JP2016516030A - 木本植物の有害生物蔓延を抑制するための系及び方法 - Google Patents

木本植物の有害生物蔓延を抑制するための系及び方法 Download PDF

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Abstract

木本植物の1種もしくはそれより多い有害生物の種による蔓延を抑制及び/又は予防するための系及び方法を提供する。1つの特定の、しかし制限ではない形態において、シロアリのような1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種により損傷を受け得る木本植物の近くの場所に複合部材を置く。複合部材は有害生物防除剤及び1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種の口に合う餌材を含む。1つの側面において、複合部材は、有害生物防除剤及び餌材の押し出し混合物を含む。さらなる態様、形態、特徴及び側面は、記述及び図面から明らかになるであろう。【選択図】 図1

Description

関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、2013年3月11日に申請された米国暫定特許出願第61/775,858号明細書の利益を請求し、その開示全体は引用することにより明らかに本明細書の内容となる。
背景
有害生物(pest)により引き起こされる損傷からの木製構造の保護は、多年に及んで特別に興味深い分野であり、人間、家畜及び作物が占める領域からの有害生物の除去は長い間、課題であった。多くの場合に関係する有害生物には種々の型の昆虫及びげっ歯動物が含まれる。他の可能性の中でもイエシロアリ(subterranean termites)を含むシロアリは、木製構造ならびに樹木又は灌木のような木本植物に重大な損傷を引き起こす可能性を有する特にやっかいな型の有害生物である。シロアリならびに昆虫及び非−昆虫系統の両方のある種の他の有害な有害生物の除去のために、種々の案が提案されてきた。1つの方法において、有害生物の抑制は、保護されるべき領域における液体有害生物防除剤のブランケット適用に頼っている。いくつかの場合に液体有害生物防除剤は、雨又は他の表面水によりそれらの適用部位から運び去られ、環境問題の可能性及び有害生物抑制の期間の短縮を生じ得る。さらに、液体有害生物防除剤のブランケット適用は、有効な有害生物抑制の達成に必要な集中又は標的化を欠いてもいる。
前記の観点から、この技術分野におけるさらなる進歩を求める要求がある。
概略
本出願は一般に、木本植物の1種もしくはそれより多い有害生物の種による蔓延を抑制及び/又は予防するための系及び方法を目的とする。
1つの特定の、しかし制限ではない形態において、シロアリのような1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種により損傷を受け得る木本植物の近くの場所に複合部材(composite member)を置く。複合部材は有害生物防除剤及び1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種の口に合う餌材(bait material)を含む。1つの側面において、複合部材は、有害生物防除剤及び餌材の押し出し混合物を含む。
1つの態様において方法は、1種もしくはそれより多いシロアリの種からの損傷を受け得る木本植物の生育部位に近い場所を同定し、その場所に複合部材を置くことを含む。複合部材は、有害生物防除剤及び1種もしくはそれより多いシロアリの種の口に合う餌材を含む。
別の態様において系は、1種もしくはそれより多いシロアリの種からの損傷を受け得る木本植物の生育部位に隣接する位置に置かれる複合部材を含む。複合部材は、有害生物防除剤及び1種もしくはそれより多いシロアリの種の口に合う餌材を含む。
さらに別の態様において方法は、1種もしくはそれより多い昆虫の種が活発に襲っている木本植物を同定し;木本植物に昆虫を近づけるようにする経路中に中断領域を形成し;そして中断領域中に有害生物防除性餌部材を置くことを含む。
さらにもっと別の態様において方法は、第2の位置から移植されている木本植物を受け取るように形作られる穴を第1の位置に形成し;穴の中に有害生物防除性餌部材を入れ;そして穴の中に木本植物を置くことを含む。
本出願の別の態様は、有害生物の抑制及び/又は予防のための独特の方法である。他の態様は、有害生物抑制及び/又は有害生物予防法を含む独特の方法、系、仕組み(devices)、キット、アセンブリ、装置及び/又は設備を含む。
本出願のさらなる態様、形態、特徴、側面、利益、目的及び利点を、詳細な記述及び本明細書と一緒に与えられる図から明らかにする。
図面の簡単な記述
図1は、木本植物の有害生物蔓延を抑制及び/又は予防するための1つの系の略図である。 図2は、木本植物の有害生物蔓延を抑制及び/又は予防するための別の系の略図である。 図3は、木本植物の有害生物蔓延を抑制及び/又は予防するためのさらに別の系の略図である。 図4は、木本植物の有害生物蔓延を抑制及び/又は予防するための別の系の略図である。 図5は、有害生物防除剤及び餌材を含む複合部材のための1つの形態の斜視図である。 図6は、時間を経た、且つ種々の抑制法に反応する有害生物蔓延率を描くグラフ図である。
選ばれた態様の詳細な記述
本明細書に記載される本発明の原理の理解を助長する目的で、ここで図面に示される態様に言及し、態様を記述するために特定の用語を用いる。それにもかかわらず、それにより本発明の範囲を制限することは意図されていないことが理解されるであろう。示される態様における変更及びさらなる修正ならびに本明細書に記載され且つ例示される原理のさらなる応用は、当該技術分野における熟練者が普通に思いつく通り、包含される。
樹木又は灌木のような木本植物の昆虫を含む1種もしくはそれより多い有害生物の種による蔓延の抑制及び/又は予防のための系及び方法を提供する。1つの特定の、しかし制限ではない形態において、1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種により損傷を受け得る木本植物の近くの場所に複合部材を置く。「木材−破壊性有害生物」という用語は、木材中に穴を開けるか、又はそれを消費することにより、木材の構造的一体性を破壊する昆虫又は他の有害生物を指すために本明細書で用いられる。例には、シロアリ、オオアリ、大工バチ及び他の木食い虫(wood boring)又はセルロース消費生物が含まれるが、これらに限られない。複合部材は、1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種に毒性である有害生物防除剤及び1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種の口に合う餌材を含む。非−木材破壊性有害生物の抑制のための本明細書に開示される系及び方法の使用も包含される。
1つの側面において、複合部材は、水分及び分解抵抗性であり、長期間耐久性及び一体性を示す形態で与えられる。類似して、この形態において、複合部材は一般にそれを土壌又は他の媒体中に置いた後の破断(breaking apart)に抵抗性であろうことが意図されている。特定の構成(configuration)に制限されるわけではないが、この形態の1つの側面において、複合部材は餌材と有害生物防除剤の押し出し混合物により形成される。この形態のさらに特定の側面において、押し出し混合物は熱可塑性ポリマー材料も含み、それは特定の構成に制限されるわけではないが、有害生物防除性餌の水分及び分解抵抗性を向上させることができる。押し出し有害生物防除性餌の制限ではない例に関するさらなる詳細を、国際公開第2008/079384号明細書中において見出すことができ、その内容全体は引用することにより本明細書の内容となる。
