JP2016220479A - モータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータケースとギヤケースとを互いに確実に導通するよう接続させる接続構造を設け、モータケースから放射されるノイズを大幅に抑制する。
【解決手段】フランジ部21cの挿通孔21hに、フランジ部21cとブラシホルダ収容部52とを互いに突き当てて、固定ねじをブラシホルダ収容部52のねじ孔52bにねじ結合させる前の状態のもとで、ねじ孔52bの径方向内側に突出する突出部21kを設けた。これにより、ヨーク21とギヤケース50とを接続する際に、固定ねじが突出部21kに強く押し付けられる。したがって、ヨーク21とギヤケース50とを固定ねじを介して互いに確実に導通するよう接続することができ、ノイズをギヤケース50に確実に逃がすことができる。よって、ヨーク21から放射されるノイズを大幅に抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転体を収容するモータケースと、回転体の回転を減速する減速機構を収容するギヤケースとを、互いに固定ねじにより接続してなるモータ装置に関する。
従来、自動車等の車両に搭載されるワイパ装置等の駆動源には、減速機構を備えたモータ装置が用いられている。このモータ装置は、車両への搭載性を考慮して、小型でかつ高出力タイプの駆動源となっており、回転体を有するモータ部と、ウォームおよびウォームホイールを有するギヤ部と、を備えている。そして、ウォームおよびウォームホイールによって減速されて高トルク化された回転体の回転力が、出力軸を介して外部に出力される。
このようなモータ装置が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたワイパモータ(モータ装置)は、アーマチュア軸(回転体)を有するモータ部と、ウォームおよびウォームホイールを有するギヤ部と、を備えている。そして、アーマチュア軸はモータケースに回転自在に収容されており、ウォームおよびウォームホイールはギヤケースに回転自在に収容されている。
モータケースのギヤケースとの接続部分には、固定ねじが挿通される挿通孔を備えたフランジ部が設けられている。一方、ギヤケースのモータケースとの接続部分には、フランジ部に突き合わされるとともに固定ねじがねじ結合されるねじ孔を備えたブラシホルダ収容部が設けられている。そして、固定ねじを挿通孔に挿通しつつねじ孔にねじ結合させることで、モータケースおよびギヤケースが互いに強固に接続される。
特開2013−203184号公報
ところで、電気自動車等においては、エンジンに比して騒音が小さい電動モータで走行するため、車室内が比較的静かである。したがって、モータ装置等から放射されるノイズ(電気ノイズや磁気ノイズ等)がラジオに伝播されると、ラジオノイズが発生して耳障りとなる場合がある。よって、モータ装置等から放射されるノイズを、可能な限り抑制するのが望ましい。
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたモータ装置においては、当該モータ装置から放射されるノイズを抑制するための対策が十分では無く、モータ装置の作動時に、耳障りなラジオノイズが発生することがあった(図7のグラフの(従来)を参照)。その原因の1つとして、モータケースとギヤケースとが、互いに確実に導通するよう接続されていないことが挙げられる。
つまり、モータケースとギヤケースとの電気的な接続が不十分である場合には、回転体の回転に起因するノイズがモータケースに溜まり、溜まったノイズがモータケースからラジオに直接伝播されることになる。これに対し、モータケースとギヤケースとの電気的な接続が十分である場合には、モータケースに溜まったノイズは、車体アースされたギヤケースにスムーズに伝播されて、その後、車体に逃がされる。つまり、モータ装置からラジオに向けて放射されるノイズが抑制される。
本発明の目的は、モータケースとギヤケースとを互いに確実に導通するよう接続させる接続構造を設け、モータケースから放射されるノイズを大幅に抑制することができるモータ装置を提供することにある。
本発明の一態様では、回転体を収容するモータケースと、前記回転体の回転を減速する減速機構を収容するギヤケースと、を備えたモータ装置であって、前記モータケースに設けられ、前記ギヤケースが接続される第1接続部と、前記第1接続部に設けられ、固定ねじが挿通される挿通孔と、前記ギヤケースに設けられ、前記モータケースが接続される第2接続部と、前記第2接続部に設けられ、前記固定ねじがねじ結合されるねじ孔と、を有し、前記挿通孔は、前記第1接続部と前記第2接続部とを互いに突き当てて、前記固定ねじを前記ねじ孔にねじ結合する前の状態のもとで、前記ねじ孔の径方向内側に突出する突出部を備える。
本発明の他の態様では、前記突出部が少なくとも2つ設けられ、当該2つの突出部が前記挿通孔を中心に互いに対向配置されている。
本発明の他の態様では、前記2つの突出部が、前記回転体の径方向から互いに対向配置されている。
本発明の他の態様では、前記突出部の先端部分が直線形状に形成されている。
