JP2016520777A - 回路内の液体を調整するためのシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、回路(1)内の液体を調整するためのシステムに関し、このシステムは、−少なくとも1つの入口及び出口を備えるプラグ弁(200)であって、プラグ弁(200)が、内部経路(212)を備え、内部経路が、弁が少なくとも部分的に開いているときに、弁(200)の入口から出口まで流動する液体が通過することを意図した、プラグ弁と、−回路(1)内を流動する液体と連通し、液体及び相殺ガスを収容することを意図した拡張容器(100)と、を備え、プラグ(210)が、拡張チャネル(213、217、218、221)を少なくとも部分的に備え、拡張チャネルが、プラグの側面(219)に位置する少なくとも1つの側方開口部を有し、側方開口部と拡張容器との間の恒久的な連通を提供するように構成されており、−少なくとも弁を閉じると、側方開口部が、弁(200)の入口からまたは出口から到来する液体と直接連通し、−弁が少なくとも部分的に開くと、側方開口部が、弁(200)の本体(201)と一体化した内壁部(207)と協働し、それにより、一方では拡張容器(100)と他方では内部経路(212)と連通する導管を形成するように、構成されている。本発明は、同様に、このシステムを一体化した回路及びこのシステムの使用に関する。

Description

本発明は、全体的に、回路内の液体の循環を可能とするための設備の分野に関する。より具体的には、本発明は、循環方向を交互にできる回路内に組み込まれることを意図したシステムに関する。
これは、特に有利には、負荷及び循環方向を変えることが望ましい産業用回路に適用する。
用途は、例えば、循環方向を反転させることによってフィルタのような回路の設備を清掃することに関する。
他の用途は、ポンプのような設備を試験するまたは設備の特性を示すことを可能とする試験回路に関する。特権用途分野は、熱伝達流体が液体金属である原子炉に組み込まれた設備の特性解析を有する原子力産業である。
このように、本発明は、特に、ASTRID原子炉(Advanced Sodium Technological Reactor for Industrial Demonstration)のような第4世代ナトリウム冷却高速炉に適している。
特定のタイプの回路において、液体の循環方向を反転できる必要がある。このため、反転可能な流体を送出できるポンプがある。これは、電磁ポンプ(EMP)を用いた例である。
回路内の流体の循環方向を反転させることは、回路に沿う圧力の分布を必然的に変更する。この圧力分布の変化は、従来の回路を説明する図1を参照して以下で詳述するような変化のために設けられていない回路に適合しない。
図1に示す回路は、ポンプ2と、絞り弁9と、を備え、例えば、ポンプを試験するまたはポンプを特性解析するための回路の場合のように、循環を阻害するまたは負荷損を変えることを可能とする。図1に示す例において、回路は、交換器6をさらに備え、例えば、ポンプが回路に供給した熱を排出する。ポンプ2、絞り弁9及び交換器6は、直列に配置されている。
回路は、同様に、拡張容器7を備えており、この拡張容器は、ポンプ2の上流側に配置され、加圧容器としてかつ回路に関する分岐路としても明示されており、パイプに接続される。既知の態様において、図1に示すように、拡張容器7は、拡張チャンバを備え、この拡張チャンバは、自由であり、回路の液体と恒久的に連通しており、拡張容器7の液体71の自由表面73に圧力をかけるガス72を備える。拡張容器7内には、流体が循環していない。拡張容器7の液体変位のみがあり、回路に存在する液体の容積変動を相殺することを可能とする。この容積変動は、液体温度変動に起因する。熱伝達流体回路の構成において、これら容積変動は、多大となり得る。このように、拡張容器7は、ポンプ2の上流側における圧力変動を制限することを可能とする。
拡張容器7は、加圧ガスPcの圧力を制御するためのデバイスに関連付けられており、ガスを注入することまたは除去することにより、ガス72の圧力、したがって圧力を変えることが可能となる。また、回路の破壊及び関連する結果を防止するために回路内の圧力を制限する保護デバイス8が設けられている。回路内に過剰圧力がある場合、保護デバイス8は、作動し、(ガスの及び/または液体の)過剰圧力は、出口81に向けられる。その後、回路の開放がある。
試験回路において、拡張容器7の圧力Pcとポンプ2の上流側圧力Pe及び下流側圧力Psとを測定することによって、並びに、絞り弁9を作動させることにより液体の循環方向及び負荷のようなパラメータを変えることによって、ポンプ2の挙動を特性解析できる。
図1において、循環方向を矢印で示す。そして、圧力分布は、Ps>Peのようになっている。単純にするため、ここでは、Pc≒Peとみなす。実際には、Pcは、圧力Peの値によって一定であり、これら2つの圧力間の差は、拡張容器7内の自由表面73の高さとポンプ2の入口の高さとの間の液体高さにかける圧力に等しい。この高さ圧力は、しばしば無視できる。圧力Pcは、一般的に、大気圧(絶対温度で1barから2bar)に近い値で一定であり、したがって、Psが取り得る値(数barから数十barまで及びそれ以上)より明らかに低い。保護デバイス8は、超えると設備がもはや安全ではない制限値に圧力Pcが達すると始動するように設けられている。上述したダイアグラムの場合において、このデバイスは、Pcよりも若干だけ大きい圧力、例えば2.5barまで調節され得る。循環方向が図1の循環方向、すなわちポンプ2から絞り弁9への場合、ユニットは、正確に動作している。
図2は、図1の回路を示しており、循環方向を反転している。
この回路の方向反転は、自発的であっても、回路のうち拡張容器7に接続されている部分にある圧力Psでポンプ2を送出させる。したがって、保護デバイス8を始動させ、回路に欠陥がなくても回路を開放させる危険性がある。
さらに、ポンプ2の入口での圧力Peは、回路内に収容されている流体の飽和蒸気圧より下まで落ちる可能性があり、その結果、回路のうち絞り弁9とポンプ2との間の部分に流体の蒸発を引き起こす。そして、ポンプ2を損傷することがあり、多大な乱流を発生し得る。
このように、ポンプ2と拡張容器7との相対的な位置は、回路内の液体の循環方向に依存する。したがって、循環方向を反転可能な回路内に問題を生じさせる。
循環方向を反転させることを可能とするため、解決法は、2つの絞り弁9、91と2つの拡張容器7、7’とを回路に設けることにあり、拡張容器それぞれには、安全デバイス8、8’と圧力制御デバイスとが設けられている。このようなシステムを図3及び図4に示す。さらに、各拡張容器と回路との間に遮断弁74、74’を設ける必要がある。循環方向にしたがって、拡張容器7、7’は、拡張容器を回路に接続する遮断弁74、74’を閉じることによって回路から接続解除される。これら図において、破線の弁は、完全に開放しており、実線の弁は、完全に閉鎖している。
この解決法は、欠点として、十分な量の設備と、ユニットの信頼性を低減して製造及び維持コストを増大させる傾向がある増加した複雑さと、が求められなければならない。さらに、これは、失敗の危険性がある、弁の開閉のために頻繁な人間の介入または自動操縦システムの設定を求める。
図5及び図6に示す別の解決法は、2つの絞り弁9、91と保護デバイス8及び圧力制御デバイスが設けられた単一の拡張容器7とが設けられた回路を設けることにある。ポンプ2の入口に配設された絞り弁9は、常に完全に開いている。この弁は、2つの循環方向において破線で示されている。拡張容器をポンプの入口に配設すると(図5)、ポンプの出口における圧力が拡張容器7に直接転送されないので、回路は、通常動作する。
拡張容器7をポンプの出口に配設すると(図6)、交換器によって引き起こされた負荷損は、ポンプ入口で圧力を過剰に降下させ、キャビテーション閾値未満で圧力を保持する危険性がある。
