JP2016529167A - パッケージング構造体 - Google Patents

Abstract

本発明は、外箱やコンテナの中に固定され、大量の流動体を取扱うパッケージング構造体を開示している。このパッケージング構造体は、流動体を保持し、流動体が内袋に流し込まれる流入口と、流動体を内袋から排出する排出口とを備えた内袋と、内袋を囲み内袋との間に少なくとも１つのエアポケットもしくは通気区画を形成するように改造された周囲部材とを備える。周囲部材は、ポケット内に空気を流入させることにより内袋に圧力を加え、内袋内の流動体を前記排出口から強制的に排出する空気導入口を備える。【選択図】図１

Description

本発明は、パッケージング構造体に関するものである。さらに詳細には、本発明は流体、ペースト、および粉体のためのパッケージング構造体に関するものである。

食品や薬品のような流体を運搬したり貯蔵したりするために、様々な種類のパッケージングが知られている。これら食品および薬品は、ポンプや加圧装置などの手段によって、あるいはそれ自身の重力によってパッケージングから取出されていた。

本発明の目的は、新しいパッケージング構造体を提案することである。

本発明によるパッケージング構造体は、外箱やコンテナの中に固定されて、流動体の大量取扱いに適したものであって、
（ａ）流動体が流し込まれる流入口と、流動体が排出される排出口とを備え、流動体を保持する内袋と、
（ｂ）前記内袋を囲むとともに、内袋の間に少なくとも一つのエアポケットもしくは通気区画を形成する周囲部材とを備え、このポケットは、ポケット内に空気を流入させることにより内袋に圧力をかけ、流動体を前記排出口から強制的に排出するための空気導入口を備えるものである。

前記パッケージング構造体は、フレキシブルなものであっても良い。

前記周辺部材は、少なくとも２層で構成されていても良い。

前記周辺部材は、７つのエアポケットもしくは通気区画を持つものであっても良い。

前記エアポケットもしくは通気区画のうち５つは空気を受け入れるようにしても良い。

前記エアポケットのうち２つは、空気を受け入れないようにしても良い。

前記エアポケットのうち３つは、それらの間にある開口を介して相互接続させても良い。

前記エアポケットもしくは通気区画は、周辺部材上のシールラインによって形成されても良い。

前記パッケージング構造体は、５つ全てのエアポケットもしくは通気区画に空気を満たすための、３つの空気流入口を備えていても良い。

前記パッケージング構造体は、気胞状（bladder shape）をしていても良い。

前記パッケージング構造体は、外側から、液体、ペースト、粉などが見えるように、透明素材で構成されても良い。

前記外箱やコンテナは、中間バルクコンテナ（IBC：intermediary bulk container）であっても良い。

前記パッケージング構造体は、液体ライナ（liquid liner；即ち、液体搬送用大型容器）であっても良い。

前記パッケージング構造体は、流動体を排出口を通じて内袋の外へ強制的に排出することを促進するため、内袋の中にマニホールドを備えていても良い。

前記マニホールドは、内袋に挿入され固定されていない部材であってもよい。

前記流動体は、粉状体、ペースト状体、流体や液体であっても良い。

前記中間バルクコンテナは、５０〜５００ガロン、もしくは１８９〜２０００リットルの容量を持つものとしても良い。

また本発明は、バルク材料の供給方法や、ここに記載されているパッケージング構造体の製造方法にも拡張することができる。

以下に本発明を、添付の概略図を参照しつつ、実施例によって、説明する。
本発明に基づくパッケージング構造体の正面図および背面図であり、流動体や空気が注入されていない状態を示す。 図１に示されるパッケージング構造体を折り畳んだ状態の斜視図である。 図１に示されるパッケージング構造体の上面図であり、流動体が注入され、箱もしくはコンテナに収納された状態を示す。 図３に示されるパッケージング構造体の斜視図であり、箱もしくはコンテナがない状態を示す。 図３に示されるパッケージング構造体の正面図であり、排出口を見せるために箱もしくはコンテナを破断した状態で示している。 図３に示されるパッケージング構造体の正面断面図であり、マニホールドを示している。 図３に示されるパッケージング構造体の正面図であり、箱もしくはコンテナを破断した状態の図である。 図６に示されたマニホールドを示す様々な図である。 図３に示されるパッケージング構造体の上面断面図であり、マニホールドを示している。 本発明の一実施例におけるパッケージング構造体の上面イメージ図である。 図１０に示されるパッケージング構造体の側面イメージ図である。 図１０に示されるパッケージング構造体の背面図である。

これらの図面において、本発明における中間バルクコンテナのグランドリテイニングクリップ（gland retaining clip）が、全体として符号１０で示されている。