本発明の他の態様では、前記モータケースは塗装されており、前記固定ねじにより前記突出部の塗膜が剥がされる。
本発明の他の態様では、回転体を収容するモータケースと、前記回転体の回転を減速する減速機構を収容するギヤケースと、を備えたモータ装置であって、前記モータケースに設けられ、前記ギヤケースが接続される第1接続部と、前記第1接続部に設けられ、固定ねじが挿通される挿通孔と、前記ギヤケースに設けられ、前記モータケースが接続される第2接続部と、前記第2接続部に設けられ、前記固定ねじがねじ結合されるねじ孔と、を有し、前記モータケースは塗装されており、前記挿通孔周辺の前記固定ねじと対向する対向部分の塗装は、前記第1接続部と前記第2接続部とを互いに突き当てて、前記固定ねじを前記ねじ孔にねじ結合する前の状態のもとで少なくとも一部が剥がされており、前記固定ねじを前記ねじ孔にねじ結合した後の状態のもとで、前記固定ねじと前記対向部分とが接触される。
本発明によれば、第1接続部の挿通孔に、第1接続部と第2接続部とを互いに突き当てて、固定ねじを第2接続部のねじ孔にねじ結合する前の状態のもとで、ねじ孔の径方向内側に突出する突出部を設けたので、モータケースとギヤケースとを接続する際に、固定ねじが突出部に強く押し付けられる。これにより、モータケースとギヤケースとを固定ねじを介して互いに確実に導通するよう接続することができ、ノイズをギヤケースに確実に逃がすことができる。したがって、モータケースから放射されるノイズを大幅に抑制することができる。
本発明に係るワイパモータを備えたワイパ装置の概要図である。 図1のワイパモータを出力軸側から見た平面図である。 図2のA矢視図である。 図3の破線円B部(固定ねじ省略)の拡大図である。 図2のワイパモータの分解斜視図である。 図2の破線円C部の拡大図である。 従来のワイパモータおよび本発明のワイパモータから放射されるノイズを比較したグラフである。 実施の形態2の接続構造を示す図4に対応した図である。 実施の形態3の接続構造を示す図4に対応した図である。 実施の形態4の接続構造を示す図4に対応した図である。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るワイパモータを備えたワイパ装置の概要図を、図2は図1のワイパモータを出力軸側から見た平面図を、図3は図2のA矢視図を、図4は図3の破線円B部(固定ねじ省略)の拡大図を、図5は図2のワイパモータの分解斜視図を、図6は図2の破線円C部の拡大図を、図7は従来のワイパモータおよび本発明のワイパモータから放射されるノイズを比較したグラフをそれぞれ示している。
図1に示すように、自動車等の車両10の前方側には、ウィンドシールドとしてのフロントガラス11が設けられている。車両10におけるフロントガラス11の前端部分には、フロントガラス11に付着した雨水や埃等を払拭するワイパ装置12が搭載されている。ワイパ装置12は、運転席側と助手席側とでそれぞれワイパ部材13を備えており、さらに1つのワイパモータ(モータ装置)14を備えている。ここで、ワイパ部材13は、ワイパアーム13aとワイパブレード13bとから形成されている。
ワイパモータ14は、ワイパ装置12の駆動源であり、リンク機構15を介して各ワイパアーム13aの基端側に連結されている。そして、ワイパモータ14の駆動により、各ワイパアーム13aの先端側に設けられた各ワイパブレード13bがフロントガラス11上で揺動する。具体的には、ワイパモータ14は、所定の制御ロジックに基づいて、正回転と逆回転とを交互に繰り返す正逆回転式のリバーシングワイパモータとなっている。したがって、ワイパモータ14が図中矢印Rに示すように正逆回転を繰り返すことで、リンク機構15が図中矢印Sに示すように揺動する。これにより、各ワイパブレード13bが各払拭範囲11aを往復払拭動作して、フロントガラス11に付着した雨水や埃等が払拭される。
図2ないし図6に示すように、ワイパモータ14は減速機構付モータであり、モータ部20とギヤ部40を備えている。モータ部20およびギヤ部40は、それぞれ2つの固定ねじ16によって互いに強固に接続されている。
モータ部20は、鋼板等の磁性材料をプレス加工等することで有底筒状に形成されたヨーク(モータケース)21を備えている。ヨーク21は、本体筒部21aと、本体筒部21aの軸方向一側(図2中左側)に設けられた段状底部21bと、本体筒部21aの軸方向他側(図2中右側)に設けられたフランジ部(第1接続部)21cと、を備えている。
また、ヨーク21の外周部分は、静電塗装により黒色に塗装されており、これにより、錆び防止や放熱性(熱放射)の向上が図られている。より具体的には、ヨーク21を治具により支持した状態のもとで、粉末状の塗料をヨーク21に吹きつけ、その後、加熱することでヨーク21を塗装している。ここで、ヨーク21に施される塗装は、上述のような防錆効果や熱放射効果を発揮するのに加えて、ヨーク21に溜まったノイズが、ヨーク21から外部に直に放射されるのを抑制する機能(絶縁機能)も備えている。
