JP2016226167A - Power conversion device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、一般に電力変換装置に関し、より詳細には、直流電源からの電力を変換する電力変換装置に関する。 The present invention generally relates to a power converter, and more particularly to a power converter that converts power from a DC power source.
従来、直流電源からの電力を変換する電力変換装置が知られており、たとえば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の電力変換装置は、太陽光による直流電源の電圧を昇圧する昇圧回路と、昇圧回路をバイパスさせるバイパス回路とを備える。バイパス回路は、リレーからなる。
2. Description of the Related Art Conventionally, a power conversion device that converts power from a DC power source is known and disclosed in, for example,
この電力変換装置では、直流電源の電圧が所定の電圧を超えるとき、昇圧回路のスイッチのオン/オフ動作を停止して昇圧動作を停止すると共に、バイパス回路により昇圧回路をバイパスする。このように、この電力変換装置は、昇圧停止の際に昇圧回路を構成する部品の導通損失を低減して、変換効率の向上を図っている。 In this power conversion device, when the voltage of the DC power supply exceeds a predetermined voltage, the switch on / off operation of the booster circuit is stopped to stop the booster operation, and the booster circuit is bypassed by the bypass circuit. As described above, this power conversion device reduces the conduction loss of the components constituting the booster circuit when the boosting is stopped, thereby improving the conversion efficiency.
しかしながら、上記従来例では、リレーが接点を有することから、頻繁にリレーを開閉すると、接点の摩耗や接点の溶着につながる可能性があるため、リレーの開閉回数に制限がある。このため、上記従来例では、たとえば天気が不安定なために直流電源の電圧が所定の電圧を跨いで変動する場合、この変動に追従して昇圧回路(変換回路)をバイパスすることができない可能性があった。つまり、上記従来例は、変換回路をバイパスするかどうかの制御の自由度が低いという問題があった。 However, in the above-described conventional example, since the relay has a contact, frequent opening and closing of the relay may lead to contact wear and contact welding, so the number of times the relay is opened and closed is limited. For this reason, in the above conventional example, for example, when the voltage of the DC power supply fluctuates over a predetermined voltage due to unstable weather, the booster circuit (conversion circuit) cannot be bypassed following the fluctuation. There was sex. That is, the conventional example has a problem that the degree of freedom in controlling whether to bypass the conversion circuit is low.
本発明は、上記の点に鑑みてなされており、変換回路をバイパスするかどうかの制御の自由度を向上させることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to improve the degree of freedom in controlling whether or not to bypass the conversion circuit.
本発明の電力変換装置は、一対の第1端子と、一対の第2端子と、前記一対の第1端子間に入力される直流電圧を変換して前記一対の第2端子間に出力する変換回路と、前記一対の第1端子と前記一対の第2端子との間において、前記変換回路をバイパスするバイパス経路を開閉する半導体スイッチと、前記半導体スイッチを制御する制御回路とを備えることを特徴とする。 The power conversion device of the present invention converts a direct current voltage input between a pair of first terminals, a pair of second terminals, and the pair of first terminals, and outputs the converted voltage between the pair of second terminals. A semiconductor switch that opens and closes a bypass path that bypasses the conversion circuit between the pair of first terminals and the pair of second terminals, and a control circuit that controls the semiconductor switch. And
本発明は、変換回路をバイパスするかどうかの制御の自由度を向上させることができる。 The present invention can improve the degree of freedom in controlling whether to bypass the conversion circuit.