したがって、この解決法は、圧力がキャビテーションを防止するのに十分に高い用途に限定される。そのため、使用可能な流動の範囲は、必然的に減少される。
したがって、液体回路に関して反転可能でありかつ既存の解決法において上述した欠点の少なくとも一部がないことを提供することにある必要性がある。
本発明は、弁がプラグ弁である回路に関するこの目的を達成することを目的としている。
より正確には、プラグ弁を組み込み、循環方向を交互にすることを可能としつつ、制限のない動作範囲を可能とすることによって回路の複雑さを制限し、好ましくは複数タイプのプラグ弁のためのものである回路を提案することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の一形態は、好ましくは循環方向を反転できる回路にある液体を調整するためのシステムに関し、このシステムは、
−少なくとも入口及び出口を備えるプラグ弁であって、プラグが、内部経路を備え、内部経路が、弁が少なくとも部分的に開いているときに、弁の入口から出口まで流動する液体が通過することを意図し、弁の本体に関するプラグの位置が、弁を通る液体の流量を調節することを可能とする、プラグ弁と、
−回路内を流動する液体と連通し、液体及び相殺ガスを収容する拡張容器と、
を備える。
プラグは、少なくとも部分的に拡張チャネルを備え、この拡張チャネルは、プラグの側面に位置する少なくとも1つの側方開口部を有し、上記側方開口部と拡張容器との間に連通を提供するように構成されており、弁は、
−少なくとも弁を閉じると、側方開口部が、弁の入口からまたは出口から到来する液体と直接連通するように、すなわち、内部経路が弁の入口または出口と直接連通していないと、これにより、弁の入口または出口に存在する液体が、側方開口部を通して拡張チャネルに入ることによって、拡張容器と連通するように、
−弁が少なくとも部分的に開いていると、すなわち、内部経路が弁の入口及び/または出口と直接連通していると、側方開口部が、弁の本体の内壁部と協働し、それにより、一方では拡張容器と、他方では内部経路と、連通する導管を形成するように、
構成されている。
このように、拡張容器は、弁を介して、好ましくは弁の入口と出口との間において、回路に接続されており、それにより、拡張容器が、プラグの位置にかかわらず、弁の入口及び出口のうちの少なくとも一方と連通する。
プラグの位置は、同様に、回路内の及び拡張容器内の液体圧力から独立している。プラグのチャネルは、拡張容器と回路の分岐路のうちの少なくとも1つとの間での恒久的な連通を可能とする。
このように、本発明は、反転可能な回路であって、拡張容器が回路の液体と恒久的に連通する、回路を設計することが可能とする。
さらに、本発明は、従来技術の解決法のような正確性でもって1以上の容器の遮断弁を制御する必要がないので、システムの信頼性を著しく改善することを可能とする。図3及び図4に示す解決法を用いて、遮断弁を不正確に制御することは、2つの拡張容器が同時に作動停止する結果を招くことがあり、これは、深刻な結果を有し得る。
さらに、弁によって形成された1つのみの絞り弁を有することが可能である。これにより、負荷損を低減することが可能となり、この負荷損は、従来技術の他の解決法の場合におけるように追加の弁が存在することによって必然的に引き起こされる。このため、本発明は、許容可能な流量の幅を広げることを可能とする。
拡張容器の制御を単純化することに加え、本発明は、必要な構成部材の数、特に制御構成部材の数を著しく低減することを可能とし、回路の信頼性を改善し、回路のコストを低減することを可能とする。
さらに、本発明にかかるシステムは、回路の最低圧を正確にかつ信頼性高く制御することを可能とし、このため、回路内の圧力が所望の最小圧未満に降下することを防止する。
特に有利には、本発明にかかるシステムは、インライン弁として明示される直進弁、及び、エルボー弁に適用する。したがって、弁は、回路の部分全てに、直線状セクション及び湾曲部または角度部に組み込まれ得る。
本発明の1つの利点は、拡張容器の内側に液体噴出が現れる可能性を低減することである。したがって、拡張容器内の液体の自由表面レベルを安定させ、回路内における液体のレベル及び圧力の制御の信頼性を向上させる。
選択的に、本発明は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを別々にまたは組み合わせて有してもよい。
−有利には、システムは、動作中に、拡張容器が回路内を流動する液体と恒久的に連通するように、構成されている。
−好ましくは、導管は、一方では、拡張容器内に、他方では、プラグの下面及び弁の本体の底部によって形成された空間内に、開口し、この空間は、プラグに形成されたチャネルによって内部経路と連通している。
−好ましくは、側方開口部は、凹所であり、凹所と弁の本体に一体化された内壁部との協働は、弁が少なくとも部分的に開いているときに、導管を形成する。
−本体は、プラグを受けるように構成された弁座を備える。本体に一体化された内壁部は、弁座の壁部である。あるいは、弁の本体は、弁座と、弁の本体に一体化され、プラグがこの弁と協働する壁部と、弁の本体の外壁部とは反対側にある内壁部と、を有する。
−好ましくは、凹所は、拡張容器からプラグの下面まで延在する。より正確には、凹所は、プラグの本体の上面からプラグの下面まで延在する。好ましくは、凹所は、溝を形成する。
−有利な形態によれば、プラグは、球状プラグである。このタイプのプラグは、封止を改善するという利点を有する。本発明は、特に簡素化した態様でこのタイプの弁に適用されることが可能である。あるいは、プラグは、シリンダ状プラグである。
有利には、システムは、弁が開放すると、凹所、上記空間及び下側チャネルのみを介して、拡張容器が弁を通過する液体と連通するように、構成されている。
−有利には、弁は、「全流量(full-flow)」タイプである。これにより、弁が完全に開放する場合に、長さが同じパイプの一部、エルボー体または直線状セクションと同じ度合の負荷損を形成することが可能となる。
−好ましくは、回路から拡張容器まで流動する液体全ては、1以上の拡張チャネルを通過する。
好ましくは、システムは、弁が開放すると、凹所、上記空間及び下側チャネルのみを介して、拡張容器が弁を通過する液体と連通するように、構成されている。
このように、弁が開放し、液体の循環速度が十分であると、拡張容器内に進入する液体は、内部経路から拡張容器に直接は通過せず、このため、拡張容器内の噴出を制限する。
−有利には、弁は、直進弁である。より一般的には、弁の入口及び出口は、130°から180°の間の角度を形成する。あるいは、弁は、エルボー弁であり、弁の入口及び出口は、130°未満の角度を形成する。
−有利には、弁は、本体と、筐体を形成するカバーと、を備え、拡張容器は、筐体内に収容されている。このように、拡張容器及び弁は、同一構成部材内で一緒のグループとされている。これにより、特に、回路の取り付けを簡素化し、妨害を制限することが可能となる。さらに、構成部材の数を制限し、回路の信頼性を改善する。特に、システムの封止を特に安全にする。
−閉鎖装置(obturator)は、弁の本体の内側で移動可能である。移動可能な閉鎖装置は、拡張容器に関して移動可能である。弁本体は、システムのフレームに関して固定されている。主として、弁本体は、弁の入口において及び出口において接続された導管に関して固定されている。拡張容器は、移動可能な閉鎖装置が変位している間、弁本体に関して固定されている。
−有利には、拡張容器は、弁本体の内壁部によって少なくとも部分的に形成されている。より詳細には、拡張容器は、弁本体の内壁部によって、カバーの内壁部によって、及び、移動可能な閉鎖装置の本体の上面によって、形成される。好ましくは、拡張容器は、弁本体の内壁部によって、カバーの内壁部によって、及び、移動可能な閉鎖装置の本体の上面によって、のみ画成される。
