JP2016524147A - 転倒センサ - Google Patents

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Abstract

センサは、システムの転倒角度が転倒角度の閾値αを超えるか否かを検出するために、2軸における加速度の値を計測する加速度計を用いる。各加速度の値は、対応する要素a、bがそれぞれ乗算される。2つの要素a、bは転倒角度の閾値αの関数として選択される。2つの値が計算され、それぞれの計算された値は0と比較される。計算された値が0より大きい、または0より小さいか否かによって、転倒角度が超過したか否かが決定される。検出器は、転倒状態の検出について、その状態を示す出力信号を与える。出力信号は、転倒した装置の警報を鳴らす、または該装置をシャットダウンするために用いられてもよく、または転倒状態を示すために用いられてもよい。

Description

発明の詳細な説明
〔関連出願〕
本出願は、米国仮出願61/835,104号の、「Tip−Over Sensor」と題され、2013年6月14日に登録された仮出願について、米国特許法施行規則§119(e)にしたがった、仮ではない優先権主張出願である。該仮出願の全文は、すべての目的に対して参照によってここに組み込まれる。
〔背景技術〕
加速度計は、装置の傾斜角を計測するために用いることができることがよく知られている。デジタル熱方位センサ(DTOS)装置は、MEMSIC,Inc.社より利用可能であり、さらに、MAは装置が複数のパラメータの範囲内で動作しているかどうかを決定するために、傾斜角の計測に用いることができる。装置が、いくつかの予め決定された角度を超えた、すなわち「転倒した」場合、装置の表示は安全な動作状態を維持するために干渉することを必要とする。
加速度計は傾斜角を決定するために用いられ。加速度計は、しばしば、対象がノイズ、振動および他の不利な状態にある環境下に配置される。加えて、加速度計は携帯機器にしばしば用いられ、したがって、可能な限り小さい必要があり、同時に高レベルの信頼性を満たす必要がある。
それゆえ、過酷な状況下で正確かつ高い信頼性を持って動作する、簡便な構成を有する安価な加速度計が必要とされている。
〔発明の概要〕
転倒センサまたは検出器は、傾きまたは傾き状態を検出し、状態を示す信号を与える。出力信号は、アラームを始動させること、または装置をシャットダウンさせるために用いられる。たとえば、自動二輪、空間暖房機、アイロンなどの、転倒する、または転倒状態を示すものに用いられるが、これに限定されることはない。
本発明のある実施形態において、転倒状態を検出するための方法は、転倒角度の閾値αと、転倒角度の閾値αの関数として第1の乗数値aおよび第2の乗数値bとを設定するための工程を含む。そして、X軸に沿った加速度の値(X)およびZ軸に沿った加速度の値(Z)が計測される。上記の方法は、第1の合計値F=(a*Z−b*X)および第2の合計値F=(a*Zm+b*Xm)を算出する工程と、第1の合計値Fおよび第2の合計値Fの関数で転倒状態が発生したかどうかを決定する工程とを含む。
転倒センサは、本発明の他の実施形態によれば、X軸に沿った加速度の値XおよびZ軸に沿った加速度の値Zについて、計測および出力を行う加速度計を含む。乗算器は加速度の値Xを第1の乗数値(b)で乗算し、加速度の値Zを第2の乗数値(a)で乗算し、(b*X)および(a*Z)を出力する。ここで、第1および第2の乗数値(a)および(b)は転倒角度の閾値αの関数として設定される。合計器は、第1の合計値F=(a*Z+b*X)および第2の合計値F=(a*Z−b*X)を出力する。方位検出器は、第1および第2の合計値FおよびFの関数で転倒角度が閾値αに到達したかどうかを決定する。
〔図面の簡単な説明〕
本発明の少なくとも1つの実施形態のさまざまな状況について、添付の図面を参照して以下に明らかにする。実例を単純かつ明確にするために、図面に示す部材は必ずしも正確に書かれてはおらず、または作られていないことが理解されるだろう。たとえば、部材のいくつかの大きさは、明確性のために、他の部材に比例して誇張され、またはいくつかの物理的な部材が、1つの機能ブロックまたは要素に含まれうる。さらに、割り当てを考慮し、複数の図面で繰り返される参照番号は、同一または類似する部材を示す。明確性の目的のために、全ての図面において全ての部材に参照番号が付与されているわけではない。図面は実例および説明の目的のために与えられ、本発明の範囲を決定することを意図するものではない。図面は以下の通りである。
図1は、自動二輪に対する本実施形態の実施形態の概念的な実施図である。
図2は、本発明の実施形態に係る座標系の表示図である。
図3は、本発明の実施形態に係る傾きセンサの機能ブロック図である。
図4は、図3において示した機能ブロックに対応する本発明の実施形態に係る傾きセンサの概要図である。
図5は、プログラム可能なコンデンサのブロック図である。
図6は、動作が別の段階にある図4の傾きセンサの機能ブロック図である。
図7は、動作が別の段階にある図4の傾きセンサの機能ブロック図である。
図8は、本発明の実施形態に係る傾きセンサの機能ブロック図である。
