本発明は、通信技術に関し、特に、ランク指示(rank indication:RI)ビット数を決定する方法、基地局、及び端末に関する。
モバイル通信システムの発展に伴い、ロングタームエボリューション(long term evolved:LTE)ネットワークは、第三世代パートナシッププロジェクト(3rd generation partnership program:3GPP)組織の中の様々な製造者等により活発に研究されるモバイル通信ネットワークになってきている。LTEの目的は、時間遅延を低減しユーザデータレートを増大し且つシステム容量及びカバレッジを増大できる低コストネットワークを提供することである。データサービスの成長に伴い、多入力多出力(multi−input multi−output:MIMO)技術は、新技術として、LTEシステムに導入される。MIMO技術の適用は、性能を向上するために使用できるリソースになる空き領域を作り出す。MIMO技術を用いる2つの通信体は、独立に信号を送信するために送信端で複数のアンテナを使用でき、受信端で同時に複数のアンテナを用いることにより元の情報を受信し及び復元できる。したがって、無線チャネル容量は指数関数的に増大される。帯域幅が増大されない状況では、スペクトル利用率が指数関数的に増大され得る。MIMO技術では、基地局により送信されるチャネル品質指示子(channel quality indicator:CQI)レポート構成情報に従って、ユーザ機器(user equipment:UE)は、構成情報により示されたパラメータ、例えば無線チャネルのCQI及びランク指示(rank indicator:RI)を基地局に報告する必要がある。基地局は、UEにより報告されるCQI及びRIに基づき、適応型変調及び符号化を実行し、よって無線条件に適応する。RIは、無線条件に従ってUEにより提案されたMIMOレイヤの数(非公式には、データ送信のために使用されることが提案されるデータチャネルの数)である。
しかしながら、MIMO機能を用いるために基地局及びUEが適応型変調及び符号化/復号化を正しいRIに基づきどのように正常に別個に実行するかは、業界において解決すべき問題である。
本発明は、正しいRIを用いて基地局とUEとの間でMIMO能力が正常に使用できるように、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法、基地局、及び端末を提供する。
第1の態様では、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法が提供される。当該方法は、基地局により、端末と前記基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するステップであって、前記指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により使用される情報を有する、ステップと、前記端末が前記指示情報に従って前記RIを送信するために占有されるビット数を決定できるように、前記基地局により、前記端末へ前記指示情報を送信するステップと、を有する。
第1の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、基地局により、端末と前記基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するステップは、前記端末が前記基地局に適合するとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は前記端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記指示情報を決定するステップ、又は、前記端末が前記基地局に適合しないとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、前記指示情報を決定するステップ、を有する。
第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。前記基地局により前記端末へ前記指示情報を送信するステップは、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末が第1のCQIレポート構成情報に従って前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記第1のCQIレポート構成情報を送信するステップ、又は前記指示情報が前記端末の前記端末の端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末が第2のCQIレポート構成情報に従って前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記第2のCQIレポート構成情報を送信するステップ、を有する。
第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記基地局により、前記端末へ前記指示情報を送信するステップは、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達するステップであって、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられる、ステップ、又は前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう、前記CQIレポート構成情報を用いることにより、前記端末に指示するステップ、又は前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達するステップであって、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられる、ステップ、を有する。
第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記基地局により、前記端末へ前記指示情報を送信するステップは、前記端末へ前記CA指示情報を送信するステップであって、前記CA指示情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられる、ステップを有する。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第5の可能な実装方法では、当該方法は、前記指示情報が前記端末へ送信される前に、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記指示情報が前記端末へ送信された後に、前記端末と前記基地局との間の前記対応に基づき前記ビット数を決定するステップ、を更に有する。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第6の可能な実装方法では、前記指示情報は、前記端末により送信される前記RIにより占有される前記ビット数を有する。
第1の態様の第6の可能な実装方法を参照して、第7の可能な実装方法では、前記方法は、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するステップ、を更に有する。
第2の態様では、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法が提供される。当該方法は、端末により、基地局により送信される指示情報を受信するステップであって、前記指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により用いられる情報を有する、ステップと、前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップと、を有する。
第2の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記ビット数を決定することを選択するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。前記端末により前記指示情報に従って前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報が受信された場合、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報が受信された場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達する場合、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられ、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が前記第1の情報を伝達しない場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第2の情報を伝達する場合、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられ、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有されるビット数を決定するステップは、前記基地局により送信された前記CA指示情報が受信された場合、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を有する場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法乃至第5の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第6の可能な実装方法では、前記方法は、前記基地局により送信された前記指示情報を受信する前に、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を更に有する。
第2の態様を参照し、第7の可能な実装方法では、端末により、基地局により送信された指示情報を受信するステップは、前記端末により、前記RIにより占有され前記基地局により送信された前記ビット数を受信するステップ、を有する。
第3の態様では、基地局が提供される。当該基地局は、端末と基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成される指示情報決定ユニットであって、前記指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により使用される情報を有する、指示情報決定ユニットと、前記端末が前記指示情報に従って前記RI(rank indication)を送信するために占有される前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記指示情報を送信するよう構成される指示情報送信ユニットと、を有する。
第3の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、指示情報決定ユニットは、具体的には、端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定し、又は、端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定するよう、構成される。
第3の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記指示情報決定ユニットは、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を前記指示情報として決定し、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、第2のCQIレポート構成情報を前記指示情報として決定する、よう構成される第1の決定サブユニット、を有する。
第3の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記指示情報決定ユニットは、第3の決定サブユニットであって、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために使用され、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報により、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示し、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達し、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために使用される、よう構成される第3の決定サブユニットを有する。
第3の態様を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記指示情報決定ユニットは、具体的には、前記CA指示情報を前記指示情報として決定し、前記CA指示情報は、前記端末に、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう指示するために使用される、よう構成される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第5の可能な実装方法では、当該基地局は、RIビット決定ユニットであって、前記指示情報が前記端末へ送信される前に、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、又は前記指示情報が前記端末へ送信された後に、前記端末と前記基地局との間の前記対応に基づき前記ビット数を決定する、よう構成されるRIビット決定ユニット、を更に有する。
第3の態様を参照して、第6の可能な実装方法では、前記指示情報決定ユニットは、前記端末により送信された前記RIにより占有される前記ビット数を、前記指示情報として決定するよう構成される。
第3の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第7の可能な実装方法では、前記指示情報決定ユニットは、具体的には、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう構成される。
第4の態様では、端末が提供される。当該端末は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される指示情報受信ユニットであって、前記指示情報はRIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により用いられる、指示情報受信ユニットと、前記指示情報に従って、ランク指示(RI)により占有される前記ビット数を決定するよう構成されるRIビット決定ユニットと、を有する。
第4の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、具体的には、指示情報受信ユニットにより受信された前記指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記ビット数を決定することを選択するよう構成される。
第4の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。前記RIビット決定ユニットは、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される第1の決定サブユニットと、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される第2の決定サブユニットと、を有する。
第4の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記RI決定ユニットは、第3の決定サブユニットであって、前記基地局により送信され前記指示情報受信ユニットにより受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、前記第1の情報が、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、前記第2の情報が、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定する、よう構成される第3の決定サブユニット、を有する。
第4の態様を参照し、第4の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、具体的には、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された前記CA指示情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される。
第4の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を有する場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第4の態様、又は第4の態様の第1の可能な実装方法乃至第5の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第6の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された前記指示情報を受信する前に、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第4の態様を参照して、第7の可能な実装方法では、前記指示情報受信ユニットは、具体的には、前記RIにより占有され前記基地局により送信された前記ビット数を受信するよう構成され、前記RIビット決定ユニットは、具体的には、前記指示情報受信ユニットにより受信される前記ビット数を、前記RIにより占有される前記ビット数として用いるよう構成される。
第5の態様では、基地局が提供される。当該基地局は、端末と基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成されるプロセッサであって、前記指示情報は、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により使用される情報を有する、プロセッサと、前記端末が前記指示情報に従って前記RIを送信するために占有される前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記指示情報を送信するよう構成される送信機と、を有する。
第5の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記端末が前記基地局に適合するとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は前記端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記指示情報を決定し、又は、前記端末が前記基地局に適合しないとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき前記指示情報を決定するよう、構成される。
第5の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。プロセッサは、具体的には、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を指示情報として決定し、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第2のレポート構成情報を指示情報として決定する、よう構成される。
第5の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために使用され、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で前記第1の情報を伝達しないと決定して、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示し、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達し、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう端末に指示するために使用される、よう構成される。
第5の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記CA指示情報を前記指示情報として決定するよう構成され、前記CA指示情報は、前記端末に、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう指示するために使用される。
第5の態様、又は第5の態様の第4の可能な実装方法について第1の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記指示情報が前記端末へ送信される前に、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、又は前記指示情報が前記端末へ送信された後に、前記端末と前記基地局との間の前記対応に基づき前記ビット数を決定する、よう更に構成される。
第5の態様を参照して、第6の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記端末により送信された前記RIにより占有される前記ビット数を、前記指示情報として決定するよう構成される。
第5の態様の第6の可能な実装方法を参照して、第7の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第6の態様では、端末が提供される。当該端末は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される受信機であって、前記指示情報はランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により用いられる、受信機と、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するよう構成されるプロセッサと、を有する。
第6の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記受信機により受信された前記指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記ビット数を決定することを選択するよう構成される。