図2に示すように、本体筒部21aの径方向内側には、断面が略円弧形状に形成された複数の永久磁石22(図示では2つ)が固定されている。これらの永久磁石22の径方向内側には、所定隙間(エアギャップ)を介して、コイル23が巻装されたアーマチュア(回転体)24が回転自在に設けられている。また、アーマチュア24の回転中心には、アーマチュア軸(回転体)25が貫通して固定されている。このように、ヨーク21の内部には、アーマチュア24およびアーマチュア軸25が回転自在に収容されている。
アーマチュア軸25のアーマチュア24よりもギヤ部40側の部分には、複数のブラシ26(図示では2つ)が摺接する整流子27が設けられている。また、整流子27には、コイル23の端部が電気的に接続されている。これにより、ブラシ26および整流子27を介して、アーマチュア24のコイル23に駆動電流が供給される。よって、アーマチュア24に電磁力が発生して、アーマチュア24はアーマチュア軸25とともに、所定の回転方向および回転数で回転する。
アーマチュア軸25の軸方向一側は、第1軸受部材28によって回動自在に支持されている。第1軸受部材28は、ヨーク21の段状底部21bに固定されており、これにより、アーマチュア軸25の軸方向一側は、ヨーク21の内部でがたつくこと無くスムーズに回転することができる。
図2および図5に示すように、アーマチュア軸25の軸方向他側は、ギヤ部40を形成するギヤケース50の内部にまで延ばされている。アーマチュア軸25の軸方向他側には、減速機構SDを形成するウォーム25aが一体に設けられている。ウォーム25aは、ウォームホイール53の歯部53aに噛み合わされている。
図2に示すように、アーマチュア軸25の軸方向に沿うウォーム25aの両側には、第2軸受部材29および第3軸受部材30が設けられている。これらの第2,第3軸受部材29,30は、アーマチュア軸25におけるウォーム25aの両側を回動自在に支持している。これにより、ウォーム25aの径方向への回転振れを抑制して、異音の発生等を確実に防止している。なお、第2,第3軸受部材29,30は、いずれもギヤケース50の内部に固定されている。
図2および図3に示すように、ヨーク21のフランジ部21cは、本体筒部21aの径方向外側に突出して設けられ、ギヤケース50が接続されるようになっている。より具体的には、フランジ部21cは、図3に示すように、本体筒部21aの周囲に全周に亘って設けられている。フランジ部21cは、アーマチュア軸25を中心に互いに対向配置された第1直線部21d,第2直線部21eと、同じくアーマチュア軸25を中心に互いに対向配置された第1円弧部21f,第2円弧部21gとから形成されている。
第1円弧部21fの第1直線部21d寄りの部分と、第2円弧部21gの第2直線部21e寄りの部分には、それぞれ固定ねじ16が挿通される挿通孔21hが設けられている。これらの挿通孔21hにおいても、アーマチュア軸25を中心に互いに対向配置されている。そして、図3に示すように、一対の第1直線部21dおよび第2直線部21eを設けるとともに、各挿通孔21hをそれぞれ第1円弧部21f寄りおよび第2円弧部21g寄りに設けることで、ヨーク21を扁平形状としている。これにより、ワイパモータ14の小型軽量化が図られている。ここで、ヨーク21の形状を、アーマチュア軸25を中心に鏡像対称とすることで、ヨーク21のギヤケース50に対する組み付けの方向性を無くしている。したがって、ワイパモータ14を容易に組み立てることができる。
図4は、フランジ部21cとブラシホルダ収容部52とを突き当てて、固定ねじ16をねじ孔52bにねじ結合する前の状態を示しており、すなわち固定ねじ16の図示が省略されている。図4に示すように、挿通孔21hの径方向内側には、2つの突出部21kが一体に設けられている。これらの突出部21kは、円形の挿通孔21hの径方向内側の一部を、径方向内側に突出させることで形成されている。また、各突出部21kは、挿通孔21hを中心に互いに対向配置されている。各突出部21kは、アーマチュア軸25(図3参照)の軸心と挿通孔21hの中心とを結ぶ線分LNの延在方向から互いに対向配置されている。つまり、各突出部21kは、アーマチュア軸25(アーマチュア24)の径方向から互いに対向配置されている。さらに、各突出部21kの先端部分の形状は直線形状に形成され、各突出部21kは平行となっている。したがって、直線形状に形成された各突出部21kは、線分LNと直交している。
各突出部21kの互いの離間距離Wは、ギヤケース50のブラシホルダ収容部52に設けたねじ孔52bの直径寸法Dよりも小さい寸法に設定されている(W<D)。つまり、各突出部21kは、フランジ部21cとブラシホルダ収容部52とを互いに突き当てて、固定ねじ16をねじ孔52bにねじ結合する前の状態のもとで、図4に示すように、ねじ孔52bの径方向内側に突出されることになる。
これにより、固定ねじ16をねじ孔52bにねじ結合する際に、固定ねじ16は各突出部21kに強く押し付けられる。より具体的には、固定ねじ16は、各突出部21kの先端部分を削るようにして挿通孔21hに挿通され、その後、ねじ孔52bにねじ結合される。よって、固定ねじ16により各突出部21kの先端部分の塗膜が剥がされて、固定ねじ16とヨーク21とが、確実に導通するように電気的に接続される。
