JP2016520370A - 回転する段部を有する多層コンパクト - Google Patents
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Abstract
多段重ねデザインを有する化粧用及び/又はパーソナルケア用コンパクトである。段部は、コンパクトの規定形状の間で相互に回転可能である。その規定形状のうちのいずれにある場合においても、コンパクトは同一の全体形状、例えば角柱状の形状を有している。回転機能は、コンパクトの全体形状を保ったまま、コンパクトの視覚的印象の変化をもたらすこともでき、ユーザにとって新規なものとなる。【選択図】図2
Description
本発明は、カラー化粧製品(color product)、パーソナルケア製品、製品を塗布するための道具及び/又は他の物品を収納するための化粧用コンパクトの分野の発明である。
化粧用コンパクトは、カラー化粧製品、パーソナルケア製品、製品を塗布するための道具及び/又は他の物品のための携帯収納容器である。化粧用コンパクトの最も一般的な特徴は、カバー、ヒンジを介してカバーと接続されたベース部、カバーをベース部の閉位置に保持する留め金機構、留め金機構を操作するための手段、一つ以上の化粧製品又は関連物品を保持するための、ベース部に設けられた一つ以上の区画を含む。通常、化粧用コンパクトはハンドバッグに簡便に収められる大きさで、手に持って使用される。
本発明の主題は、多段重ねデザインの化粧用及び/又はパーソナルケア用コンパクトであって、新規性又は一つ以上の実際的な目的のために、段部が相互に相対的に回転可能であり、段部の二つ以上の構成において、コンパクトが角柱状の全体形状を有するコンパクトである。
多段重ねデザインを有する化粧用及び/又はパーソナルケア用コンパクトが開示される。段部は、コンパクトの三つ以上の規定形状(defined configuration)の間で、相互に相対的に回転可能である。その規定形状のうちのいずれにある場合においても、コンパクトは同一の全体形状、例えば角柱状の形状を有している。各段部の側部は、一つ以上の要素、例えば、化粧又はパーソナルケア用品、装飾要素などを保持している。ユーザは、段部を回転させることによって、様々な要素をコンパクトの一つの側部に集めることができる。また、回転機能は、コンパクトの全体形状を保ったまま、コンパクトの視覚的印象の変化をもたらすこともでき、ユーザにとって新規なものとなる。好ましくは、上段部の内部がアクセス可能であり、消費者製品、一つ以上の塗布具及び/又はいくつかの他の物品を収納するために使用することができる。
まず、規定形状が立方体である三段重ねのコンパクトについて本発明を説明する。次いで、他の段数及び形状のコンパクトに説明を一般化する。
第1の実施形態:三段重ね立方体コンパクト
図1から図3に示されるコンパクト1は、上段部2、中段部3、及び底段部4を有している。参照番号1a〜1dは、組み立てられたコンパクトの側面を表すが、それぞれの段部の側面もそのように呼ばれる。例えば、上段部は側面2a〜2dを、中段部は側面3a〜3dを、底段部は側面4a〜4dを有している。更に、それぞれの段部は上面2e、3e、4e及び底面2f、3f、4fを有している。それぞれの側面は長さL及び幅Wを有し、これらは組み立てられたコンパクトの長さ及び幅でもある。それぞれの段部はそれ自身の高さ、すなわちh2、h3、h4を有している。組み立てられたコンパクトの高さはHであり、これはh2+h3+ h3にほぼ等しい。全体として立方体形状とするために、L=W=Hであるか、又はほぼL=W=Hである。好ましい実施形態において、三つの段部の高さは同じであり(すなわち、h2=h3=h4、又はほぼh2=h3=h4)、これによって美しく、魅力的な幾何学的外観が提供されるが、必須ではない。
図1から図3に示されるコンパクト1は、上段部2、中段部3、及び底段部4を有している。参照番号1a〜1dは、組み立てられたコンパクトの側面を表すが、それぞれの段部の側面もそのように呼ばれる。例えば、上段部は側面2a〜2dを、中段部は側面3a〜3dを、底段部は側面4a〜4dを有している。更に、それぞれの段部は上面2e、3e、4e及び底面2f、3f、4fを有している。それぞれの側面は長さL及び幅Wを有し、これらは組み立てられたコンパクトの長さ及び幅でもある。それぞれの段部はそれ自身の高さ、すなわちh2、h3、h4を有している。組み立てられたコンパクトの高さはHであり、これはh2+h3+ h3にほぼ等しい。全体として立方体形状とするために、L=W=Hであるか、又はほぼL=W=Hである。好ましい実施形態において、三つの段部の高さは同じであり(すなわち、h2=h3=h4、又はほぼh2=h3=h4)、これによって美しく、魅力的な幾何学的外観が提供されるが、必須ではない。
段部の回転
