JP2016525293A - ワイヤレス通信方法、装置、及びシステム - Google Patents

ワイヤレス通信方法、装置、及びシステム Download PDF

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Abstract

本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法、装置、及びシステムを提供する。本方法は、UEによって、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信するステップであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む、受信するステップと、UEによって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップであって、サブフレーム番号がiであるサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである、判定するステップとを含む。本発明の実施形態によって提供されるワイヤレス通信方法、装置、及びシステムによれば、動的なTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が適用されるシナリオにおいて、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が解決される。

Description

本発明の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、ワイヤレス通信方法、装置、及びシステムに関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)システムは、時分割複信(Time Division Duplexing:TDD)モードをサポートする。即ち、同じ周波数の異なるタイムスロットが、アップリンク及びダウンリンクのために使用される。様々なアップリンク−ダウンリンク非対称サービスの要件を満たすために、LTE TDDシステムにおいては、アップリンク−ダウンリンク構成(Uplink−Downlink Configuration)が、サービスタイプに従って、半静的な手法で構成され得る。しかしながら、使用されるアップリンク−ダウンリンク構成は、半静的な手法で構成され、動的に変更されることができない。したがって、現在のアップリンク−ダウンリンク構成は、一時的なアップリンク及びダウンリンクサービス容量に一致しない。結果として、リソースは、有効に使用されることができない。この問題は、比較的少数のユーザを有するセルについて特に深刻である。従来技術においては、前述の問題を解決するために、動的なTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成の概念が導入されている。即ち、幾つかのフレキシブルサブフレーム(flexible subframe)が、無線フレームにおいて構成され、各フレキシブルサブフレームが、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームとして動的に構成され得る。
従来技術においては、アップリンク信号を送信する場合に、ユーザ機器(User Equipment:UE)は、アップリンク信号が基地局(Evolved Node B:eNB)に到達した後に基地局の受信電力の要件を満たすように、基地局によって通知される送信電力制御コマンド(Transmit Power Control Command:TPCコマンド)に従って、アップリンク信号の送信電力を設定する必要がある。基地局によって送信されるTPCコマンドが、そのフォーマットがダウンリンク制御情報フォーマット3/3A(Downlink Control Information format:DCI format 3/3A)である物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)上で伝達される場合、UEは、いつでもアップリンク信号のTPCコマンドを取得することはできず、標準によって予め定義された時系列関係に従ってのみ、アップリンク信号のTPCコマンドを取得することができる。なぜなら、現在のところ、DCI format 3/3Aと、DCI format 3/3Aによって示されるアップリンク信号との間には、厳格な時系列関係が存在するからである。
したがって、動的なTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が適用されるシナリオにおいては、DCI format 3/3Aを送信するサブフレームがアップリンクサブフレームとして動的に構成される場合、UEは、アップリンク信号を送信するために必要とされるTPCコマンドを取得することができない。結果として、基地局は、アップリンク信号を受信できない。
本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法、装置、及びシステムを提供して、動的なTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が適用されるシナリオにおいて、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題を解決する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、受信するステップと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している、判定するステップと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第1の態様の第1の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第1の態様を参照すると、第1の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第1の態様から第1の態様の第2の取り得る実装手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第3の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第1の態様から第1の態様の第2の取り得る実装手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第4の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第1の態様の第3の取り得る実装手法及び第1の態様の第4の取り得る実装手法のどちらかを参照すると、第1の態様の第5の取り得る実装手法では、
アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップと、
を含み、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
を含む。
第1の態様から第1の態様の第2の取り得る実装手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第6の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値が、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立しており、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第2の態様の第1の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第2の態様を参照すると、第2の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第2の態様から第2の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第2の態様の第3の取り得る実装手法において、
アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第2の態様から第2の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第2の態様の第4の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第2の態様から第2の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第2の態様の第5の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合、KULの値が、
PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、ユーザ機器であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するように構成された受信モジュールであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、受信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成された処理モジュールであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している、処理モジュールと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成された送信モジュールと、
を含む、ユーザ機器を提供する。
第3の態様の第1の取り得る実装手法においては、受信モジュールが、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第3の態様を参照すると、第3の態様の第2の取り得る実装手法において、受信モジュールが、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第3の態様から第3の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第2の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第3の態様から第3の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第3の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第3の態様又は第3の態様の第3の取り得る実装手法を参照すると、第3の態様の第4の取り得る実装手法では、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成され、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成される。
第3の態様から第3の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第5の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値が、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、基地局であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するように構成された送信モジュールであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立しており、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成された受信モジュールと、
を含む、基地局を提供する。
第4の態様の第1の取り得る実装手法においては、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
第4の態様を参照すると、第4の態様の第1の取り得る実装手法において、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
第4の態様から第4の態様の第2の取り得る実装手法までを参照すると、第4の態様の第3の取り得る実装手法においては、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第4の態様から第4の態様の第2の取り得る実装手法までを参照すると、第4の態様の第4の取り得る実装手法においては、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第4の態様から第4の態様の第2の取り得る実装手法までを参照すると、第4の態様の第5の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合、KULの値が、
PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSである、受信するステップと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値である、判定するステップと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第6の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第6の態様又は第6の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第6の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第6の態様又は第6の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第6の態様の第3の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第6の態様から第6の態様の第3の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第6の態様の第4の取り得る実装手法では、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップと、
を含み、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
を含む。
第7の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であり、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSであり、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第7の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第7の態様又は第7の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第7の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第7の態様又は第7の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第7の態様の第3の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第8の態様によれば、本発明の実施形態は、ユーザ機器であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するように構成された受信モジュールであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSである、受信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成された処理モジュールであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値である、処理モジュールと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成された送信モジュールと、
を含む、ユーザ機器を提供する。
第8の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第8の態様又は第8の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第8の態様の第2の取り得る実装手法においては、受信モジュールが、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第8の態様又は第8の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第8の態様の第3の取り得る実装手法においては、受信モジュールが、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第8の態様から第8の態様の第3の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成され、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成される。
第9の態様によれば、本発明の実施形態は、基地局であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するように構成された送信モジュールであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であり、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSであり、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成された受信モジュールと、
を含む、基地局を提供する。
第9の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第9の態様又は第9の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第9の態様の第2の取り得る実装手法においては、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
第9の態様又は第9の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第9の態様の第3の取り得る実装手法においては、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
第10の態様によれば、本発明の実施形態は、第8の態様から第8の態様の第3の取り得る実装手法までのいずれか1つに係るユーザ機器と、第9の態様から第9の態様の第3の取り得る実装手法までのいずれか1つに係る基地局とを含む、通信システムを提供する。
本発明の実施形態において提供されるワイヤレス通信方法、装置、及びシステムによれば、UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信し、ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、UEは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、アップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、UEは、各アップリンク信号の送信電力に従って、対応する各アップリンク信号を、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信する。UEは、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTCPコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、実施形態においてさらに定義される。
本発明の実施形態又は従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、下記は、実施形態又は従来技術を説明するために必要とされる添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、下記の説明における添付の図面は、本発明の幾つかの実施形態を示しており、当業者であれば、創造的な努力なく、これらの添付の図面から他の図面を導き得る。
本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態1のフローチャートである。 本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態2のフローチャートである。 本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態3のフローチャートである。 本発明に係るユーザ機器の実施形態1の概略構造図である。 本発明に係る基地局の実施形態1の概略構造図である。 本発明に係るユーザ機器の実施形態2の概略構造図である。 本発明に係る基地局の実施形態2の概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、下記は、本発明の実施形態において、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態における解決策を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であって、全部ではない。創造的な努力なく、本発明の実施形態に基づいて、当業者によって得られる他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内に収まるべきものである。
本発明の実施形態において、まず留意すべきことは、システムにおける時間ドメインが無線フレームを含むこと、及び無線フレームがシステムフレーム番号によって識別されることである。システムにおいて、サブフレームは、各無線フレームにおけるシステムフレーム番号及びサブフレーム番号によって識別される。
現在のTDDシステムは、7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成をサポートする。下記の表1に記載されるように、「D」は、ダウンリンクサブフレームを表し、「U」は、アップリンクサブフレームを表し、「S」は、特殊サブフレームを表し、ここで、「S」は、主にダウンリンク送信について使用される。エボリューションバージョン(例えば、LTEリリース12及びそれ以降のバージョン)をサポートするUEの場合、システムは、UEに、異なるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成を動的に通知することができる。この異なるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、7つの既存の構成であっても、又は新たに追加されるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成であってもよい。
Figure 2016525293
