JP2016223763A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄冷ケースとチューブとの間に空気だまりが発生することを抑制し、凍結パンクの発生を抑制することができる熱交換器を提供する。【解決手段】複数のチューブ5のうち少なくとも1つの隣り合うチューブ5,5の送風空気の流通面間に配置され内部に蓄冷剤が充填される蓄冷ケース9が、蓄冷剤が充填される収容凹部11を有する蓄冷プレート13を有し、蓄冷プレート13を、隣り合うチューブ5,5のうちいずれか一方のチューブ5の送風空気の流通面に収容凹部11の開口縁部を密着して固定した。【選択図】図1
Description
本発明は、車両に適用される熱交換器に関する。
従来、熱交換器としては、送風空気流れ方向と直交する方向の両側に配置され内部に冷媒が流通される一対のタンクと、両端部が一対のタンクに連通され冷媒が流通されて送風空気との間で熱交換を行いタンクの長手方向に沿って配列された複数のチューブと、この複数のチューブの送風空気の流通面に配置され送風空気を攪拌する複数のフィンと、複数のチューブのうち少なくとも1つの隣り合うチューブの送風空気の流通面間に配置され内部に蓄冷剤が充填される蓄冷ケースとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この熱交換器では、蓄冷ケースのチューブと対向する対向面に複数の凹凸部が設けられ、この凹凸部の凸部の先端面をチューブの送風空気の流通面に密着させてろう付けして蓄冷ケースを隣り合うチューブ間に配置させている。
しかしながら、上記特許文献1のような熱交換器では、蓄冷ケースのチューブと対向する複数の凸部の対向面をチューブの送風空気の流通面にろう付けしているので、複数のろう付け面に微小な空気だまりが発生し、凍結パンクが発生する恐れがあった。
そこで、この発明は、蓄冷ケースとチューブとの間に空気だまりが発生することを抑制し、凍結パンクの発生を抑制することができる熱交換器の提供を目的としている。
本発明は、送風空気流れ方向と直交する方向の両側に配置され内部に冷媒が流通される一対のタンクと、両端部が前記一対のタンクに連通され前記冷媒が流通されて送風空気との間で熱交換を行い前記タンクの長手方向に沿って配列された複数のチューブと、この複数のチューブの送風空気の流通面に配置され送風空気との熱交換を促進する複数のフィンと、前記複数のチューブのうち少なくとも1つの隣り合う前記チューブの送風空気の流通面間に配置され内部に蓄冷剤が充填される蓄冷ケースとを備えた熱交換器であって、前記蓄冷ケースは、前記蓄冷剤が充填される収容凹部を有する蓄冷プレートを有し、前記蓄冷プレートは、隣り合う前記チューブのうちいずれか一方の前記チューブの送風空気の流通面に前記収容凹部の開口縁部を密着して固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、蓄冷ケースとチューブとの間に空気だまりが発生することを抑制し、凍結パンクの発生を抑制することができる熱交換器を提供することができるという効果を奏する。
図1〜図6を用いて本発明の実施の形態に係る熱交換器について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4を用いて第1実施形態について説明する。
図1〜図4を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係る熱交換器1は、送風空気流れ方向と直交する方向の両側に配置され内部に冷媒が流通される一対のタンク3,3と、両端部が一対のタンク3,3に連通され冷媒が流通されて送風空気との間で熱交換を行いタンク3の長手方向に沿って配列された複数のチューブ5と、この複数のチューブ5の送風空気の流通面に配置され送風空気との熱交換を促進する複数のフィン7と、複数のチューブ5のうち少なくとも1つの隣り合うチューブ5,5の送風空気の流通面間に配置され内部に蓄冷剤が充填される蓄冷ケース9とを備えている。
また、蓄冷ケース9は、蓄冷剤が充填される収容凹部11を有する蓄冷プレート13を有する。
そして、蓄冷プレート13は、隣り合うチューブ5,5のうちいずれか一方のチューブ5の送風空気の流通面に収容凹部11の開口縁部を密着して固定されている。
また、収容凹部11には、開口縁部からチューブ5の送風空気の流通面方向に向けてフランジ部15が延設されている。
さらに、蓄冷プレート13には、チューブ5に向けて突出する突部17が設けられ、チューブ5の送風空気の流通面には、突部17が係合される凹部19が設けられている。
