JP2016504527A - 排出流の補助周囲領域の内部を空気を排出する、動的に周囲を冷却する外側ケースを具備するガスタービン - Google Patents

排出流の補助周囲領域の内部を空気を排出する、動的に周囲を冷却する外側ケースを具備するガスタービン Download PDF

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Abstract

本発明は、中央長手方向軸線に関して周方向に延在している外側ケースを含んでいるガスタービンエンジンに関する。冷却チャネルは、外側ケースの外面に形成されており、チャネル入口とチャネル出口とを有している。空気ダクトは、チャネル出口と流通してる入口端部と、ガスタービンエンジンのタービンセクションからの排出ガス流と流通している出口端部とを含んでいる。出口構造体は、空気ダクトの出口端部に配置されており、空気ダクトの入口端部から空気ダクトの出口端部に至るまで流れを導くために、空気ダクトの出口端部に補助周囲圧力を付与する。

Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2011年12月8日に出願された米国特許出願第13/314311号に基づく優先権を主張する部分的な継続出願である。当該特許出願は、参照により本出願に組み込まれている。
本発明は、ガスタービンエンジンに関し、より具体的にはガスタービンエンジンの外側ケースの加熱を制限するために熱から保護するための構造体に関する。
ガスタービンエンジンは、一般に、圧縮セクションと燃焼セクションとタービンセクションと排出セクションとを含んでいる。動作の際に、圧縮セクションは、周囲空気を導入し、当該周囲空気を圧縮する。圧縮された空気は、圧縮セクションから燃焼セクションの1つ以上の燃焼器に流入する。圧縮された空気は、燃焼器内で燃料と混合され、空気と燃料とから成る混合体が燃焼器で燃焼されることによって、高温の作動ガスが形成される。高温の作動ガスは、タービンセクションに至る。タービンセクションでは、高温の作動ガスが、定常の空気流と回転する空気流との交互する列を通じて膨張され、ロータを駆動するための動力を発生させるために利用される。その後に、膨張されたガスは、タービンセクションから流出し、延伸から排出セクションを介して排出される。
一般的なガスタービンエンジンでは、圧縮機の1つ以上の段から得られた圧縮された空気の一部分を含む抽気が、タービンセクションの構成部品を冷却するために、冷却空気として利用される。また、例えばガスタービンエンジンの外側ケースの内部の強制対流空気流によって、排出セクションの部分を冷却するために、且つ、タービン排出ケースを所定温度より低く維持するために、さらなる抽気が排出セクションの部分に供給される。ガスタービンエンジンに関する技術が進歩した結果として、温度が上昇し、熱膨張に起因して関連する外側ケースが変形するようになった。例えば支持サポートストラットのような、ガスタービンエンジンの内部において外側ケースに支持されている外側ケースの構成部品では、外側ケースの変形によって応力が高められる場合がある。低周期疲労と共に影響を及ぼすさらなる応力は、排出端部支持ハウジングを支持するために外側ケースに取り付けられている支持サポートストラットのクラック、破損、又は故障の一因となる。
本発明の一の実施態様では、ガスタービンエンジンは、中央長手方向軸線を規定している外側ケースであって、外側ケースの外面が、中央長手方向軸線の周囲に周方向に延在している、外側ケースを備えている。冷却チャネルは、外側ケースの外面に形成されており、チャネル入口とチャネル出口とを有している。空気ダクトは、チャネル出口と流通してる入口端部と、ガスタービンエンジンのタービンセクションからの排出ガス流と流通している出口端部とを含んでいる。出口構造体は、空気ダクトの出口端部に配置されており、空気ダクトの入口端部から空気ダクトの出口端部に至るまで流れを導くために、空気ダクトの出口端部に補助周囲圧力を付与する。
出口構造体が、冷却チャネルから空気ダクトの内部に向かって空気を引き込むように出口端部において圧力を低減させるために、出口構造体を越えて通過する排出ガス流の一部分と相互作用している。
出口構造体が、空気ダクトの出口端部を部分的に覆っており、出口端部の上流側を遮蔽しており、出口端部の下流側に隣り合って下流に面している開口部を形成している。
出口構造体が、空気ダクトの内部において補助周囲圧力を発生させるために、且つ、加熱された冷却空気を冷却チャネルから空気ダクトの内部に向かって引き込むために、空気ダクトの出口端部において噴射ポンプ効果を発揮する。
外側ケースの表面が、外側ケースの外面とされ、冷却チャネルが、外面からラジアル方向外方に配置されているパネル構造体によって形成されている。
冷却チャネルが、外側ケースの周囲に延在している。
チャネル入口が、第1の周方向位置に配置されており、チャネル出口が、周方向において第1の周方向位置から離隔されている第2の周方向位置に配置されている。
チャネル入口の第1の周方向位置が、チャネル出口の第2の周方向位置の対角線上反対側に位置している。
冷却チャネルが、排出ディフューザのアキシアル方向位置に配置されており、空気ダクトの出口が、排出マニホールドにおいて排出ディフューザの下流に配置されている。
空気ダクトの入口端部が、周囲冷却空気を冷却チャネルに供給するために、ガスタービンエンジンの外側の周囲空気に対して開口している。
本発明の他の実施態様では、ガスタービンは、中央長手方向軸線を規定している外側ケースであって、外側ケースの外面が、中央長手方向軸線の周囲に周方向に延在している、外側ケースを備えている。排出ガス通路は、ガスタービンエンジンのタービンセクションから排出ガス流を導くために、外側ケースの内部に形成されている。冷却チャネルは、外側ケースの外面の周囲に周方向に延在しており、チャネル入口と、チャネル入口に対して周方向に離隔して配置されているチャネル出口とを有している。空気ダクトは、チャネル出口と流通している入口端部と、排出ガス流と流通している出口端部とを含んでいる。出口構造体は、空気ダクトの出口端部において圧力を低減させることによって、冷却チャネルから空気ダクトの内部に空気を引き込むために、排出ガス流と相互作用する空気ダクトの出口端部に配置されている。
冷却チャネルが、排出ディフューザのアキシアル方向位置に配置されており、空気ダクトの出口が、排出マニホールドにおいて排出ディフューザの下流に配置されている。
空気ダクトが、外側ケースの外面の外側に配置されており、排出ディフューザと排出マニホールドとの間においてアキシアル方向に延在している。
排出マニホールドが、マニホールド外面及びマニホールド内面を有しているマニホールド壁を含んでおり、マニホールド開口部が、マニホールド外面とマニホールド内面との間に延在しており、空気ダクトが、マニホールド外面に取り付けられており、出口構造体が、マニホールド内面に取り付けられている。
