JP2016212085A - フィードフォワード処理を用いた共振器光ファイバジャイロスコープ(rfog)の共振切り替えのためのシステム及び方法 - Google Patents

フィードフォワード処理を用いた共振器光ファイバジャイロスコープ(rfog)の共振切り替えのためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィードフォワード処理を用いた共振切り替えRFOGのためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】システムは、光ファイバ共振器120と、第1ビーム101を共振器120の中へ送り出す第1レーザ源110と、第2ビーム102を反対方向に共振器120の中へ送り出す第2レーザ源112と、第1ビーム101を第1状態の間は共振器120の第1共振モードに、第2状態の間は共振器120の第2共振モードにロックする第1サーボループ130と、第2ビーム102を前記第1状態の間は前記第2共振モードに、前記第2状態の間は前記第1共振モードにロックする第2サーボループ132と、サーボループ130、132に結合され、共振周波数測定値の以前の共振切り替えサイクルにわたってFSRの平均を計算し、前記平均を現在の測定値に適用するフィードフォワード速度プロセッサ135とを備える。
【選択図】図1

Description

米国政府許諾権
[0001] この発明は、DARPAによって与えられた政府契約書番号HR0011−08−C−0019の下で政府支援を受けてなされた。政府は、本発明において一定の権利を有する。
[0002] 共振器光ファイバジャイロスコープ(RFOG)は、次世代ナビゲーションジャイロスコープの有望な候補である。それは、ナビゲーション等級の解決策に低コストと小さいパッケージサイズ及び重量との連合を提供する潜在能力を有する。RFOGは、少なくとも1つが共振器コイルを時計回り(CW)方向に、他方が反時計回り(CCW)方向に伝搬する少なくとも2つのレーザビームを使用する。共振光ファイバジャイロスコープ(RFOG)の動作では、高帯域電子サーボを用いてレーザ光源の周波数を光ファイバリング共振器の共振周波数にロックすることが望ましい。CW及びCCWレーザビームを光ファイバリング共振器の異なる共振モードで動作させることで、ジャイロの性能を劣化させる一方向光学後方散乱誤差を抑圧することが可能であることも知られている。しかしながら、これは不完全な解決策である。何故なら、CW及びCCWレーザビームを異なる共振モードで動作させることは、回転速度測定の成分としてジャイロ共振器の自由スペクトル領域(FSR)を導入し、それは回転測定に温度感応性誤差を導入するからである。そのうえ、例えば偏光誤差からの、又は二重光学後方反射若しくは二重後方散乱からの、共振器の線形状の非対称性は、共振モード間で異なる共振中心検出誤差を導入し、したがって温度への複雑な依存性を持った回転検知誤差を導入する。
[0003] 上述された理由のため、及び本明細書を読んで理解すれば当業者に明らかになるだろう後述される他の理由のため、フィードフォワード処理を用いた共振器光ファイバジャイロスコープ(RFOG)の共振切り替えを提供するための代替的なシステム及び方法に対する必要性が、当該分野に存在する。
[0004] 本発明の実施態様は、フィードフォワード処理を用いた共振器光ファイバジャイロスコープ(RFOG)の共振切り替えを提供するための方法及びシステムを提供し、以下の明細書を読んで検討することによって理解されるだろう。
[0005] 一実施態様において、フィードフォワード回転速度処理を用いた共振光ファイバジャイロスコープシステムは、光ファイバ共振器と、それぞれが前記光ファイバ共振器に結合された第1レーザ源及び第2レーザ源であって、前記第1レーザ源は第1光ビームを前記光ファイバ共振器の中へ送り出し、前記第2レーザ源は第2光ビームを前記第1光ビームと反対の方向に前記光ファイバ共振器の中へ送り出す、第1レーザ源及び第2レーザ源と、前記第1光ビームを第1切り替え状態の間、前記共振器の第1共振モードMにロックし、前記第1光ビームを第2切り替え状態の間、前記共振器の第2共振モードMにロックするように構成された第1共振切り替えサーボループと、前記第2光ビームを前記第1切り替え状態の間、前記第2共振モードMにロックし、前記第2切り替え状態の間、前記第1共振モードMの前記第1共振周波数をロックするように構成された第2共振切り替えサーボループと、前記第1共振切り替えサーボループ及び前記第2共振切り替えサーボループに結合され、共振周波数測定値の以前の共振切り替えサイクルにわたって自由スペクトル領域の平均を計算し、前記自由スペクトル領域の平均を現在の共振周波数測定値に適用して回転速度測定の周波数値fΩのサンプル信号を出力するフィードフォワード速度プロセッサと、を備える。
[0006] 好適な実施態様の記載及び以下の図に鑑みて考慮されると、本発明の実施態様はより容易に理解されることが可能であり、それの更なる利点と用途はより容易に明らかになり得る。
図1は、本開示の一実施態様のフィードフォワード回転速度処理を用いた共振光ファイバジャイロスコープシステムのブロック図である。 図1Aは、本開示の一実施態様の共振光ファイバジャイロスコープシステムの共振器の共振モードを示すダイアグラムである。 図1Bは、本開示の一実施態様の共振光ファイバジャイロスコープシステムの共振器の共振モードを示すダイアグラムである。 図2は、本開示の一実施態様の共振光ファイバジャイロスコープシステムについての共振モード切り替えを示すダイアグラムである。 図3は、本開示の一実施態様のフィードフォワード回転速度処理を示すダイアグラムである。 図4は、本開示の一実施態様の方法を示すフローチャートである。 図5は、本開示の一実施態様についての回転速度データの外挿を示すダイアグラムである。 図6は、本開示の一実施態様の共振光ファイバジャイロスコープシステムについての2つのレーザ源の実装例を示すダイアグラムである。 図7は、本開示の一実施態様の共振光ファイバジャイロスコープシステムについてフィードフォワード速度プロセッサと共に共振切り替えサーボループを示すダイアグラムである。
[0015] 一般的な慣例に従って、説明される様々な特徴は一定の縮尺で描かれず、本発明に関連する特徴を強調するように描かれる。符号は図及び文章の全体にわたって同様の要素を記述する。
[0016] 以下の詳細な説明では、その一部をなす添付図面への参照がなされ、添付図面には、本発明が実施されることのできる具体的な例示の実施態様として示されている。これらの実施態様は、当業者が本発明を実施することができるように十分に詳しく説明され、また、他の実施態様が利用され得ること、並びに、本発明の範囲を逸脱することなく論理的、機械的、及び電気的な変更がなされ得ることが、理解されなければならない。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味に捉えられてはならない。
[0017] 本開示の実施態様は、共振切り替えとフィードフォワードデータ処理の連携を利用して回転速度周波数値fΩの測定値、したがって回転速度(Ω)の測定値を生成する共振器光ファイバジャイロスコープを提供し、後方散乱誤差を補正しながら自由スペクトル領域の誤差及び二重光学後方散乱に起因する線形状非対称勾配も補償する。本明細書において提示される実施態様を用いると、ジャイロスコープの2つの対向伝搬する光ビームのそれぞれは、ある固定時間期間の間、共振器の異なる共振モードにロックされ、その後、光ビームの周波数は、第2の時間期間の間、ビームがロックされる共振モードを交換するように切り替えられる。ジャイロスコープの動作は、光ビームを2つの共振モード間で周期的に交代させることによって継続する。この動作は、FSRの誤差及び線形状非対称勾配の誤差の両方の影響を受けない回転速度周波数値fΩをジャイロスコープが計算するのに十分な情報を提供する。本明細書において提示される実施態様は、更に、ジャイロスコープが回転速度周波数サンプルを生成することが可能な測定周波数と、共振モード間における切り替えの周波数を分離し、その結果これら2つの周波数パラメータのそれぞれが独立に規定されることができるフィードフォワード計算メカニズムを提供する。