ここで、固定ねじ16は、ブラシホルダ収容部52のねじ孔52bにねじ結合されるため、ギヤケース50に対しても、確実に導通するように電気的に接続される。なお、ギヤケース50においては、ヨーク21のような塗装は施されていない。このようにして、ヨーク21とギヤケース50とは、固定ねじ16を介して、互いに確実に導通するように電気的に接続される。
図5に示すように、ギヤ部40は、ギヤケース50,ギヤカバー60,制御基板70および基板カバー80を備えている。
ギヤケース50は、溶融したアルミ材料等を鋳造成形することにより所定形状に形成され、ケース本体51とブラシホルダ収容部52とを備えている。ケース本体51の内部には、プラスチック等の樹脂材料よりなるウォームホイール53が回転自在に収容されている。ウォームホイール53の回転中心には、出力軸54の基端側が固定され、出力軸54の先端側はケース本体51の外部に延出されている。出力軸54は、図2および図3に示すように、ケース本体51の底部51aに一体に設けられたボス部51bによって回動自在に支持されている。
図2に示すように、ボス部51bの周囲には、複数の補強リブ51cが放射状に設けられている。これにより、ボス部51bは補強されて出力軸54の回転振れが抑制される。そして、出力軸54の先端側には、図1に示すように、リンク機構15を形成する駆動レバー15aの端部が固定されている。さらに、ケース本体51には、複数の放熱フィン51dが設けられている。これにより、制御基板70に実装された電子部品EP等(図5参照)の熱が、外部に効率良く放熱される。
図5に示すように、ウォームホイール53の外周には歯部53a(詳細図示せず)が形成され、歯部53aには、アーマチュア軸25に一体に設けたウォーム25aが噛み合わされている。ここで、ウォーム25aおよびウォームホイール53は減速機構SDを形成しており、この減速機構SDは、アーマチュア軸25の回転を所定の回転速度にまで減速して高トルク化し、高トルク化された回転力を出力軸54から外部(リンク機構15)に出力する。このように、ギヤケース50の内部には、減速機構SDが回転自在に収容されている。
ウォームホイール53の出力軸54側とは反対側、つまりギヤカバー60側には、略円盤状に形成されたセンサマグネット53bが装着されている。センサマグネット53bは、その周方向に沿ってN極およびS極(2極)が着磁されている。ここで、センサマグネット53bは、ワイパモータ14を組み立てた状態のもとで、制御基板70に実装された絶対位置センサ(図示せず)と対向するようになっている。
これにより、制御基板70に実装されたCPU71は、ワイパモータ14によって駆動されるワイパブレード13b(図1参照)のフロントガラス11に対する位置を検出することができる。よって、CPU71は、ワイパブレード13bを反転動作させたり停止動作させたりできる。
図2ないし図4に示すように、ケース本体51の底部51aには、3つの取付脚51eが設けられている。これらの取付脚51eは、ボス部51bの周囲に設けられ、ボス部51bを中心に等間隔(120°間隔)で配置されている。各取付脚51eには、固定ボルト(図示せず)がねじ結合されるようになっている。これにより、ワイパモータ14は、車体アースされたモータブラケット(図示せず)に固定される。
図2および図5に示すように、ケース本体51には、ヨーク21が接続されるブラシホルダ収容部(第2接続部)52が一体に設けられている。ブラシホルダ収容部52には、ヨーク21のフランジ部21cが、アーマチュア軸25の軸方向から突き当てられている。つまり、ブラシホルダ収容部52の開口方向は、ケース本体51の開口方向(ギヤカバー60側)に対して直交している。そして、ブラシホルダ収容部52の内部には、複数のブラシ26(図2参照)を移動自在に保持するブラシホルダ(図示せず)が収容されている。
ブラシホルダ収容部52のヨーク21側には、ヨーク21のフランジ部21cが突き当てられる突き当て面52aが設けられている。この突き当て面52aは、図3に示すように、アーマチュア軸25の軸方向から見たときに、ヨーク21のフランジ部21cと略同様の形状(相似形状)に形成されている。そして、図4に示すように、フランジ部21cを突き当て面52aに突き当てた状態のもとで、突き当て面52aにおける挿通孔21hとの対向部分には、固定ねじ16(図6参照)がねじ結合されるねじ孔52bが設けられている。
ここで、固定ねじ16の先端部分には、図6に示すように先細り部16aが設けられている。したがって、この先細り部16aが、固定ねじ16のねじ孔52bへの案内として機能し、固定ねじ16のねじ孔52bへのねじ結合が容易に行えるようになっている。ここで、図4に示すように、ねじ孔52bの直径寸法Dは、挿通孔21hの各突出部21kにおける離間距離Wよりも大きい寸法に設定されている(D>W)。また、ブラシホルダ収容部52は塗装されていないので、固定ねじ16をねじ孔52bにねじ結合させることで、固定ねじ16およびねじ孔52bは、互いに導通するように電気的に接続される。
