JP2016225720A - 監視装置、監視方法および監視プログラム - Google Patents

監視装置、監視方法および監視プログラム Download PDF

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伸哉 田窪
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Abstract

【課題】対象エリアの監視処理の負荷を抑制することが可能な監視装置、監視方法および監視プログラムを提供する。【解決手段】監視装置は、対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価する評価部と、前記評価部による評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行う制御部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、監視装置、監視方法および監視プログラムに関し、特に、撮像された画像を用いる監視装置、監視方法および監視プログラムに関する。
撮像装置によって撮像された画像から人間の像を検出し、検出結果を用いて対象エリアを監視する監視装置が開発されている。
たとえば、特開2013−90063号公報(特許文献1)には、以下のような監視装置が開示されている。すなわち、監視装置は、第1撮像部により撮像された第1画像に含まれる人物の行動評価値を算出し、算出した前記行動評価値に基づいて、前記第1撮像部よりも小さな画角に調整可能な第2撮像部により撮像される第2画像の撮像対象を決定するための演算処理部と、前記演算処理部により決定された前記撮像対象が第2画像に含まれるように前記第2撮像部を調整するための制御部と、を備え、前記演算処理部は、前記第2撮像部による第2画像の撮像と並行して、前記第1撮像部により第1画像が新たに撮像されると、新たに撮像された第1画像における前記行動評価値を再び算出し、算出した前記行動評価値に基づいて前記撮像対象を更新し、前記制御部は、前記演算処理部により前記撮像対象が更新されると、更新された前記撮像対象の第2画像が撮像されるように前記第2撮像部を調整する。
特開2013−90063号公報
たとえば、監視装置において一定の検出性能を確保しようとすると、監視装置において一定の処理量が必要となる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、対象エリアの監視処理の負荷を抑制することが可能な監視装置、監視方法および監視プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る監視装置は、対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価する評価部と、前記評価部による評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行う制御部とを備える。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る監視方法は、監視装置における監視方法であって、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、取得した前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価するステップと、前記警戒度の評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行うステップとを含む。
(11)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る監視プログラムは、監視装置において用いられる監視プログラムであって、コンピュータに、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、取得した前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価するステップと、前記警戒度の評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行うステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える監視装置として実現することができるだけでなく、監視装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、監視装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、対象エリアの監視処理の負荷を抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムにおいて、監視装置が撮像装置から取得したフレームの一例を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムにおいて、監視装置がモニタに表示したフレームの一例を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムにおいて、監視装置がモニタに表示したフレームの他の例を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置による、画素間引きの前後におけるフレームを示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の構成の一部を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置における監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置におけるGUIの一例を示す。 図9は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の変形例における監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の変形例におけるGUIの一例を示す。 図11は、本発明の第2の実施の形態に係る監視装置による、フレーム間引きの前後における動画像を示す図である。 図12は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置における監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る監視装置は、対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価する評価部と、前記評価部による評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行う制御部とを備える。
このような構成により、たとえば、対象エリアにおいて高いレベルの警戒が必要でない場合に、撮像装置から取得した画像の画質を落とし、画質を落とした後の画像を用いて対象エリアの監視処理を行うことができる。つまり、対象エリアの警戒度が低い場合、情報量の少ない画像を用いて監視処理を行うことで、処理負荷を抑えながら対象エリアの監視処理を行うことができる。一方、対象エリアの警戒度が高い場合、取得した画像を、画質を落とすことなく監視処理に用いることで、たとえば、対象エリアの状況をより的確に把握することができる。したがって、対象エリアの監視処理の負荷の増大を抑制することができる。
(2)好ましくは、前記評価部は、前記画像における対象物の数に基づいて前記警戒度を評価する。
このような構成により、たとえば、対象エリアにおいて人が少ない場合、低い画質の画像を用いることで処理負荷を抑えながら監視処理を行うことができる。また、対象エリアにおいて人が多い場合、高い画質の画像を用いて監視処理を行うことで、たとえば、対象エリアの状況をより的確に把握することができる。
