JP2016224231A - Mirror device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ミラーデバイスに関する。 The present invention relates to a mirror device.
各種照明装置や、光通信ネットワークの光路を切り替える光スイッチには、MEMS(Micro Electro Mechanical System)の一種であり、ミラー板の傾斜角度を変化させて光の反射角度を変えるミラーデバイスが用いられることがある。
例えば特許文献1には、ミラー面(ミラー板)に対して上下の位置に電極を配設することでミラー面の回動に用いる電極の実質的な面積を倍にしてミラー面を傾斜させるミラーデバイスが開示されている。このミラーデバイスでは、ミラー面と所定の電極との間に生じる静電引力(クーロン力)によって、ミラー面の傾斜角度を変化させる。
Various lighting devices and optical switches that switch the optical path of an optical communication network are a kind of MEMS (Micro Electro Mechanical System), and a mirror device that changes the reflection angle of light by changing the tilt angle of the mirror plate is used. There is.
For example,
しかしながら、特許文献1に記載のミラーデバイスでは、上下の電極間(電極同士の隙間)でミラー面の傾斜角度を変化させるため、ミラー面を傾ける角度が上下の電極同士の間隔に制約され、ミラー面を傾ける角度に限界が生じる。一方、ミラー面を大きく傾けるために上下の電極同士の間隔を拡大すると、ミラーデバイスが大きくなってしまう。
However, in the mirror device described in
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、ミラー面を大きく傾斜させることができ、かつ小型化を図ることができるミラーデバイスを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a mirror device that can greatly tilt a mirror surface and can be miniaturized.
上記課題を解決するために、本発明のミラーデバイスは、ベースと、前記ベースの主面の上方に間隔をあけて配されたミラー板と、前記ベースの主面から上方に突出して設けられ、前記ミラー板を囲む枠部と、前記ミラー板の周縁部から前記枠部まで延びて形成されると共に前記枠部の周方向に間隔をあけて配列され、前記ミラー板を前記ベース及び前記枠部に対して揺動可能に支持する複数の支持部と、前記ベースの主面のうち前記ミラー板に対向する領域において前記枠部の周方向に互いに間隔をあけて配列された複数の電極と、を備え、複数の前記支持部のうち少なくとも一部の前記支持部が、前記支持部の延在方向に伸縮変形可能な圧電素子を備え、前記圧電素子の伸縮変形に伴って前記ミラー板の周縁部のうち前記支持部に接続された部位を上下方向に変位させる変位支持部であることを特徴とする。 In order to solve the above problems, a mirror device of the present invention is provided with a base, a mirror plate disposed above the main surface of the base with a space therebetween, and protruding upward from the main surface of the base, A frame portion surrounding the mirror plate; and formed extending from a peripheral portion of the mirror plate to the frame portion and arranged at intervals in a circumferential direction of the frame portion, and the mirror plate is arranged on the base and the frame portion A plurality of support portions that are swingably supported with respect to each other, and a plurality of electrodes that are arranged at intervals in the circumferential direction of the frame portion in a region of the main surface of the base that faces the mirror plate, And at least a part of the plurality of the support portions includes a piezoelectric element that can be expanded and contracted in the extending direction of the support portion, and the peripheral edge of the mirror plate in accordance with the expansion and contraction of the piezoelectric element. Connected to the support part Characterized in that the site is a displaceable supporting portion be displaced in the vertical direction.
本発明によれば、複数の電極のうち一の電極に電圧を印加することで、ミラー板のうち一の電極の上方に位置する周方向の部位(以下、下降部位とする)がベースに近づく方向(すなわち、下方)に変位する。これにより、ミラー板を所定の傾斜角度(以下、第一傾斜角度と呼ぶ)で傾斜させることができる。また、一の電極に対する電圧印加を保持しながら、ミラー板の下降部位の近くに位置する変位支持部の圧電素子を伸長あるいは収縮させることで、ミラー板を第一傾斜角度と異なる傾斜角度で傾斜させることができる。特に、ミラー板の下降部位をさらにベースに近づける方向に変位させることができるため、ミラー板を第一傾斜角度よりもさらに大きな傾斜角度で傾斜させることができる。
さらに、本発明によれば、電極がミラー板の厚さ方向の一方側にのみ設けられるため、従来と比較してミラーデバイスの小型化を図ることができる。
According to the present invention, by applying a voltage to one of the plurality of electrodes, a circumferential portion (hereinafter referred to as a descending portion) located above one of the mirror plates approaches the base. Displace in the direction (ie downward). As a result, the mirror plate can be tilted at a predetermined tilt angle (hereinafter referred to as the first tilt angle). In addition, while holding the voltage applied to one electrode, the mirror plate is tilted at a tilt angle different from the first tilt angle by extending or contracting the piezoelectric element of the displacement support portion located near the descending portion of the mirror plate. Can be made. In particular, since the descending portion of the mirror plate can be displaced in a direction closer to the base, the mirror plate can be tilted at a larger tilt angle than the first tilt angle.
