JP2016216207A - elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、ロープの振れを収束させる振れ止め機構を備えたエレベータに関する。 Embodiments described herein relate generally to an elevator including an anti-sway mechanism for converging rope runout.
例えば地震あるいは強風を要因とする長周期振動がエレベータに作用すると、乗りかごおよび釣合錘を昇降路に吊り下げているメインロープが昇降路の横方向に振れ動くことがある。特に高層用エレベータでは、メインロープの全長が増大するので、メインロープの振れ幅大きくなる。 For example, when long-period vibration caused by an earthquake or strong wind acts on the elevator, the main rope that suspends the car and the counterweight on the hoistway may swing in the lateral direction of the hoistway. In particular, in a high-rise elevator, the overall length of the main rope increases, so the swing width of the main rope increases.
メインロープが大きく振れた状態でエレベータの運転を継続した場合、メインロープの振れが乗りかごに伝わり、乗り心地の悪化を招く一つの要因となる。この対策として、従来では、長周期振動が発生した時に、乗りかごを最寄階に停止させてエレベータの運転を休止させる長尺管制運転が行われている。 When the operation of the elevator is continued in a state where the main rope is greatly shaken, the swing of the main rope is transmitted to the car, which is one factor that causes a deterioration in the ride comfort. Conventionally, as a countermeasure, when a long-period vibration occurs, a long control operation is performed in which the car is stopped at the nearest floor to stop the operation of the elevator.
長尺管制運転は、一度作動するとメインロープの振れが収束するまで解除されず、エレベータの運転が休止した状態が持続する。メインロープの振れが収束するまでの時間は、長周期振動の大きさおよびメインロープの長さにもよるが、概ね一時間を要する。したがって、エレベータが運転を休止してから通常運転に復帰するまでの時間が長くなるといった問題がある。 Once the long control operation is activated, it is not released until the main rope swing converges, and the elevator operation is stopped. The time until the main rope swing converges depends on the magnitude of the long-period vibration and the length of the main rope, but generally takes one hour. Therefore, there is a problem that it takes a long time for the elevator to stop operating and return to normal operation.
本発明の目的は、昇降路内でのロープの振れを収束させることができ、早期のうちに通常運転に復帰できるエレベータを得ることにある。 An object of the present invention is to obtain an elevator capable of converging rope swings in a hoistway and returning to normal operation at an early stage.
実施形態によれば、エレベータは、互いに向かい合うように鉛直方向に延びた一対のガイドレールを有する昇降路と、前記ガイドレールに沿って前記昇降路を昇降動される昇降体と、前記昇降体に連結され、前記昇降路に沿って垂れ下がるロープと、前記ガイドレールの間に跨って前記ガイドレールに昇降動可能に支持された振れ止め機構と、備えている。前記振れ止め機構は、前記昇降体が停止している時に、前記ロープに接した状態で前記昇降路の高さ方向に自走することにより前記昇降路の横方向への前記ロープの振れを拘束するように構成されている。 According to the embodiment, the elevator includes a hoistway having a pair of guide rails extending in the vertical direction so as to face each other, an elevating body that is moved up and down the hoistway along the guide rail, and the elevating body A rope that is coupled and hangs down along the hoistway, and a steadying mechanism that is supported by the guide rail so as to be movable up and down across the guide rail. The steadying mechanism restrains the swinging of the rope in the lateral direction of the hoistway by self-propelling in the height direction of the hoistway while in contact with the rope when the hoisting body is stopped. Is configured to do.
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1ないし図8を参照して説明する。
[First embodiment]
Hereinafter, the first embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 8.