(3)好ましくは、前記評価部は、前記画像における対象物の移動速度に基づいて前記警戒度を評価する。
このような構成により、たとえば、対象エリアにおける人の移動速度が遅い場合に、画質の低い画像を用いることで処理負荷を抑えながら監視処理を行うことができる。また、対象エリアにおける人の移動速度が速い場合に、高い画質の画像を用いて監視処理を行うことで、たとえば、対象エリアの状況をより的確に把握することができる。これにより、たとえば、人同士が衝突する可能性が高い場合に、より的確に対象エリアの状況を把握することができる。
(4)好ましくは、前記評価部は、前記画像における対象物の密度に基づいて前記警戒度を評価する。
このような構成により、たとえば、対象エリアにおける人の密度が低い場合に、画質の低い画像を用いることで処理負荷を抑えながら監視処理を行うことができる。また、対象エリアにおける人の密度が高い場合に、高い画質の画像を用いて監視処理を行うことで、たとえば、対象エリアの状況をより的確に把握することができる。これにより、たとえば、人同士が衝突する可能性が高い場合に、より的確に対象エリアの状況を把握することができる。
(5)好ましくは、前記制御部は、前記監視装置における複数種類の処理に対して前記間引き制御を行うことが可能である。
このような構成により、たとえば、対象エリアに存在する人を検出する処理および対象エリアの様子をモニタに表示する処理等、複数種類の処理の負荷を低減することができる。すなわち、状況に応じて処理負荷をより効果的に低減することができる。
(6)より好ましくは、前記制御部は、前記評価部による評価結果に応じて前記間引き制御を行うべき前記処理を異ならせる。
このような構成により、対象エリアに対する警戒度に応じて、低い画質の画像を用いる処理を変えることができる。
(7)より好ましくは、前記制御部は、前記画像に含まれる対象物の数がゼロの場合と1以上の場合とで前記間引き制御を行うべき前記処理を異ならせる。
このような構成により、たとえば、対象エリアにおいて人が存在しない場合と、対象エリアにおいて人が存在し、かつ当該人の数が少ない場合とで、低い画質の画像を用いる処理を変えることができる。
(8)好ましくは、前記制御部は、前記間引き制御を行っている状態において、前記評価部による前記評価結果に基づいて前記間引き制御を解除し、前記間引き制御が行われていない状態における前記評価部による前記警戒度の評価基準と前記間引き制御が行われている状態における前記評価部による前記警戒度の評価基準とが異なる。
このような構成により、対象エリアにおける人の数が変動する場合であっても、監視装置における処理に用いる画像の画質が頻繁に切り替わることを防ぐことができる。
(9)好ましくは、前記監視装置は、さらに、ユーザの操作を受け付ける操作部と、前記操作部によって受け付けられた前記操作に応じて前記評価部による前記警戒度の評価基準を変更する設定部とを備える。
このような構成により、たとえば、対象エリアにおける人が多い場合および少ない場合のいずれの場合において画質の低い画像を用いた処理を行うかをユーザが設定することができる。
(10)本発明の実施の形態に係る監視方法は、監視装置における監視方法であって、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、取得した前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価するステップと、前記警戒度の評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行うステップとを含む。
このような方法により、たとえば、対象エリアにおいて高いレベルの警戒が必要でない場合に、撮像装置から取得した画像の画質を落とし、画質を落とした後の画像を用いて対象エリアの監視処理を行うことができる。つまり、対象エリアの警戒度が低い場合、情報量の少ない画像を用いて監視処理を行うことで、処理負荷を抑えながら対象エリアの監視処理を行うことができる。一方、対象エリアの警戒度が高い場合、取得した画像を、画質を落とすことなく監視処理に用いることで、たとえば、対象エリアの状況をより的確に把握することができる。したがって、対象エリアの監視処理の負荷の増大を抑制することができる。
(11)本発明の実施の形態に係る監視プログラムは、監視装置において用いられる監視プログラムであって、コンピュータに、対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、取得した前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価するステップと、前記警戒度の評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行うステップとを実行させるためのプログラムである。
このような構成により、たとえば、対象エリアにおいて高いレベルの警戒が必要でない場合に、撮像装置から取得した画像の画質を落とし、画質を落とした後の画像を用いて対象エリアの監視処理を行うことができる。つまり、対象エリアの警戒度が低い場合、情報量の少ない画像を用いて監視処理を行うことで、処理負荷を抑えながら対象エリアの監視処理を行うことができる。一方、対象エリアの警戒度が高い場合、取得した画像を、画質を落とすことなく監視処理に用いることで、たとえば、対象エリアの状況をより的確に把握することができる。したがって、対象エリアの監視処理の負荷の増大を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。
図1を参照して、監視システム101は、複数の撮像装置11と、監視装置12と、録画装置13と、複数のモニタ14と、複数の警告装置15と、複数の警報装置16とを備える。
監視システム101において、監視装置12は、複数の監視対象エリアを監視する。監視装置12は、録画装置13、各モニタ14および各警報装置16と接続される。また、監視装置12は、ネットワーク10経由で各撮像装置11および各警告装置15と接続される。
撮像装置11および警告装置15の組が各監視対象エリアに設置される。撮像装置11は、たとえばネットワークカメラであり、監視対象エリアを撮像可能な位置に固定される。警告装置15は、たとえば、監視対象エリアに存在する人間に対して、監視者等のユーザが警告を行うために用いられる。
各監視対象エリアの監視を行うための監視室に、モニタ14および警報装置16の複数の組と、録画装置13と、監視装置12とが設置される。モニタ14および警報装置16の組は、監視対象エリアに設置された撮像装置11に対応している。警報装置16は、たとえば、赤色灯であり、同じ組のモニタ14に隣接して設置される。
監視装置12は、たとえば、監視対象エリアの最新の画像を撮像装置11から定期的に取得する。具体的には、たとえば、監視装置12は、撮像装置11から30fps(frames per second)のフレームレートの動画像を取得する。
監視装置12は、撮像装置11から取得した動画像を、当該撮像装置11に対応するモニタ14へ表示する制御を行うとともに、当該動画像を用いて監視対象物である人間の検出等を行う。
具体的には、監視装置12は、当該動画像における最新のフレームと当該フレームより前のフレームとを比較し、フレームにおいて変化の生じた領域(以下、不審領域とも称する。)を検出する。
そして、監視装置12は、検出した不審領域が監視対象物の像であるか否かを判断する。具体的には、監視装置12は、不審領域の画素数、時間的に連続する何枚のフレームに亘って不審領域が存在しているか、および、不審領域に対応する物体の、実空間における移動速度等に基づいて、不審領域の不審レベルを算出する。
不審レベルとは、たとえば、不審領域が監視対象物の像である可能性を示すものである。監視装置12は、算出した不審レベルが所定の閾値より高い場合、当該不審領域が監視対象物の像であると判断する。
監視装置12は、不審領域が監視対象物の像であると判断した場合、モニタ14に表示されている画像における当該不審領域すなわち監視対象物の像に後述する検出枠を付加する。
