高いグルコースレベルなど)、または眼球装着可能デバイスの状態を示すことができる。
[0026] 眼球装着可能デバイスは、眼球装着可能デバイスで取り入れられる放射エネルギーを介して電力供給することができる。電力は、眼球装着可能デバイスに含まれる光電池を光によって励起することによって提供することができる。それに加えて、または別の方法として、電力は、眼球装着可能デバイスに含まれるアンテナから取り入れられる無線周波数エネルギーによって提供することができる。整流器および/またはレギュレータは、取り入れられたエネルギーから眼球装着可能デバイスに電力供給する安定したDC電圧を発生させるために、回路に組み込むことができる。アンテナは、リード線が回路に接続された導電材料のループとして配置することができる。いくつかの実施形態では、かかるループアンテナは、眼球装着可能デバイスと外部デバイスとの間の無線通信にも使用することができる。
[0027] 光源によって放射された光は、光のアスペクトを修正することにより、回路によって変調されてもよい。例えば、光源によって放射された光の色、輝度、強度、または持続時間は、変調後の光がメッセージを示すように変調されてもよい。例えば、変調後の光は、センサの読取り値を示す、ユーザが理解可能な一連の光パルス(例えば、モールス符号など)を含んでもよい。別の例では、変調後の光の色は、眼球装着可能デバイスの状態、または眼球装着可能デバイスに含まれる構成要素の状態を示してもよい。別の例では、変調後の光は外部デバイスからのメッセージを示してもよい。
[0028] いくつかの例では、光源は、眼球装着可能デバイスのユーザが理解可能なパターンを形成する、いくつかの光源(例えば、画素表示など)を含むことができる。例えば、光源は、眼球装着可能デバイスのユーザが瞳孔を通して見ることができる、画像または形状を発生させるように構成されたディスプレイとすることができる。
[0029] したがって、本開示のいくつかの実施形態は、光源によって放射された光を変調することによって情報を断続的に通信する、システムおよび方法を提供する。通信が必要な場合に回路および光源のみに電力供給されるので、かかる断続的な方式によって、総電力消費を低減することができる。
[0030] いくつかの実施形態では、外部デバイスは、眼球装着可能デバイスに電力供給するために取り入れられてもよい、無線周波数放射を提供するように構成されてもよい。いくつかの例では、外部デバイスは、電力をそこから取り入れるように光電池が構成された、光を提供するように構成されてもよい。それに加えて、または別の方法として、光電池は、眼球装着可能デバイスを取り囲む周囲光から電力を取り入れてもよい。
[0031] 図1は、例示の眼球装着可能デバイス100のブロック図である。眼球装着可能デバイス100の露出した領域は、眼の瞳孔の上を覆う角膜表面に接触装着されるように形成された透明材料110で作られる。眼球装着可能デバイス100は、眼の瞳孔を通して見える放射光102を提供するように構成することができる。いくつかの実施形態では、光学素子112を、眼球装着可能デバイス100に含め、放射光102が瞳孔を通して見えるように、放射光102を方向付けおよび/または集束するように構成することができる。電源130、回路140、および光源162の装着面を提供するために、基板120が透明材料110に埋め込まれる。いくつかの実施形態では、基板120は、基板120上にやはり装着されるアンテナ164をさらに備える。いくつかの実施形態では、基板120は、基板120上にやはり装着されるセンサ166をさらに備える。電源130は回路140に動作電圧を供給する。回路140は、光源162に電力を提供するとともにそれを制御する。光源162は、変調された放射光102を提供するように回路140によって操作される。いくつかの実施形態では、アンテナ164は、眼球装着可能デバイス100との間で情報を通信するように、回路140によって操作される。いくつかの実施形態では、センサ166は電力を受け取り、眼球装着可能デバイス100との間で通信してもよい読取り値を提供するように回路140によってやはり操作される。
[0032] 接触装着を容易にするために、透明材料110は、(例えば、角膜表面を覆う涙液層による毛細管力によって)瞳孔の上を覆う湿潤した角膜表面に付着(「装着」)するように構成された、凹状面を有することができる。それに加えて、または別の方法として、眼球装着可能デバイス100は、凹面の曲率による角膜表面と透明材料110との間の真空力によって付着させることができる。凹状面が眼に接するように装着した状態で、透明材料110の外側に面する表面は、眼球装着可能デバイス100を眼に装着している間の眼瞼運動に干渉しないように形成された凸面の曲率を有することができる。例えば、透明材料110は、コンタクトレンズと同様に形作られた、湾曲したポリマー製の円板とすることができる。
[0033] 透明材料110は、コンタクトレンズ、または角膜表面との直接接触に関与する他の眼科用途で使用するのに用いられるものなど、1つ以上の生体適合性材料を含むことができる。透明材料110は、任意選択で、ある程度はかかる生体適合性材料から形成することができ、またはかかる生体適合性材料を用いた外側コーティングを含むことができる。透明材料110は、ヒドロゲルなど、角膜表面を湿潤させるように構成された材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、透明材料110は、コンタクトレンズによって提供できるような、所定の視力矯正のための屈折力を提供するように形作ることができる。
[0034] 光学素子112は、任意選択で、眼球装着可能デバイス100に含めることができる。光学素子112は、光学素子112に向かって伝播する放射光102を処理するように構成された、レンズ、フレネルレンズ、ミラー、プリズム、フィルタ、または他の任意の構成要素を含んでもよい。光学素子112は、放射光102が眼の瞳孔を通して見えるように、光源162からの放射光102を方向付け、反射、および/または集束するように構成することができる。いくつかの例では、基板120上に配設され、放射光102を提供するように構成された光源162は、眼の中心の光感覚がある領域への光透過と干渉するのを回避する(例えば、眼の視野を回避する)ために、透明材料110の周囲に配置することができる。この場合、光学素子112(例えば、フレネルレンズ、ミラーなど)は、放射光102が瞳孔を通して見えるように、放射光102を斜角で受け取り、放射光102を方向付けるように構成することができる。それに加えて、または別の方法として、光学素子112は、互いに光学的に結合された複数の光学素子を含むことができる。例えば、光学素子112は、眼の瞳孔に向かって放射光102を集束させるように構成されたレンズへと、放射光102を反射するように構成されたミラーを含んでもよい。
[0035] 光学素子112が眼球装着可能デバイス100に含まれるいくつかの実施形態では、光学素子112は、放射光102の少なくとも一部分が瞳孔を通して見えるように、放射光102を非集束状態にする(例えば、分散させるなど)ように構成することができる。例えば、光学素子112は、背景色(例えば、所与の色)が瞳孔を通して見えるように、所与の色の放射光102を分散させるように構成することができる。いくつかの例では、背景色は、眼球装着可能デバイス100の状態(例えば、低電力、センサ166からの範囲外の読取り値など)、センサ166の読取り値、またはアンテナ164を介して受信した情報など、眼球装着可能デバイス100のユーザに対するメッセージを示すことができる。いくつかの例では、背景色は(例えば、背景色を周囲光と区別するため)、眼瞼が閉位置にあるときの方が見えやすくてもよい。
[0036] 図1では、光学素子112が透明材料110に埋め込まれていることを例示しているが、光学素子112は他の構成で配置することができる。いくつかの例では、光学素子112は、透明材料110および光学素子112が同じ物理的構成要素であるように、透明材料110内に形成することができる。例えば、透明材料110の一部分を、放射光102を方向付けおよび/または集束する機能を行う所与の密度および形状を有する材料で形成することができる。他の例では、光学素子112は、光源162および光学素子112が同じ物理的構成要素であるように、光源162に組み込むことができる。例えば、光源162は、光学素子112の集束および/または方向付け機能を含むように製造することができる。他の例では、瞳孔を通して見えるように放射光102を方向付けおよび/または集束するように光学素子112を構成することができるように、光学素子112を透明材料110の凹状面上に装着することができる。例えば、光学素子112は、透明材料110の凹状面と眼の角膜表面との間で透明材料110の外部に装着することができる。他の例では、光学素子112は、眼球装着可能デバイス100と眼の角膜表面との間に装着されるとともに、放射光102が瞳孔を通して見えるように、放射光102を方向付けおよび/または集束する機能を行うように構成された、独立したデバイスとすることができる。
[0037] 基板120は、電源130、回路140、および光源162を装着するのに適した1つ以上の表面を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の表面はアンテナ164を装着するのにも適している。いくつかの実施形態では、1つ以上の表面はセンサ166を装着するのにも適している。基板120は、チップベースの回路のための装着プラットフォーム(例えば、接続パッドに対するフリップチップマウンティングによる)、および/または電極、相互接続部、接触パッド、アンテナなどを作成するのに導電材料(例えば、金、プラチナ、パラジウム、チタン、銅、アルミニウム、銀、金属、他の導電材料、これらの組み合わせなど)をパターニングするためのプラットフォームの両方として、用いることができる。いくつかの実施形態では、基板120の1つを超える面上にある構成要素間の接続を可能にするために、貫通穴パッドが基板120上にパターニングおよび/または穿孔されてもよい。例えば、回路140および電源130のようないくつかの構成要素が基板120の一面上に配設されてもよく、光源162のような他の構成要素が基板120の別の面上に配設されてもよい。いくつかの実施形態では、基板120は、基板120の複数の側面間のいくつかの層内で、眼球装着可能デバイス100に含まれる構成要素間の接続を可能にする、多層基板(例えば、プリント回路基板)であってもよい。いくつかの実施形態では、実質的に透明な導電材料(例えば、インジウムスズ酸化物)を基板120上でパターニングして、回路140、電極などを形成することができる。例えば、堆積、フォトリソグラフィ、電気めっきなどによって、基板120上に金または別の導電材料のパターンを形成することによって、アンテナ164を形成することができる。同様に、回路140と光源162との間の相互接続部152は、導電材料の適切なパターンを基板120上に堆積することによって形成することができる。いくつかの実施形態では、相互接続部154および156は、回路140をアンテナ164およびセンサ166それぞれと接続するように、同様に形成されてもよい。いくつかの実施形態では、有機材料(例えば、有機金属キレート、蛍光染料、燐光染料、共役デンドリマー、他の発光有機材料など)を基板120上でパターニングして、例えば光源162を形成することができる。例えば、光源162は、上述の有機材料の1つ以上から形成される有機発光ダイオード(OLED)とすることができる。
