JP2016509211A - 磁力計及び加速度計を使用する角速度推定 - Google Patents
磁力計及び加速度計を使用する角速度推定 Download PDFInfo
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Abstract
角速度を推定するシステム及び方法が提供される。本システム及び本方法は、角度方向を推定する9軸センサ融合でのジャイロスコープの代わりに、加速度計及び磁力計を使用して角速度を推定する。最終的な角速度推定値は、2つの部分的に独立した角速度推定値から構築され、そのうちの一方は磁力計測定値のみを使用し、他方は加速度計測定値のみを使用する。各部分角速度推定値の観測不可能な部分は、加速度計データ及び磁力計データの両方を使用する第3の完全な推定値からの射影によって提供される。
Description
背景
分野
実施形態は、概して角速度推定に関し、特に、磁力計及び加速度計を使用する角速度推定に関する。
分野
実施形態は、概して角速度推定に関し、特に、磁力計及び加速度計を使用する角速度推定に関する。
背景技術
MEMSレートジャイロスコープは、角速度を測定する装置である。MEMSジャイロスコープは、独立した装置であってもよく、又はマイクロチップに含まれる集積回路の一部として別の電子装置に含まれてもよい。角速度を時間にわたって積分して、角度方向の変化を計算することができる。ピッチ及びロール(加速度計)又はヨー(磁力計)についての絶対参照を提供する他のセンサと組み合わせた場合、絶対角度方向の推定値を生成することができる。
MEMSレートジャイロスコープは、角速度を測定する装置である。MEMSジャイロスコープは、独立した装置であってもよく、又はマイクロチップに含まれる集積回路の一部として別の電子装置に含まれてもよい。角速度を時間にわたって積分して、角度方向の変化を計算することができる。ピッチ及びロール(加速度計)又はヨー(磁力計)についての絶対参照を提供する他のセンサと組み合わせた場合、絶対角度方向の推定値を生成することができる。
ジャイロスコープは、電子装置に含まれて、電子装置の向きの変化を高速且つ正確に検出するとともに、角度方向が変化するにつれて、その角度方向を高品位で推定できるようにする。これらの性能を利用して、有用な機能をエンドユーザに提供する用途を開発することができる。角回転を利用する用途の一例としては、テキスト入力並びにウェブアプリケーションフォーマット及び表示に役立つ水平向き又は垂直向きでのモバイル装置の位置決めが挙げられる。別の例としては、入力として、電子装置がユーザによって操作される際の電子装置の角速度及び積分角度方向を受信するビデオゲーム等の用途が挙げられる。別の例は、角度方向推定値をモーションベースマウス等のポインティングデバイスへの入力として使用する用途である。
しかし、ジャイロスコープは、電子装置で実行される場合、大きな電力を消費する回路である。大きな電力消費は、特に電子装置が電池等の充電式電源を使用して給電される場合、電子装置でのエネルギー枯渇の原因である。さらに、大きな電力を消費する回路は、電子装置を使用する全体コストを増大させる。
したがって、必要とされるのは、低いコード及びデータフットプリントと、低CPU負荷とを有する効率的な集積回路及びソフトウェアを使用して、推定角速度を生成するシステム及び方法である。
概要
一実施形態では、角速度を推定するシステム及び方法が提供される。本システム及び本方法は、角度方向を推定する9軸センサ融合でのジャイロスコープの代わりに、加速度計及び磁力計を使用して角速度を推定する。最終的な角速度推定値は、2つの部分的に独立した角速度推定値から構築され、そのうちの一方は磁力計測定値のみを使用し、他方は加速度計測定値のみを使用する。各部分角速度推定値の観測不可能な部分は、加速度計データ及び磁力計データの両方を使用する第3の完全な推定値からの射影によって提供される。
一実施形態では、角速度を推定するシステム及び方法が提供される。本システム及び本方法は、角度方向を推定する9軸センサ融合でのジャイロスコープの代わりに、加速度計及び磁力計を使用して角速度を推定する。最終的な角速度推定値は、2つの部分的に独立した角速度推定値から構築され、そのうちの一方は磁力計測定値のみを使用し、他方は加速度計測定値のみを使用する。各部分角速度推定値の観測不可能な部分は、加速度計データ及び磁力計データの両方を使用する第3の完全な推定値からの射影によって提供される。
一実施形態では、適応フィルタ長を使用して、測定値ノイズとシステム応答性とをトレードオフする。フィルタ長は、角速度及び角加速度の高速推定値の関数として設定される。
別の実施形態では、時変磁気異常の存在を特定するシステム及び方法が提供される。
別の実施形態では、角速度推定値を使用して物理的レートジャイロスコープのバイアスオフセット及び感度を推定するシステム及び方法が提供される。
実施形態並びに様々な実施形態の構造及び動作の更なる特徴及び利点について、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。なお、実施形態は、本明細書に記載される特定の実施形態に限定されない。そのような実施形態は、例示のみを目的として本明細書に提示される。追加の実施形態が、本明細書に含まれる教示に基づいて当業者には明らかになろう。
図面/図の簡単な説明
添付図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部をなし、実施形態を示すとともに、説明と一緒に、実施形態の原理を説明し、当業者が実施形態を製作し使用できるようにする役割を更に果たす。
添付図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部をなし、実施形態を示すとともに、説明と一緒に、実施形態の原理を説明し、当業者が実施形態を製作し使用できるようにする役割を更に果たす。
実施形態の特徴及び利点は、同様の参照文字が全体を通して対応する要素を識別する図面と併せて解釈される場合、以下に記載される詳細な説明からより明白になろう。図面中、同様の参照符号は一般に、同一の要素、機能が同様の要素、及び/又は構造が同様の要素を示す。
実施形態の詳細な説明
システム
図1は、一実施形態による電子装置のブロック図100である。図1は電子装置102を含む。電子装置102は、高速数学演算及び高速論理演算を実行し、データのアセンブル、記憶、相関付け、及び他の様式での処理を実行するプログラマブル電子機械であり得る。電子装置102の例としては、パーソナルコンピュータ、モバイル通信装置(例えば、スマートフォン、タブレット計算装置、及びラップトップノートブック)、セットトップボックス、ゲームコンソール、及び埋め込みシステムを挙げ得る。電子装置102に一般に含まれる特徴及びハードウェアは、図6において詳細に説明される。
システム
