JP2016218567A - 発電所システム、及び発電所システムのサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペース等の問題に関わらず、需要家自身が発電設備を有し、自家発電をすることのできる発電所システム及び其のサーバを提供する。【解決手段】サーバ4は発電量演算部42と取引量演算部47と残高演算部44と情報表示制御部45を備える。発電量演算部42は、発電電力量情報を発電口数情報45bに応じて比例配分して各会員の所有発電量情報41dに加算する。取引量演算部47は、所有電力量情報41dから売電量を差し引く。残高演算部44は、所有発電量情報41dの変化に基づく売電利益を残高情報41eに加算する。情報表示制御部45は、会員の所有発電量情報41dと残高情報41eをコンピュータ端末11に送信する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、発電設備を有する発電所システムに関する。
現在、電力需要は増加の一途を辿っている。その原因は複合的であり、例えば人口増加や産業の成長等が挙げられる。電力供給上限に需要が迫る需要の逼迫感が発生すると、系統の安定化に害を及ぼし、停電等の事故を引き起こしてしまう。
電力需要の増加に対応するには、火力発電や再生可能エネルギーによる供給力の強化が一策ではある。もっとも、火力発電は化石燃料を消費するため、近年の化石燃料枯渇の問題や地球環境への配慮から需要増加への解決策にはなりにくい。再生可能エネルギーには、太陽光エネルギーや風力エネルギー等が挙げられるが、これらは天候に対する発電能力の変化が大きく、現在のところ安定的なベースロード電源とはなりにくく、また需給バランスを容易に崩して系統安定化を損なう虞もある。
そこで、電力価格の弾力的変更によるデマンドレスポンスにより、需要側を供給能力に合わせて調整する方法も提案され、一部実行もされている。例えば、猛暑日等の要因により電力供給上限に需要が迫る需給の逼迫感があるとき、電力の売電価格を高値とすることで、電力消費を抑え、需要曲線をシフトさせる。
また、各家庭やビル等の各施設に太陽光発電等の発電設備を設置することで自家発電自己消費を促すことが考えられる。自家発電自己消費が進展すれば、系統の安定化に寄与する。
また、蓄電池等の蓄エネルギー装置の配備により電力供給と消費のタイムシフトを図る方法も提案され、一部実行もされている。電力需要の少ないタイミングで蓄エネルギー装置に充電し、電力需要がピークとなっているタイミングで蓄エネルギー装置を放電させる。すなわち、需要の少ないときに貯めておいた電力を需要の大きいときに使用することで、電力需要の平準化を図り、電力需要のピークを削り、発電設備の必要量を抑制する。
米国特許出願公開第2011/0208637明細書 米国特許出願公開第2013/0178991明細書 米国特許第7385373明細書
しかしながら、電力事業のデマンドレスポンスにおいては、その需要の価格弾力性は低いことが知られている。すなわち、電力価格の上昇に比べて電力需要の減少は少ない。例えば、猛暑日において電力価格を上昇させても需要者がエアコンの電源を入れずに電力消費を抑制する方向に導くことは困難である。また、電力価格が安いからといって、需要者に対して電力を消費しようと思わせることは難しい。
また、各家庭やビルに発電設備を設置して自家発電自己消費を導入するためには、発電設備の設置スペースや設置コスト、メンテナンスコストや労力等の問題が障害となり、容易ではない。蓄エネルギー装置を利用したタイムシフトにおいても、各家庭やビルにおける蓄エネルギー装置の設置スペースや設置コスト、メンテナンスコストや労力によって蓄エネルギー装置の普及が遅れ、実質的な効果が上がっていない。
そこで、本実施形態は、設置スペース等を問わず、需要家自身が発電設備を有し、自家発電できる発電所システム及び其のサーバを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本実施形態のサーバは、発電設備を有する発電所システムと複数会員のコンピュータ端末とデータ送受信可能なサーバで構成され、前記発電設備の発電電力量情報と前記各電力計の各消費電力量情報を受信する受信部と、各会員の会員識別情報ごとに発電口数情報と所有発電量情報と残高情報を記憶する記憶部と、前記発電電力量情報の値を前記発電口数情報の値に応じて比例配分した発電配分量を、各会員の前記所有発電量情報の値に加算する発電量演算部と、前記所有電力量情報から売電量を差し引く取引量演算部と、前記所有発電量情報の変化に基づいて売電利益を演算して、前記残高情報に加算する残高演算部と、会員の前記所有発電量情報と前記消費電力量情報と前記残高情報を前記コンピュータ端末に送信する情報表示制御部と、を備えること、を特徴とする。
前記発電所システムは、蓄エネルギー装置を有し、前記記憶部は、前記会員識別情報ごとに蓄電口数情報を更に記憶し、前記発電量演算部は、前記蓄電口数情報に一口当たりの蓄電容量を乗算した値を上限として、前記所有発電量情報を変更し、前記残高演算部は、前記上限に対する超過分の売電利益を前記残高情報に加算するようにしてもよい。
また、上記の目的を達成するために、本実施形態の発電所システムは、複数会員のコンピュータ端末とデータ送受信可能な端末に接続され、発電設備を含み構成される発電所システムであって、前記発電設備の発電電力量情報と前記各電力計の各消費電力量情報を受信する受信部と、各会員の会員識別情報ごとに発電口数情報と所有発電量情報と残高情報を記憶する記憶部と、前記発電電力量情報の値を前記発電口数情報の値に応じて比例配分した発電配分量を、各会員の前記所有発電量情報の値に加算する発電量演算部と、前記所有電力量情報から売電量を差し引く取引量演算部と、前記所有発電量情報の変化に基づいて売電利益を演算して、前記残高情報に加算する残高演算部と、会員の前記所有発電量情報と前記消費電力量情報と前記残高情報を前記コンピュータ端末に送信する情報表示制御部と、を備えること、を特徴とする。
前記発電所システムは、蓄エネルギー装置を有し、前記記憶部は、前記会員識別情報ごとに蓄電口数情報を記憶し、前記発電量演算部は、前記蓄電口数情報に一口当たりの蓄電容量を乗算した値を上限として、前記所有発電量情報を変更し、前記残高演算部は、前記上限に対する超過分の売電利益を前記残高情報に加算してもよい。
第1の実施形態に係る発電所システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るサーバの詳細構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るシステム会員の口座情報を示す模式図である。 第1の実施形態に係るサーバの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るシステム会員のコンピュータ端末に表示される画面の模式図である。 第1の実施形態に係るサーバの動作を示す模式図である。 第1の実施形態においてシステム会員から見た仮想発電設備を示す模式図である。 第2の実施形態に係る発電所システムの全体構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るサーバの詳細構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に電力取引に係るデータの流れを示す模式図である。 第2の実施形態に係るサーバの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るシステム会員のコンピュータ端末に表示される画面の模式図である。 第3の実施形態に係る電力取引の模式図である。 第4の実施形態に係る強制売電の動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る売電停止の動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る強制売電の動作を示す模式図である。 