出口構造体が、マニホールド開口部の上流においてマニホールド内面に取り付けられている第1の周縁部を有している、板状の出口シールドプレートによって形成されており、出口シールドが、第1の周縁部の下流に位置する第2の周縁部であって、マニホールド内面からラジアル方向内方に離隔している第2の周縁部を有している。
空気ダクトが、空気ダクトを通過する空気流に対して略平行に延在している中心軸線を規定しており、中心軸線が、出口シールドと交差している。
出口シールドが、排出マニホールドの排出ガス流をマニホールド開口部から離隔するように発散させ、空気ダクトの出口端部において圧力を低減させる。
ガスタービンが、外側ケースの温度を制御するための遮熱/冷却システムをさらに含んでおり、
遮熱/冷却システムが、
外側ケースの外面の反対側に位置する外側ケースの内面において支持されている内側絶縁層であって、外側ケースの内面に沿って周方向に延在しており、外側ケースからラジアル方向内方に配置されている排出ガス通路からの放射エネルギに対する耐熱性を有している内側絶縁層と、
ラジアル方向において外側ケースの外面に対して離隔して配置されているパネル構造体によって形成されており、外側ケースの外面の周囲に延在している冷却チャネルであって、略アキシアル方向において内側絶縁層と位置合わせされており、外側ケースの外面を冷却する周囲空気流のための流路を形成している冷却チャネルと、
を含んでいる。
ガスタービンエンジンが、パネル構造体に支持されている外側絶縁層であって、パネル構造体を覆っている外側絶縁層を含んでいる。
明細書は、特に本発明に注目すると共に本発明を明確に要求する請求項に関連するが、本発明は、類似する要素には類似する参照符号が付されている添付図面と共に以下の説明から良好に理解されるものと考えられる。
本発明の実施態様を表わし、排出セクションを含むガスタービンエンジンの一部分についての縦断面図である。 本発明の実施態様を表わし、排出セクションの部分的な斜視断面図である。 主空気入口を表わし、図2に表わす構造の下側部分の斜視図である。 補助空気入口を表わし、図2に表わす構造の下側から見た斜視図である。 ガスタービンエンジンの外側ケースの周囲の空気流を概略的に表わし、排出セクションのアキシアル方向断面図である。 排出セクションの上死点位置に隣り合っている排出セクションの一部分の斜視断面図である。 本発明の一の実施態様における絶縁層セグメントを表わす斜視図である。 空気ダクトを含む本発明の付加的な実施態様を表わす排出ディフューザ及び排出マニホールドを有している排出セクションを含むガスタービンエンジンの一部分についての縦断面図である。 図6に表わす本発明の実施態様を表わす排出セクションの部分的な斜視断面図である。 本発明の実施態様におけるマニホールド開口部及び出口シールドの拡大斜視図である。 図8に類似する出口シールドの代替的な構成を表わす。 図6に表わす空気ダクトを表わす排出セクション及び排出マニホールドの斜視図である。
好ましい実施例についての以下の詳細な説明では、本出願の一部分を形成している添付図面を参照する。添付図面は、限定することを意図せず、図解することを目的として、本発明を実施可能とされる好ましい実施例を表わす。他の実施例が利用可能であり、本発明の技術的思想及び技術的範囲を逸脱することなく、変更可能であることに留意すべきである。
図1は、本発明の実施態様を図示するために、アキシアル方向においてタービンセクション12の下流に配置されているガスタービンエンジンの排出セクション10の一部分を表わす。一般に、排出セクション10は、略水平な長手方向中心軸線Acの周りにおいて周方向に延在している外側ケース11を具備する、円筒状構造体を備えており、ガスタービンエンジンの外側ケースの下流側延長部を形成している。排出セクション10の外側ケース11は、排出シリンダすなわちタービン排出ケース14と、タービン排出ケース14の下流に配置されている排出スプール構造体16とを含んでいる。
タービン排出ケース14は、タービン排出ケース14の下流側端部のラジアル方向外方に延在している下流側排出ケースフランジ18を含んでおり、排出スプール構造体16は、排出スプール構造体16のラジアル方向外方に延在している上流側スプール構造体フランジ20を含んでいる。下流側排出ケースフランジ18と上流側スプール構造体フランジ20とは、結合部22において互いに当接しており、例えばボルトのような従来技術に基づく手段(図示しない)によって共に保持されている。さらに、上流側排出ケースフランジ21は、タービン排出ケース14の上流側端部からラジアル方向外方に延在しており、タービン排出ケース14をタービンセクション12に支持するために、タービンセクション12のラジアル方向に延在しているフランジ23に螺合されている。
タービン排出ケース14は、比較的薄肉とされ、排出端部支持ハウジング24と排出ディフューザ26の少なくとも一部分とを支持するための構造部材すなわちフレームを形成している。排出端部支持ハウジング24は、ガスタービンエンジンのためのロータ25の端部を支持するために配置されている。
ディフューザ26は、高温の排出ガス31をタービンセクション12から運搬するための環状通路を形成している、内壁28及び外壁30を備えている。支持ハウジング24は、複数のストラット構造体32によって支持されている。ストラット構造体32それぞれが、タービン排出ケース14の内部における中心位置に支持ハウジング24を支持及び維持するために、タービン排出ケース14の接続部36からディフューザ26を通じて支持ハウジング24の接続部38に至るまで延在しているストラット34を含んでいる。さらに、図3に表わすように、ストラット構造体32は、ディフューザ26を通過する高温の排出ガス31からストラット34を隔離するためにストラット34を囲んでいる、ストラットシールドすなわちフェアリング40を含んでいる。
高温の排出ガス31がディフューザ26を通過するので、その結果として、ディフューザ26の外壁30がタービン排出ケース14のケース内面42に向かってラジアル方向外方に熱を放射する。上述のように、タービン排出セクションを冷却するための、従来技術に基づく構造は、ガスタービンエンジンの圧縮セクションから供給される抽気を排出セクション10に供給するので、ディフューザ26とタービン排出ケース14との間において冷却空気が流れ、これにより強制対流を通じて、タービン排出ケース14の温度を制御又は低減することができる。本発明の一の実施態様では、遮熱/冷却システム44が、圧縮器の抽気の利用を低減及び/又は解消させるために、並びに、タービン排出ケース14及びスプール構造体16の温度を制御するために設けられている。