さらなる側面において、餌材及び有害生物防除剤を有し、時間を経ると及び/又は水分に暴露されると破断するか又は崩壊するように構成される1種もしくはそれより多い複合部材を単独で、あるいは上記の水分及び分解抵抗性複合部材と組み合わせて用いることができることも意図されている。1つの形態において、この型の複合部材を餌材と有害生物防除剤の圧縮混合物により形成する。1つの側面において、圧縮された形態の複合部材を、有害生物防除性餌の所望の最終的な用途に十分な強度及び構造的一体性を与えるように構成する。有害生物防除剤は、それが圧縮された形態内にある時にその生物活性を保持し、有害生物防除性餌が有害生物により摂取されるか又はそうでなければそれと接触した後に所望の結果を生ずる。容易に生物分解性である、及び/又はそれぞれの複合部材が置かれる土壌又は他の媒体中に溶解性である材料又は材料の混合物により餌材を定義することができる。圧縮された餌の崩壊及び/又は餌材の生物分解/溶解の後、有害生物防除剤はその生物活性を保持し、最初の複合部材がもはや存在しない後でさえ、1種もしくはそれより多い有害生物の種の長期間抑制を与えるために、最初の複合部材の周りの土壌又は他の媒体中に有効な障壁を作る。
上記に示した通り、本明細書に開示される種々の系及び方法は、木本植物の昆虫のような1種もしくはそれより多い有害生物の種による蔓延を抑制するための、1種もしくはそれより多い上記の複合部材の使用を含む。さらに特定的に、例えば図1を参照すると、樹木12の蔓延を抑制するための系10が確立されている。例示されている形態において、樹木12は他の樹木から隔離されている;しかしながら樹木12が他の樹木又は木本植物の木立、果樹園又は森の構成要素である形態が可能であり、系10はさらに1種もしくはそれより多いこれらの他の樹木又は木本植物の昆虫蔓延の抑制のために確立されることが理解されねばならない。樹木12は根系14を含み、それは地表面(ground level)16より下に延びている。餌材及び有害生物防除剤を含む複合部材18を、地表面16より下の根系14の近くに置く。
この配置において、地中コロニー22からの略奪中のシロアリ(foraging termietes)20のような有害生物は、樹木12に接近して動いている時に複合部材18に遭遇し得る。複合部材18に遭遇すると、複合部材18の餌材への略奪中のシロアリ20の誘引が予測され、続く複合部材18の消費又は転置も予測される。複合部材18が略奪中のシロアリ20により消費又は転置される時、複合部材18中の有害生物防除剤も消費又は転置され、それは略奪中のシロアリ20及びコロニー22の他のシロアリの所望の有害生物防除効果を生む。例えば、他の可能性の中でも接触又は栄養交換を介する略奪中のシロアリ20による他のシロアリへの有害生物防除剤の拡散を介して、コロニー22の他のシロアリへの有害生物防除効果を達成することができる。複合部材18が、根系14の近くにそれを置いた後、且つ略奪中のシロアリ20がそれに遭遇する前に分解する形態において、略奪中のシロアリ20が複合部材18の最初の位置の周りの盛り土(fill)、土壌又は地面中の残留有害生物防除剤と接触する時に所望の有害生物防除効果
を達成することができる。
上記のとおり、示されている図1の形態において、複合部材18は地表面16より下に置かれる。しかしながら、樹木12及び地表面16に対する複合部材18の配置に関し、他の変形が可能であることが理解されねばならない。例えば示されている複合部材18の位置に加えて、又はその代わりに、複合部材18がより深くに、より浅くに、あるいは地表面16に又はそれより上にある形態が包含される。1つのそのような形態において、地中コロニー22のように地表面16より下にないコロニーに由来し得る有害生物を標的とするために、樹木12の近く且つ地表面16又はそれより上に複合部材18を置くことができる。系10が樹木12の周りの種々の位置及び/又はそれに対して種々の高さに置かれる複数の複合部材18も含む形態も可能である。例えば1つの形態において、根系14の周りに延びる外周を与えるように複合部材18を配置することができる。この及び他の形態の1つの側面において、系10の複合部材18は土壌又は他の盛り土により互いから隔てられていることができる。
前に議論はしなかったが、有害生物が樹木12の周りに活発に存在するか又はそれに蔓延しているか否かにかかわらず、樹木12又は他の木本植物の近くに系10を確立し、樹木12の有害生物蔓延を抑制することができると理解されるべきである。例えば複合部材18を、樹木12の蔓延を積極的に予防するか又は抑制するために樹木12に対して置くことができる。あるいはまた、複合部材18を、樹木12の周りの、あるいはそれに蔓延する有害生物の存在の検出又は決定に反応して樹木12に対して置くことができる。有害生物防除剤の存在が最初に検出又は決定されるこれらの場合、反応して複合部材18を図1に示されるやり方で樹木12に対して置くことができるが、他の変形が可能であることが理解されねばならない。
図2において前に記載したと同じ数字は同じ特徴(features)を指し、図2の系30は、樹木12の周りの又はそれに蔓延する略奪中のシロアリのような有害生物の存在の検出又は決定に反応して樹木12に対して複合部材18を置くための1つの変形を示す。系30において、略奪中のシロアリ20がコロニー22と根系14及び/又は樹木12の他の部分の間で近づくのを容易にする泥道(mud trail)又は泥トンネルのような経路32の場所を探し出し、中断する。例えば示されている形態において、経路32の上から土壌を除去し、次いで経路32の少なくとも一部を中断するか又は撹乱し、複合部材18が少なくとも部分的に経路32をふさぐようにそれを置くのを容易にする。この配置において、略奪中のシロアリ20は、それらが根系14及び/又は樹木12の他の部分へ、及びそれから移動する時に複合部材18との接触に導かれる。複合部材18を適切に置いたら、それと経路32の中断された部分を覆って土壌又は他の盛り土を置き戻す。示されている形態において、経路32及び複合部材18を置くために中断されたその部分は地表面16より下にある。しかしながら、地表面16に、又はそれより上に位置する経路32を中断するか又は撹乱して、図2に示されているやり方と同じかもしくは類似のやり方で複合部材18を置くのを容易にする形態も可能であることが理解されねばならない。複数の複合部材18を経路32の1つの中断位置に、あるいは経路32の別々の分離された中断位置に置くことも包含される。さらに、樹木12とコロニー22又は他のコロニーの間に複数の経路32が存在する場合、複数の経路32のそれぞれを中断し、中断領域に1個もしくはそれより多い複合部材18を置くことができることが認識されねばならない。系30は経路32に対して置かれる複合部材18に加えて、樹木12の近くに置かれる1個もしくはそれより多い複合部材18も含むことができる。
図3は、樹木12の1種もしくはそれより多い有害生物の種による蔓延を抑制するための別の系40を示す。系40において、樹木12は別の位置(示されていない)から位置46に移植され、そこでは樹木12の根鉢(root ball)42を受け取るために
穴44が形成される。根鉢42はバッグ、大袋又は他の型のカバー中に入れられた樹木12の根系を含むことができる。移植されている樹木12から根鉢42が省略される形態も可能である。これらの形態において、樹木12の根系は樹木から自由にぶら下がり得、穴44内に合うように配置され得る。穴44の周りの土壌48と根鉢42の間に複合部材18を置く。1つの形態において、樹木12の前に複合部材18を穴44内に置く。他の形態において、樹木12と同時に又はその後に複合部材18を穴44内に置くことができる。示されている形態において、複合部材18は一般に穴44の底に置かれる。複合部材18が穴44の側面に置かれる形態ならびに複数の複合部材18が穴44内に側面及び/又は底に沿って置かれる形態も可能である。複合部材18及び樹木12が適切に置かれたら、土壌又は他の盛り土を用いて穴44を埋め戻すことができる。
