JP2013134279A - 裸眼立体ディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、立体画像を快適に視認できる範囲を調整することができる裸眼立体ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】表示装置50は、1つの色の色画素が垂直方向に複数配列され、複数の色の色画素が水平方向に繰り返し配列された縦ストライプ状に形成されている。表示装置50上には周期方向を水平方向に対して傾斜させた状態でレンチキュラーレンズLLsが配置されている。表示位置調整部3は、水平方向では複数の色の色画素を1画素とした画素単位で、垂直方向では色画素単位で、映像データを、画素シフト量0を含む所定の水平方向及び垂直方向の画素シフト量だけシフトさせる。駆動部4は、映像データを表示装置50に表示するよう駆動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、1次元方向に視差を有する裸眼立体ディスプレイ装置に関する。
レンチキュラーレンズ,スリット型のバリア,レンズアレイ等の特殊な光学部材を用いて、印刷面や液晶パネル等の表示装置に表示された画像を複数の視点方向に分割して提示させ、表示装置を視認する位置によって表示画像を変化させる技術が知られている。この技術の1つとして、表示装置を見る人の右目と左目に、同一のオブジェクトであって特定の視差を有する互いに異なる表示画像(視差画像)を入力させることにより、表示画像を立体視させる技術がある。この立体視の技術によれば、立体視させるための特殊な眼鏡をかけずに立体視が可能な裸眼立体ディスプレイ装置を実現することができる。
裸眼立体ディスプレイ装置で画像を立体視させる場合、立体視可能な視認範囲を拡大するため、また、長時間の観賞に耐え得る自然な立体感や滑らかな運動視差を得るために、表示画像を極力細かく分割して視点数を増やしたいという要求がある。最近になって、デジタルサイネージやカーナビゲーション装置等の比較的低解像度の表示装置において、アイキャッチや立体的な情報に関する視認性向上等を目的として、視差画像による立体視を行わせるようになってきた。視点数を増やせば増やすほど、解像感が低下する。なお、表示装置自体が物理的に有するものを解像度、人が感じる解像度の程度を解像感とする。低解像度の表示装置において表示画像を立体視させる場合でも、解像感の低下を極力抑え、自然な立体視を実現したいという要求がある。
これらの要求を満たすためには、空間上に表示装置を観察する観察者の目の位置を想定し視点を分割するのではなく、極力細かく視点を分割し、観察者は細かく分割したいずれかの視点で表示装置を見る多眼式が有効である。視差画像の分割数を増やすには、表示装置の画素ピッチに対して表示装置に装着する光学部材、例えばレンチキュラーレンズの場合はレンズピッチを大きくすることが有効である。しかしながら、レンズの拡大効果でレンズピッチに比例して色画素が大きく見えるため、レンズのピッチ方向の視差画像の解像感が著しく低下してしまう。すると、水平方向と垂直方向とで視差画像の解像感が異なってしまうという不具合が発生する。なお、バリア等の光学部材を用いた場合も同様である。
この不具合を解消する技術として、特許文献1に記載されているように、レンチキュラーレンズ(光学部材)を構成するシリンドリカルレンズ(光学要素)の周期方向を表示装置の画素配列の水平方向に対して傾けることが記載されている。特許文献1に記載の技術によれば、水平方向の画素のみではなく垂直方向の画素も用いて1つの3次元画素を構成することにより、立体表示における水平方向の解像感の低下を抑え、水平及び垂直方向の解像感のバランスを向上させることができる。
特許第3940456号公報
特許文献1に記載されているような裸眼立体ディスプレイ装置においては、表示装置が例えばR(赤),G(緑),B(青)の色画素(サブピクセル)を縦ストライプ状に配列させたカラー表示装置の場合には、レンチキュラーレンズと表示装置との相対位置をサブピクセル精度で一致させる必要がある。しかしながら、レンチキュラーレンズと表示装置との相対位置をサブピクセル精度で一致させることは容易ではない。従って、現実には、レンチキュラーレンズと表示装置との相対位置がずれた状態で裸眼立体ディスプレイ装置が製造されることになる。
