JP2016218938A - 検出装置、検出方法および検出プログラム - Google Patents

検出装置、検出方法および検出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016218938A
JP2016218938A JP2015106053A JP2015106053A JP2016218938A JP 2016218938 A JP2016218938 A JP 2016218938A JP 2015106053 A JP2015106053 A JP 2015106053A JP 2015106053 A JP2015106053 A JP 2015106053A JP 2016218938 A JP2016218938 A JP 2016218938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitivity
vehicle
detection
moving body
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015106053A
Other languages
English (en)
Inventor
幸栄 清
Yukie Sei
幸栄 清
松本 賢治
Kenji Matsumoto
賢治 松本
有華 祖父江
Yuka Sofue
有華 祖父江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2015106053A priority Critical patent/JP2016218938A/ja
Publication of JP2016218938A publication Critical patent/JP2016218938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】接近する物体の検出精度を向上させることができる検出装置、検出方法および検出プログラムを提供する。【解決手段】実施形態の一態様に係る検出装置においては、検出部と、感度切替部とを備える。検出部は、移動体に搭載された撮像装置によって撮像された画像に基づいて移動体に接近する物体を検出する。感度切替部は、移動体の周囲の情報であるロケーション情報に基づいて検出部における物体を検出する感度を切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は、検出装置、検出方法および検出プログラムに関する。
従来、車両に設けられたカメラによって時系列で得られた複数画像から物体の移動ベクトルを抽出し、かかる物体が車両に接近しているか否かを検出する検出装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平8−83345号公報
しかしながら、上記した従来技術では、接近する物体の検出精度を向上させるという点で更なる改善の余地がある。たとえば、上記した従来技術では、車両に接近する物体を検出する感度レベルを車速に応じて変更させているに過ぎなかった。したがって、感度が高い車速では誤検出が多くなったり、感度が低い車速では車両に接近する物体を検出できなかったりするため、車両に接近する物体を適切に検出する点で問題があった。すなわち、物体の検出精度が十分とはいえなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接近する物体の検出精度を向上させることができる検出装置、検出方法および検出プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、検出装置において、検出部と、感度切替部とを備える。前記検出部は、移動体に搭載された撮像装置によって撮像された画像に基づいて前記移動体に接近する物体を検出する。前記感度切替部は、前記移動体の周囲の情報であるロケーション情報に基づいて前記検出部における前記物体を検出する感度を切り替える。
本発明によれば、接近する物体の検出精度を向上させることができる。
図1は、本発明に係る検出方法の概要を示す図である。 図2は、本実施形態に係る検出装置を備える周辺監視システムの内部構成を示すブロック図である。 図3は、撮像部の配置例を示す図である。 図4Aは、接近物体検出処理を説明するための図(その1)である。 図4Bは、接近物体検出処理を説明するための図(その2)である。 図5は、感度切替情報を示す図である。 図6は、感度切替方法を説明するための図(その1)である。 図7は、感度切替方法を説明するための図(その2)である。 図8は、感度切替方法を説明するための図(その3)である。 図9は、感度切替方法を説明するための図(その4)である。 図10は、表示生成部によって生成される画像を説明するための図である。 図11は、本実施形態に係る検出装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図12は、検出装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する検出装置、検出方法および検出プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下では、本発明に係る検出方法の概要について図1を用いて説明した後に、本発明に係る検出方法を適用した検出装置、検出プログラムについての実施形態を図2〜図12を用いて説明することとする。
<1.検出方法の概要>
まず、本発明に係る検出方法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る検出方法の概要を示す図である。図1に示す検出方法は、ロケーション情報に基づいて移動体へ接近する物体を検出する感度(以下、単に「感度」と称する)を切り替えるものである。
なお、図1では、移動体が車両Mである場合を例にとって示しているが、移動体は自動車に限られない。移動体は、たとえば電車や船舶、航空機などの、利用者が乗車、搭乗または操縦等するものであってもよい。