系40への他の変形が包含される。例えば1つの示されていない形態において、根鉢42を受け取るように形作られる穴44を形成するのではなくて、根鉢42を地表面16の表面上に直接置くことができ、土壌又は他の盛り土を根鉢42及び/又は樹木12の他の部分の周りに持ち込むことができる。この形態において、樹木12の下の地表面16の表面上ならびに/あるいは根鉢42及び/又は樹木12の他の部分の周りに置かれている土壌又は盛り土中に1個もしくはそれより多い複合部材18を置くことができる。系40は、図1及び2に関連して示され且つ記述された配置に類似して樹木12に対して置かれる1個もしくはそれより多い複合部材18も含むことができる。さらに、前に言及しなかったが、移植活動が行われる位置に有害生物の存在又は蔓延の徴候があるか否かにかかわらず、移植されている樹木及び/又は他の木本植物と関連して系40を実施することができると理解されねばならない。
図4は、樹木12の1種もしくはそれより多い有害生物の種による蔓延を抑制するための別の系60を示す。図4において、前に記載したと同じ数字は同じ特徴を指す。系60において、餌材及び有害生物防除剤を含む複合部材18は樹木12の幹系15の外層、例えば樹皮上又はその近くに置かれる。示されている形態において、複合部材18は地表面16より上に置かれるが、下記においてもっと詳細に議論するとおり、複合部材18の別の配置が可能であることが理解されるべきである。
系60の配置において、地中コロニー22からの略奪中のシロアリ20のような有害生物は、幹系15の外層の上を、あるいは幹系15を介して外層に移動する時に複合部材18に遭遇し得る。複合部材18に遭遇すると、複合部材18の餌材への略奪中のシロアリ20の誘引が予測され、続く複合部材18の消費又は転置も予測される。結果として、図1に示される系10と関連して上記で議論したように、略奪中のシロアリ及びコロニー22の他のシロアリへの有害生物防除効果を達成することができる。複合部材18が、幹系15の近くにそれを置いた後且つ略奪中のシロアリ20又は他の有害生物がそれに遭遇する前に分解する形態において、略奪中のシロアリ20又は他の有害生物が幹系15の外層上又はその中の、あるいは複合部材18の最初の位置の周りの土壌もしくは地面中の残留有害生物防除剤と接触する時に、所望の有害生物防除効果を達成することができる。
上記で示した通り、示される形態において、複合部材18は幹系15の外層上又はその近く且つ地表面16より上に置かれる。しかしながら、枝17及び地表面16に対する複合部材18の配置に関する他の変形が可能であることが理解されねばならない。例えば示されている複合部材18の位置に加えて、又はその代わりに、地表面16に、及び/又は地表面16に対してその示されている位置より上に複合部材18を置く形態が可能である。系60が幹系15、枝17及び地表面16の周りの種々の位置及び/又はそれらに対して種々の高さに置かれる複数の複合部材18も含む形態も可能である。例えば1つの形態において、幹系15の周りに延びる外周を与えるように複合部材18を配置することができる。枝17の1個もしくはそれより多くの上又はその近くに1個もしくはそれより多い
複合部材18が置かれる系60の形態も包含される。
系10、30、40及び60において用いられる複合部材18は自立性であることができる;すなわちそれぞれがいずれの枠(housing)、ステーション、囲い又は他の型の構造を含みもせず、その中に置かれてもいないことが認識されねばならない。類似して、各複合部材18が中又は上に置かれる土壌、盛り土、土(earth)、樹木材料又は他の媒体は、それらの外表面と直接接触している。しかしながら、1個もしくはそれより多くの複合部材18が枠又はステーション中に置かれる形態も可能である。さらに、1つもしくはそれより多い形態において、1個もしくはそれより多い複合部材18の全体又は一部を覆ってカバーを置くことができる。例えばテープ材料又はプラスチックバッグが複合部材18の全体又は一部を覆うことができ、しかしながら、ただし、それでもなおそのようなカバーは、カバー中の開口部を介して、あるいは標的とされる有害生物又は環境的因子によるカバーの分解、破壊などにより、複合部材18に近づくのを容易にするであろう。
さらに、図1−4に示される複合部材18の数及びそれらの配置は単に例であり、他の変形が包含され、期待される。さらに特定的に、当該技術分野における熟練者が認識するとおり、ある位置で用いられる複合部材18の数は、中でもその位置における樹木又は他の木本植物の数、寸法及び型、複合部材18の寸法及び形、複合部材18中の有害生物防除剤の濃度ならびに中又は上に複合部材18が置かれる土壌又は表面の型に依存し得る。系10、30、40、60を1個の樹木又は木本植物あるいは複数の樹木又は木本植物と関連して実施することができることがさらに理解されねばならない。例えば1つの形態において、系10、30、40、60は樹木又は木本植物の木立又は果樹園において確立され、ここで1個もしくはそれより多い複合部材18は1個もしくはそれより多い樹木又は木本植物に対して置かれる。樹木又は木本植物は、1種もしくはそれより多い有害生物の種により損傷を受け得るか、それらが蔓延し得るいずれの型のものであることもできる。1つの特定の形態において、樹木又は木本植物は、シロアリのような1種もしくはそれより多い木材−破壊性有害生物種による蔓延又は損傷により影響を受け得るか又は現在受けている型のものである。これらの型の樹木又は木本植物のさらに特定的な、しかし制限ではない例には、単にいくらかの可能性を与えると(just to provide a
few possibilities)、アブラヤシの木及びゴムの木が含まれる。
やはり上記で前に議論しなかったが、複合部材18を単一の存在又は個人により系10、30、40、60のために与え、そこに配置することができるが、1個より多くの存在又は個人が共同して複合部材18を与え、それらを系10、30、40、60において配置する形態も可能である。例えば単一の存在が複合部材18を与え、配置する1つのより特定的な形態において、有害生物抑制サービス提供者(pest service provider)は系10、30、40、60が備えられる(installed)であろう部位又は位置に複合部材18を持ってきて、次いで本明細書で議論し且つ記載した通りに複合部材18の配置を続ける。別の例として、系10、30、40、60に関して複合部材18の準備及び配置とともに多数の存在又は関係者(party)が含まれる1つのより特定的な形態において、製造者、卸売業者、頒布者(distributor)、販売者又は複合部材18の他の提供者が、系10、30、40、60が備えられるであろう部位又は位置に複合部材18を直接又は間接的に送るか又は供給し、次いで育苗者(nursery)、栽培者、植木屋、庭師又は有害生物抑制サービス提供者のような別の存在又は関係者が本明細書で議論し且つ記載した通りに系10、30、40、60に複合部材18を配置する。この形態の1つの側面において、製造者、卸売業者、頒布者、販売者又は複合部材18の他の提供者は、本明細書で議論し且つ記載した通りに系10、30、40、60に複合部材を配置するための取り扱い説明書又は指示書も提供する。それでも、複合部材18の準備及び配置に関する別のアレンジメントも包含され、本出願の範囲内に含まれることが認識されねばならない。
特定の形態に制限されるものではないが、図5は、本明細書に記載される複合部材18を与えることができる形態の1つの制限ではない例を示す。さらに特定的に、図5に示される通り、複合部材18は円板50の形態である。それでも、単にいくつかの制限ではない例を示すと、複合部材18がパック−形、錠剤−形又は棒−形であるものを含んで、複合部材18の形及び形態に関する他の変形が可能である。1つの側面において、複合部材18は少なくとも約30グラムの重さであることができる。別の側面において、複合部材18は30グラムの重さであるか又はそれより重い。さらに別の側面において、複合部材30は30グラム、40グラム、50グラム又は60グラムよりさえ重い。しかしながら、複合部材18の重量に関する他の変動が包含され、本出願の範囲内に含まれる。