レンチキュラーレンズを構成する1つのシリンドリカルレンズの幅方向の両端側に複数の視点画像の両端の画像を割り当てて、幅方向の中央部に複数の視点画像の中央の視点の画像を割り当てるよう、レンチキュラーレンズと表示装置との相対位置をサブピクセル精度で一致させたとする。この場合、裸眼立体ディスプレイ装置をディスプレイ平面に対して垂直な方向から見ると、複数の視点はディスプレイ平面に垂直な直線に対して左右対称に提示される。しかしながら、レンチキュラーレンズと表示装置との相対位置がずれた状態では、複数の視点は垂直な直線に対して左右対称にはならず、一方の方向にオフセットした状態で提示される。
すると、裸眼立体ディスプレイ装置をディスプレイ平面に対して垂直な方向から見た場合には、立体画像を快適に視認することができないことになる。観察者は、立体画像を快適に視認することができる方向を探しながら裸眼立体ディスプレイ装置を見ることが必要となり、利便性が低下してしまう。裸眼立体ディスプレイ装置をディスプレイ平面に対して斜めの方向から見ることを前提としたとしても、複数の視点がオフセットする程度はレンチキュラーレンズと表示装置との相対位置のずれの程度で異なるので、立体画像を快適に視認できる範囲を視認位置に応じて適宜に設定することは難しい。
そこで、立体画像を快適に視認できる範囲を調整することができる裸眼立体ディスプレイ装置が望まれている。この際、簡易な構成で調整することができる裸眼立体ディスプレイ装置が望まれる。
本発明はこのような要望に対応するため、簡易な構成で、立体画像を快適に視認できる範囲を調整することができる裸眼立体ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、1つの色の色画素(Pxl)が垂直方向に複数配列され、複数の色の色画素が水平方向に繰り返し配列された縦ストライプ状の表示装置(50)と、複数の光学要素が周期的に配列され、前記光学要素の周期方向が前記表示装置の水平方向に対して傾斜させた状態で前記表示装置上に配置され、前記複数の色画素に対して複数の視点画像からなる映像データの各色画素データを割り当てることによって前記表示装置に前記映像データを表示させた際に、前記視点画像を複数の視点方向に分割して提示させるよう構成された光学部材(LLs)と、前記表示装置に前記映像データを表示させる際に、前記表示装置の水平方向では前記複数の色の色画素を1画素とした画素単位で、前記表示装置の垂直方向では前記色画素単位で、前記映像データを、前記表示装置の水平方向及び垂直方向それぞれに、画素シフト量0を含む所定の水平方向及び垂直方向の画素シフト量だけシフトさせる表示位置調整部(3)と、前記表示位置調整部によって前記映像データをシフトした状態で、前記映像データを前記表示装置に表示するよう駆動する駆動部(4)とを備えることを特徴とする裸眼立体ディスプレイ装置を提供する。
上記の構成において、前記複数の視点画像を提示させる方向を調整する複数の調整値と、この複数の調整値に対応させた水平方向及び垂直方向の画素シフト量とを保持する表示位置調整テーブル(21)に基づいて、前記映像データを水平方向及び垂直方向にシフトさせる画素シフト量を演算する表示位置演算部(2)をさらに備え、前記表示位置調整部は、前記表示位置演算部によって演算された画素シフト量に応じて前記映像データをシフトさせることが好ましい。
本発明の裸眼立体ディスプレイ装置によれば、簡易な構成で、立体画像を快適に視認できる範囲を調整することが可能となる。
多眼式の裸眼立体ディスプレイ装置において、表示装置における色画素PxlとレンチキュラーレンズLLsとの好ましい相対位置と、この好ましい相対位置の場合の複数の視点画像の提示方向を示す図である。 レンチキュラーレンズLLsとそれぞれの色画素Pxlに表示する複数の視点画像との対応関係の決定方法を説明するための図である。 多眼式の裸眼立体ディスプレイ装置において、表示装置における色画素PxlとレンチキュラーレンズLLsとの相対位置が図1に対してずれた状態と、この相対位置がずれた場合の複数の視点画像の提示方向を示す図である。 映像提示方向Dipの定義を説明するための図である。 本発明の裸眼立体ディスプレイ装置の一実施形態を示すブロック図である。 9視点の映像データを表示可能な裸眼立体ディスプレイ装置の場合の一実施形態による画素のシフトを説明するための図である。 図6の場合に用いる表示位置調整テーブル21の一例を示す図である。 図7に示す提示方向の調整値による視点の提示方向を示す図である。 17視点の映像データを表示可能な裸眼立体ディスプレイ装置の場合の一実施形態による画素のシフトを説明するための図である。 図9の場合の映像提示方向Dipを示す図である。 図9の場合に用いる表示位置調整テーブル21の一例を示す図である。 図11に示す提示方向の調整値による視点の提示方向を示す図である。
