JP2016221505A - 分離膜エレメント - Google Patents

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Abstract

【課題】分離膜エレメントを運転した時の、分離除去性能を安定化させることのできる分離膜構造体および分離膜エレメントを提供する。【解決手段】少なくとも分離膜と、透過側流路材と、供給側流路材とを備える分離膜エレメントであって、前記透過側流路材の、水温25℃、圧力0.32MPaの条件にて通水させた際の、MDの抵抗値が30kPa・日/m3以上100kPa・日/m3以下であり、かつCDの抵抗値が50kPa・日/m3以上〜500kPa・日/m3以下である分離膜エレメントである。【選択図】図3

Description

本発明は、不純物を含む種々の液体から不純物を分離するため、特に海水の淡水化、かん水の脱塩、超純水の製造または排水処理などに用いるための分離膜および分離膜エレメントに関するものである。
水の浄化システムの1つに逆浸透膜やナノろ過膜等を用いた浄水システムがあり、スパイラル型、平膜型、中空糸型等の分離膜エレメントが知られている。スパイラル型分離膜エレメントは、一定容積の中に大きな膜面積を確保することができ、高効率で処理できるため最も多く使われている。
一般的なスパイラル型分離膜エレメントは、透過側流路材を分離膜リーフで挟み込み、さらに分離膜リーフの内側に供給側流路材を配して一組のユニットとなし、分離膜の透過側が連通するように、中空の有孔集水管の周囲に該ユニットを一組または複数組巻囲してなるものである。
透過側流路材としては、その表面に山部と溝部とが形成された布帛が用いられている。表面に山部と溝部とが形成された布帛として、従来は、トリコット等の経編物が一般的に使われていた。トリコット編物の場合、編目の方向(図5におけるMD、すなわち経方向)に垂直な断面において、編目(ニードルループ)の存在する部分が線状山部となって分離膜を支持し、編目と編目の間の領域(シンカーループ)が溝部となり、分離膜を通過した透過液の流路を形成している。
通常、分離膜として逆浸透膜を用いた分離膜エレメントにより、海水淡水化や果汁濃縮などのような高濃度の溶液を効率よく分離しようとする場合、供給液側と透過液側との間に5〜10MPaの差圧が生じるよう、圧力が負荷されている。この圧力による透過側流路材の変形防止を目的として、透過側流路材には剛直化処理が施されている。剛直化は、エポキシ樹脂やメラニン樹脂を含浸加工する方法や、加熱して繊維を相互に融着固化させる熱融着加工が一般的である。また、透過側流路材の凸部が平坦でない場合には、高圧下において逆浸透膜が局所的、あるいは不均一に変形する可能性があるため、透過側流路材の布帛にカレンダ加工が施されている。
さらに、線状山部と溝部とが形成された布帛の上に平坦な布帛を積層して剛直化させたものを透過側流路材とする方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような構成にすれば、逆浸透膜が平面で支持されるため陥没することはない。さらに、透過側流路材としてダブルトリコットを用いること、すなわち、流路材の両面に流路を設けることにより、流路を増やすことで流路抵抗を小さくする手法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、前者のように平坦な布帛を積層する方法では、構成材料、生産工程が増えてしまうという問題があり、生産効率が劣る。一方、後者のようにダブルトリコットを用いて流路材の両面に流路を設ける方法も、全体の厚みが大きくなるため、分離膜エレメント内に挿入できるユニットの数が減少し、処理能力が低下するという問題がある。
特開2000―342941号公報 特開平9−141060号公報
しかし、上記した分離膜エレメントは、加圧運転時における透過側流路の確保が十分とは言えなかった。そこで、本発明は、特に高い圧力をかけて分離膜エレメントを運転した時の分離除去性能を安定化させることのできる分離膜エレメントを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、発明者らは以下の発明を提供する。