また、蓄冷プレート13の送風空気流れ方向の両端部には、チューブ5の送風空気流れ方向の両端面に係合される係合部21,21が設けられている。
なお、本実施の形態においては、図1における手前側を送風空気流れの上流側とし、図1における奥側を送風空気流れの下流側として説明する。
ここで、本実施の形態に係る熱交換器1は、例えば、車両用空調装置に適用され、図1,図2に示すように、送風空気流れ方向に対して直交する方向に複数のチューブ5を配列させる。
この複数のチューブ5間に送風空気を流すことにより、チューブ5の幅方向に沿った流通面を流れる送風空気とチューブ5の内部を流れる冷媒との間で熱交換を行い、送風空気を冷却する。
このように本実施の形態に係る熱交換器1は、送風空気を冷却するエバポレータとして機能する。
このような熱交換器1は、図1,図2に示すように、1枚のプレート23に対して、長手方向の両端部に一対のタンク3,3(一方のタンク3のみ図示)を構成する穴部25が形成され、一対のタンク3,3を連結するように長手方向に沿ってチューブ5を構成する溝部27が形成されている。
このようなプレート23は、複数枚を重ね合わせて積層されることにより、プレート23の長手方向の両端側の穴部25が一対のタンク3,3を構成すると共に、プレート23の長手方向に沿った溝部27がタンク3の長手方向に沿って配列された複数のチューブ5を構成する。
以下では、図1〜図4を用いて、複数枚のプレート23を積層することによって構成される熱交換器1について説明する。
図1〜図3に示すように、熱交換器1は、一対のタンク3,3と、複数のチューブ5と、複数のフィン7と、蓄冷ケース9などを備えている。
一対のタンク3,3(一方のタンク3のみ図示)は、長方形状の1枚のプレート23の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた穴部25が、複数枚のプレート23を重ね合わせることによって複数の穴部25が連通されて構成される。
この穴部25は、プレート23の平面から外方に向けて円筒状に延設され、送風空気流れ方向と直交する方向に複数枚のプレート23を重ね合わせてろう付けされることにより、プレート23の積層方向に沿って延設された1つのタンク3を構成する。
このため、一対のタンク3,3は、送風空気流れ方向と直交する方向(ここでは図1における上下方向)の両側に配置され、1つのタンク3が送風空気流れ方向と直交する方向(ここでは図1における左右方向)に沿って配置された状態となる。
このようなタンク3を構成する穴部25は、1枚のプレート23の長手方向の端部において、送風空気流れ方向であるプレート23の幅方向に2つ設けられている。
このため、一対のタンク3,3は、それぞれ送風空気流れ方向に沿って2つのタンク3,3が並列に配置された状態となる。すなわち、本実施の形態に係る熱交換器1では、タンク3が4つ配置された状態となっている。
この4つのタンク3のうち送風空気流れ方向に沿って配置されたタンク3,3は、例えば、長手方向の端部にろう付けされタンク3の内部を閉塞する閉塞部材(不図示)を介して連通される。
一方、4つのタンク3のうちいずれか1つのタンク3の長手方向の端部には、タンク3の内部に冷媒を流入させる入口配管(不図示)が接続され、4つのタンク3のうちいずれか1つのタンク3の長手方向の端部には、4つのタンク3や複数のチューブ5を流れた冷媒を流出させる出口配管(不図示)が接続される。
複数のチューブ5は、1枚のプレート23の中央部に長手方向に沿って設けられた溝部27が、2枚のプレート23,23を対称に重ね合わせることによって2つの溝部27,27から1つのチューブ5が構成される。
この溝部27は、プレート23の平面を凹ませることによって断面凹状に形成され、2枚のプレート23,23を溝部27の開口側で重ね合わせ、この重ね合わせた2枚のプレート23,23を送風空気流れ方向と直交する方向に複数組を重ね合わせてろう付けされることにより、プレート23の積層方向に沿って等間隔に配列された複数のチューブ5が構成される。
この複数のチューブ5は、送風空気流れ方向であるプレート23の幅方向に2つ設けられ、長手方向の両端部が4つのタンク3と連通するように配置される。
このような複数のチューブ5には、内部にタンク3の内部に流入された冷媒が流通され、チューブ5の外周を流れる送風空気と冷媒との間で熱交換を行い、送風空気を冷却する。
なお、タンク3の内部には、穴部25を閉塞する仕切板(不図示)が複数箇所に設けられており、タンク3と複数のチューブ5とを流通する冷媒の流路が区画され、送風空気と冷媒との間の熱交換効率が向上されている。