Furthermore, according to the present invention, since the electrode is provided only on one side in the thickness direction of the mirror plate, the mirror device can be downsized as compared with the conventional case.
以下、図1から図12を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. The drawings used in the following description are schematic, and the length, width, thickness ratio, and the like are not necessarily the same as the actual ones, and can be changed as appropriate.
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係るミラーデバイスは、例えば車両用の灯火装置、画像投影装置等に適用可能なデバイスであるが、その適用対象は特に限定されない。
図1及び図2に示すように、第一実施形態のミラーデバイス1Aは、ベース34と、ミラー板33と、枠部36と、複数の支持部37と、複数の電極Cと、を備えている。
(First embodiment)
The mirror device according to the first embodiment of the present invention is a device that can be applied to, for example, a vehicle lighting device, an image projection device, and the like, but the application target is not particularly limited.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ベース34は、ミラーデバイス1Aの基台であって、例えば基板または板状に形成された絶縁材から構成されている。
The
ミラー板33は、ベース34の主面34aの上方に間隔をあけて配されている。ミラー板33は、平坦な反射面33rを有し、反射面33rに照射された光を反射する。ミラー板33は、任意の平面視形状に形成されてよいが、第一実施形態では平面視矩形状に形成されている。また、第一実施形態では、平面視矩形状とされたミラー板33の角部が面取りされている。
ミラー板33は接地されている。第一実施形態では、ミラー板33が後述する弾性体42を介して接地されている(図3参照)が、この構成に限定されない。
The
The
ミラー板33は、例えば、鉄やニッケル等の軟磁性体、または、半導体からなる基板によって構成することができる。また、ミラー板33の反射面33rは、例えば、金やアルミ等の金属薄膜を基板に蒸着させることで形成することができる。
The
枠部36は、ベース34の主面34aから上方に突出して設けられ、ミラー板33を囲む。枠部36は、ミラー板33に対応する平面視形状に形成されている。第一実施形態では、ミラー板33が平面視矩形状に形成されているため、枠部36も平面視矩形状に形成されている。
The
各支持部37は、ミラー板33の周縁部から枠部36まで延びて形成されている。複数の支持部37は、枠部36の周方向に間隔をあけて配列されている。複数の支持部37は、ミラー板33をベース34及び枠部36に対して揺動可能に支持する。
第一実施形態において、各支持部37は、ミラー板33から枠部36まで直線状に延びている。また、各支持部37は、ミラー板33の角部と該角部に対向する枠部36の角部とを接続する。また、複数の支持部37は、ミラー板33を任意の方向(平面視で上下左右及びこれらを組み合わせた任意の方向)に揺動可能に支持する。
Each
In the first embodiment, each
複数の電極Cは、ベース34の主面34a上に配されている。これらの電極Cは、ミラー板33を所望の傾斜角度に変位させるための構成である。複数の電極Cは、ベース34の主面34aのうち、ミラー板33に対向する領域において、枠部36の周方向に互いに間隔をあけて配列されている。第一実施形態では、四つの電極Cが平面視矩形状のミラー板33の各角部に配されている。
複数の電極Cは、後述する電極電圧印加部16に対して個別に接続されている(図3参照)。これにより、複数の電極Cには、任意の電圧を個別に印加することができる。
The plurality of electrodes C are disposed on the
The plurality of electrodes C are individually connected to an electrode
複数の支持部37のうち少なくとも一部の支持部37は、図1から図3に示すように、圧電素子44,46の伸縮変形に伴ってミラー板33の部位を上下に変位させる変位支持部50である。例えば、複数の支持部37のうち少なくとも上下方向から見てミラー板33の中心33cに対して互いに対称な位置に設けられる一対の支持部37が、変位支持部50であるとよい。第一実施形態では、全ての支持部37が変位支持部50である(図1及び図2参照)。
また、変位支持部50は、前述した電極Cに対応するミラー板33の周方向位置に配されている。第一実施形態では、電極C及び変位支持部50が、共にミラー板33の角部に配されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, at least a part of the plurality of
Moreover, the displacement support
