JP2016220308A - 電気接続箱 - Google Patents

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直樹 赤迫
Naoki Akasako
直樹 赤迫
傑 安田
Suguru Yasuda
傑 安田
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【課題】コネクタを嵌合した電子部品モジュールを電気接続箱のケース本体に収容する工程で、半嵌合のコネクタを本嵌合に矯正すると共に、該コネクタに接続した電線の噛み込み発生を無くす電気接続箱を提供する。【解決手段】電線端末に接続したコネクタを底面に嵌合している電子部品モジュールをケース本体の収容部内に上方から挿入して収容固定する電気接続箱において、前記ケース本体の収容部を囲む側壁の垂直方向の内面から水平方向に板状リブを片持ち状に突設しており、該板状リブの耐荷重範囲を、前記電子部品モジュールの底面側に突出している前記コネクタを半嵌合位置から本嵌合位置に矯正できる範囲に設定し、本嵌合位置にコネクタを嵌合している前記電子部品モジュールの押し込みで前記板状リブを下向きに折り曲げまたは切断する構成としている。【選択図】図4

Description

本発明は電気接続箱に関し、詳しくは、車両に搭載されるリレーボックス等のケースに、リレーモジュール等の電子部品モジュールを上方から挿入して嵌合する電気接続箱において、前記電子部品モジュールの底面に嵌合するコネクタに接続する電線が前記ケース内部で噛み込むのを防止すると共に、前記コネクタが半嵌合であると完全嵌合にするものである。
この種のリレーボックス等の電気接続箱に関して、特開2015−8556号公報において、図9(A)(B)に示すように、リレーボックス100にリレーモジュール101を嵌合する際に、リレーモジュール101の底面に嵌合するコネクタ110が半嵌合状態であると完全嵌合させるために、リレーボックス100の側壁内面から張出部120を突設し、該張出部120を半嵌合位置のコネクタ110に当接させて、完全に嵌合させるようにしている。
特開2015−8556号公報
特許文献1に開示された電気接続箱では、リレーボックスに上方から挿入するリレーモジュールの底面に嵌合したコネクタが半嵌合状態であると、張出部に当接してコネクタが完全嵌合位置に押し上げられる構成とされている。しかしながら、図10に示すようにコネクタに接続した電線200が張出部120とコネクタ110の間に噛み込みやすく、張出部120の上面を傾斜面としても噛み込みを確実に無くすことは困難である。
このように、電線の噛み込みが発生すると、リレーモジュールは所定位置より上方に位置ズレし、リレーモジュールとリレーボックスとに設けたロック結合部が完全にロックできず、リレーボックスとリレーモジュールとの組付作業に時間がかかる問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、コネクタが半嵌合であれば完全嵌合(本嵌合)にすると共に、該コネクタに接続した電線の噛み込みが発生しない構成とした電気接続箱を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、電線端末に接続したコネクタを底面に嵌合している電子部品モジュールをケース本体の収容部内に上方から挿入して収容固定する電気接続箱において、
前記ケース本体の収容部を囲む側壁の垂直方向の内面から水平方向に板状リブを片持ち状に突設しており、
該板状リブの耐荷重を、前記電子部品モジュールの底面側に突出している前記コネクタを半嵌合位置から本嵌合位置に矯正できる範囲に設定し、本嵌合位置にコネクタを嵌合している前記電子部品モジュールの押し込みで前記板状リブを下向きに折り曲げまたは切断する構成としている電気接続箱を提供している。
前記のように、ケース本体の収容部を囲む側壁の垂直方向の内面から水平方向に突設した板状リブを、該収容部に前記電子部品モジュールを挿入した時に本嵌合しているコネクタと接触すると、下向きに折曲又は切断して下降させて所定位置まで押し込むことができる設定としている。前記板状リブを折曲又は切断するに要する前記電子部品モジュールの押込力を前記コネクタの嵌合力より大きくし、半嵌合状態のコネクタを本嵌合位置に嵌合させて矯正できるようにしている。