このような複数のチューブ5の幅方向に沿った送風空気の流通面間には、複数のフィン7がそれぞれ配置されている。
複数のフィン7は、隣り合うチューブ5,5の送風空気の流通面にろう付けされ、チューブ5の外側を流れる送風空気を攪拌し、冷媒と送風空気との熱交換効率を向上する。
このような複数のフィン7が配置される隣り合うチューブ5,5の送風空気の流通面間の複数のスペースのうち少なくとも1つのスペースには、内部に蓄冷剤が充填される蓄冷ケース9が配置されている。
図1〜図4に示すように、蓄冷ケース9は、長手方向の長さがチューブ5の長手方向より短く設定された蓄冷プレート13を有する。
この蓄冷プレート13には、隣り合うチューブ5,5のうち一方のチューブ5(ここでは図1における左側に位置するチューブ5)の送風空気の流通面に向けて開口された収容凹部11が形成されている。
この収容凹部11は、蓄冷プレート13の長手方向に沿って延設されると共に送風空気流れ方向に沿って配置された2つのチューブ5,5の幅より僅かに短い幅を有し、内部に蓄冷剤が充填される。なお、収容凹部11には、内部に蓄冷剤を充填可能な充填剤注入口(不図示)が設けられている。
このような収容凹部11を有する蓄冷プレート13は、収容凹部11の開口縁部を一方のチューブ5の送風空気の流通面に密着した状態でろう付けすることによって、蓄冷プレート13がチューブ5に固定され、蓄冷プレート13とチューブ5とで蓄冷ケース9を構成する。
このように蓄冷プレート13とチューブ5とで蓄冷ケース9を構成し、収容凹部11の開口縁部をチューブ5の送風空気の流通面にろう付けすることにより、蓄冷ケース9とチューブ5との対向面同士のろう付け面を大幅に廃止することができ、蓄冷ケース9とチューブ5との間に空気だまりが発生することを抑制できる。
ここで、蓄冷プレート13の収容凹部11の開口縁部には、チューブ5の送風空気の流通面方向に向けてフランジ部15が延設されており、このフランジ部15がチューブ5の送風空気の流通面に密着されてろう付けされる。
このように収容凹部11の開口縁部にフランジ部15を設けることにより、蓄冷プレート13とチューブ5とのろう付け面が多少は増加するが、ろう付け面の大幅な廃止に寄与しつつ、ろう付け安定性を保持することができる。
ここで、蓄冷プレート13には、チューブ5に向けて突出する突部17が設けられ、チューブ5の送風空気の流通面には、突部17が係合される凹部19が設けられている。
蓄冷プレート13の突部17は、蓄冷プレート13の長手方向の両端部にそれぞれ設けられ、送風空気流れの中央部にチューブ5側に向けて突設されている。
チューブ5の凹部19は、送風空気流れ方向に沿って隣り合う2列のチューブ5,5を構成する溝部27,27を形成させる際に設けられた溝部27,27間に位置する凹部となっている。
このような突部17と凹部19とを係合させることにより、蓄冷プレート13のチューブ5に対する位置決めを行うことができ、蓄冷プレート13とチューブ5との仮組状態を確実に保持してろう付け安定性を向上することができる。
加えて、蓄冷プレート13の送風空気流れ方向の両端部には、両端部をチューブ5側に向けて折り曲げられ、チューブ5の送風空気流れ方向の両端面に係合される係合部21,21が設けられている。
このように蓄冷プレート13に係合部21,21を設けることにより、さらに安定して蓄冷プレート13を位置決めすることができ、蓄冷プレート13とチューブ5とのろう付け安定性をさらに向上することができる。
このような蓄冷プレート13とチューブ5とで構成された蓄冷ケース9は、例えば、車両がアイドリングストップ時には蓄冷剤に蓄えられた冷熱により蓄冷剤と送風空気との間で熱交換を行うことにより、補助的に送風空気を冷却する。
このような蓄冷ケース9を構成する蓄冷プレート13の収容凹部11と他方のチューブ5(ここでは図1における右側に位置するチューブ5)との対向面である送風空気の流通面間には、蓄冷フィン29が配置されている。
蓄冷フィン29は、隣り合う収容凹部11と他方のチューブ5との間で対向するそれぞれの送風空気の流通面にろう付けされ、収容凹部11と他方のチューブ5との外側を流れる送風空気を攪拌し、蓄冷剤と送風空気及び冷媒と送風空気の熱交換効率を向上する。
このような熱交換器1では、蓄冷プレート13が、隣り合うチューブ5,5のうちいずれか一方のチューブ5の送風空気の流通面に収容凹部11の開口縁部を密着して固定されているので、蓄冷ケース9とチューブ5との対向面同士のろう付け面を大幅に廃止することができる。
従って、このような熱交換器1では、蓄冷ケース9とチューブ5との間に空気だまりが発生することを抑制し、凍結パンクの発生を抑制することができる。