図1は、一実施形態による電子装置のブロック図100である。図1は電子装置102を含む。電子装置102は、高速数学演算及び高速論理演算を実行し、データのアセンブル、記憶、相関付け、及び他の様式での処理を実行するプログラマブル電子機械であり得る。電子装置102の例としては、パーソナルコンピュータ、モバイル通信装置(例えば、スマートフォン、タブレット計算装置、及びラップトップノートブック)、セットトップボックス、ゲームコンソール、及び埋め込みシステムを挙げ得る。電子装置102に一般に含まれる特徴及びハードウェアは、図6において詳細に説明される。
一実施形態では、電子装置102は、複数のアプリケーション104を実行するか、又は解釈し得る。アプリケーション104は、図6に詳細に説明されるネットワーク又は外部補助記憶ユニットを使用して電子装置102にインストールするか、又はダウンロードし得る。別の実施形態では、アプリケーション104は、電子装置102の外部にあり、電子装置102からデータを受信し得る。
ネットワーク(図示せず)は、データ通信を搬送することができる任意のネットワーク又はネットワークの組み合わせであり得る。そのようなネットワークは、ローカルエリアネットワーク、大都市圏ネットワーク、及び/又はインターネット等の広域ネットワークを含み得るが、これらに限定されない。ネットワークは、ワールドワイドウェブプロトコル及び/又はサービスを含むが、これらに限定されないプロトコル及び技術をサポートすることができる。アプリケーション104は、電子装置102で実行されるか、又は電子装置102からデータを受信する。
一実施形態では、電子装置102は加速度計106及び磁力計108を含む。
加速度計106は、電子装置102等の物体が受ける重力ベクトルと線形加速度ベクトルとの和を測定する。磁力計108は、磁場の強度及び方向を測定する。一実施形態では、磁力計108を使用して、地球の磁場を測定し、異なるタイプの磁気異常を検出し得る。磁気異常の例は、電子装置102の近傍での一時的又は永久的であり得る他の磁性物体によって生成される磁場であり得る。
図1では、加速度計106及び磁力計108は、電子装置102内で示される。しかし、実装態様はこの実施形態に限定されない。加速度計106及び磁力計108は、電子装置の外部にあり得、有線又は無線ネットワークを使用して電子装置102に結合し得る。
従来通り、ジャイロスコープが、電子装置内で角速度を特定する。しかし、上述したように、ジャイロスコープは、電池で給電される電子装置での電力枯渇の原因である大きな電力を消費する装置である。
他の従来のシステムは、Aichi AMI307等の磁力計を加速度計と共に使用して、角速度を推定し得る。例えば、従来の磁力計によって観測される較正磁場の変化と、角度変化との間に関係があり、それにより、角度回転に関する磁場の部分導関数を調べることで、角速度の推定値を構築することができる。しかし、この関係は、各磁性サンプル間での小さな角度変化に対してのみ当てはまり得る。例えば、100Hzサンプルレートでの500〜1000dpwに対応する5〜10度の角度変化等の小さな角度変化の場合、磁場値「x」、「y」、及び「z」間の関係及び対応する角度変化は、線形として近似し得る。
推定角速度を従来通りに特定する一方法は、「x」、「y」、及び「y」磁場強度測定値間の関係と、回転の開始角度及び終了角度とを定義する方程式系を通す方法である。方程式系は、「x」、「y」、及び「z」軸のそれぞれを中心とした回転に対して独立して構築される。次に、方程式系を解いて、「x」、「y」、及び「z」磁場強度の変化についての「x」、「y」、及び「z」軸回転推定値を特定する。
角度θzだけの「z」軸を中心としたベクトル測定値「x」の回転に対する1組の方程式例は以下である。
x1=x0cosθz−y0sinθz
y1=y0sinθz+y0cosθz
z1=z0
x1=x0cosθz−y0sinθz
y1=y0sinθz+y0cosθz
z1=z0
角度θxだけの「z」軸を中心としたベクトル測定値「x」の回転に対する1組の方程式例は以下である。
x1=x0cosθz−y0sinθz
y1=y0sinθz+y0cosθz
z1=z0
x1=x0cosθz−y0sinθz
y1=y0sinθz+y0cosθz
z1=z0
角度θyだけの「z」軸を中心としたベクトル測定値「x」の回転に対する1組の方程式例は以下である。
x1=x0cosθy−z1sinθy
y1=y0
z1=z0cosθy+x1sinθy
x1=x0cosθy−z1sinθy
y1=y0
z1=z0cosθy+x1sinθy
上記例では、下付き文字0は、サンプルの初期データ値を示し、下付き文字1はサンプルの最終的なデータ値を示し、サンプルの最終的なデータ値は、単一の回転後の値である。
上記方程式は、観測可能な角度変化を実測磁場強度変化に結び付ける。以下に示されるように、回転ベクトルθについて解かれる場合、方程式は、磁場の一次差を角度の一次差に変換し、角度の一次差は角速度の推定値である。
この従来の手法には幾つかの制限がある。第1に、上記式は、「x」、「y」、及び「z」の位置値(position value)がゼロに等しいか、又はゼロに近い場合、不確定になる。第2に、角速度の推定値である回転ベクトルθについて解くために必要な行列反転は、大きな電力を消費するプロセスである。
ジャイロスコープ及び上述した欠点なしで角速度推定値を生成するために、電子装置102は角速度プロセッサ110を含む。一実施形態では、角速度プロセッサ110は、電子装置102のメモリに記憶されるライブラリに含まれ得る。ライブラリは、実行するか又はプロセッサによって解釈されるように構成されるコードを含み得る。角速度プロセッサ110は、加速度計106及び磁力計108を使用して得られる場測定値(field measurement)から角速度推定値122を特定する。一実施形態では、角速度プロセッサ110は、ライブラリに含まれるか、又は電子装置102にダウンロードされるセンサドライバにより、加速度計106及び磁力計108から場測定値を取得し得る。
角速度プロセッサ110は、場測定値が変化する場合、場の回転軸が、開始場測定値及び終了場測定値によって定義されるベクトルに直交することを判断する。この関係は、回転の単一サンプルの外積によって満たされ得、ここで、回転の単一サンプル=X0×X1であり、X0は、回転開始時の回転ベクトルであり、X1は回転終了時の回転ベクトルである。X0及びX1が単位長に正規化される場合、サンプル間の回転は小さく、外積の大きさは概ね、測定間の角度回転である。一実施形態では、測定値はラジアン単位で測定される。更なる実施形態では、小さな角度の近似が成り立たなくなる場合、回転はますます過小評価されるようになる。一実施形態では、サンプル間の回転が10度未満の場合、誤差は小さくなり得る。
角速度推定値122を特定するために、角速度プロセッサ110は、磁力計角速度計算器112と、加速度計角速度計算器114と、角速度計算器116とを含む。磁力計角速度計算器114、加速度計角速度計算器112、及び角速度計算器116は、角速度推定値122の各成分を特定する。