形、寸法、重量などにかかわらず、ある態様において複合部材18は固体部材の形態にある。1つの例において、複合部材18は標準温度及び圧力において固相にある担体を含み、それは標準温度及び圧力において固体あるいはその他(例えば担体により吸収されているか又はそうでなければその中に含有される液体)であることができる1種もしくはそれより多い有害生物防除剤を担持する。1つの形態において、担体は標的有害生物の口に合うマトリックスであり、少なくとも1種の有害生物防除剤が全体に分散される。別の形態において、本明細書に記載される複合部材18は一般に1種もしくはそれより多い有害生物の種の口に合う餌材及び1種もしくはそれより多い有害生物の種に毒性である有害生物防除剤を含む。1つの態様において、餌材はセルロース性食物材料であり、それは標的とされている与えられる有害生物に関する既知のもしくは測定される誘引性に基づいて選ばれる。例えば1つの側面において、ある種の有害生物種を標的とするために複合部材が用いられるべき場合、標的有害生物種の好きな食物であるセルロース性食物材料を用いて複合部材を製造することができる。従ってセルロース性食物材料は、シロアリのような標的有害生物種のメンバーの口に合い、有害生物により消費されるか又は転置されることが予測され、それは複合部材中に存在する有害生物防除剤の同時の消費又は転置を生じ、所望の有害生物防除効果を生む。1つの態様において、食物材料は精製セルロース、例えば圧縮アルファセルロースを含むアルフアセルロースである。圧縮アルファセルロースの1つの制限ではない例には、プリファードテクスチャーセルロース(preferred texture cellulose)(PTC)が含まれる。別の態様において、食物材料は木材又は木材の誘導体である。木材及び木材誘導体の制限ではない例には、木材チップ、木材繊維、おが屑、厚紙、紙あるいは標的木材−破壊性有害生物の口に合う他の材料が含まれる。用いられ得る他のセルロース性食物材料には、記載事項全体が引用することにより本明細書の内容となる米国特許第6,416,752号明細書に例が与えられている微結晶性セルロース、改質高分子セルロースに基づく材料、例えばDow Chemical Company,Midland,Michiganから商業的に入手可能なMETHOCEL(登録商標)又はETHOCEL(登録商標)が含まれる。
複合部材18中に含まれる有害生物防除剤は、有害生物防除剤を摂取するか、それと接触するか又はそれに暴露される有害生物を殺すものである。1つの側面において、有害生物防除剤はそれが複合部材18内にある時及び、適宜、複合部材の生物分解/溶解の後のある期間、その生物活性を保持し、それが有害生物により摂取されるか又はそうでなければそれと接触した後に所望の結果を生む。本明細書に開示される複合部材中で用いられ得る有害生物防除剤のいくつかには以下が含まれるが、これらに限られない:
1,2−ジクロロプロパン、
アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセチオン(acethion)、アセトプロル(acetoprole)、アクリナスリン(acrinathrin)、アクリロニトリル、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキ
シカルブ(aldoxycarb)、アルドリン(aldrin)、アレスリン(allethrin)、アロサミジン(allosamidin)、アリキシカルブ(allyxycarb)、アルファ−シペルメスリン(alpha−cypermethrin)、アルファ−エクジソン(alpha−ecdysone)、アルファ−エンドスルファン(alpha−endosulfan)、アミジチオン(amidithion)、アミノカルブ(aminocarb)、アミトン(amiton)、アミトンオキサレート、アミトラツ(amitraz)、アナバシン(anabasine)、アチダチオン(athidathion)、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォス−エチル(azinphos−ethyl)、アジンフォス−メチル、アゾトエート(azothoate)、
ヘキサフルオロケイ酸バリウム、バルスリン(barthrin)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタプ(bensultap)、ベータ−シフルスリン(beta−cyfluthrin)、ベータ−シペルメスリン、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオエタノメスリン(bioethanomethrin)、ビオペルメスリン(biopermethrin)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ボラクス(borax)、ホウ酸、ブロムフェンビンフォス(bromfenvinfos)、ブロモシクレン(bromocyclen)、ブロモ−DDT、ブロモフォス(bromophos)、ブロモフォス−エチル、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブタカルブ(butacarb)、ブタチオフォス(butathiofos)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトネート(butonate)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、
カズサフォス(cadusafos)、ヒ酸カルシウム、カルシウムポリスルフィド、カンフェクロル(camphechlor)、カルバノレート(carbanolate)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、二硫化炭素、四塩化炭素、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタプ(cartap)、カルタプヒドロクロリド、クロラントラニリプロル(chlorantraniliprole)、クロルビシクレン(chlorbicyclen)、クロルダン(chlordane)、クロルデコン(chlordecone)、クロルジメフォルム(chlordimeform)、クロルジメフォルムヒドロクロリド、クロレトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロロホルム、クロロピクリン(chloropicrin)、クロルフォキシム(chlorphoxim)、クロルプラゾフォス(chlorprazophos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)、クロルピリフォス−メチル、クロルチオフォス(chlorthiophos)、クロマフェノジド(chromafenozide)、シネリン I(cinerin I)、シネリン II、シネリンス(cinerins)、シスメスリン(cismethrin)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロサンテル(closantel)、クロチアニジン(clothianidin)、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、ナフテン酸銅、オレイン酸銅、クマフォス(coumaphos)、クミトエート(coumithoate)、クロタミトン(crotamiton)、クロトキシフォス(crotoxyphos)、クルフォメート(crufomate)、クリオライト(cryolite)、シアノフェンフォス(cyanofenphos)、シアノフォス(cyanophos)、シアントエート(cyanthoate)、シアントラニリプロル(cyantraniliprole)、シクレスリン(cyclethrin)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シペルメスリン、シフェノスリン(cyph
enothrin)、シロマジン(cyromazine)、シチオエート(cythioate)、
