JP2016502771A - ユーザ機器、ネットワークノード及びその中の方法 - Google Patents

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Abstract

本明細書の実施形態は、通信ネットワーク(1)において無線測定を実行するための、ユーザ機器(10)における方法に関するものであり、ユーザ機器(10)は、デバイス内共存(IDC)可能であり、通信ネットワーク(1)内のネットワークノード(12,13)によりサービスされる。ユーザ機器(10)は、ネットワークノード(12,13)から、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信し、またユーザ機器(10)は、受信されるIDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定を実行する。【選択図】図5

Description

[関連出願への相互参照]
本出願は、2012年10月1日に提出された米国仮特許出願第61/708340号の利益を主張し、2013年4月10日に提出された“USER EQUIPMENT, NETWORK NODE AND METHODS THEREIN”というタイトルの同時係属中の出願第13/860378号とも相互参照される。相互参照される当該出願は、参照によりここに取り入れられる。
[技術分野]
本開示は、一般に、ユーザ機器、ネットワークノード及びその中の方法に関し、より具体的には、デバイス内共存の可能なユーザ機器に関する。
典型的な無線通信ネットワークにおいて、移動局及び/又はユーザ機器(UE(user equipment))としても知られる無線端末は、無線アクセスネットワーク(RAN(Radio Access Network))を介して1つ以上のコアネットワークと通信する。RANはセルエリアへ分割された地理的エリアをカバーし、各セルエリアは基地局、例えば無線基地局(RBS(radio base station))によってサービスされ、基地局は、いくつかのネットワークでは、例えば、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)での“NodeB”やLTE(Long Term Evolution)での“eNodeB”などとも呼ばれ得る。セルは、基地局サイトで、又は、アンテナと無線基地局とが共設されない場合にはアンテナサイトで、無線カバレッジが無線基地局によって提供される地理的エリアである。各セルはローカル無線エリア内のIDによって識別され、このIDはセルにおいてブロードキャストされる。モバイルネットワーク全体においてセルを一意に識別する別のIDもセルにおいてブロードキャストされる。1つの基地局が1つ以上のセルを有し得る。セルは、ダウンリンクセル及び/又はアップリンクセルであり得る。基地局は、無線周波数で動作するエアインターフェース上で、基地局のレンジ内のユーザ機器と通信する。
RANのいくつかのバージョンでは、複数の基地局が、例えば地上回線やマイクロ波によって、無線ネットワークコントローラ(RNC(radio network controller))や基地局コントローラ(BSC(base station controller))といったコントローラノードに接続され得る。コントローラノードは、コントローラノードに接続された複数の基地局の多様なアクティビティを監督し、協調させる。RNCは、通常、1つ以上のコアネットワークに接続される。
UMTSは第3世代モバイル通信システムであり、第2の世代(2G)のGSM(Global System for Mobile Communications)から進化したものである。UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)は、本質的に、ユーザ機器にWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)及び/又はHSPA(High Speed Packet Access)を用いるRANである。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(Third Generation Partnership Project))として知られるフォーラムにおいて、通信供給業者らは、例えば、第3世代ネットワーク及びそれ以外の世代のネットワークについての規格を提案し、それらに同意し、データレート及び無線容量の向上について研究している。
EPS(Evolved Packet System)についての仕様が3GPP内で完成されており、この作業は来る3GPPリリースにおいて続行する。EPSは、LTE無線アクセスとしても知られるE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)、及び、SAE(System Architecture Evolution)コアネットワークとしても知られるEPC(Evolved Packet Core)を含む。E−UTRAN/LTEは3GPP無線アクセス技術の変形であり、無線基地局は、RNCにではなくEPCコアネットワークに直接接続される。一般に、E−UTRAN/LTEでは、RNCの機能は、例えばLTEにおけるeNodeBといった複数の無線基地局とコアネットワークとの間で分散される。そのため、EPSのRANは、本質的に、RNCへの報告を行わない無線基地局を含む“フラットな”アーキテクチャを有する。
今日のモバイルユーザ機器(UE)においては、複数の無線送受信機が同じデバイス内にパッケージされている。UEは外部無線システム、即ち非セルラー通信システムを装備することができる。セルラーデバイス又はUE上に配置され得るそうした外部無線システムの例は、LTE、WiFi、Bluetoothの各送受信機、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機、スポーツ又は医療関連の短距離無線デバイス、コードレス電話機などである。GNSSの例は、GPS(Global Positioning System)、Galileo、COMPASS(Common Positioning Architecture for Several Sensors)、GANSS(Galileo and Additional Navigation Satellite Systems)などである。
多様なユーザ機器があり、各ユーザ機器は、例えば、USBドングル、ターゲットデバイス、移動端末、無線端末、マシンタイプコミュニケーションに使用される無線端末、デバイス間通信に使用される無線デバイスなど、異なる技術的名称及びブランド名で表される。図1に、2.4GHzのISM(industrial, scientific and medical)バンドの前後の3GPP周波数帯域を示す。ある送信機の送信電力が別の受信機の受信される電力レベルよりずっと高い場合があり、その場合、これらの無線送受信機が極めて近接しているために、被害側の(victim)無線受信機への干渉が生じ得る。
WiFiはISMバンド内の周波数帯域2400〜2495MHzを使用する。この帯域は14チャネルに分割されており、各チャネルは、22MHzの帯域幅を有し、分離間隔(separation)が12MHzであるチャネル番号14を除いて、他のチャネルから5MHzの分離間隔を有する。LTEバンド40の送受信機は、WiFiの受信機に影響を及ぼすことになり、逆もまた同様になる。バンド7はFDD(Frequency Division Duplexing)帯域であり、そのためWiFi送信機からのLTE受信機に対する影響は生じないが、WiFi受信機はLTEアップリンク(UL)送信機による影響を受けることになる。Bluetoothは、2402〜2480MHzの間で、各々1MHzの帯域幅の79チャネルにおいて動作する。従って、WiFiと同様に、バンド7ULからBluetooth受信機(RX)への干渉のみならず、バンド40とBluetoothとの間にも干渉が生じる。
更に、ISMバンドにおけるGNSS、例えば、2483.5〜2500MHzで動作するインド地域航法衛星システム(Indian Regional Navigation Satellite System)の受信は、バンド7UL送信に影響され得る。
要約すると、干渉シナリオのいくつかの例は以下の通りである。
・LTEバンド40無線送信機(TX)がISM無線RXに対する干渉を引き起こすこと
・ISM無線TXがLTEバンド40無線RXに対する干渉を引き起こすこと
・LTEバンド7無線TXがISM無線RXに対する干渉を引き起こすこと
・LTEバンド7/13/14無線TXがGNSS無線RXに対する干渉を引き起こすこと
上述の周波数帯域及び無線技術はあり得る様々なシナリオの例にすぎないことに留意されたい。一般に、干渉は、どんな無線技術によっても、どんな近隣の、又はサブハーモニックな周波数帯域においても生じ得る。
LTE送受信機から他の技術への干渉を回避するために、UEにおいて、又はネットワークによっていくつかの干渉回避策が使用され得る。干渉回避策は、UEが自律的に行うこともでき、UEからの標識に基づいてネットワークが実行することもできる。
以下で、その2つの方法を簡単に記述する。
UEが、UE自体によって解決され得ないレベルのデバイス内共存(IDC(In Device Coexistence))干渉を受けると、UEは、問題を報告するために専用の無線リソース制御(RRC)シグナリングによってIDC標識を送る。いわゆるネットワーク制御型UE支援型の干渉回避である。標識は、UEがISM DL受信において、又はLTE DL受信において問題を有するときにいつでも、UEによって送信され得る。IDC標識メッセージの一部は、IDC干渉の方向を示す干渉方向である。IDC標識のトリガはUEの実装に委ねられており、即ち、既存のLTE測定結果及び/又はUE内部の協調(coordination)に依拠し得る。
LTE RRC仕様、TS36.331、Rel−11、v.11.1.0セクション5.6.9で定義されており、以下にも示す情報要素InDeviceCoexlndicationは、UEでIDCに関する問題が発生した場合に、UEによって無線基地局へ送信されるメッセージを記述している。
InDeviceCoexlndicationメッセージは、UEで発生したIDC問題、以前に知らされたIDC問題のいずれかの変更に関してE−UTRANに知らせ、E−UTRANに、問題を解決するための情報を提供するために使用される。
シグナリング無線ベアラ:SRB1
RLC−SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:UEからE−UTRANへ
Figure 2016502771
Figure 2016502771
UEからIDC標識によってIDC問題を通知されると、無線基地局は、周波数分割多重化(FDM(Frequency Division Multiplexing))解決策又は時分割多重化(TDM(Time Division Multiplexing))解決策の適用を選択することができる。
無線基地局が適切な解決策を選択するのを支援するために、FDM解決策とTDM解決策の両方についての全ての必要な/利用可能な支援情報が、IDC標識において無線基地局へまとめて送信される。IDC標識は、UEがもはやIDC干渉を受けなくなった場合についての更新を含めて、IDC支援情報の更新にも使用される。
2つの解決策を以下でより詳細に説明する。
FDM解決策の基本概念は、E−UTRAN内で周波数間ハンドオーバを実行することにより、LTE信号をISMバンドから遠ざけることである。UEは、LTEがあるキャリア若しくは周波数リソースを用いないことが、LTE又は他の無線信号の動作にとって有益となるはずであり、又は、もはや有益ではなくなる場合に、ネットワークに知らせる。IDC問題による影響を受けるE−UTRAキャリア周波数のリストを送信することによって、UEは、デバイス内共存のためにどの周波数が使用できないかを指し示すことになる。
TDM解決策の基本概念は、無線信号の送信時間が、外部無線システム、例えばWLAN(Wireless Local Area Network)やGNSSの別の無線信号の受信時間と同時に起こらないようにすることである。UEは、必要な情報、例えば、干渉源のタイプ、モード、及び、おそらくは、サブフレーム単位の適切なオフセット、を無線基地局へシグナリングすることができる。UEは、推奨されるパターンを無線基地局へシグナリングすることもできる。そうした情報に基づき、最終的なTDMパターン、即ち、スケジューリングピリオド及び非スケジュールピリオドが、無線基地局によって構成される。
TDM解決策は、以下の様々なタイプの方法に分けられる:
−不連続受信(DRX(Discontinuous Reception))ベースの解決策:LTE DRX機構は、IDC問題を解決するためのTDMパターンを提供するものである。TDMパターンは、DRX周期性と呼ばれる合計の長さによって特定され、図2に示すように、アクティブピリオド、スケジューリングピリオド、及び、非アクティブピリオド、即ち、非スケジュールピリオドからなる。UEは、無線基地局に、TDMパターンの周期性及びスケジューリングピリオド又は非スケジュールピリオドからなる所望のTDMパターンを提供する。UEによって使用されるパターンの判定及びシグナリングは、ネットワークノードに委ねられている。
全てのDRX定義は、3GPP TS36.321セクション3.1、v.11.0.0に従う。IDC標識メッセージは、E−UTRANが構成するよう推奨される所望のDRXサイクル長を示すDRXサイクル長、E−UTRANが構成するよう推奨される所望のDRX開始オフセットを示すDRXオフセット、及び、E−UTRANが構成するよう推奨される所望のアクティブ時間を示すDRXアクティブ時間に関する情報を含む。
−HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセス予約ベースの解決策:このTDM解決策では、いくつかのLTE HARQプロセス又はサブフレームが、LTE動作のために予約され、残りのサブフレームは、ISM/GNSSトラフィックを収容するために使用される。図3に、一例として、LTE TDD(Time Division Duplexing)コンフィグレーション1のためのHARQ予約プロセス(3GPP TR36.816 v.11.2.0、図5.2.1.2.2−1)を示す。このようにして、デバイス内共存システムにまたがる干渉が回避され得る。というのは、UEは、UEがその期間中にISM/GNSS信号を受信するあるサブフレームにおいて、送信を行わないからである。
サブフレーム予約パターンは、UEによって報告される支援情報に基づくビットマップの形で、UEへ送信される。提供されるビットマップは、E−UTRANがどのHARQプロセスの使用を控えるよう要求されているかを指し示す、1つ以上のサブフレームパターンのリストである。値0は、E−UTRANが当該サブフレームの使用を控えるよう要求されていること、を指し示す。例えば、ビットシーケンス1111110100は、サブフレーム番号7、9及び10が使用されてはならないことを意味する。FDDのためのビット列のサイズは40であり、TDDのためのビット列のサイズは、サブフレーム構成0、1〜5、及び6について、それぞれ、70、10、60である。ここでの要点は、予約されるサブフレームはLTEリリース8/9 UL及びDLのHARQタイミングに従う必要があるということである。
UEは、他の無線技術における重要なシグナリングとの干渉を回避するために、LTEサブフレームについて自律的に拒否を行う(deny)こともできる。拒否されたサブフレームの間、UEはいかなる信号も送信しない。またUEは、いかなる信号も受信しなくてよい。拒否の量は、拒否有効性ピリオドにわたる最大許容拒否サブフレーム数を用いて制限される。最大拒否サブフレーム数も拒否有効性ピリオドも、無線基地局によって構成される。適正な拒否率の構成は無線基地局の実装に委ねられたままであるが、UEは、どのサブフレームが拒否されるか判定し、無線基地局へのそれ以外のフィードバックはない。そのため、これは、‘自律的拒否(autonomous denials)’とも呼ばれる。無線基地局がいかなる拒否率も構成しない場合、UEは、いかなる自律的拒否も実行しないものとする。
LTE RRC仕様、TS36.331、v.11.1.0セクション6.3.6で定義されており、以下にも示す情報要素‘IDC-Config’は、自律的拒否パラメータであるautonomousDenialSubframes及びautonomousDenialValidityをリリースし又はセットアップするために、E−UTRAN(eNB)によってUEへ送信されるメッセージを記述する。
Figure 2016502771
[無線リソース管理(RRM(Radio Resource Management))測定]
いくつかの無線関連測定が、UE又は無線ネットワークノードによって、接続を確立し、保持すると共に、無線リンクの品質を保証するために使用される。
RRM測定は、セル選択、例えばE−UTRAN間、異なる無線アクセス技術(RAT(Radio Access Technology))間、及び非3GPP RATへ、といったセル再選択、並びにドライブテスト最小化(MDT(minimization of drive test))といった、RRCアイドル状態の動作において使用されると共に、例えばE−UTRAN間のハンドオーバ、異なるRAT間のハンドオーバ、非3GPP RATへのハンドオーバ等のセル変更といったRRC接続状態の動作においても使用される。