また、収容凹部11には、開口縁部からチューブ5の送風空気の流通面方向に向けてフランジ部15が延設されているので、ろう付け面の大幅な廃止に寄与しつつ、ろう付け安定性を保持することができる。
さらに、蓄冷プレート13には、チューブ5に向けて突出する突部17が設けられ、チューブ5の送風空気の流通面には、突部17が係合される凹部19が設けられているので、蓄冷プレート13のチューブ5に対する位置決めを行うことができ、蓄冷プレート13とチューブ5との仮組状態を確実に保持してろう付け安定性を向上することができる。
また、蓄冷プレート13の送風空気流れ方向の両端部には、チューブ5の送風空気流れ方向の両端面に係合される係合部21,21が設けられているので、安定して蓄冷プレート13をチューブ5に対して位置決めすることができ、蓄冷プレート13とチューブ5とのろう付け安定性を向上することができる。
(第2実施形態)
図5,図6を用いて第2実施形態について説明する。
図5,図6を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係る熱交換器101は、収容凹部11の外周面に、収容凹部11の開口と反対側に隣り合うチューブ5の送風空気の流通面に向けて突出され先端面103がチューブ5の送風空気の流通面に接合される複数の突部105が設けられている。
そして、突部105の先端面103は、曲面状に形成されている。
なお、第1実施形態と同様の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図5,図6に示すように、蓄冷プレート13の収容凹部11の外周面には、収容凹部11の開口と反対側に隣り合うチューブ5(ここでは図5における右側に位置するチューブ5)の送風空気の流通面に向けて突出された複数の突部105が設けられている。
この複数の突部105の先端面103は、突出方向に位置するチューブ5の送風空気の流通面にろう付けされ、蓄冷プレート13が隣り合うチューブ5,5に対してろう付けされて接合された状態となる。
ここで、突部105の先端面103が平面で形成されている場合には、突部105の先端面103とチューブ5の送風空気の流通面との接触が面接触となり、この状態でろう付けすると、ろう付け面に微少な空気だまりが発生し、凍結パンクが発生する恐れがあった。
そこで、突部105の先端面103は、曲面状に形成されている。
このように突部105の先端面103を曲面状に形成することにより、突部105の先端面103とチューブ5の送風空気の流通面との接触を点接触とすることができ、ろう付けしたときのろう付け面における空気だまりの発生を防止し、凍結パンクの発生を防止することができる。
また、蓄冷プレート13に複数の突部105を設けることにより、複数の突部105によって蓄冷プレート13の収容凹部11とチューブ5との間を流れる送風空気を攪拌することができる。
このため、蓄冷プレート13の収容凹部11とチューブ5との間に配置された蓄冷フィン29(図1参照)を廃止したとしても、蓄冷剤と送風空気及び冷媒と送風空気の熱交換効率を保持することができる。
なお、蓄冷プレート13の収容凹部11の外周面において、複数の突部105を千鳥状に配置させたり、送風空気に対して複数の突部105の分布密度を変更するなど、複数の突部105の配置を変更することにより、蓄冷剤と送風空気及び冷媒と送風空気の熱交換効率を向上することができる。
このような熱交換器101では、チューブ5の送風空気の流通面に接合される突部105の先端面103が、曲面状に形成されているので、突部105の先端面103とチューブ5の送風空気の流通面との接触を点接触とし、ろう付け面における空気だまりの発生を防止し、凍結パンクの発生を防止することができる。
また、蓄冷プレート13の収容凹部とチューブ5の送風空気の流通面との間に複数の突部105を設けることにより、複数の突部105によって蓄冷プレート13の収容凹部11とチューブ5との間を流れる送風空気を攪拌することができ、蓄冷剤と送風空気及び冷媒と送風空気の熱交換効率を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る熱交換器では、タンクとチューブとが複数枚のプレートを重ね合わせることによって構成されているが、これに限らず、タンクとチューブとが独立して構成され、タンクとチューブとを組付けて構成される熱交換器であってもよい。
このような熱交換器であっても、複数のチューブのうち隣り合うチューブ間に蓄冷ケースを配置させることができ、本発明の実施の形態に係る熱交換器と同様な効果を得ることができる。
