JP2016219241A - スライド操作型入力装置 - Google Patents

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Takaki Tanaka
隆貴 田中
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Abstract

【課題】移動部材の移動量が大きくなったとしても、移動部材の位置の違いによるクリック感触の差が生じにくいスライド操作型入力装置を提供する。
【解決手段】弾性付勢された係合部11を有すると共にスライド移動可能な移動部材10と、係合部11と係脱するカム部21が設けられ、移動部材10のスライド移動を案内する案内部材20と、移動部材10の位置を検出する検出手段30と、を備えたスライド操作型入力装置100であって、カム部21は、移動部材10のスライド移動方向D1に延在すると共に、案内部材20の上面に設けられた複数の凹凸部21aによって構成されており、移動部材10には、案内部材20の短手方向における両端部を抱きかかえるように保持する一対の保持部13が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、スライド操作型入力装置に関し、特に複数段の切り換えが可能なスライド操作型入力装置に関する。
この種のスライド操作型の入力装置として、例えば、特許文献1に開示されたスライドスイッチ900が知られている。スライドスイッチ900の構造を図9に示す。
スライドスイッチ900は、有底枠体910の底部に長孔を設けるとともにスライダ920につまみ928を突設し、つまみ928が長孔から突出する状態でスライダ920を有底枠体910内に嵌挿し、つまみ928を操作することによって有底枠体910内をスライダ920がクリックストップ式に移動してスイッチをオン又はオフし、有底枠体910の開口端内壁面に係止爪912を設ける。スライダ920におけるクリックストップ機構部921の底面に沿って移動方向に各々基板片930を延設し、基板片930の両側縁に撓み片931を立設するとともに撓み片931と有底枠体910の内壁面との間に係止爪912の突出長よりも巾広の隙間を形成し、撓み片931の先端外側に係止爪912に掛け止め可能な抜け止め突起934を設けた。また、クリックストップ機構部921には、貫通孔922が形成されており、この貫通孔922内には、クリック球925とコイルばね926が収納されている。そして、コイルばね926によって付勢されたクリック球925は、有底枠体910に設けられたクリック用凹部914に係合するように構成されている。
このように構成されたスライドスイッチ900は、有底枠体910よりも撓みやすい撓み片931を撓ませることによってスライダ920を組み付けることができるため、有底枠体910にスライダ920を組み付けやすく、係止爪912も破損しにくい。また、一旦収容されたスライダ920を取り外すことも容易にできるため、有底枠体910に不良が出てもスライダ920共々不良品となることはない、という効果を奏する。
特開2006−059766号公報
しかしながら、スライドスイッチ900では、スライダ920の移動量が大きくなると、係合するポジションが多くなり、有底枠体910の中央部が撓むため、移動部材であるスライダ920が案内部材である有底枠体910の中央部に位置する時と端部に位置する時とで、クリック感触に差が生じてしまうという恐れがあった。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、移動部材の移動量が大きくなったとしても、移動部材の位置の違いによるクリック感触の差が生じにくいスライド操作型入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、スライド操作型入力装置は、弾性付勢された係合部を有すると共にスライド移動可能な移動部材と、前記係合部と係脱するカム部が設けられ、前記移動部材のスライド移動を案内する案内部材と、前記移動部材の位置を検出する検出手段と、を備えたスライド操作型入力装置であって、前記カム部は、前記移動部材のスライド移動方向である前記案内部材の長手方向に延在すると共に、前記案内部材の上面に設けられた複数の凹凸部によって構成されており、前記移動部材には、前記案内部材の短手方向における両端部を抱きかかえるように保持する一対の保持部が設けられている、という特徴を有する。