(1)少なくとも分離膜と、透過側流路材と、供給側流路材とを備える分離膜エレメントであって、前記透過側流路材の、水温25℃、圧力0.32MPaの条件にて通水させた際の、MDの抵抗値が30kPa・日/m以上100kPa・日/m以下であり、かつCDの抵抗値が50kPa・日/m以上〜500kPa・日/m以下である分離膜エレメント。
(2)前記透過側流路材の、水温25℃、圧力0.32MPaの条件にて通水させた際の、MDの抵抗値に対するCDの抵抗値の比が1.3以上5.0以下である(1)に記載の分離膜エレメント。
(3)前記透過側流路材の、MDの剛軟度が60mm以上200mm以下であり、かつMDの剛軟度に対するCDの剛軟度が30mm以上100mm以下である(1)または(2)に記載の分離膜エレメント。
(4)前記分離膜エレメントの幅が100mm以上350mm以下である、(1)〜(3)のいずれかに記載の分離膜エレメント。
(5)前記透過側流路材の厚みが250〜600μmであり、かつ溝部の深さが90〜530μmである、(1)〜(4)のいずれかに記載の分離膜エレメント。
本発明によって、高効率かつ安定した透過側流路を形成することができ、分離すべき成分の高い除去性能と高い透過性能を有する分離膜エレメントを得ることができる。
膜リーフの一形態を示す概略構成図である。 封止部の形態を示す模式図である。 透過側流路材の断面の形態を示す模式図である。 透過側流路材の断面の他の形態を示す模式図である。 透過側流路材の水平面の形態を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<分離膜エレメント>
図1に示すように、分離膜エレメントは、集水管と、集水管の周囲に巻囲された分離膜リーフ1を備える。図1に示すx軸の方向が集水管の長手方向(CD)であり、分離膜では幅方向となる。またy軸の方向が集水管の長手方向と垂直な方向(MD)であり、分離膜では長さ方向となる。
<分離膜リーフ>
分離膜リーフ1は、少なくとも分離膜11と、透過側流路材3と、供給側流路材2とからなる。そして、通常は、供給側流路材2、分離膜11および供給側流路材2の順に構成される。供給側流路材2は、分離膜リーフ1の供給側の面21に配置され、透過側流路材3は、分離膜リーフ1の透過側の面31に配置される。
図1に示すように分離膜リーフ1は、集水管の周囲に巻囲されており、分離膜の幅方向が集水管の長手方向に沿うように配置される。その結果、分離膜リーフ1は、長さ方向が巻囲方向に沿うように配置される。分離膜は、分離膜の表面に供給される流体中の成分を分離し、流体を透過させて透過流体を提供させるものである。
<透過側流路の幅>
分離膜エレメントにおける透過側流路は接着剤によって封止されており、封止部は、リーフの三辺に設けられる。よって、封止部は、巻囲方向外側端部に設けられた部分および幅方向の両端に設けられた部分を含む。
接着剤を塗布して分離膜を巻囲すると、接着剤が分離膜間に広がる。封止部412,413の幅が広いほど封止性が向上する。すなわち、接着剤が巻囲時に良好に広がっているので、接着剤の高さが均一になりリーフ全体の封止性が均一になる。
分離膜エレメントがスパイラル型の場合、集水管は非多孔性であることが多いため、接着剤が集水管に浸透せず水平方向に広がりやすい。その結果、図2のように、巻囲方向内側端部における接着剤幅は他の領域に比べて広くなる。すなわち、透過水流路が他の領域に比べて狭くなる傾向にある。たとえば、図2では、巻囲方向(MD)内側端部において、2つの封止部412,413は膨らんでいる。
透過側流路の幅は、分離膜エレメントの幅から、後述するような分離膜リーフの封止部を形成する、接着剤の幅を差し引いた部分に相当する。たとえば図2において、透過側流路の幅は、巻囲方向(MD)内側端部ではLで示される寸法である。
測定方法としては、分離膜エレメントを解体して分離膜リーフの透過側面を観察し、メジャーなどを用いる方法が挙げられる。
<分離膜エレメントの幅>
本発明の場合、分離膜エレメントの幅(CDの長さ)が短いほど、上述したように、接着剤が集水管に浸透せず水平方向に広がり、透過側流路が巻囲方向(MD)外側に比べて狭くなることで透過水をCDへ流動させる必要がある場合に、優れた効果を発揮することができる。本発明の実施形態においては、分離膜エレメントの幅は、350mm以下であることが好ましく、300mm以下が更に好ましい。分離膜エレメントの幅の下限は特に限定されないが、分離膜エレメントの幅は例えば100mm以上である。