以下、本発明の裸眼立体ディスプレイ装置の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を用いて、多眼式の裸眼立体ディスプレイ装置において、表示装置における色画素とレンチキュラーレンズとの好ましい相対位置について説明する。図1(A)は、視点0〜8の9視点の映像データを表示可能な裸眼立体ディスプレイ装置を例としている。
図1(A)において、複数の色画素Pxlが水平(H)及び垂直(V)方向に配列されている。色画素Pxlに付している数字はそれぞれの色画素Pxlがどの視点画像を表示するかを示している。ここでの色画素Pxlとはいわゆるサブピクセルであり、R,G,Bの各色画素Pxlが縦ストライプ状に配列されている。ここでは1つのシリンドリカルレンズしか示していないが、配列された複数の色画素Pxl上には、レンチキュラーレンズLLsが、シリンドリカルレンズの周期方向が色画素Pxlの配列の水平方向に対して傾けた状態で配置されている。シリンドリカルレンズ(レンチキュラーレンズLLs)の周期方向とは、シリンドリカルレンズの境界線Lbrと直交する方向である。
ブラックストライプがないと仮定した場合の色画素Pxlの水平方向の画素ピッチはpx、垂直方向の画素ピッチはpyである。レンチキュラーレンズLLsの水平方向のレンズピッチは4.5px、傾斜角度はtan-1(px/2py)となっている。
図1(B)は、図1(A)の場合に、それぞれの視点0〜8がどの方向に提示されるかを示している。裸眼立体ディスプレイ装置100のディスプレイ平面と垂直な方向から裸眼立体ディスプレイ装置100を見ると、図1(B)に示すように、視点0〜8はディスプレイ平面に対して垂直な直線Lに対して左右対称に提示される。観察者が快適に立体画像を視認することができる視認範囲θcvは、直線Lに対して左右対称となる。
ところで、図1(A)に示すレンチキュラーレンズLLsとそれぞれの色画素Pxlに表示する視点0〜8の9視点の色画素データとの対応関係は、例えば図2に示すようにして決定する。レンチキュラーレンズLLsの水平方向の幅に9視点の色画素データを表示するので、図2に示すように、幅を領域e0〜e8に9分割する。e0〜e8にそれぞれ視点0〜8を割り当てる。それぞれの色画素Pxlの中心点が領域e0〜e8のどこに含まれているかを調べて、それぞれの色画素Pxlに対して視点0〜8を割り当てる。
レンチキュラーレンズLLsの水平方向のレンズピッチが4.5pxであり、傾斜角度がtan-1(px/2py)であるので、視点4の色画素データはレンチキュラーレンズLLs左右の境界線Lbrのちょうど中央に位置することになる。従って、視点4の色画素データが図1(B)に示す視認範囲θcvの中央(直線L上)に提示される。
図3(A)は、図1(A)におけるレンチキュラーレンズLLsが0.5サブピクセルだけ水平方向右側にずれた状態を示している。破線にて示すレンチキュラーレンズLLsが図1(A)で示す位置であり、実線にて示すレンチキュラーレンズLLsが0.5サブピクセルだけずれた状態である。水平方向の相対位置が0.5サブピクセルずれると、立体画像の提示方向は1視点分シフトする。この場合、裸眼立体ディスプレイ装置100に表示される映像データが図1(A)におけるそれと同じであれば、視点0〜8は図3(B)に示すように提示される。観察者が快適に立体画像を視認することができる視認範囲θcvは、直線Lに対して一方の方向にオフセットする。
観察者がディスプレイ平面と垂直な方向から裸眼立体ディスプレイ装置100を見たとすれば、観察者は快適に立体画像を視認することができないことになる。観察者が快適に立体画像を視認するには、視認範囲θcvの中央の方向から裸眼立体ディスプレイ装置100を見るように方向を調整しなければならない。即ち、裸眼立体ディスプレイ装置100を観察する際の利便性が低下する。
