JP2016518605A - 振動式センサ及び振動式センサにて振動を変える方法 - Google Patents
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Abstract
Description
振動式デンシトメータ及び振動式粘度計のような振動式センサは、特性を明らかにすべき流体の存在下で振動する振動要素の動作を検知することにより作動する。密度、粘度、温度等の流体に関連する特性は、振動要素に繋がった1以上の動きトランスデューサから受信する信号を処理することにより決定される。振動要素の信号は流体と組み合わさる振動要素の結合された質量、剛性及び減衰特性によって一般に影響される。
粘度≒Q=ω0/(ω2−ω1) (1)
共振周波数ω0は2つの周波数ポイントω1とω2の中心にある。従って、共振周波数ω0は以下のように定義される。
ω0≒0.5*(ω2+ω1) (2)
センサ要素が特性を明らかにすべき流体と相互作用するときに、周波数ポイントω1とω2は決定される。周波数ポイントω1とω2を適切に決定すべく、従来技術の駆動システムは2つの位相ポイント(φ1とφ2)間で行き来するようにセンサ要素を駆動し、これらのポイントにおける振動周波数ω1とω2を記録する閉ループ駆動を用いる。閉ループ駆動を用いることにより、従来技術の駆動システムは振動周波数ω1とω2が決定されると、位相差の測定が安定することを確実にする。
駆動信号は受信した振動信号の周波数及び振幅に基づき、受信した振動信号は、従来技術の駆動システムが目標とする振動を達成することを可能にするフィードバックを備える。従来技術の振動式センサは、閉ループ駆動及びフィードバック要素を用いてセンサ要素を駆動し、閉ループ駆動は駆動周波数を漸増的に増加し、目標とする点に達するまでフィードバック要素を監視する。所望の終了ポイントは、駆動信号と生じるピックオフ信号の間で位相差(φ)を備えて、位相差φ1又は位相差φ2を達成する。
ステップ1にて、振動の設定ポイントは、第1の目標位相差φ1に設定され、センサ要素は現在の振動周波数から振動する。第1の目標位相差φ1は駆動信号の周波数を変えることにより達成され、現在の振動周波数から開始する。現在の振動周波数は閉ループの方法で、現在の位相差と目標位相差の間の差に関するフィードバックのような受信したフィードバックに従って、徐々に変化する。振動周波数は、位相差が増加すべきか減少すべきかに基づいて、現在の振動周波数から漸増的に増加し又は減少する。
ステップ3にて、待機が実行される。従って、方法は振動の設定ポイントが達成されるまで、ループし待機する。従って、従来技術の振動式センサは、振動の設定ポイントに達するべく、センサ要素の実際の振動を待つ。閉ループ駆動の動作故に、センサ要素は少なくとも既知の待機時間が経過するまでは、振動が振動の設定ポイントに達しない。
ステップ7にて、待機が実行される。従って、方法は振動の設定ポイントが達成されるまで、ループし待機する。閉ループ駆動の動作故に、センサ要素は少なくとも既知の待機時間が経過するまでは、振動が振動の設定ポイントに達しない。
発明の一態様において、振動式センサは、
振動信号を生成するように構成された振動要素と、
該振動要素から振動信号を受信する受信回路と、
前記受信回路と振動要素に結合されて、前記振動要素を振動させる駆動信号を生成する駆動回路を備え、
前記駆動回路は、命令された第1の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で前記振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に到達させ、対応する第1の周波数ポイントω1を決定し、命令された第2の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で前記振動要素を振動させて、第2の目標位相差φ2に到達させ、対応する第2の周波数ポイントω2を決定し、第1の周波数ポイントω1及び第2の周波数ポイントω2を用いて、特性を明らかにすべき流体の粘度を決定する。
命令された第1の周波数は、以前の時間の第1の周波数ポイントω1time=(t−1)を含み、命令された第2の周波数は、以前の時間の第2の周波数ポイントω2time=(t−1)を含むのが好ましい。
前記駆動回路は、目標位相差に達するように駆動信号を生成し、現在の振動周波数で開始する閉ループ駆動部と、目標位相差に達するように駆動信号を生成し、第1又は第2の周波数にて開始する開ループ駆動部を備えるのが好ましい。
駆動回路は特性を明らかにすべき流体が大凡安定していれば、開ループ動作を選択するのが好ましい。
振動式センサは、振動歯センサを備え、振動要素は音叉構造を備えるのが好ましい。
命令された第1の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で振動式センサの振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に到達させ、対応する第1の周波数ポイントω1を決定する工程と、