図1は、1:1ローピングを採用したトラクション方式のエレベータ1を概略的に示している。図1に示すように、エレベータ1は、昇降路2、一対の第1のガイドレール3a,3b、一対の第2のガイドレール4a,4b、乗りかご5、釣合錘6、巻上機7および複数のメインロープ8を主要な要素として備えている。
FIG. 1 schematically shows a
昇降路2は、例えば高層ビルのような建屋に設けられ、鉛直方向に沿って起立されている。第1のガイドレール3a,3bおよび第2のガイドレール4a,4bは、夫々昇降路2の高さ方向に沿って一直線状に延びているとともに、昇降路2の幅方向に互いに向かい合うように平行に配置されている。
The
乗りかご5は、第1のガイドレール3a,3bを介して昇降路2に昇降動可能に支持されている。乗りかご5は、かご枠9およびかご本体10を備えている。かご枠9は、左右の縦枠11a,11b、下梁12および上梁13を有している。縦枠11a,11bは、第1のガイドレール3a,3bの間で昇降路2の高さ方向に延びている。下梁12は、縦枠11a,11bの下端部の間に水平に架け渡されている。上梁13は、縦枠11a,11bの上端部の間に水平に架け渡されている。
The
かご本体10は、乗客が乗り降りする箱形の要素であって、かご枠9により支持されている。かご本体10は、左右の縦枠11a,11b、下梁12および上梁13で囲まれている。
The
下梁12の左端部および右端部に夫々下部案内装置14a,14bが取り付けられている。下部案内装置14a,14bは、第1のガイドレール3a,3bの刃3cを三方から挟み込んでいる。
上梁13は、かご本体10の上方に位置されている。上梁13の左端部および右端部に夫々上部案内装置15a,15bが取り付けられている。上部案内装置15a,15bは、第1のガイドレール3a,3bの刃3cを三方から挟み込むとともに、下部案内装置14a,14bと協働して乗りかご5を第1のガイドレール3a,3bに沿って昇降動可能に支持している。
The
釣合錘6は、第2のガイドレール4a,4bを介して昇降路2に昇降動可能に支持されている。
The
巻上機7は、昇降路2の上端の機械室17に据え付けられている。メインロープ8は、巻上機7の駆動シーブ7aに巻き掛けられているとともに、1:1ローピングで乗りかご5および釣合錘6を昇降路2に昇降動可能に吊り下げている。そのため、乗りかご5および釣合錘6は、夫々昇降体と言い換えることができる。
The hoisting
さらに、機械室17に制御装置18が設置されている。制御装置18は、運転制御部19および揺れ管制制御部20を有している。運転制御部19は、巻上機7に電気的に接続されており、メインロープ8を巻き上げたり、巻き戻す方向に巻上機7の運転を制御することで、乗りかご5および釣合錘6を昇降路2に沿って昇降動させる。
Furthermore, a control device 18 is installed in the
揺れ管制制御部20は、揺れ感知器21に電気的に接続されている。揺れ感知器21は、昇降路2に作用する長周期振動を検出する検出手段の一例である。揺れ感知器21は、例えば加速度センサーであり、エレベータ1が設置された建屋の揺れを加速度に基づく電気信号として出力する。揺れ感知器21によって検出された加速度は、揺れ管制制御部20に入力される。運転制御部19は、揺れ管制制御部20によって長周期振動が検出された時にエレベータ1の運転を休止する。言い換えると、エレベータ1が通常運転から長尺管制運転に移行する。
The
図1および図2に示すように、複数のメインロープ8は、昇降路2の幅方向および奥行方向に所定の間隔を存して並んでいる。メインロープ8の一端は、乗りかご5の上梁13の中央部に連結されている。メインロープ8の他端は、釣合錘6の上端の中央部に連結されている。このため、メインロープ8は、巻上機7の駆動シーブ7aと乗りかご5の上梁13との間を結ぶ第1の部位8aと、巻上機7の駆動シーブ7aと釣合錘6との間を結ぶ第2の部位8bと、を有している。第1の部位8aおよび第2の部位8bは、機械室17から昇降路2に垂れ下がっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the plurality of
さらに、コンペンセーティングロープ23が乗りかご5の底部と釣合錘6の下端部との間に架け渡されている。コンペンセーティングロープ23は、乗りかご5および釣合錘6から昇降路2の底のピットに向けて垂れ下がっている。
Furthermore, a compensating
図1に示すように、自走式の振れ止め機構30が昇降路2に設けられている。振れ止め機構30は、乗りかご5を昇降路2に吊り下げているメインロープ8の振れを抑制するための要素であって、以下、振れ止め機構30の詳細について説明する。
As shown in FIG. 1, a self-propelled
図2ないし図5に示すように、振れ止め機構30は、第1のガイドレール3a,3bの間に水平に跨るフレーム31を備えている。フレーム31は、一対の支持梁32a,32bを有している。支持梁32a,32bは、昇降路2の幅方向に水平に延びているとともに、昇降路2の奥行き方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。支持梁32a,32bの上端および下端には、夫々水平に張り出すフランジ部33が形成されている。
As shown in FIGS. 2 to 5, the steadying
図1および図6に最もよく示されるように、第1ないし第4の案内装置35a,35b,35c,35dがフレーム31に取り付けられている。第1ないし第4の案内装置35a,35b,35c,35dは、振れ止め機構30のフレーム31を第1のガイドレール3a,3bに昇降動可能に支持するための要素である。
As best shown in FIGS. 1 and 6, first to
第1の案内装置35aおよび第2の案内装置35bは、一方の第1のガイドレール3aに対応するように、フレーム31の左端部の上面および下面に位置されている。第3の案内装置35cおよび第4の案内装置35dは、他方の第1のガイドレール3bに対応するように、フレーム31の右端部の上面および下面に位置されている。
The