段部2、3、4の少なくともいくつかは、他の段部に対して相対的に、どちらの方向にも回転可能であり(図2を参照)、組み立てられたコンパクトの側面1a〜1dが変更可能となる。好ましくは、全ての段部(この場合は、三つの段部)が他の段部(この場合は、二つの段部)に対して相対的に回転可能である。図1のコンパクトの異なる側面の数は64個であり、コンパクトの規定形状の数は16個である。本明細書全体にわたり、立方体コンパクトの「規定形状」とは、組み立てられたコンパクトが立方体形状を有するような段部の任意の配置である。従って、図1に示されるコンパクトは規定形状にあり、図2のコンパクトは規定形状にない。図2においてコンパクトは二つの規定形状の間にあると称する。概して、段部は規定形状の間で回転し、図1のコンパクトはその全ての規定形状において立方体であるが、それぞれの規定形状は消費者に異なる視覚的体験を与える。
段部2、3、4の少なくともいくつかは、他の段部に対して相対的に、どちらの方向にも回転可能であり(図2を参照)、組み立てられたコンパクトの側面1a〜1dが変更可能となる。好ましくは、全ての段部(この場合は、三つの段部)が他の段部(この場合は、二つの段部)に対して相対的に回転可能である。図1のコンパクトの異なる側面の数は64個であり、コンパクトの規定形状の数は16個である。本明細書全体にわたり、立方体コンパクトの「規定形状」とは、組み立てられたコンパクトが立方体形状を有するような段部の任意の配置である。従って、図1に示されるコンパクトは規定形状にあり、図2のコンパクトは規定形状にない。図2においてコンパクトは二つの規定形状の間にあると称する。概して、段部は規定形状の間で回転し、図1のコンパクトはその全ての規定形状において立方体であるが、それぞれの規定形状は消費者に異なる視覚的体験を与える。
規定形状の数を増やすために、全ての段部が、全ての段部の中心を通る回転中心軸Aの周りを回転可能である。本発明によるコンパクトにおいて、そのような回転軸は一つにして唯一(すなわち厳密に一つだけ)存在する。図3は、隣接する段部の相対回転を可能にする一機構を示す。上段部及び中段部2、3の底側2f、3fから垂下するピン2g、3gが、隣接する中段部及び底段部の上側3e、4eに位置する溝3h、4hに、それぞれ挿入されている。ピンと溝とは同心であり、中心軸Aに沿って位置しているため、規定形状から90°回転するたびにコンパクトは規定形状(すなわち、立方体形状)に戻る。より好ましくない実施形態(不図示)において、ピンは中段部及び底段部3、4の上側3e、4eから立設されて上段部及び中段部の底側2f、3fの溝にそれぞれ挿入されるように構成することもできるが、そうすると上段部の内部空間2mが溝によって遮られてしまう。三つの段部は、図4から図8においてより詳細に示される。
好ましくは、それぞれのピンは抜け止めピンであり、隣接する溝に確動保持係合(positive retaining engagement)する。これは、抜け止めピンが筒状の溝に容易に滑り込むが、容易に抜け出したり、通常の使用において誤って抜け出したりしないことを意味する。例えば、図3及び図4において、抜け止めピン2gはスロット2iによって縦方向に分割され得るとともに、ピンの遠位端には肩部2j及びテーパ部2wが設けられ得る。肩部の幅は溝の寸法よりわずかに大きいが、テーパ部の底部は溝の寸法よりもわずかに小さく、抜け止めピンが溝に挿入されるとき、スロットによって肩部の幅が減少し、肩部が溝の下部に位置する抜け止め縁3kを通過するようになる(図3参照)。いったん肩部が抜け止め縁を通過すると、肩部が広がり、抜け止め縁によって抜け止めピンが誤って溝から抜け出ることが防止される。この抜け止め機能は、抜け止めピンが溝の中で回転可能となるように実装されなければならない。例えば、抜け止めピンと溝はどちらも筒状又は略筒状とすることができる。完全に同様の構成が中段部3と底段部4を係合させるためにも使用できる。
段部の分離
任意選択的なしかし好ましい一実施形態において、コンパクトの隣接する段部の少なくともいくつかは意図的に分離することができる。この機能によって、段部をコンパクトから取り外すことが可能になり、且つ/又は新たな段部をコンパクトに追加することが可能になる。また、コンパクトの段部の再配置も可能になるとともに、使いたいと考えている段部のみをユーザが携行することも可能になる。従って、隣接する段部の間の確動保持係合を解除する手段が設けられてもよい。一実施形態において(図7参照)、抜け止めピン3gの肩部3jは3vにおいて水平状態から傾斜している。十分に傾斜させることで、中段部3と底段部4を引っ張って分離させるときに、抜け止めピンの幅が減少し、肩部が抜け止め縁3kを乗り越えることが可能になる。分離をいっそう容易にするために、抜け止め縁自体も水平より上方へ傾斜してもよい。このようにして、二つの段部は完全に分離され得る。
任意選択的なしかし好ましい一実施形態において、コンパクトの隣接する段部の少なくともいくつかは意図的に分離することができる。この機能によって、段部をコンパクトから取り外すことが可能になり、且つ/又は新たな段部をコンパクトに追加することが可能になる。また、コンパクトの段部の再配置も可能になるとともに、使いたいと考えている段部のみをユーザが携行することも可能になる。従って、隣接する段部の間の確動保持係合を解除する手段が設けられてもよい。一実施形態において(図7参照)、抜け止めピン3gの肩部3jは3vにおいて水平状態から傾斜している。十分に傾斜させることで、中段部3と底段部4を引っ張って分離させるときに、抜け止めピンの幅が減少し、肩部が抜け止め縁3kを乗り越えることが可能になる。分離をいっそう容易にするために、抜け止め縁自体も水平より上方へ傾斜してもよい。このようにして、二つの段部は完全に分離され得る。
