JP2016216895A - 二軸ヒンジ装置 - Google Patents

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勝男 大平
Katsuo Ohira
勝男 大平
倫三 福田
Rinzo Fukuda
倫三 福田
順 石井
Jun Ishii
順 石井
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Abstract

【課題】 構造を簡易にして製造を容易にするとともに、ドアの閉時における取外しの困難性を保持しつつ、挿入孔を破壊しにくい部材で閉塞できるようにし、防犯,防盗機能の向上を図る。【解決手段】 ドア枠F及びドアD間に横架される連結杆1の両端側を夫々回動軸2を介して回動可能に支持するとともに前面11及びドアDの閉時に互いに対峙する内向面12を有した一対の支持体10を備え、各支持体10にこれを止着するための止着部材が挿入される挿入孔20を設け、止着部材での止着後に挿入孔20の開口21から挿入孔20内に挿入されこれを塞ぐプラグ30と、ドアDの開閉途中で支持体10の内向面12に取付け,取外し可能になるとともに取付けられて挿入孔20からのプラグ30の抜去を阻止し取外されてプラグ30の抜去を許容するロック手段40と備えた。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、防音扉,電波シールド扉,エアタイト扉,水防扉,大型扉,重量扉等、種々のドアの開閉に用いられる二軸ヒンジ装置に係り、特に、防犯,防盗機能を備えた二軸ヒンジ装置に関する。
従来、この種の二軸ヒンジ装置としては、例えば、特開2015−25274(特許文献1)に記載されたものが知られている。図12に示すように、この二軸ヒンジ装置Saは、ドア枠Fに対してドアDを開閉可能に支持するもので、ドア枠F及びドアD間に横架される連結杆100と、ドア枠F及びドアDに夫々止着され連結杆100の両端側を夫々連結杆100の横架方向に直交する軸線を有する回動軸101を介して回動可能に支持するとともに前面102及びドアDの閉時に互いに離間して対峙する内向面103を有した一対のブロック状の支持体104とを備え、各支持体104にその前面102に開口106aを有し支持体104を止着するための止着ボルト105が挿入される挿入孔106が設けられている。また、この二軸ヒンジ装置Saは、止着ボルト105での止着後に支持体104の周囲を覆って挿入孔106の開口106aを閉塞する金属製板材で折曲形成したカバー107を備えている。このカバー107は、ドアDの開閉途中で支持体104の内向面103にネジ込まれる固定ビス108により固定されている。符号109は、連結杆100のドア側端部に延設され、ドアDに当接してドアDに止着された支持体104に対するドアDの回動範囲を規定するゴムなどの弾性部材110が取付けられる延設部である。
これにより、ドアDの閉時に、止着ボルト105を工具で外して支持体104を取り外そうとしても、カバー107により挿入孔106の開口106aが閉塞されるので、止着ボルト105を工具で操作できないことから支持体104を取り外すことができない。また、このドアDの閉時にカバー107を取り外そうとしても、固定ビス108が支持体104の内向面103にあり、一方の支持体104の内向面103と他方の支持体104の内向面103との間は狭いことから、固定ビス108を取り外す工具を入れにくく、そのため、このカバー107を容易には取り外すことができない。そのため、防犯,防盗機能を奏することができる。
特開2015−25274
しかしながら、上記従来の二軸ヒンジ装置Saにあって、ドアDの閉時には、カバー107により挿入孔106の開口106aが閉塞され、また、このカバー107の取外しは容易ではなく困難になってはいるが、カバー107は板材なので薄いことから、折り曲げてこじ開けたり、穴も開けたりして破壊し易く、それだけ、挿入孔106を容易に露出させて止着ボルト105を外すことができることから、防犯,防盗機能に劣るという問題があった。また、カバー107は支持体104の周囲を覆うように折曲形成されているので、形状が複雑になっており、そのため、製造が煩雑で、また、取付け,取外しも煩雑になっているという問題もあった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、構造を簡易にして製造を容易にするとともに、ドアの閉時における取外しの困難性を保持しつつ、挿入孔を破壊しにくい部材で閉塞できるようにし、防犯,防盗機能の向上を図った二軸ヒンジ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の二軸ヒンジ装置は、ドア枠に対してドアを開閉可能に支持する二軸ヒンジ装置であって、上記ドア枠及びドア間に横架される連結杆と、上記ドア枠及びドアに夫々止着され上記連結杆の両端側を夫々該連結杆の横架方向に直交する軸線を有する回動軸を介して回動可能に支持するとともに前面及び上記ドアの閉時に互いに対峙する内向面を有した一対の支持体とを備え、上記各支持体にその前面に開口を有し該支持体を止着するための止着部材が挿入される挿入孔を設けた二軸ヒンジ装置において、上記止着部材での止着後に上記挿入孔の開口から該挿入孔内に挿入されて該挿入孔の開口を塞ぐプラグと、上記ドアの開閉途中で上記支持体の内向面に取付け,取外し可能になるとともに取付けられて上記挿入孔からの上記プラグの抜去を阻止し取外されて該プラグの抜去を許容するロック手段と備えた構成としている。
