JP2016506299A - 正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置 - Google Patents

正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置の提供。【解決手段】重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置によれば、浸透液として用いられる重炭酸アンモニウム溶液を分離および濃縮可能な塔形態の蒸発部、濃縮部、および吸収部を備えることにより、工程中に塩が析出するのを防止しながらも、浸透液として用いられる重炭酸アンモニウム溶液を連続的に再生することが可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、正浸透圧(Forward osmosis)方式の水処理装置において浸透液として用いる重炭酸アンモニウム溶液(Ammonium bicarbonate;NHHCO)の再生に関するものであって、より詳細には、海水の淡水化に使用したり、廃水の量を格段に減少させ、廃水に含有されている化学物質を容易に回収するために、正浸透圧を利用して水を回収する場合、浸透液として用いられる重炭酸アンモニウム溶液を再生するための正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置に関するものである。
通常、正浸透圧を利用して海水、廃水、汚染水から水を分離する方法は、蒸発方法によって水を分離する方法に比べてエネルギー消耗が少ないという利点を有する。この時、使用される浸透液としては、環境に優しい重炭酸アンモニウム溶液を使用することができる。
一方、正浸透圧によって重炭酸アンモニウム溶液に移動した水を分離し、重炭酸アンモニウム溶液を再生しなければ、炭酸アンモニウム塩を持続的に供給して浸透液を生産しなければならない。このような問題を解決するために、重炭酸アンモニウム溶液を再生する方法として、分離塔を用いる場合がある。
このような従来の分離塔では、下部の熱源によって二酸化炭素とアンモニアを蒸発させて分離塔の上部に排出するが、分離塔の上部に分離される二酸化炭素とアンモニアを捕集するためには、凝縮器が必要である。
しかし、前記凝縮器では、二酸化炭素とアンモニアが反応して塩を生成するため、塩が固化しないように温度を上げたり、多量の水で洗わなければならない。
また、工程中に希釈された重炭酸アンモニウム溶液から水を分離する時、水蒸気を含むアンモニアと二酸化炭素との混合気体は、一定温度以下に下がる場合、反応をして固体塩が生成され、このため、配管が詰まる問題がある。
すなわち、発生気体は淡水のための誘導溶質成分であるため、再び溶液として回収しなければならないが、この過程で温度を下げて凝縮させる過程が必須である。したがって、大容量の淡水システムの構築時、固体塩の除去または配管の温度維持がより困難になるため、固体塩の生成は深刻な問題として浮上している。
前記のような従来技術の一例として、特許文献1では、圧縮機を用いた二酸化炭素とアンモニアの回収方法を開示している。ここでは、相当量の炭酸アンモニウム塩が生成され、持続的な運転が不可能であり、持続的な運転のためには多量の水で希釈しなければならないため、生成された水の消耗が多く、圧縮機の運転のための電気消耗が大きい問題を抱えている。
米国特許出願公開第2009/0308727号明細書
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、正浸透圧方式の水処理装置において、塩の析出を防止しながらも、持続的に重炭酸アンモニウム溶液を再生することができる重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面による、正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法は、正浸透圧(Forward osmosis)方式を適用した水処理装置において浸透液として用いた重炭酸アンモニウム(Ammonium bicarbonate;NHHCO)溶液を再生するためのものであって、前記正浸透圧部で正浸透現象によって分離された水と、前記浸透液として用いられた重炭酸アンモニウム溶液とが混合された混合溶液中の一部を蒸発部に流入させた後、加熱して、二酸化炭素とアンモニアを分離するステップと、前記混合溶液の残りを1つまたは複数の吸収部に流入させて、前記蒸発部で蒸発する二酸化炭素とアンモニアを吸収するステップと、前記吸収部で二酸化炭素とアンモニアを吸収した重炭酸アンモニウム溶液を1つまたは複数の濃縮部に流入させて、濃縮するステップと、前記濃縮部で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液を冷却させて、少なくとも一部を前記正浸透圧部の浸透液として再生供給するステップとを含む。