第一実施形態の変位支持部50は、弾性体42と、弾性体42を上下方向から挟み込む一対の圧電素子44,46と、を備える。
第一実施形態の弾性体42には、導電性を有するシリコンバネが用いられている。また、弾性体42はミラー板33に電気接続されている。
The
For the
一対の圧電素子44,46は、弾性体42を上下方向から挟み込んでいる。一方の圧電素子44は、変位支持部50の弾性体42の上面42aに設けられている。他方の圧電素子46は、変位支持部50の弾性体42の下面42bに設けられている。弾性体42と圧電素子44,46との間にはそれぞれ、不図示の絶縁層が介在し、弾性体42と圧電素子44,46とが電気的に絶縁されている。即ち、圧電素子44,46は、ミラー板33と電気的に絶縁されている。
なお、図3に示す構成では、圧電素子44,46が弾性体42の上面42aや下面42bの一部に設けられているが、圧電素子44,46は、例えば弾性体42の上面42aや下面42bの全体にわたって設けられてもよい。
The pair of
In the configuration shown in FIG. 3, the
上記した変位支持部50では、圧電素子44,46が伸長又は収縮することで、弾性体42と枠部36との接続位置を基点としてミラー板33側に位置する弾性体42の端部(第二端部)を上方又は下方に向けて移動させることができる。即ち、変位支持部50は、圧電素子44,46の伸長又は収縮による変形に伴ってミラー板33の周縁部のうち変位支持部50に接続された部位(第一実施形態では角部)を上下方向に変位させる。
In the
一対の圧電素子44,46は、後述する圧電素子駆動部18に対して個別に電気接続されている。これにより、一対の圧電素子44,46には、任意の電圧を個別に印加できる。即ち、一対の圧電素子44,46は、互いに独立して伸長又は収縮することができる。
The pair of
第一実施形態の変位支持部50は、弾性的に撓み可能な伸び緩衝部39を介してミラー板33の角部(周縁部)に接続されている。
伸び緩衝部39は、例えば図6に示すように、圧電素子44,46の伸長又は収縮による変形に伴って弾性体42の第二端部が上下に移動した際に、ミラー板33側の部位(弾性体42の第二端部)における変位支持部50の延在方向(図6における符号X1)と、反射面33rに沿うミラー板33の面方向(図6における符号X2)とが異なることを許容する。即ち、伸び緩衝部39が設けられることで、ミラー板33の部位の上下方向への移動を円滑に行うことができる。
第一実施形態の伸び緩衝部39は、図1に示すように、変位支持部50のうちミラー板33側の端部(弾性体42の第二端部)からミラー板33の周方向に分岐して形成されると共に、面取りされたミラー板33の角部のうちミラー板33の周方向に間隔をあけた二箇所に接続されている。
The
For example, as shown in FIG. 6, the
As shown in FIG. 1, the
図3に示すように、第一実施形態のミラーデバイス1Aは、上記構成に加え、電極電圧印加部16と、制御部12と、圧電素子駆動部18と、を備えている。
電極電圧印加部16は、複数の電極Cのそれぞれに任意の電圧を印加する。
圧電素子駆動部18は、一対の圧電素子44,46のそれぞれに任意の電圧を印加する。
As shown in FIG. 3, the
The electrode
The piezoelectric
制御部12は、ミラー板33を所定の傾きに傾斜させるために、複数の電極Cのうち選択された電極Cに対して所定の電圧を印加するように電極電圧印加部16を制御する。また、制御部12は、ミラー板33を所定の傾きに傾斜させるために、圧電素子44,46に対して所定の電圧を印加するように圧電素子駆動部18を制御する。
The
以上の説明では、ミラーデバイス1Aのミラー板33が一つの場合について述べたが、ミラーデバイス1Aは、例えば複数のミラー板33を備えていてもよい。また、ミラーデバイス1Aでは、例えば複数のミラー板33がベース34の主面34aに沿って縦横に互いに間隔をあけて配列されていてもよい。
また、複数のミラー板33に対して各々設けられる電極Cの個数は、少なくとも複数であればよく、例えば複数のミラー板33で互いに異なっていてもよいし、複数のミラー板33で同じであってもよい。
ミラーデバイス1Aにおいて、ミラー板33が複数設けられた場合でも、制御部12は、複数のミラー板33の揺動を独立して制御可能である。すなわち、複数のミラー板33は、それぞれ独立して揺動可能である。
In the above description, the case where there is one
Further, the number of electrodes C provided for each of the plurality of
In the
次に、上記構成のミラーデバイス1Aを制御する方法、具体的にはミラー板33を傾斜させる方法について説明する。
図1から図3に示す構成において、電極Cに電圧は印加されていない場合、又は、複数の電極Cに同じ大きさの電圧が印加されている場合、図2に示すように、ミラー板33の反射面33rがベース34の主面34aと平行する。以下の説明では、このようなミラー板33の姿勢を基準姿勢と呼ぶ。
また、以下では、図4及び図8に示すように、ミラー板33の中心33cを通り、ミラー板33の反射面33rに沿って延びる回転軸L1,L2を中心としてミラー板33を基準姿勢から傾斜させる方法について説明する。
Next, a method for controlling the
In the configuration shown in FIG. 1 to FIG. 3, when no voltage is applied to the electrode C, or when the same voltage is applied to the plurality of electrodes C, as shown in FIG. The reflecting