このように、板状リブは半嵌合のコネクタを本嵌合に矯正し、矯正後の押し込みで折り曲げ又は切断されて、板状リブとコネクタとの間でコネクタに接続した電線が噛み込むのを防止している。
前記板状リブの耐荷重範囲は60〜80Nとし、半嵌合のコネクタを嵌合位置に押し込むことができると共にコネクタが嵌合位置に押し込まれた後に該板状リブが折曲または切断されるものとしていることが好ましい。
前記板状リブの突出長さ、幅および板厚を耐荷重範囲になるように設定し、あるいは前記板状リブの突設端の根元にスリットまたは薄肉部からなる易折曲部を設け、該板状リブの突出長さ、幅および板厚に更に前記易折曲部の強度条件を加えて前記耐荷重範囲になるように設定することが好ましい。
前記板状リブの突設端の根元に設けるスリットは、根元に沿った位置の幅方向の中間部に幅方向に連続して設けても良いし、ミシン目状に間隔をあけて設けてもよい。
また、板状リブの突設端の根元に設ける薄肉部は、根元に沿った位置の幅方向の全長に設けることが好ましい。
前記電気接続箱のケース本体の収容部に装着する前記電子部品モジュールは、その底面に嵌合したコネクタから電線が下方に引き出され、該電線は前記収容部の下端開口から引き出され、該電子部品モジュールを前記収容部に収容した後に該ケース本体の下面に取り付けるロアカバーに設けたワイヤハーネス挿通口から前記電線は外部に引き出される。
前記電子部品モジュールを前記収容部に押し込んだ際に前記板状リブが切断すると、切断した板状リブは収容部の下端開口から落下するが、その際にはロアカバーを取り付けていないため、落下物拾い箱を下方に設置して拾い集めれば良い。よって、切断落下した板状リブがロアカバーの内部に保持されて異音を発生することはない。
また、前記板状リブを突設する前記側壁には、該板状リブの根元の下側に折れ曲がる前記板状リブを差し込むことができる開口または凹部を設けてもよい。
前記構成とすると、折れ曲がった板状リブが前記側壁の内面より突出するのを防ぎ、押し込まれる前記電子部品モジュールに干渉するのを防止できる。
前記板状リブを折り曲げ又は切断して前記電子部品モジュールを前記収容部内の所定位置まで押し込むと、前記ケース本体と電子部品モジュールとに設けたロック部がロック結合し、かつ、該所定位置に達した時に前記ケース本体の受け材に接触するクッション材を前記電子部品モジュールに設けていることが好ましい。
具体的には、電子部品モジュールのハウジングの外面に設けたロック枠の下部にクッション材を取り付け、前記電子部品モジュールが最終位置まで押し込まれた際に前記クッション材が前記ケース本体に設けた受け材に接触する構成とすることが好ましい。該構成とすると、電子部品モジュールが最終押し込み力をクッション材で吸収でき、電子部品モジュールの破損を防止できる。
前記電子部品モジュールの底面に複数のコネクタを嵌合している場合、各コネクタ毎に前記板状リブを突設し、これら板状リブの高さを相違させていることが好ましい。即ち、複数のコネクタを底面に嵌合している前記電子部品モジュールを収容する前記ケース本体の収容部の内面に複数の板状リブを各前記コネクタと対応する位置に突設すると共に、これらの複数の板状リブの高さを相違させている。
例えば、3個の第1、第2、第3コネクタを並列に電子部品モジュールの底面に嵌合している場合、各コネクタと対応する位置の側壁内面から高さを相違させて第1、第2、第3板状リブを突設し、
前記電子部品モジュールを前記ケース本体の収容部に挿入した時に、第1コネクタが第1板状リブに接触し、第1コネクタが半嵌合であれば本嵌合にした後に第1板状リブを折り曲げまたは切断して下降し、
ついで、第2コネクタが第2板状リブに接触し、第2コネクタが半嵌合であれば本嵌合にした後に第2板状リブを折り曲げまたは切断して下降し
ついで、第3コネクタが第3板状リブに接触し、第3コネクタが半嵌合であれば本嵌合にした後に第3板状リブを折り曲げまたは切断して下降し、
