JP2016514114A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、少なくとも108TCID50の用量のMVAをヒトの新生児に投与することを含む、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児における、ポックスウイルスに対する防御免疫応答を誘発する方法に関する。
本発明は、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児において、ポックスウイルスに対する防御免疫応答を誘導するための組成物及び方法を包含する。一実施態様においては、本発明は、少なくとも108TCID50の用量のMVAをヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児に投与することを含み、前記投与が、生後6ヶ月より前に、好ましくは投与2週間以内に、ヒトの新生児にポックスウイルスに対する防御T−細胞及びB−細胞応答を誘導する。最も好ましくは、免疫応答は、MVAの2度目の投与なしで誘導される。
好ましくは、投与は、ポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する。最も好ましくは、投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する。
本発明は、ヒトの新生児又は幼児における、ポックスウイルスに対する防御免疫応答を誘発するための組成物及び方法を包含する。一実施態様においては、本発明は、少なくとも108TCID50の用量のMVAをヒトの新生児又は幼児に投与することを含む。MVAは、免疫系が完全に成熟する前のヒトの新生児又は幼児に投与することができる。
本発明は、更に、ヒトの新生児又は幼児において、ポックスウイルスに対する防御免疫応答を誘発するために使用されるMVAを含む。
T−細胞応答を誘発するものを含む、任意の抗原は、本発明の組換え型MVAにより発現することができる。ウイルス、細菌、真菌及びがん抗原が好ましい。好ましい抗原は、上述したウイルス又は細菌のいずれかの抗原である。HIV−1抗原、デング熱ウイルス抗原、炭疽菌抗原、はしかウイルス抗原、インフルエンザウイルス抗原、ピコナウイルス抗原、コロナウイルス抗原、及び呼吸器合抱体ウイルス抗原が、特に好ましい抗原である。好ましくは、抗原は異種抗原又は新抗原である。本発明との関連において、「新抗原」という用語は、ポックスウイルスベクターによって自然には発現されない抗原を意味する。
本発明の医薬組成物、ワクチン、又は医薬、MVAの調整は、生理学的に許容される形状に変換し得る。これは、天然痘に対するワクチン接種のために使用されるポックスウイルスワクチンの調製における経験に基づいて実施することができる(Sticklら、1974に記載されている)。精製したウイルスは、液体中で凍結し、−20℃又は−80℃に保存することができる。好ましくは、ウイルスは5×108TCID50/mlの力価を有し、緩衝溶液、例えば、10mM Tris,140mM NaCl,pH 7.4中に製剤化することができる。
防御免疫応答
本発明は、ある量のMVAをヒトの新生児又は幼児に投与することにより、ポックスウイルスに対する防御免疫応答を誘発することを含む。好ましくは、この投与により、ヒトの新生児又は生後6ヶ月より前の幼児においてポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答が誘発される。最も好ましくは、免疫応答は、MVAの2度目の投与なしで誘発される。本発明との関連において、「免疫応答がMVAの2度目の投与なしで誘発される」という表現は、免疫応答がMVAの2度目の(すなわち、追加)の用量の投与に依存しないことを意味する。免疫応答は、最初の投与により誘発される。したがって、本発明との関連において、「免疫応答がMVAの2度目の投与なしで誘発される」という表現は、2度目の投与が実施されないことを意味せず、これは、2度目の投与が防御免疫応答を誘発するのに必要でないことのみを意味する。ある実施態様においては、2度目又はそれ以降の投与が実施される。2度目又はそれ以降の投与は、免疫応答のレベルを増強し、及び/又は免疫応答の期間を延長し得る。
本発明は、ある量のMVAをヒトの新生児又は幼児に投与することにより、ポックスウイルスに対する防御免疫応答を誘発することを含む。好ましくは、この投与により、ヒトの新生児又は生後6ヶ月より前の幼児においてポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答が誘発される。最も好ましくは、免疫応答は、MVAの2度目の投与なしで誘発される。本発明との関連において、「免疫応答がMVAの2度目の投与なしで誘発される」という表現は、免疫応答がMVAの2度目の(すなわち、追加)の用量の投与に依存しないことを意味する。免疫応答は、最初の投与により誘発される。したがって、本発明との関連において、「免疫応答がMVAの2度目の投与なしで誘発される」という表現は、2度目の投与が実施されないことを意味せず、これは、2度目の投与が防御免疫応答を誘発するのに必要でないことのみを意味する。ある実施態様においては、2度目又はそれ以降の投与が実施される。2度目又はそれ以降の投与は、免疫応答のレベルを増強し、及び/又は免疫応答の期間を延長し得る。
好ましくは、防御免疫応答は、ポックスウイルス、特にオルソポックスウイルスに対するものである。ある実施態様においては、ポックスウイルスはワクシニアウイルス又は天然痘ウイルスである。最も好ましくは、防御免疫応答は天然痘に対するものである。
組成物
本発明は、防御免疫応答を誘発するために幼児又は新生児に投与するための少なくとも108TCID50の用量のMVAを含む、医薬組成物及びワクチンを含む。好ましくは、組成物は、108TCID50、2×108TCID50、3×108TCID50、4×108TCID50、5×108TCID50、6×108TCID50、7×108TCID50、8×108TCID50、9×108TCID50、又は109TCID50のMVAを含む。特に好ましい用量は、2×108TCID50、3×108TCID50、4×108TCID50、5×108TCID50、6×108TCID50、7×108TCID50、8×108TCID50、9×108TCID50、又は109TCID50のMVAである。特に好ましくは、108TCID50の用量である。
なお、本願は特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の態様として以下も包含し得る:
1.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児に投与することを含む、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児において痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導する方法であって、前記投与が、MVAの2度目の投与なしで、生後6ヶ月より前にヒトの新生児に痘瘡ウイルスに対する防御T−細胞及びB−細胞応答を誘導する、前記方法。
2.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記1記載の方法。
3.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記1記載の方法。
4.前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記1記載の方法。
5.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記1記載の方法。
6.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記1記載の方法。
7.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記1記載の方法。
8.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記1記載の方法。
9.前記MVAが組換え型MVAである、上記1記載の方法。