また、監視装置12は、検出した監視対象物の像が所定の動作を行った場合に、検知イベントが発生したと判断する。具体的には、たとえば、監視装置12は、監視対象エリアにおける予め設定した進入禁止エリアに監視対象が進入した場合に、検知イベントが発生したと判断する。
そして、監視装置12は、たとえば警報装置16を動作させることにより、検知イベントが発生したことを監視者に通知する。また、監視装置12は、検知イベントが発生したと判断した場合、モニタ14に表示している対象物の像に付加した検出枠の表示色を変更する。
また、監視装置12は、検知イベントの発生した監視対象エリアに設置された警告装置15を動作させることにより、当該監視対象エリアにおける人間に警告を行うことができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムにおいて、監視装置が撮像装置から取得したフレームの一例を示す図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムにおいて、監視装置がモニタに表示したフレームの一例を示す図である。
図2および図3を参照して、フレームには人間の像が含まれている。図3に示すフレームには、図2に示す画像と比べて、進入禁止エリアを示す情報と、人間の像を強調するための情報である検出枠とが付加されている。具体的には、画像には、進入禁止エリアA、進入禁止エリアBおよび人間の像を囲む検出枠が表示されている。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムにおいて、監視装置がモニタに表示したフレームの他の例を示す図である。
図4は、監視装置12が、進入禁止エリアへの人間の進入を検知した際にモニタ14に表示した画像を示している。
図4を参照して、画像には、人間の像が含まれている。当該人間の像の周囲には、検出枠が表示されている。また、画像には、進入禁止エリアAおよび進入禁止エリアBが表示されている。
図4に示す画像は、図3に示す画像と比べて、検出枠の色が異なる。監視装置12は、たとえば、人間が進入禁止エリアに進入したと判断した場合、通常は緑色である検出枠を赤色に変化させる。
再び図1を参照して、監視装置12は、監視対象エリアを警戒すべき度合いを示す警戒度を評価し、警戒度が低い場合に、自己の処理量を低減した状態で動作する。詳細には、監視装置12は、検出用警戒度Dと、出力用警戒度Mとを評価する。
そして、監視装置12は、検出用警戒度Dが「低」の場合、監視対象物の検出処理の処理量を低下させる。より詳細には、監視装置12は、検出用警戒度Dが低いと評価した場合、監視対象物の検出に用いるフレームに対して画素を間引く処理を行う。そして、監視装置12は、当該処理後のフレームを用いて、監視対象物の検出処理を行う。以下、フレームに対する画素を間引く処理を画素間引きとも称する。
また、監視装置12は、出力用警戒度Mが「低」の場合、監視対象エリアのモニタ14への表示処理の処理量を低下させる。詳細には、監視装置12は、出力用警戒度Mが低いと評価した場合、モニタ14に出力するフレームに対して画素間引きを行う。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置による、画素間引きの前後におけるフレームを示す図である。
図5を参照して、監視装置12は、撮像装置11から取得したフレームA1に対して画素間引きを行うことによりフレームA2を生成する。詳細には、監視装置12は、フレームA1における偶数行の画素および偶数列の画素を間引くことにより、フレームA1と比べて画素数が1/4のフレームA2を生成する。
たとえば、監視装置12は、撮像装置11から取得したフレームがVGA(Video Graphics Array)サイズのフレーム、すなわち640×480=307200画素を含むフレームである場合、307200画素に対して各種処理を行う必要がある。画素の間引きによって画素数を1/4にすることにより、同じ種類の処理の負荷をたとえば1/4に低減することができる。
フレームにおいて監視対象物の像はたとえば多数の画素を含むため、このように画素間引きを行っても、監視装置12の監視対象物の検出性能は大幅には低下しないと考えられる。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の構成の一部を示す図である。
図6を参照して、監視装置12は、取得部21と、画像処理間引部22と、処理部(評価部)23と、警報出力部24と、操作部25と、設定部26と、制御部27と、出力間引部28と、画像出力部29とを備える。
取得部21は、監視対象エリアの画像を取得する。詳細には、取得部21は、撮像装置11からたとえば周期的にフレームを取得し、取得したフレームを画像処理間引部22および出力間引部28へ出力する。
画像処理間引部22は、フレームに対する画素間引きの実行を指示するための間引き指示を制御部27から受けた場合、取得部21から受けたフレームに対して画素間引きを行い、画素間引き後のフレームを処理部23へ出力する。一方、画像処理間引部22は、間引き指示を受けていない場合、取得部21から受けたフレームをそのまま処理部23へ出力する。
出力間引部28は、間引き指示を制御部27から受けた場合、取得部21から受けたフレームに対して画素間引きを行い、画素間引き後のフレームを画像出力部29へ出力する。一方、出力間引部28は、間引き指示を受けていない場合、取得部21から受けたフレームをそのまま画像出力部29へ出力する。
画像出力部29は、出力間引部28から受けたフレームをモニタ14に表示する処理を行う。
処理部23は、画像処理間引部22から受けた最新のフレームと、当該フレームより前に画像処理間引部22から受けたフレームとを比較することにより、フレームにおける不審領域を検出する。
そして、処理部23は、不審領域の画素数、時間的に連続する何枚のフレームに亘って不審領域が存在しているか、および不審領域に対応する物体の、実空間における移動速度等に基づいて、不審領域の不審レベルを算出する。
具体的には、たとえば、処理部23は、当該物体の移動速度を求める際、予め記憶している撮像装置11のカメラパラメータ等に基づいて、当該物体の大きさおよび位置を算出する。そして、処理部23は、算出結果を用いて当該物体の移動速度をさらに算出する。
処理部23は、たとえば、算出した不審レベルが所定の閾値より高い場合に、不審領域が監視対象物の像であると判断する。
処理部23は、不審領域が監視対象物の像であると判断した場合、画像出力部29がモニタ14に表示している画像における監視対象物の像に検出枠を付加する。
また、処理部23は、監視対象物の像が所定の動作を行った場合に、検知イベントが発生したと判断する。そして、処理部23は、モニタ14に表示された画像における検出枠の表示色を変更するとともに、警報出力部24へ警報情報を出力する。警報出力部24は、処理部23から警報情報を受けて、警報装置16を動作させるための警報信号を警報装置16へ送信する。
また、処理部23は、取得部21から画像処理間引部22を介して受けた画像に基づいて、監視対象エリアに対する警戒度を評価する。具体的には、たとえば、処理部23は、取得部21によって取得されたフレームにおける監視対象物の数(以下、対象物数とも称する。)に基づいて警戒度を評価する。
より詳細には、処理部23は、対象物数に基づいて、検出用警戒度Dと、出力用警戒度Mとを評価する。
たとえば、処理部23は、対象物数が閾値Dth以上の場合、検出用警戒度Dを「高」とし、対象物数が閾値Dth未満の場合、検出用警戒度Dを「低」とする。具体的には、たとえば、閾値Dthは10である。
また、たとえば、処理部23は、対象物数が閾値Mth以上の場合、出力用警戒度Mを「高」とし、対象物数が閾値Mth未満の場合、出力用警戒度Mを「低」とする。具体的には、たとえば、閾値Mthは1である。つまり、処理部23は、対象物数が1以上の場合、出力用警戒度Mを「高」とし、対象物数が0の場合、出力用警戒度Mを「低」とする。