その後、前記電子部品モジュールのハウンジグが所定位置まで押し込まれると、電子部品モジュールとケース本体とがロック結合されるようにしている。
このように、電子部品モジュールに複数のコネクタを嵌合している場合、各コネクタ毎に板状リブを設けると、1枚つづ板状リブを折り曲げまたは切断していけばよく、電子部品モジュールの挿入力が過大にならない。よって、過大な力で電子部品モジュールをケース本体に押し込んで破損が発生する恐れを無くすことができる。
前記電気接続箱はリレーボックス、該リレーボックスのケース本体内に設ける収容部に挿入する前記電子部品モジュールはリレーモジュールからなる場合に、好適に用いられる。
本発明の電線端末のコネクタを嵌合している電子部品モジュールを収容する電気接続箱では、該電気接続箱のケース本体の収容部を囲む側壁内面から板状リブを突設し、収容部に電子部品モジュールを挿入した時に半嵌合のコネクタと接触すると、本嵌合位置へと押し上げて矯正し、その後の押し込みで、板状リブを下向きに折曲又は切断して下降させて所定位置まで押し込むことができるようにしている。このように、板状リブは半嵌合のコネクタを本嵌合に矯正し、矯正後の押し込みで折り曲げ又は切断されて、板状リブとコネクタとの間でコネクタに接続した電線が噛み込むのを防止することができる。
本発明の第1実施形態を示し、(A)はリレーモジュールの分解斜視図、(B)はリレーボックスの分解斜視図である。 (A)はリレーモジュールをリレーボックスに組みつけた状態の断面図、(B)は要部拡大断面図である。 (A)はリレーモジュールのコネクタ嵌合部にコネクタが本嵌合した状態を示す要部概略図、(B)はリレーモジュールのコネクタ嵌合部にコネクタが半嵌合した状態を示す要部概略図である。 (A)は前記リレーボックスの収容部に設けた板状リブを示す断面図、(B)は3枚の板状リブの位置関係を示す説明図である。 前記板状リブを示し、(A)は垂直断面図、(B)は要部斜視図、(C)は水平断面図である。 第1実施形態の変形例を示す概略図である。 第2実施形態を示し、(A)がリレーモジュールの分解斜視図、(B)はリレーボックスの要部斜視図である。 第3実施形態を示し、(A)はリレーボックスの要部断面図、(B)は板状リブが切断された状態を示す説明図である。 (A)(B)は従来例の断面図である。 前記従来例の問題点を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5に第1実施形態を示す。
本実施形態の電気接続箱は自動車に搭載されるリレーボックス1であり、該リレーボックス1のケース本体10内に設けた上下開口の収容部11内に電子部品モジュールであるリレーモジュール2を上面開口より挿入して収容している。このように、リレーモジュール2をケース本体10に装着した後に、ロアカバー13をケース本体10の下部に被せて結合すると共に、アッパーカバー24をケース本体10の上部に被せて結合し、リレーボックス1を組み立てている。
樹脂成形品からなる前記リレーボックス1内には仕切壁を一体成形して複数の収容部を設け、各収容部にそれぞれ電子部品モジュールを収容している場合が多い。
前記リレーモジュール2のハウジング3は、前記収容部11に内嵌される形状で、本実施形態では縦長の直方体形状である。該ハウジング3内に複数(本実施形態では3個)のリレーを回路基板に実装している基板リレーを収容し、該各基板リレーに接続する3つのコネクタ嵌合部3aを前記回路基板に設けてハウジング3の底面に並列に露出させている。
前記3つのコネクタ嵌合部3aに、電線30の端末に接続した3個の同形のコネクタ20(即ち、第1コネクタ20A、第2コネクタ20B、第3コネクタ20C)を嵌合して回路基板を介して前記基板リレーと接続している。前記コネクタ嵌合部3aにコネクタ20が完全に嵌合された状態(本嵌合)では図3(A)に示すように寸法L1でハウンジグ3の底面3bより突出する。一方、コネクタ20が半嵌合状態では図3(B)に示すように寸法L1を越える寸法L2で突出する。