−拡張容器は、カバー内に少なくとも部分的に収容されている。好ましくは、拡張容器の内部容積の少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%は、カバーの内部容積に収容されている。閉鎖装置は、カバーから分離されている。閉鎖装置は、カバー内に存在しない。
−有利な形態において、拡張容器は、移動可能な閉鎖装置よりも高く垂直方向に配設されている。したがって、拡張容器内に存在する液体は、重力を介して、移動可能な閉鎖装置に流入する。好ましくは、拡張容器は、移動可能な閉鎖装置に垂直に配設されるのではなく、垂直方向にかつ移動可能な閉鎖装置の上方に配設されてもよい。有利な形態において、拡張容器は、移動可能な閉鎖装置の上にある。
−一形態において、移動可能な閉鎖装置は、拡張容器の少なくとも一部から分離している。このように、拡張容器の少なくとも一部において、移動可能な閉鎖装置は、存在しない。
−一形態において、拡張容器は、閉鎖装置から分離されている。
−一形態において、拡張容器は、弁から所定距離に配設することによって、弁に接続されている。
−拡張容器は、閉鎖装置から分離している。これにより、特に、移動可能な閉鎖装置が変位している間に拡張容器を変位で駆動させないことを可能とし、このため、システムの信頼性及び強固性を改善する。拡張容器と閉鎖装置との間の独立性は、同様に、拡張容器と移動可能な閉鎖装置とを独立して寸法付けることを可能とする。特に、拡張容器は、特に容積において、回路の特性(流量、圧力)に適合され得る一方、システムの妨害を低減し、完全に制御された寸法及び表面状態を有する移動可能な閉鎖装置を実施するために、移動可能な閉鎖装置のサイズを小さいままとする。
−拡張容器は、圧縮ガスを収容するように構成されている。
−有利には、閉鎖位置において、プラグの本体は、入口と出口との間の、すなわち、一方のフランジから他方のフランジまでの液体の連通を防止する。
−有利には、システムは、回路内の液体の循環方向にしたがってプラグの閉鎖方向を方向付けるように、構成されている。
−有利には、弁の閉鎖位置において、プラグの内部経路は、回路のうち弁をポンプの入口から分離させる部分と連通したままである。
−有利には、プラグは、拡張容器の内側に収容された減速ギアを備える制御デバイスによって作動される。このように、制御デバイスは、筐体内に位置する。有利には、減速ギアは、相殺ガスに浸されており、このため、封止制約を低減する。
−有利には、システムは、拡張容器内の液体レベルを制限するために、溢流部を備え、減速ギアは、溢流部の上方に配設されている。システムは、拡張容器内の液体レベルが所定レベル未満となるように構成されており、減速ギアは、この所定レベルの上方に配設されている。
−有利には、システムは、拡張容器内において溢流部の下方に配設され、拡張チャネルから到来する液体噴出を遮断するように構成されたデバイスを備える。
−有利には、システムは、拡張容器の内側に収容され、減速ギアを液体の熱から熱的に隔離するように構成された熱保護デバイスを備える。
−有利には、システムは、プラグの回転案内ベアリングを備え、ベアリングは、拡張容器の内側に収容されている。このように、ベアリングは、筐体内に位置する。有利には、システムは、動作時に、ベアリングが流体に浸されるように、構成されている。あるいは、ベアリングは、相殺ガスに浸されており、流体の外側に位置する。有利には、ベアリングは、ベアリングを通した流体の自由な循環を可能とする経路を備える。
−有利には、弁は、絞り弁である。
−有利には、入口及び/または出口は、回路のパイプに接続されるように構成されたフランジによって形成されている。
本発明の別の態様は、上述した特徴のうちのいずれかにかかるシステムを備える回路と、2つの反対方向で送出できるポンプと、を備える、回路に関する。選択的かつ有利には、以下のとおりである。
−プラグは、拡張容器と回路とを連通させて配置するために、プラグの内部経路へ開口する液体の通過のための少なくとも1つの拡張チャネルを備え、回路は、回路内の液体の循環方向にしたがってプラグの閉鎖方向を方向付けるように、構成されている。
−回路は、弁の閉鎖中において、内部経路が回路のうちポンプの入口から弁を分離する部分と連通したままとなるようにプラグを回すように、構成されている。
−回路は、単一の弁を備える。このように、負荷損は、回路の反転可能な動作を保証するために2つの弁を備える回路に関して、制限される。
本発明の別の態様は、350℃以上、好ましくは400℃以上の温度を有する液体の循環を調節するために本発明にかかるシステムを使用すること関する。
好ましくは、本発明は、ナトリウム冷却原子炉の回路に熱移送を提供することを意図した液体ナトリウムの循環を調節するために使用される。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、以下の説明及び添付の図面を分析することによって明らかになるだろう。理解することは、他の利点を本明細書に組み込んでもよいことである。
本発明の目的及び対象並びに特徴及び利点は、以下の添付の図面に示す本発明の実施形態の詳細な説明においてより明らかになるだろう。
従来技術にかかる第1の回路を示すダイアグラムであって、液体が第1方向で循環する、ダイアグラムである。 図1に示す回路のダイアグラムであって、液体が第1方向とは逆の第2方向で循環する、ダイアグラムである。 従来技術にかかる第2の回路を示すダイアグラムであって、液体が第1方向で循環する、ダイアグラムである。 従来技術にかかる第2の回路を示すダイアグラムであって、液体が第2方向で循環する、ダイアグラムである。 従来技術にかかる第3の回路を示すダイアグラムであって、液体が第1方向で循環する、ダイアグラムである。 従来技術にかかる第3の回路を示すダイアグラムであって、液体が第2方向で循環する、ダイアグラムである。 本発明の一実施形態にかかるシステムが設けられた一例の回路を示すダイアグラムである。 本発明の第1実施形態にかかるシステムの弁本体を示す斜視図である。 図8に示す弁本体を示す側面図である。 本発明の第1実施形態にかかるシステムを示す簡略化した横断面図である。 図10に示す本発明の一実施形態にかかるシステムに設けられたシリンダ状プラグを示す斜視図である。 図11に示すプラグを示す横断面図である。 図10に示す本発明の一実施形態にかかるシステムを示すB−B横断面図であって、弁が完全に開いている、横断面図である。 図13に示す構造にあるシステムを示すC−C横断面図である。 弁の本体とプラグとの間の協働に重点を置いた図14の拡大図である。 図10に示す本発明の一実施形態にかかるシステムを示すB−B横断面図であって、弁が第2方向において完全に閉じている、横断面図である。 図16に示す構成にあるシステムを示すD−D横断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるシステムの弁本体を示す斜視図である。 図18に示す弁本体を示す頂面図である。 本発明の第2実施形態にかかるシステムのシリンダ状プラグを示す斜視図である。 図20に示すプラグを示す横断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるシステムを示す簡略化した横断面図である。 図22に示す本発明の一実施形態にかかるシステムを示すB−B横断面図であって、弁が完全に開いている、横断面図である。 図22に示す本発明の一実施形態にかかるシステムを示すB−B横断面図であって、弁が第1方向で完全に閉じている、横断面図である。 図24に示す構造にあるシステムを示すC−C横断面図である。 図22に示す本発明の一実施形態にかかるシステムを示すB−B横断面図であって、弁が第2方向で完全に閉じている、横断面図である。 図26に示す構造にあるシステムを示すD−D横断面図である。
図面は、例として提供されており、本発明を限定しない。これら図面は、本発明の理解を容易にすることを意図してダイアグラム表示を形成しており、必ずしも実際の用途の寸法ではない。特に、さまざまな部分、壁部及び部材の相対的な寸法及び厚さは、事実を示さない。