処理部23は、警戒度の評価結果である検出用警戒度Dおよび出力用警戒度Mを制御部27へ通知する。
制御部27は、処理部23による警戒度の評価結果に基づいて、監視装置12の処理に用いられる画像を画素単位で間引いて当該処理において使用させる間引き制御を行う。制御部27は、監視装置12における複数種類の処理に対して間引き制御を行うことができる。
具体的には、制御部27は、検出用警戒度Dが「低」である場合、監視対象物の検出処理に用いるフレームに対して間引き制御を行う。詳細には、制御部27は、当該フレームに対する間引き制御として、画像処理間引部22へ間引き指示を出力する。
画像処理間引部22は、制御部27から間引き指示を受けると、取得部21から新たに受けるフレームに対して画素間引きを行い、画素間引き後のフレームを処理部23へ出力する。画像処理間引部22は、画素間引きの停止を指示する解除指示を制御部27から受けるまで、取得部21から受けるフレームに対して画素間引きを行う。
また、制御部27は、出力用警戒度Mが「低」である場合、モニタ14へ出力するフレームに対して間引き制御を行う。詳細には、制御部27は、間引き制御として、出力間引部28へ間引き指示を出力する。
出力間引部28は、制御部27から間引き指示を受けると、取得部21から新たに受けるフレームに対して画素間引きを行い、画素間引き後のフレームを処理部23へ出力する。出力間引部28は、画素間引きの停止を指示する解除指示を制御部27から受けるまで、取得部21から受けるフレームに対して画素間引きを行う。
また、たとえば、制御部27は、処理部23による警戒度の評価結果に応じて、間引き制御を行うべき処理を異ならせる。具体的には、たとえば、制御部27は、画像すなわちフレームに含まれる監視対象物の数がゼロの場合と1以上の場合とで間引き制御を行うべき処理を異ならせる。
たとえば、フレームに含まれる対象物の数がゼロの場合、すなわち検出用警戒度Dおよび出力用警戒度Mの両方が「低」である場合、制御部27は、画像処理間引部22および出力間引部28の両方へ間引き指示を出力する。
また、たとえば、画像に含まれる対象物の数が1である場合すなわち検出用警戒度Dが「低」であって、かつ出力用警戒度Mが「高」である場合、制御部27は、出力間引部28へ間引き指示を出力し、かつ画像処理間引部22へ間引き指示を出力しない。
なお、制御部27は、フレームに含まれる対象物の数がゼロの場合、出力間引部28へ間引き指示を出力し、かつ画像処理間引部22へ間引き指示を出力しない構成であってもよい。
制御部27は、間引き制御を行っている状態において、処理部23による警戒度の評価結果に基づいて間引き制御を解除する。
具体的には、制御部27は、画像処理間引部22が画素間引きを行っている状態つまり検出用警戒度Dが「低」であると認識している状態において、処理部23から検出用警戒度Dが「高」である旨の通知を受けると、画素間引きを停止させるための解除指示を画像処理間引部22へ出力する。画像処理間引部22は、上述のように、制御部27から解除指示を受けて、監視対象物の検出処理に用いるフレームに対する画素間引きを停止する。
また、制御部27は、出力間引部28が画素間引きを行っている状態つまり出力用警戒度Mが「低」であると認識している状態において、処理部23から出力用警戒度Mが「高」である旨の通知を受けると、解除指示を出力間引部28へ出力する。出力間引部28は、上述のように、制御部27から解除指示を受けて、モニタ14へ出力するフレームに対する画素間引きを停止する。
操作部25は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容を設定部26へ通知する。操作部25は、たとえば、GUI(Graphical User Interface)を含む。
設定部26は、操作部25によって受け付けられたユーザの操作に応じて、処理部23による警戒度の評価基準を変更する。
具体的には、設定部26は、操作部25から通知されたユーザの操作内容に基づいて、処理部23の警戒度の評価基準を変更するための新基準情報を作成する。そして、設定部26は、作成した新基準情報を処理部23へ出力する。新基準情報は、警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかの閾値、たとえば新たな閾値Dthおよび閾値Mthである。
処理部23は、操作部25から新基準情報を受けると、自己の用いる警戒度の評価基準を新基準情報に従って変更する。
設定部26は、処理部23の用いる警戒度の評価基準、すなわち警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかの閾値にヒステリシス性を持たせてもよい。具体的には、たとえば、制御部27が間引き制御を行っている状態における処理部23による警戒度の評価基準と、制御部27が間引き制御を行っていない状態における処理部23による警戒度の評価基準とが異なってもよい。
たとえば、設定部26は、処理部23が検出用警戒度Dを「低」から「高」へ変更する場合に用いる閾値をたとえば10に設定する。また、設定部26は、処理部23が検出用警戒度Dを「高」から「低」へ変更する場合に用いる閾値をたとえば7に設定する。
これにより、たとえば、監視対象エリアに存在する人数が変動する場合であっても、検出用警戒度Dが頻繁に切り替わることを防ぐことができる。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係る監視装置の監視処理について説明する。
監視システム101における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
[動作]
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置における監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図7を参照して、まず、監視装置12は、撮像装置11から監視対象エリアの最新の画像すなわちフレームを取得し(ステップS10)、取得した当該フレームと、当該フレームよりも前に撮像装置11から取得したフレームとを比較することによって不審領域を検出する(ステップS11)。
次に、監視装置12は、検出した不審領域の不審レベルを算出し(ステップS12)、不審レベルが所定の閾値より高い不審領域がフレームに含まれるか否か、すなわち
フレームに監視対象物の像が含まれるか否かを判断する(ステップS13)。言い換えれば、監視装置12は、監視対象物の像の数が、たとえば1である閾値Mth以上であるか否かを判定する。つまり、監視装置12は、監視対象エリアにおける監視対象部の数に基づいて、出力用警戒度Mを評価する。
監視装置12は、フレームに対象物の像が含まれていない場合(ステップS13でNO)、すなわち監視対象エリアにおける監視対象物の数が閾値Mth未満である場合、出力用警戒度Mが「低」であると評価する。そして、監視装置12は、モニタ14に出力するフレームに対して画素間引きを行う(ステップS14)。
次に、監視装置12は、画素間引き後のフレームをモニタ14へ出力する(ステップS15)。
一方、監視装置12は、フレームに対象物の像が含まれている場合(ステップS13でYES)、すなわち監視対象エリアにおける監視対象物の数が閾値Mth以上である場合、出力用警戒度Mが「高」であると評価する。そして、監視装置12は、モニタ14に出力するフレームに対して画素間引きを行っている場合、当該画素間引きを停止する(ステップS16)。
次に、監視装置12は、撮像装置11から取得した画像に基づいて、検知イベントの発生を判断する(ステップS17)。具体的には、たとえば、監視装置12は、監視対象エリアにおける予め設定した進入禁止エリアに監視対象物が進入した場合に、検知イベントが発生したと判断する。
監視装置12は、検知イベントが発生したと判断した場合(ステップS17でYES)、たとえば、警報装置16を動作させることにより(ステップS18)、検知イベントの発生を監視員に通知する。一方、監視装置12は、検知イベントが発生していないと判断した場合(ステップS17でNO)、警報装置16を動作させない。