<基本形態>
まず、本発明の基本形態に係る電力変換装置1について説明する。基本形態の電力変換装置1は、図1に示すように、一対の第1端子11,12と、一対の第2端子21,22と、変換回路3と、半導体スイッチ4と、制御回路5とを備えている。
<Basic form>
First, the
変換回路3は、一対の第1端子11,12間に入力される直流電圧を変換して一対の第2端子21,22間に出力する。半導体スイッチ4は、一対の第1端子11,12と一対の第2端子21,22との間において、変換回路3をバイパスするバイパス経路S1を開閉する。そして、制御回路5は、半導体スイッチ4を制御する。
The
<<構成>>
以下、基本形態の電力変換装置1の構成について、より詳細に説明する。以下の説明では、一対の第1端子11,12間に入力される直流電圧を「入力電圧V1」、一対の第1端子11,12を流れる電流を「入力電流」という。また、以下の説明では、一対の第2端子21,22間から出力される電圧を「出力電圧V2」という。さらに、「端子」は、必ずしも、電線を接続するための部品として実体を有しなくてもよく、たとえば電子部品のリードや、回路基板に含まれる導体の一部であってもよい。
<< Configuration >>
Hereinafter, the structure of the
一対の第1端子11,12には、直流電源6が電気的に接続されている。このため、一対の第1端子11,12間には、直流電源6から直流電圧が入力される。ここでは、直流電源6として太陽電池61(図3参照)を想定しているが、蓄電池や燃料電池などであってもよい。つまり、直流電源6は、直流電圧を発生する電源であればよい。
A
一対の第2端子21,22には、インバータ回路7が電気的に接続されている。このため、一対の第2端子21,22から出力される直流電圧がインバータ回路7に入力される。インバータ回路7は、たとえば4つのスイッチング素子からなるフルブリッジ・インバータであり、出力電圧V2を交流電圧に変換する。インバータ回路7の出力する交流電圧は負荷8に供給される。
The
負荷8は、交流電圧を受けて動作する機器や、電力系統81(図3参照)である。もちろん、負荷8は、直流電圧を受けて動作する機器であってもよい。この場合、インバータ回路7は不要である。負荷8が電力系統81である場合、インバータ回路7は、電力系統81の系統電圧の位相と同期した電流が流れるように制御される。なお、基本形態の電力変換装置1がインバータ回路7を備えるか否かは任意である。電力変換装置1がインバータ回路7を備える場合、制御回路5がインバータ回路7の制御を行ってもよい。
The
一対の第1端子11,12間には、入力キャパシタC1が電気的に接続されている。また、一対の第2端子21,22間には、出力キャパシタC2が電気的に接続されている。入力キャパシタC1および出力キャパシタC2は、半導体スイッチ4のスイッチング制御により生じるノイズを吸収する。なお、基本形態の電力変換装置1が入力キャパシタC1および出力キャパシタC2を備えるか否かは任意である。
An input capacitor C1 is electrically connected between the pair of
変換回路3は、昇圧型のDC/DCコンバータであり、リアクトルL1と、ダイオードD1と、スイッチング素子Q1とで構成されている。リアクトルL1の両端のうち、第1端は高電位側の第1端子11に電気的に接続され、第2端はダイオードD1のアノードに電気的に接続されている。ダイオードD1のカソードは、高電位側の第2端子21に電気的に接続されている。
The
スイッチング素子Q1は、エンハンスメント型のnチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)からなる。スイッチング素子Q1のソースは、低電位側の第1端子12および第2端子22に電気的に接続されている。スイッチング素子Q1のドレインは、リアクトルL1の第2端およびダイオードD1のアノードに電気的に接続されている。スイッチング素子Q1は、制御回路5から与えられる制御信号によりオン/オフする。言い換えれば、スイッチング素子Q1は、制御回路5により制御される。なお、スイッチング素子Q1はMOSFETに限定されず、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)やバイポーラトランジスタなどの他の半導体スイッチ素子であってもよい。
The switching element Q1 is composed of an enhancement type n-channel MOSFET (Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor). The source of the switching element Q1 is electrically connected to the
変換回路3は、出力電圧V2が安定するように、入力電圧V1を昇圧して出力する。ここで、「出力電圧V2が安定する」とは、出力電圧V2の電圧値が大幅に変動しないように出力電圧V2の電圧値の変動が抑制されている状態を意味し、出力電圧V2が定電圧に維持される状態だけでなく、出力電圧V2がある範囲に収まる状態を含む。たとえば、負荷8が電力系統81であれば、変換回路3は、出力電圧V2が基準電圧以上となるように(つまり、出力電圧V2が系統電圧よりも高くなるように)入力電圧V1を昇圧する。基準電圧は、たとえば300〜330〔V〕である。
The
半導体スイッチ4は、エンハンスメント型のnチャネルMOSFETからなる。半導体スイッチ4のソースは、高電位側の第1端子11およびリアクトルL1の第1端に電気的に接続されている。半導体スイッチ4のドレインは、高電位側の第2端子21およびダイオードD1のカソードに電気的に接続されている。また、半導体スイッチ4のドレイン−ソース間には、ダイオード41が電気的に接続されている。ダイオード41は、アノードが半導体スイッチ4のソースに、カソードが半導体スイッチ4のドレインに電気的に接続されている。ここでは、ダイオード41は、半導体スイッチ4の寄生ダイオードである。
The
半導体スイッチ4は、変換回路3のリアクトルL1およびダイオードD1の直列回路と並列に電気的に接続されている。言い換えれば、半導体スイッチ4は、一対の第1端子11,12と一対の第2端子21,22との間において、変換回路3をバイパスするバイパス経路S1に設けられている。そして、半導体スイッチ4は、制御回路5から与えられる駆動信号によりオン/オフすることで、バイパス経路S1を開閉する。
The
なお、半導体スイッチ4はMOSFETに限定されず、たとえばIGBT、RB−IGBT(Reverse Blocking IGBT:逆阻止IGBT)、バイポーラトランジスタ、トライアックなどの他の半導体スイッチ素子であってもよい。その他、半導体スイッチ4は、GaN(窒化ガリウム)系の半導体スイッチング素子であってもよい。
The
