JP2016218009A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高調波によるノイズの発生を防止または抑制しつつ、高い応答性で制御を行うことができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。【解決手段】検査装置1は、交流電源85から電力が供給されるヒーター30と、ヒーター30の温度を検出する温度センサー40と、ヒーター30に供給する電力を調整する電力調整部83と、交流電源85からの電力の周波数を高める周波数変換部84とを有している。また、検査装置1では、電力調整部83は、ゼロクロス制御によりヒーター30に供給する電力を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関する。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的特性を検査する電子部品検査装置が知られており、この電子部品検査装置には、検査部の保持部までICデバイスを搬送するための電子部品搬送装置が組み込まれている。ICデバイスの検査の際は、ICデバイスが保持部に配置され、保持部に設けられた複数のプローブピンとICデバイスの各端子とを接触させる(例えば、特許文献1参照)。
また、電子部品検査装置は、ICデバイスを加熱する加熱部を有している。この加熱部は、制御部によって作動が制御されている。一般的には、制御部は、位相制御によって加熱部に供給する電力を制御している。
図3(c)は、位相制御を説明するためのグラフであり、縦軸が電圧で横軸が時間となっている。図3(c)に示すように、位相制御では、任意の時間tのとき、すなわち、任意の電圧Vnのときに、加熱部に通電して加熱部への電力を供給する。
特開2010−140070号公報
しかしながら、位相制御は、任意の電圧Vnの大きさによっては、高調波が発生する。このため、ノイズが発生し、加熱部の周辺部への悪影響が懸念される。そこで、電圧がゼロのときに加熱部に通電して加熱部への電力を供給する、いわゆるゼロクロス制御を採用することが考えられる。このゼロクロス制御によれば、前記高調波の発生を防止または抑制することができるが、応答性が低下するという問題が生じる。
このように、高調波によるノイズの発生を防止しつつ、高い応答性で制御を行うのは困難である。
本発明の目的は、高調波によるノイズの発生を防止または抑制しつつ、高い応答性で制御を行うことができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の電子部品搬送装置は、交流電源から電力が供給される加熱部を備え、
前記電力の周波数を調整可能であることを特徴とする。
これにより、例えば、交流電源からの電力の周波数を高めて、いわゆるゼロクロス制御を行うことにより、高調波によるノイズの発生を防止または抑制しつつ、加熱部を高い応答性で制御することができる。
[適用例2]
本発明の電子部品搬送装置では、前記加熱部は、電子部品を加熱するものであるのが好ましい。
これにより、電子部品を加熱することができる。
[適用例3]
本発明の電子部品搬送装置では、前記周波数を調整可能な周波数調整部を有するのが好ましい。
これにより、周波数調整部により、交流電源からの電力の周波数を調整することができる。
[適用例4]
本発明の電子部品搬送装置では、前記周波数調整部は、前記電力の周波数を前記交流電源の周波数よりも高くすることが可能であるのが好ましい。
これにより、周波数の周期を短くすることができ、例えば、いわゆるゼロクロス制御を行う場合、高い応答性で制御を行うことができる。
[適用例5]
本発明の電子部品搬送装置では、前記周波数調整部が調整可能な周波数帯域は、50Hz以上400Hz以下であるのが好ましい。
これにより、周波数調整部が調整可能な周波数帯域を、一般的な船舶、航空機等で使用される周波数と同じ帯域にすることができる。
[適用例6]
本発明の電子部品搬送装置では、前記加熱部をゼロクロス制御により制御する電力制御部を有するのが好ましい。
これにより、高調波によるノイズの発生を防止または抑制することができる。
[適用例7]
本発明の電子部品搬送装置では、前記周波数を調整可能な周波数調整部と、
前記加熱部をゼロクロス制御により制御する電力制御部とを有し、
前記電力制御部は、前記周波数調整部から出力された電力を受け取り、前記加熱部に供給する電力を制御するのが好ましい。
これにより、周波数調整部で周波数が調整された電力に基づいて加熱部の作動を制御することができる。
[適用例8]
本発明の電子部品搬送装置では、前記加熱部の温度を検出する温度検出部を有しているのが好ましい。
加熱部の温度を検出し、その検出結果に基づいて、加熱部の温度を調整することにより、加熱部を所望の温度に保つことができる。
[適用例9]
本発明の電子部品検査装置は、交流電源から電力が供給される加熱部と、
電子部品を検査する検査部と、を備え、
前記電力の周波数を調整可能であることを特徴とする。
これにより、例えば、交流電源からの電力の周波数を高めて、いわゆるゼロクロス制御を行うことにより、高調波によるノイズの発生を防止または抑制しつつ、加熱部を高い応答性で制御することができる。
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。 図2は、図1に示す電子部品検査装置のブロック図である。 図3は、(a)および(b)が、ゼロクロス制御を説明するための電力を示すグラフであり、(c)が、位相制御を説明するための電力を示すグラフである。 図4は、制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。図2は、図1に示す電子部品検査装置のブロック図である。図3は、(a)および(b)が、ゼロクロス制御を説明するための電力を示すグラフであり、(c)が、位相制御を説明するための電力を示すグラフである。図4は、制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向」とも言う。また、電子部品の搬送方向の上流側を単に「上流側」とも言い、下流側を単に「下流側」とも言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いた状態も含む。