第4の実施形態に係る取引停止を示すコンピュータ端末の画面である。 第5の実施形態に係るシステム会員の口座情報を示す模式図である。 第5の実施形態に係るサーバの動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る満充電による強制売電を示す模式図である。 第5の実施形態においてシステム会員から見た仮想発電設備と仮想蓄エネルギー装置を示す模式図である。 第6の実施形態に係る電力取引情報を表示したコンピュータ端末の画面を示す模式図である。 第6の実施形態に係る電力取引の模式図である。 第6の実施形態に係るサーバの動作を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る発電口数取引情報を表示したコンピュータ端末の画面を示す模式図である。 第7の実施形態に係る発電口数取引の模式図である。 第7の実施形態に係るサーバの動作を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る蓄電口数取引情報を表示したコンピュータ端末の画面を示す模式図である。 第8の実施形態に係る蓄電口数取引の模式図である。 第8の実施形態に係るサーバの動作を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る発電所システムと其のサーバについて図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の発電所システム1は、発電設備2とEMS3とサーバ4を備える。発電設備2は変圧器等を介して電力系統や地域の配電ライン等の送電ライン10と連系されている。EMS3は、発電設備2とサーバ4に対してデータ送受信可能な端末に通信ライン6で接続されている。この発電所システム1において、発電設備2の発電電力はシステム会員に所有される。発電所システム1は、オーナーシップの口数(くちすう)に応じてシステム会員に発電電力を比例配分する。そして、発電所システム1は、送電ライン10側に発電電力を売電し、システム会員に配分電力量に対応する売電利益を与える。
発電設備2は発電機を備える。発電機は、太陽光発電設備、風力発電設備、潮力発電設備及びこれらの複合等の再生可能エネルギーを生産する設備、火力発電所、原子力発電所、水力発電所、並びにこれらが複合されたもの等である。発電設備2は、メガソーラー発電所等のように、少なくとも家庭用の定格出力を超える規模を備えることが望ましい。
再生可能エネルギーを生産する設備にはパワーコンディショナも備えられる。パワーコンディショナは、発電機の出力電圧を昇圧し、直流電力を交流電力へ変換し、高調波を抑制し、力率を制御する機器である。太陽光発電に対するパワーコンディショナは、例えば、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御のためのDC−DCコンバータ又は昇圧チョッパ、PWM制御による直交変換のためのインバータ、高調波抑制制御のためのLCR交流フィルタ回路等を備えている。
EMS3は、発電設備2及び発電所システム1内の送電を制御するエネルギー管理システムである。EMS3は、発電電力量や売電量等の潮流を監視する。また、EMS3は、基幹系統の指令所から電力抑制等の制御指令を受信する。そして、EMS3は、監視結果や指令内容に基づき、発電設備2の発電制御、及び送電ライン10への出力制御を行う。
サーバ4は、ネットワーク13に接続されたコンピュータである。ネットワーク13は、通信インフラであり、例えば、有線LAN網、無線LAN網、インターネット網、若しくは専用回線等の通信回線、又はこれらが複合されたものである。ネットワーク13には、システム会員所有のコンピュータ端末11、システム会員の所有施設の消費電力を計測するスマートメータ等の電力計12もデータ送受信可能な端末に接続される。このサーバ4は、EMS3の一機能としてEMS3に包摂されてもよく、EMS3とは別体及び独立稼動のコンピュータであってもよい。
サーバ4は、システム会員の仮想の自家発電設備を構築する。仮想の自家発電設備は、発電能力を有し、システム会員へ発電電力と売電利益を提示する。すなわち、サーバ4は、システム会員へ発電電力をデータ上で比例配分し、システム会員へ売電利益をデータ上で配分し、これらの結果をシステム会員に情報提供する。
図2は、サーバ4の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ4は、メモリを含んで構成される会員情報記憶部41と、主にネットワークアダプタとプロセッサとメモリを含み構成される発電量演算部42、消費電力量演算部43及び残高演算部44と、ネットワークアダプタ等の送受信部とプロセッサを主に含んで構成される情報表示制御部45を備える。
会員情報記憶部41は、図3に示すように、各システム会員の口座情報を記憶する。システム会員の口座情報は、会員識別情報41aと発電口数情報41bと発電能力情報41cと所有電力量情報41dと残高情報41eにより構成される。会員情報記憶部41には、口座情報がシステム会員ごとに記憶される。
発電口数情報41bは、システム会員所有の仮想発電設備が持つ発電能力を示し、1kW等の所定発電電力を1単位として、単位数で表される変数である。全システム会員の合計の口数は、発電設備2の定格発電電力を一口当たりの所定発電電力で除算した数に制限される。発電能力情報41cは、システム会員所有の仮想発電設備が持つ発電能力を示し、一口当たりの所定電力に対して、システム会員の発電口数情報が示す値を乗算することで生成される。所有電力量情報41dは、システム会員が所有する電力量を示す変数である。残高情報41eは、システム会員が発電所システム1を通じて得た金額を示す変数であり、マイナスの値をとり得る。
発電量演算部42は、発電設備2の発電電力量を発電口数に応じて比例配分し、所有電力量情報41dを配分値で更新する。発電電力量は通信ライン6を介してEMS3から受信する。合計の発電口数は予め算出し、メモリに記憶させておく。また、合計の発電口数の算出機能を備えることも可能であり、その場合は発電設備の定格値と一口当たりの所定電力をメモリに記憶させておく。
消費電力量演算部43は、所有電力量情報41dから消費電力量情報43aが示す値を減算する。具体的には、消費電力量演算部43は、電力計12から消費電力量情報43aを受信し、同一会員の所有電力量情報41dから減算する。尚、システム会員の所有施設が発電設備2から直接受電する必要はない。すなわち、システム会員の所有施設の受電設備と発電設備2とが送電ライン10により接続されている必要はない。
残高演算部44は、所有電力量情報41dの変化に応じて残高情報41eを変更する。すなわち、残高演算部44は、売電利益を配分する。売電単価は予めメモリに記憶されている。残高演算部44は、所有電力量情報41dの値から消費電力量情報43aの値を差し引いた値に売買単価を乗算して残高情報41eに加算する。売買単価は変数であって、電力会社等からネットワークを介して受信してもよい。尚、第1の実施形態では、発電電力は其の全量が送電ライン10に送電されることを前提とする。
情報表示制御部45は、発電能力情報41cを生成し、ネットワーク13を介して発電能力情報41cと消費電力量情報43aと所有電力量情報41dと残高情報41eをシステム会員のコンピュータ端末11に送信する。生成した発電能力情報41cは、システム会員情報記憶部41に記憶させておく。一口当たりの所定電力は、予めメモリに記憶させておく。
システム会員のコンピュータ端末11がブラウザ経由でサーバ4にアクセスしている場合、情報表示制御部45は、発電能力情報41cと消費電力量情報43aと所有電力量情報41dと、残高情報41eを画面にレイアウトするHTML等準拠のデータを生成し、アクセス元のコンピュータ端末11に送信する。