このように構成されたスライド操作型入力装置は、移動部材内の保持部が案内部材の短手方向における両端部を抱きかかえるように設けられていると共に、弾性付勢された係合部も移動部材と一緒にスライド移動するので、移動部材と案内部材との間の位置関係がスライド移動している位置によらない。その結果、移動部材の移動量が大きくなったとしても、移動部材の位置の違いによるクリック感触の差が生じにくい。
また、上記の構成において、前記保持部は、側面部と該側面部の上部に位置する上面部と、該側面部の下部に位置する底面部とを有し、一対の前記保持部の間に前記案内部材が挿通される、という特徴を有する。
このように構成されたスライド操作型入力装置は、移動部材をスライド移動可能に案内部材に取り付けることが、容易かつ確実にできる。
また、上記の構成において、前記案内部材には、一端側が前記案内部材の一端部に連結されていると共に、他端側が前記案内部材の上面から突出する突出部となった片持ち状の弾性腕部が設けられており、前記移動部材の天井側には、一端側に設けられた上段部と他端側に設けられた下段部とからなる段差が設けられており、前記移動部材が前記案内部材の一端部側から挿通される際、前記下段部が前記弾性腕部の前記突出部を押し下げながら通過した直後に前記上段部側に前記突出部が位置する、という特徴を有する。
このように構成されたスライド操作型入力装置は、移動部材が案内部材の一端側にスライド移動した際に、移動部材の段差部が案内部材の突出部に当接するので、移動部材が案内部材から抜けることを防止することができる。
また、上記の構成において、板状のベース部材を有し、前記案内部材は、前記ベース部材に固定されており、前記弾性腕部の下方側への変形が前記ベース部材によって規制される、という特徴を有する。
このように構成されたスライド操作型入力装置は、弾性腕部の下方側への変形がベース部材によって規制されるので、移動部材が案内部材から抜けることをより確実に防止することができる。
また、上記の構成において、前記検出手段は、前記ベース部材に固定された複数のスイッチによって構成されており、前記移動部材に前記スイッチを駆動する駆動部が設けられている、という特徴を有する。
このように構成されたスライド操作型入力装置は、複数のスイッチを移動部材のスライド移動に伴ってスイッチングさせることが容易にできる。
また、上記の構成において、前記係合部が球体からなり、前記移動部材は、上方に突出した操作部を有すると共に、該操作部の内部には前記球体を弾性付勢するスプリングと前記係合部とが収納されており、前記移動部材の長手方向における前記係合部を挟んだ両側に前記保持部が設けられている、という特徴を有する。
このように構成されたスライド操作型入力装置は、移動部材の一対の保持部が係合部を挟むように両側に設けられているので、球体がスプリングによって弾性付勢されていても、移動部材が傾きにくく、姿勢を安定させることができる。
本発明のスライド操作型入力装置は、移動部材内の保持部が案内部材の短手方向における両端部を抱きかかえるように設けられていると共に、弾性付勢された係合部も移動部材と一緒にスライド移動するので、移動部材と案内部材との間の位置関係がスライド移動している位置によらない。その結果、移動部材の移動量が大きくなったとしても、移動部材の位置の違いによるクリック感触の差が生じにくい。
スライド操作型入力装置の分解斜視図である。 スライド操作型入力装置を上方から見た斜視図である。 スライド操作型入力装置の平面図である。 スライド操作型入力装置を上方から見た斜視図である。 案内部材を上方から見た拡大斜視図である。 移動部材を下方から見た斜視図である。 スライド操作型入力装置の断面図である。 スライド操作型入力装置の断面図である。 従来例に係るスライド操作型入力装置を示す分解斜視図である。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係るスライド操作型入力装置100は、例えば、電気掃除機等の家庭用電化製品で使用される複数段の切り換えが可能なスライド操作型入力装置として用いられる。尚、本実施の形態に係るスライド操作型入力装置100の用途については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。本明細書では、各図面の+X側を右側、−X側を左側、+Y側を後側、−Y側を前側、+Z側を上側、−Z側を下側として説明することがある。
最初に、図1乃至図3を参照して、スライド操作型入力装置100の全体構成及びその動作について説明する。図1は、スライド操作型入力装置100の分解斜視図であり、図2は、スライド操作型入力装置100を上方から見た斜視図であり、図3は、スライド操作型入力装置100の平面図である。