また、以下では、説明の便宜上、車両Mへ接近する物体(以下、単に「接近物体」と称する)を歩行者として説明するが、接近物体は歩行者に限られない。接近物体は、障害物であったり、車両Mへ接近する他の移動体であったりしてもよい。また、以下では、車両Mの前方に接近物体が位置する場合を例にとって説明するが、これに限らず、接近物体は、たとえば車両Mの後方や側方などあらゆる方向に位置することとしてよい。
図1に示すように、撮像装置10は車両Mに設けられ、車両M周辺の画像を撮像する。そして、本発明にかかる検出方法では、ロケーション情報に基づいて感度を切り替え、車両Mへ接近する物体を検出する。図1には、道路Wa上を移動する車両M(図1の矢印501参照)の斜め前方の道路脇に歩行者PSが位置する場合を例にとって示している。
ここで、従来は、接近物体を検出する感度を車速に応じて変更させる手法が一般的であった。具体的には、かかる感度を車速の増加とともに高めていた。しかしながら、このような従来の手法では、接近物体を適切に検出しているとはいえなかった。たとえば、従来の手法では、車両Mの車速が高い場合には、感度が高いので歩行者PSだけでなく接近物体以外の物体を誤って検出することがあった。また、車両Mの車速が低い場合には、感度が低いので歩行者PSを検出できないことがあった。すなわち、接近物体を適切に検出する点で問題があった。
そこで、本発明に係る検出方法では、ロケーション情報に基づいて、感度を切り替えることとした。ここで、ロケーション情報とは、走行路の情報や、たとえば天候、気温、道路情報、周辺施設や店舗、イベントといった走行路の周囲における状況を含む情報のことを指す。これにより、接近する物体の検出精度を向上させることができる。以下では、本発明に係る検出方法を実行する手順について説明する。
本発明に係る検出方法では、車両Mに搭載された撮像装置10が撮像した画像を取得する(ステップS1)。なお、図1には、かかる画像の一例を画像MGとして示している。つづいて、本発明に係る検出方法では、ロケーション情報に基づいて感度を切り替える(ステップS2)。なお、ロケーション情報とは、移動体の周囲の情報であり、例えば車両Mが走行している道路Waの状況を示す情報である。図1では、たとえば道路Waの道幅をロケーション情報とし、道路Waの道幅に応じて感度を切り替えるものとする。具体的には、例えば道路Waの道幅が狭い場合のロケーションでは感度を高くし、広い場合のロケーションでは感度を低くする。
そして、本発明に係る検出方法では、切り替えられた感度に基づき、例えばオプティカルフローを用いて接近物体(歩行者PS)を検出する(ステップ3)。なお、かかる接近物体の検出方法としては、オプティカルフローの他に移動ステレオ法などの手法を用いることができる。
このように、本発明に係る検出方法は、ロケーション情報に基づいて接近する物体を検出する感度を切り替える。これにより、車両Mの周囲の状況に応じた感度を設定することが可能となる。したがって、本発明に係る検出方法によれば、接近する物体の検出精度を向上させることができる。
以下では、図1を用いて説明した検出方法の詳細、および、かかる検出方法を適用した検出装置および検出プログラムについての実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、検出装置が、車両に設けられたいわゆる周辺監視システムに含まれる場合を例にとって説明する。
<2.周辺監視システムの構成>
図2は、本実施形態に係る周辺監視システム1の内部構成を示すブロック図である。なお、同図では、周辺監視システム1の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図2に示す周辺監視システム1は、車両Mの周辺を撮像した画像に含まれている接近物体を検出し、車両Mの運転者などに報知する装置に相当する。周辺監視システム1は、撮像装置10、周辺監視装置20、ナビゲーション装置30およびセンサ部40を備える。
<2.1.撮像装置10>
撮像装置10は、図3に示すように、車両Mの前方に配置される前方撮像部10aと、車両Mの後方に配置される後方撮像部10bと、車両Mの右方に配置される右方撮像部10cと、車両Mの左方に配置される左方撮像部10dとを備える。図3は、撮像部10a〜10dの配置例を示す図である。
撮像部10a〜10dは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を備え、かかる撮像素子によって撮像した車両M周辺の画像を表示生成部21aおよび検出部21bへ出力する。なお、撮像部10a〜10dは、車両Mの前方、後方、右方および左方をそれぞれ撮像方向として撮像を行う。
また、撮像部10a〜10dのレンズには魚眼レンズなどの広角レンズが採用され、各撮像部10a〜10dは180度以上の画角を有しており、これらの撮像部10a〜10dを利用することで、車両M全周囲を撮影することが可能である。そして、撮像装置10は、撮像した画像を表示生成部21aおよび検出部21bへ出力する。
<2.2.周辺監視装置20>
周辺監視装置20は、検出装置20aおよび表示生成部21aを備える。検出装置20aは、検出部21b、感度切替部21c、感度切替情報記憶部22aを備える。
<2.2.1.検出部21b>
検出部21bは、撮像装置10から取得した画像に基づいてオプティカルフローを算出することによって接近物体を検出する処理を実行する。なお、オプティカルフローとは、時間的に連続する画像の中で物体の動きをベクトルで表したものである。
ここで、検出部21bが行う具体的な接近物体検出処理について、図4Aおよび図4Bを用いて説明する。図4Aおよび図4Bは、接近物体検出処理を説明するための図(その1)および(その2)である。なお、図4Aには、オプティカルフローを説明するための図を、図4Bには、代表点の一例を、それぞれ示している。
図4Aは、時間的に連続する2枚の画像を重畳させて表示したものとする。ここでは、時刻tの画像を破線で示し、時刻t’の画像を実線で図示する。なお、時刻tは、時刻t’よりも前の時刻とする。
まず、検出部21bは、時刻tの画像から特徴点を検出する。画像から特徴点を検出する方法としては、たとえばエッジとエッジの交点であるコーナーを検出する方法や、KLT法などがある。ここでは、破線の丸印で示した4つが特徴点として検出されたものとする。つづいて、検出部21bは、時刻t’の画像から特徴点を検出する。ここでは、実線の丸印で示した4つが特徴点として検出されたものとする。