図2(B)に示すように、リレーモジュール2のハウジング3の外面3c(コネクタ並列方向と直交方向の外面)にロック枠4を設け、前記ケース本体10の収容部11を囲む側壁にロック爪14を設け、収容部11内にリレーモジュール2が所定深さH1だけ挿入された時に、ロック爪14がロック枠4に係止して、リレーモジュール2は収容部11とロック結合されるものとしている。
また、リレーモジュール2のロック枠4の下部にゴム等からなるクッション材5を貼り付け、リレーモジュール2が深さH1だけ押し込まれた際に、ケース本体10のロック爪14の下部に突設した受け部27に前記クッション材5が接触するようにし、リレーモジュール2の押し込み力を吸収して、リレーモジュール2の破損を回避できるようにしている。
前記リレーボックス1のケース本体10には、図4に示すように、収容部11を囲む垂直方向の側壁12に3枚の板状リブ15(即ち、第1板状リブ15A、第2板状リブ15B、第3板状リブ15C)を突設している。3枚の板状リブ15はリレーモジュール2を収容部11内に挿入した時に前記3個のコネクタ20と対応する位置に設けている。即ち、第1板状リブ15Aは第1コネクタ20A、第2板状リブ15Bは第2コネクタ20B、第3板状リブ15Cは第3コネクタ20Cと対応させて設置している。
図4(A)に示すように、前記第1〜第3板状リブ15A〜15Cは設置高さを相違させ、第1板状リブ15Aは収容部11の上面開口から深さH2、第2板状リブ15Bは深さH3、第3板状リブ15Cは深さH4とし、H2<H3<H4として順次深い位置に設けている。かつ、最も深い位置のH4に設けた第3板状リブ15Cと接触する位置から更にリレーモジュール2を押し込むと前記深さH1に達するものとし、H4<H1としている。
リレーモジュール2を収容部11に上面開口から挿入した際に、まず、底面に突出している3つのコネクタ20のうち、第1コネクタ20Aが第1板状リブ15Aと当接し、さらに押し込むと第2コネクタ20Bが第2板状リブ15Bと当接し、更に押し込むと第3コネクタ20Cが第3板状リブ15Cと当接し、最後の押し込みでロック爪14にロック枠4がロック係止されるものとしている。
前記収容部11を囲む側壁12の内面から片持ち状に突出する板状リブ15は耐荷重範囲は60〜80Nとし、コネクタ嵌合部にコネクタを作業員が手動で嵌合する時の嵌合荷重40〜50Nより大きくしている。これにより、リレーモジュール2の底面から突出するコネクタ20が半嵌合であると、当接する板状リブ15によりコネクタ20を押し上げて本嵌合するようにしている。
前記3枚の板状リブ15と当接しながらコネクタ20が本嵌合位置、または半嵌合から本嵌合位置に押し込まれた状態でリレーモジュール2を更に押し込み、コネクタ20と当接する板状リブ15を下向きに折り曲げて深さH1の所定位置まで押し込む必要がある。よって、板状リブ15の耐荷重を越える押込力を負荷すると、スムーズに折り曲げられる易折曲部16を側壁12から突出する板状リブ15の突設端の根元に設けている。
前記易折曲部16は図5に示すように、側壁12の内面から突出する突設端にあたる根元に幅方向の中間部に延在する1本のスリットを設けて形成している。なお、スリットを間隔をあけてミシン目状に設けてもよい。
板状リブ15は易折曲部16の強度および板状リブ15の幅Y1、長さをX1、厚さt1で規定される強度とを総合して、前記耐荷重範囲となるように設定している。
また、側壁12には板状リブ15の突設位置の下端に板状リブ15を内嵌できる大きさの凹部17を設け、板状リブ15が下向きに折り曲げられると凹部17内に差し込まれるようにしている。凹部17の上下両面17cをテーパ面としてスライド型を用いずに成形可能としている。なお、凹部17に代えて、同じ大きさの開口を側壁12に設けてもよい。
ケース本体10を前記構成としたリレーボックス1にリレーモジュール2を組み立てる工程について説明する。
まず、リレーモジュール2のハウジング3の下端に設けた3個のコネクタ嵌合部3aに電線30に接続した3個の第1コネクタ20A〜第3コネクタ20Cをそれぞれ嵌合する。該嵌合は作業員が手動で行い、その際の押し込み力は40〜50N程度である。