さらに留意すべきことは、本発明の実施形態における固定サブフレームが、そのサブフレーム属性が変更されないままであるサブフレーム、即ち、そのサブフレーム属性がアップリンク−ダウンリンク構成と共に変わらないサブフレームを指すことである。固定サブフレームは、常に、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、又は特殊サブフレームであり、それぞれ固定アップリンクサブフレーム、固定ダウンリンクサブフレーム、及び固定特殊サブフレームと称される。本発明の実施形態におけるフレキシブルサブフレームは、そのサブフレーム属性が動的に変更され得るサブフレームを指し、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、及びヌルサブフレームのうちの少なくとも2つとして構成され得る。例えば、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレーム若しくはダウンリンクサブフレームとして動的に構成され得るサブフレームを指し、又はフレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、若しくは特殊サブフレームとして動的に構成され得るサブフレームを指す。ヌルサブフレームは、アップリンクデータもダウンリンクデータも送信しないサブフレームを指す。アップリンクサブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブルアップリンクサブフレームと称され、ダウンリンクサブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブルダウンリンクサブフレームと称され、特殊サブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブル特殊サブフレームと称され、ヌルサブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブルヌルサブフレームと称される。
本発明において、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームは、既存バージョンのシステム及び進化型バージョンのシステムによってサポートされるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に従って判定され得る。例えば、既存システムと進化型システムとの双方が、前述の表1における7つのアップリンク−ダウンリンク構成のみをサポートする場合、サブフレーム0、1、2、及び5は、固定サブフレームとして使用され、サブフレーム3、4、6、7、8、及び9は、フレキシブルサブフレームとして使用され得る。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム0、1、2、5、6、及び7は、固定サブフレームとして使用され、サブフレーム3、4、8、及び9は、フレキシブルサブフレームとして使用され得る。留意すべきことは、特殊サブフレームが、主に、ダウンリンク送信のために使用されることである。したがって、特殊サブフレームは、ダウンリンクサブフレームとしても使用され得る。このように、既存システムと進化型システムとの双方が、UEに、7つの構成のうちの1つを通知する場合、サブフレーム0、1、2、5、及び6は、固定サブフレームとして使用され、サブフレーム3、4、7、8、及び9は、フレキシブルサブフレームとして使用され得る。また、プライマリセル(Primary cell:PCell)の場合、SIB1(第1のシステム情報ブロック、System Information Block 1)において示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、アップリンクサブフレームへ変更されることができない。したがって、SIB1によって示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、固定ダウンリンクサブフレームと称され得る。セカンダリセル(Secondary Cell:SCell)の場合、RadioResourceConfigCommonSCell IE(無線リソース構成共通SCell情報要素、Radio Resource Configuration Common SCell Information element)において示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、アップリンクサブフレームへ変更されることができない。したがって、RadioResourceConfigCommonSCell IEによって示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、固定ダウンリンクサブフレームと称され得る。
図1は、本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態1のフローチャートである。この実施形態においては、本方法がUEによって実行される例が、説明のために使用される。図1に示されるように、この実施形態における本方法は、下記を含み得る。
S101:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
具体的には、UEは、TPCコマンドを、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信する。即ち、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しない。したがって、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題は、回避される。しかしながら、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレームとして構成され得るため、固定ダウンリンクサブフレームの数は、全ての考え得るアップリンクサブフレーム(固定アップリンクサブフレームと、アップリンクサブフレームとして構成され得るフレキシブルサブフレームとを含む)の数よりも少ない。このように、1つの固定ダウンリンクサブフレームが、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得る。本発明のこの実施形態において提供される時系列関係では、1つの固定ダウンリンクサブフレームは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得、又は1つの固定ダウンリンクサブフレームは、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとを伝達する必要があり得る。1つの固定ダウンリンクサブフレームが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要がある場合、又は1つの固定ダウンリンクサブフレームが、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとを伝達する必要があり得る場合、本発明のこの実施形態においては、2つの取り得る実装手法が存在する。
取り得る実装手法において、S101の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S104a:UEは、基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子(TPC−Radio Network Temporary Identifier:TPC−RNTI)、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信する。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。
第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。例えば、第1のTPCコマンドは、UEによって、サブフレームiにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用され、第2のTPCコマンドは、UEによって、サブフレームjにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。ここで、サブフレームiとサブフレームjとは、異なっており、サブフレームjにおけるアップリンク信号のタイプは、サブフレームiにおけるアップリンク信号のタイプとは異なり得る。例えば、サブフレームjにおけるアップリンク信号は、サウンディングリファレンス信号(Sounding reference signals:SRS)であり、サブフレームiにおけるアップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel:PUSCH)である。
基地局によって構成される第1のTPC−RNTIと第2のTPC−RNTIとが同じである場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドとして構成され得る。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S101は、具体的には、下記の通りである。
S101a:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
具体的には、例えば、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、UEは、第1のTPC−RNTIを使用して、全ての考え得るPDCCHをデスクランブルし、次いで、復号を実行する。巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check:CRC)を通過するPDCCHは、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHである。次いで、第1のTPCコマンドが、第1のPDCCHから取得される。
取り得る実装手法において、S101の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S104b:UEは、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信する。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。
複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドが、同じ固定ダウンリンクサブフレームにおいて発生した後、基地局は、複数のTPCインデックスを構成し得る。複数のTPCインデックスは、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと1対1の対応関係にある。
第1の実装手法におけるそれと同様に、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。基地局によって構成される第1のTPCインデックスと第2のTPCインデックスとが同じ場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドとして構成され得る。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S101は、具体的には、下記の通りである。
S101b:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
具体的には、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCHは、複数のTPCコマンドを伝達し得る。ここで、TPCコマンドのロケーションは、TPCインデックスによって識別される。したがって、TPCインデックスを受信した後、UEは、TPCコマンドを対応するロケーションから取得することができる。
S102:UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。
TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はePDCCH(enhanced PDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
具体的には、UEは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応するアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。KULの値については、下記の3つの取り得る実装手法が、この実施形態において存在する。
第1の取り得る実装手法において、KULの値は、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとが、異なる固定ダウンリンクサブフレームにおいて伝達されることを確保する必要がある。この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能であり、この実装手法については3つのケースが存在する。
第1:下記の表2に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=8である。iが4又は9である場合、KUL=4である。この解決策におけるKULの値は、TPCコマンドの送信とアップリンク信号の送信との間の最小時間遅延を確保することができる。これは、アップリンク電力制御の適時性、即ち、UEが最も正確なTPCコマンドを取得し得ることをさらに確保する。
Figure 2016525293
第2:下記の表3に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2、3、7、又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=8である。1つのTPCコマンドが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームのために使用され得る場合、この解決策におけるKULの値は、互いに最も近い2つのフレキシブルサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
Figure 2016525293
第3:下記の表4又は表5に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=7である。iが3である場合、KUL=7又はKUL=12である。iが4である場合、KUL=4又はKUL=9である。iが8である場合、KUL=12又はKUL=7である。iが9である場合、KUL=9又はKUL=4である。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが被る干渉のタイプは、同様である(即ち、近接セル内のダウンリンク信号からの干渉は、同じである)。この解決策におけるKULの値は、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
Figure 2016525293
Figure 2016525293
第2の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能である。この実装手法において、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとは、同じサブフレームにおいて発生し得る。KULの値は、下記の表6に記載されるような、既存バージョンにおいて定義されるTDD構成0における値である。
無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
Figure 2016525293
或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
構成0において、TPCコマンドは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信され得る。したがって、構成0における時系列関係は、任意のTDD構成について使用される(TDD構成は、物理層チャネル上で伝達される構成情報によって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成であり得る)。これは、TPCコマンドが取得されることができないという問題を解決することができる。この解決策において、UEの既存バージョンにおける全てのTDD構成は、TDD構成0として構成される。このように、前方互換性及び後方互換性が、好ましい形で確保され得る。
前述の第1及び第2の取り得る実装手法では、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するS102は、具体的には、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定するステップ、及びサブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
となる。
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてPUSCHが送信されない場合、各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するS102は、具体的には、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
となる。
この解決策において、前述の方法は、PUSCHが送信されない場合であっても、SRSについてのTPCコマンドがなお構成され得ることを達成することができる。
第3の取り得る実装手法において、この実装手法は、アップリンク信号がPUCCHのみであるケースに適用可能である。ここで、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KUL=6又はKUL=7である。
S103:UEは、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信する。
この実施形態において提供されるワイヤレス通信方法によれば、UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、UEは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、UEは、各アップリンク信号の送信電力に従って、対応する各アップリンク信号をサブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信する。UEは、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題は、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
図2は、本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態2のフローチャートである。この実施形態においては、本方法が基地局によって実行される例が、説明のために使用される。図2に示されるように、この実施形態における本方法は、下記を含み得る。
S201:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、KULの値は、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。
TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はePDCCH(enhanced PDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
具体的には、基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームのみにおいてTPCコマンドを送信する。即ち、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しない。したがって、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。しかしながら、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレームとして構成され得るため、固定ダウンリンクサブフレームの数は、全ての考え得るアップリンクサブフレーム(固定アップリンクサブフレームと、アップリンクサブフレームとして構成され得るフレキシブルサブフレームとを含む)の数よりも少ない。このように、1つの固定ダウンリンクサブフレームが、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得る。本発明のこの実施形態において提供される時系列関係において、1つの固定ダウンリンクサブフレームは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得、又は、1つの固定ダウンリンクサブフレームは、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとを伝達する必要があり得る。1つの固定ダウンリンクサブフレームが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要がある場合、又は1つの固定ダウンリンクサブフレームが、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと伝達する必要がある場合、本発明のこの実施形態においては2つの取り得る実装手法が存在する。
取り得る実装手法において、S201の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S203a:第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信する。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。
第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。基地局によって構成される第1のTPC−RNTIと第2のTPC−RNTIとが同じである場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドである。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S201は、具体的には、下記の通りである。
S201a:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信し、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEは、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
別の取り得る実装手法において、S201の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S203b:基地局は、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信する。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。
複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドが、同じ固定ダウンリンクサブフレームにおいて発生した後、基地局は、複数のTPCインデックスを構成し得る。複数のTPCインデックスは、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと1対1の対応関係にある。
第1の実装手法におけるそれと同様に、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。基地局によって構成される第1のTPCインデックスと第2のTPCインデックスとが同じである場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドである。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S201は、具体的には、下記の通りである。
S201b:サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信し、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEは、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。KULの値は、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとが、異なる固定ダウンリンクサブフレームにおいて伝達されることを確保する必要がある。KULの値については、下記の3つの取り得る実装手法が、この実施形態において存在する。
第1の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能であり、この実装手法については3つのケースが存在する。