第6の態様又は第6の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記受信機が前記基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、前記受信機が前記基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定する、よう構成される。
第6の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記基地局により送信され前記受信機により受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、前記第1の情報が、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信され前記受信機により受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、前記第2の情報が、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定する、よう構成される。
第6の態様の第1の可能な実装方法を参照し、第4の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記受信機が前記基地局により送信された前記CA指示情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される。
第6の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を有する場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装方法乃至第5の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第6の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記受信機が前記基地局により送信された前記指示情報を受信する前に、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第6の態様を参照し、第7の可能な実装方法では、前記受信機は、具体的には、前記RIにより占有され前記基地局により送信された前記ビット数を受信するよう構成され、 前記プロセッサは、具体的には、前記受信機により受信される前記ビット数を、前記RIにより占有される前記ビット数として用いるよう構成される。
本発明により提供される、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法、基地局、及び端末の技術的効果は次の通りである。端末が指示情報に従ってRIにより占有されるビット数を決定できるように、基地局は端末へ指示情報を送信する。したがって、基地局側と端末側はRIにより占有されるビット数を決定する基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の一実施形態の原理を説明する概略図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の一実施形態の概略フローチャートである。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の別の実施形態の概略フローチャートである。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明による基地局の一実施形態の概略的構造図である。
本発明による基地局の別の実施形態の概略的構造図である。
本発明による端末の一実施形態の概略的構造図である。
本発明による端末の別の実施形態の概略的構造図である。
本発明による基地局の一実施形態の概略的物理構造図である。
本発明による端末の一実施形態の概略的物理構造図である。
本発明の目的、技術的解決策、及び利点を明確にするために、以下に、本発明の実施形態における技術的解決策を本発明の実施形態における添付の図面を参照して明確且つ完全に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、全ての実施形態ではない。本発明の実施形態に基づき創造的労力を有しないで当業者により得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に包含される。
添付の図面は単に例示的な実施形態の概略図であり、添付の図面の中のモジュール又はプロセスは必ずしも本発明を実施する際に必要ないことが、当業者により理解されるべきである。
本文書は、端末及び/又は基地局を参照して種々の態様を記載する。
端末は、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供する装置を表し、無線端末又は有線端末であっても良い。無線端末は、無線接続機能を備えるハンドヘルド装置、又は無線アクセスネットワークを通じて1又は複数のコアネットワークと通信するモバイル端末である無線モデムに接続される別の処理装置であっても良い。例えば、無線端末は、携帯電話機(又は「セルラ」フォンとして参照される)、及びモバイル端末を備えるコンピュータであっても良い。別の例では、無線端末は、ポータブル、ポケット、ハンドヘルド、コンピュータ実装、又は車載モバイル機器であっても良い。更に別の例では、無線端末は、移動局(英語でmobile station)、アクセスポイント(英語でaccess point)、又はユーザ機器(英語でuser equipment:UE)であっても良い。説明を簡単にするため、前述の端末は、本発明の実施形態の各々において集合的にUEとして参照される。
基地局は、アクセスネットワークの中で無線インタフェースで1又は複数のセルを通じて無線端末と通信する装置であっても良い。例えば、基地局は、GSM(登録商標)又はCDMAではベーストランシーバ局(英語でbase transceiver station:BTS)、WCDMA(登録商標)ではNodeB(英語でNodeB)、LTEではevolved NodeB(evolutional Node B:eNB又はe−NodeB)、又はそれ以降の発展ネットワークにおける基地局であっても良く、本発明では限定されない。
本発明の実施形態は、主に、基地局及びUEにより、RIを送信するために占有されるビット数を決定する方法を記載する。本発明の実施形態におけるRIビット数を決定する方法を記載する前に、本発明の実施形態におけるソリューションを明らかにするために、RIレポートにおける幾つかの基本概念が定められる。
MIMO技術では、無線条件に適応するために、基地局がRIに従って適応型変調及び符号化を実行できるように、UEはRIを基地局に報告する必要がある。UEがRIをレポートするとき、UEは、RIにより占有される特定のビット数に従って符号化を実行し、RIを基地局へ送信し、基地局は、RIを得るためにビット数に従って復号化を実行する。
端末のMIMO能力は、端末のサポートされるMIMOレイヤの最大数の上位概念である。MIMO能力は、帯域間キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)/帯域内連続CA/帯域内非連続CA/非CAの異なるシナリオに基づき構成される。
3GPP Release8/9バージョンでは、アンテナのポート構成が考慮されない場合(つまり、基地局がデフォルトで8個のポートを有する)、MIMOレイヤの最大数が2であるとき、RIにより占有されるビット数は1であり、MIMOレイヤの最大数が4であるとき、2ビットが占有され、MIMOレイヤの最大数が8であるとき、3ビットが占有される。したがって、UEは、RIにより占有されるビット数を決定し、符号化を実行する。相応して、基地局は、RIのビット数を決定し復号化を実行する。UEによりサポートされるMIMOレイヤの最大数は、UEのカテゴリ(UEカテゴリ)により決定される。UEは異なる帯域(バンド)をサポートし得るが、UEは、同じMIMO能力を有する(つまり、全てのサポートされる帯域において、UEによりサポートされるMIMOレイヤの最大数は、同じである)。言い換えると、Release8/9バージョンでは、前述のMIMO能力はUEレベルである。例えば、UEのCategory値が5であり、対応するMIMOレイヤの最大数が4であり、RIにより占有され及びMIMOレイヤの最大数4に対応するビット数が2である場合、UEは、RIを基地局へ送信するとき、符号化のためにRIは2ビットを占有すると決定しても良い。
3GPP Release10バージョンでは、帯域結合(band combination)情報要素は、UEのアクセス能力に新たに導入される。この情報要素は、異なる帯域におけるUEのMIMO能力を示しても良く、異なる帯域に対応するサポートされるMIMO能力の最大数は異なる。つまり、MIMO能力は帯域レベルである(注:Release10では、帯域結合パラメータ及びカテゴリパラメータの両方は、UEのアクセス能力の中に存在する)。RIにより占有されるビット数は、現在のサービングセルが位置する帯域においてUEがサポートするMIMOレイヤの最大数に関連する。例えば、UEの帯域結合により示されるMIMOレイヤの最大数が8である場合、RIにより占有される及びMIMOレイヤの数8に対応するビット数は3であり、UEはRIが3ビットを占有することに従って符号化を実行する。
前述の端末カテゴリ(UEカテゴリ)は、UEアクセス能力の一部であり、帯域結合(band combination)も、UEアクセス能力の一部である。UEアクセス能力は、UEのバージョン番号を更に有しても良い。UEアクセス能力は静的能力であり、UEがオンのとき、UEアクセス能力は、記憶するために移動性管理エンティティ(mobility management entity:MME)へ送信される。UEが無線リソース制御(radio resource control:RRC)接続設定を開始するとき、基地局は、MMEからUEアクセス能力を要求する。
以下に、本発明の実施形態において、RIビット数を決定する方法、基地局側及び端末側における改良したソリューションを詳細に記載する。
<実施形態1>
図1は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の一実施形態の原理を説明する概略図である。図2は、本発明によるRIビット数を決定する方法の一実施形態の概略フローチャートである。本実施形態の方法は、基地局により実行され、UEは、本発明の実施形態では端末として参照される。図2に示すように、方法は以下のステップを含む。
201:基地局は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定する。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために端末により使用される情報を含む。
本発明の実施形態では、UEがRIを送信するときRIにより占有されるビット数は、基地局により送信された指示情報に従ってUEにより決定される。このステップでは、基地局は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO能力に従って、指示情報を決定する。
任意で、基地局は、以下の方法に従って指示情報を決定しても良い。端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力、又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定する。
任意で、基地局は、以下の方法に従っても指示情報を決定しても良い。端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定する。
前述の2つの代替方法では、「適合する」の意味は、例えば、基地局の3GPP Releaseバージョンが端末のそれと同じであり(例えば、基地局の種類と端末の種類の両方がRelease10バージョンである)、したがって基地局が端末に適合すると言える。基地局のReleaseバージョンが端末のそれと異なる場合(例えば、基地局の種類がRelease10バージョンであり、一方、端末の種類はRelease8バージョンである)、基地局は端末に適合しないと言える。別の例では、基地局が端末に適合するか否かは、2者の能力により反映されても良い。例えば、UEは帯域結合能力を有し、基地局は正しく復号化を実行できる。これは、基地局がUEに適合することも示す。
基地局が端末に適合するか否かに従って基地局が指示情報を決定することを説明するために、以下に一例が提供される。
例えば、基地局が端末に適合し、両者はRelease10バージョンである場合、基地局は、端末カテゴリ又は帯域結合に基づき指示情報を決定しても良い。基地局が端末に適合し、両者はRelease8/9バージョンである場合、基地局は、端末カテゴリに基づき指示情報を決定しても良い。
別の例では、基地局のバージョンが端末のバージョンより古い又は新しいというように、基地局が端末に適合しない場合、基地局は、端末カテゴリに基づき指示情報を決定しても良い。任意で、基地局のバージョンが端末のバージョンより新しい、又は基地局のバージョンが端末のバージョンと同じとき、基地局及び端末は、端末カテゴリに基づき別個にビット数を決定しても良く、基地局は指示情報を端末へ送信する必要がない。なお、バージョンの新しい又は古いは、Release10バージョンに従って決定されても良い。例えば、基地局がRelease10バージョン以降のバージョンであり、端末がRelease9バージョン以前のバージョンである場合、基地局のバージョンは、端末のバージョンより新しい。この場合、基地局は新しいバージョンの基地局であり、端末は古いバージョンの端末であるとも言える。
基地局は、基地局が端末に適合するか否かに従って、どのMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を計算するかを決定し、端末に指示情報を送信する。したがって、基地局及び端末は、RIを決定するための決定基準を有し、基地局及び端末の両者は、決定基準に従ってRIビット数を計算する。このように、基地局及び端末により決定されるRIビット量が同じであることが保証できる。したがって、基地局は、端末により送信されるRIを理解でき、それにより、2者間のMIMO機能の正常な実施を保証する。
202:端末へ指示情報を送信し、したがって端末は、指示情報に従ってRIを送信するために占有されるビットを決定する。
基地局は、UEへ決定した指示情報を送信する。ここで、指示情報は、RIにより占有されるビット数を決定するために端末により使用される。つまり、基地局は、指示情報を使用することにより、RIにより占有されるビット量とUE及び基地局により決定されるビット量が同じであることを保証する。
201で記載したように、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定し、又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定しても良い。指示情報を決定するための基礎は異なり、したがって、送信される指示情報も異なっても良い。例えば、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定された指示情報は、帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定された指示情報と異なる。なお、基地局は、指示情報として複数の方法で情報を用いても良い。
任意で、基地局により決定される指示情報は、CQIレポート構成情報を有しても良い。具体的には、この種の指示情報が与えられると、以下の2つの代替方法が採用されても良い。
第1の方法は次の通りである。指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、基地局は、第1のCQIレポート構成情報を端末へ送信しても良い。したがって、端末は、第1のCQIレポート構成情報に従ってビット数を決定する。或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、基地局は、第2のCQIレポート構成情報を端末へ送信しても良い。したがって、端末は、第2のCQIレポート構成情報に従ってビット数を決定する。
例えば、第1のCQIレポート構成情報は、3GPP Release10以降のバージョンのCQIレポート構成情報であっても良く、第2のCQIレポート構成情報は、3GPP Release10以前のバージョンのCQIレポート構成情報であっても良い。
この方法の利点は、実装が比較的簡単であり、RIビット数を決定する異なる基礎が異なるバージョンのCQIレポート構成情報を送信することにより示され得ることである。
任意で、基地局は、端末の能力にも従って指示情報決定しても良い(例えば、基地局は、取得された端末能力の中の端末のバージョンに従って、端末が新しいバージョンであると決定しても良い)。端末が新しいバージョンであることも可能であるが、基地局により取得されたUE能力は組合せを有しない(UE能力は帯域結合をサポートしない)。この場合には、基地局がRelease10以降のバージョンのCQIレポート構成情報をUEへ送信しても、UEは、依然として端末カテゴリカテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定し、基地局も端末カテゴリカテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定する。
第2の方法は次の通りである。指示情報が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中の第1の情報を伝達する。ここで、第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中の第1の情報を伝達しない。ここで、CQIレポート構成情報は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。
指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中の第2の情報を伝達する。ここで、第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。
例えば、第2の方法で、第1の情報又は第2の情報は、情報を示すためにビットを用いても良い。例えば、「0」は端末カテゴリにより示されるMIMO能力を示すために用いられても良く、「1」は帯域結合により示されるMIMO能力を示すために用いられても良い。基地局が、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を決定することを選択する場合、第2の情報を提供するために「0」が送信されても良い。基地局が、帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を決定することを選択する場合、第1の情報を提供するために「1」が送信されても良い。
第2の方法の実装方法は比較的柔軟であり、RIビット数を決定するための異なる基礎の指示は比較的明らかなので、基地局は異なる方法を柔軟に選択できる。
任意で、基地局により決定される指示情報は、CA指示情報を有しても良い。
具体的には、この種の指示情報が与えられると、基地局は、CA指示情報を端末へ送信しても良い。ここで、CA指示情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。
任意で、基地局により端末へ送信される指示情報は、正に、端末により送信されるRIにより占有されるビット数であっても良い。
この場合、基地局自体が、端末と基地局との間の対応に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定することを決定した後に、基地局自体が、端末カテゴリ又は帯域結合により示されるMIMO能力に従って、RIにより占有されるビット数を計算し、ビット数をUEへ送信し、そして、UEは送信のためにビット数を直接符号化し得る。
本方法と先の方法との間の差は次の点にある。先の方法では、UEは、指示情報に従ってカテゴリ又は帯域結合を選択し、次に、UEが、最終的に決定されたカテゴリ又は帯域結合に従って、RIにより占有されるビット数を選択する。一方、本方法では、UEは、RIにより占有され基地局により配信されるビット数に従って直接符号化を実行し、RIにより占有されるビット数は計算により基地局により得られ、UEへ直接送信される。ビット数を直接送信する方法の利点は、次の通りである。端末側での処理が大幅に簡略化でき、端末側は、ビット数を受信した後にビット数に従ってRIを直接符号化でき、RIビット数を計算又は決定する必要がない。さらに、基地局側もRIを復号化するときRIビット数を決定する必要がないので、基地局における処理もある程度簡略化できる。ビット数がUEへ直接送信される場合、指示情報は、追加で設計される必要がない。
任意で、基地局自体がRIビット数を計算するとき、以下の場合が生じ得る。ビット数が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、端末により現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、該帯域に対応するビット数は、該帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき決定される。これにより、基地局及び端末が決定された決定基準に基づきRIビット数を計算することを保証する。
任意で、指示情報を端末へ送信する前に、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する。或いは、指示情報を端末へ送信した後に、基地局は、端末と基地局との間の対応に基づき、ビット数を決定する。
さらに、基地局自体も、端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を決定する。そして、UEにより報告されるRIを受信するとき、基地局は、RIを得るために、ビット数に従って復号化を実行する。基地局及びUEは、同じ基準に基づきRIにより占有されるビット数を決定する、つまり、決定基準が同じなので、基地局及びUEは、RIにより占有されるビット数について同じ決定結果を有する。それにより、基地局によるRIの正しい復号化及びMIMO機能の正常な実装を保証する。本実施形態の基地局は、前述の方法に従って、RIにより占有されるビット数を決定し、指示情報を端末へ送信する。ここで、2つの動作を実行するシーケンスは、本発明の実施形態に限定されない。