In the following, as shown in FIGS. 4 and 8, the
先ず、図4に示すように、ミラー板33の中心33cを通るが変位支持部50を通らない回転軸L1、より具体的には、平面視矩形状のミラー板33の相対する二つの辺の中点を通る回転軸L1を中心としてミラー板33を傾斜させる方法について説明する。
First, as shown in FIG. 4, the rotation axis L1 passes through the
回転軸L1を中心にミラー板33を傾斜させる際には、はじめに、上下方向から見て回転軸L1の一方側(図4,5において左側)に位置する電極Cに電圧を印加して、回転軸L1の一方側に位置するミラー板33の部位(以下、下降部位とする)を下方に変位させる第一工程を実施する。
第一工程では、制御部12から電極電圧印加部16に対して、回転軸L1の一方側に位置する電極C(以下、一の電極Cとする)に所定の電圧を印加する信号を電極電圧印加部16に発する。これにより、一の電極Cとその直上に位置するミラー板33の下降部位との間に静電引力(クーロン力)が発生する。この静電引力によってミラー板33の下降部位がベース34に近づく。
When tilting the
In the first step, a signal for applying a predetermined voltage to the electrode C located on one side of the rotation axis L1 (hereinafter referred to as one electrode C) is transmitted from the
また、第一工程では、回転軸L1(ミラー板33の中心33c)が下降しないように、回転軸L1の他方側(図4,5において右側)に位置する変位支持部50によって、回転軸L1の他方側に位置するミラー板33の部位(以下、上昇部位とする)をミラー板33の中心33cよりも上方に変位させる。具体的には、回転軸L1の他方側に位置する変位支持部50の弾性体42の第二端部を上方に移動させる、即ち、変位支持部50を上方に反らせる(図6参照)。変位支持部50によるミラー板33の上昇部位の上方への変位量は、電極Cによるミラー板33の下降部位の下方への変位量と等しくするとよい。
In the first step, the rotation axis L1 is moved by the
上記のように変位支持部50を上方に反らせるためには、制御部12から圧電素子駆動部18に対して、回転軸L1の他方側に位置する変位支持部50の圧電素子44,46に対して所定の電圧を印加するための指示信号を発し、当該変位支持部50のうち、弾性体42の上面42a側の圧電素子44を縮める、又は、弾性体42の下面42b側の圧電素子46を伸ばす、又は、上面42a側の圧電素子44を縮めると共に下面42b側の圧電素子46を伸ばす。
In order to warp the
以上の第一工程を実施することで、ミラー板33は、図5に示すように、回転軸L1を中心として基準姿勢から所定の角度θ1(第一傾斜角度θ1)で傾斜した姿勢になる。
By performing the above first step, the
上記第一工程後には、一の電極Cに対する電圧印加を保持しながら、回転軸L1の両側(図4〜6において左右両側)に位置する変位支持部50によってミラー板33を第一傾斜角度θ1と異なる傾斜角度で傾斜させる第二工程を実施する。
第二工程において、例えば図7に示すように、ミラー板33を第一傾斜角度θ1よりも大きな角度θ2(第二傾斜角度θ2)で傾斜させる場合は、ミラー板33の上昇部位に接続された変位支持部50を上方に反らせて、ミラー板33の上昇部位をさらに上方に変位させる。また、ミラー板33の下降部位に接続された変位支持部50を下方に反らせて、ミラー板33の下降部位をさらに下方に変位させる。
After the first step, the
In the second step, for example, as shown in FIG. 7, when the
ここで、変位支持部50を下方に反らせるためには、制御部12から圧電素子駆動部18に対して、当該変位支持部50の圧電素子44,46に対して所定の電圧を印加するための指示信号を発し、当該変位支持部50のうち、弾性体42の上面42a側の圧電素子44を伸ばす、又は、弾性体42の下面42b側の圧電素子46を縮める、又は、上面42a側の圧電素子44を伸ばすと共に下面42b側の圧電素子46を縮めればよい。これにより、ミラー板33側に位置する変位支持部50の弾性体42の第二端部が下方に移動する。
Here, in order to warp the
一方、第二工程において、ミラー板33を第一傾斜角度θ1よりも小さな傾斜角度で傾斜させる場合は、ミラー板33の上昇部位に接続された変位支持部50の弾性体42の第二端部に下向きの力が作用するように、当該変位支持部50の圧電素子44,46を適宜伸縮させればよい。また、ミラー板33の下降部位に接続された変位支持部50の弾性体42の第二端部に上向きの力が作用するように、当該変位支持部50の圧電素子44,46を適宜伸縮させればよい。また、一の電極Cとミラー板33の下降部位との間に作用する静電引力を小さくするように一の電極Cに印加する電圧を低くしてもよい。
On the other hand, in the second step, when the
傾斜した姿勢のミラー板33を基準姿勢に戻す場合は、一度、変位支持部50の圧電素子44,46及び下降部位対応電極Cへの電圧印加を解除すればよい。なお、電圧印加を解除した後に、圧電素子44,46及び全ての電極Cに同じ大きさの電圧を印加してもよい。
In order to return the tilted