第1:前述の表2に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=8である。iが4又は9である場合、KUL=4である。本解決策におけるKULの値は、TPCコマンドの送信とアップリンク信号の送信との間の最小時間遅延を確保することができる。これは、アップリンク電力制御の適時性、即ち、UEが最も正確なTPCコマンドを取得し得ることをさらに確保する。
第2:前述の表3に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2、3、7又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=8である。1つのTPCコマンドが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームのために使用され得る場合、本解決策におけるKULの値は、互いに最も近い2つのフレキシブルサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第3:前述の表4又は表5に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=7である。iが3である場合、KUL=7又はKUL=12である。iが4である場合、KUL=4又はKUL=9である。iが8である場合、KUL=12又はKUL=7である。iが9である場合、KUL=9又はKUL=4である。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが被る干渉のタイプは、同様である(即ち、近接セル内のダウンリンク信号からの干渉は、同じである)。この解決策におけるKULの値は、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第2の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能である。この実装手法において、KULの値は、前述の表6に記載されるような、既存バージョンにおいて定義されるTDD構成0における値である。
無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
構成0において、TPCコマンドは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信され得る。したがって、構成0における時系列関係は、任意のTDD構成について使用される(TDD構成は、物理層チャネル上で伝達される構成情報によって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成であり得る)。これは、TPCコマンドが取得されることができないという問題を解決することができる。この解決策において、UEの既存バージョンにおける全てのTDD構成は、TDD構成0として構成される。このように、前方互換性及び後方互換性が、好ましい形で確保され得る。
第3の取り得る実装手法において、この実装手法は、アップリンク信号がPUCCHのみであるケースに適用可能である。ここで、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KUL=6又はKUL=7である。
S202:基地局は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。
この実施形態において提供されるワイヤレス通信方法によれば、基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。次いで、基地局は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。基地局は、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTCPコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
前述の方法実施形態の技術的解決策は、特定の実施形態を使用することによって、下記において詳細に説明される。
図3は、本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態3のフローチャートである。図3に示されるように、UEと基地局とが情報を交換する例が、この実施形態において説明のために使用される。この実施形態における方法は、下記を含み得る。
S301:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。
S302:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。
S303:UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示す。KULの値は、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はePDCCH(enhanced PDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
S304:UEは、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信する。
S305:基地局は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。
S301の前に、固定ダウンリンクサブフレームが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要がある場合、方法手続きは、下記へ変更される。
S30a:基地局は、第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信する。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。
S301a:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信する。
S302a:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
次に、S303、S304、及びS305が実行される。
或いは、方法手続きが、下記へ変更される。
S30b:基地局は、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信する。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。
S301b:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信する。
S302b:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
次に、S303、S304、及びS305が実行される。
サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。KULの値については、下記の3つの取り得る実装手法が、この実施形態において存在する。
第1の取り得る実装手法において、KULの値は、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとが、異なる固定ダウンリンクサブフレームにおいて伝達されることを確保する必要がある。この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能であり、この実装手法については3つのケースが存在する。
第1:前述の表2に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=8である。iが4又は9である場合、KUL=4である。この解決策におけるKULの値は、TPCコマンドの送信とアップリンク信号の送信との間の最小時間遅延を確保することができる。これは、アップリンク電力制御の適時性、即ち、UEが最も正確なTPCコマンドを取得し得ることをさらに確保する。
第2:前述の表3に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2、3、7又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=8である。1つのTPCコマンドが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームのために使用され得る場合、本解決策におけるKULの値は、互いに最も近い2つのフレキシブルサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第3:前述の表4又は表5に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=7である。iが3である場合、KUL=7又はKUL=12である。iが4である場合、KUL=4又はKUL=9である。iが8である場合、KUL=12又はKUL=7である。iが9である場合、KUL=9又はKUL=4である。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが被る干渉のタイプは、同様である(即ち、近接セル内のダウンリンク信号からの干渉は、同じである)。この解決策におけるKULの値は、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第2の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能である。この実装手法において、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとは、同じサブフレームにおいて発生し得る。KULの値は、前述の表6に記載されるような、既存バージョンにおいて定義されるTDD構成0における値である。
無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
構成0において、TPCコマンドは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信され得る。したがって、構成0における時系列関係は、任意のTDD構成について使用される。これは、TPCコマンドが取得されることができないという問題を解決することができる。この解決策において、UEの既存バージョンにおける全てのTDD構成は、TDD構成0として構成される。このように、前方互換性及び後方互換性が、好ましい形で確保され得る。
第3の取り得る実装手法において、この実装手法は、アップリンク信号がPUCCHのみであるケースに適用可能である。ここで、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KUL=6又はKUL=7である。
図4は、本発明に係るユーザ機器の実施形態1の概略構造図である。図4に示されるように、この実施形態における装置は、受信モジュール11と、処理モジュール12と、送信モジュール13とを含み得る。受信モジュール11は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信するように構成される。ここで、少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。処理モジュール12は、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成される。ここで、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。即ち、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームに先立って発生し、2つのサブフレームは、KUL−1個のサブフレームによって分離される。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はePDCCH(enhanced PDCCH)上で伝達されるシグナリングである。送信モジュール13は、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成される。
さらに、受信モジュール11は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、受信モジュール11は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/若しくは第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、並びに/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
さらに、随意的に、受信モジュール11は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、受信モジュール11は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
さらに、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、処理モジュール12は、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、処理モジュールは、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。
前述の実施形態において、随意的に、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値は、
UL=6又はKUL=7を含む。
この実施形態における装置は、図1に示される方法実施形態における技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理は、方法実施形態の実装原理と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供されるユーザ機器によれば、受信モジュールは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、処理モジュールは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおける、アップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、送信モジュールは、各アップリンク信号の送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、対応する各アップリンク信号を送信する。UEは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいてTPCコマンドを受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題は、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
図5は、本発明に係る基地局の実施形態1の概略構造図である。図5に示されるように、この実施形態における装置は、送信モジュール21と、受信モジュール22とを含む。送信モジュール21は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送るように構成され、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はePDCCH(enhanced PDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
受信モジュール22は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成される。
さらに、送信モジュール21は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、送信モジュール21は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEは、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
さらに、随意的に、送信モジュール21は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、送信モジュール21は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEは、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号がPUCCHである場合、KULの値は、下記を含む。
PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、
UL=6又はKUL=7である。
この実施形態における装置は、図2に示される方法実施形態における技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法実施形態の実装原理及び技術的効果と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供される基地局によれば、送信モジュールは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。次いで、受信モジュールは、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。基地局は、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTCPコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
本発明の実施形態において提供される通信システムは、図4に示されるユーザ機器と、図5に示される基地局とを含む。
図6は、本発明に係るユーザ機器の実施形態2の概略構造図である。図6に示されるように、この実施形態における装置は、受信器31と、プロセッサ32と、送信器33とを含み得る。受信器31は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信するように構成される。ここで、少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。プロセッサ32は、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成される。ここで、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はePDCCH(enhanced PDCCH)上で伝達されるシグナリングである。送信器33は、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成される。
さらに、受信器31は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、受信器31は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/若しくは第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、並びに/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
さらに、随意的に、受信器31は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、受信器31は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
さらに、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、プロセッサ32は、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、処理モジュールは、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。
前述の実施形態において、随意的に、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値は、
UL=6又はKUL=7を含む。
この実施形態における装置は、図1に示される方法実施形態の技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理は、方法実施形態の実装原理と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供されるユーザ機器によれば、受信器は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、プロセッサは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、送信器は、各アップリンク信号の送信電力に従って、対応する各アップリンク信号をサブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信する。UEは、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題は、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
図7は、本発明に係る基地局の実施形態2の概略構造図である。図7に示されるように、この実施形態における装置は、送信器41と、受信器42とを含む。送信器41は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送るように構成され、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はePDCCH(enhanced PDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
受信器42は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成される。
さらに、送信器41は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、送信器41は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEは、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
さらに、随意的に、送信器41は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、送信器41は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEは、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号がPUCCHである場合、KULの値は、下記を含む。
PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、
UL=6又はKUL=7である。
この実施形態における装置は、図2に示される方法実施形態における技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法実施形態の実装原理及び技術的効果と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供される基地局によれば、送信器は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。次いで、受信器は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。基地局は、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTCPコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
本発明の実施形態において提供される通信システムは、図6に示されるユーザ機器と、図7に示される基地局とを含む。