<透過側流路材の抵抗値>
通常、分離膜エレメントの造水量は高めるために、分離膜を透過した水を集水管に向かって効率よく流動させる、すなわちMDの抵抗値を低減させることが好ましい。巻囲方向内側は、分離膜を透過した水が集まる領域であるため、この領域で、透過水の流動性を高い状態に保つことが重要である。しかしながら、図2のように、巻囲方向内側端部において、2つの封止部412,413は膨らんでいる場合、透過水は膨らみを避けながら集水管へ流れる必要があるため、透過側流路材のCDにおける抵抗値が小さいことが好ましい。ただし、CDの抵抗値を一定に保つことで。封止部を設けるための接着剤の広がりを抑制することができる。
このような理由から、透過側流路材の抵抗値は、水温25℃、圧力0.32MPaの条件にて通水させた際にMDにおいて30kPa・日/m以上100kPa・日/m以下であり、かつCDにおいて50kPa・日/m以上500kPa・日/m以下が好ましい。特に、本状件におけるMDの抵抗値に対するCDの抵抗値の比が1.3以上5.0以下であることで、透過水の流動性と接着剤の広がり抑制を両立できる。
抵抗値の測定方法としては、透過側流路材に通水し、上流側と下流側の差圧を読み取り、さらに単位時間に通水させた水量および測定に用いた透過側流路材の大きさから算出することができる。
<透過側流路材の剛軟度>
透過側流路材の剛性は、剛軟度を指標とすることができる。剛軟度はISO 13934−1 1999に従って測定される。すなわち、剛軟度は、水平面と、45°の斜面とを有する水平台を用いて、以下の手順で測定される。まず、分離膜から幅25mmの切片を、サンプルとして切り出す。次に、サンプルを水平面上に配置し、かつサンプルの一端を斜面と水平面との境界に合わせた状態で、サンプルの他端を金属板で押さえる。さらに、サンプルを押さえながら、金属板を斜面と水平面との境界に向かって静かに滑らせる。金属板の移動に伴い、サンプルは斜面と水平面との境界から押し出される。押し出された長さが大きいほどサンプルのしなりは大きくなる。サンプルのしなりによってサンプルの先端の中央部分が斜面に接したとき、サンプルの押し出された長さ(mm)を測定する。測定される長さが透過側流路材の剛軟度である。
透過側流路材の剛軟度は、MDにおいて60mm以上200mm以下であり、CDの剛軟度が30mm以上100mm以下であることが好ましい。剛軟度が本範囲に含まれることにより、分離膜エレメントの組立工程における透過側流路材の搬送時にシワが入り難くなり、分離膜エレメントの収率を良好に保つことができる。
<透過側流路材の厚み>
本発明において、透過側流路材の厚みは、溝断面積を拡大し抵抗値を低減させることと、分離膜エレメントに装填する分離膜量を増やし、分離膜エレメントの処理能を高めるために250μm以上600μm以下が好ましい。
透過側流路材の厚みTは、図3、図4に示すように、表面と裏面との、面方向に垂直な方向の距離であり、JIS P8118(1976)を参考に、ダイヤルゲージ形のマイクロメータを用いて測定できる。すなわち、2個の平面を有し、該平面のうち小さいほうの平面の直径が14.3mmであり、2面が0.005mm以内の精度で平行で、その平面に垂直な方向に一方の平面が動く構造を有しているダイヤルゲージ形のマイクロメータを用い、透過側流路材を該2面で53.9±4.9kPaの定圧力で挟み、目盛りを少なくとも0.002mmの厚みまで読み取ることで得られる。そして、10箇所の値の算術平均値を取った値を本発明におけるシート状厚みTとする。
<透過側流路材の溝部の深さ>
透過側流路材の溝部の深さは、エレメントに装填する分離膜量を増やし、造水能を大きくするため650μm以下が好ましい。また溝断面積を大きくして抵抗値を下げるために90μm以上が好ましい。
なお、溝部の深さDは、図3、4に示すように、表面の最も突出している部分から溝の底部までの距離であり、図4に示す緯編物の場合は、透過側流路材の厚みTから糸条の外径Dを差し引いた値となる。また、溝部の深さは、例えば、市販の形状測定システムまたはマイクロスコープなどを用いることができる。
