JP2016506535A - 傾斜レンズによるインターレーシング - Google Patents

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Abstract

出力デバイスを制御するためのインターレースされた印刷ファイルの中へ画像をインターレースする方法である。インターレーシング方法は、傾斜レンズ又はレンチキュールの長手方向軸線を横断するが直交しないラインに、ピクセルの組を配置させる工程を含む。これらのピクセルのそれぞれは、異なるフレーム/画像に関連付けされており、例えば、6個以上のフレームが、それぞれのインターレースされた画像の中で使用され、見る人によって、レンズ又はレンチキュールを通して1度に1つが見える。傾斜レンズインターレーシング方法は、それぞれのフレームをスライスする工程、及び、これらのスライスを継ぎ合せる工程を含まない。その代わりに、それぞれのフレームからの個々のピクセルは、デジタル印刷ファイルの中に独自のパターンで組み合わせられ、本明細書で説明されている非直交型インターレーシング(例えば、新しいインターレーシングは、「マトリクス型インターレーシング」又は「角度オフセット型インターレーシング」と考えることが可能である)を提供し、かなり大きい量の情報が、それぞれの傾斜レンズの下に提示される。

Description

本発明は、レンチキュラーレンズアレイ又はレンズシートを通して視認可能な画像を印刷する際に使用するために、画像をインターレースするための方法一般に関する。より詳細には、それぞれのレンズ群又はレンチキュール(lenticule)の下に増加した量の情報(例えば、インターレースされた画像又はフレーム)を設け、より薄いレンズシートの使用を促進させるために、インターレースするための方法に関する。
レンチキュラーレンズアレイのシートの使用を通して、精巧なグラフィックス又は視覚的表示を作り出すことが可能である。その理由は、これらのレンズのアレイを、印刷されたインターレース画像と組み合わせ、3次元(3D)の画像及びアニメーション画像を設けることができるからである。例えば、レンチキュラーレンズ材料は、魅力的なグラフィックスを伴う販売促進材料を生じるために、包装産業において使用されており、典型的に、レンチキュラーレンズ材料のシートを作り出すこと、及び、ディスプレイのために別々に作り出された物体にレンチキュラーレンズ材料を接着して取り付けることを含む。レンチキュラーレンズの製造は、公知であり、ブラベネックら(Bravenec et al.)による特許文献1、及び、レイモンド(Raymond)による特許文献2を含む、複数の米国特許に詳細に説明されている。
一般的に、製造工程は、所望の視覚的効果を生成させるために視覚的画像からセグメントを選択すること、それぞれのセグメントを所定の数のスライス又はエレメント(例えば、1セグメント当たり10〜30以上のスライスなど)にスライスすること、及び、セグメント及びそれらのスライスをインターレースすること(すなわち、多数の画像のレイアウトを計画すること)を含む。次いで、レンチキュラーレンズ又はレンズシートは、スライスの数に従って製作され、又は、インターレーシングは、レンズシートに適するように、例えば、レンズシートの特定のレンチキュール又はインチ毎のレンズ(LPI)に適するように、実施され得る。レンチキュラーレンズは、概して、透明ウェブを含み、透明ウェブは、平坦な側部又は層と、光学的なリッジ部及び溝部を備える側部とを有しており、リッジ部及び溝部は、直線的な又は細長いレンチキュール(すなわち、レンズ)によって形成されており、レンチキュールは、透明ウェブの長さにわたって互いに対して平行に延在するレンチキュール又は光学的なリッジ部と隣り合って配置されている。独自の視覚的効果を与えるために、インク(例えば、4色インク)が、薄いインク層を形成するように、透明ウェブの平坦な側部の上に直接的に塗布又は印刷され(又は、印刷された画像は、接着剤を用いて、透明ウェブの裏側部又は平面的な側部に適用され)、次いで、それは、光学的なリッジ部の透明ウェブを通して見ることが可能である。
レンチキュラー層のそれぞれのレンチキュール又はレンズは、インターレースされた画像のスライス又は画素の組又は数と対にされるか、又はそれにマッピングされる。一般的に、見る人の目に対するレンチキュールの位置に基づいて、1度にスライスのうちの1つだけをレンチキュールを通して見ることができる。換言すれば、レンチキュール又は見る人の位置を移動させ、レンチキュールの下のインターレースされた画像スライスのそれぞれを連続して見ることによって、アニメーション、3D、又は他のグラフィック効果が実現され、見る人が、すべてのレンチキュールから見えるスライスを組み合わせることによって、画像のそれぞれのセグメントを見ることを可能にする。
従来型のレンチキュラーレンズ材料を作り出す際に、可能な限り少ない材料を使用すること、すなわち、可能な限り薄いウェブ材料によって、効果的なレンチキュール又はレン
チキュラーレンズアレイを作り出すことが望ましい。また、より厚いレンズ材料では非常に困難であるか又は非実用的であるウェブ印刷などのような技法を使用して製作することを促進させるために、レンズ厚さを減少させることが望ましい。薄いレンチキュラーレンズ材料は、材料コストを抑えるために望まれ、また、それは、例えば、望ましい視覚的効果を与えるために、巻き付けられたラベルの一部としてボックス又はボトルに取り付けられ得るラベルの中、又はカップの上など、製品及び製品容器に容易に適用され得る比較的に可撓性のレンズ材料又は基材を設けるために望まれる。レンチキュラーレンズ材料をより薄くするために、全体構造は、適正に一緒に縮小されなければならない。換言すれば、レンチキュール及び印刷されたインターレースされた画像は、レンチキュールへの画像スライスの適正なマッピングを可能にするように縮められなければならず、又は、一緒により小さくされなければならない。
しかし、インターレースされた画像がレンズ層又はウェブを非常に薄くすることを妨げることが多いという印刷に関連する制限によって、レンチキュールをそのように縮めることが、非常に困難であるということが分かっている。上述のように、それぞれのセグメントに関するすべてのインターレースされたスライスが、単一のレンチキュールの下に設置されており、多数のスライスが、レンチキュール幅又はピッチにマッピングされることとなる非常に小さい幅で印刷されなければならなくなっている。より粗いレンズアレイであれば(すなわち、より低い周波数又はLPIであれば)、印刷をより容易に達成させることが可能であり、レンチキュールへの画像スライスのマッピングをより正確に実現させることが可能である。しかし、従来型のレンチキュラー材料を用いたフォーカシングに関する一般的な物理法則又は光学的法則は、効果的なフォーカシングを実現するためにより大きいレンズ厚さ又はより多くのレンズ材料を設けることを要求するので、10から30LPIの周波数を有するより粗いレンズアレイは、非常に厚くなる傾向がある。例えば、かなり一般的な視野角度(例えば、22度の視野角度など)を有する15LPIのレンチキュラーレンズアレイは、レンチキュラーレンズアレイの裏に直接的に印刷又は設けるインターレースされた画像にマッピングすることが可能であり、レンズアレイの中のレンチキュールのそれぞれは、インターレースされた画像のペアにされるセグメントのすべての画像スライスを用いて、マッピングされるか、又は、ペアにされる。レンズアレイがアクリルから形成される場合には、レンズアレイは、ペアにされた画像スライスにレンチキュールが適正に焦点を合わせることを可能にするために、約9.525ミリメートル(3/8インチ)の厚さにすることが必要であることとなる。
伝統的に、レンチキュラーの印刷は、少なくとも2つの画像からレンチキュラー画像を生成させることと、それをレンチキュラーレンズに組み合わせることとを含む多段の工程であった。レンチキュラーの印刷工程は、運動効果のためにアニメーションの様々なフレームを生成させるために使用することが可能であり、3D効果のために異なる増分で様々な層をオフセットするために使用することが可能であり、又は、互いへと変化するように見え得る代替的な画像の組を簡単に示すために使用することが可能である。様々な画像が収集されると、それらは、個々の異なるフレームファイルに平坦化され、次いで、フレームファイルは、インターレースされた画像を印刷する際に使用するために、単一の最終ファイルへデジタル処理で組み合わせられる。デジタル組み合わせ工程は、「インターレーシング」と呼ばれることが多い。
組み合わせられた又はインターレースされたファイルが発生させられると、それを使用して、インターレースされた画像を、レンチキュラーレンズシートの裏(又は、滑らかな/平面的な)側部に直接的に印刷することが可能である。他の適用例では、インターレースされた画像を、基材(例えば、合成紙など)の上に印刷することが可能であり、次いで、基材は、レンズの上に積層される(例えば、透明接着剤が使用され、印刷されたインターレースされた画像を有する基材をレンチキュラーレンズシートの上に取り付けることが
可能である)。レンズシートの裏側部に印刷するときに、薄いスライス又は細長いインターレースされた画像をレンズに登録することは、リソグラフィック又はスクリーン印刷工程の間に、低品質の画像を作り出すゴースト発生又は他の効果を回避するか又は少なくとも制限するために重要である。
従来のレンチキュラーインターレーシングでは、それぞれの画像は、ストリップになるように配置又はスライスされており、それは、次いで、例えば、スプライシング又はインターレーシングなどによって、1つ又は複数の同様に配置又はスライスされた画像とともにインターレースされる。最終的な結果は、人の2つの目が、異なる画像(例えば、右目の画像及び左目の画像)を見る可能性があるが、レンチキュラーレンズアレイ(又は、レンズシート)を通して、印刷されたインターレースされた画像を見る人の単一の目が、単一の全体画像を理解し、それは、所望のオートステレオスコピック又は3D認識を与えるということである。
グラフィックス又は画像から情報のストリップを生成させる工程、及び、次いで、レンズシートの下に印刷するためにそれらを単一の画像へ混合する(scrambling)工程は、問題がある可能性がある。1つの重要な問題は、レンズシートの中のそれぞれのレンチキュール又は細長いレンズの下に設置され得る情報の量(例えば、ピクセル)に制限が存在するということである。例えば、レンズ又はレンチキュールは、特定のサイズ(例えば、レンズシート又はレンズアレイのLPIによって設定される幅)を有しており、印刷されたインターレースされた画像を与えるために使用されるプリンタは、特定の解像度(例えば、ドットパーインチ(DPI))を有する可能性がある。したがって、レンチキュラー製品又はアセンブリ(例えば、銀行券又は1個の貨幣のためのセキュリティースタンプ又はセキュリティースレッド)のこれらの制限又はパラメータは、インターレースされ、次いでレンズシートの上に印刷され得るフレーム又は画像の最大数を、等式:フレームの最大数=DPI/LPIによって規定する。
図1は、非常に簡単なレンチキュラーデバイス又はアセンブリ100の断面図(又は端面図)を図示しており、それは、従来のレンチキュラーの印刷及びインターレーシングに関連するこれらの制限を議論するために有用である。図示したように、アセンブリ100は、特定の幅L(レンズ/レンチキュール110を含むシートのLPIによって規定されるようなレンチキュールサイズ)の平面的な側部又はベース112を備える、単一のレンチキュール又は細長いレンズ110を含む。インク層又は印刷されたインターレースされた画像120が、レンチキュール110の裏側部又はベース112の上に直接的に設けられており、この例では、インターレースされた画像120は、5個の画像スライス124(例えば、5個の異なる画像/フレームの長くて細い部分)を含み、5個の画像スライス124は、平行な様式で(互いに平行であり、かつ、レンチキュール/レンズ110の長手方向軸線に平行である)、レンチキュール110の長さに延在することとなる。
