JP2016524723A - Tir光ファイバレンズを形成する方法 - Google Patents

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Abstract

全反射(TIR)光ファイバレンズを形成する方法を開示する。この方法は、レンズ面を定める湾曲外面を有する球状の先端を形成するために、焦点をずらした赤外レーザビームで光ファイバの端を加熱することを含む。この球状の先端は、TIR小面を定めるためにレーザ切断される。このファイバ中を伝搬する光は、有効ファイバ端で発散し、TIR小面で反射され、レンズ面を通って像平面に像を形成する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年6月10日に出願された米国特許出願第13/913775号の米国特許法第120条の規定に基づく優先権の利益を主張するものであり、その米国特許出願は2013年5月22日に出願された米国仮特許出願第61/826,152号の米国特許法第119条の規定に基づく優先権の利益を主張している。その内容は依拠され、それらの全体が参照されて本願明細書に援用される。
本開示は、光ファイバに関し、特に、光ファイバ用のレンズを形成する方法に関する。
光ファイバは、広範囲にわたる光学部品ベースおよび光学部品−電子部品ベースの用途およびシステムに使用される。基本的にこの種の全ての用途およびシステムに関し、光は、何らかの方法により光ファイバ中へと光ファイバから結合されることが必要となる。
光を、光ファイバ中へと光ファイバから結合させる1つの方法として、光ファイバレンズを用いる方法がある。光ファイバレンズは、光ファイバの端に配されるレンズである。光ファイバレンズは、システムまたは用途の特定の要求に従って、光を、光ファイバ中に、および/または光ファイバ外へ結合させるのに用いられる。光ファイバレンズは、例えば、光ファイバコネクタおよび光コヒーレンストモグラフィー用途に用いられる。
入手可能な幾つかのタイプの光ファイバレンズは、光の向きを変える機能を有する。
しかしながら、この種のレンズは、個別の成形品、例えば光ファイバへ付加されるミラーやレンズを含んでいる。個別の部品を製造し、製造中にそれらの部品を位置合わせする必要性により、ファイバ・レンズシステムのコストが増大する。
開示の態様は、第一軸を有する光ファイバの端に、小面切出しTIR光ファイバレンズを形成する方法である。この方法は、ファイバ端を加熱して、球状の先端を形成する工程;屈折率と、中心および湾曲外面とを持つ球状の先端となるように、この球状の先端を冷却する工程;および小面をTIR表面として定めるような小面角度θでこの小面と第一軸とが交差するように、冷却された球状の先端をレーザ切断してその小面を形成する工程を有してなる。
開示の他の態様は、上記の方法において、小面角度が、25°≦θ≦46°に定められる範囲である。
開示の他の態様は、第一軸を有する光ファイバの端に、小面切出しTIR光ファイバレンズを形成する方法である。その方法は、焦点をずらした赤外レーザビームでファイバ端を加熱して、屈折率と、中心および70μm≦R≦500μmである曲率半径Rの湾曲外面とを有する球状の先端を形成する工程;球状の先端が冷却されるようにする工程;および第一軸に沿って伝搬する光に対して全反射小面を定めるために、球状の先端をレーザ切断する工程であって、上記湾曲外面および屈折率により、100μm≦f≦500μmである小面切出しTIR光ファイバレンズの焦点距離fが定められる工程を有してなる。
開示の他の態様は、光源からの光を伝送し検出する方法である。この方法は、光ファイバの端に一体的に形成された小面切出し全反射(TIR;total-internal-reflection)光ファイバレンズに対して、実施可能な状態に光源を配置する工程を含む。この小面切出しTIR光ファイバレンズは、湾曲外面とTIR面を定める小面とを持つ球状の先端によって定められる。この小面は、第一軸と交差する第二軸を定める。この方法は、第一軸および第二軸の一方の軸に沿って、小面切出しTIR光ファイバレンズ中へ光を結合させる工程、および、上記第一軸および第二軸の他方の軸に沿って、その光を検出する工程も有する。
