JP2016218877A - ストレージシステム、サーバ、キャッシュ方法およびプログラム - Google Patents

ストレージシステム、サーバ、キャッシュ方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 サーバ障害の際に、キャッシュされているデータが損なわれることなく、かつキャッシュ容量の拡張を容易に行うことが可能な分散キャッシュシステム等を提供する。
【解決手段】 外部からデータへのアクセス要求を受け取るサーバと、当該サーバと第1のインタフェースを介して通信可能な第1のストレージと、前記サーバと第2のインタフェースを介して通信可能な第2のストレージとを備え、前記サーバは、前記アクセス要求に応じて、前記第1のインタフェースを介して前記第1のストレージからデータを読み出す読み出し手段と、前記第1のストレージから読み出したデータを、前記第2のインタフェースを介して前記第2のストレージにキャッシュする書き込み手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分散キャッシュ技術に関する。
ハードディスク等の外部記憶装置に多様なデータを保管し、保管されたデータを用いてクライアントに対して種々のサービスを提供する装置として、ファイルサーバやデータベースサーバが用いられている。
データベースサーバに格納されたデータを用いるアプリケーション処理においては、スループットが高いことよりも、レイテンシ、すなわち、データ転送を要求してからその結果が返送されるまでの遅延時間が短いことが重視される。
アプリケーション処理を高速化する技術として、分散メモリキャッシュシステムがある。Webアプリケーションの分野で広く使われる分散メモリキャッシュシステムとして、例えば「Memchaed」がある。Memchaedは、高性能な分散メモリキャッシュサーバであり、データベースへの問い合わせ結果を一時的にキャッシュすることで、データベースへのアクセス回数を減らす機能を有する。このような機能により、動的なWebアプリケーションの高速化や、スケーラビリティの向上に利用されている。
図8は、分散メモリキャッシュシステムの構成を模式的に示す図である。図8に示すように、分散メモリキャッシュシステムには、それぞれがキャッシュメモリ21、31を備えた複数の分散メモリキャッシュサーバ20、30が設けられる。この分散メモリキャッシュシステムにおいて、アプリケーションが動作するクライアント10は、分散メモリキャッシュサーバ20、30に対して、データを取得するアクセスを行う。分散メモリキャッシュサーバ20、30は、そのアクセスが当該データに対する初回のアクセスである場合、そのデータをストレージ40から読み出してキャッシュメモリ21、31に格納すると共にクライアント10に返す。上記データに対する2回目以降のアクセスに対しては、分散メモリキャッシュサーバ20、30は、そのデータをキャッシュメモリ21、31から読み出すと共にクライアント10に返す。
例えば、特許文献1には、プロセッサ間の通信量を低減して高速処理を実現できるとともに、キャッシュの利用効率を向上できるデータ管理装置が開示される。
また、特許文献2には、分散ファイルシステムにおけるネットワーク間のトラフィックを低減し、ファイルアクセスの高速化を図る分散ファイルシステムのファイル入出力方式が開示される。
特開2004−054845号公報 特開平04−313126号公報
上述したように、分散メモリキャッシュシステムでは、Webアプリケーションの高速化を実現できるという利点の一方で、以下のような課題がある。すなわち、分散メモリキャッシュシステムでは、分散メモリキャッシュサーバにデータを保存(キャッシュ)するので、サーバの障害等が生じるとキャッシュされているデータが損なわれてしまうという課題がある。
また、分散メモリキャッシュシステムでは、サーバに内蔵されているキャッシュメモリをデータ格納領域として使用するので、データ格納容量(キャッシュ容量)の拡張には複雑な作業・設定等が必要となり、キャッシュ容量の拡張は容易にはできないという課題もある。
特許文献1に開示されるデータ管理装置では、処理速度の向上のために、複数のプロセッサから共有される共有キャッシュ装置を設けているが、装置に内蔵されているキャッシュメモリをデータ格納領域として使用するので、やはりキャッシュ容量の拡張は容易にはできない。
また、特許文献2には、複数のクライアント計算機により共有されるディスクキャッシュが開示されるが、キャッシュ容量の拡張が容易に可能なシステムについては開示されていない。