アセンブリ又はデバイス100において、レンズサイズL及びピクセルサイズは、レンズ110が、最大で5個のインターレース又は画像スライス124(例えば、それぞれのピクセルが5個のインターレースされたフレーム/画像のうちの1つに関連付けされている、5個のピクセル)だけと上手く連携することができるようになっている。これらは、レンズ110と正確に整合させられるように示したが、実際には、レンズ110の長手方向軸線に依然として平行である状態で、いくらかオフセットされ、レンズ110を通して見たときに望ましい画像を依然として実現することが可能である。5個のピクセルが、レンズ110を横切って、その長手方向軸線に対して直交して延在するという点で、このインターレーシングは直交型である(例えば、画像の細長いスライスが、レンズ110の長手方向軸線に平行に延在しており、これらのスライス/インターレースに関連付けされる隣り合うピクセルが、レンズ幅Lを横切って延在するようになっている)。
しかし、レンチキュラーシートによって3D効果を実現するために、必要とされるフレームの最小数は、6個以上の画像/フレームである。これは、例えば、1200DPI出力デバイス(例えば、プリンタ)に関して、レンチキュラーレンズが、200LPI以上に関連付けされる幅を有していなければならないということを意味している(ここで、LPI=DPI/フレームの数であり、又は、このケースでは、200LPI=1200DPI/6フレーム)。出力デバイスの解像度、3Dを作り出すのに必要とされるフレームの数、及びレンズサイズの間のこの関係は、より薄いレンチキュール、及び、対応するより薄いレンチキュラー製品(例えば、貨幣又は銀行券のためのセキュリティースレッド又はスタンプなど)を開発することに対する重要な制約を生成させる。しかし、非常に薄いレンズシートは、現在利用可能な技術を用いて容易に作り出すことが可能であるので、この制限は、より薄いレンズシートを製作する能力ではないということが理解されるべきである。その代わりに、薄いレンズシートを設けることに対する制約又は挑戦は、要求されることとなる高い解像度、及び、したがって、より小さいサイズのレンズ(例えば、より小さい幅又はLを有するレンズ)の上又は下に印刷され得るフレームの数の制限から生じる。
図2は、従来の又は従来のインターレーシングを使用し得るレンチキュラー製品又はアセンブリ200の上面斜視図を図示している。図示したように、アセンブリ200は、ある厚さのプラスチック又は他の透明材料から形成され得るレンズシート又はレンズアレイ210を含む。上面又は露出される側部の上に、レンズシート210は、シート210の一方の端部から他方の端部へ平行な様式で延在する複数のレンチキュール又は細長いレンズ214を設けるように、溝が彫られ又は形状決めされている。一般的であるように、レンチキュール214は、アレイもしくはシート210の中で「垂直方向に」延在するか、又は、それらの長手方向軸線が、シート210の上部縁部及び下部縁部211、213に対して直交している(もしくは、左側縁部及び右側縁部に平行である)。それぞれのレンチキュール又はレンズ214は、レンズシート210のLPIによって画定されるサイズ又は幅Lを有している。
レンチキュラーアセンブリ200において、インク層220が、レンズシート210の平面的な裏側部もしくは底側部216の上に直接的に印刷されている(又は、レンズシート210の上に積層される基材の上に設けられ得る)。インク層220は、例えば、3D効果を与えるために、それぞれのレンチキュール214の下に、複数のインターレースされた画像又はスライス224を設けるように印刷されている。図示したように、インク層220のインターレースされた画像は、5個の異なるフレームに関連付けされる5個のスライス224を、それぞれのレンチキュール214の下に有しており、同じフレームの異なるスライスは、シート210の中の異なるレンチキュール214の下に設けられている。このケースでは、印刷されたインク層220に関する画像ファイルは、それぞれのレンズ214のサイズLに適合するように、5個のピクセルを伴って生成された。
また、レンチキュラーデバイスは、シート又はアレイの中に、ある角度配置で、例えば、シート/アレイの縁部に対して平行又は直交しないように設けられる、レンズ又はレンチキュールを使用することが可能である。図3は、従来型の傾斜レンズレンチキュラーデバイス又はアセンブリ300を図示しており、その中では、レンズ又はレンチキュラーシート310が、インク層320の中に設けられているインターレースされた画像と組み合わせられている。レンズシート310は、上面又は露出される側部の上に、複数のレンチキュール又はレンズ314を含み、レンチキュール314は、互いに対して平行に延びるが、このレンズシート310では、レンチキュール314は、垂直方向に又は水平方向に配置されてはいない。換言すれば、レンチキュール又はレンズ314は、「傾斜付き」であり、315で示したように、それらの長手方向軸線AxisLongは、それぞれが、
レンズシート310の側部縁部311に対して特定の角度θで配置されており、傾斜角度θは、例えば、20〜60度など、90度未満である(直交していない)。繰り返しになるが、それぞれのレンズ310は、シート310のLPIによって設定されるサイズ又は幅Lを有しており、それは、従来型のインターレーシング技法によってレンズ314のそれぞれの下に設置され得る画像スライスの数を制限する。
レンチキュラーアセンブリ300は、それぞれのレンズ314の下に設けられたある数(ここでは、5個)のスライス324を伴う印刷されたインターレースされた画像を与えるインク層320をさらに含む。換言すれば、継ぎ合わされた「垂直方向の」ストリップを設けたインターレース又はスライス324を有する代わりに、インク層320は、レンズ314の傾斜角度θに適合する傾斜付きストリップ324を画像に設ける。したがって、シート310などのような傾斜レンズシートのためのインターレーシングは、伝統的に、複数の画像の細長いスライスを、互いに対して平行に延在するように、また、315で示したようなレンズ314の長手方向軸線AxisLongに対して平行に延在するように、配置することを含んでいる。したがって、繰り返しになるが、デバイス300のインターレーシングは、長手方向軸線AxisLongに直交して配置されている(例えば、レンズ314の幅Lを横切って延在する)5個のピクセルに、レンズ314のサイズを適合させることである。理解することができるように、傾斜レンズの使用は、インターレースされた画像を発生させるために従来のインターレーシングが使用されるときには、レンズアレイの下に提供される情報の量を増加させない。
レンチキュラー材料のシート(又は、レンズシート)のレンズ又はレンチキュールの下に追加的な情報が提供されることを可能にするインターレースされた画像(すなわち、インターレーシング方法)を設けるための方法に対する必要性が、依然として存在している。好ましくは、そのようなインターレーシング方法は、既存の出力デバイス及び構築されることとなる出力デバイス(例えば、プリンタ)を用いて、非常に小さい厚さのレンチキュラー材料又はレンズシートによって、レンチキュラー製品に望ましい画像(例えば、3D画像)を与えることを可能にするために有用であり、例えば、銀行券、貨幣、及び他のアイテムの中のセキュリティースレッド、スタンプなどとして、レンチキュラーアセンブリ又はエレメントを使用することを支持するのに有用であることとなる。
米国特許第5,967,032号明細書 米国特許第6,781,761号明細書
本発明者は、それぞれのレンズ又はレンチキュールの下により多くの情報を印刷することによって、より薄いレンズ、及び、したがって、より薄いレンチキュラー材料を、3D及び他の画像を表示するために使用することが可能であるということを認識した。この目的のために、非直交型インターレーシングを利用することによって、従来のインターレーシングとは部分的に異なる角度付きのレンチキュール又は傾斜レンズとともに使用するために、インターレーシング方法が開発された。
組み合わせられた画像ファイル(又は、出力デバイス又はプリンタを制御するためのインターレースされた印刷ファイル)への画像のインターレーシングは、傾斜レンズ又は傾斜付きレンチキュールの長手方向軸線を横断する方向であるが非直交方向であるライン又は縦列に、ピクセルの組を配置させることを含む。これらのピクセルのそれぞれは、異な
るフレーム/画像に関連付けされ、例えば、6個以上のフレームが、典型的に、それぞれのインターレースされた画像の中で使用されており、見る人は、レンズ又はレンチキュールを通して1度に1つのフレームを見ることができる。新しい傾斜レンズインターレーシング方法は、それぞれのフレームをスライスすること、及び、これらのスライスを継ぎ合せることを含まない。その代わりに、それぞれのフレームからの個々のピクセルは、デジタル印刷ファイルの中で独自のパターンで組み合わせられ、本明細書で説明されている非直交型インターレーシングを設ける(例えば、新しいインターレーシングは、「マトリクス型インターレーシング」又は「角度オフセット型インターレーシング」と考えることが可能である)。
出力デバイス/プリンタを制御するために使用される印刷ファイルを生成させるために、非直交型インターレーシング又はマトリクス型インターレーシングを利用することによって、かなり大きい量の情報を、それぞれの傾斜レンズ又は傾斜付きレンチキュールの下に提示することが可能である。例えば、図3に示した従来のインターレーシングの例は、それぞれのレンチキュールの下に5個のピクセルを設けることができたが、一方、新しいインターレーシング工程は、同じサイズのレンチキュールの下に、10から14個のピクセルを設けることができる。
より詳細には、傾斜付きレンチキュールを備えるレンズシートの上に、又は、傾斜付きレンチキュールを備えるレンズシートのために、印刷する際に使用するためのインターレースされた印刷ファイルを発生させるための方法を与える。この方法は、インターレーシングのために、1組のフレームのためのデジタルファイルを設ける工程と、レンズシートのレンチキュールに関する傾斜角度を入力する工程とを含む。この方法は、所定のピクセルマトリクスの中に設けたピクセル場所のパターンに基づいて、印刷ファイルの中のフレームのそれぞれから、複数のピクセルを位置決めすることによって、インターレースされた印刷ファイルを形成するためにフレームをインターレースする工程をさらに含む。ピクセルマトリクスは、傾斜角度に基づいて、複数のピクセルをレンズシートのレンチキュールにマッピングするように構成されている。この目的のために、フレームのインターレーシングは、レンチキュールのそれぞれの長手方向軸線に対して非直交型である(すなわち、従来の傾斜レンズのインターレーシングのように、それぞれのレンズの幅を直接的に横切ってはいない)。
この方法のいくつかの実装形態では、1組のフレームに関連付けされたピクセルのうちのインターレースされた、複数の組のピクセルが、ピクセルマトリクスの縦列又は横列に整合させられる(例えば、レンズは、垂直方向から(又は、水平方向から)傾斜しているが、インターレーシングは、垂直方向のライン/縦列(又は、水平方向のライン/横列)に沿っている)。ピクセルマトリクスは、フレームのそれぞれからの複数の間隔を離して配置されたピクセルの組から構成させることが可能であり、間隔を離して配置された複数の組におけるそれぞれのピクセル場所が、おおよそ傾斜角度のオフセット角度で直線的に配置されている。そのようなケースでは、傾斜角度は、14〜15度の範囲にあるか、18〜19度の範囲にあるか、26〜27度の範囲にあるか、又は、44〜46度の範囲にあることが可能である。フレームの組にあるフレームの数は、所望の効果(例えば、レンズシートを通して見える3D画像)を生成させるように、6個のフレーム、9個のフレーム、又は16個のフレームをインターレースするいくつかの実施形態によって変化することが可能である。これらのケースでは、ピクセルマトリクスは、6×6ピクセルマトリクス、9×9ピクセルマトリクス、又は16×16ピクセルマトリクスを繰り返すことからなる。
本発明の別の態様によれば、透明レンズシートと、画像又はインク層とを含むレンチキュラー製品が提供される。レンズシートは、複数の隣り合う細長いレンズを有する第1の