さらなる特徴および利点は以下の詳細な説明に記載され、一部については、その記述から直ちに当業者にとって明らかになるか、または、添付の図面と共に明細書および請求項に記載されている実施形態を実行することによって認識されるであろう。前述の概説および以下の詳細な説明は両方共に、単なる典型例であり、それらは、請求項の性質および特徴を理解するために概要または枠組みを提供することを目的とするものであることを理解すべきである。
本願に開示する小面切出しTIR光ファイバレンズの形成に用いる一例の光ファイバの側面図である。 ファイバ端が加工可能となるように、ファイバ支持構造内に実施可能な状態で配置された図1の光ファイバの側面図である。 図2に類似しており、レーザ装置からの焦点をずらしたレーザ光に光ファイバ端を暴露して加工する第一の例示的な実施形態を示す。 ファイバを球状の先端とするような表面張力をガラスに生じさせるポイントまで、光ファイバの端をレーザ光で加熱して形が作られた、球状の先端を示す。 図4Aと類似しており、光ファイバの有効ファイバ端の位置を定めるために、球状の先端に隣接する光ファイバの一部分に加えられる熱を示す。 レーザ切断により小面を形成する工程において、選択された角度θで球状の先端に入射されるレーザ光を示す。 レーザ切断によって形成された小面を示す。 小面切出しTIR光ファイバレンズの一例を示す写真。 図6と類似の概略図であり、小面が球状の先端の中心と交差している小面切出しTIR光ファイバレンズの一例を示すとともに、像面および物体面をも示す。 図8と類似の概略図であり、実質的に、小面切出しTIR光ファイバレンズの像面に配置された光源、および実施可能な状態で光ファイバの反対端に配置された光検出器を示す。 図9Aと類似しているが、光源と光検出器の位置が入れ替わっているものを示す。 図9Aと類似しているが、小面が球状の先端の中心を通らない小面切出しTIR光ファイバレンズの一例を示す。 図9Bと類似しているが、小面が球状の先端の中心を通らない小面切出しTIR光ファイバレンズの一例を示す。 小面切出しTIR光ファイバレンズの折り曲げられていない光学系の概略図であり、2種類のレンズ設計例の記載に関するものである。
添付の図面は、更なる理解のために含まれるものであり、それらの図面は本明細書に組み込まれてその一部を構成する。図面は、一つ以上の実施形態を例示し、詳細な説明と共に各種実施形態の原理および作用を説明するのに用いられる。このように、本開示は、付随する図と併せて以下の詳細な説明からより完全に理解される。
参照される記述は、本開示の様々な実施形態について詳細に作成されており、それらの実施例は添付の図面に図示されている。可能な場合は常時、同じまたは類似の要素を参照するための、同じまたは類似の参照番号および記号が図面の全体に用いられる。図面は必ずしも一定の比率ではなく、当業者は、図面が本開示の主要な態様を示すために単純化されていることがわかるであろう。
請求項の記載は、この詳細な説明の一部に加入されるとともに、それを構成する。
本願明細書に記載の刊行物または特許文献の全ての開示は、参照されることによって組み入れられる。
ここでは、「μm」の表記は「マイクロメートル」の略語として使用される。
後述するように、図1は、ここに開示する小面切出しTIR光ファイバレンズ(省略して、「TIRレンズ」ともいう)を形成するために用いられる一例の光ファイバ(省略して、「ファイバ」ともいう)10の一部の側面図である。ファイバ10は、第一の(中心の)軸12、端14、および外面16を有している。ファイバ端14は、ファイバ(コアおよびクラッド)のガラス部分だけが残るように、ファイバ10をストリッピング、切断、およびクリーニングすることによって調製される。ファイバ10は、直径Dを持ち、それは一例において公称62.5マイクロメートルである。
図2は、ファイバ端14が加工可能となるようにファイバ支持構造体(すなわち、治具)20に実施可能な状態で配置されたファイバ10の側面図である。図3は、図2と類似しており、レーザ装置32からのレーザ光(すなわち、レーザビーム)30にファイバ端14を暴露することによって、ファイバ端14を加工する第一の例示的な実施形態を示している。一例において、レーザ装置32はCOレーザであり、レーザ光30は赤外(IR)波長、例えば、公称10.6μmの波長を有する。一実施形態において、焦点距離FL1を有する適正な集束レンズ36は、レーザ光30を焦点F1に焦束させるために用いられる。一実施形態において、焦点F1は、ファイバ端14から距離d1だけ離れた位置に置かれる。一実施形態において、収束レンズ36のF値が約10〜約12であるときに、距離d1は300μm≦d1≦500μmの範囲となる。これにより、一実施形態において、光ファイバ10の端14は焦点をずらしたレーザ光30を用いて加工される、すなわち、ファイバ端は、そうではなく焦束したレーザビームの最大強度となる部分には配置されない。