本発明にかかるシステムを組み込んだ一例の回路を、図7を参照して説明する。
この例において、回路1は、好ましくは反転可能なポンプ2と、交換器6と、弁200を備える本発明にかかるシステム10と、を備える。これら3つの構成要素は、直列に配設されている。これらは、閉回路を形成し、パイプのセクション3、4、5によって互いに流体接続されている。セクション3は、ポンプ2を交換器6に接続し、セクション4は、交換器6をシステム10の弁200に接続し、セクション5は、システム10の弁200をポンプに接続する。
本発明の構成において、回路1は、ポンプ2を備えかつ好ましくは交換器6または任意の他の部材及びシステム10の弁200を備える閉回路とされている。他の構成要素は、当然ながら、システム10に組み込まれ得る。さらに、交換器6は、別の構成部材またはいくつかの他の構成部材と置換されてもよい。
ポンプ2は、反転可能であり、これにより、ポンプは、入口に関してセクション5を、出口に関してセクション3を、または逆に、入口に関してセクション3を、出口に関してセクション5を、備えることを可能とする。弁200は、液体の循環方向にしたがって反転される出口及び入口を備える。
特に好ましくは、システム10は、拡張容器100を備えており、この拡張容器は、液体温度変動に起因した回路内に存在する液体の容積変動を相殺することを可能とする。拡張容器100は、回路1に直列に取り付けられた弁200に接続されている。このように、拡張容器100は、ポンプ2及び弁200を備える回路1に直列に接続されてはいない。拡張容器は、弁200を介して側路として接続されている。
弁200は、回路1と拡張容器100との間の恒久的な連通を可能とするように構成されている。このように、弁200のプラグ210の位置にかかわりなく、拡張容器100は、回路のセクション4、5のうちの少なくとも一方と連通する。
特に有利には、図3及び図4に示す解決法のように1以上の容器の遮断弁を正確に制御する必要がもはやないので、これにより、システム10の信頼性を大幅に改善することが可能となる。さらに、弁200によって形成された1つのみの絞り弁を有することが可能となる。これにより、図5及び図6に示す解決法の場合のように追加の弁の存在によって必然的に引き起こされる負荷損を低減することが可能となる。特に、本発明は、交換器6とポンプ2との間のセクション3に絞り弁91があることを必要としない。このように、本発明によれば、流動の許容可能幅を広げることが可能となる。拡張容器100の制御を簡素化することに加え、本発明によれば、必要な構成部材の数、特に制御構成部材の数を著しく低減することが可能となり、回路1の信頼性を改善してそのコストを低減することを可能とする。
拡張容器100は、弁から所定距離に配設されることによって弁200に接続されてもよい。それどころか、好ましい実施形態において、拡張容器100及び弁200は、同一構成部材内で一緒のグループとされてもよい。これにより、特に回路の取り付けを簡素化し、妨害を制限することが可能となる。より有利には、これにより、回路1の拡張容器100に近づき、これにより、拡張容器100に関連する過剰圧力に対する拡張容器100及び保護デバイス8の反応性を改善することが可能となる。有利には、拡張容器のうち液体112及び加圧ガス103を備える部分は、ほぼ同じ直径を有する。
好ましくは、拡張容器100は、弁200の上にあり、拡張チャネル213として明示されかつプラグ210によって少なくとも部分的に保持されているチャネルによって回路の液体と連通している。同様に有利には、弁200は、筐体102を共に形成する本体201及びカバー101を備え、拡張容器100は、この筐体102の内側に収容されている。
このように、移動可能な閉鎖装置は、拡張容器100から分離しており、拡張容器は、弁200の本体201に関して固定されている。移動可能な閉鎖装置は、拡張容器に関して移動可能である。
後述する図に示す非限定的な実施形態において、拡張容器100は、移動可能な閉鎖装置の上方に垂直に配設されている。より正確には、拡張容器100は、閉鎖装置の上に載置されている。拡張容器は、弁200の内壁部201によって、カバー101の内壁部によって、及び、移動可能な閉鎖装置の本体の上面214によって、形成されている。このように、拡張容器は、カバー内に少なくとも部分的に収容されている。好ましくは、拡張容器100の内部容積のうちの少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%は、カバー101の内部容積内に収容されている。
本発明にかかる第1例のシステム10を、図8から図17を参照して詳細に説明する。
以下の例において、弁200は、絞り弁、または、回路1の内側にある液体を循環させるまたは循環を阻害することが可能な弁、である。
図8及び図9は、弁の本体201を示しており、この弁の内側において、例えばシリンダ状のプラグ210は、弁200の一方のフランジから他方のフランジまでの液体の経路を調節するために、移動可能である。流体循環方向に関して、フランジ202は、弁の入口を形成し、フランジ203は、弁の出口を形成する。入口及び出口は、当然ながら、循環方向の反転時に反転される。図示の例において、フランジ202、203は、限定的ではなくボルト止めによってパイプに接続されることを意図している。実際には、特にナトリウム冷却原子炉の場合のように液体がナトリウムのような液体金属である用途に関して、溶接を介して固定することを考慮してもよい。
以下の例において、弁は、入口及び出口がほぼ同軸であるインラインである。そして、セクション4及び5は、互いの延長部分に配設されている。さらに、プラグは、球状である。
図18から図27を参照して後述して示されるように、本発明は、同様に、エルボー体を有するプラグ弁200に及ぶ。本発明は、同様に、シリンダ状プラグに及ぶ。
図10、図11及び図12に示すように、プラグ210は、液体のための内部経路212を備える本体211を有する。この内部経路212は、液体の入口及び出口を弁の本体201に関する少なくともプラグ210の所定の角度位置に関して連通して配置することを可能とする。全てのプラグ弁のように、弁の本体201及びプラグの本体211の内側の形状及びサイズは、プラグ210の本体211によって保持された内部経路212のみを通って液体が一方のフランジから他方まで流動できるように、選択されている。好ましくは、弁本体は、球状プラグを受けるように構成された弁座209を備える。弁座209は、弁200の本体201と一体化されている。
弁の本体201に対する、ひいては入口側及び出口側のフランジ202、203に対するプラグの角度位置は、例えば減速ギア120などのアクチュエータを主として備える制御デバイスによって制御される。
弁の本体201及びカバー101は、筐体102を形成し、この筐体102の内側には、拡張容器100が収容される。この筐体102は、拡張容器100と一方のフランジとの間の連通のためのチャネル213を除いて、後述するように、場合によっては同様に以下で詳述される加圧ガスの維持のための溢流部107及びオリフィス104を除いて、封止されている。
特に有利には、プラグの本体211は、少なくとも部分的にチャネル213を備えており、このチャネルは、内側を循環して2つのフランジ202、203のうちの一方から到来する液体が筐体102によって形成された拡張容器100の内側に進入することを可能とする。
プラグ210の本体211は、プラグの側面219に位置する少なくとも1つの側方開口部を備える。弁200は、上記側方開口部と拡張容器100との間の恒久的な連通を保証するように構成されている。図示の例において、側方開口部は、回路の内側から拡張容器100まで延在する凹所218を形成する。
好ましくは、凹所218は、プラグの本体211の上面からプラグ210の下面220まで延在する。