図1に示す検査装置(電子部品検査装置)1は、例えば、BGA(Ball grid array)パッケージやLGA(Land grid array)パッケージ等のICデバイス、LCD(Liquid Crystal Display)、CIS(CMOS Image Sensor)等の電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)するための装置である。なお、以下では、説明の便宜上、検査を行う前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。
図1に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域(以下単に「供給領域」と言う)A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域(以下単に「回収領域」と言う)A4と、トレイ除去領域A5とに分けられている。そして、ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。このように検査装置1は、各領域でICデバイス90を搬送する電子部品搬送装置と、検査領域A3内で検査を行なう検査部16と、制御部80を備えたものとなっている。検査装置1では、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5のうち、ICデバイス90が搬送される供給領域A2から回収領域A4までを「搬送領域(搬送エリア)」とも言うことができる。
なお、検査装置1は、トレイ供給領域A1、トレイ除去領域A5が配された方(図1中の下側)が正面側となり、その反対側、すなわち、検査領域A3が配された方(図1中の上側)が背面側として使用される。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ(配置部材)200が供給される給材部である。トレイ供給領域A1では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
供給領域A2は、トレイ供給領域A1からのトレイ200上に配置された複数のICデバイス90がそれぞれ検査領域A3まで供給される領域である。なお、トレイ供給領域A1と供給領域A2とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送するトレイ搬送機構11A、11Bが設けられている。
供給領域A2には、ソークプレート12と、デバイス搬送ヘッド13と、トレイ搬送機構(第1搬送装置)15とが設けられている。
ソークプレート12は、複数のICデバイス90が載置される載置部であり、当該複数のICデバイス90を加熱または冷却することができる。これにより、ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。図1に示す構成では、ソークプレート12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、トレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入された(搬送されてきた)トレイ200上のICデバイス90は、いずれかのソークプレート12に搬送され、載置される。
デバイス搬送ヘッド13は、供給領域A2内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド13は、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200とソークプレート12との間のICデバイス90の搬送と、ソークプレート12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。なお、デバイス搬送ヘッド13では、ソークプレート12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を所望の温度に調整することができる。
トレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200を供給領域A2内でX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、トレイ搬送機構11Bによって供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、デバイス供給部(供給シャトル)14と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部(回収シャトル)18とが設けられている。
デバイス供給部14は、温度調整されたICデバイス90が載置される載置部であり、当該ICデバイス90を検査部16近傍まで搬送することができる。このデバイス供給部14は、供給領域A2と検査領域A3との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図1に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、ソークプレート12上のICデバイス90は、いずれかのデバイス供給部14に搬送され、載置される。なお、デバイス供給部14では、ソークプレート12およびデバイス搬送ヘッド13と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を所望の温度に調整することができる。