[0018] 図1は、本開示の一実施態様の共振器光ファイバジャイロスコープ(RFOG)100を示すブロック図である。RFOG100は、それぞれが少なくとも1つの光カプラ122によって光ファイバ共振器120に結合された第1レーザ源110及び第2レーザ源112を備える。RFOG100は更に、第1共振切り替えサーボループ130、第2共振切り替えサーボループ132、及びフィードフォワード速度プロセッサ135を備え、これらのそれぞれは以下においてより詳細に論じられる。
[0019] 図1に示されるように、レーザ源110は、レーザ光の第1光ビーム101を出力し、第1光ビーム101は、カプラ122によって共振器120の中へ結合されて共振器120を第1方向に進む。図1の例については、第1光ビーム101は、共振器120を反時計回り(CCW)方向に進むように定義されている。レーザ源112は、レーザ光の第2光ビーム102を出力し、第2光ビーム102は、カプラ122によって共振器120の中へ結合されて、光ビーム101が進む第1方向と反対の第2方向に共振器120を進む。図1の例については、第2光ビーム102は、共振器120を時計回り(CW)方向に進むように定義されている。
[0020] レーザ源110及び112は、光ビーム101及び102の周波数を共振器120の共振周波数に維持するように、(130及び132に示された)それぞれの共振切り替えサーボループ1及び2によって各々制御される。例えば、レーザ源110は、光ビーム101を(図1においてfccwと示された)特定の光周波数で共振器120の中へ送り出す。当該周波数fccwにおいて、光ビーム101は、(レーザ光の場合、例えば1.5ミクロンのオーダーの波長であり得る)特定の波長λccwを呈するだろう。光ビーム101が、波長λccwのちょうど整数倍が共振器120内を伝搬するような周波数fccwにチューニングされた場合、光ビーム101は、共振器120の共振周波数(これは共振器120の共振モードの1つと称されることも可能である)で動作していると言われる。この周波数では、光ビーム101が共振器120のループ内を進む各パスについて、光ビームは前回のパスと同位相になり、各パスからの光パワーはピーク共振強度まで蓄積する。共振周波数からのfccwのずれがあると、共振器120内部の光パワーがピーク共振強度よりも低く合計されることになるだろう。
[0021] 本開示の実施態様については、第1レーザ源110及び第2レーザ源112は、互いに対して異なる共振モードにロックされたままとなるように、それぞれのサーボループ(130及び132)によって制御される。即ち、もし光ビーム101が共振周波数foa(但し波長の整数個Iが共振器120をCCW方向に伝搬している)にロックされるなら、光ビーム102は共振周波数fob(但し波長の整数個J≠Iが共振器120をCW方向に伝搬している)にロックされる。隣接する共振周波数は、共振器120の自由スペクトル領域(FSR)の機能に基づいて、本明細書でfFSRとして参照される差だけ互いから分離される。こうして、foaがfobよりもちょうど1fFSRだけ小さい場合、光ビーム102は光ビーム101よりも次に高い共振モードで動作していると言われ、光ビーム101は光ビーム102よりも次に低い共振モードで動作していると言われる。光ビーム101及び102を(M及びMにおいて示された)隣接する共振モードにおいて生成するためのレーザ源110及び112の動作は、図1Aに示された強度対周波数のグラフによって更に図解される。全体的に160に示されるように、光ビーム101は、第1共振モードMに対応する周波数foaと等しい周波数fccwへドライブされる。全体的に162に示されるように、光ビーム102は、第2共振モードMに対応する周波数fobと等しい周波数fcwへドライブされる。モードMにおけるピーク共振強度とモードMにおけるピーク共振強度との周波数差は、fFSRと等しい。この開示に示された例について、レーザ源110及びレーザ源112は、1fFSRだけ分離した隣接する共振モードM、Mにおいて動作する。しかしながら、レーザ源110及びレーザ源112がfFSRの他の整数倍だけ分離した周波数M、Mにおいて駆動される付加的な実施態様は、本開示の範囲内とみなされることが認識されるべきである。
[0022] 上で言及されたように、光ビーム101の周波数fccwは、第1共振切り替えサーボループ130によって共振周波数foaにロックされる一方、光ビーム102の周波数fcwは、第2共振切り替えサーボループ132によって共振周波数fobにロックされる。一実施態様において、これはサーボループ130及び132を周波数ロックループとして動作させることによって達成される。より具体的に、CCW光ビームは、共振器から情報を得るべく周波数変調又は位相変調される。CCW伝搬する光ビーム101の一部分は、光カプラ123によって共振器120の外へ結合されて第1光検出器122へ届けられ、第1光検出器122は、光ビーム101の光強度を測定する。この測定から、光検出器122は、測定された光強度の関数として変化する電気信号である共振追跡信号123を生成する。CCWビームの平均の光周波数が共振状態にある場合、光検出器の出力は、変調周波数において周波数成分を有さないだろう。一次までは、変調周波数における光検出器の出力は、共振周波数からの微小な平均光周波数のずれに比例するだろう。共振周波数foaからのずれは、変調周波数における追跡誤差が共振追跡信号123に反映されることをもたらす。第1共振切り替えサーボループ130は、変調周波数における共振追跡信号123を入力し、変調周波数における追跡誤差をゼロへドライブするように光ビーム101の周波数fccwを調整する制御信号140を、レーザ源110へ出力する(即ち、制御信号140は光ビーム101を所望の共振周波数へドライブする)。同様にして、CW伝搬する光ビーム102の一部分は、光カプラ123によって共振器120の外へ結合されて第2光検出器124へ届けられ、第2光検出器124は、光ビーム102の光強度を測定する。この測定から、光検出器124は、測定された光強度の関数として変化する電気信号である共振追跡信号125を生成する。CWビームの平均の光周波数が共振状態にある場合、光検出器の出力は、変調周波数において周波数成分を有さないだろう。一次までは、変調周波数における光検出器の出力は、共振周波数からの微小な平均光周波数のずれに比例するだろう。共振周波数fobからのずれは、変調周波数における追跡誤差が共振追跡信号125に反映されることをもたらす。第2共振切り替えサーボループ132は、共振追跡信号125を入力し、変調周波数における追跡誤差をゼロへドライブするように光ビーム102の周波数fcwを調整する制御信号142を、レーザ源112へ出力する(即ち、制御信号142は光ビーム102を所望の共振周波数へドライブする)。ビームの各々がいつ共振モードにあるかの検出を容易化するために共振器120よりも前でRFOG100内部に適用される位相変調又は周波数変調は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許7,362,443によって説明されている。
[0023] 本開示によって説明される実施態様は光ビーム101及び102に対して用いられるそれぞれの共振モードを周期的に交換するので、共振切り替えサーボループ130及び132は「共振切り替え」と称される。即ち、ある固定の時間期間の間、光ビーム101を共振周波数foa(モードM)とし、光ビーム102を共振周波数fob(モードM)として動作させた後、共振切り替えサーボループ130及び132は、光ビーム101を共振周波数foaから共振周波数fobへ切り替えながら、同時に光ビーム102を共振周波数fobから共振周波数foaへ切り替えるだろう。各光ビームを異なる共振モード間で交代させることで、以下に更に説明されるように、干渉型の後方散乱誤差、温度に誘発されるFSRの変動に起因する誤差、及び二重光学後方散乱又は後方反射に起因する線形状非対称勾配(line shape asymmetry gradient)の誤差の軽減が更に容易化される。