次に、図8に示すように、ミラー板33の中心33c、及び、ミラー板33の中心33cに対して互いに対称となる位置に配された一対の変位支持部50を通る回転軸L2を中心としてミラー板33を傾斜させる方法について説明する。
Next, as shown in FIG. 8, the
回転軸L2を中心にミラー板33を傾斜させる際には、はじめに、回転軸L2上に位置する少なくとも一方の変位支持部50の圧電素子44,46を変位支持部50の延在方向に縮めて回転軸L2を確定させる軸確定工程を実施する。軸確定工程では、制御部12から圧電素子駆動部18に対して、回転軸L1上に位置する変位支持部50の圧電素子44,46に対して所定の電圧を印加するための指示信号を発して、当該変位支持部50の全ての圧電素子44,46を縮めればよい。軸確定工程後の状態では、ミラー板33に静電引力等の外力が作用しても回転軸L2(ミラー板33の中心33c)の位置が保持される。
When tilting the
次いで、前述と同様の第一工程及び第二工程を実施すればよい。
すなわち、第一工程では、回転軸L2の一方側に位置する一の電極Cに電圧を印加して、回転軸L1の一方側に位置するミラー板33の部位(下降部位)を下方に変位させればよい。この第一工程を実施する際には、前述した軸確定工程によって回転軸L2(ミラー板33の中心33c)の位置が保持されているため、第一工程後のミラー板33は、回転軸L2を中心として基本姿勢から第一傾斜角度θ1(図5参照)で傾斜した姿勢になる。
上記第一工程後の第二工程では、一の電極Cに対する電圧印加を保持しながら、回転軸L2の両側に位置する変位支持部50によってミラー板33を第一傾斜角度θ1と異なる傾斜角度で傾斜させればよい。
以上により、回転軸L2を中心としてミラー板33を傾斜させることができる。
Then, what is necessary is just to implement the 1st process and the 2nd process similar to the above-mentioned.
That is, in the first step, a voltage is applied to one electrode C located on one side of the rotation axis L2, and the part (lowering part) of the
In the second step after the first step, the
As described above, the
以上説明したように、第一実施形態のミラーデバイス1Aによれば、複数の電極Cのうち一の電極Cに電圧を印加することで、ミラー板33のうち一の電極Cの上方に位置する周方向の部位(下降部位)がベース34に近づく方向(すなわち、下方)に変位する。これにより、ミラー板33を第一傾斜角度θ1で傾斜させることができる。また、一の電極Cに対する電圧印加を保持しながら、ミラー板33の下降部位の近くに位置する変位支持部50の圧電素子44,46をそれぞれ伸長あるいは収縮させることで、ミラー板33を第一傾斜角度θ1と異なる傾斜角度で傾斜させることができる。特に、ミラー板33の下降部位(第一部位)をさらにベース34に近づける方向に変位させることができるため、ミラー板33を第一傾斜角度θ1(電極Cの静電引力のみによって傾斜させた場合の傾斜角度)よりもさらに大きな傾斜角度(第二傾斜角度θ2)で傾斜させることができる。
さらに、第一実施形態のミラーデバイス1Aによれば、電極Cがミラー板33の厚さ方向の一方側(下方)にのみ設けられるため、従来と比較してミラーデバイス1Aの小型化を図ることができる。
As described above, according to the
Furthermore, according to the
また、第一実施形態のミラーデバイス1Aによれば、変位支持部50が電極Cに対応するミラー板33の周方向位置に配されることで、電極Cへの電圧印加によってミラー板33が下降する部位と、変位支持部50の変形(変位)によってミラー板33が下降する部位とを一致させることができる。従って、電極Cへの電圧印加と変位支持部50の変形(変位)との相乗作用によって、ミラー板33の傾斜角度をより大きくすることができる。
Further, according to the
また、第一実施形態のミラーデバイス1Aによれば、変位支持部50が弾性体42と、これを上下方向から挟み込む一対の圧電素子44,46と、を備えることで、圧電素子44,46それぞれの伸長または収縮を制御し、これらの伸長または収縮によって弾性体42を所定の反り率で上方または下方に反らせることができる。従って、変位支持部50の変形(変位)、即ち反り率を精度よく設定し、これによりミラー板33の傾斜角度を精度よく設定することができる。
In addition, according to the
また、第一実施形態のミラーデバイス1Aによれば、変位支持部50が上下方向から見たミラー板33の中心33cに対して互いに対称となる位置に一対設けられることで、一対の変位支持部50のそれぞれに接続するミラー板33の部位を上昇部位又は下降部位として、ミラー板33を傾斜させることができる。
なお、図4に示すように、ミラー板33の中心33cを通るが変位支持部50を通らない回転軸L1を中心としてミラー板33を傾斜させる場合は、回転軸L1を挟んで互いに対称に位置する二つの変位支持部50を上記一対の変位支持部50として扱えばよい。
また、図8に示すように、ミラー板33の中心33c、及び、ミラー板33の中心33cに対して互いに対称となる位置に配された一対の変位支持部50を通る回転軸L2を中心としてミラー板33を傾斜させる場合も、回転軸L2を挟んで互いに対称に位置する二つの変位支持部50を上記一対の変位支持部50として扱えばよい。
In addition, according to the
As shown in FIG. 4, when the
Further, as shown in FIG. 8, the