<透過側流路材の溝部の幅およびピッチ比>
本発明の分離膜エレメントは、分離膜の裏面側に透過側流路材が配置されてなる。該透過側流路材は、片表面もしくは両表面に溝部と線状山部とが交互配列された透過側流路材からなり、該透過側流路材における溝部の幅が100μm以上650μm以下であり、CDにおける溝部のピッチに対する、CDにおける溝部の幅の比(ピッチ比とよぶこともある)が0.20以上0.75以下である。
透過側流路材の形状を設計するにあたって、透過液の流路抵抗を小さくするために溝部の幅を大きくして流路を大きくすると、分離膜の陥没が大きくなる。その結果、分離膜の表面に大きな引張力が局所的にはたらき、その引張力が分離膜の破断応力を超えた場合には分離膜が破断し、分離膜の機能が低下することになる。また、分離膜の陥没により流路が閉塞し、流路抵抗は逆に増大することになる。一方、溝部の幅を小さくすると、逆浸透膜の陥没を抑制することはできるが、流路が狭くなり流路抵抗が大きくなる。
このような観点から、透過側流路材の溝部の幅は、分離膜の溝部への陥没を抑制するため、650μm以下とする。また、流路抵抗を低減させるため、100μm以上とする。さらに、CDにおける溝部のピッチに対する、CDにおける溝部の幅の比、流路材の溝断面積を確保するため、0.20以上とする。溝幅/ピッチ比の上限は、分離圧力を受ける分離膜を支持する線状山部の分離膜支持面積の減少を抑制し、分離圧力の集中による線状山部の破損を防止するため、0.75以下が好ましい。
なお、溝部の幅とは図3に示す距離Hをいい、溝部のピッチとは図3中に示す距離Pをいう。測定には、例えば、市販の形状測定システムまたはマイクロスコープなどを用いることができる。
<透過側流路材の形態>
透過側流路材の形態は、高品質、かつ安価で製造できる点で、緯編物や織物、不織布に樹脂製の突起物を配置したシート(リブ付シート)、ネットなどが挙げられる。
また該透過側流路材として緯編物を用いる場合、溝幅/ピッチ比を大きくするため、繰り返される線状山部のそれぞれは、糸条ループによる凸部が1列に配列することにより形成されたものであることが好ましい。具体的には、天竺組織及び/又はスムース組織の緯編物を例示できる。
透過側流路材として緯編物を用いる場合、図4、5に示すように、個々のシンカーループ7およびニードルループ8による凸部がコース方向(Y)に1列に連なることによって線状山部9を形成し、該線状山部9の間に溝部10を形成する。すなわち、シンカーループ7とニードルループ8それぞれに溝部10を形成することができるので、単位幅あたりの溝部の本数を増やすことが可能となる。よって分離膜が溝部に陥没することを抑制するため溝部10の溝幅を狭くするとともに、透過側流路材の単位幅当りの溝部断面積を確保し流路抵抗を低減させることができる。
上記のような溝幅、溝幅/ピッチ比を有する透過側流路材は、前記透過側流路材を、ニードルループ8とシンカーループ7からなる緯編物とし、かつ、ニードルループ面積(S1)とシンカーループ面積(S2)との和に対するニードルループ面積(S1)の比[S1/(S1+S2)]を、0.4〜0.6とすることでも得られる。すなわち、ニードルループ面積(S1)とシンカーループ面積(S2)とを実質的に等しくすることでも得られる。そして、ニードルループ面積とシンカーループ面積の差が大きくなると、ループ面積が小さいループの中に形成される溝部の流路抵抗が極端に大きくなり、シンカーループの溝部の流路抵抗とニードルループの溝部の流路抵抗とを平均した流路抵抗が増大する。したがって、溝部の平均流路抵抗の低下を防止するためにも、[S1/(S1+S2)]は、0.4〜0.6とすることが好ましい。
[S1/(S1+S2)]をかかる比率にするためには、編機におけるシンカー厚みとニードル厚みとを調整すればよい。このとき、ニードルループ8とシンカーループ7の面積を調整するのが容易である点から、透過側流路材として用いる緯編物の編組織は、天竺組織、及び/又は、スムース編が好ましい。
