JP2016223934A - 位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラム - Google Patents

位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】精度良く位置情報を補正することができる位置推定システム、位置推定方法および位置推定プログラムを提供すること。
【解決手段】飛行体に搭載されるカメラであって、所定の光源から照射される光による物体の陰を撮像するカメラと、前記カメラによって撮像された前記陰の画像に基づいて、前記カメラが前記陰を撮像した際の前記飛行体の飛行位置を推定する推定部と、前記推定部によって推定された飛行位置に基づいて、前記飛行体の位置を示す位置情報を補正する補正部と、を備える位置補正システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラムに関する。
位置補正システムは、飛行体の位置情報を補正する。このような位置補正システムに関連する技術として、所定のマークを撮像して得た画像情報に基づいて、撮像に用いたカメラの位置情報を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、上空から対象物を写した画像から撮像位置までの仰角や方位等の情報を算出して、撮像に用いたカメラの位置情報を補正する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−242207号公報 特開2007−108029号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、補正を行うため、予め所定のマークを印刷や刻印等の方法で印しておく必要があり、屋外では上述した方法で所定のマークを用意することができない場合があった。この結果、位置情報を精度良く補正できない場合があった。
また、特許文献2においては、上空から撮像した画像内において対象物の一部または全部が写っていない場合、位置情報を精度良く補正できない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、精度良く位置情報を補正することができる位置推定システム、位置推定方法および位置推定プログラムを提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、飛行体に搭載されるカメラであって、所定の光源から照射される光による物体の陰を撮像するカメラと、前記カメラによって撮像された前記陰の画像に基づいて、前記カメラが前記陰を撮像した際の前記飛行体の飛行位置を推定する推定部と、前記推定部によって推定された飛行位置に基づいて、前記飛行体の位置を示す位置情報を補正する補正部と、を備える位置補正システムである。
また、本発明の一態様は、前記光源が、太陽である。
また、本発明の一態様は、前記推定部が、前記物体から見た前記所定の光源の方向を示す情報と、前記物体が設けられた面からの高さと、前記カメラによって撮像された前記陰の画像とに基づいて、前記飛行位置を推定するものである。
また、本発明の一態様は、前記カメラによって撮像された前記陰の画像から、前記陰の特徴を抽出する画像処理部をさらに備えるものであり、前記推定部が、前記画像上における、前記画像処理部によって抽出された前記陰の特徴の位置に基づいて、前記飛行位置を推定するものである。
また、本発明の他の態様は、飛行体に搭載されるカメラであって、所定の光源から照射される光による物体の陰を撮像するカメラによって撮像された前記陰の画像に基づいて、前記カメラが前記陰を撮像した際の前記飛行体の飛行位置を推定し、前記推定した飛行位置に基づいて、前記飛行体の位置を示す位置情報を補正する、位置補正方法である。
また、本発明の他の態様は、コンピュータに、飛行体に搭載されるカメラであって、所定の光源から照射される光による物体の陰を撮像するカメラによって撮像された前記陰の画像に基づいて、前記カメラが前記陰を撮像した際の前記飛行体の飛行位置を推定する処理と、前記推定した飛行位置に基づいて、前記飛行体の位置を示す位置情報を補正する処理と、を実行させる位置補正プログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、精度良く位置情報を補正することができる位置推定システム、位置推定方法および位置推定プログラムを提供することができる。