[0038] 非限定的に、フォトレジスト、マスク、堆積技術、および/またはめっき技術の使用を含む、微細加工技術の組み合わせを用いて、基板120上の材料をパターニングすることができる。いくつかの例では、基板120は、ポリエチレンテレフタレート(「PET」)などの剛性材料、またはポリイミドなどの可撓性材料、または回路140および/もしくはチップベースのエレクトロニクスを透明材料110内で構造的に支持するように構成された他の材料とすることができる。あるいは、眼球装着可能デバイス100は、単一の基板ではなく接続されていない基板群とともに配置することができる。例えば、回路140を1つの基板に装着することができ、光源162を別の基板に装着し、相互接続部152を介してそれら2つを電気的に接続することができる。
[0039] いくつかの実施形態では、基板120(および眼球装着可能デバイス100に含まれる他の構成要素)は、眼球装着可能デバイス100の中心から離して配置し、それにより、眼の中心の光感覚がある領域への光透過と干渉するのを回避する(例えば、眼の視野を回避する)ことができる。例えば、眼球装着可能デバイス100が凹状に湾曲した円板として形作られている場合、基板120は、円板の周囲の周り(例えば、外周付近)に埋め込むことができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、基板120は、眼球装着可能デバイス100の中心領域またはその付近に配置することができる。それに加えて、または別の方法として、基板120(および眼球装着可能デバイス100に含まれる他の構成要素)は、眼への光透過との干渉を緩和するために、入ってくる可視光に対して実質的に透明とすることができる。
[0040] いくつかの実施形態では、基板120は、埋め込まれたエレクトロニクス構成要素のための装着プラットフォームを提供するのに十分な放射方向の幅寸法を備えた、平らなリングとして形作ることができる。基板120は、眼球装着可能デバイス100の形状に影響を及ぼすことなく、基板120を透明材料110に埋め込むことを可能にするのに十分に薄い厚さを有することができる。基板120は、上に装着されたエレクトロニクスを支持するのに適した構造的安定性を提供するのに十分に厚い厚さを有することができる。例えば、基板120は、直径約10mm、径方向の幅約1mm(例えば、外半径が内半径よりも1mm大きい)、厚さ約50μmのリングとして形作ることができる。しかしながら、直径、径方向の幅、および厚さの値は、単に説明目的で提供されるものである。いくつかの実施形態では、基板120の寸法は、眼球装着可能デバイス100のサイズおよび/または形状に従って選択することができる。基板120は、任意選択で、眼球装着可能デバイス100の凸状面の曲率と位置合わせすることができる。
[0041] 電源130は、回路140および光源162に電力供給するエネルギーを取り入れるように構成される。いくつかの実施形態では、電源130は、アンテナ164にも電力供給するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、電源130は、センサ166にも電力供給するように構成されてもよい。例えば、無線周波数エネルギー取入れアンテナ132は、入射無線周波数放射からエネルギーを捕捉することができる。それに加えて、または別の方法として、光電池134(例えば、太陽電池)は、入ってくる紫外線、赤外線、可視、および/または非可視放射からエネルギーを捕捉することができる。いくつかの実施形態では、入射無線周波数放射および/または入ってくる放射は、眼球装着可能デバイス100の周辺の周囲放射であってもよい。それに加えて、または別の方法として、入射無線周波数放射および/または入ってくる放射は、外部デバイス(図1に図示なし)からのものであってもよい。例えば、ヘッドマウントデバイス(例えば、眼鏡)または他の計算デバイスは、電源130がエネルギーを取り入れるために、眼球装着可能デバイス100に向かって入射無線周波数放射および/または入ってくる放射を提供するように構成することができる。さらに、周囲振動からエネルギーを捕捉する、慣性パワースカビンジングシステム(図1に図示なし)を含めることができる。エネルギー取入れアンテナ132は、任意選択で、眼球装着可能デバイス100との間で情報を通信するのにも使用される、2つの目的を兼ねたアンテナとすることができる。即ち、アンテナ164およびエネルギー取入れアンテナ132の機能は、同じ物理的アンテナを用いて遂行することができる。
[0042] いくつかの例では、整流器/レギュレータ136は、捕捉されたエネルギーを調節して、回路140に供給される安定したDC供給電圧138にするのに使用することができる。例えば、エネルギー取入れアンテナ132は入射無線周波数放射を受信することができる。エネルギー取入れアンテナ132のリード線における変動する電気信号は、整流器/レギュレータ136に出力される。整流器/レギュレータ136は、変動する電気信号をDC電圧に整流し、整流されたDC電圧を、回路140を操作するのに適したレベルへと調整する。それに加えて、または別の方法として、光電池134からの出力電圧を、回路140を操作するのに適したレベルへと調整することができる。整流器/レギュレータ136は、エネルギー取入れアンテナ132および/または光電池134における無線周波数変動を緩和する、1つ以上のエネルギー蓄積デバイスを含むことができる。例えば、1つ以上のエネルギー蓄積デバイス(例えば、コンデンサ、インダクタなど)を、整流器/レギュレータ136の出力と接続してDC供給電圧148を調整すること、および/または低域フィルタとして機能するように構成することができる。
[0043] DC供給電圧138が回路140に供給されると、回路140が活性化され、回路140のロジックが光源162を操作して、眼の瞳孔を通して見える放射光102を提供する。いくつかの実施形態では、回路140のロジックはまた、眼球装着可能デバイス100との間で情報を通信するようにアンテナ164を操作する。いくつかの実施形態では、回路140のロジックはまた、センサ166の読取り値を取得するようにセンサ166を操作する。回路140は、変調命令を発生させるとともに、光源162を制御して、変調命令に基づいて変調された放射光102を提供するように構成された、論理回路を含むことができる。それに加えて、または別の方法として、いくつかの実施形態では、回路140は、アンテナ164および/またはセンサ166との相互作用に基づいて、光源162からの放射光102を変調するように構成されてもよい。
[0044] 回路140は、光源162によって放射される光を変調する変調インターフェース142を含むことができる。回路140は、変調インターフェース142を形成する、集積回路に実装された論理素子および/またはコントローラを含むことができる。例えば、変調インターフェース142は、放射光の色、輝度、強度、または持続時間のような、光源162による放射光102のアスペクトを修正して、変調後の光を提供することができる。いくつかの例では、変調インターフェース142は、光源162内の別々にプログラムされたピクセルに対してプログラミング情報を提供する、1つ以上のデータ線を含むことができる。例えば、光源162は、プログラムされたピクセルを介して、眼の瞳孔を通して見える仮想の画像またはパターンを含む放射光102を提供するように構成することができる。
[0045] いくつかの例では、回路140は、アンテナ164を操作して、アンテナ164を介して情報を送信および/または受信するように構成された、アンテナインターフェース144を含んでもよい。アンテナインターフェース144は、任意選択で、アンテナ164によって送信および/または受信される搬送周波数に関する情報を変調および/または復調する、1つ以上の発振器、ミキサ、周波数インジェクタ(frequency injectors)などを含むことができる。いくつかの例では、眼球装着可能デバイス100は、外部デバイス(図1には図示なし)が知覚可能な方法でアンテナ164のインピーダンスを変調することによって、センサ166からの出力を示すように構成される。例えば、アンテナインターフェース144は、アンテナ164からの無線周波数放射(RF放射)の振幅、位相、および/または周波数の変動を引き起こすことができ、かかる変動は外部デバイスによって検出することができる。いくつかの例では、RF放射は、センサ166の読取り値、または眼球装着可能デバイス100の状態(例えば、電源の誤動作、範囲外のセンサの読取り値など)を示すものであってもよい。RF放射はまた、外部デバイスからアンテナ164への放射を含んでもよい。いくつかの例では、眼球装着可能デバイス100は、光源162に対するメッセージまたは変調命令を示す、外部デバイスからのRF放射を受信するように構成される。例えば、回路140は、メッセージ(例えば、回路140によって変調された色の意味を定義する、眼球装着可能デバイスのユーザに情報を通信する、外部デバイスの状態を示すなど)に基づいて、光源162によって放射される光を変調してもよい。他の例では、回路140は、メッセージに基づいて、基板120に含まれる構成要素を制御してもよい。アンテナインターフェース144は、相互接続部154を介してアンテナ164に接続することができる。いくつかの例では、アンテナ164は、基板120上に導電材料(例えば、金など)をパターニングすることによって形成することができる。