ここで、時刻tの各特徴点から時刻t’の各特徴点へ向かうベクトルがオプティカルフローである。そして、生成されたオプティカルフローから自車両の動きを差し引くことで、対象物の動きベクトル(以下、単に「動きベクトル」と記載する)を検出することができる。
そして、検出部21bは、検出された動きベクトルに基づいて移動物体の検出を行う。検出部21bは、動きベクトルの長さが0より大きい場合、対象物は移動しているものとして、対象物を移動物体であると判定する。さらに、検出部21bは、動きベクトルの方向に基づいて自車両に接近してくるか否かを判定する。
また、所定の物体に対して検出された特徴点を全て使用する必要はなく、図4Bに示すように、点a、点b、点cおよび点dが特徴点として検出された場合、たとえば、点aと点cとを代表点として抽出し、移動物体の検出を行うこととしてもよい。このようにして、検出部21bは、接近物体の検出を行う。
なお、説明をわかりやすくする観点から、移動物体の検出を、動きベクトルの長さが0である場合を基準とする旨の説明を行ったが、本実施形態では、動きベクトルの長さと「閾値」とを比較することによって、移動物体の検出を行うこととする。この場合、かかる「閾値」が感度に相当する。検出部21bは、例えば予め所定の閾値を記憶しており、かかる所定の閾値に、感度切替部21cが通知する重み値を乗算することで「閾値」、すなわち感度を切り替える。かかる重み値については、図5〜図9を用いて後述する。
なお、検出部21bが、重み値に応じて検出された動きベクトルの長さを変更することによって、接近物体を検出する感度を実質的に変更することもできる。たとえば、検出された動きベクトルの長さに値「1」未満の重み値を乗算することとすれば、動きベクトルが閾値に対して小さくなるので接近物体を検出する感度が実質的に低下する。検出された動きベクトルの長さに値「1」を超える重み値を乗算することとすれば、動きベクトルが閾値に対して大きくなるので接近物体を検出する感度が実質的に増大する。
<2.2.2.感度切替部21c>
図2に戻り検出装置20aの説明を続ける。感度切替部21cは、ナビゲーション装置30のロケーションDB31(後述)から、ロケーションDB31が記憶するロケーション情報を取得する。また感度切替部21cはセンサ部40(後述)からのセンサ値を取得する。感度切替部21cは、取得したロケーション情報およびセンサ値に基づき、重み値を検出部21bに出力することで、検出部21bが接近物体を検出する感度を切り替える。なお、かかる感度の切り替えは、感度切替情報記憶部22aが記憶する感度切替情報を参照して実行される。
ロケーション情報は、車両Mの位置に応じた道路形状や通常の地図データに含まれる背景データ、店舗や施設データ、道路幅や車線数のような道路属性等に関する情報である。また、センサ値は、車両Mの進行方向や車両Mの車速、ステアリングの舵角等の車両Mの走行状態に関する情報である。
<2.2.2.1.感度切替情報>
ここで、図5を用いて感度切替情報記憶部22aが記憶する感度切替情報の一例を説明する。また、図6〜図9を用いて、感度切替部21cによって行われる感度の切り替え方法の一例を説明する。
図5は、感度切替情報を示す図である。同図に示すように、感度切替情報は、車両Mの走行状態にかかる係数Xとロケーション情報にかかる係数Yとを組み合わせて、接近物体を検出する感度への重み付け(すなわち「重み値」)を定めた情報である。
具体的には、感度切替情報は、走行状態にかかる係数Xを行、ロケーション情報にかかる係数Yを列としたテーブルとして感度切替情報記憶部22aに記憶される。なお、かかる係数Xと係数Yとを乗算した値が重み値となり、感度切替情報記憶部22aは、重み値を当該テーブルに記憶する。
なお、図5に示す重み値は、例えば上述した「閾値」に対するパーセンテージで表される。また、走行状態にかかる係数Xもパーセンテージで表される。すなわち、重み値および係数Xは、「0」から「100」までの値をとる。また、ロケーション情報にかかる係数Yは、小数で表される。すなわち、係数Yは「0」から「1」までの値をとる。なお、重み値は、図5に示した例に限らず、走行状態とロケーションとの組み合わせのそれぞれについて相対的な感度の高低を定めるものであればよい。
図5に示す感度切替情報では、たとえば、車両Mが駐車場で停止している場合の重み値は値「100」となる。また、たとえば車両Mが一般国道で停車している場合の重み値が、値「50」となる。
図6〜図9は、感度切替方法を説明するための図(その1)〜(その4)である。なお、図6には、ロケーション(道幅)による感度切替の例を、図7には、ロケーション(交差点)による感度切替の例を、それぞれ示している。また、図8には、走行状態(車速)による感度切替の例を、図9には、走行状態(旋回)による感度切替の例を、それぞれ示している。
<2.2.2.2.道幅に応じた感度切替>
図6には、感度切替部21cが、ロケーション情報に含まれる道幅によって感度を切り替える場合の一例を示している。なお、図6に示す車両Mは、道幅の大小にかかわらず同じ走行状態で走行しているものとし、ここでは、たとえば、低速で直進している、すなわち図5に示す走行状態の「速度低」かつ「旋回なし」である場合に該当するものとする。
図6には、かかる車両Mの走行方向を矢印502として示している。また、図6には、説明の便宜上、検出部21bが設定し得る「閾値」、すなわち感度の範囲を、最小値を「min」、最大値を「max」として白抜きの枠(□印)で示している。また、感度切替部21cによって切り替えられた感度を、かかる白抜きの枠内に黒の塗り潰し枠(■印)として示している。
図5に示した感度切替情報の場合、最小値「min」は、重み値が値「0」の場合の感度を、最大値「max」は、重み値が値「100」の場合の感度を、それぞれ示す。なお、かかる表示(□印および■印)は以降の図においても使用する場合がある。また、かかる表示において示される切り替えられた感度は、ロケーションや走行状態の変化に対する増減の傾向を表したものであり、図5に示す重み値から算出される感度とは必ずしも一致していない。