図9は、動作が別の段階にある図8の傾きセンサの機能ブロック図である。
図10は、動作が別の段階にある図8の傾きセンサの機能ブロック図である。
図11は、動作が別の段階にある図8の傾きセンサの機能ブロック図である。
図12は、本発明の実施形態に係る傾きセンサの機能ブロック図である。
図13は、本発明の実施形態に係る傾きセンサの動作方法のフローチャートである。
〔発明の詳細な説明〕
2013年6月14日に登録され、「Tip−Over Sensor」と題された、米国仮出願61/835,104号は、本出願にすべての目的に対して全体が参照によってここに組み込まれる。
以下の説明において、多数の具体的な細部が本発明の実施形態の完全な理解を与えるために明らかにされる。本発明のこれらの実施形態は、これらの具体的な細部のいくつかを抜きにしても実行されてもよいことは、当業者によって理解されるであろう。他の例において、よく知られた方法、手順、部材および構造は、本発明の実施形態を不明瞭にしないように、詳細に説明されなくてもよい。
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、以下の説明または図面の説明において明らかにされる、構造の詳細および部材の配置への適用例に限定されないことが理解されるべきである。本発明は他の実施形態が可能であり、またはさまざまな方法における実践または実行が可能である。また、ここで用いられる表現や用語は、説明を目的とするものであり、これによって本発明が限定されることはないことを理解するべきである。
明確性のために、別の実施形態の本文において説明されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わせてまた与えられてもよいことが理解される。逆に、簡略化のために、単一の実施形態の本文において説明された、本発明のさまざまな特徴は、また、独立して与えられてもよいし、任意の適当な下位概念の組み合わせで与えられてもよい。
本発明は転倒センサを与える。転倒センサは、ある実施形態において、極度に頑丈であり、信頼性が高く、そして耐衝撃性のあるMEMS熱加速度計を利用する。この装置は、自動二輪および他の乗り物で使用するなど、過酷または高い振動を有する環境に特によく適する。
本発明に係る転倒センサは、ある実施形態において、複数の閾値から転倒角度の閾値をプログラムする(すなわち選択する)ために、ユーザにインターフェースを与えるように実装される。基準に対する装置の方位が、プログラミングされた転倒角度の閾値を超えるならば、デジタル出力は、転倒(フォールダウン)イベントの警報を与えるために状態を変更する。他の実施形態において、閾値の角度は装置内で予めプログラムされていてもよく、すなわち、予め選択されるかハードワイヤードされていてもよい。
ところで、図1を参照すると、2軸加速度計105またはセンサ105(大きさは正確ではない)は、たとえば、自動二輪110に配置されている。2軸加速度計105またはセンサ105は、XおよびZの2軸に対する感度を有している。自動二輪110が「標準」乗車位置にあるとき、すなわち、垂直であるとき、センサ105はZ軸について1gの加速度を検出し、X軸について0gの加速度を検出する。自動二輪110が片側へ傾くと、センサ105はZ軸について小さな加速度の値を記録し、X軸について0ではない加速度の値を記録する。X軸の信号の値は、前輪に向かう方向、すなわち、オペレータまたはライダーの標準方位を見て、自動二輪110が左または右のどちらに傾いたかに基づいた、正または負の値である。
さて、リーンアングル(LA)が予め決定された転倒角度の閾値(α)に等しい場合を考えると、自動二輪110が右に傾いている場合、以下の関係式が保たれる。
Z=1g*cos(α) 式(1)
X=1g*sin(α) 式(2)
式1および2は、以下のように書き直すことができる。
Z*sin(α)=X*cos(α) 式(3)
本発明の実施形態を説明する目的のために、式(3)の両辺は2つのスケールファクタaおよびbに基づいた係数が乗算される。aおよびbの値は、以下の割合を満たすように選択される。
a/b=tan(α) 式(4)
式(3)は以下のように書き直すことができる。
a*Z=b*X 式(5)
または、以下のように書き直すことができる。
a*Z−b*X=0 式(6)
自動二輪110が左へ傾いており、転倒角度の閾値がαのまま(または数学的に正しくは−α)であれば、式(5)および(6)は以下のようになる。
a*Z=−b*X 式(7)
および、
a*Z+b*X=0 式(8)
議論の目的のために、自動二輪110の方位ベクトルを、ライダーのシートからライダーの脊椎を通りライダーの頭から出ていくものとして定義する。すなわち、Z軸として定義する。
いま、図2を参照して、自動二輪110が取りうる方位が、4つの象限、すなわち、上、右、下、左の1つの中にあると考える。これらの象限は転倒角度の閾値αによって定義された境界線によって区分けされている。
自動二輪110の方位ベクトル、すなわちリーンアングル(LA)が上の象限の中にある場合、以下の計算式は真である。
a*Z−b*X>0 式(9)
a*Z+b*X>0 式(10)