図5に示すように、ギヤカバー60は、溶融したプラスチック材料等を射出成形することで所定形状に形成され、その外郭形状は、ギヤケース50におけるケース本体51の外郭形状と略同じ形状となっている。ギヤカバー60は、図示しないシール部材を介してケース本体51の開口部を閉塞し、これによりギヤ部40の内部への雨水等の浸入が防止される。
ギヤカバー60には、車両10側の外部コネクタ(図示せず)が接続されるコネクタ接続部61が一体に形成されている。コネクタ接続部61と制御基板70との間、および制御基板70とモータ部20のブラシ26(図2参照)との間には、図5に示すように互いに電気的に接続するための複数の導電部材Tが設けられている。
ここで、コネクタ接続部61と制御基板70との間の導電部材(図示せず)は、ギヤカバー60にインサートされ、一端側がコネクタ接続部61の内部に露出され、他端側が制御基板70に電気的に接続されている。また、制御基板70とモータ部20との間の導電部材Tにおいても、ギヤカバー60にインサートされ、一端側が制御基板70に電気的に接続され、他端側がブラシホルダの接続部CNに電気的に接続されている。なお、図5においては、制御基板70とモータ部20との間の導電部材Tについてのみ、その構造を分かり易くするやめにギヤカバー60から取り外した状態としている。
制御基板70は、図5に示すように、略長方形形状に形成されている。制御基板70は、ギヤカバー60とウォームホイール53との間に設けられている。制御基板70のギヤカバー60側には、CPU71や、FET素子,コンデンサ,チョークコイル等の複数の電子部品EPが実装されている。
基板カバー80は、図5に示すように、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することにより、ギヤケース50およびギヤカバー60の内側の形状と略同様の外郭形状に形成されている。基板カバー80は、制御基板70とウォームホイール53との間に設けられている。これにより、ウォームホイール53とウォーム25aとの噛み合い部分に塗布されたグリス(図示せず)が、制御基板70に飛散するのを防止して、ワイパモータ14が誤作動等するのを防止している。
次に、ワイパモータ14の組み立て手順について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、図2に示すように、径方向内側に永久磁石22が固定されたヨーク21を準備する。次いで、永久磁石22の径方向内側に、アーマチュア軸25や整流子27等が固定されたアーマチュア24を配置する。その後、整流子27の周囲にブラシ26が設けられるようブラシホルダ(図示せず)を配置し、この状態のもとで、ブラシホルダをギヤケース50のブラシホルダ収容部52に装着する。
これにより、ヨーク21のフランジ部21cがブラシホルダ収容部52の突き当て面52aに突き当てられる。ここで、アーマチュア軸25は、第1軸受部材28,第2軸受部材29および第3軸受部材30(合計3つ)によって支持されるので、ヨーク21およびギヤケース50の双方は、互いに精度良く位置決めされる。したがって、図4に示すように、フランジ部21cの挿通孔21hの中心と、ブラシホルダ収容部52のねじ孔52bの中心とが、精度良く一致された状態とされる。ただし、ヨーク21とギヤケース51との位置決め精度を十分に確保できるのであれば、例えば、軸受部材を2つ以下としても良い。
次に、一対の固定ねじ16を準備するとともに、各固定ねじ16の先細り部16aを、それぞれフランジ部21cの各挿通孔21hに差し込む。このとき、挿通孔21hの各突出部21kの間に先細り部16aが入り込むため、固定ねじ16の挿通孔21hに対する位置決めを、容易に行うことができる。
その後、図示しない締結工具(スクリュードライバ等)を用いて、固定ねじ16をねじ孔52bにねじ込んでいく。すると、固定ねじ16のねじ山(図示せず)が、径方向内側から各突出部21kに向けて強く押し付けられる。これにより、各突出部21kの先端部分の塗膜が削られて、固定ねじ16とヨーク21とが、確実に導通するように電気的に接続される。なお、各突出部21kの直線形状の部分に対して、固定ねじ16の外周の円弧状の先端部分が略点接触される。そのため、締結工具の締め付けトルクをそれほど大きくしなくて済み、かつ固定ねじ16とヨーク21とを確実に電気的に接続させることができる。
ここで、固定ねじ16のねじ山は、各突出部21kの双方に略均等に押し付けられるので、挿通孔21hおよびねじ孔52bは、互いに精度良くセンタリングされる。したがって、アーマチュア軸25を挟んで反対側にある他方側の挿通孔21hとねじ孔52bとの位置精度に悪影響を与えずに済む。よって、各固定ねじ16を1つずつねじ込んでも、モータ部20とギヤ部40とが位置ズレするようなことが抑制される。これにより、製品毎にアーマチュア軸25の回転抵抗にばらつきが生じることが効果的に抑制される。