図2及び図3を参照すると、一般に、遮熱/冷却システム44は、内側絶縁層46及び対流冷却チャネル48を備えている。内側絶縁層46は、ケース内面42に支持されており、ケース内面42の略全体を周方向において覆うように延在している。内側絶縁層46は、ディフューザ26とタービン排出ケース14との間を遮熱しているので、ディフューザ26の外壁30から放射されたエネルギに対して熱抵抗を有している。
好ましくは、内側絶縁層46は、概略的には互いに隣接して配置されている複数の絶縁層セグメント46a(図5参照)によって形成されている。絶縁層セグメント46aは、タービン排出ケース14のケース内面42の略全体を遮熱するために、タービン排出ケース14のアキシアル方向長さと略同一の長さである長手方向延長部すなわちアキシアル方向延長部を有している。従って、ディフューザ26から放射された熱の大部分は、タービン排出ケース14に到達することを妨げられるので、タービン排出ケース14の壁をタービン排出ケース14の内部に蓄積された熱負荷から隔離することができる。
さらに図5に表わすように、絶縁層セグメント46aは、先縁部50、後縁部52、及び両側縁部54,56を有している矩形状のセグメント部材を備えている。絶縁層セグメント46aの熱伝導率は、タービン排出ケース14の壁の熱伝導率より低い。絶縁層セグメント46aの熱伝導率は、最大で約0.15W/m・Kであって、好ましくは、ディフューザ26からタービン排出ケース14に至る熱伝達に抗するように、約0.005W/m・Kとされる。絶縁層セグメント46aは、一の絶縁層セグメント46aの側縁部54,56が隣接する絶縁層セグメント46aの側縁部54,56と密接又は係合している状態において、タービン排出ケース14のケース内面42に位置決めされている。
絶縁層セグメント46aの構成は、一組の互いに対して反対側に配置された金属薄板層58,60と、金属薄板層58,60同士の間に配置された保温層62であって、金属薄板層58,60より相当低い熱伝導率を有している保温層62とから成る。複数の金属ブッシュ64は、絶縁層セグメント46aを取り付けるための取付点において、金属薄板層58,60及び保温層62を貫通して延在している。特に、金属ブッシュ64それぞれは、金属薄板層58,60同士の間に所定の間隔を形成するための高剛性構造体であって、絶縁層セグメント46aそれぞれをタービン排出ケース14に取り付けるための、例えばスペーサ66(図4参照)のような固定用構造体を受容するように構成されている。スペーサ66は、例えば内側絶縁層46とタービン排出ケース14との間における熱的不整合を発生させるために、絶縁層セグメント46aをケース内面42に対して限定的に移動させるように構成されている。例えば、スペーサ66それぞれが、スタッド67を備えており、スタッド67は、ケース内面42に固定されているラジアル方向外側端部と、ナット69を受容することによって絶縁層セグメント46aをナット69とケース内面42との間に保持するためのネジ付ラジアル方向内側端部とを有している。
絶縁層セグメント46aは、絶縁層セグメント46aをタービン排出ケース14に組み付けることを容易にするために、後縁部52から後列の金属ブッシュ64に至るまで延在しているスロット65を備えている。特に、スロット65は、タービン排出ケース14とディフューザ26との間に最小の間隙が存在するタービン排出ケース14の後方部分において、後列の金属ブッシュ64を対応する列のスタッド67に接触するようにアキシアル方向にある程度移動可能とすることによって、組立の際に絶縁層セグメント46aがスタッド67に接触するように移動することを容易にする。
限られた間隙が、ケース内面42の周囲の特定位置において隣り合う絶縁層セグメント46a同士の間に形成されていることを留意すべきである。例えばストラット34がケース内面42から内方に延在している接続部36には、間隙すなわち空隙が、ストラット34それぞれの両側部に隣り合って配置された隣接している絶縁層セグメント46a同士の間に形成されている場合があることに留意すべきである。同様に、限られた間隙が、水平結合面92を形成している構造部に直接隣接している絶縁層セグメント46a同士の間に存在する。絶縁層セグメント46aの代替的な構成は、これら位置における空隙を小さくするようになっていることに留意すべきである。例えば、絶縁層セグメント46aは、ストラット34の周囲に近接して延在しているように構成されており、これによりケース内面42を放射熱に対して露呈している空隙領域を小さくすることができる。
多数の絶縁層セグメント46aを設けることによって、内側絶縁層46をタービン排出ケース14に組み付けることが容易になり、さらには、内側絶縁層46の選択部分を修理することができる。例えば内側絶縁層46の一部分が損傷した場合に、内側絶縁層46は、内側絶縁層46の全体を交換する必要なく、損傷している可能性がある内側絶縁層46それぞれを取外及び交換することができるように構成されている。
特定の構成を有する絶縁層セグメント46aについて説明したが、他の材料及び他の構成を絶縁層セグメント46aに適用することができることに留意すべきである。例えば、絶縁層セグメント46aは、例えばケース内面42のような表面に熱抵抗を付与するように構成されている、既知のセラミック絶縁材料から形成されている場合がある。
図1に表わすように、対流冷却チャネル48は、タービン排出ケース14のケース外面68の周りにおいて周方向に延在しており、略アキシアル方向において上流側の排出ケースフランジ21から少なくとも下流側の排出ケースフランジ18に至るまで、好ましくは排出スプール構造体16の下流側端部からラジアル方向外方に延在している下流側スプール構造体フランジ70に至るまで延在して配置されている。対流冷却チャネル48は、パネル構造体72によって形成されており、パネル構造体72は、対流冷却チャネル48が上流側排出ケースフランジ21において排出セクション10に固定されている上流側位置74から、対流冷却チャネル48が下流側スプール構造体フランジ70において排出セクション10に固定されている下流側位置76に至るまで、延在している。パネル構造体72は、対流冷却チャネル48の第1の冷却チャネル部分78を形成するために、すなわち、上流側排出ケースフランジ21と下流側排出ケースフランジ18との間に凹状領域を形成するために、ラジアル方向においてケース外面68に対して離隔された状態で配置されている。さらに、パネル構造体72は、対流冷却チャネル48の第2の冷却チャネル82を形成するために、すなわち、上流側スプール構造体フランジ20と下流側スプール構造体フランジ70との間に凹状領域を形成するために、ラジアル方向においてスプール構造体16の外面80に対して離隔された状態で配置されている。第1の冷却チャネル部分78及び第2の冷却チャネル部分82は、周方向において排出セクション10の周囲に並列配置された流路を形成しており、下流側排出ケースフランジ18及び上流側排出ケースフランジ21のラジアル方向外側端部を横断して互いに流通している。