制御回路5は、たとえばマイコン(マイクロコンピュータ)やDSP(Digital Signal Processor)を主構成としており、メモリに記憶されているプログラムを実行することにより各種処理を実行する。プログラムは、電気通信回線を通して提供されてもよく、記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。制御回路5は、変換回路3のスイッチング素子Q1に制御信号を与え、オン/オフを切り替えることで変換回路3を制御する。この制御信号は、PWM(Pulse Width Modulation)信号である。なお、制御信号はPWM信号に限定されず、たとえばPFM(Pulse Frequency Modulation)信号やPAM(Pulse Amplitude Modulation)信号であってもよい。
The
制御回路5は、半導体スイッチ4に駆動信号を与え、オン/オフを切り替えることで半導体スイッチ4を制御する。具体的には、制御回路5は、一対の第1端子11,12間に入力される電圧(入力電圧V1)が目標範囲に収まっているときに、半導体スイッチ4をオンにする制御を実行する。ここで、目標範囲の上限は、有限ではなく無限大であってもよい。たとえば、制御回路5は、「入力電圧V1が目標電圧以上である」ときに「入力電圧V1が目標範囲に収まっている」として、半導体スイッチ4をオンにする。目標電圧は、出力電圧V2に応じて設定される。たとえば、負荷8が電力系統81であれば、出力電圧V2が300〜330〔V〕以上となればよいので、目標電圧は300Vに設定されてもよい。
The
または、制御回路5は、一対の第1端子11,12を流れる電流(入力電流)が目標範囲に収まっているときに、半導体スイッチ4をオンにする制御を実行してもよい。この構成では、監視対象が入力電圧から入力電流に変わっただけであり、制御回路5による半導体スイッチ4の制御は本質的に変わらない。つまり、制御回路5は、監視対象が入力電圧および入力電流の少なくとも一方が目標範囲に収まっているとき(変換回路3の動作が不要なとき)に、半導体スイッチ4をオンにする制御を実行すればよい。
Alternatively, the
<<動作>>
以下、基本形態の電力変換装置1の動作について説明する。以下の説明では、直流電源6が太陽電池61、負荷8が電力系統81であると仮定する。また、以下の説明では、制御回路5が入力電圧V1を監視していると仮定する。
<< Operation >>
Hereinafter, the operation of the
入力電圧V1が目標電圧を下回っているとき、制御回路5は、変換回路3のスイッチング素子Q1を制御することで、入力電圧V1を昇圧させる。つまり、日射量が少ない場合など直流電源6の電源電圧が目標電圧を下回っているときは、変換回路3が動作する。このとき、制御回路5は、半導体スイッチ4がオフとなるように制御する。したがって、入力電圧V1が目標電圧を下回っているときは、バイパス経路S1が開くため、バイパス経路S1には電流が流れない。
When the input voltage V1 is lower than the target voltage, the
入力電圧V1が目標電圧以上になったとき、入力電圧V1を昇圧させる必要がないため、制御回路5は、変換回路3のスイッチング素子Q1の制御を停止する。つまり、十分な日射量があるために直流電源6の電源電圧が目標電圧以上になったときは、変換回路3の動作が停止する。このとき、制御回路5は、半導体スイッチ4がオンとなるように制御する。したがって、入力電圧V1が目標電圧以上になったときは、バイパス経路S1が閉じ、バイパス経路S1に電流が流れる。そして、入力電流は、変換回路3のリアクトルL1およびダイオードD1の直列回路と、バイパス経路S1とに分かれて流れる。
When the input voltage V1 becomes equal to or higher than the target voltage, the
ここで、変換回路3の動作が停止しているときに、変換回路3(リアクトルL1およびダイオードD1)に電流が流れると、導通損失が生じて電力変換装置1の変換効率が低下する。そこで、基本形態の電力変換装置1では、変換回路3の動作が停止しているときに、バイパス経路S1を閉じ、バイパス経路S1に電流を流して導通損失を低減することで、電力変換装置1の変換効率を向上させている。なお、半導体スイッチ4のオン抵抗は、変換回路3のリアクトルL1およびダイオードD1の直列回路の抵抗よりも小さいことが好ましい。この場合、入力電流の大部分がバイパス経路S1を流れるので、導通損失をより低減することができる。
Here, when the operation of the
<比較例>
以下、比較例の電力変換装置100について説明する。ただし、以下の説明では、基本形態と共通する構成について説明を適宜省略する。比較例の電力変換装置100は、図2に示すように、半導体スイッチ4の代わりにリレー101を備えている点で、基本形態の電力変換装置1と異なっている。
<Comparative example>
Hereinafter, the
リレー101は、たとえば電磁リレーなどの有接点リレーである。言い換えれば、リレー101は、メカニカルリレーである。リレー101は、半導体スイッチ4と同様に、制御回路5から与えられる駆動信号によりオン/オフすることで、バイパス経路S1を開閉する。
ここで、リレー101は接点を有することから、頻繁にリレー101を開閉すると、接点の摩耗や接点の溶着につながる可能性がある。このため、比較例の電力変換装置100を長期間使用することを考慮すると、リレー101の開閉回数に制限を設ける必要がある。「開閉回数」は、リレー101(または半導体スイッチ4)をオン(またはオフ)にする回数である。たとえば、リレー101の所定期間(たとえば、1日)における開閉回数は、1回〜数回に設定される。
Here, since the
以下、リレー101の1日当たりの開閉回数が1回に制限されていると仮定して、比較例の電力変換装置100の動作について説明する。まず、任意の時刻において天気が晴れであり、十分な日射量があるために直流電源6の電源電圧(入力電圧V1)が目標電圧以上になったとする。このとき、制御回路5はリレー101をオンに制御し、バイパス経路S1を閉じる。その後、天気が一時的に悪化し、日射量が少なくなることで直流電源6の電源電圧(入力電圧V1)が目標電圧を下回ると、制御回路5は、リレー101をオフに制御し、バイパス経路S1を開く。そして、その後天気が回復し、日射量が多くなることで直流電源6の電源電圧(入力電圧V1)が目標電圧以上になったとする。この場合、リレー101は、既に1度オンになっていることから、1日当たりの開閉回数の制限に達している。したがって、制御回路5は、リレー101をオンに制御できず、バイパス経路S1を閉じることができない。
Hereinafter, the operation of the