ただし、各固定ねじ16を1つずつねじ込むに限らず、自動組み立て装置等(図示せず)を用いて、各固定ねじ16を同時にねじ込むようにしても良い。この場合、挿通孔21hに設けた一対の突出部21kのうちのいずれか一方を省略することもできる。この場合、固定ねじ16のねじ込み作業時に、塗膜の剥がれカスが発生するのを抑制することができる。
ヨーク21とギヤケース50とを各固定ねじ16で接続した後は、図5に示すように、ギヤケース50のケース本体51に、ウォームホイール53を収容する。ここで、ウォームホイール53に固定された出力軸54を、ボス部51b(図3参照)に通すようにする。また、ウォームホイール53の歯部53aを、ウォーム25aに確実に噛み合わせる。
次いで、ギヤカバー60の内側に制御基板70を固定し、かつ制御基板70に基板カバー80を装着する。その後、制御基板70および基板カバー80が取り付けられたギヤカバー60を、図5に示すようにケース本体51に臨ませる。そして、締結工具(図示せず)を用いて4つのねじSCをケース本体51にねじ込むことで、ワイパモータ14の組み立てが完了する。
次に、ワイパモータ14のモータ部20において発生したノイズの伝搬経路について、図面を用いて詳細に説明する。
図6に示すように、モータ部20のアーマチュア24の近傍で発生したノイズ(電気ノイズや磁気ノイズ)は、まず、ヨーク21に伝播される。ここで、ヨーク21は、絶縁機能を有する塗料で塗装されているため、ヨーク21から外部に直にノイズが放射されることは殆ど無い。したがって、耳障りなラジオノイズの発生が効果的に抑制される。そして、ヨーク21に伝播されたノイズは、図中破線矢印に示すように、フランジ部21cから固定ねじ16を介してギヤケース50のブラシホルダ収容部52に伝播される。その後、ノイズは、ギヤケース50の各取付脚51e(図2参照)から、車両10(図1参照)の車体へ逃がされる。
ここで、本発明に係るワイパモータ14が発生するノイズと、上述した従来のワイパモータが発生するノイズとを比較すると、図7に示すようなグラフとなる。具体的には、従来のワイパモータにおいては、破線グラフに示すように、ワイパモータの回転数の略全域において、比較的大きなノイズ(平均で18dBμV/m)が発生している。これに対し、ヨーク21とギヤケース50とを確実に電気的に接続させてなる本発明に係るワイパモータ14においては、実線グラフに示すように、ワイパモータ14の回転数の略全域において、放射するノイズが抑えられている(平均で8dBμV/m)。
したがって、本発明に係るワイパモータ14の方が、従来に比して電気自動車等の静粛性が要求される車両に用いて好適である。また、図7に示すように、本発明に係るワイパモータ14から放射されるノイズの方が、従来に比してその振幅が小さくなっている。したがって、この観点からも、本発明に係るワイパモータ14においては、従来に比して静粛性の向上が図られている。
以上詳述したように、本実施の形態に係るワイパモータ14によれば、フランジ部21cの挿通孔21hに、フランジ部21cとブラシホルダ収容部52とを互いに突き当てて、固定ねじ16をブラシホルダ収容部52のねじ孔52bにねじ結合する前の状態のもとで、ねじ孔52bの径方向内側に突出する突出部21kを設けたので、ヨーク21とギヤケース50とを接続する際に、固定ねじ16が突出部21kに強く押し付けられる。これにより、ヨーク21とギヤケース50とを固定ねじ16を介して互いに確実に導通するよう接続することができ、ノイズをギヤケース50に確実に逃がすことができる。したがって、ヨーク21から放射されるノイズを大幅に抑制することができる。
また、本実施の形態に係るワイパモータ14によれば、突出部21kが2つ設けられ、これらの突出部21kが挿通孔21hを中心に互いに対向配置されている。したがって、固定ねじ16によって、ねじ孔52bに対して挿通孔21hを精度良くセンタリングすることができる。よって、固定ねじ16のねじ込み作業を容易に行うことができ、ひいてはワイパモータ14の組み立て作業性が向上する。
さらに、実施の形態1におけるワイパモータ14によれば、2つの突出部21kが、アーマチュア24(アーマチュア軸25)の径方向から互いに対向配置されている。したがって、固定ねじ16を1つずつねじ込んだとしても、モータ部20とギヤ部40とが位置ズレするのを確実に抑制することができ、ひいては製品毎にアーマチュア軸25の回転抵抗にばらつきが生じるのを抑えることができる。
また、実施の形態1におけるワイパモータ14によれば、突出部21kの先端部分が直線形状に形成されているので、突出部21kの直線形状の部分に対して、固定ねじ16の外周の円弧状の先端部分を略点接触させることができる。したがって、締結工具の締め付けトルクをそれほど大きくしなくて済み、かつ固定ねじ16とヨーク21とを確実に電気的に接続させることができる。
さらに、実施の形態1におけるワイパモータ14によれば、ヨーク21は塗装されており、固定ねじ16により突出部21kの塗膜が剥がされるので、組み立て工数を増加させること無く、防錆効果および熱放射効果を有し、かつ図7に示すように、放射するノイズを大幅に低減できるワイパモータ14を実現することができる。