図2及び図3に表わすように、対流冷却チャネル48は、周囲空気を対流冷却チャネル48に供給するために第1の周方向位置に配置されている、主冷却空気供給入口84を含んでいる。さらに、対流冷却チャネル48は、第1の周方向位置の対角線上反対側に位置する第2の周方向位置に、排出空気出口86を含んでいる。好ましい実施例では、主冷却空気供給入口84(図2A参照)は、排出セクション10の外側ケース11の下死点位置に配置されており、排出空気出口86は、排出セクション10の外側ケース11の上死点位置に配置されている。
図2に表わすように、排出セクション10は、2つの半体から、すなわち水平結合面92において共に結合される上側半体88及び下側半体90から形成されている。本発明の一の実施態様では、パネル構造体72は、水平結合面92の上方の位置から及び水平結合面92の下方の位置から水平結合面92を横切って延在している箱状部分として形成されている、拡大側部94を含んでいる。拡大側部94は、水平結合面92の周囲の空気流のためのさらなる間隙を有するように構成されており、以下に説明するように、空気を対流冷却チャネル48にさらに供給するように構成されている場合がある。
パネル構造体72は、金属薄板から形成されている、すなわち外側ケース11と比較して相対的に薄くなっているパネルセクション72aを備えている。パネルセクション72aは、外側ケース11の湾曲に適用するように湾曲しており、拡大側部94から主冷却空気供給入口84に向かって下方に延在しており、拡大側部94から排出空気出口86に向かって上方に延在している。パネルセクション72aは、排出セクション10の上流側位置74と下流側位置76との間に延在している略矩形状セクションとして形成されており、好ましくは拡大側部94と同様に、合じゃくり接合部98において、パネルセクション72aのアキシアル方向に延在している縁部に沿って互いに係合又は当接している。パネルセクション72a及び拡大側部94は、従来手法によって、排出セクション10の外側ケース11に取り付けられており、好ましくは、例えばボルトやネジのような固定具によって、取り外し可能な構成部品として取り付けられている。拡大側部94は箱状部分として形成されているが、パネル構造体72の拡大側部94が特定の形状に限定される必要はなく、空気流が水平結合面92を通過して流れるように構成されていることを条件として、任意の形状であって良い。水平結合面92は、一般に、排出セクション10の外側ケース11のラジアル方向外方に延在している拡大されたフランジ部分を備えている。さらに、主冷却空気供給入口84及び排出空気出口86は、パネル構造体72の周りの下死点位置及び上死点位置において、パネルセクション72aそれぞれの内部に設けられていることに留意すべきである。
図2及び図2Bに表わすように、拡大側部94は、下側部分100を具備して形成されており、下側部分100は、水平結合面92の下方に延在しており、下方に面している補助空気入口構造体102において終端している。補助空気入口構造体102は、第1の補助空気入口開口部104及び第2の補助空気入口開口部106を含んでいる。第1の補助空気入口開口部104及び第2の補助空気入口開口部106は、並列配置されており、パネル構造体72の下向きに面している開口部として形成されている。第1の補助空気入口開口部104と第2の補助空気入口開口部106とは、第1の冷却チャネル部分78及び第2の冷却チャネル部分82それぞれを覆うように、アキシアル方向において位置合わせされている。図示の如く、第1の補助空気入口開口部104と第2の補助空気入口開口部106とは、カバーパネルすなわちカバープレート108,110を備えている。カバーパネルすなわちカバープレート108,110は、例えばボルトやネジのような固定具112によって、第1の補助空気入口開口部104及び第2の補助空気入口開口部106を覆うように取り外し可能に取り付けられている。さらに図3に表わすように、カバープレート108,110のうち少なくとも1つのカバープレートは、さらなる周囲空気すなわち補助周囲空気116が補助空気入口構造体102を通じて対流冷却チャネル48に流入するように、第1の補助空気入口開口部104及び第2の補助空気入口開口部106から移動可能すなわち取外可能とされる。
本発明の一の実施態様では、対流冷却チャネル48は、主冷却空気供給入口84を通じて非強制周囲空気を受容する。すなわち、ガスタービンエンジンの外側の位置から主冷却空気供給入口84を通じて主対流空気供給流れ114に空気を輸送するための駆動力すなわち圧力が主冷却空気供給入口84に作用しない状態において、空気は、対流冷却チャネル48に供給される。主冷却空気供給入口84の直径は、第1の冷却チャネル部分78及び第2の冷却チャネル部分82それぞれの少なくとも一部分に亘って延在する大きさとされる。これにより、主対流空気供給流れ114の一部が、第1の冷却チャネル部分78及び第2の冷却チャネル部分82それぞれに直接流入する。
対流冷却チャネル48に流入する周囲空気は、排出セクション10の周囲における温度分布が不均一になることに起因して発生する熱応力を低減するか又は最小限度に抑えるために、排出セクション10の周囲における温度勾配を小さくする。特に、タービン排出ケース14の温度差による熱膨張に関連すると共にストラット34に伝播される応力が、対流冷却チャネル48によって供給される冷却流れの不均一性を大きくすることによって低減される。さらに、タービン排出ケース14の動作温度は、材料のクリープ限界より小さく維持されるので、ストラット34に作用する応力を高める原因となる関連するタービン排出ケース14のクリープ変形を回避することができる。
対流冷却チャネル48は、対流冷却空気供給位置の数量を増やすために、補助空気入口構造体102の1つ以上のカバープレート108,110を変位させるか又は取り外すことによって、マルチポート冷却構造体として構成される。従って、第1の冷却チャネル78及び第2の冷却チャネル82に供給される冷却空気の量は、カバープレート108,110を取り外すか又は交換することによって冷却空気の量を増減させるように、現場に配置されたガスタービンエンジンにおいて調整される。例えば、1つ以上のカバープレート108,110を取り外すことによって冷却空気流を増やすことが望ましい。さもなければ、周囲空気の温度の高低に依存して補助空気流116を停止又は低減させるために、1つ以上のカバープレート108,110を交換することによって空気流を低減させることが望ましい。さらに、カバープレート108,110は、隣り合う機械設備と構成部品との間における熱的不整合を最小限に抑えるように、タービン排出ケース14及び排出スプール構造体16の温度を最適化するために利用される。