磁力計角速度計算器114は、磁力計108によって提供される場測定値から部分角速度推定値を特定する。磁力計場測定値からの部分角速度推定値は、外積
として定義し得、式中、
は、単位長に正規化された開始磁場測定値及び終了磁場測定値である。さらに、磁力計角速度計算器114は、回転軸を
として定義し、サンプル間の回転角度を
norm2(ωm_partial)
として定義する。
として定義し得、式中、
は、単位長に正規化された開始磁場測定値及び終了磁場測定値である。さらに、磁力計角速度計算器114は、回転軸を
として定義し、サンプル間の回転角度を
norm2(ωm_partial)
として定義する。
加速度計角速度計算器112は、加速度計106によって提供される測定値からの部分角速度推定値を特定する。加速度計場測定値からの部分角速度推定値は、外積
として定義し、式中、
は、単位長に正規化された開始加速度計測定値及び終了加速度計測定値である。さらに、加速度計角速度計算器112は、回転軸を
として定義し、サンプル間の回転角度を
norm2(ωa_partial)
として定義する。
として定義し、式中、
は、単位長に正規化された開始加速度計測定値及び終了加速度計測定値である。さらに、加速度計角速度計算器112は、回転軸を
として定義し、サンプル間の回転角度を
norm2(ωa_partial)
として定義する。
一実施形態では、ωm_partial及びωa_partial角速度推定値は、各特徴軸を中心とした角速度に関する情報を含まないため、不完全である。例えば、ωa_partialの場合、観測することができない軸は、重力の方向における軸であり、ωm_partialの場合、観測することができない軸は、磁場の方向に沿った軸である。ωm_partial及びωa_partialによって提供される角速度についての情報がないことを補償するために、角速度計算器116は、欠けている軸に沿ってωm_partial及びωa_partialによって提供される角速度の欠落成分を特定する。欠けている軸に沿った角速度の推定値を特定するために、角速度計算器116は、加速度計測定値及び磁力計測定値を使用することにより、欠けている角速度成分の推定値を導出し、欠落している角速度成分の導出された推定値を、加速度計及び磁力計場測定値から観測不可能な軸に射影する。
一実施形態では、Hをワールド座標での磁場ベクトルとし、Aをワールド座標での重力ベクトルとする。ワールド座標は、向き行列(orientation matrix)によって物体を定義し、向き行列がその3列に3点のデカルト座標を含むことを当業者は理解しよう。次に、これらの点を使用して、軸の向きを定義し得、これらの点は、それらの軸に位置合わせされる単位ベクトルの先端である。
一実施形態では、ベクトルAは、線形加速度がない場合、較正済み加速度計測定値と同じであり得る。一実施形態では、x軸をワールド座標での磁北とし、それにより、ワールド座標でのHベクトルは、装置が北に面している場合、「x」及び「z」成分を有する。一実施形態では、Hベクトルは、「x」及び「z」成分のみを有するように定義し得る。Hベクトルが上述したように定義される場合、
は単位長に正規化され、
(HxA)xA
である
は単位長に正規化される。
は単位長に正規化され、
(HxA)xA
である
は単位長に正規化される。
次に、時間0での向きを回転行列R0とし、時間1での向きを回転行列R1とし、ここで、R1=R_デルタ*R0であり、R_デルタはR0をR1に変換する回転行列である。
R_デルタについて解くと、R_デルタ=inv(R0)*R1である。
R0は回転行列であるため、反転は転置と同じであり、R_デルタ=R0TR1をもたらす。R_デルタ行列では、回転行列から軸/角度フォーマットに個々の回転を変換することにより、R_デルタ行列から個々の回転を読み出すことができる。したがって、
は、加速度計場測定値及び磁力計場測定値の両方を使用するR_デルタによる単一のサンプル回転として特定し得る。
は、加速度計場測定値及び磁力計場測定値の両方を使用するR_デルタによる単一のサンプル回転として特定し得る。
一実施形態では、角速度推定器120は、磁力計角速度計算器114によって生成されるωm_partial、加速度計角速度計算器112によって生成されるωa_partial、及び角速度計算器116によって生成される
を受信する。次に、角速度推定器120は、後述するようにωm_partial、ωa_partial、及び
を結合することによって角速度推定値122を生成する。
を受信する。次に、角速度推定器120は、後述するようにωm_partial、ωa_partial、及び
を結合することによって角速度推定値122を生成する。
一実施形態では、角速度推定器120は、上述した観測不可能な成分についてωm_partial及びωa_partialを補償する。例えば、角速度推定器120は、ωm_partialを磁場軸への
の射影と結合して、磁力計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める。例えば、ωm_fillを、磁場軸に射影されることで、磁力計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める
の射影とする。射影のスケール係数は、
のドット積である。ワールド座標での磁場推定値の方向は、単位長に正規化されたHである。したがって、一実施形態では、
である。
の射影と結合して、磁力計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める。例えば、ωm_fillを、磁場軸に射影されることで、磁力計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める
の射影とする。射影のスケール係数は、
のドット積である。ワールド座標での磁場推定値の方向は、単位長に正規化されたHである。したがって、一実施形態では、
である。
角速度推定器120は、ωm_fillを特定すると、以下に示されるように、角速度推定値122の磁力計成分ωm_fullを特定する。
ωm_full=ωm_partial+ωm_fill
ωm_full=ωm_partial+ωm_fill
別の例では、角速度推定器120はまた、ωa_partialを重力場軸に沿った
の射影と結合して、加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める。例えば、角速度推定器120は、ωa_partialを
の射影と結合して、加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める。例えば、ωa_fillを、重力場軸に射影されることで、加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める