次に、収容部11の内面に高さを異ならせた3枚の板状リブ15A〜15Cを並べて突出しているリレーボックス1のケース本体10の収容部11に前記コネクタを嵌合したリレーモジュール2を上面開口から挿入し、コネクタ20に接続した電線30を収容部11の下端開口から引き出す。
リレーモジュール2を収容部11に挿入すると、まず、高い位置H2に設けた第1板状リブ15Aがリレーモジュール2の底面から突出している第1コネクタ20Aの下端面に接触する。リレーモジュール2の押込力が板状リブ15の耐荷重を越えて板状リブ15を下向きに折れ曲げるまで、第1コネクタ20Aの下面に第1板状リブ15Aにより押し上げ力が作用する。よって、第1コネクタ20Aが半嵌合状態で下方に突出している場合、本嵌合位置に達して停止するまで第1コネクタ20Aは押し上げられ、半嵌合から本嵌合とすることができる。
第1コネクタが本嵌合位置になると、あるいは第1コネクタ20Aがリレーモジュール2に嵌合時に本嵌合されており、この状態でリレーモジュール2を更に押し込み、押込力が第1板状リブ15Aの耐荷重を越えると、第1板状リブ15Aは根元の易折曲部16で下向きに折り曲げられ、凹部17に差し込まれる。よって、リレーモジュール2の押し込みの邪魔にならない。
リレーモジュール2の更なる押し込みで、次に、第2板状リブ15Bが第2コネクタ20Bの底面に接触する。第2コネクタ20Bが半嵌合であると、第1コネクタ20Aと同様に第2板状リブ15Bで押し上げられて本嵌合位置となる。その後、第2板状リブ15Bも下向きに折り曲げられる。
続いて、第3板状リブ15Cが第3コネクタ20Cの底面に接触する。第3コネクタ20Cが半嵌合であると、第1、第2コネクタ20A、20Bと同様に第3板状リブ15Cで押し上げられて本嵌合位置となる。その後、第3板状リブ15Cも下向きに折り曲げられる。
更に、3個のコネクタ20を本嵌合したリレーモジュール2を深さH1まで押し込むと、リレーモジュール2に設けたロック枠4にケース本体10に設けたロック爪14が挿入係止し、リレーモジュール2は収容部11内の所定位置に固定された状態でケース本体10に組付けられる。前記深さH1に達した時点で、リレーモジュール2の外面に取り付けたクッション材5がケース本体10に設けた受け部27と接触し、衝突時の衝撃を吸収し、リレーモジュール2に損傷が発生するのを防止する。
その後、ケース本体10にロアカバー13、アッパーカバー24を被せてリレーボックス1を組み立てる。
前記のように、リレーモジュール2に嵌合するコネクタ20が半嵌合であると、該リレーモジュール2をケース本体10の収容部11内に挿入する作業時に、板状リブ15により本嵌合位置に嵌合され、かつ、コネクタ20を本嵌合したリレーモジュール2を収容部11内にさらに押し込むことで板状リブ15を折り曲げるため、コネクタ20に接続した電線30がコネクタ20と板状リブ15の間に噛み込むのを防止できる。
図6は第1実施形態の変形例を示す。
変形例では、3個のコネクタ20A〜20Cは極数が相違し大きさが相違する。よって、収容部11の側壁12から突設する3枚の板状リブ15A〜15Cの大きさおよび厚さを相違させている。ただし、3枚の板状リブ15A〜15Cの耐荷重範囲は手動でのコネクタ嵌合力より大きく、かつ、本嵌合位置での押し込み力で板状リブ15A〜15Cが易折曲部でスムーズに折り曲げるようにしている。
図7(A)(B)に第2実施形態を示す。
第2実施形態では、リレーモジュール2に1個のコネクタ20を嵌合しているだけであり、よって、ケース本体10の収容部11を囲む側壁12の内面に1つの板状リブ15を突設しているだけである。該板状リブ15の根元に設ける易折曲部16Bはスリットではなく薄肉部とし、該薄肉部を幅方向の全長に設けている。また、板状リブ15の突設位置の下部に開口18を設けている。なお、第1実施形態の3枚の板状リブに設ける易折曲部16も幅方向全長の薄肉部としてもよい。
他の構成および作用は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図8に第3実施形態を示す。
第3実施形態では、板状リブ15Bに易折曲部を設けず、板状リブ15Bの長さ、幅、板厚により前記耐荷重範囲を越えると、板状リブ15Bが切断する設定としている。