第1ないし第4の案内装置35a,35b,35c,35dは、互いに共通の構成を有している。そのため、本実施形態では、第1の案内装置35aを代表して説明し、その他の案内装置35b,35c,35dについては同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
The first to
図2ないし図4に示すように、第1の案内装置35aは、台座36、ローラブラケット37、第1ないし第3のローラ38a,38b,38cおよびモータ39を主要な要素として備えている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
台座36は、支持梁32a,32bの上端のフランジ部33の間に跨って水平に固定されている。台座36は、第1のガイドレール3aと隣り合うとともに、第1のガイドレール3aとは反対側の端部から起立された端壁36aを有している。さらに、台座36の上面は、フラットなガイド面36bを構成している。
The
ローラブラケット37は、ベース部41、一対のローラ支持壁42a,42bおよび一対のばね受け43a,43bを備えている。ベース部41は、台座36のガイド面36bの上に摺動可能に重ねられている。複数の長孔44がベース部41に形成されている。長孔44は、夫々フレーム31の長手方向に延びている。各長孔44にボルト45が挿通されている。ボルト45は、ベース部41が長孔44の長手方向に移動できるように、当該長孔44を貫通して台座36にねじ込まれている。
The
そのため、ローラブラケット37は、第1のガイドレール3aに近づいたり遠ざかる方向に移動可能に台座36のガイド面36bの上に保持されている。
Therefore, the
ローラ支持壁42a,42bは、第1のガイドレール3aと隣り合うようにベース部41から起立されている。一方のローラ支持壁42aは、第1のガイドレール3aの刃3cに沿って延びた第1の壁部46aと、刃3cと直交する方向に延びた第2の壁部46bと、を有している。他方のローラ支持壁42bは、第1のガイドレール3aの刃3cと直交する方向に延びているとともに、一方のローラ支持壁42aに対し第1のガイドレール3aの刃3cを間に挟んだ反対側に位置されている。
The
第1のローラ38aは、第1のガイドレール3aの刃3cの先端縁3dに転がり接触する要素であって、ローラ支持壁42aの第1の壁部46aに支持されている。第2のローラ38bは、第1のガイドレール3aの刃3cの一方の側面3eに転がり接触する要素であって、ローラ支持壁42aの第2の壁部46bに支持されている。第3のローラ38cは、第1のガイドレール3aの刃3cの他方の側面3fに転がり接触する要素であって、他方のローラ支持壁42bに支持されている。
The
このため、第1ないし第3のローラ38a,38b,38cは、第1のガイドレール3aに対し三方から転がり接触することで、振れ止め機構30のフレーム31を第1のガイドレール3aに沿って昇降動可能に支持している。
For this reason, the first to
モータ39は、第1のローラ38aのハブに図示しない減速機構を介して一体的に組み込まれている。第1のローラ38aは、モータ39から伝わるトルクを受けることで正方向よび逆方向に回転する。
The
さらに、本実施形態の振れ止め機構30は、複数の充電式のバッテリ40を装備している。バッテリ40は、第1ないし第4の案内装置35a,35b,35c,35dが有するモータ39の駆動用電源であって、振れ止め機構30のフレーム31に搭載されている。
Furthermore, the
ばね受け43a,43bは、ローラ支持壁42a,42bから離れた位置でベース部41から起立されている。ばね受け43a,43bは、台座36の端壁36aと向かい合っている。一対の圧縮コイルばね47a,47bがばね受け43a,43bと台座36の端壁36aとの間に介在されている。圧縮コイルばね47a,47bは、弾性体の一例であって、ローラブラケット37を第1のガイドレール3aに向けて付勢している。言い換えると、圧縮コイルばね47a,47bは、第1のローラ38aの外周面を第1のガイドレール3aの刃3cの先端縁3dに押し付けている。
The
この結果、第1のローラ38aがモータ39からトルクを受けて回転した時に、第1のローラ38aが空転したり、第1のガイドレール3aに対しスリップすることが無いように、第1のローラ38aと第1のガイドレール3aとの間に所望の摩擦抵抗が生じるようになっている。
As a result, when the
図2および図5に示すように、フレーム31の長手方向に沿う中央部に一対のロープガイド50a,50bが取り付けられている。ロープガイド50a,50bは、例えばメインロープ8よりも柔軟な合成樹脂又はゴム状弾性体により板状に形成されている。本実施形態によると、ロープガイド50a,50bは、フレーム31の支持梁32a,32bの間に固定されているとともに、昇降路2の高さ方向に間隔を存して並べられている。
As shown in FIGS. 2 and 5, a pair of rope guides 50 a and 50 b are attached to the central portion along the longitudinal direction of the
複数の挿通孔51がロープガイド50a,50bに形成されている。挿通孔51は、複数のメインロープ8に対応するように互いに間隔を存して並べられており、当該挿通孔51にメインロープ8が個々に挿通されている。
A plurality of insertion holes 51 are formed in the rope guides 50a and 50b. The insertion holes 51 are arranged at intervals so as to correspond to the plurality of
メインロープ8がロープガイド50a,50bを貫通することで、昇降路2の横方向へのメインロープ8の振れが拘束されるようになっている。メインロープ8の外周面と挿通孔51の内周面との間には、例えば1mm程度のクリアランスCが確保されている。
As the
