本発明は、ユーザが「ロイヤルティポイント(loyalty points)」を商品やサービスの購入に切れ目なく効率的に使用できるデータ処理システム及びコンピュータによる方法を提供する。本発明は、特に、ロイヤルティプログラムの伴うこれまでの交換制限や妨げなしでユーザがポイントを利用できる。
図1は、これまでのロイヤリティプログラムにおける制限なしでポイントを使用するための現在開示されたシステムの実施形態を示す。システム100は、クライアントコンピュータ102と、ロイヤリティ情報交換サーバ103と、マーチャントサーバ104とを備える。クライアントコンピュータ102は、いかなるモバイル機器又はコンピュータ機器であっても良く、さらに詳しく述べると、例えばスマートフォンやタブレット等である。クライアントコンピュータ102は、一以上のロイヤリティプログラムに入会する又は資格があるユーザにより操作され、例えば、オンラインで買い物をする又はオンライン広告を閲覧することで、ロイヤリティポイント(又は「ポイント」)を得られる。クライアントコンピュータ102は、ツールバー102A及び/又はブラウザ102Bを含む。
ブラウザ102Bは、例えばインターネットなどの分散ネットワーク内における様々なウェブサイトのアクセス及び閲覧をユーザに許可する。ツールバー102Aはブラウザ(ただしブラウザと一体化し得る)と分離するプログラムであり、ポイント利用、ポイント生成/追跡、検索機能性、ディスプレー広告、及び/又はブランド戦略を含む機能に関連する一以上の報酬及びプロモーションを提供する。特に、一実施形態では、ツールバー102Aは、ロイヤルティ情報交換サーバ103を用いて、加盟店に意識させないで、加盟店ウェブサイトと一体となって一つ以上のロイヤルティプログラムからポイントの利用を手助けする。このプロセスが以下により詳細に説明される。
一実施形態では、ツールバー102A又は他のツールバーはポイントの追跡又は生成のために用いられることがある。例えば、ツールバーが提携ウェブサイト(例えば「blog.com」)からダウンロードされた場合、表示又は選択された広告に基づきユーザがインターネットを閲覧するときに選択的に構成されたツールバーは広告を表示し、または、報酬プログラムの具体的な特徴に従ってユーザにより他のポイント生成アクティビティが行われ、ツールバーはユーザにポイントを与え/提供し、ロイヤルティ情報交換サーバ103又は各ロイヤルティプログラムサーバに報酬データを送信する。当業者に明らかなように、ポイントは多様な方法で生成されることがあり、本発明により用いられるポイントの生成は本実施形態に限定されることはない。
ロイヤルティプログラムと関係がある事業体又は第三者が運営することがあるロイヤルティ情報交換サーバ103は、ウェブサイト103Aとポイントデータベース103Bを含む。クライアントコンピュータ102は、インターネット101を介してウェブサイト103Aにアクセスし、また、ユーザは関連するロイヤルティプログラム(可能な場合は)、関連するロイヤルティ情報交換プログラムに入会、及び/又はツールバー102Aをダウンロードすることがある。クライアントコンピュータ102は、各サーバにおいて他の事業体が出資するロイヤルティプログラムにアクセス及び入会することがある。一実施形態では、ロイヤルティ情報交換サーバ103は独自のロイヤルティプログラムを提供しない。ロイヤルティ情報交換サーバ103は、ただ一つのロイヤルティプログラムに専念する場合がある一方、好適な実施形態では、ポイント利用アクティビティのための情報センターとして複数のプログラムを支援するために機能する。様々なロイヤルティプログラムは、例えばそれらのユーザが各ロイヤルティプログラムの範囲外及び制約されたロイヤルティネットワーク外でポイントを利用できるように、ロイヤルティ情報交換サーバ103に登録され得る。
ユーザの累積ポイントに関する情報は、ポイントデータベース103Bに格納される。さらに、様々なロイヤルティプログラムポイントの交換レートに関する情報はポイントデータベース103Bに格納される。例えば、第1の法人が出資するロイヤルティプログラム1と、第2の法人が出資するロイヤルティプログラム2とが、情報交換コーポレーションが出資するロイヤルティ情報交換サーバ103により支援される。この例において、ポイントデータベース103Bは、ロイヤルティプログラム1からの100ポイントは5ドルの価値があり、ロイヤルティプログラム2からの100ポイントは10ドルの価値があることを示す情報を格納し得る。