次に、本発明の実施の形態2,実施の形態3,実施の形態4に係るワイパモータについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8は実施の形態2の接続構造を示す図4に対応した図を、図9は実施の形態3の接続構造を示す図4に対応した図を、図10は実施の形態4の接続構造を示す図4に対応した図をそれぞれ示している。
図8に示すように、実施の形態2に係るワイパモータ(モータ装置)90の接続構造は、実施の形態1に係るワイパモータ14(図4参照)の接続構造に比して、各突出部91の形状のみが異なっている。具体的には、実施の形態1においては、図4に示すように各突出部21kの形状を直線形状としたが、実施の形態2においては、図8に示すように各突出部91の形状を半円形状としている。つまり、半円形状の各突出部91の先端部分が、ねじ孔52bの径方向内側に突出されており、各突出部91の互いの離間距離Lは、ねじ孔52bの直径寸法Dよりも小さい寸法に設定されている(L<D)。
以上のような接続構造を持つ実施の形態2のワイパモータ90においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2においては、実施の形態1に比して、各突出部91の剛性を弱めることができる。したがって、固定ねじ16(図6参照)をねじ孔52bにねじ込むための締結工具(図示せず)の締め付けトルクを、より小さくすることができる。
図9に示すように、実施の形態3に係るワイパモータ(モータ装置)100の接続構造は、実施の形態1に係るワイパモータ14(図4参照)の接続構造に比して、各突出部102の形状のみが異なっている。具体的には、実施の形態1においては、図4に示すように、円形の挿通孔21hを中心として挿通孔21hの対向部分を平行に面取りすることで直線形状の突出部21kを設けたが、実施の形態3においては、図9に示すように、挿通孔101を楕円形状に形成することで各突出部102を設けている。
より具体的には、挿通孔101の長軸の長さをLAとし、短軸の長さをSAとしたときに、長軸の長さLAは、ねじ孔52bの直径寸法Dよりも大きい寸法に設定されている(LA>D)。これに対し、短軸の長さSAは、ねじ孔52bの直径寸法Dよりも小さい寸法に設定されている(SA<D)。これにより、各突出部102の先端部分がねじ孔52bの径方向内側に突出される。
以上のような接続構造を持つ実施の形態3のワイパモータ100においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態3においては、実施の形態1や実施の形態2に比して、挿通孔101の形状を簡素化することができる。したがって、挿通孔101を形成するのに用いる金型の形状を簡素化することができ、ひいてはヨーク21を成形するのに用いるプレス成形機の長寿命化を図ることができる。
図10に示すように、実施の形態4に係るワイパモータ(モータ装置)110の接続構造においては、実施の形態1に係るワイパモータ14(図4参照)の接続構造に比して、各突出部21kを省略して、挿通孔21hの形状を真円としている。また、挿通孔21hの周辺の固定ねじ16(図3参照)と対向する対向部分111(図中網掛部分)の塗装を、図示しない研削工具等を用いて、ワイパモータ110を組み立てる前に予め剥がしている。すなわち、対向部分111の塗装は、フランジ部21cとブラシホルダ収容部52とを互いに突き当てて、固定ねじ16をねじ孔52bにねじ結合する前の状態のもとで剥がされている。そして、フランジ部21cとブラシホルダ収容部52とを互いに突き当てて、固定ねじ16をねじ孔52bにねじ結合させた後の状態のもとで、固定ねじ16と対向部分111とが接触されて、互いに導通可能となる。
ただし、対向部分111の塗装を全て剥がしておく必要は無い。すなわち、固定ねじ16と対向部分111とを確実に導通させることができるのであれば、対向部分111の塗装を一部剥がすのみで対応することもできる。
以上のような接続構造を持つ実施の形態4のワイパモータ110においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態4においては、固定ねじ16が導通可能に接触される対向部分111の塗装が予め剥がされているので、固定ねじ16のねじ込み作業時における、塗膜の剥がれカス等の発生を抑えることができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、ヨーク21の外周部分を静電塗装により黒色に塗装したものを示したが、本発明はこれに限らず、ワイパモータに必要とされる仕様(スペック)に応じて、部分的に塗装を省略したものや、全ての塗装を省略したものにも適用することができる。つまり、固定ねじ16によるヨーク21とギヤケース50との導通が図られていれば良い。
また、上記各実施の形態においては、突出部21k,突出部91および突出部102をそれぞれ2つずつ設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、1つのみ設けても良いし3つ以上設けることもできる。