命令された第2の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で前記振動要素を振動させて、第2の目標位相差φ2に到達させ、対応する第2の周波数ポイントω2を決定する工程と
第1の周波数ポイントω1及び第2の周波数ポイントω2を用いて、特性を明らかにすべき流体の粘度を決定する工程を備える。
命令された第1の周波数は、以前の時間の第1の周波数ポイントω1time=(t−1)を含み、命令された第2の周波数は、以前の時間の第2の周波数ポイントω2time=(t−1)を含むのが好ましい。
方法は、命令された第1の周波数で開始し且つ開ループの方法で振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に近づけ、閉ループの方法で振動要素を振動させて第1の目標位相差φ1を達成し、対応する第1の周波数ポイントω1を決定し、命令された第2の周波数で開始し且つ開ループの方法で振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第2の目標位相差φ2に近づけ、閉ループの方法で振動要素を振動させて第2の目標位相差φ2を達成し、対応する第2の周波数ポイントω2を決定し、第1の周波数ポイントω1と第2の周波数ポイントω2を用いて、特性を明らかにすべき流体の粘度を決定する工程を含むのが好ましい。
振動式センサは、振動歯センサを備え、更に振動要素は音叉構造を備えているのが好ましい。
当業者は、これらの例示から本発明の範囲内にある変形例を理解するだろう。当業者は、下記に述べられた特徴が種々の方法で組み合わされて、本発明の多数の変形例を形成することを理解するだろう。その結果、本発明は、下記に述べられた特定の例にではなく特許請求の範囲とそれらの等価物によってのみ限定される。
流体は液体を含む。流体はガスを含む。或いは、流体は混入ガス、混入固体、多数液体又はそれらの組み合わせを含む液体のような多相流体である。
振動式センサ5は、流体の質量流量、流体の体積流量及び/又は流体の温度を含む流体の測定を提供する。このリストは完全なものではない。且つ、振動式センサ5は他の流体の特性を測定し決定する。
メータ電子機器20は、リード100を介して振動要素104の動作を制御する。例えば、メータ電子機器20は駆動信号を生成し、振動要素104に駆動信号を供給し、振動要素104は、駆動信号を使用して、1つ以上の振動部品の振動を生成する。駆動信号は振動の振幅を制御する。駆動信号は振動持続時間及び/又は振動タイミングを制御する。
メータ電子機器20は、振動要素104から受信した振動信号を処理して、信号の周波数を決定する。周波数は、流体の共振周波数を含む。共振周波数は流体の密度を決定するために使用され得る。更に又は加えて、メータ電子機器は振動信号を処理して、例えば流体の流量を決定されるべく処理される粘度又は信号間の位相シフトである流体の他の特性を決定する。他の振動の応答特性及び/又は流体の測定も考えられ、それらは記載と特許請求の範囲の範囲内である。
更にメータ電子機器20は、通信リンク26を介して情報を受信する。メータ電子機器20はコマンド、更新、運用値又は運用値の変更及び/又はプログラムの更新又は変更を、通信リンク26を介して受信する。
メータ電子機器20は、示された実施形態内にて、受信回路314、駆動回路138及びインターフェース回路136のような回路部品を含む。
振動式センサ5は更に、圧電水晶素子を備える対応する第1のピエゾ要素122及び第2のピエゾ要素124を含む。第1のピエゾ要素122及び第2のピエゾ要素124は、夫々第1歯112及び第2歯114に隣接して位置している。第1のピエゾ要素122及び第2のピエゾ要素124は、第1歯112及び第2歯114に接触し、機械的に相互作用するように構成されている。
駆動回路138は閉ループ駆動部143及び開ループ駆動部147を含む。駆動回路138によって閉ループ駆動部143又は開ループ駆動部147の何れかが用いられて、駆動信号を生成し、振動要素104に(即ち、第1のピエゾ要素122に)駆動信号を付与する。
従って、最初の周波数ポイントω1が命令されれば、閉ループ駆動部143は、ω1の目標振動が最終的に結局達成されるまで、ω2の現在の振動周波数から漸増的に変化する。
開ループ駆動部147は命令された振動目標に基づいた駆動信号を生成するように構成される。従って、第1の振動周波数が命令されれば、駆動回路138が第2の振動周波数で振動要素104を振動させても、開ループ駆動部147は第1の振動周波数で駆動信号を生成する。開ループ駆動部147はフィードバックに基づいて作動せず、従って、開ループ駆動部147は命令された振動目標で直ちに振動することが出来る。
命令された第1及び第2の周波数が、第1及び第2の周波数ポイントω1及びω2の近似のみであることは理解されるだろう。流体の密度は時間経過で変わるように、命令された第1及び第2の周波数が正確には、第1及び第2の周波数ポイントω1及びω2の最終的な値ではない。