[0024] 上で論じられた図1Aは、共振器120が如何なる回転も経験していない(即ちfΩ=0であるような角回転速度を有する)という条件下における光ビーム101及び102の隣接する共振モードを示している。図1Aに示されるように、共振器120が回転を受けていない時には、(曲線182によって示された)CW方向に進む光の様々な共振モードは、(曲線181によって示された)CCW方向に進む光の様々な共振モードと周波数が揃うだろう。しかしながら、共振器120がその検知軸に対する回転を経験している時には、CW及びCCW方向の光が進むそれぞれの経路長はもはや等しくなく、サニャック効果として知られる現象を呈するだろう。例えば、もし共振器がCCW方向に回転し始めると、光ビーム101が共振器120を一周するのに進まなければならない距離は長さが増加する一方、光ビーム102が共振器120を一周するのに進まなければならない距離は長さが減少する。所与の光周波数に対して、CW及びCCW経路にぴったり入る波長の数は異なるようになり、したがって各方向に関する共振モードは、もはや互いに揃わないだろう。図1Bに示されるように、光ビーム101がロックされていたCCW方向の共振周波数181は、回転に起因するシフト(1/2)・fΩだけfoa(共振モードMに対する非回転共振周波数)からfへシフトする。光ビーム102がロックされていたCW方向の共振周波数182は、回転に起因するシフト(1/2)・fΩだけfob(共振モードMに対する非回転共振周波数)からfへシフトする。図1Bの場合、光ビーム101及び102の周波数は、ゼロ回転の共振周波数foa及びfobから変化しないままでいる。このケースでは、共振切り替えループがレーザ周波数を新たな共振周波数f及びfへ制御するまで、共振追跡誤差信号が存在する。
[0025] 図2を参照すると、第1切り替え状態の間におけるRFOG100の動作が全体的に210に示されており、ここで、光ビーム101は共振モードMにロックされ、光ビーム102は隣接する共振モードMにロックされる。共振器120の回転により、光ビーム101が進む経路では、共振モードMの周波数は、(全体的に281に示されるように)初期の共振周波数foaから共振周波数fへシフトしている。このシフトは直接的に回転の速度の関数であり、(1/2)・fΩに等しい。光ビーム102が進む経路では、共振モードMの周波数は、(全体的に282に示されるように)初期の共振周波数fobから新たな共振周波数fへ反対方向にシフトしている。このシフトも直接的に回転の速度の関数であり、(1/2)・fΩに等しい。上述されたようにして、共振切り替えサーボループ130及び132は、光ビーム101及び102をこれら新たなそれぞれの共振周波数f及びfに維持するように、光ビーム101及び102を調整しドライブするだろう。共振周波数のシフトと共振器120の回転速度に対するそれらの関係は、次のように表されることができる:
Figure 2016212085
[0026] このように、Δfは回転速度の測定値fΩを含むが、FSRの成分も含むということが明らかである。共振器120の全長は温度と共に拡張及び収縮し、その理由のため、FSRは温度と共に変化する変数要素である。その理由のため、fFSRは、ΔfからfΩを得るのに容易には算定されることができない。しかしながら、光ビーム101及び102間で共振モードを交換する第2切り替え状態へRFOG100の動作を切り替えることは、2つの未知数を有した2つの独立一次方程式のセットの開発へ通じ、fFSRとfΩの両方について解くことを可能にする。
[0027] 第2切り替え状態におけるRFOG100の動作が全体的に220に示されており、ここで、光ビーム101は今や共振モードMにロックされ、光ビーム102は隣接する共振モードMにロックされ、回転によるCCW及びCW方向における共振周波数のシフトはそれぞれ283及び284に示されている。この状態では、共振周波数のシフトと共振器120の回転速度に対するそれらの関係は、次のように表されることができる:
Figure 2016212085
[0028] ΔfとΔf’の方程式を加算することによって:
Figure 2016212085
これは、fFSR成分の影響がない回転速度周波数の値fΩに対する式である。同様に、ΔfとΔf’の方程式を減算することによって:
Figure 2016212085
これは、回転速度周波数の値fΩの成分の影響なくfFSRを計算するための式を提供する。
[0029] 好都合なことに、光ビーム101及び102を共振モードM及びM間で切り替えることによる上述の方法でのΔfの計算は、値2fΩを生じさせるようにも働き、この値からは、線形状非対称勾配の誤差の効果がキャンセルされている。即ち、線形状非対称性による周波数シフトが上記の解析に含まれる場合、第1切り替え状態の動作に対する式は、次のようになる:
Figure 2016212085
ここで、δfは、光ビーム101が共振モードMにロックされている時の線形状非対称性による光ビーム101の周波数シフトであり、δfは、光ビーム102が共振モードMにロックされている時の線形状非対称性による光ビーム102の周波数シフトである。
[0030] 第2切り替え状態の動作に対する式は、次のようになる:
Figure 2016212085
その結果再び:
Figure 2016212085
これは、fFSR成分又は線形状非対称成分の影響がない回転速度周波数の値fΩに対する式である。
[0031] 上記の計算を促進するために、共振切り替えサーボループ130及び共振切り替えサーボループ132は、第1切り替え状態と第2切り替え状態を繰り返し反復して、その結果、各サイクルの第1の半分の間は、レーザ源110が共振モードMにロックされると共にレーザ源112が共振モードMにロックされ、各サイクルの第2の半分の間は、レーザ源110が共振モードMにロックされると共にレーザ源112が共振モードMにロックされる。上記に従って、共振切り替えサーボループ130は、各サイクルの第1の半分についてはfに等しく、各サイクルの第2の半分についてはf’に等しい制御信号140を出力する。同様に、共振切り替えサーボループ132は、各サイクルの第1の半分についてはfに等しく、各サイクルの第2の半分についてはf’に等しい制御信号142を出力する。図1に示されるように、制御信号140及び制御信号142はまた、それぞれフィードフォワード速度プロセッサ135へ供給され、その結果、フィードフォワード速度プロセッサ135は、Δfを計算し、それに基づいて、回転速度周波数の値fΩから回転速度の測定値Ωを出力することが可能である。いくつかの実装例では、フィードフォワード速度プロセッサ135は、更に、制御信号140及び制御信号142により与えられる値を利用して、ΔfΔを計算し、それに基づいて、FSRの測定値fFSRを出力することができる。
[0032] FSRは温度と共に変化するため、フィードフォワード速度プロセッサ135は、FSRの変化に順応するのに十分なくらい素早くΔfを連続的に再計算する必要がある。さもなければ、もしΔfが現在の状況を表していない古いデータから計算されると、ほんの僅かのFSRが回転速度出力に入り込み、したがって回転速度出力を毀損するだろう。共振周波数の切り替えは、FSRの誤差が回転速度の計算から打ち消されるように十分に高い周波数で行われる必要がある。しかしながら、あまりに頻繁に切り替えをすることには難点もある。サーボ130及び132が実際に共振モードM及びM間で切り替えを実施している有限の時間期間の間、制御信号140及び制御信号142によって運ばれる周波数データは破損され使用不能となる。したがって、共振切り替えの周波数を増大させることは、それぞれの共振切り替えサイクル当たりにフィードフォワード速度プロセッサ135へ送られる破損した使用不能なデータの割合も増大させ、フィードフォワード速度プロセッサ135が動作するのに用いなければならない切り替えサイクル当たりの使用可能なデータの割合を減じさせる。更に、全く別の考慮すべき事項は、システムデザイン基準を満たすためにRFOG100が新しい回転速度の測定値サンプルを出力する必要がある速度である。測定値サンプルの出力速度は、最適な共振切り替え周波数よりも大きさが何オーダーも速い可能性があるだろう。例えば、切り替え状態に対する期待される温度ダイナミクスに基づき1秒当たり1回(即ち1Hz)切り替えがなされることが最適であり得る場合に、ナビゲーションへの適用に関しては、RFOG100は、1kHz以上の周波数で回転速度の測定値サンプルを供給することを要求されるかもしれない。
