JP2016217141A - 圧縮機 - Google Patents

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智貴 方田
Tomoki Katada
智貴 方田
江原 俊行
Toshiyuki Ebara
俊行 江原
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Abstract

【課題】簡素な構成によって回転軸および軸受の摩耗を抑制する。【解決手段】流体が圧縮される圧縮室20を形成する可動部材18および固定部材19と、可動部材18を回転させる回転軸15と、回転軸15のうち可動部材18に近い側の部位を回転可能に支持する主軸受30と、回転軸15のうち可動部材18から遠い側の部位を回転可能に支持する副軸受31とを備え、主軸受30および副軸受31のうち少なくとも一方の軸受の軸受面は、圧縮室20の圧力が最大になっているときの回転軸15との相対角度が、圧縮室20の圧力が最小になっているときの回転軸15との相対角度よりも小さくなるように、固定部材19の軸方向D0に対して非平行になっている。【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸を支持する軸受を備える圧縮機に関する。
従来、回転軸を支持する軸受を備える圧縮機においては、回転軸が軸受に片当たりすることによって回転軸および軸受の摩耗が著しくなり、ひいては信頼性を低下させるという問題がある。
例えば、スクロール式の圧縮機では、回転軸の偏心部に圧縮反力が変動的に作用する(後述する図6を参照。)。そのため、回転軸に撓みが生じ、回転軸と軸受の相対角度が大きくなって片当りが生じてしまう。
これに対し、従来、特許文献1には、自動調芯軸受を備える圧縮機が記載されている。自動調芯軸受は、球面軸受と、内部に球面形状をもつハウジングとで構成されている。
この特許文献1には、クランク軸(回転軸)に傾きが生じた場合でも、自動調芯軸受の自動調芯機能によって異常な片当たりを防止できる旨が記載されている。
特開平6−173877号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術では、球面軸受とハウジングとが微視的には点接触になることに加え、圧縮反力が変動的に作用すると自動調芯軸受に微小すべりが生じることによって、フレッティングや微小焼付きが生じる可能性がある。
また、球面軸受およびハウジングの両部品に球面加工を行う必要があるので、一般的なすべり軸受と比較して加工工数が多くなるとともに精度の確保が困難である。
本発明は上記点に鑑みて、簡素な構成によって回転軸および軸受の摩耗を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
流体が圧縮される圧縮室(20)を形成する可動部材(18)および固定部材(19)と、
可動部材(18)を回転させる回転軸(15)と、
回転軸(15)のうち可動部材(18)に近い側の部位を回転可能に支持する主軸受(30)と、
回転軸(15)のうち可動部材(18)から遠い側の部位を回転可能に支持する副軸受(31)とを備え、
主軸受(30)および副軸受(31)のうち少なくとも一方の軸受の軸受面は、圧縮室(20)の圧力が最大になっているときの回転軸(15)との相対角度が、圧縮室(20)の圧力が最小になっているときの回転軸(15)との相対角度よりも小さくなるように、固定部材(19)の軸方向(D0)に対して非平行になっていることを特徴とする。
これによると、回転軸(15)に作用する圧縮反力(F)が最大になっているときの回転軸(15)の外周面と軸受(30、31)の軸受面との相対角度を小さくできる。そのため、簡素な構成によって、回転主軸(15)および軸受(30、31)の摩耗を抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における圧縮機を示す断面図である。 第1実施形態における圧縮機の要部を示す断面図である。 第1実施形態において圧縮反力が作用しているときの回転主軸等を示す断面図である。 第1実施形態における可動スクロールの旋回位置を示す断面図である。 第1実施形態における回転主軸の回転角度方向を説明する説明図である。 第1実施形態における圧縮反力の変動を説明するグラフである。 第2実施形態における圧縮機の要部を示す断面図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に示す圧縮機10は、冷凍サイクルの冷媒を吸入し、圧縮して吐出する。本実施形態では、冷媒は二酸化炭素である。
圧縮機10は、ハウジング11とミドルハウジング12とを備えている。ハウジング11は、可動スクロール18(可動部材)および固定スクロール19(固定部材)を支持している。可動スクロール18および固定スクロール19は、圧縮機構部を構成している。