第1の実施形態における位置補正システム1の概略を説明するための図である。 第1の実施形態の飛行体200の概要を示す説明図である。 第1の実施形態における飛行体200の構成図である。 第1の実施形態における位置推定装置100の構成図である。 太陽SNからの光が太陽電池アレイARによって遮られた際に生じる陰SDを飛行体200が上空から撮像している様子を示す図である。 飛行体200に搭載されたカメラ238によって生成された画像PICの一例を示す図である。 エッジ長Xrefの導出方法を説明するための図である。 エッジ長Xrefの導出方法を説明するための図である。 第1の実施形態における飛行体200の水平方向の位置を推定する方法を説明するための図である。 第1の実施形態における位置補正システム1の処理の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施形態における飛行体側制御部220の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における地上側制御部110の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における位置補正システム1の概略を説明するための図である。 建物4の側面を撮像した場合に画像内に含まれる領域の一例を説明するための図である。
以下、本実施形態における位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラムを、図を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における位置補正システム1の概略を説明するための図である。第1の実施形態における位置補正システム1は、位置推定装置100と、飛行体200とを備える。位置推定装置100は、太陽光発電設備2の上空を飛行する飛行体200の位置を推定し、推定した位置を示す情報(以下、「位置情報」と称する)を飛行体200に送信する。飛行体200は、位置推定装置100によって推定された位置情報に基づいて、自身の位置、方向等を補正するように制御を行う。本実施形態における飛行体200は、例えば、太陽光発電設備2の上空を移動しながら太陽光発電設備2を撮像し、太陽光発電設備2の状態を診断するために参照される画像を生成する。本実施形態における位置補正システム1において、位置推定装置100と、飛行体200とは、例えば電波を用いて双方向、或いは一方向に無線通信を行う。
図1に示されているように、診断対象である太陽光発電設備2において、敷地に太陽電池パネルがアレイ状に組まれた1つのユニットである太陽電池アレイARが、AR1からARNまでの合計N個設けられている。これら太陽電池アレイAR1からARNは、敷地内に列を成して順に並べて配置されている。太陽電池アレイARは、パネル面が敷地の設置面に対して所定の角度γで傾斜するように配置される。太陽電池アレイAR1からARNまでのN個の太陽電池アレイは、例えばCN1とCN2の2列に並べられている。このように、複数の太陽電池パネルによって構成された太陽光発電設備2では、太陽電池パネルの枚数が数千枚を超えるものもある。このような太陽光発電設備2において太陽電池パネルの1つ1つの状態を診断する場合、飛行体200は、太陽電池パネルの配置位置に合わせて正確に飛行するように制御する必要がある。このためには、飛行体200は、自身が現在飛行している位置を正確に把握する必要がある。
位置を把握する方法として、GPS(Global Positioning System)を用いた方法が知られている。しかしながら、GPSでは、条件によって数mの検出精度を確保することさえ困難な場合がある。一般的な太陽電池パネルの大きさは1m×2m程度であり、太陽電池パネルの配置間隔に応じて正確に飛行を制御するためには、上記のGPSの検出精度では困難な場合がある。そこで、本実施形態では、太陽光発電設備2の診断時に用いる画像データから、飛行体200の位置情報を推定し、推定した位置情報を用いて飛行体200の飛行位置を制御する。なお、太陽光発電設備2は、「物体」の一例である。
図2、3を参照して本実施形態の飛行体200を先に説明する。図2は、第1の実施形態の飛行体200の概要を示す説明図である。飛行体200は、例えば自律飛行する小型飛行体としてのヘリコプタである。飛行体200は、予め設定された航行プログラムに基づいて自律飛行する。また、飛行体200は、外部装置から遠隔操作で操縦されてもよい。以下の実施形態では、飛行体200は、予め設定された航行プログラムに基づいて自律飛行するものとして説明する。例えば、飛行体200は、GPSを利用した撮影機の航法システムCNSS(Computer Navigation Satellite System)によって予定された撮像地点に移動し、決められた位置でシャッターを切る。
飛行体200は、機体203、該機体203に設けられた所要数のプロペラ、例えば前後左右に対を成す計4個のプロペラ204,205,206,207を有している。該プロペラ204,205,206,207はそれぞれ個別に第1モータ208、第2モータ209、第3モータ210、第4モータ213に連結されている。各第1モータ208、第2モータ209、第3モータ210、第4モータ213のそれぞれは、独立に回転数が調整され駆動される。尚、前記プロペラ204,205,206,207及び前記第1モータ208、第2モータ209、第3モータ210、第4モータ211等は飛行体の航行手段を構成する。
飛行体200の機体203には、後述する通信部202、飛行体側制御部220、飛行体側記憶部230、駆動部232、方位位置検出部234、姿勢検出部236、カメラ238及び図示されていない電源部等が設けられている。