の射影とする。射影のスケール係数は、
のドット積である。ワールド座標での重力場推定値の方向は、単位長に正規化されたAである。したがって、一実施形態では、
である。
の射影と結合して、加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める。例えば、角速度推定器120は、ωa_partialを
の射影と結合して、加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める。例えば、ωa_fillを、重力場軸に射影されることで、加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋める
の射影とする。射影のスケール係数は、
のドット積である。ワールド座標での重力場推定値の方向は、単位長に正規化されたAである。したがって、一実施形態では、
である。
角速度推定器120は、ωa_fillを特定すると、以下に示されるように、角速度推定値122の加速度計成分ωa_fullを特定する。
ωa_full=ωa_partial+ωa_fill
ωa_full=ωa_partial+ωa_fill
一実施形態では、角速度推定器120は、ωm_full及びωa_fullを特定する。次に、角速度推定器120は、ωm_full及びωa_fullを使用して、ωestとして定義される角速度推定値122を特定する。更なる実施形態では、角速度推定器120は、重みを使用して、角速度推定値122を特定することもできる。角速度推定器120は、角速度推定値122を特定する間、ωm_full又はωa_fullにより依存するか否かを判断する場合に重みを使用する。例えば、一例では、磁力計場測定値に関連付けられたノイズは、加速度計場測定値に関連付けられたノイズよりも低いことがある。この場合、角速度推定器120は、ωa_fullよりもωm_fullにより大きく依存し、角速度推定値122を特定する。他方、磁力計場測定値に関連付けられたノイズが、加速度計場測定値に関連付けられたノイズよりも高いことがある場合、角速度推定器120はωm_fullよりもωa_fullに大きく依存し、角速度推定値122を特定する。したがって、角速度推定値122は、ωm_fullとωa_fullとの加重和になり、ここで、重みは、現在の測定サンプルのA及びH推定値の信頼性を決める。以下は、加重角速度推定値122であるωestの一例であり、
式中、kh及びkAは、ωm_full及びωa_fullにそれぞれ適用される重み係数である。
式中、kh及びkAは、ωm_full及びωa_fullにそれぞれ適用される重み係数である。
一実施形態では、kh及びkAは、磁力計108及び加速度計106にそれぞれ関連付けられたセンサノイズ及び異常検出に基づき得る。
一実施形態では、khは以下のように特定し得、
Kh=σmf*qmet
式中、σmfは、融像角ノイズ(fusion angle noise)への磁気的寄与であり、qmetは、磁力計108に関連付けられた較正品質の現在推定値である。一実施形態では、qmet≧30である。
Kh=σmf*qmet
式中、σmfは、融像角ノイズ(fusion angle noise)への磁気的寄与であり、qmetは、磁力計108に関連付けられた較正品質の現在推定値である。一実施形態では、qmet≧30である。
一実施形態では、kAは以下のように特定し得、
Kh=σaf*Amet
式中、σafは、融像角ノイズへの加速度寄与であり、Amet=1/(abs(1−mag(A))であり、ここで、A成分はg(s)単位で測定される。一実施形態では、Amet<30である。
Kh=σaf*Amet
式中、σafは、融像角ノイズへの加速度寄与であり、Amet=1/(abs(1−mag(A))であり、ここで、A成分はg(s)単位で測定される。一実施形態では、Amet<30である。
一実施形態では、σaf及びσmfは、加速度計106及び磁力計108のそれぞれのノイズ標準偏差をとり、ノイズ標準偏差を、加速度計106及び磁力計108に関連付けられた公称場強度(nominal field strength)で除算することにより、推定し得る。一実施形態では、公称場強度は、加速度計106では(地球上での重力について)1gであり得、磁力計108では400ミリガウス(地球の磁場の推定値である)であり得る。ノイズ成分σa及びσmが参照重力及び磁場に直交する場合、参照重力及び磁場に直交するノイズのセンササンプルノイズから角度ノイズへの変換により、逆正接の角度(サンプルノイズ/公称場強度)が得られる。この変換は、小さな角度の場合のサンプルノイズ/公称場強度に対処する。
例えば、ニューヨーク州IthacaのKionix, Inc.によって製造されるKionix KXCJ9加速度計のセンサノイズ値は、150マイクロg/sqrt(Hz)である。したがって、100Hzにおいて、センサノイズは1.5ミリgである。これらの値を上記方程式に適用すると、σa=1.5/1000=0.0015ラジアン又は約0.086度である。
別の例では、日本国のAichi Micro Intelligent Corporation製のAichi AMI307等の磁力計のノイズ値は、0.6ミリガウスである。この値を上記方程式に適用すると、σmf=0.6/400=0.0015ラジアン又は約0.086度である。
一実施形態では、磁力計108のσmfを特定するために他の推定値を使用し得る。例えば、磁力計108のノイズ値(400ミリガウス等)を使用する代わりに、磁場強度の推定値が高信頼性のものである場合、磁場強度の推定値を使用し得る。例えば、推定値は、磁力計108の較正が高度に収束した場合、高信頼性のものであり得る。一実施形態では、高信頼性のものである磁場強度の推定値を使用することにより、地球上の異なる場所で異なり、潜在的により精密な重み係数を使用することに繋がり得る。
フィルタリングされた入力データを使用した角速度推定値の構築
将来の実施形態では、角速度プロセッサ110は、磁力計108及び加速度計106からフィルタリングされたH及びA値を受信し得る。図2は、加速度計データ及び磁力計データをフィルタリングするフィルタを示すブロック図200である。ブロック図200は、フィルタ202及びフィルタ204を含む。フィルタ202は磁力計108からのH値をフィルタリングし、フィルタ204は加速度計106からのA値をフィルタリングする。フィルタ202及び204は、H及びA値をフィルタリングすると、フィルタリングされたH及びAを磁力計角速度計算器114、加速度計角速度計算器112、及び角速度計算器116に渡す。
将来の実施形態では、角速度プロセッサ110は、磁力計108及び加速度計106からフィルタリングされたH及びA値を受信し得る。図2は、加速度計データ及び磁力計データをフィルタリングするフィルタを示すブロック図200である。ブロック図200は、フィルタ202及びフィルタ204を含む。フィルタ202は磁力計108からのH値をフィルタリングし、フィルタ204は加速度計106からのA値をフィルタリングする。フィルタ202及び204は、H及びA値をフィルタリングすると、フィルタリングされたH及びAを磁力計角速度計算器114、加速度計角速度計算器112、及び角速度計算器116に渡す。