つまり、比較例の電力変換装置100では、リレー101の開閉回数が制限に達すると、その後リレー101をオン/オフすることができない。このため、比較例の電力変換装置100では、変換回路3の動作が停止しても制御回路5がバイパス経路S1を閉じることができず、変換回路3に電流が流れて導通損失が生じる。このように、比較例の電力変換装置100では、たとえば天気が不安定なために直流電源6の電源電圧(入力電圧V1)が所定の電圧(目標電圧)を跨いで変動する場合、この変動に追従して変換回路3をバイパスすることができない。その結果、比較例の電力変換装置100では、変換回路3をバイパスすることができなくなると、変換回路3で導通損失が発生するために直流電源6で発電する電力量を十分に生かすことができず、変換効率を向上させることが困難である。
That is, in the
<効果>
これに対して、基本形態の電力変換装置1では、半導体スイッチ4によりバイパス経路S1を開閉している。そして、半導体スイッチ4は、接点を有さないことから、実質上、リレー101のように開閉回数に制限を設ける必要がない。このため、基本形態の電力変換装置1では、たとえば天気が不安定なために直流電源6の電源電圧(入力電圧V1)が所定の電圧(目標電圧)を跨いで変動する場合でも、この変動に追従して変換回路3をバイパスすることができる。その結果、基本形態の電力変換装置1では、直流電源6で発電する電力量を十分に生かすことができ、比較例の電力変換装置100よりも変換効率を向上させることができる。また、基本形態の電力変換装置1では、変換回路3の動作が必要になったときに、速やかに半導体スイッチ4をオフに制御することでバイパス経路S1を開くことができる。つまり、基本形態の電力変換装置1では、半導体スイッチ4の開閉回数に制限がないことから、変換回路3をバイパスするかどうかの制御の自由度を向上させることができる。
<Effect>
On the other hand, in the
<実施形態>
以下、本発明の実施形態に係る電力変換装置10について説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、以下の説明では、基本形態と共通する構成について説明を適宜省略する。
<Embodiment>
Hereinafter, the
実施形態の電力変換装置10は、図3に示すように、一対の第1端子11,12と、一対の第2端子21,22と、変換回路3と、半導体スイッチ4と、制御回路5とを備えている。また、実施形態の電力変換装置10は、入力電圧検出部13と、出力電圧検出部14と、2つの電流検出部15,16と、ダイオード41と、キャパシタ42とを備えている。さらに、制御回路5は、フィルタ回路51と、保護回路52とを有している。ここでは、直流電源6は太陽電池61、負荷8は電力系統81である。
As shown in FIG. 3, the
実施形態の電力変換装置10は、インバータ回路7を含めてパワーコンディショナを構成している。このパワーコンディショナは、定常時、系統連系運転を行い、直流電源6から入力される直流電力を交流電力に変換し、電力系統81へ出力する。また、パワーコンディショナは、電力系統81の停電等の異常時には、解列器を開放し、電力系統81から解列された状態で交流電力を出力する自立運転を行うように構成されている。
The
なお、実施形態の電力変換装置10の用途は、パワーコンディショナに限定されるわけではない。また、直流電源6は太陽電池61に、負荷8は電力系統81に限定されない。
In addition, the use of the
以下、実施形態の電力変換装置10の各部の機能について図4〜図11を用いて説明する。なお、図4〜図11では、各部の機能を際立たせて説明するために、説明に当たって不要な構成の図示を省略している。
Hereinafter, the function of each part of the
<<電圧検出部>>
入力電圧検出部13は、図4に示すように、一対の第1端子11,12間に電気的に接続されている。入力電圧検出部13は、一対の第1端子11,12間に入力される直流電圧(入力電圧V1)の電圧値を検出する機能を有している。入力電圧検出部13は、たとえば一対の分圧抵抗を用いて構成され、検出値(入力電圧V1の電圧値)に応じた信号を、制御回路5に対して出力する。そして、制御回路5は、入力電圧検出部13の検出結果に応じて、変換回路3のスイッチング素子Q1および半導体スイッチ4を制御してもよい。
<< Voltage detector >>
As shown in FIG. 4, the
たとえば、制御回路5は、入力電圧検出部13で検出される入力電圧V1が目標電圧を下回っていれば、変換回路3を動作させ、半導体スイッチ4をオフに制御する。また、制御回路5は、入力電圧V1が目標電圧以上になれば、変換回路3の動作を停止させ、半導体スイッチ4をオンに制御する。
For example, if the input voltage V1 detected by the input
本実施形態の電力変換装置10は、図3に示すように、出力電圧検出部14をさらに備えている。出力電圧検出部14は、一対の第2端子21,22間に電気的に接続され、一対の第2端子21,22間に出力される直流電圧(出力電圧V2)の電圧値を検出する機能を有している。出力電圧検出部14は、たとえば一対の分圧抵抗を用いて構成され、検出値(出力電圧V2の電圧値)に応じた信号を、制御回路5に対して出力する。
As shown in FIG. 3, the
そして、実施形態の電力変換装置10では、制御回路5は、入力電圧検出部13の検出結果および出力電圧検出部14の検出結果に応じて、変換回路3のスイッチング素子Q1および半導体スイッチ4を制御する。具体的には、制御回路5は、入力電圧検出部13で検出される入力電圧V1が、出力電圧検出部14で検出される出力電圧V2を下回っていれば、変換回路3を動作させ、半導体スイッチ4をオフに制御する。また、制御回路5は、入力電圧V1が出力電圧V2以上になれば、変換回路3の動作を停止させ、半導体スイッチ4をオンに制御する。
In the
この構成では、制御回路5は、入力電圧V1のみならず出力電圧V2も考慮するため、半導体スイッチ4をより細やかな条件に応じて制御できるので好ましい。また、この構成では、制御回路5は、入力電圧V1と出力電圧V2との電位差が大きいときに半導体スイッチ4をオンにしない制御を実行できる。このため、この構成では、入力電圧V1と出力電圧V2との電位差に起因する突入電流を、半導体スイッチ4に流れ難くすることができ、好ましい。なお、実施形態の電力変換装置10が出力電圧検出部14を備えるか否かは任意である。
In this configuration, since the
<<電流検出部>>
電流検出部15は、図3に示すように、変換回路3のリアクトルL1の第1端と、分岐点P1との間に設けられている。電流検出部15は、変換回路3に流れる電流を検出する機能を有している。ここで、分岐点P1は、一対の第1端子11,12から変換回路3に電流が流れる経路とバイパス経路S1とに分岐する点である。電流検出部16は、図3に示すように、一対の第1端子11,12と分岐点P1との間に設けられている。電流検出部16は、一対の第1端子11,12と分岐点P1との間を流れる電流を検出する機能を有している。