図4Aは、表面張力により、ファイバを構成するガラスが球状の先端を形成する時点まで、上述のように、ファイバ端14をレーザ光30で加熱して形成した球状先端44を示している。球状先端44は、屈折率n、外面46および中心48を持つ。この球状先端44は、(公称)半径Rを有し、それは、一実施形態において約70マイクロメートルから約500マイクロメートルの範囲にある。球状先端44は、ファイバ10と一体に形成されている、すなわち、その先端は、別個の要素としてファイバに追加されるわけではない。ファイバ10と球状先端44とは、このように、単一構造を画成している。この球状先端44は、実質的に円柱状のままであるファイバ10の部分に対して移行位置15を画成する。
球状先端44の形成に必要な暴露時間は、集束レンズ36のF値、ファイバ端14から焦点F1までの距離d1およびファイバ端でのレーザビーム30のパワーの大きさに依存する。実質的に球面形状となるように球状先端44を形成するために必要なパラメータは、経験的に決定することができる。一実施形態において、ファイバ端14は、酸化を防止するために不活性ガス(例えば、N)の雰囲気内で加工される。一実施形態において、レーザ装置32は、5Wから50Wまでの範囲のトータルパワーを有するレーザビーム30を出力し、集束レンズ36のF値は約10であり、距離d1は約300μmであり、そして、暴露時間は約1秒である。
球状先端44は、例えば、火炎、または接合装置のアークなど、レーザ装置32以外の加熱手段を利用して形成することができる。しかしながら、付加的な、または、より複雑な物理プロセスを利用した球状先端44の形成は、加工コストを上昇させる傾向があり、これらの物理プロセスの実施はより難しいと判明することもある。
球状先端44の形成に際し、「新たな」ファイバ端14は、移行位置15の場所に必ずしも対応するというわけではない。なぜなら、球状先端44を形成するために使用される加熱プロセスは、一般に、球状の先端に隣接するファイバ10の部分を構成するガラスを混ぜ合わせるからである。よって、図4Aは、球状先端44が形成されたときに作られた有効ファイバ端14’を示している。有効ファイバ端14’は、ファイバ内を伝搬する光70が、被狭導波の状態から発散光ビームの状態に移行すると考えられるファイバ10内の位置である。実際には、この移行は急激なものでないであろう。なぜなら、ファイバ10の加熱により、ファイバコアおよびファイバクラッドのサイズが、これらのそうでなければ異なるガラス領域の間の違いがなくなるまで、徐々に変化するからである。有効ファイバ端14’の位置は、球状先端44を形成するために使用される加熱プロセスの間に、ある程度制御することができる。
図4Bは、ファイバ10の有効ファイバ端14’の位置が、コアとクラッドのそうでなければ異なるガラス領域を混合するためのファイバに対する熱38の制御された印加によって定められた例示的な実施形態を示している。熱38は、レーザ装置(例えば、レーザ装置32)または他の周知の加熱手段からのもであって差し支えない。一実施形態において、熱38は、ファイバを均一に加熱するためにファイバ10の周りに加えられる。他の例では、ファイバ10は、ファイバの均一な加熱を達成するために、回転される(例えば、ファイバ支持構造物20を回転させることにより行われる)。
一旦、球状先端44が形成されると、それは切断される。一実施形態において、切断動作を実施するために、レーザ光が用いられる。図5は、レーザ光50を発するレーザ装置52を示す、そのレーザ光50はファイバの第一軸12に対して選択された角度θで球状先端44へ入射する。図6は、図5のレーザ切断工程の結果として形成された小面60を示す。小面60は、第一軸12に対して、実質的に上述した角度θをなす。したがって、この角度θを、ここでは「小面角度」と称する。図7は、ファイバ10、球状先端44および小面60によって形成される一実施形態のTIRレンズ45を示す写真である。