ニードルループ面積(S1)とシンカーループ面積(S2)は、次のように測定する。まず、透過側流路材表面を該表面に垂直な方向から10〜1000倍の範囲で拡大撮影し、得られた拡大写真を、コース方向(Y)およびウエール方向X共に5μmに等分割する平行線から成る升目で区分する。そして、一つのループ(ニードルループもしくはシンカーループ)を含む升目の面積を合計し、該ループの面積とする。該ループに対してウエール方向Xに連続する他の9箇のループについても同様にして、個々のループの面積を算出する。そして、得られた10個のデータの算術平均値を取った値を本発明におけるニードルループ面積(S1)、シンカーループ面積(S2)とする。
なお、ニードルループ8とは、緯編機のニードルによって形成されるループであり、ニードルループ面積(S1)とは、図3に示すように、一つのニードルループ8を構成する糸条の内側輪郭線で囲まれる範囲の面積をいう。該面積を算出するにあたって、ニードルループ開口側の端部は、図3に示すように、一つのニードルループ8を構成する糸条と、該ニードルループ8の開口側に隣接するニードルループ8’を構成する糸条との交差点のうち、ニードルループ8の中央部から最も離れる位置にある点12、12’を結ぶ線とする。したがって、ニードルループ面積(S1)は、該点12、12’を結ぶ線とニードルループ8を構成する糸条とで囲まれる範囲の面積となる。
一方、シンカーループ7は、緯編機のシンカーによって形成されるループであり、シンカーループ面積(S2)とは、図3に示すように、一つのシンカーループ7を構成する糸条の内側輪郭線で囲まれる範囲の面積をいう。該面積を算出するにあたって、シンカーループ開口側の端部は、図3に示すように、一つのシンカーループ7を構成する糸条と、該シンカーループ7の開口側に隣接するシンカーループ7’を構成する糸条との交差点のうち、シンカーループ7の中央部から最も離れる位置にある点13、13’を結ぶ線とする。したがって、シンカーループ面積(S2)は、該点13、13’を結ぶ線とシンカーループ7を構成する糸条とで囲まれる範囲の面積となる。
また、透過側流路材として緯編物を用いる場合、溝部の幅Hは、図3、4中に示すように、ニードルループ、シンカーループそれぞれの、開口部で最も幅が狭い部分の糸条間空隙部のウエール方向Xの長さで表される。具体的には、ウエール方向Xに連続する10個のループの開口部の糸条間空隙部の長さを測定し、それら10個の値の算術平均値を求めることで、溝幅Hを算出できる。一方、溝部のピッチは、図3、4中に示すように、ループのコース方向(Y)の中央部(図3におけるB−B線の箇所)において、隣り合って存在する糸条間距離で表される。具体的には、ウエール方向Xに隣り合う11本の糸条の間隔(計10個)を測定し、得られた10個の値の算術平均値を求めることで、溝部のピッチPを算出できる。
該透過側流路材として緯編物を用いる場合、透過側流路材の厚みが増加するのを抑制するという観点からは、外径が244μm以下の糸条を用いることが好ましい。一方、溝部の溝深さが減少するのを抑制するという観点からは、外径が15μm以上の糸条を用いることが好ましい。さらに、溝部のピッチDを、糸条の外径の1.8倍以上で、かつ糸条の外径よりも大きい値とし、さらに、溝部のピッチDと糸条の外径との差を10〜300μmとするような編成条件で編むことが好ましい。このような構成にすることで、溝部の幅を10〜650μmとし、かつ、溝部のピッチDに対する溝部の幅の比を0.20以上とすることが容易になる。なお、糸条の外径dとは、図5に示すように、ループのウエール方向Xの中央部(図3におけるB’−B’線の箇所)において、コース方向(Y)に隣り合う10本の糸条の外径を測定し、得られた10個の値の算術平均値とする。
<透過側流路材の材質>
透過側流路材としての形状を保持し、かつ浸透液中への成分の溶出が少ないものならばどのようなものでも良く、例えば、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリフルオロエチレン繊維、カーボン繊維等の合成繊維が挙げられる。特に高圧下に耐えうる強度や、後述する緯編物の加工のし易さ等を考慮すると、ポリエステル繊維を用いるのが好ましい。
<透過側流路材の後処理>