そこで、裸眼立体ディスプレイ装置100の表示装置に表示する映像の表示位置を信号処理によって調整して、相対位置がずれていることによる不具合を解消することが考えられる。しかしながら、レンチキュラーレンズLLsと表示装置との相対位置が0.5サブピクセルだけずれている場合には、0.5サブピクセルの位置調整はできない。
また、図示していないが、水平方向の相対位置が1サブピクセルずれると、立体画像の提示方向は2視点分シフトする。この場合、1サブピクセルの位置調整は可能であるが、R,G,Bの色画素を縦ストライプ状に配列させたカラー表示装置では、1サブピクセル単位で位置調整すると色が変わってしまう。
以下、簡易な構成で、レンチキュラーレンズLLsと表示装置との相対位置がずれていることによる不具合を解消するための具体的構成について説明する。図4に示すように、観察者が快適に立体画像を視認することができる視認範囲θcvを等分割する方向を映像提示方向Dipと定義する。
図5において、映像提示方向入力部1は、観察者が希望する映像提示方向Dipを設定するための所定の調整値を入力することができる操作入力部である。映像提示方向入力部1によって入力された映像提示方向Dipを設定するための調整値は、表示位置演算部2に入力される。表示位置演算部2は後述する表示位置調整テーブル21を備える。表示位置演算部2は、表示位置調整テーブル21に基づいて、映像提示方向Dipの調整値に対応させて表示位置を調整するための表示位置調整データを生成して、表示位置調整部3に供給する。
表示位置調整部3には、表示装置50に表示する映像データが入力される。表示位置調整部3は、表示位置演算部2から供給された表示位置調整データに基づいて、映像データが表示装置50に表示される位置が結果として調整されるよう、映像データの色画素データをシフトして駆動部4へと供給する。表示装置50は一例として液晶パネルであり、表示装置50の表面に、光学部材の一例としてのレンチキュラーレンズLLsが装着されている。駆動部4は、映像データを表示装置50に表示するよう駆動する。
図6は、図1と同様、レンチキュラーレンズLLsの水平方向のレンズピッチを4.5px、傾斜角度をtan-1(px/2py)とし、図2で説明した手法によって各色画素Pxlに視点0〜8の9視点を割り当てた状態を示している。ここでは、レンチキュラーレンズLLsにおける3つのシリンドリカルレンズLs0〜Ls2を示している。図6は、レンチキュラーレンズLLsの1つのシリンドリカルレンズの左端に視点0、右端に視点8となるように、レンチキュラーレンズLLsと表示装置50の各色画素Pxlとがサブピクセル精度で位置合わせされた理想的な状態を示している。この状態で、図1(B)より理解できるように、映像提示方向Dipはディスプレイ平面に対して垂直な方向と一致することになる。
一般的に、R,G,Bの3サブピクセルである1画素で映像データを位置調整することは容易である。本実施形態においては、シリンドリカルレンズが表示装置50における色画素Pxlの水平方向に対して傾斜していることを利用し、映像データの表示位置を左右方向だけではなく上下方向にもシフトさせることによって、映像提示方向Dipを調整する。
図6を用いて、表示位置調整テーブル21の作成方法について説明する。図6に示すように、ハッチングを付した視点0〜視点8それぞれの色画素PxlをP0〜P8とする。映像提示方向Dipに最も近い色画素P4に着目すると、色画素P4はRの色画素Pxlであるので、同じRの色画素PxlであるP0〜P3,P5〜P8に表示する色画素の映像を色画素P4に表示するよう映像データをシフトさせたとしても問題はない。
図6において、右方向のシフトを+x方向とし、下方向のシフトを+y方向とする。例えば色画素P0に表示する色画素の映像を色画素P4に表示するようシフトさせたとすると、x方向に−1画素、y方向に−1画素のシフトとなる。y方向での1画素は1色画素である。本来であれば視点4の色画素データが表示される色画素P0に視点0の色画素データが表示されることになるので、視点の変化量は−4となり、映像提示方向Dipが−4だけシフトすることとなる。色画素P1〜P3,P5〜P8も同様に、色画素P4に表示するようシフトさせた場合の画素シフト量(x,y)と提示方向の調整値との関係を調べる。