有利には、凹所218は、溝を形成する。弁は、少なくとも弁を閉じたときに、凹所218が弁200の入口からまたは出口から到来する液体と直接連通するように、構成されている。図10において、凹所218は、フランジ203を通過する液体と連通する。このように、内部経路212がもはや弁の入口または出口と直接には連通しない場合、このため、弁の入口または出口に存在する液体は、凹所218を介して拡張チャネル213内に入ることによって、拡張容器と連通し得る。
さらに、弁は、少なくとも弁200を少なくとも部分的に開いたときに、すなわち、内部経路212が弁の入口及び/または出口と直接連通するときに、凹所218が弁座209の内壁部207と協働し、それにより、導管内の液体の流動に対して垂直にとった断面が閉じた周囲を形成するように、構成されている。この導管は、一方では拡張容器100と、他方では内部経路212と、連通している。好ましくは、この導管は、一方では拡張容器100内に開口し、他方ではプラグ210の下面220によって及び本体201の底部208によって形成された空間221内に開口する。図示した実施形態であって本体201が弁座209、球状プラグの下面220によって区画された底部208を備える実施形態において、空間221は、弁座209の底部である。この空間221は、プラグ210に形成されたチャネル217、主として穴を介して内部経路212と連通している。図示した非限定的な例において、この空間221は、プラグ210の本体211の下面220に形成された溝222によって形成されており、この溝は、液体のための経路を画成するために、弁座209の底部208と協働する。
プラグ210の本体211の側面に凹所218すなわち溝を形成する拡張チャネルは、プラグを実施することを簡素化すること可能とする。
しかしながら、この例は、限定的ではない。本発明は、溝を形成しない側方開口部を有する導管を拡張チャネルが形成する実施形態に拡張される。さらに、本発明は、側方開口部と内部経路212との間に直接連通する導管、主として穴を拡張チャネルが形成する実施形態に拡張される。
このように、弁200は、プラグ210の位置にかかわらず、拡張チャネル213が弁200の入口または出口と常に連通するように、構成されている。側方開口部のいずれかは、弁の入口または出口と直接連通する、または、側方開口部は、内部経路212が弁の入口または出口と連通していると、好ましくは空間211を介して、内部経路212と連通する。したがって、液体は、筐体102によって形成された拡張容器100に達し得る。図13から図17を参照して詳述する。
拡張容積は、プラグ210の上面214と液体の自由表面105との間に位置する液体112の容積である。
プラグ210は、可変負荷損を示す。回路と拡張容器100との間の連通は、経路を介して行われ、この経路は、プラグ210によって導入されたポンプ負荷損セクションの外側に常にある。このように、ポンプの出口に直接連通している図2に示す回路の拡張容器とは逆に、回路における拡張容器100にかかわらず、拡張容器100は、ポンプによって送出された圧力を決して確かめない。さらに、図2の回路において、拡張容器100は、弁と交換器のような構成部材との間の圧力を与える。
好ましくは、図10に示すように、ローラ109が設けられたベアリング108は、プラグ210の回転を案内することを保証するために、設けられている。好ましくは、ベアリング108は、プラグの本体211と一体的にプラグ210の軸216にプラグ210を案内し、この軸は、プラグの回転方向に従って延在する。好ましくは、ベアリング108は、その上側部分にシリンダを形成するプラグ200の上面214のすぐ近くに位置する。経路110は、プラグの本体211によって保持された内部経路212から到来する液体のために、ベアリング208に設けられている。図示しない別の実施形態において、ベアリング108が弁の本体201に収容されている場合、液体がプラグの本体211の上面214からベアリングの上方に位置する空間まで通過することを可能とするために、経路は、弁の本体201の壁部の厚さに形成されてもよい。
このように、動作時において、ベアリング108は、拡張容器100内にある液体112に浸される。
有利には、通気デバイス111は、十分な速度で拡張チャネル213から到来する液体噴出を防止するために、設けられている。この例において、通気デバイス111は、ベアリング108の上方に配置されている。通常動作時において、通気デバイス111は、浸されており、液体112の自由表面105は、通気デバイス111の上方に位置する。
溢流部107は、同様に、液体の溢流を抜くために設けられており、したがって、液体112の自由表面105は、溢流部107の下方に位置する。
弁200の本体201及びカバー101によって形成された筐体102内において、かつ液体112の自由表面105の上方には、同様にスカイガス(sky gas)として明示されている加圧ガス103が位置しており、この加圧ガスの機能は、回路中の液体の容積変動を相殺し、回路の圧力が許容可能な動作間隔内のままであることを保証することである。
オリフィス104は、同様に、加圧ガス103の圧力を維持するために設けられている。このオリフィス104は、好ましくは、カバー101の上側部分に位置する。
有利にはだが選択的に、システムは、同様に、保護デバイス8を備えており、この保護デバイスは、好ましくはガスの維持のためにオリフィス104に接続されており、圧力が回路を損傷し得る所定閾値を超えると拡張容器100内のガスの圧力、ひいては回路内の液体の圧力を調節するようにかつ制限するように構成されている。保護デバイス8を始動させると、過剰ガス圧は、拡張容器及び回路に関する許容可能圧を超えることを防止する出口81に向けられる。
上述のように、制御デバイスは、弁の本体201に関するプラグ210の角度位置を制御するために、設けられている。ここで留意することは、プラグ210の角度位置は、好ましくは、回路の内側の圧力とは、及び拡張容器100の内側の圧力とは、無関係である。
好ましい有利な実施形態において、筐体102の内側には、この制御デバイスが収容されており、同様に好ましくは、プラグ210と制御デバイスとの間の連結体は、同様に、筐体102の内側に収容されている。このように、本発明は、封止のための制約を著しく低減し、これにより、システム10の信頼性を改善することを可能とする。
より正確には、制御デバイスは、好ましくは溢流部107の上方で筐体102内に収容されているモータ、主として減速ギア120を備える。したがって、モータは、液体112から有利には分離されることによって加圧ガスに浸される。減速ギア120の出口と連結デバイス125との間にある連結デバイス125は、同様に、溢流部107の上方に位置しており、したがって、液体112から依然として分離されている間、加圧ガス103に浸される。プラグ210の軸216は、連結デバイス125をプラグの本体211に接続する。好ましくは、減速ギア120は、その出力軸がプラグ210の回転軸216と同軸となるように、配設されている。
有利には、熱保護デバイス124は、減速ギアを液体112の熱から保護するように、液体112と減速ギア120との間に配設されている。これは、液体がナトリウムのような液体金属である場合に、より有利である。熱保護デバイス124は、例えば間隔をあけた薄いディスクの積層体、または、低伝熱性を有する集合体の容積もしくは関連するものであってもよい。好ましくは、熱保護デバイス124は、図10に示すように、連結デバイス125の周囲に配設されている。
好ましくは、モータは、例えば弁の本体201の開口部になど、弁の本体201の上側部分内に固定されるように構成された支持体121に固定されている。いったんモータを弁の本体201に固定すると、カバー101は、モータを被覆して封止した筐体102を形成するために、弁の本体201に位置付けられ得る。したがって、システム10の取り付けは、特に単純である。例えば、弁の本体201とカバー101との間の取り付けは、弁の本体201及びカバー101によってそれぞれ保持されている2つのフランジ204、207をボルト止めすることによって、行われる。