本発明において、透過側流路材は、高圧下で流路材自体が変形するのを抑制するために、剛性を高めるための硬化処理を行うのが好ましい。硬化処理の方法としては、例えば透過側流路材にメラミンやエポキシなどの樹脂を含浸加工する方法を挙げることができる。また、透過側流路材を加熱して繊維を相互に融着固化させる熱融着加工(カレンダ加工)を施す等の方法がある。本発明では、高圧下において流路材自体が変形しないような硬度が得られる処理方法であればいかなる方法でも用いることができる。
さらに、カレンダ加工は、高圧下において分離膜に局部的、あるいは不均一な変形が起こらないようにするために施しても良い。カレンダ加工により、緯編物などの透過側流路材は、繊維の形状に起因する微細な起伏がつぶされて非常に平滑かつ平坦になる。このため、高圧下で分離膜が不均一な変形を起こさなくなり性能や耐久性をさらに向上させることが可能となる。
天竺組織及び/又はスムース組織をもつ緯編物を透過側流路材とし、該透過側流路材にカレンダ加工を施す場合、該透過側流路材を編成するにあたって、融点差のある2種以上のフィラメントからなる混繊糸で編成し、該混繊糸を構成する低融点樹脂フィラメントの融点以上かつ高融点樹脂フィラメントの融点未満の温度で熱セット処理することでカレンダ加工することが好ましい。また、透過側流路材を、低融点樹脂を高融点樹脂の外層に配した複合繊維糸を含むフィラメントで編成し、その後、該フィラメントを構成する低融点側樹脂の融点以上かつ高融点側樹脂の融点未満の温度で熱セット処理することでカレンダ加工することも好ましい。
上記したような透過側流路材は、分離膜の裏面に、分離膜を支持するように配置される。本発明において、分離膜としては、逆浸透膜、ナノろ過膜、限外ろ過膜、精密ろ過膜を挙げることができ、それぞれ公知の方法により製造することができる。
そして、分離膜と透過側流路材は、供給側流路材とともに集水管の周囲にスパイラル状に巻囲され、分離膜エレメントとなる。分離膜エレメントは、1本もしくは複数本が圧力容器に導入され、分離膜エレメントという形態で、海水淡水化などに使用される。
以下に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。
(抵抗値)
透過側流路材を幅90mm、長さ350mmに切り出し、加圧容器にセットして長さ方向に圧力0.32MPa、水温25℃の条件で通水し、上流側と下流側の差圧(P)を読み取り、さらに単位時間に通水させた水量(V)および測定に用いた透過側流路材の大きさから算出することができる。つまり、抵抗値(R)は、P×90/(V×350)で算出できる。なお、本測定はCDおよびMDのいづれも実施し、測定する方向について長さ350mmで切り出した。つまり、CDの抵抗値を測定する場合は、MDに90mm、CDに350mm切り出した。
(透過側流路材の形態)
透過側流路材を50mm×50mmに切り出し、溝部のピッチP、透過側流路材の厚みT、溝幅Hおよび糸条の外径dをキーエンス社製高精度形状測定システムKS−1100で測定した。各測定項目について、任意の30箇所を測定し、その値の総和を測定総箇所(30箇所)の数で割って算出した。なお、溝部の深さDは、透過側流路材の厚みTから糸条の外径dを差し引いた値と。
(面積比)
緯編物について、キーエンス社製高精度形状測定システムKS−1100を用いてニードルループ面積(S1)とシンカーループ面積(S2)を測定して平均値を算出し、ニードルループ面積(S1)とシンカーループ面積(S2)、との和に対するニードルループ面積(S1)の比[S1/(S1+S2)]を算出した。この操作を任意の50カ所を測定した値の平均値を面積比とした。
(造水量)
分離膜または分離膜エレメントについて、供給水として、濃度150mg/L、pH6.5のNaCL水溶液を用い、運転圧力0.2MPa、温度25℃の条件下で3時間運転した後に10分間のサンプリングを行い、膜の単位面積あたり、かつ1日あたりの透水量(立方メートル)を造水量(m/日)として表した。
(脱塩率(TDS除去率))
造水量の測定における10分間の運転で用いた原水およびサンプリングした透過水について、TDS濃度を伝導率測定により求め、下記式からTDS除去率を算出した。
TDS除去率(%)=100×{1−(透過水中のTDS濃度/原水中のTDS濃度)}
(透過側流路の幅)