感度切替部21cは、車両Mが走行中(停車も含む)の道幅が狭い程、感度を高くする。道幅が狭い程、たとえば、車両Mの通過前に道路を横断することができると考えた歩行者等が道路へ飛び出す可能性が高いためである。図6には、車両Mが走行中の道幅が、道幅W1からW3へ順次減少するのに応じて感度が感度LW1からLW3へ順次増加する状態を示している。
なお、図5に示した感度切替情報では、道幅W1の道路が「一般国道」、道幅W2の道路が「県道」、道幅W3の道路が「市町村道」に相当し、ロケーション情報による係数Yはそれぞれ順に、値「0.5」、「0.6」、「0.8」となる。たとえば車両Mが速度低(後述)で直進する場合、すなわち、車両Mの走行状態が「速度低」かつ「旋回なし」である場合の係数Xは、値「80」である。したがって、かかる場合の重み値は、係数Xと係数Yとを乗算した値となり、一般国道、県道、市町村道の順に、それぞれ値「40」、「48」、「64」となる。
このように、実施形態に係る検出装置20aは、道幅が狭い程、感度を高くする。これにより、道路において歩行者等が道路へ飛び出す可能性が高い程、感度高く接近物体を検出することが可能となる。したがって、歩行者等の急な飛び出しを精度よく検出することができる。
なお、道路に安全地帯や歩道があれば、歩行者が道路へ飛び出す可能性が低減するとし、道路に安全地帯や歩道がない場合に比べて感度を低くするようにしてもよい。したがって、道路が安全地帯や歩道を有する場合、道幅に応じる係数Xに値「1」未満の係数を乗算することによって、道路に安全地帯や歩道がない場合に比べて感度を低く設定してもよい。なお、安全地帯は中央分離帯を含むものとする。
<2.2.2.3.交差点における感度切替>
つづいて、ロケーション情報の交差点における感度切替の例を、図7を用いて説明する。図7には、感度切替部21cが、ロケーション情報に含まれる交差点(図7の「交差点CR」参照)によって感度を切り替える場合の一例を示している。なお、図7に示す複数の車両Mは、各車両Mの位置にかかわらず走行状態がそれぞれ同じであるものとする(図7の矢印504参照)。
感度切替部21cは、車両Mが交差点CRの手前であって交差点CRの近傍に位置する場合、かかる近傍に位置しない場合よりも感度を低くする。車両Mがかかる近傍に位置する場合、車両Mの運転者の注意は交差点CRの状況に払われていることが多いためである。
図7に示す例では、交差点の手前の距離L1の範囲内に車両Mが位置する場合の感度LC2が、距離L1の範囲外に車両Mが位置する場合の感度LC1より小さい(LC1>LC2)状態を示している。なお、距離L1を、所定値以内(例えば50m以内)や、たとえば車両Mが位置する道幅の2倍などとあらかじめ定めておいてもよい。
なお、図5に示した感度切替情報では、車両Mが交差点CRから手前における距離L1の範囲内に位置する場合、すなわちロケーション情報が「交差点」である場合の係数Yは値「0.2」である。また、かかる係数Yの値は、他のロケーション、例えば一般国道や駐車場における係数Yの値よりも小さい。したがって、例えば走行状態が同じ場合においては、ロケーション情報が「交差点」である場合に重み値が最も小さくなる。すなわち、かかる場合において検出部21bによる物体の検出感度が最も低くなる。
このように、実施形態に係る検出装置20aは、車両Mが交差点CRの手前であって交差点CRの近傍に位置する場合、かかる近傍に位置しない場合よりも感度を低くする。これにより、不要な接近物体の情報を運転者に報知する事態を回避することが可能となる。したがって、運転者の負担を軽減することができる。
なお、ここでは、交差点CRが四叉路である場合を例にとって説明したが、これに限らず、交差点CRは、三叉路や五叉路などの任意の数の道路が交差する交差点や、スクランブル交差点、ロータリー交差点などであってもよい。また、図7を用いて説明した交差点CRにおける感度の低下方法は、交差点を横断歩道と読み替えて適用することができる。
<2.2.2.4.駐車場における感度切替>
ところで、感度切替部21cは、車両Mが駐車場に位置する場合、すなわちロケーション情報が「駐車場」である場合の係数Yを、駐車場に位置しない場合、たとえば一般国道や交差点など道路に車両Mが位置する場合における係数Yよりも大きくする。
これにより、例えば走行状態が同じ場合においては、ロケーション情報が「駐車場」である場合に重み値が最も大きくなる。すなわち、かかる場合において検出部21bによる物体の検出感度が最も高くなる。
駐車場は、歩行者等の動きが予測しにくかったり、たとえば駐車車両などによる死角が多かったりするため、車両Mの運転者にとって接近物体を検出し難いロケーションである。そこで、駐車場における物体の検出感度を最も高くすることで、歩行者等の動きが予測しにくかったり、死角が多かったりして接近物体を検出し難い状況であっても、接近物体を検出することが可能となる。したがって、車両Mと歩行者等との接触を防止することができる。
<2.2.2.5.速度に応じた感度切替>
つづいて、走行状態による感度切替の例を図8および図9を用いて説明する。なお、図8および図9に示す車両Mは、たとえば県道を走行しており、ロケーションがそれぞれ同じであるものとする。
感度切替部21cは、車両Mの速度が小さい程、感度を大きくする。そして、車両Mの停車時に感度を最も大きくする。図8では、速度の大きさを速度VLおよびVHを示す矢印の長さとして示している。すなわち、図8の例では、速度VLが速度VHより遅い(VL<VH)場合を示している。
また、図8には、車両Mの停車時における感度を感度LV1、速度VLにおける感度を感度LV2、速度VHにおける感度を感度LV3として示している。なお、各感度LV1〜LV3の大小関係は、LV1>LV2>LV3となる。すなわち、図8に示すように、車両Mが停車している場合の感度を最も大きくし、車両Mが高速で走行している場合の感度を最も小さくし、車両Mが低速で走行している場合の感度をその中間としている。
なお、車両Mが高速で走行しているか、低速で走行しているかは、例えば車両Mの速度と閾値Vthとを比較することで判定することができる。例えば、速度が「VL」で閾値Vthより小さい(VL<Vth)場合に、車両Mが低速で走行しているとし、速度が「VH」で閾値Vth以上である(VH≧Vth)場合に、車両Mが高速で走行しているとする。
なお、図5に示した感度切替情報では、「停車」が速度0、すなわち車両Mが止まっている場合に相当する。また、「速度低」が、速度が閾値Vthより小さい場合、「速度高」が、速度が閾値Vth以上である場合にそれぞれ相当する。
