JP2016218782A - タッチパネル装置、タッチパネルの座標出力方法及び入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】片手操作でタッチパネル上の全領域のタッチ入力を容易に実現することができるタッチパネル装置、タッチパネルの座標出力方法及び入力装置を提供する。【解決手段】タッチパネル装置は、1回目のタッチ開始座標21及びタッチ終了座標22に基づいて、1回目のタッチ入力の変化方向及び第1の基準点座標を検出し、1回目のタッチ入力の変化方向に沿って第1基準点座標から伸張する第1補助線31を算出し(S3)、2回目のタッチ開始座標24及びタッチ終了座標25に基づいて、2回目のタッチ入力の変化方向及び第2の基準点座標を検出し、2回目のタッチ入力の変化方向に沿って第2基準点座標から伸張する第2補助線32を算出し(S6)、第1補助線31及び第2補助線32が交差する交差点の座標を算出し(S7)、3回目のタッチ開始座標27が入力された場合に交差点の座標をOSに出力する(S10)。【選択図】図5
Description
本発明は、タッチパネル装置、タッチパネルの座標出力方法及び入力装置に関する。
図1に示すように、片手でタッチパネルを保持した状態で、保持している手の指でタッチ入力する場合、指の届く領域内ではタッチ入力ができるが、指の届かない領域ではタッチ入力ができない。そこで、指の移動方向に沿って、指の移動量よりも大きな移動量でカーソルを移動させる携帯機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、タッチパッドなどの相対座標出力デバイスを端末に取り付け、相対座標出力デバイスを操作することで片手操作を実現する方法や、タッチパネルの出力方法を一時的に絶対座標出力から相対座標出力に切り替えることでデバイスを追加せずに片手操作を実現する方法が知られている。
ところで、相対座標出力の場合、目的の座標までカーソルを移動させるためにタッチ入力を継続する必要があり、操作性が良くないという課題がある。
本発明は、片手操作でタッチパネル上の全領域のタッチ入力を容易に実現することができるタッチパネル装置、タッチパネルの座標出力方法及び入力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、明細書に開示されたタッチパネル装置は、1回目のタッチ開始座標及び1回目のタッチ終了座標に基づいて、1回目のタッチ入力の変化方向及び第1の基準点座標を検出し、前記1回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第1基準点座標から伸張する第1補助線を算出する第1算出手段と、2回目のタッチ開始座標及び2回目のタッチ終了座標に基づいて、2回目のタッチ入力の変化方向及び第2の基準点座標を検出し、前記2回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第2基準点座標から伸張する第2補助線を算出する第2算出手段と、前記第1補助線及び前記第2補助線が交差する交差点の座標を算出する第3算出手段と、3回目のタッチ開始座標が入力された場合に前記交差点の座標をオペレーティングシステムに出力する出力手段とを備えている。
上記目的を達成するため、明細書に開示されたタッチパネルの座標出力方法は、1回目のタッチ開始座標及び1回目のタッチ終了座標に基づいて、1回目のタッチ入力の変化方向及び第1の基準点座標を検出し、前記1回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第1基準点座標から伸張する第1補助線を算出し、2回目のタッチ開始座標及び2回目のタッチ終了座標に基づいて、2回目のタッチ入力の変化方向及び第2の基準点座標を検出し、前記2回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第2基準点座標から伸張する第2補助線を算出し、前記第1補助線及び前記第2補助線が交差する交差点の座標を算出し、3回目のタッチ開始座標が入力された場合に前記交差点の座標をオペレーティングシステムに出力する。
上記目的を達成するため、明細書に開示された入力装置は、操作面の操作により情報入力を受け付ける入力装置において、前記操作面上に設けられた入力部と、前記入力部の1回目の操作に応じた傾きを持つ第1補助線と、前記入力部の2回目の操作に応じた傾きを持つ第2の補助線とを前記操作面上に表示し、前記第1の補助線および前記第2の補助線が表示された状態でなされる前記入力部の3回目の操作により、前記第1の補助線および前記第2の補助線の交点を情報入力座標として出力する処理部とを備える。