本発明において提供される幾つかの実施形態では、開示された装置及び方法が他の手法において実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニット分割は、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実装においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又は複数のコンポーネントは、組み合わせられても、若しくは別のシステムへ統合されてもよく、又は、幾つかの特徴は、無視されても、若しくは実行されなくてもよい。また、表示若しくは議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインターフェースを通じて実装され得る。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的形式、機械的形式、又は他の形式において実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても、又は物理的に別個でなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的ユニットであっても、又は物理的ユニットでなくてもよく、1つの場所に位置しても、又は複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の必要性に従って選択され得る。
また、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、又はユニットの各々が、物理的に単独で存在してもよく、又は2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されてもよく、又はソフトウェア機能ユニットに加えてハードウェアの形式で実装されてもよい。
前述の統合されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装される場合、当該統合されたユニットは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶され得る。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイス又はプロセッサに、本発明の実施形態において説明された方法のステップのうちの一部を実行するように命令するための幾つかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
便宜及び簡単な説明のために、前述の機能もモジュールの分割は例示のための例として見なされることが、当業者によって明確に理解され得る。実際の適用例において、前述の機能は、異なる機能モジュールに割り当てられ、要件に従って実装され得る。即ち、装置の内部構造は、上述された機能の全部又は一部を実装するために、異なる機能モジュールに分割される。前述の装置の詳細な作業工程については、前述の方法実施形態における対応する工程への参照がなされ得、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
最後に、留意すべきことは、前述の実施形態が本発明の技術的解決策を説明するために意図されたものに過ぎず、本発明を限定するために意図されたものではないことである。本発明は、前述の実施形態を参照しつつ、詳細に説明されているが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態において説明された技術的解決策に対して変更を為し得ること、又は前述の実施形態の一部若しくは全部の技術的解決策に対して均等な置換を為し得ることを理解するはずである。
本発明の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、ワイヤレス通信方法、装置、及びシステムに関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)システムは、時分割複信(Time Division Duplexing:TDD)モードをサポートする。即ち、同じ周波数の異なるタイムスロットが、アップリンク及びダウンリンクのために使用される。様々なアップリンク−ダウンリンク非対称サービスの要件を満たすために、LTE TDDシステムにおいては、アップリンク−ダウンリンク構成(Uplink−Downlink Configuration)が、サービスタイプに従って、半静的な手法で構成され得る。しかしながら、使用されるアップリンク−ダウンリンク構成は、半静的な手法で構成され、動的に変更されることができない。したがって、現在のアップリンク−ダウンリンク構成は、一時的なアップリンク及びダウンリンクサービス容量に一致しない。結果として、リソースは、有効に使用されることができない。この問題は、比較的少数のユーザを有するセルについて特に深刻である。従来技術においては、前述の問題を解決するために、動的なTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成の概念が導入されている。即ち、幾つかのフレキシブルサブフレーム(flexible subframe)が、無線フレームにおいて構成され、各フレキシブルサブフレームが、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームとして動的に構成され得る。
従来技術においては、アップリンク信号を送信する場合に、ユーザ機器(User Equipment:UE)は、アップリンク信号が基地局(Evolved NodeB:eNB)に到達した後に基地局の受信電力の要件を満たすように、基地局によって通知される送信電力制御コマンド(Transmit Power Control Command:TPCコマンド)に従って、アップリンク信号の送信電力を設定する必要がある。基地局によって送信されるTPCコマンドが、そのフォーマットがダウンリンク制御情報フォーマット3/3A(Downlink Control Information format 3/3A:DCI format 3/3A)である物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)上で伝達される場合、UEは、いつでもアップリンク信号のTPCコマンドを取得することはできず、標準によって予め定義された時系列関係に従ってのみ、アップリンク信号のTPCコマンドを取得することができる。なぜなら、現在のところ、DCI format 3/3Aと、DCI format 3/3Aによって示されるアップリンク信号との間には、厳格な時系列関係が存在するからである。
したがって、動的なTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が適用されるシナリオにおいては、DCI format 3/3Aを送信するサブフレームがアップリンクサブフレームとして動的に構成される場合、UEは、アップリンク信号を送信するために必要とされるTPCコマンドを取得することができない。結果として、基地局は、アップリンク信号を受信できない。
本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法、装置、及びシステムを提供して、動的なTDDアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が適用されるシナリオにおいて、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題を解決する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、受信するステップと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している、判定するステップと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第1の態様の第1の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第1の態様を参照すると、第1の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第1の態様から第1の態様の第2の取り得る実装手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第3の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第1の態様から第1の態様の第2の取り得る実装手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第4の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第1の態様の第3の取り得る実装手法及び第1の態様の第4の取り得る実装手法のどちらかを参照すると、第1の態様の第5の取り得る実装手法では、
アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップと、
を含み、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
を含む。
第1の態様から第1の態様の第2の取り得る実装手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第6の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値が、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立しており、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第2の態様の第1の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第2の態様を参照すると、第2の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第2の態様から第2の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第2の態様の第3の取り得る実装手法において、
アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第2の態様から第2の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第2の態様の第4の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第2の態様から第2の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第2の態様の第5の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合
PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、 UL の値が、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、ユーザ機器であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するように構成された受信モジュールであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、受信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成された処理モジュールであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している、処理モジュールと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成された送信モジュールと、
を含む、ユーザ機器を提供する。
第3の態様の第1の取り得る実装手法においては、受信モジュールが、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第3の態様を参照すると、第3の態様の第2の取り得る実装手法において、受信モジュールが、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第3の態様から第3の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第3の態様から第3の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第の取り得る実装手法において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第3の態様の第3の取り得る実装手法及び第3の態様の第の取り得る実装手法のどちらかを参照すると、第3の態様の第の取り得る実装手法では、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成され、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成される。
第3の態様から第3の態様の第2の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値が、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、基地局であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するように構成された送信モジュールであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立しており、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成された受信モジュールと、
を含む、基地局を提供する。
第4の態様の第1の取り得る実装手法においては、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
第4の態様を参照すると、第4の態様の第の取り得る実装手法において、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
第4の態様から第4の態様の第2の取り得る実装手法までを参照すると、第4の態様の第3の取り得る実装手法においては、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
第4の態様から第4の態様の第2の取り得る実装手法までを参照すると、第4の態様の第4の取り得る実装手法においては、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値が、下記のケースを含む:
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
第4の態様から第4の態様の第2の取り得る実装手法までを参照すると、第4の態様の第5の取り得る実装手法において、アップリンク信号がPUCCHである場合
PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、 UL の値が、
UL=6又はKUL=7
を含む。
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSである、受信するステップと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値である、判定するステップと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第6の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第6の態様又は第6の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第6の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第6の態様又は第6の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第6の態様の第3の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップの前に、本方法が、
基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するステップ
を含む。
第6の態様から第6の態様の第3の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第6の態様の第4の取り得る実装手法では、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップと、
を含み、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するステップが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
を含む。
第7の態様によれば、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信方法であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であり、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSであり、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信するステップと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するステップと、
を含む、ワイヤレス通信方法を提供する。
第7の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第7の態様又は第7の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第7の態様の第2の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するステップであって、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第7の態様又は第7の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第7の態様の第3の取り得る実装手法では、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップの前に、本方法が、
第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するステップであって、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
をさらに含み、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するステップであって、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
を含む。
第8の態様によれば、本発明の実施形態は、ユーザ機器であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するように構成された受信モジュールであって、少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSである、受信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成された処理モジュールであって、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値である、処理モジュールと、
送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成された送信モジュールと、
を含む、ユーザ機器を提供する。
第8の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第8の態様又は第8の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第8の態様の第2の取り得る実装手法においては、受信モジュールが、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第8の態様又は第8の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第8の態様の第3の取り得る実装手法においては、受信モジュールが、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
受信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する
ように構成される。
第8の態様から第8の態様の第3の取り得る実装手法までのいずれか1つを参照すると、第8の態様の第4の取り得る実装手法では、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成され、又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、処理モジュールが、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定する
ように構成される。
第9の態様によれば、本発明の実施形態は、基地局であって、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するように構成された送信モジュールであって、それによって、UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であり、アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSであり、
少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信モジュールと、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成された受信モジュールと、
を含む、基地局を提供する。
第9の態様の第1の取り得る実装手法においては、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
を含む。
第9の態様又は第9の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第9の態様の第2の取り得る実装手法においては、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEが、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
第9の態様又は第9の態様の第1の取り得る実装手法を参照すると、第9の態様の第3の取り得る実装手法においては、送信モジュールが、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信するようにさらに構成され、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
送信モジュールが、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEが、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
第10の態様によれば、本発明の実施形態は、第8の態様から第8の態様の第の取り得る実装手法までのいずれか1つに係るユーザ機器と、第9の態様から第9の態様の第3の取り得る実装手法までのいずれか1つに係る基地局とを含む、通信システムを提供する。