次に、監視装置12は、撮像装置11から取得した最新のフレームにおける監視対象物の像の数をカウントし(ステップS19)、カウント値に基づいて警戒度を評価する。
具体的には、監視装置12は、当該カウント値がたとえば閾値Dth未満である場合(ステップS20でYES)、検出用警戒度Dが「低」であると評価し、監視対象物の検出処理に用いるフレームに対して画素間引きを行う(ステップS21)。
一方、監視装置12は、当該カウント値が閾値Dth以上の場合(ステップS20でNO)、検出用警戒度Dが「高」であると評価する。そして、監視装置12は、監視対象物の検出処理に用いるフレームに対して画素間引きを行っている場合、当該画素間引きを停止する(ステップS22)。
次に、監視装置12は、撮像装置11から取得したフレームをモニタ14へ出力する。ここでは、監視装置12は、撮像装置11から取得したフレームに対して画素間引きを行うことなく、当該フレームをモニタ14へ出力する(ステップS15)。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置におけるGUIの一例を示す。
図8を参照して、画面には、警戒度の評価基準を設定するための内容が表示されている。具体的には、画面には、「人数が多い場合」に警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかを選択するためのラジオボタン、および「人数が少ない場合」に警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかを設定するためのラジオボタンが表示されている。
ユーザは、当該GUIを用いて、監視装置12を、人数が多い場合に警戒度を「高」と評価する設定にしたり、人数が少ない場合に警戒度を「高」と評価する設定にしたりすることができる。
詳細には、監視装置12において、設定部26は、当該GUIを含む操作部25によって受け付けられたユーザの操作に応じて、処理部23による警戒度の評価基準を変更する。
[変形例]
本発明の第1の実施の形態に係る監視システム101では、監視装置12は、画像における監視対象物の像の数に基づいて監視対象エリアに対する警戒度を評価する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、監視装置12は、画像における監視対象物の移動速度に基づいて警戒度を評価する構成であってもよい。
詳細には、図6を参照して、監視装置12において、処理部23は、取得部21から画像処理間引部22を介して受けた画像における監視対象物の移動速度に基づいて監視対象エリアに対する警戒度を評価する。たとえば、処理部23は、フレームにおける監視対象物の像の大きさおよび座標、ならびに予め記憶している撮像装置11のカメラパラメータ等に基づいて、監視対象物の実際の大きさおよび位置を算出し、算出結果に基づいて当該監視対象の移動速度をさらに算出する。
そして、処理部23は、たとえば、監視対象物の移動速度が閾値Vth未満である場合に、検出用警戒度Dおよび出力用警戒度Mを「低」とする。
たとえば、監視対象エリアに複数の監視対象物が存在する場合、処理部23は、各監視対象物の移動速度の平均値が閾値Vth未満であるときに、検出用警戒度Dおよび出力用警戒度Mを「低」とする。
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の変形例における監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図9を参照して、ステップS110〜ステップS118の動作は、図7におけるステップS10〜ステップS18の動作と同様である。
次に、監視装置12は、監視対象エリアにおける監視対象物の移動速度の平均値を算出し(ステップS119)、算出した当該平均値に基づいて警戒度を評価する。
具体的には、監視装置12は、当該平均値がたとえば閾値Vth未満である場合(ステップS120でYES)、検出用警戒度Dが「低」であると評価し、監視対象物の検出処理に用いるフレームに対して画素間引きを行う(ステップS121)。
一方、監視装置12は、当該平均値が閾値Vth以上の場合(ステップS120でNO)、検出用警戒度Dが「高」であると評価する。そして、監視装置12は、監視対象物の検出処理に用いるフレームに対して画素間引きを行っている場合、当該画素間引きを停止する(ステップS122)。
なお、監視装置12は、たとえば、監視対象物の密度に基づいて警戒度を評価する構成であってもよい。
詳細には、監視装置12において、処理部23は、取得部21によって取得された画像における監視対象物の密度に基づいて監視対象エリアに対する警戒度を評価する。たとえば、処理部23は、画像の単位面積あたりの監視対象物の像の数を算出し、算出した数が閾値Cth未満である場合に、検出用警戒度Dおよび出力用警戒度Mを「低」とする。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の変形例におけるGUIの一例を示す。
図10を参照して、画面には、警戒度の評価基準を設定するための内容が表示されている。具体的には、画面には、「人数が多い」場合に警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかを選択するためのラジオボタン、および「人数が少ない」場合に警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかを設定するためのラジオボタンが表示されている。また、画面には、監視対象エリアにおける監視対象物の移動「速度が速い」場合に警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかを設定するためのラジオボタン、および監視対象物の移動「速度が遅い」場合に警戒度を「高」とするかまたは「低」とするかを設定するためのラジオボタンが表示されている。
この例では、ユーザは、当該GUIを用いて、監視装置12を、人数が多い場合に警戒度を「高」と評価する設定にしたり、人数が少ない場合に警戒度を「高」と評価する設定にしたりすることができる。また、ユーザは、監視装置12を、監視対象物の移動速度が速い場合に警戒度を「高」と評価する設定にしたり、監視対象物の移動速度が遅い場合に警戒度を「高」と評価する設定にしたりすることができる。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置12は、出力用警戒度Mの評価結果に基づいて、モニタ14へ出力するフレームに対して画素間引きを行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。具体的には、たとえば、監視装置12は、出力用警戒度Mの評価結果に基づいて、録画装置13へ出力するフレームに対して画素間引きを行う構成であってもよい。この場合、画像出力部29は、出力間引部28から受けたフレームを録画装置13へ送信する。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視システム101では、監視対象物は人間であるとしたがこれに限定するものではない。具体的には、監視対象物は車両または動物等であってもよい。
