JP2016528012A - 可撓性クリートを有するクリート付きフットウェア - Google Patents

可撓性クリートを有するクリート付きフットウェア Download PDF

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Abstract

可撓性フットウェア(例えば、自然動作性ソール構造体を有する)用の可撓性クリートは、ソール構造体に形成された1つまたは複数の屈曲溝によって個々の構成要素部分に分離されたクリートの外観を概して有するクリート構造を含む。そのような構造は、特定場所におけるおよび/または特定活動中の硬質感を回避するよう、クリート領域にさらなる可撓性を提供する。この可撓性クリートは、任意で少なくともソール部材の前足部領域に提供されるソールポッドのアレイの形態で、ソール部材に提供された屈曲溝の1つまたは複数の交差点の周囲に配置され得る。

Description

関連出願データ
本願は、「Cleated Footwear with Flexible Cleats」という標題が付けられた2013年8月20日に出願された米国特許出願第13/971,395号の優先権を主張する。この先の出願は、その全体が参照により本明細書に組み入れられる。
発明の分野
本発明は、フットウェアの分野に関連する。より詳細に、本発明の局面は、クリート構造、そのようなクリート構造を含むフットウェア用ソール構造体、ならびにそのようなクリートおよびソール構造体を含むフットウェア製品(例えば、競技用フットウェア)に関する。本発明のさらなる局面は、フットウェア用ソール構造体を製造する方法および/またはこれらのクリート構造体を含むフットウェア製品を製造する方法に関する。
背景
クリート付きフットウェアは、様々な活動、例えば野球、ソフトボール、フットボール、サッカー、ゴルフ等において競技者に強化された牽引力を提供する。そのようなフットウェアに提供されるクリートは、例えば異なる活動においておよび/または異なるフィールド条件下で使用するために、フットウェア用ソール構造体において異なるサイズ、形状、向き、および配置を有し得る。
特にゴルフ用の、クリート付きフットウェアは、伝統的に、例えばクリートのマウント部および取り外し可能クリートの受け入れ部を支持するためにならびにスイング動作のすべてのフェーズにおいてゴルファーを安定的に支持するために、ソール構造体の全長および全幅に及ぶ比較的硬質のボードまたはベース部を含んでいる。しかしそのようなフットウェアは、特にゴルフのラウンド中の数マイルの歩行時に、極めて不快であり得る。しかし最近、クリート付きフットウェアを含むフットウェアに関して(ゴルフ用フットウェアに関してさえ)、より自然な動作および/またはより「最小限」な構成に対する関心および要望が高まっている。したがって、自然動作性クリート付きフットウェア構造におけるさらなる選択肢および発展は、当技術分野で歓迎される発展であろう。
要旨
この要旨は、以下の詳細な説明でさらに説明される本発明に関連するいくつかの大まかなコンセプトを単純化された形態で紹介するために提供される。この要旨は、本発明の鍵となる特徴または必須の特徴を特定することを意図したものではない。
本発明のいくつかの局面は、改善された可撓性および/または改善された自然動作性性能を有するクリート付きフットウェア製品用の可撓性クリートおよびソール構造体に関する。フットウェア(例えば、改善された自然動作性ソール構造体を有する)用の可撓性クリートは、ソール構造体に広がる1つまたは複数の屈曲溝によって2つまたはそれ以上の個々の構成要素部分に分離されたクリートの外観(例えば、1つまたは複数の屈曲溝により分断されたクリート)を概して有するクリート構造を含み得る。そのようなクリート構造は、特定の場所におけるおよび/または特定の活動中の「硬質」感を回避するならびにより自然な動作を提供または支持するよう、クリート領域にさらなる可撓性を提供する。
本発明の少なくともいくつかの例にしたがうソール構造体は、着用者の足を支持するための外表面および反対側の内表面を有するソール部材を含む。このソール部材は、外表面から内表面への方向にソール部材を少なくとも部分的に通って延びている第1屈曲溝と、外表面から内表面への方向にソール部材を少なくとも部分的に通って延びている第2屈曲溝とを備え、該第1および第2屈曲溝は、連結点を形成するよう接触する。少なくとも1つの可撓性クリートは、ソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びており、そして少なくとも、(a)第1および第2屈曲溝に沿って延びている第1側面(例えば、連結領域で湾曲した側壁または尖ったコーナーを有する)と、連結点に隣接する該第1側面に沿って位置する第1最下部分とを含む、第1クリート構成要素、ならびに(b)第1および第2屈曲溝に沿って延びている第2側面(例えば、連結領域で湾曲した側壁または尖ったコーナーを有する)と、連結点に隣接する該第2側面に沿って位置する第2最下部分とを含む、第2クリート構成要素を含む。これらのクリート構成要素は、概ねL字形、V字形、U字形、もしくはT字形(尖ったコーナーもしくは丸みのあるコーナーを有する)、および/または細長ヒレ形であり得る。
本発明の他の例にしたがうソール構造体は、連結領域で接触する3つ(またはそれ以上の)屈曲溝を備え得る。例えば上記の様々なタイプの例えば3つ(またはそれ以上の)クリート構成要素から形成される可撓性クリートが、連結領域の周囲におよびそのような屈曲溝の間に配置され得る。このクリート構成要素は、L字形、T字形、V字形、U字形、細長ヒレ形等であり得る。
本発明のさらに他の例にしたがうソール構造体は、屈曲溝をはさんで配置された、例えば上記のタイプのヒレ形、T字形、V字形、U字形、および/またはL字形のクリート構成要素から形成される、可撓性クリートを備えるであろう。
上記の要旨および以下の発明の詳細な説明は、参照番号が使用されている様々な図のすべてにおいて類似の参照番号が同一または類似の要素を表している添付図面と共に考慮されることでより理解されるであろう。添付図面は、以下のものを含む。
本発明のいくつかの例にしたがう可撓性クリートを備えるクリート付きソール構造体および/またはフットウェア製品の様々な特徴を例示している。 本発明のいくつかの例にしたがう可撓性クリートを備えるクリート付きソール構造体および/またはフットウェア製品の様々な特徴を例示している。 本発明のいくつかの例にしたがう可撓性クリートを備えるクリート付きソール構造体および/またはフットウェア製品の様々な特徴を例示している。 本発明のいくつかの例にしたがう可撓性クリートを備えるクリート付きソール構造体および/またはフットウェア製品の様々な特徴を例示している。 本発明のいくつかの例にしたがう可撓性クリートを備えるクリート付きソール構造体および/またはフットウェア製品の様々な特徴を例示している。 本発明のいくつかの例にしたがう可撓性クリートを備えるクリート付きソール構造体および/またはフットウェア製品の様々な特徴を例示している。 本発明のいくつかの例にしたがう可撓性クリートを備えるクリート付きソール構造体および/またはフットウェア製品の様々な特徴を例示している。 図2Aおよび2Bは、本発明にしたがう別の例の可撓性クリート構造を例示している。 図3Aおよび3Bは、本発明にしたがう別の例の可撓性クリート構造を例示している。 図4Aおよび4Bは、本発明にしたがう別の例の可撓性クリート構造を例示している。 図5Aおよび5Bは、本発明にしたがう別の例の可撓性クリート構造を例示している。 図6Aおよび6Bは、本発明にしたがう別の例の可撓性クリート構造を例示している。 本発明の例にしたがうソール構造体のさらなる構造的特徴および選択肢を示す別の例のソール構造を例示している。 本発明の例にしたがうソール構造体のさらなる構造的特徴および選択肢を示す別の例のソール構造を例示している。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。 例示的な構造を示す様々な図および本発明にしたがうソール構造体の少なくとも一部を製造する方法を提供する。
詳細な説明
以下の、本発明にしたがう構造体、構成要素、および方法の様々な実例の説明においては、本明細書の一部を形成する、ならびに本発明にしたがうおよび/または本発明の局面において実施され得る様々な実例の構造、環境、および方法を例示する目的で示される添付図面に対する参照がなされている。他の構造、環境、および方法も使用され得ることならびに本発明の範囲から逸脱することなく詳細に記載されている構造体および方法に対して構造的および機能的改変がなされ得ることが理解されるべきである。
I. 本発明の局面の全般的説明
上記のように、本発明のいくつかの局面は、改善された可撓性(例えば、改善された自然動作性性能)を有するクリート付きフットウェア製品用のソール構造体およびこれらの可撓性ソール構造体に含まれるクリート構造に関する。そのようなソール構造体は、
(a)以下:
(1)外表面から内表面への方向にソール部材を少なくとも部分的に通って延びている第1屈曲溝と、
(2)外表面から内表面への方向にソール部材を少なくとも部分的に通って延びている第2屈曲溝と
を備え、
該第1および第2屈曲溝が連結点を形成している、外表面および反対側の内表面を有するソール部材;ならびに、
(b)少なくとも以下:
(1)第1および第2屈曲溝に沿って延びている第1側面(例えば、連結領域の周囲に湾曲した側壁または尖ったコーナーを有する)と、連結点に隣接する該第1側面に沿って位置する第1最下部分とを含む、第1クリート構成要素と、
(2)第1および第2屈曲溝に沿って延びている第2側面(例えば、連結領域の周囲に湾曲した側壁または尖ったコーナーを有する)と、連結点に隣接する該第2側面に沿って位置する第2最下部分とを含む、第2クリート構成要素と
を含む、ソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている可撓性クリート
を備え得る。
望まれる場合、本発明のこの局面にしたがう可撓性クリートは、例えば第1および/または第2屈曲溝に沿って延び、そして任意で、例えば上記のタイプの、側面および/または最下部分を含む、さらなるクリート構成要素を含み得る。クリート構成部品は、概ねL字形、V字形、U字形、もしくはT字形(尖ったコーナーもしくは丸みのあるコーナーを有する)、および/または細長ヒレ形であり得る。望まれる場合、上記のタイプの複数の可撓性クリートが、単一のソール部材および/またはソール構造体上に提供され得る(例えば、ソール部材および/またはソール構造体に提供される同一または異なる屈曲溝の少なくともいくつかの周囲に配置)。
上記のソール部材は、ポリマー発泡体材料(例えば、ポリウレタン発泡材、エチルビニルアセテート発泡材等)、ゴム材料、熱可塑性ポリウレタン材料(「TPU」)、硬質プラスチック材料、皮革、ならびに/または他の従来的なフットウェア用ミッドソールおよび/もしくはアウトソール材料で構成され得る。連結点(したがって可撓性クリートの少なくとも一部分)は、ソール構造体の前足部領域(例えば、第1中足骨頭、第4および/または第5中足骨頭を支持する領域、母指領域、第4指および/または第5指に対応する領域等)に位置し得る。加えてまたは代わりに、望まれる場合、上記のタイプの連結点および/または可撓性クリートは、ソール構造体の他の領域、例えば、かかと領域またはその付近(長軸中心線の外側もしくは内側)等に提供され得る。
本発明のいくつかの例にしたがうソール構造体はさらに、任意で可撓性クリート構造を有するソール部材と係合された1つまたは複数のアウトソール構成要素を含み得る。望まれる場合、アウトソール構成要素もまた、クリート構成要素、例えば固定クリート、取り外し可能なクリート、二次的な牽引エレメント等を含み得る。本発明のいくつかの例におけるアウトソール構成要素は、可撓性クリートの背後に、かつ任意で前足部領域において第1中足骨頭の下ならびに/または第4および/もしくは第5中足骨頭の下に位置し得る。ソール部材に関して上記された任意の材料から製造され得るアウトソール構成要素は、より高耐久性、高活動性、および/または交換可能なクリートのために、さらなる耐摩耗性および/またはさらなる支持もしくはベース構造を提供し得る。