側部を含み、複数の隣り合う細長いレンズは、それぞれ、レンズシートの垂直方向又は水平方向の軸線から、10から46度の範囲にある角度となっている。インク層は、第1の側部の反対側のレンズシートの第2の側部の近位にある(例えば、この平面的な側部の上に印刷されているか、又は、透明接着剤によって側部に積層されている)。インク層は、複数のデジタル画像からのピクセルを含み、ピクセルは、細長いレンズのそれぞれに対してデジタル画像の非直交型インターレーシングを設けるピクセル場所のパターンで配置されている。デジタル画像のそれぞれからの複数のピクセルを、細長いレンズのうちの隣接するものの長手方向軸線に対して平行になるように整合させるように、ピクセル場所のパターンを適合させることが可能であり、レンズシートのレンズを通して1度に1つのデジタル画像のピクセルだけが見られるようになっている。
場合によっては、レンズシートが、10から2500ミクロンの範囲にある厚さを有しており、細長いレンズが、75から1500LPIで第1の側部の上に設けられている(それは、それぞれのレンズの幅又はサイズを画定する)。複数のデジタル画像は、6個の画像から16個の画像の範囲から選択された複数の画像を含むことが可能であり、さらに、非直交型インターレーシングが、複数のデジタル画像のそれぞれからの少なくとも1つのピクセルを含む複数の画像と数が等しいピクセルの組によって設けられ得る。非直交型インターレーシングを設けるピクセルの組が、ピクセル場所のパターンの横列又は縦列の中に整合させられることが有用である可能性がある。
レンチキュラー製品の特定の実装形態では、細長いレンズの角度が、14.04度、18.435度、26.57度、又は45度である。レンズシートの細長いレンズを通して見たときに、インク層の中の複数のピクセルが3D画像を作り出すように、複数のデジタル画像を選択することが可能である。透明接着剤は、基材の上に印刷されたインク層をレンズシートの上へ取り付けるように、又は、レンズシート及びインク層を基材に取り付けるように提供され得る。レンチキュラー製品は、セキュリティースレッド又はスタンプを備える1片の紙又はポリマーの貨幣(又は、銀行券)などのようなほぼ任意の物体とすることが可能である(例えば、3D画像は、本明細書に記載したインターレーシングと組み合わせられた傾斜レンズを使用するセキュリティースレッド又はスタンプによって視認することができる)。
本発明のさらなる別の態様によれば、レンチキュラー製品を製作するための方法が提供される。この方法は、複数の画像のピクセルに関する複数のピクセル場所を画定するピクセルマトリクスを設ける工程を含む。ピクセル場所は、画像のそれぞれに関連付けされるピクセルを、ある傾斜角度でレンズシートの中に設けられるレンチキュールの長手方向軸線に平行なラインに位置決めするように適合されている。マトリクスのピクセル場所は、レンチキュールの長手方向軸線を横断し、レンチキュールの長手方向軸線に対して直交しないインターレースラインに沿って、画像の異なるものに関連付けされるピクセルの組をインターレースするようにさらに適合されている。
この方法は、画像のピクセルを、ピクセルマトリクスの中に特定されているピクセル場所の中へ設置することによって、ピクセルマトリクスに従って画像をインターレースすることによってデジタル印刷ファイルを発生させる工程をさらに含む。次いで、デジタル印刷ファイルを用いて、この方法は、レンズシートの平面的な裏側部の上へ、又は、レンズシートの裏側部に後で適用するための基材の上へ、インターレースされた画像を印刷するように出力デバイスを動作させる工程を含む。いくつかの好適な実施形態では、傾斜角度は、14.04度、18.435度、26.57度、又は45度である。これらの実施形態及び他の実施形態では、レンチキュールは、レンズシートの上に少なくとも75LPIのLPIで設けることが可能であり、レンズシートは、10から2500ミクロンのある厚さを有することが可能である。
従来のインターレーシングを図示する簡単なレンチキュラーデバイス又はアセンブリの断面図。 従来のレンチキュラーデバイス又は製品の上面斜視図。 図2と同様に、従来の直交型インターレーシングによる傾斜レンズを使用する第2の従来のレンチキュラーデバイス又は製品を示す上面斜視図。 傾斜レンズ又は傾斜付きレンチキュールの下に、より大きい量の印刷スペースを活用するために、新しい非直交型インターレーシング(マトリクス型インターレーシング)の使用を図示する略図。 従来のインターレーシング、及び、本明細書に記載したような非直交型又はマトリクス型のインターレーシングの例の略図であり、その両方が、傾斜レンズとともに使用されている図。 デジタル印刷ファイルを生成させるためのピクセルマップを発生させる際に使用され得る非直交型インターレーシングの例示的なステップの略図。 デジタル印刷ファイルを生成させるためのピクセルマップを発生させる際に使用され得る非直交型インターレーシングの例示的なステップの略図。 デジタル印刷ファイルを生成させるためのピクセルマップを発生させる際に使用され得る非直交型インターレーシングの例示的なステップの略図。 デジタル印刷ファイルを生成させるためのピクセルマップを発生させる際に使用され得る非直交型インターレーシングの例示的なステップの略図。 9個のフレーム又は画像をインターレースし、図7を参照して議論されている18.435度の非直交型構成を設けるために有用なパターンで配置されているピクセルのピクセルマップ又はマトリクスを図示する図。 本明細書に記載した非直交型インターレーシング又はマトリクス型インターレーシングを使用して製作され得るレンチキュラー製品又はアセンブリの端面図。 本明細書に記載した非直交型インターレーシング又はマトリクス型インターレーシングを使用して製作され得るレンチキュラー製品又はアセンブリの端面図。 本明細書に記載の非従来インターレーシングに従って印刷された画像と傾斜レンズ材料を組み合わせるレンチキュラー製品アセンブリを製作する方法のフロー図。 傾斜付きレンチキュールとともに(例えば、傾斜付きレンズを伴うレンチキュラー材料とともに)使用するために、非直交型にインターレースされた画像を印刷するためのシステムの機能的なブロック図を図示する図。
簡潔に言えば、本発明は、傾斜付きレンチキュール又は傾斜レンズを有するレンズシート又はレンチキュラー材料とともに使用するためのレンチキュラーインターレーシングのための方法に関する(傾斜レンズインターレーシング、マトリクス型インターレーシング、及び非直交型インターレーシングであり、それらは互換性がある)。このインターレーシングは、単に、画像のスライス(又は、それぞれに関連付けされるピクセル)を直交方向に又はレンズの幅を直接的に横切る方向に設ける(又は、スライスは、レンズに適合する角度で平行に配置される)ことを含まないので、従来のインターレーシングとは異なる。その代わりに、それぞれのフレーム又は画像は、最初に、ピクセルの組として考えられ、それぞれのフレーム又は画像からのピクセルは、マトリクス又はパターンで配置され、それぞれのフレームからのピクセルによって構成されるピクセルの組が、横断方向であるが非直交方向に、レンチキュールの下に配置されるようになっている。このように、特定の出力デバイス解像度(DPI)のための非常に大きい数のピクセルを、選択的に見るために、レンチキュールの下に設けることが可能である。結果として、非直交型インターレーシングは、特定の画像を実現するために、より薄いレンズシートの使用を支持し、又は、所定のレンズシート厚さによって見られることとなる非常に良好な品質画像を支持する
図3では、プリント層320の中にインターレース/スライス324を伴って与えられる画像は、図2のプリント層220を設けた画像と基本的に同じである。とりわけ、インターレース/スライス324を、レンズ314と同じ角度で配置しており、また、情報又はフレームの量は、レンズ、DPI、及び解像度の間の同じ関係によって制限される。情報の量、又は、このケースでは、レンズの下に印刷され得るピクセルを制限するこの関係(すなわち、フレームにLPIを掛けたものが、DPIに等しい)を破壊するために、発明者は、傾斜レンズの下に画像/フレームをインターレースするために、完全に異なるピクセルアレイ(又は、ピクセルマップ)を使用することが有用であることとなるということを認識した。
図4は、単一の傾斜レンズ又は傾斜付きレンチキュール400の略図を示し、単一の傾斜レンズ又は傾斜付きレンチキュール400に関して、インターレースされた画像を印刷する際に使用するための印刷ファイルを発生させることが好適な可能性がある。レンチキュール400は、角度を付けるように示されており(レンズシートの表面の上で、単に垂直方向又は水平方向ではない)、405に示したような長手方向軸線AxisLongは、407で示したような垂直方向(又は、水平方向)(例えば、レンズシートなどの側部)に対して、オフセット角度又は傾斜角度θをなしている。従来のインターレーシングには、レンズ400の軸線405に平行にスライスを配置させることによって、傾斜レンズ400が提供されることとなり、それは、レンズ400を直交して横切り、又は、寸法L(例えば、そのLPIによって画定されるようなレンズ400の幅又はサイズ)を埋める複数のピクセルを設けることとなる。それとは対照的に、本発明の非直交型インターレーシングは、長手方向軸線405を横断するが直交はしない、すなわち、ライン420に沿う、複数のインターレースされたピクセルを設けることを要求し、ライン420は、長さ又は寸法DInterlacingを有しており、長さ又は寸法DInterlacingは、レンズ400の幅Lよりもかなり大きい。
図4に示したような傾斜レンズ400では、レンズ400の下により多い情報をフィットさせるように使用することが可能な特性を有する三角形が存在している。傾斜レンズ400は、ライン428によって示したようなサイズLによって画定されており、それは、L=1/LPIによって与えられる。例えば、レンズシートが、75LPIで製作される場合には、それぞれのレンチキュール又はレンズ400のサイズLは、0.3387ミリメートル(1/75インチ)又は0.3378ミリメートル(0.0133インチ)になることとなる。しかし、ライン420で示したような垂直方向の距離DInterlacing(又は、三角形の斜辺)は、レンズサイズLよりも大きく、この垂直方向の距離DInterlacingのこの大きさは、図4に形成されて示した三角形によって、画定され又は与えられている。より詳細には、ライン424によって示したようなレンズ400のセグメント/長さ、ライン428によって示したようなレンズ400の幅(それは、レンズ400の長手方向軸線405に対して直交している)、及び、ライン420によって示したような垂直方向の距離DInterlacingによって形成又は構成される三角形は、(ライン420とライン424との間に)角度aを含有している。この三角形は、等式:DInterlacing=L/sin(a)によって画定され得る。そして、この等式は、DInterlacing=(1/LPI)/sin(a)として書き換えることが可能である。
具体的な値を使用することは、この説明の中のこの時点において例示に役立つ可能性がある。例えば、レンチキュラーアレイは、75LPIで形成させることが可能であり、それは、0.3378ミリメートル(0.0133インチ)のレンズサイズ又は幅Lを設ける。角度aが、(1つの有用であるが非限定的な例として)25度となるようにとられ
た場合には、垂直方向の距離DInterlacingは、0.8001ミリメートル(0.0315インチ)となり、それは、レンズ幅Lのもののほぼ3倍である。したがって、何故、直交して又はライン428に沿ってよりも、ライン420に沿って、インターレーシング又はインターレースされたピクセルを設けることが望ましいかということを容易に理解することが可能である。傾斜付きレンズ400を用いて垂直方向の位置にピクセルを配置させるために、より大きい距離DInterlacingを使用することは、レンズ400を横切って、従来のインターレーシングを用いて行うよりも大きい空間又は印刷スペースを設ける。
しかし、従来のインターレーシング技法は、6個以上のインターレースされたフレーム/画像を伴う3D画像など、品質画像を表示することを可能にするように、ライン420の下に情報を与えるために使用することができないということも、発明者によって理解された。その代わりに、図5は、従来のインターレーシングを、新しい非直交型又はマトリクス型のインターレーシング工程と比較する略図500を図示しており、この垂直方向の距離の下に、又は、図4を参照して議論された三角形の斜辺の下に、ピクセル又は情報を設置する。