10.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記9記載の方法。
11.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児に投与することを含む、ヒトの新生児又は幼児において痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導する方法であって、前記投与が、投与2週間以内にヒトの新生児又は幼児において痘瘡ウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記方法。
12.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記11記載の方法。
13.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記11記載の方法。
14・前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記11記載の方法。
15.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記11記載の方法。
16.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記11記載の方法。
17.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記11記載の方法。
18.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記11記載の方法。
19.前記MVAが組換え型MVAである、上記11記載の方法。
20.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記19記載の方法。
21.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児に投与することを含む、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児における痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導において使用するためのMVAであって、前記投与が、MVAの2度目の投与なしで、生後6ヶ月より前にヒトの新生児に痘瘡ウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記MVA。
22.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記21記載のMVA。
23.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記21記載のMVA。
24.前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記21記載のMVA。
25.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記21記載のMVA。
26.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記21記載のMVA。
27.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記21記載のMVA。
28.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記21記載のMVA。
29.前記MVAが組換え型MVAである、上記21記載のMVA。
30.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記29記載のMVA。
31.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児に投与することを含む、ヒトの新生児又は幼児における痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導において使用するためのMVAであって、前記投与が、投与2週間以内にヒトの新生児又は幼児において痘瘡ウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記MVA。
32.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記31記載のMVA。
33.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記31記載のMVA。
34.前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記31記載のMVA。
35.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記31記載のMVA。
36.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記31記載のMVA。
37.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記31記載のMVA。
38.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記31記載のMVA。
39.前記MVAが組換え型MVAである、上記31記載のMVA。
40.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記39記載のMVA。
本発明は、防御免疫応答を誘発するために幼児又は新生児に投与するための少なくとも108TCID50の用量のMVAを含む、医薬組成物及びワクチンを含む。好ましくは、組成物は、108TCID50、2×108TCID50、3×108TCID50、4×108TCID50、5×108TCID50、6×108TCID50、7×108TCID50、8×108TCID50、9×108TCID50、又は109TCID50のMVAを含む。特に好ましい用量は、2×108TCID50、3×108TCID50、4×108TCID50、5×108TCID50、6×108TCID50、7×108TCID50、8×108TCID50、9×108TCID50、又は109TCID50のMVAである。特に好ましくは、108TCID50の用量である。
なお、本願は特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の態様として以下も包含し得る:
1.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児に投与することを含む、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児において痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導する方法であって、前記投与が、MVAの2度目の投与なしで、生後6ヶ月より前にヒトの新生児に痘瘡ウイルスに対する防御T−細胞及びB−細胞応答を誘導する、前記方法。
2.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記1記載の方法。
3.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記1記載の方法。
4.前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記1記載の方法。
5.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記1記載の方法。
6.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記1記載の方法。
7.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記1記載の方法。
8.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記1記載の方法。