携帯端末等のコンピュータ端末11からアプリ経由でサーバ4にアクセスしている場合、情報表示制御部45は、発電能力情報41cと消費電力量情報43aと所有電力量情報41dと残高情報41eをアクセス元のコンピュータ端末11に送信する。携帯端末等のコンピュータ端末11では、アプリによって発電能力情報41cと消費電力量情報43aと所有電力量情報41dと残高情報41eとをレイアウトした画面を生成して表示する。
図4は、このようなサーバ4の動作の流れを示すフローチャートである。まず、サーバ4は、通信ライン6を介して発電電力量のデータをEMS3から受信する(ステップS01)。発電電力量のデータを受信すると、発電量演算部42は、発電電力量を全システム会員の合計の発電口数で除算し、システム会員の発電口数に乗じた値で所有電力量情報41dを更新する(ステップS02)。
更に、サーバ4は、ネットワーク13を介して消費電力量情報43aをシステム会員のコンピュータ端末11から受信する(ステップS03)。消費電力量演算部43は、消費電力量情報43aの示す値を所有電力量情報41dから減算する(ステップS04)。
残高演算部44は、消費電力量情報43a分が差し引かれた所有電力量情報41dに売電単価を乗じることで売買利益を算出する(ステップS05)。そして、残高演算部44は、売買利益を残高情報41eに加算する(ステップS06)。
情報表示制御部45は、発電能力情報41cと消費電力量情報43aと所有電力量情報41dと残高情報41eをアクセス元のコンピュータ端末11に送信する(ステップS07)。システム会員側のコンピュータ端末11では、発電能力情報41cと消費電力量情報43aと所有電力量情報41dと残高情報41eを表示する。
この発電所システム1では、オーナーシップ管理者はシステム会員を募り、募集に応じてオーナーシップを購入した購入者がシステム会員となる。オーナー管理者は、購入者に対して新規の会員識別情報41aを付与し、コンソールを操作して、購入された発電口数を含めて新規のシステム会員の情報をサーバ4の会員情報記憶部41に書き込む。それにより、図5に示すように、システム会員のコンピュータ端末11には、発電能力情報41cと共に、刻々と変化する所有電力量情報41dと消費電力量情報43aと残高情報41eが表示される。
例えば、図6に示すように、発電設備2は10kWhの発電電力量を出力するものとする。合計2人のシステム会員のうち、システム会員Aが1口当たり1kWhの発電口数を4口、システム会員Bが発電口数を6口分所有しているものとする。そして、システム会員Aは、2kWhを自己消費し、売電単価は1kWh当たり20円とする。
このとき、システム会員Aには、4kWhの発電電力が配分され、自己消費を除く2kWhが40円で売電される。従って、システム会員Aのコンピュータ端末には、4kWhの所有電力量情報41dと、2kWhの消費電力量情報43aと、40円の残高情報41eが表示される。
システム会員にとっては、図7に示すように、システム会員の家等の所有施設に発電能力情報41cで示した仮想発電設備2vが設置され、その仮想発電設備2vが所有電力量情報41dで示した量の発電を行い、所有施設の家電等の負荷で消費電力量情報43aが示す電力量が自己消費され、残りの電力量を売電し、残高情報41eで示される売電利益が創出されているように仮想的に見える。
このような仮想発電設備2vは、システム会員の所有施設に実際の発電設備が設置されるわけではないので、工事等の準備は必要なく、個別のメンテナンス作業も必要ない。また、オーナーシップ管理者は、システム会員がオーナーシップを売却して退会すると、コンソールを操作して、会員情報記憶部41から退会者のシステム会員の情報を削除する。このように、自前の発電設備を設置し、自前の発電設備を維持し、自前の発電設備を撤去する必要がないので、需要家自身が発電設備を有することが容易となる。
発電所システム1の所有者は、システム会員の手数料を見込んで発電所システム1を建設できるので、建設費用及びメンテナンス費用を全て負担する必要も用意する必要もなく、発電所システム1の建築も容易になる。
このように、サーバ4は、メモリに各システム会員の会員識別情報41aごとに発電口数情報41bと所有発電量情報41dと残高情報41eを記憶しておくようにした。そして、サーバ4は、ネットワークアダプタ等の受信部によって発電設備2の発電電力量情報を受信する。
更に、このサーバ4は、発電量演算部42と取引量演算部47と残高演算部44と情報表示制御部45とを備えるようにした。発電量演算部42は、発電電力量情報の値を発電口数取引情報45bの値に応じて比例配分した発電配分量を各会員の所有電力量情報41dの値に加算する。取引量演算部47は、所有電力量情報41dから売電量を差し引く。残高演算部44は、所有電力量情報41dの変化に基づいて売電利益を演算して、残高情報41eに加算する。情報表示制御部45は、会員の所有電力量情報41dと残高情報41eをコンピュータ端末11に送信する。
これにより、システム会員からすると、自前の発電設備を実際に備えていなくとも、仮想発電設備2vを所有しているように見える。そのため、システム会員にとっては、設置スペース、設置コスト、メンテナンスコスト、メンテナンス労力等、発電設備の設置において障害となる課題が解消され、オーナーシップの魅力が増す。一方、発電システム1の投資家にとっては、オーナーシップを販売しやすくなり、発電所システム1の建設費用回収の見込みが立ちやすくなる。
また、発電所システム1には、システム会員の電力計12がデータ送受信可能な端末に接続され、電力計12から消費電力量情報43aを受信する。この発電所システム1は、消費電力量演算部43を備えるようにした。消費電力演算部43は、会員の消費電力量情報43aの値を同一会員の所有電力量情報41dの値から差し引く。残高演算部44は、消費電力量情報43aに基づく減算の場合を除いて売電利益を演算する。情報表示制御部45は、消費電力量情報43aをコンピュータ端末11に送信する。
すなわち、システム会員が自己消費した分は、所有電力量情報41dから差し引かれる。従って、システム会員にとって仮想発電設備2vは、システム会員の所有施設に実際に設置しているように振る舞い、オーナーシップの魅力が更に増す。一方、発電システム1の投資家にとっては、オーナーシップを更に販売しやすくなり、発電所システム1の建設費用回収の見込みが更に立ちやすくなる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る発電所システム1と其のサーバ4について図面を参照しながら詳細に説明する。第1の実施形態と同一構成及び同一機能については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すように、発電所システム1は蓄エネルギー装置5を更に備えている。蓄エネルギー装置5は、蓄電池や水素電力貯蔵装置等のように、充電電力を化学エネルギー等に変換して蓄積し、また電力に再変換して放電する。水素電力貯蔵装置は、水の電気分解により水素を生成して貯蔵する。
EMS3は、送電ライン10側に、全システム会員の総計の消費電力量と、サーバ4がシステム会員の要望に基づき指示した電力量を送出する。EMS3は、送電ライン10への供給元として発電設備2を優先して使用する。発電設備2の発電電力量が送電ライン10へ送出すべき電力量に満たない場合は、蓄エネルギー装置5を供給元とする。また、発電設備2の発電電力量が送電ライン10へ送電すべき電力量を超過する場合、残りを蓄電エネルギー装置5に充電させる。
すなわち、第1の実施形態では、発電電力は速やかに全量売電されるケースであるのに対し、第2の実施形態では、蓄エネルギー装置5を有し、システム会員の売電したいタイミングで、システム会員の所望量を売電可能となっている。このサーバ4は、図9に示すように、ネットワークアダプタとプロセッサを含んで構成される取引制御部46と取引量演算部47と送電制御部48を備える。
図10に示すように、情報表示制御部45は、発電能力情報41cと消費電力量情報43aと所有電力量情報41dと残高情報41eに加えて、売電単価情報46aをシステム会員のコンピュータ端末に送信する。売電単価情報46aは、他の電力取引者から見れば買取単価情報である。