カメラ238は、機体203の下部に設けられており、赤外線画像や可視光画像等の画像を生成する。カメラ238は、静止画像を所定時間間隔で撮像するカメラであってもよいし、又は画像を連続的に撮像するビデオカメラであってもよい。例えば、カメラ238は、画像を得るために、レンズやプリズム等の光学系と、撮像素子とを分けて構成したり、光学系を共用するように構成して、画像を得るための撮像素子を分けて構成したり、光学系と撮像素子を共用するように構成したりしてもよい。光学系は、例えば、レンズやプリズム、分光フィルタ等を含む。また、撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を含む。
本実施形態のカメラ238の光軸Lは、飛行体200の姿勢を水平に保った状態で、鉛直方向に向くように構成されている。或いは、カメラ238は、機体203に対してジンバルを介して支持されており、飛行体200の姿勢に影響されずに傾動して、カメラ238の光軸Lが鉛直方向に向くように構成されていてもよい。
本実施形態のカメラ238は、光軸Lを中心にして対象に割り振られた角度の視野角θを有している。飛行体200を太陽光発電設備2より上方を飛行させることで、カメラ238は、上記の視野角の範囲に含まれる太陽光発電設備2を上空から撮像することができ、撮像した画像を取得可能となっている。また、カメラ238によって撮像された画像は、位置推定装置100において飛行体200の位置を推定する際に使用されたり、太陽光発電設備2の診断を行う際に使用されたりする。
以下、図3を参照して、飛行体200の構成について説明する。図3は、第1の実施形態における飛行体200の構成図である。飛行体200は、通信部202と、飛行体側制御部220と、飛行体側記憶部230と、駆動部232と、方位位置検出部234と、姿勢検出部236と、カメラ238とを備える。
通信部202は、例えば、位置推定装置100側の通信部102(図4)と電波を用いて通信を行う。通信部202は、例えば、カメラ238によって生成された画像を変調や周波数変換、増幅等の通信処理を行って電波に変換し、変換した電波を通信部102に出力する。
飛行体側制御部220は、演算部222と、駆動制御部224と、カメラ制御部226と、補正部228とを備える。上述した飛行体側制御部220の機能部のうち一部又は全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが飛行体側記憶部230に記憶されたプログラムを実行することによって機能するソフトウェア機能部である。プログラムは、例えば、上述したネットワークを介してアプリサーバからダウンロードされる。また、飛行体側制御部220の機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
飛行体側記憶部230は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とを有する。飛行体側記憶部230に記憶される情報は、プロセッサが実行するプログラムの他、航行プログラム等の情報を含む。航行プログラムとは、自立飛行時において飛行体側制御部220が参照するプログラムであり、飛行ルート、飛行速度、飛行高度、撮像位置、撮像タイミング等のパラメータによって構成される。
駆動部232は、後述する駆動制御部224の制御に従って、第1モータ208、第2モータ209、第3モータ210、第4モータ213の各モータを駆動して、各プロペラを所望の回転数で回転させて飛行体200を飛行させる。
方位位置検出部234は、例えば地磁気センサを備え、地磁気センサを用いて機体203の向き(飛行体200の方位)を検出する。地磁気センサを用いて検出された飛行体200の方位の測定値は、磁北を基準にした機体203の向きを示す。例えば、磁北を基準にした機体203の向きは、機体203を基準に定めた座標系の水平方向成分の特定の軸の磁北に対する角度である。
また、方位位置検出部234は、例えばGPS衛星を用いて飛行体200の位置を検出する。GPS衛星を用いて測定した位置の測定値は、地心座標(絶対座標)系から求められる地上座標系を表す。なお、GPS衛星を用いて測定した位置の測定値は、太陽光発電設備2の詳細な配置情報が生成される前に飛行する場合や、飛行体200のおおよその位置を検出する場合等に用いられる。
姿勢検出部236は、飛行体200の姿勢を検出する。例えば、姿勢検出部236は、ジャイロ又は3軸方向の加速度センサなどを含めて構成して、機体203の傾きを検出する。飛行体200の姿勢の測定値を、飛行体200の機体203を基準に定めた座標系の軸の方向と鉛直方向とがなす角度として示すようにしてもよい。例えば、飛行体200の姿勢の測定値は、機体203の水平度を保つように飛行体200の姿勢を制御する際に用いられる。
以下、飛行体側制御部220における機能部の説明を行う。演算部222は、方位位置検出部234によって検出された飛行体200の方位と位置、姿勢検出部236によって検出された飛行体200の姿勢、および航行プログラムにより示される各種パラメータに基づいて、駆動部232の各モータの制御量を算出する。具体的には、演算部222は、飛行体200が航行プログラムにより示される目的位置(座標)に向かうように、飛行体200の姿勢や飛行高度、飛行速度等を決定し、決定したこれら制御目標を達成するようなモータの回転数を算出する。駆動制御部224は、演算部222によって算出された制御量に基づいて、駆動部232の各モータを制御する。