ところで、監視装置において一定の検出性能を確保しようとすると、監視装置において一定の処理量が必要となる。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、取得部21は、監視対象エリアを撮像した画像を取得する。処理部(評価部)23は、取得部21によって取得された画像に基づいて、監視対象エリアに対する警戒度を評価する。制御部27は、処理部23による評価結果に基づいて、上記監視装置における処理に用いられる画像を画素単位で間引く間引き制御を行う。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアにおいて高いレベルの警戒が必要でない場合に、撮像装置から取得した画像の画質を落とし、画質を落とした後の画像を用いて監視対象エリアの監視処理を行うことができる。つまり、監視対象エリアの警戒度が低い場合、情報量の少ない画像を用いて監視処理を行うことで、処理負荷を抑えながら監視対象エリアの監視処理を行うことができる。一方、監視対象エリアの警戒度が高い場合、取得した画像を、画質を落とすことなく監視処理に用いることで、たとえば、監視対象エリアの状況をより的確に把握することができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、監視対象エリアの監視処理の負荷を抑制することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、処理部23は、画像における対象物の数に基づいて警戒度を評価する。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアにおいて人が少ない場合、低い画質の画像を用いることで処理負荷を抑えながら監視処理を行うことができる。また、監視対象エリアにおいて人が多い場合、高い画質の画像を用いて監視処理を行うことで、たとえば、監視対象エリアの状況をより的確に把握することができる。
たとえば、花火大会の開催時または百貨店のセール時等においては、人が多いことで事故等が発生する可能性が高まる。このため、監視装置12は、人が多い場合に高い画質の画像を用いて監視処理を行い、人の少ない場合に低い画質の画像を用いて監視処理を行う。
一方、たとえば、発電所または工場等においては、夜間等、人が少ない場合によりレベルの高い監視が要求される。このため、監視装置12は、人が少ない場合に高い画質の画像を用いて監視処理を行い、人が多い場合に低い画質の画像を用いて監視処理を行う。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、制御部27は、監視装置における複数種類の処理に対して間引き制御を行うことが可能である。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアに存在する人を検出する処理および監視対象エリアの様子をモニタに表示する処理等、複数種類の処理の負荷を低減することができる。すなわち、状況に応じて処理負荷をより効果的に低減することができる。
また、たとえば、モニタ14に表示する画像の画質を落とした場合、監視装置12からモニタ14までの画像の伝送経路の帯域幅を小さくすることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、制御部27は、処理部23による評価結果に応じて間引き制御を行うべき処理を異ならせる。
このような構成により、監視対象エリアに対する警戒度に応じて、低い画質の画像を用いる処理を変えることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、制御部27は、画像に含まれる対象物の数がゼロの場合と1以上の場合とで間引き制御を行うべき処理を異ならせる。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアにおいて人が存在しない場合と、監視対象エリアにおいて人が存在し、かつ当該人の数が少ない場合とで、低い画質の画像を用いる処理を変えることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、制御部27は、間引き制御を行っている状態において、処理部23による評価結果に基づいて間引き制御を解除する。間引き制御が行われていない状態における処理部23による警戒度の評価基準と間引き制御が行われている状態における処理部23による警戒度の評価基準とは異なる。
このような構成により、監視対象エリアにおける人の数が変動する場合であっても、監視装置における処理に用いる画像の画質が頻繁に切り替わることを防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置では、操作部25は、ユーザの操作を受け付ける。設定部26は、操作部25によって受け付けられた操作に応じて処理部23による警戒度の評価基準を変更する。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアにおける人が多い場合および少ない場合のいずれの場合において画質の低い画像を用いた処理を行うかをユーザが設定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の変形例では、処理部23は、画像における対象物の移動速度に基づいて警戒度を評価する。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアにおける人の移動速度が遅い場合に、画質の低い画像を用いることで処理負荷を抑えながら監視処理を行うことができる。また、監視対象エリアにおける人の移動速度が速い場合に、高い画質の画像を用いて監視処理を行うことで、たとえば、監視対象エリアの状況をより的確に把握することができる。これにより、たとえば、人同士が衝突する可能性が高い場合に、より的確に監視対象エリアの状況を把握することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の変形例では、処理部23は、画像における対象物の密度に基づいて警戒度を評価する。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアにおける人の密度が低い場合に、画質の低い画像を用いることで処理負荷を抑えながら監視処理を行うことができる。また、監視対象エリアにおける人の密度が高い場合に、高い画質の画像を用いて監視処理を行うことで、たとえば、監視対象エリアの状況をより的確に把握することができる。これにより、たとえば、人同士が衝突する可能性が高い場合に、より的確に監視対象エリアの状況を把握することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る監視システムと比べて、警戒度の低い場合に画素間引きの代わりに他の処理を行う監視システムに関する。以下で説明する内容以外は、第1の実施の形態に係る監視システムと同様である。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第2の実施の形態に係る監視システムの構成も示している。
図1を参照して、監視装置12は、たとえば、撮像装置11から30fpsのフレームレートの動画像を取得する。監視装置12は、監視対象エリアに対する警戒度に基づいて、取得した動画像に含まれるフレームのうちの一部を間引く処理、すなわち取得した動画像をフレーム単位で間引く処理を行う。そして、監視装置12は、当該間引く処理を行った後の動画像を用いて他の各種処理を行う。
以下、動画像をフレーム単位で間引く処理をフレーム間引きとも称する。たとえば、監視装置12は、監視対象エリアの警戒度が低い場合、フレームレートが30fpsである動画像に対してフレーム間引きを行うことによって15fpsの動画像を生成する。そして、監視装置12は、生成した15fpsの動画像を用いて、対象部の検出処理およびモニタ14への画像の出力処理を行う。
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る監視装置による、フレーム間引きの前後における動画像を示す図である。
図11を参照して、監視装置12は、撮像装置11から取得した動画像B1に対してフレーム間引きを行うことにより、動画像B2を生成する。詳細には、動画像B1は、たとえば1枚目から7枚目までの7枚のフレームを含んでいる。監視装置12は、これら7枚のフレームのうち、偶数番目のフレームを間引くことにより、動画像B1と比べてフレーム数が1/2の動画像B2を生成する。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る監視装置の構成も示している。