液体ナトリウムの場合のように液体が主として300℃から500℃の間の高温に至る場合、システム10は、有利には、モータの冷却システム123を備える。そして、熱伝達流体は、筐体102を貫通しかつモータを貫通するパイプ内を循環する。好ましくは、これらパイプを通過させるための穴は、カバー101に形成されている。
筐体102、好ましくはカバーの壁部は、同様に、モータの1以上の電源供給ライン122を通過させるための穴を備える。
システム10は、同様に、1以上のレベルセンサ106を備えており、拡張容器100内の液体レベルを測定して制御する。穴は、センサ106を通過させるために、筐体102に、主としてカバー101の壁部に形成されてもよい。
好ましくは、弁の本体は、本体201の底部209に形成された排出穴206を有しており、弁200及び拡張容器100を組み込んだシステム10を空にすることを容易にすることを可能とする。
このように、本発明は、同じ構成部材内に弁200、特にインライン弁と回路の液体と恒久的に連通する拡張容器100とを一体化させたシステム10を提案しており、このシステムのための設計は、改善した動作信頼性、特に簡素化しかつ効果的な封止、及び、容易な組み立てを提供する。
本発明の動作を、図13から図17を参照して詳述する。
図13から図15は、完全開放位置にある弁200を示す。この位置において、プラグ210は、弁200が回路1内で置換したパイプ部分に相当する。弁200の負荷損は、非常に低くまさにゼロであり、移送型閉鎖装置を有する他の弁に対して有利である。この位置において、液体の循環は、両方向で可能である。
さらに、図15において明らかに示され得るように、内部経路212は、回路の液体と連通している。したがって、液体は、凹所218と本体に一体化された内壁部とによって形成された導管に達するために、下方チャネル217を通過し、空間221に達し得る。この導管から、液体は、拡張容器100に達し得る。
このように、その後、下方チャネル217、空間221及び凹所218によって形成された拡張チャネル213は、回路1内を循環している液体が拡張容器100内に収容されている液体112と連通することを可能とする。
弁200を閉じると、図16及び図17に示すように、回路1内の液体の循環は、阻害される。内部経路212は、回路のうちフランジ202に接続されたセクションと、さらにフランジ203に接続された回路と、もはや連通しない。凹所218は、回路内に開口する開口部を形成する。したがって、液体は、弁の入口または出口から凹所218に直接達する。図示の例において、凹所218は、フランジ202を直接向くように配設されている。したがって、凹所が拡張容器100内に開口しているので、拡張容器は、液体と連通する。このようなことは、プラグ210とフランジ202、203との間にあるセクションに存在する液体により凹所218が直接アクセス可能であるプラグの角度位置全ての場合である。
したがって、拡張チャネル213を介して、拡張容器100は、図15に示すように、このフランジ202に接続されたセクション内に存在する液体と連通したままである。フランジ202がポンプ2の入口を形成するセクションにまたはポンプ2の入口の近くに接続される場合に、この弁200の位置は、好ましい。このように、ポンプ2の入口における圧力降下という事象において、拡張容器100は、容積の相殺を可能とし、そのため、ポンプ入口におけるキャビテーションを防止することが可能になる。
このように、液体の循環方向にしたがってプラグ210の角度方向を調節することを保証することは、好ましい。一般的に、プラグ210の位置は、回路1のうち拡張容器100をポンプ2の入口から分離させる部分を拡張容器100と連通させて配置するように、制御される。
拡張容器100と回路の液体との間の恒久的な連通を可能とすることに加え、本発明は、特に弁が開いて液体が高速で通過する場合に、拡張容器100に達する液体速度を制限することを可能とする。しかしながら、回路1内の液体の変位速度に起因して、連通が直接的である場合には、液体は、拡張容器100に比較的高速で到達することがある。このため、本発明は、回路1内の運動している液体に起因する液体噴出が拡張容器100内に現れることを制限するさらには防止することを可能とする。しかしながら、このような噴出は、機械的疲労及び制御困難性の根源となり得る。実際には、これら液体の突出は、液体112の自由表面105のレベルにおいて、及び、拡張容器100内に、十分な揺らぎを引き起こす。これら液体噴出は、同様に、エアロゾルの発生源となり得、機構の信頼性を補強するために、可能な限り回避すると考えられる。エアロゾルを制限することは、非常に有利である。これがないと、エアロゾルは、加圧ガス103(スカイガス)内で見られ、減速ギア120から到来することがある。これは、その信頼性を減少させる。エアロゾルを制限することは、機構の信頼性を著しく改善する。さらに、エアロゾルは、熱保護体124を浸透させ、したがって、熱保護体の伝熱性を著しく上昇させる。これは、減速ギア120のなど熱保護体124の上方にある機械的部品全ての温度上昇という結果を有し、したがって、減速ギアの信頼性を低減させる。
本発明にかかる第2例のシステム10を、図18から図27を参照して説明する。
第2例にかかるシステムは、図8から図17を参照して説明した第1例にかかるシステムとは、プラグがシリンダ状である点、及び、弁がエルボー型である点、で異なる。第1例に関して説明した他の特徴全てを第2例に適用する。
第2例において、拡張チャネル213は、同様に、回路1内で運動している液体に起因する液体噴出が拡張容器100内に現れることを制限するように構成されている。実際には、この第2実施形態にかかる拡張チャネル213は、液体に対して直線状経路を提供せず、液体に関して直線状経路を提供せず、負荷損を発生させ、液体が拡張容器100内に入ると液体の速度を低減させる。
−一方では内部経路212内にかつ他方ではプラグの本体211の下面220の下方に開口する下側チャネル217。より正確には、下側チャネル217は、プラグの本体211の下面220によって、及び、弁の本体201の底部208によって、画成された空間221内に開口する。弁がシリンダ状であるので、好ましくは、弁座209は、プラグ210を受けることを回避する。
−凹所218は、プラグの本体211の側面219に形成されており、この凹所は、一方では下面220の下方にかつ他方では拡張容器100内に開口する。この凹所218は、好ましくは、溝を形成する。プラグ210がシリンダ状である場合において、図20及び図21に示すように、この溝は、好ましくは、直線状であり、プラグ210の回転軸と平行な方向に沿って延在する。
このようにプラグの本体211の側面219に形成された凹所218は、開口チャネルを形成する。この凹所218が弁の本体201を向いて、より正確にはその内壁部207を向いて配設された場合、凹所は、チャネルを形成するように内壁部と協働する。好ましくは、このチャネルの断面は、周囲を形成する。断面は、このチャネル内の液体の流動方向に垂直な平面にしたがって取られる。そして、このチャネルは、2つの開口部を有しており、一方は、プラグの本体211の下面220の下方に開口し、他方は、拡張容器100内に開口する。
図19は、凹所218と弁の本体201の内壁部207とによって形成されたこの閉じたチャネルの拡張容器100に形成された開口部を示す。弁200は、拡張容器100に達するために、内部経路212内に存在する液体が下側経路217内を、そして凹所218内を通過するように、構成されている。下側チャネル217と凹所218との間において、液体は、空間221によって通過する。
図22において、拡張チャネル213は、凹所218の底部と弁の本体201の内壁部との間にある。システムの他の特徴は、特に図10を参照して説明した特徴と同じである。
この実施形態にかかるシステムの動作を、図23から図27を参照して詳述する。