カメラ制御部226は、航行プログラムにより示された目的位置である撮像位置に飛行体200が移動した場合、当該航行プログラムにより示される撮像タイミングに従ってカメラ238に画像を撮像させる。カメラ制御部226は、例えば、航行プログラムにより示される撮像位置と、方位位置検出部234によって検出された位置とが合致する場合に航行プログラムにより示される撮像位置に飛行体200が移動したと判定し、航行プログラムにより示される撮像位置と、方位位置検出部234によって検出された位置とが合致しない場合に、航行プログラムにより示される撮像位置に飛行体200が移動していないと判定する。カメラ制御部226は、カメラ238に撮像させた画像をカメラ238から取得し、取得した画像に対してカメラ238に撮像させた時刻と、当該時刻において方位位置検出部234によって検出された飛行体200の位置とを対応付けて飛行体側記憶部230に記憶させる。
補正部228は、後述する位置推定装置100によって出力された位置情報に基づいて、方位位置検出部234によって検出された飛行体200の方位および位置と、姿勢検出部236によって検出された飛行体200の姿勢とを補正する。
以下、図4を参照して、位置推定装置100の構成について説明する。図4は、第1の実施形態における位置推定装置100の構成図である。位置推定装置100は、通信部102と、地上側制御部110と、地上側記憶部130とを備える。
通信部102は、例えば、飛行体200側の通信部202と電波を用いて通信を行う。通信部202は、例えば、カメラ238によって生成された画像を変調や周波数変換、増幅等の通信処理を行って電波に変換し、変換した電波を通信部102に出力する。
地上側制御部110は、取得部112と、画像処理部114と、推定部116と、出力部118とを備える。上述した地上側制御部110の機能部のうち一部又は全部は、CPU等のプロセッサが地上側記憶部130に記憶されたプログラムを実行することによって機能するソフトウェア機能部である。プログラムは、例えば、上述したネットワークを介してアプリケーションサーバからダウンロードされる。また、地上側制御部110の機能部のうち一部又は全部は、LSI、ASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
地上側記憶部130は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD等の不揮発性の記憶媒体と、RAM、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とを有する。地上側記憶部130に記憶される情報は、プロセッサが実行するプログラムの他、カレンダーを示す情報(以下、「カレンダー情報132」と称する)と、日の出と日の入り(日没)を示す情報(以下、「日の出入り情報134」と称する)と、南中高度を示す情報(以下、「南中高度情報136」と称する)と、太陽の高度(仰角)、方位を示す情報(以下、「高度方位情報138」と称する)と、診断対象(本実施形態では太陽光発電設備2)の緯度および経度を示す情報(以下、「緯度経度情報140」と称する)と、診断対象の諸元を示す情報(以下、「診断対象情報142」と称する)等を含む。診断対象情報142とは、例えば、診断対象が太陽光発電設備2である場合、太陽電池アレイAR(太陽光パネル)の寸法と、太陽電池アレイARの設置時の傾斜角度γと、設置面からの高さHとのうちいずれか2つ以上を含む。
以下、地上側制御部110における機能部の説明を行う。取得部112は、通信部102を介して飛行体200から画像を取得する。画像処理部114は、取得部112によって取得された画像から、太陽光によって生じた太陽電池アレイARの陰SDの特徴を抽出する。具体的には、画像処理部114は、ソベルオペレータ等のマスク処理によって画像から陰SDのエッジ(輪郭)を抽出する。また、画像処理部114は、SUSAN作用素等の手法を用いて陰SDの特徴点(コーナー)を抽出してもよい。また、画像処理部114は、取得部112によって取得された画像に対して傾きを補正するようにアフィン変換やホモグラフィ変換等の処理を行ってもよい。なお、太陽SNは、「光源」の一例である。
推定部116は、画像処理部114によって抽出されたエッジや特徴点に基づいて、カメラ238が搭載された飛行体200の地上座標を推定する。すなわち、推定部116は、画像上において上記のエッジあるいはコーナーがどこに位置するのかを算出し、算出した画像上の位置に基づいて、画像の生成元の飛行体200(カメラ238)が実際の空間座標を示す地上座標のどの位置に存在していたかを推定する。