本実施形態の方法に従ってRIビット数を決定することにより、基地局及び端末側がRIにより占有されるビット数の理解について合意することが保証され得る。例えば、現在の標準プロトコルでは、基地局は、UEのバージョン番号を知ることができるが、UEは基地局のバージョン番号を知ることができない。したがって、Rel10以降のバージョンのUEがRel8/9の基地局にアクセスするとき、UEは、帯域結合及びカテゴリを同時に報告しても良いが、帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数に従ってRIにより占有されるビット数を決定する。しかしながら、古いバージョンRel8/9の基地局は、Rel10で新しく導入された帯域結合情報要素を認識できず、UEのCategory値に対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数に従ってRIビット数を決定できるのみである。したがって、基地局及びUEは、RIにより占有されるビット数の異なる理解を有する。例えば、UEにより報告されるCategory値は5で満たされ、対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数が4レイヤであるが、UEにより報告される帯域結合は、現在の帯域に対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数が8レイヤであると示す。この場合、RIを符号化するとき、UEは、帯域結合に従って、RIが3ビットを占有すると決定する。しかしながら、復号化を実行するとき、基地局は、Category値に従って、RIが2ビットを占有すると見なす。結果として、基地局は、復号化により誤った値を得て、UEにより報告されるRIを正しく得ることができない。したがって、基地局とUEとの間のMIMO機能は正常に使用できない。本実施形態の方法を用いることにより、実際に基地局と端末の両者が、指示情報に従ってRIビット数を決定するので、基地局が端末により送信されたRIを正しく復号化することを保証でき、MIMO機能が基地局とUEとの間で正しいRIに基づき正常に使用できる。
<実施形態2>
図3は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の別の実施形態の概略フローチャートである。本実施形態の方法は、UEにより実行される。図3に示されるように、この方法は、以下を含む。
301:端末は、基地局により送信される指示情報を受信する。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために、端末により使用される情報を含む。
UEは、基地局により送信される指示情報を受信する。ここで、指示情報は、RIにより占有されるビット数を決定するために使用される。基地局は、UEに、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定するよう指示し、指示情報に従って、基地局自体がRIにより占有されるビット数を決定するよう指示する。
指示情報は、複数の形式を有しても良い。例えばビット「0」又は「1」は指示のために使用されても良い。RIにより占有され基地局により決定されるビット数は、指示情報として直接用いられても良い。
302:端末は、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
指示情報を受信した後に、UEは、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。例えば、UEが基地局により送信された「0」(端末カテゴリにより示されるMIMO能力が選択されることを示す)を受信する場合、相応して、UEは、RIビット数を決定するための基準としてカテゴリを選択することを決定する。代替で、基地局により送信されUEにより受信される指示情報がRIにより占有されるビット数である場合(ビット数は、基地局により決定され、UEへ直接送信される)、RIは、送信のためにビット数に従って直接符号化される。
RIを送信するとき、UEは、ビット数に従って、基地局へ送信されるRIを符号化する。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
以下の実施形態では、幾つかの特定の例が用いられ、基地局及びUEがRIビット数を決定する方法を説明する。ここで、本実施形態の一部における指示情報は、具体的には、決定基準を選択するため、及び決定基準に従ってRIにより占有されるビット数を決定するために用いられる。一方で、他の実施形態では、指示情報は、直接的に、RIにより占有され且つ決定基準に従って基地局により決定されたビット数である。本願明細書では決定基準は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力、又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力を表す。
<実施形態3>
本実施形態における指示情報は、異なるバージョンのCQIレポート構成情報を有する。つまり、基地局は、異なるバージョンのCQIレポート構成情報を指示情報としてUEへ送信する。UEは、異なるバージョンのCQIレポート構成情報に従って、端末カテゴリにより示されたMIMO能力又は帯域結合により示されたMIMO能力がRIにより占有されるビット数を決定するための決定基準としての役割を果たす必要があることを知り得る。
図4は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。図4に示すように、方法は以下を含む。
401:基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる決定基準を決定する。
基地局は、複数の方法で決定基準を選択しても良い。例えば、基地局は、端末と基地局との間の対応に従って、決定基準を決定しても良い。
任意で、端末が基地局に適合するとき(基地局がUEのバージョンを知ることができる)、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定することを、選択する。端末が基地局に適合しないとき、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定することを選択する。
例えば、Release8/9バージョンの基地局の場合、基地局は、Release10バージョンで導入された帯域結合方法をサポートしないので、基地局は、決定基準として端末カテゴリ「Category」を選択する。例えば、基地局が端末に適合するとき、端末及び基地局の両者は、Release8/9バージョンであり、確実にUEカテゴリが決定基準として選択される。基地局が端末に適合しないとき、端末はRelease10バージョンだが、基地局は帯域結合方法をサポートせず、UEカテゴリも決定基準として選択される。
別の例では、Release10バージョンの基地局では、基地局が端末に適合するとき、端末及び基地局の両者は、Release10バージョンであり、基地局は、カテゴリ又は帯域結合方法を選択しても良い。基地局が端末に適合しないとき、UEはRelease8/9バージョンである。UEのバージョンは古く、Release10バージョンで導入された帯域結合方法をサポートしないので、基地局は、決定基準として端末カテゴリ(Category)も選択する。
402:基地局は、決定された決定基準に従ってUEへ指示情報を送信する。
指示情報は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる情報である。本実施形態における指示情報は、具体的には、どの決定基準を選択するかを決定するために端末により用いられる情報である。決定基準が決定された後に、UEは、決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。本実施形態における指示情報は、異なるバージョンのCQIレポート構成情報である。
例えば、基地局により決定された決定基準がUEの帯域結合(band combination)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、第1のCQIレポート構成情報をUEへ送信する。ここで、第1のCQIレポート構成情報は、例えば、Release10バージョン以降のバージョンのCQIレポート構成情報であり、Release10バージョンのCQIレポート構成情報は、具体的には、情報要素cqi−ReportConfig−r 10を表す。
基地局により決定された決定基準がUEの端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、第2のCQIレポート構成情報をUEへ送信する。ここで、第2のCQIレポート構成情報は、例えば、Release10バージョン以前のバージョンのCQIレポート構成情報である。Release10バージョン以前のバージョンのCQIレポート構成情報は、情報要素cqi−ReportConfig(バージョンの添え字無し)を表す。
任意で、2つの無線インタフェースメッセージは、指示情報、つまりCQIレポート構成情報を伝達しても良い。例えば、それは、基地局により端末へ送信される無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)接続設定メッセージ(RRC Connection Setup)又はRRC接続再構成メッセージ(RRC Connection Reconfiguration)であっても良い。RRC接続設定メッセージは、UEがアイドル状態から接続状態に入ると、基地局により送信される。RRC接続再構成メッセージは、UEが接続状態になると、基地局により送信される。特定の実装では、指示情報は、別のメッセージの中で伝達され、UEへ送信されても良い。例えば、指示情報は、特定のメッセージを使用することにより、独立に送信される。
403:UEは、基地局により送信された受信された指示情報に従って、使用するべき決定基準を選択する。
本実施形態におけるUEは、基地局により送信された、異なるバージョンのCQIレポート構成情報に従って、使用されるべき決定基準を選択できる。つまり、UEの端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力は、決定基準として選択される。
例えば、UEにより受信される指示情報が第1のCQIレポート構成情報であり、第1のCQIレポート構成情報が、例えばRelease10バージョン以降のCQIレポート構成情報である場合、UEは、帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として選択する。UEにより受信される指示情報が第2のCQIレポート構成情報であり、第2のCQIレポート構成情報が、例えばRelease10バージョン以前のCQIレポート構成情報である場合、UEは、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
404:UEは、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
UEが端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力を決定基準として選択する場合、Category値(Category1−5)に対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数は、RIによりサポートされるビット数を計算するために使用される。UEが帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として選択する場合、帯域結合により示されるMIMO能力は、RIにより占有されるビット数を計算するために使用される。
405:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
406:UEはRIを基地局へ送信する。
407:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
408:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
本発明の実施形態は、前述の407及び408の実行順序に限定されない。例えば、基地局がビット数に従ってRIを復号化する408は、ステップ406の後に実行されるが、基地局が決定基準に従ってRIにより占有されるビット数を決定する407は、ステップ408の後に実行されても良く、必ずしもステップ406の後に実行される必要はない。例えば、基地局は、401で決定基準を決定した後に、及び402で指示情報を送信する前に、ステップ407も実行しても良い(これは、単に一例として用いられ、ステップは、特定の実装において他の時間に実行されても良い)。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態4>
本実施形態における指示情報は、CQIレポート構成情報も含むが、どの決定基準が選択されるべきかをUEに通知するために、CQIレポート構成情報に特定の新しい情報が導入される。
図5は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。本実施形態では、図4の実施形態のステップと同じステップは繰り返されない。図5に示すように、方法は以下を含む。
501:基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる決定基準を決定する。
502:基地局は、決定された決定基準に従ってUEへ指示情報を送信する。
本実施形態における指示情報は、CQIレポート構成情報に新たに追加される情報である。また、異なる決定された決定基準に従って指示情報を送信するために、基地局により使用される複数の方法が存在する。
例えば、基地局により決定された決定基準がUEの帯域結合(band combination)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、UEへ送信されるCQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達する。ここで、第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用される。基地局により決定された決定基準がUEの端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、UEへ送信されるCQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達しない。ここで、CQIレポート構成情報は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用される。
別の例では、基地局により決定された決定基準がUEの端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、UEへ送信されるCQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達する。ここで、第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために使用される。
同様に、指示情報は、RRC接続設定メッセージ又はRRC接続再構成メッセージの中で伝達されても良い。
503:UEは、基地局により送信された受信された指示情報に従って、使用するべき決定基準を選択する。
本実施形態におけるUEは、基地局が基準指示情報を送信する異なる方法に従って、使用されるべき決定基準を選択できる。つまり、UEの端末カテゴリにより示されるMIMO能力又はUEの帯域結合により示されるMIMO能力は、決定基準として選択される。
例えば、UEにより受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、第1の情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、UEは、帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として選択する。代替で、UEにより受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、UEは、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
別の例では、UEにより受信されたCQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、第2の情報が端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、UEは、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
504:UEは、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
505:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
506:UEはRIを基地局へ送信する。
507:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
508:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態5>
本実施形態における指示情報は、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)指示情報を有する。つまり、UEは、基地局により送信されたCA指示情報に従って、端末カテゴリ方法又は帯域結合方法を決定基準として選択することを決定しても良い。CA指示情報は、CA構成情報及びCA解放情報を有しても良い。ここで、CA構成情報は、二次サービングセルを追加するようUEに指示する構成情報であり、CA解放情報は、最後の二次サービングセルが削除されることを示す構成情報である。
図6は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。図6に示すように、方法は以下を含む。
601:基地局及びUEの両者は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
本実施形態では、CAが構成される前に、UE及び基地局の両者は、デフォルトで、RIにより占有されるビット数を計算するためにCategory値(Category1−5)に対応するMIMO能力を用いても良い。
留意すべきことに、図4及び図5の実施形態では、基地局が指示情報をUEへ送信する前に、基地局及びUEの両者は、デフォルトで、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択しても良い。基地局が指示情報を送信した後に、UE及び基地局は、指示情報に対応する決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を計算する。つまり、このステップの方法は、本発明の任意の実施形態に適用可能である。
602:基地局は、CA構成情報をUEへ送信する。
基地局は、UEバージョンを認識できる。基地局がUEは新しいバージョンであるRelease10バージョンの端末であると認識する場合、基地局は、CA構成情報をUEへ送信して、UEに、キャリアアグリゲーション方法を用いることにより通信するよう指示しても良い。CA構成情報は、基地局によりUEへ送信される指示情報である。
CA構成情報は、RRC接続再構成メッセージの中で伝達されても良い。また、CA構成情報は、具体的には、二次サービングセル追加(SCell Addition)に関する情報要素であっても良い。
603:基地局は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として用いると決定する。
基地局がUEのバージョンを認識し、CA構成情報をUEへ送信するとき、基地局自体は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として用いることを選択する。これは、UEが、より新しいバージョンの端末であり、帯域結合方法をサポートできるからである。
604:UEは、基地局により送信された受信された指示情報に従って、使用するべき決定基準を選択する。
例えば、UEにより受信されたCA指示情報がCA構成情報である場合、帯域結合により示されるMIMO能力は、決定基準として選択される。
605:UEは、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
606:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
607:UEはRIを基地局へ送信する。
608:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
609:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
任意で、UEが602で基地局により送信されたCA構成情報を受信した後に、基地局がそれ以降にCA解放情報を送信したか否かに関係なく、つまり、UEがそれ以降にCAを構成するかCAを構成しないかに関係なく、帯域結合により示されるMIMO能力は、UEと基地局との間の接続が解放されるまで又はUEが別の基地局にハンドオーバされるまで、決定基準として使用され続ける。
任意で、UEが602で基地局により送信されたCA構成情報を受信した後に、UEが基地局により送信されたCA解放情報を受信した場合、UEは、CA解放情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択しても良く、基地局は、CA解放情報をUEへ送信した後に、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として用いる。これは、以下と同等である。CAが構成される場合、基地局及びUEの両者は、RIにより占有されるビット数を決定するために帯域結合方法を用い、CAが構成されない場合、基地局及びUEの両者は、RIにより占有されるビット数を決定するためにCategoryを用いる。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態6>