排出空気出口86は、対流冷却チャネル48の頂部に配置されているので、加熱された排出空気118は、対流によって対流冷却チャネル48から流出する。排出空気出口86の直径は、第1の冷却チャネル部分78及び第2の冷却チャネル部分82それぞれの少なくとも一部分に亘って延在する大きさとされるので、加熱された空気が、対流冷却チャネル48から排出され、第1の冷却チャネル部分78及び第2の冷却チャネル部分82それぞれから排出空気出口86に直接輸送される。その後に、加熱された空気は、排出空気出口86から流出し、既存のガスタービンユニットに設けられている既存のルーバー構造体(図示しない)から排出される。
対流冷却チャネル48を通過して流れる対流空気流れは、ケース外面68と排出スプール構造体16の外面80とに沿って加熱された空気が発生させる対流力によって駆動される冷却空気流である。対流冷却チャネル48内部の加熱された空気は、自然対流によって増大し、排出空気出口86に向かって案内される。加熱された空気が対流冷却チャネル48の内部で増大するので、加熱された空気は周囲空気を主冷却空気供給入口84を通じて対流冷却チャネル48に引き込み、駆動力を冷却空気の連続流れに外側ケース11の外面の周りにおいて上方に効果的に作用させることができる。同様に、パネル構造体72の側面に設けられた補助空気入口開口部104,106のうち少なくとも1つの開口部が開いている場合には、自然対流が対流冷却チャネル48の周囲において上方に補助空気入口構造体102を通じて排出空気出口86に加熱された空気を引き込む。
冷却空気が対流空気流れ48として上方に流れる場合には、対流冷却チャネル48の外側の周囲空気圧より低い圧力が、対流冷却チャネル48の内部に発生することに留意すべきである。従って、パネルセグメント72aの縁部が上流側位置74及び下流側位置76において排出セクション10に取り付けられているパネル結合部98又は結合部97,99(図2参照)において、対流冷却チャネル48の内部に向かって漏出が発生する。この点において、漏出を防止するシールをパネルセグメント72a及び側面部分94の周縁部に設ける必要が無いこと、並びに、対流冷却チャネル48の内部に向かう漏出が遮熱/冷却システム44の冷却機能を発揮させるという優位性を有していることに留意すべきである。
任意には、図3に概略的に表わすように、ファンユニット120は、排出空気出口86に接続された状態で設けられている。ファンユニット120は、対流冷却チャネル48の冷却能力を高めるために、対流冷却チャネル48に流入し対流冷却チャネル48を通過する周囲空気を維持しつつ、排出空気出口86から空気をさらに供給することができる。代替的又は付加的には、入口ファンユニット(図示しない)が、対流冷却チャネル48の内部に流入する周囲空気流を増大させるために、主冷却空気供給入口84に設けられている場合がある。対流冷却チャネル48を通じて流すためにファンユニット120を設けた場合であっても、すなわち、ファンユニット120を排出空気出口86に設けると共にファンユニットを主冷却空気供給入口84に設けた場合であっても、空気流が対流冷却チャネル48を通じて移動することによって、外側ケース11の外側を囲んでいる周囲領域に対して、対流冷却チャネル48の内部の圧力が低減される。
さらに図1、図3、及び図4に表わすように(図2には図示しない)、対流冷却チャネル48が外側絶縁層122を備えている。外側絶縁層122は、パネルセグメント72a及び側面部分94によって形成されているパネル構造体72の外面の略全体を覆っており、排出セクション10の近傍で労働しているか又は排出セクション10の近傍を通過する作業員を熱から保護するために、低い熱伝導性を有している。
図4を参照すると、任意のさらなる内側絶縁層すなわち第2の内側絶縁層124が、排出スプール構造体16に設けられており、内部スプールセグメント表面126の周囲に円周方向に、且つ、ディフューザ26を支持するために設けられているZ字状のプレート構造体すなわちスプリングプレート構造体128からラジアル方向外方に延在している。第2の内側絶縁層124は、上述の内側絶縁層46に類似した構造及び熱伝導性を有している、独立した絶縁層セグメントを備えている。さらに、第2の内側絶縁層124は、上述の内側絶縁層46の絶縁層セグメント46aに類似した態様で、内部スプール構造体126に取り付けられている。第2の内側絶縁層124は、ディフューザ26から排出スプール構造体16に伝達される放射熱量を制限するか又は最小限度に抑えるために設けられている。従って、対流冷却チャネル48の第2の冷却チャネル部分82を通じて流れる空気についての対流空気流の要件が、第2の内側絶縁層124を設けることによって引き下げられる。
上述のように、遮熱/冷却システム44は、内側絶縁層46が排出セクション10の外側ケース11に伝達される熱エネルギ量を実質的に低減させることによって、外側ケース11の材料をそのクリープ限界を下回るように維持するための要件を引き下げることができる、システムを提供する。従って、対流冷却チャネル48によって付与される外部冷却構成は、対流空気流を介して外側ケース11を適切に冷却することができる。これに伴って、強制空気流によって外部冷却ケース11の内部を冷却する必要性が低減又は解消される。強制空気流によって外側ケース11の内部を冷却する必要性が解消されることによって、すなわち、外側ケース11の外部に対する冷却空気の吸排気を維持することによって、外側ケース11の内部に配置された構成部品同士の間における熱的不整合すなわち熱勾配に関連する問題を回避することができる。
さらに、外側ケース11を冷却するための空気供給が、圧縮機の抽気を利用しないので、すなわち、ガスタービンエンジンからの空気供給に依存するので、本発明における遮熱/冷却システム44は、例えばシステムが圧縮機の抽気を引き込むことによって発生するタービン出力の低下を生じさせない。本発明における遮熱/冷却システム44の冷却効果は、実質的にガスタービンエンジンの運転条件とは関係なく発揮される。従って、本発明は、ガスタービンエンジンの補助冷却空気を利用しないで実施可能とされ、補助冷却空気を利用するための要件を引き下げることができるので、ガスタービンエンジンの全体的な運転効率を高めることができる。
本発明の代替的な実施態様では、ガスタービンエンジン10の内部において補助周囲圧力源を利用することによって、対流冷却チャネル48を通じた流れが有効に形成される。当該実施態様では、図6〜図9を参照すると、補助周囲圧力源は、図2、図3、及び図4に表わす排出空気出口86に取り付けられている。特に図6、図7、及び図9に表わすように、空気ダクト130は、周囲空気が対流冷却チャネル48を通じて流れるように排出空気出口86に補助周囲圧力を付与するために、対流冷却チャネル48の排出空気出口86に取り付けられている。