加盟店事業体又は第三者により運営され得る加盟店サーバ104は、商品(用語「商品」は製品、サービス及び/又はインターネット上の有償のものを意味する。)を宣伝/販売するウェブサイト104Aを含む。クライアントコンピュータ102は、インターネット101を介してウェブサイト104Aにアクセスし得る。ユーザがオンラインの「ショッピングカート」に商品を追加した後、ユーザは商品の代金を支払うために精算処理を入力する。従来的には、ユーザは精算ページでクレジットカード情報を入力する。一実施形態では、ツールバー102Aはユーザのポイントでの購入の支払いをユーザに指示する。任意で、ツールバー102Aはユーザが有するポイントの総計を表示し、購入にどのくらいのポイントが必要か及び/又は利用するかを示す。ツールバーは、ユーザが有するポイント数とそれらのポイントの関連するドル(又は他の通貨)価値を求めるために、ポイントデータベース103Bとやり取りをすることができる。
ユーザが購入に対する支払いをポイントで選択する場合、ロイヤルティ情報交換サーバ103は購入金額(送料、税金、及び他の手数料を含み得る)及びポイントと通貨の交換レートに基づき必要なポイント数を求め、ポイントデータベース103Bのユーザアカウントからそれらのポイントを差し引き、差し引かれる/交換するポイントの通貨価値の残高を有する仮のクレジットカード番号を生成し、仮のクレジットカード番号を注文ページで書き込む(又はユーザが注文ページで入力するために上記番号を示す)。そして、仮のクレジットカード番号を用いて注文が行われる。その結果、本システムは加盟店サーバ104に対してトランスペアレントに構成され得る。すなわち、加盟店サーバ104はユーザがポイントを利用して購入に対して支払うことを検出することができない。そのため、加盟店サーバ104は、特別なソフトウェア/コードを含む必要がなく、ロイヤルティプログラムの参加者である必要はない。
一実施形態では、ユーザは使用するポイント数を調整し得る。実際、たとえポイントが購入の全額を占めていなくとも、ユーザはポイントを任意に使用することができる。または、購入商品に対する支払いの一部に全てのポイントに満たないものを使用できる。個々のこれらの取引において、ユーザは例えばクレジット/デビットカードなどのこれまでの手段で残りの差額を支払うことができる。別の取引において、加盟店サーバ104は、ツールバー102Aを使わずにロイヤルティポイントでの購入を生じさせるため、ロイヤルティ情報交換サーバ103と情報をやり取りするプログラムを含む。
従って、このシステムはポイントの使用を促進し、顧客、加盟店、ロイヤルティプログラム、及びクレジットカード会社に有益となる。具体的には、顧客/ユーザはポイントを実際に購入したい商品と引き換え可能であり、制約されたロイヤルティプログラムに限られない。加盟店はポイントの使用の増加のためより多くの売上高を得られる。ロイヤルティ情報交換センターに登録しロイヤルティプログラムに出資する企業は、バランスシートからポイントの価値を外すことが可能になり、顧客満足度の上昇によって、ロイヤルティプログラムの使用を奨励する。そして、クレジットカード会社は、仮の又はワンタイム・クレジットカードの発行によって、追加手数料を得ることができる。
特定の実施形態において、本発明によるモバイル機器は小売店内でのバーコードのスキャンに使用し、商品の購入(実店舗内又はオンライン店舗)に対するポイント交換を開始することができる。例えば、ロイヤルティプログラムの顧客は、メイシーズ百貨店に入り、好みのジャケットを眺める。顧客は自身の携帯でジャケットのバーコードをスキャンし、ロイヤルティ情報交換アプリケーションが上記製品をオンライン上(例えばbuy.comなど)で検索し、ジャケットの支払いに対してポイントを使用する機会をユーザに提示する。任意に、アプリケーションは、選択した商品の価格に加えて特定通貨へのポイントの交換レート、現在のポイント残高を顧客に示す。顧客はポイント及び/又は現金/クレジットでコートを従来型店舗において購入するか選ぶことができ、そのような小売店で提供される気軽な返品などの利点を受ける。または、顧客はショッピングポータル(shopping portal)にアクセスし、特定の交換レートでポイント、クレジット/デビット、又は両方の組み合わせを使用し、オンラインで買い物をすることが可能である。
図2は、特定の実施形態により開示される技術における工程フローのフローチャートである。工程は200で開始され、210に進みツールバーはユーザの使用するブラウザが精算処理を開始したか又は精算ページにあるか判断する。ツールバーが精算処理を検出した時点で、メソッドは220に進みツールバーが総購入額を求める。230において、ユーザのポイントは交換レートに基づき適用可能な通貨(ドル、円など)に変換される。例えば、交換レートはロイヤルティプログラムやロイヤルティ情報交換センターにより規定され得る。240において求められた総購入額又はユーザのポイント総数以下の特典交換案がユーザに提示される。250において、ユーザは購入に対してポイントを使用するという選択肢が与えられる。ユーザがいいえを選択した場合、ユーザは例えば普通のクレジット/デビットカードなどの従来型手段を用いて精算することができる。ユーザがはいを選択した場合、270において仮のクレジットカード番号が生成され、280においてユーザのアカウントから関連するポイントが差し引かれる。290において仮のクレジットカード番号は精算処理の完了に使用される。