図8は、図6と類似の概略図であり、小面60が球状先端44の中心48と交差する一実施形態のTIRレンズ45を示している。このように、折り曲げられている第二軸62および第一軸12は、球状先端44の中心48で交差する。
小面60がTIR面を定めているので、この小面は、角度β(図6を参照)で第一軸12と交差する第二軸62を形成する働きをする。図示を容易にするため、角度βが略90°となるように示されているが、角度βは小面角度θに応じて定められるものであり、90°である必要はない。第二軸62は折り曲げられた軸とみなすことができ、小面60は光学的に向きを変える表面とみなすことができる。TIRレンズ45は、焦点距離f、物体平面OPおよび像平面IPを持つ。TIRレンズ45に関する光強度φは、1/fによって定められる。像平面IPは、球状先端44の外にある。像距離s’は、レンズ面46から像平面IPまでの軸62に沿った距離として定められる。
小面角度θは、妥当な角度範囲内で第一軸12または折り曲げられた第二軸62にほぼ沿って伝搬する光70を、球状先端44の小面60で全反射(TIR)させられる角度である。シリカ系のファイバ10では、球状先端44は実質的にシリカで形成されたものであり、ほとんどの光ファイバで伝送される赤外波長において、そのシリカの屈折率nは約1.45である。この屈折率に関連し、当該表面の面法線に対して測定された臨界角φcは、φc=arcsin(1/1.45)≒44°によって与えられる。これは、球状先端44にとっては臨界小面角度θc=90°−φcに変換される。上記例においては、θc=90°−44°=46°となる。小面角度θ>θcについては、球状先端44中にTIRは存在しない。ゆえに、例示的な実施形態において、小面角度θは、球状先端44中のTIR条件を満たすものとなり、すなわちθ≦θcとなる。例示的な実施形態において、小面角度θは、25°≦θ≦46°によって定められる範囲となる。
導波光70としてファイバ10中を伝搬する光は、実質的に有効ファイバ端14’で発散が始まっていると言え、そのファイバ端14’は像平面IPを定める。小面60が球状先端44の中心48と交差する構成は、小面でTIRによって反射され、球状先端の表面の残りの部分46で焦束された発散光70が、折り曲げられた第二軸62に対して中心に置かれ対称となることを確実にする。光70は、このようにして、可能な限り最も小さい焦点スポットを像平面IPに形成する。焦点距離fについての一実施形態の範囲は、100μ≦f≦500μに定められ、一方、別の例におけるその範囲は、125μ≦f≦200μに定められる。
図9Aは、図8と類似の概略図であり、折り曲げられた第二軸62に沿って実質的に像平面IPに配置された光源100を示す。光検出器110は、ファイバ10の反対端17へ実施可能に配置された状態で示されている。光源100は、折り曲げられた第二軸62に沿ってTIRレンズ45に向けて、光70を発する。光70は、TIRレンズ45に向かって伝搬するにつれて発散し、TIRレンズの湾曲外面46によって焦束される。この焦束された光70は、TIRにより小面60で反射され、実質的に、ファイバ10の有効ファイバ端14’に光源100の像を形成する。この光70は、次に、導波光としてファイバ10中を下流側へ伝播し、ファイバ端17で光検出器110によって検出される。図9Aにおいて、像平面に対応する記号「IP」および物体平面に対応する記号「OP」が引用符付きである理由は、当初、図8に関して上述したように、像形成プロセスは反対方向にも起きるからである。像平面IPと物体平面OPとが共役な平面なので、この像形成プロセスの反転が可能である。
図9Bは、図9Aと類似しており、光源100および光検出器110の位置が入れ換えられた構成を示す。そのように入れ替えられているので、光検出器110は、折り曲げられた第二軸62に沿って、実質的に像平面IPに配置される。光源100は、実施可能な状態で、ファイバ端17に配置されている。TIRレンズ45は、中心48を通る小面60を持つように形成されている。光源100からの光70は、ファイバ端17でファイバ10に入り、被狭導波としてファイバ中を伝搬する。光70は、有効ファイバ端14’に到達したときに発散し、そのファイバ端14’は上記の如く物体平面OPを定める。発散光70は、TIRにより小面60で反射し、折り曲げられた第二軸62に沿った方向に向きを変えられる。反射光70は湾曲外面46の一部を通過し、その湾曲外面46が光を焦束させ、実質的に像平面IPへ像を形成するように作用する。その結果、像が光検出器110によって検出される。