本願発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、サーバ障害の際に、キャッシュされているデータが損なわれることなく、かつキャッシュ容量の拡張を容易に行うことが可能な分散キャッシュシステム等を提供することを主要な目的とする。
本発明の第1のストレージシステムは、外部からデータへのアクセス要求を受け取るサーバと、当該サーバと第1のインタフェースを介して通信可能な第1のストレージと、前記サーバと第2のインタフェースを介して通信可能な第2のストレージとを備え、前記サーバは、前記アクセス要求に応じて、前記第1のインタフェースを介して前記第1のストレージからデータを読み出す読み出し手段と、前記第1のストレージから読み出したデータを、前記第2のインタフェースを介して前記第2のストレージにキャッシュする書き込み手段とを備える。
本発明の第1のサーバは、第1のストレージと通信可能な第1のインタフェースと、第2のストレージと通信可能な第2のインタフェースと、外部からのアクセス要求に応じて、前記第1のインタフェースを介して前記第1のストレージからデータを読み出す読み出し手段と、前記第1のストレージから読み出したデータを、前記第2のインタフェースを介して前記第2のストレージにキャッシュする書き込み手段とを備える。
本発明の第1のキャッシュ方法は、外部からのアクセス要求に応じて、第1のインタフェースを介して通信可能な第1のストレージからデータを読み出し、前記第1のストレージから読み出したデータを、第2のインタフェースを介して通信可能な第2のストレージにキャッシュする。
なお同目的は、上記の各構成を有するキャッシュ方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、およびそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本願発明によれば、分散キャッシュシステムにおいて、サーバ障害の際に、キャッシュされているデータが損なわれることなく、かつキャッシュ容量の拡張を容易に行うことができるという効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る分散キャッシュシステムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る分散キャッシュシステムの分散キャッシュサーバの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る分散キャッシュシステムの分散キャッシュサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る分散キャッシュシステムの分散キャッシュサーバが備える共有情報の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る分散キャッシュシステムのクライアントがデータを読み出す手順を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る分散キャッシュシステムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る分散キャッシュシステムの構成を示す図である。 分散メモリキャッシュシステムの構成を模式的に説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係る分散キャッシュシステム100の構成を示す図である。図1に示すように、分散キャッシュシステム100は、分散キャッシュサーバ120,130、ストレージ150および共有ストレージ160を備える。
クライアント110では、アプリケーションが動作している。そのアプリケーションがデータを利用する際、クライアント110は、中間サーバとなる分散キャッシュサーバ120、130を介してストレージ150にアクセスする。
ストレージ150は、分散キャッシュサーバ120、130に接続されるクライアント110が利用するデータを保存する。
共有ストレージ160は、分散キャッシュサーバ120、130がクライアント110からの要求に応じて読み出したデータを保存(キャッシュ)する。
各装置の概要について説明する。
図1に示すように、分散キャッシュサーバ120は、CPU(Central Processing Unit)121、メモリ122、上流PCI(Peripheral Component Interconnect)エクスプレス−イーサネット(登録商標)ブリッジ(以降、「上流イーサネットブリッジ」と称する)123および上流ファイバチャネルブリッジ124を備える。各構成要素は、互いに内部バス125を介して接続されている。内部バス125には、例えばPCIバスが用いられてもよい。