[0033] RFOG100の検知帯域幅を制限することのないより低い共振切り替え周波数を提供するために、フィードフォワード速度プロセッサ135はまた、図3に示されたフィードフォワードメカニズムも活用する。図3において、曲線310は、第1光ビーム101が2つのccw共振に交互にロックされている間における第1光ビーム101の周波数f対時間のプロットであり、一方、曲線320は、第2光ビーム102が2つのcw共振に交互にロックされている間における第2光ビーム102の周波数f対時間のプロットである。それぞれの定常状態の時間間隔312、314、及び318の間(過渡期間316の間を除く)、f及びfは共振器の共振周波数にロックされているものと想定され、そのためf及びfは、入力ビーム周波数と共に、測定されたccw及びcw共振器の共振周波数をそれぞれ示している。一実装例では、フィードフォワード速度プロセッサ135は、切り替えサイクルのそれぞれの半分に対して、共振器からの光ビーム101の出力に基づいて第1共振周波数の平均<f>を計算し、共振器からの光ビーム102の出力に基づいて第2共振周波数の平均<f>を計算する、1又は複数のデジタル信号処理ユニットを含む。切り替えサイクルの第1の半分と第2の半分の両方から得られる共振周波数の平均<f>、<f>の差を用いて、<2fFSR>に等しい平均<ΔfΔ>が計算されることができ、これは全切り替えサイクル311の期間にわたって共振器120の平均FSRに比例する。FSRは温度と共に変化することを期待されるが、それはRFOG100が回転速度の測定値サンプルを出力する速度に匹敵する速度ではないため、直前の切り替えサイクル311から測定されたこの<2fFSR>は、現在のf及びfの共振周波数測定値からfFSRをキャンセルするためにフィードフォワード速度プロセッサ135によって用いられる。即ち、過去の共振切り替えサイクルに対して計算された<2fFSR>は、現在の切り替えサイクルに対して新たな<2fFSR>が計算されるまで、現在の切り替えサイクル中にFSRを補償するべく高頻度の現時点の周波数測定値にフィードフォワードされて適用される。次いで、この新たな<2fFSR>は、次の切り替えサイクルのFSRを補償するのに用いるためにフィードフォワード速度プロセッサ135へフィードフォワードされるだろう。任意の半サイクルの間の任意の時点において(即ち、現在の切り替え状態にかかわらず)、補正された現在の回転速度周波数値fΩの測定値は、
Figure 2016212085
からフィードフォワード速度プロセッサ135によって計算されることができる。ここで、f及びfは、共振切り替えサーボループ130及び共振切り替えサーボループ132の出力から与えられる現在の共振周波数測定値であり(cw及びccwビームの周波数はそれぞれ共振器のcw及びccw共振周波数にロックされているので)、<ΔfΔ>は、過去の切り替えサイクルから計算されるフィードフォワードされたfFSR誤差補正(これは上で説明された線形状非対称勾配の補正も含むことができる)である。
[0034] 全体的に311に示されるように、共振周波数測定の前回の全サイクルは、光ビーム101が共振モードMにロックされ光ビーム102が共振モードMにロックされた第1の1/2サイクル(312に示されている)と、光ビーム101が共振モードMにロックされ光ビーム102が共振モードMにロックされた第2の1/2サイクル(314に示されている)とを含む。図3において、測定サンプルの共振周波数切り替え状態は参照指標「q」によって示され、一方、指標「i」は共振切り替えサーボループ130及び132によって生成される共振周波数f、fの測定サンプルを示している。また図3において、高い方の周波数は2つの軌跡のうちの低い方によって表されており、モードMの共振周波数がモードMの共振周波数よりも高いことと整合している。314において図3を参照すると、平均<fq−1は、共振周波数測定の全サイクル311中の光ビーム101が共振モードMにロックされていた間に捕らえられた、測定された共振周波数fの値の平均である。平均<fq−1は、共振周波数測定の全サイクル311中の光ビーム102が共振モードMにロックされていた間に捕らえられた、測定された共振周波数fの値の平均である。312において図3を参照すると、平均<fq−2は、共振周波数測定の全サイクル311中の光ビーム101が共振モードMにロックされていた間に捕らえられた、共振周波数fの値の平均である。平均<fq−2は、共振周波数測定の全サイクル311中の光ビーム102が共振モードMにロックされていた間に捕らえられた、共振周波数fの値の平均である。316においては、モードM及びM間の切り替えが開始された直後に、共振周波数の各々は平らな線となることが留意されるべきである。これらの過渡期間の間は、<f>及び<f>の平均の計算に影響を及ぼさないように、f値及びf値は無効化され未使用にされる。2つの半サイクル312及び314は一緒になって全共振切り替えサイクル311を形成し、この全共振切り替えサイクル311から、<ΔfΔ>が次のように計算されることができる。312における第1の半サイクルから:
Figure 2016212085
314における第2の半サイクルから:
Figure 2016212085
第2から第1を減じることで以下を与える:
Figure 2016212085
このFSRの現在の見積もりは、次いで、以下を用いてサーボ130、132から(318に示された)現在の共振周波数値f1,i及びf2,iに適用するべくフィードフォワードされる。
Figure 2016212085
この結果、FSR誤差と線形状非対称勾配の誤差に対して補償されると共に、<ΔfΔ>からFSRを見積もるのに用いられた共振切り替え周波数よりも大きさが何オーダーも高いサンプル周波数で計算されることが可能な、回転速度測定の現在の測定値fΩ,iが得られる。
[0035] 図4は、共振光ファイバジャイロスコープと共に実施されるフィードフォワード回転速度処理方法400の一実装例を示すフローチャートである。一実施態様では、方法400は、本明細書において説明されたRFOG100のフィードフォワード速度プロセッサ135と連携して実施される。したがって、RFOG100又はその構成要素のいずれかに関して本明細書に記載された説明、選択肢、及び代替手段は、方法400の要素と連携して利用されることができ、その逆もまた同様である。方法400は、410において、第1時間期間に、第1光ビームを光共振器の第1共振モードMにロックさせると共に第2光ビームを光共振器の第2共振モードMにロックさせた状態で共振光ファイバジャイロスコープを動作させるステップであって、第2光ビームは第1光ビームと反対の方向に光共振器を伝搬するステップで始まる。一実施態様では、第1共振モードは第2共振モードからFSR1つ分だけ離れている。上述されたように、共振光ファイバジャイロスコープは、それぞれが前記光ビームの一方をファイバコイル共振器の中へ送り出す一対のレーザ源を備える。第1レーザ源の周波数は、第1共振切り替えサーボループから生成されたフィードバック制御信号によって第1共振モードMにロックされる。第2レーザ源の周波数は、第2共振切り替えサーボループから生成されたフィードバック制御信号によって第2共振モードMにロックされる。第1及び第2共振切り替えサーボループは各々、それぞれの光ビームの光パワーを測定する第1及び第2光検出器にそれぞれ結合される。いくつかの実施態様では、光ビームは各々、共振器に到達するのに先立って印加された光位相変調を有し、第1及び第2共振切り替えサーボループは、光ビームを復調して、いつ光ビームの周波数が共振器の共振モードにロックされるかを更に決定する。
[0036] 方法は、第1時間期間に、第1光ビームの出力に基づいて第1共振周波数の測定平均と第2光ビームの出力に基づいて第2共振周波数の測定平均を計算するステップで420へ進む。例えば、図3を参照すると、期間311は、直前の完全な切り替えサイクルの時間期間を表し、ここで312は、第1光ビームが共振モードMにロックされ第2光ビームが共振モードMにロックされる1/2サイクルの時間期間である。方法400は、ブロック420において、1/2サイクル時間期間312についての第1共振周波数平均<fq−2及び第2共振周波数平均<fq−2を計算する。
[0037] 方法は、第1時間期間に続く第2時間期間に、第1光ビームを光共振器の第2共振モードMにロックさせると共に第2光ビームを光共振器の第1共振モードMにロックさせた状態で共振光ファイバジャイロスコープを動作させるステップで430へ進む。ここで、第1及び第2共振切り替えサーボループがブロック410における第1切り替え状態からブロック430における第2切り替え状態へ動作を切り替えたことを除いて、共振光ファイバジャイロスコープ。即ち、それらは各々、それぞれのレーザ源の動作を共振モードM及びM間で交換している。