屈曲溝は、可撓性ソール構造体、任意で、向上した自然動作性性能を有する可撓性ソール構造体を提供するサイズ、形状、配置、および/または向きとされ得る。本発明の少なくともいくつかの例において、非圧力状態(すなわち、着用者の足または力を適用する他の物体のない状態)で、屈曲溝の少なくともいくつかは、以下の特徴の1つまたは複数を有するであろう:(a)連結点または交差点に隣接する位置における、少なくとも3 mmの深さ(外表面から内表面への方向)、いくつかの例では少なくとも5 mmの深さ、(b)連結点もしくは交差点に隣接する位置におけるおよび/または隣接するクリート構成要素間の、5 mm未満、いくつかの例では3 mm未満の幅、(c)屈曲溝の長さの少なくとも40%にわたる(任意で、その連結領域における)、ソール部材の厚みの少なくとも40%に及ぶ深さ、ならびに(d)屈曲溝に沿う隣接するクリート構成要素間の領域におけるおよび/または連結領域における、ソール部材の厚みの少なくとも40%に及ぶ深さ。いくつかのさらなる例として、深さは、上記の領域の少なくとも一部において、例えば、屈曲溝の長さの少なくとも50%、少なくとも60%、もしくはさらには少なくとも75%にわたって、かつ/または1つもしくは複数のクリート構成要素に隣接する位置および/もしくは連結領域において、ソール部材の厚みの少なくとも50%、少なくとも60%、もしくはさらには少なくとも75%に及び得る。さらに他の例として、少なくとも一部の領域(例えば、1つまたは複数のクリート構成要素に隣接する、2つのクリート構成要素間の、連結領域の、前足部領域における、ソール構造体の側縁部に沿う、等)における屈曲溝の深さは、(例えば、屈曲溝の長さの少なくとも40%にわたって)少なくとも7.5 mm、少なくとも10 mm、またはさらには少なくとも12.5 mmであり得る。さらに他の例示される特徴として、少なくとも一部の領域(例えば、1つまたは複数のクリート構成要素に隣接する、2つのクリート構成要素間の、前足部領域における、等)における屈曲溝の幅は、(例えば、屈曲溝の長さの少なくとも40%にわたって)3 mm未満またはさらには2 mm未満であり得る。
本発明の少なくともいくつかの例にしたがうソール構造体は、連結領域で接触する3つ(またはそれ以上)の屈曲溝を備え得る。例えば上記の様々なタイプの例えば3つ(またはそれ以上の)クリート構成要素から形成される可撓性クリートが、これらの3つまたはそれ以上の屈曲溝の連結領域の周囲に配置され得る。
本発明のいくつかの例にしたがうソール構造体は、1つまたは複数の屈曲溝をはさんで配置された、例えば上記のタイプのヒレ形、T字形、V字形、U字形、および/またはL字形のクリート構成要素から形成される、可撓性クリートを備えるであろう。
本発明のさらなる局面は、(a)交差する屈曲溝の連結点の周囲に第1〜第4ソールポッドが配置されている、第1ソールポッド、第2ソールポッド、第3ソールポッド、および第4ソールポッドを含むソールポッドのアレイとして形成された地面接触表面(例えば、外表面)を有するソール部材;(b)交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第1側面と、連結点に隣接する該第1側面に沿う第1最下部分とを含む、第1ソールポッドから延びている第1クリート構成要素;(c)交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第2側面と、連結点に隣接する該第2側面に沿う第2最下部分とを含む、第2ソールポッドから延びている第2クリート構成要素;(d)交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第3側面と、連結点に隣接する該第3側面に沿う第3最下部分とを含む、第3ソールポッドから延びている第3クリート構成要素;ならびに(e)交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第4側面と、連結点に隣接する該第4側面に沿う第4最下部分とを含む、第4ソールポッドから延びている第4クリート構成要素を備える、フットウェア製品用のソール構造体に関する。そのようなソールポッドのアレイはさらに、(f)交差する屈曲溝の第2連結点の周囲に第5〜第8ソールポッドが配置されている、第5ソールポッド、第6ソールポッド、第7ソールポッド、および第8ソールポッド;(g)第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第5側面と、該第2連結点に隣接する該第5側面に沿う第5最下部分とを含む、第5ソールポッドから延びている第5クリート構成要素;(h)第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第6側面と、該第2連結点に隣接する該第6側面に沿う第6最下部分とを含む、第6ソールポッドから延びている第6クリート構成要素;(i)第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第7側面と、該第2連結点に隣接する該第7側面に沿う第7最下部分とを含む、第7ソールポッドから延びている第7クリート構成要素;ならびに(j)第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第8側面と、該第2連結点に隣接する該第8側面に沿う第8最下部分とを含む、第8ソールポッドから延びている第8クリート構成要素、を含み得る。あるいは、望まれる場合、連結点は、その周囲に4つ未満のクリート構成要素(例えば、1〜3つのクリート構成要素)を含み得る。ソールポッドのアレイは、少なくともソール部材の前足部領域(例えば、着用者の中足骨頭および/またはつま先を支持する領域に)に提供され得る。
ソールポッドのアレイは、例えば、少なくともソール部材の前足部領域に、ソール部材の外側から内側の方向に置かれた少なくとも4つのソールポッドと、ソール部材のかかとからつま先の方向に置かれた少なくとも3つのソールポッドとを含み得る。より一般的に、望まれる場合、ソールポッドのアレイは、例えば、少なくともソール部材の前足部領域に、ソール部材の外側から内側の方向に置かれた2〜10個のソールポッドと、ソール部材のかかとからつま先の方向に置かれた2〜6個のソールポッドとを含み得る。また、それらはすべて別個の要素として製造され得るが、望まれる場合、アレイの全てのソールポッドを含む、ソールポッドの少なくともいくつかは、一体的なワンピース構造(例えば、屈曲溝がソール部材の厚みを部分的に通って延びている切れ目、チャンネル、またはサイプとして形成されるよう、ソール部材の内表面に沿って結合している)として形成され得る。
本発明のさらなる局面は、上記の様々なタイプのソール構造体を備えるフットウェア製品、ならびに/またはそのようなソール構造体および/もしくはフットウェア製品を製造する方法に関する。いくつかのより具体的な例示的な特徴として、屈曲溝は、(a)成形技術(例えば、射出成形)、(b)ナイフもしくはブレードを用いた切り取り(例えば、ホットナイフによる切り取りもしくはサイプ入れ)、(c)レーザーを用いた切り取り、ならびに/または(d)直接的形成(高速製造技術、例えばレーザー焼結を用いる)によって、ソール構造体に形成され得る。クリート構成要素は、ソール部材と一体的に形成され得(例えば、成形もしくは高速製造技術を用いる)、またはソール部材と係合させる別個の要素であり得る(例えば、接合剤もしくは接着剤、機械的接続、インモールド技術、接合剤もしくは接着剤を使用しない接続等を用いる)。
上記の本発明の特定の態様にしたがう特徴、局面、構造、および配置の一般的説明がなされたので、本発明にしたがう特定の例の構造および方法のより詳細な説明を行う。
II. 本発明にしたがう例示的な構造および方法の詳細な説明
図面および以下の議論を参照して、本発明にしたがう様々なフットウェア製品、フットウェア構成要素、および/またはそれらの特徴が説明されている。図示され議論されているフットウェアはゴルフシューズであるが、本発明の様々な局面に関して開示されているコンセプトは、サッカー用シューズ、野球用シューズ、ソフトボール用シューズ、フットボール用シューズ等を含むがこれらに限定されない、幅広いクリート付きまたはその他の競技用および非競技用フットウェアスタイルに適用され得る。
図1A〜1Gは、本発明のいくつかの局面にしたがう例示的なソール構造体100およびその特徴の様々な図を提供する。この例示された実施例において、ソール構造体100は、着用者の足を支持するためのソール部材102を含む。ソール部材102は、本発明から逸脱することなく、フットウェア用ソール構造物において使用される従来的な材料、例えば、ポリマー発泡体材料(例えば、ポリウレタン発泡材、エチルビニルアセテート発泡材等)、ゴム材料(天然または合成)、熱可塑性ポリウレタン材料、硬質プラスチック材料、皮革等を含む、任意の所望の材料から製造され得る。ソール構造体100はさらに、(図1に示されるように)シューズの外側またはアッパー700内に配置され得る、例えばポリマー発泡体材料(例えば、ポリウレタン発泡材、エチルビニルアセテート発泡材等)から製造される、さらなるミッドソール構成要素104を含み得る。望まれる場合、ソール部材102およびミッドソール構成要素104の両方が存在し、それらがポリマー発泡体材料から製造されるとき、下側ソール部材102の発泡材料は、ミッドソール構成要素104のそれと比較して(少なくとも一部領域において)より硬いおよび/またはより高耐久性のポリマー発泡体材料から製造され得る。ソール部材102およびミッドソール構成要素104は、本発明から逸脱することなく、成形プロセス(例えば、射出成形、加圧成形等)を通じて、高速製造積層造形プロセスを通じて等を含む、任意の所望の様式で製造され得る。ソール部材102および/またはミッドソール構成要素104の異なる領域は、異なる特徴、例えば異なる硬さ、厚み、耐摩耗性(wear resistance)、耐摩耗性(abrasion resistance)、密度、色、審美的特徴等を有するよう製造され得る。
望まれる場合、互いに係合する(例えば、接合剤、接着剤、機械的接続等によって)2つの別個の部品から形成されるよりもむしろ、ソール部材102およびミッドソール構成要素104は、例えば成形(任意で二密度発泡材射出成形技術を用いる)、高速製造積層造形プロセス等によって、一体的な一体成形構造として製造され得る。ソール部材102および/またはミッドソール構成要素104(存在する場合)は、フットウェアおよび/またはソール構造体100全体の1次衝撃力減退特性を提供し得る。
例示されているソール構造体100は、例えばゴルフまたはその他の活動(例えば、競技活動、例えば野球、ソフトボール、フットボール、サッカー等)で使用するための、クリート付きソール構造体である。この実例のソール構造体100の後方かかと領域は、牽引強化構成要素106を含む。この牽引強化構成要素106は、ソール部材102よりも硬い材料から製造され得、そしてそれはソール部材102のかかと領域に形成された窪みまたは開口部106a内に係合する(例えば、接合剤または接着剤、機械的接続等を通じて係合する)、アウトソール構成要素を構成し得る。この例示された例において、後方かかと牽引強化構成要素106は、(ベース表面106cから延びている)複数の隆起した有向性の牽引エレメント106bを含む。この実例の有向性牽引エレメント106bの少なくともいくつかは、(例えば、概ね放物線またはそれ以外の曲線形状の牽引エレメント構造106bを形成するよう)ソール構造体100の後方に面した凸形壁およびソール構造体100の前方に面した反対側の凹形壁を含む。これらの有向性牽引エレメント106bの凹形前面壁は、着用者が下り地形を歩行したとき(一般に、着用者が後方に傾き、ソール構造体100のかかと領域により大きな加重がかかる場合)に地面に接する拡大された表面またはポケットを提供する。この実例の牽引強化構成要素106のベース表面106cは、概ね三角形の形状である。本発明から逸脱することなく、異なるタイプの有向性牽引エレメントを含む、他のスタイル、形状、サイズ、数、および/または配置の牽引強化エレメント構造106bも、かかと領域で使用され得る。