一実施形態では、フィルタ(フィルタ202又は204等)は、特定の時間間隔中に収集されるデータサンプルを含むデータウィンドウであり得る。フィルタでのデータサンプルに結合、平均化等を実行して、1つのデータ点を角速度プロセッサ110に提供する。
一実施形態では、フィルタの長さは、推定角速度への関数として変更し得る。例えば、ノイズは、より遅い移動の上部でより目立つため、より遅い推定角速度計算には、より高速の推定角速度計算に使用されるフィルタよりも長いフィルタを使用し得る。更なる実施形態では、フィルタ202及び204の長さは、角速度推定値122が変化するにつれて動的に変更し得る。
別の実施形態では、フィルタの長さは、推定角速度への関数として変更し得る。例えば、低角速度ほど、長いフィルタを使用し得、高角速度ほど、短いフィルタを使用し得る。角速度と同様に、フィルタ202及び204の長さは、角加速度が変化するにつれて動的に変更し得る。
一実施形態では、角速度プロセッサ110は、固定小数点演算を使用して幾つか又は全ての計算を実行する。固定小数点演算では、固定小数点数表現が、小数点前後に固定数の桁を有する数の実数データ型であることを当業者は認識しよう。
電力を消費し得るか、又は精密な角速度推定ほど高感度ではないことがある電子装置102では、角速度推定値122は、
測定値を使用して生成し得、その場合、加速度計106及び磁力計108の場測定値は、フィルタ202及び204を使用してフィルタリングされている。
測定値を使用して生成し得、その場合、加速度計106及び磁力計108の場測定値は、フィルタ202及び204を使用してフィルタリングされている。
角速度推定値を特定する方法
図3は、一実施形態による角速度推定値を特定する方法300のフローチャートである。
図3は、一実施形態による角速度推定値を特定する方法300のフローチャートである。
ステップ302において、磁力計に関連付けられた角速度成分が特定される。例えば、磁力計角速度計算器114は、単位長に正規化された初期場測定値
と終了場測定値
との外積としてωm_partialを特定し、ここで、
は磁力計108によって提供される場測定値である。一実施形態では、初期場測定値
及び終了場測定値
は、フィルタリングされた場測定値であり得る。
と終了場測定値
との外積としてωm_partialを特定し、ここで、
は磁力計108によって提供される場測定値である。一実施形態では、初期場測定値
及び終了場測定値
は、フィルタリングされた場測定値であり得る。
ステップ304において、加速度計に関連付けられた角速度成分が特定される。例えば、加速度計角速度計算器112は、
と
との外積としてωa_partialを特定し、ここで、
は、単位長に正規化された、加速度計106によって提供される開始測定値及び終了測定値である。一実施形態では、初期場測定値
及び終了場測定値
はフィルタリングされた場測定値であり得る。
と
との外積としてωa_partialを特定し、ここで、
は、単位長に正規化された、加速度計106によって提供される開始測定値及び終了測定値である。一実施形態では、初期場測定値
及び終了場測定値
はフィルタリングされた場測定値であり得る。
ステップ306において、加速度計及び磁力計に関連付けられた角速度成分からの観測不可能成分が特定される。例えば、角速度計算器116は、加速度計106及び磁力計108の測定値を使用して
を特定する。
を使用して、角速度推定器120はωm_fillを特定し、これは、磁場軸に射影される磁力計場測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋めるための
の射影である。一実施形態では、
である。さらに、
を使用して、角速度推定器120はωa_fillを特定し、これは、重力場軸に射影される加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋めるための
の射影である。一実施形態では、
である。
を特定する。
を使用して、角速度推定器120はωm_fillを特定し、これは、磁場軸に射影される磁力計場測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋めるための
の射影である。一実施形態では、
である。さらに、
を使用して、角速度推定器120はωa_fillを特定し、これは、重力場軸に射影される加速度計測定値に関連付けられた観測不可能な成分を埋めるための
の射影である。一実施形態では、
である。
ステップ308において、加速度計及び磁力計に関連付けられた角速度成分は、各観測不可能成分で補償される。例えば、角速度推定器120は、ωm_full=ωm_partial+ωm_fillとして角速度の磁力計推定値を特定する。さらに、角速度推定器120は、ωa_partial+ωa_fillとして角速度ωa_fullの加速度計推定値を特定する。
ステップ310において、角速度推定値が特定される。例えば、角速度推定値122であるωestは、ωm_fullとωa_fullの加重和であり得る。別の実施形態では、重みは、現在の測定サンプルのA及びH推定値の信頼性に基づき得る。
高速移動中の物理的ジャイロスコープの較正
一実施形態では、角速度推定器120を使用して、物理的レートジャイロスコープを較正し得る。物理的レートジャイロスコープは、バイアスオフセット及び感度に関して較正し得る。バイアスオフセットは、物理的レートジャイロスコープが回転を受けていない場合、物理的レートジャイロスコープが角速度を出力するオフセットであり得る。感度は、ジャイロスコープが角速度変化を検出する感度の尺度であり得る。
一実施形態では、角速度推定器120を使用して、物理的レートジャイロスコープを較正し得る。物理的レートジャイロスコープは、バイアスオフセット及び感度に関して較正し得る。バイアスオフセットは、物理的レートジャイロスコープが回転を受けていない場合、物理的レートジャイロスコープが角速度を出力するオフセットであり得る。感度は、ジャイロスコープが角速度変化を検出する感度の尺度であり得る。
図4は、一実施形態による、推定角速度を使用してジャイロスコープを較正するジャイロスコープ較正モジュールのブロック図400である。
一実施形態では、ジャイロスコープ較正モジュール402は、較正済みジャイロスコープの感度406を特定する。較正済みジャイロスコープの感度406を特定するために、ジャイロスコープ較正モジュール402は、角速度推定値122及び角速度404を受信し、ここで、角速度404はジャイロスコープによって生成される。ジャイロスコープ較正モジュール402は、角速度推定値122を角速度404で除算することによって感度406を特定する。