[0038] 方法は、第2時間期間に、第1光ビームに対する第3共振周波数の平均と第2光ビームに対する第4共振周波数の平均を計算するステップで440へ進む。例えば、図3を参照すると、期間314は、第1光ビームが共振モードMにロックされ第2光ビームが共振モードMにロックされる1/2サイクルの時間期間である。方法400は、ブロック440において、1/2サイクル時間期間314についての第3共振周波数平均<fq−1及び第4共振周波数平均<fq−1を計算する。
[0039] 方法は、第1共振周波数の平均、第2共振周波数の平均、第3共振周波数の平均、及び第4共振周波数の平均の関数として第1時間期間と第2時間期間にわたる自由スペクトル領域の平均を計算するステップで450へ進む。例えば、一実装例では、共振器の自由スペクトル領域の平均は、次のように<ΔfΔq−1を決定することによって計算されることができる:
Figure 2016212085
[0040] 方法は、第2時間期間の後に捕らえられた第1光ビームの第1共振周波数測定値、第2時間期間の後に捕らえられた第2光ビームの第2共振周波数測定値、及び自由スペクトル領域の平均の関数に基づいて、回転速度測定値fΩのサンプル信号を発生させるステップで460へ進む。上で示されたように、一実装例では、回転速度測定値サンプルfΩは以下から得られる:
Figure 2016212085
[0041] 切り替え動作中における破損データの問題に対処するために、一実装例では、フィードフォワード速度プロセッサ135は、図5に示されるように、破損した測定値を補間するための外挿法を適用する。一実施態様では、フィードフォワード速度プロセッサ135は回転速度測定値fΩを計算しメモリに格納するので、フィードフォワード速度プロセッサ135はまた、共振モード切り替え動作(522に示されている)の直前にある有効なfΩデータの予め指定された区間(520に示されている)にわたって統計的な近似曲線510も計算する。統計的な近似曲線510は、線形平均、加重平均、二次近似、又は他の近似曲線として計算されることができる。共振モード切り替えが開始される(522に示されている)と、第1及び第2共振切り替えサーボループ130及び132は、それぞれの共振周波数の追跡からロック解除するだろう。この時点において、第1及び第2共振切り替えサーボループ130及び132は、共振モードを交換するように再構成されるだろう。サーボループ130及び132は停止され(524に示されている)、やがて新たなそれぞれの共振周波数にロックする(526に示されている)。サーボループ130及び132が共振周波数にロックされていない時間期間(525に示されている)の間、制御信号140及び142によって伝達されるf及びf値は破損し、その結果、フィードフォワード速度プロセッサ135によってそれらから計算されるどんな回転速度測定周波数値fΩも無効で使用不能となるであろう。したがって、フィードフォワード速度プロセッサ135は、522における切り替え開始と526におけるサーボループの再ロックの間の時間期間525においては、回転速度測定の計算値fΩを廃棄し、代わりに統計的な近似曲線510から計算された外挿値(512に示されている)を代用する。
[0042] 図6は、図1に示されたレーザ源110及び112の実装の一例を示すブロック図である。図6において、レーザ源110は第1スレーブレーザ610によって実装され、レーザ源112は第2スレーブレーザ612によって実装される。この実施態様では、RFOG100は更に、マスタレーザ680として参照される第3のレーザを備える。所望の周波数fccwの光ビーム101を発生させるために、マスタレーザ680とスレーブレーザ610からのレーザ光が、(光カプラを備えることができる)ミキサ/コントローラ686において混合される。ミキサ/コントローラ686の内部において、2つのレーザ光ビーム間の光周波数差のビートを有する信号が生成される。ミキサ/コントローラ686は、そのビートを電気信号に変換する。サーボループ130のDDS1 682からの共振周波数f出力140を基準として用いて、ミキサ/コントローラ686は、ビート電気信号の誤差を計算し、スレーブレーザ610から出力されるレーザ光の周波数を制御するための制御信号をスレーブレーザ610へ供給し、スレーブレーザ610は光ビーム101を形成する。所望の周波数fcwの光ビーム102を発生させるために、マスタレーザ680とスレーブレーザ612からのレーザ光が、(光カプラを備えることができる)ミキサ/コントローラ686において混合される。ミキサ/コントローラ686の内部において、2つのレーザ光ビーム間の光周波数差のビートを有する信号が生成される。ミキサ/コントローラ686は、そのビートを電気信号に変換する。サーボループ132のDDS2 684からの共振周波数f出力142を基準として用いて、ミキサ/コントローラ686は、ビート電気信号の誤差を計算し、スレーブレーザ612から出力されるレーザ光の周波数を制御するための制御信号をスレーブレーザ612へ供給し、スレーブレーザ612は光ビーム102を形成する。
[0043] 図7は、フィードフォワード速度プロセッサ135と共に共振切り替えサーボループ130及び132を実装するための1つの例示的デザインを700において示すブロック図である。したがって、図7に関する以下の要素の説明は図1に適用可能であり、逆もまた同様である。図7に示されるように、この実装例において、共振切り替えサーボループ130及び132はそれぞれ、アナログデジタル変換器(ADC)、位相復調器(Demod)、累算器(Accum)、加算器、周波数切り替えランプ発生器、及び第1レーザ源オフセットレジスタを備える。動作時において、共振切り替えサーボループ130は共振追跡信号123を入力し、共振追跡信号123は、ADC712によってデジタル化され、復調器714によって復調されて、光ビーム101が共振状態にある程度を示すデジタル誤差信号を与える。もし光ビーム101が共振状態にあるなら、誤差信号はゼロとなる。累算器716は、デジタル誤差信号を前回の誤差信号値のレジスタに加算する。制御信号140として加算器718(以下で論じられる)を通った結果は、fに比例したデジタル出力である。図7に示される実施態様では、制御信号140は、(例えばDDS682などの)第1DDSへ伝達されるデジタル信号である。このDDSは、当該デジタル信号を、光ビーム101の周波数を制御するためにレーザ源110へ供給されるアナログ周波数基準制御信号に変換する。同時に、共振切り替えサーボループ132は共振追跡信号125を入力し、共振追跡信号125は、ADC732によってデジタル化され、復調器734によって復調されて、光ビーム102が共振状態にある程度を示すデジタル誤差信号を与える。もし光ビーム102が共振状態にあるなら、誤差信号はゼロとなる。累算器736は、デジタル誤差信号を前回の誤差信号値のレジスタに加算する。制御信号142として加算器738(以下で論じられる)を通った結果は、fに比例したデジタル出力である。図7に示される実施態様では、制御信号142は、(例えばDDS684などの)第1DDSへ伝達されるデジタル信号である。このDDSは、当該デジタル信号を、光ビーム102の周波数を制御するためにレーザ源112へ供給されるアナログ周波数基準制御信号に変換する。
[0044] フィードフォワード速度プロセッサ135は、サーボループ130及び132によって生成されたf及びf値を、信号140及び142を介して入力する。750に示されるように、フィードフォワード速度プロセッサ135は<ΔfΔq−1を計算するための平均化アルゴリズムを含み、<ΔfΔq−1から、直前の切り替え期間に対する自由スペクトル領域の平均が、上で論じられたように<ΔfΔq−1=<Δf>q−1−<Δf>q−2=<2fFSR>を用いて計算されることが可能である。フィードフォワード速度プロセッサ135は、現在生成された共振周波数測定サンプルf及びf間の差をとるための、752に示された周波数差アルゴリズムf1,i−f2,iを含む。次いで、回転速度測定サンプルfΩ,iが、図3に関して上で論じられたように−fΩ,i=f1,i−f2,i+(1/2)・<ΔfΔq−1を用いて754において計算され、fΩ,iがRFOG100からの出力として供給される。上で論じられた理由のため、回転速度測定値fΩ,iは、<ΔfΔq−1を計算するのに利用された共振切り替え期間より何倍も速いサンプリングレートで生成され得る。
[0045] 一実施態様において、フィードフォワード速度プロセッサ135はまた、上で論じられたように関係2fFSR=ΔfΔ=Δf’−Δfに基づく瞬時fFSR測定アルゴリズム(756に示されている)をオプションとして含むこともでき、これもまたRFOG100からの出力として供給される。