<< Current detection section >>
As shown in FIG. 3, the
電流検出部15,16は、たとえばカレントトランスを用いて構成され、検出値(電流値)に応じた信号を、制御回路5に対して出力する。そして、実施形態の電力変換装置10では、制御回路5は、電流検出部15,16の検出結果に応じて、変換回路3のスイッチング素子Q1および半導体スイッチ4を制御する。
The
具体的には、制御回路5は、電流検出部15の検出値を所定の電流値と比較する。そして、制御回路5は、当該検出値が所定の電流値を上回ると、スイッチング素子Q1をオフに制御する。また、制御回路5は、電流検出部15,16の各々の検出値の差分と所定の電流値とを比較する。そして、制御回路5は、当該差分が所定の電流値を上回ると、半導体スイッチ4をオフに制御する。
Specifically, the
このように、実施形態の電力変換装置10は、電流検出部15,16を備えることにより、変換回路3および半導体スイッチ4に過大な電流が流れるのを防止することができる。とくに、実施形態の電力変換装置10は、電流検出部15,16を備えることにより、変換回路3を流れる電流と、半導体スイッチ4を流れる電流とを個別に監視することができる。なお、実施形態の電力変換装置10が電流検出部15,16を備えるか否かは任意である。
As described above, the
また、実施形態の電力変換装置10は、たとえば図5に示すように、電流検出部15,16のうち電流検出部16のみを備えていてもよい。この構成では、上記と同様に、制御回路5が電流検出部16の検出結果に応じて半導体スイッチ4を制御することで、変換回路3および半導体スイッチ4に過大な電流が流れるのを防止することができる。
Moreover, the
その他、実施形態の電力変換装置10は、たとえば図6に示すように、電流検出部17を備えていてもよい。電流検出部17は、分岐点P1と半導体スイッチ4との間に設けられており、バイパス経路S1を流れる電流を検出する機能を有している。電流検出部17は、たとえばカレントトランスを用いて構成され、検出値(電流値)に応じた信号を、制御回路5に出力する。そして、制御回路5は、電流検出部17の検出結果に応じて半導体スイッチ4を制御する。
In addition, the
具体的には、制御回路5は、電流検出部17の検出値を所定の電流値と比較する。そして、制御回路5は、バイパス経路S1に電流が流れているときに、当該検出値が所定の電流値を上回ると、半導体スイッチ4をオフに制御する。この構成では、電流検出部17により、半導体スイッチ4に過大な電流が流れるのを防止することができる。
Specifically, the
また、この構成では、半導体スイッチ4がダイオード41(寄生ダイオード)を備えていれば、制御回路5は以下の制御が可能である。変換回路3が動作しているとき、入力電圧V1が出力電圧V2を下回っているので、ダイオード41は非導通であり、バイパス経路S1に電流が流れない。一方、変換回路3の動作が停止しているとき、入力電圧V1が出力電圧V2以上となるので、ダイオード41が導通し、バイパス経路S1に電流が流れる。したがって、制御回路5は、電流検出部17の検出結果により、変換回路3の動作が停止しているときに半導体スイッチ4をオンに制御することができる。この構成では、入力電圧検出部13を備えずとも、半導体スイッチ4の制御が可能である。
In this configuration, if the
また、この構成では、制御回路5は、電流検出部17で検出される電流の向きが逆向きであれば、半導体スイッチ4に異常が発生していると判定することができる。つまり、電流検出部17で検出される電流の向きが逆向きとなるのは、変換回路3が動作しているにも関わらず半導体スイッチ4がオンになっている場合であり、半導体スイッチ4に異常が発生しているからである。
In this configuration, the
<<ダイオード>>
本実施形態の電力変換装置10では、ダイオード41は、図3に示すように、半導体スイッチ4の寄生ダイオードである。基本形態でも述べたように、ダイオード41のアノードは、半導体スイッチ4のソースに電気的に接続されている。また、ダイオード41のカソードは、半導体スイッチ4のドレインに電気的に接続されている。つまり、ダイオード41は、半導体スイッチ4に並列に電気的に接続されている。
<< Diode >>
In the
実施形態の電力変換装置10では、制御回路5は、ダイオード41が導通してから半導体スイッチ4をオンに制御することで、いわゆる同期整流を実現することができる。また、ダイオード41が導通してから半導体スイッチ4がオンになるので、半導体スイッチ4の両端の電位差(ドレインとソースとの電位差)を小さくした状態でオンにでき、半導体スイッチ4に過大な電流が流れるのを防止することができる。
In the
もちろん、ダイオード41は、図7に示すように、寄生ダイオードの代わりに、半導体スイッチ4とは異なるディスクリート部品であってもよい。この場合、ダイオード41が半導体スイッチ4よりも突入電流に対する耐性が優れているのが好ましい。つまり、直流電源6の電源投入時や直流電源6の電源電圧の変動により生じる突入電流をダイオード41に流すことができるので、半導体スイッチ4に突入電流が流れるのを防止することができる。その他、実施形態の電力変換装置10は、半導体スイッチ4の寄生ダイオードと別に、ディスクリート部品であるダイオード41を備えていてもよい。なお、実施形態の電力変換装置10がダイオード41を備えるか否かは任意である。
Of course, the
<<キャパシタ>>
キャパシタ42は、図8に示すように、第1端が半導体スイッチ4のゲートに電気的に接続され、第2端が半導体スイッチ4のドレインに電気的に接続されている。つまり、キャパシタ42は、半導体スイッチ4に並列に電気的に接続されている。キャパシタ42は、通常、突入電流に対するインピーダンスが、半導体スイッチ4の突入電流に対するインピーダンスよりも小さい。したがって、実施形態の電力変換装置10では、突入電流をキャパシタ42に流すことができるので、半導体スイッチ4に突入電流が流れるのを防止することができる。とくに、実施形態の電力変換装置10は、上記のダイオード41とキャパシタ42との両方を備えているので、半導体スイッチ4に突入電流が流れるのを効果的に防止することができる。なお、実施形態の電力変換装置10がキャパシタ42を備えるか否かは任意である。
<< Capacitor >>
As shown in FIG. 8, the
<<フィルタ回路>>