[セルID測定]
UEは、まず、セルを、従ってセル識別を検出しなければならず、例えば物理セルID(PCI(Physical Cell Identity))の獲得もまた信号測定結果である。UEは、UEのセルグローバルID(CGI(Cell Global ID))をも獲得しなければならないかもしれない。
HSPA及びLTEにおいて、サービングセルは、UEに、ターゲットセルのシステム情報(SI(System Information))を取得するよう要求することができる。より具体的には、UEによって、SIは、ターゲットセルの、セルを一意に識別するCGIを取得するために読み取られる。また、UEは、ターゲットセルから、CSG(Closed Subscriber Group)標識、CSG近接性(proximity)検出などといった他の情報を取得するよう要求される。
UEは、例えば、HSPAにおけるRNCやLTEの場合のeNodeBからのRRCシグナリングによって、サービングネットワークノードからの明示的要求を受信すると、ターゲットセル、例えば、周波数内、周波数間、又はRAT間のセルのSIを読み取る。取得されたSIは、次いで、サービングセルへ報告される。シグナリングメッセージは、関連するHSPA仕様及びLTE仕様で定義されている。
ターゲットセルのCGIを含むSIを取得するために、UEは、後述するように、マスタ情報ブロック(MIB(master information block))及び関連するシステム情報ブロック(SIB(system information block))を含むSIの少なくとも一部を読み取る必要がある。SI読み取り/復号/取得、CGI/ECGI読み取り/復号/取得、CSG SI読み取り/復号/取得という各用語は、区別なく使用されるが、同じ意味、又は類似した意味を有する。SIを読み取ってセルのCGIを取得するために、UEは、DLの期間中の、またUL中の自律的なギャップを作成することを許容される。自律的なギャップは、例えば、UEがセルのMIB及び関連するSIBを読み取らなければならない時点で作成され、ここれはRATに依存する。MIB及びSIBは、ある周期で繰り返される。各自律的ギャップは、LTEでは通常3〜5ミリ秒であり、UEはCGIを取得するために自律的ギャップのいくつかを必要とする。
[信号測定]
リファレンス信号受信電力(RSRP(Reference signal received power))及びリファレンス信号受信品質(RSRQ(Reference signal received quality))は、少なくとも、モビリティといったRRMに使用される2つの既存の測定値であり、モビリティは、RRCアイドル状態のみならず、RRC接続状態でのモビリティも含む。RSRP及びRSRQは、高度なセルID測位、ドライブテスト最小化などといった他の目的にも使用される。
RSRP測定は、UEにおけるセル固有の信号の強度メトリックを提供する。この測定は、主に、異なるLTE候補セルを、それらのセルの信号強度に従ってランク付けするために使用され、ハンドオーバ及びセル再選択の判定のための入力として使用される。RSRP測定には、セル固有リファレンス信号(CRS(Cell specific Reference Signal))が使用される。これらのリファレンスシンボルは、各スロットの第1及び第3の最後のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに、6サブキャリアの周波数間隔で挿入される。よって、12サブキャリア及び0.5ミリ秒スロットのリソースブロック内には、4つのリファレンスシンボルがある。
RSRQは、RSRPとキャリア受信信号強度標識(RSSI(Received Signal Strength Indicator))との比である品質指標である。後の部分は、全ての干渉源、例えば、同一チャネル干渉、隣接キャリア、帯域外放射、雑音などからの干渉を含む。
UEは、そのケイパビリティに応じて、他のシステム、例えば、HSPA、GSM/GERAN(GSM Enhanced Data rate for GSM Evolution (EDGE) Radio Access Network)、符号分割多重接続CDMA2000 1xRTT(Round Trip Time)、及びHRPD(High Rate Packet Data)などで測定するためのRAT間測定も実行し得る。UEによって実行され得るRAT間無線測定の例としては、RAT間 UTRANのためのCPICH RSCP(Common Pilot Channel Received Signal Code Power)及び1チップ当たりのCPICHエネルギー/総受信電力スペクトル密度(Ec/No)、RAT間GSMのためのGERANキャリアRSSI、及びCDMA2000 1xRTT/HRPDのためのパイロット強度測定さえもが挙げられる。
RRC接続状態では、UEは、メジャメントギャップなしで周波数内測定を実行することができる。しかし、一般なルールとして、UEは、周波数間測定及びRAT間測定を、ギャップなしでそれらを実行可能でない限り、メジャメントギャップにおいて実行する。ギャップを必要とするUEについての周波数間測定及びRAT間測定を可能とするために、ネットワークは、メジャメントギャップを構成する必要がある。どちらも6ミリ秒のメジャメントギャップ長を有する以下の2つの周期的メジャメントギャップが、LTEについて定義されている。
・40ミリ秒の反復ピリオドを有するメジャメントギャップパターン#0
・80ミリ秒の反復ピリオドを有するメジャメントギャップパターン#1
UEによって実行された測定は、次いで、ネットワークに報告され、ネットワークは、報告された測定を多様なタスクに使用し得る。
無線ネットワークノード、例えば無線基地局も、信号測定を実行し得る。LTEにおける無線ネットワークノード測定の例は、UEと無線ネットワークノードとの間の伝搬遅延、UL信号対干渉雑音比(SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio))、UL信号対雑音比(SNR(Signal to Noise Ratio))、UL信号強度、受信干渉電力(RIP(Received Interference Power))などである。無線基地局は、後で説明する測位測定も実行し得る。
[無線リンクモニタリング測定]
UEは、サービングセル性能をモニタリングするためにサービングセル(即ちプライマリセル)上での測定も実行する。これは、LTEにおいて、無線リンクモニタリング(RLM(Radio Link Monitoring))又はRLM関連測定と呼ばれる。
RLMについて、UEは、サービングセル又はプライマリセル(Pセル)のダウンリンク無線リンク品質を検出するために、セル固有リファレンス信号に基づいてダウンリンクリンク品質をモニタリングする。
out−of−sync及びin−syncを検出するために、UEは推定される品質を、それぞれ、閾値Qout及びQinと比較する。閾値Qout及びQinは、ダウンリンク無線リンクを確実に受信することができないレベルとして定義され、それぞれ、仮説上の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH(Physical Downlink Control Channel))送信の10%及び2%のブロック誤り率に対応する。
非DRXにおいては、out−of−syncでのダウンリンクリンク品質及びin−syncでのダウンリンクリンク品質が、それぞれ、200ミリ秒及び100ミリ秒の評価ピリオドにわたって推定される。
DRXにおいては、out−of−syncでのダウンリンクリンク品質及びin−syncでのダウンリンクリンク品質が、同じ評価ピリオドにわたって推定され、評価ピリオドはDRXサイクルと共に増減し、10ミリ秒より大きく、最大40ミリ秒までのDRXサイクルについては20DRXサイクルと等しいピリオドである。
非DRXにおいて、out−of−syncステータス及びin−syncステータスは、無線フレームごとにUEによって評価される。DRXにおいて、out−of−syncステータス及びin−syncステータスは、DRXごとに1回、UEによって評価される。
物理レイヤ上でのフィルタリング、即ち評価ピリオドに加えて、UEは、ネットワーク構成パラメータに基づく上位レイヤフィルタリングも適用する。これにより、無線リンク障害検出の信頼性が高まり、よって、不要な無線リンク障害、従って、RRC再確立が回避される。無線リンク障害及び回復検出のための上位レイヤフィルタリングは、一般に、以下のネットワーク制御パラメータを含むはずである。
−ヒステリシスカウンタ、例えば、それぞれに、N310out−of−syncカウンタ及びN311in−syncカウンタ
−タイマ、例えばT310無線リンク障害(RLF(Radio Link Failure))タイマ
例えば、UEは、N310連続out−of−sync(OOS)検出後にタイマT310を開始する。UEは、N311連続in−sync(IS)検出後にタイマT310を停止する。UEの送信機電力は、T310タイマの満了後40ミリ秒以内に切れる。T310タイマの満了時に、UEはT311タイマを開始する。T311満了時に、UEは、UEが新しい最強セルを再選択するRRC再確立フェーズを開始する。
HSPAにおいては、out−of−sync及びin−sync検出と呼ばれる類似した概念がUEによって実行される。上位レイヤフィルタリングパラメータ、即ちヒステリシスカウンタ及びタイマは、HSPAにおいても使用される。また、HSPAにおいては、RLF及び、最終的には、RRC再確立の手順も仕様化されている。
[セル測定のサンプリング]
全体のサービングセル又は近隣セルの測定品質結果は、2つ以上の基本的な非コヒーレント平均されたサンプルの非コヒーレント平均を含む。厳密なサンプリングは、実装に依存し、概して仕様化されていない。E−UTRANにおけるRSRP測定平均化の一例が図4に示されている。図4には、DRXが使用される場合に、又はDRXサイクルが40ミリ秒以下である場合に、物理レイヤ測定ピリオド、即ち200ミリ秒の間に、この例では各々3ミリ秒の長さの4つの非コヒーレント平均化サンプル又はスナップショットを収集することによって、UEが全体の測定品質結果を得ることが示されている。あらゆるコヒーレント平均されたサンプルは1ミリ秒の長さである。この物理レイヤ測定ピリオドに対して、例えばRSRPやRSRQといった近隣セル測定品質の測定精度が仕様化されている。サンプリングレートはUE実装ごとであることに留意すべきである。従って、別の実装においては、UEは200ミリ秒のインターバルにわたって3つのスナップショットだけを使用してもよい。サンプリングレートにかかわらず、測定される品質が、仕様化される測定精度の観点において性能要件を満たすことが重要である。
RSRQの場合には、両方の成分において同様のフェージングプロファイルに従うように、分子であるRSRPと分母であるRSSIの両方が同時にサンプリングされるべきである。またサンプリングは、DRXサイクルの長さにも依存する。例えば、40ミリ秒より大のDRXサイクルでは、UEは、通常、測定ピリオドにわたって、DRXサイクルごとに1つのサンプルを取得する。
類似した測定サンプリング機構が、UEによる他の信号測定に、また、UL測定のために無線基地局によっても使用される。
[LTEにおけるHARQ]
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)は、ダウンリンク又はアップリンクにおける送信について確認応答を行うプロセスである。受信データに誤りがない場合には、肯定的な確認応答(ACK)を宣言する肯定応答が送信側へ送信される。他方、送信で誤りが検出される場合には、否定応答(NACK)が送信側へ送信され、これはパケットが再送されなければならないことを意味する。LTEでは、送信側と受信側との間で再送についてあるタイミングが合意されている。
FDDモードでは、HARQプロセスは、ULとDLの両方において8ミリ秒、8サブフレームのラウンドトリップタイムを有する。これは、送信後4ミリ秒で受信側からのACK又はNACKフィードバックが予期され、再送が求められる場合、フィードバック後4ミリ秒でパケットが再送されることを意味する。
TDDモードでは、様々なUL/DL構成において、DLサブフレーム及びULサブフレームが異なり得るため、HARQタイミングも異なる。UL/DLコンフィグレーション1の一例として、以下のテーブルに示すように、ダウンリンク送信へのACK/NACKフィードバックは、サブフレーム番号2、3、7、及び8でのみ送信され得る。従って、FDDについて述べた8ミリ秒のラウンドトリップタイムはこの場合には当てはまらない。
Figure 2016502771
[CSIフィードバック]
チャネル依存スケジューリングにおけるチャネルの変動を利用するために、LTEのUEは、無線基地局にチャネル状態レポートを提供しなければならない。チャネル状態レポートは、DLで送信される既知のリファレンスシンボルに基づくものである。チャネル状態レポートは、以下の情報のうちの1つ又は複数を含む。
・ランク標識(RI(Rank indication)):RIは、ダウンリンク送信におけるいくつのレイヤが使用されなければならないかに関するeNBへの推奨である。RIは、推奨されるランクが全帯域幅にわたって有効であることを意味するただ1つの値である。
・プリコーダ行列標識(PMI(Precoder matrix indication)):PMIは、ダウンリンク送信で使用されなければならない推奨されるプリコーダ行列を指し示す。推奨されるプリコーダ行列は周波数選択的とすることができる。
・チャネル品質標識(CQI(Channel quality indication)):CQIは、DL送信のために使用可能な最高次の変調符号化法を示す。CQIもまた周波数選択的とすることができ、これは、複数のCQIレポートが帯域幅の異なる複数の部分について送信され得ることを意味する。
LTEネットワークは、周期的CSIレポートと非周期的CSIレポートの両方を要求することができる。LTEリリース8/9では、周期的レポートと非周期的レポートのどちらも、CRS(Cell-specific Reference Signal)に基づくものであるが、LTEリリース10では、CSIレポートは、送信モード9に使用されるCSI−RSに基づくものとすることもできる。
[測位]
無線デバイス又はUE、移動中継局、携帯情報端末(PDA)などのいずれかとすることのできるターゲットデバイスの位置を決定するためのいくつかの測位方法が存在する。ターゲットデバイスの位置は、1つ以上の測位測定を用いて決定され、測位測定は、適切な測定ノード又はデバイスによって実行され得る。測位に応じて、測定ノードは、ターゲットデバイス自体、別個の無線ノード、即ち独立型ノード、ターゲットデバイスのサービングノード及び/又は近隣ノードなどのいずれかとすることができる。また、測位方法によっては、測定を1つ以上のタイプの測定ノードによって実行することもできる。
周知の測位方法は以下の通りである。
・衛星ベースの方法:この場合、航法衛星から受信される信号についてターゲットデバイスによって実行される測定が、ターゲットデバイスの位置を決定するために使用される。例えば、GNSS又はA−GNSS、例えば、A−GPS、Galileo、COMPASS、GANSSなどの測定が、UE位置を決定するために使用される。
・観測到来時間差(OTDOA(Observed Time Difference Of Arrival)):この方法は、LTEにおけるUE位置、又はHSPAにおける単一周波数ネットワーク(SFN(Single Frequency Network))−SFNタイプ2を決定するために、無線ノードからの信号の到来時間差に関するUE測定、例えば、UEリファレンス信号時間差(RSTD(Reference Signal Time Difference))を使用する。
・アップリンク到来時間差(UTDOA(Uplink Time Difference Of Arrival)):これは、UEによって送信される信号に対して、測定ノード、例えば位置測定ユニット(LMU(Location Measurement Unit))で行われる測定を使用する。LMU測定は、UE位置を決定するために使用される。
・拡張セルID(E−CID(Enhanced cell ID)):これは、UE位置を決定するための測定のうちの1つ以上を使用し、例えば、UE位置を決定するために、UE Rx−Tx時間差、BS Rx−Tx時間差、無線基地局によって測定されるタイミングアドバンス(TA(timing advanced))、LTE RSRP/RSRQ、HSPA CPICH測定、CPICH RSCP/Ec/No、UE送信信号上で無線基地局によって測定される到来角(AoA(Angle of Arrival))などの任意の組み合わせを使用する。タイムアドバンス測定は、UE Rx−Tx時間差若しくはBS Rx−Tx時間差のいずれか、又は両方を用いてなされる。
・ハイブリッド法:これは、UE位置を決定するための複数の測位方法を用いて得られる測定に依拠する。