図示したように、レンズシート、又は、レンチキュラーデバイス/アセンブリ(例えば、貨幣もしくは銀行券、又は他のアイテムのためのセキュリティースレッド又はスタンプなど)の中の1ピースのレンチキュラー材料の中に含まれ得るように、傾斜レンズ510を設ける。従来のインターレーシングを、ピクセル520の複数の組とともに示し、それは、レンズ510を横切って隣り合って直交して延在している。レンズ510のサイズLは、ピクセル520の数を制限し、5個のピクセルが、この例では示している。
しかし、それとは対照的に、非直交型又はマトリクス型のインターレーシングを、ピクセル530の複数の組とともに示し、それは、レンズ510の長手方向軸線を横切って、横断するが直交しないで延在している。より詳細には、ピクセルの組(又は、インターレースの組)530は、レンズ510を介して視認することが可能な画像を作り出すようにインターレースされている/組み合わせられている同様の数のフレーム又は画像からの、複数の隣り合うピクセル531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541から構成されている。この例では、組520,530のそれぞれのピクセルは、同じサイズのものであるが、垂直方向又は斜辺に沿って、より大きい数のそのようなピクセルのための空間が存在している(例えば、従来のインターレーシングの組520の中の5個のピクセルが、非直交型インターレーシングの組530の中の12個のピクセルと比較されると、非直交型インターレーシングの組530の中の12個のピクセルは、傾斜レンズ510の下に印刷又は設けることが可能なピクセルの数又は情報の量の2倍よりも多い)。点線のボックス590は、レンズ510に関する例示的なレンズフォーカスを強調するか又は示すのに有用であり、それは、新しいインターレーシング530(組530と同様の複数の他のインターレーシングの組)によって、レンズ510が、依然としてピクセル539、549、559、569に焦点を合わせており、ピクセル539、549、559、569は、単一のフレームもしくは画像に属するか、又は、単一のフレームもしくは画像に関連付けされているということを示している。
図5の略図500、及び、図示した理想的な又は目標のインターレーシング530は、傾斜レンズ510の下に設置され得る情報の量を増加させるために、非直交型インターレーシングの使用が好適となるということを実証するために有用である。しかし、傾斜レンズレンチキュラーデバイスを製作しようとする当業者が直面する制限は、インターレースされた画像を提供又は印刷する(例えば、レンズシートの下にインク層を設ける)ために使用される出力デバイス又はプリンタの印刷制限とともにいかに作業したらよいかということである。この問題を念頭に置いて、プリンタ/出力デバイスを制御するための印刷フ
ァイルを発生させるために使用され得るピクセルのマトリクス又はピクセルマップを設けることが望ましいこととなるということを発明者は認識した。換言すれば、それぞれの画像又はフレームは、第1に、ピクセルの組としてデジタル処理で記憶され得、それぞれのフレームからのピクセルは、所定のピクセルのマトリクス又はピクセルマップに従って配置又は組み合わせる(インターレースさせる)ことが可能であり、特定の傾斜付きレンチキュラー材料(例えば、レンズが垂直方向/水平方向から特定の又は所定の角度で傾斜されている透明レンズシート)に適した非直交型インターレーシングによって印刷ファイルを実現する。
図6は、フレーム又は画像の組(例えば、傾斜レンズレンチキュラー材料の下に3Dグラフィックを生成させる際に使用される6個以上のフレーム)からデジタル印刷ファイルを生成させるためのピクセルマップを発生させるように使用され得る非直交型インターレーシング工程におけるステップの略図又は概略図600を図示している。第1のフレーム又は画像を処理するために選ぶことが可能であり、この画像/フレームを、画像/フレームの中の特定のサイズ及び場所(X、Y座標)の個々のピクセルへピクセル化又は分離させることが可能である。次いで、図6に示したように、ピクセル612(又は、インターレースされた画像からのピクセルを受け入れるための、もしくは、インターレースされた画像からのピクセルに割り当てられるためのピクセル場所)の横列及び縦列から構成されたブランクピクセルマップ610が提供される。次いで、図6に示したように、インターレースされる/組み合わせられることとなるフレーム/画像の組の単一のフレーム/画像からのピクセル624のストリング又はライン620が、特定の角度aに従うように場所/座標612においてピクセルマップ610の中に位置付けされ、角度aは、傾斜レンズの長手方向軸線(又は、縁部)と垂直方向のライン(それは、傾斜レンズに関して、インターレーシング距離DInterlacingを画定している)との間に図示したように測定される。
ピクセル場所612のその直交する横列及び縦列を伴うピクセルマップ610の固定性に起因して、発明者は、所定の角度オフセットに従うようにストリング/ライン620のピクセル624をマッピングすることが好ましいということを理解した。ここで、(例えば、レンズシートの中の垂直方向又は水平方向からの)同様の角度オフセットを有する傾斜レンズを通して同時に見えることとなる(点線621に対して直線的になるように示した)ライン又はストリング620を画定するように、ピクセル624がパターンで配置されているとき、角度は、26.57度(例えば、20〜30度)である。
実際には、第1のピクセル624を設置し、次いで、所望の角度オフセット(例えば、「左」上の位置から出発したときに、同じ縦列において、2つのピクセル場所612だけ垂直方向に下に、及び、隣接する横列へ1つのピクセル場所612だけ横切る)で次のピクセルを設置し、次いで、ピクセルマップ610の端部/縁部までこの工程を繰り返すことによって、マッピング610が生成される。この例では、sin26.57度=0.4226であるので、図4に示したようなインターレーシング距離DInterlacingは、DInterlacing=L/sin a又はL/0.4226によって与えられる。これは、同じレンズサイズL及び同じ解像度でフレーム(フレームに関連付けされるピクセル)を印刷する約2倍のスペースを設ける。
図7では、繰り返しになるが、ブランクピクセルマップ610には、(出力デバイス解像度などに適する特定のサイズのピクセルに関して)ピクセル場所の複数の横列及び縦列が提供され得る。略図700は、18.435度(例えば、傾斜角度aは、15から20度の範囲にあり、約18.5度が、より理想的である)の角度オフセットを有する傾斜レンズのためのピクセルマップを生成させるように実行されている非直交型インターレーシングのステップを示している。図示したように、組み合わせられている/インターレース
されているフレーム/画像の組の単一のフレーム/画像のピクセル724は、ピクセルライン又は/ストリング720(点線721に対して直線的になるように示す)に図示したように配置されている。
垂直方向(又は、場合によっては水平方向)に対して、ピクセル724は、(例えば、場所612において第1のピクセル724を設置し、次いで、同じ縦列において、3つの場所612だけ下げ(又は、上げ)、横列において、隣接する縦列へ、1つの場所612だけ横切り、次いで、マップ610の縁部/端部までこの工程を繰り返すことによって、)18.435度のオフセットでライン/ストリング720の中に配置されている。この例では、sin18.435度=0.3162であるので、図4に示したようなインターレーシング距離DInterlacingは、DInterlacing=L/sin
a又はL/0.3162によって与えられる。これは、同じレンズサイズL及び同じ解像度でフレーム(フレームに関連付けされるピクセル)を印刷する約3倍のスペースを設ける。
図8では、繰り返しになるが、ブランクピクセルマップ610には、(出力デバイス解像度などに適する特定のサイズのピクセルに関して)ピクセル場所の複数の横列及び縦列が提供され得る。略図800は、14.04度(例えば、傾斜角度aは、10から15度の範囲にあり、約14度が、より理想的である)の角度オフセットを有する傾斜レンズのためのピクセルマップを生成させるように実行されている非直交型インターレーシングのステップを示している。図示したように、組み合わせられている/インターレースされているフレーム/画像の組の単一のフレーム/画像のピクセル824は、ピクセルライン又は/ストリング820(点線821に対して直線的になるように示した)に図示したように配置されている。
垂直方向(又は、場合によっては水平方向)に対して、ピクセル824は、(例えば、場所612において第1のピクセル824を設置し、次いで、同じ縦列において、4つの場所612だけ下げ(又は、上げ)、横列において、隣接する縦列へ、1つの場所612だけ横切り、次いで、マップ610の縁部/端部までこの工程を繰り返すことによって、)14.04度のオフセットでライン/ストリング820の中に配置されている。この例では、sin14.04度=0.2426であるので、図4に示したようなインターレーシング距離DInterlacingは、DInterlacing=L/sin a又はL/0.2426によって与えられる。これは、同じレンズサイズL及び同じ解像度でフレーム(フレームに関連付けされるピクセル)を印刷する約4倍増又は4倍のスペースを設ける。
図9では、繰り返しになるが、ブランクピクセルマップ610には、(出力デバイス解像度などに適する特定のサイズのピクセルに関して)ピクセル場所の複数の横列及び縦列を設け得る。略図900は、45度(例えば、傾斜角度aは、40から50度の範囲にあり、約45度が、より理想的である)の角度オフセットを有する傾斜レンズのためのピクセルマップを生成させるように実行されている非直交型インターレーシングのステップを示している。図示したように、組み合わせられている/インターレースされているフレーム/画像の組の単一のフレーム/画像のピクセル924は、ピクセルライン又は/ストリング920(点線921に対して直線的になるように示す)に図示したように配置されている。垂直方向(又は、場合によっては水平方向)に対して、ピクセル924は、(例えば、場所612において第1のピクセル924を設置し、次いで、同じ縦列において、1つの場所612だけ下げ(又は、上げ)、横列において、隣接する縦列へ、1つの場所612だけ横切り、次いで、マップ610の縁部/端部までこの工程を繰り返すことによって、)45度のオフセットでライン/ストリング920の中に配置されている。
横列及び縦列のピクセルの配置は、ピクセルのインターレーシングに関していくつかの制限を提示するが、同じ画像のピクセルをインターレーシングする際に使用するためのこれらの4つの実現可能な傾斜角度又はオフセット角度は、傾斜付きレンチキュールを備えるレンチキュラー製品を製造する際に有益であることとなりそうである。次いで、異なるフレーム/画像のピクセルの選択によって、及び、次いで、ピクセル場所612のすべて(又は、ほとんど)が占有されるまで、ピクセルマップ610の中にすでに位置付けされているピクセルの直ぐ近くに同様の様式でそのようなピクセルを配置させることによって、印刷ファイルの生成が、これらの例のそれぞれにおいて継続することとなる。
図10は、9個のフレーム又は画像をインターレースし、図7を参照して議論されている18.435度の非直交型構成を設けるために有用なパターンで配置されているピクセルマップ又はピクセルのマトリクス1000を図示している。この例では、垂直方向から約18.435度だけ角度を付けられ、又はオフセットされている傾斜付きレンチキュール又は傾斜レンズを備えるレンズシートとともに使用するために、9個のフレームが、インク層又は画像層の中にインターレース及び印刷されることとなる。この目的のために、単一のレンズ1010が、ピクセルマップ1000にわたって位置付けされるように示されており、レンズ1010の長手方向軸線1015は、垂直方向1013(しかし、これは、水平方向であることも可能である)に対して、約18.435度の傾斜角度又はオフセット角度θとなるように示した。マトリクス1000において、付番されているピクセル又はピクセル場所1002は、マップ又はマトリクス1000の上に構築される印刷ファイルを使用して印刷が実施されるときに、インターレースされた画像/フレームからピクセルが位置付けされることとなる場所を表している。