以下、図5から図9を参照して、飛行体200の位置の推定方法について説明する。図5は、太陽SNからの光が太陽電池アレイARによって遮られた際に生じる陰SDを飛行体200が上空から撮像している様子を示す図である。図5の例では、太陽電池アレイARの設置面からの高さがHである場合に、太陽光によってY軸方向の長さ成分がLである陰SDが設置面に生じている。このような場面において、飛行体200は、上空から下方の陰SDを撮像する。なお、例えば、高さHとは、太陽電池アレイARの受光面の上端部の高さとする。
図6は、飛行体200に搭載されたカメラ238によって生成された画像PICの一例を示す図である。本実施形態では、カメラ238によって生成される画像PICの画素数は固定である。例えば、画像PICの画素数は、1920×1440である。また、図6中に示す点Pは、画像の中心点である。すなわち、点Pは、カメラ238の光軸の延長線と設置面(画像平面)との交点である。上述した画像処理部114は、例えば、図6に示すような画像PICに対してエッジや特徴点等を抽出する画像処理を実施し、陰SDの領域を画像PIC上において特定する。推定部116は、図6に示す陰SDのエッジのうち、エッジXmの長さと、予め規定されたエッジ長Xrefとを比較して、画像PICを撮像した際の飛行体200の位置を推定する。陰SDのエッジXmは、撮像時の時刻に応じて変化するものである。すなわち、陰SDのエッジXmの長さは、陰SDを設置面に投影する太陽SNの仰角ψや方位角φに応じて変化する。そのため、陰SDのエッジXmは理論的に算出可能である。従って、理論的に算出したエッジ長さをエッジ長Xrefとし、エッジ長Xrefと画像を用いて実測した現在のエッジXmの長さとの比をとることで、画像を撮像した際の飛行体200の位置を推定する。
以下、エッジ長Xrefの導出方法について説明する。図7および図8は、エッジ長Xrefの導出方法を説明するための図である。まず、推定部116は、日の出入り情報134と、南中高度情報136と、高度方位情報138と、緯度経度情報140とを用いて、飛行体200のカメラ238によって画像が撮像された時刻における太陽SNの仰角ψと方位角φとを算出する。
次に、推定部116は、エッジ長Xrefを算出するために、図8に示すような太陽電池アレイARにおける太陽光を受ける面(以下、「受光面」と称する)を設置面に正射影した時の陰SDの長さL1を算出する。具体的には、推定部116は、診断対象情報142に含まれる、太陽電池アレイARの寸法を示す情報から受光面の一辺の長さRと、太陽電池アレイARの傾斜角度γと、設置面からの高さHとを参照して、下記の数式(1)を用いて陰SDの長さL1を算出する。
Figure 2016223934
次に、推定部116は、図8に示す長さL2を、数式(2)を用いて算出する。
Figure 2016223934
次に、推定部116は、算出した長さL1とL2とを加算して長さLを算出する。次に、推定部116は、算出した長さLと太陽SNの方位角φとを用いて、エッジ長Xrefを算出する。数式(3)は、エッジ長Xrefの算出式を表す。
Figure 2016223934
このように算出したエッジ長Xrefと同長のエッジが写る画像を取得するように飛行体200の高度hを予め決定しておき、当該高度hを用いてエッジ長Xrefを正規化しておく。これによって、例えば、日時xxにおいて生じる陰SDを高度h=1mの上空から撮像した画像上には、yyピクセル(画素)分に相当するエッジ長Xrefの陰SDが存在する、というデータを予め用意しておくことができる。推定部116は、上述したように予め規定したエッジ長Xrefを用いて、例えば、現在の時刻において抽出したエッジXmの長さとの比率Xm/Xrefを算出し、算出した比率Xm/Xrefを規定時の飛行体200の高度h(上述した例では1m)に乗算して現在の飛行体200の高度hを推定する。これによって、推定部116は、飛行体200の地上座標系(XYZ座標)の高さ方向の成分を示すZ軸の値を推定することができる。なお、規定したエッジ長Xrefは、日時と太陽光発電設備2の緯度経度と、太陽SNの仰角ψおよび方位角φとに対応付けられたテーブルデータであってもよい。この場合、テーブルデータは、予めシミュレーションや実験等で求めておくものとする。
次に、推定部116は、画像上において陰SDのエッジや特徴点の座標を算出して、飛行体200の地上座標系(XYZ座標)の水平方向の成分を示すXY軸の値を推定する。図9は、第1の実施形態における飛行体200の水平方向の位置を推定する方法を説明するための図である。推定部116は、画像上の中心点Pからの距離を陰SDのエッジや特徴点の座標として算出する。カメラ238の視野角θと飛行体の高度hとから画像上に写すことができる撮像領域は決定されるため、1ピクセルと地上座標系における水平方向の長さとの比率が決定される。従って、推定部116は、推定した高度hと、中心点Pから陰SDのエッジや特徴点までの距離(ピクセル数)とに基づいて、飛行体200の地上座標系における水平方向(XY軸)の位置を推定する。
出力部118は、推定部116によって推定された、飛行体200の地上座標系における位置を示す情報(以下、「位置情報」と称する)を上述した飛行体200に送信する。これによって、飛行体200の補正部228は、自身の位置情報を補正することができる。