別の実施形態では、ジャイロスコープ較正モジュール402は、非較正ジャイロスコープの感度406及びバイアスオフセット408を特定する。一実施形態では、物理的レートジャイロスコープが較正されない場合、物理的レートジャイロスコープによって示される角速度は、アフィン関数推定
ωma=S(ωphysical−biasphysical)
によって角速度推定値122に関連し、式中、Sはジャイロスコープの感度406として定義され、biasphysicalはバイアスオフセット408であり、ωmaは角速度推定値122であり、ωphysicalは角速度404である。一実施形態では、S及びbiasphysicalは、角速度推定値122によって生成されるデータ点及び物理的レートジャイロスコープによって生成される角速度404に対して線形回帰を実行することによって導出し得る。
ωma=S(ωphysical−biasphysical)
によって角速度推定値122に関連し、式中、Sはジャイロスコープの感度406として定義され、biasphysicalはバイアスオフセット408であり、ωmaは角速度推定値122であり、ωphysicalは角速度404である。一実施形態では、S及びbiasphysicalは、角速度推定値122によって生成されるデータ点及び物理的レートジャイロスコープによって生成される角速度404に対して線形回帰を実行することによって導出し得る。
磁気異常の検出
一実施形態では、線形加速度又は磁気異常がない場合、ωm_partial、ωa_partial、及び
は、互いに一致を示し得る。しかし、ωm_partial及びωa_partialは、線形加速度又は磁気異常のいずれかがある場合、異なり得る。
一実施形態では、線形加速度又は磁気異常がない場合、ωm_partial、ωa_partial、及び
は、互いに一致を示し得る。しかし、ωm_partial及びωa_partialは、線形加速度又は磁気異常のいずれかがある場合、異なり得る。
一実施形態では、線形加速は単純な計量を使用して検出し得る。例えば、加速度計によって測定される加速度ベクトルの大きさが、長期平均(地球上では通常、重力のみに起因して9.81m/s2である)から変動する場合、線形加速は加速度ベクトルに寄与する。大きさの差が大きいほど、より多くの線形加速が存在する。しかし、ωm_partial及びωa_partialが、線形加速がない場合でずれる場合、ずれは磁気異常を原因とし得る。異常検出では、角速度推定器120に、角速度推定値122の計算中、より小さな重みkhに依存するようにさせ得る。
角速度推定値を特定するソースコード
図5A及び図5Bは、上述した実施形態により角速度推定値を特定するソースコードのダイアグラム500A及び500Bである。図5では、「w_from_accel_mag」関数は、磁力計108及び加速度計106からのH及びA場測定値を受信し、角速度推定値122を特定する。
図5A及び図5Bは、上述した実施形態により角速度推定値を特定するソースコードのダイアグラム500A及び500Bである。図5では、「w_from_accel_mag」関数は、磁力計108及び加速度計106からのH及びA場測定値を受信し、角速度推定値122を特定する。
集積回路を使用しての角速度推定値の特定
図6は、実施形態を実施し得る、専用プロセッサを有する電子装置のブロック図600である。
図6は、実施形態を実施し得る、専用プロセッサを有する電子装置のブロック図600である。
一実施形態では、電子装置102は、HUBプロセッサ602を含み得る。HUBプロセッサ602は、専用集積回路と、内部メモリ604とを含む電子装置102内のマイクロプロセッサである。内部メモリ604は、図7において詳細に説明するメモリのうちの1つであり得る。HUBプロセッサ602内の集積回路は、内部メモリ604に記憶された命令を実行する。例えば、内部メモリ604は、上述したように、角速度推定値122を生成する命令を記憶し得る。
一実施形態では、HUBプロセッサ602は、角速度推定器集積回路606を含む。角速度推定器集積回路606は、ハードウェア内の角速度プロセッサ110の機能を実行するハードウェア回路である。
例えば、加速度計106及び磁力計108は、HUBプロセッサ602に接続し得る。加速度計106及び磁力計108は、場測定値をHUBプロセッサ602に送信する。一実施形態では、加速度計106及び磁力計108によって生成される場測定値がHUBプロセッサによって受信される前、場測定値はアナログ/デジタル変換器(図示せず)を通過する。アナログ/デジタル変換器は、場測定値をアナログ形態からデジタル形態に変換する。
HUBプロセッサ602は、場測定値を角速度推定器集積回路606に転送する。角速度推定器集積回路606は、角速度推定値122の生成に特化した回路であり、角速度推定器集積回路606を使用して角速度推定値122を生成する電力及び処理時間は、電子装置102で実行中の別のプロセッサのものよりも優れ得る。
角速度推定器集積回路606は、場測定値を受信する場合、内部メモリ604から場測定値を処理する命令を検索し、検索された命令に従って場測定値を処理する。完了すると、角速度推定器集積回路606は角速度推定値122を生成し、これは次に、電子装置102上のアプリケーション104に渡される。
一実施形態では、図7において以下に詳細に説明されるプロセッサ等の他のプロセッサも電子装置102に含まれる。
計算環境
様々な実施形態は、例えば、図7に示されるコンピュータシステム700等の1つ又は複数の周知のコンピュータシステムを使用して実施することができる。コンピュータシステム700は、少数の例を挙げれば、International Business Machines、Apple、Sun、HP、Dell、Sony、Toshibaから入手可能なコンピュータ等の、本明細書に記載される機能を実行することが可能な任意の周知のコンピュータであることができる。
様々な実施形態は、例えば、図7に示されるコンピュータシステム700等の1つ又は複数の周知のコンピュータシステムを使用して実施することができる。コンピュータシステム700は、少数の例を挙げれば、International Business Machines、Apple、Sun、HP、Dell、Sony、Toshibaから入手可能なコンピュータ等の、本明細書に記載される機能を実行することが可能な任意の周知のコンピュータであることができる。
コンピュータシステム700は、プロセッサ704等の1つ又は複数のプロセッサ(中央演算処理装置又はCPUとも呼ばれる)を含む。プロセッサ704は、通信基盤又はバス706に接続される。一実施形態では、プロセッサ704はグラフィックス処理ユニット(GPU)であり得る。GPUは、電子装置上の数学集約的アプリケーションを高速処理するように設計された専用電子回路であるプロセッサである。GPUは、コンピュータグラフィックスアプリケーション、イメージ、及びビデオに一般的な数学集約的データ等の大きなデータブロックの並列処理に効率的な高並列構造を有する。