より詳細には、マトリクス1000は、9個のフレーム又は画像をインターレースするために使用され、数1から9が、マップの中のピクセル又はピクセル場所1002のそれぞれ(例えば、マップ/マトリクス1000の横列及び縦列の中のそれぞれのスポット)に設置されており、それぞれの同様の数は、同じフレーム/画像からのピクセルを表しており(例えば、「4」で埋められているすべてのピクセル場所1002は、第4のフレーム/画像からのピクセルに対応することとなる)、また、そのようなフレーム/画像の中の場所において、ピクセルマップ/マトリクス1000の中の場所に対応している。例えば、マップ/マトリクス1000の中央にある「9」は、フレーム/画像のおおよそ中央に位置付けされている第9のフレーム/画像の中のピクセルに対応している。別の例として、マップ/マトリクス1000の左下隅に位置付けされている「3」は、インターレースされた又は組み合させられた印刷ファイルを形成するように組み合わせられている9個のフレーム/画像の組の第3のフレーム/画像の左下隅にあるピクセルに対応している。
レンズ1010は、レンズ1010の下のピクセル場所におけるピクセルが、レンズ1010の長手方向軸線1015と平行になるように整合させられており、インターレーシングが非直交(すなわち、マップ/マトリクス1000の中の縦列に沿っている(しかし、レンズ1010が、垂直方向からというよりも水平方向から角度を付けられているならば、横列に沿っているというということになり得る))であるけれども同時に見えるということを示すのに有用である。例えば、1040に示したように、マップ/マトリクス1000の中のピクセル場所1040に設けた「9」ピクセルの組は、特定の視点からレンズ1010を介して見る人に見えることとなる。換言すれば、マップ/マトリクス1000の中の(及び、垂直方向1013に対してこの同じ傾斜を有するレンズ1010の下の)18.435度の傾きに従って、すべての数字は、ピクセル場所の中で同じである(例えば、印刷ファイルを生成させるために使用されるときに、マップ/マトリクス1000は、18.435度の傾きに沿って整合させられることとなる単一の画像からピクセルを要求する)。
しかし、ピクセルのインターレーシングは、それぞれのフレーム/画像からのピクセルを含むインターレースされたピクセルの組1050(又は、マップ/マトリクス1000の中のピクセル場所)によって示したように、レンズ長手方向軸線1015に対して非直交である。インターレーシング工程又はアルゴリズムは、この例では、図7の教示に基づいて発生させることが可能であり、また、レンズ1010を横切って、フレーム/画像のそれぞれのピクセルの非直交型又はマトリクス型のインターレーシングを提供しながら、同様のフレーム/画像のピクセルをレンズ1010の長手方向軸線に整合させることが実施される。
本発明者は、インターレーシング工程の間に、繰り返すサブマトリクスを特定することが可能であること、及び、特定のレンズシートに適する所望のサイズ及び/又は形状のマップ又はマトリクス1000を発生させるために、これらを繰り返させる(例えば、隣り合って設置させ、反復様式で互いに積み重ねさせる)ことが可能であるということを見出した。1つの例示的なインターレーシングサブマトリクスを1060に示しており、それは、18.435度まで傾斜したレンチキュール又はレンズを備えるレンズシートに適する9個のフレーム/画像の非直交型インターレーシングを設ける際に使用可能である(すなわち、レンズ1010を通して適正に見るために、18.435度の傾き又は角度オフセットで、それぞれのフレームからのピクセルを設置する)。同様のピクセルマップ又はマトリクスは、垂直方向からの異なる角度傾斜又はオフセット(例えば、14.04度、26.57度、及び45度(これらの値の両側に約5度以上の範囲を伴う)など)を有する他のレンズシートのために、容易に発生させることが可能である。
図11A及び図11Bは、本明細書に記載した非直交型インターレーシング又はマトリクス型インターレーシングを使用して製作され得るレンチキュラー製品又はアセンブリの端面図を概略的に図示している。図示したように、レンチキュラーアセンブリ又は製品1100は、複数のレンチキュール又は細長いレンズ1114を備える第1の(又は、上部の)側部又は表面を有するレンチキュラー材料1110のレンズシート又はピースを含み、複数のレンチキュール又は細長いレンズ1114は、レンズシート1110の垂直方向の(又は、水平方向の)軸線に対して、角度を付けられ、又は角度的にオフセットされる(「傾斜させられる」)ように配置されている。例えば、レンチキュール1114は、10から45度で傾斜させることが可能であり、いくつかの実施形態は、レンチキュール1114のために、14.04度、18.435度、26.57度、又は45度の傾斜角度を使用している。
製品1100は、レンズシート1110の第2の(又は、底部の)側部又は表面1118の上に直接的にインク層1120を印刷することによって提供されるインターレースされた画像をさらに含む。インク層1120は、印刷ファイル又はデジタル複合ファイルに従って印刷され、印刷ファイル又はデジタル複合ファイルの中では、複数のフレーム/画像が、本明細書の記載に従ってインターレースされている。1つの例では、レンズ1114は、75LPIから最大2500LPIまでに関連付けされるサイズで提供され、非直交型又はマトリクス型のインターレーシングの使用は、より多くの情報(又は、ピクセル)がそれぞれのレンズ1114の下に設置され得るので、レンズシート1110の厚さtが従来のインターレーシングよりも薄くなることを可能にする。例えば、厚さtは、約20ミルなどのように比較的に厚くすることが可能であり、又は、約10ミクロンまで非常に薄くすることが可能であり、依然として、3D又は他の品質画像に、印刷された層又はインク層1120(例えば、厚さtの範囲は、約10ミクロンから20ミルである)を設けることが可能である。次いで、レンチキュラー製品1100は、透明接着剤1135のフィルム1135を介して、基材1130(例えば、銀行券又は1個の貨幣など)の上に積層させるか、又は取り付けさせることが可能である。
図11Bは、別のレンチキュラー製品又はアセンブリ1150を図示しており、それは、その傾斜付きレンチキュール1114が、印刷された層又はインク層1120の中のインターレースされた画像と組み合わせられているレンズシート1110を含むことが可能である。しかし、このアセンブリ1150では、インク1120が、基材1158の上に印刷されており、レンズシート1110及び基材1158は、接着剤1154のフィルムによって組み立てられており、インク層1120は、レンズシート1110の第2の側部又は裏側部1118に面している。換言すれば、インターレースされた画像は、最初に、印刷のステップ又は工程において印刷され、次いで、その後に、レンズシート1110と組み立てられ、レンチキュラーアセンブリ又は製品1150を設けることが可能である。レンチキュラー製品1100及び1150は、本発明を実施するために、多くの形態をとることが可能である。例えば、製品1100、1150は、貨幣又は銀行券とともに使用するためのセキュリティースレッド又はスタンプの形態をとることが可能である。
実際には、レンチキュラー製品又はアセンブリを製作する工程は、具体的な製品に印刷するために利用可能な解像度、及び、製品に関してターゲットとされる厚さ又は目標の厚さを、最初に決定するか又は知ることを含む。次いで、これらのパラメータ又は制限に基づいて、「最良の」又は有用な選択肢が、非直交型の又は非従来傾斜レンズインターレーシングのために使用されることとなる具体的な角度又はマトリクスの観点から選ばれる。次に、製品の中に作り出され使用されることとなる機械的な又は現実のLPIレンズが、これらの製品特性に適合するように画定される。
図12は、貨幣又は銀行券のためのセキュリティースレッド又はスタンプなどのようなレンチキュラー製品を、本発明の非直交型印刷を使用して製作するための方法1200を図示している。方法1200は、1205において、所望の画像(例えば、3D画像)を設計すること、出力デバイスの動作パラメータ(例えば、デジタルプリンタの解像度)を選択すること又は画定すること、インク層、レンズシート、及び、使用される場合には接着剤/基材のための材料を選択することなどによって開始する。工程1210において、方法1200は、レンチキュラー製品の中で使用されることとなるレンチキュラー材料を選択することを継続する。これは、貨幣セキュリティースレッドなどの場合のように、ある厚さの隣接する基材などのような、特定の厚さ(例えば、10ミクロン以上)を有する透明プラスチック又は合成材料を選択することを含むことが可能である。
また、工程1210は、レンチキュラー材料の表面の上のレンチキュールのサイズ(すなわち、LPI)を画定又は設定すること、また、それぞれのレンチキュールに関する傾斜角度又はオフセット角度を画定又は設定することを含む。上記に議論されているように、10から45度の傾斜角度を使用することが有用である可能性があり、レンチキュールに関する14.04度、18.435度、26.57度、及び45度の角度が、非直交型又はマトリクス型のインターレーシングに良く適している。
工程1220において、方法1200は、工程1210において選択されたレンチキュラー材料によって視覚的効果を生成させる際に使用するために、複数のフレーム(又は、デジタル画像ファイル)を選択することを含む。3D画像を設けるために、6から12以上のフレームを選択することが望ましい可能性があり、フレームの数は、出力デバイスによって実現可能なピクセルのサイズ(工程1205において選択されたプリンタのDPI)によって選択する(又は、制限する)ことが可能である。上記に詳細に議論されているように、レンチキュラー製品のパラメータ/特性(例えば、LPI、DPI、レンズサイズ、及び角度オフセット)の間の相互関係に起因して、工程1205、1210、及び1220は、完全に又は部分的に同時の事項において実施することが可能であるということに留意されたい。
工程1230において、方法1200は、工程1220から選択されたフレームをインターレースする際に使用するために、ピクセルのマトリクス(又は、ピクセルマップ)を発生させることを継続する。このピクセルマトリクスは、マトリクス1000(例えば、フレームの数が9個であり、傾斜角度が18.435度である場合)の形態をとることが可能であり、又は、特定の傾斜角度及びフレームの数(ならびに、レンズサイズなどのような他のパラメータ)に適するように、図5〜図9を参照して説明されている工程に続いて発生させることが可能である。次いで、ピクセルマトリクスは、後の工程において使用するためのデジタルファイルとして記憶させることが可能である。場合によっては、複数のピクセルマトリクス又はピクセルマップは、インターレーシングパラメータのそれぞれの組み合わせに関して発生させることが可能であり、適合するピクセルマトリクスは、工程1230においてメモリーから読み出すことが可能である(例えば、当業者は、将来の製作工程において使用する可能性があるそれぞれのレンズシートに適するようにピクセルマトリクスを発生させることが可能であり、また、異なるフレームの数、レンズサイズ、及び出力デバイス解像度に適するピクセルマトリクスを発生させることが可能である)。
工程1240において、方法1200は、インターレースされた画像を印刷するように出力デバイス(例えば、デジタルプリンタ)を制御するための印刷ファイルを発生させることを継続する。これは、工程1230のピクセルマトリクスを使用して、1220において選ばれたフレーム/画像の非直交型インターレーシングを実施することを含むことが可能である。工程1220のそれぞれのフレームをピクセル化させる(例えば、それぞれのフレームに関するピクセルマップのものに適合する複数のピクセルへ分割させる)ことが可能であり、次いで、これらのピクセルは、ピクセルマップの中に画定されるフレームからの対応するピクセルに関するピクセル場所へ当てはめることが可能である。