自動二輪110の方位ベクトルが右の象限の中にある場合、以下の計算式は真である。
a*Z−b*X<0 式(11)
a*Z+b*X>0 式(10)
自動二輪110の方位ベクトルが下の象限の中にある場合、以下の計算式は真である。
a*Z−b*X<0 式(11)
a*Z+b*X<0 式(12)
下の方位は自動二輪では起こりえないが、ジェットスキーまたは類似の乗り物のような船舶では容易に達成しうる。ここでこの方位は、船舶が水中で転覆し、オペレータがうまくいけば無傷な状態で近くで立ち泳ぎしていることをおそらく示す。
自動二輪110の方位ベクトルが左の象限の中にある場合、以下の計算式は真である。
a*Z−b*X>0 式(9)
a*Z+b*X<0 式(12)
したがって、2つの量(a*Z−b*X)および(a*Z+b*X)のそれぞれの符号を評価することによって、リーンアングルLAが転倒角度の閾値αを超えているか否かを決定することが可能となる。
実際の実施例において、たとえば、上述の自動二輪では、地球の重力ベクトルgが「下」を向いているため、ここで説明した実施形態に係るセンサは、「下向き」の正のZ軸方位に配置される。したがって当業者は、Z軸が図2において下向きであり、上と下の象限が交換できることを理解するだろう。
さて、図3を参照すると、本発明のある実施形態において、転倒センサシステム300は2軸加速度計302を含む。2軸加速度計302は、X軸およびZ軸の加速度のそれぞれに比例した2つの電圧を発生する。2つの乗算器304−1および304−2は、2つのプログラム可能な係数発生器306−1および306−2に沿って与えられる。第1のプログラム可能な係数発生器306−1が「b」の値を設定すると同時に、第2のプログラム可能な係数発生器306−2は「a」の値を設定する。第1の乗算器304−1は値b*Xを与え、第2の乗算器304−2は値a*Zを与える。
2軸加速度計302の出力は、乗算器に送られる前に、たとえば、事前増幅器、C/V変換機、フィルタ、オフセットを調整した回路などである信号処理回路に与えられる。そのような信号処理回路は、加速度計の外部に配置されてもよいし内部に組み込まれてもよい。
加えて、2つの乗算器304−1および304−2は、当業者によって理解されるとおり、異なるゲイン値を有する複数の増幅器を用いて実現可能である。
(a*Z+b*X)の出力を行う第1の合計器308−1、および、値b*Xを受信したら反転入力して(a*Z−b*X)と等しい出力を行う第2の合計器308−2が与えられる。第1の符号検出器310−1は第1の合計器308−1からの出力の符号を決定すると同時に、第2の符号検出器310−2は第2の合計器308−2からの出力の符号を決定する。第1の符号検出器310−1および第2の符号検出器310−2からのそれぞれの出力は、方位検出器312で受信される。方位検出器312は、係数値a、bについてセンサ302の傾き状態を示すバイナリ信号を与える。
加えて、第1の増幅器314−1および第2の増幅器314−2が、ZおよびXの加速度の値を直接与えるために用いられる。
あるいは、方位検出器312は、第1の符号検出器310−1および第2の符号検出器310−2の出力に基づく2ビット出力を生成するなどにより装置がどの象限内に位置するかを決定する論理関数、および、象限が許可されたものであるか否かを決定する機能論理ブロックを含んでいてもよい。
本発明の他の実施形態において、次に、図4を参照すると、図3に示した転倒センサシステム300と同じように動作する他の転倒センサシステム400が与えられる。しかし、乗算器304およびプログラム可能な係数発生器306は、以下で詳説するように、調整可能なコンデンサおよびスイッチに置き換えられる。
第1の乗算器304−1および対応するプログラム可能な係数発生器306−1は、Cの値を有する調整可能なコンデンサ402−1、およびいくつかのスイッチ404、406,408、および410によって置き換えられる。同様に、第2の乗算器304−2およびプログラム可能な係数発生器306−2は、Cの値を有する第2の調整可能なコンデンサ402−2、およびスイッチ412、414、416、418によって置き換えられる。スイッチ406、410、414、418について、一端がそれぞれのコンデンサのノードに接続される一方、他端はアナログ接地面420に接続される。しかし、アナログ接地面420は、必ずしも0ボルト基準である必要はない。
調整可能なコンデンサ402−1、402−2、およびそれらに対応するスイッチは、センサ302からの正負両方のXおよびZ出力電圧をサンプリングするためのサンプリングコンデンサとして動作する。スイッチを備えたコンデンサの回路について、重要な変化は、電荷がそれぞれのコンデンサの上に蓄積されることである。a/bの割合を確定するために、第1のコンデンサ402−1は、bピコファラドの値を設定し、第2のコンデンサ402−2は、aピコファラドの値を設定する。