図1、図3および図6に示すように、昇降路2の上端部にストッパ機構54が設置されている。ストッパ機構54は、振れ止め機構30を昇降路2の最上部の待機位置L1に保持するための要素である。待機位置L1は、乗りかご5の最上階停止位置よりも上方に規定されている。
As shown in FIGS. 1, 3 and 6, a
ストッパ機構54は、一対の支持アーム55a,55bを備えている。一方の支持アーム55aは、ブラケット56aを介して第1のガイドレール3aの上端部に設置されている。同様に、他方の支持アーム55bは、ブラケット56bを介して第1のガイドレール3bの上端部に設置されている。
The
さらに、支持アーム55a,55bは、図6に示す第1の位置P1と図7に示す第2の位置P2との間で回動可能となっている。第1の位置P1では、支持アーム55a,55bは、第1のガイドレール3a,3bの間に水平に張り出している。第2の位置P2では、支持アーム55a,55bは、第1のガイドレール3a,3bに沿うように垂直に起立されて、第1のガイドレール3a,3bの間から退いている。
Further, the
さらに、支持アーム55a,55bは、第1の位置P1および第2の位置P2のいずれかに選択的に回動するように、例えば油圧シリンダのようなアクチュエータ57a,57bによって駆動される。支持アーム55a,55bが第1の位置P1に回動されると、当該支持アーム55a,55bが振れ止め機構30を構成する支持梁32aのフランジ部33の下面に引っ掛かる。これにより、振れ止め機構30が昇降路2の最上部の待機位置L1に保持される。
Further, the
本実施形態によると、アクチュエータ57a,57bの駆動部は、前記制御装置18の運転制御部19に電気的に接続されている。運転制御部19は、揺れ管制制御部20によって長周期振動が検出された時に、アクチュエータ57a,57bの駆動部に対し支持アーム55a,55bを第1の位置P1から第2の位置P2に回動させる信号を送出する。
According to the present embodiment, the drive units of the
それとともに、運転制御部19は、第1ないし第4の案内装置35a,35b,35c,35dのモータ39を発電機として動作させる信号をモータ39に送出する。
At the same time, the
次に、建屋に長周期振動が作用した時のエレベータ1の動作について、図8に示すフローチャートを加えて説明する。
Next, the operation of the
制御装置18の揺れ管制制御部20は、ステップS1において建屋に長周期振動が発生したか否かを判断する。本実施形態では、揺れ管制制御部20は、揺れ感知器21から出力された建屋の揺れの加速度に基づいて、揺れ感知器21が例えば地震あるいは強風を要因とする長周期振動を検出したか否かを判断する。
The
長周期振動が発生したことを揺れ管制制御部20が判断すると、エレベータ1を通常運転から長尺管制運転に移行させるステップS2に進む。ステップS2では、揺れ管制制御部20は、運転制御部19にエレベータ1の運転を休止させる指令を出力する。さらに、運転制御部19は、揺れ管制制御部20からの指令に基づいて巻上機7を制御することで、乗りかご5を最寄階で停止させるとともに、巻上機7を停止させた状態に維持する。
When the
揺れ管制制御部20は、長周期振動が発生していないと判断すると、長周期振動が発生するまでステップS1を繰り返す。
If the
次に、揺れ管制制御部20は、地震・強風に基づく建屋の揺れが収束したか否かを判断するステップS3に進む。建屋の揺れが収束したことを揺れ管制制御部20が判断すると、運転制御部19からの指令に基づいてストッパ機構54のアクチュエータ57a,57bが支持アーム55a,55bを第1の位置P1から第2の位置P2に回動させるとともに、第1ないし第4の案内装置35a,35b,35c,35dのモータ39が発電機として動作する。
Next, the
支持アーム55a,55bが第1の位置P1から第2の位置P2に回動することで、振れ止め機構30の保持が解除される。この結果、振れ止め機構30が自重により待機位置L1から乗りかご5に向けて降下を開始するステップS4に進む。
When the
ステップS4の段階では、建屋の揺れは収束しているものの、乗りかご5を昇降路2に吊り下げているメインロープ8が昇降路2の横方向に振れ動き続けている。特に、乗りかご5が昇降路2の高さ方向に沿う中間部よりも下方に位置された状態では、メインロープ8の第1の部分8aの全長が増大するので、メインロープ1の第1の部分8aの振れ幅が大きくなる。
In step S4, the shaking of the building has converged, but the
ステップS4において振れ止め機構30の保持が解除されると、振れ止め機構30が自重により第1のガイドレール3a,3bに沿って降下する。この際、第1ないし第4の案内装置35a,35b,35c,35dの第1のローラ38aの外周面が第1のガイドレール3a,3bの刃3cの先端縁3dに弾性的に押し付けられているので、第1のローラ38aからモータ39に回転力が入力され、モータ39が発電機として作動する。
When the holding of the steadying
そのため、モータ39に回生ブレーキが働き、振れ止め機構30が制動力を伴いながら昇降路2を乗りかご5に向けてゆっくりと降下する。
Therefore, a regenerative brake acts on the
振れ止め機構30が降下すると、メインロープ8の第1の部分8aがロープガイド50a,50bの挿通孔51を通過する。ロープガイド50a,50bは、昇降路2の高さ方向に沿うメインロープ8の移動を許容するが、昇降路2の横方向へのメインロープ8の動きを拘束する。
When the
この結果、乗りかご5を昇降路2に吊り下げているメインロープ8の第1の部分8aが、例えば地震や強風の影響を受けて昇降路2の横方向に大きく振れ動いていても、メインロープ8の振れは、メインロープ8の第1の部分8aがロープガイド50a,50bを通過する過程で強制的に抑制される。
As a result, even if the