この二軸ヒンジ装置を組み付けるときは、一方の支持体をドア枠に付設し、その挿入孔に止着部材を挿入してこの一方の支持体をドア枠に止着するとともに、他方の支持体をドアに付設し、その挿入孔に止着部材を挿入してこの他方の支持体をドアに止着する。次に、挿入孔の開口からプラグを挿入して開口を塞ぐ。その後、ドアの開閉途中の適宜の位置で、ロック手段を支持体の内向面に取付け、挿入孔からのプラグの抜去を阻止する。この場合、挿入孔を閉塞するのはプラグであり、ロック手段も支持体の内向面に設けるので、構造が簡易で製造も容易に行うことができるとともに、取付けも容易で、作業性を向上させることができる。
このようにドア枠及びドアに組付けられた二軸ヒンジ装置において、ドアの閉時に、プラグを抜去しようとしても、プラグは挿入孔に挿入され、ロック手段によりその抜去が阻止されているので、容易に抜去することができない。また、ロック手段は支持体の内向面に取付けられており、一方の支持体の内向面と他方の支持体の内向面との間は狭いことから、ロック手段を操作しにくく、ロック手段を取外すのは極めて困難なので、この点でも、プラグを容易に抜去することが極めて困難になる。更に、プラグを破壊しようとしても、プラグは挿入孔に挿入されているので破壊しにくい。そのため、防犯,防盗機能を向上させることができる。また、プラグなので、従来のカバーの板材に比較して、耐火性も向上させることができる。
メンテナンス等で、この二軸ヒンジ装置を取外すときは、ドアの開閉途中の適宜の位置で、ロック手段を支持体の内向面から取外し、挿入孔からプラグを抜去する。この場合、ロック手段も支持体の内向面に設けてあり、抜去するのはプラグなので、構造が簡易であり、取外しが容易で、作業性を向上させることができる。そして、止着手段の止着を解除すれば、ドア枠やドアから二軸ヒンジ装置を取外すことができる。
そして、必要に応じ、上記挿入孔を、該挿入孔の開口縁から上記止着後の止着部材の前端に至り上記プラグが挿入されるプラグ挿入空間が形成されるように構成し、上記プラグの軸方向長さをLとしたとき、該プラグの0.9L以上の部分が挿入孔内に没入するようにした構成としている。プラグの前面が、挿入孔の開口縁より僅かに突出するか、面一あるいはそれより挿入孔内に入り込む。ドアの閉時においては、プラグはほとんど外側に出っ張らないので、より一層プラグを挿入孔から抜去しにくくなるとともに、プラグを破壊しようとしてもより一層破壊しにくくなり、そのため、防犯,防盗機能をより一層向上させることができる。
また、必要に応じ、上記支持体に、その内向面から上記挿入孔に至り上記プラグに臨む貫通孔を形成し、上記ロック手段を、上記貫通孔に挿入されて上記プラグに係止する係止部材を備えて構成している。係止部材のプラグに対する係止により、プラグの抜去を阻止できるので、より一層構造が簡易で製造も簡易にすることができるとともに、取付け,取外しも容易で、より一層作業性を向上させることができる。また、係止部材がプラグに係止するので、プラグの抜去を確実に阻止することができる。
そして、本発明においては、上記プラグの外側に凹部を形成し、上記ロック手段の係止部材を、先端が上記貫通孔に挿通されて上記プラグの凹部に入り込むロッドで構成し、該ロック手段を、上記ロッドの基端が固着され上記内向面に付設されるプレートと、該プレートを上記内向面に固定する固定ビスとを備えて構成することができる。
これにより、ロック手段を取付けるときは、挿入孔の開口からプラグを挿入して開口を塞いだ後、ドアの開閉途中の適宜の位置で、ロッドが貫通孔に挿通されるようにプレートを内向面に付設し、このプレートを固定ビスで内向面に固定する。ロッドはプラグの凹部に入り込むので、プラグの挿入孔からの抜去を阻止する。この場合、ロッドはプラグの凹部に入り込んでプラグを係止するので、係止が確実になり、プラグの抜去を確実に阻止することができる。
この場合、上記凹部を、上記プラグの外周に沿う溝で構成したことが有効である。プラグを挿入孔に挿入した際、プラグの軸周りの位置がどの位置にあっても、溝からなる凹部を貫通孔に臨ませることができるので、プラグの軸回りの位置調整をしなくてもロッドを凹部に係止させることができ、ロック手段の取付けを容易にすることができる。
また、この場合、上記支持体の内向面のある壁部に上記固定ビスがネジ込まれる雌ネジを形成し、該雌ネジを上記支持体の後面に近い側に形成し、上記プレートの上記雌ネジに対応する部位に上記固定ビスの雄ネジが挿通される取付孔を形成することが有効である。雌ネジを支持体の後面に近い側に形成したので、ロック手段を支持体の内向面に取付ける際、ドアの開閉途中で行なうが、固定ビスの取付けスペースを大きく取ることができ、それだけ、取付けを容易にすることができ、作業性を向上させることができる。