得られた分離膜エレメントを解体し、エレメントに装填された各リーフの分離膜透過側の幅方向両端における接着剤の、内側端部から他方の内側端部までの距幅を測定した。詳細には、巻囲方向における内側端部からの20mm、300mm、500mmの位置において、メジャーを用いて、接着剤の、幅方向における内側端部から他方の内側端部を測定した。
(分離膜の作製)
ポリエチレンテレフタレート繊維からなる不織布(糸径:1デシテックス、厚み:約90μm、通気度:1cc/cm/sec、密度0.80g/cm)上にポリスルホンの15.0重量%のDMF溶液を180μmの厚みで室温(25℃)にてキャストし、ただちに純水中に浸漬して5分間放置し、80℃の温水で1分間浸漬することによって繊維補強ポリスルホン支持膜からなる、多孔性支持層(厚さ130μm)を作製した。
その後、多孔性支持膜のポリスルホンからなる層の表面をm−PDAの2.2重量%水溶液中に2分間浸漬してから、垂直方向にゆっくりと引き上げた。さらに、エアーノズルから窒素を吹き付けることで、支持膜表面から余分な水溶液を取り除いた。
その後、トリメシン酸クロリド0.08重量%を含むn−デカン溶液を、膜の表面が完全に濡れるように塗布してから、1分間静置した。その後、膜から余分な溶液をエアブローで除去し、80℃の熱水で1分間洗浄した。
(実施例1)
分離膜を、分離膜エレメントでの有効面積が0.5mとなるように折り畳み断裁加工し、ネット(厚み:0.50mm、ピッチ:2.5mm×2.5mm、繊維径:0.25mm、を供給側流路材として1枚のリーフを作製した。
また、バックアップロールを15℃に温度調節しながら、グラビアロールを用いて、ケン化エチレン−ビニル酢酸共重合体(東ソー社製 6820、圧縮弾性率:1GPa)を、不織布(目付け:40g/m2、厚み:60μm)の全面に塗布して突起物を配置した。突起物の形状および配置は表1の通りであった。なお、本透過側流路材をリブ付きシートと呼ぶ。
得られたリーフの透過側面に透過側流路材を積層し、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)製集水管(幅:300mm、径:30mm、孔数15個×直線状1列)にスパイラル状に巻き付け、外周にさらにフィルムを巻き付けた後にテープで固定した。なお、リーフ間の封止はノズルの移動速度を調節しながらエポキシ接着剤を吐出および硬化させることで実施した。得られた封止部の形態は表1の通りであった。
その後、エッジカット、端板の取り付けおよびフィラメントワインディングを行うことで、幅260mmかつリーフ長1,900mmの2インチエレメントを作製した。なお、端板は両方とも孔付き端板であった。
分離膜エレメントを圧力容器に入れて、上述した条件で運転したところ、エレメント性能は表1の通りであった。
(実施例2)
透過側流路材を表1に示す突起物を配置した不織布(リブ付きシート)にに変更したこと以外は実施例1と同様に分離膜エレメントを作製した。
分離膜エレメントを圧力容器に入れて、上述した条件で運転したところ、エレメント性能は表1の通りであった。
(実施例3、4)
透過側流路材を表1に示す緯編物に変更したこと以外は実施例1と同様に分離膜エレメントを作製した。透過側流路の幅について、メジャーを用いて、接着剤の、幅方向における内側端部から他方の内側端部を測定したところ、巻囲方向における内側端部からの20mm、300mm、500mmの位置でそれぞれ70mm、220mm、220mmであった。
緯編物は、ポリエチレンテレフタレートフィラメント(融点:255℃)にポリエチレンテレフタレート系低融点ポリエステルフィラメント(融点:235℃)を混繊してなるマルチフィラメント糸(48フィラメント、110デシテックス)を編糸として、天竺編の緯編組織(ゲージ(編機の単位長間にあるニードルの本数))を編成し、それを245℃で熱セット処理した後にカレンダ加工を施して作製した。
分離膜エレメントを圧力容器に入れて、上述した条件で運転したところ、エレメント性能は表1の通りであった。
(実施例5)
透過側流路材を表2に示すトリコット網地(編み方式:デンビー)に変更したこと以外は実施例1と同様に分離膜エレメントを作製した。なお、編糸はポリエチレンテレフタレートフィラメント(融点:255℃)にポリエチレンテレフタレート系低融点ポリエステルフィラメント(融点:235℃)を混繊してなるマルチフィラメント糸(48フィラメント、110デシテックス)とした。