(第二実施形態)
次に、図9及び図10を参照して本発明の第二実施形態であるミラーデバイス1B及びその制御方法について説明する。なお、以下の説明及び図面において、第二実施形態のミラーデバイス1Bの構成要素のうち、第一実施形態のミラーデバイス1Aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。即ち、以下では、第一実施形態のミラーデバイス1Aとは異なる第二実施形態のミラーデバイス1Bの構成及びその制御方法についてのみ説明する。
(Second embodiment)
Next, a
図9に示すように、第二実施形態のミラーデバイス1Bでは、変位支持部50Bの延在方向が上下方向から見て蛇行している。このため、第二実施形態の変位支持部50Bの延在方向の寸法は、前述した第一実施形態の変位支持部50の延在方向の寸法よりも長い。
より具体的に説明すれば、第二実施形態の変位支持部50Bは、これに接続されるミラー板33の角部と枠部36の角部とを直線的に結ぶ仮想線IL1に対して交差する方向(図示例では直交する方向)に直線的に延びる複数の交差線部48を有する。複数の交差線部48は、仮想線IL1に沿って互いに間隔をあけて配列され、互いに折り返すように接続されている。
As shown in FIG. 9, in the
More specifically, the
また、ミラー板33側に位置する交差線部48の延在方向の寸法は、枠部36側の交差線部48よりも長くなるように設定されている。これにより、ミラー板33の角部と枠部36の角部との間にある平面視略三角形状の隙間領域を変位支持部50Bの配置に有効に活用して、変位支持部50Bの延在方向の寸法をより長く設定することができる。
第二実施形態の変位支持部50Bの他の構成は、第一実施形態の変位支持部50と同様である。すなわち、第二実施形態の変位支持部50Bは、弾性体42と、弾性体42の上面42a及び下面42bに設けられる一対の圧電素子44,46とを備える(図3参照)。
Further, the dimension in the extending direction of the
Other configurations of the
第二実施形態のミラーデバイス1Bを制御する方法(ミラー板33を傾斜させる方法)では、第一実施形態のミラーデバイス1Aを制御する方法と同様の工程を実施すればよい。但し、第二実施形態のミラーデバイス1Bでは、ミラー板33のうち変位支持部50Bに接続された部位を変位支持部50Bによって上方又は下方に変位させる動作が第一実施形態と異なる。
例えば、図9に示すミラー板33の部位が上方に変位する上昇部位である場合、前記上昇部位に接続されている変位支持部50Bの圧電素子44を縮める、又は/かつ、圧電素子46を伸ばすことで、図10に示すように、変位支持部50Bの各交差線部48を上方に反らせる。即ち、各交差線部48においてミラー板33側の端部を枠部36側の端部に対して上方に移動させる。これにより、ミラー板33側に位置する変位支持部50Bの弾性体42の第二端部が、枠部36に対して上方に移動する。即ち、変位支持部50Bに接続されたミラー板33の上昇部位が上方に変位する。
In the method for controlling the
For example, when the part of the
一方、ミラー板33の部位が下方に変位する下降部位である場合には、当該下降部位に接続されている変位支持部50Bの圧電素子44を伸ばす、又は/かつ、圧電素子46を縮めることで、変位支持部50Bの各交差線部48を下方に反らせる。即ち、各交差線部48においてミラー板33側の端部を枠部36側の端部に対して下方に移動させる。これにより、ミラー板33側に位置する変位支持部50Bの弾性体42の第二端部が、枠部36に対して下方に移動する。即ち、変位支持部50Bに接続されたミラー板33の下降部位が下方に変位する。
On the other hand, when the part of the
第二実施形態のミラーデバイス1Bによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、第二実施形態のミラーデバイス1Bによれば、変位支持部50Bの延在方向の寸法が第一実施形態の変位支持部50の延在方向の寸法よりも長いため、第一実施形態のように変位支持部50が直線状に延びている場合と比べて、ミラー板33の上昇部位や下降部位を上下方向に大きく変位させることができる。従って、ミラー板33をより大きな傾斜角度で傾斜させることが可能となる。
また、変位支持部50Bが上方や下方に反る複数の交差線部48によって構成されるため、ミラー板33の上昇部位や下降部位を安定した状態で上下方向に大きく変位させることができる。
According to the
Further, according to the
Further, since the
(第三実施形態)
次に、図11及び図12を参照して本発明の第三実施形態であるミラーデバイス1C及びその制御方法について説明する。なお、以下の説明及び図面において、第三実施形態のミラーデバイス1Cの構成要素のうち、第一実施形態のミラーデバイス1Aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。即ち、以下では、第一実施形態のミラーデバイス1Aとは異なる第三実施形態のミラーデバイス1Cの構成及びその制御方法についてのみ説明する。
(Third embodiment)
Next, a
図11に示すように、第三実施形態のミラーデバイス1Cでは、変位支持部50Cが、一対の第一延在部52,52と、一対の第二延在部54,54と、を備えている。
一対の第一延在部52,52は、上下方向から見て互いに離れる方向に延びている。一方、一対の第二延在部54,54は、第一延在部52,52の延出方向先端から互いに近づく方向に延びて互いに接続されている。一対の第一延在部52が互いに接続されている部位、及び、一対の第二延在部54が互いに接続されている部位は、いずれもミラー板33の角部と枠部36の角部とを直線的に結ぶ仮想線IL2上に位置している。