TIRレンズ45の一例においては、小面60が球状先端44の中心48とは交差しない。図10A、10Bは、図10A、10BにおいてTIRレンズ45の小面60が中心48からずれていることを除いて図9A、9Bと類似している。そのようにずれている場合、像平面IPで得られる像は、一方向に引き延ばされる(すなわち、それは、非対称となる)。この非対称は、光源100の出力、または光検出器110の受光パターン(すなわち、光感性領域)の整合に利用することができる。
例えば、図10Bを参照すると、細長い光感性領域を有する高感度フォトダイオード検出器110は、速い応答時間を維持しつつ(すなわち、電荷が除去される方向に沿って短軸を持ちつつ)、表面積を最大化することによって(すなわち、長軸を持つことによって)、飽和動作を拡大させるように用いることができる。図10Aにおける逆経路についても同様であり、VCSEL形式の光源100は、非対称の発光プロファイルを持つことができるので、より効率良くファイバ10に対して結合させることができる。
ゆえに、開示の態様は、光源100からの光を導く方法を含む。この方法は、光源100からの光70をファイバ10へ結合させる工程を有する。この方法は、実質的に有効ファイバ端14’において光70の発散を開始させる工程も有する。この発散光70は、次に、TIRにより小面60で反射されて、その光を第二軸62に沿った方向に向かせ、TIRレンズ45の湾曲外面46の一部を通過させる。その方法は、さらに、TIRレンズの外側にある像平面IPに像を形成する工程を有する。
他の開示の態様は、光源100からファイバ10へ光70を導く方法である。その方法は、第二軸62に沿って、TIRレンズ45に対して光源100を実施可能な状態で配置する工程を有する。その方法は、光70を、第二軸62に沿って光源100から導き、この光を湾曲外面46の一部に通して収束させ、それから、その光をTIRにより小面60で反射させる工程も有する。次に、そのTIR光70は、実質的にファイバ10の有効ファイバ端14’に像を形成する。続いて、この光70は、光ファイバ10に入り、導波光として光ファイバ中を下流側へ伝播される。
設計実施例
図11は、像平面IPおよび物体平面OPを含む光学システムとしてのTIRレンズ45の概略図であり、物体平面OPは、上述のように、有効ファイバ端14’によって定められている。例示する矢印の物体OBは物体平面OPに示され、それに対応する例示する矢印の像IMは像平面IPに示される。
実際には、物体OBは、有効ファイバ端14’における直径DOBの光の円である。直径DOBは導波光70のモードのサイズに対応し、一実施例において、それは1/eの強度低下で定義される導波光のモードフィールド直径である。SP−28シングルモードファイバ10について、直径DOBは、約9マイクロメートルである。
像IMは、公称直径DIMを有する光の円(または「光点」または「焦点スポット」)でもある。光点である物体OBとそれに対応する光点である像IMとの相対寸法は、M=DIM/DOBの関係によりTIRレンズ45の倍率Mに関係するものである。TIRレンズ45の光軸は、軸が折り戻されているので軸12によって示される。軸12に対する像IMと物体OBの方向の反転は、負の倍率を示す。
物体平面OPからレンズ面46までの軸方向距離(すなわち、物体距離)はsで示され、レンズ面46から像平面IPまでの距離(すなわち、像距離)はs’で示されている。光ファイバ10の屈折率は、物体平面OPとレンズ面46との間において一定値nであるとみなされる。レンズ面46と像平面IPとの間における媒体の屈折率は、n’で表記される。
図11に図示されているTIRレンズ45について関心のある2つの方程式は、以下の通りである:
n’/s’=(n’/f)+(n/s)、および
1/f=(n−1)/R、
式中、fは焦点距離であり、Rはレンズ面46の曲率半径である。
レンズ面46の半径Rは、ファイバ直径Dより小さくならないとみなされる。なお、一実施例において、ファイバ直径Dは62.5マイクロメートルである。一実施例において、半径Rは、約70マイクロメートルから約500マイクロメートルまでの範囲とすることができる。一実施例において、物体距離sは、100μm≦s≦2,000μmで定められる範囲とすることができる。同様に、一実施例において、像距離s’は、200μm≦s’≦4000μmで定められる範囲とすることができる。