その結果、何れの実施形態に従った振動式センサも、従来の開ループ制御工程、又は適応性のある開ループ制御工程の何れをも使用することができ、あるフィードバック又はは外部の値が用いられて、駆動信号の位相と振動信号の位相の間の現実の位相差が目標位相差に近似し、接近することを確実にする。
更に又は或いは、メータ電子機器20は種々の周辺要因をチェックすることにより、各反復におけるように、開ループ振動を用いるか否かを決定する。例えば、特性を明らかにすべき流体が大凡安定していれば、メータ電子機器20は開ループ振動を用いる。所定時間に亘って、流体の密度が所定の密度許容差以上に変化しなければ、測定された流体の密度は、安定していると決定される。
開ループ方法の下記のステップ620-624は、開ループの方法で第1の周波数ポイントω1の周波数を決定し、その一方、開ループ方法のステップ625-629は、開ループの方法で第2の周波数ポイントω2の周波数を決定する。
ステップ602で、現在の位相差は第1の目標位相差φ1と比較される。第1の目標位相差φ1が達成されると、方法はステップ604に進む。第1の目標位相差φ1が達成されなければ、方法は第1の目標位相差φ1が達成されるまで、ステップ603に分岐する。
待機は一定の所定時間であり、又は長さが変わるかもしれない。周囲の条件により、目標位相差を達成するのに予測した時間よりも長い時間が必要になる。待機時間の長さは種々の要因に依存する。待機時間の長さは初期位相差から目標位相差への距離に依存する。
待機時間の長さは、振動要素の物理的特性に依存する。待機時間の長さは、測定される流体の性質(流体の密度及び/又は粘度を含む)に依存する。待機時間の長さは振動式センサに利用可能な電力に依存する。
利用可能な電力が制限された場合、振動式センサは、目標位相差、対応する周波数ポイントω1及びω2に素早く上がることができない。
振動周波数は、位相差が増加されるべきか減少されるべきかに依存して、現在の振動周波数から漸増的に増加され又は減少される。従って、開始する振動周波数が現在の振動周波数であり、それは上記のステップ604で得られた振動周波数を含むことは理解されるべきである。
ステップ607にて、待機が実行される。従って、振動の設定ポイントが達成されるまで、方法はループし待機する。前記の如く、少なくとも既知の待機時間が経過するまで、振動要素は振動の設定ポイントにて振動を達成しない。
ステップ620で、振動の設定ポイントは第1の目標位相差φ1に設定される。
従って、振動式センサの振動は、現在の振動周波数(即ち、このステップの直前にあったような振動周波数)から命令された第1の周波数内で付与される周波数値まで非連続的に移行する。従って、このステップの最初の振動周波数が現在の振動周波数でないことは理解されるべきである。従って、振動式センサの振動は少なくとも期間の間、開ループ振動の工程を含む。開ループの方法で振動する結果、振動が命令された第1の周波数で開始する場合、生じる位相差は第1の目標位相差φ1に非常に接近するだろう。
ステップ622にて、現在の位相差は第1の目標位相差φ1と比較される。第1の目標位相差φ1が達成されると、方法はステップ624に進む。第1の目標位相差φ1が達成されなければ、方法は第1の目標位相差φ1が達成されるまで、ステップ623に分岐する。
しかし、ステップ623の待機長さは上記のステップ603の待機長さよりも著しく短くなる、何故ならステップ621は開ループの方法で振動式センサを振動させ、最終周波数に近い周波数で開始し、振動式センサを目標位相差に到達させるのに必要な時間量は著しく減じられるからである。
いくつかの実施形態にて、新たに決定された第1の周波数ポイントω1は、開ループ方法のステップ620-624の将来的な反復にて、以前の時間の第1の周波数ポイントω1time=(t−1)として使用される。
ステップ626にて、振動式センサは命令された第2の周波数にて振動する。従って、振動式センサの振動は、現在の振動周波数(即ち、このステップの直前にあったような振動周波数)から命令された第1の周波数内で付与される周波数値まで非連続的に移行する。従って、このステップの最初の振動周波数が現在の振動周波数でないことは理解されるべきである。従って、振動式センサの振動は少なくとも期間の間、開ループ振動の工程を含む。開ループの方法で振動する結果、振動が命令された第2の周波数で開始する場合、生じる位相差は第2の目標位相差φ2に非常に接近するだろう。
ステップ627にて、現在の位相差は第2の目標位相差φ2と比較される。第2の目標位相差φ2が達成されると、方法はステップ629に進む。第2の目標位相差φ2が達成されなければ、方法は第2の目標位相差φ2が達成されるまで、ステップ628に分岐する。
しかし、ステップ628の待機長さは上記のステップ607の待機長さよりも著しく短くなる、何故ならステップ626は開ループの方法で振動式センサを振動させ、最終周波数に近い周波数で開始し、振動式センサを目標位相差に到達させるのに必要な時間量は著しく減じられるからである。