分散キャッシュサーバ130は、分散キャッシュサーバ120と同様の構成を備える。図1では、クライアント110からのアクセス要求を受ける分散キャッシュサーバとして分散キャッシュサーバ120,130を示すが、分散キャッシュサーバ120のみでもよいし、さらなる分散キャッシュサーバを備える構成でもよい。分散キャッシュサーバ120と分散キャッシュサーバ130との間は、サーバ間パス140で接続されている。
ストレージ150は、下流ファイバチャネルブリッジ151、CPU152、SAS(Serial Attached SCSI(Small Computer System Interface))コントローラ153およびディスクドライブ154を備える。SASコントローラ153とディスクドライブ154は、ストレージのインタフェースであるSASインタフェース155を介して互いに接続され、SASコントローラ153は、SASインタフェース155を介してディスクドライブ154からデータの読み出しを行う。
共有ストレージ160は、下流PCIエクスプレス−イーサネットブリッジ(以降、「下流イーサネットブリッジ」と称する)161およびディスクドライブ162を備える。下流イーサネットブリッジ161とディスクドライブ162は、互いに内部バス163を介して接続される。内部バス163には、例えば、PCIバスが用いられてもよい。ディスクドライブ162には、例えば、PCI−エクスプレスインタフェースを有する超高速ドライブNVM(Non−Volatile Memory)−Expressが用いられてもよい。
分散キャッシュサーバ120、130は、クライアント110とストレージ150との通信の仲介を行う中間サーバであって、クライアント110からのストレージ150へのアクセス要求を監視する。そして、分散キャッシュサーバ120,130は、共有ストレージ160からデータを読み出してクライアント110に返すか、ストレージ150からデータを読み出してクライアント110に返すかを判断する。
ストレージ150は、分散キャッシュサーバ120、130からのアクセス要求に応じて、SASコントローラ153によりディスクドライブ154からデータを読み出し、読み出したデータを返却する。
共有ストレージ160は、分散キャッシュサーバ120、130からのアクセス要求に応じて、下流イーサネットブリッジ161を介してディスクドライブ162からデータを読み出し、読み出したデータを返却する。
各装置間の接続について説明する。
分散キャッシュサーバ120,130と、ストレージ150とは、ストレージエリアネットワーク(Strage Area Network:SAN)で接続され(図1において「a」で示す)、互いにファイバチャネルでデータ転送を行う。すなわち、分散キャッシュサーバ120の上流ファイバチャネルブリッジ124と、ストレージ150の下流ファイバチャネルブリッジ151は、互いにファイバチャネルでデータ転送を行う。ただし、分散キャッシュサーバ120,130とストレージ150を接続するインタフェースは、ファイバチャネルに限定されない。
分散キャッシュサーバ120,130と、共有ストレージ160は、互いに高速ネットワーク(図1において「b」で示す)を介してデータ転送を行う。すなわち、分散キャッシュサーバ120、130の上流イーサネットブリッジ123、133と、共有ストレージ160の下流イーサネットブリッジ161とは、互いにイーサネット規格に従って高速でデータ転送を行う。
上流イーサネットブリッジ123は、例えば、イーサネットフレームにカプセル化したPCIエクスプレスのパケットを送受信する機能を有する。下流イーサネットブリッジ161は、上流イーサネットブリッジ123,133から受信したパケットから抽出されるデータを、内部バス163を介してディスクドライブ162に格納する機能を有する。また、下流イーサネットブリッジ161は、ディスクドライブ162から抽出したデータをイーサネットフレームにカプセル化し、そのカプセル化したパケットを、上流イーサネットブリッジ123,133に送信する機能を有する。上流イーサネットブリッジ123,133には、通常の技術を用いればよく、その詳細な説明は省略する。
次に、分散キャッシュサーバ120の機能について説明する。