取引制御部46は、電力会社や他の発電所システム等の実需筋のコンピュータ端末からネットワーク13を介して売電単価情報46aを受信する。情報表示制御部45は、取引制御部46が受信した売電単価情報46aをシステム会員のコンピュータ端末11に送信する。また、取引制御部46は、システム会員から売電注文情報46bを受信して取引を成立させる。売電注文情報46bは、システム会員のコンピュータ端末11から送出された、売電量の値である。
取引量演算部47は、電力取引の結果を所有電力量情報41dに反映する。すなわち、取引量演算部47は、所有電力量情報41dから売電注文情報46bが示す売電量を差し引く。残高演算部44は、売電注文情報46bが示す売電電力量に売電単価情報46aが示す売電単価を乗算し、残高情報41eに加算する。
送電制御部48は、通信ライン6を介してEMS3に対して送電ライン11への送電を指示する。すなわち、送電制御部48は、取引が成立した売電注文情報46bを売電量情報48aに取りまとめてEMS3へ送信する。売電量情報48aは、同期間内の全ての売電注文情報46bが示す値の総計である。
図11は、サーバ4の売電動作を示すフローチャートである。まず、サーバ4は、通信ライン6を介して発電電力量のデータをEMS3から受信する。発電電力量のデータを受信すると、発電量演算部42は、発電電力量を全システム会員の合計の発電口数で除算し、システム会員の発電口数に乗じた値を所有電力量情報41dに加算する(ステップS11)。
消費電力量演算部43は、ネットワークを介して消費電力量情報43aをシステム会員のコンピュータ端末11から受信する。消費電力量演算部43は、消費電力量情報43aの値を所有電力量情報41cから減算する(ステップS12)。
また、取引制御部46は、実需筋のコンピュータ端末から売電単価情報46aを受信する(ステップS13)。情報表示制御部45は、発電能力情報41c、消費電力量情報43a、消費電力量情報43aが差し引かれた所有電力量情報41d、残高情報41e及び売電単価情報46aをアクセス元のコンピュータ端末11に送信する(ステップS14)。
図12は、システム会員側のコンピュータ端末11に表示される画面を示す模式図である。画面には、発電能力情報41c、消費電力量情報43a及び残高情報41eが表示される。更に、画面には、所有電力量情報41dと売電単価情報46aが表示され、売電電力量を示す入力フィールドと注文確定ボタンが表示される。
システム会員がコンピュータ端末11のコンソールを用いて所有電力量情報41dを上限として売電電力量を入力フィールドに入力し、注文確定ボタンを押下すると、入力された値に基づいた売電注文情報46bがシステム会員のコンピュータ端末11からサーバ4へネットワーク13を介して送信される(ステップS15)。
サーバ4において送電制御部48は、同期間内の売買注文情報46bが示す値を合計して、合計値を売電量情報48aとしてEMS3に通信ライン6を介して送信する(ステップS16)。EMS3側では、売電量情報48aを受信すると、売電量情報48aが示す電力量を発電設備2、蓄エネルギー装置5、又は両方から送電ライン10に送電する。
また、サーバ4において取引量演算部47は、所有電力量情報41dから売電注文情報46bが示す売電量を差し引く(ステップS17)。更に、残高演算部44は、売電注文情報46bが示す売電電力量に売電単価情報46aが示す売電単価を乗じることで売電利益を算出する(ステップS18)。そして、残高演算部44は、売電利益を残高情報41eに加算する(ステップS19)。
この発電所システム1は、蓄エネルギー装置5を有し、取引量演算部47は、コンピュータ端末11からの注文に基づき、所有電力量情報41dから売電量を差し引くようにした。システム会員には、蓄エネルギー装置5が貸与されており、会員の希望するタイミングで必要電力量を売電することが可能となる。電力会社等の系統安定化に責務を有する事業者は、提示の売電単価情報46aを変化させることで、システム会員に送電や送電抑制を極力強いることなく、発電所システム1からの送電量をコントロールできる。
例えば、発電所システム1からの送電量を抑制したい場合、電力会社等の系統安定化に責務を有する事業者は、安値の売電単価情報46aを提示すればよい。また、発電所システム1からの送電量を促進したい場合、電力会社等は、高値の売電単価情報46aを提示すればよい。価格と需要量のバランスである需要曲線の原理から、売電単価情報46aに応じてシステム会員の売電量をコントロールでき、発電所システム1の急激な送電変化を抑制し、また発電所システム1の送電抑制が可能となる。
一方、本システム導入により、システム会員はより高値で売電することができ、オーナーシップの購入代金を早期に回収可能となるとともに、電力取引マーケットに参加して利益の最大化を図ることができる。そのため、発電所システム1を建設する投資家からすれば、投資という動機によってオーナーシップを魅力化でき、建設費用の回収見込みを立て易くなる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態の発電所システムと其のサーバについて図面を参照して詳細に説明する。第1又は第2の実施形態と同一構成及び同一機能については同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図13に示すように、情報表示制御部45は、執行タイミング情報46hが付加された売電単価情報46aをシステム会員のコンピュータ端末に送信する。執行タイミング情報46hは、電力の売買が実行されるタイミングを示し、例えば即時、本日中、及び翌日中等が挙げられる。
取引制御部46は、取引希望者からネットワーク13を介して売電単価情報46aと執行タイミング情報46hのセットを受信し、情報表示制御部45がシステム会員のコンピュータ端末11に送信する。システム会員のコンピュータ端末11の画面には、売電電力量を示す入力フィールド、執行タイミングを選択するプルダウンメニュと注文確定ボタンが表示される。
取引制御部46は、売電注文情報46bと同一の執行タイミング情報46hとセットになった売電単価情報46aで約定させる。送電制御部48は、執行タイミング46hごとに取引成立の売注文情報46bを取りまとめた各売電量情報48aをEMS3へ送信する。
EMS3は、執行タイミング情報46hの時期となると、その執行タイミング情報46hと紐付けられた売電量情報46aを加味して、送電ライン10へ送電する。尚、執行タイミング情報46hの管理は、サーバ4側でも可能であり、執行タイミング46hが到来すると、売電注文情報46bをEMS3に送信し、EMS3は即座に送電を実行する。
この発電所システム1では、買注文と売注文に執行タイミング情報46hが含まれ、取引制御部46は、執行タイミング情報46h同士の一致を取引条件の一つとして取引を成立させた。
この発電所システム1では、電力会社等の需給予測に基づいて運転計画を立案する者は、天候予測に合う電力供給調整を達成しやすくなる。例えば、明日の天候が雨であって太陽光発電が期待できない場合、明日の執行タイミング情報46hを付帯させる売電単価情報46aを高値とすればよい。そうすると、売電の呼びかけに呼応するシステム会員が多くなり、蓄電量から供給を賄うことができる。
また、例えば、明日の天候が晴れの予報であって太陽光発電が過大となる可能性がある場合、明日の執行タイミング情報46hを付帯させる売電単価情報46aを安値とすればよい。そうすると、売電の呼びかけに呼応するシステム会員が少なくなり、送電ライン10への送出量を減らし、需給バランスをとることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態の発電所システムと其のサーバについて図面を参照して詳細に説明する。第1乃至第3の実施形態と同一構成及び同一機能については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