振れ止め機構30が乗りかご5の上に到着すると、ステップS5に進む。ステップS5では、運転制御部19は、モータ39にバッテリ40から電力を供給し、第1のローラ38aを降下時とは逆方向に駆動する。これにより、第1のローラ38aと第1のガイドレール3a,3bとの間に生じる接触抵抗により、振れ止め機構30か乗りかご5の上部から待機位置L1に向けて上昇を開始する。
When the
振れ止め機構30が上昇する過程においても、メインロープ8の第1の部分8aがロープガイド50a,50bの挿通孔51を通過するので、昇降路2の横方向へのメインロープ8の動きが抑制される。
Even in the process in which the
振れ止め機構30が待機位置L1に到着すると、ストッパ機構54のアクチュエータ57a,57bが支持アーム55a,55bを第2の位置P2から第1の位置P1に回動させる。この回動により、支持アーム55a,55bが支持梁32aのフランジ部33の下面に引っ掛かり、振れ止め機構30が待機位置L1に保持される。
When the
振れ止め機構30が待機位置L1に保持されると、ステップS7に進む。ステップS7では、運転制御部19は、エレベータ1の長尺管制運転を解除して通常運転を再開させる。
When the
第1の実施形態によると、長尺管制運転で休止したエレベータ1が復旧の段階に入った時に、昇降路2の最上部に保持された振れ止め機構30が第1のガイドレール3a,3bに沿って降下する。これにより、建屋の揺れが収束した以降も昇降路2内で継続して振れ動いているメインロープ8がロープガイド50a,50bの挿通孔51を通過するので、当該ロープガイド50a,50bによって昇降路2の横方向へのメインロープ8の振れが拘束される。
According to the first embodiment, when the
このため、昇降路2内でのメインロープ8の振れを速やかに収束させることができ、運転を休止しているエレベータ1を早期のうちに通常運転に復帰させることができる。したがって、エレベータ1が運転を休止してから運転を再開するまでの時間を短縮することができる。
For this reason, the swing of the
第1の実施形態では、振れ止め機構30が一対のロープガイド50a,50bを有しているが、ロープガイド50a,50bの数に特に制約はない。例えば、メインロープ8が貫通する単一のロープガイドをフレーム31の支持梁32a,32bの間に固定してもよい。
In the first embodiment, the
さらに、振れ止め機構30を待機位置L1に保持するストッパ機構54の構成についても第1の実施形態に特定されるものではない。例えば、支持アーム55a,55bを第1のガイドレール3a,3bの間に水平に張り出す第1の位置P1と、第1のガイドレール3a,3bの間から退く第2の位置P2との間で水平方向に直線的に往復動させるようにしてもよい。
Furthermore, the configuration of the
加えて、振れ止め機構30は、メイインロープ8の振れを抑制することに限らず、当該振れ止め機構30を用いてコンペンセーティングロープ23の振れを抑制するようにしてもよい。
In addition, the
この場合、振れ止め機構30は、昇降路2の下端のピット内で待機しており、エレベータ1の運転が休止した時に、第1のガイドレール3a,3bに沿って上昇する。これにより、振れ止め機構30のロープガイド50a,50bがコンペンセーティングロープ23に沿って上昇し、昇降路2の横方向へのコンペンセーティングロープ23の振れを抑制する。
In this case, the
それとともに、振れ止め機構30を第2のガイドレール4a,4bに沿って昇降動させるようにしてもよい。このようにすれば、釣合錘6を昇降路2に吊り下げているメインロープ8の第2の部分8bの振れ、あるいは釣合錘6の下端から昇降路2のピットに向けて垂れ下がるコンペンセーティングロープ23の振れを抑制することができる。
At the same time, the steadying
さらに、第1の実施形態では、モータ39を発電機として作動させた時の回生ブレーキを利用して第1のローラ38aに制動力を付与しているが、例えば第1のローラ38aにシュー材を用いた摩擦ブレーキあるいは磁性流体の磁化により制動力を得る電磁ブレーキを設けてもよい。
Furthermore, in the first embodiment, a braking force is applied to the
[第2の実施形態]
図9ないし図11は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、振れ止め機構30を第1のガイドレール3a,3bに沿って案内する四つの案内装置の構成が第1の実施形態と相違している。四つの案内装置は、前記第1の実施形態と同様に、振れ止め機構30のフレーム31の四隅に分散して配置されている。
[Second Embodiment]
9 to 11 disclose a second embodiment. The second embodiment is different from the first embodiment in the configuration of four guide devices that guide the
図9は、第1のガイドレール3aに対応するように、フレーム31の左端部の上面に取り付けられた第1の案内装置60を示している。第1のガイドレール3aは、強磁性体である鉄で形成されている。第1の案内装置60は、台座61と、台座61に支持されたE形の磁石ユニット62と、を備えている。
FIG. 9 shows the first guide device 60 attached to the upper surface of the left end portion of the
台座61は、例えばアルミニウム、ステンレス鋼あるいはプラスチックのような非磁性材料で形成され、フレーム31の左端部の上面に固定されている。本実施形態では、昇降路2の幅方向をX方向、昇降路2の奥行き方向をY方向および昇降路2の高さ方向をZ方向と定義する。そのため、図11に示すように、第1のガイドレール3aの側面3e,3fは、Y方向と直交した垂直な面であり、第1のガイドレール3aの先端縁3dは、X方向と直交した垂直な面である。
The