図2は、図1に示した分散キャッシュサーバ120の機能をブロックで示した機能ブロック図である。図2に示すように、分散キャッシュサーバ120は、送受信部210、制御部220、共有情報記憶部230およびインタフェース240を備える。制御部220は、監視部221、読み出し部222、書き込み部223および通知部224を備える。インタフェース240は、図1に示した上流イーサネットブリッジ123および上流ファイバチャネルブリッジ124を含む。
図3は、分散キャッシュサーバ120の動作を示すフローチャートである。図1乃至図3を参照して、分散キャッシュサーバ120の動作(処理)について説明する。
分散キャッシュサーバ120は、送受信部210においてクライアント110からのアクセス要求を受け取と、監視部221は、当該アクセス要求はストレージ150へのアクセス要求であるか否かを判定する。ストレージ150へのアクセス要求である場合(S101においてYes)、監視部221は、そのアクセス要求の対象となるデータが共有ストレージ160に格納されているか否かを確認する(S102)。
ここでは、上記アクセス要求は当該データへの初回のアクセス要求であると仮定する。この場合、当該データは共有ストレージ160に格納されていないので(S102においてNo)、読み出し部222は上流ファイバチャネルブリッジ124からファイバチャネルaを介してストレージ150に読み出し要求を出す(S103)。なお、データが共有ストレージ160に格納されているか否かの判断方法については後述する。
ストレージ150は、上記読み出し要求に応じて以下の動作を行う。すなわち、ストレージ150は、分散キャッシュサーバ120からの読み出し要求を下流ファイバチャネルブリッジ151において受け取る。CPU152は、上記読み出し要求に応じて、SASコントローラ153に読み出し要求を出す。SASコントローラ153は、SASインタフェース155を介してディスクドライブ154からデータを読み出し、読み出したデータをCPU152に返す。CPU152は、下流ファイバチャネルブリッジ151からファイバチャネルaを介して、当該データを分散キャッシュサーバ120に返す。
分散キャッシュサーバ120は、上流ファイバチャネルブリッジ124においてデータを受け取ると、そのデータを送受信部210を介してクライアント110に返す(S104)。
続いて、分散キャッシュサーバ120は、上記受け取ったデータを、以下のように共有ストレージ160に書き込む。すなわち、分散キャッシュサーバ120の書き込み部223は、上記データの書き込み要求を、上流イーサネットブリッジ123を介して共有ストレージ160に送る(S105)。共有ストレージ160は、下流イーサネットブリッジ161を介して書き込み要求を受け取ると、内部バス163を介してディスクドライブ162にデータの書き込み(キャッシュ)を行う。このようにディスクドライブ162には、ストレージ150から読み出されたデータがキャッシュされる。
続いて、書き込み部223は、当該データが共有ストレージ160にキャッシュされたことを、共有情報記憶部230に書き込む。図4は、共有情報記憶部230に格納される共有情報の例を示す図である。図4に示すように、共有情報記憶部230には、共有ストレージ160にキャッシュされたデータの識別情報(共有データ識別情報)が記憶される。
続いて、分散キャッシュサーバ120の通知部224は、サーバ間パス140を介して接続されている他の分散キャッシュサーバに当該データが共有ストレージ160にキャッシュされたことを通知する(S106)。サーバ間パス140を介して分散キャッシュサーバ120と接続されている分散キャッシュサーバは、自サーバが保持する共有情報記憶部230に、上記データの識別情報を登録する。
ここで、監視部221は、上記S102において、クライアント110からのアクセス要求の対象となるデータが共有ストレージ160にキャッシュされているか否かを、共有情報記憶部230にそのデータの識別情報が登録されているか否かに基づいて判断する。監視部221が共有ストレージ160にデータがキャッシュされていると判断した場合(S102においてYes)、読み出し部222は、上流イーサネットブリッジ123からネットワークbを介して、共有ストレージ160からの当該データの読み出しを行う(S107)。
共有ストレージ160の下流イーサネットブリッジ161は、上記読み出し要求に応じて、内部バス163を介してディスクドライブ162から該当データを読み出し、そのデータをネットワークbを介して分散キャッシュサーバ120に返す。
ここで、一般に、イーサネット規格に従って下流イーサネットブリッジ161が内部バス163を介してディスクドライブ162からデータを読み出す速度は、SAS規格に従ってSASコントローラ153がディスクドライブ154からデータを読み出す速度よりも速い。