この実例のソール構造体100の前方つま先領域は、牽引強化構成要素108を含む。この牽引強化構成要素108もまた、ソール部材102よりも硬い材料から製造され得、そしてフットウェア製品のソール構造体100全体に組み込まれる(例えば、接合剤または接着剤、機械的接続等を通じてフットウェア製品のソール部材102、ミッドソール構成要素104、および/またはアッパー700に係合する;ソール部材102および/またはミッドソール構成要素104における開口部または窪みにはめ込まれる;等)、アウトソール構成要素またはつま先キャップ型エレメントを構成し得る。示されているように、この牽引構成要素108のベース表面108cは、例えばつま先領域の周囲に改善された耐摩耗性を提供するよう、つま先領域の側部表面の周囲に及び得る。この例示されている実例において、前方つま先牽引強化構成要素108は、(ベース表面108cから延びている)複数の隆起した有向性の牽引エレメント108bを含む。この実例の有向性牽引エレメント108bの少なくともいくつかは、(例えば、概ね放物線またはそれ以外の曲線形状の牽引エレメント構造108bを形成するよう)ソール構造体100の前方に面した凸形壁およびソール構造体100の後方に面した反対側の凹形壁を含む。これらの有向性牽引エレメント108bの凹形後方壁は、着用者が上り地形を歩行したとき(一般に、着用者が前方に傾き、ソール構造体100のつま先領域により大きな加重がかかる場合)に地面に接する拡大された表面またはポケットを提供する。本発明から逸脱することなく、異なるタイプの有向性牽引エレメントを含む、他のスタイル、形状、サイズ、数、および/または配置の牽引強化エレメント構造108bも、つま先領域で使用され得る。
この実例のソール構造体100はさらに、クリートエレメント112a、112b、112c、および112dをそれぞれが含む、牽引強化構成要素110a、110b、110c、および110dを備える。この実例のクリートエレメント112a、112b、112c、および112dは、それぞれのベース部材114a、114b、114c、および114dに恒久的に固定され得(例えば、成形、インモールド、高速製造積層造形技術等によって)、またはそれらは、それぞれのベース部材114a、114b、114c、および114dに取り外し可能に係合され得る(例えば、従来的な取り外し可能なクリート係合構造、例えばネジ式コネクタ、引き締めネジ式コネクタ等によって)。取り外し可能なクリートエレメント112a、112b、112c、および112dを係合させるための構造は、ベース部材114a、114b、114c、114dの一部として、ソール部材102の一部として、ならびに/またはソール構造体100および/もしくはフットウェア製品の別の要素の一部として提供され得る。この例示されている実例において、牽引強化構成要素110a、110b、110c、110dは、ソール部材102内に形成された窪みまたは開口部に係合された(例えば、接合剤、接着剤、機械的接続等によって)、アウトソール構成要素を構成している。クリートエレメント112a、112b、112c、112dは、ベース部材114a、114b、114c、114dに含まれるネジ穴または対応する引き締めネジ式コネクタと係合するネジ式ポストまたは引き締めネジ式コネクタを有する取り外し可能なクリートである。ソール部材102は、取り外し可能なクリート112a、112b、112c、112dの取り外し可能なコネクタ構造を収容するための適当な窪みまたは開口部を備える。ベース部材114a、114b、114c、および/または114dは、ソール部材102内に形成された窪みまたは開口部内に係合する(例えば、接着剤、接合剤、機械的接続等を用いてソール部材102に固定される)、プレート様単位(例えば、ソール部材102の材料よりも硬い)を構成し得る。
その他のクリートエレメントの数および/または配置も可能であるが、この実例のソール構造体100は、ちょうど4つの取り外し可能なクリート部材112a、112b、112c、112dを含んでいる。最後方のクリートエレメント112aの中心は、ソール構造体100の後方かかと領域の内側(インサイド)に位置する。第2かかとクリートエレメント112bは、最後方かかとクリートエレメント112aの中心より前方に位置する中心を有し、そしてこの第2かかとクリートエレメント112bの中心は、ソール構造体100の外側(アウトサイド)に位置する。この例示された例において、かかとクリートエレメント112aおよび112b(ならびにそれらに付随するベース部材114aおよび114b)は、ほぼ長軸方向に延びている屈曲溝120aをはさんで位置する。
2つの取り外し可能なクリート112cおよび112dは、前足部領域(例えば、着用者の足の中足骨頭領域の下)に提供される。クリートエレメント112cの中心は、ソール構造体100の前足部領域の外側(アウトサイド)に位置し、クリートエレメント112dの中心は、任意で、クリートエレメント112cの中心より若干前方に位置する。クリートエレメント112dの中心は、ソール構造体100の内側(インサイド)に位置する。クリート構成要素112cは、第4指および/または第5指(より小さい指)の中足骨頭を支持するよう配置され得、クリートエレメント112dは、母指(大きな指)の中足骨頭を支持するよう配置され得る。この例示されている実例において、前足部クリートエレメント112cおよび112d(ならびにそれらに付随するベース部材114cおよび114d)は、(存在する場合)後方かかとクリートエレメント112aおよび112bに関して上記された長軸屈曲溝120aとは別またはそれと連続するものであり得る、ほぼ長軸方向に延びている屈曲溝120aをはさんで位置する。
この例示されている実例において、内側前足部牽引強化構成要素110dのベース部材114dは、ソール構造体100の内側側縁部の少なくとも一部(例えば、図1Bに示される、ソール部材102の領域102a)の上方および周囲を覆っている。1つまたは複数の牽引強化エレメント116は、牽引強化構成要素110dのこの側面領域におよびそれに沿って提供され、これらの牽引強化エレメント116の1つまたは複数は、少なくとも部分的に、横方向に(例えば、ソール部材102の縁部102aを越えておよび/または牽引強化構成要素110dのベース表面を越えて横方向に)突出し得る。この側縁部に位置するおよび/または側縁部を向いている牽引強化エレメント116は、特にゴルフのスイングのダウンスイングおよび/またはボール接触フェーズの間、例えば、クラブのヘッドがボール接触ゾーンに近づきそして通過するときに、および/または他の活動時(例えば、ターンまたはカットを行う際)に、さらなる支持および牽引を提供する。側面牽引エレメント116は、ベース部材114dに固定されおよび任意でベース部材114dとの一体構造として形成され得、またはそれらはベース部材114a、ソール部材102もしくはソール、および/もしくはフットウェア構造の他の部分と取り外し可能に係合され得る。
この実例のソール構造体100はまた、向上した可撓性および/または自然動作性性能も有し、この実例のソール構造体100の、様々な牽引エレメントの特徴および可撓性/自然動作性向上の特徴は、以下でより詳細に説明される。一部の向上した可撓性は、ソール構造体100の大部分を可撓性の材料および/または可撓性構造物から形成することによって提供される。例えば、ソール部材102は、少なくとも部分的に、着用者の足の平らな表面のすべてまたは実質的にすべてを支持するポリマー発泡体材料から製造され得る。図1Aおよび1Bに示される別の可能性のある特徴として、屈曲溝が、ソール構造体100の可撓性を強化するためにソール部材102内に形成される(これによりソール部材102がゴム、TPU、および/または他の硬質材料から形成される場合でさえも向上した可撓性を提供することができる)。他の屈曲溝の構造および配置も本発明から逸脱することなく可能であるが(より多いもしくはより少ない屈曲溝および/またはより長いもしくはより短い屈曲溝を用いる配置を含む)、この例示されている実例のソール部材102は、以下の屈曲溝を備える:
(a)中央長軸方向屈曲溝120a(例えば、この例示されている実例においてはソール部材102のかかと領域からつま先領域に延びているが、好ましくは少なくともソール部材102の前足部領域に提供される);
(b)任意で前足部領域において屈曲溝120aと実質的に平行な、外側前足部長軸方向屈曲溝120b(例えば、牽引エレメント110cと牽引エレメント108の間を延びている);
(c)任意で前足部領域において屈曲溝120aと実質的に平行な、内側前足部長軸方向屈曲溝120c(例えば、牽引エレメント110dと牽引エレメント108の間を延びている);
(d)後方かかと屈曲溝120d(例えば、屈曲溝120aからソール部材102の後方かかと領域に延びている(任意で、外側よりも内側に向かって)、かつ/または牽引エレメント110aと106の間を(例えば、分離するように)延びている);
(e)後方かかと横軸方向屈曲溝120e(例えば、内側から外側にソール部材102を横切って、牽引エレメント110bと106の間を(例えば、分離するように)延びている、かつ/または牽引エレメント110aの前縁部に沿って延びている);屈曲溝120eは、直線構成を有し得るかまたは湾曲またはある角度に曲がり得る(例えば、長軸方向屈曲溝120aとの連結点で);
(f)中央かかと横軸方向屈曲溝120f(例えば、長軸方向屈曲溝120aおよび/または牽引エレメント110bからソール部材102の内側に延びている);
(g)前方かかと横軸方向屈曲溝120g(例えば、内側から外側にソール部材102を横切って、牽引エレメント110bの前方を延びている、かつ/または牽引エレメント110bの前縁部に沿って延びている);
(h)アーチ状横軸方向屈曲溝120h(例えば、ソール部材102の内側から外側のアーチ状領域においてソール部材102を横切って延びている);
(i)第1前足部横軸方向屈曲溝120i(例えば、内側から外側にソール部材102を横切って、牽引エレメント110cの後方を延びている、かつ/または牽引エレメント110cの後縁部に沿って延びている);
(j)第2前足部横軸方向屈曲溝120j(例えば、屈曲溝120aおよび/もしくは牽引エレメント110cから、かつ/または牽引エレメント110dの後縁部に沿って延びている);
(k)第3前足部横軸方向屈曲溝120k(例えば、内側から外側にソール部材102を横切って、牽引エレメント110cの前縁部に沿って延びている、かつ/または牽引エレメント110dの前縁部に沿って延びている);
(l)第4前足部横軸方向屈曲溝120l(例えば、内側から外側にソール部材102を横切って延びている);ならびに
(m)第5前足部横軸方向屈曲溝120m(例えば、内側から外側にソール部材102を横切って延びている)。
望まれる場合、別の横軸方向屈曲溝(120n)が、ソール部材102の前方つま先領域において、牽引エレメント108の後縁部に沿って提供され得る。