LTEにおいて、測位ノード、即ち、E−SMLC(Evolved Serving Mobile Location Centre)又はロケーションサーバは、UE、無線基地局又はLMUを、測位方法に応じて1つ以上の測位測定を実行するように構成する。UEによって、又は測定ノードによって、又は測位ノードによって、UE位置を決定するために測位測定結果が使用される。LTEにおいて、測位ノードは、UEとはLPP(LTE Positioning Protocol)プロトコルを用いて、無線基地局とはLPPa(LTE Positioning Protocol annex)プロトコルを用いて通信する。
[デバイス間(D2D(Device-to-Device))通信]
D2D通信は、デバイス間の、例えば、UEのペアやグループ間の直接通信を可能とする。D2D通信は、無線ネットワークノードにより管理されることもでき、D2D通信に関与するUEにより自律的に行われることもできる。無線ネットワークノードが管理する場合、D2D UEは、制御、リソース割り当てなどのために無線ネットワークノードとも通信リンクを維持する。D2D通信は、UEと無線ネットワークノードとの間のセルラー通信に使用されるスペクトル又は周波数帯域を共用することもでき、専用のスペクトル又は帯域を使用することもできる。
デバイスに、セルラー基地局や無線アクセスポイントといったインフラストラクチャノードを介した通信をデバイスに要求するのではなく、直接D2D通信のための可能な方法を導入する理由となるいくつかの要因がある。
D2D UEは、無線ネットワークノードへ送信され、及び/又は無線ネットワークノードから受信される信号について、通常のUEと同様に、無線測定、例えば、RSRP、RSRQ、UE Rx−Tx時間差などを実行する。加えて、D2D UEは、D2D UEが通信する相手先のD2D UEへ送信され、及び/又は相手先のD2D UEから受信される信号についての無線測定も実行する。これらD2D固有の測定も、SINR、SNR、ブロック誤り率(BLER(Block Error Ratio))、RSRP、RSRQ、UE Rx−Tx時間差などと同様である。
ユーザ機器又は基地局で実行される測定は、往々にして、デバイス内で使用される異なる技術からの干渉により不正確となる場合があり、通信ネットワークの性能を低下させるおそれがある。
本明細書の実施形態の目的は、通信ネットワークにおいて実行される測定の精度を高める機構を提供することである。
一態様によれば、この目的は、通信ネットワークにおいて無線測定を実行するための、ユーザ機器における方法によって達成される。ユーザ機器は、デバイス内共存(IDC)可能であり、通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされる。ユーザ機器は、ネットワークノードから、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信する。ユーザ機器は、受信されるIDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定を実行する。
別の態様によれば、この目的は、通信ネットワークにおいてユーザ機器が無線測定を実行することを可能とするための、ネットワークノードにおける方法によって達成される。ユーザ機器は、IDC可能であり、通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされる。ネットワークノードは、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成でユーザ機器を構成する。IDC構成は、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器が実行することを可能とする。
別の態様によれば、この目的は、通信ネットワークにおいて無線測定を実行するように適応されるユーザ機器によって達成される。ユーザ機器は、IDC可能であり、通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされるように構成される。ユーザ機器は、ネットワークノードから、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信するように構成される受信機を含む。ユーザ機器は、受信されるIDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定を実行するように構成される実行回路を更に含む。
別の態様によれば、この目的は、通信ネットワークにおいてユーザ機器が無線測定を実行することを可能とするように適応されるネットワークノードによって達成される。ユーザ機器は、IDC可能であり、ネットワークノードは、通信ネットワーク内のユーザ機器にサービスするように構成される。ネットワークノードは、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成でユーザ機器を構成するように適応される構成回路を含む。IDC構成は、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器が実行することを可能とする。
IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器が実行するという点において、これは、通信ネットワークにおいて実行される測定の精度を高める。
次に、添付の図面に関連して実施形態をより詳細に説明する。
ISMバンドの周囲の3GPP周波数帯域を示す図である。 IDC干渉回避のためのDRXパターンを示す図である。 HARQプロセス予約の説明図である。 E−UTRANにおけるRSRP測定平均化の一例を示す図である。 本明細書の実施形態による無線通信ネットワークを示す概略図である。 本明細書の実施形態を示す流れ図とシグナリング方式とを組み合わせた図である。 測定サンプル間の自律的拒否を示す図である。 拒否に対する測定時点の調整を示す図である。 拒否ピリオドを調整する方法を示す図である。 測定サンプリング及び拒否ピリオドの調整の組み合わせの方法を示す図である。 IDC信号へのスケジューリング適応の例を示す図である。 本明細書の実施形態によるユーザ機器における方法を示す概略的流れ図である。 本明細書の実施形態によるユーザ機器を示すブロック図である。 本明細書の実施形態によるネットワークノードにおける方法を示す概略的流れ図である。 本明細書の実施形態によるネットワークノードを示すブロック図である。
図5は、例えば無線通信ネットワークといった通信ネットワーク1を示す概略図である。通信ネットワーク1は、1つ以上のRAN及び1つ以上のCNを含み、いくつか可能な実装形態を挙げるだけでも、LTE、LTE−Advanced、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、(GSM/EDGE)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、UMB(Ultra Mobile Broadband)といった、いくつかの異なる技術を使用し得る。
通信ネットワーク1において、ユーザ機器10は、移動局及び/又は無線端末としても知られ、無線アクセスネットワーク(RAN)を介して1つ以上のコアネットワーク(CN(core network))と通信する。“ユーザ機器”は、任意の無線端末、マシンタイプ通信(MTC(Machine Type Communication))デバイス若しくはノード、例えば、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、モバイル、センサ、リレー、モバイルタブレットを、又はセル内で通信する小型基地局さえも意味する非限定的用語であることが、当業者には理解されるはずである。
通信ネットワーク1は、例えば、無線基地局12によってサービスされる、セル11などのセルエリアへ分割された地理的エリアをカバーする。無線基地局12は、第1の無線基地局、NodeB、進化型NodeB(eNB、eNodeB)、基地送受信局、アクセスポイント基地局、基地局ルータ、又は、例えば、使用される無線アクセス技術及び用語に応じて、無線基地局によってサービスされるセル内のユーザ機器との通信が可能な任意の他のネットワークユニットとも呼ばれ得る。無線基地局12は、セル11といった1つ以上のセルにサービスし得る。
セルは、基地局サイトで無線基地局機器によって無線カバレッジが提供される地理的エリアである。セルの定義は、送信に使用される周波数帯域及び無線アクセス技術も取り入れ得るものであり、これは、2つの異なるセルが、異なる周波数帯域を用いて同じ地理的エリアをカバーし得ることを意味する。各セルはローカル無線エリア内のIDによって識別され、IDはセルにおいてブロードキャストされる。通信ネットワーク1全体においてセル11を一意に識別する別のIDもセル11においてブロードキャストされる。無線基地局12は無線周波数上で動作するエアインターフェース又は無線インターフェース上で、無線基地局12のレンジ内のユーザ機器10と通信する。ユーザ機器10は、UL送信において無線インターフェース上で無線基地局12へデータを送信し、無線基地局12はダウンリンク(DL(Downlink))送信において無線インターフェース上でユーザ機器10へデータを送信する。
更に、通信ネットワーク1は、ユーザ機器10の測位又は位置関連サービスを可能とするための測位ノード13といったコアネットワークノードを含む。通信ネットワーク1には、別の異なる、又は第2の無線基地局14も含まれる。第2の無線基地局14は、第2のセル15上で、即ち別のセル又は異なるセル、例えばセル11の近隣のセル上で無線カバレッジを提供する。無線基地局12、14及び測位ノード13は、全て、ネットワークノードの例である。ネットワークノードの他の例は、自己組織化ネットワーク(SON(Self-Organizing Network))ノード、ドライブテスト最小化(MDT)ノード、又は類似のノードである。
通信ネットワーク1のいくつかのバージョンにおいて、例えばUMTSにおいては、複数の基地局が、通常、例えば地上回線やマイクロ波によって、無線ネットワークコントローラ(RNC)や基地局コントローラ(BSC)といったコントローラノード(不図示)に接続され、コントローラノードは、コントローラノードに接続された複数の基地局の多様なアクティビティを監督し、協調させる。RNCは、通常、1つ以上のコアネットワークに接続される。しかし、本明細書の実施形態はLTEネットワークにおいて例示されている。
本明細書の実施形態によれば、ユーザ機器10は、デバイス内共存(IDC)可能である。即ち、ユーザ機器10における異なる技術の送信と受信との間の干渉を回避するように構成される。干渉回避策を使用する場合、上述のような様々な測定は、非IDCの場合の測定精度を満たさなければならない。言い換えると、干渉回避策は、測定にとって透過的でなければならない。
先に説明したように、干渉回避策が使用される場合には、いくつかのUL又はDLサブフレームがユーザ機器10によってスキップされ得る。これにより精度が低くなり得る。というのは、測定が受信シンボルのセットに基づくからである。この結果、性能低下がもたらされ、また、測定エラーも生じ得る。ユーザ機器10はIDC可能であるという点において、これは、ユーザ機器10が、ある無線技術への信号の送信(TX)及びある無線技術からの信号の受信(RX)を、それが同じデバイス、即ちユーザ機器10内の他の無線技術への干渉をほとんど、又は全く生じないように処理することを意味する。いくつかのIDC干渉緩和法は、一方の無線技術におけるユーザ機器10でのUL及び/又はDL動作を、他方の無線技術で動作している送受信機を保護するために中断することを必要とする。このことは、ユーザ機器10又はネットワークノードが規則的に行っている測定に影響を及ぼし得る。これは、ひいては、通信ネットワーク1の性能を低下させるおそれがある。というのは、測定は多様な動作、例えば、モビリティ、測位などに使用されるからである。しかし、本明細書の実施形態は、IDCシナリオの下での測定が適切に実行されることを保証するための方法及び装置を提案する。
本明細書の実施形態は、ユーザ機器10及び/又は、本明細書で無線基地局12若しくは測位ノード13として例示されるネットワークノードが、あるルール又は条件が満たされる場合に要件を満たす測定を実行し得ることを保証するための方法を開示する。これらの方法は、事前定義されたルール及び/又は事前定義された要件を含む。これらのルール及び/又は要件は、例えば、ある周波数帯域、例えばバンド40、バンド7などをサポートするユーザ機器10にも適用可能であってよい。
無線測定に関する要件、即ち、測定要件、性能要件などの例は、セルID遅延、CGI報告遅延、測定ピリオド、測定報告遅延、測定報告時間、UE送信タイミング精度、測定精度、RLMにおけるout−of−syncの評価ピリオド、RLMにおけるin−syncの評価ピリオド、UE送信タイミング精度などである。
要件は、互換可能に、性能値若しくは性能要件又は測定要件などとも呼ばれる。要件は、測定、例えばハンドオーバや測位といった手順のタイプなどに依存する。
事前定義された要件のいずれかを満たすために、ユーザ機器10は、1つ以上の無線動作又は手順への適応、例えば、測定サンプリングの適応、自律的拒否サブフレームの適応などを必要とし得る。無線動作を適応させないUEは、適合試験によって検証される事前定義された要件を満たすことができない。よって、その測定結果の信頼性は高くなく、通信ネットワーク1の性能は低下するはずである。しかし、本明細書の実施形態によれば、ネットワークノード、例えば無線基地局12や測位ノード13は、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成で、例えば、IDCサブフレームパターン、自律的拒否パラメータなどでユーザ機器10を構成する。IDC構成は、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行することを可能とする。よって、ユーザ機器は10、ネットワークノードから、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信する。ユーザ機器10は、次いで、受信されるIDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定を実行する。“ある送信時間間隔(TTI(Transmission Time Interval))にわたるX個未満の拒否サブフレーム”といった、ある条件を満たすIDC構成でユーザ機器10を構成することにより、またその場合に限り、無線測定は、要件を満たすことができ、測定が信頼できることを保証する。
図6は、通信ネットワーク1において無線測定を実行するための、本明細書のいくつかの実施形態を示す流れ図とシグナリング方式とを組み合わせた概略図である。ユーザ機器10は、IDCのハンドリングが可能であり、通信ネットワーク1において、図6で無線基地局12として例示されるネットワークノードによってサービスされる。各動作は、以下に記載する順序で行われなくてよく、任意の適切な順序で行われ得る。
動作600.無線基地局12は、ユーザ機器10と関連付けられている、進行中の無線プロセス、又は開始するものと予期される無線プロセスを判定し得る。
動作601.ユーザ機器10は、IDCを処理するユーザ機器10のケイパビリティを無線基地局12へ報告し得る。このケイパビリティは、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行可能であること、を指し示す。いくつかの実施形態によれば、ユーザ機器10は、無線基地局12に関連ケイパビリティ情報を指し示し又は提供して、ユーザ機器10が前述の各項で開示される1つ以上のIDCシナリオで構成される場合に、1つ以上の無線手順を適応させて事前定義されたルール及び事前定義された要件を満たすこと、がユーザ機器10にとって可能であるかどうかを無線基地局12に通知する。
無線基地局12へ送信されるケイパビリティ情報は、例えば以下のような追加情報又は特定の情報も含んでもよい。
−ユーザ機器10が、特定のIDCシナリオにおいて、例えば、ある外部無線システムがセルラーと共存するGNSSである場合にのみ、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上記のルール及び要件を満たすことが可能であるかどうか、を指し示す情報。
−ユーザ機器10が、ある周波数帯域、例えば、LTEバンド40、LTEバンド7などについてのみ、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上記のルール及び要件を満たすことが可能であるかどうか、を指し示す情報。
−ユーザ機器10が、特定のIDC解決策、例えば、自律的拒否、HARQプロセス予約ベースの解決策、DRXベースの解決策などについてのみ、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上記のルール及び要件を満たすことが可能であるかどうか、を指し示す情報。
−ユーザ機器10が、D2D通信モードの場合にも、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上のセクションで開示したルール及び要件を満たすことが可能であるかどうかを指し示す情報。ユーザ機器10が、シングルキャリアモードで動作する場合にのみ、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上記のルール及び要件を満たすことが可能であるかどうか、を指し示すこと。
