JP2016505783A - 保持リング保持システム及び方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、突出部を備える保持リングが、被保持部材を回転可能なシャフトに固定し、該シャフトと共に回転するときに、該保持リングが該回転可能なシャフト上に位置する溝から、遠心力により分離することを防止するように構成された被保持部材に関する。前記被保持部材は、実質的に環状である部分と切り欠き部を含む保持リップを含む。前記実質的に環状である部分は、該被保持部材が該回転可能なシャフトと共に回転可能であるように、該回転可能なシャフトを受容するサイズに開口部を画定する。前記切り欠き部分は該被保持部材が該溝にスナップフィットし該突出部が取付け時の位置にあるときに、該突出部を収納するように構成されている。【選択図】図１

Description

本発明は、保持リング保持システム及び方法、及び、特に遠心力を伴う用途のための保持リング保持システム及び方法に関する。

保持リングは、一般的に、シャフト上に１つ以上の構成要素を固定するために使用される。一般的な適用においては、少なくとも一つの構成要素がシャフト上をスライドし、次にリングが拡張してシャフトの端部に形成された溝内にスナップフィットする。該構成要素は、先に保持リングを外さなくては外すことができず、通常は、保持リングプライヤーなどの保持リングツールを使用して突出部を握持し、力を加えて引き離すことにより外す。

保持リングが回転軸上に位置し、遠心力を受けている状況においては、遠心力が充分にあると、これにより保持リングが半径方向に拡張し、保持溝から外れることがある。一般的に、保持リングの製造業者は、リングを保持するための最高速度を公開しているが、偶発的に、またはやむを得ず、この最高速度が超過されることがある。

本発明は、保持リング保持システム及び方法、及び、特に遠心力を伴う用途のための保持リング保持システム及び方法に関する。

本発明の一実施形態によれば、突出部を備える保持リングが被保持部材を回転可能なシャフトに固定し、該シャフトと共に回転するときに、該回転可能なシャフト上に配置される溝から、遠心力により分離することを防止するように構成された被保持部材は、実質的に環状である部分、及び切り欠き部を備える保持リップを含む。該環状部分は、被保持部材がシャフトと共に回転可能であるように、回転可能なシャフトを受容するサイズに開口部を画定する。該切り欠き部は、被保持部材が溝にスナップフィットし突出部が取付け時の位置にあるとき、該突出部を収容するように構成される。該保持リップは、突出部が取付け時の位置から回転するとき、突出部を取付位置内かつ溝内に取り囲むように構成され、突出部が遠心力によって引き離されて保持リングが溝から分離し得ることを防止する。

本発明の別の実施形態によれば、突出部を備える保持リングが、被保持部材を回転可能なシャフトに固定し該シャフトと共に回転するときに、該保持リングが回転可能なシャフト上に配置される溝から遠心力により分離することを防止するように構成された被保持部材を設けるための方法は、被保持部材を設けるステップを含み、該被保持部材は、開口部を画定する実質的に環状である部分、及び切り欠き部を含む保持リップを含み、該開口部は、被保持部材がシャフトと共に回転可能であるように、回転可能なシャフトを受容するサイズとされ、該切り欠き部は、被保持部材が溝内にスナップフィットし突出部が取付位置にあるとき、該突出部を収容するように構成され、該保持リップは、突出部が取付け時の配置から回転するとき、突出部を取付位置内かつ溝内に取囲むように構成されることにより、突出部が遠心力によって引き離されて保持リングが溝から分離し得ることを防止する。