コンピュータシステム700は、ユーザ入/出力インタフェース702を通して通信基盤706と通信する、モニタ、キーボード、ポインティングデバイス等のユーザ入/出力装置703も含む。
コンピュータシステム700は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等のメイン又はプライマリメモリ708も含む。メインメモリ708は、1つ又は複数のレベルのキャッシュを含み得る。メインメモリ708は、制御論理(すなわち、コンピュータソフトウェア)及び/又はデータを内部に記憶する。
コンピュータシステム700は、1つ又は複数の補助記憶装置又はセカンダリメモリ710を含むこともできる。セカンダリメモリ710は、例えば、ハードディスクドライブ712及び/又はリムーバブル記憶装置又はドライブ714を含み得る。リムーバブル記憶ドライブ714は、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスクドライブ、光学記憶装置、テープバックアップ装置、及び/又は任意の他の記憶装置/ドライブであり得る。
リムーバブル記憶ドライブ714は、リムーバブル記憶ユニット718と対話し得る。リムーバブル記憶ユニット718は、コンピュータソフトウェア(制御論理)及び/又はデータを記憶したコンピュータ使用可能又は可読記憶装置を含む。リムーバブル記憶ユニット718は、フロッピーディスク、磁気テープ、コンパクトディスク、DVD、光学記憶ディスク、又は任意の他のコンピュータデータ記憶装置であり得る。リムーバブル記憶ドライブ714は、周知の方法でリムーバブル記憶ユニット718の読み出し及び/又は書き込みを実行する。
例示的な実施形態によれば、セカンダリメモリ710は、コンピュータプログラム及び/又は他の命令及び/又はデータをコンピュータシステム700によってアクセスできるようにする他の手段、命令、又は手法を含み得る。そのような手段、命令、又は手法としては、例えば、リムーバブル記憶ユニット722及びインタフェース720を挙げることができる。リムーバブル記憶ユニット722及びインタフェース720の例としては、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース(ビデオゲーム装置に見られるような)、リムーバブルメモリチップ(EPROM又はPROM等)及び関連付けられたソケット、メモリスティック及びUSBポート、メモリカード及び関連付けられたメモリカードスロット、及び/又は任意の他のリムーバブル記憶ユニット及び関連付けられたインタフェースを挙げることができる。
コンピュータシステム700は更に、通信又はネットワークインタフェース724を含み得る。通信インタフェース724は、コンピュータシステム700が、リモート装置、リモートネットワーク、リモートエンティティ等の任意の組み合わせと通信し対話できるようにする(個々に、及び参照符号728で参照されるように集合的に)。例えば、通信インタフェース724は、コンピュータシステム700が通信路726を介してリモート装置728と通信できるようにし得、通信路726は有線及び/又は無線であり得、LAN、WAN、インターネット等の任意の組み合わせを含み得る。制御論理及び/又はデータは、通信路726を介してコンピュータシステム700と送受信し得る。
一実施形態では、制御論理(ソフトウェア)を記憶した有形コンピュータ使用可能又は可読媒体を含む有形装置又は製品は、本明細書では、コンピュータプログラム製品又はプログラム記憶装置とも呼ばれる。これは、コンピュータシステム700、メインメモリ708、セカンダリメモリ710、及びリムーバブル記憶ユニット718及び722、並びに上記の任意の組み合わせを具現する有形製品を含むが、これらに限定されない。そのような制御論理は、1つ又は複数のデータ処理装置(コンピュータシステム700等)によって実行されると、そのようなデータ処理装置を本明細書に記載のように動作させる。
本開示に含まれる教示に基づいて、図7に示される以外のデータ処理装置、コンピュータシステム、及び/又はコンピュータアーキテクチャを使用して実施形態を製作し使用する方法が当業者には理解されよう。特に、実施形態は、本明細書に記載される以外のソフトウェア、ハードウェア、及び/又はオペレーティングシステム実装形態を用いて動作することもできる。
まとめ
概要及び要約書セクション(もしあれば)ではなく詳細な説明のセクションが、特許請求の範囲の解釈に使用されることが意図されることを理解されたい。概要及び要約書セクション(もしあれば)は、本発明者によって意図される1つ又は複数であるが、全てではない例示的な実施形態を記載し得、したがって、実施形態又は添付の特許請求の範囲を限定することを決して意図しない。
概要及び要約書セクション(もしあれば)ではなく詳細な説明のセクションが、特許請求の範囲の解釈に使用されることが意図されることを理解されたい。概要及び要約書セクション(もしあれば)は、本発明者によって意図される1つ又は複数であるが、全てではない例示的な実施形態を記載し得、したがって、実施形態又は添付の特許請求の範囲を限定することを決して意図しない。
実施形態を例示的な分野及び用途での例示的な実施形態を参照して本明細書に説明したが、主題がそれに限定されないことを理解されたい。他の実施形態及び変更形態も可能であり、主題の範囲及び趣旨内にある。例えば、この段落の一般性を限定することなく、実施形態は、図に示され、且つ/又は本明細書に記載されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はエンティティに限定されない。さらに、実施形態は(本明細書に明示的に説明されるか否かに関係なく)、本明細書に記載される例を超える分野及び用途への大きな有用性を有する。
実施形態は、指定された機能の実施及びその関係を示す機能構築図を使用して本明細書に記載されている。これらの機能構築ブロックの境界は、本明細書では、説明の便宜のために任意に定義されている。指定された機能及び関係(又はその均等物)が適宜実行される限り、代替の境界を定義することもできる。また、代替の実施形態は、本明細書に記載される順序とは異なる順序を使用して機能ブロック、ステップ、動作、方法等を実行し得る。
本明細書での「一実施形態」、「実施形態」、「実施形態例」、又は同様の語句への言及は、記載される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、あらゆる実施形態が必ずしもその特定の特徴、構造、又は特性を含まなくともよいことを示す。さらに、そのような語句は必ずしも同じ実施形態を指すわけではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が一実施形態に関連して説明される場合、本明細書に明示的に記載されるか否かに関係なく、そのような特徴、構造、又は特徴を他の実施形態に組み込むことは当業者の知識内である。