[0046] 図7に示された実装例では、共振モード間におけるサーボループ130及び132の切り替えは、フィードフォワード速度プロセッサ135により生成されることができるRSイネーブル信号によってサーボループ130及び132内で開始される。例として共振切り替えサーボループ130を用いると、RSイネーブル信号がアクティブにされた時に、累算器716は無効化され、これは累算器716が、レジスタを更に更新するのを停止し、光ビーム101を現在の共振モードから本質的にロック解除することを意味する。RSイネーブル信号は、共振切り替えサーボループ130内の周波数切り替えランプ発生器720へも入力として供給される。周波数切り替えランプ発生器720の出力は、加算器718によって、累算器716に格納されている現在の値と加算される。RSイネーブル信号がアクティブでない時、周波数切り替えランプ発生器720の出力はその終値において一定に保持され、加算器718は、累算器716とランプ発生器720の加算された出力を制御信号140として送り出す。RSイネーブル信号がアクティブにされた時には、累算器716の出力は一定に保持されてもはやレーザの周波数を制御せず、周波数切り替えランプ発生器720は、累算器716の一定出力と加算されて制御信号140を次の共振モードへドライブするランプ出力を生成する。一実施態様では、制御信号140を次に高い共振モードへドライブするために、周波数切り替えランプ発生器720は、ノミナルのより低い共振周波数に対応する初期値から当該初期値+1fFSRである最終値へランプ(ramp)する。同様に、制御信号140を次に低い共振モードへドライブするために、周波数切り替えランプ発生器720は、初期値の出力から当該初期値−1fFSRの最終出力へランプする。fFSRの厳密な値及び次の共振モードの明確な共振周波数は両方とも動的であり正確には分からないので(何故ならそれらは温度とRFOG100の回転加速度と共に変化するからである)、周波数切り替えランプ発生器720は、ブロック754による<ΔfΔq−1の計算から現在のfFSRの見積もりも供給される。即ち、光ビーム101を+(1/2)・<ΔfΔq−1又は−(1/2)・<ΔfΔq−1のいずれかにランプすることによって、共振切り替えサーボループ130は、光ビーム101をおよそfFSR1つ分だけ切り替え、それにより、光ビーム101を新しい共振モードにロックするのに共振切り替えサーボループ130がサーボすることが必要になるだろう誤差を低減する。周波数ランプ発生器720が周波数ランプを完了すると、RSイネーブル信号は非アクティブにされ、累算器716は有効化される。周波数ランプ発生器がレーザ周波数をおよそfFSR1つ分だけランプするので、累算器716の出力は光ビーム101を共振状態に維持するための必要な値に既に非常に近くなっており、したがって光ビーム101を素早く共振状態に制御する。
[0047] 共振切り替えサーボループ132は、きっかり同じ方法で、切り替えを開始するためにRSイネーブル信号に応答する。RSイネーブル信号がアクティブにされた時に、累算器736は無効化され、これは累算器736が、レジスタを更に更新するのを停止し、光ビーム102を現在の共振モードから本質的にロック解除することを意味する。RSイネーブル信号は、共振切り替えサーボループ132内の周波数切り替えランプ発生器740へも入力として供給される。周波数切り替えランプ発生器740の出力は、加算器738によって、累算器736の出力と加算される。RSイネーブル信号がアクティブでない時、周波数切り替えランプ発生器740の出力はその終値において一定に保持され、加算器738は、累算器736とランプ発生器740の加算された出力を制御信号142として送り出す。RSイネーブル信号がアクティブにされた時には、累算器736の出力は一定に保持されてもはやレーザの周波数を制御せず、周波数切り替えランプ発生器740は、累算器736の一定出力と加算されて制御信号142を次の共振モードへドライブするランプ出力を生成する。一実施態様では、制御信号142を次に高い共振モードへドライブするために、周波数切り替えランプ発生器740は、ノミナルのより低い共振周波数に対応する初期値から当該初期値+1fFSRである最終値へランプする。同様に、制御信号142を次に低い共振モードへドライブするために、周波数切り替えランプ発生器740は、初期値の出力から当該初期値−1fFSRの最終出力へランプする。fFSRの厳密な値及び次の共振モードの明確な周波数は両方とも動的であり正確には分からないので(何故ならそれらは温度とRFOG100の回転加速度と共に変化するからである)、周波数切り替えランプ発生器740は、ブロック754による<ΔfΔq−1の計算から現在のfFSRの見積もりも供給される。即ち、光ビーム102を+(1/2)・<ΔfΔq−1又は−(1/2)・<ΔfΔq−1のいずれかにランプすることによって、共振切り替えサーボループ132は、光ビーム102をおよそfFSR1つ分だけ切り替え、それにより、光ビーム102を新しい共振モードにロックするのに共振切り替えサーボループ132がサーボすることが必要になるだろう誤差を低減する。周波数ランプ発生器740が周波数ランプを完了すると、RSイネーブル信号は非アクティブにされ、累算器736は有効化される。周波数ランプ発生器がレーザ周波数をおよそfFSR1つ分だけランプするので、累算器736の出力は光ビーム101を共振状態に維持するための必要な値に既に非常に近くなっており、したがって光ビーム102を素早く共振状態に制御する。RSイネーブルが非アクティブにされると、共振切り替えサーボループ130及び132は両方とも、今や新たな共振モードにロックされた通常動作を再開する。
[0048] RSイネーブル信号のアクティブ化は、破損した回転速度測定値fΩの、図5に関して上述されたような外挿値との置き換えをトリガーするのにも利用される。一実施態様では、フィードフォワード速度プロセッサ135内の外挿器760は、(図5の522における)共振モード切り替え動作を開始するためにRSイネーブル信号がアクティブにされる直前にある有効なfΩデータ520の予め指定された区間にわたって統計的な近似曲線410を計算するアルゴリズムを実装する。RSイネーブル信号がアクティブにされていない時、置き換え機能762は、有効なfΩデータがRFOG100の出力として通過することを許容する。RSイネーブル信号がアクティブにされると、置き換え機能762は、ブロック754から到来する破損したfΩデータを破棄し、代わりに、そのデータを外挿器760によって計算された外挿見積もり後の回転速度fΩで置き換える。即ち、RSイネーブル信号がアクティブにされている限り、RFOG100の回転速度出力は外挿見積もり後の回転速度fΩに基づくだろう。
[0049] 瞬時fFSR測定アルゴリズム(756に示されている)も提供する実施態様のために、フィードフォワード速度プロセッサ135は更に、RSイネーブル信号がアクティブにされる直前にある有効なfFSR,iデータの予め指定された区間にわたって統計的な近似曲線を計算するアルゴリズムを実装した、フィードフォワード速度プロセッサ135内のオプションの第2外挿器764を含むことができる。RSイネーブル信号がアクティブにされていない時、置き換え機能766は、ブロック756からの有効なfFSR,iデータがRFOG100の出力として通過することを許容する。RSイネーブル信号がアクティブにされると、置き換え機能766は、ブロック756からの破損したfFSR,iデータを破棄し、代わりに、そのデータを外挿器764によって計算された外挿見積もり後のfFSR,iで置き換える。即ち、RSイネーブル信号がアクティブにされている限り、RFOG100のfFSR,i出力は外挿見積もり後のfFSR,iに基づくだろう。
<例示的実施態様>