本実施形態における指示情報は、RIにより占有される決定されたビット数を有する。つまり、基地局自体は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を得て、ビット数を直接UEへ送信されるべき指示情報として用いる。UEは、決定基準を選択する必要がないが、直接、ビット数に従ってRIを符号化する。
図7は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。図7に示すように、方法は以下を含む。
701:基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる決定基準を決定する。
702:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
703:基地局は、RIにより占有される決定されたビット数をUEへ送信する。
基準指示情報は、RRC接続設定メッセージ又はRRC接続再構成メッセージの中で伝達されても良い。
704:UEは、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
UEは、直接、基地局により送信されたビット数をRIにより占有されUE自体により決定されたビット数として用いても良い。
705:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
706:UEはRIを基地局へ送信する。
707:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態7>
以下の例におけるRIビット数を決定する方法は、本実施形態において記載される。基地局及びUEの両者がRIにより占有されるビット数を決定するために帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数を用いると仮定すると、UEは、基地局に報告するとき、帯域結合及び対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数を報告しても良い。通常、報告される帯域結合は、1つの帯域のみを有する。したがって、サポートされるMIMOレイヤの最大数は、該帯域に対応するレイヤの数である。しかしながら、特別な場合は、UEの現在の帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合である。
この場合、毎回、帯域(band)により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数が異なる場合(現在の標準プロトコルは、端末製造者によりこの実装をサポートする)、本実施形態は、少なくとも2回現れる帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値が決定基準として選択されることを指定する。例えば、帯域結合が帯域1(a)及び帯域1(b)を含む場合、帯域1(a)により示されるMIMOレイヤの数は4であり、帯域1(b)により示されるMIMOレイヤの数は8であり、8が、全体の帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数として選択される。
帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数が毎回同じ場合、同じMIMOレイヤの数が、全体の帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数として選択される。この場合、同じMIMOレイヤの数は、少なくとも2回現れる前述の帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値としても理解されても良い。例えば、帯域結合が帯域1(a)及び帯域1(b)を含む場合、帯域1(a)により示されるMIMOレイヤの数は4であり、帯域1(b)により示されるMIMOレイヤの数は4であり、4が、全体の帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数として選択される。
本実施形態において記載された例は、本発明の任意の他の実施形態に適用可能である。
<実施形態8>
図8は、本発明に従う基地局の一実施形態の概略構造図である。ここで、基地局は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図8に示すように、本実施形態における基地局は、指示情報決定ユニット81と、指示情報送信ユニット82と、を有しても良い。
指示情報決定ユニット81は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成される。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために端末により使用される情報を含む。
指示情報送信ユニット82は、指示情報を端末へ送信するよう構成される。したがって、端末は、指示情報に従って、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定できる。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定し、又は、端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定するよう、構成される。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、CA指示情報を指示情報として決定するよう構成される。ここで、CA指示情報は、端末に、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう指示するために使用される。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、端末により送信されたRIにより占有されるビット数を、指示情報として決定するよう構成される。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう構成される。
図9は、本発明による基地局の別の実施形態の概略的構造図である。図9に示すように、基地局の中の指示情報決定ユニット81は、以下のユニット、つまり、第1の決定サブユニット811、第2の決定サブユニット812、及び第3の決定ユニットサブユニット813、を選択的に有しても良い。
第1の決定サブユニット811は、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を指示情報として決定するよう構成される。
第2の決定サブユニット812は、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第2のCQIレポート構成情報を指示情報として決定するよう構成される。
第3の決定サブユニット813は、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、ここで第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用され、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報が、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示することを決定し、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達することを決定し、ここで第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために使用される、よう構成される。
さらに、基地局は、RIビット決定ユニット83を更に有しても良い。RIビット決定ユニット83は、指示情報が端末へ送信される前に、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、指示情報が端末へ送信された後に、端末と基地局との間の対応に基づきビット数を決定する、よう構成される。
本実施形態における基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために、指示情報を端末へ送信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態9>
図10は、本発明に従う端末の一実施形態の概略構造図である。ここで、端末は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図10に示すように、本実施形態における端末は、指示情報受信ユニット1001と、RIビット決定ユニット1002と、を有しても良い。
指示情報受信ユニット1001は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために、端末により使用される情報を有する。
ランク指示(RI)ビット決定ユニット1002は、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、具体的には、指示情報受信ユニットにより受信された指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、ビット数を決定することを選択するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、具体的には、指示情報受信ユニットが基地局により送信されたCA指示情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、具体的には、RIビット決定ユニットのために用いられ、さらに、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、指示情報受信ユニットが基地局により送信されたCA指示情報を受信する前に、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう更に構成される。
さらに、指示情報受信ユニット1001は、具体的には、RIにより占有され基地局により送信されたビット数を受信するよう構成される。RIビット決定ユニット1002は、具体的には、指示情報受信ユニットにより受信されるビット数を、RIにより占有されるビット数として用いるよう構成される。
図11は、本発明による端末の別の実施形態の概略的構造図である。図11に示すように、図10に示した構造に基づき、RIビット決定ユニット1002は、次のユニット、つまり第1の決定サブユニット1003、第2の決定サブユニット1004、及び第3の決定サブユニット1005、を選択的に有しても良い。
第1の決定サブユニット1003は、指示情報受信ユニットが基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
第2の決定サブユニット1004は、指示情報受信ユニットが基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
第3の決定サブユニット1005は、基地局により送信され指示情報受信ユニットにより受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、第1の情報が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信された受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信された受信されたCQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、第2の情報が、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する、よう構成される。
本実施形態における端末は、RIにより占有されるビット数を決定するために、基地局により送信された指示情報を受信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態10>
図12は、本発明に従う基地局の一実施形態の概略物理構造図である。ここで、基地局は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図12に示すように、本実施形態における基地局は、プロセッサ1201と、送信機1202と、を有しても良い。
プロセッサ1201は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成される。ここで、指示情報は、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために端末により使用される情報を含む。
送信機1202は、端末へ指示情報を送信するよう構成される。したがって端末は、指示情報に従ってRIを送信するために占有されるビット数を決定できる。
さらに、プロセッサ1201は、具体的には、端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定し、又は、端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定するよう、構成される。
さらに、指示情報は、チャネル品質指示子(CQI)レポート構成情報を有する。プロセッサ1201は、具体的には、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を指示情報として決定し、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第2のCQIレポート構成情報を指示情報として決定する、よう構成される。
さらに、指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。プロセッサ1201は、具体的には、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、ここで第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用され、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達しないと決定して、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示し、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達し、ここで第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために使用される、よう構成される。
さらに、指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。プロセッサ1201は、具体的には、CA指示情報を指示情報として決定するよう構成される。ここで、CA指示情報は、端末に、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう指示するために使用される。
さらに、プロセッサ1201は、指示情報が端末へ送信される前に、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、指示情報が端末へ送信された後に、端末と基地局との間の対応に基づきビット数を決定する、よう更に構成される。
さらに、プロセッサ1201は、具体的には、端末により送信されたRIにより占有されるビット数を、指示情報として決定するよう構成される。
さらに、プロセッサ1201は、具体的には、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう更に構成される。
本実施形態における基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために、指示情報を端末へ送信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態11>
図13は、本発明に従う端末の一実施形態の概略物理構造図である。ここで、端末は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図13に示すように、本実施形態における端末は、受信機1301と、プロセッサ1302と、を有する。
受信機1301は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される。ここで、指示情報は、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために、端末により使用される情報を有する。
プロセッサ1302は、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定するよう構成される。
さらに、プロセッサ1302は、具体的には、受信機により受信された指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、ビット数を決定することを選択するよう構成される。
さらに、指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。プロセッサ1302は、具体的には、受信機が基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、受信機が基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する、よう構成される。
さらに、指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。プロセッサ1302は、具体的には、基地局により送信され受信機により受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、第1の情報が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信され受信機により受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信された受信されたCQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、第2の情報が、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する、よう構成される。
さらに、プロセッサ1302は、具体的には、受信機が基地局により送信されたCA指示情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
さらに、プロセッサ1302は、具体的には、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう更に構成される。
さらに、プロセッサ1302は、受信機が基地局により送信された指示情報を受信する前に、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう更に構成される。
さらに、受信機1301は、具体的には、RIにより占有され基地局により送信されるビット数を受信するよう構成される。プロセッサ1302は、具体的には、受信機により受信されたビット数を、RIにより占有されるビット数として用いるよう構成される。
本実施形態における端末は、RIにより占有されるビット数を決定するために、基地局により送信された指示情報を受信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
当業者は、方法の実施形態のステップの全部又は一部が関連するハードウェアに指示するプログラムにより実装されても良いことを理解する。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されても良い。プログラムが実行するとき、方法の実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
最後に、留意すべきことに、前述の実施形態は、単に本発明の技術的ソリューションを説明するためであり、本発明の範囲を限定しない。本発明は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施形態の技術的ソリューションの範囲から逸脱することなく、彼らが前述の実施形態で説明した技術的ソリューションに変更を行い、又はそれら実施形態の一部又は全部の技術的特徴を等価に置換できることを理解する。
本発明は、通信技術に関し、特に、ランク指示(rank indication:RI)ビット数を決定する方法、基地局、及び端末に関する。
モバイル通信システムの発展に伴い、ロングタームエボリューション(long term evolved:LTE)ネットワークは、第三世代パートナシッププロジェクト(3rd generation partnership program:3GPP)組織の中の様々な製造者等により活発に研究されるモバイル通信ネットワークになってきている。LTEの目的は、時間遅延を低減しユーザデータレートを増大し且つシステム容量及びカバレッジを増大できる低コストネットワークを提供することである。データサービスの成長に伴い、多入力多出力(multi−input multi−output:MIMO)技術は、新技術として、LTEシステムに導入される。MIMO技術の適用は、性能を向上するために使用できるリソースになる空き領域を作り出す。MIMO技術を用いる2つの通信体は、独立に信号を送信するために送信端で複数のアンテナを使用でき、受信端で同時に複数のアンテナを用いることにより元の情報を受信し及び復元できる。したがって、無線チャネル容量は指数関数的に増大される。帯域幅が増大されない状況では、スペクトル利用率が指数関数的に増大され得る。MIMO技術では、基地局により送信されるチャネル品質指示子(channel quality indicator:CQI)レポート構成情報に従って、ユーザ機器(user equipment:UE)は、構成情報により示されたパラメータ、例えば無線チャネルのCQI及びランク指示(rank indicator:RI)を基地局に報告する必要がある。基地局は、UEにより報告されるCQI及びRIに基づき、適応型変調及び符号化を実行し、よって無線条件に適応する。RIは、無線条件に従ってUEにより提案されたMIMOレイヤの数(非公式には、データ送信のために使用されることが提案されるデータチャネルの数)である。