[0046] 図1には例示されないが、アンテナ164に加えて、またはその代わりに、回路140は、光検出器に対する入射光を介して外部デバイスから情報および/または命令を受け取るように構成された光検出器を含むことができる。この場合、光検出器は、例えば、アクティブピクセルセンサ(APS)、電荷結合素子(CCD)、極低温検出器、フォトダイオード、フォトレジスタ、フォトトランジスタ、カメラ、または情報および/もしくは命令を示す入射光を受け取るように構成された他の光センサとすることができる。例えば、外部デバイスは、計算デバイス(例えば、ヘッドマウントデバイス、携帯電話、ポータブルコンピュータなど)とすることができ、入射光は、情報および/または命令を示す非可視光(紫外線、赤外線など)とすることができる。入射光は、上述したようなアンテナ164によって受信されるRF放射と同様に、回路140を通して眼球装着可能デバイス100を操作するのに使用することができる。例えば、回路140は、光検出器に対する入射光に基づいて、光源162によって放射された光を変調してもよい。他の例では、回路140は、入射光に基づいて、眼球装着可能デバイス100に含まれる構成要素を制御してもよい。
[0047] いくつかの例では、光検出器(図1には図示なし)は、眼からの反射光を受け取るように構成することができる。例えば、光源162は、非可視の放射光102(例えば、赤外線、紫外線など)を発生させるように構成することができる。この例では、光検出器は、非可視の放射光102によって眼から反射光を受け取り、反射光を示すデータを回路140に通信することができる。したがって、この例では、回路140は、眼に含まれる構造(例えば、網膜構造)を判定し、その判定に従って放射光102を変調するか、またはその判定に基づいてアンテナ164を介して情報を通信することができる。例えば、放射光102は、反射光からの判定に基づいて、可視の色または強度に変調することができる。別の例では、アンテナ164を介して通信された情報が、判定された構造を示すことができる。
[0048] 回路140は、任意選択で、センサ166を操作するセンサインターフェース146を含むことができる。センサ166は、例えば、凹状面が角膜表面上に装着されているとき、角膜表面上、または透明材料110の凸状面上の涙液層中にある検体を測定するように構成された、バイオセンサとすることができる。例えば、センサ166は、涙液層中のグルコースレベルに関連する読取り値を提供するように構成された、グルコースセンサとすることができる。いくつかの例では、センサ166は、眼球装着可能デバイス110のユーザの血圧、体温、心拍数、または精神状態のような、他の生体情報を測定してもよい。例えば、センサ166は、瞬きの頻度を測定してユーザの精神状態を判断するように構成することができる。いくつかの例では、センサ166は、ユーザの周辺環境の様相を測定してもよい。例えば、センサ166は、周辺環境の周囲光強度または湿度を測定してもよい。例えば、回路140は、センサ166の読取り値によって示される周囲光の強度に従って、光源102による放射光102の強度を変調するように構成されてもよい。この例では、明るい周囲光条件に対抗して、瞳孔を通して見えるように放射光102を変調することができ、ならびに/あるいは、暗い周囲光条件において明るすぎないように、放射光102を変調することができる。他の例では、変調された放射光102はセンサの読取り値を示してもよい(例えば、赤色は高いグルコースレベルを示してもよいなど)。
[0049] 回路140は、相互接続部152を介して光源162に接続される。例えば、回路140が光源162を制御するのに集積回路に実装された論理素子を含む場合、パターニングされた導電材料(例えば、金、プラチナ、パラジウム、チタン、銅、アルミニウム、銀、金属、これらの組み合わせなど)がチップ上の端子を光源162に接続することができる。いくつかの実施形態では、回路140は、同様に、相互接続部154を介してアンテナ164に接続することができる。いくつかの実施形態では、回路140は、同様に、相互接続部156を介してセンサ166に接続することができる。
[0050] 光源162は、1つ以上の発光ダイオード(LED)、垂直共振器表面発光レーザー(VCSEL)、有機発光ダイオード(OLED)、ポリマー発光ダイオード(PLED)、発光ポリマー(LEP)、液晶ディスプレイ(LCD)、微小電気機械システム(MEMS)、あるいは、相互接続部152を介した変調インターフェース142からの情報に従って、光を選択的に送信、反射、および/または放射して、変調された放射光102を提供するように構成された、他の任意のデバイスを含むことができる。いくつかの例では、放射光102は可視光を含むことができる。他の例では、放射光102は非可視光(例えば、赤外線、紫外線など)を含むことができる。
[0051] いくつかの例では、光源162は、独立した物理的構成要素(例えば、窒化ガリウムLED)として構成し、瞳孔を通して見える放射光102を提供するように配置することができる。他の例では、光源162および基板120は同じ物理的構成要素とすることができる。例えば、有機材料(例えば、有機金属キレート、蛍光染料、燐光染料、共役デンドリマー、他の発光有機材料など)を基板120上でパターニングして、光源162(例えば、OLED、PLED、LEPなど)を形成することができる。他の例では、光源162は、周囲光を処理して放射光102を提供するように構成することができる。例えば、光源162は、眼の瞳孔に向かう周囲光の経路に沿って配置されるとともに、相互接続部152を介した変調インターフェース142からの変調命令に基づいて、放射光102を提供するように構成された、実質的に透明な液晶材料を含むことができる。したがって、この場合、液晶材料の化学的性質、および回路140に含まれる変調インターフェース142からの変調命令により、変調された放射光102が提供される。
[0052] いくつかの例では、光源162は、変調インターフェース142を介して、複数の色、強度、および形状を含む放射光102を提供するように構成された、LEDのアレイを含んでもよい。例えば、放射光102は、瞳孔を通して見え、回路140に含まれる変調インターフェース142からの変調命令に基づいて光源162によって形成される、仮想画像とすることができる。
[0053] いくつかの例では、光源162はまた、透明材料110の凹状面を角膜表面上に装着したときに放射光102が眼の瞳孔を通して見えるように、透明材料110の凹状面を通して、かつ角膜表面に向かって放射光102を方向付けおよび/または集束する、光学素子112を含んでもよい。例えば、光源162および光学素子112は同じ物理的構成要素とすることができる。
[0054] 図1に示されるブロック図は、説明の便宜上、機能性モジュールに関連して説明されていることに留意されたい。例えば、電源ブロック130および回路ブロック140として示される図1の機能性ブロックは、互いに電気的に接続された、別個にパッケージされたチップによって実装することができるが、必ずしも物理的に別個のモジュールとして実装されなくてもよい。眼球装着可能デバイス100の実施形態は、単一のチップ、集積回路、および/または物理的構成要素の形で実装された機能性モジュール(「サブシステム」)の1つ以上を用いて配置することができる。例えば、整流器/レギュレータ136は電源ブロック130内に示されているが、整流器/レギュレータ136は、回路140の論理素子も含むチップ、および/または眼球装着可能デバイス100に埋め込まれたエレクトロニクスの他の機構に実装することができる。したがって、電源130から回路140に提供されるDC供給電圧138は、チップ上に位置する整流器および/またはレギュレータ136の構成要素によって、同じチップ上の構成要素に提供される供給電圧とすることができる。
[0055] それに加えて、または別の方法として、エネルギー取入れアンテナ132およびアンテナ164は、同じ物理的アンテナを用いて実装することができる。例えば、ループアンテナは、発電用の入射放射の取入れ、および無線周波数放射を介した情報の通信の両方を行うことができる。
[0056] いくつかの実施形態では、眼球装着可能デバイス100は、電源140によってエネルギーを非連続的に(「断続的に」)供給するように動作することができる。例えば、入射RF放射をエネルギー取入れアンテナ132に供給して、センサ166による読取り値を取得し、かつアンテナ164を介して読取り値を無線で通信するのに十分な長時間、眼球装着可能デバイス100に電力供給することができる。かかる例では、RF放射は、読取り値を要求する、外部デバイスから眼球装着可能デバイス100に対する呼掛け信号と考えることができる。眼球装着可能デバイス100に周期的に呼び掛けることによって(例えば、デバイスを一時的にオンにするようにRF放射を供給することによって)、外部デバイスは、眼球装着可能デバイス100に連続的に電力供給することなく、一連の読取り値を蓄積することができる。
[0057] 図2Aは、例示の眼球装着可能デバイス200(または眼科用デバイス)の下面図である。図2Bは、図2Aに示される例示の眼球装着可能デバイス200の側面図である。図2Aおよび2Bにおける相対的寸法は必ずしも原寸に比例しておらず、例示の眼球装着可能デバイス200の配置について記載する際の説明のみの目的で描写されていることに留意されたい。眼球装着可能デバイス200は、湾曲した円板として形作られた透明材料210から作ることができる。透明材料210によって、眼球装着可能デバイス200が眼に装着されている状態で、入射光(例えば、眼の視野)を眼へと透過させることができる。いくつかの例では、透明材料210は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリヒドロキシエチルメタクリレート(ポリHEMA)、シリコーンヒドロゲル、これらの組み合わせなど、検眼において視力矯正および/または美容用のコンタクトレンズを形成するのに用いられるものに類似した、生体適合性ポリマー材料とすることができる。透明材料210は、一面が、眼の角膜表面の上に適合するのに適した凹状面214(図2Aに示される下面図の表面)を有するように形成することができる。円板の対向面は、眼球装着可能デバイス200が眼に装着されている間の眼瞼運動と干渉しない、凸状面212を有することができる。円形の外側円部216は、凹状面214および凸状面212を接続することができる。