9.前記MVAが組換え型MVAである、上記1記載の方法。
10.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記9記載の方法。
11.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児に投与することを含む、ヒトの新生児又は幼児において痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導する方法であって、前記投与が、投与2週間以内にヒトの新生児又は幼児において痘瘡ウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記方法。
12.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記11記載の方法。
13.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記11記載の方法。
14・前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記11記載の方法。
15.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記11記載の方法。
16.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記11記載の方法。
17.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記11記載の方法。
18.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記11記載の方法。
19.前記MVAが組換え型MVAである、上記11記載の方法。
20.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記19記載の方法。
21.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児に投与することを含む、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児における痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導において使用するためのMVAであって、前記投与が、MVAの2度目の投与なしで、生後6ヶ月より前にヒトの新生児に痘瘡ウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記MVA。
22.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記21記載のMVA。
23.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記21記載のMVA。
24.前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記21記載のMVA。
25.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記21記載のMVA。
26.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記21記載のMVA。
27.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記21記載のMVA。
28.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記21記載のMVA。
29.前記MVAが組換え型MVAである、上記21記載のMVA。
30.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記29記載のMVA。
31.少なくとも10 8 TCID 50 の用量のMVAをヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児に投与することを含む、ヒトの新生児又は幼児における痘瘡ウイルスに対する防御免疫応答を誘導において使用するためのMVAであって、前記投与が、投与2週間以内にヒトの新生児又は幼児において痘瘡ウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記MVA。
32.前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、上記31記載のMVA。
33.前記投与がヒトの新生児に実施される、上記31記載のMVA。
34.前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、上記31記載のMVA。
35.前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記31記載のMVA。
36.前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記31記載のMVA。
37.前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、上記31記載のMVA。
38.MVAの1回以上の追加投与を更に含む、上記31記載のMVA。
39.前記MVAが組換え型MVAである、上記31記載のMVA。
40.前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、上記39記載のMVA。
Claims (56)
- 少なくとも108 の50%組織培養感染価(TCID 50 )の用量の変異ワクシニアウイルスアンカラ(MVA)をヒトの新生児に投与することを含む、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児におけるポックスウイルスに対する防御免疫応答の誘導のための医薬の製造のためのMVAの使用であって、前記投与が、MVAの2度目の投与なしでも、生後6ヶ月より前にヒトの新生児にポックスウイルスに対する防御T−細胞及びB−細胞応答を誘導する、前記使用。
- 前記投与において、MVAの2度目の投与が実施されない、請求項1に記載の使用。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜9×10 8 TCID 50 である、請求項1または2に記載の使用。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜6×10 8 TCID 50 である、請求項3に記載の使用。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜3×10 8 TCID 50 である、請求項4に記載の使用。
- 前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、請求項1〜5のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与がヒトの新生児に実施される、請求項1〜6のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、請求項1〜7のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項1〜8のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項1〜9のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項1〜10のいずれか1つに記載の使用。
- MVAの1回以上の追加投与を更に含む、請求項1、3〜11のいずれか1つに記載の使用。
- 前記MVAが組換え型MVAである、請求項1〜12のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、請求項13記載の使用。