図7は、以上のようにして作成した表示位置調整テーブル21を示している。視点位置とは、色画素P0〜P8を色画素P4にシフトする場合のそれぞれ元の色画素を示している。シフトする必要がない色画素P4も含んでいる。ここでは理解を容易にするために、視点位置の情報を含むように示しているが、実際の表示位置調整テーブル21では、画素シフト量(x,y)と提示方向の調整値との関係を有すればよい。
図8は、図7に示す表示位置調整テーブル21の提示方向の調整値+4〜−4が示す方向を示している。提示方向を0から−4に変化させたい場合には、図5で説明した表示位置調整部3で、色画素P0を色画素P4にシフトさせる(−1,−1)のシフトを行えばよいことになる。逆に、提示方向を0から+4に変化させたい場合には、色画素P8を色画素P4にシフトさせる(+1,+1)のシフトを行えばよいことになる。
図5における映像提示方向入力部1は例えばマウスやキーボード等の操作入力部を有し、観察者は操作入力部を用いて提示方向の調整値+4〜−4のいずれかを入力する。表示位置演算部2は、表示位置調整テーブル21を参照して、入力された提示方向の調整値に対応した画素シフト量を求める。
図3(A)で説明したようにレンチキュラーレンズLLsと表示装置50との相対位置がずれて、図3(B)に示すように視認範囲θcvが直線Lに対して一方の方向にオフセットしている場合、表示位置調整テーブル21で設定されている画素シフト量(x,y)だけ映像データをシフトさせれば、色が変化するという不具合を生じることなく映像提示方向Dipを調整することができる。
また、図1(A)のようにレンチキュラーレンズLLsと表示装置50との相対位置がずれておらず、図1(B)に示すように視認範囲θcvが直線Lに対して左右対称の場合であっても、意図的に裸眼立体ディスプレイ装置100をディスプレイ平面に対して斜めの方向から見ることを前提とする場合には、同様にして表示位置調整テーブル21で設定されている画素シフト量(x,y)だけ映像データをシフトさせることによって映像提示方向Dipを調整することができる。
このように、本実施形態によれば、映像提示方向Dipを適宜に調整することが可能となる。図6では、色画素P4を基準として色画素P0〜P3,P5〜P8を色画素P4にシフトさせる場合を例として説明したが、これは単なる例であり、基準とする色画素Pxlは任意である。
図6に示す例ではレンズピッチが4.5pxであり、図8に示すように映像提示方向Dipを9段階で調整可能である。従って、4.5/9より0.5サブピクセルの位置調整を行ったのと同等の分解能で映像提示方向Dipを調整することができることになる。なお、図7に示す画素シフト量は、映像提示方向Dipを調整できる最低のシフト量を示しており、図7に示す画素シフト量の整数倍シフトさせてもよい。例えば、提示方向の調整値−4を得るための画素シフト量(−1,−1)を利用する代わりに、調整値−2を得るための画素シフト量(−1,+1)を2回適用し、(−2,+2)の画素シフトを行っても、調整値−4を得ることができる。
本実施形態では、レンチキュラーレンズLLsと表示装置50との相対位置に合わせて、各色画素Pxlと色画素データとの対応関係を修正するよう映像データを生成しなおす必要はない。従って、本実施形態によれば、簡易な構成で、レンチキュラーレンズLLsと表示装置50との相対位置がずれていることによる不具合を解消することが可能となる。
次に、9視点の映像を表示可能な裸眼立体ディスプレイ装置以外の裸眼立体ディスプレイ装置についても、本実施形態による調整方法が可能であることを説明する。
図9は、17視点の画像を表示可能な裸眼立体ディスプレイ装置を示している。色画素Pxlに付している数字はそれぞれの色画素Pxlが視点0から視点16のどの視点画像を表示するかを示している。ここでは、レンチキュラーレンズLLsにおける5つのシリンドリカルレンズLs0〜Ls4を示している。レンチキュラーレンズLLsの水平方向のレンズピッチは4.25px、傾斜角度はtan-1(px/2py)である。なお、レンチキュラーレンズLLsとそれぞれの色画素Pxlに表示する視点0〜16の17視点の映像との対応関係は、図2で説明したようにして決定すればよい。