段部の上面及び下面
上段部2は、組み立てられたコンパクト1の上面となる上面2eを有している。その上面は別の段部を支持していないので、上面の形状がそのために制限されることはない。しかし、コンパクトが立方体など定型的な幾何学形状の概念を伝えるとするなら、上段部の上面は略平坦でなくてはならない。所望により、上段部の上面は一つ以上のカバー2lを備えてもよく、カバーは、開位置にあるときに上段部の内部空間2mへのアクセスを提供するが、閉位置にあるときには上段部の内部空間2mへのアクセスを提供しない。カバーは、ヒンジ係合2o、スライド係合(不図示)、回転係合(不図示)などの周知の任意の機構によって実装されてよい。内部空間は、化粧又はパーソナルケア製品、塗布具5a、又はこの空間内に収まる他の任意の物品を収容するために使用できる。例えば、カバーの裏面に、メーキャップを施す際に使用する鏡2nを備えてもよい。ヒンジ係合については、カバーが閉位置から少なくとも90度の角度で回転可能であることが好ましく、その結果、鏡は直立して使用可能となる。
上段部2は、組み立てられたコンパクト1の上面となる上面2eを有している。その上面は別の段部を支持していないので、上面の形状がそのために制限されることはない。しかし、コンパクトが立方体など定型的な幾何学形状の概念を伝えるとするなら、上段部の上面は略平坦でなくてはならない。所望により、上段部の上面は一つ以上のカバー2lを備えてもよく、カバーは、開位置にあるときに上段部の内部空間2mへのアクセスを提供するが、閉位置にあるときには上段部の内部空間2mへのアクセスを提供しない。カバーは、ヒンジ係合2o、スライド係合(不図示)、回転係合(不図示)などの周知の任意の機構によって実装されてよい。内部空間は、化粧又はパーソナルケア製品、塗布具5a、又はこの空間内に収まる他の任意の物品を収容するために使用できる。例えば、カバーの裏面に、メーキャップを施す際に使用する鏡2nを備えてもよい。ヒンジ係合については、カバーが閉位置から少なくとも90度の角度で回転可能であることが好ましく、その結果、鏡は直立して使用可能となる。
底段部4(図8)は組み立てられたコンパクト1の下面となる下面4fを有している。コンパクトはこの面で載置されると意図されるので、コンパクトが安定して載置され得るように、下面は十分に平坦であることが好ましい。上側の段部と同様に、底段部の内部空間へもカバーを介してアクセス可能であり、このカバーは底段部の下面に設けられている。所望により、底段部の上面4eは、既に説明した溝4hと同心の一つ以上のリング4rを備えてもよい。そのリングがあると、中段部3は底段部の同心リングの上に載せられることになり、リング上で滑らかにスライドする。リングは、底段部に対する中段部のより滑らかな移動を提供することを目的としている。
中段部3(図6及び図7)は、底段部4の上面4eと実質的に同様の、上面3eを有している。すなわち、中段部の上面は溝3hを有するとともに、底段部4について説明したのと同様の目的の一つ以上の同心リング3rを有し得る。中段部は、上側の段部2の下面2fと実質的に同様の下面3fも有している。すなわち、抜け止めピン3gが中段部の底面から垂下している。この抜け止めピン3gは上述した抜け止めピン2gと同様のものであり、底段部4の筒状の溝4hに容易に滑り込むことができるが、容易に抜け出したり、通常の使用において誤って抜け出したりしないように形成されている。例えば、抜け止めピンはスロット3iによって縦方向に分割され得るとともに、抜け止めピンの遠位端には肩部3jが設けられ得る。肩部の幅は溝の寸法よりわずかに大きいが、抜け止めピンが溝に挿入されるとき、スロットによって肩部の幅が減少し、肩部が溝の下部に位置する抜け止め縁4kを通過するようになる(図3参照)。いったん肩部が抜け止め縁を通過すると、肩部が広がり、抜け止め縁によって抜け止めピンが溝から抜け出ることが防止される。
立方体コンパクトにおいて、二つの隣接する段部は、その側部が平行になる四つの異なる構成に配置され得る。好ましくは、二つの隣接する段部の側部が平行になったときにかみ合う一つ以上のハードストップ(hard stop)が設けられている。例えば、図12に示される隣接する段部において、下側の段部30の上面30eは一つ以上の隆起30sを有し得、上側の段部20の底面20fは、下側の段部の側面が上側の段部の側面と平行になったときにその隆起と位置が揃う一つ以上の窪み20tを有している。隣接する段部の相対的な回転中に、下側の段部の一つ以上の隆起が上側の段部の一つ以上の窪みの中に嵌りこみ、それによってユーザは段部の回転を止める位置を知ることができる。ユーザがコンパクトの構成を変更しようと望んだとき、隆起を窪みから抜け出させるにはほんの少しの力しか必要としない。このようなストッパ機能は、コンパクトが使用されていない間の純粋な美的観点からのものである。当業者には、他のタイプのストッパ機構も容易に明らかになるであろう。