DDT、デカルボフラン(decarbofuran)、デルタメスリン(deltamethrin)、デメフィオン(demephion)、デメフィオン−O、デメフィオン−S、デメトン(demeton)、デメトン−メチル、デメトン−O、デメトン−O−メチル、デメトン−S、デメトン−S−メチル、デメトン−S−メチルスルフォン、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアリフォス(dialifos)、珪藻土、ジアジノン(diazinon)、ジカプトン(dicapthon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクレシル(dicresyl)、ジクロトフォス(dicrotophos)、ジシクラニル(dicyclanil)、ジエルズリン(dieldrin)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジロル(dilor)、ジメフルスリン(dimefluthrin)、ジメフォクス(dimefox)、ジメタン(dimetan)、ジメトエート(dimethoate)、ジメスリン(dimethrin)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジメチラン(dimetilan)、ジネクス(dinex)、ジネクス−ジクレキシン(dinex−diclexine)、ジノプロプ(dinoprop)、ジノサム(dinosam)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジオキサベンゾフォス(dioxabenzofos)、ジオキサカルブ(dioxacarb)、ジオキサチオン(dioxathion)、ジスルフォトン(disulfoton)、ジチクロフォス(dithicrofos)、d−リモネン(d−limonene)、DNOC、DNOC−アンモニウム、DNOC−カリウム、DNOC−ナトリウム、ドラメクチン(doramectin)、
エクジステロン(ecdysterone)、エマメクチン(emamectin)、エマメクチンベンゾエート、EMPC、エムペンスリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、エンドチオン(endothion)、エンズリン(endrin)、EPN、エポフェノナン(epofenonane)、エプリノメクチン(eprinomectin)、エスデパレスリン(esdepallethrine)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エタフォス(etaphos)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロル(ethiprole)、エトエート−メチル(ethoate−methyl)、エトプロフォス(ethoprophos)、ギ酸エチル、エチル−DDD、エチレンジブロミド、エチレンジクロリド、エチレンオキシド、エトフェンプロクス(etofenprox)、エトリムフォス(etrimfos)、EXD、
ファムフル(famphur)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザフロル(fenazaflor)、フェンクロルフォス(fenchlorphos)、フェネタカルブ(fenethacarb)、フェンフルスリン(fenfluthrin)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンピリスリン(fenpirithrin)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンスルフォチオン(fensulfothion)、フェンチオン(fenthion)、フェンチオン−エチル、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロメトクイン(flometoquin)、フロニカミド(flonicamid)、フルベンジアミド(flubendiamide)(さらに分割されたその異性体)、フルコフロン(flucofuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンプロクス(flufenprox)、フルフリプロル(flufliprole)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルバリネート(fluvalinate)、フォノフォス(fono
fos)、フォルメタネート(formetanate)、フォルメタネートヒドロクロリド、フォルモチオン(formothion)、フォルムパラネート(formparanate)、フォルムパラネートヒドロクロリド、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスピレート(fospirate)、フォスチエタン(fosthietan)、フフェノジド(fufenozide)、フラチオカルブ(furathiocarb)、フレスリン(furethrin)、
ガンマ−シハロスリン、ガンマ−HCH、
ハルフェンプロクス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、HEOD、ヘプタクロル(heptachlor)、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘテロフォス(heterophos)、ヘキサフルフムロン(hexaflumuron)、HHDN、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、シアン化水素、ヒドロプレン、ヒクインカルブ(hyquincarb)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロスリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、ヨードメタン、IPSP、イサゾフォス(isazofos)、イソベンザン(isobanzan)、イソカルボフォス(isocarbophos)、イソズリン(isodrin)、イソフェンフォス(isofenphos)、イソフェンフォス−メチル、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソチオエート(isothioate)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、
ジャスモリン I(jasmolin I)、ジャスモリン II、ジョドフェンフォス(jodfenphos)、幼若ホルモン I、幼若ホルモン II、幼若ホルモン III、
ケレバン(kelevan)、キノプレン(kinoprene)、
ラムダ−シハロスリン、ヒ酸鉛、レピメクチン(lepimectin)、レプトフォス(leptophos)、リンダン(lindane)、リリムフォス(lirimfos)、ルフェヌロン(lufenuron)、リチダチオン(lythidathion)、