- 少なくとも108 の50%組織培養感染価(TCID 50 )の用量の変異ワクシニアウイルスアンカラ(MVA)をヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児に投与することを含む、ヒトの新生児又は幼児におけるポックスウイルスに対する防御免疫応答の誘導のための医薬の製造のためのMVAの使用であって、前記投与が、投与2週間以内にヒトの新生児又は幼児においてポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記使用。
- 前記投与において、MVAの2度目の投与が実施されない、請求項15に記載の使用。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜9×10 8 TCID 50 である、請求項15または16に記載の使用。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜6×10 8 TCID 50 である、請求項17に記載の使用。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜3×10 8 TCID 50 である、請求項18に記載の使用。
- 前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、請求項15〜19のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与がヒトの新生児に実施される、請求項15〜20のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、請求項15〜21のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項15〜22のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項15〜23のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項15〜24のいずれか1つに記載の使用。
- MVAの1回以上の追加投与を更に含む、請求項15、17〜25のいずれか1つに記載の使用。
- 前記MVAが組換え型MVAである、請求項15〜26のいずれか1つに記載の使用。
- 前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、請求項27記載の使用。
- 少なくとも108 の50%組織培養感染価(TCID 50 )の用量の変異ワクシニアウイルスアンカラ(MVA)をヒトの新生児に投与することを含む、ヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児におけるポックスウイルスに対する防御免疫応答の誘導において使用するための、MVAを含む医薬組成物であって、前記投与が、MVAの2度目の投与なしでも、生後6ヶ月より前にヒトの新生児にポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記医薬組成物。
- 前記投与において、MVAの2度目の投与が実施されない、請求項29に記載の医薬組成物。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜9×10 8 TCID 50 である、請求項29または30に記載の医薬組成物。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜6×10 8 TCID 50 である、請求項31に記載の医薬組成物。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜3×10 8 TCID 50 である、請求項32に記載の医薬組成物。
- 前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、請求項29〜33のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与がヒトの新生児に実施される、請求項29〜34のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、請求項29〜35のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項29〜36のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項29〜37のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項29〜38のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- MVAの1回以上の追加投与を更に含む、請求項29、31〜39のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記MVAが組換え型MVAである、請求項29〜40のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、請求項29〜41のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 少なくとも108 の50%組織培養感染価(TCID 50 )の用量の変異ワクシニアウイルスアンカラ(MVA)をヒトの新生児又は生後6ヶ月未満の幼児に投与することを含む、ヒトの新生児又は幼児におけるポックスウイルスに対する防御免疫応答の誘導において使用するための、MVAを含む医薬組成物であって、前記投与が、投与2週間以内にヒトの新生児又は幼児においてポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘導する、前記医薬組成物。
- 前記投与において、MVAの2度目の投与が実施されない、請求項43に記載の医薬組成物。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜9×10 8 TCID 50 である、請求項43または44に記載の医薬組成物。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜6×10 8 TCID 50 である、請求項45に記載の医薬組成物。
- 上記用量が10 8 TCID 50 〜3×10 8 TCID 50 である、請求項46に記載の医薬組成物。
- 前記投与が、生後2ヶ月未満のヒトの幼児に実施される、請求項43〜47のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与がヒトの新生児に実施される、請求項43〜48のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、出生後72時間以内にヒトの新生児に実施される、請求項43〜49のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、オルソポックスウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項43〜50のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、ワクシニアウイルスに対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項43〜51のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、天然痘に対する防御T−及びB−細胞応答を誘発する、請求項43〜52のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- MVAの1回以上の追加投与を更に含む、請求項43、45〜53のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記MVAが組換え型MVAである、請求項43〜54のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記投与が、前記組換え型MVAによりコードされる異種抗原に対するT−及びB−細胞応答を誘発する、請求項55記載の医薬組成物。
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