更に、この場合、上記固定ビスの長さ及び上記ロッドの上記凹部に入り込む長さを、上記ドアの閉時における当該固定ビスの頭端と当該固定ビスの頭端が対向する支持体側の表面部位との間隔よりも長く設定したことが有効である。ドアの閉時に、ロック手段の固定ビスを外そうとして、仮に固定ビスを外す方向に回転させることができても、固定ビスの頭端が反対側の支持体の表面部位に当接するとともに、ロッド先端が凹部に残るので、プラグを実質的に取外すことができない。そのため、防犯,防盗機能をより一層向上させることができる。
そしてまた、本発明においては、上記プラグの外側に凹部を形成し、上記貫通孔を雌ネジ部で形成し、上記ロック手段の係止部材を、上記雌ネジ部に螺合し先端が上記プラグの凹部に入り込むロックボルトで構成することができる。
これにより、ロック手段を取付けるときは、挿入孔の開口からプラグを挿入して開口を塞いだ後、ドアの開閉途中の適宜の位置で、係止部材であるロックボルトを貫通孔としての雌ネジ部にネジ込む。ロックボルトはプラグの凹部に入り込むので、プラグの挿入孔からの抜去を阻止する。この場合、ロックボルトをネジ込むだけでロックできるので、取付けを容易にすることができ、作業性を向上させることができる。また、ロックボルトはプラグの凹部に入り込んでプラグを係止するので、係止が確実になり、プラグの抜去を確実に阻止することができる。
この場合、上記凹部を、上記プラグの外周に沿う溝で構成したことが有効である。プラグを挿入孔に挿入した際、プラグの軸周りの位置がどの位置にあっても、溝からなる凹部を貫通孔としての雌ネジ部に臨ませることができるので、プラグの軸回りの位置調整をしなくてもロッドを凹部に係止させることができ、ロック手段の取付けを容易にすることができる。
また、この場合、上記ロックボルトの長さ及び該ロックボルトの上記凹部に入り込む長さを、上記ドアの閉時における当該ロックボルトの頭端と当該ロックボルトの頭端が対向する支持体側の表面部位との間隔よりも長く設定したことが有効である。ドアの閉時に、ロック手段のロックボルトを外そうとして、仮にロックボルトを外す方向に回転させることができても、ロックボルトの頭端が反対側の支持体の表面部位に当接するとともに、ロックボルトの先端が凹部に残るので、プラグを実質的に取外すことができない。そのため、防犯,防盗機能をより一層向上させることができる。
また、本発明においては、上記プラグに貫通する通孔を形成し、上記ロック手段の係止部材を、上記貫通孔及び通孔に挿通され上記支持体に形成した雌ネジに螺合して取り付けられるロックボルトで構成することができる。
これにより、ロック手段を取付けるときは、挿入孔の開口からプラグを挿入して開口を塞いだ後、ドアの開閉途中の適宜の位置で、係止部材であるロックボルトを貫通孔及びプラグの通孔に挿通して雌ネジにネジ込む。ロックボルトはプラグの通孔に入り込むので、プラグの挿入孔からの抜去を阻止する。この場合、ロックボルトをネジ込むだけでロックできるので、取付けを容易にすることができ、作業性を向上させることができる。また、ロックボルトはプラグの通孔に入り込んでプラグを係止するので、係止が確実になり、プラグの抜去を確実に阻止することができる。
この場合、上記ロックボルトの長さ及び該ロックボルトの上記通孔に入り込む長さを、上記ドアの閉時における当該ロックボルトの頭端と当該ロックボルトの頭端に対向する支持体側の表面部位との間隔よりも長く設定したことが有効である。ドアの閉時に、ロック手段のロックボルトを外そうとして、仮にロックボルトを外す方向に回転させることができても、ロックボルトの頭端が反対側の支持体の表面部位に当接するとともに、ロックボルトの先端が通孔に残るので、プラグを実質的に取外すことができない。そのため、防犯,防盗機能をより一層向上させることができる。
そして、必要に応じ、上記支持体を、基板と、上記連結杆の横架方向に直交する軸線方向であって該連結杆の端部を挟んで上記基板に設けられ上記回動軸を保持するとともに上記前面及び内向面を有したブロック状の一対の軸保持体とを備えて構成し、上記止着部材を、ボルト頭及びこれに同軸で連続する雄ネジ部を有した止着ボルトで構成し、上記挿入孔を、上記軸保持体の前面から基板を通して貫通して形成するとともに、上記止着ボルトのボルト頭及び雄ネジ部が挿通される上記前面側の大径部と、該大径部に同軸で連続形成されボルト頭が挿通不能で雄ネジ部が挿通可能な上記基板側の小径部と、上記大径部及び小径部間に形成されボルト頭の後端が当接する段部とから構成し、上記大径部の深さを上記ボルト頭の軸方向長さよりも大きくなるように形成し、該大径部の開口縁から上記挿入孔に挿入された止着ボルトのボルト頭の前端に至り上記プラグが挿入されるプラグ挿入空間が形成されるように構成している。本発明を、止着ボルトで止着する汎用の二軸ヒンジ装置に適用することができる。