第1のコンデンサ402−1および第2のコンデンサ402−2のそれぞれは、自身が図5に示す調整可能なコンデンサモジュール500である。ここで、限定しない例の1つとして、7つのコンデンサC1〜C7が、スイッチSW1A、SW1B;SW2A、SW2B;SW3A、SW3B;SW4A、SW4B;SW5A、SW5B;SW6A、SW6Bの6つの組の間に配置される。当業者によって理解されるように、特定のスイッチを開閉することによって複数のコンデンサを互いに並列および/または直列、またはt−ネットワークまたはπネットワークと同等の構成に配置するため、いくつかの異なる静電容量(すなわち、上述のaおよびbの値)が、選択され、出力端子CINからCOUTにわたって表れる。
所望する静電容量を得るために、それぞれのスイッチを開閉するための制御信号がスイッチに送信される。この実施形態において、スイッチSW1A、SW1B、SW2A、SW2B、SW3A、SW3B、SW4A、SW4B、SW5A、SW5B、SW6A、SW6Bの6つの組は、それぞれの組において、一方が閉じているときは他方が開いているように動作する。したがって、たとえば、スイッチSW1A、SW1Bは、第1の制御信号がスイッチSW1Aに送信されると、第1の制御信号とは逆の信号がSW1Bに送信されるように動作する。
ある実施形態において、コンデンサC1〜C7はCMOS平行板コンデンサとして実現され、スイッチは、たとえばCMOS FET装置またはNMOSトランジスタとしてよく知られるもので実現される。もちろん、コンデンサおよびスイッチの数、および関連する技術は任意のものが利用できる。さらに、制御信号(図示せず)は、必要とされかつ当業者によく理解されている、ICまたは並列論理ピンまたは入力(これらに限定されるものではない)を含むいくつかの既知のシグナリング方式のいずれかを介して、スイッチを開閉するためにモジュール500に与えられてもよい。
都合よく、コンデンサC3、C6、およびC7がそれぞれ50fFであり、コンデンサC1およびC4がそれぞれ200fFであり、C2およびC5がそれぞれ100fFであるならば、このときスイッチの動作に基づいて、出力容量は0から393.75fFまでの範囲で6.25fFずつ調整可能である。もちろん、これは単なる例であり、これに限定されることは意図しない。
いま、図6を参照して、スイッチ404〜410および412〜418は、サンプリングコンデンサ402−1、402−2上の電荷を蓄積するために交互に開閉する。図6に示すように、サンプリングコンデンサ上の電荷を取得するとき、スイッチ404および410は閉じると同時に、スイッチ406および408は開く。同様に、第2のサンプリングコンデンサ402−2上に電荷を蓄積するために、スイッチ412、418が閉じると同時に、スイッチ414、416は開く。スイッチの開閉タイミングは、装置の制御にしたがうものであり、ここでは図示しないが、その動作は当業者によって容易に理解されるものである。
そして、サンプリングコンデンサ上に蓄積された電荷は、閉じていたスイッチを開き、開いていたスイッチを閉じることによって合計器308−1および合計器308−2に伝搬される。スイッチの動作は、当業者によって理解されるように、一般的に、ブレークビフォアメークモードで動作することに留意されたい。当業者によって理解されるように、スイッチの制御信号は、適当な重複しない信号を与えるクロック発生器によって与えられる。
いま、図7を参照すると、スイッチ404、410が開き、スイッチ406、408が閉じると同時に、スイッチ412、418は開き、スイッチ414および416は閉じる。その結果、サンプリングコンデンサ上の電荷の値は、上述した転倒の決定のための合計器に与えられる。
本発明の他の実施形態において、図8に転倒センサ装置800を示す。転倒センサ装置800は、アナログ−デジタル変換機(ADC)802と、正値合計連結部(SJP)804と、負値合計連結部(SJN)806とを含む。図7において上述したものと同じプログラム可能なコンデンサと、それらに対応するスイッチが用いられ、そして既に説明した関数が用いられる。図8で示される実施形態は、差動のXおよびZを出力するセンサ302を示していることに留意されたい。そのような差動出力は、当業者に良く知られており、前に説明した実施形態の動作は、便宜上片端接地の信号として説明されるが、差動の値に対して容易に変形可能であることはよく理解される。
本発明のある実施形態において、正値合計連結部SJP、負値合計連結部SJN、第1の合計器308−1、第2の合計器308−2は、演算増幅器の合計連結を備えたアナログ技術を用いて実現することができることが、当業者に理解されるだろう。
転倒センサシステム800に戻れば、以下で説明するように、さらなるスイッチ810〜824が、サンプリングコンデンサ上の電荷を正値合計連結部804および負値合計連結部806のいずれかに連結するために与えられる。
図9を参照すると、スイッチ404、404−1、410、410−1、412、412−1、418、および418−1は、サンプリングコンデンサ上の電荷を取得するために閉じられている。次に、それらのスイッチは開き、スイッチ406、406−1、412、412−1、408、408−1、416、および416−1は図10に示すように閉じる。加えて、図9に示すように、スイッチ812および824はSJN806経由でADC802の負入力にX+およびZ−信号を配置するために閉じられる。さらに、スイッチ814および818は図9に示すように、ADC802の正入力にX−およびZ+信号を与えるために閉じられる。結果として、SJP804を経由したADC802によって、(a*Z−b*X)の計算が決定される。当業者は、ここで示した1つ以上のスイッチが必須ではなく、除去されてもよいことを理解するだろう。ここにおける表現は、本発明のさまざまな実施形態の動作を理解する補助を目的とした代表例であり、したがって、ここで示された回路は本発明を限定するものではない。