段部の凹部を有する側面
組み立てられたコンパクト1においては、12個の側面2a〜2d、3a〜3d、4a〜4dがある。本発明のいくつかの好ましい実施形態においては、側面の一部分が凹んでいる。それぞれの側面の凹部の数は、側面の全体的な大きさによってのみ制限される。図1において、コンパクトは、側面に二つのタイプR1、R2の10個の凹部を有するように設計されている(図1においては6個のみが見えている)。更に図1において、いくつかの側面は、側面のほとんどの部分を占める1個の凹部を有し、いくつかの側面は2個の凹部を有している。しかしながら、必要に応じて、3個以上の凹部が側面に設けられてもよい。タイプR2の凹部は一つの側面の中に収まっているが、タイプR1の凹部は側面の端部まで延在し、隣接する側面に向かって開かれている。
組み立てられたコンパクト1においては、12個の側面2a〜2d、3a〜3d、4a〜4dがある。本発明のいくつかの好ましい実施形態においては、側面の一部分が凹んでいる。それぞれの側面の凹部の数は、側面の全体的な大きさによってのみ制限される。図1において、コンパクトは、側面に二つのタイプR1、R2の10個の凹部を有するように設計されている(図1においては6個のみが見えている)。更に図1において、いくつかの側面は、側面のほとんどの部分を占める1個の凹部を有し、いくつかの側面は2個の凹部を有している。しかしながら、必要に応じて、3個以上の凹部が側面に設けられてもよい。タイプR2の凹部は一つの側面の中に収まっているが、タイプR1の凹部は側面の端部まで延在し、隣接する側面に向かって開かれている。
側面のそれぞれの凹部の形状は制限されないが、コンパクトが特定の概念又は視覚的テーマを伝えることを意図している場合、その概念又はテーマと整合のとれた形状に凹部を形成することが(必ずしも必要なわけではないが)好ましい。例えば、図1に示される立方体コンパクトでは、側面の凹部は矩形(正方形を含む)である。四つの辺と直線の縁を持つ凹部は組み立てられたコンパクトの立方体のテーマを増強する。
凹部は、化粧製品、塗布具、パーソナルケア用品、純粋な装飾要素8、又は他のいくつかのアイテムを収容するために使用され得る。凹部の少なくともいくつかは、少なくとも一つの製品、塗布具、パーソナルケア用品、及び/又は純粋な装飾要素を収容する。化粧製品でない物品の例としては、塗布具(すなわち、ブラシ、櫛、スポンジ)、鏡、毛抜き、爪切り、はさみ等がある。純粋な装飾要素には、本物又は模造の宝石、及び面体(例えば、金属、プラスティック、ゴム又は木材など)が含まれ、面体は、表面に描かれた又は内部に組み込まれた絵、テキスト又は他のデザイン要素を有してもよく、又は有さなくてもよい。好ましくは、凹部の少なくとも半数が化粧又はパーソナルケア製品を保持し、より好ましくは凹部の少なくとも70%が化粧又はパーソナルケア製品を保持し、最も好ましくは少なくとも90%がそれらを保持する。
化粧又はパーソナルケア製品は凹部内に直接配置されてもよく、又は凹部に収容される容器内に配置されてもよい。概して、製品容器には二つのタイプがある。コンパクトの使用中に凹部内に配置されたままになるタイプのものと、使用前に凹部から取り外さなければならないタイプのものである。コンパクトに配置されたままになる容器は、R1又はR2のどちらのタイプの凹部に収容されてもよいが、美的理由から、単一の側面内に収まっている凹部R2の一つに配置するのが好ましい。コンパクトから取り外される容器は、少なくともその一端が側面の端部まで延在して隣接する側面に向かって開かれているR1のタイプの凹部に収容されることが好ましい。それによって、凹部から容器を取り外すことが容易になる。
元の場所に配置されたままになる製品容器の一例としては、例えば圧縮パウダー(pressed powder)、粘度のあるジェルやクリーム、固体高温注入製品(solid hot poured product)、焼成製品(baked product)、他の圧縮製品(compacted product)などの化粧又はパーソナルケア製品P(図9参照)が充填された皿体6がある。使用中に製品の皿体がコンパクトに配置されたままであるので、皿体から製品を取り出すために塗布具が使用されなければならない。皿体は当技術分野において周知の方法で充填されてよく、次いで、コンパクトの凹部に保持され、コンパクトの通常の使用の間は凹部に配置されたままとなる。図9に示されるように、一つの皿体で凹部を埋めてもよく、又は二つ以上の皿体を並べて同じ凹部を埋めてもよい。あるいは、図10に示されるように、一つの一体的な皿体を複数の区画に分割してもよい。皿体は凹部内の適当な位置に接着されてもよいが、コンパクトを再利用可能とするために、取り外し可能な皿体を使用するのが好ましい。例えば、皿体は、凹部内にスナップ嵌合又は摩擦嵌合されてよく、ユーザは皿体を取り外すことできる。別の取り外し可能な皿体が図10に示される。図10は、上段部2の側面にスライドして出入りする皿体6を図示している。このようにして、製品が使い切られたときに、皿体は容易に交換され得る。図面において、皿体は比較的浅い凹部に横向きに配置されるように示されているが、凹部がより深い場合は、皿体は直立する姿勢で配置されてもよい。