本発明のさらに別の実施形態によれば、保持リング保持システムは、回転可能なシャフト、保持リング、及び被保持部材を含む。該回転可能なシャフトは溝を有する。該保持リングは取付位置及び取付け時の位置を含む突出部を備え、突出部間の距離は取付位置にあるときよりも取付け時の位置にあるときの方が大きく、該突出部が取付位置にあるとき、保持リングは拡張された取付位置にあるときから回転し、保持リングは溝に配置されて回転可能なシャフトとともに回転可能である。被保持部材は保持リングによって回転可能なシャフトに固定され、被保持部材が回転可能なシャフトと共に回転できるように、回転可能なシャフトを受容する開口部を画定し、保持リップを有し、該保持リップは、該突出部を該取付位置にあるときに取囲むことにより、突出部が遠心力によって引き離されて保持リングが溝から分離し得ることを防止し、さらに該保持リップは切り欠き部を含み、該切り欠き部は、該突出部を該取付け時の位置にあるときに収容する。

本発明のまたさらに別の実施形態によれば、保持リング及び被保持部材を、溝を備える回転可能なシャフト上に設置する方法は、以下のステップを含む：保持リングを設けるステップであって、該保持リングは取付位置及び取付け時の位置を備える突出部を含み、該突出部間の距離は取付位置にあるときよりも取付け時の位置にあるときの方が大きい；被保持部材を設けるステップであって、該被保持部材は保持リップを備え、該保持リップは、該突出部を該取付位置にあるときに取囲むことにより、突出部が遠心力によって引き離されて該保持リングが該溝から分離し得ることを該保持リップが防止するように適合され、また該保持リップは切り欠き部を含み、該切り欠き部は突出部を取付け時の位置にあるときに収納する；回転可能なシャフトの周囲に該被保持部材を、該被保持部材が回転可能なシャフトと共に回転可能であるように設置するステップ；保持リングの突出部を、被保持部材の切欠き部内に位置させ、該突出部を引き離して、突出部に取付け時の位置を与えるステップ；保持リングを溝にスナップフィットさせることにより、保持リングを回転可能なシャフトと共に回転可能とし、保持リングが被保持部材を回転可能なシャフトに固定するようにするステップ；及び、保持リングを取付け時の位置から回転させ取付位置を与えるステップであって、該位置において保持リップが突出部を取囲むことにより、突出部が遠心力によって引き離されて保持リングが溝から分離し得ることを保持リップが防止する。

一実施形態による、保持リング保持システムの部分的断面図を示す。 一実施形態による、保持リングの縦断面視点図を示す。 一実施形態による、被保持部材の縦断面視点図を示す。 一実施形態による、回転可能なシャフトを受容する被保持部材の縦断面視点図を示す。 一実施形態の、回転可能なシャフトを受容する被保持部材、及び取付け時の位置において示される突出部を有する保持部材の縦断面視点図を示す。 一実施形態の、回転可能なシャフトを受容する被保持部材、及び該回転可能なシャフト上の溝にスナップフィットした保持部材の縦断面視点図を示す。 一実施形態の、回転可能なシャフトを受容する被保持部材、及び取付け時の位置において示される突出部を有する保持部材の縦断面視点図を示す。

図１は、溝２１を含む回転可能なシャフト２０、保持リング３０、及び被保持部材４０を備える保持リング保持システム１０の実施形態を示す。本好適実施形態においては、回転可能なシャフト２０は、車両伝導機構１５の構成要素であり、被保持部材４０はスラストワッシャであるが、当業者は、本実施例の主要な点を、車両伝導機構以外の使用のための回転可能なシャフトも含めいかなる種類の回転可能なシャフトとともに採用することも、また、ギア、プーリ、及びシーブに限定されないがこれらを含むいかなるタイプの被保持部材とともに採用することも、本実施例の範囲内であると認識するであろう。

次に図１及び２を参照すると、本実施例の保持リング３０は、軸３１、実質的に環状である部分３３によって確定される中央開口部３２、及び第１及び第２突出部３４、３５を備えて示される。図２に示されるように、第１及び第２突出部３４、３５は、軸３１から距離Ｄ１だけ半径方向外側に延びており、実質的に環状である部分３３は、軸３１から距離Ｄ２だけ半径方向外側に延びている。示されている通り、距離Ｄ_１は、好ましくは距離Ｄ_２より大きい。