分散キャッシュサーバ120は、ネットワークbを介して上記データを受け取ると、送受信部210を介してクライアント110に返す(S108)。
図5は、上記の動作により、クライアント110が分散キャッシュサーバ120を経由して、ストレージ150または共有ストレージ160からデータを読み出す手順を模式的に示す図である。図5に示すように、分散キャッシュサーバ120は、クライアント110から初回のアクセス要求を受けたデータをストレージ150から読み出すと共に共有ストレージ160にキャッシュする。そして、分散キャッシュサーバ120は、2回目以降のアクセス要求を受けたデータを共有ストレージ160から読み出す。
上記のように、本実施形態に係る分散キャッシュシステム100では、分散キャッシュサーバ120、130は、ストレージ150から読み出したデータを、分散キャッシュサーバ120、130ではなく、共有ストレージ160にキャッシュしている。したがって、例えば分散キャッシュサーバ120で障害が発生したとしても、クライアント110は、分散キャッシュサーバ130を経由して共有ストレージ160からキャッシュされたデータを読み出すことができる。
このように、本第1の実施形態によれば、分散キャッシュシステム100では、分散キャッシュサーバ120、130ではなく、共有ストレージ160にデータをキャッシュするので、分散キャッシュサーバ120、130の障害の際に、キャッシュされているデータが損なわれることがなく、障害耐性を向上することができるという効果が得られる。
また、ストレージ150から読み出したデータを、共有ストレージ160のディスクドライブ162にキャッシュするので、キャッシュ容量の拡張の際にはディスクドライブ162を追加すればよく、キャッシュ容量の拡張が容易に可能であるという効果が得られる。さらに、装置に内蔵されているキャッシュメモリと比較して安価なディスクドライブをキャッシュ領域に使用するので、安価に容量拡張が可能であるという効果が得られる。
第2の実施形態
次に、上述した第1の実施形態を基礎とする第2の実施形態について説明する。以下の説明では、第1の実施形態と同様の構成については同じ参照番号を付与することにより、重複する説明は省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る分散キャッシュシステム300の構成を示す図である。分散キャッシュシステム300は、第1の実施形態において説明した分散キャッシュサーバ120が備える共有情報記憶部230を、共有ストレージ160が備える構成を有する。その他の構成については、分散キャッシュシステム300は、第1の実施形態で説明した分散キャッシュシステム100と同様の構成を有する。
図6に示す構成では、第1の実施形態において図3のS102で説明した共有ストレージ160における該当データの有無を、共有ストレージ160が備える共有情報記憶部230の共有情報に基づいて判断する。すなわち、第2の実施形態に係る分散キャッシュサーバ120は、クライアント110からストレージ150へのアクセス要求を受けると、制御部220において、上流イーサネットブリッジ123を介して共有ストレージ160が備える共有情報記憶部230から共有情報を読み出す。そして、制御部220は、その共有情報に基づいて、アクセス要求の対象となるデータが共有ストレージ160に格納されているか否かを確認する。
また、図3のS106において、第2の実施形態における制御部220は、該当データが共有ストレージ160にキャッシュされたことを他の分散キャッシュサーバに通知する代わりに、共有ストレージ160の共有情報記憶部230に、該当データの識別情報を格納する。その他の動作については、第2の実施形態における制御部220は、第1の実施形態で説明した動作と同様の動作を行う。
ここで、分散キャッシュサーバ120が共有情報を格納している場合、例えば分散キャッシュサーバ120がリブートした場合などはその共有情報は最新の情報ではなくなる虞があるので他のサーバ等から読み出す必要がある。一方、共有ストレージ160が共有情報を備える構成の場合、分散キャッシュサーバ120はリブートした場合に、最新の情報の保持する共有ストレージ160から共有情報を読み出すことができるので、サーバ間の通信を削減できる。また、この場合、分散キャッシュサーバ120は、高速ネットワークbを介して共有ストレージ160から共有情報を読み出すことができるので、復旧が早くなる。