本発明によれば、片手操作でタッチパネル上の全領域のタッチ入力を容易に実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本実施の形態に係るタッチパネル装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るタッチパネル装置10は、入力装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、又はタブレット端末などである。
タッチパネル装置10は、交差点座標出力モードにより片手操作で全ての領域の入力が可能である。タッチパネルドライバが座標を出力するモードは、通常の座標出力モード(第1座標出力モード)と交差点座標出力モード(第2座標出力モード)とを含む。通常の座標出力モードは、タッチパネルの押下位置の座標をオペレーティングシステムに出力するモードである。交差点座標出力モードは、ユーザの片手操作によって画面上に2本の補助線を引き、その2本の補助線の交差点の座標をオペレーティングシステムに出力するモードである。
タッチパネル装置10は、CPU1、RAM2、ROM3、ハードディスクドライブ(HDD)4、液晶モニタ5、タッチパネル6及び通信インタフェース(IF)7を備えている。CPU1は、バス8を介してRAM2、ROM3、ハードディスクドライブ(HDD)4、液晶モニタ5、タッチパネル6及び通信インタフェース(IF)7に接続されている。
CPU1は、タッチパネル装置10の全体動作を制御する。RAM2はワーキングエリアとして機能する。ROM3又はHDD4は、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーション、及びタッチパネルドライバを格納している。タッチパネル6は、例えば、透過型の静電式タッチパネルであり、液晶モニタ5上に搭載されている。通信インタフェース(IF)7は、シリアルインタフェース又はUSBインタフェースを備えている。オペレーティングシステム(OS)、アプリケーション、及びタッチパネルドライバは、ROM3又はHDD4から読み出されて、CPU1により実行される。従って、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーション、及びタッチパネルドライバの各々の機能は、CPU1により実現される。本実施の形態では、CPU1により実行されるタッチパネルドライバが、第1〜第3算出手段、出力手段及び切替手段として動作し、CPU1により実行されるアプリケーションが設定手段として動作する。
図3は、交差点座標出力モードの設定ができるアプリケーションの設定画面例を示す図である。
図3の「交差点座標出力モード有効」のチェックボックス11にチェックを入れると、アプリケーションは交差点座標出力モードを有効にする。「モード切り替え時間」のエディットボックス12に数字を入力すると、タッチ入力から交差点座標出力モードへ切り換えるまでの時間がアプリケーションに設定される。例えば、図3の例では、「モード切り替え時間」が2秒なので、タッチ入力から2秒後にアプリケーションは交差点座標出力モードを有効にする。
「第1補助線有効時間」のエディットボックス13に時間を入力すると、第1補助線の有効時間がアプリケーションに設定される。例えば、図3の例では、「第1補助線有効時間」が2秒なので、アプリケーションは第1補助線を算出してから2秒間有効として保持する、つまり、第1補助線のデータを2秒間RAM2に保持する。
「交差点座標有効時間」のエディットボックス14に時間を入力すると、交差点座標の有効時間がアプリケーションに設定される。例えば、図3の例では、「交差点座標有効時間」が2秒なので、アプリケーションは交差点座標を算出してから2秒間有効として保持する、つまり、交差点座標のデータを2秒間RAM2に保持する。
「補助線表示」のチェックボックス15にチェックを入れると、補助線算出時に画面上に補助線が表示される。「交差点座標表示」のチェックボックス16にチェックを入れると、交差点座標の算出時に画面上に交差点の座標が表示される。
「基準点座標」の「X座標」及び「Y座標」のエディットボックス17に座標を入力すると、アプリケーションは、補助線の算出時に「タッチ入力の変化方向」に応じて使用する基準点座標を選択する。例えば、X座標及びY座標が共に増加するようなタッチ入力があった場合(具体的には、右斜め上方向へのスライド操作があった場合)には、アプリケーションは、(X,Y)=(−10,−10)の基準点座標を選択する。例えば、X座標が減少し且つY座標が増加するようなタッチ入力があった場合(具体的には、左斜め上方向へのスライド操作があった場合)には、アプリケーションは、(X,Y)=(10,−10)の基準点座標を選択する。尚、アプリケーションは、タッチ終了座標のX座標及びY座標がタッチ開始座標のX座標及びY座標に対してそれぞれ増加しているか、減少しているか又は変化なしかに基づいて「タッチ入力の変化方向」を判断する。