マラチオン(malathion)、マロノベン(malonoben)、マジドクス(mazidox)、メカルバム(mecarbam)、メカルフォン(mecarphon)、メナゾン(menazon)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、メフォスフォラン(mephosfolan)、塩化第一水銀、メスルフェンフォス(mesulfenfos)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタクリフォス(methacrifos)、メタミドフォス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトクロトフォス(methocrotophos)、メトミル(methomyl)、メトプレン(methoprene)、メトスリン(methothrin)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、臭化メチル、イソチオチアン酸メチル、メチルクロロホルム、塩化メチレン、メトフルスリン(metofluthrin)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンフォス(mevinphos)、メキサカルベート(mexacarbate)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシンオキシム(milbemycin oxime)、ミパフォクス(mipafox)、ミレクス(mirex)、モロスルタプ(molosultap)、モノクロトフォス(monocrotophos)、モノメヒポ(monomehypo)、モノスルタプ(monosultap)、モルフォチオン(morphothion)、モキシデクチン(moxidectin)、
ナフタロフォス(naftalofos)、ナレド(naled)、ナフタレン、ニコチン、ニフルリジド(nifluridide)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、ニトリラカルブ(nitrilacarb)、
ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、
オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton−methyl)、オキシデプロフォス(oxydeprofos)、オキシジスルフォトン(oxydisulfoton)、
パラ−ジクロロベンゼン、パラチオン(parathion)、パラチオン−メチル、ペンフルロン(penfluron)、ペンタクロロフェノール、ペルメスリン(permethrin)、フェンカプトン(phenkapton)、フェノスリン(phenothrin)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスフォラン(phosfolan)、フォスメト(phosmet)、フォスニクロル(phosnichlor)、フォスァミドン(phosphamidon)、ホスフィン、フォキシム(phoxim)、フォキシム−メチル、ピリメタフォス(pirimetaphos)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォス−エチル(pirimiphos−ethyl)、ピリミフォス−メチル、亜ヒ酸カリウム、チオシアン酸カリウム、pp’−DDT、プラレスリン(prallethrin)、プレコセン I(precocene I)、プレコセン
II、プレコセン III、プリミドフォス(primidophos)、プロフェノフォス(profenofos)、プロフルラリン(profluralin)、プロフルスリン(profluthrin)、プロマシル(promacyl)、プロメカルブ(promecarb)、プロパフォス(propaphos)、プロペタムフォス(propetamphos)、プロポクスル(propoxur)、プロチダチオン(prothidathion)、プロチオフォス(prothiofos)、プロトエート(prothoate)、プロトリフェンブテ(protrifenbute)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロフォス(pyraclofos)、ピラフルプロル(pyrafluprole)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピレスメスリン(pyresmethrin)、ピレスリン I(pyrethrin I)、ピレスリン II、ピレスリンス(pyrethrins)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリフルクイナゾン(pyrifluquinazon)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミテート(pyrimitate)、ピリプロル(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、
クアシア(quassia)、クイナルフォス(quinalphos)、クイナルフォス−メチル、クイノチオン(quinothion)、
ラフォキサニド(rafoxanide)、レスメスリン(resmethrin)、ロテノン(rotenone)、リアニア(ryania)、
サバジラ(sabadilla)、シュラダン(schradan)、セラメクチン(selamectin)、シラフルオフェン(silafluofen)、シリカゲル、亜ヒ酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、ソファミド(sophamide)、スピネトラム(spinetram)、スピノサド(spinosad)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スルコフロン(sulcofuron)、スルコフロン−ナトリウム、スルフルラミド(sulfluramid)、スルフオテプ(sulfotep)、スルフォキサフロル(sulfoxaflor)、フッ化スルフリル、スルプロフォス(sulprofos)、
タウ−フルバリネート(tau−fluvalinate)、タジムカルブ(tazimcarb)、TDE、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリムフォス(tebupirimfos)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルスリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)、TEPP、テラレスリン(terallethrin)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロロエタン、テトラクロルビンフォス(tetrachlorvinphos)、テトラメスリン(tetramethri
n)、テトラメチルフルスリン(tetramethylfluthrin)、シータ−シペルメスリン、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チクロフォス(thicrofos)、チオカルボキシム(thiocarboxime)、チオシクラム(thiocyclam)、チオシクラムオキサレート、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノクス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、チオスルタプ(thiosultap)、チオスルタプ−二ナトリウム、チオスルタプ−一ナトリウム、スリンギエンシン(thuringiensin)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメスリン(tralomethrin)、トランスフルスリン(transfluthrin)、トランスペルメスリン(transpermethrin)、トリアラテン(triarathene)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾフォス(triazophos)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリクロルメタフォス−3(trichlormetaphos−3)、トリクロロナト(trichloronat)、トリフェノフォス(trifenofos)、トリフルムロン(triflumuron)、トリメタカルブ(trimethacarb)、トリプレン(triprene)、