実施形態の広がり及び範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲及びそれらの均等物に従ってのみ規定されるべきである。
Claims (23)
- メモリに記憶され、プロセッサで実行され、前記プロセッサに、
磁力計によって提供される場測定値から第1の角速度成分を特定することと、
加速度計によって提供される場測定値から第2の角速度成分を特定することと、
前記磁力計及び加速度計によって提供される前記場測定値から、第3の角速度成分を特定することであって、前記第3の角速度成分は、前記第1の角速度成分及び前記第2の角速度成分に含まれない、第3の角速度成分を特定することと、
第1の軸を中心とした前記第3の角速度成分の射影を用いて、前記第1の角速度成分を補償することと、
第2の軸を中心とした前記第3の角速度成分の射影を用いて、前記第2の角速度成分を補償することと、
前記補償された第1の角速度成分及び前記補償された第2の角速度成分を使用して、角速度推定値を生成することと、
を実行させる角速度プロセッサを含むシステム。 - 前記角速度プロセッサは更に、前記プロセッサに、前記第1及び第2の角速度成分に関連付けられた重みを使用して、前記角速度推定値を生成させる、請求項1に記載のシステム。
- 前記重みは融像角ノイズに基づく、請求項2に記載のシステム。
- 前記重みは、前記磁力計に関連付けられた較正に基づく、請求項2に記載のシステム。
- 前記角速度プロセッサは更に、前記プロセッサに、前記磁力計の場測定値の外積を使用して前記第1の角速度成分を特定させ、前記場測定値は単位長に正規化される、請求項1に記載のシステム。
- 前記角速度プロセッサは更に、前記プロセッサに、前記加速度計の場測定値の外積を使用して前記第2の角速度成分を特定させ、前記場測定値は単位長に正規化される、請求項1に記載のシステム。
- 前記角速度プロセッサは更に、前記プロセッサに、前記磁力計及び加速度計の場測定値を含む回転行列を使用して、前記第3の角速度成分を特定させる、請求項1に記載のシステム。
- 前記角速度プロセッサは更に、前記プロセッサに、前記第3の角速度と、単位長に正規化された前記磁力計の場測定値とのドット積を使用して、前記第1の軸を中心とした前記第3の角速度成分の前記射影を計算させる、請求項1に記載のシステム。
- 前記第1の軸は、磁場の方向における軸である、請求項8に記載のシステム。
- 前記角速度プロセッサは更に、前記プロセッサに、前記第3の角速度と、単位長に正規化された前記加速度計の場測定値とのドット積を使用して、前記第2の軸を中心とした前記第3の角速度成分の前記射影を計算させる、請求項1に記載のシステム。
- 前記第2の軸は、重力場の方向にある、請求項10に記載のシステム。
- 前記角速度プロセッサは、前記プロセッサに、フィルタリングされた場測定値を使用して前記第1及び第2の角速度成分を特定させる、請求項1に記載のシステム。
- 前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行され、前記プロセッサに、前記推定される角速度に関連付けられた関数に基づいて、前記磁力計によって提供される場測定値をフィルタリングさせるフィルタを更に含む、請求項12に記載のシステム。
- 前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行され、前記プロセッサに、前記推定される角速度に関連付けられた関数に基づいて、前記加速度計によって提供される場測定値をフィルタリングさせるフィルタを更に含む、請求項12に記載のシステム。
- 前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行され、前記プロセッサに、推定される角加速度に関連付けられた関数に基づいて、前記磁力計によって提供される場測定値をフィルタリングさせるフィルタを更に含む、請求項12に記載のシステム。
- 前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行され、前記プロセッサに、推定される角加速度に関連付けられた関数に基づいて、前記加速度計によって提供される場測定値をフィルタリングさせるフィルタを更に含む、請求項12に記載のシステム。
- 前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行され、前記プロセッサに、
バイアス較正されたジャイロスコープの感度を、前記角速度推定値と、前記較正されたジャイロスコープを使用して生成される角速度とを使用して特定させるジャイロスコープ較正モジュールを更に含む、請求項1に記載のシステム。 - 前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行され、前記プロセッサに、
較正されていないジャイロスコープの感度及びバイアスオフセットを、前記角速度推定値と、前記較正されていないジャイロスコープ及び線形回帰を使用して生成される角速度とを使用して特定させるジャイロスコープ較正モジュールを更に含む、請求項1に記載のシステム。 - メモリに記憶され、プロセッサで実行され、前記プロセッサに、加速度計に関連付けられた第1の場測定値をフィルタリングさせる第1のフィルタと、
メモリに記憶され、プロセッサで実行され、前記プロセッサに、磁力計に関連付けられた第1の場測定値をフィルタリングさせる第2のフィルタと、
メモリに記憶され、プロセッサで実行され、前記プロセッサに、
前記加速度計によって提供される第1のフィルタリング済み場測定値を受信することと、
前記磁力計によって提供される第2のフィルタリング済み場測定値を受信することと、
回転行列を使用し、前記第1及び第2の場測定値を使用して、角速度推定値を生成することと、
を実行させる、角速度プロセッサと、
を含む、システム。 - 前記第1のフィルタは更に、前記プロセッサに、前記推定角速度に関連付けられた関数に基づいて、前記加速度計によって提供される場測定値をフィルタリングさせる、請求項19に記載のシステム。
- 前記第2のフィルタは、前記プロセッサに、前記推定角速度に関連付けられた関数に基づいて、前記磁力計によって提供される場測定値をフィルタリングさせる、請求項19に記載のシステム。
- 前記第1のフィルタは更に、前記プロセッサに、推定角加速度に関連付けられた関数に基づいて、前記加速度計によって提供される場測定値をフィルタリングさせる、請求項19に記載のシステム。
- 前記第2のフィルタは、前記プロセッサに、推定角加速度に関連付けられた関数に基づいて、前記磁力計によって提供される場測定値をフィルタリングさせる、請求項19に記載のシステム。
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