TIRレンズ45の第一の実施例は、下記の設計表1に記載の設計パラメータを持ち、その設計表1では、距離パラメータの値はマイクロメートルで与えられ、距離パラメータの符号は、レンズ面46の頂点に対して測定されている。
Figure 2016524723
直径DOBが約9マイクロメートルのシングルモードファイバについて、像平面IPの点像IMの直径DIMは約16マイクロメートルである。これらの設計パラメータは、心臓OCT用途、ならびにVCSELデータ通信送信器に適している。
TIRレンズ45における第二の実施例が、下記の設計表2に記載されている。
Figure 2016524723
直径DOBが約9マイクロメートルであるシングルモードファイバ10が使われる場合、像の直径DIMは約30マイクロメートルである。像IMにとってのこのサイズは、高感度フォトダイオードの光感性領域に対し良好に整合する。
本願明細書に記載されている開示の好ましい実施形態に対する各種の変更は、添付の請求の範囲に定める開示の精神あるいは範囲を逸脱しないように行えることは、当業者にとって明らかである。このように、本開示は修正や変更をカバーするが、それらは請求の範囲およびそれと均等な範囲内とする。

Claims (10)

  1. 第一軸を有する光ファイバの端に、小面切出し全反射(TIR)光ファイバレンズを形成する方法であって、
    前記ファイバ端を加熱して球状の先端を形成する工程と、
    屈折率と、中心および湾曲外面とを持つ前記球状の先端となるように、該球状の先端を冷却する工程と、
    小面をTIR表面として定めるような小面角度θで前記小面が前記第一軸と交差するように、前記冷却された前記球状の先端をレーザ切断して前記小面を形成する工程と、
    を有してなる方法。
  2. 前記小面角度θが、25°≦θ≦46°の範囲にある 、請求項1に記載の方法。
  3. 前記小面が、前記球状の先端の中心と交差する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ファイバ端の加熱が、赤外波長を持つレーザ光の前記ファイバ端への照射によって行なわれる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記レーザ光を、前記ファイバ端から距離d1だけ離れている焦点に集光させる工程をさらに含み、d1は100μm≦d1≦300μmである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記小面切出しTIR光ファイバレンズは焦点距離fを有し、fは100μm≦f≦500μmである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記球状の先端は半径Rを有し、Rは70マイクロメートル≦R≦500マイクロメートルである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ファイバは、前記第一軸に沿って前記ファイバ中を伝播する光が実質的に発散を開始する有効ファイバ端を含んでおり、前記有効ファイバ端を、前記湾曲外面から軸上距離sだけ離れたところに形成する工程をさらに含み、sは100μm≦s≦2000μmである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記小面切出しTIR光ファイバレンズは、前記湾曲外面と像平面との間の軸上距離として定義される作動距離s’を持ち、s’は200μm≦s≦4000μmである、請求項1に記載の方法。
  10. 光源から光を伝送し検出する方法において、
    光ファイバの端に一体的に形成された小面切出し全反射(TIR)光ファイバレンズに対して、光源を実施可能な状態に配置する工程であって、前記小面切出しTIR光ファイバレンズは湾曲外面とTIR面を定める小面とを持つ球状の先端によって定められるものであり、前記小面は前記第一軸と交差する第二軸を定めるものである工程、
    前記第一軸および前記第二軸のいずれか一方の軸に沿って、前記小面切出しTIR光ファイバレンズ中に光を結合させる工程、および
    前記一方の軸とは異なる他方の軸に沿ってその光を検出する工程、
    を有してなる方法。
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