該構成としても、該耐荷重範囲内の押し込み力でリレーモジュールを押し込むと、半嵌合のコネクタを本嵌合に矯正でき、耐荷重を越える押し込みで板状リブ15Bを切断して下方へ落下させることができる。板状リブ15Bの落下時には、ケース本体10の下部にロアカバーは組みつけられていないため、落下物拾い箱33を設置しておくと、切断した板状リブを確実に収集できる。
前記のように、本発明では、リレーモジュールを収容する収容部の側壁内面に半嵌合のコネクタを本嵌合に矯正できる板状リブを、本嵌合とした後のリレーモジュールの押し込みで下向きに折り曲げ又は切断しているため、コネクタの半嵌合を矯正できる板状リブとコネクタとの間にコネクタに接続した電線が噛み込むのを防止できる。即ち、コネクタの半嵌合の矯正と電線の噛み込み防止を両立させることができる。
本発明は前記リレーモジュールを収容するリレーボックスに限定されず、コネクタモジュールを収容するコネクタボックス、リレーモジュールおよびコネクタモジュール、さらに他の電子部品モジュールを収容するジャンクションボックスからなる電気接続箱に適用することもできる。
1 リレーボックス
2 リレーモジュール
3 ハウジング
10 ケース本体
11 収容部
12 側壁
15(15A〜15C) 板状リブ
16 易折曲部
17 凹部
18 開口
20(20A〜20C) コネクタ
30 電線

Claims (6)

  1. 電線端末に接続したコネクタを底面に嵌合している電子部品モジュールをケース本体の収容部内に上方から挿入して収容固定する電気接続箱において、
    前記ケース本体の収容部を囲む側壁の垂直方向の内面から水平方向に板状リブを片持ち状に突設しており、
    該板状リブの耐荷重範囲を、前記電子部品モジュールの底面側に突出している前記コネクタを半嵌合位置から本嵌合位置に矯正できる範囲に設定し、本嵌合位置にコネクタを嵌合している前記電子部品モジュールの押し込みで前記板状リブを下向きに折り曲げまたは切断する構成としている電気接続箱。
  2. 前記板状リブの突出長さ、幅および板厚を前記耐荷重範囲になるように設定し、あるいは前記板状リブの突設端の根元にスリットまたは薄肉部からなる易折曲部を設け、該板状リブの突出長さ、幅および板厚に更に前記易折曲部の強度条件を加えて前記耐荷重範囲になるように設定している請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記電子部品モジュールの底面に複数の前記コネクタを嵌合しており、
    前記ケース本体の収容部の側壁の内面に複数の前記板状リブを各前記コネクタと対応する位置に突設すると共に、これらの複数の板状リブの高さを相違させている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記板状リブを突設する前記側壁には、該板状リブの根元の下側に折れ曲がる前記板状リブを差し込むことができる凹部または開口を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記板状リブを折り曲げ又は切断して前記電子部品モジュールを前記収容部内の所定位置まで押し込むと、前記ケース本体と電子部品モジュールとに設けたロック部がロック結合し、かつ、該所定位置に達した時に前記ケース本体の受け材に接触するクッション材を前記電子部品モジュールに設けている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記電気接続箱はリレーボックス、該リレーボックスの前記ケース本体内に設ける前記収容部に挿入する前記電子部品モジュールはリレーモジュールからなる請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電気接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019009863A (ja) * 2017-06-21 2019-01-17 住友電装株式会社 車載用の電気接続箱

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