図10および図11に示すように、磁石ユニット62は、第1ないし第4の電磁石63a,63b,63c,63dと、第1および第2の永久磁石64a,64bと、を備えている。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
第1の電磁石63aは、第1のガイドレール3aの他方の側面3fと対向し合う端部に第1の磁極65aを有している。第2の電磁石63bは、第1のガイドレール3aの一方の側面3eと対向し合う端部に第2の磁極65bを有している。第3の電磁石63cおよび第4の電磁石63dは、互いに協働して中央電磁石66を構成している。中央電磁石66は、第1のガイドレール3aの先端縁3dに向けて延びるとともに、先端縁3dと対向し合う端部に第3の磁極65cを有している。
The
さらに、第1ないし第4の電磁石63a,63b,63c,63dには、夫々コイル67a,67b,67c,67dが巻回されている。
Further,
第1の永久磁石64aは、第1の電磁石63aと中央電磁石66との間を連結している。第2の永久磁石64bは、第2の電磁石63bと中央電磁石66との間を連結している。本実施形態によると、中央電磁石66は、第1の永久磁石64aおよび第2の永久磁石64bの同極同士を連結している。
The first
このような磁石ユニット62では、第1のガイドレール3aの刃3cを間に挟んで向かい合う第1の磁極65aおよび第2の磁極65bを通る磁力線の方向と、刃3cの先端縁3dと向かい合う第3の磁極65cを通る磁力線の方向とが互いに略直交し合う。さらに、第1ないし第3の磁極65a,65b,65cと第1のガイドレール3aの側面3e,3fおよび先端縁3dとの間には、夫々隙間が存在する。
In such a
そのため、第1ないし第4の電磁石63a,63b,63c,63dに供給される励磁電流を制御装置18の運転制御部19で制御することで、第1のガイドレール3aを吸引しようとする磁石ユニット62の磁力を変化させることができる。具体的に述べると、
(1) 第1ないし第4の電磁石63a,63b,63c,63dへの励磁電流を、第1および第2の永久磁石64a,64bの磁束が増加するように供給した場合、
Y方向に関しては、第1の磁極65aと第1のガイドレール3aの側面3fとの間の磁力および第2の磁極65bと第1のガイドレール3aの側面3eとの間の磁力は略同程度に増加する。そのため、Y方向に関する磁力の増分は相殺され、磁石ユニット62の磁力はほとんど変化しない。
Therefore, the magnet unit that tries to attract the
(1) When the exciting current to the first to
Regarding the Y direction, the magnetic force between the first
X方向に関しては、第3の磁極65cと第1のガイドレール3aの先端縁3dとの間を通る磁束が増大するので、磁石ユニット62の磁力が増加する。
With respect to the X direction, the magnetic flux passing between the third
(2) 第1ないし第4の電磁石63a,63b,63c,63dへの励磁電流を、第1および第2の永久磁石64a,64bの磁束が減少するように供給した場合、
Y方向に関しては、第1の磁極65aと第1のガイドレール3aの側面3fとの間の磁力および第2の磁極65bと第1のガイドレール3aの側面3eとの間の磁力は略同程度に減少する。そのため、Y方向に関する磁力の減少分は相殺され、磁石ユニット62の磁力はほとんど変化しない。
(2) When the exciting current to the first to
Regarding the Y direction, the magnetic force between the first
X方向に関しては、第3の磁極65cと第1のガイドレール3aの先端縁3dとの間を通る磁束が減少するので、磁石ユニット62の磁力が減少する。
With respect to the X direction, the magnetic flux passing between the third
(3) 第1および第3の電磁石63a,63cへの励磁電流を、第1の永久磁石64aの磁束が増加するように供給し、第2および第4の電磁石63dへの励磁電流を、第2の永久磁石64bの磁束が減少するように供給した場合、
Y方向に関しては、第1の磁極65aの側で磁束が増大し、第2の磁極65bの側では磁束が減少する。このため、第1のガイドレール3aの側面3eの側と側面3fの側とで磁石ユニット62の磁力に差異が生じ、磁石ユニット62が第1のガイドレール3aの側面3fに吸引される。
(3) The exciting current to the first and
Regarding the Y direction, the magnetic flux increases on the first
X方向に関しては、第3の磁極65cを通る磁束の変化分が相殺され、磁石ユニット62の磁力はほとんど変化しない。
Regarding the X direction, the change in the magnetic flux passing through the third
(4) 第1および第3の電磁石63a,63cへの励磁電流を、第1の永久磁石64aの磁束が減少するように供給し、第2および第4の電磁石63b,63dへの励磁電流を、第2の永久磁石64bの磁束が増加するように供給した場合、X方向に関しては磁石ユニット62の磁力はほとんど変化しないが、Y方向については磁石ユニット62の磁力に差異が生じる。このため、磁石ユニット62が逆に第1のガイドレール3aの側面3eに吸引される。
(4) Supply exciting current to the first and
以上のように、第1ないし第4の電磁石63a,63b,63c,63dに対する励磁電流を運転制御部19で制御することで、第1のガイドレール3aに対する磁石ユニット62のX方向およびY方向の磁力を個別に変化させることができる。
As described above, by controlling the excitation current for the first to