検査部16は、ICデバイス90の電気的特性を検査・試験するユニットである。検査部16には、ICデバイス90を保持した状態で当該ICデバイス90の端子と電気的に接続される複数のプローブピンが設けられている。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが電気的に接続され(接触し)、プローブピンを介してICデバイス90の検査が行われる。なお、検査部16では、ソークプレート12、デバイス搬送ヘッド13およびデバイス供給部14と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド17は、供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14上のICデバイス90を検査部16上に搬送し、載置することができる。なお、デバイス搬送ヘッド17では、ソークプレート12、デバイス搬送ヘッド13、デバイス供給部14および検査部16と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を所望の温度に調整することができる。
デバイス回収部18は、検査部16での検査が終了したICデバイス90が載置される載置部であり、当該ICデバイス90を回収領域A4まで搬送することができる。このデバイス回収部18は、検査領域A3と回収領域A4との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図1に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、検査部16上のICデバイス90は、いずれかのデバイス回収部18に搬送され、載置される。この搬送は、デバイス搬送ヘッド17によって行なわれる。
回収領域A4は、検査が終了した複数のICデバイス90が回収される領域である。この回収領域A4には、回収用トレイ19と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構(第2搬送装置)21とが設けられている。また、回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
回収用トレイ19は、ICデバイス90が載置される載置部であり、回収領域A4内に固定され、図1に示す構成では、X方向に沿って3つ配置されている。また、空のトレイ200も、ICデバイス90が載置される載置部であり、X方向に沿って3つ配置されている。そして、回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、これらの回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに回収されて、分類されることとなる。
デバイス搬送ヘッド20は、回収領域A4内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド20は、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。
トレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200を回収領域A4内でX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。このように検査装置1では、回収領域A4にトレイ搬送機構21が設けられ、その他に、供給領域A2にトレイ搬送機構15が設けられている。これにより、例えば空のトレイ200のX方向への搬送を1つの搬送機構で行なうよりも、スループット(単位時間当たりのICデバイス90の搬送個数)の向上を図ることができる。
なお、トレイ搬送機構15、21の構成としては、特に限定されず、例えば、トレイ200を吸着する吸着部材と、当該吸着部材をX方向に移動可能に支持するボールネジ等の支持機構とを有する構成が挙げられる。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される除材部である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、回収領域A4とトレイ除去領域A5とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送するトレイ搬送機構22A、22Bが設けられている。トレイ搬送機構22Aは、検査済みのICデバイス90が載置されたトレイ200を回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送する機構である。トレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をトレイ除去領域A5から回収領域A4に搬送する機構である。
以上のような検査装置1では、ソークプレート12や検査部16以外にも、デバイス搬送ヘッド13、デバイス供給部14、デバイス搬送ヘッド17もICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。これにより、ICデバイス90は、搬送されている間、温度が一定に維持される。そして、以下では、ICデバイス90に対して冷却を行ない、例えば−60℃〜−40℃の範囲内の低温環境下で検査を行なう場合について説明する。
図1に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と供給領域A2との間が第1隔壁61によって区切られて(仕切られて)おり、供給領域A2と検査領域A3との間が第2隔壁62によって区切られており、検査領域A3と回収領域A4との間が第3隔壁63によって区切られており、回収領域A4とトレイ除去領域A5との間が第4隔壁64によって区切られている。また、供給領域A2と回収領域A4との間も、第5隔壁65によって区切られている。これらの隔壁は、各領域の気密性を保つ機能を有している。さらに、検査装置1は、最外装がカバーで覆われており、当該カバーには、例えばフロントカバー70、サイドカバー71および72、リアカバー73がある。