−ユーザ機器10が、シングルキャリアモードで動作する場合にのみ、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上記のルール及び要件を満たすことが可能であるかどうか、を指し示す情報。
−ユーザ機器10が、マルチキャリア動作モードで動作する場合にのみ、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上記のルール及び要件を満たすことが可能であるかどうかを指し示す情報。この情報は、ユーザ機器10がUL及び/又はDLのマルチキャリア動作についての1つ以上の手順を適応させることができるかどうか、も指し示し得る。更にあるUEは、それらのUEが、あるタイプのマルチキャリア動作、例えば、バンド内連続キャリアアグリゲーション(CA)、バンド間CA、バンド内不連続CAなどにおいてのみ、1つ以上の無線手順を適応させ、及び/又は上記のルール及び要件を満たすことが可能であること、も指し示し得る。
ユーザ機器10は、ケイパビリティ情報、即ち、サポートされる方式に関する情報を、以下のいずれかのやり方で無線基地局12へ送信し得る。
−サービングネットワークノードなどの無線基地局12や第2の無線基地局14といった任意のターゲットネットワークノードから、いかなる明示的要求も受信しないプロアクティブ報告。
−サービングネットワークノードなどの無線基地局12や第2の無線基地局14といった任意のターゲットネットワークノードからの、任意の明示的要求の受信後の報告。明示的要求は、いつでも、又は任意の特定の機会に、ネットワークによってユーザ機器10へ送信され得る。例えば、ケイパビリティ報告を求める要求は、初期セットアップ時に、又はセル変更、例えば、ハンドオーバ、RRC接続再確立、リダイレクションを伴うRRC接続解除、CAにおけるPセル変更、プライマリコンポーネントキャリア(PCC(Primary Component Carrier))におけるPCC変更などの後で、ユーザ機器10へ送信され得る。
プロアクティブ報告の場合、ユーザ機器10はそのケイパビリティを、以下の機会のうちの1つ以上において報告し得る。初期セットアップ又は呼セットアップ時、例えば、RRC接続を確立するとき;セル変更時、例えば、ハンドオーバ、マルチキャリア動作におけるプライマリキャリア変更、マルチキャリア動作におけるPセル変更、RRC再確立、リダイレクションを伴うRRC接続解除など。
動作602.無線基地局12は、例えば、受信されるケイパビリティに基づいて、ユーザ機器10のためのIDC構成を判定する。よって、IDC構成は、受信されるケイパビリティに基づくものとし得る。無線基地局12は、一貫したユーザ機器挙動を保証し、及び/又はユーザ機器10が無線測定に関する1つ以上の要件を満たすことを保証することになるルールに従って、IDC構成を判定し得る。
動作603.無線基地局12は、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成でユーザ機器10を構成し、このIDC構成は、上述のように、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行することを可能とする。よって、ユーザ機器10は、無線基地局12又は別のネットワークノードから、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信する。例示のように、無線基地局12は、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成をユーザ機器10へ送信し得る。
動作604.ユーザ機器10は、受信されるIDC構成がある条件を満たす、例えば、拒否サブフレームの数がある時間間隔内に事前設定された拒否サブフレーム数を超えない、と判定し得る。
動作605.ユーザ機器10は、次いで、受信されるIDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定を実行し得る。
先に述べたように、ユーザ機器10と無線基地局12はどちらも、定期的に、複数の時間的受信サンプルに基づいて無線測定を行っている。ユーザ機器10がいくつかのサブフレームについて自律的に拒否を行う場合、無線測定は、より少数のサンプルに基づいて行われ得る。無線測定は、測定ピリオド、即ち物理レイヤ(L1)測定ピリオドにわたる測定精度といった、ある事前定義された要件を満たす必要がある。例えば、RSRPは、非DRXにおける200ミリ秒にわたる測定であり、ある測定精度、例えば、90パーセンタイル信頼区間で±6dBを満たすことを求められる。これは、あるサブフレーム又はタイムインスタンスの欠落(puncturing)に起因する不適切なサンプル数により、進行中の測定の精度が保証され得ないことを意味する。拒否は、それぞれ、ユーザ機器10と無線基地局12とにおける測定に影響を及ぼす、DLサブフレームとULサブフレームの両方に対するものとし得ることに留意されたい。またこれは、送信される信号についてなされる、ユーザ機器10測定及び/又は無線ネットワークノード測定にも影響を及ぼす。例えば、BS Rx−Tx時間差は、BS送信信号及びユーザ機器送信信号について測定される。従って、ユーザ機器10が自律的拒否のために送信を行わないサブフレーム又はタイムインスタンスにおいては、無線基地局12は、BS Rx−Tx時間差測定を実行することができない。
事前定義されたルール及び/又は事前定義された要件のいくつかの例を以下に示す。ユーザ機器10及び/又は無線基地局12は、ルール/要件に応じて、これらのうちの1つ以上を満たすことを求められ得る。
例えば、ユーザ機器10は、ある条件が満たされる場合に、測定に関する1つ以上の要件を満たすべきであるということが事前定義され得る。条件の例は、特定の“干渉回避策”、例えば、DRXベースの解決策、HARQプロセス予約ベースの解決策、拒否に基づくUEの自律的解決策などに関するパラメータの値である。要件の例は、先の述べたように、測定ピリオド、RLMで使用される評価ピリオド、DRX及び非DRXにおけるout−of−sync及びin−syncなどである。例えば、ユーザ機器10が、ある範囲のパラメータを用いるIDC構成でネットワークによって構成される場合に、要件が満たされるべきであるということが事前定義され得る。例えば、自律的拒否関連のパラメータ“autonomousDenialSubframes”が20ミリ秒以下である場合に、及び/又は、自律的拒否関連のパラメータ“autonomousDenialValidity”が1秒以下である場合に、又は、自律的拒否関連のパラメータ“autonomousDenialSubframes”が、例えば30ミリ秒といったフルレンジ若しくは任意の値までである場合に、及び/又は、自律的拒否関連のパラメータ“autonomousDenialValidity”が、例えば2秒といったフルレンジ若しくは任意の値までである場合などに、要件が満たされるべきであるということが事前定義され得る。より具体的には、ユーザ機器10は、ユーザ機器10が、あるautonomousDenialValidity持続期間、例えば1秒間にわたって、ある値、例えば20ミリ秒以下のautonomousDenialSubframesを含むIDC構成で、ネットワークによって構成される場合に、1つ以上の要件を満たすべきであるということが事前定義され得る。
別の具体例では、ユーザ機器10が、例えば“HARQプロセス予約ベースの解決策”に使用されるあるIDCサブフレームパターンで、又は、ある範囲のパラメータを用いてネットワークによって構成される場合に、例えばDRX及び非DRXにおけるRLM out−of−sync及びin−syncで使用される評価ピリオドなどといった要件が、ユーザ機器10によって満たされるべきであるということが事前定義され得る。例えば、ネットワークによって構成されるIDCサブフレームパターンは、少なくとも、E−UTRANのためにユーザ機器10が利用可能な、ある時間ピリオド当たりの、例えば1フレーム当たりのある特定のサブフレームを含み、例えば、IDCパターンのフレームごとにある数の‘1’を含む。ネットワークによって構成されるIDCサブフレームパターンは、E−UTRAN使用のためにユーザ機器10が利用可能な、1無線フレーム当たり少なくとも1つのサブフレームを含み、言い換えると、10個のうち少なくとも1つのサブフレームにおいて、E−UTRANは当該サブフレームの使用を控えることを求められない。そうしたパターンの例は、[1000000000,1000000000,1000000000,1000000000]である。
いくつかの別の実施形態では、ユーザ機器10がネットワーク、例えば無線基地局12によって、あるIDC関連方式で構成される場合に、第2の要件セットがユーザ機器10によって満たされるべきであり、それ以外には、ユーザ機器10は第1の要件セットを満たすべきであるということが事前定義され得る。第2の要件セットは、第1の要件セットより緩やかである。例えば、第2の要件セットは、第1の要件セットで使用される測定ピリオドより長い測定ピリオドを特徴とし得る。例えば、第2のセットと第1のセットは、それぞれ、400ミリ秒と200ミリ秒の測定ピリオドを使用し得る。例えば、ユーザ機器10は、1つ以上のIDC方式で、例えば、IDCサブフレームパターン、自律的拒否パラメータなどで構成される場合にも、ある測定、例えばRLM out−of−sync及び/又はin−syncを実行するものとするということが事前定義され得る。しかし、この場合には、上記測定の測定ピリオド、例えばout−of−sync及び/又はin−syncRLM評価ピリオドは、IDCが構成されない場合と比べて延長され得る。
別の例では、測定ピリオドは、IDCギャップなしの場合と同じ、即ち200ミリ秒とし得るが、別の1つ以上の事前定義された要件、例えば、識別されるセルの数が緩和され得る。即ち、ユーザ機器10による測定が必要とされるRSRP/RSRQ測定の数が、例えば、8セルから6セルへ低減される。セルの厳密な低減は、UE受信機が測定を行うためにアクティブであることが保証されるアクティブ時間又は利用可能時間の関数である式によって決定されてよい。これは、ユーザ機器10が測定を行うための利用可能な無線時間が、IDCギャップの時間、即ち、1つ以上のTDM解決策、例えば、自律的拒否、HARQプロセス予約ベースの解決策などによって作成されるアイドル時間に比例して低減されるからである。
ルールは、ある測定についてのみ、及び/又はある事前定義された要件についてのみ、又は全てについて適用可能とし得る。
例えば、第2の要件セットは、ある条件の下で、例えば、ユーザ機器10が、ネットワークによって、以下の条件で構成される場合に、ユーザ機器10によって満たされるべきであるということが事前定義され得る。
・例えば、“HARQプロセス予約ベースの解決策”に使用されるIDCサブフレームパターン、及び/又は
・例えば、autonomousDenialValidity、autonomousDenialSubframesなどの自律的拒否パラメータ。
より具体的には、第2の要件セット、又はある要件セットは、ユーザ機器10が、ネットワークによって、以下の条件で構成される場合に、ユーザ機器10によって満たされるべきであるということが事前定義され得る。
・例えば、“HARQプロセス予約ベースの解決策”に使用されるIDCサブフレームパターンのあるパターン、例えば、20ミリ秒ごとに2サブフレームがLTE動作に利用可能など、及び/又は
・例えば、autonomousDenialValidity>1秒、autonomousDenialSubframes>20ミリ秒などのように、自律的拒否パラメータと関連付けられるあるパラメータ値。
実施形態の別の例によれば、無線測定を実行するためにユーザ機器10によって使用されるメジャメントギャップと、IDC動作、例えば、HARQプロセス予約ベースの解決策、自律的拒否などのために作成されるギャップとの間で、両方のギャップがユーザ機器10によって同時に構成され、又は使用される場合に、優先順位を設定するために、1つ以上のルールが事前定義される。問題は、特に、ギャップのタイプタイプの一部又は全部がオーバーラップする場合に生じ得る。メジャメントギャップは、ネットワーク構成ギャップである場合もあり、及び/又は、メジャメントギャップは、例えばセルのCGIを読み取るためのUEの自律的ギャップである場合もある。事前定義されたルールは、一貫したUE挙動を保証し、ルールに従ってユーザ機器10からの予期される結果をネットワークが知ることを可能とし、必要な場合には、ネットワークが必要な措置を講じることを可能にする。
以下にいくつかの具体例を示す:
−一例では、事前定義されたルールは、ユーザ機器10がネットワークによって1つ以上のIDC関連方式で構成される場合に、ユーザ機器10が同時に、メジャメントギャップを用いた測定を実行するようにも要求される場合には、ユーザ機器10は、IDCのために作成されるギャップ又はアイドル時間を、メジャメントギャップよりも優先するものとし、即ち、メジャメントギャップに優先してIDCのために作成されるギャップ又はアイドル時間をオーバーライドすると仕様化する。これは、この場合、ユーザ機器10がそれらのギャップの間に測定を実行せず、その代わりに、デバイス内の外部無線システムに対する干渉を回避するために、IDCのためのギャップを作成することを意味する。また、IDCのために作成されるギャップ又はアイドル時間は、それらのギャップ又はアイドル時間の一部又は全部がメジャメントギャップとオーバーラップするときに限り、ユーザ機器10によって優先されることが仕様化されてもよい。
−前述の例とは逆の第2の例では、事前定義されたルールは、ユーザ機器10がネットワークによって1つ以上のIDC関連方式で構成される場合に、ユーザ機器10が同時に、メジャメントギャップを用いた測定を実行するようにも要求される場合には、ユーザ機器10は、メジャメントギャップを、IDCのために作成されるギャップ又はアイドル時間よりも優先するものとし、即ち、IDCのために作成されるギャップ又はアイドル時間に優先してメジャメントギャップをオーバーライドすると仕様化する。これは、この場合、ユーザ機器10がメジャメントギャップの間に測定を実行し、デバイス内の外部無線システムに対する干渉を回避するためにIDCのためのギャップを作成しないことを意味する。また、メジャメントギャップは、メジャメントギャップの一部又は全部が、IDCのために作成されるギャップ又はアイドル時間とオーバーラップするときに限り、ユーザ機器10によって優先されることが仕様化されてもよい。
ユーザ機器10は、メジャメントギャップがIDC構成、例えば、IDCサブフレームパターン、自律的拒否構成などのために作成されるアイドル時間又はギャップとオーバーラップしない場合に、メジャメントギャップ、例えば、ネットワーク構成ギャップ、自律的ギャップなどにおいて実行される測定に関する要件を満たすべきであるということが事前定義されてもよい。ギャップにおいて行われる測定の例は、周波数間、RAT間などである。この条件を満たすために、メジャメントギャップを構成する、又はギャップを必要とする測定、例えば、セルのCGI取得を構成する無線基地局12は、ギャップ及びIDCを必要とする(1つ以上の)測定を、メジャメントギャップがIDCに起因するアイドル時間又はギャップとオーバーラップせず、又は衝突しないように構成することを求められることになる。例えば、無線基地局12はギャップを必要とする測定を延期し、又は、無線基地局12はIDC構成を延期し得る。どちらを延期すべきかを判定する判断は、シナリオに依存する。例えば、重要な測定、例えば、ハンドオーバ失敗のリスクによるハンドオーバのための測定、緊急通報のための測位などが必要とされる場合には、無線基地局12は、ギャップを必要とする測定の構成をIDCより優先し得る。
先行技術では、IDCのために作成されるギャップ又はアイドル時間とメジャメントギャップとの間の優先度は定義されていない。これが一貫性を欠いたUE挙動につながり、結果的にIDC干渉とギャップにおける測定の失敗の両方がもたらされ得る。また、無線基地局12は、ユーザ機器10を、IDC方式、即ちIDCのための許容ギャップと、測定のためのメジャメントギャップの両方でも構成し得る。これもまた、シグナリングオーバーヘッドを増加させ、ユーザ機器10における処理及び複雑さを増加させる。
別の実施形態によれば、IDCギャップが作成される場合、例えば、IDC方式のいずれかが構成される場合に、IDCギャップが、測位測定が実行されるリファレンス信号と、完全にはオーバーラップせず、若しくは衝突せず、又は、少なくとも一部がオーバーラップし、若しくは衝突する場合には、ユーザ機器10は測位測定要件を満たすべきであるというルール又は条件が事前定義され得る。
測位測定の例は、OTDOA RSTD周波数内RSTD測定、周波数間RSTD測定などである。別の例は、UL到来時間差(UTDOA(UL Time Difference of Arrival))測定、例えば、UL相対到来時間(RTOA(Relative Time of Arrival))である。対応する要件は、RSTD測定ピリオド、RSTD測定精度、RTOA測定ピリオドなどである。
RSTD測定を可能とするために、測位リファレンス信号(PRS(Positioning Reference Signal))がある周期性で構成され、例えば、1度のPRS機会が、例えば、640ミリ秒ごとに1度、1280ミリ秒ごとに1度などの、あるPRS機会周期性を有するPRSで、最大7個までのDLサブフレームを搬送し得る。