このように、アプリケーションの設定画面により、カスタムで機能設定が可能である。尚、図3のアプリケーションの設定画面は一例であり、アプリケーションの設定画面はこれに限定されるものではない。例えば、図3の「交差点座標出力モード有効」、「モード切り替え時間」、「第1補助線有効時間」、「交差点座標有効時間」、「補助線表示」、「交差点座標表示」及び「基準点座標」の「X座標」及び「Y座標」のうち、少なくとも1つが設定できればよい。
タッチパネルドライバは、タッチパネル6の入力状態を判別する機能、タッチパネル6の出力データを変更する機能、タッチ入力の変化方向(即ち、スライド操作による入力座標の変化方向)を算出する機能、タッチ入力の変化方向に対応する基準点座標からタッチ入力の変化方向に沿った補助線を算出する機能、2本の補助線から交差点座標を算出する機能、及び算出した交差点座標をオペレーティングシステムに出力する機能を備えている。
図4(A)は、タッチパネル6上でのタッチ入力の状況を示す図である。図4(B)は、タッチパネル6に表示される補助線及び交差点座標の例を示す図である。図4(A)及び図4(B)において、タッチパネル6の右上端、左上端、左下端及び右下端をそれぞれ点A、点B、点C及び点Dとする。また、点Aの座標を(10,10)とし、点Bの座標を(−10,10)とし、点Cの座標を(−10,−10)とし、点Dの座標を(10,−10)とする。
図4(A)において、1回目のスライド操作の開始点及び終了点が、1回目のタッチ開始座標21及び1回目のタッチ終了座標22としてそれぞれ示されている。タッチ移動経路23は、1回目のタッチ開始座標21及び1回目のタッチ終了座標22を結ぶ経路である。1回目のタッチ開始座標21及び1回目のタッチ終了座標22がタッチパネル6に入力されると、タッチパネルドライバは、1回目のタッチ開始座標21及び1回目のタッチ終了座標22に基づいてタッチ入力の変化方向及び基準点座標を検出し、図4(B)に示すように、タッチ移動経路23に沿った第1補助線31を点Dから描く。ここでは、タッチ入力の変化方向はタッチ移動経路23に沿った方向であり、基準点座標は点Dである。
図4(A)において、2回目のスライド操作の開始点及び終了点が、2回目のタッチ開始座標24及び2回目のタッチ終了座標25としてそれぞれ示されている。タッチ移動経路26は、2回目のタッチ開始座標24及び2回目のタッチ終了座標25を結ぶ経路である。
2回目のタッチ開始座標24及び2回目のタッチ終了座標25がタッチパネル6に入力されると、タッチパネルドライバは、2回目のタッチ開始座標24及び2回目のタッチ終了座標25に基づいてタッチ入力の変化方向及び基準点座標を検出し、図4(B)に示すように、タッチ移動経路26に沿った第2補助線32を点Cから描く。ここでは、タッチ入力の変化方向はタッチ移動経路26に沿った方向であり、基準点座標は点Cである。第2補助線32は上記式(1)に従って算出される。
タッチパネルドライバは、第1補助線31と第2補助線32とから交差点座標33を算出する。3回目のタッチ開始座標27が入力されると、タッチパネルドライバは、算出された交差点座標33をオペレーティングシステムに出力する。
図5は、タッチパネルドライバが、タッチパネル6からデータを受信して交差点座標を出力する処理を示すフローチャートである。尚、タッチパネルドライバが実行する処理はCPU1により実現される。
まず、タッチパネルドライバは、タッチ入力に基づいて出力モードを交差点座標出力モード又は通常の座標出力モードに切り替える(ステップS1)。具体的には、タッチパネルドライバは、図4(A)の1回目のタッチ開始座標21の入力が、図3の「交差点座標出力モード有効」のチェックボックス11にチェックが入っている状態で、図3の「モード切り換え時間」のエディットボックス12で設定した時間以上維持されているか否かを判別する。図4(A)の1回目のタッチ開始座標21の入力が設定した時間以上維持されている場合には、タッチパネルドライバは、出力モードを交差点座標出力モードに切り替える。一方、図4(A)の1回目のタッチ開始座標21の入力が設定した時間以上維持されていない場合には、出力モードを通常の座標出力モードに切り替える。
次に、タッチパネルドライバは、1回目のタッチ開始座標21が1回目のタッチ終了座標22と異なる座標であるか否かを判別する(ステップS2)。1回目のタッチ開始座標21が1回目のタッチ終了座標22と同じ座標である場合には(ステップS2でNO)、タッチパネルドライバは、交差点座標出力モードを終了する。
1回目のタッチ開始座標21が1回目のタッチ終了座標22と異なる座標である場合には(ステップS2でYES)、タッチパネルドライバは、1回目のタッチ開始座標21及び1回目のタッチ終了座標22に基づいて、タッチ入力の変化方向を検出し、検出されたタッチ入力の変化方向に基づいて、アプリケーションで設定された複数の基準点座標から対応する基準点座標を選択し、1回目のタッチ開始座標21、1回目のタッチ終了座標22及び当該選択された基準点座標に基づいて、当該選択された基準点座標から伸張する第1補助線31を算出する(ステップS3)。このとき、図3の「補助線表示」のチェックボックス15にチェックが入っている場合には、CPU1は液晶モニタ5上に第1補助線31を表示する。