[0058] 眼球装着可能デバイス200は、直径約1cm、厚さ約0.1〜0.5mmなど、視覚矯正および/または美容用コンタクトレンズに類似した寸法を有することができる。しかしながら、直径および厚さの値は説明のみの目的で提供されている。いくつかの実施形態では、眼球装着可能デバイス200の寸法は、着用者の眼の角膜表面のサイズおよび/または形状に従って選択することができる。
[0059] 透明材料210は、様々な方法で湾曲した形状を有して形成することができる。例えば、熱成形、射出成形、回転成形など、視力矯正用のコンタクトレンズを形成するのに用いられるものに類似した技術を用いて、透明材料210を形成することができる。眼球装着可能デバイス200を眼に装着すると、凸状面212が周囲環境に対して外側に面し、凹状面214が角膜表面に向かって内側に面する。したがって、凸状面212は、眼球装着可能デバイス200の外側の上面と考えることができ、一方で凹状面214は内側の下面と考えることができる。図2Aに示される「下面」図は凹状面214に面している。
[0060] 基板220は透明材料210に埋め込まれている。いくつかの例では、基板220は、眼球装着可能デバイス200の中心領域から離れて、透明材料210の外周に沿うように埋め込むことができる。したがって、この例では、基板220は、眼に近すぎて焦点が合わず、周囲光が眼の光を感知する部分へと透過する中心領域から離れて配置されるので、視覚と干渉しない。いくつかの例では、基板220は、視知覚に対する影響をさらに緩和する、第2の透明材料で形成することができる。
[0061] 基板220は、平坦な円形リング(例えば、中心にある穴を備えた円板)として形作ることができる。基板220の(例えば、径方向の幅に沿った)平坦面は、(例えば、フリップチップマウンティングによって)チップなどのエレクトロニクスを装着するための、また、(フォトリソグラフィ、堆積、めっきなどの微細加工技術によって)導電材料をパターニングして、電極、アンテナ、および/または相互接続部を形成するためのプラットフォームである。いくつかの例では、基板220の平坦面は、(例えば、上述した微細加工技術によって)有機材料をパターニングして光源を形成するためのプラットフォームでもある。いくつかの例では、基板220および透明材料210は、共通の中心軸を中心にして実質的に円筒対称とすることができる。基板220は、例えば、直径約10mm、径方向の幅約1mm(例えば、外半径が内半径よりも1mm大きい)、厚さ約50μmを有することができる。しかしながら、これらの寸法は例示のみの目的で提供され、本開示を一切限定しない。基板220は、上述の図1と関連した基板120の考察と同様に、様々な異なる形状因子で実装することができる。
[0062] 回路240、光源262、およびループアンテナ264は、図2Aに示されるような透明材料210の凹状面214(「下面」)に面する基板230の面上に配設される。しかしながら、いくつかの実施形態では、回路240、光源262、およびループアンテナ264は、基板220のいずれの面上に配設されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、回路240は、透明材料210の凸状面212に面する基板220の対向面(「上面」)に配設されてもよい。一例では、光源262は、凸状面212(「上面」)に面する基板220の面に配設されてもよい。その場合、基板220は、光源262による放射光202がそこを通して凹状面214に達し、放射光202が眼の瞳孔を通して見えるように角膜表面に向かって伝播することができる、穴を含んでもよい。いくつかの例では、基板220上に配設される1つ以上の構成要素は、透明材料210の円形の外側縁部216に面している基板220の面上に配設されてもよい。
[0063] 図2A〜2Bに例示されないいくつかの実施形態では、基板220は、基板220上に配設された構成要素に接続される相互接続部および他の導電材料の複数の層を含んでもよい。基板220の他の構成が本明細書において企図され、当業者には明白であり得る。例えば、複数層の1つは、構成要素を対地電圧に接続するための「接地面」として利用されてもよい。アンテナ264が基板220の「上面」(例えば、凸状面212に面する面)上に配設される一例では、相互接続部254は、透明材料210の凹状面214(「下面」)に面する基板220の面を、透明材料210の凸状面212(「上面」)に面する基板220の対向面に接続して、回路240をループアンテナ264に接続する、貫通穴に配置されてもよい。
[0064] 回路240は、ループアンテナ264および光源262を操作するように構成された論理素子を含むチップを含んでもよい。回路240は、相互接続部252および254によって、光源262およびループアンテナ264にそれぞれ電気的に結合される。相互接続部252、254、およびループアンテナ264は、堆積、フォトリソグラフィなど、かかる材料をパターニングするプロセスによって、基板220上にパターニングされる導電材料から形成することができる。基板220上にパターニングされる導電材料は、例えば、金、プラチナ、パラジウム、チタン、カーボン、アルミニウム、銅、銀、塩化銀、貴金属から作られた導体、金属、これらの組み合わせなどとすることができる。いくつかの例では、光源262(例えば、OLED)は、堆積など、かかる材料をパターニングするプロセスによって、基板220上にパターニングされる有機材料から形成することができる。基板220上にパターニングされる有機材料は、例えば、有機金属キレート、蛍光染料、燐光染料などとすることができる。回路240は、光源262からの放射光202を変調して、眼球装着可能デバイス200を角膜表面上に装着したときに、眼の瞳孔を通して見える変調後の光を提供するように構成することができる。
[0065] ループアンテナ264は、基板の平坦面に沿ってパターニングされて、平坦な導電性リングを形成する、導電材料の層とすることができる。いくつかの例では、ループアンテナ264は、完全なループを作らずに形成することができる。例えば、ループアンテナ264は、図2Aに例示されるように、回路240および光源262のための余地をもたせるカットアウトを有することができる。しかしながら、ループアンテナ264はまた、基板220の平坦面の周りを一回以上完全に包む、導電材料の連続的なストリップとして配置することができる。例えば、複数の巻回を有する導電材料のストリップを、回路240および光源262の反対側の基板220の面上にパターニングすることができる。したがって、この例では、かかる巻かれたアンテナ(例えば、アンテナリード線)の端部間の相互接続部254を、次に、基板220を通して回路240まで至らせることができる。いくつかの例では、ループアンテナ264は、眼球装着可能デバイス200に対する入射無線周波数放射からエネルギーを取り入れるように構成することができる。いくつかの例では、ループアンテナ264は、眼球装着可能デバイス200を取り囲む周囲光からエネルギーを取り入れるように構成された光電池(例えば、太陽電池)に置き換えるか、またはそれで補うことができる。
[0066] 光源262は、1つ以上の発光ダイオード(LED)、垂直共振器表面発光レーザー(VCSEL)、有機発光ダイオード(OLED)、液晶ディスプレイ(LCD)、微小電気機械システム(MEMS)、あるいは、相互接続部252を介して回路240から受け取った変調命令に従って、光を選択的に送信、反射、および/または放射して、変調された放射光202を提供するように構成された、他の任意のデバイスを含んでもよい。光源262の動作は、図1で考察した光源162に類似している。光源262は、眼の瞳孔を通して放射光202が見えるように、凹状面214を通して、角膜表面に向かって放射光202を提供するように構成される。複数の光源が光源262に含まれるいくつかの例では、複数の光源は、基板220と適合性がある任意の配置で配置することができる。いくつかの例では、4つの光源(例えば、LED)を、基板220の周囲に沿った異なる場所に配置し、相互接続部252を介して回路240に接続することができる。例えば、4つの光源は、基板220の周囲に沿って、12時、3時、6時、および9時の位置に配置することができる。いくつかの例では、放射光202は可視光を含むことができる。他の例では、放射光202は非可視光(例えば、赤外線、紫外線など)を含むことができる。
[0067] 光源262は、長方形、三角形、円形、および/または基板220の平坦面と適合性をもつ任意の形状で構成されてもよい。例えば、光源262は、ループアンテナ264に類似したループ形状を有してもよい。光源262は、回路240からの変調命令に基づいて放射光202を提供するように構成されてもよい。例えば、放射光202は、眼球装着可能デバイス200の状態、または眼球装着可能デバイス200に含まれる構成要素の状態を示してもよい。例えば、放射光202は、眼球装着可能デバイス200に提供されている電力が不足していることを示す、点滅する光であってもよい。
[0068] 図2Cは、眼10の角膜表面20に装着された状態の、図2Aおよび2Bに示される例示の眼球装着可能デバイス200の横断面図である。図2Dは、図2Cに示されるように取り付けられたときの例示の眼球装着可能デバイス200における、透明材料210に埋め込まれた基板220、光源262、および放射光202を示すように拡張した至近距離の横断面図である。図2Cおよび2Dにおける相対的寸法は必ずしも原寸に比例しておらず、例示の眼球装着可能デバイス200の配置について記載する際の説明のみの目的で描写されていることに留意されたい。いくつかの態様は、例示を可能にし、説明を容易にするために誇張されている。さらに、透明材料210に埋め込まれる基板220の配向は、必ずしも図2Dに示される通りではないことに留意されたい。いくつかの実施形態では、基板220は、基板220の外側に面する平坦な装着面222が透明材料210の凸状面212に面し、基板220の内側に面する平坦な装着面224が透明材料210の凹状面214に面するように、任意の角度で配向されてもよい。