次に図３を参照すると、本実施例の被保持部材４０は、実質的に環状である部分４３によって確定される中央開口部４２、及び保持リップ４５を備えて示される。図１に示されるように、開口部４２は、被保持部材４０が回転可能なシャフト２０と共に回転するように、回転可能なシャフト２０を受容するサイズとされる。被保持部材４０は、回転可能なシャフト２０上のスプライン（図示せず）に相補的な内部スプライン（図示せず）を備えることで、又は例えば摩擦や締まりばめを介して、回転可能なシャフト２０と共に回転するように構成されてもよい。図１及び３に示されるように、保持リップ４５は、実質的に環状である部分４３の外周に配置されてもよく、実質的に環状である部分４３の実質的に平坦な面からほぼ直交して延在してもよい。保持リップ４５は、好ましくは、形状が半円形であり、ここに図解する実施形態において、保持リップ４５の第一及び第二の端部４６、４７を分離し、環状部分４３と実質的に同一平面上にある少なくとも一つの切り欠き部４８を含む。

本実施例の一態様によれば、保持リング３０は、回転可能なシャフト２０の周囲を取巻いて延在する溝２１に設置されるように構成される。示されている通り、図５と図６とを比較すると、突出部３４、３５には取付位置３７（図７）と取付け時の位置３８（図５）が設けられる。また示されている通り、取付け時の位置３８にあるとき、突出部３４と３５との間の距離Ｄ_３は、取付位置３７にあるときの突出部３４と３５との間の距離Ｄ_４よりも大きい。また示されている通り、取付位置３７にあるとき、保持リングは取付け時の位置３８から回転されている。図１及び７に示されるように、突出部３４、３５が取付位置３７にあるとき、保持リングは回転可能なシャフト２０上の溝２１に位置し、突出部３４、３５は、被保持部材４０の保持リップ４５によって取り囲まれる。保持リングプライア（図示せず）などの保持リングツール（図示せず）を突出部３４、３５の開口部３６（図２）と係合させ、突出部３４、３５を引き離して中央開口部３２の大きさを広げることにより、保持リング３０が取付け時の位置３８に位置できるようにし得ること、該位置において保持リング３０は回転可能なシャフト２０の周囲を滑って溝２１にスナップフィットし得ることを、当業者は理解するであろう。

本実施形態の別の態様によれば、保持リング３０は、シャフト２０上に被保持部材４０を固定するように構成される。本実施形態のさらに別の態様によれば、回転可能なシャフト２０によって発生する遠心力が突出部３４、３５を引き離し、中央開口部３２の大きさを、保持リング３０が溝２１から外れて回転可能なシャフト２０から外れ得ることを許容するように広げることを、保持リング３０及び被保持部材４０が協働して防ぐように構成される。

次に図４〜７を参照し、保持リング保持システム１０の好ましい設置方法を記載する。図４に示されるように、第一に、被保持部材４０を、肩２３に着座するまで、回転可能なシャフト２０の周囲を滑りこませて設置する。肩２３はその一例を図１に示すように、他の回転可能な部材５０に設置されてもよく、回転可能なシャフト２０自体に設置してもよい。本実施形態では、被保持部材４０は回転可能なシャフト２０と共に回転するように構成されている。図１に示されるように、被保持部材４０が肩２３に着座するとき、保持リップ４５は好ましくは、溝２１と同一平面にあり、好ましくは、溝２１から半径方向外向きに延在する。

図５及び６に示されるように、被保持部材４０がシャフト２０に設置された後、保持リング３０が回転可能なシャフト２０をすべり込ませて設置されるが、これは保持リング３０が取付け時の位置３８になるように突出部３４、３５を引き離すことによってなされる。図１及び６に示されるように、保持リング３０が溝２１と同一平面上にあり、突出部３４、３５が引き離されなくなったとき、保持リング３０は溝２１にスナップフィットする。このステップの間、図５及び６に示されるように、突出部３４、３５は保持リップ４５の切り欠き部４８内に置かれ、該切り欠き部４８は、取付け時の位置３８にあるときは間隔をおいて離された突出部３４、３５を収容する。保持リング３０が溝３０にスナップフィットすると、保持リング３０は被保持部材４０をシャフト２０に固定することを、当業者であれば理解するであろう。