As shown in FIG. 11, in the
The pair of first extending
また、第三実施形態の変位支持部50Cにおいて、第一延在部52とその延出方向先端に連結された第二延在部54は、互いに平行している。
また、第一延在部52、第二延在部54は、枠部36の角部から延びる枠部36の各辺に平行するように延びている。
Moreover, in the
The first extending
また、変位支持部50Cにおいて、一対の第一延在部52及び一対の第二延在部54からなるユニットは、例えば一組であってもよいが、第三実施形態では枠部36の角部からミラー板33の角部に向けて複数組(図示例では二組)配列されている。そして、枠部36側に位置するユニットの第二延在部54の端部(即ち、延出方向先端)と、ミラー板33側に位置するユニットの第一延在部52の端部(即ち、延出方向基端)とが、互いに連結されている。
Further, in the
また、第三実施形態では、変位支持部50Cがミラー板33の角部と枠部36の角部との間にある平面視略三角形状の隙間領域に配されるため、ミラー板33側に位置するユニットにおける第一延在部52、第二延在部54の延在方向の寸法が、枠部36側に位置するユニットにおける第一延在部52、第二延在部54の延在方向の寸法よりも短い。
また、第三実施形態の変位支持部50Cは、最もミラー板33側に位置する一対の第二延在部54の端部(即ち、延出方向先端)からミラー板33に向けて仮想線IL2に沿って直線状に延びる直線延在部58を有する。
Further, in the third embodiment, the
Further, the
第三実施形態の変位支持部50Cの他の構成は、第一実施形態の変位支持部50と同様である。すなわち、第三実施形態の変位支持部50Cは、弾性体42と、弾性体42の上面42a及び下面42bに設けられる一対の圧電素子44,46とを備える(図3参照)。
Other configurations of the
第三実施形態のミラーデバイス1Cを制御する方法(ミラー板33を傾斜させる方法)では、第一実施形態のミラーデバイス1Aを制御する方法と同様の工程を実施すればよい。ただし、第三実施形態のミラーデバイス1Cでは、ミラー板33のうち変位支持部50Cに接続された部位を変位支持部50Cによって上方又は下方に変位させる動作が第一実施形態と異なる。
例えば図11に示すミラー板33の部位が上方に変位する上昇部位である場合、前記上昇部位に接続されている変位支持部50Cの圧電素子44を縮める、又は/かつ、圧電素子46を伸ばすことで、図12に示すように、変位支持部50Cの第一延在部52及び第二延在部54を上方に反らせる。即ち、第一延在部52、第二延在部54のそれぞれにおいてミラー板33側の延出方向先端を枠部36側の延出方向基端に対して上方に移動させる。これにより、ミラー板33側に位置する変位支持部50Bの弾性体42の第二端部が、枠部36に対して上方に移動する。即ち、変位支持部50Bに接続されたミラー板33の上昇部位が上方に変位する。
In the method of controlling the
For example, when the part of the
一方、ミラー板33の部位が下方に変位する下降部位である場合には、当該下降部位に接続されている変位支持部50Cの圧電素子44を伸ばす、又は/かつ、圧電素子46を縮めることで、変位支持部50Cの各第一延在部52及び各第二延在部54を下方に反らせる。即ち、各第一延在部52及び各第二延在部54においてミラー板33側の延出方向先端を枠部36側の延出方向基端に対して下方に移動させる。これにより、ミラー板33側に位置する変位支持部50Cの弾性体42の第二端部が、枠部36に対して下方に移動する。即ち、変位支持部50Bに接続されたミラー板33の下降部位が下方に変位する。
On the other hand, when the part of the
第三実施形態のミラーデバイス1Cによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、第三実施形態のミラーデバイス1Cによれば、変位支持部50Cが第一延在部52と第二延在部54とを備えることで、変位支持部50Cの延在方向の寸法が第一実施形態の変位支持部50の延在方向の寸法よりも長くなる。このため、第一実施形態のように変位支持部50が直線状に延びている場合と比べて、ミラー板33の上昇部位や下降部位を上下方向に大きく変位させることができる。従って、ミラー板33をより大きな傾斜角度で傾斜させることが可能となる。
また、第三実施形態のミラーデバイス1Cによれば、一対の第一延在部52及び一対の第二延在部54を備えるため、第二実施形態のように変位支持部50Bの延在方向が単に蛇行する場合に比べて、大きな駆動力でミラー板33の上昇部位や下降部位を上下方向に変位させることができる。従って、ミラー板33の上昇部位や下降部位をより安定した状態で上下方向に変位させることができる。
According to the
Further, according to the
Further, according to the
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変更が可能である。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the present invention is not limited to the specific embodiments, and various modifications are possible within the scope of the gist of the present invention described in the claims. It can be changed.