以上のように、本第2の実施形態によれば、ストレージ150から読み出され共有ストレージ160にキャッシュされたデータの識別情報を、共有ストレージ160が備えるので、分散キャッシュサーバ120のリブート時等に共有情報の読み出しにかかるサーバ間通信を削減できると共に、復旧を早くできるという効果が得られる。
なお、共有情報は、分散キャッシュサーバ120と共有ストレージ160ともに格納されてもよい。
第3の実施形態
図7は、本発明の第3の実施形態に係るストレージシステム200の構成を示すブロック図である。図7に示すように、ストレージシステム200は、サーバ201、第1のストレージ202および第2のストレージ203を備える。
サーバ201は、外部からデータへのアクセス要求を受け取る。第1のストレージ202は、サーバ201と第1のインタフェース213を介して通信可能である。第2のストレージ203は、サーバ201と第2のインタフェースを介して通信可能な第2のストレージとを備える。
サーバ201は、アクセス要求に応じて、第1のインタフェース213を介して第1のストレージ202からデータを読み出す読み出し部211と、第1のストレージ202から読み出したデータを、第2のインタフェース214を介して第2のストレージ203にキャッシュする書き込み部212を備える。
第1のストレージ202は、第1の実施形態におけるストレージ150に相当し、第2のストレージ203は、第1の実施形態における共有ストレージ160に相当する。第1のインタフェース213は、上流ファイバチャネルブリッジ124に相当し、第2のインタフェース214は、上流イーサネットブリッジ123に相当する。
上記構成を採用することにより、本第3の実施形態によれば、第1のストレージから読み出したデータを、サーバではなく第2のストレージにキャッシュするので、サーバ障害の際に、キャッシュされているデータが損なわれることなく、かつキャッシュ容量の拡張を容易に行うことが可能となるという効果が得られる。
なお、図2に示した分散キャッシュサーバ120、130の各部は、図1に示す要素およびROM(Read Only Memory)または記憶媒体等の記憶領域を備えたハードウエア資源において実現される。
CPU121は、ROMまたは記憶媒体に記憶された各種ソフトウエア・プログラム(コンピュータ・プログラム)を、メモリ122に読み出して実行することにより、分散キャッシュサーバ120、130の全体的な動作を司る。すなわち、上記各実施形態において、CPU121は、ROMまたは記憶媒体を適宜参照しながら、分散キャッシュサーバ120、130が備える各機能(各部)を実行するソフトウエア・プログラムを実行する。
また、上述した各実施形態では、図2に示した分散キャッシュサーバ120、130における各ブロックに示す機能を、CPU121が実行する一例として、ソフトウエア・プログラムによって実現する場合について説明した。しかしながら、図2に示した各ブロックに示す機能は、一部または全部を、ハードウエアとして実現してもよい。
また、各実施形態を例に説明した本発明は、分散キャッシュサーバ120、130に対して、上記説明した機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、そのコンピュータ・プログラムを、CPU121がメモリ122に読み出して実行することによって達成される場合もある。
また、係る供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能なメモリ(一時記憶媒体)またはハードディスク装置等のコンピュータ読み取り可能な記憶デバイスに格納すればよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムを表すコード或いは係るコンピュータ・プログラムを格納した記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
100 分散キャッシュシステム
110 クライアント
120 分散キャッシュサーバ
121 CPU
122 メモリ
123 上流イーサネットブリッジ
124 上流ファイバチャネルブリッジ
125 内部バス
130 分散キャッシュサーバ
133 上流イーサネットブリッジ
140 サーバ間パス
150 ストレージ
151 下流ファイバチャネルブリッジ
152 CPU
153 SASコントローラ
153 コントローラ
154 ディスクドライブ
155 SASインタフェース
160 共有ストレージ
161 下流イーサネットブリッジ
162 ディスクドライブ
163 内部バス
200 ストレージシステム
210 送受信部
201 サーバ
202 第1のストレージ
203 第2のストレージ
211 読み出し部