前記重炭酸アンモニウム溶液の再生方法は、前記濃縮部で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液を冷却させた後、一部を前記濃縮部に還流させるステップをさらに含むことができる。
前記重炭酸アンモニウム溶液の再生方法は、前記蒸発部に供給される混合溶液と、前記蒸発部に供給された混合溶液から二酸化炭素とアンモニアが分離された後に排出される生成水とを熱交換させるステップをさらに含むことができる。
前記混合溶液における重炭酸アンモニウムの濃度は、3〜5重量%であることが好ましい。
前記吸収部に供給される混合溶液の量は、前記蒸発部に供給される混合溶液の量の0.5〜4倍であることが好ましい。
前記正浸透圧部に流入する浸透液の重炭酸アンモニウムの濃度は、5〜20重量%であることが好ましい。
また、本発明の他の側面によれば、正浸透圧(Forward osmosis)方式を適用した水処理装置において浸透液として用いた重炭酸アンモニウム(Ammonium bicarbonate;NHHCO)溶液を再生するためのものであって、正浸透圧部で正浸透現象によって分離された水と、前記浸透液として用いられた重炭酸アンモニウム溶液とが混合された混合溶液中の一部を加熱して、二酸化炭素とアンモニアを分離する蒸発部と、前記混合溶液の残りを流入させて、前記蒸発部で蒸発する二酸化炭素とアンモニアを吸収する1つまたは複数の吸収部と、前記吸収部で二酸化炭素とアンモニアを吸収した重炭酸アンモニウム溶液を流入させて、濃縮する1つまたは複数の濃縮部と、前記濃縮部で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液を冷却させて、少なくとも一部を前記正浸透圧部の浸透液として再生供給する再生供給部とを備える正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生装置が提供される。
前記蒸発部、濃縮部、および吸収部は、塔の形態で順次上方配置された1つの組み合わせが1つまたは複数個直列に設けられてもよい。
前記重炭酸アンモニウム溶液の再生装置は、前記蒸発部に供給される混合溶液と、前記蒸発部に供給された混合溶液から二酸化炭素とアンモニアが分離された後に排出される生成水とを熱交換させる熱交換部をさらに備えることができる。
前記重炭酸アンモニウム溶液の再生装置は、前記濃縮部で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液を冷却させた後、一部を前記濃縮部に還流させる1つまたは複数の還流部をさらに備えることができる。
前記重炭酸アンモニウム溶液の再生装置は、前記吸収部の上側に配置され、供給された洗浄水を用いて洗浄を行う洗浄部をさらに備えることができる。
このような本発明の重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置によれば、浸透液として用いられる重炭酸アンモニウム溶液を分離および濃縮可能な塔形態の蒸発部、濃縮部、および吸収部を備えることにより、工程中に塩が析出するのを防止しながらも、浸透液として用いられる重炭酸アンモニウム溶液を連続的に再生することが可能であるという利点を有する。
本発明の実施形態に係る重炭酸アンモニウム溶液の再生方法を示すフローチャートである。 図1に示した重炭酸アンモニウム溶液の再生方法を実現可能な重炭酸アンモニウム溶液の再生装置を示す構成図である。 図2に示した重炭酸アンモニウム溶液の再生装置において吸収部と濃縮部が複数個備えられた変形例を示す構成図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る重炭酸アンモニウム溶液の再生方法を示すフローチャートであり、図2は、図1に示した重炭酸アンモニウム溶液の再生方法を実現可能な重炭酸アンモニウム溶液の再生装置を示す構成図である。
図面を参照すれば、本発明の正浸透圧方式の水処理装置には、内部に半透膜の境界がある正浸透圧部10が備えられている。ここで、前記半透膜を境界として、海水、廃水、汚染水などのような処理水1と重炭酸アンモニウム溶液をそれぞれ分離投入すると、濃度差による浸透現象によって処理水1に含まれている水が重炭酸アンモニウム溶液に移動して混合され、濃度差によって水が除去された処理水1aは外部に除去される。