次いで、方法1200は、1250において、工程1240からのデジタル印刷ファイルを使用して出力デバイスを動作させ、インターレースされた画像(それぞれのフレームからのピクセルがピクセルマトリクスに従って印刷されたインク層)を印刷することによって、継続することが可能である。印刷された画像は、工程1210において選択されたレンチキュラー材料のシートの平面的な裏側部の上に直接的に設けることが可能であり、又は、それを、基材の上に印刷することが可能である。次いで、工程1260において、レンチキュラー製品は、その印刷されたインク層を備えるレンズシートを基材(銀行券の上のセキュリティースタンプなどのような別の物体の上にインターレースされた画像を備える積層レンズ)に取り付けることなどによって、完成させることが可能である。他のケースでは、工程1260は、インターレースされた画像がその上に印刷された基材を、透明(又は、少なくとも高度に透光性の)接着剤によって、レンズシート/レンチキュラーエレメントの裏側に取り付けることを含むことが可能である。次いで、方法1200は、1290において終了することが可能であり、又は、工程1210において継続することが可能であり(例えば、異なる傾斜角度のレンチキュール、異なるサイズのレンチキュール、又は、異なる厚さを有するシートなどを有する異なるレンチキュラー材料を選択する)、又は、工程1220において継続することが可能である(例えば、レンチキュラー製品を生成させるために、異なるフレームの組又は異なるフレームの数を選択する)。
図13は、本明細書で説明されているようなインターレーシングパターンを用いて、基材又はレンズシートの上に画像を印刷するために有用なシステム1300の機能的なブロック図を図示している。システム1300は、コントローラ1310を含み、コントローラ1310は、図示したように特別に構成されている、ほぼ任意のコンピューティングデバイスの形態をとることが可能である。コントローラ1310は、プロセッサー1312を含み、プロセッサー1312は、コンピュータプログラム又は可読コードを実行し、インターレーシングモジュール1320の機能を実施する。また、コントローラ1310は、キーボード、マウス、タッチパッド及び/もしくはタッチスクリーン、モニター、なら
びに、オペレータがコントローラと相互作用すること(例えば、インターレーシングモジュールを起動すること、その傾斜付きレンチキュールを備えるレンチキュラー材料を選択するように入力を設けること、レンチキュラー材料の下にインターレースするためのフレームを選択することなど)を可能にするようにモニター上にグラフィカルに提供されるユーザインターフェースなどのような、1つ又は複数の入力/出力デバイス1314を制御又は管理する。また、CPU1312は、メモリー1330の動作を管理し、メモリー1330は、モジュール1320のためのコードを可読フォーマットで記憶することが可能である。
メモリー1330の中には、インターレースされた画像がその上に印刷されることとなるレンズシートのパラメータ又は特性を画定する、1組のレンチキュラー材料データ1332が記憶されている。例えば、データ1332は、レンズサイズ(例えば、レンズシートを形成させるために使用されるLPI)、厚さ(例えば、10〜2500ミクロンなど)、及び、レンズシートのレンチキュールの傾斜角度又はオフセット角度を含むことが可能である。また、メモリー1330は、インターレーシングモジュール1320によってインターレースされることとなる複数のフレーム又は画像をデジタル形態で記憶し、これらの画像/フレーム1340は、コントローラI/O1314を伴うユーザ入力を介して、ユーザによって、より大きい集合(図示せず)から選択することが可能である。フレーム/画像のそれぞれは、デジタルであり、複数のピクセル(それは、ピクセルマップ1350と同様の数もしくは解像度を有するように選択することが可能であり、又は、ピクセル1345のサブセットすなわちより小さな組を、インターレースされた又は印刷ファイル1360の中で使用可能である)から構成されている。
インターレーシングモジュール1320によって発生されるピクセルマトリクス1350を記憶するために、メモリー1330がさらに使用される。ピクセルマトリクス1350は、図10のマトリクス1000の形態をとることが可能であり、図5〜図10のいずれか及び図12を参照して議論されているように、インターレーシングモジュール1320によって発生させることが可能である。例えば、それぞれの画像からピクセル1345を選択することによって、及び、ピクセルマトリクス1350(それは、傾斜角度1338、フレームの数1340、及びレンズサイズ1334に適するように選択される)の中の対応するピクセル場所にそれらを設置することによって、インターレーシングモジュール1320は、フレーム/画像1340及びピクセルマトリクス1350から印刷ファイル1360を発生させるようにさらに動作することが可能である。
図示したように、システム1300は、特定のDPI解像度(又は、複数の解像度)を有するプリンタなどのような出力デバイス1380をさらに含む。コントローラ1310は、印刷ファイル1360に基づいて、出力デバイス1380に制御信号1370を送信するように作用する。入力1382は、基材又はレンズシート1384の形態でコントローラ1380に提供され、出力デバイス1380は、制御信号1370(例えば、印刷ファイル1360)によって画定されるパターンで、基材又はレンズシート1384の平面的な側部の上にインクを印刷する。印刷が完了すると、出力デバイス1380は、基材又はレンズシート1384及びインク層1394から構成された製品/アセンブリ1390を出力し、印刷されたインターレースされた画像を設ける。
上記の説明から、レンチキュラー光学が、インターレースされた印刷された画像とともに、又は、プリント媒体として、長年使用されてきたということが理解されることとなる。全体的なコストは、材料の費用に起因して、通常の印刷に対して高い。加えて、より薄いレンズを、デジタルデバイスの中の制限された解像度とともに働かせ、又は、従来のプレート設定機器とともに働かせることは、非常に薄いレンズアレイ又はレンズシートの上に、インターレースされた画像を印刷することを、不可能ではないとしても、非常に困難
にする。その理由は、それが、従来のインターレーシング数学及び対応するレンズアレイによって支持されていないからである。
それとは対照的に、本発明及び本説明は、角度付きのレンズ又はレンチキュールを、階段のような画像のインターレーシング又はディスプレイ(例えば、図5〜図10のインターレーシングを参照)と組み合わせ、従来のインターレーシングと比較したときに、2倍から4倍の量のデータが、傾斜/角度付きのレンズ又はレンチキュールの下に印刷されることを可能にする。逆に、本明細書に記載したような、従来にはなかった(又は、非直交型)インターレーシングは、最大3分の2までの又はそれ以上のレンズシート厚さの低減を支持し(最大67パーセントまでの又はそれ以上の厚さ低減)、従来の傾斜レンズインターレーシングによる非常に厚いレンズシート又はアレイによって提供されるのと同じ画像を実現する。したがって、従来のレンズアレイを生み出すコストの半分を超え、最大3分の2までを削減することが可能である。
本明細書に記載した傾斜レンズのための非直交型又はマトリクス型のインターレーシングは、レンズシートが、設定角度又は所定の角度で作製された形成された形態のレンズであるときには、対応するピクセルが、グリッドフォーマット(例えば、9個のフレームに関して、18.435度(又は、15〜20度)の傾斜角度でのレンズの下への1つの有用なピクセルマッピングに関して、図10を参照されたい)で、レンズの下に設置されるべきであるということを教示する。単一のフレームの同様の1つ又は複数のピクセルが、レンズに整合させられ、又は、その長手方向軸線に平行となるように、グリッドフォーマット又はピクセルマトリクスが設計される。このように、最大3分の2(又は、67パーセント)まで少ないプリント解像度を使用し、同じグラフィックを達成することが可能であり、又は、レンズアレイから最大3分の2(又は、67パーセント)までの質量を取り去り、同じ画像を達成することが可能である。
例えば、わずか5ミルのデジタルウェブレンズが、約270LPIの機械的なLPIを有する9個のフレームを使用して、HP(登録商標)Indigo出力デバイスの上に、約812DPIで印刷させられ得る。レンズは、5ミルにそれぞれ焦点を合わせることとなるが、従来の傾斜レンズインターレーシングによってこのウェブレンズを印刷することは、9個のフレーム(それは、3D画像のためのフレームの有用な数である)では不可能である。通常、従来のインターレーシングを用いて、このレンズを印刷するのに必要なDPIは、LPIにフレームカウントを掛けたものになることとなり、又は、このケースでは、270LPIに9フレームを掛けたもの、もしくは、2430DPIになることとなる。それとは対照的に、傾斜レンズの角度に適合させられている、本明細書に記載した非直交型又はマトリクス型のインターレーシングは、従来のインターレーシングによって要求されるものの約3分の1のプリント解像度を支持するために使用可能であり、又は、このケースでは、810DPIの解像度が有用である(それは、812DPIの既存の出力デバイスによって提供される解像度よりも小さい)。換言すれば、プリンタ又は出力デバイスの解像度は、上記に説明されている非直交型又はマトリクス型のインターレーシングを使用して、ほぼ正確に適合させることが可能である。
記載したように、傾斜レンズは、80LPIから1500LPIの間で、例えば、約10から46度の間の角度で、(例えば、スクリューのように)わずかなオフセットで、彫り込まれ、かつ、インデックスされ(indexed)、又は、作製され得る。インターレース印刷ファイルは、レンズシートの中のレンズ又はレンチキュールの傾斜角度に適合したピクセルマトリクス又はマップから発生させられ、異なるフレームのピクセルの非直交型インターレーシングを提供し、また、レンズサイズ(LPIによって設定される)及びインターレースされることとなるフレーム/画像の数に対応することが可能である。本発明は、傾斜レンズに関する従来のインターレーシングによって実現されるものの少なく
とも2倍の複数のピクセル又はデータの量を有するインターレースされた画像を、いかに、形成又は印刷するかということをさらに教示する。例えば、そのようなフレームに関連付けされる非常に大きな数のフレーム又はピクセルは、(例えば、従来のインターレーシングのように、傾斜レンズの長手方向軸線に対して直交するというよりも、垂直方向又は縦列に沿って)非直交型に印刷させることが可能であり、いくつかの実施形態は、6個、9個、又は16個の画像/フレームを使用し、ピクセルマトリクス又はマップを使用してインターレースされた画像を作り出す。本発明に従って印刷されたインターレースされた画像は、インターレーシングの階段状の又は階段効果を使用することによって、従来の傾斜レンズインターレーシング公式(例えば、DPI=LPIXフレームカウント)によるものよりも低いDPIを結果として生じさせる。
この時点で、非直交する又はマトリクス/グリッドインターレーシング技法によって実現可能ないくつかの予想される結果をリストアップすることが有用である可能性がある。レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.2426となるように)14.04度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、16個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが16×16ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、4.122である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、77.5LPI(又は、0.32774ミリメートル(0.012903インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、18.801553であり、結果として、DPIは、300.824であり(ドットサイズは、0.08443ミリメートル(0.003324インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin14.04度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、1.3510ミリメートル(0.05319インチ)である。