本発明によれば、挿入孔を閉塞するのはプラグであり、ロック手段も支持体の内向面に設けるので、構造が簡易で製造も容易に行うことができるとともに、取付けも容易で、作業性を向上させることができる。また、ドアの閉時に、プラグを抜去しようとしても、プラグは挿入孔に挿入され、ロック手段によりその抜去が阻止されているので、容易に抜去することができない。また、ロック手段は支持体の内向面に取付けられており、一方の支持体の内向面と他方の支持体の内向面との間は狭いことから、ロック手段を操作しにくく、ロック手段を取外すのは極めて困難なので、この点でも、プラグを容易に抜去することが極めて困難になる。更に、プラグを破壊しようとしても、プラグは挿入孔に挿入されているので破壊しにくい。そのため、防犯,防盗機能を向上させることができる。また、プラグなので、従来のカバーの板材に比較して、耐火性も向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す図であり、(a)は一方の支持体においてプラグの組み付け前の状態を示す分解斜視図、(b)は一方の支持体においてプラグの組み付け後の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置のプラグの組み付け工程を示す図である。 本発明の別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す分解斜視図である。 本発明の別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す図であり、(a)は一方の支持体においてプラグの組み付け前の状態を示す分解斜視図、(b)は一方の支持体においてプラグの組み付け後の状態を示す斜視図である。 本発明の別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す正面図である。 本発明の別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す平面図である。 本発明の別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置のプラグの組み付け工程を示す図である。 本発明のまた別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す平面図である。 従来の二軸ヒンジ装置の一例を示す要部断面平面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置について詳細に説明する。
図1乃至図5に示すように、本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置Sは、ドア枠Fに対してドアDを開閉可能に支持するもので、その基本的構成は、ドア枠F及びドアD間に横架される連結杆1と、ドア枠F及びドアDに夫々止着され連結杆1の両端側を夫々連結杆1の横架方向に直交する軸線を有する回動軸2を介して回動可能に支持するとともに前面11及びドアDの閉時に互いに対峙する内向面12を有した一対の支持体10とを備えてなる。符号3は、連結杆1のドア側端部に延設され、ドアDに当接してドアDに止着された支持体10に対するドアDの回動範囲を規定するゴムなどの弾性部材(図示せず)等が取付けられる延設部である。
支持体10は、長方形板状の基板13と、この基板13の長手方向両側に設けられ直方体でブロック状の一対の軸保持体14とを備えて構成されている。詳しくは、一対の軸保持体14は、連結杆1の横架方向に直交する軸線方向であって連結杆1の端部を挟んで基板13に設けられており、回動軸2を保持するとともに上記の前面11及び内向面12を有している。また、各支持体10には、その前面11に開口21を有し支持体10を止着するための止着部材が挿入される挿入孔20が設けられている。止着部材は、ボルト頭16及びこれに同軸で連続する雄ネジ部17を有した止着ボルト15で構成され、対応するドア枠F及びドアDにネジ込まれる。
挿入孔20は、各軸保持体14に長手方向に沿って2つずつ設けられており、軸保持体14の前面11から基板13を通して貫通して形成されている。挿入孔20は、止着ボルト15のボルト頭16及び雄ネジ部17が挿通される前面11側の大径部22と、大径部22に同軸で連続形成されボルト頭16が挿通不能で雄ネジ部17が挿通可能な基板13側の小径部23と、大径部22及び小径部23間に形成されボルト頭16の後端が当接する段部24とから構成されている。大径部22の深さは、ボルト頭16の軸方向長さよりも大きくなるように形成されており、大径部22の開口21縁から挿入孔20に挿入された止着ボルト15のボルト頭16の前端に至り後述のプラグ30が挿入されるプラグ挿入空間Eが形成されるように構成されている。
また、実施の形態に係る二軸ヒンジ装置Sは、止着部材としての止着ボルト15による止着後に、挿入孔20の開口21から挿入孔20内に挿入されて挿入孔20の開口21を塞ぐプラグ30と、ドアDの開閉途中で支持体10の内向面12に取付け,取外し可能になるとともに取付けられて挿入孔20からのプラグ30の抜去を阻止し取外されてプラグ30の抜去を許容するロック手段40とが備えられている。プラグ30は各挿入孔20に挿入される。