本発明のある実施形態において、装置の動作は、ADCでデルタ−シグマまたはオーバーサンプリング動作を与えるために、図9および10で示した状態間を何度も遷移する。
次に、図11を参照すると、スイッチ812および814は開き、スイッチ810および816は閉じる。結果として、X+信号およびZ+信号は、正値合計連結部804およびADC802のプラス入力に与えられ、X−およびZ−の電荷は負値合計連結部806およびADC802のマイナス入力に与えられる。そしてADC802は、転倒角度の閾値αを超えたかどうかを決定するための式a*Z+b*Xを決定する。
動作において、装置の状態は図10に示す状態から図9に示す状態に遷移し、そして、図11に示す状態に遷移する。装置の状態は、コンデンサを再充電するために、すなわち、加速度の値の他のサンプルを取得するために、図9の状態に戻る。なぜならば、コンデンサを合計連結部へ供することにより電荷がコンデンサから合計連結部へ伝搬され、そして、この処理の最後ではコンデンサは放電され情報を消失するからである。
上で明らかにしたように、JSP804およびJSM806はADC802への入力として与えられる。ADC802は、電荷の値(a*Z−b*X)または(a*Z+b*X)が正負のどちらであるかを決定するために用いられる。動作において、上記決定はADC802の出力の最上位ビット(MSB)を観測することによって行われてもよい。あるいは、ADCの代わりに比較器を用いてもよい。
図8において点線で示された範囲内にあるADC802、サンプリングコンデンサ402および対応するスイッチを含むものとして、マトリクス/ADCモジュール830を定義することができる。結果として、図12に示すようなさらなる実施形態は、差動加速度センサ302を含む。差動加速度センサ302は、差動X、Z信号を、上述した、転倒角度の閾値を決定するための変数a、bを設定するためのa/b制御信号を受信する第1のマトリクス/ADCモジュールへ、X、Z信号を出力するためのa、b制御信号の独立した集合を受信する第2のマトリクス/ADCモジュール830−2へ与えるのと同様に、与える。ここで、第2のマトリクス/ADCモジュール830−2に対して、X軸およびZ軸における加速度の大きさの尺度を与えるために、値(a)は値(b)に等しいものが設定される。
第1のマトリクス/ADCモジュール830−1の出力は、計測された信号について振動および他の無関係な状態による影響を排除するために、デジタルローパスフィルタ902に送信される。次に、ローパスフィルタ902の出力は、上で既に説明した動作のために、符号検出器310および方位検出器312へ送信される。
図12に示すシステムの他の実施形態において、第2のマトリクス/ADCモジュール830−2は含まれない。その場合、転倒システムは4つの位相で動作する。位相1および位相2の間、第1のマトリクス/ADCモジュール830−1は、その後評価される量(a*Z−b*X)および(a*Z+b*X)を算出するために、説明したように、割合a/bに設定される値a、bを伴って動作する。そして、方位が決定される。そして、第1のマトリクス/ADCモジュール830−1は、Z軸方向の加速度を計測するために、値a、bがそれぞれ0、1に設定されているときの位相3の間のX軸方向の未加工の加速度の値と、値a、bがそれぞれ1、0に設定されているときの位相4の間のX軸方向の未加工の加速度の値とを計測するために用いられる。
さらに、2つのADCの代わりに、単一のADCが、X、Z、(a*Z−b*X)および(a*Z+b*X)を連続して計測するために与えられてもよい。さらにまた、4つのADCを、変数または計測結果のそれぞれに対して1つずつ用いてもよい。当業者であれば、どのようにしてこれを実現するか、理解するだろう。
図13に示す動作方法によれば、転倒角度の閾値αはステップ1302で設定され、結果としてステップ1304で値a、bが設定される。ステップ1306では、X軸方向およびZ軸方向の加速度が計測され、2つの計算結果(a*Z−b*X)および(a*Z+b*X)がステップ1308で計算される。独立したステップ1306、1308として示されるが、これらは同時に発生するものであり、説明の目的によって、独立したものとしてここに示されるだけのものである。それらの計算結果は、それぞれ閾値と比較される。すなわち0と上述のような比較をすることで、ステップ1314で方位を同定する。すなわち象限は2つの式を0と比較することによって同定される。次に、ステップ1316において、同定された象限が許可されたものであるかどうかを決定し、リーンアングルを継続して計測するため、ステップ1306に戻る。とはいえ、ステップ1316では、装置がいま向いている方位が「許可されない」象限内にあるならば、そのとき、ステップ1318へ進み、そのような状態を示す信号を出力してもよい。