図3は、特定の実施形態により開示される技術における工程フローのフローチャートである。工程は300で開始され、310に進みユーザは加盟店ウェブサイトを閲覧し、ショッピングカートに商品を追加する。このチャートの左側はユーザ可視なステップを反映し、一方、チャートの右側はユーザ不可視なステップを反映する。ユーザが加盟店サイトを閲覧するときに、ツールバー及び/又はブラウザは加盟店サイトがロイヤルティ情報交換センターの動的な精算処理をサポートしているかどうか確認する。315において、ユーザは加盟店ウェブサイトで精算オプションを選択する。取得した「DNA」に基づき、ツールバーはユーザが精算ページか又は精算に入ったかを検出する。ここで用いられる「DNA」は、加盟店ウェブサイトの精算処理に用いるプロシージャ及び/又はプロトコルである。各加盟店ウェブサイトは自らのDNA(own DNA)を有し得る。ロイヤルティ情報交換センターは、動的な精算処理をシームレスに計画するために、加盟店ウェブサイトDNA(merchant website DNA)を利用する。345において、ツールバーは精算で支払うべき金額を取得し、ユーザが十分なポイントを有するか否か確認する。350において、ツールバーは購入に対する支払いにどのくらいのポイントを使用するか及びユーザが決済の全費用をカバーする十分なポイントを有するか否かを示すポイント画面を表示する。
上述の通り、様々な実施形態において、ポイントが総購入額を提供しない場合でもポイントは引き換えられ得る。320において、精算画面がユーザに表示される。ユーザがポイントを使用して精算を選択した場合、仮のクレジットカード番号又はワンタイム・クレジットカード(OTCC)が生成され、325において、精算シーケンス(checkout sequence)が続く。355において、ツールバーはページ量を取得する。360において、取得した精算DNAに基づき、ツールバーは精算シークエンスを開始し、仮のクレジットカード番号を用いて決済を完了する。330において、加盟店の購入完了ページが表示される。
図4は、特定の実施形態による本発明の説明のためのスクリーンショットである。
図5は、特定の実施形態による本発明の構成を説明する。ウェブを閲覧する顧客により操作されるコンピュータ502は、インターネット506を介して加盟店サーバ504に接続可能である。この構成において、コンピュータ502はポイント商取引のためのツールバーと関与しない。その代わりに、加盟店サーバ504はポイント商取引を運営するためにあらかじめ事前登録されており、それゆえウェブサイトに埋め込まれたコード(例えばジャバスクリプトなど)を含み、コンピュータ502と関連付けられた「クッキー(cookie)」又は同様のものによって訪問顧客をサイトに認識可能にする。この加盟店のコードは、購入に対してポイントを利用して支払う選択肢を顧客に提供することを除いては、顧客に透過的に動作する。
具体的な一例を挙げれば、ジャバスクリプトはポイントからクレジットへの交換及び支払情報のために、加盟店サーバ504がクレジットカード会社サーバ及び/又はロイヤルティ情報交換サーバと通信できるようにする。例えば、ユーザが購入を完了するための十分なポイントを有するか否か及び交換レートを確認するために、ジャバスクリプトは加盟店サーバ504にロイヤルティ情報交換サーバへ連絡させる。上記例に続いて、顧客が選択し次第、ロイヤルティ情報交換サーバはワンタイム・クレジットカードを取得するためにクレジットカードサーバに連絡し、顧客ポイントアカウントから対応するポイントを差し引き、加盟店サーバ504にワンタイム・クレジッカード番号を送信することができる。VisaやMastercard等の主要なカード会社やあまり知られていない会社を含む一以上のクレジット機関の使用及び複数の報酬プログラムから変換のためにサポートが提供され得る。使用するプラットフォームに基づき、精算処理時に顧客により最適化プログラム又は組み合わせが選択に対して認識及び/又はランク付けされ得る。そして、加盟店サーバ504はいつも通りの精算処理を進めることができる。
実施例−スターバックス
図6は、小売店においてモバイル機器を利用する特定の実施形態による本発明の実施例を説明する。この実施例において、使用されるモバイル機器602は無線自動識別(RFID)プロトコルに基づく近距離無線通信(NFC)を搭載するスマートフォンである。上記スマートフォンが適切にプログラムされており、顧客は会員としてスターバックスに事前に登録し、スターバックスと契約したロイヤルティ情報交換センターに同様に登録している。一杯のグルメコーヒーに興味を持ち、顧客はスターバックス店604に入り、一杯のコーヒーを選んで受け取り、ポイントを使用して購入に対する支払いをするためレジへ移動する。