スライド操作型入力装置100は、図1に示すように、移動部材10と、案内部材20と、検出手段30と、ベース部材40とを備えて構成される。移動部材10内には、スプリング19と係合部11を構成する球体11aとが収納される。また、検出手段30は、複数のスイッチ31と複数の抵抗器33とで構成される。
案内部材20は合成樹脂により形成されており、図2及び図3に示すように、長方形形状をしたベース部材40上に固定されている。移動部材10も合成樹脂により形成されていて、その上部に上方へ突出した操作部18を有しており、操作部18を図2に示すスライド方向D1へ操作することによって、案内部材20上をスライド移動可能となるように構成されている。検出手段30を構成する複数のスイッチ31と複数の抵抗器33とは、ベース部材40上に半田で固定されている。複数のスイッチ31は、それぞれ、単極単投のスイッチであり、複数のスイッチ31をそれぞれオン又はオフさせることにより、複数の切り換え結果を得ることができる。
ベース部材40は板状をした絶縁基板41によって形成されており、絶縁基板41上には、上述した複数のスイッチ31それぞれのオン又はオフの結果を検出し出力するための電子回路(図示せず)が構成されている。尚、ベース部材40は、本実施形態では絶縁基板41で形成されているが、ベース部材40が金属等で形成されていても良い。
電子回路には外部回路から電源電圧が供給されており、複数のスイッチ31がそれぞれオン又はオフすることによって電源電圧が分圧され、分圧された電圧が外部回路へ出力される。尚、外部回路から電源電圧が供給される構成ではなく、複数のスイッチ31を含む複数の抵抗器33による抵抗回路をベース部材40上に構成し、当該抵抗回路によって得られる抵抗値を外部回路に出力し、外部回路において、この抵抗値を利用した回路を構成するようにしても良い。
移動部材10の側面には、外側に傾斜を持って突出した駆動部17が設けられている。また、図3に示すように、複数のスイッチ31の移動部材10側には、それぞれスイッチ操作部32が設けられており、移動部材10がスライド移動し、駆動部17が複数のスイッチ31のスイッチ操作部32を+Y方向に倒すことによってそれぞれのスイッチ31を駆動しオンとする。また、駆動部17がスイッチ31のスイッチ操作部32を倒さない状態では、それぞれのスイッチ31がオフとなっている。尚、逆に、駆動部17が複数のスイッチ31のスイッチ操作部32を+Y方向に倒すことによってそれぞれのスイッチ31がオフとなり、駆動部17がスイッチ31のスイッチ操作部32を倒さない状態で、それぞれのスイッチ31がオンとなるように構成されていても良い。
本実施形態では、複数のスイッチ31は、図3に示すように、第1スイッチ31a、第2スイッチ31b、第3スイッチ31c、及び第4スイッチ31dの4つのスイッチによって構成されており、図3では、第1スイッチ31a及び第2スイッチ31bがオンとなっており、第3スイッチ31c及び第4スイッチ31dがオフとなっている状態を示している。
このように、スライド操作型入力装置100では、移動部材10のY方向における位置によって、複数のスイッチ31それぞれがオン又はオフとされる。言い換えれば、複数のスイッチ31それぞれのオン又はオフによって、移動部材10のY方向における位置を検出することができる。
次に、図2及び図4乃至図8を参照して、スライド操作型入力装置100の詳細な構造について説明する。図4は、スライド操作型入力装置100を上方から見た斜視図であり、図5は、案内部材20を上方から見た拡大斜視図であり、図6は、移動部材10を下方から見た斜視図である。また、図7は、図3に示したA−A線から左方向を見た場合のスライド操作型入力装置100の断面図であり、図8は、図3に示したB−B線から後方向を見た場合のスライド操作型入力装置100の断面図である。尚、図4では、移動部材10の内側にある構造を破線で表示している。
図4に示すように、移動部材10上の操作部18は、移動部材10の長手方向におけるほぼ中央の位置に形成されており、操作しやすい大きさに設定されている。操作部18の内部には、スプリング19と係合部11を構成する球体11aとが収納されている。スプリング19は、金属によって螺旋状に形成されており、上下方向に弾性を有している。球体11aも金属によって形成されており、スプリング19の真下に位置するように配置される。尚、本実施形態では、係合部11として球状の球体11aを用いているが、係合部11として球体11aの代わりに板バネ等を用いても良い。
図4及び図5に示すように、案内部材20には、その上面に、前述した係合部11である球体11aと係脱するカム部21が設けられており、移動部材10のスライド移動を案内するように構成されている。カム部21は、移動部材10のスライド移動方向(D1方向)である案内部材20の長手方向に沿って延在すると共に、複数の凹凸部21aによって構成されている。凹凸部21aの凹部は、球体11aが収まる大きさに設定されている。