しかしながら、MIMO機能を用いるために基地局及びUEが適応型変調及び符号化/復号化を正しいRIに基づきどのように正常に別個に実行するかは、業界において解決すべき問題である。
本発明は、正しいRIを用いて基地局とUEとの間でMIMO能力が正常に使用できるように、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法、基地局、及び端末を提供する。
第1の態様では、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法が提供される。当該方法は、基地局により、端末と前記基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するステップであって、前記指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により使用される情報を有する、ステップと、前記端末が前記指示情報に従って前記RIを送信するために占有されるビット数を決定できるように、前記基地局により、前記端末へ前記指示情報を送信するステップと、を有する。
第1の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、基地局により、端末と前記基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するステップは、前記端末が前記基地局に適合するとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は前記端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記指示情報を決定するステップ、又は、前記端末が前記基地局に適合しないとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、前記指示情報を決定するステップ、を有する。
第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。前記基地局により前記端末へ前記指示情報を送信するステップは、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末が第1のCQIレポート構成情報に従って前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記第1のCQIレポート構成情報を送信するステップ、又は前記指示情報が前記端末の前記端末の端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末が第2のCQIレポート構成情報に従って前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記第2のCQIレポート構成情報を送信するステップ、を有する。
第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記基地局により、前記端末へ前記指示情報を送信するステップは、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達するステップであって、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられる、ステップ、又は前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう、前記CQIレポート構成情報を用いることにより、前記端末に指示するステップ、又は前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達するステップであって、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられる、ステップ、を有する。
第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記基地局により、前記端末へ前記指示情報を送信するステップは、前記端末へ前記CA指示情報を送信するステップであって、前記CA指示情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられる、ステップを有する。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第5の可能な実装方法では、当該方法は、前記指示情報が前記端末へ送信される前に、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記指示情報が前記端末へ送信された後に、前記端末と前記基地局との間の前記対応に基づき前記ビット数を決定するステップ、を更に有する。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第6の可能な実装方法では、前記指示情報は、前記端末により送信される前記RIにより占有される前記ビット数を有する。
第1の態様の第6の可能な実装方法を参照して、第7の可能な実装方法では、前記方法は、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するステップ、を更に有する。
第2の態様では、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法が提供される。当該方法は、端末により、基地局により送信される指示情報を受信するステップであって、前記指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により用いられる情報を有する、ステップと、前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップと、を有する。
第2の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記ビット数を決定することを選択するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。前記端末により前記指示情報に従って前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報が受信された場合、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報が受信された場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達する場合、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられ、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が前記第1の情報を伝達しない場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、又は前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第2の情報を伝達する場合、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう、前記端末に指示するために用いられ、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有されるビット数を決定するステップは、前記基地局により送信された前記CA指示情報が受信された場合、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記端末により、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するステップは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を有する場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するステップ、を有する。
第2の態様の第1の可能な実装方法乃至第5の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第6の可能な実装方法では、前記方法は、前記基地局により送信された前記指示情報を受信する前に、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するステップ、を更に有する。
第2の態様を参照し、第7の可能な実装方法では、端末により、基地局により送信された指示情報を受信するステップは、前記端末により、前記RIにより占有され前記基地局により送信された前記ビット数を受信するステップ、を有する。
第3の態様では、基地局が提供される。当該基地局は、端末と基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成される指示情報決定ユニットであって、前記指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により使用される情報を有する、指示情報決定ユニットと、前記端末が前記指示情報に従って前記RI(rank indication)を送信するために占有される前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記指示情報を送信するよう構成される指示情報送信ユニットと、を有する。
第3の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、指示情報決定ユニットは、具体的には、端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定し、又は、端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定するよう、構成される。
第3の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記指示情報決定ユニットは、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を前記指示情報として決定し、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、第2のCQIレポート構成情報を前記指示情報として決定する、よう構成される第1の決定サブユニット、を有する。
第3の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記指示情報決定ユニットは、第3の決定サブユニットであって、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために使用され、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報により、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示し、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達し、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために使用される、よう構成される第3の決定サブユニットを有する。
第3の態様を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記指示情報決定ユニットは、具体的には、前記CA指示情報を前記指示情報として決定し、前記CA指示情報は、前記端末に、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう指示するために使用される、よう構成される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第5の可能な実装方法では、当該基地局は、RIビット決定ユニットであって、前記指示情報が前記端末へ送信される前に、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、又は前記指示情報が前記端末へ送信された後に、前記端末と前記基地局との間の前記対応に基づき前記ビット数を決定する、よう構成されるRIビット決定ユニット、を更に有する。
第3の態様を参照して、第6の可能な実装方法では、前記指示情報決定ユニットは、前記端末により送信された前記RIにより占有される前記ビット数を、前記指示情報として決定するよう構成される。
第3の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第7の可能な実装方法では、前記指示情報決定ユニットは、具体的には、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう構成される。
第4の態様では、端末が提供される。当該端末は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される指示情報受信ユニットであって、前記指示情報はRIを送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により用いられる、指示情報受信ユニットと、前記指示情報に従って、ランク指示(RI)により占有される前記ビット数を決定するよう構成されるRIビット決定ユニットと、を有する。
第4の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、具体的には、指示情報受信ユニットにより受信された前記指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記ビット数を決定することを選択するよう構成される。
第4の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。前記RIビット決定ユニットは、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される第1の決定サブユニットと、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される第2の決定サブユニットと、を有する。
第4の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記RI決定ユニットは、第3の決定サブユニットであって、前記基地局により送信され前記指示情報受信ユニットにより受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、前記第1の情報が、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、前記第2の情報が、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定する、よう構成される第3の決定サブユニット、を有する。
第4の態様を参照し、第4の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、具体的には、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された前記CA指示情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される。
第4の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を有する場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第4の態様、又は第4の態様の第1の可能な実装方法乃至第5の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第6の可能な実装方法では、前記RIビット決定ユニットは、前記指示情報受信ユニットが前記基地局により送信された前記指示情報を受信する前に、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第4の態様を参照して、第7の可能な実装方法では、前記指示情報受信ユニットは、具体的には、前記RIにより占有され前記基地局により送信された前記ビット数を受信するよう構成され、前記RIビット決定ユニットは、具体的には、前記指示情報受信ユニットにより受信される前記ビット数を、前記RIにより占有される前記ビット数として用いるよう構成される。
第5の態様では、基地局が提供される。当該基地局は、端末と基地局との間の対応、及び前記端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成されるプロセッサであって、前記指示情報は、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により使用される情報を有する、プロセッサと、前記端末が前記指示情報に従って前記RIを送信するために占有される前記ビット数を決定できるように、前記端末へ前記指示情報を送信するよう構成される送信機と、を有する。
第5の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記端末が前記基地局に適合するとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は前記端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記指示情報を決定し、又は、前記端末が前記基地局に適合しないとき、前記端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき前記指示情報を決定するよう、構成される。
第5の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQI(channel quality indicator)レポート構成情報を有する。プロセッサは、具体的には、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を指示情報として決定し、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第2のCQIレポート構成情報を指示情報として決定する、よう構成される。
第5の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記指示情報が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、前記第1の情報は、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために使用され、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で前記第1の情報を伝達しないと決定して、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示し、或いは、前記指示情報が前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達し、前記第2の情報は、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう端末に指示するために使用される、よう構成される。
第5の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法では、前記指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記CA指示情報を前記指示情報として決定するよう構成され、前記CA指示情報は、前記端末に、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう指示するために使用される。
第5の態様、又は第5の態様の第4の可能な実装方法について第1の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記指示情報が前記端末へ送信される前に、前記端末の前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、又は前記指示情報が前記端末へ送信された後に、前記端末と前記基地局との間の前記対応に基づき前記ビット数を決定する、よう更に構成される。
第5の態様を参照して、第6の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記端末により送信された前記RIにより占有される前記ビット数を、前記指示情報として決定するよう構成される。
第5の態様の第6の可能な実装方法を参照して、第7の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、前記端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第6の態様では、端末が提供される。当該端末は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される受信機であって、前記指示情報はランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために前記端末により用いられる、受信機と、前記指示情報に従って、前記RIにより占有される前記ビット数を決定するよう構成されるプロセッサと、を有する。
第6の態様を参照して、第1の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記受信機により受信された前記指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、前記ビット数を決定することを選択するよう構成される。
第6の態様又は第6の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記受信機が前記基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、前記受信機が前記基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定する、よう構成される。