たとえば図5に示す例では、車両Mが直進している走行状態(すなわち「旋回なし」)の係数Xは、停車、速度低、速度高の順に、それぞれ値「100」、「80」、「60」となる。したがって、たとえば車両Mが県道を走行している場合(係数Yの値「0.6」)、感度は、停車、速度低(旋回なし)、速度高(旋回なし)の順に、それぞれ値「60」、「48」、「36」となる。
なお、閾値Vthは、たとえば所定速度(例えば20Km/H未満)などあらかじめ定めた値としてもよく、あるいは法定速度の半分などロケーションに応じて更新される値としてもよい。
ここで、従来は、たとえば危険防止の観点から車速が大きい程、感度を大きくすることがあった。この場合、かかる感度の増加にともなって、たとえば路面のひび割れや道路標示などの接近物体以外の物体を接近物体として誤って検出する誤検出が増加することがあった。
一方、本実施形態に係る検出装置20aでは、ロケーション情報に応じて感度を変更しているため、車速が大きい程、感度を小さくすることができる。これにより、接近物体を検出する能力を低下させることなく、車両Mの移動速度の増加にともなって誤検知が増加する事態を回避することが可能となる。したがって、本実施形態に係る検出装置20aによれば、接近物体の検出精度を向上させることができる。
<2.2.2.6.旋回に応じた感度切替>
つづいて、旋回時の感度低下の例について図9を用いて説明する。図9に示すように、感度切替部21cは、車両Mが旋回している場合において、旋回していない場合よりも感度を低くする。ここで、旋回とは、たとえば交差点などにおいて右折または左折する、あるいはカーブを曲がるといったように、車両Mのステアリングが所定の角度以上変更した状態で走行する場合を指す。
図9には、車両Mの旋回にかかる軌道を矢印506として示している。また、図9には、車両Mの直進時における感度を感度LD1、旋回時における感度を感度LD2(LD1>LD2)として示している。
なお、かかる車両Mの旋回は、図5に示す感度切替情報の走行状態の「旋回あり」に相当する。たとえば車両Mが旋回している場合の係数Xは車両Mの速度に応じて変化し、図5に示す例では速度低、速度高の順に、値「40」、「20」となる。したがって、車両Mがたとえば県道を走行している場合(係数Yの値「0.6」)、感度は、速度低(旋回あり)、速度高(旋回あり)の順に、それぞれ値「24」、「12」となる。
なお、車両Mが旋回しているか否かは、車両Mのステアリングが所定の角度以上か否かに基づいて判定してもよい。また、方向指示器のオン・オフによって旋回の有無を判定してもよい。
ここで、オプティカルフローを用いた接近物体の検出方法では、車両の旋回にともなって、たとえば路面のひび割れや道路標示などの接近物体以外の物体を接近物体として誤検出することがあった。
一方、本実施形態に係る検出装置20aでは、車両Mの旋回時には、感度を小さくする。このため、接近物体以外の物体を接近物体として誤検出する可能性を低減することが可能となる。したがって、本実施形態に係る検出装置20aによれば、車両Mの旋回にともなって誤検知が増加する事態を回避することができる。
なお、上述した例では、感度切替部21cが重み値を検出部21bに出力し、検出部21bが所定の閾値に重み値を乗算することで「閾値」すなわち感度を切り替えるようにしているが、これに限られない。例えば、感度切替部21cが「閾値」すなわち感度を検出部21bに出力することで感度を切り替えるようにしてもよい。この場合、感度切替部21cは、所定の閾値を記憶しており、かかる所定の閾値に、走行状態とロケーション情報の組み合わせに応じて決定する重み値を乗算することで、感度である「閾値」を算出する。
図2に戻り検出装置20aの説明を続ける。検出部21bは、撮像装置10から取得した画像に含まれる接近物体を検出すると、接近物体のかかる画像における位置に関する情報を表示生成部21aへ出力する。
<2.2.3.表示生成部21a>
表示生成部21aは、撮像装置10から取得した画像に対して種々の画像処理を行い、表示部30a(後述)に表示する撮像画像または仮想視点画像を生成する。
表示生成部21aは、撮像部10a〜10dからそれぞれ撮像画像のデータを取得する。表示生成部21aは、撮像画像を生成する場合、表示部30aに表示させる画像の種類に応じて、撮像部10a〜10dの撮像画像の中から一つ以上の画像を選択する。表示生成部21aが選択する画像は、ユーザの入力操作、あるいは車両Mのシフトの状態(進行方向)などによって選択される。
表示生成部21aは、仮想視点画像を生成する場合、複数の撮像画像に対して座標変換処理を行い、仮想視点から見た画像である仮想視点画像を生成する。表示生成部21aは、座標変換処理として、例えば撮像画像を所定の投影面に投影(マッピング)し、所定の投影面に投影された撮像画像のうち仮想視点から見て所定の視野角に含まれる領域の画像を仮想視点画像とする。
表示生成部21aは、例えば撮像部10a〜10dの撮像画像に含まれるデータの位置と、所定の投影面の位置との対応関係を示すテーブルを記憶しており、かかるテーブルを用いて、撮像部10a〜10dの撮像画像に含まれるデータを所定の投影面の対応する位置に投影する。
かかる所定の投影面は、例えば、略半球状(例えば、お椀形状)をしており、その中心領域(例えば、お椀の底部分)は車両Mの位置であり、車両Mの位置の外側(例えば、略半球状の外周領域)は、車両Mの周辺の領域に相当する。なお、所定の投影面は、例えば、曲面でなく平面であってもよい。
また、表示生成部21aは、検出部21bから撮像画像における接近物体の位置に関する情報を取得した場合、撮像画像や仮想視点画像に対して接近物体を識別表示する処理を実行する。表示生成部21aは、生成した仮想視点画像または撮像画像をナビゲーション装置30に出力する。
ここで、表示生成部21aによって生成される仮想視点画像または撮像画像の一例を、図10を用いて説明しておく。図10は、表示生成部21aによって生成される画像を説明するための図である。なお、以下では、表示生成部21aで生成される仮想視点画像が車両Mの俯瞰画像であり、接近物体が車両Mの前方を横断する歩行者PSである場合を例にとって説明する。