案内部材20は、その最も前側の一端部27の裏面側及び最も後側の他端部28の裏面側に、図1及び図5に示すように、下方に突出した取り付け部25を有している。案内部材20をベース部材40に取り付ける際に、取り付け部25がベース部材40に設けられた孔40a(図1参照)に挿入されると共に熱かしめされることによって、案内部材20がベース部材40に固定される。尚、案内部材20のベース部材40への固定方法は、取り付け部25が熱かしめされること以外の方法であっても良い。
案内部材20には、一端部27とカム部21との間に、一端側が案内部材20の一端部27に連結されていると共に、他端側が案内部材20の上面から突出する突出部23aとなった弾性腕部23が設けられている。言い換えれば、弾性腕部23は、一端側を支点とした片持ち梁形状をしており、突出部23aが上方から押圧されることによって、突出部23aが下方に変形するように形成されている。また、案内部材20が板状のベース部材40に固定されているため、案内部材20の弾性腕部23の下方側への変形がベース部材40の上面によって規制される。即ち、片持ち状の弾性腕部23は、案内部材20がベース部材40に固定されない状態において、下方へ弾性変形可能となっている。
一方、図6に示すように、移動部材10の天井側には、一端側(−Y側)に設けられた上段部15aと、上段部15aより高さの低い、他端側(+Y側)に設けられた下段部15bとからなる段差部15が設けられている。上段部15aは、移動部材10の一端から移動部材10内で操作部18を形成している壁の−Y側の面近傍、即ち段差部15が形成されている面まで延在しており、下段部15bは、段差部15が形成されている面の下端から移動部材10の他端まで延在している。尚、下段部15bの途中には、操作部18を形成している壁内に、球体11aとスプリング19とが収納される穴部18aが設けられている。
移動部材10に上段部15aと下段部15bとによる段差部15が形成されていることによって、移動部材10を案内部材20に取り付けるために移動部材10が案内部材20の一端部27側から挿通される際、移動部材10の他端側にある下段部15bが案内部材20の弾性腕部23の突出部23aを押し下げながら通過する。そして、移動部材10の段差部15が突出部23aを通過した直後においては、上段部15a側に弾性腕部23の突出部23aが位置することになる。その結果、移動部材10の案内部材20への組み込み後に、移動部材10を案内部材20の一端部27方向(−Y方向)にスライド移動させると、段差部15が弾性腕部23の突出部23aに当接することによって、移動部材10のスライド移動が規制され、移動部材10が案内部材20の一端部27の外側(−Y側)に抜けることがない。尚、移動部材10の案内部材20への組み込み作業は、案内部材20がベース部材40に取り付けられる前に行なわれる。
更に、案内部材20には、図2及び図4に示すように、他端部28に受止め部28aが設けられている。また、移動部材10の他端側にも、図2及び図4に示すように、当接部16が設けられている。案内部材20の受止め部28aは、図4に示すように、他端部28の中央から左右方向に向かって突出した形状をしており、移動部材10が+Y方向にスライド移動した時に、移動部材10の当接部16が案内部材20の受止め部28aに当接するように設けられている。従って、移動部材10は、移動部材10の当接部16と案内部材20の受止め部28aとが当接するまで+Y方向にスライド移動可能であるが、それ以上のスライド移動が規制される。
尚、移動部材10の当接部16は、案内部材20の受止め部28aと当接する時、スイッチ31のうち、最も前側(−Y側)のスイッチ、即ち第1スイッチ31aがオフにならない位置、言い換えれば、全てのスイッチ(第1スイッチ31a〜第4スイッチ31d)がオンとなる位置に設定されている。図4では、移動部材10の当接部16と案内部材20の受止め部28aとが当接し、全てのスイッチ31(第1スイッチ31a〜第4スイッチ31d)がオンとなっている状態を表示している。尚、図2では、移動部材10の当接部16と案内部材20の受止め部28aとが当接せず、スイッチ31のうち、最も後側(+Y側)の第4スイッチ31dがオフであり、他の全てのスイッチ31がオンとなっている状態を表示している。