空気ダクト130は、例えば略円状又はこれに類似する断面を形成している導管のような導管を含んでいる。当該導管は、排出空気出口86に取り付けられている入口端部132を有しており、排出マニホールド136を通過する排出ガス31と流通している出口端部134に至るまで延在している。本明細書で説明するように、空気ダクト130は、ラジアル方向に延在している第1のセクション130aと、アキシアル方向に延在している第2のセクション130bと、ラジアル方向に延在している共に第1のセクション130aに対して略平行とされる第3のセクション130cとを含んでいる。第1のセクション130aは、排出空気出口86の大きさ及び形状に一致させるために、入口端部132に拡大部分を具備して形成されている。さらに、空気ダクト130、排出セクション10の外側ケース11、及び排出マニホールド136の間におけるラジアル方向及びアキシアル方向の相対運動の結果として生じる熱変形に適応するために、空気ダクト130は、図示の如く第2のセクション130b及び第3のセクション130cに設けられている蛇腹構造体131を備えている。
排出マニホールド136は、ディフューザ26の出口に到達した排出ガスを受容するために、外側ケース11の下流端部に取り付けられている。排出マニホールド136は、マニホールド外面138と、マニホールド内面140と、マニホールド外面138とマニホールド内面140との間において延在しているマニホールド開口部142とを含んでいる。
空気ダクト130の出口端部134は、マニホールド開口部142においてマニホールド外面138に螺合されているか又は取り付けられているので、空気ダクト130は、対流冷却チャネル48を排出マニホールド136を通過する排出流31と流通させる流路を備えている。
さらに図8を参照すると、出口構造体144は、マニホールド開口部142及び空気ダクト出口端部134の位置においてマニホールド内面140に取り付けられている。出口構造体144は、板状の出口シールド146によって形成されている。出口シールド146は、マニホールド開口部142の上流においてマニホールド内面140に取り付けられている第1の周縁部148と、アキシアル方向において第1の周縁部148の下流に配置されており、マニホールド内面140からラジアル方向内方に離隔されている第2の周縁部150とを有している。さらに、互いに対して反対側に位置する側縁部152,154は、第1の周縁部148と第2の周縁部150との間においてアキシアル方向に延在している。互いに対して反対側に位置する側縁部152,154は、アキシアル方向において互いに対して略平行に延在している。任意には、一組のラジアル方向に延在している脚部156,158は、下流側の第2の周縁部150において側縁部152,154に隣り合って配置されており、マニホールド開口部142からラジアル方向に所定距離で離隔した状態で第2の周縁部150を支持するために、マニホールド内面140の取付点に至るまで延在している。また、脚部156,158は、出口構造体144が熱応力に耐えることができるように、出口シールド146の適合性を高める。
空気ダクトは、空気ダクト130を通過する空気流に対して略平行に延在している中心軸線160(図6参照)を規定している。中心軸線160は、出口シールド146と交差している。従って、出口シールド146は、マニホールド開口部142の周方向且つアキシアル方向位置に配置されている。さらに、好ましくは、出口シールド146は、マニホールド開口部142の直径より大きい、第1の周縁部148及び第2の周縁部150に対して平行とされる周方向寸法を有しているので、出口シールド146は、マニホールド開口部142の両側に重なっている、アキシアル方向に延在しているカバーを備えている。出口シールド146は、アキシアル方向延長部を有しており、アキシアル方向延長部は、マニホールド開口部142の上流から始まっており、マニホールド開口部142のアキシアル方向下流縁部142a又はその近傍に至るまでマニホールド開口部142を概略的に覆っている(図6参照)。出口シールド146は、排出マニホールド136内の排出ガス流をマニホールド内面140からラジアル方向内方にマニホールド開口部142から離隔するように発散させ、出口シールド146の下流縁部150において“噴射ポンプ”効果を発揮するので、空気ダクト130の出口端部134において低減された圧力(補助周囲圧力)を実現することができる。
マニホールド開口部142における低減された圧力すなわち補助周囲圧力が、空気流を空気ダクト130から排出マニホールド136の内部に導き、補助周囲圧力が、対流冷却チャネル48の排出空気出口86において生じる。排出空気出口86における補助周囲圧力は、外側ケース11の周囲の空気が対流冷却チャネル48を通過するように機能するので、上述のように、対流冷却チャネル48内において対流が上方に向かって生成され、周囲冷却空気が冷却空気供給入口84を通じて対流空気冷却チャネル48の内部に引き込まれる(図7参照)。従って、本発明の実施態様は、ガスタービンエンジンのタービン出力を利用することなく、周囲冷却空気を有効に流すように、又は当該流れを容易に実現可能とするように、ガスタービンエンジンの補助周囲圧力領域すなわちマニホールド開口部142における排出マニホールドガス通路と、補助周囲冷却空気供給入口84との間を流通させることに留意すべきである。
上述のように、出口構造体144の熱に対する適応性を高めるために、脚部156,158を備えている。また、このような出口構造体144の構成は、マニホールド開口部142が下流縁部150とマニホールド開口部144との間における開口部の大きさを限定又は制限する制限された流れ領域に又は隣接して配置されている本発明の実施例に、すなわち、両側に沿ったさらなる開口領域が“噴射ポンプ”効果を発揮させるために必要とされる本発明の実施例に優位性をもたらす。代替的には、側部パネル153,155(図8A参照)は、側縁部152,154からマニホールド内壁140に至るまで延在して形成されており、空気ダクト130及び冷却チャネル148を通過する空気流を増大させるために“噴射ポンプ”効果を発揮させるように形成されている。
対流冷却チャネル48を通じて排出マニホールド136の内部に周囲空気を引き込むために補助周囲圧力を利用する本発明の実施態様が、上述の外側絶縁層122と内側絶縁層46及び第2の内側絶縁層124とから成る実施態様を含む、上述の本発明の任意の実施態様と組み合わせて利用可能とされることに留意すべきである。しかしながら、周囲空気が空気ダクト130を通過する本発明の実施態様は、絶縁層を外側ケース11に設けるための上述の実施態様とは関係なく実施可能とされることに留意すべきである。例えば、内側絶縁層46及び第2の内側絶縁層124が外側ケース11の温度を制御するのに貢献するが、これら絶縁層は、空気ダクト130を通過する補助周囲流れと対流冷却チャネル48を通過する冷却流とを作用させる必要はない。