一方、使用前にコンパクトから取り外さなければならない製品容器の例としては、口紅ライザー3pなどの固有の供給機構を持つ容器や、マスカラ容器3qなどの非常に効果的な気密シールを必要としたり且つ/又はワイパー部品を使用したりする製品容器がある。このタイプの容器は、製品を使用するために凹部から取り外されなければならい。非使用時には、取り外し可能な製品容器は、スナップ嵌合、摩擦嵌合又は任意の適切な手段で凹部内に保持される。このタイプの容器内の製品が消耗したときは、製品は容易に新しいものと交換できる。
凹部のためのカバー
空間内でのコンパクトの「直立姿勢」とは、底段部4が水平で且つ地面に最も近い段部である姿勢を意味すると定義される。コンパクトが直立姿勢にあるときでも、凹部(例えばタイプR2のもの)に収容された製品が漏れ出さないようにすることが重要である。本発明では、カバー7を有する凹部及びカバーを有さない凹部が考えられている(図11参照)。凹部R2のためのカバーは、開位置にあるときに凹部の内部へのアクセスを提供するが、閉位置にあるときには凹部の内部へのアクセスを提供しない。凹部がカバーを有さない場合、凹部内に収納できる製品又は関連物品のタイプは、空気に晒されても悪影響を受けないものか、又は個別の容器に既に完全に収容されているもの(すなわち、口紅又はマスカラ容器)に限定される。一方、「ルーズな」製品(すなわち、個別の容器に完全に収容されてはいないもの)に対しては、凹部はカバー7を備えなければならない。好ましくは、カバーはルーズな製品の凹部からの漏れ出しの防止に効果的なシールを行うことができる。好ましくは、ルーズな製品を収容する各凹部はそれ自身のカバーを有し、消費者は一つ以上の凹部を同時に開けることを選択できる。
空間内でのコンパクトの「直立姿勢」とは、底段部4が水平で且つ地面に最も近い段部である姿勢を意味すると定義される。コンパクトが直立姿勢にあるときでも、凹部(例えばタイプR2のもの)に収容された製品が漏れ出さないようにすることが重要である。本発明では、カバー7を有する凹部及びカバーを有さない凹部が考えられている(図11参照)。凹部R2のためのカバーは、開位置にあるときに凹部の内部へのアクセスを提供するが、閉位置にあるときには凹部の内部へのアクセスを提供しない。凹部がカバーを有さない場合、凹部内に収納できる製品又は関連物品のタイプは、空気に晒されても悪影響を受けないものか、又は個別の容器に既に完全に収容されているもの(すなわち、口紅又はマスカラ容器)に限定される。一方、「ルーズな」製品(すなわち、個別の容器に完全に収容されてはいないもの)に対しては、凹部はカバー7を備えなければならない。好ましくは、カバーはルーズな製品の凹部からの漏れ出しの防止に効果的なシールを行うことができる。好ましくは、ルーズな製品を収容する各凹部はそれ自身のカバーを有し、消費者は一つ以上の凹部を同時に開けることを選択できる。
適切なカバー7としては、凹部の開口を覆って又は開口内にスナップ嵌合するカバーがある。あるいは、カバー7aは、凹部の開口全体にわたって、一つ以上の溝内を、スライドすることができる。任意的に、凹部の開口へのスナップ嵌合又は摩擦嵌合と組み合わせて、ヒンジによる関節がカバー7bに設けられる。ヒンジによる関節は、(図11に示されるように)カバーを横方向又は縦方向に開かせることができる。これらの要素のうちのある要素を組み合わせてもよい。例えば、スライドするカバーが更にヒンジを有してもよく、カバーの一端部が段部の角部までスライドしたときに、隣接する側面に対して後方にカバーが回転するようにすることができる。また、いくつかのカバーは凹部が開かれたときにコンパクトから完全に分離され得るが、一方、いくつかのカバーは、たとえ開位置にあったとしても、コンパクトに装着されたままであり得る。少なくとも、カバーは凹部内の製品を汚れから守らなくてはならない。特定の製品では、カバーは液密である必要はない。このような製品は凹部から流れ出したり抜け落ちたりしない製品である。このような製品としては、圧縮パウダー、粘度のあるジェルやクリーム、高温注入製品、焼成製品などがあるであろう。しかしながら、好ましくは、カバーは液密なシールを提供し、それによって製品の保存寿命が延長される。更に、液密なシールは、それなしでは凹部から漏れ出してしまう製品には不可欠である。多くの液体、ローション、固められていないパウダーなどは液密なカバーのない凹部に収納されるのに適さない。
いくつかの好ましい実施形態においては、側面の凹部の一つ以上のカバー7は透過性を有し、好ましくは透明であり、凹部内の製品の色が視認できる。いくつかの好ましい実施形態においては、カバーの全てが透明である。透明なカバーを介して様々な色の製品が見えると、大きな視覚的インパクトが生み出される。
任意選択的機能及び代替的実施形態