[0069] 眼10は、眼10の上で、上眼瞼30および下眼瞼32が合わさることによって覆われる、角膜表面20を含む。周囲光は、角膜表面20を通して、また瞳孔40を通して眼10によって受け取られ、その際、周囲光は任意選択で、眼10の光を感知する要素(例えば、桿状体および錐状体など)に方向付けられて、視知覚を刺激する。図2Cに示されるように、凹状面214は、角膜表面20に取外し可能に装着されるように構成される。それに加えて、凸状面212は、眼瞼30および32の運動と適合性をもつ。
[0070] 図2Dに示されるように、光源262からの放射光202は、凹状面214を通して、また凹状面214が角膜表面20上に装着されているとき、瞳孔40を通して、角膜表面20に向かって方向付けられる。例えば、光源262は、放射光202が凹状面214を通って移動するのを可能にするために、基板220の内側に面する平坦な装着面224上に配設することができる。その例では、相互接続部252は回路240を光源262に接続する。
[0071] 図2Cおよび2Dの断面図に示されるように、平坦な装着面222および224が、凹状面214の隣接部分に対してほぼ平行であるように、基板220を傾けることができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、基板220は、内側に面する装着面224が凹状面214に面するように、任意の角度で配向することができる。上述したように、基板220は、内側に面する面224(透明材料210の凹状面214の方に近い側)と、外側に面する面222(凸状面212の方に近い側)とを有する、平坦なリングとすることができる。基板220は、電子構成要素と、装着面222、224のどちらかもしくは両方に装着されるか、または基板220を通して構成要素を一方の面から別の面に接続する、パターニングされた有機材料ならびに/あるいはパターニングされた導電材料を有することができる。
[0072] 図2A〜2Dには例示されないが、眼球装着可能デバイス200はさらに、放射光202の経路に沿って、図1の考察における光学素子112に類似した光学素子(例えば、レンズ、フレネルレンズ、ミラー、プリズム、フィルタなど)を含むことができる。例えば、光学素子は、放射光202が瞳孔40を通して見えるように、放射光202を集束するように構成することができる。
[0073] 図2A〜2Dには例示されないが、眼球装着可能デバイス200はさらに、回路240に電気的に結合されるとともに読取り値を提供するように構成された、センサ(図1のセンサ166に類似)を含むことができる。例えば、グルコースセンサは、眼10の涙液層中のグルコースレベルと関係する読取り値を提供するために、含めることができる。したがって、この例では、回路240は、光源262からの放射光202を変調して、グルコースセンサの読取り値(例えば、高いレベルは赤、通常レベルは緑など)を示すように構成することができる。
[0074] 図3は、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、眼球装着可能デバイスを操作する例示の方法のブロック図である。図3に示される方法300は、例えば、デバイス100および200とともに使用することができる、方法の一実施形態を提示している。方法300は、ブロック302〜306の1つ以上によって例示されるような、1つ以上の動作、機能、または作用を含んでもよい。ブロックは、連続した順序で示されているが、これらのブロックは、いくつかの例では、並列して、かつ/または本明細書に記載されているのとは異なる順序で行われてもよい。また、様々なブロックを、組み合わせてより少数のブロックにしてもよく、追加のブロックへと分割してもよく、かつ/または所望の実践に基づいて除去してもよい。
[0075] それに加えて、方法300ならびに本明細書に開示する他のプロセスおよび方法に関して、フローチャートは、これらの実施形態の1つの可能な実践における機能性および動作について示している。この点で、各ブロックは、製造もしくは操作プロセスのモジュール、セグメント、または部分を表してもよい。
[0076] ブロック302で、方法300は、角膜表面上に取外し可能に装着するように構成された凹状面を有する透明材料を含む眼球装着可能デバイスを、瞳孔の上を覆う角膜表面上に装着することを含む。
[0077] ブロック304で、方法300は、眼球装着可能デバイスに含まれる光源によって放射された光を変調することを含む。
[0078] いくつかの例では、変調命令は、眼球装着可能デバイスに含まれる回路によって発生させることができる。一例では、回路は、眼球装着可能デバイスの状態(例えば、利用可能な電力が低い、構成要素の誤動作など)に基づいて変調命令を発生させることができる。別の例では、回路は、眼球装着可能デバイスに含まれるセンサの読取り値(例えば、グルコースセンサの高いグルコース読取り値)に基づいて変調命令を発生させることができる。別の例では、回路は、外部デバイス(例えば、計算デバイス)から受け取ったデータおよび/または命令に基づいて変調命令を発生させることができる。例えば、データは時刻を示すことができ、回路は、時刻に適した色(例えば、朝は緑、昼間は青、夜は赤など)に光を変調する変調命令を発生させることができる。
[0079] それに加えて、または別の方法として、いくつかの例では、眼球装着可能デバイスは、外部デバイス(例えば、ヘッドマウントデバイス、携帯電話、計算デバイスなど)から変調命令を受け取ることができる。一例では、外部デバイスは、特定の色または輝度(例えば、ユーザ選択の設定など)に光を変調することを示す変調命令を送ることができる。別の例では、変調命令は、外部デバイスからのメッセージ(例えば、電子メールを受け取ったことを眼球装着可能デバイスの着用者に知らせる、電子メールの内容を通信するなど)に関係することができる。この例では、メッセージを受け取った側は、通信コード(例えば、モールス符号)に対応する変調された光を介して、または(例えば、仮想画像を介して)メッセージを表示することによって中継することができる。いくつかの例では、外部デバイスは無線周波数放射(RF放射)を介して変調命令を送ることができ、眼球装着可能デバイスは、RF放射を受信するように構成されたアンテナを含むことができる。
[0080] ブロック306で、方法300は、瞳孔を通して見える変調後の光を凹状面を通して放射することを含む。
[0081] ブロック306には例示されないが、眼球装着可能デバイスは、変調後の光が瞳孔を通して見えるように、変調後の光を集束および/または非集束状態にするように構成された、変調後の光の経路に沿った光学素子を含むことができる。例えば、光学素子は、図1の考察に含まれる光学素子112に類似していることができる。
[0082] 方法300に関するいくつかの例では、眼球装着可能デバイスは、ユーザの眼の角膜表面上に装着されてもよい(ステップ302)。一例では、眼球装着可能デバイスは、眼球装着可能デバイスに供給されている電力が低いことを検出してもよい。したがって、方法300は、電力が低いことを示すように、眼球装着可能デバイスに含まれる光源によって放射された光を変調すること(例えば、赤い光の閃光)(ステップ302)、および、変調後の光が眼の瞳孔を通して見えるように、変調後の光を凹状面を通して角膜表面に向かって放射すること(図2Dに示される実施形態における放射光202に類似)(ステップ306)を含むことができる。
[0083] 図4は、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、アンテナを介して眼球装着可能デバイスを操作する例示の方法400のブロック図である。図4に示される方法400は、例えば、デバイス100および200とともに使用することができる、方法の一実施形態を提示している。方法400は、ブロック402〜408の1つ以上によって例示されるような、1つ以上の動作、機能、または作用を含んでもよい。ブロックは、連続した順序で示されているが、これらのブロックは、いくつかの例では、並列して、かつ/または本明細書に記載されるのとは異なる順序で行われてもよい。また、様々なブロックを、組み合わせてより少数のブロックにしてもよく、追加のブロックへと分割してもよく、かつ/または所望の実践に基づいて除去してもよい。
[0084] それに加えて、方法400ならびに本明細書に開示する他のプロセスおよび方法に関して、フローチャートは、これらの実施形態の1つの可能な実践における機能性および動作について示している。この点で、各ブロックは、製造もしくは操作プロセスのモジュール、セグメント、または部分を表してもよい。
[0085] ブロック402で、瞳孔の上を覆う角膜表面上に装着された眼球装着可能デバイスのアンテナで無線周波数放射を受信する。眼球装着可能デバイスは、角膜表面上に取外し可能に装着されるように構成された凹状面を有する透明材料を含む。眼球装着可能デバイスは光源をさらに含む。
[0086] ブロック404で、眼球装着可能デバイスは、無線周波数放射に基づいてメッセージを決定する(例えば、メッセージは、光源によって放射された光の変調に関連する場合がある)。
[0087] ブロック406で、眼球装着可能デバイスは、メッセージに基づいて光源によって放射された光を変調する(例えば、メッセージを示す光パルスを放射する)。
[0088] ブロック408で、眼球装着可能デバイスは、瞳孔を通して見えるように変調後の光を凹状面を通して放射する。
[0089] 一例では、無線周波数放射は、眼球装着可能デバイスに対する変調命令(「メッセージ」)に関連することがある(ステップ402)。例えば、無線周波数放射は、眼球装着可能デバイスのユーザに対してアラートの各タイプに従って光の変調を規定する(例えば、低電力に対する色を規定する、時刻のアラートに対する色を規定するなど)、メッセージを示してもよい(ステップ404)。その後、この例では、眼球装着可能デバイスは次に、アラートのタイプ(「メッセージ」)に基づいて、また変調命令に従って、光源によって放射された光を変調してもよい(ステップ406)。光源は、次に、変調後の光が瞳孔を通して見えるように、凹状面を通して角膜表面に向かって変調後の光を放射して、アラートに対して規定した光に従って、ユーザにアラートを警告してもよい。