図6を参照して、取得部21は、監視対象エリアの画像すなわち動画像を取得する。そして、取得部21は、取得した動画像を画像処理間引部22および出力間引部28へ出力する。
画像処理間引部22は、フレーム間引きの実行を指示するための間引き指示を制御部27から受けた場合、取得部21から受けた動画像に対してフレーム間引きを行い、フレーム間引き後の動画像を処理部23へ出力する。一方、画像処理間引部22は、間引き指示を受けていない場合、取得部21から受けた動画像をそのまま処理部23へ出力する。
出力間引部28は、間引き指示を制御部27から受けた場合、取得部21から受けた動画像に対してフレーム間引きを行い、フレーム間引き後の動画像を画像出力部29へ出力する。一方、出力間引部28は、間引き指示を受けていない場合、取得部21から受けた動画像をそのまま画像出力部29へ出力する。
画像出力部29は、出力間引部28から受けた動画像をモニタ14に表示する処理を行う。
処理部23は、画像処理間引部22から受けた動画像における、たとえば最新のフレームと、当該フレームより前のフレームとを比較することにより、動画像に含まれる不審領域を検出する。
そして、処理部23は、不審領域の画素数、時間的に連続する何枚のフレームに亘って不審領域が存在しているか、および不審領域に対応する物体の、実空間における移動速度等に基づいて、不審領域の不審レベルを算出する。
具体的には、たとえば、処理部23は、当該物体の移動速度を求める際、予め記憶している撮像装置11のカメラパラメータ等に基づいて、当該物体の大きさおよび位置を算出する。そして、処理部23は、算出結果を用いて当該物体の移動速度をさらに算出する。
処理部23は、たとえば、算出した不審レベルが所定の閾値より高い場合に、不審領域が監視対象物の像であると判断する。
また、処理部23は、取得部21によって取得された動画像に基づいて、監視対象エリアに対する警戒度を評価する。具体的には、たとえば、処理部23は、取得部21によって取得された動画像における対象物数に基づいて警戒度を評価する。
より詳細には、処理部23は、対象物数に基づいて、検出用警戒度Dと、出力用警戒度Mとを評価する。
たとえば、処理部23は、対象物数が閾値Dth以上の場合、検出用警戒度Dを「高」とし、対象物数が閾値Dth未満の場合、検出用警戒度Dを「低」とする。具体的には、たとえば、閾値Dthは10である。
また、たとえば、処理部23は、対象物数が閾値Mth以上の場合、出力用警戒度Mを「高」とし、対象物数が閾値Mth未満の場合、出力用警戒度Mを「低」とする。具体的には、たとえば、閾値Mthは1である。より具体的には、たとえば、処理部23は、対象物数が1以上の場合、出力用警戒度Mを「高」とし、対象物数が0の場合、出力用警戒度Mを「低」とする。
処理部23は、警戒度の評価結果である検出用警戒度Dおよび出力用警戒度Mを制御部27へ通知する。
制御部27は、処理部23による警戒度の評価結果に基づいて、監視装置12の処理に用いられる動画像をフレーム単位で間引いて当該処理において使用させる間引き制御を行う。制御部27は、監視装置12における複数種類の処理に対して間引き制御を行うことができる。
具体的には、制御部27は、検出用警戒度Dが「低」である場合、監視対象物の検出処理に用いる動画像に対して間引き制御を行う。詳細には、制御部27は、当該動画像に対する間引き制御として、画像処理間引部22へ間引き指示を出力する。
画像処理間引部22は、制御部27から間引き指示を受けると、取得部21から受ける動画像に対してフレーム間引きを行い、フレーム間引き後の動画像を処理部23へ出力する。画像処理間引部22は、フレーム間引きの停止を指示する解除指示を制御部27から受けるまで、取得部21から受ける動画像に対してフレーム間引きを行う。
また、制御部27は、出力用警戒度Mが「低」である場合、モニタ14へ出力する動画像に対して間引き制御を行う。詳細には、制御部27は、間引き制御として、出力間引部28へ間引き指示を出力する。
出力間引部28は、制御部27から間引き指示を受けると、取得部21から受ける動画像に対してフレーム間引きを行い、フレーム間引き後の動画像を処理部23へ出力する。出力間引部28は、フレーム間引きの停止を指示する解除指示を制御部27から受けるまで、取得部21から受ける動画像に対してフレーム間引きを行う。
また、たとえば、制御部27は、処理部23による警戒度の評価結果に応じて、間引き制御を行うべき処理を異ならせる。具体的には、たとえば、制御部27は、動画像に含まれる監視対象物の数がゼロの場合と1以上の場合とで間引き制御を行うべき処理を異ならせる。
たとえば、動画像に含まれる対象物の数がゼロの場合、すなわち検出用警戒度Dおよび出力用警戒度Mの両方が「低」である場合、制御部27は、画像処理間引部22および出力間引部28の両方へ間引き指示を出力する。
また、たとえば、画像に含まれる対象物の数が1である場合すなわち検出用警戒度Dが「低」であって、かつ出力用警戒度Mが「高」である場合、制御部27は、出力間引部28へ間引き指示を出力し、かつ画像処理間引部22へ間引き指示を出力しない。
なお、制御部27は、動画像に含まれる対象物の数がゼロの場合、出力間引部28へ間引き指示を出力し、かつ画像処理間引部22へ間引き指示を出力しない構成であってもよい。
制御部27は、間引き制御を行っている状態において、処理部23による警戒度の評価結果に基づいて間引き制御を解除する。
具体的には、制御部27は、画像処理間引部22がフレーム間引きを行っている状態つまり検出用警戒度Dが「低」であると認識している状態において、処理部23から検出用警戒度Dが「高」である旨の通知を受けると、フレーム間引きを停止させるための解除指示を画像処理間引部22へ出力する。画像処理間引部22は、上述のように、制御部27から解除指示を受けて、監視対象物の検出処理に用いる動画像に対するフレーム間引きを停止する。
また、制御部27は、出力間引部28がフレーム間引きを行っている状態つまり出力用警戒度Mが「低」であると認識している状態において、処理部23から出力用警戒度Mが「高」である旨の通知を受けると、解除指示を出力間引部28へ出力する。出力間引部28は、上述のように、制御部27から解除指示を受けて、モニタ14へ出力する動画像に対するフレーム間引きを停止する。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係る監視装置の監視処理について説明する。
監視システム101における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
[動作]
図12は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置における監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図12を参照して、まず、監視装置12は、撮像装置11から監視対象エリアの動画像を取得する。詳細には、監視装置12は、撮像装置11から最新のフレームを取得し(ステップS210)、取得した当該フレームと、当該フレームよりも前に撮像装置11から取得したフレームとを比較することによって不審領域を検出する(ステップS211)。
次に、監視装置12は、検出した不審領域の不審レベルを算出し(ステップS212)、不審レベルが所定の閾値より高い不審領域がフレームに含まれるか否か、すなわち
フレームに監視対象物の像が含まれるか否かを判断する(ステップS213)。言い換えれば、監視装置12は、監視対象物の像の数が、たとえば1である閾値Mth以上であるか否かを判定する。つまり、監視装置12は、監視対象エリアにおける監視対象部の数に基づいて、出力用警戒度Mを評価する。
監視装置12は、フレームに対象物の像が含まれていない場合(ステップS213でNO)、すなわち監視対象エリアにおける監視対象物の数が閾値Mth未満である場合、出力用警戒度Mが「低」であると評価する。そして、監視装置12は、モニタ14に出力する動画像に対してフレーム間引きを行う(ステップS214)。