本発明の実施形態において提供されるワイヤレス通信方法、装置、及びシステムによれば、UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信し、ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、UEは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、アップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、UEは、各アップリンク信号の送信電力に従って、対応する各アップリンク信号を、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信する。UEは、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、実施形態においてさらに定義される。
本発明の実施形態又は従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、下記は、実施形態又は従来技術を説明するために必要とされる添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、下記の説明における添付の図面は、本発明の幾つかの実施形態を示しており、当業者であれば、創造的な努力なく、これらの添付の図面から他の図面を導き得る。
本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態1のフローチャートである。 本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態2のフローチャートである。 本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態3のフローチャートである。 本発明に係るユーザ機器の実施形態1の概略構造図である。 本発明に係る基地局の実施形態1の概略構造図である。 本発明に係るユーザ機器の実施形態2の概略構造図である。 本発明に係る基地局の実施形態2の概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、下記は、本発明の実施形態において、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態における解決策を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であって、全部ではない。創造的な努力なく、本発明の実施形態に基づいて、当業者によって得られる他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内に収まるべきものである。
本発明の実施形態において、まず留意すべきことは、システムにおける時間ドメインが無線フレームを含むこと、及び無線フレームがシステムフレーム番号によって識別されることである。システムにおいて、サブフレームは、各無線フレームにおけるシステムフレーム番号及びサブフレーム番号によって識別される。
現在のTDDシステムは、7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成をサポートする。下記の表1に記載されるように、「D」は、ダウンリンクサブフレームを表し、「U」は、アップリンクサブフレームを表し、「S」は、特殊サブフレームを表し、ここで、「S」は、主にダウンリンク送信について使用される。エボリューションバージョン(例えば、LTEリリース12及びそれ以降のバージョン)をサポートするUEの場合、システムは、UEに、異なるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成を動的に通知することができる。この異なるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、7つの既存の構成であっても、又は新たに追加されるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成であってもよい。
Figure 2016525293
さらに留意すべきことは、本発明の実施形態における固定サブフレームが、そのサブフレーム属性が変更されないままであるサブフレーム、即ち、そのサブフレーム属性がアップリンク−ダウンリンク構成と共に変わらないサブフレームを指すことである。固定サブフレームは、常に、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、又は特殊サブフレームであり、それぞれ固定アップリンクサブフレーム、固定ダウンリンクサブフレーム、及び固定特殊サブフレームと称される。本発明の実施形態におけるフレキシブルサブフレームは、そのサブフレーム属性が動的に変更され得るサブフレームを指し、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、及びヌルサブフレームのうちの少なくとも2つとして構成され得る。例えば、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレーム若しくはダウンリンクサブフレームとして動的に構成され得るサブフレームを指し、又はフレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、若しくは特殊サブフレームとして動的に構成され得るサブフレームを指す。ヌルサブフレームは、アップリンクデータもダウンリンクデータも送信しないサブフレームを指す。アップリンクサブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブルアップリンクサブフレームと称され、ダウンリンクサブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブルダウンリンクサブフレームと称され、特殊サブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブル特殊サブフレームと称され、ヌルサブフレームとして構成されるフレキシブルサブフレームは、フレキシブルヌルサブフレームと称される。
本発明において、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームは、既存バージョンのシステム及び進化型バージョンのシステムによってサポートされるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に従って判定され得る。例えば、既存システムと進化型システムとの双方が、前述の表1における7つのアップリンク−ダウンリンク構成のみをサポートする場合、サブフレーム0、1、2、及び5は、固定サブフレームとして使用され、サブフレーム3、4、6、7、8、及び9は、フレキシブルサブフレームとして使用され得る。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム0、1、2、5、6、及び7は、固定サブフレームとして使用され、サブフレーム3、4、8、及び9は、フレキシブルサブフレームとして使用され得る。留意すべきことは、特殊サブフレームが、主に、ダウンリンク送信のために使用されることである。したがって、特殊サブフレームは、ダウンリンクサブフレームとしても使用され得る。このように、既存システムと進化型システムとの双方が、UEに、7つの構成のうちの1つを通知する場合、サブフレーム0、1、2、5、及び6は、固定サブフレームとして使用され、サブフレーム3、4、7、8、及び9は、フレキシブルサブフレームとして使用され得る。また、プライマリセル(Primary cell:PCell)の場合、SIB1(第1のシステム情報ブロック、System Information Block 1)において示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、アップリンクサブフレームへ変更されることができない。したがって、SIB1によって示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、固定ダウンリンクサブフレームと称され得る。セカンダリセル(Secondary Cell:SCell)の場合、RadioResourceConfigCommonSCell IE(無線リソース構成共通SCell情報要素)において示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、アップリンクサブフレームへ変更されることができない。したがって、RadioResourceConfigCommonSCell IEによって示されるダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームは、固定ダウンリンクサブフレームと称され得る。
図1は、本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態1のフローチャートである。この実施形態においては、本方法がUEによって実行される例が、説明のために使用される。図1に示されるように、この実施形態における本方法は、下記を含み得る。
S101:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
具体的には、UEは、TPCコマンドを、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信する。即ち、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しない。したがって、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題は、回避される。しかしながら、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレームとして構成され得るため、固定ダウンリンクサブフレームの数は、全ての考え得るアップリンクサブフレーム(固定アップリンクサブフレームと、アップリンクサブフレームとして構成され得るフレキシブルサブフレームとを含む)の数よりも少ない。このように、1つの固定ダウンリンクサブフレームが、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得る。本発明のこの実施形態において提供される時系列関係では、1つの固定ダウンリンクサブフレームは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得、又は1つの固定ダウンリンクサブフレームは、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとを伝達する必要があり得る。1つの固定ダウンリンクサブフレームが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要がある場合、又は1つの固定ダウンリンクサブフレームが、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとを伝達する必要があり得る場合、本発明のこの実施形態においては、2つの取り得る実装手法が存在する。
取り得る実装手法において、S101の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S104a:UEは、基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子(TPC−Radio Network Temporary Identifier:TPC−RNTI)、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信する。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。
第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。例えば、第1のTPCコマンドは、UEによって、サブフレームiにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用され、第2のTPCコマンドは、UEによって、サブフレームjにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。ここで、サブフレームiとサブフレームjとは、異なっており、サブフレームjにおけるアップリンク信号のタイプは、サブフレームiにおけるアップリンク信号のタイプとは異なり得る。例えば、サブフレームjにおけるアップリンク信号は、サウンディングリファレンス信号(Sounding reference signals:SRS)であり、サブフレームiにおけるアップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel:PUSCH)である。
基地局によって構成される第1のTPC−RNTIと第2のTPC−RNTIとが同じである場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドとして構成され得る。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S101は、具体的には、下記の通りである。
S101a:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
具体的には、例えば、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、UEは、第1のTPC−RNTIを使用して、全ての考え得るPDCCHをデスクランブルし、次いで、復号を実行する。巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check:CRC)を通過するPDCCHは、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHである。次いで、第1のTPCコマンドが、第1のPDCCHから取得される。
取り得る実装手法において、S101の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S104b:UEは、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信する。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。
複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドが、同じ固定ダウンリンクサブフレームにおいて発生した後、基地局は、複数のTPCインデックスを構成し得る。複数のTPCインデックスは、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと1対1の対応関係にある。
第1の実装手法におけるそれと同様に、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。基地局によって構成される第1のTPCインデックスと第2のTPCインデックスとが同じ場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドとして構成され得る。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S101は、具体的には、下記の通りである。
S101b:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
具体的には、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCHは、複数のTPCコマンドを伝達し得る。ここで、TPCコマンドのロケーションは、TPCインデックスによって識別される。したがって、TPCインデックスを受信した後、UEは、TPCコマンドを対応するロケーションから取得することができる。
S102:UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。
TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はenhanced PDCCH(enhanced PDCCH:ePDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
具体的には、UEは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応するアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。KULの値については、下記の3つの取り得る実装手法が、この実施形態において存在する。
第1の取り得る実装手法において、KULの値は、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとが、異なる固定ダウンリンクサブフレームにおいて伝達されることを確保する必要がある。この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能であり、この実装手法については3つのケースが存在する。
第1:下記の表2に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=8である。iが4又は9である場合、KUL=4である。この解決策におけるKULの値は、TPCコマンドの送信とアップリンク信号の送信との間の最小時間遅延を確保することができる。これは、アップリンク電力制御の適時性、即ち、UEが最も正確なTPCコマンドを取得し得ることをさらに確保する。
Figure 2016525293
第2:下記の表3に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2、3、7、又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=8である。1つのTPCコマンドが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームのために使用され得る場合、この解決策におけるKULの値は、互いに最も近い2つのフレキシブルサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
Figure 2016525293
第3:下記の表4又は表5に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=7である。iが3である場合、KUL=7又はKUL=12である。iが4である場合、KUL=4又はKUL=9である。iが8である場合、KUL=12又はKUL=7である。iが9である場合、KUL=9又はKUL=4である。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが被る干渉のタイプは、同様である(即ち、近接セル内のダウンリンク信号からの干渉は、同じである)。この解決策におけるKULの値は、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
Figure 2016525293
Figure 2016525293
第2の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能である。この実装手法において、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとは、同じサブフレームにおいて発生し得る。KULの値は、下記の表6に記載されるような、既存バージョンにおいて定義されるTDD構成0における値である。
無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
Figure 2016525293
或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
構成0において、TPCコマンドは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信され得る。したがって、構成0における時系列関係は、任意のTDD構成について使用される(TDD構成は、物理層チャネル上で伝達される構成情報によって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成であり得る)。これは、TPCコマンドが取得されることができないという問題を解決することができる。この解決策において、UEの既存バージョンにおける全てのTDD構成は、TDD構成0として構成される。このように、前方互換性及び後方互換性が、好ましい形で確保され得る。
前述の第1及び第2の取り得る実装手法では、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するS102は、具体的には、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定するステップ、及びサブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
となる。
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてPUSCHが送信されない場合、各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するS102は、具体的には、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するステップ
となる。
この解決策において、前述の方法は、PUSCHが送信されない場合であっても、SRSについてのTPCコマンドがなお構成され得ることを達成することができる。
第3の取り得る実装手法において、この実装手法は、アップリンク信号がPUCCHのみであるケースに適用可能である。ここで、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KUL=6又はKUL=7である。
S103:UEは、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信する。
この実施形態において提供されるワイヤレス通信方法によれば、UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、UEは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、UEは、各アップリンク信号の送信電力に従って、対応する各アップリンク信号をサブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信する。UEは、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題は、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
図2は、本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態2のフローチャートである。この実施形態においては、本方法がUE基地局によって実行される例が、説明のために使用される。図2に示されるように、この実施形態における本方法は、下記を含み得る。
S201:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、KULの値は、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。
TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はenhanced PDCCH(enhanced PDCCH:ePDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