次に図７を参照すると、回転可能なシャフト２０によって発生する遠心力が、突出部３４、３５を引き離し、中央開口部３２の大きさを、保持リング３０が溝２１から外れて回転可能なシャフト２０から外れ得るように広げること防止するために、保持リングは、突出部３４、３５が取付位置３７にあってもはや被保持部材４０の切り欠き部４８にはないように、回転する。示されている通り、保持リング３０が取付位置へ回転すると、突出部３４、３５は、保持リップ４５が突出部３４、３５を取り囲むような位置に置かれて、保持リップ４５は、突出部３４、３５が遠心力によって引き離され、防止しなければ中央開口部３２の大きさが広がって保持リング３０が溝２１から外れ得ることを防止する境界として働く。保持リング３０と被保持部材４０が双方とも、回転可能なシャフト２０と共に同じ速度で回転可能であるため、保持リング３０を外すことが求められるまで、保持リング３０は図７に示される取付位置に留まる。保持リング３０を外すことは、手動で保持リング３０を図６に示される位置に回転することによってなされてもよい。

本明細書は、本発明の最良の形態をいかにして作成し使用するかを、当業者に教示するために、具体的な例を示す。発明の原理を教示する目的のために、いくつかの従来の態様は簡略化又は省略されている。上記の実施形態の詳細な記載は、本発明者らによって、本発明の範囲内であるように企図される、すべての実施形態を網羅する記載ではない。当業者は、本発明の範囲に含まれる、これらの例のバリエーションを認識するであろう。

当業者は、上記実施形態の特定の要素が多様に組合わされたり排除されたりして、さらなる実施形態を創造すること、またそのようなさらなる実施形態が本発明の範囲及び教示に含まれることを認識するであろう。また、上記の実施形態が全体としてまたは部分的に組合わされ、本発明の範囲または教示の範囲内で、さらなる実施形態が創作されてもよいこともまた、当業者には明白である。従って、本発明の具体的な実施形態、及び例が説明の目的でここに記載されるが、関連技術の当業者であれば理解するように、本発明の範囲内で多様な同等の変更が可能である。従って、本発明の範囲は、添付する請求の範囲及びその同等のものから決定される。

Claims (13)