図10は、第1の実施形態における位置補正システム1の処理の流れを示すシーケンス図である。まず、飛行体側制御部220は、飛行体側記憶部230に記憶された航行プログラムに基づいて飛行を行い、航行プログラムにより示される撮像位置に飛行体200が移動した場合、当該航行プログラムにより示される撮像タイミングに従ってカメラ238に画像を撮像させる(ステップS100)。次に、飛行体側制御部220は、撮像させた画像を位置推定装置100に送信する(ステップS102)。
次に、位置推定装置100の地上側制御部110は、飛行体側制御部220(飛行体200)によって送信された画像を取得し、取得した画像に対して陰SDのエッジや特徴点等の特徴を抽出する画像処理を行う(ステップS104)。次に、地上側制御部110の推定部116は、陰SDの特徴と、太陽SNの仰角ψと方位角φと、診断対象情報142とに基づいて、飛行体200の地上座標系における位置を推定する(ステップS106)。次に、地上側制御部110の出力部118は、位置情報を飛行体200に送信する(ステップS108)。
次に、飛行体側制御部220の補正部228は、位置推定装置100(地上側制御部110)によって送信された位置情報に基づいて、方位位置検出部234によって検出された飛行体200の方位および位置と、姿勢検出部236によって検出された飛行体200の姿勢とを補正する(ステップS110)。これによって、飛行体側制御部220は、方位位置検出部234や姿勢検出部236の検出値に誤差が含まれていても、画像から推定した位置情報に基づいて、飛行体200の飛行位置を補正することができる。
図11は、第1の実施形態における飛行体側制御部220の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期によって行われる。まず、飛行体側制御部220の演算部222は、演算部222は、方位位置検出部234によって検出された飛行体200の方位と位置、姿勢検出部236によって検出された飛行体200の姿勢、および航行プログラムにより示される各種パラメータに基づいて、駆動部232の各モータの制御量を算出する(ステップS200)。次に、駆動制御部224は、演算部222によって算出された制御量に基づいて、駆動部232の各モータを制御する(ステップS204)。これによって、飛行体200は、航行プログラムにより示される位置に向かって移動する。
次に、カメラ制御部226は、航行プログラムにより示される撮像位置と、方位位置検出部234によって検出された位置とが合致するか否かを判定する(ステップS206)。飛行体側制御部220は、航行プログラムにより示される撮像位置と、方位位置検出部234によって検出された位置とが合致しない場合(ステップS206:No)、ステップS200の処理に戻る。
一方、カメラ制御部226は、航行プログラムにより示される撮像位置と、方位位置検出部234によって検出された位置とが合致する場合(ステップS206:Yes)、航行プログラムにより示される撮像タイミングに従ってカメラ238に画像を撮像させる(ステップS208)。次に、飛行体側制御部220は、カメラ238に撮像させた画像を位置推定装置100に送信する(ステップS110)。次に、飛行体側制御部220は、位置推定装置100から位置情報を受信したか否かを判定する(ステップS212)。飛行体側制御部220は、位置推定装置100から位置情報を受信しない場合(ステップS212:No)、後述するステップS218の処理を行う。
一方、補正部228は、位置推定装置100から位置情報を受信した場合(ステップS212:Yes)、受信した位置情報に基づいて、方位位置検出部234によって検出された飛行体200の方位および位置と、姿勢検出部236によって検出された飛行体200の姿勢とを補正する(ステップS214)。次に、演算部222は、補正部228によって補正された方位、位置、姿勢に基づいて駆動部232の各モータの制御量を算出する(ステップS216)。次に、飛行体側制御部220は、航行プログラムにより示される指令が、飛行を終了する指令であるか否かを判定する(ステップS218)。飛行体側制御部220は、飛行を終了する指令でない場合(ステップS218:No)、上述したステップS204の処理に戻り、補正された方位、位置、姿勢に基づいて算出された制御量で駆動部232の各モータを制御する。一方、飛行体側制御部220は、飛行を終了する指令でない場合(ステップS218:Yes)、本フローチャートの処理を終了する。
図12は、第1の実施形態における地上側制御部110の処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、取得部112は、カメラ238によって撮像された画像を飛行体200から取得したか否かを判定する(ステップS300)。地上側制御部110は、画像を飛行体200から取得しない場合(ステップS300:No)、本フローチャートの処理を終了する。一方、画像処理部114は、画像を飛行体200から取得した場合(ステップS300:Yes)、当該画像に対して陰SDの特徴を抽出する画像処理を行う(ステップS302)。