プラグ30は、例えば、ステンレス等の金属製であり、挿入孔20の大径部22より僅かに小径の円柱状に形成されて挿入孔20の大径部22に遊嵌される。挿入孔20は、挿入孔20の開口21縁から止着後の止着部材としての止着ボルト15のボルト頭16の前端(頭端)に至りプラグ30が挿入されるプラグ挿入空間Eが形成されるように構成されており、プラグ30の軸方向長さをLとしたとき、プラグ30の0.9L以上の部分が挿入孔20内に没入するようにしてある。実施の形態では、プラグ30は、例えば、その直径が13mmで、L=15mmに形成され、挿入孔20の大径部22に没入する部分は、0.97Lに設定され、前面11から突出する部分は面取り形成されている。
*(実施の形態の数値例はこれで良いか?ご検討ください。他にあれば御記入ください。)
このプラグ30の外側には、後述のロッド41が入り込んで係合する凹部31が形成されている。この凹部31は、プラグ30の外周に沿う溝で構成されている。この場合、プラグ30の構造は簡易なので、製造を容易に行うことができる。
また、支持体10の各軸保持体14には、その内向面12から挿入孔20の大径部22に至りプラグ30の溝からなる凹部31に臨む貫通孔32が形成されている。貫通孔32は各挿入孔20毎に対応して一対設けられている。そして、ロック手段40は、各軸保持体14毎に設けられ、各貫通孔32に夫々挿入されてプラグ30に係止する一対の係止部材を備えて構成されている。この係止部材は、先端が貫通孔32に挿通されてプラグ30の溝からなる凹部31に入り込むロッド41で構成されている。また、ロック手段40は、一対のロッド41の基端が夫々固着され軸保持体14の内向面12に付設されるプレート42と、プレート42を内向面12に固定する一対の固定ビス43とを備えて構成されている。支持体10の軸保持体14の内向面12のある壁部には、各固定ビス43が夫々ネジ込まれる一対の雌ネジ44が長手方向の両端側に形成されている。この雌ネジ44は、支持体10の後面に近い側に形成されている。また、プレート42の各雌ネジ44に対応する部位には、固定ビス43の雄ネジが挿通される一対の取付孔45が形成されている。
更に、図4に示すように、固定ビス43の長さ及びロッド41の凹部31に入り込む長さYは、ドアDの閉時における当該固定ビス43の頭端と当該固定ビス43の頭端が対向する反対側の支持体10の軸保持体14側の表面部位との間隔Xよりも長く設定してある。詳しくは、ドア枠F側の支持体10の雌ネジ44とドアD側の支持体10の雌ネジ44とは、ドアDの閉時において互いに対向する位置に形成されており、固定ビス43の長さ及びロッド41の凹部31に入り込む長さYは、ドアDの閉時における各支持体10にネジ込まれ互いに対向する固定ビス43の頭端(互いに対応する表面部位となる)間の間隔Xよりも長く設定されている。このようなロック手段40の構造は簡易なので、製造を容易に行うことができる。
従って、この実施の形態に係る二軸ヒンジ装置Sを組み付けるときは、図5(a)に示すように、一方の支持体10をドア枠Fに付設し、その挿入孔20に止着部材としての止着ボルト15を挿入してドア枠Fにネジ込み、この一方の支持体10をドア枠Fに止着するとともに、他方の支持体10をドアDに付設し、その挿入孔20に止着部材としての止着ボルト15を挿入してドアDにネジ込み、この他方の支持体10をドアDに止着する。
次に、図5(a)に示すように、各挿入孔20の開口21からプラグ30を挿入して開口21を塞ぐ。その後、ドアDの開閉途中の適宜の位置で、ロック手段40を支持体10の軸保持体14の内向面12に取付け、挿入孔20からのプラグ30の抜去を阻止する。具体的には、先ず、例えば、図5(b)に示すように、ドアDを閉じた状態で、ドアD側の支持体10の軸保持体14において、ロッド41が貫通孔32に挿通されるようにプレート42を内向面12に付設する。次に、図5(c)に示すように、ドアDを大きく開いて、ドア枠F側の支持体10の軸保持体14において、ロッド41が貫通孔32に挿通されるようにプレート42を内向面12に付設する。これにより、ロッド41はプラグ30の凹部31に入り込み、プラグ30の挿入孔20からの抜去を阻止する。この場合、凹部31はプラグ30の外周に沿う溝で構成されているので、プラグ30を挿入孔20に挿入した際、プラグ30の軸周りの位置がどの位置にあっても、溝からなる凹部31を貫通孔32に臨ませることができるので、プラグ30の軸回りの位置調整をしなくてもロッド41を凹部31に係止させることができる。
その後、図5(d)に示すように、この状態で、ドア枠F側及びドアD側の両支持体10の軸保持体14の雌ネジ44に固定ビス43をネジ込み、プレート42を内向面12に固定する。この場合、挿入孔20を閉塞するのはプラグ30であり、ロック手段40も支持体10の内向面12に設けるので、構造が簡易で取付けを容易に行うことができ、作業性を向上させることができる。特に、固定ビス43の取付けを行なう際、雌ネジ44を支持体10の後面に近い側に形成したので、固定ビス43の取付けスペースを大きく取ることができ、それだけ、取付けを容易にすることができ、作業性を向上させることができる。