図12は、各段部の中心を通る回転軸Aの周りでの隣接する段部の相対回転を可能にする、段部の間の確動保持係合の一代替例を示す。この一組の実施形態においては、隣接する段部同士が磁力によって保持されている。この磁力は、コンパクトの段部がコンパクトの重さによって分離しないが、ユーザが磁力に打ち克つ力を加えることで隣接する段部を分離できる程度に十分に強い。例えば、図12には、コンパクトの二つの隣接する段部が分離された状態で示されている。上側の段部20の底面20fに筒状の凹部20gが配置され、隣接する下側の段部30の上面30eから立ち上がる円状機構30hを受けるように設計されている。筒状の凹部と円状機構は回転軸Aについて同心である。円状機構は筒状凹部内にぴったりと嵌合し、その内部で回転することができる。一つ以上の磁石20mが筒状凹部の底部に配置されるとともに、一つ以上の磁性又は強磁性要素30nが円状機構の内部に固定されている。磁石20mと磁性又は強磁性要素30nの間の磁力は、コンパクトの通常の使用の際に、コンパクトの二つの段部の結合を保つのに十分なほどに強い。しかしながら、ユーザが磁力に打ち克つ力を加えると、その二つの段部は意図的に分離され得る。上述のように、ユーザが段部をコンパクトから分離しようと望む一つの理由は、もし彼女がコンパクトの一つの段部だけを使用するつもりである場合に、コンパクト全体を携行する必要がなくなるからである。また、ユーザは一つの段部を取り外し且つ/又は別の段部をコンパクトに付け加えることを望んだり、又はコンパクトの段部を再編成することを望んだりするかもしれない。本実施形態においては、上述の抜け止めピンの実施形態に比べて、段部はより容易に分離され得る。更に、コンパクトの本体部から取り外されたときに、磁化された筒状軸を有する段部は、軸状の抜け止めピン2gを有する段部に比べて、より美しく、整った外観を提供することができる。
図12は、各段部の中心を通る回転軸Aの周りでの隣接する段部の相対回転を可能にする、段部の間の確動保持係合の一代替例を示す。この一組の実施形態においては、隣接する段部同士が磁力によって保持されている。この磁力は、コンパクトの段部がコンパクトの重さによって分離しないが、ユーザが磁力に打ち克つ力を加えることで隣接する段部を分離できる程度に十分に強い。例えば、図12には、コンパクトの二つの隣接する段部が分離された状態で示されている。上側の段部20の底面20fに筒状の凹部20gが配置され、隣接する下側の段部30の上面30eから立ち上がる円状機構30hを受けるように設計されている。筒状の凹部と円状機構は回転軸Aについて同心である。円状機構は筒状凹部内にぴったりと嵌合し、その内部で回転することができる。一つ以上の磁石20mが筒状凹部の底部に配置されるとともに、一つ以上の磁性又は強磁性要素30nが円状機構の内部に固定されている。磁石20mと磁性又は強磁性要素30nの間の磁力は、コンパクトの通常の使用の際に、コンパクトの二つの段部の結合を保つのに十分なほどに強い。しかしながら、ユーザが磁力に打ち克つ力を加えると、その二つの段部は意図的に分離され得る。上述のように、ユーザが段部をコンパクトから分離しようと望む一つの理由は、もし彼女がコンパクトの一つの段部だけを使用するつもりである場合に、コンパクト全体を携行する必要がなくなるからである。また、ユーザは一つの段部を取り外し且つ/又は別の段部をコンパクトに付け加えることを望んだり、又はコンパクトの段部を再編成することを望んだりするかもしれない。本実施形態においては、上述の抜け止めピンの実施形態に比べて、段部はより容易に分離され得る。更に、コンパクトの本体部から取り外されたときに、磁化された筒状軸を有する段部は、軸状の抜け止めピン2gを有する段部に比べて、より美しく、整った外観を提供することができる。
本発明によるコンパクトは、一つ以上のスライド式の引き出しを備えることができ、この引き出しに収まる任意のアイテムを収納するために使用できる。例えば、図13は、下側の段部30の図12に図示される内部空間30uに収容されるスライド式の収納引き出し9を示す。図示されているように、引き出しは下側の段部の側面とほぼ同じ幅である。しかしながら、引き出しの幅は、この側面よりも狭くてもよい。また、二つ以上の引き出しが同じ段部の同じ側面に収容されてもよい。
一般化した説明:他の実施形態
ここまでに、同じ大きさの正方形の水平断面を有する三つの段部からなる積層体であるコンパクトについて説明してきた。しかしながら、本発明のコンパクトは三段に限定されるものではない。段部の数は、当該技術分野において「コンパクト」という用語で認識されるような化粧用コンパクトとして認識されるように、パッケージ全体の大きさを小さく保つ必要に基づいて選ばれ得る。好ましい化粧用コンパクトは、女性の財布やハンドバッグに容易にしまうことができ、使用時には簡便に片手に収まるものである。例えば、大半の化粧用コンパクトでは、最大長さ寸法は約6インチ未満であり、多くは4インチ未満であり、しばしば2インチ未満である。この好ましい制限内で、本発明のコンパクトは二つ以上の段部を有し得る。一方、段部を二つしか有さないコンパクトは、少なくとも三つの段部を有するコンパクトに比べて、視覚的な面白みが薄く、使用する楽しみが小さい。従って、本発明による好ましいコンパクトは、少なくとも三つの段部を有し、より好ましくは三つから六つの段部を有するが、三つの段部ちょうどがより好ましい。しかしながら、原理上は、七つ以上の段部、例えば七個から十二個の段部があってもよく、ハンドバッグに入れる化粧用コンパクトとしてよりも携帯型の運搬具として使用される構成の場合は、特にそうである。