そして、供給領域A2は、第1隔壁61と第2隔壁62と第5隔壁65とサイドカバー71とリアカバー73とによって画成された第1室R1となっている。第1室R1には、未検査状態の複数のICデバイス90がトレイ200ごと搬入される。
検査領域A3は、第2隔壁62と第3隔壁63とリアカバー73とによって画成された第2室R2となっている。また、第2室R2には、リアカバー73よりも内側に内側隔壁が配置されている。
回収領域A4は、第3隔壁63と第4隔壁64と第5隔壁65とサイドカバー72とリアカバー73とによって画成された第3室R3となっている。第3室R3には、検査が終了した複数のICデバイス90が第2室R2から搬入される。
図1に示すように、サイドカバー71には、第1扉(左側第1扉)711と第2扉(左側第2扉)712とが設けられている。第1扉711や第2扉712を開けることにより、例えば第1室R1内でのメンテナンスやICデバイス90におけるジャムの解除等(以下、これらを総称として「作業」という)を行なうことができる。なお、第1扉711と第2扉712とは、互いに反対方向に開閉する、いわゆる「観音開き」となっている。また、第1室R1内での作業時には、当該第1室R1内のデバイス搬送ヘッド13等の可動部は、停止する。
同様に、サイドカバー72には、第1扉(右側第1扉)721と第2扉(右側第2扉)722とが設けられている。第1扉721や第2扉722を開けることにより、例えば第3室R3内での作業を行なうことができる。なお、第1扉721と第2扉722も、互いに反対方向に開閉する、いわゆる「観音開き」となっている。また、第3室R3内での作業時には、当該第3室R3内のデバイス搬送ヘッド20等の可動部は、停止する。
また、リアカバー73にも、第1扉(背面側第1扉)731と第2扉(背面側第2扉)732と第3扉(背面側第3扉)733とが設けられている。第1扉731を開けることにより、例えば第1室R1内での作業を行なうことができる。第3扉733を開けることにより、例えば第3室R3内での作業を行なうことができる。さらに、内側隔壁には、第4扉75が設けられている。そして、第2扉732および第4扉75を開けることにより、例えば第2室R2内での作業を行なうことができる。なお、第1扉731と第2扉732と第4扉75とは、同じ方向に開閉し、第3扉733は、これらの扉と反対方向に開閉する。また、第2室R2内での作業時には、当該第2室R2内のデバイス搬送ヘッド17等の可動部は、停止する。
そして、各扉を閉じることにより、対応する各室での気密性や断熱性を確保することができる。
図2に示すように、制御部80は、温度調整部81と、記憶部82と、電力調整部83と、周波数変換部(周波数調整部)84とを有している。
温度調整部81は、ICデバイス90を加熱するヒーター(加熱部)30の温度をそれぞれ検出する温度センサー(温度検出部)40と電気的に接続されている。なお、ヒーター30および温度センサー40は、図1に示すソークプレート12、デバイス搬送ヘッド13、デバイス供給部14、検査部16およびデバイス搬送ヘッド17に内蔵されているが、以下では、デバイス搬送ヘッド17に内蔵されたヒーター30および温度センサー40の制御を行う場合について代表的に説明する。
記憶部82には、各種プログラムや、ヒーター30の適正温度Tbestが記憶されている。温度調整部81は、適正温度Tbestと温度センサー40が検出した温度Tとを比較し、ヒーター30の温度Tが適正温度Tbestとなるように電力調整部83の作動を制御する。
電力調整部83は、周波数変換部84を介して交流電源85から供給される電力を受け取り、ヒーター30に印加する電力を調整する。また、電力調整部83は、ON/OFFを切り替えるスイッチを有しており、このスイッチを切り替えることにより、ヒーター30に印加する電力を調整する。
図3(a)は、交流電源85から供給された電力を示すグラフであり、縦軸が電圧で、横軸が時間で表されている。電力調整部83は、交流電源85から供給される電力において、電圧が「0」となるポイントPを監視し、温度調整部81からの指令に基づいて、ポイントPでスイッチのON/OFFの切り替えを行う。
例えば、温度センサー40が検出した温度Tが適正温度Tbestよりも低い場合、電力調整部83は、温度Tが適正温度TbestになるまでスイッチをONにする。一方、温度センサー40が検出した温度Tが適正温度Tbestよりも高い場合、温度Tが適正温度TbestになるまでスイッチをOFFにする。
このように電力調整部83は、いわゆるゼロクロス制御を行うことにより、電圧が「0」のときにヒーター30に電力を供給するスイッチを切り替えることができる。よって、位相制御のようにスイッチの切り替えに伴って高調波が発生するのを効果的に防止または抑制することができる。その結果、ヒーター30への電力供給によるヒーター30の周辺部への悪影響を防止または抑制することができ、ヒーター30の周辺部の誤作動等を防止または抑制することができる。
ここで、図3(a)に示すように、上記ゼロクロス制御では、例えば、時間tのときに温度調整部81からヒーター30に電力を供給する指令がきた場合、次に電圧が「0」になるポイントPのときに、スイッチを切り替える。このため、指令がきた時間tから若干時間をおいて、すなわち、時間Δt後にスイッチの切り替えを行うこととなる。この時間Δtの大きさによっては、スイッチのON/OFFの切り替えの応答性が低下してしまう。
そこで、検査装置1では、制御部80に周波数変換部84が設けられており、交流電源85からの電力の周波数を高くして(変換して)電力調整部83に供給している。これにより、図3(b)に示すように、例えば、時間tのときに温度調整部81からヒーターに電力を供給する指令がきた場合、次に電圧が「0」になるポイントPまでの時間Δtを、図3(a)に示すΔtよりも短くすることができる。よって、制御部80は、ゼロクロス制御を行っても、制御の応答性を高めることができる。