第6の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、前記指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。前記プロセッサは、具体的には、前記基地局により送信され前記受信機により受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、前記第1の情報が、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信され前記受信機により受信された前記CQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定し、或いは、前記基地局により送信された受信された前記CQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、前記第2の情報が、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に従って前記ビット数を決定するよう前記端末に指示するために用いられる場合、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定する、よう構成される。
第6の態様の第1の可能な実装方法を参照し、第4の可能な実装方法では、前記プロセッサは、具体的には、前記受信機が前記基地局により送信されたCA指示情報を受信すると、前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう構成される。
第6の態様の第1の可能な実装方法乃至第4の可能な実装方法のうちの1つを参照して、第5の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記ビット数が前記端末の前記帯域結合により示される前記MIMO能力に基づき決定されるとき、現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を有する場合、前記帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、前記帯域に対応する前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装方法乃至第5の可能な実装方法のうちの任意の1つを参照して、第6の可能な実装方法では、前記プロセッサは、前記受信機が前記基地局により送信された前記指示情報を受信する前に、前記端末カテゴリにより示される前記MIMO能力に基づき前記ビット数を決定するよう更に構成される。
第6の態様を参照し、第7の可能な実装方法では、前記受信機は、具体的には、前記RIにより占有され前記基地局により送信された前記ビット数を受信するよう構成され、 前記プロセッサは、具体的には、前記受信機により受信される前記ビット数を、前記RIにより占有される前記ビット数として用いるよう構成される。
本発明により提供される、ランク指示(RI)ビット数を決定する方法、基地局、及び端末の技術的効果は次の通りである。端末が指示情報に従ってRIにより占有されるビット数を決定できるように、基地局は端末へ指示情報を送信する。したがって、基地局側と端末側はRIにより占有されるビット数を決定する基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の一実施形態の原理を説明する概略図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の一実施形態の概略フローチャートである。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の別の実施形態の概略フローチャートである。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。
本発明による基地局の一実施形態の概略的構造図である。
本発明による基地局の別の実施形態の概略的構造図である。
本発明による端末の一実施形態の概略的構造図である。
本発明による端末の別の実施形態の概略的構造図である。
本発明による基地局の一実施形態の概略的物理構造図である。
本発明による端末の一実施形態の概略的物理構造図である。
本発明の目的、技術的解決策、及び利点を明確にするために、以下に、本発明の実施形態における技術的解決策を本発明の実施形態における添付の図面を参照して明確且つ完全に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、全ての実施形態ではない。本発明の実施形態に基づき創造的労力を有しないで当業者により得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に包含される。
添付の図面は単に例示的な実施形態の概略図であり、添付の図面の中のモジュール又はプロセスは必ずしも本発明を実施する際に必要ないことが、当業者により理解されるべきである。
本文書は、端末及び/又は基地局を参照して種々の態様を記載する。
端末は、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供する装置を表し、無線端末又は有線端末であっても良い。無線端末は、無線接続機能を備えるハンドヘルド装置、又は無線アクセスネットワークを通じて1又は複数のコアネットワークと通信するモバイル端末である無線モデムに接続される別の処理装置であっても良い。例えば、無線端末は、携帯電話機(又は「セルラ」フォンとして参照される)、及びモバイル端末を備えるコンピュータであっても良い。別の例では、無線端末は、ポータブル、ポケット、ハンドヘルド、コンピュータ実装、又は車載モバイル機器であっても良い。更に別の例では、無線端末は、移動局(英語でmobile station)、アクセスポイント(英語でaccess point)、又はユーザ機器(英語でuser equipment:UE)であっても良い。説明を簡単にするため、前述の端末は、本発明の実施形態の各々において集合的にUEとして参照される。
基地局は、アクセスネットワークの中で無線インタフェースで1又は複数のセルを通じて無線端末と通信する装置であっても良い。例えば、基地局は、GSM(登録商標)又はCDMAではベーストランシーバ局(英語でbase transceiver station:BTS)、WCDMA(登録商標)ではNodeB(英語でNodeB)、LTEではevolved NodeB(eNB又はe−NodeB)、又はそれ以降の発展ネットワークにおける基地局であっても良く、本発明では限定されない。
本発明の実施形態は、主に、基地局及びUEにより、RIを送信するために占有されるビット数を決定する方法を記載する。本発明の実施形態におけるRIビット数を決定する方法を記載する前に、本発明の実施形態におけるソリューションを明らかにするために、RIレポートにおける幾つかの基本概念が定められる。
MIMO技術では、無線条件に適応するために、基地局がRIに従って適応型変調及び符号化を実行できるように、UEはRIを基地局に報告する必要がある。UEがRIをレポートするとき、UEは、RIにより占有される特定のビット数に従って符号化を実行し、RIを基地局へ送信し、基地局は、RIを得るためにビット数に従って復号化を実行する。
端末のMIMO能力は、端末のサポートされるMIMOレイヤの最大数の上位概念である。MIMO能力は、帯域間キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)/帯域内連続CA/帯域内非連続CA/非CAの異なるシナリオに基づき構成される。
3GPP Release8/9バージョンでは、アンテナのポート構成が考慮されない場合(つまり、基地局がデフォルトで8個のポートを有する)、MIMOレイヤの最大数が2であるとき、RIにより占有されるビット数は1であり、MIMOレイヤの最大数が4であるとき、2ビットが占有され、MIMOレイヤの最大数が8であるとき、3ビットが占有される。したがって、UEは、RIにより占有されるビット数を決定し、符号化を実行する。相応して、基地局は、RIのビット数を決定し復号化を実行する。UEによりサポートされるMIMOレイヤの最大数は、UEのカテゴリ(UEカテゴリ)により決定される。UEは異なる帯域(バンド)をサポートし得るが、UEは、同じMIMO能力を有する(つまり、全てのサポートされる帯域において、UEによりサポートされるMIMOレイヤの最大数は、同じである)。言い換えると、Release8/9バージョンでは、前述のMIMO能力はUEレベルである。例えば、UEのCategory値が5であり、対応するMIMOレイヤの最大数が4であり、RIにより占有され及びMIMOレイヤの最大数4に対応するビット数が2である場合、UEは、RIを基地局へ送信するとき、符号化のためにRIは2ビットを占有すると決定しても良い。
3GPP Release10バージョンでは、帯域結合(band combination)情報要素は、UEのアクセス能力に新たに導入される。この情報要素は、異なる帯域におけるUEのMIMO能力を示しても良く、異なる帯域に対応するサポートされるMIMO能力の最大数は異なる。つまり、MIMO能力は帯域レベルである(注:Release10では、帯域結合パラメータ及びカテゴリパラメータの両方は、UEのアクセス能力の中に存在する)。RIにより占有されるビット数は、現在のサービングセルが位置する帯域においてUEがサポートするMIMOレイヤの最大数に関連する。例えば、UEの帯域結合により示されるMIMOレイヤの最大数が8である場合、RIにより占有される及びMIMOレイヤの数8に対応するビット数は3であり、UEはRIが3ビットを占有することに従って符号化を実行する。
前述の端末カテゴリ(UEカテゴリ)は、UEアクセス能力の一部であり、帯域結合(band combination)も、UEアクセス能力の一部である。UEアクセス能力は、UEのバージョン番号を更に有しても良い。UEアクセス能力は静的能力であり、UEがオンのとき、UEアクセス能力は、記憶するために移動性管理エンティティ(mobility management entity:MME)へ送信される。UEが無線リソース制御(radio resource control:RRC)接続設定を開始するとき、基地局は、MMEからUEアクセス能力を要求する。
以下に、本発明の実施形態において、RIビット数を決定する方法、基地局側及び端末側における改良したソリューションを詳細に記載する。
<実施形態1>
図1は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の一実施形態の原理を説明する概略図である。図2は、本発明によるRIビット数を決定する方法の一実施形態の概略フローチャートである。本実施形態の方法は、基地局により実行され、UEは、本発明の実施形態では端末として参照される。図2に示すように、方法は以下のステップを含む。
201:基地局は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定する。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために端末により使用される情報を含む。
本発明の実施形態では、UEがRIを送信するときRIにより占有されるビット数は、基地局により送信された指示情報に従ってUEにより決定される。このステップでは、基地局は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO能力に従って、指示情報を決定する。
任意で、基地局は、以下の方法に従って指示情報を決定しても良い。端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力、又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定する。
任意で、基地局は、以下の方法に従っても指示情報を決定しても良い。端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定する。
前述の2つの代替方法では、「適合する」の意味は、例えば、基地局の3GPP Releaseバージョンが端末のそれと同じであり(例えば、基地局の種類と端末の種類の両方がRelease10バージョンである)、したがって基地局が端末に適合すると言える。基地局のReleaseバージョンが端末のそれと異なる場合(例えば、基地局の種類がRelease10バージョンであり、一方、端末の種類はRelease8バージョンである)、基地局は端末に適合しないと言える。別の例では、基地局が端末に適合するか否かは、2者の能力により反映されても良い。例えば、UEは帯域結合能力を有し、基地局は正しく復号化を実行できる。これは、基地局がUEに適合することも示す。
基地局が端末に適合するか否かに従って基地局が指示情報を決定することを説明するために、以下に一例が提供される。
例えば、基地局が端末に適合し、両者はRelease10バージョンである場合、基地局は、端末カテゴリ又は帯域結合に基づき指示情報を決定しても良い。基地局が端末に適合し、両者はRelease8/9バージョンである場合、基地局は、端末カテゴリに基づき指示情報を決定しても良い。
別の例では、基地局のバージョンが端末のバージョンより古い又は新しいというように、基地局が端末に適合しない場合、基地局は、端末カテゴリに基づき指示情報を決定しても良い。任意で、基地局のバージョンが端末のバージョンより新しい、又は基地局のバージョンが端末のバージョンと同じとき、基地局及び端末は、端末カテゴリに基づき別個にビット数を決定しても良く、基地局は指示情報を端末へ送信する必要がない。なお、バージョンの新しい又は古いは、Release10バージョンに従って決定されても良い。例えば、基地局がRelease10バージョン以降のバージョンであり、端末がRelease9バージョン以前のバージョンである場合、基地局のバージョンは、端末のバージョンより新しい。この場合、基地局は新しいバージョンの基地局であり、端末は古いバージョンの端末であるとも言える。
基地局は、基地局が端末に適合するか否かに従って、どのMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を計算するかを決定し、端末に指示情報を送信する。したがって、基地局及び端末は、RIを決定するための決定基準を有し、基地局及び端末の両者は、決定基準に従ってRIビット数を計算する。このように、基地局及び端末により決定されるRIビット量が同じであることが保証できる。したがって、基地局は、端末により送信されるRIを理解でき、それにより、2者間のMIMO機能の正常な実施を保証する。
202:端末へ指示情報を送信し、したがって端末は、指示情報に従ってRIを送信するために占有されるビットを決定する。
基地局は、UEへ決定した指示情報を送信する。ここで、指示情報は、RIにより占有されるビット数を決定するために端末により使用される。つまり、基地局は、指示情報を使用することにより、RIにより占有されるビット量とUE及び基地局により決定されるビット量が同じであることを保証する。
201で記載したように、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定し、又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定しても良い。指示情報を決定するための基礎は異なり、したがって、送信される指示情報も異なっても良い。例えば、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定された指示情報は、帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定された指示情報と異なる。なお、基地局は、指示情報として複数の方法で情報を用いても良い。
任意で、基地局により決定される指示情報は、CQIレポート構成情報を有しても良い。具体的には、この種の指示情報が与えられると、以下の2つの代替方法が採用されても良い。
第1の方法は次の通りである。指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、基地局は、第1のCQIレポート構成情報を端末へ送信しても良い。したがって、端末は、第1のCQIレポート構成情報に従ってビット数を決定する。或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、基地局は、第2のCQIレポート構成情報を端末へ送信しても良い。したがって、端末は、第2のCQIレポート構成情報に従ってビット数を決定する。
例えば、第1のCQIレポート構成情報は、3GPP Release10以降のバージョンのCQIレポート構成情報であっても良く、第2のCQIレポート構成情報は、3GPP Release10以前のバージョンのCQIレポート構成情報であっても良い。
この方法の利点は、実装が比較的簡単であり、RIビット数を決定する異なる基礎が異なるバージョンのCQIレポート構成情報を送信することにより示され得ることである。
任意で、基地局は、端末の能力にも従って指示情報決定しても良い(例えば、基地局は、取得された端末能力の中の端末のバージョンに従って、端末が新しいバージョンであると決定しても良い)。端末が新しいバージョンであることも可能であるが、基地局により取得されたUE能力は組合せを有しない(UE能力は帯域結合をサポートしない)。この場合には、基地局がRelease10以降のバージョンのCQIレポート構成情報をUEへ送信しても、UEは、依然として端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定し、基地局も端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定する。
第2の方法は次の通りである。指示情報が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中の第1の情報を伝達する。ここで、第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中の第1の情報を伝達しない。ここで、CQIレポート構成情報は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。
指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中の第2の情報を伝達する。ここで、第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。
例えば、第2の方法で、第1の情報又は第2の情報は、情報を示すためにビットを用いても良い。例えば、「0」は端末カテゴリにより示されるMIMO能力を示すために用いられても良く、「1」は帯域結合により示されるMIMO能力を示すために用いられても良い。基地局が、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を決定することを選択する場合、第2の情報を提供するために「0」が送信されても良い。基地局が、帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を決定することを選択する場合、第1の情報を提供するために「1」が送信されても良い。
第2の方法の実装方法は比較的柔軟であり、RIビット数を決定するための異なる基礎の指示は比較的明らかなので、基地局は異なる方法を柔軟に選択できる。
任意で、基地局により決定される指示情報は、CA指示情報を有しても良い。
具体的には、この種の指示情報が与えられると、基地局は、CA指示情報を端末へ送信しても良い。ここで、CA指示情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる。
任意で、基地局により端末へ送信される指示情報は、正に、端末により送信されるRIにより占有されるビット数であっても良い。
この場合、基地局自体が、端末と基地局との間の対応に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定することを決定した後に、基地局自体が、端末カテゴリ又は帯域結合により示されるMIMO能力に従って、RIにより占有されるビット数を計算し、ビット数をUEへ送信し、そして、UEは送信のためにビット数を直接符号化し得る。
本方法と先の方法との間の差は次の点にある。先の方法では、UEは、指示情報に従ってカテゴリ又は帯域結合を選択し、次に、UEが、最終的に決定されたカテゴリ又は帯域結合に従って、RIにより占有されるビット数を選択する。一方、本方法では、UEは、RIにより占有され基地局により配信されるビット数に従って直接符号化を実行し、RIにより占有されるビット数は計算により基地局により得られ、UEへ直接送信される。ビット数を直接送信する方法の利点は、次の通りである。端末側での処理が大幅に簡略化でき、端末側は、ビット数を受信した後にビット数に従ってRIを直接符号化でき、RIビット数を計算又は決定する必要がない。さらに、基地局側もRIを復号化するときRIビット数を決定する必要がないので、基地局における処理もある程度簡略化できる。ビット数がUEへ直接送信される場合、指示情報は、追加で設計される必要がない。
任意で、基地局自体がRIビット数を計算するとき、以下の場合が生じ得る。ビット数が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、端末により現在使用されている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、該帯域に対応するビット数は、該帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき決定される。これにより、基地局及び端末が決定された決定基準に基づきRIビット数を計算することを保証する。
任意で、指示情報を端末へ送信する前に、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する。或いは、指示情報を端末へ送信した後に、基地局は、端末と基地局との間の対応に基づき、ビット数を決定する。