そのためには、第1の手順において、モバイル機器602上のアプリケーションがアクセスされ、スマートフォンのデータ/セル通信リンクを用いてロイヤルティ情報交換サーバ608と通信する。ロイヤルティ情報交換サーバ608からアクセスされた情報を使用し、モバイル機器602は顧客が利用可能なポイント及び/又はポイントから通貨(例えばドル)への変換価値を表示することができる。さらに、システムは選択肢及び各購入に対する価格/ポイントのインタラクティブな表示を支援可能であり、この範囲内で様々な報酬通貨/クーポンが使用され、様々な制約が確認される。ロイヤルティ情報交換サーバ608は顧客のポイント又は顧客の合計ポイントの一部を通貨価値に変換し、ワンタイム・クレジットカードの発行要求をクレジットカード会社606に送信する。ワンタイム・クレジットカードはクレジットカード会社606からモバイル機器606へ直接送信される、又は初めにロイヤルティ情報交換サーバ608へ送信され、次にロイヤルティ情報交換サーバ608からモバイル機器602へ送信される。加盟店604は、電話器と販売時点管理システムの両方で有効な近距離無線通信を用いてスマートフォンと通信する。あるいは、上記販売時点管理は、モバイル機器がロイヤルティ情報交換サーバ608と連絡を取る後、連絡を取る前、又は連絡を取ると同時にモバイル機器602をスキャンする(例えば、モバイル機器602の画面を読み取るためにバーコードスキャナを使用する)。そして、加盟店604はワンタイム・クレジットカードを用いてクレジットカード会社606に請求し、決済を完了する。
第2の手順が同様に想定される。この手順に関して、プログラミングを含むスマートフォンはスターバックスが運営する販売時点管理システムと直接情報をやり取りし、精算における支払いの選択肢についてのクエリーを送信する。スターバックス会員は、売上高や他の販売促進(12日間にわたるクリスマスなどの季節的な)に基づき様々な購入に対してインセンティブが頻繁に提供される。同様に、会員は決済に基づき更新が必要なアカウントを有する。この第2の手順において、スターバックスサーバは、他のプログラムにより維持されるポイントを用いて(この例の場合はアメリカン航空)顧客が報酬購入に対して資格があるか確認する。事前に決められた交換比率に従い、スターバックスは会員の航空会社マイルを通貨に変換し、そしてこの通貨をコーヒー製品の購入に直接利用する。確認が顧客のスマートフォンへ返信される。別の方法では、決済の完了はスターバックスシステムに頼る。このシナリオでは、ワンタイム・クレジットカード番号又は請求機関は必要ない。
上記決済における様々なクレジット機関とスターバックスとの相互作用的な役割のために、システム管理手数料は妥当であり、各段階で決済高に対して基準ポイントで測定される。
マスターカードにおけるPayPassなどの特定のクレジットカードは、例えば「タップ」などの非接触決済システムを利用する。非接触決済システムは、支払いに無線ICタグ(又は類似技術)を使用するクレジット及びデビットカード又は他の機器を含む。これらの非接触決済システムは、これらのカードを加盟店の販売時点管理システムにかざすことで顧客による支払いを可能にする埋め込みチップを有する。上述したタップの使用又は他の近距離無線通信技術は、従来の取引システムでは大抵得られない未払い不正行為の防止及びプライバシーの保護を提供する。それゆえ、これらのシステムはスポンサークレジット機関から多くのサポートを享受するのに役立つ。さらにこれらのシステムは、従来型の決済及び商取引に対して報酬通貨の拡張使用を支援する堅牢なプログラミングを可能にする。
図7は、非接触決済システムを利用する本発明の構成を説明する。702において、顧客は「タップ」クレジットカード(非接触決済システム)を使用し加盟店704で購入を行う。加盟店704は、顧客がポイント報酬プログラムに登録しているか判断する。顧客が登録している場合、708において顧客はポイントを使用するか、又は従来の手段で支払うかの選択肢を有する。一実施例において、710で顧客はクレジットカードを使って支払い、決済が終了する。他の実施例において、ユーザはポイントを使用するか選択し、712において、加盟店はクレジットカード会社に連絡しワンタイム・クレジットカードの発行をする。クレジットカード会社は、ロイヤルティ情報交換サーバ716に連絡し、顧客が十分なポイントを有するか確認し、有する場合はポイントを顧客アカウントから差し引きワンタイム・クレジットカードを発行する。714において、顧客はポイントと交換に得られたワンタイム・クレジットカードを使用し決済を完了し、処理が終了する。選択的に、ポイントの交換を承認する前にユーザはポイントから通貨への変換を提示され得る。
その結果、本発明は会員資格がない加盟店と会員になり購入することが必要な加盟店とを支援可能である。ロイヤルティ情報交換センターから加盟店及びクレジットカード会社に手数料を請求することができ、加盟店及びクレジットカード会社での取引における基準ポイントの測定がなされる。