[0050] 例1は、光共振器を有する共振光ファイバジャイロスコープのためのフィードフォワード回転速度処理方法であって、第1時間期間に、第1光ビームを前記光共振器の第1共振モードMにロックさせると共に第2光ビームを前記光共振器の第2共振モードMにロックさせた状態で前記共振光ファイバジャイロスコープを動作させるステップであって、前記第2光ビームは前記第1光ビームと反対の方向に前記光共振器を伝搬する、ステップと、前記第1時間期間に、前記第1光ビームの出力に基づいて第1共振周波数の測定平均と前記第2光ビームの出力に基づいて第2共振周波数の測定平均を計算するステップと、前記第1時間期間に続く第2時間期間に、前記第1光ビームを前記光共振器の前記第2共振モードMにロックさせると共に前記第2光ビームを前記光共振器の前記第1共振モードMにロックさせた状態で前記共振光ファイバジャイロスコープを動作させるステップと、前記第2時間期間に、前記第1光ビームに対する第3共振周波数の平均と前記第2光ビームに対する第4共振周波数の平均を計算するステップと、前記第1共振周波数の平均、前記第2共振周波数の平均、前記第3共振周波数の平均、及び前記第4共振周波数の平均の関数として前記第1時間期間と前記第2時間期間にわたる自由スペクトル領域の平均を計算するステップと、前記第2時間期間の後に捕らえられた前記第1光ビームの第1共振周波数測定値、前記第2時間期間の後に捕らえられた前記第2光ビームの第2共振周波数測定値、及び前記自由スペクトル領域の平均の関数に基づいて、回転速度測定の周波数値fΩのサンプル信号を発生させるステップと、を含む方法を含む。
[0051] 例2は、前記第1共振モードMと前記第2共振モードMは、自由スペクトル領域(FSR)1つ分だけ周波数が離れている、例1の方法を含む。
[0052] 例3は、前記第1時間期間と前記第2時間期間は、等しい時間長さである、例1−2のいずれかの方法を含む。
[0053] 例4は、前記自由スペクトル領域の平均は、線形状非対称勾配の誤差の計量を含む、例1−3のいずれかの方法を含む。
[0054] 例5は、第1共振切り替えサーボループによって制御される第1レーザ源を用いて前記第1光ビームを発生させるステップと、第2共振切り替えサーボループによって制御される第2レーザ源を用いて前記第2光ビームを発生させるステップと、を更に含む、例1−4のいずれかの方法を含む。
[0055] 例6は、前記自由スペクトル領域の平均に基づいて前記第1光ビームを前記第1共振モードMから前記第2共振モードMへ切り替えるために前記第1共振切り替えサーボループの出力をランプするステップと、前記自由スペクトル領域の平均に基づいて前記第2光ビームを前記第2共振モードMから前記第1共振モードMへ切り替えるために前記第2共振切り替えサーボループの出力をランプするステップと、を更に含む、例5の方法を含む。
[0056] 例7は、前記回転速度測定値fΩのサンプル信号を発生させる前記ステップは、回転速度測定値fΩ
Figure 2016212085
に等価な方程式から計算するステップを更に含み、ここで、fは前記第1光ビームに対する現在の共振周波数測定値であり、fは前記第2光ビームに対する現在の共振周波数測定値であり、(1/2)・<ΔfΔ>は前記自由スペクトル領域の平均に等しい、例1−6のいずれかの方法を含む。
[0057] 例8は、前記項(1/2)・<ΔfΔ>は、
Figure 2016212085
から計算され、ここで、<fq−2は前記第1光ビームに対する前記第1共振周波数の平均に等しく、<fq−2は前記第2光ビームに対する前記第2共振周波数の平均に等しく、<fq−1は前記第1光ビームに対する前記第3共振周波数の平均に等しく、<fq−1は前記第2光ビームに対する前記第4共振周波数の平均に等しい、例7の方法を含む。
[0058] 例9は、有効な回転速度測定周波数値fΩのサンプルデータの予め指定された区間にわたって統計的な近似曲線を計算するステップと、前記第1光ビームが共振モードM及びM間で切り替わり前記第2光ビームが共振モードM及びM間で切り替わる前記第1時間期間と前記第2時間期間の間における切り替え動作中に、前記統計的な近似曲線から外挿された回転速度データから前記回転速度測定周波数値fΩのサンプル信号を発生させるステップと、を更に含む、例1−8のいずれかの方法を含む。
[0059] 例10は、フィードフォワード回転速度処理を用いた共振光ファイバジャイロスコープシステムであって、光ファイバ共振器と、それぞれが前記光ファイバ共振器に結合された第1レーザ源及び第2レーザ源であって、前記第1レーザ源は第1光ビームを前記光ファイバ共振器の中へ送り出し、前記第2レーザ源は第2光ビームを前記第1光ビームと反対の方向に前記光ファイバ共振器の中へ送り出す、第1レーザ源及び第2レーザ源と、前記第1光ビームを第1切り替え状態の間、前記光ファイバ共振器の第1共振モードMにロックし、前記第1光ビームを第2切り替え状態の間、前記光ファイバ共振器の第2共振モードMにロックするように構成された第1共振切り替えサーボループと、前記第2光ビームを前記第1切り替え状態の間、前記第2共振モードMにロックし、前記第2光ビームを前記第2切り替え状態の間、前記第1共振モードMにロックするように構成された第2共振切り替えサーボループと、前記第1共振切り替えサーボループ及び前記第2共振切り替えサーボループに結合され、共振周波数測定値の以前の共振切り替えサイクルにわたって自由スペクトル領域の平均を計算し、前記自由スペクトル領域の平均を現在の共振周波数測定値に適用して回転速度測定の周波数値fΩのサンプル信号を出力するフィードフォワード速度プロセッサと、を備えるシステムを含む。
[0060] 例11は、前記第1共振モードMと前記第2共振モードMは、自由スペクトル領域(FSR)1つ分だけ周波数が離れている、例10のシステムを含む。
[0061] 例12は、前記自由スペクトル領域の平均は、線形状非対称勾配の誤差の計量を含む、例10−11のいずれかのシステムを含む。
[0062] 例13は、前記以前の共振切り替えサイクルは、前記第1光ビームが前記光共振器の前記第1共振モードMにロックされ前記第2光ビームが前記光共振器の前記第2共振モードMにロックされた第1時間期間と、前記第1光ビームが前記光共振器の前記第2共振モードMにロックされ前記第2光ビームが前記光共振器の前記第1共振モードMにロックされた、前記第1時間期間に続く第2時間期間とを含み、前記自由スペクトル領域の平均は前記第1時間期間と前記第2時間期間にわたって計算される、例10−12のいずれかのシステムを含む。
[0063] 例14は、前記第1時間期間と前記第2時間期間は、等しい時間長さである、例13のシステムを含む。
[0064] 例15は、前記フィードフォワード速度プロセッサは前記第1時間期間の間、前記光ファイバ共振器中を進む前記第1光ビームに基づいて第1共振周波数の平均と前記光ファイバ共振器中を進む前記第2光ビームに基づいて第2共振周波数の平均を計算し、前記フィードフォワード速度プロセッサは前記第2時間期間の間、前記光ファイバ共振器中を進む前記第1光ビームに基づいて第3共振周波数の平均と前記光ファイバ共振器中を進む前記第2光ビームに基づいて第4共振周波数の平均を計算する、例13−14のいずれかのシステムを含む。
[0065] 例16は、前記フィードフォワード速度プロセッサは、前記第1共振周波数の平均、前記第2共振周波数の平均、前記第3共振周波数の平均、及び前記第4共振周波数の平均の関数として前記第1時間期間と前記第2時間期間にわたる前記自由スペクトル領域の平均を計算する、例15のシステムを含む。
[0066] 例17は、前記フィードフォワード速度プロセッサは、有効な回転速度測定周波数値fΩのサンプルデータの予め指定された区間にわたって統計的な近似曲線を計算し、前記第1光ビームが共振モードM及びM間で切り替わり前記第2光ビームが共振モードM及びM間で切り替わる切り替え動作中に、前記統計的な近似曲線から外挿された回転速度データから前記回転速度測定周波数値fΩのサンプル信号を発生させる、例10−16のいずれかのシステムを含む。
[0067] 例18は、前記フィードフォワード速度プロセッサは、前記回転速度測定周波数値fΩのサンプルを
Figure 2016212085
に等価な方程式から計算し、ここで、fは前記第1光ビームの現在の共振周波数測定値であり、fは前記第2光ビームの現在の共振周波数測定値であり、(1/2)・<ΔfΔ>は前記自由スペクトル領域の平均に等しい、例10−17のいずれかのシステムを含む。
[0068] 例19は、前記第1共振切り替えサーボループは、前記フィードフォワード速度プロセッサから前記自由スペクトル領域の平均を受け取る第1周波数切り替えランプ発生器を備え、前記第1周波数切り替えランプ発生器は、前記自由スペクトル領域の平均に基づいて、前記第1光ビームを前記第1共振モードMから前記第2共振モードMへ切り替えるために前記第1共振切り替えサーボループの出力をランプする、例10−18のいずれかのシステムを含む。