本発明の実施形態に係る重炭酸アンモニウム溶液の再生方法は、前記のように、浸透液として用いた重炭酸アンモニウム(Ammonium bicarbonate)溶液を再生するための方法である。このために、前記重炭酸アンモニウム溶液の再生方法は、分離ステップS10と、吸収ステップS20と、濃縮ステップS30と、再生供給ステップS40とを含む。
まず、前記分離ステップS10は、正浸透圧部10で正浸透現象によって分離された水と、前記浸透液として用いられた重炭酸アンモニウム溶液とが混合された混合溶液2中の一部2aを蒸発部110に流入させた後、加熱して、二酸化炭素とアンモニアを分離蒸発させる工程である。この時、加熱器180は、蒸発部110に流入した混合溶液2aを加熱させる。
そして、前記混合溶液2aから二酸化炭素とアンモニアが分離蒸発した生成水4は外部に排出させる。ここで、前記加熱器180のエネルギー効率を向上させるために、前記蒸発部110に供給される混合溶液2aと前記生成水4とを熱交換させて(S60)、加熱器180で消耗するエネルギーを低減することができる。
次に、前記吸収ステップS20は、前記混合溶液2の残り2bを吸収部120に流入させて、前記蒸発部110で蒸発する二酸化炭素とアンモニアを吸収する工程である。ここで、前記吸収部120に供給される混合溶液2bの量は、前記蒸発部110に供給される混合溶液2aの量の0.5〜4倍であることが好ましいが、前記吸収部120の高さ、蒸発部110に流入する混合溶液2a中で蒸発される二酸化炭素とアンモニアのモル数、目標とする浸透液の炭酸アンモニウムの濃度などに応じて可変できる。
その後、前記濃縮ステップS30は、前記吸収部120で二酸化炭素とアンモニアを吸収した重炭酸アンモニウム溶液を濃縮部130に流入させて、濃縮する工程である。
最後に、前記再生供給ステップS40は、前記濃縮部130で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液3を冷却させて、少なくとも一部3aを前記正浸透圧部10の浸透液として再生供給する工程である。ここで、生成水4と排出ガス6とともに流失するアンモニアと二酸化炭素は極めて微量であり、それに相当する炭酸アンモニウム塩、アンモニアおよび二酸化炭素は、浸透液再生工程の適切な位置を通して補うことができる。
そして、前記濃縮された重炭酸アンモニウム溶液3の残りの一部3bは、前記濃縮部130に還流させて(S50)、重炭酸アンモニウム溶液3bを必要とする濃度に濃縮させることができる。この時、前記濃縮部130に還流する重炭酸アンモニウム溶液3の温度は、冷却器141で消耗するエネルギーを最小化できるように設定することが好ましい。
また、前記吸収部120および濃縮部130で炭酸アンモニウム塩が析出することなく吸収を円滑にするために、前記正浸透圧部10で正浸透現象によって分離された水と、前記浸透液として用いられた重炭酸アンモニウム溶液とが混合された混合溶液2の重炭酸アンモニウムの濃度は、3〜5重量%であることが好ましい。ただし、前記混合溶液2の重炭酸アンモニウムの濃度は、海水中の塩分の濃度、処理水1中の汚染物質の濃度および正浸透圧部10の容量に応じて変化可能である。
さらに、前記正浸透圧部10に流入する浸透液の重炭酸アンモニウムの濃度は、5〜20重量%であることが好ましい。なぜなら、前記浸透液の重炭酸アンモニウムの濃度が5重量%より低ければ、正浸透圧部10で得られる水の量が少なく、濃度が20重量%より高ければ、炭酸アンモニウム塩が析出して運転が困難になり得るからである。
一方、上述した重炭酸アンモニウム溶液の再生方法では、単一の吸収部120と濃縮部130が備えられたことを例示して説明した。しかし、前記吸収部120および濃縮部130は、それぞれ複数個備えられてもよいし、これを説明するために、図3には、前記吸収部120および濃縮部130がそれぞれ2つずつ備えられた変形例を示した。ただし、ここでも、図3は例示的なものであって、必要に応じて、前記吸収部120および濃縮部130は、それぞれ3つ以上ずつ備えられてもよい。
すなわち、前記吸収部120および濃縮部130は、図示のように、冷却器142、143の使用可能な冷却水の温度に対応して互いに交差するように配置する第1および第2吸収部121、122と、第1および第2濃縮部131、132とから構成することができる。
上述のような実施形態で参照された炭酸アンモニウム塩の水に対する溶解度は、次の表1の通りである(Table2−120,Perry’s Chemical Engineers’ Handbook,1999,McGraw−Hill)。