このようにドア枠F及びドアDに組付けられた二軸ヒンジ装置Sにおいて、図2(b),図3及び図4に示すように、ドアDの閉時に、プラグ30を抜去しようとしても、プラグ30は挿入孔20に挿入され、ロック手段40によりその抜去が阻止されているので、容易に抜去することができない。また、ロック手段40は支持体10の内向面12に取付けられており、一方の支持体10の内向面12と他方の支持体10の内向面12との間は狭いことから、ロック手段40を操作しにくく、ロック手段40を取外すのは極めて困難なので、この点でも、プラグ30を容易に抜去することが極めて困難になる。更に、プラグ30を破壊しようとしても、プラグ30は挿入孔20に挿入されているので破壊しにくい。そのため、防犯,防盗機能を向上させることができる。また、プラグ30なので、従来のカバーの板材に比較して、耐火性も向上させることができる。
特に、ロッド41はプラグ30の凹部31に入り込んでプラグ30を係止するので、係止が確実になっており、容易に抜去することができない。また、プラグ30の0.9L以上の部分が挿入孔20内に没入するように構成され、実施の形態では、プラグ30の前面11が僅かに前面11から突出するが、この部位は面取り形成され、その突出寸法もきわめて小さいことから、プラグ30はほとんど外側に出っ張らないので、より一層プラグ30を挿入孔20から抜去しにくくなるとともに、プラグ30を破壊しようとしてもより一層破壊しにくくなり、そのため、防犯,防盗機能をより一層向上させることができる。更に、固定ビス43の長さ及びロッド41の凹部31に入り込む長さY(図4)が、互いに対向する固定ビス43の頭端間の間隔X(図4)よりも長く設定されているので、この固定ビス43を外そうとして、仮に固定ビス43を外す方向に回転させることができても、固定ビス43の頭端が反対側の固定ビス43の頭端に当接するとともに、ロッド41先端が凹部31に残るので、プラグ30を実質的に取外すことができない。そのため、防犯,防盗機能をより一層向上させることができる。
また、メンテナンス等で、この二軸ヒンジ装置Sを取外すときは、ドアDの開閉途中の適宜の位置で、ロック手段40を支持体10の内向面12から取外し、即ち、上記とは逆に、固定ビス43を外すとともにプレート42を外し、それから、挿入孔20からプラグ30を抜去する。この場合、ロック手段40やプラグ30は、構造が簡易であり、取外しが容易で、作業性を向上させることができる。そして、止着ボルト15の止着を解除すれば、ドア枠FやドアDから二軸ヒンジ装置Sを取外すことができる。
次に、図6乃至図10に示す別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置について説明する。これは上記と略同様に構成されるが、上記と異なって、貫通孔32が雌ネジ部33で形成されている。ドア枠F側の支持体10の雌ネジ部33とドアD側の支持体10の雌ネジ部33とは、ドアDの閉時において互いに対向する位置に形成されている。また、ロック手段40は、この雌ネジ部33に螺合し先端がプラグ30の溝からなる凹部31に入り込む係止部材としてのロックボルト50で構成されている。また、図9に示すように、このロックボルト50の長さ及びロックボルト50の凹部31に入り込む長さYは、ドアDの閉時における当該ロックボルト50の頭端と当該ロックボルト50の頭端が対向する支持体10の軸保持体14側の表面部位との間隔Xよりも長く設定されている。詳しくは、ドア枠F側の支持体10の雌ネジ部33とドアD側の支持体10の雌ネジ部33とがドアDの閉時において互いに対向する位置に形成されていることから、ロックボルト50の長さ及びロックボルト50の凹部31に入り込む長さYは、ドアDの閉時における各支持体10の軸保持体14にネジ込まれたロックボルト50のボルト頭端(互いに対応する表面部位となる)間の間隔Xよりも長く設定されている。
従って、この別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置Sを組み付けるときは、図10(a)に示すように、上記と同様に、止着部材としての止着ボルト15により一対の支持体10をドア枠F及びドアDに止着する。次に、図10(a)に示すように、各挿入孔20の開口21からプラグ30を挿入して開口21を塞ぐ。その後、ドアDの開閉途中の適宜の位置で、ロック手段40を支持体10の軸保持体14の内向面12に取付け、挿入孔20からのプラグ30の抜去を阻止する。具体的には、先ず、例えば、図10(b)に示すように、ドアDを僅かに開いてドアD側の支持体10の軸保持体14において、雌ネジ部33を露出させ、ロックボルト50を雌ネジ部33に螺合する。次に、図10(c)に示すように、ドアDを大きく開いて、ドア枠F側の支持体10の軸保持体14において、雌ネジ部33を露出させ、ロックボルト50を雌ネジ部33に螺合する。これにより、ロックボルト50はプラグ30の凹部31に入り込み、プラグ30の挿入孔20からの抜去を阻止する。この場合、凹部31はプラグ30の外周に沿う溝で構成されているので、プラグ30を挿入孔20に挿入した際、プラグ30の軸周りの位置がどの位置にあっても、溝からなる凹部31を雌ネジ部33に臨ませることができるので、プラグ30の軸回りの位置調整をしなくてもロックボルト50を凹部31に係止させることができる。