また、対流冷却チャネル48を形成するための上述のパネル構造体72に関して、パネル構造体72を形成しているパネル72aは、周囲空気が外側ケース11の周囲の選択された位置において対流冷却チャネル48に流入するように構成されている。例えば、外側ケース11の特定の位置は、局所的に加熱される箇所又は高温の箇所の影響を受けており、付加的な取り外し可能とされるパネル72a又は取り外し可能とされる窓若しくは任意の他の開口部を具備するパネル72aが、対流冷却チャネル48を通過する際に温められる空気流より低温の空気を当該位置に供給するために、実質的に直接に周囲空気がパネル構造体72を通過して、さもなければその近傍を通過して高温の箇所に流れるように設けられている。
空気ダクト130を利用する当該実施例を具備する上述のさらなる実施態様は、図3に表わすファンユニット120を参照して上述したブロワを準備するステップを含んでいる。ブロワは、さらなる空気が空気ダクト130を通過するように、且つ、対流冷却チャネル48において冷却効果を発揮させるように、空気ダクト130に沿った位置に、又は冷却空気供給入口84において対流冷却チャネル48に設けられている。
さらに、対流冷却チャネル48は、例えばガスタービンエンジン10のタービンケース、圧縮器ケース、燃焼器ケース、又はガスタービンエンジン10において冷却が必要とされる他の位置のような、ガスタービンエンジン10の他のケースに設けられている。
さらに、本発明の実施態様では、排出ガス流によって形成されている補助周囲位置に流通しているダクトが、対流冷却チャネル48からラジアル方向内方の排出ガス14の内部の位置を含む、排出ガス流の任意の位置に至るまで延在している。例えば、ダクトを形成している構造体は、1つ以上のストラット構造体32を貫通して延在しており、アキシアル方向下流に延在している出口であって、ストラット構造体32の後縁部又はその近傍においてディフューザ26を通過するガス流と流通している出口を形成している構造体を有している。ここで、ストラットシールド40すなわちフェアリング40の一部分が、出口構造体144の補助環境効果を発揮させることができる。ラジアル方向に延在している空気流接続を形成しているダクト構造体32を通過する通路が、例えばダクト構造体の内部に延在している放射シールドによって形成されており、“GAS TURBINE OUTER CASE ACTIVE AMBIENT COOLING INCLUDING AIR EXHAUST INTO SUB-AMBIENT CAVITY”との名称で米国に出願された特許出願(Attorney Docket No. 2011P20816US)に開示されている対流冷却チャネル48と流通しているラジアル方向外側端部を有している。当該特許出願は、参照により本明細書に組み込まれている。このような構成では、1つ以上のダクトが、対流冷却チャネル48と流通しているストラット構造体32の内部領域からフェアリング40の外面に至る通路を形成している。
本発明の特定の実施例について図解及び説明をしたが、当業者であれば、本発明の技術的思想及び技術的範囲から逸脱することなく、様々な他の変形及び変更を想到することができる。従って、特許請求の範囲は、本発明の技術的範囲に属するこのような変形及び変更を含んでいることに留意すべきである。
10 排出セクション
11 外側ケース
12 タービンセクション
14 タービン排出ケース
16 排出スプール構造体
18 下流側排出ケースフランジ
20 上流側スプール構造体フランジ
21 上流側排出ケースフランジ
22 結合部
23 フランジ
24 支持ハウジング
25 ロータ
26 ディフューザ(ダクト)
28 (ディフューザ26の)内壁
30 (ディフューザ26の)外壁
31 高温の排出ガス
32 ストラット構造体
34 ストラット
35 放射シールド
35a フレア状壁部
35b フレア状壁部
35c 端部壁
25d 端部壁
31 高温の排出ガス
36 (タービン排出ケース14の)接続部
37 ストラットシールド間隙
38 (支持ハウジング24の)接続部
40 ストラットシールド(フェアリング)
41 固定具
42 (タービン排出ケース14の)ケース内面
43 ケーススロット
44 遮熱/冷却システム
46 内側絶縁層
46a 絶縁層セグメント
47 シールド内側端部
48 対流冷却チャネル
49 周囲冷却空気
50 (絶縁層セグメント46aの)先縁部
51 内径キャビティ(トンネルキャビティ)
52 (絶縁層セグメント46aの)後縁部
54 (絶縁層セグメント46aの)側縁部
56 (絶縁層セグメント46aの)側縁部
57 後方ディスクキャビティ
58 金属薄板層
59 最終段ディスク構造体
60 金属薄板層
61 ラジアル方向シール構造体(ラジアル方向密封仕切り)
61a 指状シール
61b ラジアル方向形体
62 保温層
63 内側シール接合部
64 金属ブッシュ
65 接合部
66 スペーサ
67 スタッド
68 ケース外面
69 ナット
70 下流側スプール構造体フランジ
72 パネル構造体
72a パネルセクション(パネルセグメント、パネル構造体)
72b 縁部
74 上流側位置
76 下流側位置
78 第1の冷却チャネル部分
80 (スプール構造体16の)外面
82 第2の冷却チャネル部分
84 主冷却空気供給入口
86 排出空気出口
88 (排出セクション10の)上側半体
90 (排出セクション10の)下側半体
92 水平結合面
94 拡大側部(側面部分)
97 結合部
98 合じゃくり接合部(パネル結合部)
99 結合部
100 (拡大側部94の)下側部分
102 補助空気入口構造体
104 第1の補助空気入口開口部
106 第2の補助空気入口開口部
108 カバープレート
110 カバープレート
112 固定具
114 主対流空気供給流れ
116 補助周囲空気(補助空気流)
118 排出空気
120 ファンユニット
122 外側絶縁層
124 第2の内側絶縁層
130 空気ダクト
130a (空気ダクト130の)第1のセクション
130b (空気ダクト130の)第2のセクション

Claims (19)

  1. 中央長手方向軸線を規定している外側ケースであって、前記外側ケースの外面が、前記中央長手方向軸線の周囲に周方向に延在している、前記外側ケースと、
    前記外側ケースの前記外面に形成されている冷却チャネルであって、チャネル入口とチャネル出口とを有している前記冷却チャネルと、
    前記チャネル出口と流通してる入口端部と、ガスタービンエンジンのタービンセクションからの排出ガス流と流通している出口端部とを含んでいる空気ダクトと、
    前記空気ダクトの前記出口端部に配置されている出口構造体であって、前記空気ダクトの前記入口端部から前記空気ダクトの前記出口端部に至るまで流れを導くために、前記空気ダクトの前記出口端部に補助周囲圧力を付与する前記出口構造体と、
    を備えていることを特徴とするガスタービンエンジン。