EMS3は、系統安定化の観点から送電ライン10側への送電量の変化が急激とならないように、送電量を一定範囲内に制限する。このEMS3は、下限値と上限値の範囲内に収まる送電量を送電ライン10へ強制的に送電する。また、EMS3は、基幹系統の指令所から指示された送電抑制指示に合った送電量を送電ライン10へ強制的に送電する。
送電量が下限値又は送電抑制指示に合った送電量に満たない場合、サーバ4は、送電量が下限値又は指示値に達するように、強制売電を実施する。図14は、このサーバ4による強制売電動作を示すフローチャートである。図14に示すように、発電量演算部42は、消費電力量情報43aと売電注文情報46bの総計を算出する(ステップS21)。総計値が下限値又は指示値未満であると(ステップS22,Yes)、下限値又は指示値から総計値を差し引いた強制売電量を計算する(ステップS23)。
そして、発電量演算部42は、強制売電量をシステム会員の発電口数に応じて比例配分し(ステップS24)、配分値を所有電力量情報41dから差し引く(ステップS25)。更に、残高演算部44は、配分値に売電単価情報46aの値を乗じて(ステップS26)、乗算値をシステム会員の残高情報41eに加算する(ステップS27)。
取引制御部46は、送電量が上限値又は送電抑制指示に合った送電量を上回る可能性が生じると、売電注文を停止する。図15は、このサーバ4による売電注文停止の動作を示すフローチャートである。取引制御部46は、消費電力量情報43aと売電注文情報46bの総計を算出する(ステップS31)。総計値がリミッタ値以上であると(ステップS32,Yes)、システム会員のコンピュータ端末11から送信される売電注文情報46bの受け付けを拒否する(ステップS33)。
リミッタ値は、送電の上限値又は送電抑制指示に合った送電量を下回る値である。取引制御部46は、メモリにリミッタ値を予め記憶している。あるいは、取引制御部46は、送電抑制指示に合った送電量を発電設備2の定格値等より算出する。受け付けの拒否を実行する場合は、売電注文情報46bを破棄し、受け付けない旨のメッセージをシステム会員のコンピュータ端末11に送信すればよい。
例えば、図16に示すように、送電量を10kWに制御する必要があり、システム会員の自由取引により4kWの売電量しか確保できていないとする。このとき、発電所システム1は、全システム会員二名のうち、一口の発電口数を有するシステム会員から2kWの売電を強制し、二口の発電口数を有するシステム会員から4kWの売電を強制することで、10kWの売電量を確保する。また、図17に示すように、10kWの送電量が上限値であり、9kWにリミッタ値が存在する場合、システム会員の売電量が9kWに達した時点で、取引を中止する。
このように、この発電所システム1では、発電量演算部42は、送電量の下限値又は指示値からシステム1の外部への送電量を差し引いた正の値の残値を発電口数情報41bの値に応じて比例配分して、配分値を所有発電量情報41dから差し引く。また、残高演算部44は、配分値に基づく売電利益を残高情報41eに加算する。更に、取引制御部46は、システム1の外部への送電量が、送電量の上限値又は指示値に基づき設定されるリミッタ値を上回ると、条件成立の判定を中止する。
これにより、電力の自由取引を原則としつつ、発電所システム1からの送電量変化は急峻とならず、また基幹系統の指令所から指示された送電抑制指示に従うことができ、系統の安定化を損なう虞を抑制できる。尚、蓄電口数情報41fに応じて強制売電する売電量を比例配分してもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態の発電所システム1と其のサーバ4について図面を参照して詳細に説明する。第1乃至第4の実施形態と同一構成及び同一機能については同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図18に示すように、会員情報記憶部41には、蓄電口数情報41fと蓄電容量情報41gをシステム会員の情報として記憶する。蓄電口数情報41fは、システム会員所有の仮想蓄エネルギー装置の定格容量を示し、1kWh等の所定容量を1単位として単位数で表される変数である。全システム会員の合計の口数は、蓄エネルギー装置5の定格容量を一口当たりの所定容量で除算した数に制限される。蓄電容量情報41gは、システム会員が所有する仮想蓄エネルギー装置の定格容量を示し、蓄電口数情報41fが示す値に一口当たりの所定容量を乗算することで算出される。
発電量演算部42は、所有電力量情報41dの上限値をシステム会員の蓄電上限に制限する。システム会員の蓄電上限は、蓄電容量情報41gが示す値である。発電量演算部42は、発電設備2の発電電力量を発電口数に応じて比例配分し、蓄電容量情報41gを超える超過値を算出する。取引制御部46は、超過値をシステム会員の売電注文情報46bとする。
情報表示制御部45は、蓄電容量情報41gを生成し、蓄電容量情報41gをシステム会員のコンピュータ端末11に送信する。情報表示制御部45は、蓄電容量情報41gを生成すると、会員情報記憶部41に記憶しておく。一口当たりの所定容量は予めメモリに記憶されている。
図19は、このサーバ4の所有電力量情報41dを算出するまでの流れを示すフローチャートである。まず、サーバ4は、通信ライン6を介して発電電力量を示すデータをEMS3から受信する(ステップS41)。発電電力量を示すデータを受信すると、発電量演算部42は、発電電力量を全システム会員の合計の発電口数で除算し、システム会員の発電口数に乗じた値を所有電力量情報41dに加算する(ステップS42)。
また、発電量演算部42は、蓄電容量情報41gと所有電力量情報41dを比較する(ステップS43)。所有電力量情報41dが蓄電容量情報41gを超過する場合(ステップS43,Yes)、発電量演算部42は、所有電力量情報41dを蓄電容量情報41gの値に変更する(ステップS44)。
そして、取引制御部46は、超過値を売電注文情報46bとし(ステップS45)、送電制御部48は売電注文情報46bを売電量情報48aにまとめてEMS3に送信する(ステップS46)。また、残高演算部44は、蓄電容量情報41gで示される上限に対する超過分に、売電単価を乗じることで売買利益を算出し(ステップS47)、売買利益を残高情報41eに加算する(ステップS48)。
この発電所システム1では、蓄電口数に空きが存在する間、オーナーシップ管理者はシステム会員を募り、募集に応じてオーナーシップを購入した者が蓄エネルギー装置5のシステム会員となる。管理者は、サーバ4のコンソールを操作して、購入された蓄電口数情報41gを該当のシステム会員の情報に追加するようにサーバ4の会員情報記憶部41に書き込む。
図20に示すように、例えば、システム会員Cに6kWhの発電電力量を配分するものとする。このシステム会員Cは、一口当たり1kWhの蓄電口数を10口分所有しているものとする。所有電力量情報41dがゼロを示す場合、所有電力量情報41dの暫定値は6kWhとなるが、蓄電容量情報41gは10kWhであるので、暫定値は確定値となる。
更に、システム会員Cに6kWhの発電電力量を配分するものとする。この配分までにシステム会員Cは、一切の売電を行わないと、所有電力量情報41dの暫定値は12kWhとなる。蓄電容量情報41gは10kWhであるので、仮想的には4kWh分充電した時点で満充電となり、超過する2kWhは売電される。EMS3は、発電設備2を制御して、2kWh分を送電ライン10に送出する。そして、所有電力量情報41dは、暫定値から売電量の2kWhを差し引いて、10kWhとなる。また、2kWhの売電分だけ、残高情報41eに売電利益が加算される。
これにより、システム会員にとっては、図21に示すように、システム会員の家等の所有施設に蓄電容量情報41gで示される仮想蓄エネルギー装置5vが設置され、その仮想蓄エネルギー装置5vで仮想発電設備2vの発電量を蓄電しているように見える。