このことから、昇降路2に対する振れ止め機構30の保持が解除された時点で、運転制御部19からの指令により磁石ユニット62のX方向およびY方向の磁力を個別に変化させれば、振れ止め機構30が自重により第1のガイドレール3a,3bに沿って降下する。
Therefore, when the holding of the
したがって、前記第1の実施形態と同様に、降下する振れ止め機構30によって昇降路2の横方向へのメインロープ8の動きを拘束することができる。
Therefore, as in the first embodiment, the movement of the
第2の実施形態では、磁石ユニット62の磁力を変化させることで、振れ止め機構30を第1のガイドレール3a,3bに沿って降下させている。このため、降下の途中で磁石ユニット62の磁力を高めることで、振れ止め機構30を昇降路2の任意な位置で停止させることが可能となる。
In the second embodiment, the steadying
振れ止め機構30を昇降路2の途中で停止させることで、メインロープ8に作用する振れが成長するのを防止できる。
By stopping the steadying
一方、磁石ユニット62の磁力を変化させた場合、振れ止め機構30を第1のガイドレール3a,3bに沿って降下させることはできるものの、振れ止め機構30を第1のガイドレール3a,3bに沿って上昇させることはできない。
On the other hand, when the magnetic force of the
そのため、第2の実施形態では、振れ止め機構30が乗りかご5の上面に接する位置まで振れ止め機構30が降下した後に、巻上機7で乗りかご5を上昇させることで振れ止め機構30を昇降路2の上部に向けて押し上げることが望ましい。
Therefore, in the second embodiment, after the steady-
振れ止め機構30が保持される待機位置L1は、乗りかご5の最上階停止位置よりも上方に位置されている。このため、乗りかご5が最上階停止位置に達しても、振れ止め機構30が待機位置L1に到達しないことがあり得る。
The standby position L <b> 1 where the
この対策としては、例えば乗りかご5の上梁13に、例えば振れ止め機構30のフレーム31を受け止める油圧シリンダ又は空気シリンダを用いた押し上げ機構を設置するとよい。押し上げ機構は、乗りかご5が最上階停止位置に達した時点で、振れ止め機構30を待機位置L1に向けて押し上げる。
As a countermeasure, for example, a push-up mechanism using a hydraulic cylinder or an air cylinder that receives the
振れ止め機構30が待機位置L1に到達したら、前記第1の実施形態と同様に、ストッパ機構54の支持アーム55a,55bを第2の位置P2から第1の位置P1に回動させ、支持アーム55a,55bを支持梁32aのフランジ部33の下面に引っ掛ける。これにより、振れ止め機構30を待機位置L1に保持することができる。
When the
第2の実施形態では、振れ止め機構30を専用の押し上げ機構を介して待機位置L1まで押し上げることを想定しているが、これに特定されるものではない。例えば、乗りかご5が最上階停止位置に到達した後、メインロープ8を巻き上げる方向に巻上機7をさらに駆動することで、振れ止め機構30を乗りかご5で待機位置L1に押し上げるようにしてもよい。
In the second embodiment, it is assumed that the
但し、乗りかご5が最上階停止位置を通り過ぎた位置まで上昇するので、その分、釣合錘6の降下量が増える。このため、昇降路2のピットをより深くする等の対応が必要となる。
However, since the
さらに、第2の実施形態の発展形として、例えば振れ止め機構30をリニアモータで駆動するようにしてもよい。その一例としては、昇降路2にリアクションプレートを鉛直方向に沿って直線状に配列するとともに、振れ止め機構30のフレーム31にリアクションプレートと向かい合う電磁石を設けることが考えられる。
Furthermore, as a developed form of the second embodiment, for example, the steadying
加えて、第2の実施形態では、磁石ユニット62の磁力を変化させることで、振れ止め機構30を第1のガイドレール3a,3bに沿って降下させるようにしたが、磁石ユニットの代わりに摩擦ユニットを用いてもよい。
In addition, in the second embodiment, the steadying
摩擦ユニットは、第1のガイドレール3a,3bの刃3cに摺動可能に接するシュー材と、シュー材を第1のガイドレール3a,3bの刃3cに向けて押圧する弾性体と、を備えている。弾性体によるシュー材の押圧力を変化させることで、振れ止め機構30を第1のガイドレール3a,3bに沿って降下させたり、昇降路2の途中の任意な位置で振れ止め機構30を停止させることが可能となる。したがって、前記第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
The friction unit includes a shoe material that slidably contacts the
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
2…昇降路、3a,3b,4a,4b…ガイドレール(第1のガイドレール、第2のガイドレール)、5,6…昇降体(乗りかご、釣合錘)、8,23…ロープ(メインロープ、コンペンセーティングロープ)、30…振れ止め機構。 2 ... hoistway, 3a, 3b, 4a, 4b ... guide rail (first guide rail, second guide rail), 5, 6 ... elevating body (cage, counterweight), 8, 23 ... rope ( Main rope, compensating rope), 30 ... rest mechanism.