具体的には、基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームのみにおいてTPCコマンドを送信する。即ち、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しない。したがって、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。しかしながら、フレキシブルサブフレームは、アップリンクサブフレームとして構成され得るため、固定ダウンリンクサブフレームの数は、全ての考え得るアップリンクサブフレーム(固定アップリンクサブフレームと、アップリンクサブフレームとして構成され得るフレキシブルサブフレームとを含む)の数よりも少ない。このように、1つの固定ダウンリンクサブフレームが、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得る。本発明のこの実施形態において提供される時系列関係において、1つの固定ダウンリンクサブフレームは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要があり得、又は、1つの固定ダウンリンクサブフレームは、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとを伝達する必要があり得る。1つの固定ダウンリンクサブフレームが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要がある場合、又は1つの固定ダウンリンクサブフレームが、1つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、1つの固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと伝達する必要がある場合、本発明のこの実施形態においては2つの取り得る実装手法が存在する。
取り得る実装手法において、S201の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S203a:第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信する。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。
第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。基地局によって構成される第1のTPC−RNTIと第2のTPC−RNTIとが同じである場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドである。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S201は、具体的には、下記の通りである。
S201a:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信し、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEは、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
別の取り得る実装手法において、S201の前に、本方法は、下記をさらに含む。
S203b:基地局は、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信する。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。
複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドが、同じ固定ダウンリンクサブフレームにおいて発生した後、基地局は、複数のTPCインデックスを構成し得る。複数のTPCインデックスは、複数のアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと1対1の対応関係にある。
第1の実装手法におけるそれと同様に、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、UEによって、異なるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定するために使用される。基地局によって構成される第1のTPCインデックスと第2のTPCインデックスとが同じである場合、第1のTPCコマンド及び第2のTPCコマンドは、同じTPCコマンドである。そのような構成の場合、1つのTPCコマンドは、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され得る。したがって、制御シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
この場合、S201は、具体的には、下記の通りである。
S201b:サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信し、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEは、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。KULの値は、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとが、異なる固定ダウンリンクサブフレームにおいて伝達されることを確保する必要がある。KULの値については、下記の3つの取り得る実装手法が、この実施形態において存在する。
第1の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能であり、この実装手法については3つのケースが存在する。
第1:前述の表2に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=8である。iが4又は9である場合、KUL=4である。本解決策におけるKULの値は、TPCコマンドの送信とアップリンク信号の送信との間の最小時間遅延を確保することができる。これは、アップリンク電力制御の適時性、即ち、UEが最も正確なTPCコマンドを取得し得ることをさらに確保する。
第2:前述の表3に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2、3、7又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=8である。1つのTPCコマンドが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームのために使用され得る場合、本解決策におけるKULの値は、互いに最も近い2つのフレキシブルサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第3:前述の表4又は表5に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=7である。iが3である場合、KUL=7又はKUL=12である。iが4である場合、KUL=4又はKUL=9である。iが8である場合、KUL=12又はKUL=7である。iが9である場合、KUL=9又はKUL=4である。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが被る干渉のタイプは、同様である(即ち、近接セル内のダウンリンク信号からの干渉は、同じである)。この解決策におけるKULの値は、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第2の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能である。この実装手法において、KULの値は、前述の表6に記載されるような、既存バージョンにおいて定義されるTDD構成0における値である。
無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
構成0において、TPCコマンドは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信され得る。したがって、構成0における時系列関係は、任意のTDD構成について使用される(TDD構成は、物理層チャネル上で伝達される構成情報によって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成であり得る)。これは、TPCコマンドが取得されることができないという問題を解決することができる。この解決策において、UEの既存バージョンにおける全てのTDD構成は、TDD構成0として構成される。このように、前方互換性及び後方互換性が、好ましい形で確保され得る。
第3の取り得る実装手法において、この実装手法は、アップリンク信号がPUCCHのみであるケースに適用可能である。ここで、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KUL=6又はKUL=7である。
S202:基地局は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。
この実施形態において提供されるワイヤレス通信方法によれば、基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。次いで、基地局は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。基地局は、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
前述の方法実施形態の技術的解決策は、特定の実施形態を使用することによって、下記において詳細に説明される。
図3は、本発明に係るワイヤレス通信方法の実施形態3のフローチャートである。図3に示されるように、UEと基地局とが情報を交換する例が、この実施形態において説明のために使用される。この実施形態における方法は、下記を含み得る。
S301:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。
S302:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。
S303:UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示す。KULの値は、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はenhanced PDCCH(enhanced PDCCH:ePDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
S304:UEは、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信する。
S305:基地局は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。
S301の前に、固定ダウンリンクサブフレームが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドを伝達する必要がある場合、方法手続きは、下記へ変更される。
S30a:基地局は、第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送信する。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。
S301a:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信する。
S302a:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
次に、S303、S304、及びS305が実行される。
或いは、方法手続きが、下記へ変更される。
S30b:基地局は、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送信する。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。
S301b:基地局は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信する。
S302b:UEは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
次に、S303、S304、及びS305が実行される。
サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。KULの値については、下記の3つの取り得る実装手法が、この実施形態において存在する。
第1の取り得る実装手法において、KULの値は、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとが、異なる固定ダウンリンクサブフレームにおいて伝達されることを確保する必要がある。この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能であり、この実装手法については3つのケースが存在する。
第1:前述の表2に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=8である。iが4又は9である場合、KUL=4である。この解決策におけるKULの値は、TPCコマンドの送信とアップリンク信号の送信との間の最小時間遅延を確保することができる。これは、アップリンク電力制御の適時性、即ち、UEが最も正確なTPCコマンドを取得し得ることをさらに確保する。
第2:前述の表3に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2、3、7又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=8である。1つのTPCコマンドが、2つのフレキシブルアップリンクサブフレームのために使用され得る場合、本解決策におけるKULの値は、互いに最も近い2つのフレキシブルサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第3:前述の表4又は表5に記載されるように、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=7である。iが3である場合、KUL=7又はKUL=12である。iが4である場合、KUL=4又はKUL=9である。iが8である場合、KUL=12又はKUL=7である。iが9である場合、KUL=9又はKUL=4である。既存システムと進化型システムとの双方が、4つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0、1、2、及び6のみをサポートする場合、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが被る干渉のタイプは、同様である(即ち、近接セル内のダウンリンク信号からの干渉は、同じである)。この解決策におけるKULの値は、サブフレーム番号が3及び8であるフレキシブルアップリンクサブフレームが同じTPCコマンドを使用することを確保することができる。
第2の取り得る実装手法において、この実装手法は、PUSCH、PUCCH、又はSRSであるアップリンク信号に適用可能である。この実装手法において、フレキシブルアップリンクサブフレームについてのTPCコマンドと、固定アップリンクサブフレームについてのTPCコマンドとは、同じサブフレームにおいて発生し得る。KULの値は、前述の表6に記載されるような、既存バージョンにおいて定義されるTDD構成0における値である。
無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7である。iが3又は8である場合、KUL=7である。iが4又は9である場合、KUL=4である。
構成0において、TPCコマンドは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信され得る。したがって、構成0における時系列関係は、任意のTDD構成について使用される。これは、TPCコマンドが取得されることができないという問題を解決することができる。この解決策において、UEの既存バージョンにおける全てのTDD構成は、TDD構成0として構成される。このように、前方互換性及び後方互換性が、好ましい形で確保され得る。
第3の取り得る実装手法において、この実装手法は、アップリンク信号がPUCCHのみであるケースに適用可能である。ここで、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KUL=6又はKUL=7である。
図4は、本発明に係るユーザ機器の実施形態1の概略構造図である。図4に示されるように、この実施形態における装置は、受信モジュール11と、処理モジュール12と、送信モジュール13とを含み得る。受信モジュール11は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信された少なくとも1つのTPCコマンドを受信するように構成される。ここで、少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。処理モジュール12は、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成される。ここで、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。即ち、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームに先立って発生し、2つのサブフレームは、KUL−1個のサブフレームによって分離される。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はenhanced PDCCH(enhanced PDCCH:ePDCCH)上で伝達されるシグナリングである。送信モジュール13は、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成される。
さらに、受信モジュール11は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、受信モジュール11は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/若しくは第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、並びに/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
さらに、随意的に、受信モジュール11は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、受信モジュール11は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
さらに、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、処理モジュール12は、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、処理モジュールは、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。
前述の実施形態において、随意的に、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値は、
UL=6又はKUL=7を含む。
この実施形態における装置は、図1に示される方法実施形態における技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理は、方法実施形態の実装原理と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供されるユーザ機器によれば、受信モジュールは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、処理モジュールは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおける、アップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、送信モジュールは、各アップリンク信号の送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、対応する各アップリンク信号を送信する。UEは、固定ダウンリンクサブフレームのみにおいてTPCコマンドを受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題は、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
図5は、本発明に係る基地局の実施形態1の概略構造図である。図5に示されるように、この実施形態における装置は、送信モジュール21と、受信モジュール22とを含む。送信モジュール21は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送るように構成され、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はenhanced PDCCH(enhanced PDCCH:ePDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
受信モジュール22は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成される。
さらに、送信モジュール21は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、送信モジュール21は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEは、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
さらに、随意的に、送信モジュール21は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、送信モジュール21は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEは、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号がPUCCHである場合
PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、 UL の値は、下記を含む。
UL=6又はKUL=7である。
この実施形態における装置は、図2に示される方法実施形態における技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法実施形態の実装原理及び技術的効果と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供される基地局によれば、送信モジュールは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。次いで、受信モジュールは、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。基地局は、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
本発明の実施形態において提供される通信システムは、図4に示されるユーザ機器と、図5に示される基地局とを含む。
図6は、本発明に係るユーザ機器の実施形態2の概略構造図である。図6に示されるように、この実施形態における装置は、受信器31と、プロセッサ32と、送信器33とを含み得る。受信器31は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信するように構成される。ここで、少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。プロセッサ32は、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定するように構成される。ここで、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はenhanced PDCCH(enhanced PDCCH:ePDCCH)上で伝達されるシグナリングである。送信器33は、送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいてアップリンク信号を送信するように構成される。