LMUによって行われるRTOA測定についても同様に、ユーザ機器10は、ある周期性を有するサウンディングリファレンス信号(SRS(Sounding Reference Signal))で構成される。例えば、IDCギャップがPRSとオーバーラップしないようにIDC方式が構成される場合には、ユーザ機器10は、OTDOA RSTD要件を満たすべきである。別の例では、IDCギャップとPRSサブフレームの一部がオーバーラップし、その場合、ユーザ機器10はやはりRSTD要件を満たすが、それは、PRS機会においてRSTD測定に利用可能な数のPRSサブフレームの間だけに限られる。
測位測定がユーザ機器10によって正常に実行されることを保証するために、ネットワーク、即ちネットワークノードは、IDCギャップが測位に使用されるリファレンス信号とオーバーラップせず、又は少なくとも完全にはオーバーラップしない、例えば、IDCサブフレームパターン、自律的拒否パラメータなどといったパラメータで、1つ以上のIDC方式が構成されることを保証してもよい。
動作606.いくつかの実施形態において、無線基地局12は、受信されるケイパビリティに基づいて、測定のタイプなどのような1つ以上の無線動作タスク又はアクションを実行する。取得されるケイパビリティ情報は、無線基地局12によって、1つ以上の無線動作タスク又はアクションを実行するために使用され得る。それらのタスクは、手順の選択、測定、スケジューリング、モビリティなどに関する構成メッセージにおけるパラメータの適応を含む。無線動作タスクの1つの例が、無線基地局12における、あるタイプの測定を実行するようにユーザ機器10を構成すべきか否かの判断である。例えば、ケイパビリティに応じて、無線基地局12は、最適な選択肢を選択し得る。例えば、ユーザ機器10が自律的拒否の下でのみ手順の適応をサポートする場合には、ネットワークは、ある測定を実行するためにこの方法を使用し、ユーザ機器10の構成も行うことになる。他の方法、例えば、HARQベースの解決策では、ネットワークは、ユーザ機器10によって、及び/又は無線基地局12によってクリティカルな測定が実行される予定である場合には、その方法を使用しない場合もある。別の例では、ユーザ機器10は、この方式、HARQベースの解決策を使用し得るが、この方式は、例えば、緊急事態において測位に使用される、クリティカルな測定を実行するためにユーザ機器10を構成することはできない。
1つ以上の無線測定に関するパラメータに基づいて、ユーザ機器10によって、自律的拒否を適用することができる。例えば、自律的拒否の適応は、無線測定を実行するために使用される、測定ピリオド、測定サンプル数、測定サンプリングレート、測定サンプルサイズなどといったパラメータに依存し得る。自律的拒否サブフレームピリオド71が測定サンプリングピリオドより小さい場合、ユーザ機器10は、図7に示すように、複数の測定時点の合間のサブフレームについて拒否を行うことができる。例えば、測定サンプリングレートTが、40ミリ秒ごとにユーザ機器10によって取得される1つの2ミリ秒の長さの測定サンプルを含むものと仮定する。また、サブフレーム数を単位とする必要とされる拒否の合計量は30サブフレームであるものと仮定する。従って、ユーザ機器10は、自律的拒否を、それが測定サンプリングインスタンスと同時に発生せず、むしろ、前後する複数の測定サンプルの間に含まれるように適応させ得る。このようにして、測定に使用されるサンプルが保全され、測定の精度は影響を受けない。またこれは、ユーザ機器10が、測定ピリオドを延長せずに、既存の測定ピリオドにわたって進行中の測定の測定精度を満たし得ることも保証する。従って、測定の性能が低下せず、測定に依拠するハンドオーバといった対応する機能が損なわれない。
ユーザ機器10は、その自律的拒否を適応させ、それによって、自律的に拒否されるサブフレーム、即ち、送信及び/又は受信のないギャップ間の、測定サンプルとの衝突を回避し、よって、測定性能の低下を回避し得る。
ユーザ機器10が拒否を行うサブフレームの数が測定サンプリングピリオドより大きい場合、ユーザ機器10は測定精度を保証するようにサンプリングを調整し得る。よって、本明細書のいくつかの実施形態は、拒否サブフレームピリオドに基づく測定のためのサンプリング時間の調整を開示する。図8に示す例では、第2のサンプリング時点81が、拒否ピリオド82の終了後に発生するように遅延される(T)。その前までは、UEはサンプリングを周期的に実行する。即ち、サンプルは時間的に等距離に配置される。従って、本実施形態によれば、ユーザ機器10は、少なくともあるいくつかの測定サンプルを非周期的に取得することを求められることになる。例えば、拒否ピリオド82は30ミリ秒であるが、測定サンプリングレートは20ミリ秒ごとに1サンプルである場合には、ユーザ機器10は、拒否ピリオド82とオーバーラップするはずのいかなる測定サンプルも取得せず、代わりに、拒否ピリオド82の終了後に、1つ以上のサンプルをより頻繁に、例えば、10ミリ秒ごとに1回取得することになる(T)。測定サンプリングのこのタイプの適応は、拒否ピリオド82の前に行われてもよく、又は後に行われてもよい。
図9に、集約した場合の拒否ピリオドが、前後する測定サンプリングインスタンスの間の時間より大きい場合に、測定のサンプリング時間Tに影響を及ぼさずに拒否ピリオドを調整する実施形態を開示する。これは、集約した場合の拒否ピリオドがサンプリングピリオドよりずっと大きい場合に、特に有用である。この場合、ユーザ機器10が前述の実施形態で記述した方法に従う場合には、ユーザ機器10は、いくつかのサンプルの調整を実行することを求められ得るはずである。本実施形態を詳述するために、必要とされる合計拒否ピリオドは20ミリ秒であり、他方、測定サンプリングピリオドは10ミリ秒である、例えば、1ミリ秒のサンプルが10ミリ秒ごとに取得されると考える。本実施形態を用いて、ユーザ機器10は、その拒否ピリオドを、各々が5ミリ秒の時間間隔の4グループ、拒否ピリオド1〜拒否ピリオド4へ分割し、各拒否ピリオドを、前後する測定サンプルの間に作成し得る。これが、図9に示されている。
本明細書の実施形態の別の態様によれば、ユーザ機器10は、サンプリング時間ピリオドを調整する方法、即ち、図8に示す方法と、拒否ピリオドを調整する方法、即ち、図9に示す方法との組み合わせも適用し得る。測定サンプリングの調整と拒否ピリオドの調整を組み合わせる方法は、図10に示されている。例えば、ユーザ機器10は、合計拒否サブフレームを3グループ、拒否ピリオド1〜拒否ピリオド3へ分割し得る。10ミリ秒の拒否ピリオドは、ユーザ機器10が測定サンプルを調整することを必要とし、各々5ミリ秒の残り2つの拒否ピリオドは、前後する測定サンプルの間に配置され得る。
前述の適応方式のいずれかに従って1つ以上の測定を実行した後で、ユーザ機器10は、実行した測定を1つ以上の無線動作タスクに使用することになる。そうしたタスクの例が、セル選択、セル再選択、測定結果を、モビリティ、測位などに使用し得るネットワークノードへの測定結果の報告である。ユーザ機器10は、更に、ユーザ機器10が、拒否時間、測定サンプリングレート、又はそれらの組み合わせのいずれかを適応させ、又は調整したことのネットワークへの報告も行い得る。
適応させることができる、ネットワークノードにおける無線動作の例は、データのスケジューリング、測定の実行、測定要求の送信などである。一例として、有効性ピリオド内の最大拒否数が消費された場合には、ネットワークノード又はD2D UEは、サブフレーム拒否を全く心配せずに、有効性の残りの部分について、ユーザ機器10、即ち、D2D UEの場合にはUE1をスケジュールすることができる。また、1つのピリオドにおいて多数の拒否が使用される場合には、ネットワークノードは、有効性範囲の残りの部分についてより積極的に、例えば、ユーザ機器10へ送信すべきより多くのデータがある場合には、連続してスケジュールすることができる。
別の例では、図11に示すように、有効性ピリオドの残りのピリオド全体1101にわたって、無線測定を行うことができる。例えば、測定が最初の200ミリ秒においてなされる場合には、測定ピリオドが延長されなければならなかったかもしれない。しかし、残り800ミリ秒においてなされる場合には、延長は不要である。
ここまでのセクションでは、IDCシナリオにおける1つ以上の手順、例えば、測定サンプリング、IDC構成などの適応に関する方法を、UE自律的拒否について説明した。UE自律的拒否は、IDCシナリオにおいて、即ち、セルラーシステム、例えばLTEバンド40と、外部無線システム、例えばISMバンドが、同じ無線デバイス上で共存する場合に使用される、TDM方式の1つである。しかし、原則として、以上で開示した方法は、ユーザ機器10が、あるサブフレームにおいて、セルラー通信のための動作、受信、及び/又は送信を行わず、代わりに、その時間を外部無線システム、例えば、GPS、WLANなどのために使用する、任意のタイプのTDM方式に適用可能である。例えば、IDCシナリオに関する他のTDM方式、例えば、“HARQプロセス予約ベースの解決策”においては、いくつかのLTE HARQプロセス又はサブフレームがLTE動作のために確保され、残りのサブフレームは、外部無線システム、例えばISM/GNSSトラフィックを収容するために使用される。LTE動作に利用可能なサブフレーム及び外部無線システム動作に利用可能なサブフレームの実際の数は、ネットワークによって割り振られる。より具体的には、“HARQプロセス予約ベースの解決策”は、ネットワークによって、TS36.331 Rel−11、v.11.1.0セクション5.6.9及びセクション6.2.1で定義されている、“IDCサブフレームパターン”と呼ばれるサブフレームのパターンを構成するによって実現される。“IDCサブフレームパターン”は、外部無線システムのためのサブフレーム及びLTE使用のためのサブフレームを定義する。このパターンは、例えば、FDDでは40ミリ秒であり、LTE TDDでは70、10、及び60ミリ秒である。言い換えると、ユーザ機器10は、LTE信号の送信及び/又は受信のためのサブフレームを制限され得る。従って、ネットワークが、HARQプロセス予約ベースの解決策を使用する場合、D2D UEをもカバーし得るユーザ機器10及び/又はネットワークノードもまた、上述のルールに従って無線手順を適応させ得る。これは、転じて、ユーザ機器10及びネットワークノードが、事前定義された要件を満たすことを可能とし、IDCシナリオが動作する場合の良好な性能を保証することになる。また、これらの方法は、IDCシナリオにおいて使用されるDRXベースの解決策にも適用される。
[クリティカルなインスタンスの期間中のIDCギャップを回避する方法]
あるクリティカルなシナリオでは、ユーザ機器10が、IDC方式のいずれか、例えば、IDCサブフレームパターン、自律的拒否パラメータなどで構成される場合に、ネットワークノードはIDC方式を構成することができず、及び/又は、ユーザ機器10はネットワークへIDC要求を送信することができず、及び/又はユーザ機器10はIDCギャップを作成することができず、それにより、クリティカルなインスタンスにおけるIDCギャップが回避される。例えば、ユーザ機器10は、クリティカルなシナリオ又は条件が終了するまで、要求の送信又はIDCギャップの適用を遅らせることができる。クリティカルなシナリオの例は以下の通りである。
・ユーザ機器10が、高優先順位のデータ、サービス、遅延に厳しいサービス(VOIP)などを受信し、及び/又は送信するようにスケジュールされている場合。
・ユーザ機器10が、クリティカルな状態にある場合、例えば、進行中の緊急通報、緊急事測位セッションなど。
IDCギャップが作成されず、又はIDC方式が構成されないクリティカルなシナリオは、事前定義されることができ、及び/又は、ネットワークによってユーザ機器10へ知らされることができる。
次に、いくつかの実施形態による、通信ネットワークにおいて無線測定を実行するための、ユーザ機器10における方法動作を、図12に示す流れ図を参照して説明する。各動作は、以下に記載する順序で行われなくてもよく、任意の適切な順序で行われてよい。いくつかの実施形態で実行される動作が、破線のボックスで記されている。
動作1201.ユーザ機器10は、ネットワークノード10へ、ユーザ機器10のケイパビリティを報告し得る。このケイパビリティは、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行可能であること、を指し示す。
動作1202.ユーザ機器10は、ネットワークノードから、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信する。
動作1203.ユーザ機器10は、受信されるIDC構成がある条件を満たすことを判定し得る。例えば、IDC自律的拒否パラメータは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含む。ある範囲のパラメータは、あるIDCサブフレームパターンを含み得る。ある範囲のパラメータは、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含む。ある範囲のパラメータは、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)がどのHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含み得る。
動作1204.ユーザ機器10は、受信されるIDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定を実行する。ある条件とは、受信されるIDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含み得る。ある範囲のパラメータとは、あるIDC自律的拒否パラメータを含み得る。IDC自律的拒否パラメータの例は、autonomousDenialSubframes及びautonomousDenialValidityである。
この方法を実行するために、ユーザ機器が提供される。図13に、本明細書の実施形態によるユーザ機器10を示す。ユーザ機器10は、通信ネットワーク1において無線測定を実行するように適応される。ユーザ機器10は、IDC可能であり、通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされるように構成される。
ユーザ機器10は、ネットワークノードから、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信するように構成される受信機(RX)1301、を含む。
ユーザ機器10は、受信されるIDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定を実行するように構成される実行回路1302、を更に含む。ある条件とは、受信されるIDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含み得る。ある範囲のパラメータとは、例えば、あるIDC自律的拒否パラメータを含み得る。IDC自律的拒否パラメータは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含み得る。いくつかの実施形態において、ある範囲のパラメータとは、あるIDCサブフレームパターンを含む。ある範囲のパラメータとは、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含み得る。ある範囲のパラメータは、E−UTRANがどのHARQプロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含み得る。
ユーザ機器10は、受信されるIDC構成がある条件を満たすことを判定するように構成される判定回路1303、を更に含み得る。
加えて、ユーザ機器10は、例えば、ケイパビリティのレポートをネットワークノードへ送信することによって、ユーザ機器10のケイパビリティをネットワークノードへ報告するように構成される報告回路1304、をも含み得る。このケイパビリティは、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行可能であること、を指し示す。
更に、ユーザ機器10は、送信機(TX)1305を含む。送信機1305及び受信機1301は、ユーザ機器10において送受信機として実装されてもよい。
通信ネットワーク1において無線測定を実行するための本明細書の実施形態は、図13に示すユーザ機器10内の処理回路1306といった1つ以上のプロセッサによって、本明細書の実施形態の機能及び/又は方法ステップを実行するためのコンピュータプログラムコードと併せて実装され得る。上述のプログラムコードは、例えば、ユーザ機器10にロードされた際にここでの実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを担持するデータキャリアの形のコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そうしたキャリアの1つは、CD−ROMディスクの形であってよい。しかし、そうしたキャリアは、メモリスティックといった他のデータキャリアでも実現可能である。コンピュータプログラムコードは、更に、サーバ上で純粋なプログラムコードとして提供され、ユーザ機器10へダウンロードされてもよい。