そして、図7(b),図8及び図9に示すように、ドアDの閉時に、プラグ30を抜去しようとしても、プラグ30は挿入孔20に挿入され、ロック手段40によりその抜去が阻止されているので、容易に抜去することができない。また、ロック手段40は支持体10の内向面12に取付けられており、一方の支持体10の内向面12と他方の支持体10の内向面12との間は狭いことから、ロック手段40を操作しにくく、ロック手段40を取外すのは極めて困難なので、この点でも、プラグ30を容易に抜去することが極めて困難になる。更に、プラグ30を破壊しようとしても、プラグ30は挿入孔20に挿入されているので破壊しにくい。そのため、防犯,防盗機能を向上させることができる。また、プラグ30なので、従来のカバーの板材に比較して、耐火性も向上させることができる。
特に、ロック手段40であるロックボルト50はプラグ30の凹部31に入り込んでプラグ30を係止するので、係止が確実になっており、容易に抜去することができない。また、ロックボルト50の長さ及びロックボルト50の凹部31に入り込む長さYが、互いに対向するロックボルト50の頭端間の間隔Xよりも長く設定されているので、このロックボルト50を外そうとして、仮にロックボルト50を外す方向に回転させることができても、ロックボルト50の頭端が反対側のロックボルト50の頭端に当接するとともに、ロックボルト50の先端が凹部31に残るので、プラグ30を実質的に取外すことができない。そのため、防犯,防盗機能をより一層向上させることができる。他の作用,効果は上記と同様である。
図11には、また別の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置Sを示している。これは、上記別の実施の形態と略同様であるが、これと異なって、プラグ30に貫通する通孔51を形成し、ロック手段40を、貫通孔32及び通孔51に挿通され支持体10の軸保持体14に形成した雌ネジに螺合して取り付けられるロックボルト50で構成してある。雌ネジは貫通孔32に形成し、及び/または、貫通孔32に対向する反対側の軸保持体14の壁部の部位52に形成している。そして、ロックボルト50は、その頭が軸保持体14の内向面1の表面と面一になる皿ボルトで形成されている。ロックボルト50の長さ及びロックボルト50の通孔51に入り込む長さYは、対峙する支持体10の軸保持体14の内向面12間の間隔Xよりも長く形成されている。
これにより、ロック手段40としてのロックボルト50を取付けるときは、挿入孔20の開口21からプラグ30を挿入して開口21を塞いだ後、ドアDの開閉途中の適宜の位置で、ロックボルト50を貫通孔32及びプラグ30の通孔51を通してネジ込む。ロックボルト50はプラグ30の通孔51に入り込むので、プラグ30の挿入孔20からの抜去を阻止する。この場合、ロックボルト50をネジ込むだけでロックできるので、取付けを容易にすることができ、作業性を向上させることができる。また、ロックボルト50はプラグ30の通孔51に入り込んでプラグ30を係止するので、係止が確実になり、プラグ30の抜去を確実に阻止することができる。他の作用,効果は上記と同様である。
尚、上記実施の形態において、プラグ30は、例えばステンレス等の金属製にしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、樹脂等適宜の材質にして良い。しかし、できるだけ硬質のものが好ましい。また、プラグ30の形状や大きさも上述したものに限定されるものではなく、適宜変更して差し支えない。また、上記実施の形態において、ロック手段40は上述のロッド41やロックボルト50を用いたものに限定されるものではなく、例えば、プラグ30に挿入されるスプリングピンやプラグ30を押圧保持するコイルスプリングを用いる等、適宜変更して差支えない。更に、止着部材としては、上記の止着ボルト15に限らず、ドア枠FやドアDに打ち込まれるリベットや釘、あるいはドア枠FやドアDから突設されるスタッドボルト及びこれに螺合するナット等、適宜変更して差支えない。また、支持体10の形状や大きさ、挿入孔20の形状や大きさなども上述した形状や大きさに限定されないことは勿論である。また、本発明は、種々の形態のドアDやドア枠Fに適用できることは勿論である。
S 二軸ヒンジ装置
F ドア枠
D ドア
1 連結杆
2 回動軸
10 支持体
11 前面
12 内向面
13 基板
14 軸保持体
15 止着ボルト(止着部材)
20 挿入孔
21 開口
22 大径部
23 小径部
24 段部
E プラグ挿入空間
30 プラグ
31 凹部(溝)
32 貫通孔