[0090] 図5は、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、センサ読取り値を通信する、眼球装着可能デバイスを操作する例示の方法500のブロック図である。図5に示される方法500は、例えば、デバイス100および200とともに使用することができる方法の一実施形態を提示している。方法500は、ブロック502〜508の1つ以上によって例示されるような、1つ以上の動作、機能、または作用を含んでもよい。ブロックは、連続した順序で示されているが、これらのブロックは、いくつかの例では、並列して、かつ/または本明細書に記載されるのとは異なる順序で行われてもよい。また、様々なブロックを、組み合わせてより少数のブロックにしてもよく、追加のブロックへと分割してもよく、かつ/または所望の実践に基づいて除去してもよい。
[0091] それに加えて、方法500ならびに本明細書に開示する他のプロセスおよび方法に関して、フローチャートは、これらの実施形態の1つの可能な実践における機能性および動作について示している。この点で、各ブロックは、製造もしくは操作プロセスのモジュール、セグメント、または部分を表してもよい。
[0092] ブロック502で、眼球装着可能デバイスのセンサによって読取り値を取得する。眼球装着可能デバイスは、瞳孔の上を覆う角膜表面上に装着される。眼球装着可能デバイスは、角膜表面上に取外し可能に装着されるように構成された凹状面を有する透明材料を含む。眼球装着可能デバイスは光源をさらに含む。
[0093] ブロック504で、眼球装着可能デバイスは、読取り値に基づいてメッセージを決定する(例えば、メッセージは、センサによって取得されるグルコース読取り値に関連する場合がある)。
[0094] ブロック506で、眼球装着可能デバイスは、メッセージに基づいて光源によって放射された光を変調する(例えば、異常に高いかまたは異常に低いグルコース読取り値をユーザに警告するために、点滅する赤色の光を放射する)。
[0095] ブロック508で、眼球装着可能デバイスは、変調後の光が瞳孔を通して見えるように、変調後の光を凹状面を通して放射する。
[0096] 例えば、眼球装着可能デバイスは、凹状面が角膜表面上に装着されているときに涙液層中の検体(例えば、グルコース)の測定を提供するように構成された、センサを含んでもよい。したがって、方法500は、センサの読取り値を取得すること(ステップ502)、読取り値(例えば、グルコースレベルなど)に基づいてメッセージを決定すること(ステップ504)、光源によって放射された光を変調すること(例えば、高い読取り値に対して赤色、正常な読取り値に対して緑色、低い読取り値に対して青色)(ステップ506)、ならびに、変調後の光が瞳孔を通して見えるように、変調後の光(図2Dに例示される実施形態の放射光202と同様)を凹状面を通して角膜表面に向かって放射すること(ステップ508)を含むことができる。いくつかの例では、変調後の光は、眼球装着可能デバイスからのメッセージを示すことができる。いくつかの例では、メッセージは、眼球装着可能デバイスの状態(例えば、残りの電力が低いこと)が関係してもよい。
[0097] 図6Aは、内側に面する光源を含むとともに外部デバイス610によって操作される眼球装着可能デバイス630を含む、例示のシステム600のブロック図である。眼球装着可能デバイス630は、眼10の瞳孔の上を覆う角膜表面の上に接触装着されるように構成することができる。眼球装着可能デバイス630は、外部デバイス610から無線周波数放射(RF放射)620を受け取り、放射光602が瞳孔を通して見えるように、放射光602を変調するように構成することができる。
[0098] 外部デバイス610は、スマートフォン、情報端末、ヘッドマウント型の計算デバイス(例えば、計算する能力を備えた眼鏡)、またはRF放射620を提供するのに十分な無線接続性を備えた他の計算デバイスとすることができる。外部デバイス610はまた、RF放射602が計算デバイスでは一般に用いられない搬送周波数で動作する例などのように、計算デバイスに差し込むことができるアンテナモジュールとして実現することができる。外部デバイス610はまた、携帯電話の中継塔または衛星などの放送アンテナとして実現することができる。いくつかの例では、外部デバイス610は、着用者の眼の比較的近くで着用されて、RF放射620を介して低電力予算での通信を可能にするように構成された、専用デバイスである。例えば、外部デバイス610は、ネックレス、イヤリングなどの装身具に統合するか、または帽子、ヘッドバンド、眼鏡など、頭部の近くで着用される衣料品に統合することができる。
[0099] いくつかの例では、外部デバイス610は、RF放射620を介して眼球装着可能デバイス630との間で情報を送受信するように構成することができる。いくつかの例では、外部リーダ610は、RF放射620を取り入れて眼球装着可能デバイス630に電力を提供するように構成された、眼球装着可能デバイス630に含まれるエネルギー取入れアンテナにRF放射620を提供してもよい。
[00100] 外部デバイス610は、プロセッサ612およびメモリ614を含む。プロセッサ612は、メモリ614に格納されたソフトウェアを実行して、本明細書に記載するように、システム600によって眼球装着可能デバイス630を動作させる、計算システムとすることができる。外部デバイス610はまた、眼球装着可能デバイス630によって受信される無線周波数放射620(RF放射)を送信するためのアンテナ(図示なし)を含むことができる。例えば、RF放射620は、眼球装着可能デバイス630に含まれる光源に対する変調命令に対応してもよい。外部デバイス610は、眼10の瞳孔を通して見える放射光602のアスペクト(例えば、色、輝度、強度、持続時間など)を修正する変調命令を提供するように構成することができる。
[00101] 例えば、外部デバイス610は、手持ち式の計算デバイス(例えば、携帯電話、携帯情報端末など)であってもよい。かかる一例では、システム600のユーザは、ユーザの希望に応じて放射光602の外観(色、強度、周波数など)を選択してもよい。したがって、ユーザは、外部デバイス610を使用して放射光602の変調を構成することができる。例えば、ユーザは、放射光602の輝度を変更したいと思うことがある。したがって、外部リーダ610は、ユーザが選択した変調に関係して、眼球装着可能デバイス630に変調命令を送ることができる。その結果、眼球装着可能デバイス630は、ユーザの選択を反映するように放射光602を変調することができる。他の例では、変調命令はメモリ614内の命令に基づいて決定されてもよい。例えば、変調命令は、外部リーダ610によって決定される、ユーザのカレンダ内にあるアポイントメントを示してもよい。例えば、眼球装着可能デバイス630は、近付いているアポイントメントをユーザに対して示すように放射光602(例えば、赤い光の閃光)を変調してもよい。
[00102] いくつかの例では、RF放射620は、外部デバイス610からユーザへのメッセージを示すことができる。例えば、外部デバイス610(例えば、スマートフォンなど)は、ユーザに対するテキストメッセージ(「メッセージ」)を受け取ることができる。RF放射は、放射光602を介してテキストメッセージの内容をユーザに通信する変調命令を示すことができる。例えば、眼球装着可能デバイス630は、ユーザには理解可能な符号(例えば、モールス符号)でテキストメッセージを示す変調された放射光602を提供するように構成することができる。
[00103] いくつかの例では、RF放射620は、外部デバイス610の状態を示すことができる。例えば、RF放射620は、外部デバイス610の電力が低いことを示すことができる。眼球装着可能デバイス630は、次に、放射光602を変調して、外部デバイス610の電力が低いことをユーザに示してもよい。例えば、放射光602は、外部デバイス610の電力が低いことをユーザに示す、点滅する黄色い光とすることができる。
[00104] いくつかの例では、RF放射620は、眼球装着可能デバイス630から外部デバイス610に送信される情報を含むことができる。例えば、眼球装着可能デバイス630は、眼10の涙液層中の検体(例えば、グルコース)を測定するように構成されたセンサを含むことができる。眼球装着可能デバイス630は、眼球装着可能デバイス630に含まれるアンテナを使用して、RF放射620を介して読取り値を外部デバイス610に送信することができる。
[00105] 図6Bは、図6Aに関連して記載した眼球装着可能デバイス630のブロック図である。眼球装着可能デバイス630は、内側に面する光源632、アンテナ634、および回路636を含む。内側に面する光源632は、図6Aに記載されるような放射光602を提供する。アンテナ634は、図6Aに関連して記載したように、外部デバイス610と眼球装着可能デバイス630との間の通信に関連して、RF放射620(図6Aに示される)を送信および/または受信するように構成することができる。いくつかの例では、回路636は、受信したRF信号620に基づいて光源632を制御する変調命令を決定するように構成することができる。回路636はまた、放射光602が眼10の瞳孔を通して見えるように、光源632を制御することによって放射光602を変調するように構成することができる。
[00106] いくつかの例では、外部デバイス610は、RF放射620を介して眼球装着可能デバイス630に呼び掛けるように構成することができる。眼球装着可能デバイス630に含まれる回路636は、RF放射620に基づいて外部リーダ610から命令を受け取るように構成することができる。例えば、回路636は、受け取られた命令に基づいて眼球装着可能デバイス630に含まれるセンサ(図6Bには図示なし)から読取り値を取得するように構成することができる。例えば、センサは、回路636に対して、眼球装着可能デバイス630のユーザの生物学的な生命徴候(biological vitals)(例えば、血圧、心拍数、体温、グルコースレベル、精神状態など)を示す読取り値を提供するように構成することができる。回路636は、RF放射620を提供するアンテナ634を介して、センサの読取り値を外部デバイス610に示すように構成することができる。外部リーダ610は、RF放射620を受け取り、リーダに含まれるディスプレイ(図6Aに図示なし)を介して、生物学的な生命徴候をユーザに対して表示することができる。
[00107] 上述の例に類似したいくつかの例では、センサの読取り値は、ユーザの周囲環境に関係していてもよい。例えば、読取り値は、湿度、温度、周囲光強度などを示してもよい。外部リーダ610は、周囲環境に関係する情報をユーザに対して表示するように構成することができる。