別の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.2426となるように)14.04度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、16個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが16×16ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、繰り返しになるが、SRは、4.122である。ここで、レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、400LPI(又は、0.0635ミリメートル(0.0025インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPIは、97.040272であり、結果として、DPIは、1552.640であり(ドットサイズは、0.01636ミリメートル(0.000644インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin14.04度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.26187ミリメートル(0.01031インチ)である。
別の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.2426となるように)14.04度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、16個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが16×16ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。こ
のケースでは、繰り返しになるが、SRは、4.122である。ここで、レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、654.5LPI(又は、0.038811ミリメートル(0.001528インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPIは、158.782145であり、結果として、DPIは、2540.507であり(ドットサイズは、0.01001ミリメートル(0.000394インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin14.04度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.1600ミリメートル(0.00630インチ)である。
さらに別の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.2426となるように)14.04度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、16個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが16×16ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、繰り返しになるが、SRは、4.122である。ここで、レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、619.51LPI(又は、0.040996ミリメートル(0.001614インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPIは、150.293547であり、結果として、DPIは、2404.690であり(ドットサイズは、0.01057ミリメートル(0.000416インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin14.04度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.1689ミリメートル(0.00665インチ)である。
他のケースでは、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.3162となるように)18.435度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、9個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが9×9ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、3.16260である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、210LPI(又は、0.12095ミリメートル(0.004762インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、66.401062であり、結果として、DPIは、597.618であり(ドットサイズは、0.042494ミリメートル(0.001673インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin18.435度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.38252ミリメートル(0.01506インチ)である。
別の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.3162となるように)18.435度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、9個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが9×9ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、3.16260である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、285.71LPI(又は、0.0889ミリメートル(0
.003500インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、90.340226であり、結果として、DPIは、813.074であり(ドットサイズは、0.03124ミリメートル(0.001230インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin18.435度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.28118ミリメートル(0.01107インチ)である。
同様の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.3162となるように)18.435度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、9個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが9×9ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、3.16260である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、446.28LPI(又は、0.056921ミリメートル(0.002241インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、141.111744であり、結果として、DPIは、1270.024であり(ドットサイズは、0.01999ミリメートル(0.000787インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin18.435度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.1801ミリメートル(0.00709インチ)である。
別の同様の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.3162となるように)18.435度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、9個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが9×9ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、3.16260である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、252LPI(又は、0.10079ミリメートル(0.003968インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、79.681275であり、結果として、DPIは、717.142であり(ドットサイズは、0.035408ミリメートル(0.001394インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin18.435度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.31877ミリメートル(0.01255インチ)である。
さらなる別の同様の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.3162となるように)18.435度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、9個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが9×9ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、3.16260である。レンズシ
ートの機械的な(又は、実際の)LPIが、845LPI(又は、0.030048ミリメートル(0.001183インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、267.185227であり、結果として、DPIは、2404.701であり(ドットサイズは、0.01057ミリメートル(0.000416インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin18.435度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.09500ミリメートル(0.00374インチ)である。
他のケースでは、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.4473となるように)26.57度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、6個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが6×6ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、2.23560である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、111.7LPI(又は、0.22741ミリメートル(0.008953インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、49.964215であり、結果として、DPIは、299.780であり(ドットサイズは、0.084734ミリメートル(0.003336インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin26.57度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.50825ミリメートル(0.02001インチ)である。