次に、タッチパネルドライバは、図3の「第1補助線有効時間」のエディットボックス13で設定した時間内に、図4(A)の2回目のタッチ開始座標24の入力があるか否かを判別する(ステップS4)。図3の「第1補助線有効時間」のエディットボックス13で設定した時間内に、図4(A)の2回目のタッチ開始座標24の入力が無い場合には(ステップS4でNO)、タッチパネルドライバは、交差点座標出力モードを終了する。図3の「第1補助線有効時間」のエディットボックス13で設定した時間内に、図4(A)の2回目のタッチ開始座標24の入力がある場合には(ステップS4でYES)、タッチパネルドライバは、2回目のタッチ開始座標24が2回目のタッチ終了座標25と異なる座標であるか否かを判別する(ステップS5)。2回目のタッチ開始座標24が2回目のタッチ終了座標25と同じ座標である場合には(ステップS5でNO)、タッチパネルドライバは、交差点座標出力モードを終了する。
2回目のタッチ開始座標24が2回目のタッチ終了座標25と異なる座標である場合には(ステップS5でYES)、タッチパネルドライバは、2回目のタッチ開始座標24及び2回目のタッチ終了座標25に基づいて、タッチ入力の変化方向を検出し、検出されたタッチ入力の変化方向に基づいて、アプリケーションで設定された複数の基準点座標から対応する基準点座標を選択し、2回目のタッチ開始座標24、2回目のタッチ終了座標25及び当該選択された基準点座標に基づいて、当該選択された基準点座標から伸張する第2補助線32を算出する(ステップS6)。このとき、図3の「補助線表示」のチェックボックス15にチェックが入っている場合には、CPU1は液晶モニタ5上に第2補助線32を表示する。
ついで、タッチパネルドライバは、ステップS3で算出された第1補助線31及びステップS6で算出された第2補助線32から交差点座標33を算出できるか否かを判別する(ステップS7)。第1補助線31及び第2補助線32が交差せず、交差点座標33を算出できない場合には(ステップS7でNO)、タッチパネルドライバは、交差点座標出力モードを終了する。交差点座標33を算出できる場合には(ステップS7でYES)、タッチパネルドライバは、ステップS3で算出された第1補助線31及びステップS6で算出された第2補助線32から交差点座標33を算出する(ステップS8)。このとき、図3の「交差点座標表示」のチェックボックス16にチェックが入っている場合、CPU1は液晶モニタ5上に交差点座標33を表示する。
ついで、タッチパネルドライバは、交差点座標33の算出から図3の「交差点座標有効時間」のエディットボックス13で設定した時間までの間に、3回目のタッチ開始座標27が入力されたか否かを判別する(ステップS9)。3回目のタッチ開始座標27が入力されていない場合には(ステップS9でNO)、タッチパネルドライバは、交差点座標出力モードを終了する。3回目のタッチ開始座標27が入力された場合には(ステップS9でYES)、タッチパネルドライバは、ステップS8で算出した交差点座標33をオペレーティングシステムに出力する(ステップS10)。
尚、3回目のタッチ開始座標27の入力に続けてスライド操作が行われた場合には、タッチパネルドライバは、3回目のタッチ終了座標と3回目のタッチ開始座標27との差分データを、交差点座標でのスライド操作としてオペレーティングシステムに出力する。この際、タッチパネルドライバは、当該差分データを所定の割合(例えば、1.5倍、2倍など)で増大して、オペレーティングシステムに出力してもよい。差分データを所定の割合で増大する理由は、3回目のタッチ終了座標及び3回目のタッチ開始座標27の入力は、例えば親指の操作(片手操作)で行われるので、親指の操作による移動距離が、交差点座標から所望の位置までの移動距離に満たない場合もあるからである。
以上説明したように、ステップS1〜S10の処理を行うことで、片手操作でタッチパネル上における全ての領域のタッチ入力が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、タッチパネル装置10のタッチパネルドライバは、1回目のタッチ開始座標21及び1回目のタッチ終了座標22に基づいて、1回目のタッチ入力の変化方向及び第1の基準点座標を検出し、1回目のタッチ入力の変化方向に沿って第1基準点座標から伸張する第1補助線31を算出し(ステップS3)、2回目のタッチ開始座標24及び2回目のタッチ終了座標25に基づいて、2回目のタッチ入力の変化方向及び第2の基準点座標を検出し、2回目のタッチ入力の変化方向に沿って第2基準点座標から伸張する第2補助線32を算出し(ステップS6)、第1補助線31及び第2補助線32が交差する交差点の座標を算出し(ステップS7)、3回目のタッチ開始座標27が入力された場合に交差点の座標をオペレーティングシステムに出力する(ステップS10)。よって、3回のタッチ操作でタッチパネル6上の絶対座標を指定することができ、片手操作でタッチパネル6上の全領域のタッチ入力を容易に実現することができる。