ミドルハウジング12は、電動機部13の主軸15を支持している。ミドルハウジング12は、円筒状のハウジング11に隙間ばめされている。ミドルハウジング12の外周部は、ハウジング11に溶接にて固定されている。例えば、ミドルハウジング12の外周部は、ハウジング11に3、4箇所のくさび状の点溶接部28によって固定されている。
円筒状のハウジング11の両端部は端部壁11a、11bによって閉塞されている。一方の端部壁11aには吸引管14が設けられている。吸引管14は、冷媒回路から還流される冷媒をハウジング11内に吸引する。
圧縮機10は、圧縮機構を作動することで、ハウジング11内を吸入圧力雰囲気となるようにして、吸引管14を介してハウジング11内に冷媒を取り込む。
電動機部13は、固定子13aと回転子13bとを有している。固定子13aは、円筒状であり、ハウジング11の内壁に沿って配置されている。固定子13aの内側には、回転主軸15に固定された回転子13bが配置されている。
本実施形態では、回転主軸15は水平方向に延びている。回転主軸15は、上下方向やその他の方向に延びていてもよい。
回転主軸15は、一端側が主軸受30に回転可能に支持され、他端側が副軸受31に回転可能に支持されている。主軸受30および副軸受31は、回転主軸15を支持する円筒状の滑り軸受け(巻きブッシュ)である。
副軸受31は、端部壁11a近傍の軸受支持部材17に固定されている。軸受支持部材17は、鍔付き円筒状に形成されており、軸受支持部材17の円筒部の内周面に副軸受31が固定されている。
軸受支持部材17は、隔壁16に支持されている。隔壁16は、軸受支持部材17が固定されるフレーム部材である。隔壁16はハウジング11の内壁に支持されている。軸受支持部材17は、隔壁16の中央に形成された孔に挿入されている。
軸受支持部材17は、その鍔部において隔壁16に固定されている。本実施形態では、軸受支持部材17の鍔部は、ボルトによって隔壁16に締結固定されている。
隔壁16は、周縁部にフランジを有する円板状に形成されている。隔壁16のフランジは、ハウジング11の内壁に当接した状態で溶接されている。
回転主軸15の一端側は、ミドルハウジング12を貫通している。回転主軸15の一端部は、偏心された偏心部15aを形成している。偏心部15aには可動スクロール18が取り付けられている。固定スクロール19は、可動スクロール18に対向して配置されている。
可動スクロール18は、略円盤状であり、可動側渦巻18aとボス部18bとを有している。可動側渦巻18aは、固定スクロール19側に向かって突出し、平面形状がインボリュート曲線状になっている。
ボス部18bは、ミドルハウジング12側に向かって円筒状に突出している。ボス部18bには、回転主軸15の偏心部15aが挿入されている。
固定スクロール19のうち可動スクロール18側の端面には、固定側渦巻19aが形成されている。圧縮室20は、可動スクロール18の可動側渦巻18aと固定スクロール19の固定側渦巻19aとの間に形成される空間である。
ミドルハウジング12は、電動機部13側から固定スクロール19側に向かって、順次径が大きくなる3段円筒状をなしている。すなわち、ミドルハウジング12は、電動機部13に近い小径円筒12a、中間円筒12b、および固定スクロール19に近い大径円筒12cを有している。
小径円筒12aの内周面には、主軸受30が固定されている。小径円筒12aは、主軸受30を支持する軸受支持部である。ミドルハウジング12は、主軸受30を支持する軸受支持部材である。
中間円筒12bは、回転主軸15他端側の偏心部15aと可動スクロール18におけるボス部18bとの嵌合部を収容する空間を構成している。
大径円筒12cのうち可動スクロール18側の端面にはスラスト座21が形成されている。スラスト座21は、平坦な面であり、スラスト軸受23を介して可動スクロール18と接触する。スラスト軸受23は、すべり軸受である。
固定スクロール19の最外周部には、大径円筒12cに向かって突出した外周縁部18cが形成されている。外周縁部18cは、大径円筒12cに密接しており、可動スクロール18の周りを取り囲んでいる。
可動スクロール18と固定スクロール19との間には、オルダムリング22が介在している。オルダムリング22は、可動スクロール18の自転を防止する自転防止手段である。これにより、可動スクロール18は公転のみが許容されている。
回転主軸15が回転すると可動スクロール18が固定スクロール19に対して旋回するので、複数の圧縮室20が容積を縮小し、固定側渦巻19aの最外周側に連通する吸入室(図示省略)に供給された冷媒を圧縮する。
可動スクロール18と固定スクロール19とによって圧縮された冷媒は、吐出口24から吐出室25に吐出される。
吐出口24は、固定側渦巻19aの中心部にて固定スクロール19を軸方向に貫通している。吐出室25は、固定スクロール19に対して固定側渦巻19aの反対側に形成された密閉空間である。吐出室25内には吐出弁26が配置されている。吐出弁26は、吐出口24を閉止することによって吐出された冷媒が逆流することを防止する。