この状態で、図10に示すように、映像提示方向Dipはディスプレイ平面に対して垂直な方向と一致する。
図9に示すように、ハッチングを付した視点0〜視点16それぞれの色画素PxlをP0〜P16とする。ここでも、右方向のシフトを+x方向とし、下方向のシフトを+y方向とする。映像提示方向Dipに最も近いRの色画素P8を基準として、同じRの色画素P0〜P7,P9〜P16を色画素P8に表示するようシフトさせた場合の画素シフト量(x,y)と、提示方向の調整値との関係を調べると、図11に示す表示位置調整テーブル21となる。
図9に示す17視点の場合には、画素シフト量は−2〜+2の範囲となる。なお、−2〜+2の画素シフト量であれば、25種類のシフトが存在するが、図9における色画素P14と同じ列の上側に位置する4つの色画素Pxlと、色画素P2と同じ列の下側に位置する4つの色画素Pxlは、提示方向の調整値が重複しているので、表示位置調整テーブル21に設定する必要はない。
図12は、図11に示す表示位置調整テーブル21の提示方向の調整値+8〜−8が示す方向を示している。図9に示す例ではレンズピッチが4.25pxであり、図12に示すように映像提示方向Dipを17段階で調整可能である。従って、4.25/17より0.25サブピクセルの位置調整を行ったのと同等の分解能で映像提示方向Dipを調整することができることになる。
図9では、色画素P8を基準として色画素P0〜P7,P9〜P16を色画素P8にシフトさせる場合を例として説明したが、これは単なる例であり、基準とする色画素Pxlは任意である。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。表示位置調整テーブル21に設定する画素シフト量(x,y)と提示方向の調整値とは、レンチキュラーレンズLLsの水平方向のレンズピッチと傾斜角度とに応じて適宜に設定すればよい。表示位置調整テーブル21を設ける代わりに、提示方向の調整値に応じて画素シフト量(x,y)の値を計算によって求めるようにしてもよい。
本実施形態においては、光学部材としてレンチキュラーレンズを用いた場合を中心として説明したが、光学部材はレンチキュラーレンズに限定されるものではなく、スリット型のバリア,レンズアレイであってもよい。但し、光学部材としはレンチキュラーレンズが好ましい。
1 映像提示方向入力部
2 表示位置演算部
3 表示位置調整部
4 駆動部
21 表示位置調整テーブル
50 表示装置
LLs レンチキュラーレンズ(光学部材)

Claims (2)

  1. 1つの色の色画素が垂直方向に複数配列され、複数の色の色画素が水平方向に繰り返し配列された縦ストライプ状の表示装置と、
    複数の光学要素が周期的に配列され、前記光学要素の周期方向が前記表示装置の水平方向に対して傾斜させた状態で前記表示装置上に配置され、前記複数の色画素に対して複数の視点画像からなる映像データの各色画素データを割り当てることによって前記表示装置に前記映像データを表示させた際に、前記視点画像を複数の視点方向に分割して提示させるよう構成された光学部材と、
    前記表示装置に前記映像データを表示させる際に、前記表示装置の水平方向では前記複数の色の色画素を1画素とした画素単位で、前記表示装置の垂直方向では前記色画素単位で、前記映像データを、前記表示装置の水平方向及び垂直方向それぞれに、画素シフト量0を含む所定の水平方向及び垂直方向の画素シフト量だけシフトさせる表示位置調整部と、
    前記表示位置調整部によって前記映像データをシフトした状態で、前記映像データを前記表示装置に表示するよう駆動する駆動部と、
    を備えることを特徴とする裸眼立体ディスプレイ装置。
  2. 前記複数の視点画像を提示させる方向を調整する複数の調整値と、この複数の調整値に対応させた水平方向及び垂直方向の画素シフト量とを保持する表示位置調整テーブルに基づいて、前記映像データを水平方向及び垂直方向にシフトさせる画素シフト量を演算する表示位置演算部をさらに備え、
    前記表示位置調整部は、前記表示位置演算部によって演算された画素シフト量に応じて前記映像データをシフトさせる
    ことを特徴とする請求項1記載の裸眼立体ディスプレイ装置。
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