フィルタ回路51は、半導体スイッチ4をオンにする条件の成立時(ここでは、入力電圧V1が目標電圧以上になった時)に半導体スイッチ4に与える駆動信号の低周波成分を通過させる機能を有している。言い換えれば、フィルタ回路51は、ローパスフィルタの機能を有している。フィルタ回路51を備えない場合、制御回路5は、半導体スイッチ4をオンにする条件の成立時に駆動信号を半導体スイッチ4に与える。この場合、短期間に入力電圧V1が目標電圧を跨いで変動すると、半導体スイッチ4を短期間で頻繁にオン/オフすることになり、ハンチングが発生するおそれがある。「ハンチング」とは、半導体スイッチ4のオン/オフが短期間で繰り返されることにより、電力変換装置10の出力電流が脈動する現象である。また、ハンチングが発生する状況では、半導体スイッチ4が異常に発熱するおそれがある。
<< Filter circuit >>
The
実施形態の電力変換装置10では、制御回路5は、フィルタ回路51により駆動信号をフィルタリングすることで、半導体スイッチ4のオン/オフの頻度を減らし、ハンチングの発生を低減することができる。
In the
また、フィルタ回路51は、半導体スイッチ4に駆動信号を与えるタイミングを遅延させる機能も有している。このため、制御回路5は、ダイオード41が導通してから半導体スイッチ4をオンにする制御を、フィルタ回路51により実現することができる。
The
実施形態の電力変換装置10では、フィルタ回路51は、制御回路5に組み込まれている。もちろん、フィルタ回路51は、たとえば図9に示すように、制御回路5とは異なるハードウェアで構成されていてもよい。この場合、フィルタ回路51は、たとえば抵抗器およびキャパシタを有するCR積分回路(ローパスフィルタ)で構成されていてもよい。なお、実施形態の電力変換装置10がフィルタ回路51を備えるか否かは任意である。
In the
<<ヒステリシス>>
ところで、上記のハンチングの発生を低減するために、制御回路5が半導体スイッチ4をオンにする条件と、制御回路5が半導体スイッチ4をオフにする条件とを互いに異ならせてもよい。つまり、制御回路5は、半導体スイッチ4の制御にヒステリシスを持たせてもよい。
<< Hysteresis >>
By the way, in order to reduce the occurrence of the hunting, the condition for the
以下、制御回路5による半導体スイッチ4のヒステリシス制御について説明する。たとえば図10に示すように、入力電圧V1が第1閾値電圧TH1を上回ることを、制御回路5が半導体スイッチ4をオンにする条件とする。また、入力電圧V1が第2閾値電圧TH2(<第1閾値電圧TH1)を下回ることを、制御回路5が半導体スイッチ4をオフにする条件とする。また、負荷8が電力系統81であれば、第1閾値電圧TH1および第2閾値電圧TH2は、差がたとえば5〔V〕〜10〔V〕となるように設定される。
Hereinafter, hysteresis control of the
この場合、時刻t1において入力電圧V1が第1閾値電圧TH1以上になると、制御回路5は、半導体スイッチ4をオンに制御する。入力電圧V1が一時的に変動し、時刻t2(>時刻t1)において第1閾値電圧TH1を下回ったとする。このとき、入力電圧V1は第2閾値電圧TH2を下回っていないので、制御回路5は、半導体スイッチ4をオンに維持する。そして、時刻t3(>時刻t2)において、入力電圧V1が第2閾値電圧TH2を下回ると、制御回路5は、半導体スイッチ4をオフに制御する。
In this case, when the input voltage V1 becomes equal to or higher than the first threshold voltage TH1 at time t1, the
上述のように、制御回路5が半導体スイッチ4のヒステリシス制御を実行することで、半導体スイッチ4のオン/オフの頻度を減らし、ハンチングの発生を低減することができる。なお、実施形態の電力変換装置10において、制御回路5がヒステリシス制御を実行するか否かは任意である。
As described above, when the
実施形態の電力変換装置10では、制御回路5が半導体スイッチ4のヒステリシス制御を実行しているが、他の構成であってもよい。たとえば、制御回路5とは別にシュミットトリガ回路を設け、シュミットトリガ回路を用いることで半導体スイッチ4のヒステリシス制御を実行してもよい。
In the
<<保護回路>>
保護回路52は、半導体スイッチ4および変換回路3のスイッチング素子Q1の両方がオンとなるのを禁止する機能を有している。保護回路52は、たとえばNAND素子やフリップフロップなどの論理素子を組み合わせて構成される。保護回路52は、半導体スイッチ4をオンにする条件と、スイッチング素子Q1をオンにする条件とを同時に満たした場合に、スイッチング素子Q1をオン制御する制御信号と、半導体スイッチ4をオン制御する駆動信号とを制御回路5が出力するのを禁止する。
<< Protection circuit >>
The
実施形態の電力変換装置10では、制御回路5は、保護回路52を備えているので、半導体スイッチ4とスイッチング素子Q1とが同時にオンになるのを防止することができる。したがって、実施形態の電力変換装置10は、変換回路3およびバイパス経路S1が同時に導通し、過大な電流が流れるのを防止することができる。
In the
実施形態の電力変換装置10では、保護回路52は、制御回路5に組み込まれている。もちろん、保護回路52は、たとえば図11に示すように、制御回路5とは異なるハードウェアで構成されていてもよい。なお、実施形態の電力変換装置10が保護回路52を備えるか否かは任意である。
In the
<<変換回路の状態の監視>>
ところで、実施形態の電力変換装置10では、制御回路5は、変換回路3の動作状態を監視している。具体的には、制御回路5は、変換回路3をゲートブロックしているか否かを監視することで、変換回路3が動作しているか、または動作を停止しているかを監視する。この構成では、制御回路5は、半導体スイッチ4をオンにする条件の成立時において、変換回路3の動作が実際に停止していることを確認してから半導体スイッチ4をオンに制御できる。したがって、この構成では、半導体スイッチ4とスイッチング素子Q1とが同時にオンになるのを防止することができる。この構成は、上述の保護回路52と併用すれば、より有効である。
<< Monitoring of conversion circuit state >>
By the way, in the
なお、制御回路5は、変換回路3の状態の監視を絶えず行う必要はない。たとえば、制御回路5は、系統連系運転、または自立運転を行っている間、変換回路3の状態の監視を行えばよい。
The
<<変換回路>>
上述の基本形態の電力変換装置1および実施形態の電力変換装置10では、変換回路3は昇圧型のDC/DCコンバータで構成されているが、他の構成であってもよい。以下、変換回路3の種々の構成について図12〜図14を用いて説明する。なお、図12〜図14では、実施形態の電力変換装置10の構成の一部の図示を省略している。
<< Conversion circuit >>
In the