いくつかの実施形態にて、新たに決定された第2の周波数ポイントω2は、開ループ方法のステップ625-629の将来的な反復にて、以前の時間の第2の周波数ポイントω2time=(t−1)として使用される。
あらゆる実施形態に従った振動式センサ5は、開ループ動作を用いて特性を明らかにすべき流体の速い変化に反応する。
更に又は或いは、メータ電子機器20は種々の周辺要因をチェックすることにより、各反復におけるように、開ループ振動を用いるか否かを決定する。例えば、特性を明らかにすべき流体が大凡安定していれば、メータ電子機器20は開ループ振動を用いる。所定時間に亘って、流体の密度が所定の密度許容差以上に変化しなければ、測定された流体の密度は、安定していると決定される。
従って、上記の実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲から決定されるべきである。
Claims (18)
- 振動式センサ(5)であって、
振動信号を生成するように構成された振動要素(104)と、
該振動要素(104)から振動信号を受信する受信回路(134)と、
前記受信回路(134)と振動要素(104)に結合されて、前記振動要素(104)を振動させる駆動信号を生成する駆動回路(138)を備え、
前記駆動回路(138)は、命令された第1の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に到達させ、対応する第1の周波数ポイントω1を決定し、命令された第2の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて、第2の目標位相差φ2に到達させ、対応する第2の周波数ポイントω2を決定し、第1の周波数ポイントω1及び第2の周波数ポイントω2を用いて、特性を明らかにすべき流体の粘度を決定する、振動式センサ(5)。 - 前記振動要素を振動させ、周波数ポイントを決定する工程を反復して実行する、請求項1に記載の振動式センサ(5)。
- 命令された第1の周波数は、以前の時間の第1の周波数ポイントω1time=(t−1)を含み、命令された第2の周波数は、以前の時間の第2の周波数ポイントω2time=(t−1)を含む、請求項1に記載の振動式センサ(5)。
- 前記駆動回路(138)は、目標位相差に達するように駆動信号を生成し、現在の振動周波数で開始する閉ループ駆動部(143)と、目標位相差に達するように駆動信号を生成し、第1又は第2の周波数にて開始する開ループ駆動部(147)を備える、請求項1に記載の振動式センサ(5)。
- 開ループの方法で前記振動式センサの振動要素(104)を振動させる工程は、
前記駆動回路(138)が振動の設定ポイントを第1の目標位相差φ1に設定する工程と、
前記駆動回路(138)が前記振動要素(104)を開ループの方法で命令された第1の周波数で振動させる工程と、
前記駆動回路(138)が現在の第1の位相差と第1の目標位相差φ1とを比較して、現在の第1の位相差が第1の目標位相差φ1と大凡等しくなるまで待機する工程と、
現在の第1の位相差が第1の目標位相差φ1と等しければ、前記駆動回路(138)は対応する第1の周波数ポイントω1を記録し、達成した第1の目標位相差φ1は前記振動要素(104)に第1の周波数ポイントω1を生成する工程と、
前記駆動回路(138)が振動の設定ポイントを第2の目標位相差φ2に設定する工程と、
前記駆動回路(138)が前記振動要素(104)を開ループの方法で命令された第2の周波数で振動させる工程と、
前記駆動回路(138)が現在の第2の位相差と第2の目標位相差φ2とを比較して、現在の第2の位相差が第2の目標位相差φ2と大凡等しくなるまで待機する工程と、
現在の第2の位相差が第2の目標位相差φ2と等しければ、前記駆動回路(138)は対応する第2の周波数ポイントω2を記録し、達成した第2の目標位相差φ2は前記振動要素(104)に第2の周波数ポイントω2を生成する工程を備える、請求項1に記載の振動式センサ(5)。 - 前記駆動回路(138)は更に、
振動が現在の振動周波数にて開始する状態で、閉ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に到達させ、対応する第1の周波数ポイントω1を決定し、
振動が現在の振動周波数にて開始する状態で、閉ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第2の目標位相差φ2に到達させ、対応する第2の周波数ポイントω2を決定するように構成されている、請求項1に記載の振動式センサ(5)。 - 特性を明らかにすべき流体が大凡安定していれば、前記駆動回路(138)は開ループ動作を選択する、請求項1に記載の振動式センサ(5)。
- 前記駆動回路(138)は更に、
命令された第1の周波数で開始し且つ開ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に近づけ、
閉ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて第1の目標位相差φ1を達成し、対応する第1の周波数ポイントω1を決定し、