さらに、上記各実施の形態においては、モータ装置としてのワイパモータ14,90,100を、車両10のフロントガラス11を払拭するワイパ装置の駆動源に用いたものを示したが、本発明はこれに限らず、自動車等の車両のリヤワイパ装置や、鉄道車両や航空機等のワイパ装置の駆動源に用いることもできる。
また、上記各実施の形態においては、モータ部20に、複数のブラシ26を備えたブラシ付きモータを採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、ブラシを備えないブラシレスモータを採用することもできる。これにより、より静粛性に優れたモータ装置を実現することができる。
さらに、上記各実施の形態においては、本発明のモータ装置として、ワイパ装置の駆動源であるワイパモータを例に挙げたが、本発明はこれに限らず、パワーウィンド装置やパワースライドドア装置等の駆動源に用いられるモータ装置にも適用することができる。
10 車両
11 フロントガラス
11a 払拭範囲
12 ワイパ装置
13 ワイパ部材
13a ワイパアーム
13b ワイパブレード
14 ワイパモータ(モータ装置)
15 リンク機構
15a 駆動レバー
16 固定ねじ
16a 先細り部
20 モータ部
21 ヨーク(モータケース)
21a 本体筒部
21b 段状底部
21c フランジ部(第1接続部)
21d 第1直線部
21e 第2直線部
21f 第1円弧部
21g 第2円弧部
21h 挿通孔
21k 突出部
22 永久磁石
23 コイル
24 アーマチュア(回転体)
25 アーマチュア軸(回転体)
25a ウォーム(減速機構)
26 ブラシ
27 整流子
28 第1軸受部材
29 第2軸受部材
30 第3軸受部材
40 ギヤ部
50 ギヤケース
51 ケース本体
51a 底部
51b ボス部
51c 補強リブ
51d 放熱フィン
51e 取付脚
52 ブラシホルダ収容部(第2接続部)
52a 突き当て面
52b ねじ孔
53 ウォームホイール(減速機構)
53a 歯部
53b センサマグネット
54 出力軸
60 ギヤカバー
61 コネクタ接続部
70 制御基板
71 CPU
80 基板カバー
90 ワイパモータ(モータ装置)
91 突出部
100 ワイパモータ(モータ装置)
101 挿通孔
102 突出部
110 ワイパモータ(モータ装置)
111 対向部分
CN 接続部
EP 電子部品
SC ねじ
SD 減速機構
T 導電部材

Claims (6)

  1. 回転体を収容するモータケースと、
    前記回転体の回転を減速する減速機構を収容するギヤケースと、
    を備えたモータ装置であって、
    前記モータケースに設けられ、前記ギヤケースが接続される第1接続部と、
    前記第1接続部に設けられ、固定ねじが挿通される挿通孔と、
    前記ギヤケースに設けられ、前記モータケースが接続される第2接続部と、
    前記第2接続部に設けられ、前記固定ねじがねじ結合されるねじ孔と、
    を有し、
    前記挿通孔は、前記第1接続部と前記第2接続部とを互いに突き当てて、前記固定ねじを前記ねじ孔にねじ結合する前の状態のもとで、前記ねじ孔の径方向内側に突出する突出部を備える、
    モータ装置。
  2. 請求項1記載のモータ装置において、
    前記突出部が少なくとも2つ設けられ、当該2つの突出部が前記挿通孔を中心に互いに対向配置されている、
    モータ装置。
  3. 請求項2記載のモータ装置において、
    前記2つの突出部が、前記回転体の径方向から互いに対向配置されている、
    モータ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記突出部の先端部分が直線形状に形成されている、
    モータ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記モータケースは塗装されており、前記固定ねじにより前記突出部の塗膜が剥がされる、
    モータ装置。
  6. 回転体を収容するモータケースと、
    前記回転体の回転を減速する減速機構を収容するギヤケースと、
    を備えたモータ装置であって、
    前記モータケースに設けられ、前記ギヤケースが接続される第1接続部と、
    前記第1接続部に設けられ、固定ねじが挿通される挿通孔と、
    前記ギヤケースに設けられ、前記モータケースが接続される第2接続部と、
    前記第2接続部に設けられ、前記固定ねじがねじ結合されるねじ孔と、
    を有し、
    前記モータケースは塗装されており、
    前記挿通孔周辺の前記固定ねじと対向する対向部分の塗装は、前記第1接続部と前記第2接続部とを互いに突き当てて、前記固定ねじを前記ねじ孔にねじ結合する前の状態のもとで少なくとも一部が剥がされており、前記固定ねじを前記ねじ孔にねじ結合した後の状態のもとで、前記固定ねじと前記対向部分とが接触される、
    モータ装置。
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