以上より、検査装置1では、高調波によるノイズの発生を防止または抑制しつつ、高い応答性で制御を行うことができる。なお、本実施形態では、ヒーター30を制御する場合について説明したが、上記制御を検査装置1の各部に適応することができる。
このような周波数変換部84は、例えば、周波数を高めるインバーター回路等で構成することができる。また、周波数変換部84が調整可能な周波数帯域は、50Hz以上400Hz以下であるのが好ましく、70Hz以上380Hz以下であるのがより好ましい。周波数変換部84が調整可能な周波数帯域を上記数値範囲とすることにより、一般的な航空機や船舶等で使用されているインバーター回路の周波数帯域と同じ帯域とすることができる。よって、一般的な航空機や船舶等で使用されているインバーター回路をそのまま検査装置1に適用することができる。さらに、検査装置1で使用するインバーター回路をそのまま航空機や船舶等に適用することもできる。
次に、図1および図2を参照しつつ、図4に示すフローチャートに基づいて制御部80の制御動作を説明する。
まず、ヒーター30の温度Tを検出する(ステップS101)。
ステップS102において、適正温度Tbest<温度Tであるか否かを判断する。ステップS102において、適正温度Tbest<温度Tであると判断した場合には、ヒーター30の加熱を停止し(ステップS103)、ステップS101に戻る。
ステップS102において、適正温度Tbest≧温度Tであると判断した場合には、ステップS104において、適正温度Tbest>温度Tであるか否かを判断する。
ステップS104において適正温度Tbest>温度Tであると判断した場合には、ヒーター30をさらに加熱して温度を高め(ステップS105)、ステップS101に戻る。
ステップS104において適正温度Tbest>温度Tではないと判断したら、ステップS106において検査が完了したか否かを判断する。なお、ステップS106において検査が完了していないと判断した場合、ステップS101に戻り、以下のステップを順次行う。
また、ステップS103およびステップS105において、前述したようなゼロクロス制御を行うことにより、検査装置1では、高調波によるノイズの発生を防止または抑制しつつ、高い応答性で制御を行うことができる。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、電子部品搬送装置および電子部品検査装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
1……検査装置
11A……トレイ搬送機構
11B……トレイ搬送機構
12……ソークプレート
13……デバイス搬送ヘッド
14……デバイス供給部
15……トレイ搬送機構
16……検査部
17……デバイス搬送ヘッド
18……デバイス回収部
19……回収用トレイ
20……デバイス搬送ヘッド
21……トレイ搬送機構
22A……トレイ搬送機構
22B……トレイ搬送機構
30……ヒーター
40……温度センサー
61……第1隔壁
62……第2隔壁
63……第3隔壁
64……第4隔壁
65……第5隔壁
70……フロントカバー
71……サイドカバー
711……第1扉
712……第2扉
72……サイドカバー
721……第1扉
722……第2扉
73……リアカバー
731……第1扉
732……第2扉
733……第3扉
75……第4扉
80……制御部
81……温度調整部
82……記憶部
83……電力調整部
84……周波数変換部
85……交流電源
90……ICデバイス
200……トレイ
A1……トレイ供給領域
A2……デバイス供給領域
A3……検査領域
A4……デバイス回収領域
A5……トレイ除去領域
P……ポイント
R1……第1室
R2……第2室
R3……第3室
T……温度
best……適正温度
……時間
Vn……電圧
S101〜S106……ステップ

Claims (9)

  1. 交流電源から電力が供給される加熱部を備え、
    前記電力の周波数を調整可能であることを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 前記加熱部は、電子部品を加熱するものである請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  3. 前記周波数を調整可能な周波数調整部を有する請求項1または2に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記周波数調整部は、前記電力の周波数を前記交流電源の周波数よりも高くすることが可能である請求項3に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記周波数調整部が調整可能な周波数帯域は、50Hz以上400Hz以下である請求項3または4に記載の電子部品搬送装置。
  6. 前記加熱部をゼロクロス制御により制御する電力制御部を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  7. 前記周波数を調整可能な周波数調整部と、
    前記加熱部をゼロクロス制御により制御する電力制御部とを有し、
    前記電力制御部は、前記周波数調整部から出力された電力を受け取り、前記加熱部に供給する電力を制御する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  8. 前記加熱部の温度を検出する温度検出部を有している請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  9. 交流電源から電力が供給される加熱部と、
    電子部品を検査する検査部と、を備え、
    前記電力の周波数を調整可能であることを特徴とする電子部品検査装置。
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