この例示されている実例における交差する屈曲溝のパターンは、隣接する屈曲溝の間に位置するソール部分もしくはソールポッドのアレイ(および/またはソール構造体の他の特徴)を形成する。この「アレイ」型の構成は、行動中(例えば、足底屈を行う活動中)の足およびソールに対するより密接な地面接触の維持を補助する。この例示されている実例において、前足部領域(ならびに2つの可撓性クリート130aおよび130bの周囲の領域)は、屈曲溝120a、120b、120c、120k、120l、および120mの周囲に位置するソール部分またはポッドの4 x 3アレイを構成する。望まれる場合、前足部領域(および任意の1つまたは複数の前足部可撓性クリートを取り囲む領域)においてソール部分またはポッドの異なるサイズおよび/または形状の「アレイ」を形成するよう、より多くのまたはより少ない屈曲溝が前足部領域に提供され得る。そのような前足部領域のアレイは、例えば、側面から側面の方向に2〜10個のソールポッドおよびかかとからつま先の方向に2〜6個のソールポッドを有し得る。「前足部領域」は、本明細書においてこの文脈で使用される場合、アーチ状支持領域の前方に位置するかつ中足骨頭からの足の領域およびそれより前方(つま先を含む)を支持するよう位置するソール構造体またはフットウェア製品の領域を意味する。
屈曲溝は、本発明から逸脱することなく、直線状であり、曲線状であり、および/またはある角度に曲げられたものであり得る。いくつかの例において、屈曲溝は、使用中(例えば、ステップまたはジャンプから着地する際に着用者の体重が移動したとき、ゴルフスイングの過程で(または他の競技活動の過程で、例えば野球もしくは他の目的でスイングをした際にもしくはボールもしくは他の対象を投げた際に、ターンもしくはカッティング行動をとった際に)使用者の体重が移動したとき)に着用者の足の自然な曲がりを促進するのに適当な位置に配置され位置し得る。さらに別の可能性のある特徴として、望まれる場合、一方のシューズ上の屈曲溝(例えば、位置、サイズ、形状、向き等)は、ペアの他方のシューズ上の屈曲溝と異なり得る(例えば、様々な競技活動中の2本の足における体重移動をより支持するために、競技者が右利きであるかまたは左利きであるかで異なり得る等)。
本発明から逸脱することなく、上記の詳細に記載されているものよりも多いまたは少ない屈曲溝が、ソール構造体100に提供され得る。加えて、例示されている屈曲溝のいくつかは、より短い、より長い、および/または複数の(分離された)セグメントに変更され得る。また、例示されている実例はソール部材102内にのみ屈曲溝を示しているが、望まれる場合、屈曲溝は、本発明から逸脱することなく、牽引エレメント要素106、108、110a、110b、110c、および/もしくは110dに、かつ/またはこれらの牽引エレメント要素を複数の部分に分離するように、提供され得る。図1Aおよび1Bの例示されている実例において、屈曲溝は、牽引エレメント構成要素110a〜110dのベース部材114a〜114dの少なくとも一部分(例えば、外周の少なくとも65%)に直接隣接するよう位置する。この特定の例示されている実例において、各ベース部材114a〜114dは、その外周の少なくとも65%が、屈曲溝に直接隣接して位置している(ベース部材114a〜114dの最側縁部のみが屈曲溝に直接隣接しない)。この配置は、(クリート112a〜112dをより支持するよう)ソール部材102の材料よりもいくぶん硬いまたは堅い材料から製造され得るベース部材114a〜114dを直接取り囲む領域において、ソール構造体100により大きな可撓性およびより高い自然動作性性能を提供する。
この例示されている実例のソール構造体100はさらに、その可撓性を向上させる特徴を含む。図1Aおよび1Bに示されているように、ソール部材102の屈曲溝の一部は、それらがソール構造体の牽引エレメントのいくつかを複数の(分離された)構成要素に分割するよう配置される。これらの「可撓性クリート」牽引エレメント130aおよび130bの例示的な特徴および構造は、以下でより詳細に、さらに図1C〜1Gと組み合わせて、説明される。
それらは全ソール構造体100(かかと領域を含む)においてより多い、より少ない、および/またはその他の位置に提供され得るが、この例示されている実例において、2つの可撓性クリート130aおよび130b(ならびに以下でより詳細に説明されるように、それら各々の連結領域132a、132b)は、ソール部材102の前足部領域に提供され、一方の可撓性クリート130a(および/もしくはその連結領域132a)はソール部材102の外側(ならびに長軸方向屈曲溝120aの外側および/もしくは外側つま先の下)に位置しており、他方の可撓性クリート130b(および/もしくはその連結領域132b)はソール部材102の内側(ならびに長軸方向屈曲溝120aの内側および/もしくは内側つま先の下)に位置している。これらの領域に可撓性クリート130aおよび130bを提供することで、例えば、特にステップもしくはジャンプのつま先が離れるフェーズの間および/またはゴルフのスイングのダウンスイング部分もしくは他の競技活動の間(例えば、競技者が彼もしくは彼女のつま先を地面につけるおよび/もしくは押し離すとき)、ゴルフスイングのサイクルのボール接触もしくはそれ以降のフェーズの間等における全ソール構造体100の可撓性がさらに改善される。
可撓性クリート130aおよび/または130bは、ソール部材102の露出している外表面102sと一体的に形成されそこから延びているものであり得る(例えば、可撓性クリート130a、130bは、ソール部材102を形成する成形プロセスの間におよび/または高速製造積層造形プロセスにおいて形成され得る)。この実例の例示されている可撓性クリート130aおよび130bは類似の構造を有しているので(とはいえ潜在的にはいくらか異なるサイズおよび/または形状を有する)、可撓性クリート130aの構造が以下でより詳細に説明されるであろう。当業者は、可撓性クリート130bが類似の構造、特徴、および/または特性を有し得ることを理解するであろう。
上記のように、ソール部材102は、(a)その外表面102sからその内表面に向かってソール部材102の厚みを少なくとも部分的に通って延びている第1屈曲溝(例えば、長軸方向屈曲溝120b)および(b)その外表面102sからその内表面に向かってソール部材102を少なくとも部分的に通って延びている第2屈曲溝(例えば、横軸方向屈曲溝120l)を備える。これらの第1および第2屈曲溝120bおよび120lは、連結点(例えば、交差点132a)を形成するよう接触する。交差点132aとして形成される場合、屈曲溝120bおよび120lは、本発明から逸脱することなく、任意の所望の角度で接触し得る。いくつかのより詳細な例において、屈曲溝120b、120lは、20°〜160°の範囲の角度で、いくつかの例では30°〜150°の間およびさらには45°〜135°の間である範囲の角度で接触し得る。屈曲溝120b、120lはまた、直線状または曲線状であり得る。
可撓性クリート130aは、交差点132aの周囲に形成される。可撓性クリート130aは、ソール部材102の内表面および外表面から離れる方向に延び、そしてこの例示されている実例において、可撓性クリート130aは、(a)屈曲溝120bおよび120lに沿って延びている第1側面または壁136aと、交差点132aに隣接する該第1側面136aに沿って位置する第1最下部分138aとを含む、第1クリート構成要素134a;(b)屈曲溝120b、120lに沿って延びている第2側面または壁136bと、交差点132aに隣接する該第2側面136bに沿って位置する第2最下部分138bとを含む、第2クリート構成要素134b;(c)屈曲溝120b、120lに沿って延びている第3側面または壁136cと、交差点132aに隣接する第3側面136cに沿って位置する第3最下部分138cとを含む、第3クリート構成要素134c;ならびに(d)屈曲溝120b、120lに沿って延びている第4側面または壁136dと、交差点132aに隣接する該第4側面136dに沿って位置する第4最下部分138dとを含む、第4クリート構成要素134dを含む。この例示されている実例の可撓性クリート130bは、長軸方向屈曲溝120cおよび横軸方向屈曲溝120mに沿ってかつこれらの屈曲溝120c、120mの間の連結点132bに配置される同様の4部構成可撓性クリート構成要素構造134a、134b、134c、134dを含む(例えば、1つのクリート構成要素が、連結点132bの周囲に定義される各四分の一部分またはセクターの中に提供される)。
可撓性クリート構成要素134a〜134dの側面または壁136a、136b、136c、および136dは、ベース表面102sから下方に延び、かつ屈曲溝120b、120c、120l、および/または120mに面する内壁または縁部を構成し得る。これらの壁または側面136a、136b、136c、136dは、直線状または曲線状であり得、かつベース表面102sから下方に任意の所望の角度または方向に延びているものであり得、いくつかの例において、それらはベース表面102sおよび壁または側面136a、136b、136c、136dの内表面(屈曲溝に隣接する)が90°〜135°の角度(およびいくつかの例では90°〜125°またはさらには90°〜110°である角度)を形成するよう下方に延びている。屈曲溝に面する内壁または側面136a、136b、136c、136dは、交差点132a、132b、またはその付近の位置で、滑らかに湾曲した表面またはより切り立った(実質的に垂直な)1つのコーナー(もしくは複数のコーナー)を形成し得る(図1A〜1Dの例示されている実例では屈曲溝に沿って延びている滑らかに湾曲した壁が示されている)。例示されている実例において、屈曲溝に面する可撓性クリート134a〜134dの内壁または側面136a〜136dは、(屈曲溝の1つに隣接して位置する)それぞれのクリート構成要素の第1端140aから(交差点を形成する他の屈曲溝に隣接して位置する)それぞれのクリート構成要素の第2端140bまで連続的に延び、クリート構成要素のそれぞれの最下部分138a〜138dは、(任意で連結点またはその付近の)それぞれのクリート構成要素134a〜134dの第1端140aおよび第2端140bの間に位置する。
図1E〜1Gは、本発明の少なくともいくつかの例にしたがいソール構造体(例えば、ソール部材102)に含まれ得る屈曲溝120a〜120nのさらなる可能性のある特徴を示している。図1Eは、可能性のある屈曲溝120の一部の拡大図を示しており、図1Fおよび1Gは、(例えば、ソール構造体100の外側144から内側146まで)溝120を通っておよびそれに平行に切り取られた例示的な断面図を示している。上記のように、屈曲溝120a〜120nの少なくともいくつかは、可撓性ソール構造体、任意で、向上した自然動作性性能を有する(例えば、ステップ、ジャンプ、ゴルフスイング、および他の競技の動作を支持するよう自然動作性を向上させる可撓性を有する)ソール構造体を提供するサイズ、形状、位置、および/または向きとされ得る。例えば、非圧力状態(例えば、ソールまたはソールを含むシューズが水平な表面上に自然な状況で置かれている状態)で、これらの屈曲溝120a〜120nの少なくともいくつか(任意で、可撓性クリート130a、130bの周囲の屈曲溝を含む)は、以下の特徴の1つまたは複数を有し得る:
(a)任意で少なくとも連結点もしくは交差点132a、132bに隣接するかつ/または側面136a〜136dに隣接する位置における、(ソール構造体102の外表面102sから内表面102iへの方向に)少なくとも3 mm、およびいくつかの例では少なくとも5 mmの深さ(H、H1、H2);
(b)任意で少なくとも連結点もしくは交差点132a、132bに隣接するかつ/または側面136a〜136dに隣接する位置における、5 mm未満(およびいくつかの例では3 mm未満)の幅(W1、W2);
(c)屈曲溝の長さLの少なくとも40%にわたって、ソール部材102の厚み(T、T1、T2)の少なくとも40%を通って延びている深さ(H、H1、H2)(例えば、H≧0.4T)(およびいくつかの例ではH≧0.5T);
(d)隣接するクリート構成要素134a〜134dの間の領域全体にわたる、ソール部材102の厚み(T、T1、T2)の少なくとも40%を通って延びている深さ(H、H1、H2)(例えば、H≧0.4T)(およびいくつかの例ではH≧0.5T);