さらに、受信器31は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、基地局によって送信される第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、受信器31は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第1のPDCCH及び/若しくは第2のPDCCHを受信し、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、並びに/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
さらに、随意的に、受信器31は、
基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、受信器31は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される第3のPDCCHを受信し、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得するように構成される。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
さらに、アップリンク信号がSRSである場合において、PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されるとき、プロセッサ32は、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力を判定し、
サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるPUSCHの送信電力に従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。又は、
PUSCHが、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信されない場合、プロセッサ32は、
各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるSRSの送信電力を判定するように構成される。
前述の実施形態において、随意的に、アップリンク信号がPUCCHである場合、PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値は、
UL=6又はKUL=7を含む。
この実施形態における装置は、図1に示される方法実施形態の技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理は、方法実施形態の実装原理と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供されるユーザ機器によれば、受信器は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つのTPCコマンドを受信する。ここで、TPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3AであるPDCCH上で伝達される。次に、プロセッサは、各TPCコマンドに従って、各TPCコマンドに対応する、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおけるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。最後に、送信器は、各アップリンク信号の送信電力に従って、対応する各アップリンク信号をサブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて送信する。UEは、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて受信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題は、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
図7は、本発明に係る基地局の実施形態2の概略構造図である。図7に示されるように、この実施形態における装置は、送信器41と、受信器42とを含む。送信器41は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つのTPCコマンドをユーザ機器UEへ送るように構成され、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、KULの値は、TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している。TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、物理層シグナリングによって示されるTDDアップリンク−ダウンリンク構成である。ここで、物理層シグナリングは、PDCCH又はenhanced PDCCH(enhanced PDCCH:ePDCCH)上で伝達されるシグナリングである。
少なくとも1つのTPCコマンドは、フォーマットがDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、少なくとも1つのTPCコマンドは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含む。ここで、異なるTPCコマンドは、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される。
受信器42は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されるアップリンク信号を受信するように構成される。
さらに、送信器41は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第1の標識情報は、第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットがDCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される。また、送信器41は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第1のPDCCH及び/又は第2のPDCCHを受信した後、UEは、第1のPDCCHから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は第2のPDCCHから第2のTPCコマンドを取得する。
さらに、随意的に、送信器41は、
少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいてユーザ機器UEへ送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報をUEへ送るようにさらに構成される。ここで、第2の標識情報は、第1のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、第2のTPCインデックスが、フォーマットがDCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される。また、送信器41は、
サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、第3のPDCCHをUEへ送信するように構成され、それによって、UEが第3のPDCCHを受信した後、UEは、第1のTPCインデックスによって示されるロケーションから第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、第2のTPCインデックスによって示されるロケーションから第2のTPCコマンドを取得する。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号が、PUSCH、PUCCH、又はSRSである場合、KULの値は、下記のケースを含む。
iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。或いは、無線フレーム内のサブフレームiのサブフレーム番号が2又は7である場合、KUL=6又はKUL=7であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4である。
前述の実施形態において、アップリンク信号がPUCCHである場合
PUCCHは、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、 UL の値は、下記を含む。
UL=6又はKUL=7である。
この実施形態における装置は、図2に示される方法実施形態における技術的解決策を実装するように構成され得る。装置実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法実施形態の実装原理及び技術的効果と同様であり、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
この実施形態において提供される基地局によれば、送信器は、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信し、それによって、UEは、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を判定する。ここで、サブフレーム番号がiであるサブフレームは、サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームである。次いで、受信器は、サブフレーム番号がiであるサブフレームにおいて、UEによって送信されたアップリンク信号を受信する。基地局は、TPCコマンドを固定ダウンリンクサブフレームのみにおいて送信し、フレキシブルダウンリンクサブフレームは、TPCコマンドを伝達しないため、フレキシブルサブフレームがアップリンクサブフレームへ変化した後にTPCコマンドが取得されることができないという問題が、回避される。このように、基地局がアップリンク信号を受信できないという問題が、解決され得る。また、TPCコマンドを送信することと、アップリンク信号を送信することとの間の時系列関係は、UEが時系列関係に従って異なるアップリンクサブフレームにおいてTPCコマンドを取得することができるように、この実施形態においてさらに定義される。
本発明の実施形態において提供される通信システムは、図6に示されるユーザ機器と、図7に示される基地局とを含む。
本発明において提供される幾つかの実施形態では、開示された装置及び方法が他の手法において実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニット分割は、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実装においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又は複数のコンポーネントは、組み合わせられても、若しくは別のシステムへ統合されてもよく、又は、幾つかの特徴は、無視されても、若しくは実行されなくてもよい。また、表示若しくは議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインターフェースを通じて実装され得る。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的形式、機械的形式、又は他の形式において実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても、又は物理的に別個でなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的ユニットであっても、又は物理的ユニットでなくてもよく、1つの場所に位置しても、又は複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の必要性に従って選択され得る。
また、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、又はユニットの各々が、物理的に単独で存在してもよく、又は2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されてもよく、又はソフトウェア機能ユニットに加えてハードウェアの形式で実装されてもよい。
前述の統合されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装される場合、当該統合されたユニットは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶され得る。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイス又はプロセッサに、本発明の実施形態において説明された方法のステップのうちの一部を実行するように命令するための幾つかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
便宜及び簡単な説明のために、前述の機能もモジュールの分割は例示のための例として見なされることが、当業者によって明確に理解され得る。実際の適用例において、前述の機能は、異なる機能モジュールに割り当てられ、要件に従って実装され得る。即ち、装置の内部構造は、上述された機能の全部又は一部を実装するために、異なる機能モジュールに分割される。前述の装置の詳細な作業工程については、前述の方法実施形態における対応する工程への参照がなされ得、詳細は、本明細書において繰り返し説明されない。
最後に、留意すべきことは、前述の実施形態が本発明の技術的解決策を説明するために意図されたものに過ぎず、本発明を限定するために意図されたものではないことである。本発明は、前述の実施形態を参照しつつ、詳細に説明されているが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態において説明された技術的解決策に対して変更を為し得ること、又は前述の実施形態の一部若しくは全部の技術的解決策に対して均等な置換を為し得ることを理解するはずである。

Claims (46)

  1. ワイヤレス通信方法であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップであって、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、受信するステップと、
    サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定するステップであって、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している、判定するステップと、
    前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて前記アップリンク信号を送信するステップと、
    を含む、ワイヤレス通信方法。
  2. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップの前に、前記方法が、
    前記基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するステップであって、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信し、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップの前に、前記方法が、
    前記基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するステップであって、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第3のPDCCHを受信し、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
    iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
    iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
    iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
    iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
    iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
    iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4であるケースを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記アップリンク信号が、前記PUSCH、前記PUCCH、又は前記SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4であるケースを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記アップリンク信号が前記SRSである場合において、前記PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定する前記ステップが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの送信電力を判定するステップと、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定するステップと、
    を含み、又は、
    PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されない場合、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定する前記ステップが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定するステップ
    を含む、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記アップリンク信号が前記PUCCHである場合、前記PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値が、
    UL=6又はKUL=7
    を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  8. ワイヤレス通信方法であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップであって、それによって、前記UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立しており、
    前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信するステップと、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて、前記UEによって送信される前記アップリンク信号を受信するステップと、
    を含む、ワイヤレス通信方法。
  9. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップの前に、前記方法が、
    第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を前記UEへ送信するステップであって、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを前記UEへ送信するステップであって、それによって、前記UEが第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップの前に、前記方法が、
    第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を前記UEへ送信するステップであって、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第3のPDCCHを前記UEへ送信するステップであって、それによって、前記UEが前記第3のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
    を含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
    iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
    iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
    iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
    iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
    iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
    iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4であるケースを含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記アップリンク信号が、前記PUSCH、前記PUCCH、又は前記SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4であるケースを含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記アップリンク信号が前記PUCCHである場合、KULの値が、
    前記PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、
    UL=6又はKUL=7
    を含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  14. ユーザ機器であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するように構成された受信モジュールであって、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、受信モジュールと、
    サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定するように構成された処理モジュールであって、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立している、処理モジュールと、
    前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて前記アップリンク信号を送信するように構成された送信モジュールと、
    を備える、ユーザ機器。
  15. 前記受信モジュールが、
    前記基地局によって送信される前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、前記基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成され、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
    前記受信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信し、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得する
    ように構成される、請求項14に記載のユーザ機器。
  16. 前記受信モジュールが、
    前記基地局によって送信される前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、前記基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成され、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