バミドチオン(vamidothion)、バニリプロル(vaniliprole)、XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)、
ゼータ−シペルメスリン及びゾラプロフォス(zolaprofos)。
さらに、上記の有害生物防除剤のいずれの組み合わせを用いることもできる。
さらなる情報に関し、本文書の申請日現在におけるhttp://www.alanwood.net/pesticides/index.htmlにある“Compendium of Pesticide Common Names”を参考にされたい。“The Pesticide Manual” 第15版,CDS Tomlin編集,2009年,British Crop Production Council著作権も参考にされたい。
1つの態様において、有害生物防除剤は有害生物により摂取されるか又はそれと接触すると即時効果を有するものである(本明細書で「即時作用性」有害生物防除剤又は「迅速作用性」有害生物防除剤と呼ぶ)。例えばシロアリが摂取すると即時殺害作用を有する殺虫剤にはクロルピリフォス、スピノサド、イミダクロプリド及びフィプロニルが含まれ、それらのそれぞれは周知であり、商業的に入手可能である。本明細書で用いられる場合、「即時」という用語は、有害生物防除剤が典型的に、有害生物がそのコロニーに戻る前に個々の有害生物を殺害するように働くことを意味することが意図されている。別の態様において、有害生物防除剤は、有害生物により摂取されるか又はそれと接触すると、遅延効果を示すものである(本明細書で「遅延作用性」有害生物防除剤と呼ぶ)。シロアリにより摂取されるか又はそれと接触すると遅延殺害活性を有する殺虫剤の制限ではない例にはヘキサフルムロン及びノビフルムロンが含まれ、それらのそれぞれは周知であり、商業的に入手可能である。本明細書で用いられる場合、「遅延」という用語は、有害生物防除剤が典型的に、有害生物がそのコロニーに戻る後まで個々の有害生物を殺害するように働かないことを意味することが意図されている。別の態様において、有害生物防除剤は、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、フルフェノクスロン、ジフルベンズロン、ビストリフルロン、スルフラミド(sulfuramid)、ヒドラメチルノン、ノバルロン及びノビフルムロンより成る群から選ばれる。
1つの形態において、複合部材の組成は餌材及び有害生物防除剤に制限される。しかしながら、餌材及び有害生物防除剤に加えて、場合により他の成分が複合部材に含まれることができる。例えば複合部材中に含まれる有害生物防除剤の安定性又は保存寿命を向上さ
せるためにいくつかの成分が含まれることができる。混合物の加工性を向上させるため、あるいは複合部材が形成された後の有利な効果を与えるために、他の成分を選ぶことができる。例えば複合部品に有害生物を誘引するため、又は食物摂取を刺激するためにさらに別の成分を選ぶことができる。本明細書に開示される複合部材は、両方とも経済性及び相乗作用の理由で、除草剤(herbicides)及び殺菌・殺カビ剤(fungicides)を含むか又はそれらと一緒に用いられることもできる。本明細書に開示される複合部材は、経済性及び相乗作用の理由で、抗微生物剤(antimicrobials)、殺バクテリア剤(bactericides)、枯れ葉剤、毒性緩和剤、相乗剤、殺藻剤、誘引剤、乾燥剤、フェロモン、忌避剤、動物浸液(animal dips)、殺鳥剤、殺菌消毒剤(disinfectants)、情報物質(semiochemicals)及び殺軟体動物剤(molluscicides)を含むか又はそれらと一緒に用いられることもできる(これらのカテゴリーは必ずしも互いに排他的ではない)。さらに、1種もしくはそれより多い結合剤(binders)又は結合剤(binding agents)が複合部材中に含まれ得ることが意図されている。さらに、別の形態において、複合部材は餌剤及び有害生物防除剤に加えて熱可塑性ポリマー材料を含み、その制限ではない例は国際公開第2008/079384号パンフレットに記載されている。1つの態様において、複合部材は約0.001重量%〜約5重量%の有害生物防除剤を含む。さらに別の態様において、複合部材は約0.1重量%〜約5重量%の有害生物防除剤を含む。さらに別の態様において、有害生物防除剤は約0.1重量%〜約4重量%の範囲内の量で存在する。別の態様において、有害生物防除剤は約0.2重量%〜約3重量%の量で存在する。さらに、別の態様において、有害生物防除剤は約0.3重量%〜約2重量%の量で存在する。しかしながら、本明細書に記載される複合部材中に存在する有害生物防除剤に関する別の値が可能であることが認識されるべきである。
1つの形態において、餌剤及び有害生物防除剤の混合物を円板50の形のような所望の形に押し出すことにより、本明細書に記載される複合部材を形成することができる。1つの特定の形態において、熱可塑性ポリマー、木片又は他のセルロース性材料及び有害生物防除剤を混合し、得られる混合物から溶融材料又は流動性材料を作り、溶融材料を所望の最終的な形に押し出すか又は成形することにより、複合部材を形成することができる。適した押し出し複合部材のさらなる例及び詳細は、国際公開第2008/079384号パンフレットに見出される。適した押し出し複合部材の別の例はRecruit(登録商標)HDであり、それはDow AgroSciences,LLC,9330 Zionsville Road,Indianapolis,IN 46268から商業的に入手可能である。
別の形態において、餌剤及び有害生物防除剤の混合物をグラインダー中で粉砕し、次いで粉砕された材料をプレス(例えばCarverプレス)中で加工して圧縮された形態の複合部材を与えることにより、本明細書に記載される複合部材を形成することができる。他の可能性の中でも、円板50のような所望の形状を有する圧縮された形態の有害生物防除性の餌を与えるようにプレスを形作ることができることが認識されるべきである。1つの形態において、複合部材を約5,000〜約40,000psiの圧力で圧縮する。別の形態において、複合部材を約10,000〜約35,000psiの圧力で圧縮する。さらに、別の形態において、複合部材を約12,000〜約26,000psiの圧力で圧縮する。しかしながら、複合部材を圧縮する圧力におけるさらなる変動が包含されることが認識されるべきである。さらに、多様な材料規格及びプロセスパラメーターが複合部材を圧縮する圧力に影響し得る。さらに、複合部材の形成のために意図される他の方法には、単に制限ではないいくつかの可能性を与えると、押し出し(押し出し−後加工あり又はなし)、原型設計(original mold design)(成形−後加工あり又はなし)及び射出成形が含まれる。
1つの方法において、グラインダー中で粉砕する前に例えば精製アルファセルロースのような餌材に有害生物防除剤を予備−配合する(pre−loaded)。予備−配合の1つの方法において、有害生物防除剤をセルロース粒子上に直接噴霧し、セルロース粒子と有害生物防除剤の混合物を次いで圧縮し、破壊して、セルロース食物材料及び有害生物防除剤を中に含む小球とする。この方法が用いられる場合、有害生物防除剤は「セルロース中に導入される(incorporated in cellulose)」と言われ、この方法は「セルロース中に導入される」方法と言われる。餌材に有害生物防除剤を予備−配合する別の方法において、予備−形成されるセルロースの小球(それは商業的に入手可能であり、International Fibers Corporation,North Tonawanda,New Yorkから得ることができる)に有害生物防除剤を噴霧し、予備−配合されたセルロース材料を与える。この方法が用いられる場合、有害生物防除剤は「セルロース上に噴霧される(sprayed on cellulose)」と言われ、この方法は「セルロース上に噴霧される」方法と言われる。さらに、別の方法において、1個もしくはそれより多いShatter(登録商標)シロアリ餌(Dow AgroScience,LLC,9330 Zionsville Road,Indianapolis,IN 46268)から商業的に入手可能である)をグラインダー中で粉砕し、次いでプレスを用いて加工することができる。Shatter(登録商標)シロアリ餌はセルロースの形態における餌材及びヘキサフルムロンの形態における有害生物防除剤を含む。