このような仮想蓄エネルギー装置5vは、システム会員の所有施設に実際に設置されるわけではないので、工事等の準備は必要なく、個別のメンテナンス作業も必要ない。また、オーナーシップ管理者は、システム会員がオーナーシップを売却して退会すると、サーバ4のコンソールを操作して、会員情報記憶部41から退会者のシステム会員の情報を削除する。システム会員にとっては、投資金を回収するまで自前の蓄エネルギー装置を稼動させ、維持させ、廃棄する必要がないので、自家発電設備の導入が容易となる。
発電所システム1の所有者は、システム会員の手数料を見込んで発電所システム1を建設できるので、建設費用及びメンテナンス費用を自ら全て負担する必要も用意する必要もなく、発電所システム1の建築が容易となる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態の発電所システム1と其のサーバ4について図面を参照して詳細に説明する。第1乃至第5の実施形態と同一構成及び同一機能については同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図22に示すように、情報表示制御部45は、電力取引画面を表示したシステム会員のコンピュータ端末11に、電力取引情報45aを送信する。電力取引情報45aは、指値注文の買電注文情報46cと売電注文情報46bの一覧にしたザラバ板である。例えば、単価を昇順に縦に並べ、各単価に対する買電量と売電量を単価の横に並べた一覧を生成し、コンピュータ端末11に送信する。
すなわち、図23に示すように、この発電所システム1は、電力会社や他の発電所システム等の実需筋に加えて、システム会員も電力取引者として参加することが可能となる。取引制御部46は、実需筋及びシステム会員が参加する電力取引の場を設け、発電量の売買を制御する。システム会員の満充電の際の強制売電も電力取引市場を通じて行われる。取引制御部46は、売電単価情報と売電量を組にした売電注文情報46bと、買電単価情報と買電量を組にした買電注文情報46cの取引条件成立を判定し、取引を成立させる。売電注文情報46bと買電注文情報46cには、指値注文の他に成行注文もあり、成行注文には、売電単価情報と買電単価情報は含まれない。
尚、取引制御部46は、売電量を所有電力量情報41dが示す値を上限として受け付け、上限を超える場合には指令を受け付けない。買電量を蓄電容量情報41gの値と所有電力量情報41dの値の差分値を上限として受け付け、上限を超える場合には注文を受け付けずに拒否する。
取引制御部46は、売電単価情報と買電単価情報の一致を取引条件成立とし、一致を判定して、一致した買電注文情報46cと売電注文情報46bとを成立させる。または、売電の成行注文と買電単価情報が最も高い買電注文情報46cとを成立させ、買電の成行注文と売電単価情報が最も安い売電注文情報46bとを成立させる。
成立した売電注文情報46bと買電注文情報46cの双方がシステム会員による場合には、EMS3に売電量情報48aを送信しない。すなわち、システム会員間の電力の売買はデータ上で実行される。取引量演算部47は、買電注文情報46cにより成立した買電量をシステム会員の所有電力量情報41dに加算する。また、取引量演算部47は、売電注文情報46bにより成立した売電量をシステム会員の所有電力量情報41dから減算する。
残高演算部44は、買電量に取引成立の買電単価を乗算した値を、取引を成立させたシステム会員の残高情報41eから減算する。また、残高演算部44は、売電量に取引成立の売電単価を乗算した値を、取引を成立させたシステム会員の残高情報41eに加算する。
図24は、このサーバ4のシステム会員間取引の流れを示すフローチャートである。まず、情報表示制御部45は、電力取引情報45aを生成して、アクセス元のコンピュータ端末11に定期的に最新情報を送信する(ステップS51)。送信間隔は数秒から数時間間隔まで何れでもよい。
システム会員のコンピュータ端末11からは売電注文情報46b又は買電注文情報46cが通信ライン6を介してサーバ4へ送信される。取引制御部46は、コンピュータ端末11から送信された買電注文情報46c又は売電注文情報46bを取引条件が成立可能か判定する(ステップS52)。すなわち、取引制御部46は、全ての買電注文情報46cと売電注文情報46bを記憶し、各買電注文情報46cと各売電注文情報46bのうち、取引成立可能な売電注文情報46bと買電注文情報46cを特定する。
買電注文情報46c又は売電注文情報46bが取引条件が成立可能と判定されると(ステップS52,Yes)、取引量演算部46は、取引条件が成立可能と判定された売電注文情報46b又は買電注文情報46cに含まれる売電量又は買電量を、売注文主又は買注文主の所有電力量情報41dに減算又は加算する(ステップS53)。更に、残高演算部44は、取引条件が成立可能と判定された売電注文情報46b又は買電注文情報46cに含まれる、売電量又は買電量に約定値を乗算し、売注文主又は買注文主の残高情報41eから減算又は加算する(ステップS54)。
送電制御部48は、システム会員の売電注文情報46bが取引成立し、取引相手が電力会社等のシステム会員以外の実需筋である場合(ステップS55,Yes)、売電注文情報46bに含まれる売電量を売電量情報48aにまとめて(ステップS56)、EMS3に送信する(ステップS57)。
ステップS53〜S57が終了すると、取引制御部46は、取引成立した買電注文情報46c又は売電注文情報46bをメモリ上から消去する(ステップS58)。
例えば、電力会社が提示する買値が20円であり、システム会員Aの提示する買値が21円である。このとき、システム会員Bの成行売注文は、システム会員Bの指値買注文と約定する。従って、電力会社が電力を融通する必要があれば、買値を21円以上とする必要がある。一方、電力会社が送電抑制を希望する場合、電力会社が安値を提示すれば、システム会員の提示する買値も安値となる。また、システム会員の蓄電量が上限に迫っているときには、売り注文が多くなり、約定の必要性から電力の取引値が下がっていく。すなわち、電力取引にシステム会員も参加することにより、電力会社は価格決定権を失い、より需給を適格に反映した電力取引が実現する。
このように、この発電所システム1では、売電注文情報46bと買電注文情報46cの条件成立を判定し、条件成立と判定された買電注文情報46cに基づき、EMS3に対して実際の売電量を指示する。サーバ4では、実需筋等のシステム外部から買電注文情報46cを受信し、会員のコンピュータ端末11から売電注文情報46bを受信する。そして、取引量演算部47は、条件成立と判定された売電注文情報46bが示す値を売注文主の所有電力量情報41dから減算する。残高演算部44は、条件成立と判定された売電注文情報46bに基づき、売注文主の残高情報41eの値を増加させる。
そして、これを前提として、会員のコンピュータ端末11からも買電注文情報46cを受け付ける。取引量演算部47は、会員の条件成立と判定された買電注文情報46cが示す値を買注文主の所有電力量情報41dに加算する。残高演算部44は、会員の条件成立と判定された買電注文情報46cに基づき、買注文主の残高情報41eの値を減少させる。
これにより、システム会員間の電力取引も可能となるため、価格決定の主導権が電力会社等の実需筋に偏らず、適正な電力価格の形成が可能となる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態に係る発電所システム1及び其のサーバ4について図面を参照しながら詳細に説明する。第1乃至第6の実施形態と同一構成及び同一機能については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図25に示すように、情報表示制御部45は、発電口数取引画面を表示したシステム会員のコンピュータ端末11に、発電口数取引情報45bを送信する。発電口数情報45bは、指値注文の発電口数買注文情報45eと発電口数売注文情報45dの一覧である。発電口数買注文情報45eは、発電口数の買注文であり、発電口数売注文情報45dは、発電口数の売注文情報である。発電口数取引情報45bは、例えば、単価を昇順に縦に並べ、各単価に対する買口数と売口数を単価の横に並べた一覧であるザラバ板として生成され、コンピュータ端末11に送信される。