(e)少なくとも3 mm、少なくとも5 mm、少なくとも7.5 mm、少なくとも10 mm、またはさらには少なくとも12.5 mmである屈曲溝120(例えば、1つまたは複数のクリート構成要素134a〜134dに隣接する、2つのクリート構成要素間の、前足部領域にある等)の長軸方向の長さLに沿う少なくともいくつかの領域における深さ(H、H1、H2);
(f)5 mm未満、3 mm未満、またはさらには2mm未満である屈曲溝120(例えば、1つまたは複数のクリート構成要素134a〜134dに隣接する、2つのクリート構成要素間の、前足部領域にある等)の長軸方向の長さLに沿う少なくともいくつかの領域における幅(W1、W2);ならびに
(g)任意で連結点もしくは交差点132a、132bに隣接する、クリート構成要素134a〜134dの側面136a〜136dに隣接するかつ/または隣接する側面136a〜136dの間の少なくともいくつかの位置における、1未満ならびにいくつかの例では0.75未満、0.5未満、およびさらには0.3未満である溝幅対深さ比(W/H)。
いくつかのさらなる例として、深さ(H、H1、H2)は、少なくともいくつかの領域において、例えば、屈曲溝の長さLの少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、またはさらには少なくとも75%にわたって、ソール部材102の厚み(T、T1、T2)の少なくとも50%、少なくとも60%、またはさらには少なくとも75%を通って延びているものであり得る。
図1E〜1Gは、所定のソール部材102において溝の幅Wおよび溝の深さHが本発明から逸脱することなく異なり得ることをさらに例示している(とはいえ、望まれる場合は、各溝が同じ幅および深さの特徴を有し得る)。さらに、図1Fは、これは必要条件ではないが、実質的に一定の深さHを有する溝120および溝120の長軸方向の長さLの実質的に全体に沿って実質的に一定の深さ対厚さ比(H/T)を有するソール部材102を示している。逆に、図1Gに示されるように、溝の深さHおよび/またはソール部材全体の厚さTは、(ソール部材102の外側144から内側146への)溝構造の長軸方向の長さLの推移の中で変化し得る。溝の幅Wもまた、所定の溝の長軸方向の長さLに沿って変化し得る。
図1A〜1Dに例示されているように、可撓性クリート130a、130bは、2つの屈曲溝の連結点または交差点132a、132bの周囲に配置された4つの「ヒレ型」クリート構成要素134a〜134dを構成する。各クリート構成要素134a〜134dは、それぞれ、地面に接するよう配置される比較的細い底縁部142a〜142dを含み、そしてこの薄い底縁部142a〜142dは、着用者の足からの加重の下で地表面に侵入し得る。これらの底縁部142a〜142dは、それらの露出している、地面接触縁部において、2 mm未満の幅、およびいくつかの例では、1 mm未満またはさらには0.5 mm未満である幅であり得る。底縁部142a〜142dはまた、使用時に地面に接するように向けられたポイントまたは尖ったコーナーを形成し得る。縁部142a〜142dは、それらの自由端140a、140bからそれら各々の最下位置138a〜138dへと(直線的なまたは曲線的な経路で)傾斜し得る。クリート構成要素134a〜134dは、底縁部142a〜142dからソールベース表面102sに向かっていく分厚みが増すようにされ得る。また、内壁136a〜136dは、反対側に露出した壁148a〜148dと比較してより尖ったカーブまたはコーナーを形成し得る。ソールベース表面102sにある露出した壁148a〜148dの基部は、1つの端部140aから反対側の端部140bへ概ね円弧または放物線の経路を形成し得る。
可撓性クリートは、本発明から逸脱することなく任意の所望のサイズまたは寸法を有し得る。上記のタイプの前足型可撓性クリート130a、130bの場合、その最下点138a〜138dにおけるクリート構成要素134a〜134dの高さまたは最大寸法(ソールベース表面102sからのおよびソールベース表面102sから離れる方向、Hクリート)は、少なくとも2 mm(例えば、2 mm〜12 mmの範囲)、いくつかの例においては、少なくとも3 mmの高さ、またはさらには少なくとも4 mmである高さであり得る。本発明にしたがういくつかのソール構造体において、連結領域におけるまたはクリート構成要素に直接隣接する溝の領域の少なくとも一部における溝の深さ(ソールベース表面102sからかつソール部材102内への方向、H)に対する、その最下点におけるクリート構成要素の高さまたは最大下方寸法(ソールベース表面102sからかつソールベース表面102sから離れる方向)であるHクリートの比は、Hクリート:H≦1.5のようになり、いくつかの例においてはHクリート:H≦1.25およびさらにはHクリート:H≦1のようになる。
図1A〜1Gに示される実例の可撓性クリート130a、130bは、2つの屈曲溝の交差点132a、132bの周囲に配置された4つの「ヒレ型」クリート構成要素134a〜134dを有する(例えば、1つの個別のクリート構成要素が、交差点132a、132bの周囲の各四分の一部分またはセクターに提供される)。他の可撓性クリート構造および配置も、本発明から逸脱することなく可能である。例えば、図2Aおよび2Bは、2つの屈曲溝220aおよび220bの「大文字のT字形」の連結点または交差点222の周囲に配置された3つのクリート構成要素202a、202b、および202cを含む可撓性クリート200を例示している(望まれる場合、屈曲溝220a、220bのいずれかまたは両方が湾曲を有し得る)。他の特定の形状および配置も可能であるが、この例示されている実例においては、クリート構成要素202aおよび202bは、上記のヒレ型クリート構成要素134a〜134dと類似の形状を有している(そして構成要素134a〜134dに関して上記された様々な特定の構造的特徴および/または選択肢のいずれかを有し得る)。他方、クリート構成要素202cは、よりT字形の構造を有し、一つの拡張された壁または側面206cが溝220aに面するようくっつけられた2つの隣接するクリート構成要素(202aおよび202bのような)と類似した構造を有し得る。クリート構成要素202cは、最下点208cと、該最下点208cから終点212a、212b、および212cに(直線または曲線様式で)延びている底(地面接触)縁部210cとを有する。底縁部210cおよび/またはクリート構成要素202c全体が、効率的かつ効果的な地面侵入を促進するサイズおよび形状(例えば、クリートの高さ方向における)とされ得る。
図3Aおよび3Bは、2つの屈曲溝320a、320bの「大文字のT字形」の連結点または交差点322の周囲に配置された別の例の可撓性クリート300を例示している(任意で、屈曲溝320a、320bのいずれかまたは両方が湾曲したものであり得る)。ここでも、他の特定の形状および配置が可能であるが、この例示されている実例において、クリート構成要素302aおよび302bは、上記のヒレ型クリート構成要素134a〜134dおよび202a〜202bと類似の形状を有する(そしてこれらのクリート構成要素に関して上記された様々な特定の構造的特徴および/または選択肢のいずれかを有し得る)。他方、クリート構成要素302cは、屈曲溝320aに沿って(および任意でそれに平行に)延びているより平坦、直立、実質的に垂直な壁のヒレ型構造を有する。クリート構成要素302cは、最下点308cと、該最下点308cから終点312aおよび312bに(直線または曲線様式で)延びている底(地面接触)縁部310cとを有する。望まれる場合、クリート構成要素302cは、底縁部310cからソールベース102sに向かっていく分厚みが増すようにされ得る(すなわち、面314aおよび/または面314bは、望まれる場合、ベース102sから下方に90°の角度で延びている必要はない)。底縁部310cおよび/またはクリート構成要素302c全体が、効率的かつ効果的な地面侵入を促進するサイズおよび/または形状(例えば、クリートの高さ方向における)とされ得る。
図1A〜3Bは、屈曲溝(約90°の連結角を有する屈曲溝)の「大文字のT」または「小文字のT」字形の交差点または連結点の周囲にクリート構成要素が配置される可撓性クリート構造を例示している。これもまた必須要件ではない。むしろ、望まれる場合、本発明から逸脱することなく、2つまたはそれ以上の屈曲溝が、任意の所望の角度配置または向きを有する連結点または交差点で接触し得る。さらに、望まれる場合、屈曲溝は、連結点もしくは交差点の位置で、またはその付近で直線的構造を有する必要はない(すなわち、溝は、望まれる場合、連結点もしくは交差点の位置で、またはその付近で湾曲したものであり得る)。また、個々のクリート構成要素の内側壁および外側壁もまた、直線状または曲線状であり得る(そして溝の長軸方向の形状と概ね平行であり得る)。
別のより特定の例として、図4Aおよび4Bは、3つの屈曲溝420a、420b、および420cが概ね「Y字形」の交差点または連結点422で接触する可撓性クリート400を例示している。図4Aおよび4Bの実例における隣接する屈曲溝420a〜420cの間の角度は実質的に同じである(例示されている実例では各々の角度が約120°である)が、溝420aと420bの間の角度は、溝420bと420cの間の角度と同一または異なり得、かつそれらの溝セット間の角度は、溝420aと420cの間の角度と同一または異なり得る。これらの角度は、例えば、20°〜160°の範囲であり得る。
この例示されている実例の可撓性クリート400において、第1クリート構成要素402aは溝420aと420bの間に配置され、第2クリート構成要素402bは溝420bと420cの間に配置され、かつ第3クリート構成要素420cは溝420aと420cの間に配置される。各クリート構成要素402a〜402cは、溝420a〜420cおよびその交差点422に面した垂直または実質的に垂直の側壁406a〜406cを含む。さらに、各クリート構成要素402a〜402cは、地面に接する(および潜在的に進入する)よう設計された底縁部410a〜410cを含み、この縁部410a〜410cは、最下部分408a〜408cから自由端412aおよび412bに向かって先細であり得る。側壁表面406a〜406cと反対側の露出表面414a〜414cは、クリート構成要素402a〜402cが地面接触表面の縁部410a〜410cからソールベース102sに向かっていく分厚みが増すように、先細であり得るかまたはいく分外側に湾曲したものであり得る。
本発明の少なくともいくつかの例にしたがう可撓性クリートは、単一の屈曲溝(直線状または曲線状であり得る)の周囲にまたはそれに沿って配置され得る。図5Aおよび5Bは、(例えば、上記のタイプの)2つのクリート構成要素502aおよび502bが連続的な屈曲溝520をはさんで配置された、可撓性クリート500の実例を例示している。これらの図に示されているように、クリート構成要素502aおよび502bの向かい合う壁506aおよび506bの間またはその付近の領域に溝の連結点または交差点は存在しない。望まれる場合、本発明の少なくともいくつかの例にしたがい、最下部分508a、508bから隣接する自由端512aまでの距離の少なくとも75%にわたる溝520をまたいで向かい合う壁506aおよび506bの間の間隔Sは、5 mm未満(およびいくつかの例では2.5 mm未満)であり得る。間隔Sは、(地面接触縁部510a、510bからソールベース表面102sへの)垂直方向および/または最下点508a、508bから自由端512aの方向の両方において、一定であり得るかまたは変化し得る。