吐出室25に吐出された冷媒は、吐出管27を通じてハウジング11の外側に吐出される。吐出管27は、吐出室25からハウジング11の外側まで延びている。
図2に示すように、副軸受31の軸受面(内周面)は、固定スクロール19の軸方向D0に対して非平行に傾いている。より具体的には、副軸受31の軸受面(内周面)の軸方向D1は、固定スクロール19の軸方向D0に対して非平行に傾いている。
固定スクロール19の軸方向D0は、固定スクロール19の固定側渦巻19aの歯底面に対して垂直になっている。したがって、副軸受31の軸受面は、固定側渦巻19aの歯底面に対して非垂直になっている。
固定スクロール19の軸方向D0は、ミドルハウジング12のスラスト座21(平坦面)に対して垂直になっている。したがって、副軸受31の軸受面は、平坦面であるスラスト座21に対して非垂直になっている。
図2(a)の例では、副軸受31の軸受面を傾かせるために、軸受支持部材17の鍔部が偏肉されている。
図2(b)の例では、副軸受31の軸受面を傾かせるために、軸受支持部材17の鍔部と隔壁16との間にワッシャー状のシム32が挟み込まれている。
図2(c)の例では、副軸受31の軸受面を傾かせるために、副軸受31が偏肉されている。
図2(d)の例では、副軸受31の軸受面を傾かせるために、隔壁16が、固定スクロール19の軸方向D0に対して傾くようにハウジング11に固定されている。すなわち、隔壁16の外周フランジが、隔壁16の内側円板部に対して非垂直な方向に延びている。
図2(e)の例では、副軸受31の軸受面を傾かせるために、隔壁16のうち軸受支持部材17の鍔部と当接する部位が偏肉されている。
一方、図3に示すように、円筒状の主軸受30の軸受面は、固定スクロール19の軸方向D0に対して平行になっている。
図3では、回転主軸15に最大圧縮反力Fmaxが作用して回転主軸15の撓みが最大になっている状態を示している。図3に示すように、副軸受31の軸受面は、最大圧縮反力Fmaxの方向と反対の方向側に傾斜している。
ここで、最大圧縮反力Fmaxの方向について説明する。図4は、回転主軸15の回転角度θに対する可動スクロール18の旋回位置を示している。回転主軸15の回転角度θが0°のとき、圧縮室20は、吸入口19bからの冷媒の吸入を完了して圧縮を開始する。
圧縮室20で冷媒が圧縮されると、圧縮反力Fがラジアル荷重として可動スクロール18および回転主軸15の偏心部15aに作用する。回転主軸15の偏心部15aに圧縮反力Fが作用すると、回転主軸15は圧縮反力Fの方向と反対の方向に撓む。
圧縮反力Fは、圧縮室20の内圧および幾何学形状と相関関係があり、回転主軸15の回転角度方向Dθに対してほぼ90°遅れた方向になる。
図5に示すように、回転主軸15の回転角度方向Dθとは、固定スクロール19の中心C1から偏心部15aの中心C2へ向かう方向のことである。
図6(a)は、回転主軸15の回転角度θと圧縮反力F(ラジアル荷重)の大きさとの関係を示している。圧縮反力Fの大きさは、回転主軸15の回転に伴って周期的に変動する。その理由は、図6(b)に示すように、回転主軸15の回転角度θが大きくなるにつれて圧縮室20の容積Vが縮小する一方、圧縮室20から吐出室25へ吐出を開始した直後に圧縮室20の圧力Pがピークになるからである。
圧縮室20の圧力がピークになるときの回転主軸15の回転角度θp(以下、最大圧角度と言う。)は、以下の数式で近似することができる。
θp=(−69.4×ε+316.8)×N+(36.5×ε−166.7)
この数式において、εは圧縮比であり、Nはスクロールの巻数である。図4の例では、スクロールの巻数Nは2である。
上述のように、圧縮反力Fの方向は、回転主軸15の回転角度方向Dθに対してほぼ90°遅れた方向になり、回転主軸15が撓む方向は、圧縮反力Fの方向と反対の方向になる。すなわち、回転主軸15が撓む方向は、回転主軸15の回転角度方向Dθに対してほぼ90°進んだ方向になる。
したがって、最大圧角度θpよりも90°進んだ方向側に副軸受31を傾斜させることによって、最大圧縮反力Fmaxの方向と反対の方向側に副軸受31を傾斜させることができるので、回転主軸15の撓みが最大になっているときの回転主軸15と副軸受31との相対角度を小さくすることができる。
換言すれば、副軸受31の傾斜方向を、θp以上、θp+180°以下の範囲内にすることによって、最大圧縮反力Fmaxの方向と反対の方向側に副軸受31を傾斜させることができるので、回転主軸15の撓みが最大になっているときの回転主軸15の外周面と副軸受31の軸受面との相対角度を小さくすることができる。
ちなみに、上記数式において、例えば、圧縮比εが冬期条件では2.5、中間期(春秋期)条件では2.2、夏期条件では1.9である場合、スクロールの巻数Nが2であると最大圧角度θpは冬期条件と夏期条件とで60°の差が生じ、スクロールの巻数Nが4であると最大圧角度θpは冬期条件と夏期条件とで150°の差が生じる。