実施例
以下の実施例は例示目的のためのものであり、本文書中に開示される本発明をこれらの実施例中に開示される態様のみに制限するとみなされるべきではない。
実施例I
さらなる詳細が米国特許出願第12/004,655号明細書に記載されているRecruit(登録商標) HDの形態における押し出し複合部材の野外(field)における効果をイエシロアリ種(Coptotermes spp)について決定するための試験を行った。さらに特定的に、100ヘクタールのアブラヤシの木の畑(plot)を4つの四分区画(four quadrants):四分区画A、B、C及びDに分けた。各四分区画A−D中のアブラヤシの木をシロアリの活動又は蔓延の存在に関して調べ、冒された木に適宜に(accordingly)記しをつけた。四分区画A及びC中の冒された木をそれぞれ液体フィプロニル(2.5ml/5L 浸水(drenching))で処理し、四分区画B及びD中の冒された木を、系60と関連して上記に記載した方法と類似の方法で、Recruit(登録商標) HD(0.5%ヘキサフルムロン)の形態における50gの押し出し複合部材でそれぞれ処理した。四分区画B及びDに関し、押し出し複合部材の消費を調べ、適宜に記録した。冒された木の処理−後検査を、処理の開始に続く23ヵ月間、毎月基準で行った。下記の表1は、処理の開始から7ヵ月、12ヵ月、18ヵ月及び23ヵ月後における処理の結果を示す。
Figure 2016516030
四分区画A−Dにおける処理の、初期処理に続く23ヵ月間に及ぶ毎月基準での結果を図6にグラフにより示す。
実施例II
さらなる詳細が米国特許出願第12/004,655号明細書に記載されているRecruit(登録商標) HDの形態における押し出し複合部材の野外における効果をイエシロアリ種について決定するための試験を行った。さらに特定的に、60ヘクタールのアブラヤシの木の畑を2つの畑に分けた。各畑中のアブラヤシの木をシロアリの活動又は蔓延の存在に関して調べ、冒された木に適宜に記しをつけた。畑1中の冒された木をそれぞれ液体フィプロニル(2.0ml/5L 浸水)で処理し、畑2中の冒された木を、系60と関連して上記に記載した方法と類似の方法で、Recruit(登録商標) HD(0.5%ヘキサフルムロン)の形態における50gの押し出し複合部材でそれぞれ処理した。畑1及び2に関し、押し出し複合部材の消費を調べ、適宜に記録した。冒された木の処理−後検査を、処理の開始に続く24ヵ月間、毎月基準で行った。下記の表2は、処理の開始から7ヵ月、12ヵ月、18ヵ月及び24ヵ月後における処理の結果を示す。下記の表3は、この研究の累積的結果を示す。
Figure 2016516030
Figure 2016516030
実施例III
さらなる詳細が米国特許出願第12/004,655号明細書に記載されているRecruit(登録商標) HDの形態における押し出し複合部材の野外における効果をイエシロアリ種について決定するための試験を行った。さらに特定的に、1255.70ヘクタールのアブラヤシの木の畑を、15.97ヘクタールから58.70ヘクタールの範囲の18個の区画に分けた。各区画1−18中のアブラヤシの木をシロアリの活動又は蔓延の存在に関して調べ、冒された木に適宜に記しをつけた。冒された木を、系60と関連して上記に記載した方法と類似の方法で、Recruit(登録商標) HD(0.5%ヘキサフルムロン)の形態における30gの押し出し複合部材でそれぞれ処理した。押し出し複合部材の消費を調べ、適宜に記録した。2ヵ月毎に区画を処理−前調査し、処理し、そして処理−後調査した。給餌に続いて調査し、給餌し、そして再び調査した。下記の表4は、行われた各調査の累積的結果を示す。
Figure 2016516030
図面及び前記において多数の態様を詳細に例示し且つ記述してきたが、それは例であり、制限的な性質のものではないと考えられるべきであり、選ばれた態様のみが示され、記述されてきたこと、ならびに当該技術分野における熟練者が思いつき、本明細書に記載されるか又は以下の請求項により定義される本発明の範囲内に含まれるすべての変更、同等事項及び修正は保護されることが望まれることが理解される。本明細書に記載されるいずれの理論、作用機構、証拠又は発見も本出願の理解をさらに増すためのものであり、本発明をそのような理論、作用機構、証拠又は発見にいかようにも制限することを意図していない。さらに、当該技術分野における熟練者が思いつく通り、種々の手順(procedures)、方法及び操作を変えるか、再配置するか、置き換えるか、削除するか、重複させるか又は組み合わせることができる。請求項を読む場合、「a」という用語、「an」という用語、「少なくとも1つ」という用語及び「少なくとも一部」という用語のような用語は、そうではないと特定的に記載されなければ、1つの項目(item)のみに請求項を制限することを意図していない。さらに、「少なくとも一部」及び/又は「一部」
という用語が用いられる場合、請求項は、そうではないと特定的に記載されなければ、一部及び/又は項目全体を含むことができる。

Claims (15)

  1. 1種もしくはそれより多いシロアリの種からの損傷を受け得る木本植物の生育部位に近い場所を同定し、その場所に複合部材を置くことを含んでなる方法であって、ここで該複合部材は有害生物防除剤及び該1種もしくはそれより多いシロアリの種の口に合う餌材を含む方法。
  2. 1種もしくはそれより多い昆虫の種が活発に襲っている木本植物を同定し;
    木本植物に昆虫を近づけるようにする経路中に中断領域を形成し;
    そして該中断領域中に有害生物防除性餌部材を置くこと
    を含んでなる方法。
  3. 1種もしくはそれより多いシロアリの種からの損傷を受け得る木本植物の生育部位に近い位置に置かれる複合部材を含んでなる系であって、ここで該複合部材は該有害生物防除剤及び1種もしくはそれより多いシロアリの種の口に合う餌材を含む系。
  4. 該場所を同定することが、シロアリが木本植物に近づけるようにする泥道を検出しそして泥道中に中断領域を形成することを含む、請求項1の方法。
  5. 該中断領域中に該複合部材を置くことを含む請求項4の方法。
  6. 該複合部材の少なくとも一部にカバーを適用すること及び盛り土で該複合材料を覆うことの少なくとも1つをさらに含む請求項4の方法。
  7. 該中断領域が木本植物の根に隣接して位置する請求項4の方法。
  8. 木本植物がアブラヤシの木又はゴムの木である、請求項1又は2の方法あるいは請求項3の系。
  9. 第2の位置から移植されている木本植物を受け取るように形作られる穴を形成することをさらに含み、ここで該場所は穴内にあり、その場所に該複合部材を置くことは該複合部材を穴内に置くことを含む、請求項1の方法。
  10. 該穴内に該複合部材を覆って木本植物を置くことをさらに含む請求項9の方法。
  11. 該複合部材が円板−形である請求項10の方法。
  12. 該複合部材が該有害生物防除剤と該餌材の押し出し混合物を含む請求項1の方法又は請求項3の系。
  13. 該有害生物防除性餌部材が、有害生物防除剤と該1種もしくはそれより多い昆虫の種の口に合う餌材の押し出し混合物を含む、請求項2の方法。
  14. 該有害生物防除剤がノビフルムロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、フルフェノクスロン、ジフルベンズロン、ビストリフルロン、スルフラミド、ノバルロン及びヒドラメチルノンより成る群から選ばれる請求項12又は請求項13の方法。
  15. 該餌材がアルファセルロースを含む請求項12又は請求項13の方法。
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