各クリート構成要素502aおよび502bは、その2つの側壁の間で実質的に90°の向きを有するよう示されているが、本発明から逸脱することなく、これらの側壁に対する他の角度も可能である。例えば、望まれる場合、個々のクリート構成要素502aおよび502bの2つの側壁は、望まれる場合、本発明から逸脱することなく、20°〜160°、いくつかの例では、35°〜145°の範囲の角度で延び得る。また、クリート構成要素502aおよび502bは、これらの図において、実質的に類似の形状および構造を有するものとして示されているが、望まれる場合、本発明から逸脱することなく、それらは、異なる壁の角方向を含む異なる形状および/または構造を有し得る。
図6Aおよび6Bは、単一の連続的な屈曲溝620に沿って配置された別の例の可撓性クリート600の構造を例示している。この例において、2つのクリート構成要素602aおよび602bは、図2Aおよび2Bのクリート構成要素202cに関して示されている概ねT字形の構造を有する。これらの図に示されているように、クリート構成要素602aおよび602bの向かい合う側壁606aおよび606bの間またはその付近の領域に溝の連結点または交差点は存在しない。望まれる場合、本発明の少なくともいくつかの例にしたがい、一方の端部612aから反対側の端部612bまでの距離の少なくとも75%にわたる溝620をまたいで向かい合う壁606aおよび606bの間の間隔Sは、5 mm未満(およびいくつかの例では2.5 mm未満)であり得る。間隔Sは、(地面接触縁部610a、610bからソールベース表面102sへの)垂直方向および/または端612aから端612bの方向の両方において、一定であり得るかまたは変化し得る。向かい合う側壁606aおよび606bはまた、ベース表面102sから離れる方向に直線状、曲線状、段階状、および/またはそれ以外の形状であり得る。
各クリート構成要素602aおよび602bは、実質的に同じサイズ、形状、および構造を有するものとして示されているが、本発明から逸脱することなく、それらは示されているものと異なるサイズ、形状、および/または構造、例えば、異なる端部612aから612bまでの長さ;異なる(ベース102sから地面接触縁部610a、610bまでの)高さ;脚構成要素614a、614bの異なるサイズ、形状、角度、湾曲等;溝620に対する脚構成要素614aおよび614b(溝620から離れる方向に延びている脚)の異なる角度または方向等を有し得る。また、クリート構成要素602aおよび602bは、これらの図において、相互に実質的に類似の形状および構造を有するものとして示されているが、望まれる場合、本発明から逸脱することなく、それらは相互に異なる構造を有し得る。
図7Aおよび7Bは、本発明にしたがう別の例のソール構造体750の底面図および斜視図を提供する。構造および特徴の類似性から、図1A〜1Gと同じ参照番号が図7Aおよび7Bにおいても多く使用されており、これらの参照番号は、上記の参照番号と同一または類似の部品を表すことが意図されている(したがって、これらの部品の詳細な説明は、省略されている場合がある)。望まれる場合、図7Aおよび7Bのソール部材は、図1Aおよび1Bに示されるソール部材と同一であり得るが、主な(または唯一の)違いは、図7Aおよび7Bのソール部材に二次的牽引エレメント702が追加されていることである。
これらの図に示されるように、屈曲溝120a〜120nのいくつかは、湾曲したおよび/またはある角をなす配向を有し得る。例えば、この実例の長軸方向屈曲溝120aは、前方から後方に向かって概ね湾曲する構成を有する(曲線の凹側がソール構造体750の内側に面し、曲線の凸側がソール構造体750の外側に面する)。前足部長軸方向屈曲溝120bおよび120cは、前方内側から後方外側の方向にある角度に曲がるおよび/または湾曲している。前足部領域において、屈曲溝120a〜120cは、相互に対して実質的に平行に延びているものであり得る。
この例示されている実例の屈曲溝120e〜120nはまた、ある角度に曲がるおよび/または湾曲様式で延びている。図7Aおよび7Bに示されるように、これらの屈曲溝120e〜120nは、それらの内側端がそれらの各々の外側端と比較してソール構造体750全体においていっそう前方に位置している(すなわち、屈曲溝120e〜120nは、前方内側から後方外側の方向に曲線または直線経路で延びている)。図7Aおよび7Bの屈曲溝のサイズ、形状、配置、および向きはまた、図1A〜1Gの態様を含む本発明の他の態様において使用され得る。
ソール部材102の可撓性ならびに/または屈曲溝の構成および向き(前方内側から後方外側への方向に延びている屈曲溝120e〜120nを含む)は、ソール構造体750が、特に足底屈動作の間、例えばゴルフのスイング、ステップのサイクル、および/または他の活動中の、より優れた、かつより密接な地面接触を維持するのに役立つ。例えば、ソール構造体750の表面積が大きいほど、スイングおよび/またはステップのサイクル中、特にこれらのサイクルの足底屈フェーズの間に、地面との接触が維持される。
図7Aおよび7Bの実例のソール構造体750はさらに、例えば、ソール部材750の底表面のあちこちの様々な位置に、例えば様々な屈曲溝の間の位置に提供される、隆起した小塊の形態(任意で、それらの自由端よりもそれらのベース部でいく分幅広くなっている)の、二次的牽引エレメント702を示している。二次的牽引エレメント702のサイズ、形状、位置、および向きは、本発明から逸脱することなく幅広く変更され得るが、追加の二次的牽引エレメント702は、ソール構造体750内の以下の位置の1つまたは複数に提供され得る:(a)屈曲溝120bおよび120m、ならびにソール構造体750の外側側面(ならびにソール構造体750の前方牽引エレメント108)の間;(b)屈曲溝120a、120b、および120m(およびソール構造体750の前方牽引エレメント108)の間;(c)屈曲溝120a、120c、120k、および120lの間;(d)屈曲溝120c、120k、および120l、ならびにソール構造体750の内側の間;(e)屈曲溝120a、120i、および120j、ならびにソール構造体750の内側側面の間;(f)屈曲溝120a、120h、および120i、ならびにソール構造体750の内側側面の間;(g)屈曲溝120a、120h、および120i、ならびにソール構造体750の外側側面の間;(h)屈曲溝120a、120f、および120g、ならびにソール構造体750の内側側面の間;ならびに(i)屈曲溝120a、120e、および120f、ならびにソール構造体750の内側側面の間。図7Aおよび7Bに示されている特定のソール構造体750の例において、1つまたは複数の追加の二次的牽引エレメント702が、これらの列挙されている位置のすべてに提供される。
追加の側面に突出する牽引強化エレメント116もまた、ソール構造体750の内側前足部およびつま先領域に提供される(追加の側面に突出する牽引強化エレメントは、図1Aおよび1Bに示されている実例の構造100と比較して、ソール部材750の前面に向かってさらに前方に位置する)。側面に突出する牽引強化エレメント116は、例えばゴルフスイングサイクルのダウンスイング、ボールコンタクト、および/もしくはつま先離れフェーズ、ステップサイクル、ならびに/または他の活動中にさらなる牽引力を提供する。望まれる場合、側面に突出する牽引強化エレメント116は、ソール部材102の外周の周囲でさらに前方(例えば、つま先領域に向かって)におよび/またはさらに後方(例えば、土踏まずまたはかかと領域に向かって)に延びているものであり得る。
上記の実例の構造において、クリートエレメント112a〜112dは、ソール部材102と取り外し可能に係合され、そして可撓性クリートエレメント130aおよび130bは、ソール部材102と一体的に形成される(例えば、成形または高速製造プロセスを通じて)。本発明から逸脱することなく、これらのクリートタイプのいずれかまたは両方に関する他の配置および構成も可能である。図8A〜8Gは、上記の可撓性クリートエレメント130aおよび130bを含むクリートエレメントがソール構造体100に組み込まれ得る別の実例の方法または様式を例示している。
図8Aは、2つの交差する屈曲溝(例えば120bおよび120lまたは120cおよび120m)の間の連結点(例えば、132a、132b)およびその付近の領域のソール部材102の一部を示しており、図8Bは、図8Aの8B-8B線に沿って切り取られたソール部材102の断面図である。このプロセスにおける1つの工程として、ソール部材102は、クリートエレメント112a〜112d、130a、および/または130bの1つまたは複数の位置に対応する位置に1つまたは複数の貫通穴802を含むよう形成(例えば、成形)され得る。これらのクリートエレメント(例えば、クリートエレメント112a〜112dとして形成された、クリートエレメント130a〜130bとして形成された、個別クリート構成要素134a〜134dとして形成された等)は、例えば成形プロセスを通じて、別々に形成され得る。図8Cおよび8Dは、実例のクリート構成要素134aの、それぞれ、側面および底面図を示している。これらの図に示されているように、この実例のクリート構成要素134aは、マウンティングベース806から離れる方向に延びている地面係合部分804(例えば、上記のクリート構成要素の最下部分を含む)を含む。マウンティングベース806は、以下により詳細に記載されるように、全ソール構造体でクリート構成要素134aを保持するのを補助する、薄い(および任意で可撓性の)ディスクもしくはリム(または少なくともクリート構成要素134aの外周部分の周囲に提供されるディスクもしくはリム)を構成し得る。図8Cおよび8Dは、一体的な、ワンピース構成としてクリート構成要素134aを示しているが、クリート構成要素は、望まれる場合、本発明から逸脱することなく、互いに固定(例えば、接着剤または機械的接続による)される複数の部品から製造され得る。
個々の部品を製造した後、クリート構成要素134aは、図8Eのおよび8Fに示されるようにソール部材102と係合され得る。より詳細には、示されているように、クリート構成要素134aの地面係合部分804は、ソール部材102に提供される穴802の最上部を通して挿入され得、そしてクリート構成要素134aが穴802に入っている状態を維持するために、マウンティングベース806の縁部分またはリムがソール部材102の最上部表面102iに係合するであろう。他の配置も可能であるが、図8Eおよび8Fに示されている実例の構造および方法においては、ソール部材102を通る各穴802のそれぞれに1つのクリート構成要素134a〜134dが提供され、そしてクリート構成要素134aは、ソール部材102の最上部表面102iにおいて相互から離れた状態で維持される。
任意で、必要な場合または望まれる場合、クリート構成要素134a〜134dは、接合剤または接着剤を用いてソール部材102の最上部表面102iと係合され得る(しかし、実施可能であるならば、この目的で接合剤または接着剤を何も使用しないことが、「より環境に配慮した(greener)」、より環境に優しい、および持続可能な構成の提供に役立ち得る)。次いで、図8Gの断面図に示されているように、ソール部材102およびクリート構成要素134a〜134dの最上部が、例えばミッドソール部材104によって(例えば、1つまたは複数ピースのポリマーミッドソール発泡材料によって)覆われ得る。すべての構成において必須となるわけではないが、望まれる場合、ミッドソール部材104は、接合剤または接着剤によって、他のソール構造体(例えば、ソール部材102および/またはクリート構成要素134a〜134d)と係合され得る。このソール構造体(例えば図8Gに示されているような構造体)全体が、次いで、例えばフットウェア分野において従来から公知であり使用されている様式で、アッパーと係合され得る。