さらに、基地局自体も、端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、RIにより占有されるビット数を決定する。そして、UEにより報告されるRIを受信するとき、基地局は、RIを得るために、ビット数に従って復号化を実行する。基地局及びUEは、同じ基準に基づきRIにより占有されるビット数を決定する、つまり、決定基準が同じなので、基地局及びUEは、RIにより占有されるビット数について同じ決定結果を有する。それにより、基地局によるRIの正しい復号化及びMIMO機能の正常な実装を保証する。本実施形態の基地局は、前述の方法に従って、RIにより占有されるビット数を決定し、指示情報を端末へ送信する。ここで、2つの動作を実行するシーケンスは、本発明の実施形態に限定されない。
本実施形態の方法に従ってRIビット数を決定することにより、基地局及び端末側がRIにより占有されるビット数の理解について合意することが保証され得る。例えば、現在の標準プロトコルでは、基地局は、UEのバージョン番号を知ることができるが、UEは基地局のバージョン番号を知ることができない。したがって、Rel10以降のバージョンのUEがRel8/9の基地局にアクセスするとき、UEは、帯域結合及びカテゴリを同時に報告しても良いが、帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数に従ってRIにより占有されるビット数を決定する。しかしながら、古いバージョンRel8/9の基地局は、Rel10で新しく導入された帯域結合情報要素を認識できず、UEのCategory値に対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数に従ってRIビット数を決定できるのみである。したがって、基地局及びUEは、RIにより占有されるビット数の異なる理解を有する。例えば、UEにより報告されるCategory値は5で満たされ、対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数が4レイヤであるが、UEにより報告される帯域結合は、現在の帯域に対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数が8レイヤであると示す。この場合、RIを符号化するとき、UEは、帯域結合に従って、RIが3ビットを占有すると決定する。しかしながら、復号化を実行するとき、基地局は、Category値に従って、RIが2ビットを占有すると見なす。結果として、基地局は、復号化により誤った値を得て、UEにより報告されるRIを正しく得ることができない。したがって、基地局とUEとの間のMIMO機能は正常に使用できない。本実施形態の方法を用いることにより、実際に基地局と端末の両者が、指示情報に従ってRIビット数を決定するので、基地局が端末により送信されたRIを正しく復号化することを保証でき、MIMO機能が基地局とUEとの間で正しいRIに基づき正常に使用できる。
<実施形態2>
図3は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の別の実施形態の概略フローチャートである。本実施形態の方法は、UEにより実行される。図3に示されるように、この方法は、以下を含む。
301:端末は、基地局により送信される指示情報を受信する。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために、端末により使用される情報を含む。
UEは、基地局により送信される指示情報を受信する。ここで、指示情報は、RIにより占有されるビット数を決定するために使用される。基地局は、UEに、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定するよう指示し、指示情報に従って、基地局自体がRIにより占有されるビット数を決定するよう指示する。
指示情報は、複数の形式を有しても良い。例えばビット「0」又は「1」は指示のために使用されても良い。RIにより占有され基地局により決定されるビット数は、指示情報として直接用いられても良い。
302:端末は、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
指示情報を受信した後に、UEは、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。例えば、UEが基地局により送信された「0」(端末カテゴリにより示されるMIMO能力が選択されることを示す)を受信する場合、相応して、UEは、RIビット数を決定するための基準としてカテゴリを選択することを決定する。代替で、基地局により送信されUEにより受信される指示情報がRIにより占有されるビット数である場合(ビット数は、基地局により決定され、UEへ直接送信される)、RIは、送信のためにビット数に従って直接符号化される。
RIを送信するとき、UEは、ビット数に従って、基地局へ送信されるRIを符号化する。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
以下の実施形態では、幾つかの特定の例が用いられ、基地局及びUEがRIビット数を決定する方法を説明する。ここで、本実施形態の一部における指示情報は、具体的には、決定基準を選択するため、及び決定基準に従ってRIにより占有されるビット数を決定するために用いられる。一方で、他の実施形態では、指示情報は、直接的に、RIにより占有され且つ決定基準に従って基地局により決定されたビット数である。本願明細書では決定基準は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力、又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力を表す。
<実施形態3>
本実施形態における指示情報は、異なるバージョンのCQIレポート構成情報を有する。つまり、基地局は、異なるバージョンのCQIレポート構成情報を指示情報としてUEへ送信する。UEは、異なるバージョンのCQIレポート構成情報に従って、端末カテゴリにより示されたMIMO能力又は帯域結合により示されたMIMO能力がRIにより占有されるビット数を決定するための決定基準としての役割を果たす必要があることを知り得る。
図4は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。図4に示すように、方法は以下を含む。
401:基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる決定基準を決定する。
基地局は、複数の方法で決定基準を選択しても良い。例えば、基地局は、端末と基地局との間の対応に従って、決定基準を決定しても良い。
任意で、端末が基地局に適合するとき(基地局がUEのバージョンを知ることができる)、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定することを、選択する。端末が基地局に適合しないとき、基地局は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定することを選択する。
例えば、Release8/9バージョンの基地局の場合、基地局は、Release10バージョンで導入された帯域結合方法をサポートしないので、基地局は、決定基準として端末カテゴリ「Category」を選択する。例えば、基地局が端末に適合するとき、端末及び基地局の両者は、Release8/9バージョンであり、確実にUEカテゴリが決定基準として選択される。基地局が端末に適合しないとき、端末はRelease10バージョンだが、基地局は帯域結合方法をサポートせず、UEカテゴリも決定基準として選択される。
別の例では、Release10バージョンの基地局では、基地局が端末に適合するとき、端末及び基地局の両者は、Release10バージョンであり、基地局は、カテゴリ又は帯域結合方法を選択しても良い。基地局が端末に適合しないとき、UEはRelease8/9バージョンである。UEのバージョンは古く、Release10バージョンで導入された帯域結合方法をサポートしないので、基地局は、決定基準として端末カテゴリ(Category)も選択する。
402:基地局は、決定された決定基準に従ってUEへ指示情報を送信する。
指示情報は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる情報である。本実施形態における指示情報は、具体的には、どの決定基準を選択するかを決定するために端末により用いられる情報である。決定基準が決定された後に、UEは、決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。本実施形態における指示情報は、異なるバージョンのCQIレポート構成情報である。
例えば、基地局により決定された決定基準がUEの帯域結合(band combination)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、第1のCQIレポート構成情報をUEへ送信する。ここで、第1のCQIレポート構成情報は、例えば、Release10バージョン以降のバージョンのCQIレポート構成情報であり、Release10バージョンのCQIレポート構成情報は、具体的には、情報要素cqi−ReportConfig−r 10を表す。
基地局により決定された決定基準がUEの端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、第2のCQIレポート構成情報をUEへ送信する。ここで、第2のCQIレポート構成情報は、例えば、Release10バージョン以前のバージョンのCQIレポート構成情報である。Release10バージョン以前のバージョンのCQIレポート構成情報は、情報要素cqi−ReportConfig(バージョンの添え字無し)を表す。
任意で、2つの無線インタフェースメッセージは、指示情報、つまりCQIレポート構成情報を伝達しても良い。例えば、それは、基地局により端末へ送信される無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)接続設定メッセージ(RRC Connection Setup)又はRRC接続再構成メッセージ(RRC Connection Reconfiguration)であっても良い。RRC接続設定メッセージは、UEがアイドル状態から接続状態に入ると、基地局により送信される。RRC接続再構成メッセージは、UEが接続状態になると、基地局により送信される。特定の実装では、指示情報は、別のメッセージの中で伝達され、UEへ送信されても良い。例えば、指示情報は、特定のメッセージを使用することにより、独立に送信される。
403:UEは、基地局により送信された受信された指示情報に従って、使用するべき決定基準を選択する。
本実施形態におけるUEは、基地局により送信された、異なるバージョンのCQIレポート構成情報に従って、使用されるべき決定基準を選択できる。つまり、UEの端末カテゴリにより示されるMIMO能力又は帯域結合により示されるMIMO能力は、決定基準として選択される。
例えば、UEにより受信される指示情報が第1のCQIレポート構成情報であり、第1のCQIレポート構成情報が、例えばRelease10バージョン以降のCQIレポート構成情報である場合、UEは、帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として選択する。UEにより受信される指示情報が第2のCQIレポート構成情報であり、第2のCQIレポート構成情報が、例えばRelease10バージョン以前のCQIレポート構成情報である場合、UEは、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
404:UEは、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
UEが端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力を決定基準として選択する場合、Category値(Category1−5)に対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数は、RIによりサポートされるビット数を計算するために使用される。UEが帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として選択する場合、帯域結合により示されるMIMO能力は、RIにより占有されるビット数を計算するために使用される。
405:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
406:UEはRIを基地局へ送信する。
407:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
408:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
本発明の実施形態は、前述の407及び408の実行順序に限定されない。例えば、基地局がビット数に従ってRIを復号化する408は、ステップ406の後に実行されるが、基地局が決定基準に従ってRIにより占有されるビット数を決定する407は、ステップ408の後に実行されても良く、必ずしもステップ406の後に実行される必要はない。例えば、基地局は、401で決定基準を決定した後に、及び402で指示情報を送信する前に、ステップ407も実行しても良い(これは、単に一例として用いられ、ステップは、特定の実装において他の時間に実行されても良い)。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態4>
本実施形態における指示情報は、CQIレポート構成情報も含むが、どの決定基準が選択されるべきかをUEに通知するために、CQIレポート構成情報に特定の新しい情報が導入される。
図5は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。本実施形態では、図4の実施形態のステップと同じステップは繰り返されない。図5に示すように、方法は以下を含む。
501:基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる決定基準を決定する。
502:基地局は、決定された決定基準に従ってUEへ指示情報を送信する。
本実施形態における指示情報は、CQIレポート構成情報に新たに追加される情報である。また、異なる決定された決定基準に従って指示情報を送信するために、基地局により使用される複数の方法が存在する。
例えば、基地局により決定された決定基準がUEの帯域結合(band combination)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、UEへ送信されるCQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達する。ここで、第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用される。基地局により決定された決定基準がUEの端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、UEへ送信されるCQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達しない。ここで、CQIレポート構成情報は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用される。
別の例では、基地局により決定された決定基準がUEの端末カテゴリ(Category)により示されるMIMO能力である場合、基地局は、UEへ送信されるCQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達する。ここで、第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために使用される。
同様に、指示情報は、RRC接続設定メッセージ又はRRC接続再構成メッセージの中で伝達されても良い。
503:UEは、基地局により送信された受信された指示情報に従って、使用するべき決定基準を選択する。
本実施形態におけるUEは、基地局が基準指示情報を送信する異なる方法に従って、使用されるべき決定基準を選択できる。つまり、UEの端末カテゴリにより示されるMIMO能力又はUEの帯域結合により示されるMIMO能力は、決定基準として選択される。
例えば、UEにより受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、第1の情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、UEは、帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として選択する。代替で、UEにより受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、UEは、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
別の例では、UEにより受信されたCQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、第2の情報が端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、UEは、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
504:UEは、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
505:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
506:UEはRIを基地局へ送信する。
507:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
508:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態5>
本実施形態における指示情報は、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)指示情報を有する。つまり、UEは、基地局により送信されたCA指示情報に従って、端末カテゴリ方法又は帯域結合方法を決定基準として選択することを決定しても良い。CA指示情報は、CA構成情報及びCA解放情報を有しても良い。ここで、CA構成情報は、二次サービングセルを追加するようUEに指示する構成情報であり、CA解放情報は、最後の二次サービングセルが削除されることを示す構成情報である。
図6は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。図6に示すように、方法は以下を含む。
601:基地局及びUEの両者は、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択する。
本実施形態では、CAが構成される前に、UE及び基地局の両者は、デフォルトで、RIにより占有されるビット数を計算するためにCategory値(Category1−5)に対応するMIMO能力を用いても良い。
留意すべきことに、図4及び図5の実施形態では、基地局が指示情報をUEへ送信する前に、基地局及びUEの両者は、デフォルトで、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択しても良い。基地局が指示情報を送信した後に、UE及び基地局は、指示情報に対応する決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を計算する。つまり、このステップの方法は、本発明の任意の実施形態に適用可能である。
602:基地局は、CA構成情報をUEへ送信する。
基地局は、UEバージョンを認識できる。基地局がUEは新しいバージョンであるRelease10バージョンの端末であると認識する場合、基地局は、CA構成情報をUEへ送信して、UEに、キャリアアグリゲーション方法を用いることにより通信するよう指示しても良い。CA構成情報は、基地局によりUEへ送信される指示情報である。
CA構成情報は、RRC接続再構成メッセージの中で伝達されても良い。また、CA構成情報は、具体的には、二次サービングセル追加(SCell Addition)に関する情報要素であっても良い。
603:基地局は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として用いると決定する。
基地局がUEのバージョンを認識し、CA構成情報をUEへ送信するとき、基地局自体は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力を決定基準として用いることを選択する。これは、UEが、より新しいバージョンの端末であり、帯域結合方法をサポートできるからである。
604:UEは、基地局により送信された受信された指示情報に従って、使用するべき決定基準を選択する。
例えば、UEにより受信されたCA指示情報がCA構成情報である場合、帯域結合により示されるMIMO能力は、決定基準として選択される。
605:UEは、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
606:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
607:UEはRIを基地局へ送信する。
608:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
609:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
任意で、UEが602で基地局により送信されたCA構成情報を受信した後に、基地局がそれ以降にCA解放情報を送信したか否かに関係なく、つまり、UEがそれ以降にCAを構成するかCAを構成しないかに関係なく、帯域結合により示されるMIMO能力は、UEと基地局との間の接続が解放されるまで又はUEが別の基地局にハンドオーバされるまで、決定基準として使用され続ける。