自動二輪への適用例では、単一の「許可された」象限を有し、残り3つの象限は「禁じられた」象限であると考えられる。ジェットスキーへの適用例では、「禁じられた」象限として単一の「転覆の」象限を有することがまた要求される。ここで3つの他の残りの象限は「許可された」象限である。この場合、センサが「転覆の」象限に配置され、出力の極性が反転されるならば、そのような状態が検出されてもよい。象限を同定し、同定された象限が許可されたものか否かを決定することにより、両方の場合についても実現することができる。
さて、ステップ1308に戻ると、他の実施形態において、さらなるステップ1310および1312がステップ1308と1314との間に挿入される。ステップ1310において、XおよびZの加速度の値はそれぞれ閾値レベルと比較される。そして、ステップ1312でこれらの値が適当な閾値の範囲内にあれば、転倒角度の計算結果と比較するためにステップ1314へ戻る。とはいえ、ステップ1312で、XおよびZが適当な閾値の範囲内に無いことを決定するならば、そのとき、X、Z信号が十分ではないので、転倒を決定せずに1306に戻る。
ステップ1310、1312における決定は、加速度の信号が転倒角度を決定するのに妥当であることを確認するために与えられる。本発明のある実施形態において、X軸方向およびZ軸方向の加速度のうち、大きい方の値が3/8g未満であるならば、転倒角度センサによって計測された信号は、該センサが接続された装置のリーンアングルに対する妥当な決定を行うには不十分な強さである。
前の説明において、本発明のある実施形態は、異なる静電容量を備えた、プログラム可能な2つの可変コンデンサを含む。他の実施形態において、一方のコンデンサの静電容量は固定値であり、他方は可変であってもよい。これは単純な装置を与えるが、選択可能な異なる転倒角度の閾値の数がそれによって制限されるかもしれない。
本発明の実施形態は、1つの装置で実現可能である。たとえば、ICプロトコルにしたがって実行する、たとえば入出力を有するLCCパッケージにおける8ピン装置で実現可能である。もちろん、I/Oコンポーネント、クロック、動力、バイアス発生器、および信号の調整などは必須であり、ここでは説明しないし、本発明の理解に必須でもないが、装置には含まれる。都合よく、入力ピン経由で設定されうる、値a、b、および、その結果である転倒角度の閾値αは、いかなる動作プロトコルおよび関連する回路も必要とせず、したがってインターフェースを単純にする。もちろん、既に設定された転倒角度の閾値αを有する装置を与えるために、値a、bは工場で予め設定され、入力ピンが使用禁止であってもよい。さらに、ASICが、また、上述の他の機能に加え、必要とされる任意のI/O動作と同様に、上述のスイッチを開閉するためのタイミング信号を動作するために、装置に与えられてもよいことが当業者によって理解される。
さらに、2軸加速度センサについて説明すると同時に、ある実施形態において、2軸加速度センサが熱加速度計であるとして、他の型の加速度センサを用いてよいことが想像される。また、さらに、2つの1軸加速度センサを用いてもよい。当業者であれば、どのようにすればこれを実現できるか、理解することができる。
したがって、本発明の少なくとも1つの実施形態で特に示され、いくつかの特徴が説明された、さまざまな変更、修正および改善が当業者にとって容易に見出されることがわかるだろう。そのような変更、修正および改善は、本開示の一部であることが意図され、本発明の範囲に含まれることが意図される。したがって、前に説明し、描写した内容は例としてのみ扱われ、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の適切な構成、およびそれらに等しいものから決定されるべきものである。
自動二輪に対する本発明の実施形態の概念的な表示図である。 本発明の実施形態に係る座標系の表示図である。 本発明の実施形態に係る傾きセンサの機能ブロック図である。 図3において示した機能ブロックに対応する本発明の実施形態に係る傾きセンサの概略図である。 プログラム可能なコンデンサのブロック図である。 動作が別の段階にある図4の傾きセンサの機能ブロック図である。 動作が別の段階にある図4の傾きセンサの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る傾きセンサの機能ブロック図である。 動作が別の段階にある図8の傾きセンサの機能ブロック図である。 動作が別の段階にある図8の傾きセンサの機能ブロック図である。 動作が別の段階にある図8の傾きセンサの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る傾きセンサの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る傾きセンサの動作方法のフローチャートである。

Claims (28)

  1. 転倒状態を検出する方法であって、