ユーザ機器10は、1つ以上のメモリユニットを含み、例えば、条件、要件、測定結果、ケイパビリティ、ユーザ機器などで実行されるとここでの方法を実行するアプリケーション、といったデータを記憶するために使用され得るメモリ1307を更に含む。
一変形によれば、測定時間に基づいて自律的拒否がいつ適用され得るか判定するための、ユーザ機器10において実装される方法が提供され、この方法は、a)ユーザ機器10における測定についての条件を判定することと、b)要件が満たされる場合に、自律的拒否時間を適応させることと、を含む。
別の変形によれば、測定時間に基づいて自律的拒否がいつ適用され得るか判定するように構成されるプロセッサとメモリデバイスとを含むユーザ機器10が提供され、このプロセッサは、a)ユーザ機器10における測定についての条件を判定し、b)要件が満たされる場合に、自律的拒否時間を適応させる、ように更に構成される。
別の変形によれば、DL又はUL時間における非アクティビティピリオドに基づいて無線測定のためのサンプリング時間を調整するための、ユーザ機器10において実装される方法が提供される。
次に、いくつかの実施形態による、ユーザ機器10が通信ネットワークにおいて無線測定を実行することを可能とする、図中で無線基地局12及び/又は測位ノード13と呼ばれD2Dユーザ機器であってもよいネットワークノードにおける方法動作を、図14に示す流れ図を参照して説明する。各動作は、以下に記載する順序で行われなくてもよく、任意の適切な順序で行われてよい。いくつかの実施形態で実行される動作が破線のボックスで記されている。
動作1401.ネットワークノードは、進行中の無線動作、又は、開始するものと予期される無線動作を判定することができ、ネットワークノードは、次いで、以下の動作1404において、ユーザ機器10を構成するときに、進行中の無線動作を考慮に入れることができる。
ここでのいくつかの実施形態によれば、進行中の、又は開始するものと予期される1つ以上の無線動作に基づいて、許容されるユーザ機器10による拒否時間を判定するための、ネットワークノードにおける方法が開示される。無線動作の例は、ユーザ機器10及び/又は無線ネットワークによって実行される無線測定、高優先順位データなどのデータのスケジューリング、緊急通報や測位セッションなどのクリティカルなレベルの進行中のサービスなどである。
先に説明したように、ネットワークノード、例えばサービングeNodeBは、自律的に拒否されるサブフレームの最大数、及び拒否されるサブフレームがカウントされる有効性ピリオドを指し示す。
いくつかの実施形態によれば、1つ以上の進行中の無線動作がある場合、又はそれらが開始されようとしている場合には、ユーザ機器10にサービスするサービング無線ノードは、ユーザ機器10へ送信されるIDC構成を適応させる。ID構成は、自律的拒否サブフレームや自律的拒否有効性フィールドといったパラメータを含む。1つ以上の無線動作を考慮に入れるIDC構成の適応は、それだけに限らないが、以下の例のうちの1つ以上を含む。
・ある遅延を伴ってのIDC構成の送信:例えばこれは、ネットワークノード及び/又はユーザ機器10が、進行中の無線動作を完了したときに、遅延を伴って送信され得る。遅延は、無線動作のタイプ、例えば、データのスケジューリング、測定、測位セッションなどに依存する。動作タスクがデータのスケジューリングである場合には、より短い遅延、例えば10ミリ秒が必要とされ得るはずである。これは、ネットワークノードが、まず、データの全部又は大部分をスケジュールし、次いで、拒否を許容するためにIDC構成を送信することを意味する。しかし、測定、特に、測位測定については、遅延はより長く、例えば、200ミリ秒から1秒となり得る。特に、ネットワークノードがそれ自体で少なくともUE UL信号の測定を実行する場合に、ネットワークノードは、ユーザ機器10へのIDC構成の送信を遅延させ得る。
・限られた(1つ以上の)構成パラメータ値を伴うIDC構成の送信:この場合、ネットワークノードは、例えば総数が10個以下の拒否サブフレームを有するといったように、ユーザ機器10が限られた構成を有することのみ許容し得る。構成パラメータは、進行中の動作、又は、測定といった、ネットワークによって構成されるべき動作に適応する。このようにして、進行中の無線動作に対する、ユーザ機器10によって作成されるアイドルサブフレームの影響は、低減され、又は最小化されることになる。従って、性能低下が低減され得る。
・遅延を伴ってのIDC構成の送信と限られた(1つ以上の)構成パラメータ値を伴うIDC構成の送信との組み合わせ。この方法は、例えば、異なる無線動作タスクが長い時間ピリオドにわたって実行される場合、例えば、スケジューリングの後に続けて無線測定が行われる場合などに、ネットワークノードによって使用され得る。
また、ネットワークノードは、例えば、ネットワークノードが無線基地局12などである場合の測位ノード13といった他のノードから受信され、及び/又は、IDC構成をいつ適応させるべきか及びどういったタイプの適応が適用されるべきか判定する場合にユーザ機器10から受信される、無線タスクに関する情報も考慮に入れてよい。例えば、測位ノード13から受信される測位に関する情報、例えば、E−CID、OTDOAなど、及び/又は、ユーザ機器10からの、及び/若しくは、レイヤ間通信によって、例えば、LTEにおいてユーザ機器10と測位ノード13との間で送信されるLPPメッセージを読み取ることによって判定される標識などである。
動作1402.ネットワークノードは、ユーザ機器10から、ユーザ機器10のケイパビリティを指し示すレポートを受信し得る。このケイパビリティは、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行可能であること、を指し示す。
動作1403.ネットワークノードは、一貫したユーザ機器挙動を保証し、及び/又は、ユーザ機器10が無線測定に関する1つ以上の要件を満たすことを保証する、ユーザ機器10において検査される条件に対応するルールに従って、IDC構成を決定し得る。IDC構成の決定は、受信されるケイパビリティに基づいてよい。
動作1404.ネットワークノードは、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成でユーザ機器10を構成し、このIDC構成は、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行することを可能とする。ある条件は、受信されるIDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含み得る。ある範囲のパラメータとは、あるIDC自律的拒否パラメータを含み得る。そして、IDC自律的拒否パラメータとは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含み得る。ある範囲のパラメータは、代替的に、あるIDCサブフレームパターンを含んでいてもよい。ある範囲のパラメータは、例えば、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含んでいてもよい。ある範囲のパラメータは、E−UTRANがどのHARQプロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含む。
動作1405.ネットワークノードは、受信されるケイパビリティ及び/又はIDC構成に基づいて、1つ以上の無線動作タスク又はアクションを実行し得る。
方法を実行するために、ネットワークノードが提供される。図15に、本明細書の実施形態によるネットワークノードを示す。ネットワークノードは、本明細書では、無線基地局12、測位ノード、又はD2D UEとして例示されており、ユーザ機器10が通信ネットワーク1において無線測定を実行することを可能とするように適応される。ユーザ機器10は、IDC可能であり、ネットワークノードは、通信ネットワーク内のユーザ機器10にサービスするように構成される。
ネットワークノードは、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成でユーザ機器10を構成するように適応される構成回路1501、を含む。IDC構成は、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行することを可能とする。前述のように、ある条件は、受信されるIDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含み得る。ある範囲のパラメータは、あるIDC自律的拒否パラメータを含み得る。IDC自律的拒否パラメータは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含み得る。ある範囲のパラメータは、あるIDCサブフレームパターンを含み得る。ある範囲のパラメータは、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含み得る。ある範囲のパラメータは、E−UTRANがどのHARQプロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含み得る。
ネットワークノードは、一貫したユーザ機器挙動を保証し、及び/又は、ユーザ機器10が無線測定に関する1つ以上の要件を満たすことを保証することになるルールに従ってIDC構成を決定するように構成される決定回路1502、を更に含み得る。
ネットワークノードは、ユーザ機器10から、ユーザ機器10のケイパビリティを指し示すレポートを受信するように構成され得る受信回路1503、を更に含む。このケイパビリティは、IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす無線測定をユーザ機器10が実行可能であること、を指し示す。
ネットワークノードは、受信されるケイパビリティに基づいてIDC構成を決定するように構成される決定回路1504、を更に含み得る。
加えて、又は代替として、ネットワークノードは、受信されるケイパビリティに基づいて、1つ以上の無線動作タスク又はアクションを実行するように構成される実行回路1505、も含んでいてよい。
更に、ネットワークノードは、送信回路1506を含む。送信機1305及び受信機1301は、ユーザ機器10において送受信機として実装されてもよい。
通信ネットワーク1においてユーザ機器10が無線測定を実行することを可能とするための本明細書の実施形態は、図15に示すネットワークノード内の処理回路1507といった、1つ以上のプロセッサによって、本明細書の実施形態の機能及び/又は方法ステップを実行するためのコンピュータプログラムコードと併せて実装され得る。上述のプログラムコードは、例えば、ネットワークノードロードされた際にここでの実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを担持するデータキャリアの形のコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そうしたキャリアの1つは、CD−ROMディスクの形であってよい。しかし、そうしたキャリアは、メモリスティックといった他のデータキャリアでも実現可能である。コンピュータプログラムコードは、更に、サーバ上で純粋なプログラムコードとして提供され、ネットワークノードへダウンロードされてもよい。
ネットワークノードは、1つ以上のメモリユニットを含み、例えば、条件、要件、測定結果、ケイパビリティ、ネットワークノードなどで実行されるとここでの方法を実行するアプリケーション、といったデータを記憶するために使用され得るメモリ1508を更に含む。
本明細書のいくつかの実施形態によれば、無線ネットワークノード、測位ノード、SONノード、MDTノード、D2D UEといったネットワークノードにおける方法がここで開示され、この方法は、UE自律的拒否を判定し、又は予測することと、判定されたUE自律的拒否に基づいて1つ以上の無線手順を適応させることと、を含む。
この方法は、ユーザ機器10にサービスし、ユーザ機器10と通信し、又はユーザ機器10を構成する任意のネットワークノードにおいて実装され得る。ネットワークノードの例は、基地局、NodeB、eNodeB、リレーノードにサービスするドナーノード、モバイルリレー、BSC、RNC、測位ノード、MDT、SON、OSS、O&M、LMU、測位測定を実行する任意のUL測定ノードなどである。
D2D通信の場合には、この方法は、D2D可能な、即ち、他の(1つ以上の)UEと通信することのできるUEにおいて実装され得る。
別の変形によれば、UE拒否を指し示す条件に基づいて測定ピリオドを延長するための、ネットワークノードにおける方法が提供される。
別の変形によれば、プロセッサとメモリとを含み、UE拒否を指し示す条件に基づいて測定ピリオドを延長するように適応されるネットワークノードが提供される。
別の変形によれば、UE拒否を指し示す条件は、信号品質指標がある閾値より下に位置することである。
別の変形によれば、UE拒否を指し示す条件は、ダミーのダウンリンク送信に応答したACK/NACKフィードバックに基づく。
別の変形によれば、UE拒否を指し示す条件は、アップリンク既知信号の送信をトリガすることに基づく。
別の変形によれば、方法が提供され、ネットワークノードにおける方法が提供されるのは、それ自体の測定ピリオドに基づいて許容される自律的拒否を判定するためである。
別の変形によれば、プロセッサとメモリとを含み、それ自体の測定ピリオドに基づいて許容される自律的拒否を判定するように適応されるネットワークノードが提供される。
別の変形によれば、許容される拒否サブフレームのうちのいくつがユーザ機器10によって消費されたかにスケジューリング戦略が依存するように、検知されるユーザ機器10からの拒否サブフレームにスケジューリングを適応させるための、ネットワークノードにおける方法が提供される。
別の変形によれば、プロセッサとメモリとを含み、許容される拒否サブフレームのうちのいくつがユーザ機器10によって消費されたかにスケジューリング戦略が依存するように、検知されるユーザ機器10からの拒否サブフレームにスケジューリングを適応させるように適応される無線ネットワークノードが提供される。
ネットワークノードは、ユーザ機器10のための少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を検知し、又は、ユーザ機器10のための少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成でユーザ機器10を構成する。IDC構成は、IDC自律的拒否、IDCサブフレームパターン、及びDRX構成のうちの1つ以上を含み得る。いくつかの実施形態において、ネットワークノードは、ユーザ機器10から、ユーザ機器10がE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)又はUTRAN上で動作を行わない拒否ピリオドに関する情報を受信し得る。ネットワークノードは、次いで、ユーザ機器10がIDCによる自律的拒否を適用することになるタイムインスタンスを判定し、又は予測し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、信号品質指標を閾値と比較し、ユーザ機器10へ送信されたダウンリンクダミーデータについてユーザ機器10によって送信されたACK/NACKフィードバックの欠如を検出すること、及び、少なくとも1つのあるサブフレームにおける既知のアップリンク信号のアップリンク送信の欠如を検出することのうちの少なくとも1つによって、自律的拒否を暗黙的に判定してもよい。
UE拒否の検知は、あるサブフレームが拒否されることになるという、ユーザ機器10からの明示的シグナリングに基づくものとすることができ、又は、無線ネットワークノードによって暗黙的に認識され得る。これら2つの機構を以下で説明する。
[UE自律的拒否の明示的判定]
UE指示機構の場合、ユーザ機器10は、ある時間にわたって有効な、例えば、次の5秒間にわたって有効な予期される拒否ピリオドのパターンに関する情報を、ネットワークノードへシグナリングし得る。ユーザ機器10がD2D通信に関与する場合には、ユーザ機器10は、これをD2D通信に関与する他のUEへシグナリングし得る。或いは、IDCによる拒否を適用するUE1からパターンに関する情報を受信するネットワークノードが、この情報をUE2にシグナリングしてもよく、その場合、UE1及びUE2はD2D通信モードである。別の代替方法は、D2Dがこの情報を直接受信すると共に、情報の精度又は情報の信頼性を高めるために、ネットワークノードからも受信するというものである。
パターンは、パターン情報と関連付けられる以下のパラメータ、即ち、拒否のパターンを開始すべきリファレンス時刻、例えばシステムフレーム番号(SFN(system frame number))、各拒否のサイズ、例えばN個のサブフレーム、拒否の頻度若しくは拒否率、拒否の目的、例えばWLAN、GNSS、Bluetoothの使用、などのうちの1つ以上を指し示し得る。ユーザ機器10は、過去にユーザ機器10によって使用された1つ以上の拒否パターン又は拒否の統計をシグナリングしてもよい。ユーザ機器10は、この情報を、ULサブフレーム、DLサブフレーム、又はその両方の拒否のためにシグナリングし得る。この受信される情報に基づき、ネットワークノードは、ユーザ機器10がIDCによる自律的拒否を適用することになるタイムインスタンスを判定し、又は予測し得る。同様に、この受信される情報に基づき、情報を受信するD2D UE、例えばUE2も、UE2がD2D通信している相手のユーザ機器10、例えばUE1が自律的拒否を適用することになるタイムインスタンスを判定し、又は予測し得る。以下では、ネットワークノードが第2のD2D UEと区別されているが、上述のように、ネットワークノードはD2D UEであってよい。