すなわち、図26に示すように、この発電所システム1の取引制御部46は、発電口数に係るオーナーシップの場を開き、システム会員を参加させる。この取引制御部46は、システム会員の発電口数の売買を制御する。取引制御部46は、口数売単価情報と売数を組にした発電口数売注文情報45dと、口数買単価情報と買数を組にした発電口数買注文情報45eとの取引を成立させる。発電口数売注文情報45dと発電口数買注文情報45eには、指値注文の他に成行注文もあり、成行注文には、口数売単価情報と口数買単価情報は含めない。尚、取引制御部46は、売数を発電口数情報が示す値を上限として受け付け、上限を超える場合には注文を受け付けずに拒否する。
取引制御部46は、口数売単価情報と口数買単価情報とが一致した発電口数買注文情報46eと発電口数売注文情報46cとの取引を成立させる。または、売りの成行注文と口数買単価情報が最も高い発電口数買注文情報46eとの取引を成立させ、買いの成行注文と口数売単価情報が最も安い発電口数売注文情報46cとの取引を成立させる。
取引量演算部47は、発電口数買注文情報46eにより成立した買数をシステム会員の発電口数情報41bに加算する。また、取引量演算部47は、発電口数売注文情報46dにより成立した売数をシステム会員の発電口数情報41bから減算する。
図27は、このサーバ4のシステム会員間取引の動作を示すフローチャートである。まず、情報表示制御部45は、発電口数取引情報45bを生成して、アクセス元のコンピュータ端末11に定期的に最新情報を送信する(ステップS61)。送信間隔は数秒から数時間間隔まで何れでもよい。
システム会員のコンピュータ端末11からは発電口数売注文情報46d又は発電口数買注文情報46eがネットワーク13を介してサーバ4へ送信される。取引制御部46は、コンピュータ端末11から送信された発電口数買注文情報46e又は発電口数売注文情報46dに関して、取引成立可能か判定する(ステップS62)。すなわち、取引制御部46は、全ての発電口数買注文情報46eと発電口数売注文情報46dを記憶し、各発電口数買注文情報46eと各発電口数売注文情報46dのうち、取引成立可能な発電口数売注文情報46eと発電口数買注文情報46dを特定する。
発電口数買注文情報46e又は発電口数売注文情報46dが取引成立可能と判定されると(ステップS62,Yes)、取引量演算部47は、取引成立可能と判定された発電口数売注文情報46d又は発電口数買注文情報46eに含まれる売数又は買数を発電口数情報41bに減算又は加算する(ステップS63)。更に、残高演算部44は、取引条件が成立可能と判定された発電口数売注文情報46d又は発電口数買注文情報46eに含まれる口数に約定値を乗算し、売注文主又は買注文主の残高情報41eから減算又は加算する(ステップS64)。ステップS63及びS64が終了すると、取引制御部46は、取引成立した発電口数買注文情報46e又は発電口数売注文情報46dをメモリ上から消去する(ステップS65)。
このような発電所システム1によれば、発電電力のオーナーシップの取引も可能となるため、投資目的のオーナーシップの購入も活発となり、発電所システム1の建設資金の調達も容易となる。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態に係る発電所システム1及び其のサーバ4について図面を参照しながら詳細に説明する。第1乃至第7の実施形態と同一構成及び同一機能については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図28に示すように、情報表示制御部45は、蓄電口数取引画面を表示したシステム会員のコンピュータ端末11に、蓄電口数取引情報45cを送信する。蓄電口数取引情報45cは、指値注文の蓄電口数買注文情報46fと蓄電口数売り注文情報46gの一覧である。蓄電口数買注文情報46fは、蓄電口数の買注文であり、蓄電口数売注文情報46gは、蓄電口数の売注文情報である。蓄電口数取引情報45cは、例えば、単価を昇順に縦に並べ、各単価に対する買口数と売口数を単価の横に並べた一覧であるザラバ板として生成され、コンピュータ端末11に送信される。
すなわち、図29に示すように、この発電所システム1の取引制御部46は、蓄電口数に係るオーナーシップの場を開き、システム会員を参加させる。この取引制御部46は、システム会員の蓄電口数の売買を制御する。取引制御部46は、口数売単価情報と売数を組にした蓄電口数売注文情報46gと、口数買単価情報と買数を組にした蓄電口数買注文情報46fの取引を成立させる。蓄電口数売注文情報46gと蓄電口数買注文情報46fには、指値注文の他に成行注文もあり、成行注文には、口数売単価情報と口数買単価情報に含めない。尚、取引制御部46は、売数を蓄電口数情報41fが示す値を上限として受け付け、上限を超える場合には注文を受け付けずにエラーとする。
取引制御部46は、口数売単価情報と口数買単価情報とが一致した蓄電口数買注文情報46fと蓄電口数売注文情報46gとの取引を成立させる。または、売りの成行注文と口数買単価情報が最も高い蓄電口数買注文情報46fとを成立させ、買いの成行注文と口数売単価情報が最も安い蓄電口数売注文情報46gとを成立させる。
取引量演算部47は、蓄電口数買注文情報46fにより成立した買数をシステム会員の蓄電口数情報41fに加算する。また、取引量演算部47は、蓄電口数売注文情報46gにより成立した売数をシステム会員の蓄電口数情報41fから減算する。
図30は、このサーバ4のシステム会員間取引の流れを示すフローチャートである。まず、情報表示制御部45は、蓄電口数取引情報を生成して、アクセス元のコンピュータ端末11に定期的に最新情報を送信する(ステップS71)。
システム会員のコンピュータ端末11からは蓄電口数売注文情報46g又は蓄電口数買注文情報46fがネットワーク13を介してサーバ4へ送信される。取引制御部46は、コンピュータ端末11から受信した蓄電口数買注文情報46f又は蓄電口数売り注文情報46gの取引が成立可能かを判定する(ステップS72)。すなわち、取引制御部46は、全ての蓄電口数買注文情報46fと蓄電口数売注文情報46gを記憶し、各蓄電口数買注文情報46fと各蓄電口数売注文情報46gのうち、取引成立可能な蓄電口数売注文情報46gと蓄電口数買注文情報46fを特定する。
蓄電口数買注文情報46f又は蓄電口数売注文情報46gが取引成立可能と判定されると(ステップS72,Yes)、取引量演算部47は、取引成立可能と判定された蓄電口数売注文情報46g又は蓄電口数買注文情報46fに含まれる売数又は買数を蓄電口数情報41fに減算又は加算する(ステップS73)。更に、残高演算部44は、取引条件が成立可能と判定された蓄電口数売注文情報45g又は発電口数買注文情報46fに含まれる口数に約定値を乗算し、売注文主又は買注文主の残高情報41eから減算又は加算する(ステップS74)。ステップS73及びS74が終了すると、取引制御部46は、取引成立した蓄電口数買注文情報46f又は蓄電口数売注文情報46gをメモリ上から消去する(ステップS75)。
このような発電所システム1によれば、蓄電容量のオーナーシップの取引も可能となるため、投資目的のオーナーシップの購入も活発となり、発電所システム1の建設資金の調達も容易となる。
(その他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、システム会員の口座は1つであるが、発電設備2とEMS3の組は複数組あってもよく、各発電設備2の合算発電量が1つの口座に合わせて記録されるようにしてもよい。
1 発電所システム
2 発電設備
2v 仮想発電設備
3 EMS
4 サーバ
41 会員情報記憶部
41a 会員識別情報
41b 発電口数情報
41c 発電能力情報
41d 所有電力量情報
41e 残高情報
41f 蓄電口数情報
41g 蓄電容量情報
42 発電量演算部
43 消費電力量演算部
43a 消費電力量情報
44 残高演算部