[00108] 図7は、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、眼球装着可能デバイスを操作するように外部デバイスを操作する例示の方法700のブロック図である。図7に示される方法700は、例えば、デバイス610とともに使用することができる方法の一実施形態を提示している。方法700は、ブロック702〜704の1つ以上によって例示されるような、1つ以上の動作、機能、または作用を含んでもよい。ブロックは、連続した順序で示されているが、これらのブロックは、いくつかの例では、並列して、かつ/または本明細書に記載されるのとは異なる順序で行われてもよい。また、様々なブロックを、組み合わせてより少数のブロックにしてもよく、追加のブロックへと分割してもよく、かつ/または所望の実践に基づいて除去してもよい。
[00109] それに加えて、方法700ならびに本明細書に開示する他のプロセスおよび方法に関して、フローチャートは、これらの実施形態の1つの可能な実践における機能性および動作について示している。この点で、各ブロックは、製造もしくは操作プロセスのモジュール、セグメント、または部分を表してもよい。
[00110] ブロック702で、方法700は、瞳孔の上を覆う角膜表面上に装着された凹状面を有する眼球装着可能デバイスにデータを送信することを含み、眼球装着可能デバイスは、瞳孔を通して見える光を放射するように構成された光源を含む。
[00111] ブロック704で、方法700は、眼球装着可能デバイスに命令を送信することを含み、命令は、データに基づいて眼球装着可能デバイスに放射光を変調させるように構成される。
[00112] 例えば、計算デバイス(例えば、スマートフォン、ヘッドマウントデバイスなど)は、テキストメッセージを示すデータを眼球装着可能デバイスに送信することができる(ステップ702)。計算デバイスは、眼球装着可能デバイスのユーザが理解可能な符号(例えば、モールス符号など)を使用してテキストメッセージの内容を通信するために、眼球装着可能デバイスに含まれる光源によって放射された光をどのように変調するかに関する命令を送信することができる(ステップ704)。
[00113] 図8は、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態による、眼球装着可能デバイスと通信するように外部デバイスを操作する例示の方法800のブロック図である。図8に示される方法800は、例えば、デバイス610とともに使用することができる方法の一実施形態を提示している。方法800は、ブロック802〜806の1つ以上によって例示されるような、1つ以上の動作、機能、または作用を含んでもよい。ブロックは、連続した順序で示されているが、これらのブロックは、いくつかの例では、並列して、かつ/または本明細書に記載されるのとは異なる順序で行われてもよい。また、様々なブロックを、組み合わせてより少数のブロックにしてもよく、追加のブロックへと分割してもよく、かつ/または所望の実践に基づいて除去してもよい。
[00114] それに加えて、方法800ならびに本明細書に開示する他のプロセスおよび方法に関して、フローチャートは、これらの実施形態の1つの可能な実践における機能性および動作について示している。この点で、各ブロックは、製造もしくは操作プロセスのモジュール、セグメント、または部分を表してもよい。
[00115] ブロック802で、方法800は、瞳孔の上を覆う角膜表面上に装着された凹状面を有する眼球装着可能デバイスにデータを送信することを含み、眼球装着可能デバイスは、瞳孔を通して見える光を放射するように構成された光源を含む。
[00116] ブロック804で、方法800は、眼球装着可能デバイスに命令を送信することを含み、命令は、データに基づいて眼球装着可能デバイスに放射光を変調させるように構成される。
[00117] ブロック806で、方法800は、眼球装着可能デバイスから応答を受け取ることを含み、応答は、データまたは命令の少なくとも一方に関する。
[00118] 例えば、計算デバイス(例えば、スマートフォン)は、眼球装着可能デバイスのユーザの場所に関係する読取り値を提供するように構成された、全地球測位システム(GPS)センサを含むことができる。GPSの読取り値(「データ」)は、眼球装着可能デバイスに無線で送信することができる(ステップ802)。それに加えて、ユーザは、計算デバイスを介して、ユーザが進もうとする宛先を選択してもよい。したがって、計算デバイスは、眼球装着可能デバイスに命令を送信して、眼球装着可能デバイスに放射光を変調させユーザをガイドすることができる(ステップ804)。例えば、眼球装着可能デバイスは、ユーザが左に曲がるべきときは左矢印を、ユーザが右に曲がるべきときは右矢印放射光を示すように、放射光を変調することができる。眼球装着可能デバイスは、眼球装着可能デバイスが放射光の変調を完了していることを示す応答を、計算デバイスに送ることができる(ステップ806)。
[00119] 図9は、アンテナを介して眼球装着可能デバイスと通信して、センサの読取り値を眼球装着可能デバイスに取得させるように、外部デバイスを操作する例示の方法900のブロック図である。図9に示される方法900は、例えば、デバイス610とともに使用することができる方法の一実施形態を提示している。方法900は、ブロック902〜908の1つ以上によって例示されるような、1つ以上の動作、機能、または作用を含んでもよい。ブロックは、連続した順序で示されているが、これらのブロックは、いくつかの例では、並列して、かつ/または本明細書に記載されるのとは異なる順序で行われてもよい。また、様々なブロックを、組み合わせてより少数のブロックにしてもよく、追加のブロックへと分割してもよく、かつ/または所望の実践に基づいて除去してもよい。
[00120] それに加えて、方法900ならびに本明細書に開示する他のプロセスおよび方法に関して、フローチャートは、これらの実施形態の1つの可能な実践における機能性および動作について示している。この点で、各ブロックは、製造もしくは操作プロセスのモジュール、セグメント、または部分を表してもよい。
[00121] ブロック902で、方法900は、瞳孔の上を覆う角膜表面上に装着された凹状面を有する眼球装着可能デバイスに、アンテナを介して命令を示す無線周波数信号を送信することを含み、眼球装着可能デバイスは、瞳孔を通して見える光を放射するように構成された光源を含む。
[00122] ブロック904で、方法900は、眼球装着可能デバイスに含まれるセンサから読取り値を命令に基づいて眼球装着可能デバイスに取得させることを含む。
[00123] ブロック906で、方法900は、命令に基づいて眼球装着可能デバイスに放射光を変調させることを含み、変調後の光は読取り値を示す。
[00124] ブロック908で、方法900は、アンテナを介して眼球装着可能デバイスから応答を受け取ることを含み、応答は読取り値を示す。
[00125] 例えば、計算デバイス(例えば、ポータブルコンピュータ、スマートフォンなど)は、アンテナを介して、眼の瞳孔を通して見える光を放射するように構成された光源を含む眼球装着可能デバイスに、命令を示す無線周波数信号を送信するように構成することができる(ステップ902)。眼球装着可能デバイスは、眼の涙液層中のグルコースレベルを測定することができるグルコースセンサを含むことができる。命令は、グルコースセンサの読取り値を眼球装着可能デバイスに取得させることができる(ステップ904)。命令はまた、眼球装着可能デバイスに含まれる光源によって放射され、眼の瞳孔を通して見える光を、眼球装着可能デバイスに変調させて、センサの読取り値を示す(例えば、高レベルに対して赤色通常レベルに対して緑色、低レベルに対して青色など)ことができる。眼球装着可能デバイスはまた、特定のグルコースレベル測定値を示す応答を計算デバイスで表示するために、計算デバイスに送ることができる(ステップ908)。
[00126] 図10は、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態に従って構成された例示のコンピュータ可読媒体を示す。例示の実施形態では、例示のシステムは、1つ以上のプロセッサ、メモリの1つ以上の形態、1つ以上の入力デバイス/インターフェース、1つ以上の出力デバイス/インターフェース、および、1つ以上のプロセッサによって実行されると、上述の様々な機能、タスク、能力などをシステムに実施させる、機械可読命令を含むことができる。
[00127] 上述したように、いくつかの実施形態では、開示の技術(例えば、方法300、400、500、700、800、および900)は、機械可読形式で持続性のコンピュータ可読記憶媒体上で、または他の持続性媒体もしくは製品上で符号化された、コンピュータプログラム命令(例えば、システム600の外部デバイス610のメモリ614に格納された命令)によって実装することができる。図10は、本明細書に開示の少なくともいくつかの実施形態に従って配置される、計算デバイス上でコンピュータプロセスを実行するためのコンピュータプログラムを含む、例示のコンピュータプログラム製品の概念的部分図を示す概略図である。
[00128] 一実施形態では、例示のコンピュータプログラム製品1000は、信号担持媒体1002を使用して提供される。信号担持媒体1002は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、図1〜9に関して上述した機能性またはその機能性の一部を提供してもよい、1つ以上のプログラミング命令1004を含んでもよい。いくつかの例では、信号担持媒体1002は、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、デジタルテープ、メモリなどであるがそれらに限定されない、持続性のコンピュータ可読媒体1006とすることができる。いくつかの実現例では、信号担持媒体1002は、メモリ、読取り/書込み(R/W)CD、R/W DVDなどであるがそれらに限定されない、コンピュータ記録可能な媒体とすることができる。いくつかの実現例では、信号担持媒体1002は、通信媒体1010(例えば、光ファイバーケーブル、導光路、有線通信リンク、無線通信リンクなど)とすることができる。したがって、例えば、信号担持媒体1002は、通信媒体1010の無線形態によって伝えることができる。