複数の支持部37のうち一部の支持部37だけが変位支持部50である場合、残りの支持部37は、少なくともミラー板33の揺動を阻害しないように構成されればよく、例えば上記第一実施形態と同様の弾性体42によって構成されてもよい。
また、変位支持部50は、例えば枠部36からミラー板33まで延在し、この延在方向に伸長又は収縮する圧電素子のみによって構成されていてもよい。
When only a part of the plurality of
Moreover, the
1A,1B,1C ミラーデバイス
28 電極面
33r 反射面
33 ミラー板
34 ベース
34a 主面
36 枠部
37 支持部
42 弾性体
44,46 圧電素子
50,50B,50C 変位支持部
52 第一延在部
54 第二延在部
C 電極
1A, 1B, 1C Mirror device 28
Claims (6)
前記ベースの主面の上方に間隔をあけて配されたミラー板と、
前記ベースの主面から上方に突出して設けられ、前記ミラー板を囲む枠部と、
前記ミラー板の周縁部から前記枠部まで延びて形成されると共に前記枠部の周方向に間隔をあけて配列され、前記ミラー板を前記ベース及び前記枠部に対して揺動可能に支持する複数の支持部と、
前記ベースの主面のうち前記ミラー板に対向する領域において前記枠部の周方向に互いに間隔をあけて配列された複数の電極と、
を備え、
複数の前記支持部のうち少なくとも一部の前記支持部が、前記支持部の延在方向に伸縮変形可能な圧電素子を備え、前記圧電素子の伸縮変形に伴って前記ミラー板の周縁部のうち前記支持部に接続された部位を上下方向に変位させる変位支持部であるミラーデバイス。 Base and
A mirror plate spaced above the main surface of the base;
A frame part that protrudes upward from the main surface of the base and surrounds the mirror plate;
The mirror plate is formed so as to extend from the peripheral portion of the mirror plate to the frame portion, and is arranged at intervals in the circumferential direction of the frame portion, and supports the mirror plate so as to be swingable with respect to the base and the frame portion. A plurality of support parts;
A plurality of electrodes arranged at intervals in the circumferential direction of the frame portion in a region of the main surface of the base facing the mirror plate;
With
At least a part of the plurality of the support portions includes a piezoelectric element that can be expanded and contracted in the extending direction of the support portion, and among the peripheral portions of the mirror plate as the piezoelectric element expands and contracts. The mirror device which is a displacement support part which displaces the site | part connected to the said support part to an up-down direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110005A JP2016224231A (en) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | Mirror device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110005A JP2016224231A (en) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | Mirror device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016224231A true JP2016224231A (en) | 2016-12-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015110005A Pending JP2016224231A (en) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | Mirror device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016224231A (en) |
-
2015
- 2015-05-29 JP JP2015110005A patent/JP2016224231A/en active Pending
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