ここまでに、同じ大きさの正方形の水平断面を有する三つの段部からなる積層体であるコンパクトについて説明してきた。しかしながら、本発明のコンパクトは三段に限定されるものではない。段部の数は、当該技術分野において「コンパクト」という用語で認識されるような化粧用コンパクトとして認識されるように、パッケージ全体の大きさを小さく保つ必要に基づいて選ばれ得る。好ましい化粧用コンパクトは、女性の財布やハンドバッグに容易にしまうことができ、使用時には簡便に片手に収まるものである。例えば、大半の化粧用コンパクトでは、最大長さ寸法は約6インチ未満であり、多くは4インチ未満であり、しばしば2インチ未満である。この好ましい制限内で、本発明のコンパクトは二つ以上の段部を有し得る。一方、段部を二つしか有さないコンパクトは、少なくとも三つの段部を有するコンパクトに比べて、視覚的な面白みが薄く、使用する楽しみが小さい。従って、本発明による好ましいコンパクトは、少なくとも三つの段部を有し、より好ましくは三つから六つの段部を有するが、三つの段部ちょうどがより好ましい。しかしながら、原理上は、七つ以上の段部、例えば七個から十二個の段部があってもよく、ハンドバッグに入れる化粧用コンパクトとしてよりも携帯型の運搬具として使用される構成の場合は、特にそうである。
更にまた、以下の説明において、本発明によるコンパクトは、回転軸が全ての段部の中心を通過するものに限定されている。
個々の段部の形状と段部の数によってコンパクトの全体形状が決定される。理論上は、組み立てられたコンパクトの形状は限定されない。しかしながら、明確に定義された幾何学的形状が好ましい。ここまで、同一の全体的大きさ及び形状を有する段部について説明してきた。このような段部は好ましくはあるが、不可欠ではない。以下の説明において、二つの段部の水平断面の形状が同一である場合、この二つの段部は相似であると称する。水平断面の大きさもまた同一である場合、二つの段部は合同であると称する。
全ての段部の水平断面が相似であるが、全てが合同であるわけではないとき、段部の積層体の幅は高さによって変化する。例えば、コンパクトの全体形状を角錐形状にすることができる。図14は、四つの段部200、300、400、500を有する角錐形状のコンパクト100を示している。角錐形状のコンパクトを形成ために段部を積層するとき、(図示されるように)角錐の側部が滑らかになるように、段部の側面を垂直から傾けてもよいし、又は、コンパクト上方に向かって角錐が内側に階段状になるように、側面が垂直でもよい(不図示)。明確に定義された形状を有し、異なる大きさの段部で作られたコンパクトの別の例としては、プラトンの立体である正四面体、正八面体、正十二面体及び正二十面体形状のコンパクトがある。もちろん、上述した立方体のコンパクトは、五つ目のプラトンの立体であるが、その段部の水平断面が合同である。
本発明のより好ましいコンパクトにおいて、各段部の水平断面は同一の大きさ及び形状である。より好ましくは、その形状は、各辺が長さL1、L2、L3などを有する多角形である。このような例の一つは、本発明の矩形コンパクトに見られる。しかしながら、最も好ましい事例において、段部の形状は、全ての辺が長さLを有する正多角形形状(すなわち、正三角形、正方形、正五角形、正六角形、正七角形、正八角形、九から二十の辺を有する正多角形など)である。全ての段部の水平断面が同一の大きさ及び同一の正多角形形状を有し、回転軸が各段部の中心を通るとき、コンパクトの全体形状は、正直角柱と総称される形状になる。直角柱コンパクトを作成するために、段部の側面はその水平断面に垂直でなくてはならない。正直角柱コンパクトの場合、「規定形状」は、コンパクトの全体形状が正直角柱形状になるような段部の任意の配置である。正直角柱コンパクトのそれぞれの段部がN個の側面を有しているとしたら、規定形状から一つ以上の段部を360°/N回転させるたびに、コンパクトは規定形状(すなわち、正直角柱)に戻る。例えば、五つの辺を有する正直角柱コンパクトは、段部が72°回転すると規定形状に戻り、六つの辺を有するコンパクトでは60°、八つの辺を有するコンパクトでは45°、などとなる。
好ましい実施形態において、コンパクトの全ての段部はコンパクトの他の全ての段部に対して相対的に回転可能である。この場合、正直角柱コンパクトの各段部がN個の側面を有し、コンパクトにおける段部の数がτだとすると、N(τ-1)個のコンパクトの「規定形状」があり、Nτ個のコンパクトの固有の側面がある。
例えば、上述した立方体コンパクトは、三つの段部を有し、各段部が四つの側面を有する正直角柱コンパクトである。規定形状の数は4(3-1)=16個であり、43=64個の固有のコンパクトの側面がある。
例えば、二つの段部を有する正三角柱コンパクトは、3(2-1)=3個の規定形状を有し、32=9個のコンパクトの固有の側面がある。しかしながら、正三角形コンパクトが四つの段部を有するとしたら、3(4-1)=27個の規定形状があり、34=81個の固有の側面があるであろう。