  2. 前記出口構造体が、前記冷却チャネルから前記空気ダクトの内部に向かって空気を引き込むように前記出口端部において圧力を低減させるために、前記出口構造体を越えて通過する前記排出ガス流の一部分と相互作用していることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  3. 前記出口構造体が、前記空気ダクトの前記出口端部を部分的に覆っており、前記出口端部の上流側を遮蔽しており、前記出口端部の下流側に隣り合って下流に面している開口部を形成していることを特徴とする請求項2に記載のガスタービンエンジン。
  4. 前記出口構造体が、前記空気ダクトの内部において補助周囲圧力を発生させるために、且つ、加熱された冷却空気を前記冷却チャネルから前記空気ダクトの内部に向かって引き込むために、前記空気ダクトの前記出口端部において噴射ポンプ効果を発揮することを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  5. 前記外側ケースの表面が、前記外側ケースの外面とされ、
    前記冷却チャネルが、前記外面からラジアル方向外方に配置されているパネル構造体によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  6. 前記冷却チャネルが、前記外側ケースの周囲に延在していることを特徴とする請求項5に記載のガスタービンエンジン。
  7. 前記チャネル入口が、第1の周方向位置に配置されており、
    前記チャネル出口が、周方向において前記第1の周方向位置から離隔されている第2の周方向位置に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のガスタービンエンジン。
  8. 前記チャネル入口の前記第1の周方向位置が、前記チャネル出口の前記第2の周方向位置の対角線上反対側に位置していることを特徴とする請求項7に記載のガスタービンエンジン。
  9. 前記冷却チャネルが、排出ディフューザのアキシアル方向位置に配置されており、
    前記空気ダクトの出口が、排出マニホールドにおいて前記排出ディフューザの下流に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  10. 前記空気ダクトの前記入口端部が、周囲冷却空気を前記冷却チャネルに供給するために、前記ガスタービンエンジンの外側の周囲空気に対して開口していることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  11. 中央長手方向軸線を規定している外側ケースであって、前記外側ケースの外面が、前記中央長手方向軸線の周囲に周方向に延在している、前記外側ケースと、
    ガスタービンエンジンのタービンセクションから排出ガス流を導くために、前記外側ケースの内部に形成されている排出ガス通路と、
    前記外側ケースの前記外面の周囲に周方向に延在している冷却チャネルであって、チャネル入口と、前記チャネル入口に対して周方向に離隔して配置されているチャネル出口とを有している前記冷却チャネルと、
    前記チャネル出口と流通している入口端部と、前記排出ガス流と流通している出口端部とを含んでいる空気ダクトと、
    前記空気ダクトの前記出口端部において圧力を低減させることによって、前記冷却チャネルから前記空気ダクトの内部に空気を引き込むために、前記排出ガス流と相互作用する前記空気ダクトの前記出口端部に配置されている出口構造体と、
    を備えていることを特徴とするガスタービンエンジン。
  12. 前記冷却チャネルが、排出ディフューザのアキシアル方向位置に配置されており、
    前記空気ダクトの出口が、排出マニホールドにおいて前記排出ディフューザの下流に配置されていることを特徴とする請求項11に記載のガスタービンエンジン。
  13. 前記空気ダクトが、前記外側ケースの前記外面の外側に配置されており、前記排出ディフューザと前記排出マニホールドとの間においてアキシアル方向に延在していることを特徴とする請求項12に記載のガスタービンエンジン。
  14. 前記排出マニホールドが、マニホールド外面及びマニホールド内面を有しているマニホールド壁を含んでおり、
    マニホールド開口部が、前記マニホールド外面と前記マニホールド内面との間に延在しており、
    前記空気ダクトが、前記マニホールド外面に取り付けられており、
    前記出口構造体が、前記マニホールド内面に取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載のガスタービンエンジン。
  15. 前記出口構造体が、前記マニホールド開口部の上流において前記マニホールド内面に取り付けられている第1の周縁部を有している、板状の出口シールドプレートによって形成されており、
    前記出口シールドが、前記第1の周縁部の下流に位置する第2の周縁部であって、前記マニホールド内面からラジアル方向内方に離隔している前記第2の周縁部を有していることを特徴とする請求項14に記載のガスタービンエンジン。
  16. 前記空気ダクトが、前記空気ダクトを通過する空気流に対して略平行に延在している中心軸線を規定しており、
    前記中心軸線が、前記出口シールドと交差していることを特徴とする請求項15に記載のガスタービンエンジン。
  17. 前記出口シールドが、前記排出マニホールドの排出ガス流を前記マニホールド開口部から離隔するように発散させ、前記空気ダクトの前記出口端部において圧力を低減させることを特徴とする請求項15に記載のガスタービンエンジン。
  18. 前記ガスタービンエンジンが、前記外側ケースの温度を制御するための遮熱/冷却システムを含んでおり、
    前記遮熱/冷却システムが、
    前記外側ケースの前記外面の反対側に位置する前記外側ケースの内面において支持されている内側絶縁層であって、前記外側ケースの前記内面に沿って周方向に延在しており、前記外側ケースからラジアル方向内方に配置されている前記排出ガス通路からの放射エネルギに対する耐熱性を有している前記内側絶縁層と、
    ラジアル方向において前記外側ケースの前記外面に対して離隔して配置されているパネル構造体によって形成されており、前記外側ケースの前記外面の周囲に延在している前記冷却チャネルであって、略アキシアル方向において前記内側絶縁層と位置合わせされており、前記外側ケースの前記外面を冷却する周囲空気流のための流路を形成している前記冷却チャネルと、
    を含んでいることを特徴とする請求項11に記載のガスタービンエンジン。
  19. 前記ガスタービンエンジンが、前記パネル構造体に支持されている外側絶縁層であって、前記パネル構造体を覆っている前記外側絶縁層を含んでいることを特徴とする請求項18に記載のガスタービンエンジン。
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