接近物体が検出された場合、表示生成部21aは、図10に示すように、俯瞰画像(仮想視点画像)およびフロント画像(撮像画像)を含む画像を生成する。かかる俯瞰画像およびフロント画像では、同図に示すように、車両Mへの接近物体である歩行者PSを、たとえば枠300で囲む強調表示が施される。これにより、運転者は、表示部30aの表示画面に表示される接近物体(歩行者PS)を容易に認識・識別することが可能となる。なお、強調表示に加えて画面の枠部30aaを点滅したり、枠300で囲まれる部分をズームアップ(拡大)表示したりしてもよい。
<2.3.ナビゲーション装置30>
ナビゲーション装置30は、表示部30a、音声出力部30b、制御部30cおよびロケーションDB(データベース)31を備える。
ナビゲーション装置30は、車両Mの運転者が運転する際のナビゲーション機能やオーディオ機能などを有する。制御部30cは、ロケーションDB31から取得した地図情報やその他の機能に付随した画像の情報を表示部30aに表示させる。また、制御部30cは、ナビゲーション時の音声案内や、オーディオ使用時の音声を音声出力部30bに出力させる。
また、制御部30cは、表示生成部21aで生成された、例えば図10に示したような画像を表示部30aに表示する。なお、制御部30cは、かかる画面の表示に加えて、音声出力部30bから接近物体の存在を報知する音声を発することとしてもよい。
<2.4.センサ部40>
センサ部40は、シフトセンサ40a、車速センサ40bおよびステアリングセンサ40cを備える。シフトセンサ40aは、図示しないシフトレバーからの“P”、“D”、“N”、“R”などのシフトポジションを検出したセンサ値を感度切替部21cへ出力する。車速センサ40bは、車両Mの速度を検知したセンサ値を感度切替部21cへ出力する。ステアリングセンサ40cは、車両Mのステアリングの舵角を検知したセンサ値を感度切替部21cへ出力する。
<3.検出処理>
次に、本実施形態に係る検出装置20aが実行する処理手順について図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る検出装置20aが実行する処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、検出部21bが、撮像装置10で撮像された画像を取得する(ステップS1)。つづいて、感度切替部21cが、ロケーション情報に基づいて感度を切り替える(ステップS2)。そして、検出部21bが撮像装置10で撮像された画像に基づいて接近物体を検出し(ステップS3)、処理を終了する。なお、ステップS201およびS202を実行する順序は、同時であったり、逆であったりしてもよい。
<4.ハードウェア構成>
ところで、実施形態に係る検出装置20aは、図12に一例として示す構成のコンピュータ600によって実現される。図12は、検出装置20aの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ600は、CPU(Central Processing Unit)610と、RAM(Random Access Memory)620と、ROM(Read Only Memory)630と、HDD(Hard Disk Drive)640と、通信インターフェイス(I/F)650と、入出力インターフェイス(I/F)660と、メディアインターフェイス(I/F)670とを備える。なお、コンピュータ600は、SSD(Solid State Drive)をさらに備え、HDD640の一部またはすべての機能をかかるSSDが行うようにしてもよい。また、HDD640に代えてSSDを設けることとしてもよい。
CPU610は、ROM630およびHDD640のいずれか一方または双方に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM630は、コンピュータ600の起動時にCPU610によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ600のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。
HDD640は、CPU610によって実行されるプログラムおよび、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス650は、ネットワーク680を介して他の機器からデータを受信してCPU610へ送り、CPU610が生成したデータを、ネットワーク680を介して他の機器へ送信する。
CPU610は、入出力インターフェイス(I/F)660を介してディスプレイ等の出力装置、および、タッチパネルやボタン類などの入力装置を制御する。CPU610は、入出力インターフェイス(I/F)660を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU610は、生成したデータを入出力インターフェイス(I/F)660を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス670は、記録媒体690に格納されたプログラムやデータを読み取り、RAM620を介してCPU610に提供する。CPU610は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス670を介して記録媒体690からRAM620上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体690は、たとえばDVD(Digital Versatile Disc)などの光磁気記録媒体、半導体メモリなどである。
たとえば、コンピュータ600が検出装置20aとして機能する場合、コンピュータ600のCPU610は、RAM620上にロードされたプログラムを実行することにより、検出部21bおよび感度切替部21cの機能を実現する。
コンピュータ600のCPU610は、これらのプログラムを記録媒体690から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワーク680を介してこれらのプログラムを取得してもよい。また、HDD640は、感度切替情報およびロケーション情報をそれぞれ記憶することができる。