212 書き込み部
213 第1のインタフェース
214 第2のインタフェース
220 制御部
221 監視部
222 読み出し部
223 書き込み部
224 通知部
230 共有情報記憶部
240 インタフェース

Claims (9)

  1. 外部からデータへのアクセス要求を受け取るサーバと、当該サーバと第1のインタフェースを介して通信可能な第1のストレージと、前記サーバと第2のインタフェースを介して通信可能な第2のストレージとを備え、
    前記サーバは、前記アクセス要求に応じて、前記第1のインタフェースを介して前記第1のストレージからデータを読み出す読み出し手段と、
    前記第1のストレージから読み出したデータを、前記第2のインタフェースを介して前記第2のストレージにキャッシュする書き込み手段と
    を備えたストレージシステム。
  2. 前記サーバは、前記アクセス要求の対象となるデータが、前記第2のストレージにキャッシュされているか否かを調べる監視手段をさらに備え、
    前記読み出し手段は、前記監視手段により前記データが前記第2のストレージにキャッシュされていると判断された場合は、前記アクセス要求に応じて前記第2のストレージから前記データを読み出し、前記データが前記第2のストレージにキャッシュされていないと判断された場合は、前記第1のストレージから前記データを読み出す
    請求項1記載のストレージシステム。
  3. 前記サーバは上流ファイバチャネルブリッジを、前記第1のストレージは下流ファイバチャネルブリッジを、それぞれ備え、
    前記サーバと前記第1のストレージは、前記上流ファイバチャネルブリッジと前記下流ファイバチャネルブリッジによりファイバチャネルを介して互いに通信する
    請求項1または請求項2記載のストレージシステム。
  4. 前記サーバは上流イーサネットブリッジを、前記第2のストレージは下流イーサネットブリッジを、それぞれ備え、
    前記サーバと前記第2のストレージは、前記上流イーサネットブリッジと前記下流イーサネットブリッジによりイーサネットプロトコルにしたがって互いに通信する
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のストレージシステム。
  5. 互いに通信可能な複数の前記サーバを備え、
    前記サーバは、
    前記書き込み手段により前記第2のストレージにキャッシュしたデータの識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記識別情報を、通信可能な他のサーバに送信する通知手段と
    をさらに備えた請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載のストレージシステム。
  6. 第1のストレージと通信可能な第1のインタフェースと、
    第2のストレージと通信可能な第2のインタフェースと、
    外部からのアクセス要求に応じて、前記第1のインタフェースを介して前記第1のストレージからデータを読み出す読み出し手段と、
    前記第1のストレージから読み出したデータを、前記第2のインタフェースを介して前記第2のストレージにキャッシュする書き込み手段と
    を備えたサーバ。
  7. 前記アクセス要求の対象となるデータが、前記第2のストレージにキャッシュされているか否かを調べる監視手段をさらに備え、
    前記読み出し手段は、前記監視手段により前記データが前記第2のストレージにキャッシュされていると判断された場合は、前記アクセス要求に応じて前記第2のストレージから前記データを読み出し、前記データが前記第2のストレージにキャッシュされていないと判断された場合は、前記第1のストレージから前記データを読み出す
    請求項6記載のサーバ。
  8. 外部からのアクセス要求に応じて、第1のインタフェースを介して通信可能な第1のストレージからデータを読み出し、
    前記第1のストレージから読み出したデータを、第2のインタフェースを介して通信可能な第2のストレージにキャッシュする
    キャッシュ方法。
  9. 外部からのアクセス要求に応じて、第1のインタフェースを介して通信可能な第1のストレージからデータを読み出す処理と、
    前記第1のストレージから読み出したデータを、第2のインタフェースを介して通信可能な第2のストレージにキャッシュする処理と
    を、コンピュータに実行させるプログラム。
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