上述の本発明は、汎用の又は特殊用途のコンピュータシステム環境又は構成で運用可能である。周知のコンピュータシステム、環境、及び/又は構成として本発明での使用に適している例としてはこれらに限定されないが、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、携帯型又はラップトップデバイス、アイフォンなどのスマートフォン、アイパッド(登録商標)などのタブレットデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサを用いるシステム、セットトップボックス、プログラム可能な家庭用電化製品、ネットワークコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記システム又はデバイスを含む分散コンピューティング環境などが挙げられる。
発明に関するコンピュータシステムの構成要素は、処理装置、システム記憶装置、システム記憶装置から処理装置を含む様々なシステムの構成要素をつなぐシステムバスを含むが、これに限定されない。
コンピュータシステムは一般的には様々な非一時的コンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体でもよく、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体を全て含む。一例として、コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ格納媒体及び通信媒体を全て含んでもよいがこれに限定されない。コンピュータ格納媒体は、コンピュータ読取可能命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータのような情報を格納してもよい。コンピュータ格納媒体は、RAM、ROM、 EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)又は他の光学ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置、又は所望の情報の格納に使用可能であってコンピュータによりアクセス可能な他の媒体を含むが、これに限定されない。通信媒体は、典型的にコンピュータ読取可能命令語、データ構造、プログラムモジュール又は搬送波のような変調されたデータ信号のその他のデータ、又はその他の転送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」は、信号における情報の符号化のような方法で変化する又は一以上の特徴セットを有する信号を意味する。一例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接配線された通信などの有線媒体、例えば音響、RF、赤外線、その他の無線媒体などの無線媒体などを含むが、これに限定されない。また、上記のどんな組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるものとする。
コンピュータシステムは、一以上のリモートコンピュータと論理接続を用いてネットワーク化された環境で運用することができる。リモートコンピュータは、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークコンピュータ、ピアデバイス、又は他の共通ネットワークノードであってよく、典型的に上記コンピュータに関連する上述の要素の多く又は全てを含む。論理接続は、一以上のローカルエリアネットワーク(LAN)及び一以上の広域ネットワーク(WAN)を含むよう表現されるが、同様に他のネットワークを含む場合もある。そのようなネットワーク環境は、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネット、及びインターネットにおいてありふれている。
説明の簡略化のため、本発明のステップや要素がソフトウェアやコンピュータシステムの一部として全て記載されているわけではないが、当業者は各ステップ要素が対応するコンピュータシステムやソフトウェア構成要素を有することが理解できるであろう。そのようなコンピュータシステム及び/又はソフトウェア構成要素は、従って、対応するステップや要素(すなわち、それらの機能性)により使用可能になるものであり、本発明の範囲内に含まれる。さらに、本発明の様々なステップ及び/又は要素は非一時的な記憶媒体に格納され、プロセッサにより選択的に実行され得る。
本発明の様々な要素を構成するとして述べられる上述の本発明の構成要素は説明を目的としており、制限されない。上記構成要素と同一又は類似の機能を行う多くの適切な構成要素は本発明の範囲内に包含されるよう意図されている。そのような他の構成要素は、例えば、本発明の開発後に開発された構成要素を含み得る。