また、一対のタンクは、それぞれ送風空気流れ方向に沿って2つのタンクが並列に配置されているが、これに限らず、それぞれ1つのタンクを配置する、或いはそれぞれ送風空気流れ方向に沿って2つ以上のタンクを並列に配置するなどしてもよい。
さらに、蓄冷プレートに突部が設けられ、チューブに突部に係合する凹部が設けられているが、これに限らず、チューブに突部を設け、蓄冷プレートに突部に係合する凹部を設けてもよい。
また、蓄冷ケースのチューブに対する位置決めは、突部と凹部との係合と、係合部とチューブの両端面との係合とによって行われているが、これに限らず、突部と凹部との係合のみ、或いは係合部とチューブの両端面との係合のみによって蓄冷ケースのチューブに対する位置決めを行ってもよい。
1…熱交換器
3…タンク
5…チューブ
7…フィン
9…蓄冷ケース
11…収容凹部
13…蓄冷プレート
15…フランジ部
17…突部
19…凹部
21…係合部
3…タンク
5…チューブ
7…フィン
9…蓄冷ケース
11…収容凹部
13…蓄冷プレート
15…フランジ部
17…突部
19…凹部
21…係合部
Claims (4)
- 送風空気流れ方向と直交する方向の両側に配置され内部に冷媒が流通される一対のタンク(3,3)と、両端部が前記一対のタンク(3,3)に連通され前記冷媒が流通されて送風空気との間で熱交換を行い前記タンク(3)の長手方向に沿って配列された複数のチューブ(5)と、この複数のチューブ(5)の送風空気の流通面に配置され送風空気との熱交換を促進する複数のフィン(7)と、前記複数のチューブ(5)のうち少なくとも1つの隣り合う前記チューブ(5,5)の送風空気の流通面間に配置され内部に蓄冷剤が充填される蓄冷ケース(9)とを備えた熱交換器であって、
前記蓄冷ケース(9)は、前記蓄冷剤が充填される収容凹部(11)を有する蓄冷プレート(13)を有し、
前記蓄冷プレート(13)は、隣り合う前記チューブ(5,5)のうちいずれか一方の前記チューブ(5)の送風空気の流通面に前記収容凹部(11)の開口縁部を密着して固定されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1記載の熱交換器であって、
前記収容凹部(11)には、開口縁部から前記チューブ(5)の送風空気の流通面方向に向けてフランジ部(15)が延設されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1又は2記載の熱交換器であって、
前記蓄冷プレート(13)と前記チューブ(5)の送風空気の流通面とのうちいずれか一方には、互いの対向面に向けて突出する突部(17)が設けられ、他方には、前記突部(17)が係合される凹部(19)が設けられていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱交換器であって、
前記蓄冷プレート(13)の送風空気流れ方向の両端部には、前記チューブ(5)の送風空気流れ方向の両端面に係合される係合部(21)が設けられていることを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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PCT/JP2016/065026 WO2016194656A1 (ja) | 2015-05-29 | 2016-05-20 | 熱交換器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2016223763A true JP2016223763A (ja) | 2016-12-28 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2019011918A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | カルソニックカンセイ株式会社 | 蓄冷熱交換器 |
CN110087922A (zh) * | 2017-03-30 | 2019-08-02 | 康奈可关精株式会社 | 蓄冷热交换器 |
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2016
- 2016-03-14 JP JP2016049510A patent/JP2016223763A/ja active Pending
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