また、タッチパネルドライバは、1回目のタッチ開始座標21の入力が予め設定された時間以上維持されているか否かに応じて、座標をオペレーティングシステムに出力する出力モードを普通の座標出力モード又は交差点座標出力モードのいずれかに切り替える。従って、ユーザは、1回目のタッチ開始座標21の入力時間を調整することで、出力モードを片手操作でタッチパネル上の全領域のタッチ入力を容易に実現できる交差点座標出力モードに切り替えることができる。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 ハードディスクドライブ(HDD)
5 液晶モニタ
6 タッチパネル
7 通信インタフェース(IF)
10 タッチパネル装置
2 RAM
3 ROM
4 ハードディスクドライブ(HDD)
5 液晶モニタ
6 タッチパネル
7 通信インタフェース(IF)
10 タッチパネル装置
Claims (6)
- 1回目のタッチ開始座標及び1回目のタッチ終了座標に基づいて、1回目のタッチ入力の変化方向及び第1の基準点座標を検出し、前記1回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第1基準点座標から伸張する第1補助線を算出する第1算出手段と、
2回目のタッチ開始座標及び2回目のタッチ終了座標に基づいて、2回目のタッチ入力の変化方向及び第2の基準点座標を検出し、前記2回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第2基準点座標から伸張する第2補助線を算出する第2算出手段と、
前記第1補助線及び前記第2補助線が交差する交差点の座標を算出する第3算出手段と、
3回目のタッチ開始座標が入力された場合に前記交差点の座標をオペレーティングシステムに出力する出力手段と
を備えていることを特徴とするタッチパネル装置。 - 前記タッチパネル装置は、タッチパネルの押下位置の座標を前記オペレーティングシステムに出力する第1座標出力モードと、前記交差点の座標を前記オペレーティングシステムに出力する第2座標出力モードとを含み、
前記1回目のタッチ開始座標の入力が予め設定された時間以上維持されているか否かに応じて、座標を前記オペレーティングシステムに出力する出力モードを前記第1座標出力モード又は前記第2座標出力モードのいずれかに切り替える切替手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。 - 前記第1算出手段は、前記1回目のタッチ入力の変化方向に基づいて、予め設定された複数の基準点座標から対応する第1の基準点座標を選択し、
前記第2算出手段は、前記2回目のタッチ入力の変化方向に基づいて、前記予め設定された複数の基準点座標から対応する第2の基準点座標を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル装置。 - 前記3回目のタッチ開始座標の入力に続けてスライド操作が行われた場合には、前記出力手段は、3回目のタッチ終了座標と前記3回目のタッチ開始座標との差分データを所定の割合で増大して前記オペレーティングシステムに出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
- 1回目のタッチ開始座標及び1回目のタッチ終了座標に基づいて、1回目のタッチ入力の変化方向及び第1の基準点座標を検出し、前記1回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第1基準点座標から伸張する第1補助線を算出し、
2回目のタッチ開始座標及び2回目のタッチ終了座標に基づいて、2回目のタッチ入力の変化方向及び第2の基準点座標を検出し、前記2回目のタッチ入力の変化方向に沿って前記第2基準点座標から伸張する第2補助線を算出し、
前記第1補助線及び前記第2補助線が交差する交差点の座標を算出し、
3回目のタッチ開始座標が入力された場合に前記交差点の座標をオペレーティングシステムに出力する
ことを特徴とするタッチパネルの座標出力方法。 - 操作面の操作により情報入力を受け付ける入力装置において、
前記操作面上に設けられた入力部と、
前記入力部の1回目の操作に応じた傾きを持つ第1補助線と、前記入力部の2回目の操作に応じた傾きを持つ第2の補助線とを前記操作面上に表示し、前記第1の補助線および前記第2の補助線が表示された状態でなされる前記入力部の3回目の操作により、前記第1の補助線および前記第2の補助線の交点を情報入力座標として出力する処理部と、
を備えることを特徴とする入力装置。
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