    前記受信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第3のPDCCHを受信し、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得する
    ように構成される、請求項14に記載のユーザ機器。
  17. 前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
    iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
    iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
    iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
    iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
    iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
    iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4であるケースを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  18. 前記アップリンク信号が、前記PUSCH、前記PUCCH、又は前記SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4であるケースを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  19. 前記アップリンク信号が前記SRSである場合において、前記PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されるとき、前記処理モジュールが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの送信電力を判定し、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定する
    ように構成され、又は、
    PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されない場合、前記処理モジュールが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定する
    ように構成される、請求項17又は18に記載のユーザ機器。
  20. 前記アップリンク信号が前記PUCCHである場合、前記PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、KULの値が、
    UL=6又はKUL=7
    を含む、請求項14から16のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  21. 基地局であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するように構成された送信モジュールであって、それによって、前記UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDDシステムのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成から独立しており、
    前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信モジュールと、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて、前記UEによって送信される前記アップリンク信号を受信するように構成された受信モジュールと、
    を備える、基地局。
  22. 前記送信モジュールが、
    前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、前記ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を前記UEへ送信するようにさらに構成され、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
    前記送信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを前記UEへ送信するように構成され、それによって、前記UEが第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得する、
    請求項21に記載の基地局。
  23. 前記送信モジュールが、
    前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、前記ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を前記UEへ送信するようにさらに構成され、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
    前記送信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第3のPDCCHを前記UEへ送信するように構成され、それによって、前記UEが前記第3のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得する、
    請求項21に記載の基地局。
  24. 前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、又はサウンディングリファレンス信号SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2若しくは7である場合、KUL=6であり、iが3若しくは8である場合、KUL=8であり、iが4若しくは9である場合、KUL=4である、又は、
    iが2、3、7若しくは8である場合、KUL=7であり、iが4若しくは9である場合、KUL=8である、又は、
    iが2若しくは7である場合、KUL=7であり、
    iが3である場合、KUL=7若しくはKUL=12であり、
    iが4である場合、KUL=4若しくはKUL=9であり、
    iが8である場合、KUL=12若しくはKUL=7であり、
    iが9である場合、KUL=9若しくはKUL=4であるケースを含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の基地局。
  25. 前記アップリンク信号が、前記PUSCH、前記PUCCH、又は前記SRSである場合、KULの値が、下記のケース:
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=7であり、iが4又は9である場合、KUL=4であるケースを含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の基地局。
  26. 前記アップリンク信号が前記PUCCHである場合、KULの値が、
    前記PUCCHが、固定アップリンクサブフレームのみにおいて送信され、
    UL=6又はKUL=7
    を含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の基地局。
  27. 請求項14から20のいずれか一項に記載のユーザ機器と、請求項21から26のいずれか一項に記載の基地局とを備える、通信システム。
  28. ワイヤレス通信方法であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するステップであって、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され、前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSである、受信するステップと、
    サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定するステップであって、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値である、判定するステップと、
    前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて前記アップリンク信号を送信するステップと、
    を含む、ワイヤレス通信方法。
  29. ULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
    を含む、請求項28に記載の方法。
  30. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップの前に、前記方法が、
    前記基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するステップであって、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信し、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得するステップ
    を含む、請求項28又は29に記載の方法。
  31. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップの前に、前記方法が、
    前記基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するステップであって、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、受信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第3のPDCCHを受信し、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得するステップ
    を含む、請求項28又は29に記載の方法。
  32. 前記アップリンク信号が前記SRSである場合において、前記PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定する前記ステップが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの送信電力を判定するステップと、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定するステップと、
    を含み、又は、
    PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されない場合、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定する前記ステップが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定するステップ
    を含む、請求項28から31のいずれか一項に記載の方法。
  33. ワイヤレス通信方法であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するステップであって、それによって、前記UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であり、前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSであり、
    前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信するステップと、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて、前記UEによって送信される前記アップリンク信号を受信するステップと、
    を含む、ワイヤレス通信方法。
  34. ULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
    を含む、請求項33に記載の方法。
  35. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップの前に、前記方法が、
    第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を前記UEへ送信するステップであって、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを前記UEへ送信するステップであって、それによって、前記UEが第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
    を含む、請求項33又は34に記載の方法。
  36. サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップの前に、前記方法が、
    第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を前記UEへ送信するステップであって、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用される、送信するステップ
    をさらに含み、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第3のPDCCHを前記UEへ送信するステップであって、それによって、前記UEが前記第3のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得する、送信するステップ
    を含む、請求項33又は34に記載の方法。
  37. ユーザ機器であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局によって送信される少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドを受信するように構成された受信モジュールであって、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用され、前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSである、受信モジュールと、
    サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定するように構成された処理モジュールであって、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームの後に存在する(KUL)番目のサブフレームであり、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値である、処理モジュールと、
    前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて前記アップリンク信号を送信するように構成された送信モジュールと、
    を備える、ユーザ機器。
  38. ULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
    を含む、請求項37に記載のユーザ機器。
  39. 前記受信モジュールが、前記基地局によって送信される前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、前記基地局によって送信される第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を受信するようにさらに構成され、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
    前記受信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信し、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得する
    ように構成される、請求項37又は38に記載のユーザ機器。
  40. 前記受信モジュールが、前記基地局によって送信される前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて受信される前に、前記基地局によって送信される第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を受信するようにさらに構成され、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上の第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上の第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
    前記受信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記基地局によって送信される前記第3のPDCCHを受信し、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得する
    ように構成される、請求項37又は38に記載のユーザ機器。
  41. 前記アップリンク信号が前記SRSである場合において、前記PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されるとき、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドに従って、前記処理モジュールが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの送信電力を判定し、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記PUSCHの前記送信電力に従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定する
    ように構成され、又は、
    PUSCHが、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて送信されない場合、前記処理モジュールが、
    各TPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおける前記SRSの送信電力を判定する
    ように構成される、請求項37から40のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  42. 基地局であって、
    サブフレーム番号がi−KULである固定ダウンリンクサブフレームにおいて、少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドをユーザ機器UEへ送信するように構成された送信モジュールであって、それによって、前記UEが、サブフレーム番号がiであるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号のTPCコマンドに従って、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の送信電力を判定し、KULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であり、前記アップリンク信号が、物理アップリンク共有チャネルPUSCH又はサウンディングリファレンス信号SRSであり、
    前記少なくとも1つのTPCコマンドが、フォーマットがダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 3/3Aである物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で伝達され、前記少なくとも1つのTPCコマンドが、サブフレーム番号がiである前記アップリンクサブフレームにおいて送信される前記アップリンク信号の前記TPCコマンドを含み、異なるTPCコマンドが、異なるアップリンクサブフレームにおいて送信されるアップリンク信号の送信電力を示すために使用される、送信モジュールと、
    サブフレーム番号がiである前記サブフレームにおいて、前記UEによって送信される前記アップリンク信号を受信するように構成された受信モジュールと、
    を備える、基地局。
  43. ULの値が、時分割複信TDD構成0において定義される値であることが、
    iが2又は7である場合、KUL=6であり、iが3又は8である場合、KUL=8であり、iが4又は9である場合、KUL=4であること
    を含む、請求項42に記載の基地局。
  44. 前記送信モジュールが、
    前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、前記ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPC無線ネットワーク一時識別子TPC−RNTI、第2のTPC−RNTI、及び第1の標識情報を前記UEへ送信するようにさらに構成され、前記第1の標識情報は、前記第1のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第1のPDCCHが、第1のTPCコマンドを伝達するために使用されること、及び、前記第2のTPC−RNTIによってスクランブルされ、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第2のPDCCHが、第2のTPCコマンドを伝達するために使用されることを示すために使用され、
    前記送信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを前記UEへ送信するように構成され、それによって、前記UEが第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のPDCCHから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は前記第2のPDCCHから前記第2のTPCコマンドを取得する、
    請求項42又は43に記載の基地局。
  45. 前記送信モジュールが、
    前記少なくとも1つの送信電力制御TPCコマンドが、前記ユーザ機器UEへ、サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて送信される前に、第1のTPCインデックス、第2のTPCインデックス、及び第2の標識情報を前記UEへ送信するようにさらに構成され、前記第2の標識情報は、前記第1のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである第3のPDCCH上で第1のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されること、及び、前記第2のTPCインデックスが、フォーマットが前記DCI format 3/3Aである前記第3のPDCCH上で第2のTPCコマンドのロケーションを示すために使用されることを示すために使用され、
    前記送信モジュールが、
    サブフレーム番号がi−KULである前記固定ダウンリンクサブフレームにおいて、前記第3のPDCCHを前記UEへ送信するように構成され、それによって、前記UEが前記第3のPDCCHを受信した後、前記UEが、前記第1のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第1のTPCコマンドを取得し、及び/又は、前記第2のTPCインデックスによって示される前記ロケーションから前記第2のTPCコマンドを取得する、
    請求項42又は43に記載の基地局。
  46. 請求項37から41のいずれか一項に記載のユーザ機器と、請求項42から46のいずれか一項に記載の基地局とを備える、通信システム。
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