次に、画像処理部114は、陰SDの領域を画像PIC上において特定できたか否かを判定する(ステップS304)。地上側制御部110は、陰SDの領域を画像PIC上において特定できなかった場合(ステップS304:No)、本フローチャートの処理を終了する。一方、推定部116は、陰SDの領域を画像PIC上において特定できた場合(ステップS304:Yes)、陰SDの特徴と、太陽SNの仰角ψおよび方位角φと、診断対象情報142とに基づいて、飛行体200の地上座標系における位置を推定する(ステップS306)。次に、出力部118は、推定部116によって推定された位置情報を飛行体200に送信する(ステップS308)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
以上説明した第1の実施形態の位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラムによれば、飛行体200に搭載されたカメラ238によって撮像された画像から抽出された陰SDの特徴に基づいて、飛行体200の地上座標系における位置を推定する推定部116と、推定部116によって推定された位置を示す位置情報に基づいて、飛行体200の位置、方位、および姿勢を補正する補正部228とを備えることによって、精度良く位置情報を補正することができる。
また、第1の実施形態の位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラムによれば、太陽SNから照射された太陽光による陰SDの特徴に基づいて、飛行体200の地上座標系における位置を推定することにより、簡易に位置情報を補正することができる。
また、第1の実施形態の位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラムによれば、太陽電池アレイARから見た太陽の方向を示す方位角および仰角と、設置面からの高さと、カメラ238によって撮像された陰SDを含む画像とに基づいて、飛行体200の地上座標系における位置を推定することにより、精度良く位置情報を補正することができる。
また、第1の実施形態の位置補正システム、位置補正方法、および位置補正プログラムによれば、カメラ238によって撮像された陰SDを含む画像から、陰SDの特徴を抽出し、画像上における陰SDの特徴の位置に基づいて、飛行体200の地上座標系における位置を推定することにより、精度良く位置情報を補正することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における飛行体200は、太陽光発電設備2の代わりにマンションや住宅、オフィスビル等の建物を撮像する点で第1の実施形態と相違する。従って、係る相違点を中心に説明し、共通する部分についての説明は省略する。
図13は、第2の実施形態における位置補正システム1の概略を説明するための図である。本実施形態における飛行体200は、建物4の側面に沿って移動しながら撮像する。図14は、建物4の側面を撮像した場合に画像内に含まれる領域の一例を説明するための図である。図14の例では、画像PIC内に、建物4の一部と、当該建物4の陰SDの一部とが含まれる。飛行体200は、このような画像PICを位置推定装置100に送信する。位置推定装置100の画像処理部114は、上述した画像PICに対して陰SDの特徴を抽出する画像処理を行い、画像PICから陰SDの領域を特定する。例えば、特定した陰SDの領域は、図14中に示す領域A2のように区分される。画像処理部114は、特定した陰SDの領域に対してホモグラフィ変換を行い、側面から撮像した画像を、建物4の上方から撮像した画像に射影変換する。なお、画像処理部114は、画像PIC全体に対してホモグラフィ変換を行ってもよい。推定部116は、画像処理部114によって射影変換された画像PIC上の陰SDの特徴と、太陽SNの仰角ψおよび方位角φと、診断対象情報142とに基づいて、飛行体200の地上座標系における位置を推定する。この場合、診断対象情報142は、建物4の高さ、奥行き、幅等の情報を含む。なお、「高さ」とは、対象とする部分の高さを含むものとする。なお、建物4は、「物体」の一例である。
これによって、第2の実施形態における位置推定装置100は、飛行体200によって診断対象である建物4の側面を撮像された画像を用いる場合であっても、飛行体200の地上座標系における位置を推定することができる。この結果、第2の実施形態における位置補正システム1は、上述した第1の実施形態と同様に、精度良く位置情報を補正することができる。
以下、その他の実施形態について説明する。
上述した実施形態において、推定部116は、取得部112によって取得された画像から、幾何学的な手法を用いて画像の生成元であるカメラ238が当該画像を撮像して生成したときの位置および姿勢を推定してもよい。すなわち、推定部116は、画像から外部評定要素を算出する。例えば、推定部116は、画像上の座標からカメラ238の位置を示す座標(地上座標)に変換する変換行列を用いて外部評定要素を算出し、カメラ238を搭載した飛行体200の位置を示す座標や姿勢を推定する。例えば、推定部116は、Zhangの手法によって変換行列を導出して外部評定要素を算出する。