    転倒角度の閾値αを定義するための第1の乗数値aと第2の乗数値bとを設定する工程と、
    X軸に沿った加速度の値(Xm)を計測する工程と、
    X軸に直交するZ軸に沿った加速度の値(Zm)を計測する工程と、
    第1の合計値F=(a*Zm−b*Xm)を計算する工程と、
    第2の合計値F=(a*Zm+b*Xm)を計算する工程と、
    上記第1の合計値Fおよび上記第2の合計値Fの関数で転倒状態が発生するか否かを決定する工程と、を含む方法。
  2. 上記第1の乗数値aと上記第2の乗数値bとを設定する上記工程は、
    第1の値の集合から上記第1の乗数値aを選択する工程と、
    第2の値の集合から上記第2の乗数値bを選択する工程と、の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 上記第1の乗数値aと上記第2の乗数値bとを設定する上記工程は、
    1つ以上の論理ピンの対応する状態を設定する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 転倒状態が発生するか否かを決定する上記工程は、
    上記第1の合計値Fが0未満であるか否かを決定する工程と、
    上記第2の合計値Fが0未満であるか否かを決定する工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 転倒状態が発生するか否かを決定する上記工程は、
    上記第1の値Fまたは上記第2の値Fのいずれかが0未満であるか否かを決定する関数で動作の象限を決定する工程と、
    上記決定された象限が許可されたものであるか否かを同定する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 転倒状態が発生するか否かを決定する上記工程は、
    上記第1の値Fまたは上記第2の値Fのいずれかが0未満であるか否かを決定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 上記Fおよび上記Fのうち1つだけが0未満であることを決定する工程と、
    上記Fおよび上記Fのうちいずれが0未満であるかの関数で転倒方向を決定する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  8. tan(α)=a/bを満たすように上記第1の乗数値aおよび上記第2の乗数値bを設定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 上記計測された加速度の値Xmおよび上記計測された加速度の値Zmのそれぞれについて、予め決定された最小加速度の値Aminと比較する工程と、
    上記計測された加速度の値Xmおよび上記計測された加速度の値Zmのそれぞれについて、予め決定された最小加速度の値Aminより大きい、または等しいときにのみ上記転倒状態が発生するかどうかを決定する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. X軸に沿った加速度を計測する上記工程は、第1のコンデンサに電荷を蓄積する工程を含み、
    Z軸に沿った加速度を計測する上記工程は、第2のコンデンサに電荷を蓄積する工程を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 上記第1のコンデンサを第1の静電容量の値C1に設定する工程と、
    上記第2のコンデンサを第2の静電容量の値C2に設定する工程と、をさらに含み、
    C1/C2=b/aであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 上記第1のコンデンサを上記第1の値C1に設定する上記工程と上記第2のコンデンサを上記第2の値C2に設定する上記工程とのうち、少なくとも1つについて、
    互いに並列および/または直列に並べられた2つ以上の固定値の静電容量を有するコンデンサを切り替える工程を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 上記第1の合計値Fおよび上記第2の合計値Fを計算する上記工程は、
    (a*Zm)を得るために上記第1の乗数値aに第1の増幅ゲインを設定する工程と、
    (b*Xm)を得るために上記第2の乗数値bに第2の増幅ゲインを設定する工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 転倒センサであって、
    計測を行いX軸に沿った加速度の値XmおよびZ軸に沿った加速度の値Zmを出力するように構成された加速度計と、
    上記加速度の値Xmを第1の乗数値(b)で乗算し、上記加速度の値Zmを第2の乗数値(a)で乗算し、(b*Xm)および(a*Zm)を出力するように構成された乗算器と、
    上記乗算器に接続され、第1の合計値F=(a*Zm+b*Xm)および第2の合計値F=(a*Zm−b*Xm)を出力するように構成された合計器と、