1. 突出部を備える保持リングが、被保持部材を回転可能なシャフトに固定し、該シャフトと共に回転するときに、該保持リングが該回転可能なシャフト上に位置する溝から、遠心力により分離することを防止するように構成された被保持部材であって、以下を含む被保持部材：
   該被保持部材が該回転可能なシャフトと共に回転可能であるように、該回転可能なシャフトを受容するサイズに開口部を画定する、実質的に環状である部分；
   切り欠き部を含む保持リップであって、
   該切り欠き部は、該被保持部材が該溝にスナップフィットし該突出部が取付け時の位置にあるときに、該突出部を収納するように構成され、
   該保持リップは、該突出部が該取付け時の位置から回転するとき、該突出部を取付位置内かつ該溝内に取り囲むように構成されることにより、該突出部が該遠心力によって引き離されて該保持リングが該溝から分離し得ることを防止する、該保持リップ。
2. 前記被保持部材がスラストワッシャである、請求項１に記載の被保持部材。
3. 前記保持リップの形状が半円形である、請求項１に記載の被保持部材。
4. 突出部を備える保持リングが、被保持部材を回転可能なシャフトに固定し、該シャフトと共に回転するときに、該保持リングが、該回転可能なシャフト上に位置する溝から、遠心力により分離することを防止するように構成された被保持部材を設ける方法であって、
   開口部を画定する実質的に環状である部分及び切り欠き部を含む保持リップを含む被保持部材を設けるステップを含み、
   該開口部は、該被保持部材が該回転可能なシャフトと共に回転可能であるように、該回転可能なシャフトを受容するサイズとされ、
   該切り欠き部は、該被保持部材が該溝にスナップフィットし該突出部が取付け時の位置にあるときに、該突出部を収納するように構成され、
   該保持リップは、該突出部が該取付け時の位置から回転するとき、該突出部を取付位置内かつ該溝内に取り囲むように構成されることにより、該突出部が該遠心力によって引き離されて該保持リングが該溝から分離し得ることを防止する、前記方法。
5. 前記被保持部材がスラストワッシャである、請求項４に記載の被保持部材。
6. 前記保持リップの形状が半円形である、請求項４に記載の被保持部材。
7. 保持リング保持システムであって、以下を含むシステム：
   溝を備える回転可能なシャフト；
   取付位置及び取付け時の位置を含む突出部を備える保持リングであって、
   該突出部間の距離は該取付位置にあるときよりも取付け時の位置にあるときの方が大きく、
   該突出部が該取付位置にあるときは、
   該保持リングは、該拡張された取付位置にあるときから回転し、
   該保持リングは該溝に配置され、回転可能なシャフトと共に回転可能である、前記保持リング；及び
   該保持リングによって該回転可能なシャフトに固定された被保持部材であって、
   該被保持部材が該回転可能なシャフトと共に回転可能であるように、該回転可能なシャフトを受容する開口部を画定し、
   保持リップを備え、該保持リップは、
   該突出部を該取付位置にあるときに取り囲むことにより、該突出部が遠心力によって引き離されて該保持リングが該溝から分離し得ることを防止し、
   該突出部を該取付位置にあるときに収容する切り欠き部を含む、前記被保持部材。
8. 前記被保持部材がスラストワッシャである、請求項７に記載の保持リング保持システム。
9. 前記回転可能なシャフトが車両伝導機構の部品である、請求項７に記載の保持リング保持システム。
10. 前記保持リップの形状が半円形である、請求項７に記載の保持リング保持システム。
11. 保持リング及び被保持部材を、溝を備える回転可能なシャフト上に設置する方法であって、以下のステップを含む：
    該保持リングを設けるステップであって、該保持リングは取付位置及び取付け時の位置を備える突出部を含み、
    該突出部間の距離は該取付位置にあるときよりも該取付け時の位置にあるときの方が大きい、該保持リングを設けるステップ；
    被保持部材を設けるステップであって、該被保持部材は保持リップを備え、
    該保持リップは、該突出部を該取付位置にあるときに取囲むことにより、該突出部が遠心力によって引き離されて該保持リングが該溝から分離し得ることを該保持リップが防止するように適合され、
    また該保持リップは切り欠き部を含み、該切り欠き部は該突出部を取付け時の位置にあるときに収納する、該被保持部材を設けるステップ；
    該回転可能なシャフトの周囲に該被保持部材を、該被保持部材が該回転可能なシャフトと共に回転可能であるように設置するステップ；
    該保持リングの該突出部を、該被保持部材の該切欠き部内に位置させ、該突出部を引き離して、該突出部に取付け時の位置を与えるステップ；
    該保持リングを該溝にスナップフィットさせることにより、該保持リングを該回転可能なシャフトと共に回転可能とし、該保持リングが該被保持部材を該回転可能なシャフトに固定するようにするステップ；
    該保持リングを該取付け時の位置から回転させ該取付位置を与えるステップであって、該位置において該保持リップが該突出部を取囲むことにより、該突出部が遠心力によって引き離されて該保持リングが該溝から分離し得ることを該保持リップが防止する、該ステップ。
12. 前記被保持部材がスラストワッシャである、前記溝を備える前記回転可能なシャフト上に前記保持リング及び前記被保持部材を設置する請求項１１に記載の方法。
13. 前記回転可能なシャフトが車両伝導機構の部品である、前記溝を備える前記回転可能なシャフト上に前記保持リング及び前記被保持部材を設置する請求項１１に記載の方法。

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