上述してきたように、実施形態に係る検出装置は、検出部と、感度切替部とを備える。検出部は、移動体に搭載された撮像装置によって撮像された画像に基づいて移動体に接近する物体を検出する。感度切替部は、移動体の周囲の情報であるロケーション情報に基づいて検出部における物体を検出する感度を切り替える。
このように、実施形態に係る検出装置は、ロケーション情報に基づいて接近物体の検出感度を切り替える。したがって、実施形態に係る検出装置によれば、接近する物体の検出精度を向上させることができる。
なお、上記実施形態において説明した感度切替情報は一例に過ぎない。したがって、感度は、車両のロケーションおよび走行状態の組合せに基づいて適宜変更することができる。たとえば、車両が交差点において停車している場合、車両が歩行者等と接触する可能性は低いので重み値を値「0」としてもよい。これにより、車両の運転者に無用な報知がなされなくなり、運転者の負担をさらに軽減することができる。
また、車両の停車時に運転者の死角に接近物体が位置することがある。したがって、車両が停車した状態から発進する場合、接近物体を検出する感度を速度低における感度よりも一時的に高くしてもよい。これにより、車両の運転者は、接近物体を認識しやすくなる。また、車両が後退する場合は、運転者が車両の進行方向を視認し難いので、車両が前進する場合よりも感度を高くしてもよい。
なお、上記実施形態において、交差点CRの手前であって交差点CRの近傍に位置する(図7参照)場合、かかる近傍に位置しない場合よりも感度を低くするとしたが、これに限られない。同じ交差点CRの手前であって交差点CRの近傍に位置する場合であっても、車両Mの交差点CRにおける位置に応じて感度を切り替えるようにしてもよい。
例えば、車両Mが交差点CRにおいて信号停車している場合において、車列の先頭に位置している場合の感度を、先頭に位置していない場合の感度に比べて低くしてもよい。これは、車両Mが車列の先頭に位置している場合は、前方を遮る車両が存在しないため、運転者が歩行者等の接近物体を視認できると考えられるためである。このように、運転者が接近物体を視認できる場合の物体検出の感度を、それ以外の場合に比べて低くすることができる。
なお、車両Mが車列の先頭に位置しているか否かは、例えばGPS(Global Positioning System)による車両Mの位置情報と、ナビゲーションの地図情報に基づいて判定する。あるいは、車両Mに搭載した撮像装置10の撮像画像から停止線を検出する場合に車両Mが車列の先頭に位置していると判定する。撮像画像から車両Mの前方に停車する車両が検出された場合は、車両Mが車列の先頭に位置していないと判定してもよい。
または、例えば車両Mが、例えばクリアランスソナーやミリ波レーダーといった車間距離を測定するセンサを搭載している場合、かかるセンサの検出結果に応じて、車両Mが車列の先頭に位置しているか否か判定してもよい。
なお、ロケーション情報は、道路属性の情報だけではなく、時間や天気、イベント(運動会やコンサート等)の有無、たとえば通学路における通学時間などのように、周囲の状況に関する情報を含むこととしてもよい。この場合、夜間は昼間に比べて視界が不良になるため、昼間よりも感度を高くすればよい。時間による感度の切り替えは、たとえばライトのオン・オフによって定めることとしてもよい。
また、雨や雪、霧の場合、晴天に比べて視界が不良になるため、晴天よりも感度を高くすればよい。天気による感度の切り替えは、たとえばワイパーのオン・オフによって定めることとしてもよい。車両が、イベント開催時のイベント会場の近傍や通学時間における通学路などに位置する場合、これらの場所に位置しない場合よりも感度を高くすればよい。かかるイベント等の情報は、外部のサーバから無線通信等によって取得することとしてもよい。
なお、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記実施形態で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 周辺監視システム
10 撮像装置
20 周辺監視装置
20a 検出装置
21a 表示生成部
21b 検出部
21c 感度切替部
22a 感度切替情報記憶部
30 ナビゲーション装置
30a 表示部
40 センサ部

Claims (9)

  1. 移動体に搭載された撮像装置によって撮像された画像に基づいて前記移動体に接近する物体を検出する検出部と、
    前記移動体の周囲の情報であるロケーション情報に基づいて前記検出部における前記物体を検出する感度を切り替える感度切替部と
    を備えることを特徴とする検出装置。
  2. 前記感度切替部は、
    前記ロケーション情報と前記移動体の移動状態を示す情報である移動状態情報との組み合わせに基づいて前記感度を切り替えること
    を特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記ロケーション情報は、
    道路に関する情報を含み、
    前記感度切替部は、
    前記移動体が移動中の道路の幅が狭い程、前記感度を高くすること
    を特徴とする請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 前記ロケーション情報は、
    交差点に関する情報を含み、
    前記感度切替部は、
    前記移動体が前記交差点の手前であって該交差点の近傍に位置する場合、前記近傍に位置しない場合よりも前記感度を低くすること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の検出装置。
  5. 前記ロケーション情報は、
    駐車場に関する情報を含み、
    前記感度切替部は、
    前記移動体が前記駐車場に位置する場合、前記駐車場に位置しない場合よりも前記感度を高くすること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の検出装置。
  6. 前記移動状態情報は、
    前記移動体の移動速度に関する情報を含み、
    前記感度切替部は、
    前記移動体の移動速度が大きい程、前記感度を低くすること