次に、上記構成における作動を説明する。圧縮機10の電動機部13を起動して圧縮機構部を作動させると、ハウジング11内部の圧力が吸入圧力となり、冷媒回路から還流された冷媒が、端部壁11aの吸引管14を介してハウジング11内に吸引され、ハウジング11内から固定側渦巻19aの最外周側に連通する吸入室に供給される。
電動機部13の回転主軸15が回転することによって、可動スクロール18が固定スクロール19に対して旋回して複数の圧縮室20の体積が縮小されることによって、吸入室に供給された冷媒が圧縮される。
圧縮室20で圧縮された冷媒は、吐出口24から吐出室25に吐出され、吐出室25に吐出された冷媒は吐出管27を通過して冷媒回路へと供給される。
本実施形態では、副軸受31の軸受面は、圧縮室20の圧力が最大になっているときの回転軸15との相対角度が、圧縮室20の圧力が最小になっているときの回転軸15との相対角度よりも小さくなるように、固定スクロール19の軸方向D0に対して非垂直になっている。
これによると、回転主軸15に作用する圧縮反力F(ラジアル荷重)が最大になっているときの回転主軸15の外周面と副軸受31の軸受面との相対角度を小さくできるので、回転主軸15および副軸受31の摩耗を抑制できる。
背反として、回転主軸15に作用する圧縮反力Fが小さいときの回転主軸15と副軸受31との相対角度が大きくなるが、このときの圧縮反力Fは小さいことから回転主軸15および副軸受31の摩耗は少ない。
主軸受30および副軸受31は滑り軸受け(巻きブッシュ)であるので、上記従来技術のような球面軸受と比較して、加工や組付けの作業が容易である。また、滑り軸受け(巻きブッシュ)が用いられている既存の圧縮機への適用が容易である。
冷媒が二酸化炭素である場合、差圧が大きくなって圧縮反力も大きくなるので、本実施形態による摩耗抑制効果が顕著に得られる。
本実施形態では、副軸受31の軸受面は、圧縮室20の圧力が最大になっているときの圧縮反力Fmaxの方向と反対の方向側に傾斜している。これにより、圧縮室20の圧力が最大になっているときの回転軸15との相対角度を、圧縮室20の圧力が最小になっているときの回転軸15との相対角度よりも確実に小さくできる。
本実施形態では、軸受支持部材17は、副軸受31を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持している。これにより、副軸受31の軸受面を固定スクロール19の軸方向D0に対して非垂直にできる。
図2(a)の実施例では、軸受支持部材17の鍔部は偏肉状に形成されている。これにより、副軸受31を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持する構造を容易に実現できる。
図2(b)の実施例では、軸受支持部材17と隔壁16との間にシム32が挟み込まれている。これにより、副軸受31を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持する構造を容易に実現できる。
図2(c)の実施例では、副軸受31は偏肉状に形成されている。これにより、副軸受31を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持する構造を容易に実現できる。
図2(d)の実施例では、隔壁16は、固定部材19の軸方向D0に対して非平行になるようにハウジング11に固定されている。これにより、副軸受31を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持する構造を容易に実現できる。
図2(e)の実施例では、隔壁16は偏肉状に形成されている。これにより、副軸受31を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持する構造を容易に実現できる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、円筒状の副軸受31の軸受面が固定スクロール19の軸方向D0に対して非平行に傾いているが、本実施形態では、図7に示すように、円筒状の主軸受30の軸受面(内周面)が固定スクロール19の軸方向に対して非平行に傾いている。
図7(a)の例では、主軸受30の軸受面を傾かせるために、ミドルハウジング12の軸受部12aが偏肉されている。
図7(b)の例では、主軸受30の軸受面を傾かせるために、主軸受30が偏肉されている。
主軸受30の軸受面の傾斜方向は、上記実施形態における副軸受31の軸受面の傾斜方向と同様である。
本実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図7(a)の実施例では、ミドルハウジング12の円筒状の軸受部12a(円筒部)は偏肉状に形成されている。これにより、主軸受30を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持する構造を容易に実現できる。