    上記第1の合計値Fおよび上記第2の合計値Fの関数で転倒角度が閾値αに達したか否かを決定するために上記合計器に接続されるように構成された方位検出器と、を含み、
    上記第1の乗数値(a)および上記第2の乗数値(b)は上記転倒角度の閾値αの関数として選択されることを特徴とする転倒センサ。
  15. 上記合計器は、
    上記乗算器に接続され、上記第1の合計値Fを出力するように構成された第1の合計器と、
    上記乗算器に接続され、上記第2の合計値Fを出力するように構成された第2の合計器と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の転倒センサ。
  16. 上記方位検出器は、
    上記第1の合計器に接続され、上記第1の合計値Fのそれぞれの符号を決定するように構成された第1の符号検出器と、
    上記第2の合計器に接続され、上記第2の合計値Fのそれぞれの符号を決定するように構成された第2の符号検出器と、を含み、
    上記方位検出器は、上記第1の合計値Fの符号および上記第2の合計値Fの符号の関数で転倒角度が閾値αに達したか否かを決定するように構成されることを特徴とする請求項14に記載の転倒センサ。
  17. 上記乗算器は、
    上記加速度の値Xmに第1の乗数値(b)を乗算し、(b*Xm)を出力するように構成された第1の値の乗算器と、
    上記加速度の値Zmに第2の乗数値(a)を乗算し、(a*Zm)を出力するように構成された第2の値の乗算器と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の転倒センサ。
  18. 上記第1の値の乗算器および上記第2の値の乗算器のそれぞれは、第1のコンデンサおよび第2のコンデンサをそれぞれ含むことを特徴とする請求項17に記載の転倒センサ。
  19. 上記第1のコンデンサは第1の静電容量の値C1を有し、
    上記第2のコンデンサは第2の静電容量の値C2を有し、
    ここでC1/C2=b/aであることを特徴とする請求項18に記載の転倒センサ。
  20. 上記第1のコンデンサおよび上記第2のコンデンサのうち少なくとも1つは、
    複数のスイッチおよび複数の固定値の静電容量を有するコンデンサを含む調整可能なコンデンサモジュールを含むことを特徴とする請求項18に記載の転倒センサ。
  21. 上記第1の合計器は、上記第1のコンデンサおよび上記第2のコンデンサのそれぞれに接続された第1の合計連結部を含み、
    上記第2の合計器は、上記第1のコンデンサおよび上記第2のコンデンサのそれぞれに接続された第2の合計連結部を含む、ことを特徴とする請求項18に記載の転倒センサ。
  22. 上記第1の合計連結部を上記第1のコンデンサに接続するスイッチの第1のネットワークと、
    上記第2の合計連結部を上記第2のコンデンサに接続するスイッチの第2のネットワークと、をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の転倒センサ。
  23. 上記第1の乗数値(a)および上記第2の乗数値(b)の少なくとも1つの値を示す1つ以上の信号を受信するように構成された、上記乗算器に接続されたインターフェースをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の転倒センサ。
  24. 上記インターフェースは複数の入力ピンを含むことを特徴とする請求項23に記載の転倒センサ。
  25. 上記インターフェースは、連続する信号を受信する入力ピンを含むことを特徴とする請求項23に記載の転倒センサ。
  26. 転倒角度の閾値αについて装置の方位を決定するための転倒センサであって、
    X軸方向の加速度の値XmおよびZ軸方向の加速度の値Zmを計測するための手段と、
    Xmに第1の乗数値(b)を乗算し、Zmに第2の乗数値(a)を乗算し、(b*Zm)および(a*Xm)を出力するための手段と、
    第1の合計値F=(a*Zm+b*Xm)および第2の合計値F=(a*Zm−b*Xm)を出力するための手段と、
    上記第1の合計値Fおよび上記第2の合計値Fの関数で上記装置の方位を決定するための手段と、を含む転倒センサであって、
    上記第1の乗数値(b)および上記第2の乗数値(a)は、上記転倒角度の閾値αの関数として選択されることを特徴とする転倒センサ。
  27. 上記方位を決定するための上記手段は、
    上記第1の合計値Fおよび上記第2の合計値Fのそれぞれの符号を決定するための手段をさらに含み、
    上記方位を決定するための上記手段は、さらに上記第1の合計値Fおよび上記第2の合計値Fの各々の符号の関数で上記装置の上記方位を決定することを特徴とする請求項26に記載の転倒センサ。
  28. 上記乗算する上記手段は、
    第1の静電容量の値C1を有する、第1の電荷を蓄積する手段と、
    第2の静電容量の値C2を有する、第2の電荷を蓄積する手段と、の少なくとも1つを含み、
    C1/C2=b/aであることを特徴とする請求項26に記載の転倒センサ。
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