    を特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の検出装置。
  7. 前記移動状態情報は、
    前記移動体の旋回に関する情報を含み、
    前記感度切替部は、
    前記移動体が旋回している場合、旋回していない場合よりも前記感度を低くすること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の検出装置。
  8. 移動体に搭載された撮像装置によって撮像された画像に基づいて前記移動体に接近する物体を検出する検出工程と、
    前記移動体の周囲の情報であるロケーション情報に基づいて前記検出工程における前記物体を検出する感度を切り替える感度切替工程と
    を含むことを特徴とする検出方法。
  9. 移動体に搭載された撮像装置によって撮像された画像に基づいて前記移動体に接近する物体を検出する検出処理手順と、
    前記移動体の周囲の情報であるロケーション情報に基づいて前記検出処理手順における前記物体を検出する感度を切り替える感度切替処理手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする検出プログラム。
JP2015106053A 2015-05-26 2015-05-26 検出装置、検出方法および検出プログラム Pending JP2016218938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015106053A JP2016218938A (ja) 2015-05-26 2015-05-26 検出装置、検出方法および検出プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015106053A JP2016218938A (ja) 2015-05-26 2015-05-26 検出装置、検出方法および検出プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016218938A true JP2016218938A (ja) 2016-12-22

Family

ID=57578998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015106053A Pending JP2016218938A (ja) 2015-05-26 2015-05-26 検出装置、検出方法および検出プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016218938A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11834040B2 (en) Recognition and prediction of lane constraints and construction areas in navigation
US11155249B2 (en) Systems and methods for causing a vehicle response based on traffic light detection
US10733462B2 (en) Travel assistance device and computer program
JP6958630B2 (ja) 車両運転補助システム、車両運転補助方法、及び車両運転補助プログラム
JP6648411B2 (ja) 処理装置、処理システム、処理プログラム及び処理方法
JP6547836B2 (ja) 駐車支援方法及び駐車支援装置
US11535155B2 (en) Superimposed-image display device and computer program
CA3002628C (en) Display control method and display control device
US20200406753A1 (en) Display control device, display device, and display control method
US20230135641A1 (en) Superimposed image display device
JP7152961B2 (ja) 駐車区画認識装置
JPWO2016194134A1 (ja) 車両制御装置及び車両制御方法
JP2019064317A (ja) 車両用表示装置
JP2012153256A (ja) 画像処理装置
US20210327113A1 (en) Method and arrangement for producing a surroundings map of a vehicle, textured with image information, and vehicle comprising such an arrangement
JP4277678B2 (ja) 車両運転支援装置
US11536583B2 (en) Information display device, control method, and storage medium
US20220404163A1 (en) Vehicle Surroundings Information Displaying System and Vehicle Surroundings Information Displaying Method
WO2017157865A1 (en) Navigation aid
US11967007B2 (en) Vehicle surroundings information displaying system and vehicle surroundings information displaying method
CN116572837A (zh) 一种信息显示控制方法及装置、电子设备、存储介质
JP6555413B2 (ja) 移動体周囲表示方法及び移動体周囲表示装置
JP2010009491A (ja) 運転支援装置、運転支援方法、及び運転支援プログラム
JP2016218938A (ja) 検出装置、検出方法および検出プログラム
WO2020075476A1 (ja) 車載システム