[0069] 例20は、前記第2共振切り替えサーボループは、前記フィードフォワード速度プロセッサから前記自由スペクトル領域の平均を受け取る第2周波数切り替えランプ発生器を備え、前記第2周波数切り替えランプ発生器は、前記自由スペクトル領域の平均に基づいて、前記第1光ビームを前記第2共振モードMから前記第1共振モードMへ切り替えるために前記第2共振切り替えサーボループの出力をランプする、例19のシステムを含む。
[0070] 様々な代替的実施態様において、(例えば共振器切り替えサーボループ若しくはフィードフォワード速度プロセッサ、又はそれらのサブパーツなど)この開示の全体を通じて説明されたシステム要素、方法のステップ、又は例は、それらの要素、処理、又は例を実現するための、非一時的データ記憶装置に格納されたコードを実行するプロセッサを備える1又は複数のコンピュータシステム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは類似のデバイス上に実装されることができる。したがって、本開示の他の実施態様は、そのようなコンピュータシステムによって実装された時にそれらが本明細書で説明された実施態様を実現することを可能にする、コンピュータ可読媒体上に存在するプログラム命令を備えた要素を含むことができる。本明細書で用いられる際、「コンピュータ可読媒体」という用語は、非一時的な物理的形態を有する有形のメモリ記憶装置を意味する。そのような非一時的な物理的形態は、限定ではないが、パンチカード、磁気ディスク若しくはテープ、任意の光学式データ記憶システム、フラッシュリードオンリメモリ(ROM)、不揮発性ROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(E−PROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又は、物理的で有形の形態を有した任意の他の形態の永続的、半永続的、若しくは一時的なメモリ記憶システム又は装置などの、コンピュータメモリ装置を含むことができる。プログラム命令は、コンピュータシステムのプロセッサによって実行されるコンピュータ実行可能命令、及び超高速集積回路(VHSIC)ハードウェア記述言語(VHDL)などのハードウェア記述言語を含むが、これらに限定されない。
[0071] 本明細書において特定の実施態様が例示され説明されてきたけれども、それと同じ目的を達成するように意図されたあらゆる改変が、示された当該特定の実施態様に取って代わることができる、ということが当業者によって理解されるだろう。この出願は、本発明のあらゆる翻案又は変形を網羅するように意図される。したがって、この発明は、クレーム及びその均等物によってのみ限定される、ということが明白に意図される。

Claims (3)

  1. 光共振器(120)を有する共振光ファイバジャイロスコープ(100)のためのフィードフォワード回転速度処理方法であって、
    第1時間期間に、第1光ビーム(101)を前記光共振器(120)の第1共振モードMにロックさせると共に第2光ビーム(102)を前記光共振器(120)の第2共振モードMにロックさせた状態で前記共振光ファイバジャイロスコープ(100)を動作させるステップであって、前記第2光ビーム(102)は前記第1光ビーム(101)と反対の方向に前記光共振器(120)を伝搬する、ステップと、
    前記第1時間期間に、前記第1光ビーム(101)の出力に基づいて第1共振周波数の測定平均と前記第2光ビーム(102)の出力に基づいて第2共振周波数の測定平均を計算するステップと、
    前記第1時間期間に続く第2時間期間に、前記第1光ビーム(101)を前記光共振器(120)の前記第2共振モードMにロックさせると共に前記第2光ビーム(102)を前記光共振器(120)の前記第1共振モードMにロックさせた状態で前記共振光ファイバジャイロスコープ(100)を動作させるステップと、
    前記第2時間期間に、前記第1光ビーム(101)に対する第3共振周波数の平均と前記第2光ビーム(102)に対する第4共振周波数の平均を計算するステップと、
    前記第1共振周波数の平均、前記第2共振周波数の平均、前記第3共振周波数の平均、及び前記第4共振周波数の平均の関数として前記第1時間期間と前記第2時間期間にわたる自由スペクトル領域の平均を計算するステップと、
    前記第2時間期間の後に捕らえられた前記第1光ビーム(101)の第1共振周波数測定値、前記第2時間期間の後に捕らえられた前記第2光ビーム(102)の第2共振周波数測定値、及び前記自由スペクトル領域の平均の関数に基づいて、回転速度測定の周波数値fΩのサンプル信号を発生させるステップと、
    を含む方法。
  2. 第1共振切り替えサーボループ(130)によって制御される第1レーザ源(110)を用いて前記第1光ビーム(101)を発生させるステップと、
    第2共振切り替えサーボループ(132)によって制御される第2レーザ源(112)を用いて前記第2光ビーム(102)を発生させるステップと、
    前記自由スペクトル領域の平均に基づいて前記第1光ビーム(101)を前記第1共振モードMから前記第2共振モードMへ切り替えるために前記第1共振切り替えサーボループ(130)の出力をランプするステップと、
    前記自由スペクトル領域の平均に基づいて前記第2光ビーム(102)を前記第2共振モードMから前記第1共振モードMへ切り替えるために前記第2共振切り替えサーボループ(132)の出力をランプするステップと、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. フィードフォワード回転速度処理を用いた共振光ファイバジャイロスコープ(100)システムであって、
    光ファイバ共振器(120)と、
    それぞれが前記光ファイバ共振器(120)に結合された第1レーザ源(110)及び第2レーザ源(112)であって、前記第1レーザ源(110)は第1光ビーム(101)を前記光ファイバ共振器(120)の中へ送り出し、前記第2レーザ源(112)は第2光ビーム(102)を前記第1光ビーム(101)と反対の方向に前記光ファイバ共振器(120)の中へ送り出す、第1レーザ源(110)及び第2レーザ源(112)と、
    前記第1光ビーム(101)を第1切り替え状態の間、前記光ファイバ共振器(120)の第1共振モードMにロックし、前記第1光ビーム(101)を第2切り替え状態の間、前記光ファイバ共振器(120)の第2共振モードMにロックするように構成された第1共振切り替えサーボループ(130)と、
    前記第2光ビーム(102)を前記第1切り替え状態の間、前記第2共振モードMにロックし、前記第2光ビーム(102)を前記第2切り替え状態の間、前記第1共振モードMにロックするように構成された第2共振切り替えサーボループ(132)と、
    前記第1共振切り替えサーボループ(130)及び前記第2共振切り替えサーボループ(132)に結合され、共振周波数測定値の以前の共振切り替えサイクルにわたって自由スペクトル領域の平均を計算し、前記自由スペクトル領域の平均を現在の共振周波数測定値に適用して回転速度測定の周波数値fΩのサンプル信号を出力するフィードフォワード速度プロセッサ(135)と、
    を備え、
    前記第1共振切り替えサーボループ(130)は、前記フィードフォワード速度プロセッサ(135)から前記自由スペクトル領域の平均を受け取る第1周波数切り替えランプ発生器(720)を備え、
    前記第1周波数切り替えランプ発生器(720)は、前記自由スペクトル領域の平均に基づいて、前記第1光ビーム(101)を前記第1共振モードMから前記第2共振モードMへ切り替えるために前記第1共振切り替えサーボループ(130)の出力をランプし、
    前記第2共振切り替えサーボループ(132)は、前記フィードフォワード速度プロセッサ(135)から前記自由スペクトル領域の平均を受け取る第2周波数切り替えランプ発生器(740)を備え、
    前記第2周波数切り替えランプ発生器(740)は、前記自由スペクトル領域の平均に基づいて、前記第1光ビーム(101)を前記第2共振モードMから前記第1共振モードMへ切り替えるために前記第2共振切り替えサーボループ(132)の出力をランプする、
    システム。
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