33 雌ネジ部
40 ロック手段
41 ロッド(係止部材)
42 プレート
43 固定ビス
44 雌ネジ
45 取付孔
50 ロックボルト(係止部材)
51 通孔


Claims (13)

  1. ドア枠に対してドアを開閉可能に支持する二軸ヒンジ装置であって、上記ドア枠及びドア間に横架される連結杆と、上記ドア枠及びドアに夫々止着され上記連結杆の両端側を夫々該連結杆の横架方向に直交する軸線を有する回動軸を介して回動可能に支持するとともに前面及び上記ドアの閉時に互いに対峙する内向面を有した一対の支持体とを備え、上記各支持体にその前面に開口を有し該支持体を止着するための止着部材が挿入される挿入孔を設けた二軸ヒンジ装置において、
    上記止着部材での止着後に上記挿入孔の開口から該挿入孔内に挿入されて該挿入孔の開口を塞ぐプラグと、上記ドアの開閉途中で上記支持体の内向面に取付け,取外し可能になるとともに取付けられて上記挿入孔からの上記プラグの抜去を阻止し取外されて該プラグの抜去を許容するロック手段と備えたことを特徴とする二軸ヒンジ装置。
  2. 上記挿入孔を、該挿入孔の開口縁から上記止着後の止着部材の前端に至り上記プラグが挿入されるプラグ挿入空間が形成されるように構成し、上記プラグの軸方向長さをLとしたとき、該プラグの0.9L以上の部分が挿入孔内に没入するようにしたことを特徴とする請求項1記載の二軸ヒンジ装置。
  3. 上記支持体に、その内向面から上記挿入孔に至り上記プラグに臨む貫通孔を形成し、上記ロック手段を、上記貫通孔に挿入されて上記プラグに係止する係止部材を備えて構成したことを特徴とする請求項1または2記載の二軸ヒンジ装置。
  4. 上記プラグの外側に凹部を形成し、上記ロック手段の係止部材を、先端が上記貫通孔に挿通されて上記プラグの凹部に入り込むロッドで構成し、該ロック手段を、上記ロッドの基端が固着され上記内向面に付設されるプレートと、該プレートを上記内向面に固定する固定ビスとを備えて構成したことを特徴とする請求項3記載の二軸ヒンジ装置。
  5. 上記凹部を、上記プラグの外周に沿う溝で構成したことを特徴とする請求項4記載の二軸ヒンジ装置。
  6. 上記支持体の内向面のある壁部に上記固定ビスがネジ込まれる雌ネジを形成し、該雌ネジを上記支持体の後面に近い側に形成し、上記プレートの上記雌ネジに対応する部位に上記固定ビスの雄ネジが挿通される取付孔を形成したことを特徴とする請求項4または5記載の二軸ヒンジ装置。
  7. 上記固定ビスの長さ及び上記ロッドの上記凹部に入り込む長さを、上記ドアの閉時における当該固定ビスの頭端と当該固定ビスの頭端が対向する支持体側の表面部位との間隔よりも長く設定したことを特徴とする請求項4乃至6何れかに記載の二軸ヒンジ装置。
  8. 上記プラグの外側に凹部を形成し、上記貫通孔を雌ネジ部で形成し、上記ロック手段の係止部材を、上記雌ネジ部に螺合し先端が上記プラグの凹部に入り込むロックボルトで構成したことを特徴とする請求項3記載の二軸ヒンジ装置。
  9. 上記凹部を、上記プラグの外周に沿う溝で構成したことを特徴とする請求項8記載の二軸ヒンジ装置。
  10. 上記ロックボルトの長さ及び該ロックボルトの上記凹部に入り込む長さを、上記ドアの閉時における当該ロックボルトの頭端と当該ロックボルトの頭端に対向する支持体側の表面部位との間隔よりも長く設定したことを特徴とする請求項8または9記載の二軸ヒンジ装置。
  11. 上記プラグに貫通する通孔を形成し、上記ロック手段の係止部材を、上記貫通孔及び通孔に挿通され上記支持体に形成した雌ネジに螺合して取り付けられるロックボルトで構成したことを特徴とする請求項3記載の二軸ヒンジ装置。
  12. 上記ロックボルトの長さ及び該ロックボルトの上記通孔に入り込む長さを、上記ドアの閉時における当該ロックボルトの頭端と当該ロックボルトの頭端に対向する支持体側の表面部位との間隔よりも長く設定したことを特徴とする請求項11記載の二軸ヒンジ装置。
  13. 上記支持体を、基板と、上記連結杆の横架方向に直交する軸線方向であって該連結杆の端部を挟んで上記基板に設けられ上記回動軸を保持するとともに上記前面及び内向面を有したブロック状の一対の軸保持体とを備えて構成し、上記止着部材を、ボルト頭及びこれに同軸で連続する雄ネジ部を有した止着ボルトで構成し、上記挿入孔を、上記軸保持体の前面から基板を通して貫通して形成するとともに、上記止着ボルトのボルト頭及び雄ネジ部が挿通される上記前面側の大径部と、該大径部に同軸で連続形成されボルト頭が挿通不能で雄ネジ部が挿通可能な上記基板側の小径部と、上記大径部及び小径部間に形成されボルト頭の後端が当接する段部とから構成し、上記大径部の深さを上記ボルト頭の軸方向長さよりも大きくなるように形成し、該大径部の開口縁から上記挿入孔に挿入された止着ボルトのボルト頭の前端に至り上記プラグが挿入されるプラグ挿入空間が形成されるように構成したことを特徴とする請求項1乃至12何れかに記載の二軸ヒンジ装置。


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