Figure 2016506299
以下、このような本発明の重炭酸アンモニウム溶液の再生方法を実現可能な重炭酸アンモニウム溶液の再生装置について説明する。ただし、ここでは、上述した再生方法で説明された内容と繰り返される内容は省略する。
図2を参照すれば、本発明の重炭酸アンモニウム溶液の再生装置は、蒸発部110と、吸収部120と、濃縮部130と、再生供給部140とを備える。
前記蒸発部110は、正浸透圧部10で正浸透現象によって分離された水と、前記浸透液として用いられた重炭酸アンモニウム溶液とが混合された混合溶液2中の一部2aを加熱して、二酸化炭素とアンモニアを分離する。この時、前記混合溶液2aから二酸化炭素とアンモニアが分離蒸発した生成水4は外部に排出させる。ここで、前記加熱器180のエネルギー効率を向上させるために、前記蒸発部110に供給される混合溶液2aと前記生成水4とを熱交換させる熱交換部150を備え、加熱器180で消耗するエネルギーを低減することができる。
前記吸収部120は、前記混合溶液2の残り2bを流入させて、前記蒸発部110で蒸発する二酸化炭素とアンモニアを吸収する。
前記濃縮部130は、前記吸収部120で二酸化炭素とアンモニアを吸収した重炭酸アンモニウム溶液を流入させて、濃縮する。
前記再生供給部140は、前記濃縮部130で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液3を冷却させて、少なくとも一部3aを前記正浸透圧部10の浸透液として再生供給する。この時、濃縮された重炭酸アンモニウム溶液3の残りの一部3bは、前記濃縮部130に還流させる還流部160を備え、重炭酸アンモニウム溶液3bを必要とする濃度に濃縮させることができる。
また、上述のように、前記吸収部120および濃縮部130は、それぞれ複数個設けられてもよい。
このような本発明の実施形態において、図示のように、前記蒸発部110、濃縮部130、および吸収部120は、塔の形態で順次上方配置されてもよい。また、必要によっては、設置空間、投資費などを考慮して、前記蒸発部110、濃縮部130、および吸収部120が順次上方配置された1つの組み合わせが複数個備えられるように直列設けてもよい。
一方、環境汚染を防止するために、前記吸収部120の上側には洗浄部170を配置することができる。このような洗浄部170では、供給された洗浄水5を用いて洗浄を行う。そして、前記洗浄部170から排出される水は、前記吸収部120に流入したり、外部に排出することができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る重炭酸アンモニウム溶液の再生方法およびその再生装置によれば、浸透液として用いられる重炭酸アンモニウム溶液を分離および濃縮可能な塔形態の蒸発部110、吸収部120、および濃縮部130を備えることにより、工程中に塩が発生するのを防止しながらも、浸透液として用いられる重炭酸アンモニウム溶液を連続的に再生することができる。
本発明は、図面に示された実施形態を参照して説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形および均等な他の実施形態が可能であることを理解するであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付した特許請求の範囲の技術的思想によって定められなければならない。

Claims (11)

  1. 正浸透圧(Forward osmosis)方式を適用した水処理装置において浸透液として用いた重炭酸アンモニウム(Ammonium bicarbonate;NHHCO)溶液を再生するためのものであって、
    前記正浸透圧部(10)で正浸透現象によって分離された水と、前記浸透液として用いられた重炭酸アンモニウム溶液とが混合された混合溶液(2)中の一部(2a)を蒸発部(110)に流入させた後、加熱して、二酸化炭素とアンモニアを分離するステップ(S10)と、
    前記混合溶液(2)の残り(2b)を1つまたは複数の吸収部(120)に流入させて、前記蒸発部(110)で蒸発する二酸化炭素とアンモニアを吸収するステップ(S20)と、
    前記吸収部(120)で二酸化炭素とアンモニアを吸収した重炭酸アンモニウム溶液を1つまたは複数の濃縮部(130)に流入させて、濃縮するステップ(S30)と、