図8A〜8Gの実例のソール構造体750は各クリート構成要素134aを別部品として示しているが、これは必須要件ではない。むしろ、図8Hに示されるように、ソール部材102に提供される2つ以上の貫通穴802を通って延びている地面係合部分804を1つのクリート構成要素部分134aが有するように、1つのクリート構成要素134aは、複数の地面係合部分804(例えば2〜4つ)を含み得る(例えば、1つの一体的構成として形成された、図8E〜8Gの2つまたはそれ以上(例えば、2〜4つ)のクリート構成要素部分134aと似ている)。換言すると、図8Hに示されるように、クリート構成要素の材料の薄い層は、隣接する地面係合部分804の間、ならびに屈曲溝120b、120c、120l、および/または120m上方の領域の少なくとも一部に及び得る。そのような構造は、例えば、隣接する地面係合部分804の間の(および屈曲溝上の)クリート構成要素134aのベース部分806が、ソール構造体全体に対する十分な可撓性を維持するよう(例えば、自然な動作を支持するよう)十分に薄いおよび/または可撓性である場合に使用され得る。この様式で、複数の地面係合部分804(例えば、図8Eの2〜4つの地面係合部分)(および/または図8Eの2〜4つの貫通穴802を含む複数の貫通穴802を通って延びている地面係合部分)を含む1つのクリート構成要素を形成することは、ソール構造体全体の製造プロセスを簡素化し得る(例えば、より少ないクリート構成要素部分の取り扱いおよびソール部材102との係合を必要とする)。
別の選択肢または例として、望まれる場合、クリートエレメントおよび/または構成要素は、ソール部材102を通じて定義される開口部を通って延びていることを要しない。例えば、望まれる場合、クリートエレメントおよび/または構成要素は、単純に、例えば接合剤または接着剤、機械的接続等を用いて、ソール部材102の露出している底表面102sと係合され得る。上記のおよび図8A〜8Hに示されるソール部材102ならびにクリートエレメントおよび/または構成要素(例えば、クリートエレメント112a〜112d、クリートエレメント130a〜130b、個別のクリート構成要素134a〜134d等)に複数部品構成を使用する利点の1つは、製造者がソール部材102ならびにクリートエレメントおよび/または構成要素134a〜134dを異なる材料から製造できるようにすることである。より詳細な例として、これらのタイプの複数部品構造および製造技術を用いることで、クリートエレメントおよび/または構成要素(例えば、クリートエレメント112a〜112d、クリートエレメント130a〜130b、個別のクリート構成要素134a〜134d等)を、ソール部材102(またはソール構造体の他の部分)を構成する材料と比較して異なる、より堅い、より高耐久性の、および/またはより硬質の材料から製造することができる。この特徴は、より高耐久性でありかつより長持ちするクリートおよびソール構造体の提供に役立ち得る。
可撓性クリート付きソール構造体が2つ以上の可撓性クリートを含む場合、個々のソール構造体上の可撓性クリートは、本発明から逸脱することなく、例えば、図1A〜8Hに示される任意の2つ以上の可撓性クリート構造の組み合わせ、ならびに/またはこれらの可撓性クリート構造のいずれかと異なるサイズ、形状、外観、および/もしくは向きを有する別の可撓性クリート構造の組み合わせを含む、同一または異なるサイズ、形状および/もしくはその他の構造的特徴を有し得る。また、図1A、1B、7A、および7Bはソール構造体上の可撓性クリートを、他のより従来的なクリートと組み合わせて示しているが、望まれる場合、1つまたは複数の可撓性クリートは、本発明から逸脱することなく、ソール構造体上におけるただ一つの種類の牽引強化エレメントであり得る。可撓性クリートはまた、ソール構造体上の任意の所望の位置に配置され得る。例えば、図1Aおよび1Bは、ソール構造体102の前足部つま先領域(母指および小さい指の1つまたは複数の下)に配置された可撓性クリート130aおよび130bを示しているが、可撓性クリートは、以下の1つまたは複数を含む他の位置にも配置され得る:第1(母指または内側)中足骨指関節または中足骨頭下の前足部領域、第4または第5(小さい指または外側)中足骨指関節または中足骨頭下の前足部領域、外側かかと領域、内側かかと領域等。
図1Aはさらに、本発明にしたがうフットウェア構造体に含まれ得るアッパー700の一部を例示している。本発明にしたがうソール構造体は、本発明から逸脱することなく、当技術分野で公知であり使用されている従来的なアッパー(ゴルフまたはその他の競技用フットウェア用の従来的なアッパーを含む)を含む任意の所望のタイプのアッパーを有するフットウェアに組み込まれ得る。いくつかのより詳細な例として、本発明の少なくともいくつかの実例にしたがうアッパーは、その全体が参照により本明細書に組み入れられる米国特許出願公開第2013/0104423号に記載されるタイプの足固定および係合構造(例えば、「ダイナミック」および/または「アダプティブフィット」構造)を有するアッパーを含み得る。いくつかのさらなる例として、望まれる場合、本発明にしたがうアッパーおよびフットウェア製品は、Beaverton, OregonのNIKE, Inc.から入手可能なFLYWIRE(登録商標)ブランドのフットウェアにおいて使用されているタイプの足固定および係合構造を含み得る。さらにまたはあるいは、望まれる場合、本発明にしたがうアッパーおよびフットウェア製品は、ニット材料および/またはアッパー材料の融合層、例えばNIKEの「FLYKNIT(商標)」ブランドのフットウェア製品および/またはNIKEの「FUSE」フットウェア製品ラインに含まれるタイプのアッパーを含み得る。さらなる例として、米国特許第7,347,011号および/または同第8,429,835号に記載されるタイプのアッパーが、本発明から逸脱することなく、上記のソール部材と共に使用され得る(米国特許第7,347,011号および/または同第8,429,835号の各々は、それらの全体が参照により本明細書に組み入れられる)。
III. 結論
本発明は、様々な態様および構造の選択肢を参照しつつ、上記および添付図面に開示されている。しかし、本開示により果たされる目的は、本発明に関連する様々な特徴および概念の実例を提供することであり、本発明の範囲を限定することではない。当業者は、本発明の様々な異なる態様の特徴を含む、本明細書に記載されるクリート構造、ソール構造、フットウェア構造、および/または方法に関する構造、選択肢、および/または代替物が、本発明から逸脱することなく、任意の所望の組み合わせ、下位組み合わせ等で使用され得ることを理解するであろう。関連分野の当業者はまた、添付の特許請求の範囲によって定義されるように、本発明の範囲から逸脱することなく、上記の態様に対して多くの改変および変更がなされ得ることを認識するであろう。

Claims (36)

  1. 外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第1屈曲溝と、
    外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第2屈曲溝と
    を備え、該第1および第2屈曲溝が連結点を形成している、外表面および反対側の内表面を有するソール部材;ならびに、
    第1および第2屈曲溝に沿って延びている第1側面と、連結点に隣接する該第1側面に沿う第1最下部分とを含む、第1クリート構成要素と、
    第1および第2屈曲溝に沿って延びている第2側面と、連結点に隣接する該第2側面に沿う第2最下部分とを含む、第2クリート構成要素と
    を含む、ソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている可撓性クリート
    を備える、フットウェア製品用のソール構造体。
  2. 可撓性クリートが、第1および第2屈曲溝の少なくとも一方に沿って延びている第3側面を含む第3クリート構成要素をさらに含む、請求項1記載のソール構造体。
  3. 第3クリート構成要素が、第3側面に沿ってかつ連結点に隣接して位置する第3最下部分をさらに含む、請求項2記載のソール構造体。
  4. 第1クリート構成要素が、ソール部材の内表面と係合する別部品であり、かつ第1クリート構成要素の地面係合部分が、第1最下部分を含みかつソール部材における開口部を通って延びている、請求項1記載のソール構造体。
  5. 第1クリート構成要素および第2クリート構成要素が、ソール構造体と係合する単一部品として形成されている、請求項1記載のソール構造体。
  6. 第1クリート構成要素および第2クリート構成要素が、ソール部材の内表面と係合する単一部品として形成されており、第1クリート構成要素の第1地面係合部分が、第1最下部分を含みかつソール部材における第1開口部を通って延びており、かつ第2クリート構成要素の第2地面係合部分が、第2最下部分を含みかつソール部材における第2開口部を通って延びている、請求項1記載のソール構造体。
  7. 第1クリート構成要素が、ソール部材と係合する第1の別部品であり、かつ第2クリート構成要素が、ソール部材と係合する第2の別部品である、請求項1記載のソール構造体。
  8. 外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第1屈曲溝と、
    外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第2屈曲溝と
    を備え、該第1および第2屈曲溝が第1交差点を形成している、外表面および反対側の内表面を有するソール部材;ならびに、
    第1および第2屈曲溝に沿って延びている第1側面と、第1交差点に隣接する該第1側面に沿う第1最下部分とを含む、第1クリート構成要素と、
    第1および第2屈曲溝に沿って延びている第2側面と、第1交差点に隣接する該第2側面に沿う第2最下部分とを含む、第2クリート構成要素と、
    第1および第2屈曲溝に沿って延びている第3側面と、第1交差点に隣接する該第3側面に沿う第3最下部分とを含む、第3クリート構成要素と、
    第1および第2屈曲溝に沿って延びている第4側面と、第1交差点に隣接する該第4側面に沿う第4最下部分とを含む、第4クリート構成要素と
    を含む、ソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている第1可撓性クリート
    を備える、フットウェア製品用のソール構造体。
  9. 第1交差点が、ソール部材の前足部領域に位置する、請求項8記載のソール構造体。
  10. ソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている第2可撓性クリートをさらに備え、
    ソール構造体が(a)外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第3屈曲溝、および(b)外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第4屈曲溝をさらに備え、該第3および第4屈曲溝が第2交差点を形成しており、
    (a)第3および第4屈曲溝に沿って延びている第5側面と、該第2交差点に隣接する該第5側面に沿う第5最下部分とを含む、第5クリート構成要素、(b)第3および第4屈曲溝に沿って延びている第6側面と、該第2交差点に隣接する該第6側面に沿う第6最下部分とを含む、第6クリート構成要素、(c)第3および第4屈曲溝に沿って延びている第7側面と、該第2交差点に隣接する該第7側面に沿う第7最下部分とを含む、第7クリート構成要素、ならびに(d)第3および第4屈曲溝に沿って延びている第8側面と、該第2交差点に隣接する該第8側面に沿う第8最下部分とを含む、第8クリート構成要素を、該第2可撓性クリートが含む、
    請求項8記載のソール構造体。
  11. 第1可撓性クリートが、ソール部材の前足部領域に、かつソール部材の内側側縁部よりもソール部材の外側側縁部の近くに位置し、かつ第2可撓性クリートが、第1可撓性クリートの前方に、かつソール部材の外側側縁部よりも内側側縁部の近くに位置する、請求項10記載のソール構造体。
  12. 第1クリート構成要素が、ソール部材の内表面と係合する別部品であり、かつ第1クリート構成要素の地面係合部分が、第1最下部分を含みかつソール部材における開口部を通って延びている、請求項8記載のソール構造体。