図23は、完全開放位置にある弁200を示す。この位置において、プラグ210は、回路1において置換した弁200のエルボー部分に相当する。弁200の負荷損は、非常に低くまさにゼロである。より一般的には、負荷損は、この弁が置換したエルボー体と同じである。この位置において、液体の循環は、両方向で可能である。内部経路212内に存在する液体は、プラグの本体211の下面220と弁の本体201の底部220との間に形成された空間に到達するため、下側チャネル217と連通する。そして、液体は、凹所218と弁の本体201の内壁部207との間の協働によって画成された閉じたチャネルに達する。このため、液体は、拡張容器100に入り得る。下側チャネル217、空間221及び凹所218によって拡張チャネル213内で液体を搬送することにより、容器100の入口における液体の速度を制限し、容器内に液体噴出を形成することを制限することが可能となる。プラグの本体211のこの角度位置において、弁200を通過する液体の速度が通常十分であることは、いっそう有利である。
弁200を右側に閉じると、図24及び図25に示すように、回路1内の液体の循環は、阻害される。他方、内部経路212は、回路のうちフランジ202に接続されているセクションと連通したままである。したがって、拡張チャネル213を介して、拡張容器100は、図25に示すように、このフランジ202に接続されたセクション内に存在する液体と連通したままである。
弁200を閉じ、かつ閉じたチャネルを形成するために凹所218が弁200の入口または出口と直接には連通していないが弁の本体201の内壁部207と協働する場合、(図23に示すように)弁が開いている場合のように、液体は、内部経路212、下側経路217、空間221そして凹所218を通過することによって、拡張容器100に達する。
プラグのこの位置において、液体噴出が容器内に現れる危険性を制限し、さらには抑制する。
弁200を左側に閉じると、図26及び図27に示すように、回路1内の液体の循環は、阻害される。他方、内部経路212は、回路のうちフランジ203に接続された部分と連通したままである。したがって、拡張チャネル213を介して、拡張容器100は、図27に示すように、このフランジ203に接続されたセクション内に存在する液体と連通したままである。
弁200を閉じて凹所218が弁200の入口または出口(図26及び図27の例における出口)と直接連通する場合、液体は、弁の入口/出口から直接凹所218内を通過することによって、拡張容器100に達する。もちろん、液体は、凹所218、空間211及び下側チャネル217を通って内部経路212内を通過してもよいが、この液体は、弁200を通過できることなく内部経路212内に残存する。
フランジ203がポンプ2の入口を形成するセクションにまたはポンプ2の入口の近くに接続される場合に、この弁200の位置は、好ましい。このセクションにおいて、液体速度は、一般的に低く、拡張容器100内の噴出の危険性は、制限される。
−上述した説明において考慮した実施形態それぞれにおいて、閉鎖装置は、弁200の本体201の内側を移動可能であり、この弁は、弁200の入口に及び出口に接続された導管に関して固定されている。拡張容器100は、弁200の本体201に関して固定されている。移動可能な閉鎖装置は、拡張容器100に関して移動可能である。
有利には、移動可能な閉鎖装置は、拡張容器100の少なくとも一部から分離されている。このように、拡張容器100の少なくとも一部において、移動可能な閉鎖装置は、存在しない。
このように、拡張容器100は、移動可能な閉鎖装置から分離されている。これにより、移動可能な閉鎖装置が変位している間に、特に、変位で、主として回転で拡張容器100を駆動しないようにすることが可能となり、拡張容器100は、場合によっては、相当な容積の液体またはガスを備える。したがって、システムは、より強固に、より信頼性高く、より複雑でなく形成される。
さらに、拡張容器100と移動可能な閉鎖装置との間の独立性は、これら2つの構成要素を独立してサイズ付けすることを可能とする。特に、拡張容器100は、容積に関して回路の特性(流量、圧力)に対して調整される一方、移動可能な閉鎖装置を小さいサイズのままとする。サイズの小さい移動可能な閉鎖装置は、特に、システムの妨害を低減すること、及び、閉じた位置にある弁の良好な封止を保証するように完全に制御される寸法及び表面状態で移動可能な閉鎖装置を実施することを容易とすること、を可能とする。
上述に照らして、結果として、本発明は、反転可能な回路、特に高温のかつ/または化学反応性の高い液体を循環させる回路の信頼性及び簡素性を改善するための効果的なシステムを提供する。このように、本発明は、特定の原子炉のナトリウム回路で使用される液体金属のような液体金属のための電磁ポンプの試験回路に関する特に有利な解決法を提供する。さらに、本発明は、液体にかかわらず、例えばインラインフィルタを清浄するために循環方向を反転させることを進める必要がある回路において有利である。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲が及ぶ実施形態全てに拡張する。
特に、本発明は、モータが弁本体及びカバーによって形成された筐体の外側に配設されているシステムに及ぶ。この場合において、連結デバイスは、筐体を貫通する。
1 回路
2 ポンプ
3 セクション
4 セクション
5 セクション
6 交換器
7 拡張容器
71 液体
72 加圧ガス
73 自由表面
74 遮断弁
7’ 拡張容器
74’ 遮断弁
8 保護デバイス
81 出口
9 絞り弁
91 第2絞り弁
10 システム
100 拡張容器
101 弁カバー
102 封止筐体
103 加圧ガス
104 加圧ガスのためのオリフィス
105 液体の自由表面
106 レベルセンサ
107 溢流部
108 ベアリング
109 ローラ
110 ベアリング経路
111 通気デバイス
112 液体
120 減速ギア
121 モータ支持体
122 電源供給/制御ライン
123 冷却回路
124 熱保護デバイス
125 連結デバイス
200 弁
201 弁本体
202 入口フランジ
203 出口フランジ
204 カバーフランジ
205 縁部
206 排出穴
207 内壁部
208 弁本体の底部
209 弁座
210 プラグ
211 プラグ本体
212 内部経路
213 拡張チャネル
214 上面
215 上側穴
216 軸
217 下側オリフィス
218 凹所
219 側面
220 下面
221 空間

Claims (33)

  1. 回路(1)内の液体を調整するためのシステムであって、
    −少なくとも1つの入口及び出口を備えるプラグ弁(200)であって、プラグ(210)が内部経路(212)を備え、前記内部経路が、当該弁が少なくとも部分的に開いているときに、前記弁(200)の前記入口から前記出口まで流動する液体が通過することを意図した、プラグ弁と、
    −前記回路(1)内を流動する液体と連通し、液体及び相殺ガスを収容することを意図した拡張容器(100)と、
    を備え、
    前記プラグ(210)が、拡張チャネル(213、217、218、221)を少なくとも部分的に備え、前記拡張チャネルが、前記プラグ(210)の側面(219)に位置する少なくとも1つの側方開口部を有し、前記側方開口部と前記拡張容器(100)との間で動作中に連通を提供するように構成されており、
    前記弁(200)が、
    −少なくとも当該弁(200)を閉じると、前記側方開口部が、当該弁(200)の前記入口からまたは前記出口から到来する液体と直接連通し、
    −当該弁(200)が少なくとも部分的に開くと、前記側方開口部が、当該弁(200)の本体(201)と一体化した内壁部(207)と協働し、それにより、一方では前記拡張容器(100)と他方では前記内部経路(212)と連通する導管を形成するように、
    構成されていることを特徴とするシステム。