流動体の大量取扱いのため、外箱やコンテナの中に固定されるフレキシブルなパッケージング構造体１０は、次の構成を含む。

（ａ）流動体を保持する内袋１２。この内袋１２は、流動体を内袋１２の内部に流し込むための流入口１４と、流動体を内袋１２から排出する排出口１６とを備えている。

（ｂ）内袋１２を囲む周囲部材１８。この周囲部材１８は、内袋１２との間に５つのエアポケットもしくは通気区画２０、２２、２４、２６、２８を形成する。これらのエアポケット２０、２２、２４、２６、２８はそれらの内部に空気を流し入れることが出来る３つの空気流入口３０、３２、３４を持ち、これによって内袋１２に圧力を加え、内袋１２内の流動体を排出口１６を通じて排出する。

このフレキシブルなパッケージング構造体１０はフレキシブルである。

排出口１６は、パッケージング構造体１０の底部に設けられている。流入口１４は、パッケージング構造体１０の頂部に設けられている。

周囲部材１８は２層で構成されている。

パッケージング構造体１０は、空気を受け入れない２つのエアポケット３６と３８をさらに備えていても良い。

エアポケット２４、２６、２８の３つは、それらの間にある開口４０、４２により相互接続されている。

エアポケットもしくは通気区画２０、２２、２４、２６、２８、３６、３８は、周囲部材１８上のシールラインによって形成されている。

パッケージング構造体１０は、気胞状（bladder shape）である。

パッケージング構造体１０は、外側から、液体、ペースト、粉体などが見えるように、透明素材で構成されている。

外箱やコンテナは、中間バルクコンテナ（IBC）であっても良い。

パッケージング構造体１０は、液体ライナであっても良い。

パッケージング構造体１０は、排出口１６を経由して内袋１２の外へ流動体を強制的に排出することを促進するため、内袋１２の中にマニホールド４４を備えている。マニホールド４４は内袋１２に挿入された、固定されていない部材であってもよい。

流動体は、粉状体、ペースト状体、流体や液体であっても良い。

中間バルクコンテナは、５０から５００ガロン、もしくは１８９から２０００リットルの容量を持つものとしても良い。

本発明は、バルク材料の供給方法や、ここに記載されているパッケージング構造体の製造方法にも拡張することができる。

Claims (19)

1. 外箱またはコンテナの中に固定され、大量の流動体を取扱うためのパッケージング構造体であって、
   （ａ）流動体が流し込まれる流入口と、流動体が排出される排出口とを備え、流動体を保持する内袋と、
   （ｂ）前記内袋を囲むとともに、内袋との間に少なくとも一つのエアポケットもしくは通気区画を形成する周囲部材とを備え、このポケットは、ポケット内に空気を流入させることにより内袋に圧力を加え、流動体を前記排出口から強制的に排出するための空気導入口を備えるものであることを特徴とするパッケージング構造体。
2. フレキシブルであることを特徴とする請求項１に記載のパッケージング構造体。
3. 前記周辺部材が、少なくとも２層で構成されていることを特徴とする請求項１または２に記載のパッケージング構造体。
4. 前記周辺部材が、７つのエアポケットもしくは通気区画を持つことを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
5. 前記エアポケットもしくは通気区画のうちの５つが、空気を受け入れるものであることを特徴とする請求項４に記載のパッケージング構造体。
6. 前記エアポケットのうち２つが、空気を受け入れないものであることを特徴とする請求項４または５に記載のパッケージング構造体。
7. 前記エアポケットのうち３つが、それらの間にある流路によって相互接続されていることを特徴とする請求項４〜６の何れかに記載のパッケージング構造体。
8. 前記エアポケットもしくは通気区画が、周辺部材上のシールラインによって形成されていることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
9. ５つ全てのエアポケットもしくは通気区画に空気を満たすための、３つの空気流入口を備えることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
10. 気胞状であることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
11. 外側から、液体、ペースト、粉体などが見えるように、透明素材で構成されていることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
12. 前記外箱やコンテナが、中間バルクコンテナ（IBC）であることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
13. 液体ライナであることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
14. 前記排出口を経由し内袋の外へ流動体を強制的に排出することを促進するため、内袋の中にマニホールドを備えることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
15. 前記マニホールドが、内袋に挿入され固定されていない部材であることを特徴とする請求項１４に記載のパッケージング構造体。
16. 流動体が、粉状、ペースト状、及び／または液状であることを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載の構造体。
17. 中間バルクコンテナが、５０〜５００ガロンもしくは１８９〜２０００リットルの容量を持つことを特徴とする先行する請求項のいずれか１項に記載のパッケージング構造体。
18. 本質的に、図面を参照しつつ以上に説明された大量の流動体を取扱うためのパッケージング構造体。
19. 本質的に、図面を参照しつつ以上に説明された大量の流動体の供給方法及びパッケージング構造体の製造方法。

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