変換回路3は、たとえば図12に示すように、2つの昇圧回路31,32からなる、いわゆる対称形のDC/DCコンバータで構成されていてもよい。昇圧回路31は、リアクトルL1と、ダイオードD1と、スイッチング素子Q1とで構成されている。昇圧回路32は、リアクトルL2と、ダイオードD2と、スイッチング素子Q2とで構成されている。
For example, as shown in FIG. 12, the
リアクトルL1およびダイオードD1の直列回路は、高電位側の第1端子11と第2端子21との間に電気的に接続されている。リアクトルL2およびダイオードD2の直列回路は、低電位側の第1端子12と第2端子22との間に電気的に接続されている。また、ダイオードD1,D2は、互いに逆向きとなっている。
The series circuit of the reactor L1 and the diode D1 is electrically connected between the
一対の第1端子11,12間には、入力キャパシタC11,C12の直列回路が電気的に接続されている。入力キャパシタC11,C12の接続点は、一対の第1端子11,12の中間に位置する端子11Aに電気的に接続されている。一対の第2端子21,22間には、出力キャパシタC21,C22の直列回路が電気的に接続されている。出力キャパシタC21,C22の接続点は、一対の第2端子21,22の中間に位置する端子21Aに電気的に接続されている。また、第1端子13および第2端子23には、スイッチング素子Q1のソースと、スイッチング素子Q2のドレインとが電気的に接続されている。
A series circuit of input capacitors C11 and C12 is electrically connected between the pair of
この電力変換装置1では、昇圧回路31をバイパスするバイパス経路S1と、昇圧回路32をバイパスするバイパス経路S2とを有している。バイパス経路S1には、半導体スイッチ4Aが設けられている。バイパス経路S2には、半導体スイッチ4Bが設けられている。半導体スイッチ4A,4Bは、いずれも半導体スイッチ4と同じ機能を有する。また、半導体スイッチ4A,4Bは、互いに逆向きとなっている。
The
この変換回路3は、制御回路5がスイッチング素子Q1,Q2を制御することにより、出力電圧V2が安定するように、入力電圧V1を昇圧して出力する。また、この電力変換装置1では、制御回路5は、一対の第1端子11,12間に入力される電圧(入力電圧V1)が目標範囲に収まっているときに、半導体スイッチ4A,4Bをオンにする制御を実行する。
The
また、変換回路3は、たとえば図13に示すように、降圧型のDC/DCコンバータで構成されていてもよい。この変換回路3は、リアクトルL1と、ダイオードD1と、スイッチング素子Q1とで構成されている。リアクトルL1の両端のうち、第1端はダイオードD1のカソードに電気的に接続され、第2端は高電位側の第2端子21に電気的に接続されている。ダイオードD1のアノードは、低電位側の第1端子12および第2端子22に電気的に接続されている。スイッチング素子Q1のソースは、リアクトルL1の第1端およびダイオードD1のカソードに電気的に接続されている。スイッチング素子Q1のドレインは、高電位側の第1端子11に電気的に接続されている。
Further, the
半導体スイッチ4のソースは、高電位側の第2端子21およびリアクトルL1の第2端に電気的に接続されている。半導体スイッチ4のドレインは、高電位側の第1端子11およびスイッチング素子Q1のドレインに電気的に接続されている。また、ダイオード41(寄生ダイオード)は、アノードが高電位側の第2端子21に、カソードが高電位側の第1端子11に電気的に接続されている。
The source of the
この変換回路3は、制御回路5がスイッチング素子Q1を制御することにより、出力電圧V2が安定するように、入力電圧V1を降圧して出力する。また、この電力変換装置1では、制御回路5は、一対の第1端子11,12間に入力される電圧(入力電圧V1)が目標範囲に収まっているときに、半導体スイッチ4をオンにする制御を実行する。たとえば、制御回路5は、「入力電圧V1が目標電圧以下である」ときに「入力電圧V1が目標範囲に収まっている」として、半導体スイッチ4をオンにする。
This
さらに、変換回路3は、たとえば図14に示すように、双方向チョッパ回路で構成されていてもよい。この変換回路3は、リアクトルL1と、2つのスイッチング素子Q1,Q2とで構成されている。リアクトルL1の両端のうち、第1端は高電位側の第1端子11に電気的に接続され、第2端はスイッチング素子Q1のドレインおよびスイッチング素子Q2のソースに電気的に接続されている。スイッチング素子Q1のソースは、低電位側の第1端子12および第2端子22に電気的に接続されている。
Furthermore, the
この変換回路3をバイパスするバイパス経路S1に設けられる半導体スイッチ4は、双方向スイッチである。ここでは、半導体スイッチ4はRB−IGBTであるが、たとえば双方向GaN、トライアックなどの他の双方向スイッチであってもよい。また、この電力変換装置1では、直流電源6が蓄電池62、負荷8が電力系統81であるが、直流電源6および負荷8を限定する趣旨ではない。
The
この変換回路3は、制御回路5がスイッチング素子Q1,Q2を制御することにより、一対の第1端子11,12間に入力される直流電圧を変換して一対の第2端子21,22間に出力する機能を有する。また、この変換回路3は、さらに、一対の第2端子21,22間に入力される直流電圧を変換して一対の第1端子11,12間に出力する機能も有する。したがって、この電力変換装置1では、蓄電池62の充電および放電を行うことが可能である。
In the
なお、一対の第2端子21,22間に入力される直流電圧を変換して一対の第1端子11,12間に出力する場合でも、上述の基本形態の電力変換装置1および実施形態の電力変換装置10の構成を採用することが可能である。この場合は、上述の基本形態の電力変換装置1および実施形態の電力変換装置10の説明において、一対の第1端子11,12と一対の第2端子21,22とを互いに読み替えればよい。
Even when the DC voltage input between the pair of
1,10 電力変換装置
11、12 一対の第1端子
13 入力電圧検出部
14 出力電圧検出部
15,16,17 電流検出部
21,22 一対の第2端子
3 変換回路
4 半導体スイッチ
41 ダイオード
42 キャパシタ
5 制御回路
51 フィルタ回路
52 保護回路
7 インバータ回路
P1 分岐点
Q1,Q2 スイッチング素子
S1,S2 バイパス経路
DESCRIPTION OF
Claims (13)
一対の第2端子と、
前記一対の第1端子間に入力される直流電圧を変換して前記一対の第2端子間に出力する変換回路と、
前記一対の第1端子と前記一対の第2端子との間において、前記変換回路をバイパスするバイパス経路を開閉する半導体スイッチと、