45 情報表示制御部
45a 電力取引情報
45b 発電口数取引情報
45c 蓄電口数取引情報
46 取引制御部
46a 売電単価情報
46b 売電注文情報
46c 買電注文情報
46d 発電口数売注文情報
46e 発電口数買注文情報
46f 蓄電口数買注文情報
46g 蓄電口数売注文情報
46h 執行タイミング情報
47 取引量演算部
48 送電制御部
48a 売電量情報
5 蓄エネルギー装置
5v 仮想エネルギー装置
6 通信ライン
10 送電ライン
11 コンピュータ端末
12 電力計
13 ネットワーク

Claims (15)

  1. 発電設備を有する発電所システムと複数会員のコンピュータ端末とデータ送受信可能なサーバであって、
    前記発電設備の発電電力量情報を受信する受信部と、
    各会員の会員識別情報ごとに発電口数情報と所有発電量情報と残高情報を記憶する記憶部と、
    前記発電電力量情報の値を前記発電口数情報の値に応じて比例配分した発電配分量を各会員の前記所有発電量情報の値に加算する発電量演算部と、
    前記所有電力量情報から売電量を差し引く取引量演算部と、
    前記所有発電量情報の変化に基づいて売電利益を演算して、前記残高情報に加算する残高演算部と、
    会員の前記所有発電量情報と前記残高情報を前記コンピュータ端末に送信する情報表示制御部と、
    を備えること、
    を特徴とするサーバ。
  2. 会員の電力計とデータ送受信可能に接続され、
    会員の前記消費電力量情報の値を同一会員の前記所有電力量情報の値から差し引く消費電力量演算部を更に備え、
    前記受信部は、前記電力計から前記消費電力量情報を受信し、
    前記残高演算部は、前記消費電力量情報に基づく減算の場合を除いて売電利益を演算し、
    前記情報表示制御部は、前記消費電力量情報を更に前記コンピュータ端末に送信すること、
    を特徴とする請求項1記載のサーバ。
  3. 前記発電所システムは、蓄エネルギー装置を有し、
    前記取引量演算部は、前記コンピュータ端末からの注文に基づき、前記所有電力量情報から売電量を差し引くこと、
    を特徴とする請求項1又は2記載のサーバ。
  4. 前記記憶部は、前記会員識別情報ごとに蓄電口数情報を更に記憶し、
    前記発電量演算部は、前記蓄電口数情報に一口当たりの蓄電容量を乗算した値を上限として、前記所有発電量情報を変更し、
    前記残高演算部は、前記上限に対する超過分の売電利益を前記残高情報に加算すること、
    を特徴とする請求項3記載のサーバ。
  5. 発電口数の売注文情報と買注文情報の条件成立を判定する取引制御部を更に備え、
    前記受信部は、会員の前記コンピュータ端末から前記発電口数の売注文情報と買注文情報を受信し、
    前記取引量演算部は、前記条件成立と判定された売注文情報が示す値を売注文主の前記発電口数情報から減算し、前記条件成立と判定された買注文情報が示す値を買注文主の前記発電口数情報に加算し、
    前記残高演算部は、前記条件成立と判定された売注文情報に基づき、売注文主の前記残高情報の値を増加させ、前記条件成立と判定された買注文情報に基づき、買注文主の前記残高情報の値を減少させること、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のサーバ。
  6. 蓄電口数の売注文情報と買注文情報の条件成立を判定する取引制御部を更に備え、
    前記受信部は、会員の前記コンピュータ端末から前記蓄電口数の売注文情報と買注文情報を受信し、
    前記取引量演算部は、前記条件成立と判定された売注文情報が示す値を売注文主の前記蓄電口数情報から減算し、前記条件成立と判定された買注文情報が示す値を買注文主の前記蓄電口数情報に加算し、
    前記残高演算部は、前記条件成立と判定された売注文情報に基づき、売注文主の前記残高情報の値を増加させ、前記条件成立と判定された買注文情報に基づき、買注文主の前記残高情報の値を減少させること、
    を特徴とする請求項4記載のサーバ。
  7. 電力量の売注文情報と買注文情報の条件成立を判定する取引制御部と、
    前記条件成立と判定された前記買注文情報に基づき、前記システムに対して実際の売電量を指示する送電制御部と、
    を更に備え、
    前記受信部は、前記システム外部から前記電力量の買注文情報を受信し、会員の前記コンピュータ端末から前記電力量の売注文情報を受信し、
    前記取引量演算部は、前記条件成立と判定された売注文情報が示す値を売注文主の前記所有電力量情報から減算し、
    前記残高演算部は、前記条件成立と判定された売注文情報に基づき、売注文主の前記残高情報の値を増加させること、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のサーバ。
  8. 前記受信部は、会員の前記コンピュータ端末から前記電力量の買注文情報を受信し、
    前記取引量演算部は、会員の前記条件成立と判定された買注文情報が示す値を買注文主の前記所有電力量情報に加算し、
    前記残高演算部は、会員の前記条件成立と判定された買注文情報に基づき、買注文主の前記残高情報の値を減少させること、
    を特徴とする請求項7記載のサーバ。
  9. 指値の前記買注文情報と前記売注文情報には、買量又は売量と単価が含まれ、
    成行の前記買注文情報と前記売注文情報には、買量又は売量が含まれ、
    前記取引制御部は、単価が一致した注文、売りの成行注文と単価が最も高い買注文、及び、買いの成行注文と単価が最も安い売注文を、前記条件成立として判定すること、
    を特徴とする請求項5乃至8の何れかに記載のサーバ。
  10. 前記買注文情報と前記売注文情報には、執行タイミング情報が含まれ、
    前記取引制御部は、更に執行タイミング情報が一致した注文を前記条件成立として判定すること、
    を特徴とする請求項9記載のサーバ。
  11. 前記送電制御部は、前記システム外部への送電量と執行タイミングを前記システムに対して送信すること、
    を特徴とする請求項10記載のサーバ。
  12. 前記発電量演算部は、送電量の下限値又は指示値から前記システム外部への送電量を差し引いた正の値の残値を前記発電口数情報の値に応じて比例配分して、配分値を前記所有発電量情報から差し引き、
    前記残高演算部は、前記配分値に基づく売電利益を前記残高情報に加算すること、
    を特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のサーバ。
  13. 前記取引制御部は、送電量の上限値又は指示値に基づき設定されるリミッタ値を前記システム外部への送電量が上回ると、前記条件成立の判定を中止すること、
    を特徴とする請求項7又は8記載のサーバ。
  14. 前記情報表示制御部は、単価ごとに買注文の買量と売注文の売量を並べた一覧を会員の前記コンピュータ端末に更に送信すること、
    を特徴とする請求項5乃至9の何れかに記載のサーバ。
  15. 複数会員のコンピュータ端末とデータ送受信可能に接続され、発電設備を含み構成される発電所システムであって、
    前記発電設備の発電電力量情報を受信する受信部と、
    各会員の会員識別情報ごとに発電口数情報と所有発電量情報と残高情報を記憶する記憶部と、
    前記発電電力量情報の値を前記発電口数情報の値に応じて比例配分した発電配分量を各会員の前記所有発電量情報の値に加算する発電量演算部と、
    前記所有電力量情報から売電量を差し引く取引量演算部と、
    前記所有発電量情報の変化に基づいて売電利益を演算して、前記残高情報に加算する残高演算部と、
    会員の前記所有発電量情報と前記残高情報を前記コンピュータ端末に送信する情報表示制御部と、
    を備えること、
    を特徴とする発電所システム。
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