前述したように、移動部材10の操作部18の内部、即ち穴部18aには、スプリング19と係合部11を構成する球体11aとが収納されている。図7に示すように、スプリング19は、穴部18aの上側の内壁と球体11aとの間に挟まるように配置されている。従って、球体11aは、操作部18の内部でスプリング19によって下方側へ弾性付勢される。弾性付勢された球体11aは、ベース部材40上の案内部材20のカム部21を構成する凹凸部21aの凹部を押圧した状態でその凹部内に収まる。球体11aは、操作部18の操作方向D1へのスライド移動に伴って、スプリング19によって弾性付勢されながら凹凸部21aの凸部を乗り越えて次の凹部内に収まる。従って、移動部材10がスライド移動し、操球体11aが凸部を乗り越える際にクリック感触が得られる。
移動部材10には、図4及び図6に示すように、案内部材20を保持する一対の保持部13が設けられており、移動部材10を案内部材20に取り付ける際には、一対の保持部13の間に案内部材20の一端部27が挿通される。
保持部13は、移動部材10の内面側に、図6に示すように、側面部13bと、側面部13bの上部に位置する上面部13aと、側面部13bの下部に位置する底面部13cと、を有して構成される。上面部13aは、側面部13bの上部において側面部13bと交差(直交)するように設けられ、底面部13cは、側面部13bの下部において側面部13bと交差(直交)するように設けられている。そして、移動部材10のスライド移動方向D1に沿って、保持部13(移動部材10)を側面視した際、保持部13は、上面部13aと側面部13bと底面部13cとによって、コ字形状(U字状を横にしたような形状)となるように形成されている。また、案内部材20は、図8に示すように、その上側部分が左右方向(X方向)に幅広な幅広部20aとなっており、その下側部分が左右方向に幅狭な幅狭部20bとなっている。そのため、移動部材10が案内部材20に取り付けられている状態で、それぞれがコ字形状(U字形状)に形成された一対の保持部13は、幅広部20aの両側の下面に一対の保持部13の底面部13cが対向するものとなり、カム部21が形成された幅広部20aを両側から支えることになる。言い換えれば、保持部13は、案内部材20の短手方向における両端部(幅広部20a)を両側から抱きかかえるようにして案内部材20を保持する。
従って、移動部材10がスライド移動している時、移動部材10がどの位置にあっても、一対の保持部13が案内部材20の短手方向における両端部(幅広部20a)を保持する体勢は変化することがない。また、移動部材10内の係合部11は、移動部材10のスライド移動に伴って、常に下方側へ弾性付勢された状態でスライド移動する。
また、移動部材10には、図6に示すように、移動部材10の長手方向における係合部11を挟んだ両側(+Y側及び−Y側)に、それぞれ一対の保持部13が設けられている。即ち、係合部11が収納された区域(穴部18a)より前方及び後方(−Y側及び+Y側)の右側及び左側(+X側及び−X側)に底面部13cを形成するための突起14が移動部材10に設けられ、一対の保持部13が、係合部11を中央に挟んで2箇所に設けられている。尚、本実施形態では、一対の保持部13を2箇所に設けたが、一対の保持部13が、複数箇所に分かれて設けられるのではなく、一対の保持部13がそれぞれ係合部11を挟んだ両側から連続して設けられていても良い。また、移動部材10の上段部15aの短手方向における角部には、突出部12が設けられており、この突出部12の下面が保持部13の上面部13aを構成する。一方、移動部材10の下段部15bにおいては、下段部15bの下面が保持部13の上面部13aを構成している。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
スライド操作型入力装置100は、移動部材10内の保持部13が案内部材20の短手方向における両端部を抱きかかえるように設けられていると共に、弾性付勢された係合部11も移動部材10と一緒にスライド移動するので、移動部材10と案内部材20との間の位置関係がスライド移動している位置によらない。その結果、移動部材10の移動量が大きくなったとしても、移動部材10の位置の違いによるクリック感触の差が生じにくい。
また、保持部13は、その上面部13aと側面部13bと底面部13cとによってコ字形状(U字形状)に形成されており、一対の保持部13の間に、案内部材20が挿通されるので、移動部材10をスライド移動可能に案内部材20に取り付けることが、容易かつ確実にできる。
また、移動部材10が案内部材20の一端部27側にスライド移動した際に、移動部材10の段差部15が案内部材20の弾性腕部23における突出部23aに当接するので、移動部材10が案内部材20から抜けることを防止することができる。