命令された第2の周波数で開始し且つ開ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第2の目標位相差φ2に近づけ、
閉ループの方法で前記振動要素(104)を振動させて第2の目標位相差φ2を達成し、対応する第2の周波数ポイントω2を決定し、
第1の周波数ポイントω1と第2の周波数ポイントω2を用いて、特性を明らかにすべき流体の粘度を決定するように構成されている、請求項1に記載の振動式センサ(5)。 - 前記受信回路(134)は前記駆動回路(138)に連結され、前記受信回路(134)は振動信号の振幅及び振動信号の周波数を前記駆動回路(138)に付与し、前記駆動回路(138)は振動信号の振幅及び振動信号の周波数を用いて前記振動要素(104)用の駆動信号を生成する、請求項1に記載の振動式センサ(5)。
- 前記振動式センサ(5)は、振動歯センサ(5)を備え、前記振動要素(104)は音叉構造(104)を備える、請求項1に記載の振動式センサ(5)。
- 振動式センサにて振動を変える方法であって、
命令された第1の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で振動式センサの振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に到達させ、対応する第1の周波数ポイントω1を決定する工程と、
命令された第2の周波数にて開始するように且つ開ループの方法で前記振動要素を振動させて、第2の目標位相差φ2に到達させ、対応する第2の周波数ポイントω2を決定する工程と
第1の周波数ポイントω1及び第2の周波数ポイントω2を用いて、特性を明らかにすべき流体の粘度を決定する工程を備えている、方法。 - 前記振動要素を振動させ、周波数ポイントを決定する工程を反復して実行する、請求項11に記載の方法。
- 命令された第1の周波数は、以前の時間の第1の周波数ポイントω1time=(t−1)を含み、命令された第2の周波数は、以前の時間の第2の周波数ポイントω2time=(t−1)を含む、請求項11に記載の方法。
- 開ループの方法で前記振動要素を振動させる工程は、
振動の設定ポイントを第1の目標位相差φ1に設定する工程と、
前記振動要素を開ループの方法で命令された第1の周波数で振動させる工程と、
現在の第1の位相差と第1の目標位相差φ1とを比較して、現在の第1の位相差が第1の目標位相差φ1と大凡等しくなるまで待機する工程と、
現在の第1の位相差が第1の目標位相差φ1と等しければ、対応する第1の周波数ポイントω1を記録し、達成した第1の目標位相差φ1は前記振動要素に第1の周波数ポイントω1を生成する工程と、
振動の設定ポイントを第2の目標位相差φ2に設定する工程と、
前記振動要素を開ループの方法で命令された第2の周波数で振動させる工程と、
現在の第2の位相差と第2の目標位相差φ2とを比較して、現在の第2の位相差が第2の目標位相差φ2と大凡等しくなるまで待機する工程と、
現在の第2の位相差が第2の目標位相差φ2と等しければ、対応する第2の周波数ポイントω2を記録し、達成した第2の目標位相差φ2は振動要素に第2の周波数ポイントω2を生成する工程を備える、請求項11に記載の方法。 - 更に、振動が現在の振動周波数にて開始する状態にて、閉ループの方法で前記振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に到達させ、対応する第1の周波数ポイントω1を決定し、
振動が現在の振動周波数にて開始する状態にて、閉ループの方法で前記振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第2の目標位相差φ2に到達させ、対応する第2の周波数ポイントω2を決定する予備工程を備える、請求項11に記載の方法。 - 特性を明らかにすべき流体が大凡安定していれば、開ループ動作を選択する、請求項11に記載の方法。
- 前記振動要素を振動させる工程は、
命令された第1の周波数で開始し且つ開ループの方法で振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第1の目標位相差φ1に近づけ、
閉ループの方法で振動要素を振動させて第1の目標位相差φ1を達成し、対応する第1の周波数ポイントω1を決定し、
命令された第2の周波数で開始し且つ開ループの方法で振動要素を振動させて、特性を明らかにすべき流体について第2の目標位相差φ2に近づけ、
閉ループの方法で振動要素を振動させて第2の目標位相差φ2を達成し、対応する第2の周波数ポイントω2を決定し、
第1の周波数ポイントω1と第2の周波数ポイントω2を用いて、特性を明らかにすべき流体の粘度を決定する工程を含む、請求項11に記載の方法。 - 前記振動式センサは、振動歯センサを備え、前記振動要素は音叉構造を備える、請求項11に記載の方法。
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