    前記濃縮部(130)で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液(3)を冷却させて、少なくとも一部(3a)を前記正浸透圧部(10)の浸透液として再生供給するステップ(S40)とを含むことを特徴とする、正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法。
  2. 前記濃縮部(130)で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液(3)を冷却させた後、一部(3b)を前記濃縮部(130)に還流させるステップ(S50)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法。
  3. 前記蒸発部(110)に供給される混合溶液(2a)と、前記蒸発部(110)に供給された混合溶液(2a)から二酸化炭素とアンモニアが分離された後に排出される生成水(4)とを熱交換させるステップ(S60)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法。
  4. 前記混合溶液(2)における重炭酸アンモニウムの濃度は、3〜5重量%であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法。
  5. 前記吸収部(120)に供給される混合溶液(2b)の量は、前記蒸発部(110)に供給される混合溶液(2a)の量の0.5〜4倍であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法。
  6. 前記正浸透圧部(10)に流入する浸透液の重炭酸アンモニウムの濃度は、5〜20重量%であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生方法。
  7. 正浸透圧(Forward osmosis)方式を適用した水処理装置において浸透液として用いた重炭酸アンモニウム(Ammonium bicarbonate)溶液を再生するためのものであって、
    正浸透圧部(10)で正浸透現象によって分離された水と、前記浸透液として用いられた重炭酸アンモニウム溶液とが混合された混合溶液(2)中の一部(2a)を加熱して、二酸化炭素とアンモニアを分離する蒸発部(110)と、
    前記混合溶液(2)の残り(2b)を流入させて、前記蒸発部(110)で蒸発する二酸化炭素とアンモニアを吸収する1つまたは複数の吸収部(120)と、
    前記吸収部(120)で二酸化炭素とアンモニアを吸収した重炭酸アンモニウム溶液を流入させて、濃縮する1つまたは複数の濃縮部(130)と、
    前記濃縮部(130)で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液(3)を冷却させて、少なくとも一部(3a)を前記正浸透圧部(10)の浸透液として再生供給する再生供給部(140)とを備えることを特徴とする、正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生装置(100)。
  8. 前記吸収部(120)は、塔の形態で順次上方配置された1つの組み合わせが1つまたは複数個直列に設けられたことを特徴とする、請求項7に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生装置(100)。
  9. 前記蒸発部(110)に供給される混合溶液(2a)と、前記蒸発部(110)に供給された混合溶液(2a)から二酸化炭素とアンモニアが分離された後に排出される生成水(4)とを熱交換させる熱交換部(150)をさらに備えることを特徴とする、請求項7または8に記載の含む正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生装置(100)。
  10. 前記濃縮部(130)で濃縮された重炭酸アンモニウム溶液(3)を冷却させた後、一部(3b)を前記濃縮部(130)に還流させる1つまたは複数の還流部(160)をさらに備えることを特徴とする、請求項7または8に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生装置(100)。
  11. 前記吸収部(120)の上側に配置され、供給された洗浄水(5)を用いて洗浄を行う洗浄部(170)をさらに備えることを特徴とする、請求項7または8に記載の正浸透圧方式の水処理装置における重炭酸アンモニウム溶液の再生装置(100)。
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