また、案内部材20の弾性腕部23の下方側への変形がベース部材40によって規制されるので、移動部材10が案内部材20から抜けることをより確実に防止することができる。
また、移動部材10にスイッチ31を駆動する駆動部17が設けられているので、複数のスイッチ31を移動部材10のスライド移動に伴ってスイッチングさせることが容易にできる。
また、移動部材10の一対の保持部13が係合部11を挟むように両側に設けられているので、球体11aがスプリング19によって弾性付勢されていても、移動部材10が傾きにくく、姿勢を安定させることができる。
以上説明したように、本発明のスライド操作型入力装置は、移動部材内の保持部が案内部材の短手方向における両端部を抱きかかえるように設けられていると共に、弾性付勢された係合部も移動部材と一緒にスライド移動するので、移動部材と案内部材との間の位置関係がスライド移動している位置によらない。その結果、移動部材の移動量が大きくなったとしても、移動部材の位置の違いによるクリック感触の差が生じにくい。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。
10 移動部材
11 係合部
11a 球体
12 突出部
13 保持部
13a 上面部
13b 側面部
13c 底面部
14 突起
15 段差部
15a 上段部
15b 下段部
16 当接部
17 駆動部
18 操作部
18a 穴部
19 スプリング
20 案内部材
20a 幅広部
20b 幅狭部
21 カム部
21a 凹凸部
23 弾性腕部
23a 突出部
25 取り付け部
27 一端部
28 他端部
28a 受止め部
30 検出手段
31 スイッチ
31a 第1スイッチ
31b 第2スイッチ
31c 第3スイッチ
31d 第4スイッチ
32 スイッチ操作部
33 抵抗器
40 ベース部材
40a 孔
41 絶縁基板
100 スライド操作型入力装置

Claims (6)

  1. 弾性付勢された係合部を有すると共にスライド移動可能な移動部材と、前記係合部と係脱するカム部が設けられ、前記移動部材のスライド移動を案内する案内部材と、前記移動部材の位置を検出する検出手段と、を備えたスライド操作型入力装置であって、
    前記カム部は、前記移動部材のスライド移動方向である前記案内部材の長手方向に延在すると共に、前記案内部材の上面に設けられた複数の凹凸部によって構成されており、
    前記移動部材には、前記案内部材の短手方向における両端部を抱きかかえるように保持する一対の保持部が設けられている、ことを特徴とするスライド操作型入力装置。
  2. 前記保持部は、側面部と該側面部の上部に位置する上面部と、該側面部の下部に位置する底面部とを有し、一対の前記保持部の間に前記案内部材が挿通される、ことを特徴とする請求項1に記載のスライド操作型入力装置。
  3. 前記案内部材には、一端側が前記案内部材の一端部に連結されていると共に、他端側が前記案内部材の上面から突出する突出部となった片持ち状の弾性腕部が設けられており、
    前記移動部材の天井側には、一端側に設けられた上段部と他端側に設けられた下段部とからなる段差が設けられており、
    前記移動部材が前記案内部材の一端部側から挿通される際、前記下段部が前記弾性腕部の前記突出部を押し下げながら通過した直後に前記上段部側に前記突出部が位置する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスライド操作型入力装置。
  4. 板状のベース部材を有し、前記案内部材は、前記ベース部材に固定されており、前記弾性腕部の下方側への変形が前記ベース部材によって規制される、ことを特徴とする請求項3に記載のスライド操作型入力装置。
  5. 前記検出手段は、前記ベース部材に固定された複数のスイッチによって構成されており、前記移動部材に前記スイッチを駆動する駆動部が設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載のスライド操作型入力装置。
  6. 前記係合部が球体からなり、
    前記移動部材は、上方に突出した操作部を有すると共に、該操作部の内部には前記球体を弾性付勢するスプリングと前記係合部とが収納されており、
    前記移動部材の長手方向における前記係合部を挟んだ両側に前記保持部が設けられている、ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のスライド操作型入力装置。
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