次に、監視装置12は、フレーム間引き後のフレームをモニタ14へ出力する(ステップS215)。
一方、監視装置12は、フレームに対象物の像が含まれている場合(ステップS213でYES)、すなわち監視対象エリアにおける監視対象物の数が閾値Mth以上である場合、出力用警戒度Mが「高」であると評価する。そして、監視装置12は、モニタ14に出力する動画像に対してフレーム間引きを行っている場合、当該フレーム間引きを停止する(ステップS216)。
次に、監視装置12は、撮像装置11から取得した動画像に基づいて、検知イベントの発生を判断する(ステップS217)。具体的には、たとえば、監視装置12は、監視対象エリアにおける予め設定した進入禁止エリアに監視対象物が進入した場合に、検知イベントが発生したと判断する。
監視装置12は、検知イベントが発生したと判断した場合(ステップS217でYES)、たとえば、警報装置16を動作させることにより(ステップS218)、検知イベントの発生を監視員に通知する。一方、監視装置12は、検知イベントが発生していないと判断した場合(ステップS217でNO)、警報装置16を動作させない。
次に、監視装置12は、撮像装置11から取得した動画像の最新のフレームにおける監視対象物の像の数をカウントし(ステップS219)、カウント値に基づいて警戒度を評価する。
具体的には、監視装置12は、当該カウント値がたとえば閾値Dth未満である場合(ステップS220でYES)、検出用警戒度Dが「低」であると評価し、監視対象物の検出処理に用いるフレームに対してフレーム間引きを行う(ステップS221)。
一方、監視装置12は、当該カウント値が閾値Dth以上の場合(ステップS220でNO)、検出用警戒度Dが「高」であると評価する。そして、監視装置12は、監視対象物の検出処理に用いる動画像に対してフレーム間引きを行っている場合、当該フレーム間引きを停止する(ステップS222)。
次に、監視装置12は、撮像装置11から取得した動画像をモニタ14へ出力する。ここでは、監視装置12は、撮像装置11から取得した動画像に対してフレーム間引きを行うことなく、当該動画像をモニタ14へ出力する(ステップS215)。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る監視装置では、取得部21は、監視対象エリアを撮像した画像を取得する。処理部23は、取得部21によって取得された画像に基づいて、監視対象エリアに対する警戒度を評価する。制御部27は、処理部23による評価結果に基づいて、上記監視装置における処理に用いられる画像をフレーム単位で間引く間引き制御を行う。
このような構成により、たとえば、監視対象エリアにおいて高いレベルの警戒が必要でない場合に、撮像装置から取得した画像の画質を落とし、画質を落とした後の画像を用いて監視対象エリアの監視処理を行うことができる。つまり、監視対象エリアの警戒度が低い場合、情報量の少ない画像を用いて監視処理を行うことで、処理負荷を抑えながら監視対象エリアの監視処理を行うことができる。一方、監視対象エリアの警戒度が高い場合、取得した画像を、画質を落とすことなく監視処理に用いることで、たとえば、監視対象エリアの状況をより的確に把握することができる。
したがって、本発明の第2の実施の形態に係る監視装置では、監視対象エリアの監視処理の負荷を抑制することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る監視システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
監視装置であって、
対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価する評価部と、
前記評価部による評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行う制御部とを備え、
前記処理は、前記画像における対象物を検出する処理、および前記画像を前記監視装置以外の装置へ出力する処理の少なくともいずれか一方である、監視装置。
10 ネットワーク
11 撮像装置
12 監視装置
13 録画装置
14 モニタ
15 警告装置
16 警報装置
21 取得部
22 画像処理間引部
23 処理部
24 警報出力部
25 操作部
26 設定部
27 制御部
28 出力間引部
29 画像出力部
101 監視システム

Claims (11)

  1. 監視装置であって、
    対象エリアを撮像した画像を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行う制御部とを備える、監視装置。
  2. 前記評価部は、前記画像における対象物の数に基づいて前記警戒度を評価する、請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記評価部は、前記画像における対象物の移動速度に基づいて前記警戒度を評価する、請求項1または請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記評価部は、前記画像における対象物の密度に基づいて前記警戒度を評価する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の監視装置。
  5. 前記制御部は、前記監視装置における複数種類の処理に対して前記間引き制御を行うことが可能である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の監視装置。
  6. 前記制御部は、前記評価部による評価結果に応じて前記間引き制御を行うべき前記処理を異ならせる、請求項5に記載の監視装置。
  7. 前記制御部は、前記画像に含まれる対象物の数がゼロの場合と1以上の場合とで前記間引き制御を行うべき前記処理を異ならせる、請求項6に記載の監視装置。
  8. 前記制御部は、前記間引き制御を行っている状態において、前記評価部による前記評価結果に基づいて前記間引き制御を解除し、
    前記間引き制御が行われていない状態における前記評価部による前記警戒度の評価基準と前記間引き制御が行われている状態における前記評価部による前記警戒度の評価基準とが異なる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の監視装置。
  9. 前記監視装置は、さらに、
    ユーザの操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部によって受け付けられた前記操作に応じて前記評価部による前記警戒度の評価基準を変更する設定部とを備える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の監視装置。
  10. 監視装置における監視方法であって、
    対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、
    取得した前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価するステップと、
    前記警戒度の評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行うステップとを含む、監視方法。
  11. 監視装置において用いられる監視プログラムであって、コンピュータに、
    対象エリアを撮像した画像を取得するステップと、
    取得した前記画像に基づいて、前記対象エリアに対する警戒度を評価するステップと、
    前記警戒度の評価結果に基づいて、前記監視装置における処理に用いられる前記画像をフレーム単位または画素単位で間引く間引き制御を行うステップとを実行させるための、監視プログラム。
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