前記半導体スイッチを制御する制御回路とを備えることを特徴とする電力変換装置。 A pair of first terminals;
A pair of second terminals;
A conversion circuit that converts a DC voltage input between the pair of first terminals and outputs the DC voltage between the pair of second terminals;
A semiconductor switch that opens and closes a bypass path that bypasses the conversion circuit between the pair of first terminals and the pair of second terminals;
And a control circuit for controlling the semiconductor switch.
前記制御回路は、前記入力電圧検出部の検出結果に応じて前記半導体スイッチを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。 An input voltage detector that detects a DC voltage input between the pair of first terminals;
The power conversion device according to claim 1, wherein the control circuit controls the semiconductor switch according to a detection result of the input voltage detection unit.
前記制御回路は、前記入力電圧検出部の検出結果および前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記半導体スイッチを制御することを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。 An output voltage detector that detects a DC voltage output between the pair of second terminals;
The power control device according to claim 3, wherein the control circuit controls the semiconductor switch according to a detection result of the input voltage detection unit and a detection result of the output voltage detection unit.
前記制御回路は、前記電流検出部の検出結果に応じて前記半導体スイッチを制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 A current detection unit for detecting a current flowing through the bypass path;
5. The power conversion device according to claim 1, wherein the control circuit controls the semiconductor switch according to a detection result of the current detection unit.
前記一対の第1端子と前記分岐点との間を流れる電流を検出する電流検出部をさらに備え、
前記制御回路は、前記電流検出部の検出結果に応じて前記半導体スイッチを制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 A branch point that branches from the pair of first terminals into a path through which a current flows to the conversion circuit and the bypass path;
A current detector that detects a current flowing between the pair of first terminals and the branch point;
5. The power conversion device according to claim 1, wherein the control circuit controls the semiconductor switch according to a detection result of the current detection unit.
前記制御回路は、前記半導体スイッチおよび前記スイッチング素子の両方がオンとなる状態を禁止する保護回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電力変換装置。 The conversion circuit has a switching element controlled by the control circuit,
11. The power conversion device according to claim 1, wherein the control circuit further includes a protection circuit that prohibits a state in which both of the semiconductor switch and the switching element are turned on.
前記半導体スイッチは、双方向スイッチであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。 The conversion circuit has a function of converting a DC voltage input between the pair of second terminals and outputting the DC voltage between the pair of first terminals,
The power converter according to claim 1, wherein the semiconductor switch is a bidirectional switch.
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