分離膜エレメントを圧力容器に入れて、上述した条件で運転したところ、エレメント性能は表2の通りであった。
(実施例6、7)
透過側流路材を表2に示すネットに変更したこと以外は実施例1と同様に分離膜エレメントを作製した。
分離膜エレメントを圧力容器に入れて、上述した条件で運転したところ、エレメント性能は表2の通りであった。
(比較例1〜3)
透過側流路材を表3に示す突起物を配置した不織布(リブ付きシート)に変更したこと以外は実施例1と同様に分離膜エレメントを作製した。
分離膜エレメントを圧力容器に入れて、上述した条件で運転したところ、エレメント性能は表3の通りであった。
(比較例4)
透過側流路材を表3に示す突起物を配置した不織布(リブ付きシート)に変更したこと以外は実施例1と同様に分離膜エレメントを作製したところ、透過側流路材の剛性が低く巻囲時にシワが入ったため分離膜エレメントを得ることができなかった。
結果から明らかなように、実施例の分離膜および分離膜エレメントは、高造水性能、安定運転性能、優れた除去性能を有している。
Figure 2016221505
Figure 2016221505
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本発明の膜エレメントは、特に、かん水や海水の脱塩に好適に用いることができる。
1 分離膜リーフ
11 分離膜
2 供給側流路材
21 供給側の面
3 透過側流路材
31 透過側の面
412,413 封止部
7 シンカーループ
7’ シンカーループ
8 ニードルループ
8’ ニードルループ
9 線状山部
10 溝部
12 ニードルループ8を構成する糸条と、該ニードルループ8の開口側に隣接するニードルループ8’を構成する糸条との交差点のうち、ニードルループ8の中央部から最も離れる位置にある点
12’ ニードルループ8を構成する糸条と、該ニードルループ8の開口側に隣接するニードルループ8’を構成する糸条との交差点のうち、ニードルループ8の中央部から最も離れる位置にある点
13 シンカーループ7を構成する糸条と、該シンカーループ7の開口側に隣接するシンカーループ7’を構成する糸条との交差点のうち、シンカーループ7の中央部から最も離れる位置にある点
13’ シンカーループ7を構成する糸条と、該シンカーループ7の開口側に隣接するシンカーループ7’を構成する糸条との交差点のうち、シンカーループ7の中央部から最も離れる位置にある点
D 糸条の外径
P 溝部のピッチ
H 溝幅
D 溝部の深さ
T 透過側流路材の厚み
L 透過側流路の幅
S1 ニードルループ面積
S2 シンカーループ面積
W412 封止部412の接着剤幅
W413 封止部413の接着剤幅
X ウエール方向
Y コース方向(編目の方向)

Claims (5)

  1. 少なくとも分離膜と、透過側流路材と、供給側流路材とを備える分離膜エレメントであって、
    水温25℃、圧力0.32MPaの条件にて通水した際の前記透過側流路材のMDの抵抗値が30kPa・日/m以上100kPa・日/m以下であり、かつCDの抵抗値が50kPa・日/m以上500kPa・日/m以下である分離膜エレメント。
  2. 水温25℃、圧力0.32MPaの条件にて通水した際の前記透過側流路材のMDの抵抗値に対するCDの抵抗値の比が1.3以上5.0以下である請求項1に記載の分離膜エレメント。
  3. 前記透過側流路材のMDの剛軟度が60mm以上200mm以下であり、かつCDの剛軟度が30mm以上100mm以下である請求項1または2に記載の分離膜エレメント。
  4. 前記分離膜エレメントの幅が100mm以上350mm以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の分離膜エレメント。
  5. 前記透過側流路材は、複数の山部と、前記山部の間に設けられた溝部とを備えるシート状部材であって、
    前記山部における前記透過側流路材の厚みが250〜600μmであり、かつ溝部の深さが90〜530μmであり、請求項1〜4のいずれかに記載の分離膜エレメント。
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