  13. 第1クリート構成要素、第2クリート構成要素、第3クリート構成要素、および第4クリート構成要素が、ソール構造体と係合する単一部品として形成されている、請求項8記載のソール構造体。
  14. 第1クリート構成要素、第2クリート構成要素、第3クリート構成要素、および第4クリート構成要素が、ソール部材の内表面と係合する単一部品として形成されており、第1クリート構成要素の第1地面係合部分が、第1最下部分を含みかつソール部材における第1開口部を通って延びており、第2クリート構成要素の第2地面係合部分が、第2最下部分を含みかつソール部材における第2開口部を通って延びており、第3クリート構成要素の第3地面係合部分が、第3最下部分を含みかつソール部材内の第3開口部を通って延びており、かつ第4クリート構成要素の第4地面係合部分が、第4最下部分を含みかつソール部材における第4開口部を通って延びている、請求項8記載のソール構造体。
  15. 外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第1屈曲溝と、
    外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第2屈曲溝と
    を備え、該第1および第2屈曲溝が交差点を形成している、外表面および反対側の内表面を有するソール部材;
    第1および第2屈曲溝に沿ってかつソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている第1側面を含み、交差点に隣接する該第1側面に沿う第1最下部分を有する、第1クリート構成要素;
    第1および第2屈曲溝に沿ってかつソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている第2側面を含み、交差点に隣接する該第2側面に沿う第2最下部分を有する、第2クリート構成要素;
    第1および第2屈曲溝に沿ってかつソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている第3側面を含み、交差点に隣接する該第3側面に沿う第3最下部分を有する、第3クリート構成要素;ならびに
    第1および第2屈曲溝に沿ってかつソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている第4側面を含み、交差点に隣接する該第4側面に沿う第4最下部分を有する、第4クリート構成要素
    を備える、フットウェア製品用のソール構造体。
  16. 前記第1側面が、第1屈曲溝に隣接して位置する第1クリート構成要素の第1端から第2屈曲溝に隣接して位置する第1クリート構成要素の第2端まで連続的に延びており、かつ前記第1最下部分が、第1クリート構成要素の該第1および第2端の間に位置する、請求項15記載のソール構造体。
  17. (a)前記第1側面が、第1屈曲溝に隣接して位置する第1クリート構成要素の第1端から第2屈曲溝に隣接して位置する第1クリート構成要素の第2端まで連続的に延びており、かつ前記第1最下部分が、第1クリート構成要素の該第1および第2端の間に位置し、
    (b)前記第2側面が、第1屈曲溝に隣接して位置する第2クリート構成要素の第1端から第2屈曲溝に隣接して位置する第2クリート構成要素の第2端まで連続的に延びており、かつ前記第2最下部分が、第2クリート構成要素の該第1および第2端の間に位置し、
    (c)前記第3側面が、第1屈曲溝に隣接して位置する第3クリート構成要素の第1端から第2屈曲溝に隣接して位置する第3クリート構成要素の第2端まで連続的に延びており、かつ前記第3最下部分が、第3クリート構成要素の該第1および第2端の間に位置し、かつ
    (d)前記第4側面が、第1屈曲溝に隣接して位置する第4クリート構成要素の第1端から第2屈曲溝に隣接して位置する第4クリート構成要素の第2端まで連続的に延びており、かつ前記第4最下部分が、第4クリート構成要素の該第1および第2端の間に位置する、
    請求項15記載のソール構造体。
  18. 非圧力状態において、第1屈曲溝が、交差点に隣接する位置で少なくとも3 mmの深さであり、かつ第2屈曲溝が、交差点に隣接する位置で少なくとも3 mmの深さである、請求項15記載のソール構造体。
  19. 前記第1側面が、交差点に隣接する第1領域の周囲で湾曲しており、前記第2側面が、交差点に隣接する第2領域の周囲で湾曲しており、前記第3側面が、交差点に隣接する第3領域の周囲で湾曲しており、かつ前記第4側面が、交差点に隣接する第4領域の周囲で湾曲している、請求項15記載のソール構造体。
  20. 前記第1側面が、交差点に隣接する第1領域において第1コーナーを形成しており、前記第2側面が、交差点に隣接する第2領域において第2コーナーを形成しており、前記第3側面が、交差点に隣接する第3領域において第3コーナーを形成しており、かつ前記第4側面が、交差点に隣接する第4領域において第4コーナーを形成している、請求項15記載のソール構造体。
  21. 交差点が、ソール部材の前足部領域に位置し、かつソール部材の内側側縁部よりもソール部材の外側側縁部に近い、請求項15記載のソール構造体。
  22. 交差点が、ソール部材の前足部領域に位置し、かつソール部材の外側側縁部よりもソール部材の内側側縁部に近い、請求項15記載のソール構造体。
  23. 交差する屈曲溝の連結点の周囲に第1〜第4ソールポッドが配置されている、第1ソールポッド、第2ソールポッド、第3ソールポッド、および第4ソールポッドを含むソールポッドのアレイとして形成された地面接触表面を有するソール部材;
    交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第1側面と、連結点に隣接する該第1側面に沿う第1最下部分とを含む、第1クリート構成要素;
    交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第2側面と、連結点に隣接する該第2側面に沿う第2最下部分とを含む、第2クリート構成要素;
    交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第3側面と、連結点に隣接する該第3側面に沿う第3最下部分とを含む、第3クリート構成要素;ならびに
    交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第4側面と、連結点に隣接する該第4側面に沿う第4最下部分とを含む、第4クリート構成要素
    を備える、フットウェア製品用のソール構造体。
  24. ソールポッドのアレイが、
    交差する屈曲溝の第2連結点の周囲に配置された、第5ソールポッド、第6ソールポッド、第7ソールポッド、および第8ソールポッド;
    第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第5側面と、該第2の連結点に隣接する該第5側面に沿う第5最下部分とを含む、第5クリート構成要素;
    第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第6側面と、該第2の連結点に隣接する該第6側面に沿う第6最下部分とを含む、第6クリート構成要素;
    第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第7側面と、該第2の連結点に隣接する該第7側面に沿う第7最下部分とを含む、第7クリート構成要素;ならびに
    第2連結点を形成する交差する屈曲溝の少なくとも1つに沿って延びている第8側面と、該第2の連結点に隣接する該第8側面に沿う第8最下部分とを含む、第8クリート構成要素
    をさらに含む、
    請求項23記載のソール構造体。
  25. ソールポッドのアレイが、少なくともソール部材の前足部領域に提供されている、請求項24記載のソール構造体。
  26. ソール構造体の前足部領域において、ソールポッドのアレイが、ソール部材の外側から内側への方向に置かれた少なくとも4つのソールポッドと、ソール部材のかかとからつま先の方向に置かれた少なくとも3つのソールポッドとを含む、請求項24記載のソール構造体。
  27. ソール部材の前足部領域において、ソールポッドのアレイが、ソール部材の外側から内側への方向に置かれた2〜10個のソールポッドと、ソール部材のかかとからつま先の方向に置かれた2〜6個のソールポッドとを含む、請求項24記載のソール構造体。
  28. ソールポッドのアレイが、少なくともソール部材の前足部領域に提供されている、請求項23記載のソール構造体。
  29. 第1〜第4ソールポッドが、一体的なワンピース構造として形成されている、請求項23記載のソール構造体。
  30. 外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第1屈曲溝と、
    外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第2屈曲溝と、
    外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第3屈曲溝と
    を備え、該第1、第2、および第3屈曲溝が連結点を形成している、外表面および反対側の内表面を有するソール部材;ならびに
    第1および第2屈曲溝に沿って延びている第1側面と、連結点に隣接する該第1側面に沿う第1最下部分とを含む、第1クリート構成要素と、
    第2および第3屈曲溝に沿って延びている第2側面と、連結点に隣接する該第2側面に沿う第2最下部分とを含む、第2クリート構成要素と、
    第1および第3屈曲溝に沿って延びている第3側面と、連結点に隣接する該第3側面に沿う第3最下部分とを含む、第3クリート構成要素と
    を含む、ソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている可撓性クリート
    を備える、フットウェア製品用のソール構造体。
  31. 外表面から内表面への方向にソール部材を部分的に通って延びている第1屈曲溝を備える、外表面および反対側の内表面を有するソール部材;ならびに
    第1屈曲溝の第1縁部に沿って延びている第1側面と、該第1縁部に沿って位置する第1最下部分とを含む、L字形、V字形、U字形、またはT字形である第1クリート構成要素と、
    第1屈曲溝の第2縁部に沿って延びている第2側面と、該第2縁部に沿ってかつ第1最下部分に隣接して位置する第2最下部分とを含む、L字形、V字形、U字形、またはT字形である第2クリート構成要素と
    を含む、ソール部材の内表面および外表面から離れる方向に延びている可撓性クリート
    を備える、フットウェア製品用のソール構造体。
  32. ソール部材がポリマー発泡体材料から形成され、かつ第1屈曲溝がポリマー発泡体材料に形成される、請求項31記載のソール構造体
  33. 非圧力状態において、第1屈曲溝が、第1および第2最下部分に隣接する位置で少なくとも3 mmの深さである、請求項32記載のソール構造体。
  34. 非圧力状態において、第1屈曲溝が、第1および第2最下部分に隣接する位置で少なくとも3 mmの幅である、請求項32記載のソール構造体。
  35. 第1および第2クリート構成要素がT字形であり、第1側面がT字形の第1クリート構成要素の横棒部分に対応し、かつ第2側面がT字形の第2クリート構成要素の横棒部分に対応する、請求項31記載のソール構造体。
  36. アッパー;および
    該アッパーと係合した請求項1〜35のいずれか一項記載のソール構造体
    を備える、フットウェア製品。
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