図7(b)の実施例では、主軸受30は偏肉状に形成されている。これにより、主軸受30を固定部材19の軸方向D0に対して非平行に支持する構造を容易に実現できる。
(他の実施形態)
上記実施形態を適宜組み合わせ可能である。上記実施形態を例えば以下のように種々変形可能である。
(1)上記実施形態では、スクロール式の圧縮機10に本発明を適用しているが、容積型の種々の圧縮機に本発明を適用可能である。
例えば、圧縮室の容積が短い周期で増減するレシプロ式の圧縮機や、圧縮室の容積が正弦曲線状に変動するロータリー式の圧縮機等に本発明を適用可能である。
(2)上記実施形態では、圧縮機10が吸入して吐出する冷媒は二酸化炭素であるが、圧縮機10は、二酸化炭素以外の種々の冷媒を吸入して吐出するようになっていてもよい。
(3)上記実施形態では、圧縮機10は、冷凍サイクルの冷媒を吸入し、圧縮して吐出する圧縮機であるが、圧縮機10は、種々の流体を吸入し、圧縮して吐出する圧縮機であってもよい。
11 ハウジング
12 ミドルハウジング(軸受支持部材)
15 回転主軸(回転軸)
16 隔壁(フレーム部材)
17 副軸受支持部材(軸受支持部材)
18 可動スクロール(可動部材)
19 固定スクロール(固定部材)
20 圧縮室
30 主軸受
31 副軸受

Claims (9)

  1. 流体が圧縮される圧縮室(20)を形成する可動部材(18)および固定部材(19)と、
    前記可動部材(18)を回転させる回転軸(15)と、
    前記回転軸(15)のうち前記可動部材(18)に近い側の部位を回転可能に支持する主軸受(30)と、
    前記回転軸(15)のうち前記可動部材(18)から遠い側の部位を回転可能に支持する副軸受(31)とを備え、
    前記主軸受(30)および前記副軸受(31)のうち少なくとも一方の軸受の軸受面は、前記圧縮室(20)の圧力が最大になっているときの前記回転軸(15)との相対角度が、前記圧縮室(20)の圧力が最小になっているときの前記回転軸(15)との相対角度よりも小さくなるように、前記固定部材(19)の軸方向(D0)に対して非平行になっていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記軸受面は、前記圧縮室(20)の圧力が最大になっているときの圧縮反力(Fmax)の方向と反対の方向側に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記少なくとも一方の軸受は円筒状に形成されており、
    さらに、前記少なくとも一方の軸受を、前記固定部材(19)の軸方向(D0)に対して非平行に支持する軸受支持部材(17、12)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
  4. 前記軸受支持部材(17、12)は、前記少なくとも一方の軸受を支持する円筒状の円筒部を有しており、
    前記円筒部は偏肉状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記軸受支持部材(17)が固定されるフレーム部材(16)を備え、
    前記軸受支持部材(17)は、前記少なくとも一方の軸受を支持する円筒状の円筒部と、前記フレーム部材(16)に固定される鍔部とを有しており、
    前記鍔部は偏肉状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
  6. 前記少なくとも一方の軸受は偏肉状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
  7. 前記軸受支持部材(17)が固定されるフレーム部材(16)を備え、
    前記フレーム部材(16)は偏肉状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
  8. 前記軸受支持部材(17)が固定されるフレーム部材(16)と、
    前記可動部材(18)、前記固定部材(19)、前記回転軸(15)、前記主軸受(30)および前記副軸受(31)を収容するハウジング(11)とを備え、
    前記フレーム部材(16)は、前記固定部材(19)の軸方向(D0)に対して非平行になるように前記ハウジング(11)に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
  9. 前記軸受支持部材(17)が固定されるフレーム部材(16)と、
    前記軸受支持部材(17)と前記フレーム部材(16)との間に挟み込まれるシム(32)とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7040704B2 (ja) 2018-08-31 2022-03-23 サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 スクロール圧縮機

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