[00129] 1つ以上のプログラミング命令1004は、例えば、コンピュータ実行可能および/またはロジック実装命令とすることができる。いくつかの例では、図6Aのプロセッサ搭載型外部デバイス610などの計算デバイスは、コンピュータ可読媒体1006、コンピュータ記録可能媒体1008、および/または通信媒体1010の1つ以上によって計算デバイスに伝えられるプログラミング命令1004に応答して、様々な操作、機能、または作用を提供するように構成される。
[00130] 持続性のコンピュータ可読媒体1006はまた、互いに遠隔で配置することができる、複数のデータ記憶素子の間で分配することができる。格納された命令の一部またはすべてを実行する計算デバイスは、図6Aに示される外部デバイス610などの外部リーダ、またはスマートフォン、タブレットデバイス、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントデバイスなど、別のモバイルコンピューティングプラットフォームとすることができる。あるいは、格納された命令の一部またはすべてを実行する計算デバイスは、サーバなどの遠隔に位置するコンピュータシステムとすることができる。例えば、コンピュータプログラム製品1000は、図1〜9の説明で考察した機能性を実装することができる。
[00131] 例の中で、デバイスに関して記載した操作方法は、内側に面する光源を含む他の電子デバイスに適用することができる。例えば、生物学的情報を測定する眼に埋込み可能なデバイスは、埋込み可能なデバイスが埋め込まれる際に、眼の光を感知する部分に向かって内側に方向付けられる光源を含むことができる。したがって、本明細書における例示の方法は、内側に面する光源を含むとともに、変調後の光がデバイスの着用者に見えるように、内側に面する光源によって放射された光を変調するデバイスに関与する。
[00132] 本明細書に記載の配置は単に例示目的のものであることが理解されるべきである。そのため、当業者であれば、他の配置および他の要素(例えば、機械、インターフェース、機能、順序、および機能のグループ分けなど)を代わりに使用することができ、所望の結果に従っていくつかの要素を完全に省略してもよいことを認識するであろう。さらに、記載する要素の多くは、任意の適切な組み合わせおよび場所で、離散型もしくは分散型の構成要素として、または他の構成要素と併せて実装されてもよい機能的実体であり、あるいは、独立した構造として記載した他の構造的要素が組み合わされてもよい。
[00133] 例示の実施形態は、人または人のデバイスと関係する情報を伴うが、いくつかの実施形態はプライバシー制御を含んでもよい。かかるプライバシー制御は、少なくとも、ユーザによる製品の使用に関する情報をユーザが修正または削除できるようにする機能性を含む、デバイス識別子の匿名性、透明性、およびユーザ制御を含んでもよい。
[00134] さらに、本明細書で考察する実施形態がユーザに関する個人情報を収集する、または個人情報を利用することがある状況では、プログラムもしくは機構がユーザ情報(例えば、ユーザの病歴、社会的ネットワーク、社会的行為もしくは社会活動、職業、ユーザの嗜好、またはユーザの現在位置に関する情報)を収集するか否かを制御する機会、および個人情報が使用されるか否か、またはどのように使用されるかを制御する機会が、ユーザに提供されてもよい。それに加えて、個人特定可能な情報が除去されるように、特定のデータが、格納または使用される前に1つ以上の方法で処理されてもよい。例えば、ユーザに関して個人特定可能な情報を判断できないように、ユーザの識別情報が処理されてもよく、または、位置情報が(都市、郵便番号、または州のレベルまで)取得された場合、ユーザの特定の場所を判断できないように、ユーザの地理的場所が一般化されてもよい。したがって、ユーザは、ユーザに関してどのように情報が収集されるか、また収集された情報がどのように使用されるかに対して制御を有してもよい。
[00135] 様々な態様および実施形態を本明細書に開示してきたが、他の態様および実施形態が当業者には明白となるであろう。本明細書に開示する様々な態様および実施形態は、例示のためのものであって限定を意図するものではなく、真の範囲は、以下の特許請求の範囲、ならびにかかる特許請求の範囲によって権利を与えられる等価物の全範囲によって示される。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態についてのみ説明するためのものであり、限定を意図するものではないことを理解されたい。

Claims (20)

  1. 凹状面および凸状面を有し、前記凹状面が、瞳孔の上を覆う角膜表面上に取外し可能に装着されるように構成され、前記凸状面が、前記凹状面を前記角膜表面上に装着したときに眼瞼運動と適合性をもつように構成された、透明材料と、
    前記透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれた基板と、
    前記基板上に配設され、前記凹状面を前記角膜表面上に装着したときに前記瞳孔を通して見える光を放射するように構成された光源と、
    前記基板上に配設され、前記光源によって放射された前記光を変調して変調後の光を提供するように構成された回路とを備える、眼球装着可能デバイス。
  2. 前記回路が、前記光源によって放射された前記光の色、輝度、強度、または持続時間の少なくとも1つを変調するように構成される、請求項1に記載の眼球装着可能デバイス。
  3. 光電池をさらに備え、前記光電池が、前記光電池に入射する光に基づいて前記眼球装着可能デバイスに電力を提供するように構成される、請求項1に記載の眼球装着可能デバイス。
  4. 前記光源に光学的に結合された光学素子をさらに備え、前記光学素子が、前記瞳孔を通して前記光源によって放射された前記光を集束するように構成される、請求項1に記載の眼球装着可能デバイス。
  5. 前記光学素子がフレネルレンズを含む、請求項4に記載の眼球装着可能デバイス。
  6. 前記変調後の光がメッセージを示す、請求項1に記載の眼球装着可能デバイス。
  7. 前記メッセージが、前記眼球装着可能デバイスの状態または前記眼球装着可能デバイスに含まれる構成要素の状態に関連する、請求項6に記載の眼球装着可能デバイス。
  8. 前記基板上に配設されるとともに前記回路に結合されるセンサをさらに備え、前記センサが読取り値を取得するように構成され、前記メッセージが前記読取り値に関連する、請求項6に記載の眼球装着可能デバイス。
  9. 前記基板上に配設されるとともに前記回路に結合されるアンテナをさらに備え、前記アンテナが情報を受信するように構成され、前記メッセージが前記受信した情報に関連する、請求項6に記載の眼球装着可能デバイス。
  10. 前記アンテナが、前記アンテナに入射する放射に基づいて前記眼球装着可能デバイスに電力を提供するように構成される、請求項9に記載の眼球装着可能デバイス。
  11. 前記アンテナが、前記眼球装着可能デバイスの状態または前記眼球装着可能デバイスに含まれる構成要素の状態を示す情報を送信するように構成される、請求項9に記載の眼球装着可能デバイス。
  12. 角膜表面上に取外し可能に装着されるように構成された凹状面と、前記凹状面を前記角膜表面上に装着したときに眼瞼運動と適合性をもつように構成された凸状面とを有する透明材料を含む眼球装着可能デバイスを、前記眼球装着可能デバイスが瞳孔の上を覆うように前記角膜表面上に装着すること、
    前記眼球装着可能デバイスに含まれる光源によって放射された光を変調することであって、前記光源が、前記透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれた基板上に配設されること、および、
    変調後の光が前記瞳孔を通して見えるように、前記角膜表面上に装着された前記眼球装着可能デバイスの前記凹状面を通して前記変調後の光を放射すること
    を含む、方法。
  13. 前記透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれた光学素子によって、前記凹状面を通して放射された前記変調後の光を集束することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記変調後の光がメッセージを示す、請求項12に記載の方法。
  15. 前記基板上に配設されたアンテナを介して情報を受信することをさらに含み、前記メッセージが前記受信した情報に関連する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記基板上に配設されたセンサによって読取り値を取得することをさらに含み、前記メッセージが読取り値を示す、請求項14に記載の方法。
  17. 方法であって、計算デバイスによって眼球装着可能デバイスにデータを送信することを含み、
    前記眼球装着可能デバイスが、凹状面および凸状面を有する透明材料と、前記透明材料に少なくとも部分的に埋め込まれた基板とを含み、前記凹状面が、瞳孔の上を覆う角膜表面上に取外し可能に装着されるように構成され、前記凸状面が、前記凹状面を前記角膜表面上に装着したときに眼瞼運動と適合性をもつように構成され、
    前記眼球装着可能デバイスが、前記基板上に配設されるとともに、前記凹状面を前記角膜表面上に装着したときに前記瞳孔を通して見える光を放射するように構成された光源を含み、
    前記眼球装着可能デバイスが、前記基板上に配設されるとともに前記光源を制御するように構成された回路を含み、
    前記方法が、前記データに基づいて前記回路に前記光源によって放射された前記光を変調させて、変調後の光を提供するように構成された命令を、前記計算デバイスによって前記眼球装着可能デバイスに送信することを含む、方法。
  18. 前記変調後の光がメッセージを示す、請求項17に記載の方法。
  19. 前記計算デバイスが、無線周波数(RF)信号を使用して前記データおよび前記命令を送信するように構成され、前記眼球装着可能デバイスが、前記基板上に配設されるとともに前記RF信号を受信するように構成されたアンテナを含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記機能が、前記計算デバイスによって、前記データまたは命令の少なくとも一方に関連する応答を、前記眼球装着可能デバイスから受け取ることをさらに含む、請求項17に記載の方法。
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