[UE自律的拒否の暗黙的判定]
ネットワークノードにおける、又は、UE、即ちD2Dの場合のUE1による自律的サブフレーム拒否のD2D UEにおける、暗黙的認識のいくつかの例は、以下の通りである。より具体的には、暗黙的判定は、典型的にはサービング無線ノードとすることのできる無線ネットワークノードによって行われ、又は、D2D UEによって、即ちUE2によって行われ得る。
−ある信号品質指標の閾値との比較
アップリンクサブフレームについて拒否を行う場合には、例えば、SNR、SINR、BER、BLERなどといった信号測定量がある閾値を下回る場合に、ネットワークノード又はD2D UEは、ユーザ機器10によるUL拒否、即ち、ユーザ機器10が当該サブフレームにおいていかなる信号も送信しないと仮定することができる。ネットワークノード又はD2D UEは、特に、UEがUL送信をスケジュールされているサブフレームにおいてUL信号品質を観測し得る。信号品質が閾値を下回る場合には、UEは当該サブフレームについて拒否を行っていることが予期される。
−ダミーDLに基づくACK/NACKフィードバック
この方法によれば、ネットワークノード又はD2D UE、即ちUE2は、DLにおいて、ユーザ機器10、即ちD2D UEの場合のUE1へダミーデータを送信し、上記ネットワークノード又はD2D UEによって、あるサブフレームにおいて、ユーザ機器10からACK/NACKが受信されない場合には、これらのサブフレームを、UEによって拒否されたサブフレームと想定し得る。DLにおけるダミーデータ送信の送信のための1つのトリガが、ネットワークノード又はD2D UEがユーザ機器10へ最大許容拒否サブフレーム数、例えば30サブフレーム、即ち30ミリ秒を送信した場合である。ダミーデータは、データチャネル、例えばDLにおけるPDSCHなどでユーザ機器10へ送信され得るランダムデータを含み得る。
−アップリンク既知信号の送信のトリガ
この方法によれば、ネットワークノード又はD2D UEは、UL送信の存在を検証するために使用され得る任意のタイプの既知の信号又はシーケンスを使用し得る。ネットワークノード又はD2D UEが、信号が存在しない、即ち、ネットワークノード又はD2D UEにおいて受信されないと判定する場合には、これは、ユーザ機器10がUL拒否状態であることを意味する。既知のUL信号の例は、CSIレポート、例えば、CQI、RI、PMIなど、SRS、DMRS、ACK/NACK又は任意のULリファレンス信号若しくはパイロット信号などである。
例えば、ネットワークノード又はD2D UEは、より高い頻度、例えば2ミリ秒ごとに1回のCSI報告でユーザ機器10を構成することができる。CSIレポートがあるサブフレームにおいて受信されない場合には、ネットワークノード又はD2D UEは、当該ULサブフレームがユーザ機器10によって拒否されているものと想定し得る。
例えば、上述のような自律的拒否や各個別拒否のパターンなど、IDCに起因してユーザ機器10によって実行された自律的拒否を判定すると、無線ネットワーク又はD2D UEは、UEの自律的拒否サブフレームを補償するように1つ以上の無線動作タスクを適応させ得る。そうしたタスクの例は以下の通りである。
−信号測定に関する1つ以上のパラメータの適応
例えば、測定適応の場合には、ネットワークノード及び/又はD2D UEは、拒否の量などに応じて測定ピリオドを延長し得る。ネットワークノードの場合には、(1つ以上の)パラメータの適応は、UL測定について行われる。D2D UEの場合には、(1つ以上の)パラメータの適応は、自律的拒否を行っているユーザ機器10によって、又はそのユーザ機器10へ送信される信号上で実行されるUL測定及び/又はDL測定について行われ得る。例えば、無線ノード又はD2Dは、100ミリ秒にわたる合計拒否が20ミリ秒以上である場合には、100ミリ秒ではなく200ミリ秒にわたってSINRを測定してもよい。
−UL及び/又はDLにおけるデータのスケジューリング調整
例えば、スケジューリング適応の場合には、ネットワークノード又はD2D UE(即ちUE2)は、検知される拒否のパターン又は統計に基づき、ユーザ機器10(即ちD2D UEの場合のUE1)によって拒否されるものと予期されるサブフレームのスケジューリングを回避し得る。別の例では、無線ノード又はD2D UEは、利用可能なサブフレーム、即ち、ユーザ機器10によって拒否されないサブフレームの間に、ユーザ機器10が可能な限り正常にデータを受信することができるように、データのスケジューリングに、よりロバストなトランスポートフォーマット、例えば、QPSKのような低次の変調及び/又は1/3のような低符号化率を使用し得る。このようにして、システム性能全般、例えば、ビットレート、スループットなどが、自律的拒否により低下しなくなる。
−UE測定に関する(1つ以上の)構成パラメータの適応
例えば、この場合には、ネットワークノード及び/又はD2D UEは、自律的拒否を行うユーザ機器10のUE測定、即ちD2D UEの場合のUE1によって実行される測定に関する1つ以上の構成パラメータを変更し得る。これらのパラメータは、測定性能を向上させるために測定を行うユーザ機器10へ送信される。一例では、ネットワークノード又はD2D UEは、ずっと長いTTT(time to trigger)パラメータ値、例えば640ミリ秒から1280ミリ秒までを構成し得る。別の例では、上位レイヤ平均化パラメータ値、例えば、L3フィルタリング係数値が、例えば、0.5秒から1秒まで延長され得る。別の例では、測定が行われる測定BWが、例えば、25RB(Resource Block)(5MHz)から50RB(10MHz)まで拡張され得る。測定構成パラメータの適応、例えば値の拡大などは、ユーザ機器10が、自律的拒否によって作成されるアイドルピリオドによりあるサブフレームにおいて測定を実行できない場合の測定精度を高めることになる。
−D2D通信のための別のUEの選択
D2D通信を管理するネットワークノード及び/又はD2D UE自体、即ちUE2は、既存のUE、即ちUE1が多数の拒否及び/又は頻繁な拒否を生じさせる場合には、D2D通信を確立するための別のUE、例えばUE3の選択を判定し得る。特に、D2D通信が、測位や緊急通報などのような遅延に敏感な、又はクリティカルなサービスを伴う場合には、ネットワークノード及び/又はD2D UEは、D2D通信のための、拒否を生じさせず、又はUE1よりも生じさせる拒否が少ない別のUEを選択し得る。
−測位に関する1つ以上のパラメータの適応
例えば、測位ノード13、例えばLTEにおけるE−SMLCは、IDC自律的拒否を考慮に入れつつ、ユーザ機器10へ送信される例えば測位用の支援データといった測位構成を適応させ、それは、例えば、測定が行われるキャリア周波数、E−CID RSRPやAoAなどの測位のための異なる測位測定の間の選択、E−CIDやOTDOAなどの異なる測位方法の間の選択、IDC拒否が完了するまでのある時間にわたって測位構成の送信を遅延させること、などである。また、測位ノード13は、ユーザ機器10によって適用されるIDC拒否のパターンに加えて、無線ネットワークノードによってユーザ機器10へ送信されるIDC構成に関する情報も取得し得る。前者の情報は、(LPPa上で)ユーザ機器10のサービング無線ノードから、又は(LPP上で)ユーザ機器10自体から、測位ノード13によって取得され得る。また、測位ノード13は、受信されるIDC構成に関する情報及び/又はIDC拒否のパターンを、測位測定を実行する測定ノード、例えばLMUといった他のノードへ転送してもよい。測定ノードは、この情報を使用して、測定に関するその構成を適応させ、例えば、ユーザ機器10によって拒否されないサブフレームにおけるUE信号の測定のみを行う。
−拒否の完了レベルに応じた無線動作の適応
本開示の別の実施形態、ネットワークノード又はD2D UEは、拒否サブフレームの合計数が有効性ピリオドにおいていつ完了するかを判定する。この判定は、先に述べた明示的機構及び/又は暗黙的機構によって行われ得る。例えば、ネットワークは、ユーザ機器10を、1秒間の有効性ピリオド及び30ミリ秒の最大許容拒否サブフレーム数で構成することができる。IDCシナリオによっては、ユーザ機器10は、冒頭の200ミリ秒にわたって合計許容拒否を完了するかもしれない。従って、ネットワークノード及び/又はユーザ機器10は、200ミリ秒後に無線動作を適応させてもよい。例えば、最大拒否が有効性ピリオドの間に完了する前と後の同じタイプの手順についての異なる無線動作パラメータである。言い換えると、無線動作パラメータは、冒頭の200ミリ秒の間と残りの800ミリ秒の間とで異なり得る。
一態様によれば、少なくとも1つの無線測定を実行する、ネットワークノードによってサービスされるIDC可能なユーザ機器10における方法が提供される。この方法は以下を含む。
−デバイス内の外部無線システムに対する干渉を回避するために、ネットワークノードから、少なくとも1つのIDC方式についての構成、例えば、自律的拒否、IDCサブフレームなどを受信すること。
−測定時間又は評価時間、測定サンプリングレート、測定サンプリングに関する、E−UTRAN動作なしのIDC自律的ギャップの作成のうちの1つ以上を適応させること。適応は1つ以上の構成されるIDCパラメータに基づく。
−適応に基づいて測定を実行すること。
−実行された測定を、1つ以上の無線動作タスク、例えば、ネットワークへの結果の報告、セル変更の実行、無線リンクモニタリングなどのために使用すること。
別の態様によれば、IDC可能なユーザ機器10にサービスするネットワークノードにおける方法が提供される。この方法は以下を含む。
−少なくとも1つのIDC方式、例えば、自律的拒否、IDCサブフレームなどでユーザ機器10を構成して、ユーザ機器10が、E−UTRAN動作なしで、IDCギャップを作成し、デバイス内の外部無線システムに対する干渉を回避することを可能とすること。
−構成されるIDC方式に従ってユーザ機器10によって作成されたIDCギャップに応じて、1つ以上の無線動作手順を適応させること。適応は以下のうちの1つ以上である。
−UE拒否を指し示す(1つ以上の)条件に基づいて測定ピリオドを延長すること。(1つ以上の)条件とは、閾値との比較による信号品質測定、又はダミーデータ送信へのフィードバック応答であり得る。
−自身の測定ピリオドに基づいて、許容される自律的拒否時間を決定すること。
−例えば、ユーザ機器10が、有効性時間内に、ユーザ機器10に許容される全ての拒否サブフレームを消費した場合に、ネットワークノードがユーザ機器10をより積極的にスケジュールすることができるように、ユーザ機器10からの検知される拒否サブフレームにスケジューリングを適応させること。
メジャメントギャップ又は自律的ギャップ、例えばCGIを必要とする測定を、それらが、E−UTRAN動作が生じないIDCギャップとオーバーラップしないように構成すること。
別の態様によれば、ネットワークノードによってサービスされる、少なくとも1つの無線測定を実行することができる、IDC可能なユーザ機器10における方法が提供される。この方法は以下を含む。
ネットワークノードへユーザ機器10のケイパビリティ、即ち、ユーザ機器10が以下のうちの1つ以上を適応させることが可能かどうかを報告すること。
−測定時間又は評価時間、測定サンプリングレート、測定サンプリングを基準とする、E−UTRAN動作なしのIDC自律的ギャップの作成、並びに/又は
−1つ以上のIDCパラメータで構成される場合の測定に関する1つ以上の事前定義されたルール及び/若しくは事前定義された要件を満たすこと。
少なくとも、いくつかの実施形態及び態様によれば、これらの方法及び装置は、IDCのための干渉回避がユーザ機器10及びネットワークノードにおける測定に影響を及ぼさず、又は、少なくとも、そうした問題を軽減することを実現する。
少なくとも、いくつかの実施形態及び態様によれば、これらの方法及び装置は、E−UTRAN手順が中断されないと同時に、ユーザ機器10が、IDCについての干渉回避のための方式のいずれかで構成され、又は、少なくとも、そうした問題を低減することを実現する。
少なくとも、いくつかの実施形態及び態様によれば、これらの方法及び装置は、ユーザ機器10がIDCについての干渉回避のための方式のいずれかで構成される場合に、UE要件が満たされることを実現する。
これらの方法及びデバイスの少なくともいくつかは、より具体的には、測定ノードが、IDC干渉回避に使用される解決策に基づいて、測定ピリオド及び測定サンプリング時間を最適化することを可能にする。
これらの方法の少なくともいくつかは、ユーザ機器10がIDC方式のいずれかで構成される場合に、測定、データスケジューリングなどに関する一貫した挙動を可能にする。
これらの実施形態の少なくともいくつかは、IDC干渉回避が使用される場合の測定の方法を提供する。
また、これらの方法及びデバイスの少なくともいくつかは、無線関連の測定動作を保護するためのIDC干渉回避策に関するパラメータの適応も可能にする。
上述の方法、デバイス、装置、及び回路は、例えば、共存する無線送信/受信を伴う複数のデバイスをサポートする様々な無線通信技術における、NodeB、測位ノード、D2D UE、eNodeB、RBSなどといったユーザ機器及びネットワークノードの性能を改善するために使用され得る。当然ながら、本開示は上述の特徴及び利点だけに限定されるものではない。実際、当業者は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を見れば、更なる特徴及び利点を理解するであろう。
本明細書の実施形態は、実施形態の例が示されている添付図面を参照して上記で説明されている。しかし、実施形態は、多くの異なる形態として具現化されてよく、本明細書に記載される実施形態だけに限定されるものと解釈すべきではない。また、これらの実施形態は相互に排他的ではないことにも留意すべきである。よって、ある実施形態の構成要素又は特徴は、そうした包含が適切である場合には、別の実施形態においても存在し、又は使用されるものと想定され得る。
ネットワークノード、例えばサービング無線ノード12、測位ノード13などは、1つ以上の事前定義されたルールに基づいて1つ以上の動作も取り得る。例えば、前述の例示的な事前定義されたルールにおいては、ネットワークノードは、メジャメントギャップ及びIDC方式の双方を、同じUEについて同時に構成しなくてもよい。
別の例では、ネットワークノードは、IDCギャップと、ユーザ機器10によって受信され、及び/又は送信されるある特定の信号とがオーバーラップせず、又は、少なくとも、一部しかオーバーラップしない場合に、メジャメントギャップとIDC方式の両方を同じユーザ機器10について同時に構成してもよい。
本明細書の実施形態は、実施形態の例が示されている添付図面を参照して説明されている。しかし、解決策は、多くの異なる形態として具現化されてよく、本明細書に記載される実施形態だけに限定されるものと解釈すべきではない。また、これらの実施形態は相互に排他的ではないことにも留意すべきである。よって、ある実施形態の構成要素又は特徴は、そうした包含が適切である場合には、別の実施形態においても存在し、又は使用されるものと想定され得る。
例示と説明のためにすぎないが、本開示の上記その他の実施形態は、本明細書において、無線通信チャネル上で、ユーザ機器、即ち“UE”とも呼ばれる無線端末と通信するRANにおける動作のコンテキストで説明されている。より具体的には、特定の実施形態が、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のメンバーシップによって標準化された、W−CDMA(Wideband Code-Division Multiple Access)技術及び/又はHSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)技術を用いたシステムのコンテキストで記述されている。しかし、本開示はそうした実施形態だけに限定されず、一般に、様々なタイプの通信ネットワークにおいて具現化され得るものであることが理解されるであろう。本明細書で使用する場合、移動端末、無線端末、又はユーザ機器という用語は、通信ネットワークからデータを受信する任意のデバイスを指し得るものであり、それだけに限らないが、携帯電話(“セルラー”電話)、ラップトップ/携帯式コンピュータ、ポケットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、及び/又はデスクトップコンピュータを含み得る。