同様の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.4473となるように)26.57度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、6個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが6×6ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、2.23560である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、223.5LPI(又は、0.11364ミリメートル(0.004474インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、99.973162であり、結果として、DPIは、599.829であり(ドットサイズは、0.042342ミリメートル(0.001667インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin26.57度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.254ミリメートル(0.01000インチ)である。
別の同様の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.4473となるように)26.57度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、6個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが6×6ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又は
インターレースされたデータの量の増加は、2.23560である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、473.2LPI(又は、0.05367ミリメートル(0.002113インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、211.665772であり、結果として、DPIは、1269.974であり(ドットサイズは、0.01999ミリメートル(0.000787インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin26.57度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.1199ミリメートル(0.00472インチ)である。
さらなる別の同様の例では、レンチキュラー製品又はアセンブリは、(正弦値が0.4473となるように)26.57度の傾斜角度で傾斜したレンチキュールを備えるレンズシートを使用して形成させることが可能である。インターレースされた画像は、6個のフレーム又は画像を使用して設けることが可能であり、ピクセルマトリクス又はマップの中で繰り返されるサブマトリクスは、サイズが6×6ピクセルとなるようになっている(例えば、9×9ピクセルのサブマトリクス1060が繰り返されている図10を参照されたい)。このケースでは、従来のインターレーシングと比較されたときの、ステップ比(SR)又はインターレースされたデータの量の増加は、2.23560である。レンズシートの機械的な(又は、実際の)LPIが、894LPI(又は、0.028423ミリメートル(0.001119インチ)のレンズ翼弦幅又はサイズ)である場合には、インターレーシングのための効果的なLPI(SRによって分割される機械的なLPI)は、399.892646であり、結果として、DPIは、2399.317であり(ドットサイズは、0.01059ミリメートル(0.000417インチ)である)、((1/機械的なLPI)/sin26.57度によって決定されるように)垂直方向のインターレーシング距離DInterlacingは、0.0635ミリメートル(0.00250インチ)である。
本発明は、特殊性の特定の程度とともに説明及び図示されてきたが、本開示は、単に例としてなされており、また、パーツの組み合わせ及び配置の多数の変化は、以降に特許請求されているように、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者によって行われ得るということが理解される。
45度オフセット又は傾斜角度のためのマトリクスは、典型的に、5×5フレーム(又は、5×5ピクセル)になることとなる。また、本明細書で説明されている技法を使用することによって、最小要求よりも多いスペースを得ることが可能となるいくつかのケースが存在するということに留意されたい。例えば、複数のそれぞれのマトリクスが、ピクセルマトリクス又はマップを発生させるために使用されるとき、全体のピクセルマトリクス又はマップは、複数のベース又はサブマトリクスになることとなり、例えば、9×9ピクセルサブマトリクスは、18×18ピクセルマトリクス又はピクセルマップ(それは、複数の9×9の繰り返されるパターン又はサブマトリクス)の中で繰り返させることが可能である。

Claims (20)

  1. 傾斜付きレンチキュールを備えるレンズシートのためのインターレースされた印刷ファイルを発生させるための方法において、
    インターレーシングのために、1組のフレームのためのデジタルファイルを設ける工程と、
    前記レンズシートのレンチキュールに関する傾斜角度を入力する工程と、
    所定のピクセルマトリクスの中に設けたピクセル場所のパターンに基づいて、印刷ファイルの中の前記フレームのそれぞれから、複数のピクセルを位置決めすることによって、インターレースされた前記印刷ファイルを形成するために前記フレームをインターレースする工程であって、前記ピクセルマトリクスは、前記傾斜角度に基づいて、前記複数のピクセルを前記レンズシートの前記レンチキュールにマッピングするように構成されており、前記フレームのインターレーシングが、前記レンチキュールのそれぞれの長手方向軸線に直交していない、前記フレームをインターレースする工程と
    からなる、インターレースされた印刷ファイルを発生させるための方法。
  2. 前記1組のフレームに関連付けされた前記ピクセルのうちのインターレースされたそれぞれのピクセルの組が、前記ピクセルマトリクスの縦列又は横列に整合させられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ピクセルマトリクスは、前記フレームのそれぞれからの複数の間隔をもって離間して配置された前記ピクセルの組を含んでなり、前記間隔をもって離間して配置された組におけるそれぞれの前記ピクセル場所は、おおよそ前記傾斜角度のオフセット角度で直線的に配置されている、請求項1に記載の方法。
  4. 前記傾斜角度は14〜15度の範囲にある、請求項3に記載の方法。
  5. 前記傾斜角度は18〜19度の範囲にある、請求項3に記載の方法。
  6. 前記傾斜角度は26〜27度の範囲にある、請求項3に記載の方法。
  7. 前記傾斜角度は44〜46度の範囲にある、請求項3に記載の方法。
  8. 前記1組のフレームは、5個のフレーム、6個のフレーム、9個のフレーム、又は16個のフレームからなる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ピクセルマトリクスは、5×5ピクセルマトリクス、6×6ピクセルマトリクス、9×9ピクセルマトリクス、又は16×16ピクセルマトリクスを繰り返すことからなる、請求項8に記載の方法。
  10. 複数の隣り合う細長いレンズを有する第1の側部を含む透明レンズシートであって、前記複数の隣り合う細長いレンズは、それぞれ、前記レンズシートの垂直方向又は水平方向の軸線から、10から46度の範囲にある角度となっている、レンズシートと、
    前記第1の側部の反対側の前記レンズシートの第2の側部の近位にあるインク層であって、前記インク層は、複数のデジタル画像からのピクセルを含み、前記ピクセルは、前記細長いレンズのそれぞれに対して前記デジタル画像の非直交型インターレーシングを設けるピクセル場所のパターンで配置されている、インク層と
    からなるレンチキュラー製品。
  11. 前記ピクセル場所のパターンは、前記デジタル画像のそれぞれからの複数の前記ピクセ
    ルを、前記細長いレンズのうちの隣接するものの長手方向軸線に対して平行に整合させるために適切である、請求項10に記載のレンチキュラー製品。
  12. 前記レンズシートが、10から2500ミクロンの範囲にある厚さを有しており、前記細長いレンズが、75から1500LPIで前記第1の側部の上に設けられている、請求項10に記載のレンチキュラー製品。
  13. 前記複数のデジタル画像は、5個〜16個の範囲の個数から選択された複数の画像を含んでなり、前記非直交型インターレーシングは、前記複数のデジタル画像のそれぞれからの少なくとも1つのピクセルを含む複数の画像と等しい数量の前記ピクセルの組によって与えられる、請求項12に記載のレンチキュラー製品。
  14. 前記非直交型インターレーシングを設ける前記ピクセルの前記組が、前記ピクセル場所のパターンの横列又は縦列の中に整合させられる、請求項13に記載のレンチキュラー製品。
  15. 前記細長いレンズの前記角度が、14.04度、18.435度、26.57度、又は45度である、請求項12に記載のレンチキュラー製品。
  16. 前記レンチキュラー製品が、前記インク層と前記レンズシートの前記第2の側部との間に接着剤層をさらに備え、前記接着剤層は、光に対して実質的に透明である、請求項10に記載のレンチキュラー製品。
  17. 基材と、前記基材と前記インク層との間に透明接着剤の層とをさらに備える、請求項10に記載のレンチキュラー製品。
  18. 前記レンズシートの前記細長いレンズを通して見たときに、前記インク層の中の前記複数のピクセルが3D画像を作り出すように、前記複数のデジタル画像が選択される、請求項10に記載のレンチキュラー製品。
  19. レンチキュラー製品の製造方法において、
    複数の画像のピクセルに関する複数のピクセル場所を画定するピクセルマトリクスを設ける工程であって、前記ピクセル場所は、前記画像のそれぞれに関連付けされる前記ピクセルを、ある傾斜角度でレンズシートの中に設けられるレンチキュールの長手方向軸線に平行なラインに位置決めするように適合されており、かつ、前記レンチキュールの前記長手方向軸線を横断し、前記レンチキュールの前記長手方向軸線に対して直交しないインターレースラインに沿って、前記画像の異なるものに関連付けされる前記ピクセルの組をインターレースするようにさらに適合されている、工程と、
    前記画像の前記ピクセルを、前記ピクセルマトリクスの中に特定されている前記ピクセル場所の中へ設置することによって、前記ピクセルマトリクスに従って前記画像をインターレースすることによってデジタル印刷ファイルを発生させる工程と、
    前記デジタル印刷ファイルを用いて、前記レンズシートの平面的な裏側部の上へ、又は、前記レンズシートの前記裏側部に後で適用するための基材の上へ、インターレースされた画像を印刷するように出力デバイスを動作させる工程と
    からなる、レンチキュラー製品を製作する方法。
  20. 前記傾斜角度が、14.04度、18.435度、26.57度、又は45度のうちの1つであり、前記レンチキュールが、前記レンズシートの上に少なくとも75LPIのLPIで設けており、前記レンズシートが、10ミクロンから2500ミクロンの範囲にある厚さを有している、請求項19に記載の方法。
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