例えば、二段重ねの正五角柱コンパクトは2(5-1)=16個の規定形状と、25=32個の固有の側面を有するであろう。これに対し、上段部2000のカバー2000lと、二つのタイプの凹部R1、R2を有する五段重ねの正五角柱コンパクト1000が図15に示される。底段部6000が他の段部に対して相対的に回転して示されている。このコンパクトは、5(5-1)=625個の規定形状と、25=3125個の固有の側面を有し得る。これにより、コンパクトの全体形状を変えることなく、非常に多数の固有の「見た目」が消費者に提示される。
ここまで、三つの段部からなる積層体であって、段部が平坦な側面を有するコンパクトについて説明してきた。しかしながら、本発明の原理は、平坦な側面を有さない又は平坦な側面と平坦でない側面の組み合わせを有する段部によって構成されるコンパクトにも適用できる。平坦な側面を有さない多段重ねコンパクト50の一例は、回転軸が各段部の中心を通る円状の水平断面を有する段部60、70、80からなる積層体である(図16)。ここでは、各段部は、上面と、底面と、一つの側面60a、70a、80aを有している。上段部60は、上段部の内部空間へのアクセスを提供するカバー60lを有している。側面の少なくともいくつかは、少なくとも一つの製品P、塗布具、パーソナルケア用品、純粋な装飾要素、又はそれらの組み合わせを収容する一つ以上の凹部R1を有している。もし全ての段部の円周が等しければ、コンパクトの全体的な外観は筒状になる。そのようなコンパクトでは、いくつでも規定形状があり得る。段部を結合して回転させる機構は、上述したものと実質的に同様である。
消費者が容易に彼女のコンパクトを改変し、コンパクトの形状を変化させることなく多くの外観を得られることは、本発明の新規で意外性に富んだ特徴である。
Claims (16)
- 少なくとも二つの段部からなる積層体を備えた化粧用コンパクトであって、各段部が、多角形の水平断面と、中心と、上面と、底面と、同じ高さを有する複数の側面とを有しており、
少なくともいくつかの隣接する段部は、確動保持係合しており、
前記段部の少なくともいくつかは、全ての段部の中心を通る厳密に一つの回転軸(A)の周りを、他の段部に対して相対的に回転可能であり、
前記側面の少なくともいくつかは、少なくとも一つの製品、塗布具、パーソナルケア用品、純粋な装飾要素、又はそれらの組み合わせを収容する一つ以上の凹部を有している、化粧用コンパクト。 - 前記段部の水平断面の全てが相似であるが、全てが合同であるわけではない、請求項1に記載の化粧用コンパクト。
- 前記コンパクトの全体形状が、角錐形状又はプラトンの立体形状である、請求項2に記載の化粧用コンパクト。
- 前記段部の水平断面の全てが合同である、請求項1に記載の化粧用コンパクト。
- 前記水平断面が矩形又は正多角形である、請求項1に記載の化粧用コンパクト。
- 前記コンパクトの全体形状が正直角柱である、請求項5に記載の化粧用コンパクト。
- 前記コンパクトの全体形状が立方体である、請求項6に記載の化粧用コンパクト。
- 前記積層体における段部の数が三個から六個である、請求項1に記載の化粧用コンパクト。
- 前記段部のうち積層体の上段部及び/又は底段部はカバー及び内部空間を有し、前記カバーは、該カバーが開位置にあるときに前記内部空間へのアクセスを提供するが、該カバーが閉位置にあるときには前記内部空間へのアクセスを提供しない、請求項1に記載の化粧用コンパクト。
- 隣接する段部の間の前記確動保持係合は、一つの段部の底面から垂下して、隣接する段部の上面に位置する溝に挿入される抜け止めピンを備え、前記抜け止めピンはユーザによって前記溝から抜かれ得るようになっている、請求項1に記載のコンパクト。
- 隣接する段部の間の前記確動保持係合は、隣接する段部同士を保持する磁力を備え、前記段部はユーザによって分離され得るようになっている、請求項1に記載のコンパクト。
- 前記凹部の少なくともいくつかは、化粧又はパーソナルケア製品の皿体を収容している、請求項1に記載のコンパクト。
- 前記凹部の少なくともいくつかは、使用前に前記凹部から取り外されるとともに使用後に前記凹部に戻される製品容器を収容している、請求項1に記載のコンパクト。
- 前記凹部の少なくともいくつかはカバーを有し、前記カバーは、該カバーが開位置にあるときに前記凹部の内部へのアクセスを提供するが、該カバーが閉位置にあるときには前記凹部の内部へのアクセスを提供しない、請求項1に記載のコンパクト。
- 前記凹部の前記カバーが透明である、請求項14に記載のコンパクト。
- 少なくとも二つの段部からなる積層体を備えた化粧用コンパクトであって、各段部が、円形の水平断面と、中心と、上面と、底面と、側面とを有しており、
前記段部は、全ての段部の中心を通る厳密に一つの軸の周りを、相互に回転可能であり、
前記側面の少なくともいくつかは、少なくとも一つの製品、塗布具、パーソナルケア用品、純粋な装飾要素、又はそれらの組み合わせを収容する一つ以上の凹部を有している、化粧用コンパクト。
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