任意で、UEが602で基地局により送信されたCA構成情報を受信した後に、UEが基地局により送信されたCA解放情報を受信した場合、UEは、CA解放情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として選択しても良く、基地局は、CA解放情報をUEへ送信した後に、端末カテゴリにより示されるMIMO能力を決定基準として用いる。これは、以下と同等である。CAが構成される場合、基地局及びUEの両者は、RIにより占有されるビット数を決定するために帯域結合方法を用い、CAが構成されない場合、基地局及びUEの両者は、RIにより占有されるビット数を決定するためにCategoryを用いる。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態6>
本実施形態における指示情報は、RIにより占有される決定されたビット数を有する。つまり、基地局自体は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を得て、ビット数を直接UEへ送信されるべき指示情報として用いる。UEは、決定基準を選択する必要がないが、直接、ビット数に従ってRIを符号化する。
図7は、本発明によるランク指示(RI)ビット数を決定する方法の更に別の実施形態の概略シグナリング図である。図7に示すように、方法は以下を含む。
701:基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために用いられる決定基準を決定する。
702:基地局は、決定された決定基準に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
703:基地局は、RIにより占有される決定されたビット数をUEへ送信する。
基準指示情報は、RRC接続設定メッセージ又はRRC接続再構成メッセージの中で伝達されても良い。
704:UEは、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。
UEは、直接、基地局により送信されたビット数をRIにより占有されUE自体により決定されたビット数として用いても良い。
705:UEはビット数に従ってRIを符号化する。
706:UEはRIを基地局へ送信する。
707:基地局は、UEにより送信されたRIを受信するとき、RIを復号化するためにビット数を用いる。
本実施形態におけるランク指示(RI)ビット数を決定する方法では、端末は、基地局により送信された指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定するための基準について合意している。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態7>
以下の例におけるRIビット数を決定する方法は、本実施形態において記載される。基地局及びUEの両者がRIにより占有されるビット数を決定するために帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数を用いると仮定すると、UEは、基地局に報告するとき、帯域結合及び対応するサポートされるMIMOレイヤの最大数を報告しても良い。通常、報告される帯域結合は、1つの帯域のみを有する。したがって、サポートされるMIMOレイヤの最大数は、該帯域に対応するレイヤの数である。しかしながら、特別な場合は、UEの現在の帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合である。
この場合、毎回、帯域(band)により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数が異なる場合(現在の標準プロトコルは、端末製造者によりこの実装をサポートする)、本実施形態は、少なくとも2回現れる帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値が決定基準として選択されることを指定する。例えば、帯域結合が帯域1(a)及び帯域1(b)を含む場合、帯域1(a)により示されるMIMOレイヤの数は4であり、帯域1(b)により示されるMIMOレイヤの数は8であり、8が、全体の帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数として選択される。
帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数が毎回同じ場合、同じMIMOレイヤの数が、全体の帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数として選択される。この場合、同じMIMOレイヤの数は、少なくとも2回現れる前述の帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値としても理解されても良い。例えば、帯域結合が帯域1(a)及び帯域1(b)を含む場合、帯域1(a)により示されるMIMOレイヤの数は4であり、帯域1(b)により示されるMIMOレイヤの数は4であり、4が、全体の帯域結合により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数として選択される。
本実施形態において記載された例は、本発明の任意の他の実施形態に適用可能である。
<実施形態8>
図8は、本発明に従う基地局の一実施形態の概略構造図である。ここで、基地局は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図8に示すように、本実施形態における基地局は、指示情報決定ユニット81と、指示情報送信ユニット82と、を有しても良い。
指示情報決定ユニット81は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成される。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために端末により使用される情報を含む。
指示情報送信ユニット82は、指示情報を端末へ送信するよう構成される。したがって、端末は、指示情報に従って、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定できる。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定し、又は、端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定するよう、構成される。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、CA指示情報を指示情報として決定するよう構成される。ここで、CA指示情報は、端末に、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう指示するために使用される。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、端末により送信されたRIにより占有されるビット数を、指示情報として決定するよう構成される。
さらに、指示情報決定ユニット81は、具体的には、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう構成される。
図9は、本発明による基地局の別の実施形態の概略的構造図である。図9に示すように、基地局の中の指示情報決定ユニット81は、以下のユニット、つまり、第1の決定サブユニット811、第2の決定サブユニット812、及び第3の決定ユニットサブユニット813、を選択的に有しても良い。
第1の決定サブユニット811は、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を指示情報として決定するよう構成される。
第2の決定サブユニット812は、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第2のCQIレポート構成情報を指示情報として決定するよう構成される。
第3の決定サブユニット813は、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、ここで第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用され、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報が、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示することを決定し、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達することを決定し、ここで第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために使用される、よう構成される。
さらに、基地局は、RIビット決定ユニット83を更に有しても良い。RIビット決定ユニット83は、指示情報が端末へ送信される前に、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、指示情報が端末へ送信された後に、端末と基地局との間の対応に基づきビット数を決定する、よう構成される。
本実施形態における基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために、指示情報を端末へ送信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態9>
図10は、本発明に従う端末の一実施形態の概略構造図である。ここで、端末は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図10に示すように、本実施形態における端末は、指示情報受信ユニット1001と、RIビット決定ユニット1002と、を有しても良い。
指示情報受信ユニット1001は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される。ここで、指示情報は、RIを送信するために占有されるビット数を決定するために、端末により使用される情報を有する。
ランク指示(RI)ビット決定ユニット1002は、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、具体的には、指示情報受信ユニットにより受信された指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、ビット数を決定することを選択するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、具体的には、指示情報受信ユニットが基地局により送信されたCA指示情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、具体的には、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう構成される。
さらに、RIビット決定ユニット1002は、指示情報受信ユニットが基地局により送信されたCA指示情報を受信する前に、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう更に構成される。
さらに、指示情報受信ユニット1001は、具体的には、RIにより占有され基地局により送信されたビット数を受信するよう構成される。RIビット決定ユニット1002は、具体的には、指示情報受信ユニットにより受信されるビット数を、RIにより占有されるビット数として用いるよう構成される。
図11は、本発明による端末の別の実施形態の概略的構造図である。図11に示すように、図10に示した構造に基づき、RIビット決定ユニット1002は、次のユニット、つまり第1の決定サブユニット1003、第2の決定サブユニット1004、及び第3の決定サブユニット1005、を選択的に有しても良い。
第1の決定サブユニット1003は、指示情報受信ユニットが基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
第2の決定サブユニット1004は、指示情報受信ユニットが基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
第3の決定サブユニット1005は、基地局により送信され指示情報受信ユニットにより受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、第1の情報が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信された受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信された受信されたCQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、第2の情報が、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する、よう構成される。
本実施形態における端末は、RIにより占有されるビット数を決定するために、基地局により送信された指示情報を受信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態10>
図12は、本発明に従う基地局の一実施形態の概略物理構造図である。ここで、基地局は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図12に示すように、本実施形態における基地局は、プロセッサ1201と、送信機1202と、を有しても良い。
プロセッサ1201は、端末と基地局との間の対応、及び端末のMIMO(multi−input multi−output)能力に従って、指示情報を決定するよう構成される。ここで、指示情報は、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために端末により使用される情報を含む。
送信機1202は、端末へ指示情報を送信するよう構成される。したがって端末は、指示情報に従ってRIを送信するために占有されるビット数を決定できる。
さらに、プロセッサ1201は、具体的には、端末が基地局に適合するとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、指示情報を決定し、又は、端末が基地局に適合しないとき、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき指示情報を決定するよう、構成される。
さらに、指示情報は、チャネル品質指示子(CQI)レポート構成情報を有する。プロセッサ1201は、具体的には、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第1のCQIレポート構成情報を指示情報として決定し、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、第2のCQIレポート構成情報を指示情報として決定する、よう構成される。
さらに、指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。プロセッサ1201は、具体的には、指示情報が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達することを決定し、ここで第1の情報は、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために使用され、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第1の情報を伝達しないと決定して、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示し、或いは、指示情報が端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、CQIレポート構成情報の中で第2の情報を伝達し、ここで第2の情報は、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために使用される、よう構成される。
さらに、指示情報は、CA(carrier aggregation)指示情報を有する。プロセッサ1201は、具体的には、CA指示情報を指示情報として決定するよう構成される。ここで、CA指示情報は、端末に、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう指示するために使用される。
さらに、プロセッサ1201は、指示情報が端末へ送信される前に、端末の端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、指示情報が端末へ送信された後に、端末と基地局との間の対応に基づきビット数を決定する、よう更に構成される。
さらに、プロセッサ1201は、具体的には、端末により送信されたRIにより占有されるビット数を、指示情報として決定するよう構成される。
さらに、プロセッサ1201は、具体的には、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、端末により現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう更に構成される。
本実施形態における基地局は、RIにより占有されるビット数を決定するために、指示情報を端末へ送信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
<実施形態11>
図13は、本発明に従う端末の一実施形態の概略物理構造図である。ここで、端末は、本発明の任意の実施形態による方法を実行しても良い。図13に示すように、本実施形態における端末は、受信機1301と、プロセッサ1302と、を有する。
受信機1301は、基地局により送信された指示情報を受信するよう構成される。ここで、指示情報は、ランク指示(RI)を送信するために占有されるビット数を決定するために、端末により使用される情報を有する。
プロセッサ1302は、指示情報に従って、RIにより占有されるビット数を決定するよう構成される。
さらに、プロセッサ1302は、具体的には、受信機により受信された指示情報に従って、端末カテゴリにより示されるMIMO(multi−input multi−output)能力又は帯域結合により示されるMIMO能力に基づき、ビット数を決定することを選択するよう構成される。
さらに、指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。プロセッサ1302は、具体的には、受信機が基地局により送信された第1のCQIレポート構成情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、受信機が基地局により送信された第2のCQIレポート構成情報を受信すると、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する、よう構成される。
さらに、指示情報は、CQIレポート構成情報を有する。プロセッサ1302は、具体的には、基地局により送信され受信機により受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達し、第1の情報が、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信され受信機により受信されたCQIレポート構成情報が第1の情報を伝達しない場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定し、或いは、基地局により送信された受信されたCQIレポート構成情報が第2の情報を伝達し、第2の情報が、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に従ってビット数を決定するよう端末に指示するために用いられる場合、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定する、よう構成される。
さらに、プロセッサ1302は、具体的には、受信機が基地局により送信されたCA指示情報を受信すると、帯域結合により示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう構成される。
さらに、プロセッサ1302は、具体的には、ビット数が端末の帯域結合により示されるMIMO能力に基づき決定されるとき、現在用いられている帯域結合が少なくとも2回現れる帯域を含む場合、帯域により示されるサポートされるMIMOレイヤの最大数の最大値に基づき、帯域に対応するビット数を決定するよう更に構成される。
さらに、プロセッサ1302は、受信機が基地局により送信された指示情報を受信する前に、端末カテゴリにより示されるMIMO能力に基づきビット数を決定するよう更に構成される。
さらに、受信機1301は、具体的には、RIにより占有され基地局により送信されるビット数を受信するよう構成される。プロセッサ1302は、具体的には、受信機により受信されたビット数を、RIにより占有されるビット数として用いるよう構成される。
本実施形態における端末は、RIにより占有されるビット数を決定するために、基地局により送信された指示情報を受信する。したがって、基地局側及び端末側は、RIにより占有されるビット数を決定する基準について合意できる。したがって、UEがRIを報告するとき、UE及び基地局は、RI情報により占有されるビット数の理解について合意している。これにより、MIMO機能が、正しいRIに基づき、基地局とUEとの間で正常に使用できることを保証する。
当業者は、方法の実施形態のステップの全部又は一部が関連するハードウェアに指示するプログラムにより実装されても良いことを理解する。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されても良い。プログラムが実行するとき、方法の実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
最後に、留意すべきことに、前述の実施形態は、単に本発明の技術的ソリューションを説明するためであり、本発明の範囲を限定しない。本発明は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施形態の技術的ソリューションの範囲から逸脱することなく、彼らが前述の実施形態で説明した技術的ソリューションに変更を行い、又はそれら実施形態の一部又は全部の技術的特徴を等価に置換できることを理解する。