また、様々なコンテキストにおいて、例えば、NodeB又は無線基地局とも呼ばれ得る“基地局”、及び、“UE”又は“ユーザ機器”と呼ばれることの多い、“無線端末”、“移動端末”、又は“無線デバイス”といった用語の使用は、非限定的であることを考慮すべきであり、必ずしも、通信リンクの2つの特定のノード間のある階層的関係を示唆するものであるとは限らないことにも留意されたい。概して、基地局、例えば“NodeB”、及び無線端末、例えば“UE”は、無線チャネル上で相互に通信するそれぞれの異なる通信デバイスの例とみなされ得る。本明細書で論じた実施形態は、NodeBからUEへのダウンリンクにおける無線送信を中心とし得るが、開示の技術は、例えば、あるコンテキストにおけるアップリンク送信にも適用され得る。その結果、以下で詳細に記述するいくつかの実施形態は、図13、図15に示す受信機回路1301、1501の変形バージョンを含めて、様々な無線端末、基地局、又はその両方における使用に適し得ることになる。当然ながら、アンテナ、アンテナインターフェース回路、無線周波数回路、並びに他の制御及びベースバンド回路を含む付随する回路の詳細は、本明細書で開示する技術の具体的な適用に応じて変化することが理解されるであろう。これらの詳細は本実施形態の完全な理解に必要ではないため、それらの詳細は以下の考察及び添付図面において概ね省略されている。
通信受信機設計の当業者には容易に理解されるように、本明細書で開示したいくつかの機能は、デジタル的なロジック及び/又は1つ以上のマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ若しくは他のディジタルハードウェアを用いて実装されてよい。いくつかの実施形態では、様々な機能のいくつか又は全てが、例えば、単一のASIC(application-specific integrated circuit)において、又は適切なハードウェアインターフェース及び/若しくはソフトウェアインターフェースが介在する2つ以上の別個のデバイスにおいてまとめて実装されてもよい。方法のうちのいくつかは、例えば、無線端末の他の機能コンポーネントと共用されるプロセッサ上で実装されてもよい。
代替的に、上述の送受信機処理回路の機能エレメントのうちのいくつかが、専用ハードウェアの使用によって提供されてもよく、他のエレメントは、適切なソフトウェア又はファームウェアと関連付けられる、ソフトウェアを実行するためのハードウェアを備える。よって、“プロセッサ”又は“コントローラ”という用語は、本明細書で使用する場合、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけを指すとは限らず、DSP(digital signal processor)ハードウェア、ソフトウェアを記憶するためのROM(read-only memory)、ソフトウェア及び/又はプログラム若しくはアプリケーションデータを記憶するためのランダムアクセスメモリ、並びに不揮発性メモリを暗黙的に含み得るが、それだけに限らない。他の通常のハードウェア及び/又はカスタムハードウェアも含まれ得る。通信受信機の設計者らは、これらの設計上の選択肢に固有の、コスト、性能、及び保守のトレードオフを理解するであろう。
以上の説明及び添付の図面は、本明細書で教示する方法及び装置の非限定的な例を表すものであることが理解されるであろう。よって、本明細書で教示する装置及び技法は、以上の説明及び添付図面によって限定されるものではない。そうではなく、本開示は、添付の特許請求の範囲及びその法的な均等物によってのみ限定される。
[略語]
BS Base Station
CID Cell Identity
CRS Cell-specific Reference Signal
DL Downlink
ID Identity
IDC In-Device Coexistence
ISM Industrial, Scientific and Medical
L1 Layer 1
L2 Layer 2
LTE Long Term Evolution
MAC Medium Access Control
MDT Minimization of drive test
OFDM Orthogonal Frequency Division Multiplexing
PBCH Physical Broadcast Channel
PCFICH Physical Control format Indicator
PDCCH Physical Downlink Control Channel
PDSCH Physical Downlink Shared Channel
PHICH Physical Hybrid ARQ Indicator Cahnnel
PSS Primary Synchronization Signal
RAT Radio Access Technology
RE Resource Element
RB Resource Block
RRM Radio Resource Management
RSRQ Reference signal received quality
RSRP Reference signal received power
SFN Single Frequency Network
SRS Sounding Reference Signal
SSS Secondary Synchronization Signal
UE User Equipment
UL Uplink
RSTD Reference signal time difference
SON Self Organizing Network
RSSI Received signal strength indicator
O&M Operational and Maintenance
OSS Operational Support Systems
OTDOA Observed time difference of arrival

Claims (38)

  1. 通信ネットワーク(1)において無線測定を実行するための、ユーザ機器(10)における方法であって、前記ユーザ機器(10)は、デバイス内共存(IDC)可能であり、前記通信ネットワーク(1)内のネットワークノード(12,13)によりサービスされており、前記方法は、
    前記ネットワークノード(12,13)から、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信すること(603,1202)と、
    受信される前記IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を実行すること(605,1204)と、
    を含む方法。
  2. 前記ある条件は、受信される前記IDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDC自律的拒否パラメータを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記IDC自律的拒否パラメータは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDCサブフレームパターンを含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記ある範囲のパラメータは、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ある範囲のパラメータは、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)がどのHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含む、請求項5に記載の方法。
  8. 受信される前記IDC構成が前記ある条件を満たすことを判定すること(604,1203)、
    を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ユーザ機器(10)のケイパビリティを前記ネットワークノード(12,13)へ報告すること(601,1201)、
    を更に含み、
    前記ケイパビリティは、前記IDC構成が前記ある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を前記ユーザ機器(10)が実行可能であること、を指し示す、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 通信ネットワーク(1)においてユーザ機器(10)が無線測定を実行することを可能とするための、ネットワークノード(12,13)における方法であって、前記ユーザ機器(10)は、デバイス内共存(IDC)可能であり、前記通信ネットワーク(1)内のネットワークノード(12,13)によりサービスされており、前記方法は、
    少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成で前記ユーザ機器(10)を構成すること(603,1404)、
    を含み、
    前記IDC構成は、前記IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を前記ユーザ機器(10)が実行することを可能とする、
    方法。
  11. 前記ある条件は、受信される前記IDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDC自律的拒否パラメータを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記IDC自律的拒否パラメータは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDCサブフレームパターンを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記ある範囲のパラメータは、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ある範囲のパラメータは、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)がどのHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 一貫したユーザ機器挙動を保証し、及び/又は前記ユーザ機器(10)が前記無線測定に関する1つ以上の要件を満たすことを保証することになるルールに従って前記IDC構成を決定すること(602,1403)、
    を更に含む、請求項10〜16に記載の方法。
  18. 前記ユーザ機器(10)のケイパビリティを指し示す前記ユーザ機器(10)からのレポートを受信すること(601,1402)、
    を更に含み、
    前記ケイパビリティは、前記IDC構成が前記ある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を前記ユーザ機器(10)が実行可能であること、を指し示す、
    請求項10〜17に記載の方法。
  19. 受信される前記ケイパビリティに基づいて前記IDC構成を決定すること(602,1403)、及び/又は
    受信される前記ケイパビリティに基づいて1つ以上の無線動作タスク若しくはアクションを実行すること(606、1405)、
    を更に含む、請求項18に記載の方法。
  20. 通信ネットワーク(1)において無線測定を実行するように適応されるユーザ機器(10)であって、前記ユーザ機器(10)は、デバイス内共存(IDC)可能であり、前記通信ネットワーク(1)内のネットワークノード(12,13)によりサービスされるように構成され、
    前記ネットワークノード(12,13)から、少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成を受信するように構成される受信機(1301)と、
    受信される前記IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を実行するように構成される実行回路(1302)と、
    を含むユーザ機器(10)。
  21. 前記ある条件は、受信される前記IDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含む、請求項20に記載のユーザ機器(10)。
  22. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDC自律的拒否パラメータを含む、請求項21に記載のユーザ機器(10)。
  23. 前記IDC自律的拒否パラメータは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含む、請求項22に記載のユーザ機器(10)。
  24. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDCサブフレームパターンを含む、請求項21に記載のユーザ機器(10)。
  25. 前記ある範囲のパラメータは、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含む、請求項24に記載のユーザ機器(10)。
  26. 前記ある範囲のパラメータは、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)がどのHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含む、請求項24〜25のいずれか一項に記載のユーザ機器(10)。
  27. 受信される前記IDC構成が前記ある条件を満たすことを判定するように構成される判定回路(1303)、
    を更に含む、請求項20〜26のいずれか一項に記載のユーザ機器(10)。
  28. 前記ユーザ機器(10)のケイパビリティを前記ネットワークノード(12,13)へ報告するように構成される報告回路(1304)、
    を更に含み、
    前記ケイパビリティは、前記IDC構成が前記ある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を前記ユーザ機器(10)が実行可能であること、を指し示す、
    請求項20〜27のいずれか一項に記載のユーザ機器(10)。
  29. 通信ネットワーク(1)においてユーザ機器(10)が無線測定を実行することを可能とするように適応されるネットワークノード(12,13)であって、前記ユーザ機器(10)は、デバイス内共存(IDC)可能であり、前記ネットワークノード(12,13)は、前記通信ネットワーク(1)内の前記ユーザ機器(10)にサービスするように構成され、
    少なくとも1つのIDC方式についてのIDC構成で前記ユーザ機器(10)を構成するように適応される構成回路(1501)、
    を含み、
    前記IDC構成は、前記IDC構成がある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を前記ユーザ機器(10)が実行すること、を可能とする、
    ネットワークノード(12,13)。
  30. 前記ある条件は、受信される前記IDC構成がある範囲のパラメータを含むということを含む、請求項29に記載のネットワークノード(12,13)。
  31. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDC自律的拒否パラメータを含む、請求項30に記載のネットワークノード(12,13)。
  32. 前記IDC自律的拒否パラメータは、あるIDC自律的拒否有効性ピリオドにわたってM個以下のIDC自律的拒否サブフレームが構成されるということを含む、請求項31に記載のネットワークノード(12,13)。
  33. 前記ある範囲のパラメータは、あるIDCサブフレームパターンを含む、請求項30に記載のネットワークノード(12,13)。
  34. 前記ある範囲のパラメータは、ある時間ピリオドにわたってE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)動作のために少なくともM個のサブフレームが利用可能であるということを含む、請求項33に記載のネットワークノード(12,13)。
  35. 前記ある範囲のパラメータは、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)がどのHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセスの使用を控えることを求められるかを指し示す1つ以上のサブフレームパターンのリストを含む、請求項34に記載のネットワークノード(12,13)。
  36. 一貫したユーザ機器挙動を保証し、及び/又は前記ユーザ機器(10)が前記無線測定に関する1つ以上の要件を満たすことを保証することになるルールに従って前記IDC構成を決定するように構成される決定回路(1502)、
    を更に含む、請求項29〜35に記載のネットワークノード(12,13)。
  37. 前記ユーザ機器(10)のケイパビリティを指し示す前記ユーザ機器(10)からのレポートを受信するように構成される受信回路(1503)、
    を更に含み、
    前記ケイパビリティは、前記IDC構成が前記ある条件を満たす場合に、無線測定に関する1つ以上の要件を満たす前記無線測定を前記ユーザ機器(10)が実行可能であること、を指し示す、
    請求項29〜36に記載のネットワークノード(12,13)。
  38. 受信される前記ケイパビリティに基づいて前記IDC構成を決定するように構成される決定回路(1504)、及び/又は
    受信される前記ケイパビリティに基づいて1つ以上の無線動作タスク若しくはアクションを実行するように構成される実行回路(1505)、
    を更に含む、請求項37に記載のネットワークノード(12,13)。
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