  2. 前記導管が、一方では前記拡張容器(100)内に開口し、他方では前記プラグ(210)の下面(220)と前記弁(200)の前記本体(201)の底部(208)とによって形成された空間(221)内に開口し、前記空間(221)が、前記プラグ(210)に形成されたチャネル(217)によって前記内部経路(212)と連通していることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記側方開口部が、凹所(218)であり、前記凹所(218)と前記内壁部(207)との協働が、前記弁(200)が少なくとも部分的に開いたときに、前記導管を形成することを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記凹所(218)が、前記拡張容器(100)から前記プラグ(210)の前記下面(220)まで延在していることを特徴とする請求項2を組み合わせた請求項3に記載のシステム。
  5. 前記プラグ(210)が、球状プラグであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記プラグ(210)が、シリンダ状プラグであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記弁(200)が開いていると、凹所(218)、空間(221)及び下側チャネル(217)のみを介して、前記拡張容器(100)が前記弁(200)を通過する液体と連通するように、構成されていることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. 前記弁(200)の前記入口と前記出口とが、130°以上180°以下の角度を形成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記弁(20)が、直進弁であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 前記弁(200)が、エルボー弁であり、前記弁(200)の前記入口及び前記出口が、130°未満の角度を形成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム。
  11. 前記弁(200)が、本体(201)と、筐体(102)を形成するカバー(102)と、を備え、
    前記拡張容器(100)が、前記筐体内に収容されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のシステム。
  12. 当該回路(1)内の液体の循環方向にしたがって前記プラグ(210)の閉鎖方向を方向付けるように構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のシステム。
  13. 前記プラグ(210)が、前記拡張容器(100)の内側に収容された減速ギア(120)を備える制御デバイスによって作動されることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のシステム。
  14. 前記減速ギア(120)が、前記相殺ガスに浸されていることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  15. 前記拡張容器(100)内の液体レベルを制限するために、溢流部(107)を備え、
    前記減速ギア(120)が、前記溢流部(107)の上方に配設されていることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. 前記拡張容器(100)内において前記溢流部(107)の下方に配設され、前記拡張チャネル(213)から到来する液体噴出を遮断するように構成された通気デバイスを備えることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
  17. 前記拡張容器(100)の内側に収容され、前記減速ギア(120)を液体の熱から熱的に隔離するように構成された熱保護デバイス(124)を備えることを特徴とする請求項13から16のいずれか1項に記載のシステム。
  18. 前記プラグ(210)の回転案内ベアリングを備え、
    前記ベアリングが、前記拡張容器(100)の内側に収容されていることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載のシステム。
  19. 動作中において、前記ベアリングが、流体に浸されるように構成されていることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記ベアリングが、当該ベアリングを通した流体の自由な循環を可能とする経路を備えることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  21. 前記弁(200)が、絞り弁であることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載のシステム。
  22. 移動可能な閉鎖装置が、前記拡張容器(100)に関して移動可能であることを特徴とする請求項1から21のいずれか1項に記載のシステム。
  23. 前記拡張容器(100)が、移動可能な閉鎖装置よりも垂直方向で高く配設されていることを特徴とする請求項1から22のいずれか1項に記載のシステム。
  24. 前記拡張容器(100)が、移動可能な閉鎖装置の上にあることを特徴とする請求項1から23のいずれか1項に記載のシステム。
  25. 前記拡張容器(100)が、移動可能な閉鎖装置が変位している間に、前記弁(200)の前記本体(201)に関して固定されていることを特徴とする請求項1から24のいずれか1項に記載のシステム。
  26. 前記拡張容器(100)が、前記弁(200)の前記本体(201)の内壁部によって少なくとも部分的に形成されていることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
  27. 前記拡張容器が、前記弁から所定距離に配設されることによって前記弁(200)に接続されていることを特徴とする請求項1から26のいずれか1項に記載のシステム。
  28. 前記弁(200)が、本体(201)と、カバー(101)と、を備え、
    前記拡張容器(100)が、前記弁(200)の前記本体(201)の内壁部によって、前記カバー(101)の内壁部によって、及び、移動可能な閉鎖装置の本体の上面(214)によって、形成されていることを特徴とする請求項1から27のいずれか1項に記載のシステム。
  29. 回路(1)であって、
    請求項1から28のいずれか1項に記載のシステムと、2つの反対の方向に送出できるポンプ(2)と、を備えることを特徴とする回路。
  30. 前記弁(200)が、プラグ弁であり、
    前記プラグ(210)が、前記拡張容器(100)と当該回路(1)とを連通して配置するために、前記プラグ(210)の内部経路(212)へ開口する液体を通過させるための少なくとも1つの拡張チャネル(213)を備え、
    当該回路(1)が、当該回路(1)内の液体の循環方向にしたがって前記プラグ(210)の閉鎖方向を方向付けるように構成されていることを特徴とする請求項29に記載の回路。
  31. 前記弁(200)を閉じている間に、前記拡張チャネル(213)が当該回路のうち前記弁(200)を前記ポンプの入口から分離させる部分と連通したままとなるように前記プラグ(210)を回すように、構成されていることを特徴とする請求項29または30に記載の回路。
  32. 350℃以上の、好ましくは400℃以上の温度を有する液体の循環を調節するための請求項1から21のいずれか1項に記載したシステムの使用。
  33. ナトリウム冷却原子炉の回路内の熱移送のために設けることを意図した液体ナトリウムの循環を調節するためのシステムの請求項32に記載した使用。
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