また、推定部116は、カメラ238の焦点距離d1と、カメラ238の撮像素子のサイズと、カメラ238によって生成される画像サイズと、画像上の中心点Pから陰SDの特徴点までの距離d2と、理論的に推定したエッジ長Xrefとを用いて、飛行体200の高度h(被写体である設置面までの距離)を推定してもよい。具体的には、推定部116は、焦点距離d1:高度h=距離d2:エッジ長Xrefの関係を用いて、未知数である高度hを算出する。これによって、推定部116は、飛行体200の地上座標系(XYZ座標)の水平方向の成分を示すXY軸の値を推定することができる。
また、本実施形態では、飛行体200は、1つのカメラ238を備える構成としたが、複数のカメラを備えるようにしてもよい。この場合、飛行体200は、複数のカメラを同期して撮像させる。位置推定装置100は、撮像時刻が同期した複数の画像を用いて、飛行体200の位置を推定してもよい。例えば、推定部116は、2つの画像のステレオ画像から飛行体200の位置を推定する。
なお、本実施形態において、取得部112、画像処理部114、推定部116、および出力部118が位置推定装置100の地上側制御部110として機能するものとして説明したが、上述した機能部の一部または全部は、飛行体200の飛行体側制御部220に含まれていてもよい。また、演算部222、駆動制御部224、カメラ制御部226、および補正部228が飛行体200の飛行体側制御部220として機能するものとして説明したが、上述した機能部の一部または全部は、位置推定装置100の地上側制御部110に含まれていてもよい。例えば、位置推定装置100の地上側制御部110に、飛行体側制御部220の補正部228が含まれている場合、位置推定装置100は、推定した位置情報を更に補正して飛行体200に送信することができる。この結果、飛行体200の処理負荷が軽減される。
なお、上述した実施形態における位置推定装置100、および飛行体200を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより飛行体200の位置の推定処理や特徴の抽出を行うための画像処理、位置を補正する補正処理等の処理動作を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…位置補正システム、2…太陽光発電設備、4…建物、AR…太陽電池アレイ、100…位置推定装置、102…通信部、110…地上側制御部、112…取得部、114…画像処理部、116…推定部、118…出力部、130…地上側記憶部、132…カレンダー情報、134…日の出入り情報、136…南中高度情報、138…高度方位情報、140…緯度経度情報、142…診断対象情報、200…飛行体、202…通信部、220…飛行体側制御部、222…演算部、224…駆動制御部、226…カメラ制御部、228…補正部、230…飛行体側記憶部、232…駆動部、234…方位位置検出部、236…姿勢検出部、238…カメラ

Claims (6)

  1. 飛行体に搭載されるカメラであって、所定の光源から照射される光による物体の陰を撮像するカメラと、
    前記カメラによって撮像された前記陰の画像に基づいて、前記カメラが前記陰を撮像した際の前記飛行体の飛行位置を推定する推定部と、
    前記推定部によって推定された飛行位置に基づいて、前記飛行体の位置を示す位置情報を補正する補正部と、
    を備える位置補正システム。
  2. 前記光源は、太陽である、
    請求項1に記載の位置補正システム。
  3. 前記推定部は、前記物体から見た前記所定の光源の方向を示す情報と、前記物体が設けられた面からの高さと、前記カメラによって撮像された前記陰の画像とに基づいて、前記飛行位置を推定する、
    請求項1または2に記載の位置補正システム。
  4. 前記カメラによって撮像された前記陰の画像から、前記陰の特徴を抽出する画像処理部をさらに備え、
    前記推定部は、前記画像上における、前記画像処理部によって抽出された前記陰の特徴の位置に基づいて、前記飛行位置を推定する、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の位置補正システム。
  5. 飛行体に搭載されるカメラであって、所定の光源から照射される光による物体の陰を撮像するカメラによって撮像された前記陰の画像に基づいて、前記カメラが前記陰を撮像した際の前記飛行体の飛行位置を推定し、
    前記推定した飛行位置に基づいて、前記飛行体の位置を示す位置情報を補正する、
    位置補正方法。
  6. コンピュータに、
    飛行体に搭載されるカメラであって、所定の光源から照射される光による物体の陰を撮像するカメラによって撮像された前記陰の画像に基づいて、前記カメラが前記陰を撮像した際の前記飛行体の飛行位置を推定する処理と、
    前記推定した飛行位置に基づいて、前記飛行体の位置を示す位置情報を補正する処理と、
    を実行させる位置補正プログラム。
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