Claims (10)
前記ガイドレールに沿って前記昇降路を昇降動される昇降体と、
前記昇降体に連結され、前記昇降路に沿って垂れ下がるロープと、
前記ガイドレールの間に跨って前記ガイドレールに昇降動可能に支持され、前記昇降体が停止している時に、前記ロープに接した状態で前記昇降路の高さ方向に自走することにより前記昇降路の横方向への前記ロープの振れを拘束する振れ止め機構と、
を具備したエレベータ。 A hoistway having a pair of guide rails extending vertically so as to face each other;
An elevating body that is moved up and down the hoistway along the guide rail;
A rope coupled to the lifting body and hanging along the hoistway;
By being supported by the guide rail so as to be movable up and down between the guide rails, and when the lifting body is stopped, the self-propelled in the height direction of the hoistway while in contact with the rope An anti-sway mechanism for restraining the rope from swinging in the lateral direction of the hoistway;
Elevator equipped with.
前記ガイドレールの間に跨るフレームと、
前記フレームに設けられ、前記ロープが貫通する貫通孔が形成されたロープガイドと、
前記フレームの両端部に設けられ、前記フレームを前記ガイドレールに沿って案内する複数の案内装置と、を備え、
前記案内装置は、前記ガイドレールに対して三方向から転がり接触する複数のローラと、前記ローラの少なくとも一つを駆動することで前記フレームを前記ガイドレールに沿って昇降動させるモータと、を含む請求項1に記載のエレベータ。 The steady rest mechanism is
A frame straddling between the guide rails;
A rope guide provided in the frame and formed with a through-hole through which the rope passes;
A plurality of guide devices that are provided at both ends of the frame and guide the frame along the guide rail;
The guide device includes a plurality of rollers that are in rolling contact with the guide rail from three directions, and a motor that moves the frame up and down along the guide rail by driving at least one of the rollers. The elevator according to claim 1.
前記検出手段が前記長周期振動を検出した時に、前記ストッパ機構による前記振れ止め機構の保持を解除するとともに前記案内装置の前記モータを作動させる制御装置と、
をさらに備えた請求項5に記載のエレベータ。 Detecting means for detecting long-period vibration acting on the hoistway;
A control device for releasing the holding of the steady stop mechanism by the stopper mechanism and operating the motor of the guide device when the detection means detects the long-period vibration;
The elevator according to claim 5, further comprising:
前記振れ止め機構は、
前記ガイドレールの間に跨るフレームと、
前記フレームに設けられ、前記ロープが貫通する貫通孔が形成されたロープガイドと、
前記フレームの両端部に設けられ、前記フレームを前記ガイドレールに対し磁力で支持する複数の案内装置と、を備え、
前記案内装置は、前記ガイドレールに対して三方向から磁極を対峙させた複数の電磁石と、当該電磁石の間に連結された一対の永久磁石と、を有する磁石ユニットを含み、前記電磁石に流す電流を制御することで前記磁力を変化させて前記フレームを前記ガイドレールに沿って移動させる請求項1に記載のエレベータ。 The guide rail is formed of a magnetic material,
The steady rest mechanism is
A frame straddling between the guide rails;
A rope guide provided in the frame and formed with a through-hole through which the rope passes;
A plurality of guide devices that are provided at both ends of the frame and support the frame with a magnetic force with respect to the guide rail;
The guide device includes a magnet unit having a plurality of electromagnets having magnetic poles opposed to the guide rail from three directions, and a pair of permanent magnets connected between the electromagnets, and a current flowing through the electromagnet The elevator according to claim 1, wherein the frame is moved along the guide rail by changing the magnetic force by controlling the motor.
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